JP2014076674A - 同軸反転式無人ヘリコプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】同軸反転式無人ヘリコプタのヨー軸制御機構を、簡易な構成で精密な調整をしなくとも上側ロータブレードのピッチ角を正確に制御できるように構成する。
【解決手段】同軸反転式ヘリのメインマスト13内にラダーコントロールロッド13cを挿通し、その下端部をラダーサーボRSの出力レバーに接続し、上端部にミキングロッドヘッド26を固定する。ミキシングロッドヘッドの側面部に、上側スワッシュプレート17と接続したリンク機構を取り付け、ラダーコントロールロッドとともに上下動するミキシングロッドヘッドの上下の変位を前記リンク機構を介して上側ブレードホルダー15bを支軸廻りに傾動させる変位に変換し、上側ロータブレード15cのピッチ角を変化させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、互いに逆方向へ回転する上下のメインロータがメインマストに設けられた、遠隔制御或いは自律制御によって飛行する同軸反転式の無人ヘリコプタに関する。
同軸反転式ヘリコプタは、メインマストに沿って同軸に配置した上下のメインロータを互いに逆方向へ回転させることにより、揚力の発生とトルクの相殺を同時に実現するように構成されており、テールロータに変わる機首の方向制御(ヨー軸の制御)は、可変ピッチタイプのものでは上側メインロータと下側メインロータとでロータブレードのピッチ角に差をつけることにより実現される。
この場合に、メインマストにサーボを取り付けるなどして、上下のメインロータの傾動を個別に制御して、上下のロータブレードのピッチ角に差が設けられるようにしたのでは、メインマスト廻りの機構が著しく複雑となってしまう(例えば特許文献1参照)。
そこで、メインマストの内部にインナーシャフトを上下動自在に設け、メインマストの上側メインロータと上側スワッシュプレートとの間の部分に、上側スワッシュプレートとロッド及びリンクアームを介して接続した中継リンク装置を配置し、前記インナーシャフトの先端から上側メインロータのヨークを貫通させて下方へ垂設した連結ロッドを前記中継リンク装置に連結し、インナーシャフトを上下動させて中継リンク装置を上下に変位させ、これに伴い上側スワッシュプレートにロッドを介して接続した上側メインロータの固定アームを回動せしめてロータブレードのピッチ角を変化させることにより、機体のヨー軸の制御が行われるようにした構成のものが知られている(例えば特許文献2参照)。
特開昭62−12500号公報 特開2002−316699号公報
前記従来のものは、上側メインロータと上側スワッシュプレートとの間に中継リンク装置を配置してあるため、必然的に上下のメインロータ間が長くなって機体をコンパクトに構成することができず、機体設計の自由度も制限を受けるという問題がある。また、上側メインロータをメインマストに固定するヨーク内に連結ロッドを貫通させてあるためヨークの強度が低く、飛行中に大きな力が加わる上側メインロータとメインマストの連結部分が破損し易くなるという構造上の問題もある。
また、中継リンク装置の周面にリンクアームを取り付け、このリンクアームに、その直下に配置された上側スワッシュプレートに連結されたロッドを接続してあるため、中継リンク装置のメインマストに沿った上下方向の作動領域は極めて小さく、中継リンク装置を僅かにでも上下に移動させると、上側スワッシュプレートにより制御されるロータブレードのピッチ角が大きく変化してしまう。
つまり、インナーシャフトによって上下に移動せしめられる中継リンク装置の変位量に対し、ロータブレードのピッチ角の変化量が極めて大きいため、ロータブレードのピッチ角が精密且つ正確に設定されるようにリンク機構の作動範囲量を調整することが難しく、また、ピッチ角を微妙に調整して機体のヨー軸制御を行うことが難しいため、遠隔操縦のものでは良好な操作性及び飛行安定性の実現は困難であった。
また、本出願人において、同軸反転式の遠隔操縦ヘリコプタ(以下、R/Cヘリと総称する)を含む様々な形態のR/Cヘリにおいて、スワッシュプレートの操作入力に対するメインロータのジャイロプリセッションが現われる位置を検証したところ、メインロータブレードの重量に関わらず、ジャイロプリセッションは、スワッシュプレートからの操作入力に対して90度よりも小さな範囲で現れることが判明した。
メインロータは、実際にジャイロプリセッションが現われる位置に配置されていることが理にかなっており、これにより同軸反転式のR/Cヘリの操作性及び飛行安定性の向上が図れると考えられる。
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑み、同軸反転式無人ヘリコプタのヨー軸制御機構を、メインロータ廻りにヨー軸制御のためのロッドや中継リンクなどの部材を配置することなく簡易な構成で、精密な調整をしなくとも上側ロータブレードのピッチ角を正確に制御することができるようすること、及びヨー軸制御を含めた同軸反転式無人ヘリコプタの飛行動作をより安定させて、操作性を向上させることを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、メインマストに設けられた同軸上で互いに逆回転する回転軸に上下のメインロータがそれぞれ取り付けられ、上下のメインロータのロータブレードのピッチ角を、上下のスワッシュプレートを傾動動作させることにより変化させて飛行する同軸反転式無人ヘリコプタにおいて、
前記メインマスト内にラダーコントロールロッドを挿通し、メインマストの下端部から突出したラダーコントロールロッドの下端部にリンク機構を介してラダーサーボを接続し、ラダーサーボの作動によりラダーコントロールロッドが上下動するように設ける一方、
メインマストの上端部から突出したラダーコントロールロッドの上端部にはミキングロッドヘッドを固定し、このミキシングロッドヘッドに、上側メインロータのヨークに回転自在に取り付けられた上側ブレードホルダーと上側スワッシュプレートとを接続するリンク機構を取り付け、
前記ラダーサーボの作動によってラダーコントロールロッドとともに上下動するミキシングロッドヘッドの上下の変位が前記リンク機構を介して上側ブレードホルダーを支軸廻りに傾動させる変位に変換して上側ロータブレードのピッチ角を変化させることにより、上下のメインロータのロータブレードのピッチ角に差が設けられるようした構成を有することを特徴とする。
また、本発明は前記構成の同軸反転式無人ヘリコプタにおいて、上下のメインロータはそれぞれ上下のスワッシュプレートからの操作入力に対して出力となるそれぞれのメインロータのジャイロプリセッションが90度よりも小さな範囲で現れるように設けられ、上下のメインロータの取り付け位置を上下のスワッシュプレートによる上下のメインロータへのサイクリックコントロールのそれぞれの入力位置に対してメインマスト廻りで90度よりも小さな角度に設けて、上下のメインロータと上下のスワッシュプレートをそれぞれリンク機構を介して接続した構成を有することを特徴とする。
本発明によれば、メインマスト内に上下に作動するラダーコントロールロッドを通し、メインマストの上端部から突出したラダーコントロールロッドの上端部にミキシングロッドヘッドを固定し、このミキシングロッドヘッドの側面部、つまり上側メインロータの上方に、上側スワッシュプレートと接続するリンク機構を取り付けて、上側スワッシュプレートからの入力と、ラダーコントロールロッドの上下動に伴うミキングロッドヘッドの上下の変位とを前記リンク機構によりミキングして上側ブレードホルダーに伝達し、上側ブレードホルダーが傾動することで上側ロータブレードのピッチ角が変化して、下側メインロータのロータブレードとのピッチ角に差が設けられるように構成してある。
ヨー軸を制御するための部材が上側メインロータの上方に設けてあるので、上下のメインロータ間を必要以上に長く設ける必要がないなど、従来のものよりも機体設計の自由度が増し、機体をコンパクトに構成することができる。
また、上下に変位する部材であるミキングロッドヘッドをラダーミキシングロッドの上端に設置して、これと上側スワッシュプレートとの配置間隔を大きく設けて両部材をリンク機構で接続してあるので、ミキングロッドヘッドの上下方向の作動範囲をある程度大きく設け、その作動範囲に対応させて上側ロータブレードのピッチ角を変化させる量を設定することで、リンク機構の作動範囲量を微妙に調整しなくとも、上側ロータブレードのピッチ角を所定の角度に精密且つ正確に制御することが可能となる。上側ロータブレードのピッチ角を精密に制御して機体のヨー軸制御を行うことができるので、遠隔操縦のものでは良好な操作性及び飛行安定性を得ることができる。
また、本発明によれば、スワッシュプレートからの操作入力に対して出力となるメインロータのジャイロプリセッションが90度よりも小さな範囲で現れることに対応させて、スワッシュプレートからの操作入力に対する上下のメインロータの位相角を90度ではなく鋭角の角度の範囲に調整してメインマストにそれぞれ取り付けて構成することで、機体や送信機の諸設定箇所を精密に調整しなくとも、無人ヘリコプタの飛行動作を安定させ、操作性を飛躍的に向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態のロータヘッドを装備したR/Cヘリの正面図と側面図である。 図1のR/Cヘリのカウルを取り外した状態の機体の前側斜視図と後側斜視図である拡大外観斜視図である。 図2の機体の下側メインロータ側を拡大して示したロータヘッドの外観図である。 図2の機体の上側メインロータ側を拡大して示したロータヘッドの外観図である。 図2の機体のロータブレードを取り外した状態の上側メインロータ部分の外観図である。 図2の機体の概略横断面図である(見やすくするため破断線は省略してある)。 メインマスト廻りにおけるスワッシュプレートのサイクリックコントロールの入力位置とメインロータの配置関係を示した図であり、(A)は従来のロータヘッド、(B)は本発明のロータヘッドである。 図2の機体のギヤボックスユニットの側面図である。 図8の状態からミキシングロッドヘッドを上昇させたときのギヤボックスユニットの側面図である。 図8の状態からミキシングロッドヘッドを下降させたときのギヤボックスユニットの側面図である。
本発明の好適な一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態のロータヘッドを装備したR/Cヘリの外観を示している。図示されるように、本形態は、同軸上で互いに逆回転する上下のメインロータを有する同軸反転式のR/Cヘリに本発明を適用したものである。同図において、符番1はR/Cヘリ、2はカウル、3は後述する電動モータを駆動するバッテリーである。
図2はカウル2を取り外した状態のR/Cヘリ1の機体の前側と後側の外観を示しており、同図に示されるように、機体4は、アルミニウム製のパイプを枠状に組み立て構成された機体フレーム5に、上下のメインロータが取り付けられたロータヘッド7に電動モータ8を組み付けてなるギヤボックスユニット6、電動モータ8の制御回路が収納されたモータコントロールボックス9、各サーボの制御回路が収納されたサーボコントロールボックス10、スキッド11、さらには図示されない操舵信号の受信装置などの、ユニット化された各部材を一体に取り付けて構成してある。符番12は電動モータ8を冷却するモータファンを内部に収納したダクト付きモータカバーである。
ロータヘッド7は、図3〜図6に示されるように、メインマスト13、上下のメインロータ14,15、スワッシュプレート16,17、エレベータサーボES、エルロンサーボAS、ピッチサーボPS、ラダーサーボRSなどの部材と、これら各部材の作動部を相互に連結してリンク機構を構成するロッドを備えて構成されている。
詳しくは、メインマスト13は、中空なロアメインマスト13aの内部に、同じく中空でロアメインマスト13aよりも長いアッパーメインマスト13bを装填して同軸に配置し、図6に示されるように、両マストの下端部にそれぞれ固着されたベベルギヤ18a,18bをメインマスト13の下部に設置された電動モータ8の出力軸に固着されたベベルギヤ18cに噛み合わせて連結し、電動モータ8を駆動することにより、両マストが互いに逆方向に回転するように構成してある。
アッパーメインマスト13bの内部には、ラダーミキシングロッド13cを当該アッパーメインマスト13bの内周面に沿って摺動自在に挿通してあり、このラダーミキシングロッド13cの上端部をメインマスト13の上方に突出させるとともに、後述するミキシングロッドヘッド26を一体に固着し、その下端部には軸受けを介してラダープッシュプルアーム19の端部を接続してある。
ミキシングロッドヘッド26は、後述するラダーストッパープレート31とアジャストロッド28を介してアッパーメインロータ15に取り付けられて、メインマスト13内で、アッパーメインロータ15と一体に回転する。
ラダープッシュプルアーム19の他端部は、メインマスト13の下方で中央を回転自在に軸支して取り付けられたラダーミキシングアーム20の一端部に軸支され、ラダーミキシングアーム20の他端部は、一端がラダーサーボRSのサーボホーンに接続した下向きの出力レバー34に接続した、ラダープッシュプルアーム19の他端部に接続してある(図6参照)。
ロアメインロータ14は、図3に示されるように、ロアメインマスト13aの外周に一体に固着したロアヨーク14aと、ロアヨーク14aの左右両側に、メインマスト13と直交する軸方向の周りに回転自在に取り付けられた一対のロアブレードホルダ14b,14bと、ロアブレードホルダ14b,14bの元端部を上下両面から挟み込みボルトを貫通させて所定のピッチ角でロアブレードホルダ14b,14bに一体に取り付けられたロアロータブレード14c,14cとにより構成してある。
ロアヨーク14aは、ロアメインマスト13aの外周面に一体に固着した周面部にロアラジアスブロック21が一体に固着してあり、ロアラジアスブロック21に連結したロアラジアスアーム22を、後述するロアスワッシュプレート16のロア回転スワッシュ16bに一体に接続してある。
また、ロアブレードホルダ14b,14bには、マスト13と直交する軸方向を支点として回転自在にロアヨーク14aに取り付けられたミキシングアームロア23,23の端部が、ロアピッチアーム24を介してそれぞれ回転自在に連結してある。
ミキシングアームロア23,23の他端部は、マスト13と平行に鉛直向きに配置されたアジャストロッド25,25の上端部がそれぞれ連結し、このアジャストロッド25,25の下端部はロアスワッシュプレート16のロア回転スワッシュ16bに連結してある。
ロアメインロータ14は、ロアメインマスト13aと一体に回転しつつ、アジャストロッド25、ミキシングアームロア23及びロアピッチアーム24を介して、後述するロアスワッシュプレート16の傾動動作がロアブレードホルダ14b,14bに伝達され、ロアブレードホルダ14b,14bがメインマスト13と直交する軸方向の周りに傾動するのに伴ってロアメインロータ14全体が適宜に傾くことにより、ロアロータブレード14c,14cのピッチ角を変化させるように構成してある。
アッパーメインロータ15は、図4に示されように、アッパーメインマスト13bの外周に一体に固着したアッパーヨーク15aと、アッパーヨーク15aの左右両側に、メインマスト13と直交する軸方向の周りに回転自在に取り付けられた一対のアッパーブレードホルダ15b,15bと、アッパーブレードホルダ15b,15bの元端部を上下両面から挟み込みボルトを貫通させて所定のピッチ角でアッパーブレードホルダ15b,15bに一体に取り付けられたアッパーロータブレード15c,15cとにより、ロアメインロータ14と同様に構成してある。
アッパーメインロータ15の上方には、前記メインマスト13の上端から突出したラダーミキシングロッド13cの端部にミキシングロッドヘッド26が取り付けてある。アッパーヨーク15aの上方に位置するミキシングロッドヘッド26の左右両側部には、マスト13と直交する軸方向を支点として回転自在にアッパーミキシングアーム27,27を取り付けてある。また、ミキシングロッドヘッド26の前後両側部には、同じくマスト13と直交する軸方向を支点として回転自在であってアッパーメインロータ15の軸方向に沿って配置されたアジャストロッド28,28を取り付けてある。
アッパーブレードホルダ15b、15bの一側には、アッパーピッチアーム29,が取り付けられ、このアッパーピッチアーム29の端部はアジャストロッド30を介して前記アッパーミキシングアーム27の中間部に設けられた軸部に連結してある。また、図5に示されるように、アッパーヨーク15a,15aには、ラダーストッパープレート31が取り付けられ、このラダーストッパープレート31の端部には一端が前記ミキシングロッドヘッド26に連結したアジャストロッド28の他端部を連結してある。ラダーストッパープレート31とアジャストロッド28は、メインマスト13に沿って上下動するミキシングロッドヘッド26が飛行中にメインマスト13の回転に伴い加わる力で捻れることがないようにミキシングロッドヘッド26を支持する機能も奏する。
また、アッパーミキシングアーム27,27の端部は、アッパーヨーク15aの外周面に軸支されたミキシングアームアッパー32とアジャストロッド40を介して連結しており、ミキシングアームアッパー32は、その端部に軸支されたアジャストロッド33を介して、後述するアッパースワッシュプレート17のアッパー上側回転スワッシュ17bに連結してある。
アッパーメインロータ15は、アッパーメインマスト13bと一体に回転しつつ、アジャストロッド33、ミキシングアームアッパー32、アッパーミキシングアーム27及びアッパーピッチアーム29を介して、後述するアッパースワッシュプレート17の傾動動作がアッパーブレードホルダ15b,15bに伝達され、アッパーブレードホルダ15b、15bがメインマスト13と直交する軸方向の周りに傾動するのに伴ってアッパーメインロータ15全体が適宜に傾くことにより、アッパーロータブレード15c,15cのピッチ角を変化させるように構成してある。
また、アッパーメインロータ15は、後述するように、ラダーサーボRSを作動させてラダーミキシングロッド13cをマスト13に沿って上下動させると、ラダーミキシングロッド13cとともにその上端に固着されたミキシングロッドヘッド26が上下に変位し、この変位に対応してアッパーミキシングアーム27,27が上下に回転することにより、後述するアッパー上側回転スワッシュ17bからの入力をミキシングしてアッパーブレードホルダ15b,15bに伝達し、アッパーロータブレード15c,15cのピッチ角が変化することで、ロアメインロータ14のピッチ角との差を設けて、R/Cヘリ1のヨー軸制御がなされるように構成してある。
ロアスワッシュプレート16は、図3に示されるように、ロア固定スワッシュ16aの上側に、軸受け(図示せず)を介して、ロア回転スワッシュ16bを回転自在に支持して構成され、その中央に形成された開口にメインマスト13を通し、当該マストを中心としてマストと直交する方向の軸廻りで傾動自在に取り付けてある。
ロアスワッシュプレート16の下側には、エレベータサーボES、エルロンサーボAS及びピッチサーボPSの各サーボが設置されており、各サーボホーンに接続した上向きの出力レバー34を、ロア固定スワッシュ16aの外周三方に各々連結してある。
ロア回転スワッシュ16bは、ロアラジアスアーム22及びロアラジアスブロック21を介してロアヨーク14aに取り付けられ、ロアメインマスト13aと一体に回転するように取り付けてある。また、ロア回転スワッシュ16bの外周面の対向位置には、上端部がミキシングアームロア23に接続したアジャストロッド25の下端部をそれぞれ連結してあるとともに、外周四方に4本のアジャストロッド35の下端部を接続し、これらアジャストロッド35の上端部を後述するアッパースワッシュプレート17のアッパー下側回転スワッシュ17aの外周四方に連結してある。
アッパースワッシュプレート17は、図4に示されるように、アッパー下側回転スワッシュ17aの上側に、軸受け(図示せず)を介して、アッパー上側回転スワッシュ17bを回転自在に支持して構成され、その中央に形成された開口にメインマスト13を通し、当該マストを中心としてマストと直交する方向の軸廻りで傾動自在に取り付けてある。
アッパー下側回転スワッシュ17aは、その外周四方が前記アジャストロッド35を介してロア回転スワッシュ16bの外周四方に連結してあるとともに、アッパーラジアスブロック36及びアッパーラジアスアーム37を介してロアヨーク14aに固定され、ロアメインロータ14と一体に回転するように取り付けてある。
また、アッパー上側回転スワッシュ17bは、アッパーラジアスアーム38を介してアッパーメインマスト13bの外周面に固着したアッパーラジアスブロック39に固定され、アッパーメインロータ15とともにアッパーメインマスト13bと一体に回転するように取り付けてある。
また、アッパー上側回転スワッシュ17bの外周面の対向位置には、上端部がミキシングアームアッパー32に接続したアジャストロッド33の下端部をそれぞれ連結してある。
ロアスワッシュプレート16とアッパースワッシュプレート17は、エレベータサーボES、エルロンサーボAS又はピッチサーボPSを駆動して各サーボホーンと接続した上向きの出力レバー34を昇降作動させると、ロアスワッシュプレート16のロア固定スワッシュ16aとロア回転スワッシュ16bが、昇降する出力レバー34の位置に対応してメインマスト13の廻りで傾動し、ロア回転スワッシュ16bの傾動に伴って、アッパースワッシュプレート17の上下の回転スワッシュ17a,17bが、ロアスワッシュプレート16と平行にメインマスト13の廻りで傾動するように取り付けてある。
また、従来のR/Cヘリでは、図7(A)に示されるように、ジャイロプリセッションが入力に対して90度遅れて現れるとの知見に基づき、これを利用してメインロータMRの回転方向Rに対して90度遅れたところで舵を入力、つまりメインロータMRの回転方向に対して90度遅れた位置でスワッシュプレートを傾動させて、その操作入力SIを、アジャストロッドを介してメインロータMRに入力してメインロータMRのピッチ角を変化させるようになっていた。
これに対し、本形態におけるロアメインマスト13a廻りにおけるロアメインロータ14とロアスワッシュプレート16の配置は、ジャイロプリセッションが90度よりも小さな範囲で現われるとの知見に基づき、これに対応させて、同図(B)に示されるように、ロアメインロータ14の取り付け位置をロアスワッシュプレート16によるロアメインロータ14へのサイクリックコントロールの入力位置に対してロアメインマスト13a廻りで90度よりも小さな角度となるように設けて、つまりロアメインロータ14の長軸方向の線分と、アジャストロッド25を介してロアメインロータ14に入力されるロア回転スワッシュ16bの操作入力の位置との交差角度が鋭角な位相角αとなる位置に設けている。
そして、ロアメインロータ14とロア回転スワッシュ16bをアジャストロッド25で連結し、ロア回転スワッシュ16bの操作入力が、前記鋭角な位相角αのだけ進んだ位置でロアメインロータ14に入力されて、そのピッチ角を変化させるようになっている。
また、アッパーメインマスト13b廻りにおけるアッパーメインロータ15とアッパースワッシュプレート17の配置も前記と同様に、アッパメインロータ15の取り付け位置をアッパースワッシュプレート17によるサイクリックコントロールの入力位置に対してアッパメインマスト13b廻りで90度よりも小さな角度となるように設け、アッパーアメインロータ15の長軸方向の線分と、アジャストロッド33を介してアッパーメインロータ15に入力されるアッパー上側回転スワッシュ17bの操作入力の位置との交差角度が鋭角な位相角αとなる位置に設けている。
そして、アッパーメインロータ15とアッパー上側回転スワッシュ17bをアジャストロッド33で連結し、アッパー上側回転スワッシュ17bの操作入力が、前記鋭角な位相角αだけ進んだ位置でアッパーメインロータ15に入力されて、そのピッチ角を変化させるようになっている。
なお、上下のスワッシュプレート16,17のそれぞれの操作入力位置と上下のメインロータ13,14の取り付け位置は、前記鋭角な位相角αとなるように上下のメインマスト16a,16bの廻りで、それぞれの位置を、相対的に適宜な鋭角な角度だけ進めて、或いは遅らせて設定してもよい。
このように構成された本形態のR/Cヘリ1のヨー軸の制御は以下のようにして行われる。
先ず、図8に示されるように、上下のメインロータ14,15のロータブレード14c、15cのピッチ角に差を設けない状態では、ラダーサーボRSの出力レバー34はその作動範囲の中間位置に保持される。
この状態から、ラダーサーボRSを作動して出力レバー34を下降させると、図9に示されるように、メインマスト13内に装填されてアッパーメインマスト13b一体に回転するラダーミキシングロッド13cが上昇し、その上端部に固着したアッパーミキシングヘッド26が上方へ変位する。
この変位に対応してアッパーミキシングヘッド26に回転自在に取り付けられたアッパーミキシングアーム27,27が取り付け部位を支点に回転して、その端部が下方へ変位し、この変位と、アジャストロッド33、ミキシングアームアッパー32及びアジャストロッド40を介してアッパーミキシングアーム27,27に接続したアッパー上側回転スワッシュ17bからの入力とがミキシングされるとともに、アッパーブレードホルダ15b,15bをアッパーヨーク15a,15aの支軸廻りに傾動させる変位に変換される。そして、変換された変位は、アッパーピッチアーム29,29を介してアッパーブレードホルダ15b,15bに伝達され、アッパーブレードホルダ15b,15bとともにアッパーロータブレード15c,15cが傾動してピッチ角が変化し、これによりロアメインロータ14のピッチ角に差がつけられ、機体のヨー軸制御が行われる。
これとは逆に、ラダーサーボRSの出力レバー34を上昇させると、図10に示されるように、ラダーミキシングロッド13cとともにアッパーミキシングヘッド26が下方へ変位し、これに対応してアッパーミキシングアーム27,27の端部が上方へ変位する。そして、この変位と、アッパー上側回転スワッシュ17bからの入力とがミキシングされるとともにアッパーブレードホルダ15b,15bを傾動させる変位に変換されて、アッパーピッチアーム29,29を介してアッパーブレードホルダ15b,15bに伝達され、アッパーブレードホルダ15b,15b及びアッパーロータブレード15c,15cが前記とは逆方向に傾動してピッチ角が変化し、ロアメインロータ14のピッチ角とに差がつけられることで機体のヨー軸制御が行われる。
また、本形態のR/Cヘリ1は、エレベータサーボES、エルロンサーボAS又はピッチサーボPSを駆動して各サーボホーンと接続した出力レバー34を昇降作動させると、昇降する出力レバー34の位置に対応して、ロアスワッシュプレート16とアッパースワッシュプレート17がメインマスト13の廻りで適宜に傾動し、これに応じてロア回転スワッシュ16bの傾動がアジャストロッド25を介しロアメインロータ14に伝達されてロアメインロータ14を傾動させ、ロアロータブレード14c,14cのピッチ角を変化させ、また、アッパー上側回転スワッシュ17bの傾動がアジャストロッド33を介しアッパーメインロータ15に伝達されてアッパーメインロータ15を傾動させ、アッパーロータブレード15c、15cのピッチ角を変化させる。
上下のメインロータ14,15が傾動し、ロータブレード14c,15cのピッチ角が変化するのに伴い、上下のメインロータ14,15にはそれぞれジャイロプリセッションが働くが、このジャイロプリセッションは上下のメインロータ14,15のそれぞれの回転方向に対して90度よりもよりも小さな範囲で遅れて現れる。
本形態では、前記図7(B)に示されるように、ジャイロプリセッションが90度よりもよりも小さな範囲で現れることに対応させて、上下のメインロータ14,15の取り付け位置を上下のスワッシュプレート16,17による上下のメインロータ14,15へのサイクリックコントロールの入力位置に対してメインマスト13廻りで90度よりも小さな位相角αをなすように設定し、上下のスワッシュプレート16,17のそれぞれの入力位置でリンク機構を介して上下のメインロータ14,15に連結し、上下のスワッシュプレート16,17の傾動動作である操作入力が、前記鋭角な位相角αの位置で上下のメインロータ14,15にそれぞれ入力されて、それぞれのロータブレード14c,15cのピッチ角を変化させるように構成してある。
従って、上下のメインロータ14,15のそれぞれのロータブレード14c,15cのピッチ角が変化するのに伴って、機体に作用するジャイロプリセッションの力の方向と、機体を制御すべき方向とが一致したものとなり、R/Cヘリの飛行動作を安定させることが可能となる。
〔実施例〕
本形態のロータヘッドを装備した、産業用の同軸反転式R/Cヘリを構成した。ロータブレードはFRP製のものを用い、一枚の重量が2kgであった。モータや受信装置、バッテリーなどの電装品も含めて機体の総重量は92kgであった。
前記図7(B)に示された、上下のメインロータに対する上下のスワッシュプレートの操作入力位置の、上下のメインロータとの位相角α(操作入力に対する配置の位相差)は略35度に設定した。
〔比較例〕
前記実施例と同じ機体及びロータブレードを用い、上下のメインロータを、前記図7(A)に示された従来のR/Cヘリと同様の配置、つまりスワッシュプレートの操作入力に対する上下のメインロータの取り付け位置が90度の位相角となるように配置して同軸反転式R/Cヘリを構成した。
比較例のR/Cヘリを遠隔操作で飛行させたところ、機体を直進させる操作が難しく、左右どちらかの方向に曲がる挙動が生じた。これを補正するべく、送信機の操作スティックを操作すると飛行姿勢が崩れ、機体の飛行方向の制御をスムーズに行うことが難しかった。
これに対し、実施例のR/Cヘリは、前後左右何れの方向に飛行させるように操作しても、滑らかに操作方向に飛行し、飛行姿勢を崩すことなく安定的に飛行方向を制御することができた。
なお、図示した形態は一例であり、本発明は他の適宜な形態の同軸反転式のR/Cヘリ、或いは自律制御によって飛行する同軸反転式の無人ヘリコプタに適用することが可能である。本発明は、比較的大型の産業用のR/Cヘリや無人ヘリコプタ、屋外で飛行させるホビー用のR/Cヘリ、さらにはインドア用の小型且つ軽量なR/Cヘリにも適用可能である。
1 R/Cヘリ、4 機体、7 ロータヘッド、8 電動モータ、13 メインマスト、13a ロアメインマスト、13b アッパーメインマスト、13c ラダーミキシングロッド、14 ロアメインロータ、14a ロアヨーク、14b ロアブレードホルダ、14c ロアロータブレード、15 アッパーメインロータ、15a アッパーヨーク、15b アッパーブレードホルダ、15c アッパーロータブレード、16 ロアスワッシュプレート、16a ロア固定スワッシュ、16b ロア回転スワッシュ、17 アッパースワッシュプレート、17a アッパー下側回転スワッシュ、17b アッパー上側回転スワッシュ、18a,18b,18c ベベルギヤ、ES エレベータサーボ,AS エルロンサーボ、PS ピッチサーボ、RS ラダーサーボ
前記課題を解決するため本発明は、メインマストに設けられた同軸上で互いに逆回転する回転軸に上下のメインロータがそれぞれ取り付けられ、上下のメインロータのロータブレードのピッチ角を、上下のスワッシュプレートを傾動動作させることにより変化させて飛行する同軸反転式無人ヘリコプタにおいて、
前記メインマスト内にラダーコントロールロッドを挿通し、メインマストの下端部から突出したラダーコントロールロッドの下端部にリンク機構を介してラダーサーボを接続し、ラダーサーボの作動によりラダーコントロールロッドが上下動するように設ける一方、
メインマストの上端部から突出したラダーコントロールロッドの上端部にはミキングロッドヘッドを固定し、このミキシングロッドヘッドの左右両側部に、上側メインロータのヨークに回転自在に取り付けられた上側ブレードホルダーと上側スワッシュプレートとを接続するリンク機構をそれぞれ取り付け、ミキシングロッドヘッドの前後両側部には、上側メインロータのヨークに取り付けられたラダーストッパープレートに一端部が連結したアジャストロッドの他端部をそれぞれ連結し、
前記ラダーサーボの作動によってラダーコントロールロッドとともに上下動するミキシングロッドヘッドを、前記ラダーストッパープレート及びアジャストロッドで支持するとともに、当該ミキシングロッドヘッドの上下の変位が前記リンク機構を介して上側ブレードホルダーを支軸廻りに傾動させる変位に変換して上側ロータブレードのピッチ角を変化させることにより、上下のメインロータのロータブレードのピッチ角に差が設けられるようした構成を有することを特徴とする。
アッパーメインロータ15の上方には、前記メインマスト13の上端から突出したラダーミキシングロッド13cの端部にミキシングロッドヘッド26が取り付けてある。アッパーヨーク15aの上方に位置するミキシングロッドヘッド26の左右両側部には、マスト13と直交する軸方向を支点として回転自在にアッパーミキシングアーム27,27を取り付けてある。また、ミキシングロッドヘッド26の前後両側部には、同じくマスト13と直交する軸方向を支点として回転自在であってアッパーメインロータ15の軸方向に沿って配置されたアジャストロッド28,28を取り付けてある。
アッパーブレードホルダ15b、15bの一側には、アッパーピッチアーム29,29が取り付けられ、このアッパーピッチアーム29の端部はアジャストロッド30を介して前記アッパーミキシングアーム27の中間部に設けられた軸部に連結してある。また、図5に示されるように、アッパーヨーク15a,15aには、ラダーストッパープレート31が取り付けられ、このラダーストッパープレート31の端部には一端が前記ミキシングロッドヘッド26に連結したアジャストロッド28の他端部を連結してある。ラダーストッパープレート31とアジャストロッド28は、メインマスト13に沿って上下動するミキシングロッドヘッド26が飛行中にメインマスト13の回転に伴い加わる力で捻れることがないようにミキシングロッドヘッド26を支持する機能も奏する。
また、アッパーミキシングアーム27,27の端部は、アッパーヨーク15aの外周面に軸支されたミキシングアームアッパー32とアジャストロッド40を介して連結しており、ミキシングアームアッパー32は、その端部に軸支されたアジャストロッド33を介して、後述するアッパースワッシュプレート17のアッパー上側回転スワッシュ17bに連結してある。
また、従来のR/Cヘリでは、図7(A)に示されるように、ジャイロプリセッションが入力に対して90度遅れて現れるとの知見に基づき、これを利用してメインロータMRの回転方向Rに対して90度遅れたところで舵を入力、つまりメインロータMRの回転方向に対して90度遅れた位置でスワッシュプレートを傾動させて、その操作入力SIを、アジャストロッドを介してメインロータMRに入力してメインロータMRのピッチ角を変化させるようになっていた。
これに対し、本形態におけるロアメインマスト13a廻りにおけるロアメインロータ14とロアスワッシュプレート16の配置は、ジャイロプリセッションが90度よりも小さな範囲で現われるとの知見に基づき、これに対応させて、同図(B)に示されるように、ロアメインロータ14の取り付け位置をロアスワッシュプレート16によるロアメインロータ14へのサイクリックコントロールの入力位置に対してロアメインマスト13a廻りで90度よりも小さな角度となるように設けて、つまりロアメインロータ14の長軸方向の線分と、アジャストロッド25を介してロアメインロータ14に入力されるロア回転スワッシュ16bの操作入力の位置との交差角度が鋭角な位相角αとなる位置に設けている。
そして、ロアメインロータ14とロア回転スワッシュ16bをアジャストロッド25で連結し、ロア回転スワッシュ16bの操作入力が、前記鋭角な位相角αのだけ進んだ位置でロアメインロータ14に入力されて、そのピッチ角を変化させるようになっている。
また、アッパーメインマスト13b廻りにおけるアッパーメインロータ15とアッパースワッシュプレート17の配置も前記と同様に、アッパーメインロータ15の取り付け位置をアッパースワッシュプレート17によるサイクリックコントロールの入力位置に対してアッパーメインマスト13b廻りで90度よりも小さな角度となるように設け、アッパーアメインロータ15の長軸方向の線分と、アジャストロッド33を介してアッパーメインロータ15に入力されるアッパー上側回転スワッシュ17bの操作入力の位置との交差角度が鋭角な位相角αとなる位置に設けている。
そして、アッパーメインロータ15とアッパー上側回転スワッシュ17bをアジャストロッド33で連結し、アッパー上側回転スワッシュ17bの操作入力が、前記鋭角な位相角αだけ進んだ位置でアッパーメインロータ15に入力されて、そのピッチ角を変化させるようになっている。
なお、上下のスワッシュプレート16,17のそれぞれの操作入力位置と上下のメインロータ13,14の取り付け位置は、前記鋭角な位相角αとなるように上下のメインマスト16a,16bの廻りで、それぞれの位置を、相対的に適宜な鋭角な角度だけ進めて、或いは遅らせて設定してもよい。

Claims (2)

  1. メインマストに設けられた同軸上で互いに逆回転する回転軸に上下のメインロータがそれぞれ取り付けられ、上下のメインロータのロータブレードのピッチ角を、上下のスワッシュプレートを傾動動作させることにより変化させて飛行する同軸反転式無人ヘリコプタにおいて、
    前記メインマスト内にラダーコントロールロッドを挿通し、メインマストの下端部から突出したラダーコントロールロッドの下端部にリンク機構を介してラダーサーボを接続し、ラダーサーボの作動によりラダーコントロールロッドが上下動するように設ける一方、
    メインマストの上端部から突出したラダーコントロールロッドの上端部にはミキングロッドヘッドを固定し、このミキシングロッドヘッドに、上側メインロータのヨークに回転自在に取り付けられた上側ブレードホルダーと上側スワッシュプレートとを接続するリンク機構を取り付け、
    前記ラダーサーボの作動によってラダーコントロールロッドとともに上下動するミキシングロッドヘッドの上下の変位が前記リンク機構を介して上側ブレードホルダーを支軸廻りに傾動させる変位に変換して上側ロータブレードのピッチ角を変化させることにより、上下のメインロータのロータブレードのピッチ角に差が設けられるようした構成を有することを特徴とする同軸反転式無人ヘリコプタ。
  2. メインマストに設けられた同軸上で互いに逆回転する回転軸に上下のメインロータがそれぞれ取り付けられ、上下のメインロータのロータブレードのピッチ角を、上下のスワッシュプレートを傾動動作させることにより変化させて飛行する同軸反転式無人ヘリコプタにおいて、
    上下のメインロータはそれぞれ上下のスワッシュプレートからの操作入力に対して出力となるそれぞれのメインロータのジャイロプリセッションが90度よりも小さな範囲で現れるように設けられ、
    上下のメインロータの取り付け位置を上下のスワッシュプレートによる上下のメインロータへのサイクリックコントロールのそれぞれの入力位置に対してメインマスト廻りで90度よりも小さな角度に設けて、上下のメインロータと上下のスワッシュプレートをそれぞれリンク機構を介して接続した構成を有することを特徴とする請求項1に記載の同軸反転式無人ヘリコプタ。
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