JP2014072746A - 信号有無判定手段を用いて送信側情報を取得する通信システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】CDRを実施するのに必要な期間をプリアンブルとして信号に挿入せずとも、2値の論理情報の通信を可能とする通信システムを提供する。
【解決手段】本通信システムの送信装置は、CDRを実施するのに必要な時間をプリアンブルに挿入したクロック重畳信号を生成し送信するフレーム送信手段と、クロック重畳信号の送信に必要な時間よりも短い送信期間を有するパルス信号を生成し送信するパルス送信手段と、受信装置から通知された送信期間ΔTに基づいて、いずれか一方の送信手段の使用を選択する送信系統選択手段とを有する。一方、本通信システムの受信装置は、送信装置からの信号の有無を判定することによってパルス信号を受信することができる信号有無判定手段と、送信装置に通知した送信開始時刻及び送信期間ΔTに基づいて、いずれか一方の受信(判定)手段の使用を選択する受信系統選択手段とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、クロック・データ再生(CDR:Clock and Data Recovery)機能を備えた通信システムにおける通信技術に関する。
デジタル通信では、受信側でデジタル信号の各データビットを正しいタイミングで判定する必要がある。このため、従来、データを送信する伝送路とは別の伝送路を用いて、タイミング情報(クロック)を送信することが多く行われてきた。
これに対し、近年の高速シリアルデータ通信では、クロックを送信する伝送路を別に設けることなく、データ信号にクロックを重畳して送信する方法がよく利用されている。この場合、受信側には、データにクロックを重畳させた信号からクロックを抽出し、抽出したクロックを用いてデータをリタイミングして再生するクロック・データ再生(CDR)回路が設けられる。また、CDRの実施には相当の時間が必要となるため、送信側では、CDRを実施するのに十分な期間をデータ信号の前にプリアンブルとして挿入する。
一方、データ内容の判別を必要としない用途では、CDRを実施せずに信号の判定を行う取り組みが行われている。例えば、特許文献1には、クロック抽出フィルタを通す前の信号を入力する位置に設けられ、入力信号の有無を検出して入力信号が無い場合にロス出力する信号断検出回路を具備するクロック・データ再生装置が開示されている。
また、特許文献2には、バースト光信号の無入力時に不要なノイズが後段のCDR回路へ送出されることを防止するために設けられた、バースト光信号の有無を判定する信号検出回路を具備するバースト光受信回路が開示されている。
さらに、特許文献3には、入力信号(光信号)の有無を的確に検出するために設けられた、CDR回路の上段のリミッティングアンプと並列に接続される光信号断検出回路が開示されている。
特開2001−292179号公報 特開2006−254061号公報 特開2011−166659号公報
しかしながら、CDR機能を備えた通信システムにおいては、特許文献1〜3に記載されたような従来技術を用いたとしても、送受信手段の間でやりとりされる信号には、必ずCDRを実施するのに必要な期間がプリアンブルとして挿入されざるを得ない。即ち、2値の論理信号をやり取りして所定の情報を伝送するためには、必ず、長い期間のプリアンブルを伴った信号が送受信されることになる。
例えば、特許文献1〜3に開示された通信装置では、確かに、CDRを実施せずに信号の有無を判定する信号断検出手段がCDR回路と併設されている。しかしながら、これらの信号断検出手段は、通信の異常を検出したり、無信号時に後段のCDR回路へ不要なノイズが送出されることを防いだりするための手段である。即ち、特許文献1〜3では、開示された信号断検出手段を、通信用途に利用することは何ら想定していない。
また、それ故に、特許文献1〜3に開示された技術では、送信側からは、必ずCDR実施のための期間を設けた信号が送信され、受信側では、必ず受信した信号のCDRを実施しデータの判別を行っている。
そこで、本発明は、CDRを実施するのに必要な期間をプリアンブルとして信号に挿入せずとも、2値の論理情報の通信を可能とする通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、クロック信号をデータ信号に重畳させたクロック重畳信号を送信する1つ以上の送信装置と、当該送信装置に送信開始時刻及び送信期間ΔTを通知する受信装置であって、クロック重畳信号を受信してクロック信号を抽出し、データ信号をリタイミングして再生するデータ再生手段を有する受信装置とを備えた通信システムであって、
送信装置は、
データ信号をリタイミングして再生するのに必要な時間をプリアンブルに挿入したクロック重畳信号を生成し送信するフレーム送信手段と、
当該データ信号をリタイミングして再生するのに必要な時間よりも短い送信期間を有しており送信側情報であるパルス信号を生成し送信するパルス送信手段と、
受信装置から通知された送信期間ΔTに基づいて、フレーム送信手段及びパルス送信手段のうちのいずれか一方の使用を選択する送信系統選択手段と
を有し、
受信装置は、
送信装置からの信号の有無を判定することによってパルス信号を受信することができる信号有無判定手段と、
送信装置に通知した送信開始時刻及び送信期間ΔTに基づいて、データ再生手段及び信号有無判定手段のうちのいずれか一方の使用を選択する受信系統選択手段と、
受信したパルス信号から送信側情報を取得する送信側情報取得手段と
を有する通信システムが提供される。
この本発明による通信システムの一実施形態として、
送信系統選択手段は、パルス送信手段の使用を選択した際、送信すべきデータを有する場合にパルス信号を送信させ、送信すべきデータを有しない場合にはパルス信号を送信させず、
送信側情報取得手段は、受信系統選択手段が信号有無判定手段の使用を選択した際、パルス信号を受信した場合に、送信装置は送信すべきデータを有していると判定し、パルス信号を受信しない場合、送信装置は送信すべきデータを有していないと判定することも好ましい。
また、本発明による通信システムの他の実施形態として、受信装置は、AGC(Automatic Gain Control)を実行するAGC手段を更に有しており、フレーム送信手段は、AGCを実行するのに要する時間と、データ信号をリタイミングして再生するのに必要な時間とをプリアンブルに挿入したクロック重畳信号を生成し送信することも好ましい。
さらに、本発明による通信システムの他の実施形態として、送信系統選択手段は、受信装置から通知された送信期間ΔTが所定の閾値Tthよりも短い場合、パルス送信手段の使用を選択することも好ましい。
また、本発明による通信システムの他の実施形態として、受信系統選択手段は、送信装置に所定の閾値Tthよりも短い送信期間ΔTを通知した場合、送信装置に通知した送信開始時刻に伝送遅延時間を加算した時刻(受信開始時刻)から送信装置に通知した送信期間ΔTの間、信号有無判定手段の使用を選択することも好ましい。
本発明によれば、さらに、クロック信号をデータ信号に重畳させたクロック重畳信号を送信する1つ以上の送信装置と、当該送信装置に送信開始時刻及び送信期間ΔTを通知する受信装置であって、クロック重畳信号を受信してクロック信号を抽出し、データ信号をリタイミングして再生するデータ再生手段を有する受信装置とを備えた通信システムにおける通信方法であって、
受信装置から通知された送信期間ΔTに基づいて、
データ信号をリタイミングして再生するのに必要な時間をプリアンブルに挿入したクロック重畳信号を生成し送信するステップと、
当該クロック重畳信号の送信に必要な時間よりも短い送信期間を有しており、送信側情報であるパルス信号を生成し送信するステップと
のうちのいずれか一方の実行を選択する第1のステップと、
第1のステップで選択されたステップを実行する第2のステップと、
送信装置に通知した送信開始時刻及び送信期間ΔTに基づいて、送信装置からの信号の有無を判定することによってパルス信号を受信するステップと、データ再生手段を使用するステップとのうちのいずれか一方の実行を選択する第3のステップと、
第3のステップで選択されたステップを実行する第4のステップと、
パルス信号を受信するステップが実行された際、受信したパルス信号から送信側情報を取得する第5のステップと
を有する通信方法が提供される。
本発明の通信システム及び通信方法によれば、CDRを実施するのに必要な期間をプリアンブルとして信号に挿入せずとも、2値の論理情報の通信を行うことができる。これにより、シグナリングにおいてCDRに要する時間を低減することができる。また、それ故に、データ信号を時間軸上でより密に配置することができるので、伝送効率の向上が可能となる。
従来のPON(Passive Optical Network)における信号の送受信例を示す、比較例としての動作図、及び本発明による通信システムの一実施形態としてのPONにおける、信号の送受信例を示す動作図である。 10G−EPONにおけるREPORTフレームのオーバヘッドを説明するための概略図、及び本発明に係るパルス信号のオーバヘッドを説明するための概略図である。 本発明による通信方法を10G−EPON(10 Gigabit-Ethernet Passive Optical Network)に適用した一実施形態を示すシーケンス図である。 本発明による通信システムの一実施形態を示す、送信装置及び受信装置の機能構成図である。 PONシステムにおけるONUの台数変化を示す説明図、並びに、本発明に係るパルス信号を利用したDBA動作、及び従来のREPORTフレームを利用したDBA動作における使用帯域のONU台数依存性を示すグラフである。
本発明の通信システムは、
(a)クロック信号をデータ信号に重畳させた「クロック重畳信号」を送信する1つの又は複数の送信装置と、
(b)上記送信装置に「送信開始時刻」及び「送信期間」を通知し、所定のタイミングで信号を受信できるようにする受信装置であって、「クロック重畳信号」を受信してCDR(Clock and Data Recovery:クロック信号の抽出、データ信号のリタイミング・再生)を実施するデータ再生部を有する受信装置と
を備えている。即ち、本発明は、1つ以上の上記送信装置(a)が1つの上記受信装置(b)に接続された通信システムに対してならば、以下に示す特徴的構成を設けることによって、広く適用可能となる。
このうち、送信装置(a)は、CDRを実施するのに必要な時間をプリアンブルに挿入した「クロック重畳信号」を生成し送信するフレーム送信手段に並列する形で、
(a1)「クロック重畳信号」の送信に必要な時間よりも短い送信期間を有しており、送信側情報である「パルス信号」を生成し送信するパルス送信手段を有しており、さらに、
(a2)受信装置から通知された「送信期間」に基づいて、フレーム送信手段及びパルス送信手段のうちのいずれか一方の使用を選択する送信系統選択手段
を有している。
一方、受信装置(b)は、
(b1)上記送信装置からの信号の有無を判定することによって「パルス信号」を受信することができる信号有無判定手段と、
(b2)送信装置に通知した「送信開始時刻」及び「送信期間」に基づいて、データ再生手段及び信号有無判定手段のうちのいずれか一方の使用を選択する受信系統選択手段と、
(b3)受信した「パルス信号」から送信側情報を取得する送信側情報取得手段と
を有している。
このように、本発明のCDR機能を備えた通信システムでは、CDRの実施に必要な時間をプリアンブルとして挿入されていない、送信側の論理情報である「パルス信号」を送信し、「信号有無判定手段」がCDRを実施することなくこの「パルス信号」を受信し、判別する。
その結果、CDRを実施するのに必要な期間をプリアンブルとして信号に挿入せずとも、送受信装置の間で2値の論理情報の通信を行うことができる。これにより、送信装置でのシグナリングにおいてCDRの実施に要する時間を低減することができる。また、それ故に、送信装置と受信装置とを接続する伝送路上において、データ信号を時間軸上でより密に配置することができるので、伝送効率の向上が可能となる。
以下、以上に説明した本発明による実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1(A)は、従来のPON(Passive Optical Network)における信号の送受信例を示す、比較例としての動作図であり、図1(B)は、本発明による通信システムの一実施形態としてのPONにおける、信号の送受信例を示す動作図である。尚、図1(B)の送受信例はあくまで本発明の一適用例であって、本発明を何ら制約するものではなく、特に、本発明の態様をPONに限定するものではない。
図1(A)及び(B)の送受信例では、IEEE802.3avとして標準化が行われた10G−EPON(10 Gigabit-Ethernet Passive Optical Network)において、動的帯域割当(DBA:Dynamic Bandwidth Allocation)を機能させることを前提にしている。
10G−EPONでは、1台の局側光終端装置(OLT:Optical Line Terminal)が、光伝送路を介して複数台の加入者側ユニット(ONU:Optical Network Unit)と接続する。ここで、OLTを受信装置とし、ONUを送信装置として扱うことによって本発明を適用できる。
図1(A)に示す従来のDBAの動作においては、OLTから送信される制御フレームの1つであるGATEフレームを受信したONU#1は、送信すべきデータのデータ量(送信要求量)を、制御フレームの1つであるREPORTフレームを用いてOLTに通知する。OLTは、REPORTフレームの形で受信した各ONUの送信要求量に基づいて、DBA機能により各ONUに割り当てる送信許可量を演算する。次いで、送信開始時刻と送信許可量(送信期間)とを、GATEフレームを用いて各ONUへ通知する。
ONU#1は、GATEフレームによって通知された送信開始時刻と送信期間とをもって、OLTへデータを送信する。この際、ONU#1は、データフレームとREPORTフレームとを合わせてOLTに送信する。当該フレームを受信したOLTは、当該フレームの発信元であるONU#1に対して次に割り当てるべき送信期間の演算を完了させた後、GATEフレームの送信を行い、次のデータフレーム及びREPORTフレームの収集を行う。
一方、送信すべきデータを有しないONU#2は、REPORTフレームのみをOLTに送信する。当該REPORTフレームは、ポーリング周期で規定される時間間隔で収集される。ポーリング周期を長くすれば、帯域利用率は向上するものの、送信すべきデータが生じた時の遅延は大きくなる。
このような従来のDBA動作に対し、図1(B)に示す本発明を適用したDBA動作においては、受信装置としてのOLTは、送信装置としてのONU毎に指定した時間帯、即ち、「ONUに指定した送信開始時刻」に「伝送遅延時間」を加算した時刻(受信開始時刻)から、「ONUに指定した送信期間」の間において、パルス信号の受信が有った場合は、当該ONUに送信すべきデータが有る、と判断し、パルス信号の受信が無かった場合は、当該ONUに送信すべきデータは無い、と判断する。
図1(B)において、OLTから送信される制御フレームの1つであるGATEフレームを受信したONU#1は、送信すべきデータを有するため、データ有りとの送信側情報としてのパルス信号を送信する。OLTは、このパルス信号を受信して、ONU#1に送信すべきデータが有ることを認識し、送信開始時刻と送信期間とをGATEフレームを用いてONU#1に通知する。このGATEフレームを受信したONU#1は、GATEフレームによって通知された送信開始時刻と送信期間とをもって、データフレーム及びREPORTフレームをOLTに送信する。
このように、本発明に係るパルス信号を利用したDBA動作では、図1(A)の従来例とは異なり、各ONUは、最初、パルス信号のみを送信し、送信要求量を通知しない。従って、対象ONUからREPORTフレーム(送信要求量)を受信するまでの間、OLTがGATEフレームで当該ONUに割り当てる送信期間は、予め規定された固定値となる。特に、この送信期間は、
(a)OLTがパルス信号を受信する前の段階では、所定閾値未満の短い固定値に設定され、
(b)OLTがパルス信号を受信した直後の段階では、所定閾値以上の固定値に設定される
ことが好ましい。
次いで、OLTは、ONU#1から受信したREPORTフレームに含まれる送信要求量を考慮して、次の送信期間(及び送信開始時刻)を設定する。その後、設定された送信開始時刻と送信期間とを、GATEフレームを用いてONU#1に通知する。
ONU#1は、送信すべきデータを全て送り終えた後は、次に送信すべきデータが発生するまで、パルス信号や送信要求フレームをOLTに送信することはない。一方、ONU#2は、当初から送信すべきデータを有しないため、パルス信号や送信要求フレームをOLTに送信しない。
以上説明したように、従来のDBA動作と本発明による一実施形態としてのDBA動作とはそれぞれ、REPORTフレーム及びパルス信号を利用する点で大きく相違する。そこで、次にREPORTフレーム及びパルス信号のオーバヘッドを考察する。
図2(A)は、10G−EPONにおけるREPORTフレームのオーバヘッドを説明するための概略図である。また、図2(B)は、本発明に係るパルス信号のオーバヘッドを説明するための概略図である。
図2(A)に示した10G−EPONのREPORTフレームは、本来64バイトの固定長フレームである。しかしながら、一般に、REPORTフレームを含めた上り方向のフレーム通信には、オーバヘッドが必要となる。
10G−EPONでは、前方誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)が必須機能となっており、上り方向の最小データ単位は、216バイトのFECペイロード(図2(A)の5.)に32バイトのFECパリティ(図2(A)の6.)を付加した248バイトのFECコードワード単位である。このため、データ長の短いREPORTフレームのみを送信する場合には、非常に多くの無駄が生じる。
さらに、このFECコードワードには、先頭に、
1.レーザオン(Laser ON)、2.AGC(Automatic Gain Control)、
3.CDR(Clock and Data Recovery),4.BD(Burst Delimiter)
が付与され、末尾には、
7.EOB(End of Burst Delimiter)、8.レーザオフ(Laser OFF)
が付与される。
このため、上り通信の帯域利用率は、FEC符号化によるオーバヘッドの分、及びバースト信号によるオーバヘッド(レーザオン、AGC、CDR、BD、EOB、レーザオフ)の分だけ低減することになる。ここで、上述した各オーバヘッドの基準値又は最大値(MAX)は、図2(A)に示した通り、IEEE802.3avで規定されている。尚、レーザオフと次のフレームのレーザオンとは、図2(A)に示したようにデッドゾーン(Dead Zone)以上の時間を設けておけば重畳させてもよい。
一方、図2(B)に示したように、本発明に係るパルス信号では、送信の際、パルス信号の送信期間P及びデッドゾーンだけを設定すればよい。パルス信号の送信期間Pは、ノイズと誤認識されない長さを有することが好ましく、例えば16ns(ナノ秒)とすることができる。このように、パルス信号の送信期間Pは、CDR処理を実施するのに必要な時間よりも十分に短い時間に設定される。当然に、REPORTフレームのオーバヘッドよりも大幅に短い時間となる。
従って、このようなパルス信号(図2(B))をDBA動作に利用することによって、REPORTフレーム(図2(A))よりもパルス信号のオーバヘッドが短い分、結果的に、伝送路上にデータフレームをより密に配置することができる。これにより、従来のDBA動作と比較して、より高い帯域利用率を実現することが可能となる。
図3は、本発明による通信方法を10G−EPONに適用した一実施形態を示すシーケンス図である。
(S300)受信装置としてのOLT2は、固定値をとる送信期間ΔTs1を含むGATEフレームを、送信装置としてのONU1に送信する。ここで、送信期間ΔTs1は、所定閾値Tthよりも小さい(短い)値に設定される。また、この所定閾値Tthは、予め設定される値であって、例えば、図2(A)の1.〜8.の合計値である2441.6nsに設定可能である。
(S301)ONU1は、GATEフレームを受信し、このGATEフレームにより通知された送信期間ΔTs1の長さを判定し、ΔTs1が次式
(1) ΔTs1<Tth
を満たすとの判定結果を得た際、送信系統として、フレーム送信部とパルス送信部とのうち、パルス送信部を選択する。
(S302)ONU1は、送信すべきデータが有るか否かを判定する。これは、例えば、下位のユーザネットワークを介して上りデータがONU1に受信され、ONU1内のバッファに蓄積されているか否かを判定するものであってもよい。ここで、偽の判定、即ち送信すべきデータが無いとの判定が行われた場合、ONU1は、パルス信号や送信要求フレームをOLTに送信しない。
(S303)一方、ステップS302で真の判定、即ち送信すべきデータが有るとの判定、が行われた場合、ONU1は、指定された送信開始時刻から送信期間ΔTs1の間で、送信すべきデータ有りとの送信側情報であるパルス信号をOLT2に送信する。
(S304)OLT2は、所定閾値Tthよりも短い送信期間ΔTs1をONU1に通知しているので、ONU1に指定した送信開始時刻に予め算出された伝送遅延時間を加算した時刻(受信開始時刻)から、ONU1に指定した送信期間ΔTs1の間、受信系統として(パルス信号を受信可能な)信号有無判定部を選択する。さらに、この送信期間ΔTs1の間にパルス信号を受信した場合、ONU1が送信すべきデータを有していることを認識する。
(S305)OLT2は、固定値をとる送信期間ΔTs2を含むGATEフレームを、送信装置としてのONU1に送信する。ここで、送信期間ΔTs2は、所定閾値Tth以上の値に設定される。
(S306)ONU1は、GATEフレームを受信し、このGATEフレームにより通知された送信期間ΔTs2の長さを判定し、ΔTs2が次式
(2) ΔTs2≧Tth
を満たすとの判定結果を得た際、送信系統として、フレーム送信部とパルス送信部とのうち、フレーム送信部を選択する。
(S307)ONU1は、フレーム送信部を用いて、CDR及びAGCを実施するのに必要となる時間をプリアンブルに挿入したクロック重畳データフレーム(クロックを重畳させたデータ信号)を、OLT2に送信する。ここで、このクロック重畳データフレームは、データフレームと、送信要求量を含むREPORTフレームとを合わせた信号となっている。
(S308)OLT2は、所定閾値Tth以上の送信期間ΔTs2をONU1に通知しているので、ONU1に指定した送信開始時刻に予め算出された伝送遅延時間を加算した時刻(受信開始時刻)から、ONU1に指定した送信期間ΔTs2の間、受信系統として(データフレームを受信可能な)CDR部を選択する。次いで、この送信期間ΔTs2の間に、クロック重畳データフレームを受信する。
(S309)OLT2は、受信したクロック重畳データフレームにAGC(自動利得制御)処理を実施する。AGC処理は、受信した信号の振幅レベルを一定値に調整する処理である。特に、PONの場合、入力可能な光信号のレベルの範囲が広く、受信系統には広ダイナミックレンジ特性を有することが求められるので、AGC処理が必要となる。
(S310)OLT2は、CDR(クロック・データ再生)処理を実施する。
(S311)OLT2は、再生されたデータフレームと、ONU1の送信要求量とを取得し、この後、例えば、当該データ信号(フレーム)を上位のネットワークに転送する。
(S312)OLT2は、ONU1に割り当てられた送信期間ΔTs3を含むGATEフレームをONU1に送信する。ここで、送信期間ΔTs3は、ONU1からの送信要求量に基づいて算出され、所定閾値Tth以上の値に設定される。
ステップS312以降、GATEフレームを受信したONU1は、上述したステップS306及びS307を繰り返して、データの続きをOLT2に送信することになる。また、データの送信が完了し、送信すべきデータを有さない場合、ONU1は、受信したGATEフレームによって指定された送信開始時刻となってもパルス信号や送信要求フレームをOLTに送信しない。
OLT2は、GATEフレームを用いて通知した送信開始時刻に伝送遅延時間を加算した時刻(受信開始時刻)から、通知した送信期間の間、ONU1から何ら信号を受信しない場合、ONU1は送信すべきデータの送信を完了した、又は送信すべきデータを有しない、との判断を行う。この場合、OLT2は、ステップ300に戻って、再び固定値をとる送信期間ΔTs1を含むGATEフレームをONU1に送信する。
図4は、本発明による通信システムの一実施形態を示す、送信装置1及び受信装置2の機能構成図である。
図4によれば、本発明の一実施形態としての通信システムは、1台の受信装置2と、これに接続された1台以上の送信装置1とで構成される。
送信装置1は、受信装置2との通信接続を仲介して信号を受信装置2に転送し、さらに受信装置2からの信号を送信装置1内に転送する通信インタフェース100と、プロセッサ・メモリとを有する。ここで、プロセッサ・メモリは、プログラムを実行することによってその機能を実現させる。送信装置1は、さらに、下位のユーザネットワークとの通信接続を仲介する通信インタフェース101を有することも好ましい。
また、プロセッサ・メモリは、機能構成部として、送信系統選択部110と、フレーム送信部111と、パルス送信部112と、送信制御部113とを有する。さらに、通信インタフェース101が設置されている場合、下位のユーザネットワークから通信インタフェース101を介して転送された信号を、送信系統選択部110に出力するフレーム転送部114が設けられていることも好ましい。
送信系統選択部110は、受信装置2から通知された送信期間ΔTに基づいて、フレーム送信部111及びパルス送信部112のうちのいずれか一方の使用を選択する。ここで、通知された送信期間ΔTが予め設定された閾値Tthよりも短い場合、パルス送信部112を送信手段として選択し、送信期間ΔTが閾値Tth以上である場合、フレーム送信部111を送信手段として選択する。
送信系統選択部110は、さらに、パルス送信部112を送信手段として選択する場合に、送信装置1が保持する情報(例えばバッファに上りデータが蓄積されているか否か等)に基づいて、パルス信号を送信するか否かの送信要否判定を行う。具体的には、送信すべきデータを有する場合にパルス信号を送信させ、送信すべきデータを有しない場合にはパルス信号を送信させないことが好ましい。また、フレーム転送部114が設けられている場合、フレーム転送部114から入力したデータ信号をフレーム送信部111に出力することも好ましい。
フレーム送信部111は、データ信号にクロックを重畳させ、データ信号をリタイミングして再生するのに必要な時間(CDR処理に必要な時間)及びAGC処理に必要な時間をプリアンブルに挿入したクロック重畳データフレームを生成し、通信インタフェース100を介して受信装置2に送信する。
パルス送信部112は、クロック重畳信号の送信に必要な時間よりも短い送信期間を有しており、送信側情報であるパルス信号を生成し、通信インタフェース100を介して受信装置2に送信する。このパルス信号には、CDR処理に必要な時間及びAGC処理に必要な時間がプリアンブルとして挿入されていない。尚、このパルス信号へのクロックの重畳は、実施されてもよく実施されなくともよい。
送信制御部113は、通信インタフェース100を介して受信装置2から取得した送信開始時間及び送信期間ΔTに基づいて、送信装置1の送信タイミング及び送信期間を調整する。
一方、受信装置2は、送信装置1との通信接続を仲介して送信装置1からの信号を受信装置2内に転送し、さらに信号を送信装置1に転送する通信インタフェース200と、プロセッサ・メモリとを有する。ここで、プロセッサ・メモリは、プログラムを実行することによってその機能を実現させる。受信装置2は、さらに、上位のネットワークとの通信接続を仲介する通信インタフェース201を有することも好ましい。
また、プロセッサ・メモリは、機能構成部として、分離部210と、AGC部211と、CDR部212と、信号有無判定部213と、受信系統選択部214と、送信側情報取得部215と、帯域制御部216とを有する。さらに、通信インタフェース201が設置されている場合、受信系統選択部214から出力されたデータ信号を通信インタフェース201を介して上位のネットワークに転送するフレーム転送部217が設けられていることも好ましい。
分離部210は、通信インタフェースから入力した信号を常時AGC部211と信号有無判定部213との双方に出力するスプリッタであってもよく、受信系統選択部214による制御の下、AGC部211及び信号有無判定部213のいずれかに出力を切り替えるスイッチであってもよい。
AGC部211は、通信インタフェース200及び分離部210を介して、クロック重畳データフレームを入力(受信)し、AGC処理を実施する。
CDR部212は、入力したクロック重畳データフレームにCDR処理を実施するデータ再生部である。具体的には、通信インタフェース200、分離部210及びAGC部211を介して、クロック重畳データフレームを入力(受信)し、当該信号から位相情報をクロック信号として抽出し、抽出したクロック信号と、受信装置2の(プロセッサ・メモリにおける)システムクロックとを同期させ、これによりデータ信号(フレーム)をリタイミングして再生する。
信号有無判定部213は、分離部210の出力信号に基づいて、信号の有無を判定する。また、このように送信装置1からの信号の有無を判定することによって、パルス信号を受信することができるパルス信号受信手段として機能する。
信号有無判定部213は、例えば、コンパレータとDフリップフロップとで構成される。この場合、コンパレータは、分離部102の出力信号と、予め設定された閾値電圧とを比較して、閾値以上の振幅を持つ場合はHレベル、当該閾値未満の場合はLレベルの2値を出力する。Dフリップフロップは、受信装置2の(プロセッサ・メモリにおける)システムクロックのタイミングをもって、コンパレータからの入力値を出力する。
受信系統選択部214は、送信装置1に通知した送信開始時刻及び送信期間ΔTに基づいて、送信開始時刻に伝送遅延時間を加算した時刻(受信開始時刻)から、送信期間の間において利用する受信系統を決定する。具体的には、CDR部212(及びAGC部211)と信号有無判定部213とのうちのいずれか一方の使用を選択する。また、受信系統選択部214は、フレーム転送部217が設けられている場合、CDR部212で再生されたデータ信号(フレーム)をフレーム転送部217に出力することも好ましい。
送信側情報取得部215は、信号有無判定部213を介して入力(受信)したパルス信号から、送信装置1が送信すべきデータを有する等の、送信側情報を取得する。具体的には、受信系統選択部214が信号有無判定部213の使用を選択した際、パルス信号を受信した場合に、送信装置1は送信すべきデータを有していると判定し、パルス信号を受信しない場合、送信装置1は送信すべきデータを有していないと判定する。
送信側情報取得部215は、また、CDR部212で処理された送信装置1からの制御フレーム、例えばREPORTフレーム、の内容を取得する。さらに、送信側情報取得部215は、受信装置2と送信装置1との間の伝送距離で決まる、送信装置1についての伝送遅延時間を把握することも好ましい。
帯域制御部216は、送信側情報取得部215から入力した送信側情報、即ち、
(a)信号有無判定部213から供給されたパルス信号の有無(送信装置1に送信すべきデータが有るか否か)の判定結果、
(b)送信装置1からの制御フレームの内容(例えば送信要求量)、
(c)送信装置1についての伝送遅延時間
等に基づいて、送信装置1に対する送信開始時刻及び送信期間を決定し管理する。また、決定した送信開始時刻及び送信期間を通信インタフェース200に出力し、送信装置1に送信させる。
図5(A)は、PONシステムにおけるONUの台数変化を示す説明図である。また、図5(B)は、本発明に係るパルス信号を利用したDBA動作、及び従来のREPORTフレームを利用したDBA動作における使用帯域のONU台数依存性を示すグラフである。
図5(A)に示すように、PONシステムでは、1台のOLT2が、光幹線路3、光カプラ4及び光分岐路5を介して複数のONU1を収容する。現在のPONシステムは、一般に、上り方向(ONU→OLT)通信に、単一波長を用いて各ONU1からの光信号を時間軸上で多重する時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access)方式を採用している。ここで、OLT2は、ONU1毎の発光タイミング(送信開始時間)及び発光時間(送信期間)を各ONU1に指定することによって、共有される光幹線路3上で複数のONU1からの上り信号が衝突する事態を回避している。
現在、このような特性を有するPONシステムにおいて、更なる性能向上の達成にとって大きなハードルとなっているのは、OLT2の(ONU1台当たりの)機器コストや、光ファイバの敷設コストである。そこで、これらのコストを低減させるために、次世代のPONシステムである10GE-PON等において、ロスバジェットを拡大し、1つの光幹線路をできるだけ多くのONU1で共有させて、1台のOLT2に接続可能なONU1の台数を増加させるための研究開発が行われている。
因みに、現在普及しているGE-PONでは、1台のOLT2に接続可能なONU1の最大数を64台としているが、将来、1台のOLT2に数百台以上又は千台以上のONU1が接続される可能性も高い。
このようにONU1の台数を増加させた場合、以下図5(B)を用いて説明するように、本発明に係るパルス信号を利用したDBA動作を適用することによって、従来のREPORTフレームを利用したDBA動作において重大な問題となるデータ通信帯域の圧迫を解消することが可能となる。
図5(B)のグラフは、送信すべきデータを有しないONU(データ無しONU)の台数を、16台から1024台まで変化させた際の、
(「○」印)本発明に係るパルス信号を利用したDBA動作における、パルス信号が占める帯域と、
(「△」印)従来のREPORTフレームを利用したDBA動作における、REPORTフレームが占める帯域と
を示している。同グラフの横軸はデータ無しONUの台数を示し、縦軸は帯域を示す。また、ポーリング周期は2ms(ミリ秒)とした。また、パルス信号の送信期間は16nsとした。
図5(B)に示すように、従来のREPORTフレームを用いた場合では、ONUの台数が多い場合に、REPORTフレームのみで占められる帯域が数〜10Gbps程度に達し、通信帯域がREPORTフレームによって相当に圧迫されることが分かる。その結果、ONUの台数が多くなると、データ通信に割り当てる帯域を確保し難くなり、帯域利用率が大幅に低下してしまう。
これに対して、本発明に係るパルス信号を用いた場合、パルス信号のみで占められる帯域は、データ無しONUが1024台と膨大な数であっても2Gbps程度であり、通信帯域のパルス信号による圧迫は限定的となることが分かる。その結果、ONUの台数が多くなったとしても、データ通信に割り当てる帯域を十分に確保でき、従来に比べて帯域利用率を大幅に向上させることが可能となる。
このように、本発明による通信方法では、送信期間の短いパルス信号のみを送信して、送信すべきデータの有無の通知をするので、1台の受信装置に接続する送信装置の台数を増大させるほど、帯域利用率の向上等のメリットが、より顕著となる。
尚、図5(B)のグラフに示したような帯域を算出する際、ポーリング周期を変化させたり、既存発明を適用してレーザオン・AGC・CDR・レーザオフの時間を短縮したり、更にはパルス信号の送信期間を変化させたりした場合、占める帯域の絶対値は変化する。しかしながら、これらの場合でも、パルス信号及びREPORTフレームの占める帯域の相対関係は、概ね図5(B)のグラフと同傾向になる。
以上詳細に説明したように、本発明の通信システム及び通信方法によれば、CDR処理に要する時間をプリアンブルとして挿入されていない、送信側の論理情報であるパルス信号を受信装置に送信する。次いで、受信装置の信号有無判定手段がCDRを実施することなくこのパルス信号を受信し、判別する。その結果、CDRを実施するのに必要な期間をプリアンブルとして信号に挿入せずとも、送受信装置の間で2値の論理情報の通信を行うことができる。これにより、送信装置でのシグナリングにおいてCDRに要する時間を低減することが可能となる。
さらに、送信装置と受信装置とを接続する伝送路上において、データ信号を時間軸上でより密に配置することができるので、伝送効率の向上が可能となる。
また、本発明を適用したPONにおけるDBA動作では、各ONUは、最初、パルス信号のみを送信し、送信要求量を通知しない。従って、REPORTフレームよりもパルス信号のオーバヘッドが短い分、結果的に、伝送路上にデータフレームをより密に配置することができる。これにより、従来のDBA動作と比較して、より高い帯域利用率を実現することが可能となる。
特に、10GE-PON等の次世代のPONシステムで想定される、OLT1台当たりに数百台以上又は千台以上のONUが接続される状況においても、本発明に係るパルス信号を適用することによって、通信帯域のパルス信号による圧迫は限定的となる。その結果、データ通信に割り当てる帯域を十分に確保でき、従来に比べて帯域利用率を大幅に向上させることが可能となる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 送信装置(ONU)
100、101、200、201 通信インタフェース
110 送信系統選択部
111 フレーム送信部
112 パルス送信部
113 送信制御部
114、217 フレーム転送部
2 受信装置(OLT)
210 分離部
211 AGC部
212 CDR部
213 信号有無判定部
214 受信系統選択部
215 送信側情報取得部
216 帯域制御部
3 光幹線路
4 光カプラ
5 光分岐路

Claims (6)

  1. クロック信号をデータ信号に重畳させたクロック重畳信号を送信する1つ以上の送信装置と、当該送信装置に送信開始時刻及び送信期間を通知する受信装置であって、当該クロック重畳信号を受信して当該クロック信号を抽出し、当該データ信号をリタイミングして再生するデータ再生手段を有する受信装置とを備えた通信システムであって、
    当該送信装置は、
    当該データ信号をリタイミングして再生するのに必要な時間をプリアンブルに挿入したクロック重畳信号を生成し送信するフレーム送信手段と、
    当該データ信号をリタイミングして再生するのに必要な時間よりも短い送信期間を有しており送信側情報であるパルス信号を生成し送信するパルス送信手段と、
    前記受信装置から通知された当該送信期間に基づいて、前記フレーム送信手段及び前記パルス送信手段のうちのいずれか一方の使用を選択する送信系統選択手段と
    を有し、
    前記受信装置は、
    当該送信装置からの信号の有無を判定することによって当該パルス信号を受信することができる信号有無判定手段と、
    当該送信装置に通知した送信開始時刻及び送信期間に基づいて、前記データ再生手段及び前記信号有無判定手段のうちのいずれか一方の使用を選択する受信系統選択手段と、
    受信した当該パルス信号から当該送信側情報を取得する送信側情報取得手段と
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記送信系統選択手段は、前記パルス送信手段の使用を選択した際、送信すべきデータを有する場合に当該パルス信号を送信させ、送信すべきデータを有しない場合には当該パルス信号を送信させず、
    前記送信側情報取得手段は、前記受信系統選択手段が前記信号有無判定手段の使用を選択した際、パルス信号を受信した場合に、当該送信装置は送信すべきデータを有していると判定し、パルス信号を受信しない場合、当該送信装置は送信すべきデータを有していないと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記受信装置は、AGC(Automatic Gain Control)を実行するAGC手段を更に有しており、
    前記フレーム送信手段は、AGCを実行するのに要する時間と、当該データ信号をリタイミングして再生するのに必要な時間とをプリアンブルに挿入したクロック重畳信号を生成し送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記送信系統選択手段は、前記受信装置から通知された当該送信期間が所定の閾値よりも短い場合、前記パルス送信手段の使用を選択することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記受信系統選択手段は、当該送信装置に所定の閾値よりも短い送信期間を通知した場合、当該送信装置に通知した送信開始時刻に伝送遅延時間を加算した時刻から当該送信装置に通知した送信期間の間、前記信号有無判定手段の使用を選択することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. クロック信号をデータ信号に重畳させたクロック重畳信号を送信する1つ以上の送信装置と、当該送信装置に送信開始時刻及び送信期間を通知する受信装置であって、当該クロック重畳信号を受信して当該クロック信号を抽出し、当該データ信号をリタイミングして再生するデータ再生手段を有する受信装置とを備えた通信システムにおける通信方法であって、
    前記受信装置から通知された当該送信期間に基づいて、
    当該データ信号をリタイミングして再生するのに必要な時間をプリアンブルに挿入したクロック重畳信号を生成し送信するステップと、
    当該クロック重畳信号の送信に必要な時間よりも短い送信期間を有しており、送信側情報であるパルス信号を生成し送信するステップと
    のうちのいずれか一方の実行を選択する第1のステップと、
    第1のステップで選択されたステップを実行する第2のステップと、
    当該送信装置に通知した送信開始時刻及び送信期間に基づいて、当該送信装置からの信号の有無を判定することによって当該パルス信号を受信するステップと、前記データ再生手段を使用するステップとのうちのいずれか一方の実行を選択する第3のステップと、
    第3のステップで選択されたステップを実行する第4のステップと、
    当該パルス信号を受信するステップが実行された際、受信した当該パルス信号から当該送信側情報を取得する第5のステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
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