JP2014068740A - Pillow - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、人が睡眠する時等、臥位姿勢をとった際に頭部を支える枕に関する。 The present invention relates to a pillow that supports a head when a person is sleeping, such as when sleeping.
人にとって睡眠は必要不可欠な行為であり、その睡眠をできる限り快適にしようと考えることは当然のことである。しかしながら、人はたびたび睡眠によって頸部痛(寝違えや頸椎捻挫)・顎関節障害(開口時痛や咀嚼時痛)・頭痛・肩こり・上肢のしびれ・眩暈等の不快感を抱くことがある。人が睡眠をとる時の姿勢は、その人が直立した時の姿勢と同じであることが最も好ましいことは以前から知られているが、上記不快感は睡眠時の姿勢、特に頭部の位置が原因で起こりやすくなることが考えられる。具体的には、頭部の位置が高すぎたり低すぎたり、角度が正常ではなかったりするために頸椎に負担がかかってしまっていたり、枕との接触部で応力が集中して血行不良を起こしていたり、気道が正常に確保されていなかったり、などが考えられている。このため、上記原因を排除し、睡眠をより快適にとるために様々な枕が考案され、開示されてきた。 Sleep is an indispensable action for humans, and it is natural to consider making it as comfortable as possible. However, people often have discomfort such as neck pain (sleeping and cervical spine), temporomandibular joint disorders (pain when opening or chewing), headache, stiff shoulders, numbness of upper limbs, dizziness, etc. due to sleep. It has been known for a long time that the posture when a person sleeps is most preferably the same as the posture when the person stands upright. It is thought that it becomes easy to happen because of. Specifically, the head position is too high or too low, the angle is not normal, the cervical spine is strained, stress is concentrated at the contact with the pillow, and poor circulation It is thought that it is awake or the airway is not properly secured. For this reason, various pillows have been devised and disclosed in order to eliminate the above causes and to make sleep more comfortable.
例えば、特許文献1に開示された人体工学枕は、上向きに横臥した状態(以下仰臥位とも記載する)や、横向きに横臥した状態(以下横臥位とも記載する)において頭部、首部に接する箇所にあらかじめ凹凸が形成され、頭部及び首部を支える面積を増大させることで頭部及び首部にかかる荷重を分散している。
For example, the ergonomic pillow disclosed in
特許文献2に開示された乳児専用の枕は、柔軟性を有する合成樹脂を立体形状に形成し、内部に最大容積の35%前後の液体を密封している。これにより、乳児の頭部の4割程度の接地面積を得ている。
The pillow for infants disclosed in
特許文献3に開示された水枕は、袋体が2枚の膜を外周縁で接合して形成され、該袋体の2枚の膜を略中央部で接合して凹部が形成されている。
In the water pillow disclosed in
特許文献4に開示された頭・首の支持装置は、仰向け姿勢に横たわる新生児の頭と首とを支持するよう、ドーナツ状の形をしている。
The head / neck support device disclosed in
特許文献5に開示された快適枕は、上記特許文献1と同様に、あらかじめ凹凸が形成されている。
The comfort pillow disclosed in
特許文献6に開示された乳幼児用枕もまた、頭頂支持部、首当接部、凹み部を設けて凹凸が形成されている。
The infant pillow disclosed in
特許文献7に開示された枕は、首部を支持する首側部と頭頂側を支持する頭頂側部とを連結し、仰臥位から横臥位になったときには首側部と頭頂側部が追従して頭部及び首部を支持する。
The pillow disclosed in
特許文献8に開示された中空型枕は、頭部を支持するよう凹字状を形成し、さらにくぼんだ空間が底面まで続いており、使用者がうつ伏せになっても口、耳、鼻、眼及び顔を圧迫しない構成である。
The hollow pillow disclosed in
特許文献9の流体寝具は、弾性体と気体が封入された気密性の袋体の上部に弾性対と液体が封入された、水密性の袋体からなり、主に流体の浮力を利用して人体(枕として使用する場合には頭部)を支える構成である。
The fluid bedding of
しかしながら、例えば特許文献3、特許文献4、及び特許文献6に関する従来の枕は仰臥位で使用することを前提としたものであり、寝返りをうって横臥位になることは考慮されていない。また特許文献4、特許文献6、特許文献7、及び特許文献8に関しては、弾性を有していても枕の一部に頭部の荷重が集中するため、血行不良や荷重の偏りによる不快感を抱く可能性がある。更に特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、及び特許文献9に関しては、枕の材質が弾性材料であったり、内部に綿や合成樹脂繊維、合成樹脂パイプ、連続気泡スポンジ等が充填されたりしたものであり、使用を続けると材質が劣化して十分な機能を発揮することができなくなる可能性がある。また、非流動性のものを充填しているため、頭部を載置したときに枕表面と頭部とが十分に面接触せず、枕の一部に頭部の荷重が集中するという問題もある。なお、人体の形状に対応して枕表面が変形する低反発性の枕も良く知られているが、寝返りを打った直後は従前の姿勢の形状が枕表面に残留してしまい、枕表面の即応性が悪く快適な寝心地が得られないことがある。また、仰臥位において人は呼吸時の胸郭の動きに連動して頸椎が僅かにしなる動きを示すが、従来、そのような頸椎の動きに即時対応して常時最適にこれを支持するものは未だ提供されていない。
However, for example, the conventional pillows related to
また特許文献1、特許文献5、特許文献6、及び特許文献9に関しては、頭部を枕が覆うように支持して荷重を分散することができる反面、特に仰臥位において枕に覆われた後頭部が外気からほぼ完全に遮断されてしまうため、頭部から発する熱や汗が十分に発散されなかったり、頭皮に対する通気が悪くなったりする可能性がある。そして、頭部におけるうつ熱の蓄積量が時間経過に伴い増大してしまう問題が生ずる。更に特許文献2に関しては、吸湿性の高い布で全面を覆うことが記載されており、頭部から発する汗を吸収することができる可能性はあるが、後頭部の全面をほぼ覆う構成であるため、頭皮に対する通気が悪くなる可能性は防ぐ事ができない。そして特許文献3に関しては、「頭部を冷却するための」水枕に関するものであり、袋体の少なくとも一部が透湿膜であることが記載されているが、これは袋体内に注入された冷媒を気化させて気化熱による吸熱効果をもって該水枕の温度上昇を抑制するためのものであり、これもまた使用者の頭部から発する汗が十分に発散されなかったり、枕に覆われた後頭部において頭皮に対する通気が悪くなったりすることを防ぐことが期待できない。
Further, regarding
そこで、本発明は、仰臥位においても横臥位においても、いわゆるパスカルの原理に基づき、姿勢変形や呼吸時又はいびき時の身体の動きに即時に追従して快適な姿勢を保つことができ、荷重が一箇所に片寄ることがなく、充填物の劣化による機能低下を防ぎ、更に仰臥位においても頭部の熱を十分に発散することができるとともに頭皮に対する通気が十分に確保され、うつ熱の蓄積量を飛躍的に低減できる枕を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention can maintain a comfortable posture by immediately following the body movements during posture deformation, breathing or snoring based on the so-called Pascal principle in both the supine position and the lying position. Prevents the function from deteriorating due to the deterioration of the filling material, and can also sufficiently dissipate the heat of the head even in the supine position, while ensuring sufficient ventilation to the scalp and accumulation of depressive heat An object is to provide a pillow capable of dramatically reducing the amount.
本発明は、注水口が設けられ、該注水口を介して水が注入される袋状の枕本体を備え、該枕本体に使用者の頭部が載置された際の使用者の頭頂方向を先端方向とし、使用者の首方向を基端方向とし、該枕本体は、伸縮性膜材料で構成され、さらに、水が注水された状態の該枕本体の上面であって平面視略中央には、該上面において周囲より高さが低い第1上面側凹部が形成され、該第1上面側凹部の左右両側には上方に向けて隆起するように隆起部が形成され、さらに、該第1上面側凹部には、該第1上面側凹部から基端方向に向けて形成されている第2上面側凹部が連成され、該第2上面側凹部の底部が該第1上面側凹部から枕本体の基端に向かって上に凸に湾曲している湾曲部となっており、また、該第1上面側凹部の底部は該枕本体の下面より高い位置に定められ、かつ該底部において、該枕本体の上面を構成する伸縮性膜材料と下面を構成する伸縮性膜材料とが接着されており、該接着された該底部には、該枕本体の上下方向に貫通した通気孔が形成され、しかも該枕本体の下面側にあって該通気孔の周囲が該通気孔の孔縁に向かって傾斜して下面側凹部が形成され、該枕本体が床面に置かれかつ使用者の頭部が載置された状態で該通気孔の孔縁と床面との間に下面側凹部によって空隙が形成されることとなるものであり、また、前記第1上面側凹部の内周面部が、上向きに横臥した使用者の後頭部の略全面に面接触して該後頭部を支持する後頭部支持部とされ、前記湾曲部が、上向きに横臥した使用者の頸椎に対応する部位に面接触して該部位を支持する頸椎支持部とされ、前記隆起部が、横向きに横臥した使用者の頬骨に対応する部位に面接触し、かつ該使用者の下顎骨に対応する部位に面接触して該頬骨及び該下顎骨の各々に対応する部位を支持する顎支持部とされており、前記枕本体に使用者の頭部が載置された使用状態で、該使用者の頭部と床面との間に形成される該枕本体の内空には水が介在していると共に、該枕本体の前記第1上面側凹部を構成する伸縮性膜材料、前記第2上面側凹部を構成する伸縮性膜材料、及び前記隆起部を構成する伸縮性膜材料のうち少なくともいずれかの一部に収縮方向への内部応力が発生していることを特徴とする枕を提供するものである。 The present invention includes a bag-shaped pillow body provided with a water inlet and into which water is injected through the water inlet, and the user's head direction when the user's head is placed on the pillow body The pillow body is made of a stretchable membrane material, and is the upper surface of the pillow body in a state where water is injected, and is substantially in the center in plan view. The first upper surface side concave portion having a lower height than the surroundings is formed on the upper surface, and ridges are formed on both the left and right sides of the first upper surface side concave portion so as to protrude upward. The first upper surface side concave portion is coupled with a second upper surface side concave portion that is formed in the proximal direction from the first upper surface side concave portion, and the bottom portion of the second upper surface side concave portion extends from the first upper surface side concave portion. It is a curved portion that curves upward toward the base end of the pillow main body, and the bottom of the first upper surface side concave portion is the bottom of the pillow main body. The elastic membrane material constituting the upper surface of the pillow main body and the elastic membrane material constituting the lower surface are bonded to each other at the bottom portion, and the bottom portion bonded to the bottom portion. A vent hole penetrating in the vertical direction of the pillow body is formed, and the lower surface side concave portion is formed on the lower surface side of the pillow body and the periphery of the vent hole is inclined toward the hole edge of the vent hole, In the state where the pillow main body is placed on the floor and the user's head is placed, a gap is formed by the lower surface side concave portion between the hole edge of the vent hole and the floor surface. In addition, the inner peripheral surface portion of the first upper surface side concave portion is a rear head support portion that supports the rear head by making surface contact with the substantially entire surface of the user's rear head lying on the upper side, and the curved portion is on the upper side. A cervical vertebra support portion for supporting a portion of the user corresponding to the cervical spine in surface contact The raised portion is in surface contact with a portion corresponding to the cheekbone of the user lying on its side and in surface contact with the portion corresponding to the mandible of the user, corresponding to each of the cheekbone and the mandible. A chin support portion for supporting a portion of the pillow body formed between the user's head and a floor surface in a use state in which the user's head is placed on the pillow body. Water is present in the inner space, and the elastic membrane material constituting the first upper surface side concave portion of the pillow body, the elastic film material constituting the second upper surface side concave portion, and the raised portion are constituted. An object of the present invention is to provide a pillow characterized in that an internal stress in the shrinking direction is generated in at least a part of the stretchable membrane material.
前記枕本体の仰臥位における使用状態にあっては、使用者の頭部及び首部と、床面との間の枕本体内空に必ず適正量の水が介在し、使用者の頭部及び首部と、床面との間に形成された所定厚の水の層が形成された上で、これらが支持されている。また、上記したような枕本体の部位の伸縮性膜材料の少なくとも一部に収縮方向への内部応力が発生しており、この状態で頭部等が支持されている。つまり、上記状況にあっては、使用者の頭部等の自重に基づき、該枕本体には本来の基本形(使用者の頭部等が載置される前の形)に戻ろうとする力が発生しており、この力が、該枕本体の使用者との接触面において該使用者方向(鉛直上向き)に向かって作用し、いわば持ち上げ効果が生じている。また、頭部等を支持する際に水の浮力は利用しておらず、枕本体内において静水圧が発生している状態で上記持ち上げ効果が作用している。さらにまた、該枕本体内部は流動性を有する水で満たされているため、寝返り時の身体の動きや、あるいは呼吸時又はいびき時の肋骨や胸郭等のわずかな動きに対して、即時に表面が柔軟に変形し、該枕本体内の静水圧に由来するいわゆるパスカルの原理により、使用者との接触面に対して均等に圧力がかかって接触部位を包みこむ効果が得られる。例えば、仰臥位において人は呼吸時の胸郭の動きに連動して頸椎が僅かにしなる動きを示すが、そのしなり時に見られる、後頭部が枕本体の第1上面側凹部に向けて下降し、これに伴い頸椎が枕本体の湾曲部に対して上昇するような動きの際にも、パスカルの原理により湾曲部に対応する部位へ円滑に水が即時に流動し、対応部位に適切に面接触して確実にこれらを支持する。したがって、このような微細な人体の動きに対しても、本発明の枕は即時に反応し、常時最適に頭部及び首部を支持することができる。また、各使用者の体格差あるいは個性に応じて、枕形状が柔軟に対応する機能を備えているため、様々な体格の使用者が使用しても、頭部等の表面に対して荷重が一定箇所に集中することがなく、これに由来する睡眠時の不快感を好適に防止することができる。 When the pillow body is in the supine position, an appropriate amount of water is always present in the pillow body between the user's head and neck and the floor, and the user's head and neck And a layer of water having a predetermined thickness formed between and the floor surface, and these are supported. Further, an internal stress in the contraction direction is generated in at least a part of the stretchable membrane material at the portion of the pillow main body as described above, and the head and the like are supported in this state. That is, in the above situation, based on the weight of the user's head, etc., the pillow body has a force to return to the original basic shape (the shape before the user's head, etc. is placed). This force is generated and acts on the contact surface of the pillow body with the user in the direction of the user (vertically upward), so that a lifting effect is produced. Moreover, the buoyancy of water is not utilized when supporting a head etc., and the said lifting effect is acting in the state which the hydrostatic pressure has generate | occur | produced in the pillow main body. Furthermore, since the inside of the pillow body is filled with water having fluidity, the surface of the pillow body immediately responds to body movements when turning over, or slight movements such as ribs and rib cage during breathing or snoring. Is deformed flexibly, and the effect of wrapping the contact portion by applying pressure evenly to the contact surface with the user is obtained by the so-called Pascal principle derived from the hydrostatic pressure in the pillow body. For example, in the supine position, the person shows a slight movement of the cervical vertebra in conjunction with the movement of the thorax during breathing, but the occipital region seen at that time descends toward the first upper surface side recess of the pillow body, As a result, even when the cervical spine moves up relative to the curved part of the pillow body, water flows smoothly and instantly to the part corresponding to the curved part by Pascal's principle, and appropriate surface contact with the corresponding part Surely support them. Therefore, the pillow of the present invention reacts immediately to such a fine human body movement, and can always optimally support the head and neck. In addition, the pillow shape has a function to flexibly respond to the physique difference or individuality of each user, so even if used by users of various physiques, the load on the surface of the head etc. Without concentrating on a certain place, the uncomfortable feeling at the time of sleep resulting from this can be prevented suitably.
また、前記枕本体の横臥位における使用状態にあっては、使用者の顎と、床面との間の枕本体内空に必ず適正量の水が介在し、使用者の顎と床面との間に形成された所定厚の水の層が形成された上で、頭部が支持されている。さらに詳述すると、横臥位の使用者の頬骨及び下顎骨の各々に対応する部位に、前記隆起部が形成されていることで、それぞれの部位が該隆起部に面接触し、荷重が一定箇所に集中することなく該部位を好適に支持している。また、かかる構成により、使用者が横臥位をとった際に下顎骨が正規位置から落下してしまうことを好適に防止しており、顎関節症時における顎円板(軟骨)の突出も抑制している。 In addition, in the use state in the lying position of the pillow body, an appropriate amount of water is always present in the pillow body space between the user's chin and the floor, and the user's chin and floor The head is supported after a water layer of a predetermined thickness formed between the two is formed. More specifically, the raised portions are formed at portions corresponding to the cheekbones and mandibles of the user in the recumbent position, so that the respective portions are in surface contact with the raised portions and the load is constant. This part is favorably supported without concentrating on. In addition, such a configuration suitably prevents the mandible from falling from the normal position when the user is in a recumbent position, and also suppresses the protrusion of the jaw disk (cartilage) during temporomandibular disorders doing.
さらに、前記第1上面側凹部の底部は該枕本体の下面より高い位置に定められ、かつ該枕本体の下面側にあって下面側凹部が形成され、該枕本体が床面に置かれかつ使用者の頭部が載置された状態で該通気孔の孔縁と床面との間に空隙が形成されることとされている。このように、通気孔を設けて有孔形状の枕本体とし、該通気孔を介して使用者の後頭部に対する通気を確保したため、例えば寝返りに伴う通気孔の開放の度に、後頭部周囲における輻射・対流が円滑になり、後頭部の発汗による不快感を防ぐことができる。また、枕本体に充填された水に使用者の後頭部や頸部から発生する熱が伝導され、該熱を好適に吸収することもできる。このため、頭部におけるうつ熱の蓄積量を飛躍的に低減することができる。さらには、仰臥位における頭部の最下端部が通気孔内に配されることで、該最下端部が枕本体あるいは床面に対して非接触となると共に、該最下端部の周辺が枕本体と面接触して第1上面側凹部を構成する伸縮性膜材料によって吊持されるような状態となる。このため、後頭部表面に対する応力集中がより一層確実に回避され、使用者は睡眠時等に不快感を抱かないようになる。 Further, the bottom of the first upper surface side recess is defined at a position higher than the lower surface of the pillow body, and a lower surface side recess is formed on the lower surface side of the pillow body, and the pillow body is placed on the floor surface; An air gap is formed between the hole edge of the vent hole and the floor surface with the user's head placed thereon. In this way, a vent body is provided with a perforated pillow body, and ventilation to the user's occipital region is ensured through the vent hole.For example, every time the vent hole is opened due to turning over, the radiation around the occipital region is Convection is smooth and discomfort due to sweating of the back of the head can be prevented. Moreover, the heat generated from the user's back and neck is conducted by the water filled in the pillow body, and the heat can be suitably absorbed. For this reason, the accumulation amount of the depression heat in the head can be drastically reduced. Furthermore, the lowermost end portion of the head in the supine position is disposed in the ventilation hole, so that the lowermost end portion is not in contact with the pillow body or the floor surface, and the periphery of the lowermost end portion is a pillow. It will be in the state suspended by the elastic membrane material which comprises a 1st upper surface side recessed part in surface contact with a main body. For this reason, stress concentration on the occipital surface is more reliably avoided, and the user does not feel uncomfortable during sleep or the like.
以上のように、本発明は、使用者の頭部及び首部を水(流体)の浮力で支えるのではなく、内部の静水圧及び収縮方向への内部応力が発生している枕本体で支持することを大きな特徴としている。 As described above, the present invention does not support the user's head and neck with water (fluid) buoyancy, but supports it with a pillow body in which internal hydrostatic pressure and internal stress in the contraction direction are generated. This is a major feature.
また、上記構成にあって、使用状態における、床面から前記隆起部の頂点までの高さH1、及び床面から前記通気孔の中心までの高さH2は、H1:H2=2:1〜3:1であり、前記H2は15mm〜65mmであることが望ましい。 Further, in the above-described configuration, the height H1 from the floor surface to the apex of the raised portion and the height H2 from the floor surface to the center of the vent hole in the use state are H1: H2 = 2: 1. It is 3: 1 and the H2 is preferably 15 mm to 65 mm.
かかる構成とすることによって、使用状態で使用者の頭部及び首部と床面との間に形成される該枕本体の内空には必ず十分な量の水が介在することとなり、使用時に適度な静水圧が発生する。しかも使用者が仰臥位にあるときも横臥位にあるときも該使用者が直立した時の姿勢と同じ状態を保つことができるようになり、使用者の脊椎に負担をかけることなく、仰臥位、あるいは横臥位の姿勢が得られることとなる。 By adopting such a configuration, a sufficient amount of water is always present in the interior of the pillow body formed between the user's head and neck and the floor surface in use, and is appropriate for use. Hydrostatic pressure is generated. Moreover, when the user is in the supine position or in the lying position, the user can maintain the same posture as when the user is standing upright, without placing a burden on the user's spine, and in a supine position. Or, a recumbent posture is obtained.
また、水が注入された枕本体に頭部が載置されない使用前状態にあって、前記通気孔の中心を通り、かつ前記枕本体の基端から先端に向かう軸線上で、該通気孔の中心から該枕本体の先端までの距離S1、及び該通気孔の中心から該枕本体の基端までの距離S2は、S1≦S2であることが望ましい。 In addition, the head is not placed on the pillow body into which water has been injected and the head is not placed on the axis, passing through the center of the vent hole and extending from the base end to the tip end of the pillow body. The distance S1 from the center to the tip of the pillow body and the distance S2 from the center of the vent hole to the base end of the pillow body are preferably S1 ≦ S2.
かかる構成のように、少なくとも距離S2を距離S1以上とすることにより、枕本体に水が注入されたときに距離S2に対応する前記湾曲部における床面からの高さを、距離S1に対応する部位のなかで最も床面から高い位置の高さに比して等高あるいは高く定めることができる。要は、距離S2を上記範囲で設定して通気孔の位置を枕本体の真ん中あるいはやや先端寄りに偏心させると、水が注入された枕本体が床面に載置された際に、該湾曲部、すなわち頸椎支持部に対応する部位の枕本体の内空に十分な量の水が内在することになり、これにより頸椎支持部の床面からの高さが、第1上面側凹部よりも頭頂方向に形成される部位に比して十分に確保され、これにより当該部分に、首部を支持し得るのに十分な静水圧を発生させることが可能となる。また、該頸椎支持部の高さを所望の値とすることにより、直立姿勢と同じような姿勢を保つべく、仰臥位の使用者の首部を無理なく適切に支持することが可能となる。なお、第1上面側凹部より頭頂方向に形成される部位は、前記湾曲部と異なり支持対象が存在しないため、該湾曲部のように所要高さが要求されるということがない。したがって、距離S2を上記範囲で設定することにより、枕本体内の水量を無駄に増やすことなく、仰臥位の使用者の頸椎に対応する部位について所要高さを確保し、該部位を好適に支持して頭部への負担を軽くすることができる。なお、使用状態で頸椎が僅かにしなり、後頭部が枕本体の第1上面側凹部に向けて下降し、これに伴い頸椎が枕本体の湾曲部に対して上昇するような動きを示した場合であっても、パスカルの原理により湾曲部に対応する部位へ円滑に水が即時に流動し、対応部位と適切に面接触を維持することができる。 As in such a configuration, by setting at least the distance S2 to be equal to or greater than the distance S1, the height from the floor surface in the curved portion corresponding to the distance S2 when water is injected into the pillow body corresponds to the distance S1. The height can be set equal to or higher than the height of the highest position from the floor surface. In short, if the distance S2 is set within the above range and the position of the vent hole is decentered to the middle of the pillow body or slightly closer to the tip, when the pillow body into which water has been injected is placed on the floor surface, Part, that is, a sufficient amount of water is present in the interior of the pillow main body at a portion corresponding to the cervical support part, and thereby the height of the cervical support part from the floor surface is higher than the first upper surface side recessed part. This is sufficiently ensured as compared with the site formed in the parietal direction, and thereby it is possible to generate a hydrostatic pressure sufficient to support the neck at the portion. In addition, by setting the height of the cervical vertebra support portion to a desired value, it is possible to appropriately support the neck of the user in the supine position so as to maintain a posture similar to the upright posture. In addition, since the support object does not exist in the site | part formed in a crown direction from the 1st upper surface side recessed part unlike the said bending part, required height is not requested | required like this bending part. Therefore, by setting the distance S2 within the above range, the required height is secured for the portion corresponding to the cervical spine of the user in the supine position without unnecessarily increasing the amount of water in the pillow body, and the portion is preferably supported. Thus, the burden on the head can be reduced. In addition, the cervical vertebra becomes slightly in use, and the back of the head is lowered toward the first upper surface side recess of the pillow body, and as a result, the cervical vertebra moves up with respect to the curved portion of the pillow body. Even if it exists, water can flow smoothly and smoothly to the site | part corresponding to a curved part by the Pascal principle, and a surface contact can be maintained appropriately with a corresponding site | part.
前記枕本体の下面には、外縁が該枕本体に固着されている袋体が配設されており、さらに該袋体は、注入口を有し、該注入口を介して流体が注入されていることが望ましい。 A bag body having an outer edge fixed to the pillow body is disposed on the lower surface of the pillow body, and the bag body has an inlet, and fluid is injected through the inlet. It is desirable that
かかる構成にあっては、前記袋体に注入する流体の量を変更することで、該袋体の厚みを変更し、そして該枕本体の高さを自在に変更することができる。 In such a configuration, the thickness of the bag body can be changed and the height of the pillow body can be freely changed by changing the amount of fluid injected into the bag body.
前記枕本体からは、液体が注入された袋体が差し出されており、該袋体が折り返されることで、該袋体が該枕本体に載置された使用者の頭部上に載置可能となっていることが望ましい。 From the pillow body, a bag body into which liquid has been injected is inserted, and the bag body is folded, so that the bag body is placed on the user's head placed on the pillow body. It should be possible.
かかる構成にあっては、例えば該液体を氷水等の保冷剤とすることで、使用者の頭部(例えば目頭)を冷却して快適な睡眠を確保することができる。 In such a configuration, for example, by using the liquid as a cooling agent such as ice water, the user's head (for example, the eyes) can be cooled to ensure comfortable sleep.
前記後頭部支持部、前記顎支持部、及び前記頸椎支持部のうち少なくともいずれかの部位を構成する湾曲面の主要部は、使用前において二次曲面の一部により構成されていることが望ましい。 It is desirable that the main part of the curved surface constituting at least one of the occipital region support part, the chin support part, and the cervical vertebra support part is constituted by a part of a secondary curved surface before use.
前記湾曲面が緩やかな二次曲面によって構成されていると、鋭角的な凸面や凹面を有する形状によって形成されているものよりも前記枕本体の内圧をより均一にして、近似的に二次曲面により構成されていると考えられる人体の頭部及び首部若しくは顎の各表面と無理なく接触させることができるものとなる。 When the curved surface is constituted by a gentle secondary curved surface, the internal pressure of the pillow body is made more uniform than that formed by a shape having an acute convex surface or concave surface, and approximately a quadratic curved surface It is possible to reasonably make contact with each surface of the head and neck or jaw of a human body that is considered to be constituted by.
本発明の枕は、水の浮力に頼ることなく仰臥位においても横臥位においても快適な姿勢を保つことができ、荷重が一箇所に片寄ることがなく、充填物の劣化による機能低下を防ぎ、更に仰臥位においても頭部の熱を十分に発散することができるとともに頭皮に対して十分な通気を確保することができる。そして後頭部の発汗による不快感を防ぐこともできる。 The pillow of the present invention can maintain a comfortable posture in the supine position or the recumbent position without relying on the buoyancy of water, the load does not shift to one place, prevents functional deterioration due to deterioration of the filling, Further, even in the supine position, the heat of the head can be sufficiently dissipated and sufficient ventilation can be secured to the scalp. Also, discomfort due to sweating of the back of the head can be prevented.
以下、本発明の枕を具体化した実施例を詳細に説明する。なお、本発明は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜設計変更が可能である。 Hereinafter, the Example which actualized the pillow of this invention is described in detail. In addition, this invention is not limited to the Example shown below, A design change is possible suitably.
〔実施例1〕
図1〜3に実施例1の枕1を示す。なお、説明上、該枕1において使用者hの頭部が載置された際の使用者hの頭頂方向を先端方向とし、使用者hの首方向を基端方向とする。
[Example 1]
The
該枕1は、水が注入可能な袋状の枕本体2からなり、該枕本体2の下面側に注水口3が設けられている。
The
該枕本体2は非透水性で伸縮性のある合成樹脂の膜材料からなる。該伸縮性膜材料としては、例えばアクリルゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、ポリウレタンなどの合成ゴム材料が選択可能であるが、本発明の条件を満たすものであれば特にこれらに限定されるものではない。
The
次に、注水口3を介して水が充填された枕本体2の外観形状について説明する。
該枕本体2の上面であって平面視略中央には、該上面において周囲より高さが低い第1上面側凹部4が形成されている。そして、該第1上面側凹部4の左右両側には上方に向けて隆起するように隆起部6が形成されている。
Next, the external shape of the pillow
A first upper surface side
さらに該第1上面側凹部4には、該第1上面側凹部4から基端方向に向けて形成されている第2上面側凹部5が連成されている。該第2上面側凹部5の底面は、該第1上面側凹部4から枕本体2の基端に向かって上に凸に湾曲しており、該第2上面側凹部5の底部に湾曲部7が形成されている。
Further, the first upper surface side
また該第1上面側凹部4の底部4aは該枕本体2の下面より高い位置に定められている。そして、該底部4aにおいて、該枕本体2の上面を構成する伸縮性膜材料と下面を構成する伸縮性膜材料とが接着されている。さらに、該接着された該底部4aには該枕本体2の上下方向に貫通した通気孔8が形成され、しかも該枕本体2の下面側にあっては、該通気孔8の周囲が該通気孔8の孔縁に向かって傾斜して下面側凹部9が形成されている。なお、後述するように、該枕本体2が床面GLに置かれ、かつ使用者hの頭部が載置された状態にあっては、該下面側凹部9によって、該通気孔8の孔縁と床面GLとの間に空隙が形成されることとなる(図3参照)。
Further, the
そして、図3に示すように、前記第1上面側凹部4の内周面部が、上向きに横臥した仰臥位の使用者hの後頭部の略全面に面接触して該後頭部を支持する後頭部支持部40とされ、前記第2上面側凹部5の湾曲部7が、仰臥位の使用者hの頸椎に対応する部位に面接触して該部位を支持する頸椎支持部70とされている。さらに、図4に示すように、前記隆起部6が、横臥位の使用者hの頬骨及び下顎骨に対応する部位に面接触してこれを支持する顎支持部60とされている。
Then, as shown in FIG. 3, the occipital region support portion in which the inner peripheral surface portion of the first upper surface side recessed
なお、本実施例における使用前における前記枕本体2の前記後頭部支持部40、前記顎支持部60、及び前記頸椎支持部70を構成する湾曲面の主要部は、いわゆる二次曲面の一部により構成されている。これによって、使用者hに対して該枕本体2の内圧をより均一にして面接触させることができる。例えば、後頭部支持部40の表面は、主に錐面の一部により構成される。また、使用前における顎支持部60の表面は、主に楕円面の一部により構成される。また、使用前における頸椎支持部70の表面は、主に楕円柱面若しくは一葉双曲面の一部により構成される。さらに、使用状態(頭部載置後)における前記枕本体2の前記後頭部支持部40、前記顎支持部60、及び前記頸椎支持部70を構成する湾曲面の主要部も、二次曲面を部分的に含む形状になると考えられる。例えば、仰臥位において後頭部支持部40の表面は、主に楕円放物面の一部により構成される。また、横臥位において顎支持部60の表面は、主に二葉双曲面の一部により構成される。また、仰臥位において頸椎支持部70の表面は、主に双曲放物面の一部により構成される。
In addition, the main part of the curved surface which comprises the said back
使用状態における枕1は、前記使用者hの頭部及び首部と床面GLとの間に形成される該枕本体2の内空において常時、静水圧が発生するのに十分な量の水が介在する(通気孔8内に対応する部分は除く)。そしてさらに、使用者hの頭部及び首部の自重により、該枕本体2の第1上面側凹部4を構成する伸縮性膜材料及び第2上面側凹部の湾曲部7を構成する伸縮性膜材料及び隆起部6を構成する伸縮性膜材料のうち少なくともいずれかの一部には収縮方向への内部応力が発生した状態となる。このとき、該枕本体2は、使用者hの姿勢変化等によっても前記枕1の下部は形状がほぼ維持されており、床面GLに対して移動することなく安定保持される。
In the use state, the
これに対して、使用者hと枕本体2との接触部分は、使用者hの姿勢変化に追従して即時変形し、使用者hの姿勢が安定した際には使用者hと接触する部位において静水圧が均等となり、伸縮性膜材料に張力が生じた状態を維持しつつ安定的に頭部を支持する。また、いわゆるパスカルの原理に基づき、かかる使用者hと接触する枕本体2の部分は、寝返り時の身体の動きや、あるいは呼吸時又はいびき時の胸郭等のわずかな動きに対して、即時に柔軟に変形する。具体的には、仰臥位において人は呼吸時の胸郭の動きに連動して頸椎が僅かにしなる動きを示すが、そのしなり時に見られる、後頭部が枕本体2の第1上面側凹部4に向けて下降し、これに伴い頸椎が湾曲部7に対して上昇するような動きの際にも、湾曲部7に対応する部位へ円滑に水が即時に流動し、対応部位に適切に面接触して確実にこれらを支持する。
On the other hand, the contact portion between the user h and the
また、通気孔8が設けられることにより使用者hの後頭部に対して通気が確保されるため、例えば寝返りに伴う通気孔8の開放の度に、後頭部周囲における輻射・対流が円滑になり、後頭部の発汗による不快感を防ぐことができる。また、枕本体2に充填された水に使用者hの後頭部や頸部から発生する熱が伝導されるため、該熱を好適に吸収することもできる。これにより、頭部におけるうつ熱の蓄積量を飛躍的に低減することができる。さらには、頭部の最下端部が通気孔8内に配されることで、該最下端部が枕本体2あるいは床面GLに対して非接触となると共に、該最下端部の周辺が枕本体2と面接触して第1上面側凹部4を構成する伸縮性膜材料によって頭部自身が吊持されるような状態となる。このため、頭部の表面に対する応力集中がより一層回避されることとなる。
Further, since the
本実施例においては、床面GLから前記隆起部6の頂点までの高さH1は30mm、床面GLから前記通気孔8の中心までの高さH2は15mmとされ、H1:H2=1:2とされている。最適な高さH1,H2は、個人差があるが、概ねH1:H2=2:1〜3:1であり、前記H2は15mm以上65mm以下の範囲内(子供用から大人用まで適用可)で適宜設定される。この範囲から外れた構成は、使用者の体格に合わなかったり、適切に枕本体内空に水の層が形成されなかったり、伸縮性膜材料の膜張力(収縮方向への内部応力)が発生しなかったりしてしまう。
In this embodiment, the height H1 from the floor surface GL to the apex of the raised
上記範囲の寸法の枕1を使用した使用者hは、仰臥位で使用した際にも横臥位で使用した際にも直立姿勢とほぼ同一の姿勢を保つことができる。また、横臥位にあっては、顔の中心軸線CLを基準とした下顎の落下が阻止される。つまり、上記した条件を満たす寸法を選択することにより、最も安定した頭部位置を維持することができる形状が得られ、かつそれを保つのに十分な水量を確保した枕1を構成することが可能となる。
The user h who uses the
また、図1等に示すように、前記通気孔8の中心を通り、かつ前記枕本体2の基端から先端に向かう水平な軸線L上にあって、該通気孔8の中心から該枕本体の先端までの距離S1、及び該通気孔8の中心から該枕本体2の基端までの距離S2は、S1≦S2であることが望ましい。
Further, as shown in FIG. 1 and the like, the pillow body extends from the center of the
かかる構成とすることにより、枕本体2に水を注入したときに距離S2に対応する前記湾曲部7における床面GLからの高さを、距離S1に対応する部位のなかで最も床面GLから高い位置の高さに対して、それと等高あるいはそれよりも高く定めることが可能となる。
By setting it as this structure, when water is poured into the pillow
〔実施例2〕
図5に実施例2の枕10を示す。
該枕10は、実施例1の枕1の枕本体2の下面に、外縁が部分的に該枕本体2に固着(溶着)されている袋体11が配設されており、さらに該袋体11には、注入口11aが設けられており、該注入口11aを介して空気が注入されている。
[Example 2]
The
The
前記枕10は、前記袋体11に注入された空気の量を変更することによって袋体11の厚みが調整自在であり、これにより使用時における前記枕本体2の高さを微調節することができる。なお、空気に代えて水を注入するようにしてもよい。
The
〔実施例3〕
図6に実施例3の枕20を示す。
該枕20は、枕本体2から袋体12が差し出されている。該袋体12内には水又は氷水が注入されており、該袋体12が使用者hの頭部側に折り返されることで、該枕本体2に載置された使用者hの頭部(例えば目頭)上に載置可能とされている。
Example 3
The
In the
上記のように、前記袋体12を使用者hの頭部上に載置することで使用者hの頭部を冷却することができる。なお、該袋体12の先端には、使用者hの鼻が配置される切欠部が設けられていてもよい。
As described above, the user's h head can be cooled by placing the
なお、これまでに述べた枕1,10,20は、様々に設計変更が可能である。
例えば、枕本体2内を複数(例えば、中央、左右)の分室に区画形成し、分室ごとに水を適量だけ注入可能としてもよい。かかる構成とすることにより、各分室で水量を調整することにより、所要位置の高さをそれぞれ微調整することが可能となる。
The
For example, the
また、枕本体2内に別体の袋体を挿入配置し、該袋体により空気室を構成してもよい。かかる構成とすることにより、枕本体2に注入すべき総水量を減らして枕本体2の所望の外観形状を確保することができ、水を注入した時の枕1,10,20の重量を小さくすることが可能となる。
Alternatively, a separate bag body may be inserted into the
また、前記袋体11,12を適宜組み合わせることも可能である。また、枕全体の形状寸法は、大人用、子供用などに応じて適宜設定可能である。また、袋本体2内には、氷を含む水やお湯を注入してもよいし、他のものを含む水を注入してもよい。
Moreover, it is also possible to combine the said
Claims (6)
該枕本体に使用者の頭部が載置された際の使用者の頭頂方向を先端方向とし、使用者の首方向を基端方向とし、
該枕本体は、伸縮性膜材料で構成され、
さらに、水が注水された状態の該枕本体の上面であって平面視略中央には、該上面において周囲より高さが低い第1上面側凹部が形成され、該第1上面側凹部の左右両側には上方に向けて隆起するように隆起部が形成され、
さらに、該第1上面側凹部には、該第1上面側凹部から基端方向に向けて形成されている第2上面側凹部が連成され、該第2上面側凹部の底部が該第1上面側凹部から枕本体の基端に向かって上に凸に湾曲している湾曲部となっており、
また、該第1上面側凹部の底部は該枕本体の下面より高い位置に定められ、かつ該底部において、該枕本体の上面を構成する伸縮性膜材料と下面を構成する伸縮性膜材料とが接着されており、該接着された該底部には、該枕本体の上下方向に貫通した通気孔が形成され、しかも該枕本体の下面側にあって該通気孔の周囲が該通気孔の孔縁に向かって傾斜して下面側凹部が形成され、該枕本体が床面に置かれかつ使用者の頭部が載置された状態で該通気孔の孔縁と床面との間に下面側凹部によって空隙が形成されることとなるものであり、
また、前記第1上面側凹部の内周面部が、上向きに横臥した使用者の後頭部の略全面に面接触して該後頭部を支持する後頭部支持部とされ、
前記湾曲部が、上向きに横臥した使用者の頸椎に対応する部位に面接触して該部位を支持する頸椎支持部とされ、
前記隆起部が、横向きに横臥した使用者の頬骨に対応する部位に面接触し、かつ該使用者の下顎骨に対応する部位に面接触して該頬骨及び該下顎骨の各々に対応する部位を支持する顎支持部とされており、
前記枕本体に使用者の頭部が載置された使用状態で、該使用者の頭部と床面との間に形成される該枕本体の内空には水が介在していると共に、該枕本体の前記第1上面側凹部を構成する伸縮性膜材料、前記第2上面側凹部を構成する伸縮性膜材料、及び前記隆起部を構成する伸縮性膜材料のうち少なくともいずれかの一部に収縮方向への内部応力が発生している
ことを特徴とする枕。 A water inlet is provided, and a bag-shaped pillow body into which water is injected through the water inlet,
The user's head direction when the user's head is placed on the pillow body is the distal direction, the user's neck direction is the proximal direction,
The pillow body is made of an elastic membrane material,
Further, a first upper surface side recess having a lower height than the surroundings is formed on the upper surface of the upper surface of the pillow body in a state where water has been poured, and at a substantially central position in plan view. A raised part is formed on both sides so as to rise upward,
Further, the first upper surface side concave portion is coupled with a second upper surface side concave portion formed in the proximal direction from the first upper surface side concave portion, and a bottom portion of the second upper surface side concave portion is the first upper surface side concave portion. It is a curved part that curves upwardly from the upper surface side concave part toward the base end of the pillow body,
In addition, the bottom of the first upper surface side recess is determined at a position higher than the lower surface of the pillow main body, and the bottom of the elastic film material that forms the upper surface of the pillow main body and the elastic film material that forms the lower surface of the pillow main body. Is formed in the bonded bottom portion, and a ventilation hole penetrating in the vertical direction of the pillow main body is formed. Inclined toward the hole edge to form a recess on the lower surface side, the pillow body is placed on the floor surface, and the user's head is placed between the hole edge of the vent hole and the floor surface. A void is to be formed by the lower surface side recess,
Further, the inner peripheral surface portion of the first upper surface side concave portion is a occipital region support portion that supports the occipital region in surface contact with the substantially entire surface of the occipital region of the user lying on the upper side,
The curved portion is a cervical vertebra support portion that supports a portion corresponding to the cervical vertebra of the user who is lying on the upper surface and supports the portion,
The ridge is in surface contact with a portion corresponding to the cheekbone of the user lying on its side, and is in surface contact with the portion corresponding to the user's mandible and corresponding to each of the cheekbone and each of the mandible Chin support part that supports
In the use state where the user's head is placed on the pillow body, water is interposed in the interior of the pillow body formed between the user's head and the floor, At least one of an elastic membrane material constituting the first upper surface side concave portion of the pillow body, an elastic membrane material constituting the second upper surface side concave portion, and an elastic membrane material constituting the raised portion. A pillow characterized in that internal stress in the contraction direction is generated in the part.
H1:H2=2:1〜3:1
であり、
前記H2は15mm〜65mmである
請求項1に記載の枕。 In use, a height H1 from the floor surface to the top of the raised portion, and a height H2 from the floor surface to the center of the vent hole are as follows:
H1: H2 = 2: 1-3: 1
And
The pillow according to claim 1, wherein the H2 is 15 mm to 65 mm.
S1≦S2
である
請求項1又は請求項2に記載の枕。 The head is not placed on the pillow main body into which water has been injected, and the head passes through the center of the vent hole and extends from the center of the vent hole to the tip of the pillow main body. The distance S1 to the tip of the pillow body and the distance S2 from the center of the vent hole to the base end of the pillow body are:
S1 ≦ S2
The pillow according to claim 1 or 2, wherein the pillow is.
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の枕。 A bag body having an outer edge fixed to the pillow body is disposed on the lower surface of the pillow body, and the bag body has an inlet, and fluid is injected through the inlet. The pillow according to any one of claims 1 to 3.
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の枕。 From the pillow body, a bag body into which liquid has been injected is inserted, and the bag body is folded, so that the bag body is placed on the user's head placed on the pillow body. The pillow according to any one of claims 1 to 4, which is enabled.
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の枕。
The main part of the curved surface constituting at least one of the occipital region support part, the chin support part, and the cervical vertebra support part is constituted by a part of a secondary curved surface before use. The pillow according to any one of claims 5 to 6.
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JP2012215960A JP2014068740A (en) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | Pillow |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115607373A (en) * | 2022-11-01 | 2023-01-17 | 湖北工业大学 | Sick bed convenient to plant people stands up |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012215960A patent/JP2014068740A/en not_active Withdrawn
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