JP2014079139A - 直流給電システム、および電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気機器に内蔵された蓄電池の電力をより効率よく利用することが可能な直流給電システムを提供する。
【解決手段】直流給電システムは、蓄電部を有する複数の電気機器と通信可能に構成されており、各電気機器の蓄電部の電力を制御するコントローラと、直流電力を各電気機器に伝達する直流バスとを含む。直流給電システムは、直流バスに電力を供給する電源装置を接続可能に構成されている。コントローラは、各電気機器から蓄電部の電池残量を取得する取得部と、取得部の取得結果に基づいて、各電気機器に対して、蓄電部と直流バスとの間の接続を制御するための制御信号を送信する制御部とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流給電システム、および電気機器に関し、特に、直流給電システムにおいて、直流バスに接続された電気機器に内蔵された蓄電池の電力を制御するための技術に関する。
従来、一般家庭などに対する給電は、商用電力による交流給電が主体となっている。また、太陽電池や燃料電池のような分散電源装置あるいは、リチウムイオン二次電池のような蓄電装置を利用する場合には、得られた直流電力を直流−交流電力変換器により交流電力に変換した後、商用電力の交流給電系統に供給している。このような交流給電システムにおいて、電力を安定的に供給するための技術が提案されている。
例えば、特開2011−4461号公報(特許文献1)には、電力供給システムが開示されている。電力供給システムは、分電盤を介して商用電源からの電力が供給され、当該商用電源からの交番電流の未到達を検出する電源制御手段と、分電盤に対して並列回路を介して複数接続されると共に、商用電源からの交番電流を直流電流に変換して、内蔵する二次電池に充電し、電源制御手段の検出結果に基づき、二次電池に蓄電した電荷を並列回路を介して放電するコンセントとを含む。
一方で、近年では、オーディオ機器、テレビ、パソコン等の直流負荷(電気機器)が家庭内に普及してきている。得られた直流電力をこのような電気機器に給電を行う際には、交流配電システムでは、直流発電により得られた直流電力を交流電力へ変換し、さらに、その交流電力を電気機器において直流電力に変換して使用する。したがって、直流−交流変換および交流−直流変換が行なわれることから、変換のたびに電力損失が生じる。そこで、直流発電装置から直流負荷へ給電するシステムとして、直流電力から交流電力への変換を行わずに、直流電力をそのまま直流負荷へ給電する直流給電システムが知られている。
特開2011−4461号公報
上記の特許文献1の技術は、上述のように交流給電システムを想定したものであり、コンセント部分に二次電池を内蔵し、系統電力の停電を検知すると、各コンセントの蓄電池に充電しておいた電力を、各インバータおよび分電盤を介して放電する。各コンセントに内蔵された蓄電池は、停電時に当該コンセントに接続された電気機器に電力を供給するものであり、蓄電池の電力を外部(例えば、他の電気機器)に対して供給することはできない。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、直流給電システムにおいて、電気機器に内蔵された蓄電池の電力をより効率よく利用することが可能な直流給電システムおよび電気機器を提供することを目的とする。
ある実施の形態に従う直流給電システムは、蓄電部を有する複数の電気機器と通信可能に構成されており、各電気機器の蓄電部の電力を制御するコントローラと、直流電力を各電気機器に伝達する直流バスとを含む。直流給電システムは、直流バスに電力を供給する電源装置を接続可能に構成されている。コントローラは、各電気機器から蓄電部の電池残量を取得する取得部と、取得部の取得結果に基づいて、各電気機器に対して、蓄電部と直流バスとの間の接続を制御するための制御信号を送信する制御部とを含む。
好ましくは、制御部は、複数の電気機器のうち1つの電気機器に対して、蓄電部と直流バスとを接続させる制御信号を送信し、1つの電気機器以外の残余の電気機器に対して、蓄電部と直流バスとを遮断させる制御信号を送信する。
好ましくは、コントローラは、電源装置と通信可能に構成されている。制御部は、取得部の取得結果に基づいて、電源装置に対して、直流バスに供給される直流電力を制御するための制御信号を送信する。
好ましくは、制御部は、直流バスから蓄電部への充電時には、電池残量に対応する蓄電部の直流電圧よりも、電源装置が直流バスに出力する直流電圧が大きくなるように、電源装置に対して制御信号を送信し、蓄電部から直流バスへの放電時には、蓄電部の直流電圧よりも、電源装置が直流バスに出力する直流電圧が小さくなるように、電源装置に対して制御信号を送信する。
好ましくは、各電気機器は、制御信号に基づいて、蓄電部と直流バスとの間を接続/遮断する接続遮断部を含む。
好ましくは、各電気機器は、蓄電部の異常を検知する検知部をさらに含む。各電気機器は、検知部により蓄電部の異常が検知されたときには、接続遮断部は、蓄電部と直流バスとの間の接続を遮断する。
別の実施の形態に従う直流給電システムは、蓄電部を有する複数の電気機器と、各電気機器と通信可能に構成され、各電気機器に対する電力供給を制御するコントローラと、直流電力を各電気機器に伝達する直流バスとを含む。直流給電システムは、直流バスに電力を供給する電源装置を接続可能に構成されている。コントローラは、各電気機器から蓄電部の電池残量を取得する取得部と、取得部の取得結果に基づいて、各電気機器に対して、蓄電部と直流バスとの間の接続を制御するための制御信号を送信する制御部とを含む。
さらに別の実施の形態に従う直流給電システムは、蓄電部を有する複数の電気機器と通信可能に構成されており、各電気機器への電力を制御するコントローラと、直流電力を各電気機器に伝達する直流バスとを含む。直流給電システムは、直流バスに電力を供給する電源装置を接続可能に構成されている。コントローラは、各電気機器から蓄電部の電池残量を取得する取得部と、取得部の取得結果に基づいて、各電気機器に対して、蓄電部と直流バスとの間の電圧を制御するための制御信号を送信する制御部とを含む。各電気機器は、制御信号に基づいて、蓄電部と直流バスとの間で双方向に電圧を変換する電圧変換装置を含む。
好ましくは、制御部は、予め定められた条件に基づいて、直流バスとの間で充放電を行なう少なくとも1つの蓄電部を選定し、選定された蓄電部と直流バスとの間の電圧を制御する制御信号を対応する電気機器に送信する。
好ましくは、制御部は、直流バスから蓄電部への充電時には、電圧変換装置から蓄電部に出力される直流電圧が蓄電部の直流電圧よりも大きくなるように、電圧変換装置に制御信号を送信し、蓄電部から直流バスへの放電時には、電圧変換装置から直流バスに出力される直流電圧が直流バスの直流電圧よりも大きくなるように、電圧変換装置に制御信号を送信する。
好ましくは、制御部は、複数の蓄電部から直流バスへの放電時には、放電対象の各蓄電部に対応する電圧変換装置から直流バスに出力される直流電圧が互いに等しくなるように、当該電圧変換装置に制御信号を送信する。
好ましくは、電源装置は、前記直流バスおよび電力系統の間で電力を双方向に変換する電力変換装置である。コントローラは、前記電力変換装置と通信可能に構成されている。前記制御部は、予め定められた条件に基づいて、前記直流バスに対して電力を放電する少なくとも1つの前記蓄電部を選定し、前記直流バスを介して前記選定された蓄電部から供給された電力を前記電力系統に逆潮流するように、前記電力変換装置に制御信号を送信する。
さらに別の実施の形態に従うと、直流電力を伝達する直流バスに電気的に接続可能に構成された電気機器が提供される。電気機器は、蓄電部と、蓄電部の電力を制御するコントローラと通信する通信部と、コントローラからの制御信号に基づいて、蓄電部と直流バスとの間を接続/遮断する接続遮断部とを含む。
以上より、ある局面では、直流給電システムにおいて、電気機器に内蔵された蓄電池の電力をより効率よく利用することが可能となる。
実施の形態1に従う電力システムの全体構成を概略的に示す図である。 実施の形態1に従う電気機器の本体部の構成の具体例を示すブロック図である。 実施の形態1に従う蓄電池の電池残量−電圧曲線の一例を示す図である。 実施の形態1に従う直流給電システムに含まれるホームコントローラのハードウェア構成を示す模式図である。 実施の形態1に従うホームコントローラの機能ブロック図である。 図1におけるAC/DC変換器の概略構成図である。 実施の形態1に従う電力システムにおいて、蓄電池から直流バスに電力が放電される際の動作を説明するための図である。 実施の形態1に従うホームコントローラが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例に従う電気機器の構成を示す図である。 実施の形態2に従う電力システムの全体構成を概略的に示す図である。 実施の形態2に従うホームコントローラの機能ブロック図である。 実施の形態2に従う電力システムにおいて、蓄電池から直流バスに電力が放電される際の動作を説明するための図である。 本実施の形態に従うホームコントローラが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 双方向DC/AC変換器の概略構成図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[1.実施の形態1]
<A.システムの構成>
図1は、実施の形態1に従う電力システム1000の全体構成を概略的に示す図である。電力システム1000は、たとえばHEMS(Home Energy Management System)によって実現される。
図1を参照して、電力システム1000は、電力を消費する電気機器として複数の家電機器を含む。家電機器は、家屋内に設置されるエアコン(空気調和機)、冷蔵庫、照明器具、およびテレビが想定される。なお、家電機器は、これらに限られるものではない。電力システム1000は、これら機器に相当する電気機器30A、30B、30C、30D(以下、「電気機器30」とも総称する。)を含む。
さらに、電力システム1000は、直流給電システム1100と、電力系統90とを含む。
直流給電システム1100は、ある局面では、電気機器30に対して電力系統90から供給される電力を制御するシステムを構成する。直流給電システム1100は、直流バス60に直流電力を供給する電源装置として、電力系統90からの交流電力を変換して直流電力を直流バス60に供給するAC/DC変換器40を含む。なお、直流給電システム1100は、図示しない接続部によりAC/DC変換器40を直流バス60に接続可能に構成されている。
直流給電システム1100に含まれるホームコントローラ10は、電気機器30と、有線または無線のネットワーク70で接続され、互いに通信を行なう。ホームコントローラ10は、電気機器30から内蔵された蓄電池350の電池残量を取得して、当該電池残量に基づいて、蓄電池350の電力を制御する所定の処理を実行する。
電力系統90は、代表的には、単相3線式の商用交流電力系統である。単相3線式の商用交流電力系統は、中性線が抵抗を介して接地されており、中性線以外の2線(R相線RLおよびT相線TL)を使用してAC200Vを供給する。
なお、電力システム1000は、電力系統90と直流給電システム1100に含まれるAC/DC変換器40とを接続する図示しない分電盤を含んでいてもよい。
以下、電力システム1000に含まれる電気機器30および直流給電システム1100の構成についてさらに説明する。
<B.電気機器の構成>
図1を参照して、電気機器30は、本体部300と、蓄電池350と、スイッチ360とを含む。本体部300は、電気機器30A〜30Dにおける本体部300A〜300Dの総称である。同様に、蓄電池350は、蓄電池350A〜350Dの総称であり、スイッチ360は、スイッチ360A〜360Dの総称である。なお、電気機器30は、直流電力を伝達する直流バス60に電気的に接続可能に構成されている。
本体部300は、外部から供給された直流電力によって駆動され、電源電圧に基づいて所定の動作を行なう。例えば、電気機器30がテレビ(電気機器30D)である場合にはディスプレイ等に映像を出力する。本体部300は、後述する直流バス60に接続されており、直流バス60からの直流電力が供給される。また、本体部300は、蓄電池350とも接続されており、蓄電池350からの直流電力が供給される。
図2は、実施の形態1に従う電気機器30の本体部300の構成の具体例を示すブロック図である。
図2を参照して、本体部300は、ユーザからの操作入力を受け付ける入力部301と、記憶部302と、通信部303と、電気機器30の動作を全体的に制御する制御部304と、電気機器30として機能するための図示しない機構を駆動させるための機構である駆動部305と、選択回路306と、管理部307と、電源回路308とを含む。
入力部301は、電気機器30がエアコン、テレビである場合、スイッチなどが相当する。
記憶部302は、制御部304によって実行されるプログラム、および、当該プログラムの実行に必要なデータ等、種々のデータを記憶する。典型的には、記憶部302は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などから構成される。
通信部303は、直流給電システム1100に含まれるホームコントローラ10と通信するための通信インターフェイスなどに相当する。通信方式としては、PLC(Power Line Communications)による有線通信であってもよいし、無線LAN(Local Area Network)による無線通信であってもよい。より具体的には、電気機器30は、通信部303を介してネットワーク70に接続することで、ホームコントローラ10と通信可能に構成される。
制御部304は、図示しないCPU(Central Processing Unit)などを含む。制御部304は、入力部301からの操作信号に従って、記憶部302に記憶されているプログラムを実行することによって駆動部305に制御信号を出力し、図示しない機構を駆動させる。また、本体部300では、通信部303を介して入力された情報が制御部304へと送られる。制御部304は、当該情報に基づいて、駆動部305による駆動動作を制御してもよい。
電気機器30における駆動対象の機構は、たとえば、電気機器30がエアコンである場合には送風機構や加熱機構であり、電気機器30が冷蔵庫である場合には庫内を冷やす冷蔵機構であり、電気機器30が照明器具である場合には照明機構であり、電気機器30がテレビである場合には液晶表示装置等の制御を含む映像出力機構である。
選択回路306は、制御部304の指示によって、直流バス60から供給される電力、または蓄電池350から供給される電力のどちらかを選択して、電源回路308に供給する。電源回路308は、供給された電力から、本体部300の各部に必要な電力の供給を行う。例えば、選択回路306は、蓄電池350の残量が少ない状態であれば、制御部304の指示によって、直流バス60から供給される電力を選択する。あるいは、選択回路306は、停電時など電力系統90からの電力が供給されない状態である場合には、蓄電池350から供給される電力を選択する。選択回路306は、電力需要のピーク時間帯になった場合に、蓄電池350から供給される電力を選択してもよい。
管理部307は、蓄電池350の電池残量を管理する。また、管理部307は、電源回路308に接続され、本体部300で消費される電力を検出する。管理部307は、記憶部302に蓄電池350の電力残量や検出された電力消費量を記憶する。また、管理部307は、当該電気機器30を特定する情報も記憶部302に記憶する。電気機器30を特定する情報としては、たとえば「エアコン」や「冷蔵庫」であることを特定する情報であってもよいし、製造番号等であってもよい。これらは予め出荷時に記憶されているものであってもよいし、その後に入力されて記憶されるものであってもよい。
管理部307は、電池残量を示す情報に電気機器30を特定する情報を関連付けて通信部303に出力し、ホームコントローラ10に送信させる。送信のタイミングは、いわゆるプッシュ型と言われる、予め規定された時間間隔や電源が投入されてから予め規定された時間後などの電気機器30側で規定したタイミングであってもよいし、いわゆるプル型と言われる、ホームコントローラ10から要求を受けてそのタイミングであってもよい。また、管理部307は、電池残量を示す情報および電力消費量を示す情報と電気機器30を特定する情報とを関連付けて通信部303に渡し、ホームコントローラ10に送信させてもよい。
管理部307は、駆動部305に接続された回路等のハードウェア構成であってもよいし、制御部304のCPUがプログラムを実行することによってCPUの実現する機能、すなわち、ソフトウェア構成であってもよい。
再び図1を参照して、蓄電池350は、充放電可能な電力貯蔵要素であり、代表的にリチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池で構成される。蓄電池350は、例えば、複数の電池セルを直列接続して構成される。
図3は、実施の形態1に従う蓄電池350の電池残量−電圧曲線の一例を示す図である。図3において、横軸は蓄電池350の電池残量(SOC:State of Charge)(%)、縦軸は蓄電池350の電圧(V)を表しており、蓄電池350の電池残量と直流電圧との対応関係が示されている。なお、SOCは、満充電容量に対する現在の残容量を百分率(0〜100%)で示したものである。
図3を参照して、蓄電池350は、空状態(SOCが0%)のときにVとなり、SOCが20%のときにVとなり、SOCが50%のときにVとなり、SOCが80%のときにVとなり、満充電状態のときにVとなることを示している。なお、図2に示した電池残量−電圧曲線は、各蓄電池350で異なるものであってもよい。
再び図1を参照して、スイッチ360は、ホームコントローラ10からの指示に従って、蓄電池350および直流バス60の間を接続したり、遮断したりする。より具体的には、スイッチ360は、ホームコントローラ10から送信された制御信号を受信し、当該制御信号に基づいて蓄電池350および直流バス60の間を接続/遮断する。典型的には、スイッチ360は、本体部300に含まれる通信部303を介して当該制御信号を受信する。ただし、スイッチ360は、当該制御信号を直接受信するための通信手段を含んでいてもよい。
<C.直流給電システムの構成>
(c1.全体構成)
再び図1を参照して、直流給電システム1100は、ホームコントローラ10と、AC/DC変換器40と、接続端子50A〜50D(以下「接続端子50」とも総称する。)と、直流バス60と、ネットワーク70とを含む。
ホームコントローラ10は、有線または無線のネットワーク70を介して、電気機器30およびAC/DC変換器40と互いに通信可能に構成されている。ホームコントローラ10は、電気機器30に含まれる蓄電池350の電力の充放電を制御する。
ホームコントローラ10は、各電気機器30から対応する蓄電池350の電池残量情報を取得する。ホームコントローラ10は、メモリに予め格納された蓄電池350の電池残量と電圧との関係を示す情報(例えば、上記の図3に示す電池容量−電圧曲線データ)を参照することで、蓄電池350の電圧を計算することができる。
また、ホームコントローラ10は、各電気機器30に対して、対応するスイッチ360を制御するための制御信号を送信して、蓄電池350および直流バス60の間の(電気的な)接続を制御する。ホームコントローラ10の構成の詳細は、後述する。
AC/DC変換器40は、直流バス60と電力系統90との間に接続される。AC/DC変換器40は、電力系統90から受ける交流電力を直流電力に変換して直流バス60に供給する。AC/DC変換器40は、ホームコントローラ10の指示に従って、直流バス60の電圧が所定の電圧値になるように制御する。AC/DC変換器40の構成の詳細は、後述する。
接続端子50は、電気機器30を直流バス60に電気的に接続させるための接続部(例えば、コンセント)を構成する。接続端子50に電気機器30が連結されることによって、直流バス60からの電力が電気機器30に供給される。図1の例では、電気機器30A、30B,30Cは、それぞれ接続端子50A、50B、50Cを介して直流バス60に接続されており、電気機器30Dは、直流バス60に接続されていないことを示している。例えば、電気機器30Dは、直流電力を供給するコンセントに接続されていない場合である。なお、ホームコントローラ10は、接続端子50を制御して直流バス60と電気機器30との間の接続を制御してもよい。
直流バス60は、AC/DC変換器40から供給される直流電力を伝達するための電力線である。直流バス60は、電力線対である正母線PLおよび負母線NLで構成される。
ネットワーク70は、任意のものを利用することができるが、有線のネットワークであれば、例えば、イーサネット(登録商標)、PLC(Power Line Communications)などを用いることができる。また、ネットワーク70は、無線のネットワークであれば、例えば、IEEE802.11規格に準拠する無線LAN、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信方式などを用いることができる。さらに、複数の通信方式を組み合わせてもよい。
(c2.ホームコントローラの構成)
図4は、実施の形態1に従う直流給電システム1100に含まれるホームコントローラ10のハードウェア構成を示す模式図である。
図4を参照して、ホームコントローラ10は、CPU101と、ディスプレイ103およびタブレット104を含むタッチパネル102と、操作ボタン105と、通信インターフェイス106と、出力インターフェイス107と、入力インターフェイス108と、メモリ110と、スピーカ111とを含む。
CPU101は、ホームコントローラ10における全体処理を司る処理主体であり、メモリ110などに予め格納されたプログラムを実行することで、後述するような各種機能を提供する。CPU101は、タブレット104または操作ボタン105を入力されたユーザ操作に応答して、当該ユーザ操作によって指示された処理を実行する。
タッチパネル102は、ユーザインターフェイスを提供する装置であり、CPU101からの命令に従って各種情報をユーザに提示するとともに、ユーザから入力された指示をCPU101へ出力する。より具体的には、ディスプレイ103は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどからなり、その表示面に画像を表示する。タブレット104は、ユーザの指などによるタッチ操作を検出して、そのタッチ操作がなされた位置を示す座標値などをCPU101へ出力する。ディスプレイ103の表示面に対応付けてタブレット104が設けられている。但し、ホームコントローラ10は、必ずしもタッチパネルを含む必要はなく、ユーザに対して、各種情報を提示できればよい。
操作ボタン105は、ユーザ操作を受け付けるための入力手段であり、典型的には、ホームコントローラ10の表面に1つまたは複数が配置される。典型的には、操作ボタン105は、決定ボタン、戻りボタン、方向ボタン、テンキーなどの複数のボタンやキーを含む。操作ボタン105は、ユーザ操作を受け付けると、そのユーザ操作を示す情報をCPU101へ出力する。
通信インターフェイス106は、CPU101からの命令に従って、電気機器30およびAC/DC変換器40などとの間でデータ通信を行なう。より具体的には、通信インターフェイス106は、イーサネット(登録商標)、PLC、無線LAN、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信方式などを利用する。
出力インターフェイス107は、CPU101とディスプレイ103との間の内部コマンドの遣り取りを仲介する。入力インターフェイス108は、タブレット104および/または操作ボタン105とCPU101との間の内部コマンドの遣り取りを仲介する。
メモリ110は、RAM、ROM、ハードディスクなどによって実現される。メモリ110は、CPU101によって実行されるプログラム、データなどを記憶する。
スピーカ111は、音声デバイスであり、CPU101からの命令に従って音声を出力する。時計112は、計時手段であり、CPU101からの命令に従って、現在の日付や時刻をCPU101へ応答する。
なお、メモリ110は、通信インターフェイスを介して接続される記憶媒体を用いて実現してもよい。このような記憶媒体としては、フラッシュメモリ、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、IC(Integrated Circuit)カードなどの半導体記憶媒体、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disk-Read Only Memory)などの光学ディスク記憶媒体、MO(Magnetic Optical Disc)やMD(Mini Disc)などの光磁気ディスク記憶媒体、FD(Flexible Disk)、磁気テープ、カセットテープなどの磁気記憶媒体を用いることができる。
ホームコントローラ10における情報処理は、CPU101が周辺のハードウェアコンポーネントと連係してプログラムを実行することで実現される。一般的には、このようなプログラムは、メモリ110などに予めインストールされる。
このようなプログラムは、任意の記憶媒体に格納されて流通することで提供されうる。あるいは、このようなプログラムは、インターネットなどに接続されているサーバ装置(または、他の装置)からのダウンロードによって提供されうる。すなわち、記憶媒体から格納されているプログラムが読み出されて、または、サーバ装置からダウンロードによりプログラムが取得されて、メモリ110などに一旦格納される。そして、CPU101は、メモリ110に格納されたプログラムを実行可能な形式に展開した上で、当該プログラムを実行する。このようなプログラムを格納する記憶媒体としては、フラッシュメモリ、マスクROM、EPROM、EEPROM、ICカードなどの半導体記憶媒体、CD−ROMやDVD−ROMなどの光学ディスク記憶媒体、MOやMDなどの光磁気ディスク記憶媒体、FD、磁気テープ、カセットテープなどの磁気記憶媒体を用いることができる。
さらに、メモリ110などに予めプログラムをインストールするのではなく、別のシステムまたは装置に格納されているプログラムをCPU101が読み出して実行するようにしてもよい。
さらに、記憶媒体などから読み出されたプログラムが、コンピュータに装着された機能拡張ボードや機能拡張ユニットに搭載されるメモリなどに書き込まれた後、当該プログラムに従って、当該機能拡張ボードや機能拡張ユニットに搭載される演算部(CPUなど)が必要な処理の全部または一部を行なうことで、本実施の形態に従う機能を実現するようにしてもよい。
さらに、CPU101がプログラムを実行することにより本実施の形態に従うすべての機能を実現するだけでなく、プログラムに従って、コンピュータ上で実行されているOS(オペレーティングシステム)などが必要な処理の全部または一部を行なうことで、本実施の形態に従う機能を実現するようにしてもよい。
上述のようなソフトウェアによって本実施の形態に従う機能を実現する場合には、記憶媒体などから読み出されたプログラム自体、または、当該プログラムを格納した記憶媒体が本発明の一形態を構成することになる。
なお、プログラムは、CPU101により直接的に実行可能なプログラムだけではなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、および暗号化されたプログラムを含む。
図5は、実施の形態1に従うホームコントローラ10の機能ブロック図である。
図5を参照して、ホームコントローラ10は、その主たる機能構成として、取得部150と、制御部152と、入力部156とを含む。これらは、基本的には、ホームコントローラ10のCPU101がメモリ110に格納されたプログラムを実行し、ホームコントローラ10の構成要素へ指令を与えることなどによって実現される。すなわち、CPU101はホームコントローラ10の動作全体を制御する制御部としての機能を有する。また、ホームコントローラ10は、メモリ110によって実現される機能構成である記憶部154を含む。なお、これらの機能構成の一部または全部は、ハードウェアで実現されていてもよい。
取得部150は、各電気機器30から対応する電力情報(蓄電池350の電池残量情報、本体部300の電力消費量など)を取得する。より具体的には、取得部150は、通信インターフェイス106を介して電気機器30A〜30Dから、それぞれ本体部300A〜300Dの電力消費量、および蓄電池350A〜350Dの電池残量情報を取得する。取得部150は、取得した電力情報を記憶部154に記憶するとともに、制御部152に当該情報を出力する。
制御部152は、ある局面では、取得部150で取得された各電気機器30の電力情報に基づいて、各電気機器30に対して、蓄電池350と直流バス60との間の接続を制御するための制御信号を送信する。
より具体的には、制御部152は、取得された各電気機器30の電力情報に基づいて、予め定められた設定に従って、直流バス60との間で電力の充放電を行なう蓄電池350を1つだけ選定する。換言すると、制御部152は、直流バス60からの電力を充電する、または直流バス60に電力を放電する蓄電池350を1つ選定する。制御部152は、電気機器30を充電対象とするのか放電対象とするのかは、例えば、入力部156を介したユーザからの指示に従って決定する。例えば、記憶部154に記憶された設定情報として、充電対象の蓄電池350を選定する場合には電池残量が最も少ない蓄電池350から充電するように設定され、放電対象の蓄電池350を選定する場合には電池残量が最も多い蓄電池から放電するように設定されている場合を想定する。この場合には、制御部152は、当該設定情報に従って、充電対象の蓄電池350としては電池残量が最も少ない蓄電池を選定し、放電対象の蓄電池350としては最も電池残量が多い蓄電池を選定する。あるいは、設定情報として、一定時間後の電池残量に基づいて、蓄電池350を選定するように設定されている場合には、制御部152は、取得された現在の電池残量および電力消費量に基づき、予測される一定時間後の電池残量に基づいて蓄電池350を選定する。例えば、設定情報には、充電対象の蓄電池350を選定する場合には一定時間後の電池残量が最も少ない蓄電池を選定するように設定され、放電対象の蓄電池350を選定する場合には一定時間後の電池残量が最も多い蓄電池を選定するように設定されている。ただし、制御部152は、入力部156を介したユーザからの指示に基づいて、充放電を行なう蓄電池350を選定する場合であってもよい。
そして、制御部152は、例えば、直流バス60との間で電力の充放電を行なう蓄電池350として蓄電池350Aを選定した場合には、電気機器30Aに対応するスイッチ360Aに対して、蓄電池350Aと直流バス60とを接続させる制御信号を送信する。同時に、制御部152は、電気機器30A以外の残余の電気機器30(電気機器30B、30C、30D)のスイッチ360(スイッチ360B、360C、360D)に対して、蓄電池350(蓄電池350B、350C、350D)と直流バス60との接続を遮断させる制御信号を送信する。すなわち、制御部152は、複数の電気機器30のうち直流バス60との間で充放電を行なう1つの蓄電池350と直流バス60とを接続させ、残余の蓄電池350と直流バス60との接続を遮断させる。このような制御を実行する理由は、複数の蓄電池350を同時に直流バス60に接続すると、各蓄電池350の電池残量のバラつきにより蓄電池間で大電流が流れてしまうおそれがあるためである。
また、制御部152は、別の局面では、取得部150から取得された電池残量に基づいて、AC/DC変換器40に対して、電力系統90からの交流電力が変換されて直流バス60に供給される直流電力を制御するための制御信号を送信する。
より具体的には、制御部152は、記憶部154に予め記憶された蓄電池350の電池残量と電圧との関係を示すデータを参照して、直流バス60との間で電力の充放電を行なう(選定された)蓄電池350の(直流)電圧を計算する。そして、制御部152は、直流バス60から選定された蓄電池350への充電時には、当該蓄電池350の直流電圧よりも、AC/DC変換器40が直流バス60に出力する直流電圧が大きくなるように、AC/DC変換器40に対して制御信号を送信する。また、制御部152は、当該蓄電池350から直流バス60への放電時には、当該蓄電池350の直流電圧よりも、AC/DC変換器40が直流バス60に出力する直流電圧が小さくなるように、AC/DC変換器40に制御信号を送信する。
(c3.AC/DC変換器の構成)
再び図1を参照して、AC/DC変換器40は、電力系統90から受ける交流電力を直流電力に変換して直流バス60へ供給する。図6は、図1におけるAC/DC変換器40の概略構成図である。
図6を参照して、AC/DC変換器40は、整流部402と、昇圧回路400と、制御部404と、直流電圧検出部406とを含む。
整流部402は、正母線PLおよび負母線SLの間に直列接続されたダイオードD1およびD2と、正母線PLおよび負母線SLの間に直列接続されたダイオードD3およびD4とを含む。整流部402は、ダイオードD1およびD2の接続点およびダイオードD3およびD4の接続点の間に電力系統90からの交流電力を受け、この交流電力を直流電力に整流する。
昇圧回路400は、制御部404からの駆動信号DRV1に応じて、整流部402からの直流電力を昇圧する。昇圧回路400は、整流部402の出力端子間に直列接続されたインダクタL1およびスイッチング素子であるトランジスタQ1、ダイオードD5、D6およびインダクタL1からなる昇圧チョッパ回路と、平滑コンデンサC1とを含む。
平滑コンデンサC1は、正母線PLと負母線SLとの間に接続され、正母線PLおよび負母線SLの間の直流電圧に含まれる交流成分を低減する。なお、トランジスタQ1として、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができる。または、パワーMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)等の電力スイッチング素子を用いてもよい。
以下、昇圧回路400の昇圧動作について説明する。昇圧動作時においては、制御部404は、トランジスタQ1を所定のデューティー比でオン・オフさせる。トランジスタQ1のオン期間においては、整流部402からインダクタL1およびダイオードD6を順に介して、放電電流が正母線PLへ流れる。同時に、整流部402からインダクタL1、トランジスタQ1および負母線SLを順に介して、ポンプ電流が流れる。インダクタL1は、このポンプ電流により電磁エネルギーを蓄積する。続いて、トランジスタQ1がオン状態からオフ状態に遷移すると、インダクタL1は、蓄積した電磁エネルギーを放電電流に重畳する。その結果、昇圧回路400から正母線PLおよび負母線SLへ供給される直流電力の平均電圧は、デューティー比に応じてインダクタL1に蓄積される電磁エネルギーに相当する電圧だけ昇圧される。
このような昇圧回路400の昇圧動作を制御するため、制御部404は、トランジスタQ1のオン・オフを制御する駆動信号DRV1を生成する。
直流電圧検出部406は、正母線PLと負母線SLとの間に接続され、昇圧回路400から直流バス60へ供給される直流電力の電圧値Vdc1を検出し、その検出結果を制御部404へ出力する。
制御部404は、直流電圧検出部406から受けた電圧Vdc1と、ホームコントローラ10から受けた制御信号とに基づいて、トランジスタQ1のオン・オフを制御する駆動信号DRV1を生成し、昇圧回路400を制御する。
具体的には、制御部404は、ホームコントローラ10から送信される制御信号に基づいて、直流電圧Vdc1の電圧目標値Vdc1*を決定する。すなわち、制御部404は、ホームコントローラ10から送信される制御信号を受信して、当該制御信号に基づいて、直流電圧Vdc1が所定の電圧目標値Vdc1*となるように駆動信号DRV1を生成して昇圧回路400を制御する。
<D.システムの動作内容>
上述した構成で実現されるシステムの動作内容について説明する。ここでは、上述した直流バス60との間で電力の充放電を行なう蓄電池(電気機器)として、蓄電池350A(電気機器30A)が選定されている場合を想定する。
(d1.充電時の動作)
図1を参照しながら、蓄電池350Aに直流バス60からの電力が充電される際の電力システム1000の動作について説明する。
ホームコントローラ10は、蓄電池350Aに他の蓄電池から大電流が流れるのを防止するために、スイッチ360B、360C、360Dに対して、それぞれ蓄電池350B、350C、350Dと直流バス60との間の接続を遮断させる制御信号を送信する。スイッチ360B、360C、360Dは、当該制御信号に基づいて、直流バス60と蓄電池350B、350C、350Dとの接続を遮断する。そして、ホームコントローラ10は、蓄電池350Aに直流バス60からの電力を充電させるために、スイッチ360Aに対して、蓄電池350Aと直流バス60とを接続させる制御信号を送信する。スイッチ360Aは、当該制御信号に基づいて、直流バス60と蓄電池350Aとを接続する。
また、ホームコントローラ10は、取得した蓄電池350Aの電池残量に基づいて、蓄電池350Aの直流電圧Vaを計算する。そして、ホームコントローラ10は、蓄電池350Aの直流電圧Vaよりも大きい電圧を直流バス60へ出力するようにAC/DC変換器40に制御信号を送信する。すなわち、AC/DC変換器40は、当該制御信号を受信して、直流バス60に出力される直流電圧Vdc1>VaになるようにVdc1を制御する。
上記の制御により、蓄電池350Aに直流バス60からの電力が充電されるとともに(矢印AR4)、直流バス60に接続されている本体部300A、300B、300Cに対して、直流バス60からの電力が供給される(矢印AR1、AR2、AR3)。
これに対して、電気機器30Dは、直流バス60から切り離されているため、蓄電池350Dにも本体部300Dにも直流バス60からの電力は供給されない。このような場合には、電気機器30Dは、内蔵している蓄電池350Dから本体部300Dに電力を供給する(矢印AR5)。
(d2.放電時の動作)
次に、図7を参照しながら、蓄電池350Aから直流バス60に電力が放電される際の電力システム1000の動作について説明する。
図7は、実施の形態1に従う電力システム1000において、蓄電池350から直流バス60に電力が放電される際の動作を説明するための図である。
ホームコントローラ10は、充電時と同様に、スイッチ360A以外のスイッチ360(スイッチ360B、360C、360D)に対して、対応する蓄電池350と直流バス60との接続を遮断させる制御信号を送信するとともに、スイッチ360Aに対して、蓄電池350Aと直流バス60とを接続させる制御信号を送信する。これにより、蓄電池350Aと直流バス60とが接続され、他の蓄電池と直流バス60との接続は遮断される。
ホームコントローラ10は、蓄電池350Aの直流電圧Vaよりも小さい電圧を直流バス60へ出力するようにAC/DC変換器40に制御信号を送信する。AC/DC変換器40は、当該制御信号を受信して、直流バス60に出力される直流電圧Vdc1<VaになるようにVdc1を制御する。
上記の制御により、蓄電池350Aから直流バス60に電力が放電されることにより(矢印AR11)、直流バス60を介して本体部300B、300Cに電力が供給される(矢印AR13、AR14)。また、蓄電池350Aは、本体部300Aにも電力を供給する(矢印AR12)。なお、電気機器30Dは、直流バス60から切り離されているため、本体部300Dには直流バス60からの電力は供給されない。
(d3.処理手順)
図8は、実施の形態1に従うホームコントローラ10が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
図8を参照して、ホームコントローラ10のCPU101は、通信インターフェイス106を介して各電気機器30から電力情報を取得する(ステップS12)。
次に、CPU101は、メモリ110を参照して、直流バス60との間で充放電を行なう蓄電池350を選定する(ステップS14)。より具体的には、CPU101は、ユーザ操作に基づいて充電対象の蓄電池350を選定する場合には、メモリ110に格納された設定情報(電池残量が最も少ない蓄電池を選定するように設定)に従って、電池残量が最も小さい蓄電池を選定する。もしくは、CPU101は、設定情報(一定時間後の電池残量が最も少ない蓄電池を選定するように設定)に従って、現在の電池残量および電力消費量から予測される、一定時間後の電池残量が最も少ない蓄電池を選定する。
また、CPU101は、ユーザ操作に基づいて放電対象の蓄電池350を選定する場合には、メモリ110に格納された設定情報(電池残量が最も多い蓄電池を選定するように設定)に従って、電池残量が最も多い蓄電池を選定する。もしくは、CPU101は、設定情報(一定時間後の電池残量が最も多い蓄電池を選定するように設定)に従って、現在の電池残量および電力消費量から予測される、一定時間後の電池残量が最も多い蓄電池を選定する。あるいは、CPU101は、充放電対象の蓄電池を選定させるユーザインターフェイス画面をディスプレイ103に表示させ、タブレット104(または操作ボタン105)を介したユーザからの指示に従って、充放電対象の蓄電池を選定してもよい。
CPU101は、選定された蓄電池350以外の残余の蓄電池と直流バス60との接続を遮断させる制御信号を対応する電気機器30(スイッチ360)に送信するとともに、選定された蓄電池350と直流バス60とを接続させる制御信号を対応する電気機器30(スイッチ360)に送信する(ステップS16)。
CPU101は、選定された蓄電池350が充電対象の蓄電池として選定されたか否かを判断する(ステップS18)。選定された蓄電池350が充電対象の蓄電池として選定された(選定された蓄電池350を充電する)場合には(ステップS18においてYESの場合)、CPU101は、当該蓄電池350の直流電圧よりも、AC/DC変換器40が直流バス60に出力する直流電圧Vdc1が大きくなるようにAC/DC変換器40に制御信号を送信する(ステップS20)。なお、CPU101は、取得した電池残量と、メモリ110に格納された電池残量−電圧データとに基づいて、蓄電池350の直流電圧を計算する。そして、CPU101は、処理を終了する。
これに対して、選定された蓄電池350が充電対象の蓄電池として選定されていない(つまり、放電対象の蓄電池として選定された)場合には(ステップS18においてNOの場合)、放電対象の蓄電池の直流電圧よりも、Vdc1が小さくなるようにAC/DC変換器40に制御信号を送信する(ステップS22)。そして、CPU101は、処理を終了する。
<E.電気機器の構成の変形例>
図1に示した電気機器30は、以下に説明する電気機器32のような構成であってもよい。
図9は、実施の形態1の変形例に従う電気機器32の構成を示す図である。
図9を参照して、電気機器32は、本体部300と、蓄電池350と、充放電コントローラ380とを含む。充放電コントローラ380は、スイッチ360と、制御回路362と、電圧センサ364とを含む。すなわち、電気機器32は、図1に示す電気機器30に制御回路362と、電圧センサ364とを追加したものである。電気機器30の構成と同様な部分については、その詳細な説明は繰り返さない。
制御回路362は、過充電、過放電などから蓄電池350を保護するために、蓄電池350の状態を監視する。電圧センサ364は、蓄電池350の充放電電圧を検出し、その検出値を制御回路362に出力する。制御回路362は、電圧センサ364からの充放電電圧の検出値に基づいて、蓄電池350の充電状態を監視する。そして、蓄電池350の異常が検知されると、制御回路362は、蓄電池350を保護するために、スイッチ360に指示して蓄電池350と直流バス60との間の接続を遮断させる。なお、制御回路362は、蓄電池350の異常が検知した場合には、ホームコントローラ10からスイッチ360に対して直流バス60と蓄電池350との間を接続するように制御信号が送信されていたとしても、蓄電池350を保護するために、蓄電池350と直流バス60との間の接続を遮断する。これは、電気機器30に内蔵される蓄電池350をより確実に保護するためである。
<F.利点>
本実施の形態によれば、直流バスからの電力を各電気機器に供給すると同時に、1つの電気機器に内蔵された蓄電池の充電が可能となる。スイッチを制御することによって、ユーザは所望の蓄電池を充電することができる。
また、いずれかの電気機器が直流バスから切り離された場合であっても、当該電気機器に対しては内蔵された蓄電池に予め充電された電力を利用することができる。例えば、電力需要のピーク時間帯(昼間の時間帯など)に入ると直流バス(電力系統)からの電力供給を止めて、当該蓄電池に充電された電力を利用することができる。すなわち、電力需要のピークにあたる時間帯(昼間など)の電力消費を低くおさえたり、電力需要の少ない時間帯(夜間など)に、電力を使用する時間を移動したりする(いわゆるピークシフト、ピークカット)ことが可能となる。
また、電力系統から切り離された状態で、かつ内蔵された蓄電池の電池残量が少なくなっている場合であっても、他の蓄電池から直流バスを介して電気機器に電力を供給することもできる。
以上のように、各電気機器に内蔵された蓄電池の電力をより効率よく利用することが可能となる。
[2.実施の形態2]
<A.システムの構成>
図10は、実施の形態2に従う電力システム1000Aの全体構成を概略的に示す図である。
図10を参照して、電力システム1000Aは、直流給電システム1100Aと、電気機器34A〜34D(以下「電気機器34」とも総称する。)と、電力系統90と、蓄電装置900とを含む。電力システム1000と同様な構成については、その詳細な説明は繰り返さない。
直流給電システム1100Aは、ある局面では、電気機器34および蓄電装置900に対して電力系統90から供給される電力を制御する。
直流給電システム1100Aに含まれるホームコントローラ10Aは、電気機器34および蓄電装置900と、有線または無線のネットワーク70で接続され、互いに通信を行なう。
なお、電力システム1000Aは、電力系統90と直流給電システム1100Aに含まれるAC/DC変換器40とを接続する図示しない分電盤を含んでいてもよい。
以下、電力システム1000Aに含まれる電気機器34、蓄電装置900および直流給電システム1100の構成についてさらに説明する。
<B.電気機器の構成>
図10を参照して、電気機器34は、本体部300と、蓄電池350と、スイッチ360と、DC/DC変換器366とを含む。DC/DC変換器366は、DC/DC変換器366A〜366Dの総称である。すなわち、電気機器34は、図1に示す電気機器30にDC/DC変換器366を追加したものである。電気機器30の構成と同様な部分については、その詳細な説明は繰り返さない。
DC/DC変換器366は、スイッチ360と蓄電池350との間に接続され、スイッチ360が閉状態のときに直流バス60から供給される直流電力を電圧変換して蓄電池350に供給する。あるいは、DC/DC変換器366は、スイッチ360が閉状態のときに蓄電池350から受ける直流電力を電圧変換して直流バス60に供給する。すなわち、各DC/DC変換器366は、対応する蓄電池350と直流バス60との間で双方向の電圧変換を行なう。DC/DC変換器366は、ホームコントローラ10Aからの制御信号に基づいて、所定の電圧変換を行なう。典型的には、DC/DC変換器366は、本体部300に含まれる通信部303を介して当該制御信号を受信する。ただし、DC/DC変換器366は、当該制御信号を直接受信するための通信手段を含んでいてもよい。
<C.蓄電装置の構成>
蓄電装置900は、蓄電池910と、スイッチ920と、DC/DC変換器930とを含む。蓄電装置900は、再充電可能な電力貯蔵専用の装置である。基本的には、蓄電装置900に含まれる蓄電池910、スイッチ920、DC/DC変換器930は、それぞれ、電気機器34に含まれる蓄電池350、スイッチ360、DC/DC変換器366と同様の機能を有する。
蓄電装置900は、ホームコントローラ10Aと通信するための図示しない通信手段を有しており、ホームコントローラ10Aとの間で各種データの遣り取りを行なう。そして、スイッチ920は、ホームコントローラ10Aからの制御信号に基づいて、蓄電池910とスイッチ920との間を接続/遮断する。DC/DC変換器930は、ホームコントローラ10Aからの制御信号に基づいて、所定の電圧変換を行なう。
<D.直流給電システムの構成>
(d1.全体構成)
図10を参照して、直流給電システム1100Aは、ホームコントローラ10Aと、AC/DC変換器40と、接続端子50と、直流バス60と、ネットワーク70とを含む。直流給電システム1100の構成と同様な部分については、その詳細な説明は繰り返さない。
ホームコントローラ10Aは、ネットワーク70を介して、電気機器34とAC/DC変換器40との間でデータ通信が可能である。例えば、ホームコントローラ10Aは、蓄電池350の電池残量を電気機器34から取得して、蓄電池350の電圧を計算することができる。ホームコントローラ10Aは、電気機器34にスイッチ360の開閉を制御する制御信号を送信して、蓄電池350と直流バス60との間の接続を制御する。あるいは、ホームコントローラ10Aは、電気機器34にDC/DC変換器366から出力される電圧を制御する制御信号を送信して、当該電圧が所望の値になるように電圧変換を実行させる。
AC/DC変換器40は、電力系統90から受ける交流電力を直流電力に変換して直流バス60に供給する。AC/DC変換器40は、ホームコントローラ10Aの指示に従って、直流バス60の電圧が所定の電圧値になるように制御する。なお、AC/DC変換器40の構成については、図6において説明した通りである。
(d2.ホームコントローラ10Aの構成)
ホームコントローラ10Aのハードウェア構成は、ホームコントローラ10と同様の構成を採用することができるため、その詳細な説明は繰り返さない。
図11は、実施の形態2に従うホームコントローラ10Aの機能ブロック図である。
図11を参照して、ホームコントローラ10Aは、その主たる機能構成として、取得部150Aと、制御部152Aと、入力部156Aとを含む。取得部150Aと、制御部152Aと、入力部156Aとは、基本的には、ホームコントローラ10AのCPU101がメモリ110に格納されたプログラムを実行し、ホームコントローラ10Aの構成要素へ指令を与えることなどによって実現される。すなわち、CPU101はホームコントローラ10Aの動作全体を制御する制御部としての機能を有する。また、ホームコントローラ10Aは、メモリ110によって実現される機能構成である記憶部154Aを含む。なお、これらの機能構成の一部または全部は、ハードウェアで実現されていてもよい。
取得部150Aは、取得部150の機能と基本的に同様である。取得部150Aは、複数の電気機器34からそれぞれ対応する各機器の電力情報を取得して、当該電池残量データを記憶部154Aに記憶するとともに、制御部152Aに当該データを受け渡す。
制御部152Aは、ある局面では、取得部150で取得された各電気機器30の電力情報に基づいて、各電気機器30に対して、蓄電池350と直流バス60との間の電圧を制御するための制御信号を送信する。より具体的には、制御部152Aは、まず、取得部150Aで取得された電池残量データに基づいて、記憶部154Aに予め格納された、各蓄電池350の電池残量と電圧との関係を示すデータを参照することで、各蓄電池350の直流電圧を計算する。さらに、制御部152Aは、ユーザ操作の指示または記憶部154Aに格納された設定情報に基づいて、充放電を行なう少なくとも1つの蓄電池350を選定する。例えば、設定情報には、充電対象としては電池残量が少ない蓄電池350から順に複数の蓄電池350を選定し、放電対象としては電池残量が多い蓄電池350から順に複数の蓄電池350を選定するように設定されている。また、設定情報として、一定時間後の電池残量に基づいて蓄電池350を選定するように設定されている場合には、制御部152Aは、現在の電池残量および電力消費量に基づき、予測される一定時間後の電池残量に基づいて蓄電池350を選定してもよい。制御部152Aは、選定された各電気機器34に対して、蓄電池350と直流バス60との間の接続させる制御信号を送信し、残余の電気機器34に対して、蓄電池350と直流バス60との間の接続を遮断させる制御信号を送信する。
そして、制御部152Aは、選定された蓄電池350を充電する場合には、対応するDC/DC変換器366から蓄電池350に出力される電圧が、充電に適した電圧になるように制御信号を電気機器34に送信する。これに対して、制御部152Aは、選定された蓄電池350から電力を放電する場合には、対応するDC/DC変換器366から直流バス60に出力される電圧が、放電に適した電圧になるように制御信号を電気機器34に送信する。なお、直流バス60に蓄電装置900が接続されている場合には、制御部152Aは、蓄電装置900にも上記の制御信号を送信して、DC/DC変換器930を制御する。
また、制御部152Aは、別の局面では、取得部150Aの取得結果に基づいて、AC/DC変換器40に対して、電力系統90からの交流電力が変換されて直流バス60に供給される直流電力を制御するための制御信号を送信する。
<E.システムの動作内容>
上述した構成で実現されるシステムの動作内容について説明する。ここでは、上述した直流バス60との間で電力の充放電を行なう蓄電池(電気機器)として、各蓄電池350A〜350D(電気機器34A〜34D)が選定されている場合を想定する。また、ホームコントローラ10Aは、AC/DC変換器40から直流バス60に出力される直流電圧が、所定の一定の電圧値(具体的には電圧目標値Vdc1*)になるように制御信号をAC/DC変換器40に送信するものとする。
(e1.充電時の動作)
図10を参照しながら、蓄電池350に直流バス60からの電力が充電される際の電力システム1000Aの動作について説明する。ホームコントローラ10Aは、スイッチ360A〜360Dに対して、対応する蓄電池350と直流バス60とを接続させる制御信号を送信し、スイッチ920に対して蓄電池910と直流バス60との間の接続を遮断させる制御信号を送信する。
ホームコントローラ10Aは、各電気機器34から取得した電池残量データに基づいて、各蓄電池350の直流電圧を計算する。ホームコントローラ10Aは、蓄電池350に直流バス60からの電力を充電する場合には、各DC/DC変換器366から対応する蓄電池350への出力電圧が充電に適した電圧になるように制御信号を送信する。より具体的には、各DC/DC変換器366は、ホームコントローラ10Aからの制御信号に基づいて、直流バス60から入力された直流電圧(Vdc1)を蓄電池350の直流電圧よりも若干高い電圧になるように変換して充電電力を蓄電池350に供給する。なお、蓄電装置900に内蔵された蓄電池910が直流バス60に接続されている場合には、ホームコントローラ10Aは、同様にDC/DC変換器930を制御することによって、蓄電池910に充電電力が供給される。
上記のように、ホームコントローラ10Aが、各DC/DC変換器366を制御することによって、蓄電池350に対して充電に適した電圧が出力されるため、複数の蓄電池350を同時に充電することが可能となる(矢印AR21〜24)。なお、ホームコントローラ10Aは、スイッチ360を制御することによって、充電させる蓄電池350を選択することもできる。
(e2.放電時の動作)
次に、図12を参照しながら、蓄電池350から直流バス60に電力が放電される際の電力システム1000Aの動作について説明する。
図12は、実施の形態2に従う電力システム1000Aにおいて、蓄電池350から直流バス60に電力が放電される際の動作を説明するための図である。
ホームコントローラ10Aは、蓄電池350の電力を直流バス60に放電させる場合には、各DC/DC変換器366から直流バス60への出力電圧が、放電に適した電圧になるように制御信号を電気機器34に送信する。より具体的には、各DC/DC変換器366は、ホームコントローラ10Aからの制御信号に基づいて、放電時には、対応する蓄電池350から入力された直流電圧を直流バス60の直流電圧(Vdc1)よりも若干高い電圧になるように変換して電力を放電する。このとき、ホームコントローラ10Aは、各蓄電池350から対応するDC/DC変換器366を介して直流バス60に出力される直流電圧が全て等しくなるように制御する(すなわち、DC/DC変換器366A〜366Dから直流バス60への出力電圧Va1、Vb1、Vc1、Vd1が全て等しくなるように制御する)。これにより、複数の蓄電池350からの電力を同時に直流バス60に放電することが可能となる(矢印AR31〜34)。
また、ホームコントローラ10Aが、各蓄電池350からDC/DC変換器366を介して直流バス60に出力される電圧が全て等しくなるように制御することで、複数の蓄電池350(および蓄電池910)を1つの大容量蓄電池としてみなすことができる。ホームコントローラ10Aは、停電時など電力系統90からの電力が供給されない場合には、大容量蓄電池から放電される電力を各電気機器34に供給できる。
(e3.処理手順)
図13は、本実施の形態に従うホームコントローラ10Aが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。ここでは、AC/DC変換器40は、ホームコントローラ10Aからの制御信号に基づいて、直流バス60に出力される直流電圧をVdc1に制御しているものとする。
図13を参照して、ホームコントローラ10AのCPU101は、通信インターフェイス106を介して各電気機器34から対応する各機器の電力情報(電池残量、電力消費量など)を取得する(ステップS52)。このとき、CPU101は、取得した電池残量と、メモリ110に格納された電池残量−電圧データとに基づいて、各蓄電池350の直流電圧を計算する。
次に、CPU101は、直流バス60との間で充放電を行なう蓄電池350を選定する(ステップS54)。より具体的には、予めメモリ110に格納された充放電させる電気機器34の設定情報、または所定のユーザインターフェイス画面におけるユーザ操作に基づいて、CPU101は、当該選定を実行する。なお、選定される電気機器34は1つでも複数(例えば、全ての電気機器34)であってもよい。
CPU101は、選定された蓄電池350と直流バス60とを接続させる制御信号を対応する電気機器34(スイッチ360)に送信するとともに、残余の蓄電池350と直流バス60との間の接続を遮断させる制御信号を対応する電気機器34(スイッチ360)に送信する(ステップS56)。
CPU101は、選定された蓄電池350が充電対象の蓄電池として選定されたか否かを判断する(ステップS58)。選定された蓄電池350を充電する場合(ステップS58においてYESの場合)、CPU101は、選定された蓄電池350に対応するDC/DC変換器366から蓄電池350への出力電圧が蓄電池350の直流電圧よりも若干高い電圧になるように、DC/DC変換器366に制御信号を送信する(ステップS60)。換言すると、CPU101は、対応するDC/DC変換器366に対して制御信号を送信して、蓄電池350の直流電圧よりも若干高い電圧になるように直流バス60から入力された電圧Vdc1を変換させる。そして、CPU101は、処理を終了する。
これに対して、選定された蓄電池350を充電しない(つまり、放電する)場合(ステップS58においてNOの場合)、CPU101は、選定された蓄電池350に対応するDC/DC変換器366から直流バス60への出力電圧が直流バス60の直流電圧よりも若干高い電圧になるように、DC/DC変換器366に制御信号を送信する(ステップS62)。換言すると、CPU101は、対応するDC/DC変換器366に対して制御信号を送信して、直流バス60の直流電圧Vdc1よりも若干高い電圧になるように蓄電池350から入力された直流電圧を変換させる。このとき、CPU101は、選定された蓄電池350が複数である場合には、対応する各DC/DC変換器366から直流バス60に出力される出力電圧が互いに(全て)等しくなるように、各DC/DC変換器366を制御する(制御信号を送信する)。そして、CPU101は、処理を終了する。
<F.利点>
本実施の形態によれば、蓄電池間の電池残量のバラつきなどによる蓄電池間の直流電圧の影響を受けないため、直流バスからの電力を複数の蓄電池に同時に充電することが可能となる。また、複数の蓄電池からの電力を直流バスに同時に放電することが可能となる。これにより、当該電気機器に対しては内蔵された蓄電池に予め充電された電力を利用することができる。電力需要の少ない時間帯に、各蓄電池を同時に充電しておき、電力需要の多い時間帯に、複数の蓄電池から同時に直流バスに放電して利用することができる。
また、直流バスに接続された複数の蓄電池を1つの大容量蓄電池として利用することができる。そのため、別途、大きな容量を有する大容量蓄電池を適用する構成と比較して、設置スペースを省くことができるとともにコストを削減することができる。
実施の形態1と同様に、いずれかの電気機器が直流バスから切り離された場合であっても、当該電気機器に対しては内蔵された蓄電池に予め充電された電力を利用することができる。また、電力系統から切り離された状態で、かつ内蔵された蓄電池の電池残量が少なくなっている場合であっても、他の蓄電池から直流バスを介して電気機器に電力を供給することもできる。
以上のように、各電気機器に内蔵された蓄電池の電力をより効率よく利用することが可能となる。
[3.その他の実施の形態]
<A.双方向DC/AC変換器の適用>
上記の実施の形態1および2では、直流給電システムが、AC/DC変換器40を含む構成について説明したが、AC/DC変換器40に代えて双方向DC/AC変換器を含む構成であってもよい。当該構成によると、電力系統90からの電力を直流バス60に供給する電力供給機能に加えて、蓄電池350から直流バス60を介して受けた電力を電力系統90に逆潮流することも可能になる。
より具体的には、双方向DC/AC変換器は、AC/DC変換器40に代えて、電力系統90と直流バス60との間に接続される。双方向DC/AC変換器は、電力系統90から受けた交流電力を直流電力に変換して直流バス60へ供給する。また、双方向DC/AC変換器は、直流バス60から受ける直流電力、すなわち、少なくとも1つの蓄電池から受けた直流電力を交流電力に変換して電力系統90に逆潮流させる。双方向DC/AC変換器は、ホームコントローラの指示に従って、電力変換を実行する。
図14は、双方向DC/AC変換器44の概略構成図である。
図14を参照して、双方向DC/AC変換器44は、双方向インバータ500と、連系リアクトル510,520と、直流電圧検出部530と、制御部540とを含む。
双方向インバータ500は、売電時には、制御部540からのスイッチング制御信号S1〜S4に応じて、直流バス60から受けた直流電力を交流電力に変換して電力系統90に供給する。また、双方向インバータ500は、買電時には、制御部540からのスイッチング制御信号S1〜S4に応じて、電力系統90から受けた交流電力を直流電力に変換して直流バス60に供給する。
具体的には、双方向インバータ500は、スイッチング素子であるトランジスタQ7〜Q10と、ダイオードD7〜D10とを含む。トランジスタQ7,Q8は、直流バス60を構成する正母線PLおよび負母線NLの間に直列に接続される。トランジスタQ7とトランジスタQ8との中間点はR相線RLに接続される。連系リアクトル510は、R相線RLに介挿接続される。
トランジスタQ9,Q10は、正母線PLおよび負母線NLの間に直列に接続される。トランジスタQ9とトランジスタQ10との中間点はT相線TLに接続される。連系リアクトル520は、T相線TLに介挿接続される。各トランジスタQ7〜Q10のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD7〜D10がそれぞれ接続されている。トランジスタQ7〜Q10およびダイオードD7〜D10は、フルブリッジ回路を構成する。なお、トランジスタQ7〜Q10として、例えば、IGBTまたは、パワーMOSFET等の電力スイッチング素子を用いてもよい。
直流電圧検出部530は、正母線PLと負母線SLとの間に接続され、双方向インバータ500および電力系統90の間で授受される電力の電圧Vdc2を検出し、その検出結果を制御部540へ出力する。
制御部540は、直流電圧検出部530から受けた電圧Vdc2と、ホームコントローラ10からの制御信号とに基づいて、トランジスタQ7〜Q10のオン・オフを制御するためのスイッチング制御信号S1〜S4を生成し、双方向インバータ500を制御する。具体的には、制御部540は、直流バス60の電圧Vdc2が、ホームコントローラ10(またはホームコントローラ10A)からの制御信号に基づく電圧目標値Vdc2*に一致するように双方向インバータ500における電力変換動作が制御される。
実施の形態1において、双方向DC/AC変換器44を適用した場合には、ホームコントローラ10は、メモリ110を参照して、放電対象の蓄電池として1つの蓄電池350を選定する。そして、ホームコントローラ10は、選定された蓄電池350から直流バス60を介して受けた直流電力を交流電力に変換して電力系統90に逆潮流するように、双方向DC/AC変換器44に制御信号を送信する。双方向DC/AC変換器44は、当該制御信号に基づいて、電力系統90に電力を逆潮流する。
また、実施の形態2において、双方向DC/AC変換器44を適用した場合には、ホームコントローラ10Aは、放電対象の蓄電池として少なくとも1つの蓄電池350(または蓄電池910)を選定する。そして、ホームコントローラ10Aは、選定された蓄電池350から受けた直流電力を交流電力に変換して電力系統90に逆潮流するように、双方向DC/AC変換器44に制御信号を送信する。双方向DC/AC変換器44は、当該制御信号に基づいて、電力系統90に電力を逆潮流する。なお、ホームコントローラ10(またはホームコントローラ10A)のCPU101は、ユーザからの指示、予め定められた時間帯、蓄電池350の電池残量等に基づいて、逆潮流するか否かの判断を行なう。そして、CPU101は、逆潮流すると判断した場合には、蓄電池350から放電された直流電力を交流電力に変換して電力系統90に逆潮流するように、双方向DC/AC変換器44に対して制御信号を送信する。
上記によると、例えば、電力会社などからの要求に応答して、電力を放電して電力系統に逆潮流することができる。
<B.その他の構成>
上述した実施の形態1および2では、直流バスに直流電力を供給する電源装置が、電力系統からの交流電力を変換して直流電力を直流バスに供給するAC/DC変換器である場合について説明したが、これに限られない。例えば、電力系統からの電力ではなく、太陽電池や燃料電池のような分散電源装置が直流電力を直流バスに供給する場合であってもよい。この場合、ホームコントローラは、分散電源装置と通信可能に構成される。そして、ホームコントローラは、分散電源装置に対して、直流バスに供給される直流電力を制御するための制御信号を送信する。より具体的には、ホームコントローラは、当該制御信号を送信することで、分散電源装置が直流バスに出力する電圧を制御し、上述した蓄電池の充放電動作を実現する。
上述した実施の形態1および2では、直流給電システムは電気機器を含まない構成として説明したが、直流給電システムは直流バスに接続して利用される電気機器を含む構成であってもよい。また、電気機器の数は4つに限られず、これ以上またはこれ以下の複数の数であってもよい。
上述した実施の形態1および2では、直流給電システムは、直流電力を直流バスに供給する電源装置としてのAC/DC変換器を含む構成として説明したが、当該AC/DC変換器を含まない構成であってもよい。すなわち、直流給電システムは、接続部などにより電源装置を直流バスに接続可能に構成されていればよい。
上述した実施の形態1および2では、ホームコントローラは、スイッチ、DC/DC変換器に制御信号を送信してこれらを直接制御する場合について説明したが、これに限られない。ホームコントローラから送信された制御信号を受けて、電気機器がこれらを制御する場合であってもよい。
上述した実施の形態2では、電気機器(または蓄電装置)がスイッチを構成に含む場合について説明したが、スイッチを含まず、各DC/DC変換器が、直流バスに常に接続された構成であってもよい。この場合、ホームコントローラは、直流バスに接続された各DC/DC変換器に対して、上述した蓄電池の充電、放電に対応した制御信号を送信する。
上述した実施の形態2では、蓄電装置の数が1つである場合について説明したが、同様な複数の蓄電装置がさらに直流バスに接続されていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,10A ホームコントローラ、30,32,34 電気機器、40 AC/DC変換器、44 双方向DC/AC変換器、366,930 DC/DC変換器、50 接続端子、60 直流バス、70 ネットワーク、90 電力系統、101 CPU、102 タッチパネル、103 ディスプレイ、104 タブレット、105 操作ボタン、106 通信インターフェイス、107 出力インターフェイス、108 入力インターフェイス、110 メモリ、111 スピーカ、112 時計、150,150A 取得部、152,152A,304,404,540 制御部、154,154A,302 記憶部、156,156A,301 入力部、300 本体部、303 通信部、305 駆動部、306 選択回路、307 管理部、308 電源回路、350,910 蓄電池、360,920 スイッチ、362 制御回路、364 電圧センサ、380 充放電コントローラ、400 昇圧回路、402 整流部、406,530 直流電圧検出部、500 双方向インバータ、510,520 連系リアクトル、900 蓄電装置、1000,1000A 電力システム、1100,1100A 直流給電システム。

Claims (13)

  1. 直流給電システムであって、
    蓄電部を有する複数の電気機器と通信可能に構成されており、各前記電気機器の前記蓄電部の電力を制御するコントローラと、
    直流電力を各前記電気機器に伝達する直流バスとを備え、
    前記直流給電システムは、前記直流バスに電力を供給する電源装置を接続可能に構成されており、
    前記コントローラは、
    各前記電気機器から前記蓄電部の電池残量を取得する取得部と、
    前記取得部の取得結果に基づいて、各前記電気機器に対して、前記蓄電部と前記直流バスとの間の接続を制御するための制御信号を送信する制御部とを含む、直流給電システム。
  2. 前記制御部は、
    複数の前記電気機器のうち1つの電気機器に対して、前記蓄電部と前記直流バスとを接続させる制御信号を送信し、前記1つの電気機器以外の残余の電気機器に対して、前記蓄電部と前記直流バスとを遮断させる制御信号を送信する、請求項1に記載の直流給電システム。
  3. 前記コントローラは、前記電源装置と通信可能に構成され、
    前記制御部は、
    前記取得部の取得結果に基づいて、前記電源装置に対して、前記直流バスに供給される直流電力を制御するための制御信号を送信する、請求項1または2に記載の直流給電システム。
  4. 前記制御部は、
    前記直流バスから前記蓄電部への充電時には、前記電池残量に対応する前記蓄電部の直流電圧よりも、前記電源装置が前記直流バスに出力する直流電圧が大きくなるように、前記電源装置に対して制御信号を送信し、前記蓄電部から前記直流バスへの放電時には、前記蓄電部の直流電圧よりも、前記電源装置が前記直流バスに出力する直流電圧が小さくなるように、前記電源装置に対して制御信号を送信する、請求項3に記載の直流給電システム。
  5. 各前記電気機器は、
    前記制御信号に基づいて、前記蓄電部と前記直流バスとの間を接続/遮断する接続遮断部を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の直流給電システム。
  6. 各前記電気機器は、
    前記蓄電部の異常を検知する検知部をさらに備え、
    前記検知部により前記蓄電部の異常が検知されたときには、前記接続遮断部は、前記蓄電部と前記直流バスとの間を接続を遮断する、請求項5に記載の直流給電システム。
  7. 直流給電システムであって、
    蓄電部を有する複数の電気機器と、
    各前記電気機器と通信可能に構成され、各前記電気機器に対する電力供給を制御するコントローラと、
    直流電力を各前記電気機器に伝達する直流バスとを備え、
    前記直流給電システムは、前記直流バスに電力を供給する電源装置を接続可能に構成されており、
    前記コントローラは、
    各前記電気機器から前記蓄電部の電池残量を取得する取得部と、
    前記取得部の取得結果に基づいて、各前記電気機器に対して、前記蓄電部と前記直流バスとの間の接続を制御するための制御信号を送信する制御部とを含む、直流給電システム。
  8. 直流給電システムであって、
    蓄電部を有する複数の電気機器と通信可能に構成されており、各前記電気機器への電力を制御するコントローラと、
    直流電力を各前記電気機器に伝達する直流バスとを備え、
    前記直流給電システムは、前記直流バスに電力を供給する電源装置を接続可能に構成されており、
    前記コントローラは、
    各前記電気機器から前記蓄電部の電池残量を取得する取得部と、
    前記取得部の取得結果に基づいて、各前記電気機器に対して、前記蓄電部と前記直流バスとの間の電圧を制御するための制御信号を送信する制御部とを含み、
    各前記電気機器は、
    前記制御信号に基づいて、前記蓄電部と前記直流バスとの間で双方向に電圧を変換する電圧変換装置を含む、直流給電システム。
  9. 前記制御部は、
    予め定められた条件に基づいて、前記直流バスとの間で充放電を行なう少なくとも1つの前記蓄電部を選定し、前記選定された前記蓄電部と直流バスとの間の電圧を制御する制御信号を対応する前記電気機器に送信する、請求項8に記載の直流給電システム。
  10. 前記制御部は、
    前記直流バスから前記蓄電部への充電時には、前記電圧変換装置から前記蓄電部に出力される直流電圧が前記蓄電部の直流電圧よりも大きくなるように、前記電圧変換装置に制御信号を送信し、前記蓄電部から前記直流バスへの放電時には、前記電圧変換装置から前記直流バスに出力される直流電圧が前記直流バスの直流電圧よりも大きくなるように、前記電圧変換装置に制御信号を送信する、請求項8または9に記載の直流給電システム。
  11. 前記制御部は、
    複数の前記蓄電部から前記直流バスへの放電時には、放電対象の各前記蓄電部に対応する前記電圧変換装置から前記直流バスに出力される直流電圧が互いに等しくなるように、当該電圧変換装置に制御信号を送信する、請求項10に記載の直流給電システム。
  12. 前記電源装置は、前記直流バスおよび電力系統の間で電力を双方向に変換する電力変換装置であり、
    前記コントローラは、前記電力変換装置と通信可能に構成され、
    前記制御部は、
    予め定められた条件に基づいて、前記直流バスに対して電力を放電する少なくとも1つの前記蓄電部を選定し、前記選定された蓄電部から前記直流バスを介して受けた電力を前記電力系統に逆潮流するように、前記電力変換装置に制御信号を送信する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の直流給電システム。
  13. 直流電力を伝達する直流バスに電気的に接続可能に構成された電気機器であって、
    蓄電部と、
    前記蓄電部の電力を制御するコントローラと通信する通信部と、
    前記コントローラからの制御信号に基づいて、前記蓄電部と前記直流バスとの間を接続/遮断する接続遮断部とを備える、電気機器。
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