JP2014066683A - 日照評価システム及び日照評価用コンピュータプログラム - Google Patents

日照評価システム及び日照評価用コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】日照評価システムにおいて、天空画像上での太陽方向に対する選択操作を選択対象にあわせて合理的に行うことができる技術を提供する。
【解決手段】入力を受け付けた天空魚眼画像G1をパノラマ変換して天空パノラマ画像G2を生成して表示画面2に表示させ、当該画像G2において非日照領域A2と日照領域A1とを自動判定し、太陽方向P1の軌跡を太陽光直達方向P1aであるか否かの属性を識別可能な状態で表示画面2に画像G2と重ね合わせて表示させる日照評価システムにおいて、表示画面2に表示された天空画像G上での太陽方向P1に対する選択操作において、長方形の範囲を指定して当該範囲内を選択する普通範囲指定モードとは別に、普通範囲指定モードとは範囲指定の形態が異なる特殊範囲指定モードを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、日照状態を評価するための日照評価システム及び日照評価用コンピュータプログラムに関する。
建造物や機器などの設置物を屋外に設置する場合には、その設置物の設置場所における日照状態を評価することが重要となる。特に、設置物として太陽光発電パネルを設置する場合には、日照時間等が発電量に大きく影響を与えるため、なるべく日照時間を長くとれる場所に設置することが原則である。
このような日照状態の評価を支援するための日照評価システムとして、従来、魚眼レンズを通して天空を撮像して得られた天空魚眼画像を利用するものが知られている(特許文献1及び非特許文献1を参照。)。
特許文献1に記載の日照評価システムは、建造物などの日照障害物が存在し日照が制限される非日照領域と当該非日照領域ではなく日照が制限されない日照領域とが撮像された天空魚眼画像に、太陽方向の軌跡を重ね合わせて表示する。このように表示された太陽方向の軌跡と日照領域との重なり状態から、天空魚眼画像の撮像地点における日照時間を把握している。更に、太陽方向を示す位置を天空魚眼画像の中心に対して対称移動させた位置が、同撮像地点に対して周囲の建造物などによる反射光の入射方向を示すことから、その反射光の入射方向を天空魚眼画像に表示することで、当該反射光が入射される時間帯を把握している。
非特許文献1に記載の日照評価システムは、太陽光発電パネルを設置する地点で撮像した天空魚眼画像を利用して、その太陽光発電パネルに対する日照時間を把握している。更には、その日照時間と、太陽光発電パネルの姿勢状態、即ち方位角と傾斜角とから、太陽光発電パネルでの年間発電量などの発電状態を評価している。
また、このような天空画像において、非日照領域と日照領域とを各画素のRGB輝度のデジタル値に基づき自動判定する方法が知られている(例えば非特許文献2を参照。)。
このような日照領域の自動判定方法を、上述した日照評価システムに採用すれば、太陽方向の軌跡を天空画像と重ね合わせて表示させるにあたり、日照領域に重なる太陽光直達方向であるか否かの太陽光直達属性を識別可能な状態で表示させることで、利用者による太陽光直達方向の識別を補助することができる。
特開平9−189603号公報
「太陽光発電フィールドテスト事業に関するガイドライン[設計施工・システム編]」、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 新エネルギー技術開発部、2010年3月19日、66−80頁 山下恵、他1名、「全天カメラを用いた空の状態観測手法の開発」、写真測量とリモートセンシング、日本写真測量学会、2008年11月1日、47巻、2号、50−59頁
日照評価システムで利用される天空魚眼画像は、周辺の建造物などの日照障害物の輪郭が、実際の風景とは異なって湾曲した状態で表示されるために、日照領域と非日照領域とを視覚的に識別するのは、経験や慣れが必要であった。
一方、上記日照領域判定手段による自動判定は、各画素のRGB輝度のデジタル値のような天空画像の状態値を基準にするために、実際の日照領域と略同じ状態値で表示される日照障害物については、日照領域であると誤判定される場合があった。
このように上記日照領域判定手段の自動判定結果に誤判定が含まれている場合には、天空魚眼画像に表示された太陽方向の軌跡において太陽光直達属性が実際とは異なるように表示されるが、魚眼画像になじみの薄い利用者はその誤りに気が付かず、そのまま放置してしまうという問題があった。
そこで、近年、表示画面上において、特定の太陽方向を選択し、当該選択した太陽方向に対する太陽光直達方向であるか否かの自動判定結果の手動補正を行うことができる日照評価システムが検討されている。
そして、このような表示画面上における選択操作では、合理的な選択操作を行えるようにして、上記自動判定結果の手動補正等を合理的に行うことが望まれている。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、太陽方向の軌跡を、自動判定した日照領域に重なる太陽光直達方向であるか否かの太陽光直達属性を識別可能な状態で、天空画像と重ね合わせて表示画面に表示させることで、日照状態の評価の支援を行うための日照評価システムにおいて、天空画像上での太陽方向に対する選択操作を選択対象にあわせて合理的に行うことができる技術を提供する点にある。
この目的を達成するための本発明に係る日照評価システムは、
天空を撮像した天空画像の入力を受け付ける画像入力手段と、
前記天空画像を表示画面に表示させる画像表示手段と、
前記天空画像において、日照障害物が存在し日照が制限される非日照領域と当該非日照領域ではない日照領域とを、当該天空画像の状態値に基づき自動判定する日照領域判定手段と、
予め記憶している太陽方向の軌跡を、前記日照領域に重なる太陽光直達方向であるか否かの太陽光直達属性を識別可能な状態で、前記表示画面に前記天空画像と重ね合わせて表示させる太陽方向軌跡表示手段とを備えた日照評価システムであって、
その第1特徴構成は、
前記画像入力手段が、魚眼レンズを通して天空を撮像して得られた天空魚眼画像の入力を受け付け、
前記天空魚眼画像をパノラマ変換して天空パノラマ画像を生成する画像変換手段を備え、
前記画像表示手段が、前記天空パノラマ画像を前記表示画面に表示させると共に、
前記太陽方向軌跡表示手段が、前記太陽方向の軌跡を、前記天空パノラマ画像と重ね合わせて表示させ、
前記表示画面に表示された天空画像上での前記太陽方向に対する選択操作において、水平辺及び鉛直辺からなる長方形の範囲を指定して当該範囲内を選択する普通範囲指定モードを有すると共に、
当該普通範囲指定モードとは別に、当該普通範囲指定モードとは範囲指定の形態が異なる特殊範囲指定モードを有する点にある。
上記第1特徴構成によれば、上記画像入力手段により入力を受け付けられた上記天空魚眼画像が、上記画像変換手段によりパノラマ変換されて天空パノラマ画像が生成され、上記画像表示画面によりその天空パノラマ画像が表示画面に表示される。この表示画面に表示された天空パノラマ画像には、上記太陽方向軌跡表示手段により、予め記憶されている太陽方向の軌跡が、日照領域判定手段により自動判定された日照領域に重なる太陽光直達方向であるか否かの太陽光直達属性を識別可能な状態で、重ね合わされて表示される。
従って、魚眼画像になじみの薄い利用者でも、周辺の建造物や樹木などの日照障害物が実際の風景と略同様に表現される天空パノラマ画像を確認して、上記日照領域の自動判定結果に誤判定が含まれていないかを容易に認識することができる。
そして、表示画面に表示される天空画像上で、範囲を指定して特定の太陽方向の軌跡等を選択する選択操作において、上記普通範囲指定モードとして、水平変及び鉛直辺からなる直方形の範囲を指定して当該範囲内を選択することができるが、この普通範囲指定モードに代えて上記特殊範囲指定モードとすることで、この直方体による範囲指定とは形態が異なり、選択対象にあった範囲指定を行うことができる。
従って、本発明により、太陽方向の軌跡を太陽光直達方向であるか否かの太陽光直達属性を識別可能な状態で天空画像と重ね合わせて表示する表示画面において、天空画像上での太陽方向に対する選択操作を選択対象にあわせて合理的に行うことができる日照評価システムを実現することができる。
本発明に係る日照評価システムの第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記表示画面上で選択された前記太陽方向について前記太陽光直達属性を手動補正可能な太陽光直達属性補正手段とを備えた点にある。
上記第2特徴構成によれば、利用者が、誤判定されたと考える太陽方向を選択した上で、上記太陽光直達属性補正手段により、その選択された太陽方向についての上記太陽光直達属性を手動補正することができるので、表示画面に天空パノラマ画像に重ね合わせて表示される太陽方向の軌跡において、正確な太陽光直達属性が識別されることになる。
本発明に係る日照評価システムの第3特徴構成は、上記第1乃至第2特徴構成の何れかに加えて、
前記太陽方向軌跡表示手段が、複数の季節における太陽方向の軌跡を前記表示画面に表示すると共に、
前記特殊範囲指定モードとして、前記表示画面に表示された天空画像上で指定された時間に対応する全ての前記太陽方向を選択する時間範囲指定モードを有する点にある。
上記第3特徴構成によれば、選択対象にあった範囲指定を行う特殊範囲指定モードとして、上記時間範囲指定モードを有することで、表示画面に表示された複数の季節における太陽方向の軌跡について、利用者に時間を指定させることで、当該指定された時間に対応する複数の太陽方向の軌跡における複数の太陽方向を選択することができる。よって、例えばこれら複数の選択された太陽方向の太陽光直達属性をまとめて補正することができる。
本発明に係る日照評価システムの第4特徴構成は、上記第1乃至第3特徴構成の何れかに加えて、
前記特殊範囲指定モードとして、前記表示画面に表示された天空画像上で指定された位置よりも鉛直下方の範囲内の全てを選択する鉛直下方範囲指定モードを有する点にある。
上記第4特徴構成によれば、選択対象にあった範囲指定を行う特殊範囲指定モードとして、上記鉛直下方範囲指定モードを有することで、表示画面において天空画像と重ね合わせられた状態で表示された太陽方向の軌跡について、例えば利用者に全周において建造物が存在する領域の最上部等の位置を指定させることで、当該指定された位置よりも鉛直下方の範囲内の全てを選択することができる。よって、例えばその選択された範囲内に存在する太陽方向の全てを選択することができ、これら複数の選択された太陽方向の太陽光直達属性をまとめて補正することができる。
本発明に係る日照評価システムの第5特徴構成は、上記第4特徴構成に加えて、
前記画像表示手段が、前記天空パノラマ画像に加えて、前記天空魚眼画像を前記表示画面に表示させ、
前記鉛直下方範囲指定モードにおいて、前記表示画面に表示された天空魚眼画像上で指定された位置よりも外周側の範囲内の全てを選択する点にある。
上記第5特徴構成によれば、上記第4特徴構成の如く上記鉛直下方範囲指定モードにおいて表示画面上で位置を指定するにあたり、天空パノラマ画像で位置を選択するのみならず、表示画面に天空魚眼画像を表示させた場合には、利用者にその天空魚眼画像上で位置を指定させることができる。そして、天空魚眼画像において指定した位置よりも外周側の範囲が、天空パノラマ画像における指定した位置よりも鉛直下方の範囲と一致することから、当該範囲内の全ての選択することができる。よって、例えばその選択された範囲内に存在する太陽方向の全てを選択することができ、これら複数の選択された太陽方向の太陽光直達属性をまとめて補正することができる。
本発明に係る日照評価システムの第6特徴構成は、上記第1乃至第5特徴構成の何れかに加えて、
前記表示画面で指定された範囲内について、前記日照領域判定手段の判定結果を一括で補正する日照領域判定結果補正手段を備えた点にある。
上記第6特徴構成によれば、上述したように表示画面で指定された範囲内について、太陽方向の太陽光直達属性の補正のみならず、上記日照領域判定手段による日照領域であるか否かの判定を行うことができる。この場合、上記特殊範囲指定モードで選択対象に合わせた範囲指定を行うことができるので、効率良く合理的に日照領域の判定結果を補正することができる。
また、本発明に係る日照評価用コンピュータプログラムは、特許請求の範囲の欄の請求項7に記載した如く、上記第1乃至第6特徴構成の日照評価システムが備える各手段を、コンピュータ上で実現するためのプログラムを備えてなり、かかる構成によれば、そのコンピュータプログラムを、所定のコンピュータにインストールすることで、上記第1乃至第6特徴構成の日照評価システムを当該コンピュータ上で実現することができる。
日照評価システムの概略構成図 撮像位置よりも水平面上に想定する半球における特定点の位置を説明する説明図 天空魚眼画像における特定点の位置を説明する説明図 天空パノラマ画像における特定点の位置を説明する説明図 撮像地点における太陽光発電パネルの設置状態を説明する説明図 太陽光直達属性を手動補正する前の太陽方向の軌跡を表示した表示画面のイメージ図 太陽光直達属性を手動補正した後の太陽方向の軌跡を表示した表示画面のイメージ図 反射方向の軌跡を表示した表示画面のイメージ図
本発明に係る日照評価システムの実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1に示す日照評価システム1は、建造物や機器などの設置物を屋外に設置する場合において、その設置物の設置場所における日照状態の評価用のシステムである。特に、太陽光発電パネル50を設置する地点で撮像した天空魚眼画像G1を利用して、その太陽光発電パネル50に対する日照時間を把握し、その日照時間と太陽光発電パネル50の姿勢状態とから、当該太陽光発電パネル50での年間発電量などの発電状態を評価するためシステムとして構成されている。
この日照評価システム1は、コンピュータ・ソフトウェア及びその処理を実行するCPU(図示せず)、表示画面2、キーボードやマウス等の操作入力部3、ハードディスク等の記憶装置25等のハードウェアからなるパーソナルコンピュータにより構成されており、このコンピュータが所定の日照評価用のコンピュータプログラムを実行することで、日照評価システム1が具備する各手段が実現される。
また、この日照評価用のコンピュータプログラムは、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体やインターネット等のデータ伝送媒体を介して、ハードウェア的に構成されたコンピュータがアクセス可能な記憶装置内にインストールされて実用に供される。
以下、日照評価システム1の詳細構成について説明する。
日照評価システム1は、天空Tを撮像した天空画像Gの入力を受け付ける画像入力手段12と、その天空画像Gを表示画面2に表示させる画像表示手段10とを備える。
この画像入力手段12は、当該天空画像Gとして、魚眼レンズ30aを通して天空Tを撮像して得られた天空魚眼画像G1の入力を受け付ける。
また、日照評価システム1は、画像変換手段11及び日照領域判定手段13を備える。
この天空魚眼画像G1は、図2にも示すように、魚眼レンズ30aを装着したデジタルカメラ30を所定の撮像位置に真上に向けて設置し、そのデジタルカメラ30により天頂Ttを中心にした天空Tの画像を撮像することで、画像データとして得られるものである。
このように入力された天空魚眼画像G1は、上記画像表示手段10により、図1に示すように、表示画面2上の左上角の部分に表示される。
更に、表示画面2の天空魚眼画像G1の表示部の側方には、上記天空魚眼画像G1において基準となる南方位を認識するために、当該「南方位」の角度を入力可能な入力部が設けられている。
上記画像変換手段11は、天空魚眼画像G1をパノラマ変換して天空パノラマ画像G2を生成する。この画像変換手段11によるパノラマ変換の詳細について、図2〜図4を参照して説明を加える。
図2に示すように、天空Tの任意の点Pについて、南を基準した時計回りの方位角をα(rad)とし、水平を基準とした上方向の仰角をβ(rad)とすると、図3に示すように、魚眼レンズ30aを通して撮像した半径が1の天空魚眼画像G1において、その点Pの位置は、南を基準にして時計周りの方位角αの半径上で中心からcosβ(=r)の位置に対応付けられる。
そして、この天空魚眼画像G1を、図4に示すように、高さが1で幅が4のパノラマ画像に変換するパノラマ変換するにあたり、点Pが、南の最下点を原点にして座標(2α/π、sinβ(=sin(cos-1r))に対応付けられる形態で、天空パノラマ画像G2が生成される。
また、このように生成された天空パノラマ画像G2は、上記画像表示手段10により、図6に示すように、表示画面2上の中央下寄りの部分に表示される。
上記日照領域判定手段13は、図6に示すように、天空画像Gとしての天空パノラマ画像G2において、建造物や樹木などの日照障害物が存在する非日照領域A2と当該非日照領域A2ではない日照領域A1とを、当該天空画像Gの状態値に基づき自動判定する。
詳しくは、この日照領域判定手段13は、天空パノラマ画像G2において状態値としての各画素のRGB輝度のデジタル値に基づき日照領域A1と非日照領域A2とを自動判定する。日照領域A1であるか否かの自動判定の具体的な方法については、例えば背景技術の欄で説明した非特許文献1に記載の手法を採用するために詳細な説明は割愛するが、各画素のRGB輝度のデジタル値について基準値との比較により、日照領域A1であるか非日照領域A2であるか否かを自動判定する。
尚、このような日照領域判定では、画像の状態値として各画素の輝度を利用して日照領域A1であるか否かを判定している。即ち、当該日照領域A1と略同じ輝度の状態で表示される日照障害物については、実際には非日照領域A2であるにも拘らず、日照領域A1であると誤判定され、逆に、当該非日照領域A2と略同じ輝度で表示される雲部分などについては、実際には日照領域A1であるにも拘らず、非日照領域A2であると誤判定される場合がある。
尚、日照領域A1とは、建造物などの日照障害物が存在せずに日照が制限されない領域を示し、逆に、非日照領域A2とは、建造物などの日照障害物が存在して日照が制限される領域を示を示す。
そこで、日照評価システム1は、以下に説明する太陽方向軌跡表示手段16及び太陽光直達属性補正手段21を備える。
上記太陽方向軌跡表示手段16は、予め記憶装置25(図1参照)に記憶している太陽方向P1の軌跡を、日照領域A1に重なる太陽光直達方向P1aであるか否かの太陽光直達属性を識別可能な状態で、表示画面2に天空画像Gと重ね合わせて表示させる。
詳しくは、記憶装置25には、複数の季節(例えば半月毎の季節)の夫々において、単位時間(例えば15分)毎の太陽方向P1をプロットしてなる太陽方向P1の軌跡を記録した太陽方向データベースが格納されている。そして、太陽方向軌跡表示手段16により、その記憶装置25に格納された太陽方向データベースから複数の季節における太陽方向P1の軌跡が抽出され、日照領域A1と非日照領域A2とが自動判定された天空パノラマ画像G2に重ね合わせた状態で、その抽出された太陽方向P1の軌跡が、単位時間毎(例えば15分毎、尚、図6では、簡素化のため1時間毎に表示している。)に表示画面2に表示される。
尚、図6に示す表示画面2には、天空パノラマ画像G2に、太陽光直達属性を手動補正する前の太陽方向P1の軌跡が、太陽光直達方向P1aであるか又は太陽光非直達方向P1bであるかの太陽光直達属性が識別可能な状態で、重ね合わせられて表示されている。
即ち、このように太陽方向P1の軌跡が天空パノラマ画像G2に重ね合わせられて表示されるにあたり、日照領域判定手段13により自動判定された日照領域A1に重なる太陽方向P1は、太陽光直達方向P1a(図6では”●”で表示)として識別可能なように表示される。一方、日照領域判定手段13により自動判定された非日照領域A2に重なる太陽方向P1は、太陽光非直達方向P1b(図6では”◆”で表示)として識別可能なように表示される。
更に、上記太陽方向軌跡表示手段16は、天空魚眼画像G1の表示部の側方に設けた「太陽軌跡」のチェックボックスをチェックすることにより、図示は省略するが、太陽方向P1の軌跡を、天空魚眼画像G1に重ね合わせた状態で表示することもできる。
上記太陽光直達属性補正手段21は、表示画面2上で選択された太陽方向P1について上記太陽光直達方向P1aであるか否かの太陽光直達属性を手動補正可能とする。詳しくは、利用者が、天空パノラマ画像G2に重ね合わせられて表示されている太陽方向P1の軌跡を表示画面2で視覚的に確認し、操作入力部3により、太陽光直達属性が誤って表示されている太陽方向P1(図6における一点鎖線Xで囲まれた”●”で表される直達太陽方向P1aを参照。)を選択した上で、太陽光直達属性の変更用の反転ボタン2aを選択すると、上記太陽光直達属性補正手段21により、当該選択された太陽方向P1の太陽光直達属性が変更される(図7における一点鎖線Xで囲まれた”◆”で表される非直達太陽方向P1bを参照。)。
上述したように日照領域判定手段13による日照領域A1であるか否かの自動判定に誤判定は含まれていた場合には、図6に示すように、天空パノラマ画像G2上に重ね合わせて表示された太陽方向P1において、建造物や樹木などの日照障害物が存在していないと視覚的に確認できる領域にあっても太陽光非直達方向P1bであると表示されたり、逆に日照障害物が存在していると視覚的に確認できる領域にあっても太陽光非直達方向P1bであると表示されることがある。
即ち、上記日照領域判定手段13による自動判定は、各画素のRGB輝度のデジタル値のような天空画像の状態値を基準にするために、実際の日照領域A1と略同じ状態値で表示される日照障害物については、日照領域A1であると誤判定される場合があった。
そこで、上記太陽光直達属性補正手段21により、利用者は、誤判定された太陽方向P1を選択した上で、その太陽方向P1についての上記太陽光直達属性を手動補正することができる。よって、図7に示すように、表示画面2に天空パノラマ画像G2に重ね合わせて表示される太陽方向P1の軌跡において、天空パノラマ画像G2上で視覚的に確認できる日照障害物の配置状態と正確に一致させる形態で、太陽方向P1の太陽光直達属性を補正して、当該正確な太陽光直達属性を識別可能な状態で、表示画面2に太陽方向P1を表示させることができる。
尚、図7に示す表示画面2には、天空パノラマ画像G2に、太陽光直達属性を手動補正した後の太陽方向P1の軌跡が重ね合わせられて表示されている。
そして、このように構成された日照評価システム1は、太陽方向P1の軌跡において正確な太陽光直達属性が付与されることになるので、撮像位置に設置される太陽光発電パネル50に対する日照時間等を正確に把握することができ、更に、その日照時間等を利用して当該太陽光発電パネル50において期待される総日射量(kWh/m2・年)や、年間における太陽光の直達率である年間直達率等を算出し、表示画面2に表示させることができる。
日照評価システム1は、上記太陽光直達属性補正手段21による太陽光直達属性の補正時等において、表示画面2で任意の太陽方向P1を選択するにあたり、当該太陽方向P1を個別に選択させる個別選択モードを有する。
更に、日照評価システム1は、この個別選択モードとは別に、表示画面2に表示された天空画像G上での太陽方向P1に対する選択操作において、水平辺及び鉛直辺からなる長方形の範囲を指定して当該範囲内を選択する普通範囲指定モードを有する。
即ち、利用者は、任意の太陽方向P1を選択するにあたり、上記個別選択モードか上記普通範囲指定モードとの間でモードを択一的に決定する。当該普通範囲指定モードを選択すれば、天空画像Gとしての天空パノラマ画像G2において、マウスのドラッグ操作等により上記長方形の範囲を指定し、その範囲内にある全ての太陽方向P1をまとめて選択することができ、例えば、その選択した太陽方向P1の太陽光直達属性をまとめて補正することができる。
日照評価システム1は、上記普通範囲指定モードとは別に、選択対象にあった範囲指定を行うために、当該普通範囲指定モードとは範囲指定の形態が異なる特殊範囲指定モードとして、以下に説明する時間範囲指定モード及び鉛直下方範囲指定モードを有する。
上記時間範囲指定モードは、例えば、図6に示す天空パノラマ画像G2において全ての太陽方向P1を太陽光直達方向P1aとして補正すべき8時における全ての太陽方向P1を選択するというように、表示画面2に表示された天空画像Gとしての天空パノラマ画像G2上で指定された時間に対応する全ての太陽方向P1を選択する形態の範囲指定モードとして構成されている。
そして、上記太陽光直達属性補正手段21により、このように選択された同じ時間の全ての太陽方向P1の夫々の太陽光直達属性を、例えば太陽光直達方向P1aに変更するなどして、まとめて補正することができる。
上記鉛直下方範囲指定モードは、例えば、図6に示す天空パノラマ画像G2において日照障害物が全周方向において存在する範囲の最上部となる水平線の少し上空の位置を選択するというように、表示画面2に表示された天空画像Gとしての天空パノラマ画像G2上で指定された位置よりも鉛直下方の範囲内の全てを選択する形態の範囲指定モードとして構成されている。
そして、上記太陽光直達属性補正手段21により、このように選択された任意の高さまでの範囲内にある全ての太陽方向P1の夫々の太陽光直達属性を、例えば全てを太陽光非直達方向P1bに変更するなどして、まとめて補正することができる。
更に、この鉛直下方範囲指定モードでは、上記天空パノラマ画像G2上のみならず、天空魚眼画像G1上において任意の位置を指定することができる。
即ち、表示画面2に表示された天空魚眼画像G1上で指定された位置よりも外周側の範囲が、上記鉛直下方の範囲と一致することから、かかる外周側の範囲内の全てを選択し、当該選択した全ての太陽方向P1の夫々の太陽光直達属性を、例えば太陽光非直達方向P1bに変更するなどして、まとめて補正することができる。
日照評価システム1は、以下に説明する判定基準値補正手段15を備える。
この判定基準値補正手段15は、太陽光直達属性補正手段21により補正された太陽光直達方向P1aであるか否かの太陽光直達属性に基づいて、日照領域判定手段13における天空画像Gの状態値に対する自動判定の基準値を補正する。そして、このように自動判定の基準値を補正することにより、天空画像Gにおける日照領域A1の自動判定の精度が向上し、当該自動判定に対する手動補正の手間が極力小さくなる。
詳しくは、上記判定基準値補正手段15は、太陽光直達属性補正手段21の補正結果が日照領域判定手段13の判定結果と一致するように、当該日照領域判定手段13における自動判定の基準値を補正する。即ち、図7に示すように、天空パノラマ画像G2における太陽光直達属性補正手段21による手動補正後の太陽光直達方向P1aと太陽光非直達方向P1bとの状態が、日照領域判定手段13で自動判定された後の日照領域A1と非日照領域A2との状態に一致するように、当該日照領域判定手段13における天空パノラマ画像G2全体に対する自動判定の基準値が補正される。
すると、再度日照領域判定手段13で日照領域A1であるか否かの自動判定を行った場合には、その自動判定結果に対して太陽光直達属性補正手段21による同様の手動補正を施す必要がなくなって、補正作業が簡略化されることになる。
上述したように日照領域判定手段13による日照領域A1であるか否かの自動判定に誤判定は含まれていた場合において、その判定結果を用いて判断される太陽光直達属性を手動補正するのみならず、かかる自動判定の結果自身を直接一括で補正するための日照領域判定結果補正手段14が設けられている。
即ち、表示画面2に表示された天空画像G上おいて、日照領域判定手段13の判定結果としての日照領域A1であるか否かが識別可能に表示される。そして、上記日照領域判定結果補正手段14が、天空画像G上で上述した範囲指定モードにより指定された範囲内について、この日照領域判定手段13の判定結果を一括で補正するように構成されている。
即ち、この日照領域判定結果補正手段14により、日照領域判定手段13が日照領域A1と判定した領域を非日照領域A2に変更したり、逆に、日照領域判定手段13が非日照領域A2と判定された領域を日照領域A1に変更することができる。
更に、上記判定基準値補正手段15は、天空画像G上で上述した範囲指定モードにより指定された範囲内について、上記日照領域判定手段13における自動判定の基準値を補正することもできる。
具体的に、天空画像G上にある特定の建物などの日照障害物が、青空に近い状態で撮像されており、当初の日照領域判定手段13による自動判定では、日照領域A1であると誤判定された場合には、利用者は、天空画像G上で上述した範囲指定モードによりその日照障害物の範囲を指定した上で、その範囲内の一部の太陽方向P1の太陽光直達属性を上記太陽光直達属性補正手段21により手動補正すれば、判定基準値補正手段15により、その手動補正に応じて、その範囲内の自動判定の基準値が補正されることになる。よって、その範囲内の太陽方向P1の太陽光直達属性が非日照領域A2であると正しく判定されることになる。
日照評価システム1は、上記のような太陽方向P1のみならず、図8に示すように、天空魚眼画像G1の撮像位置に設置される設置物、具体的には平板状の太陽光発電パネル50(図5参照)からの反射光の照射方向である反射方向P2の軌跡を表示画面2に表示させるために、以下に説明する姿勢状態入力手段20、反射方向軌跡導出手段18、及び反射方向軌跡表示手段17を備える。
上記姿勢状態入力手段20は、図5に示すように、天空魚眼画像G1の撮像位置に設置される太陽光発電パネル50の姿勢状態として、同太陽光発電パネル50の太陽光反射面である上面の方位角γと傾斜角δとの入力を受け付ける。具体的には、図8の表示画面2上において「方位(南0°時計回り:正方向)」と示された入力部に前記方位角γを入力させ、一方図8の表示画面2上において「パネル勾配」と示された入力部に前記傾斜角δを入力させる形態で、上記太陽光発電パネル50の状態値が入力される。
上記反射方向軌跡導出手段18は、姿勢状態入力手段20で入力された太陽光発電パネル50の姿勢状態と太陽光直達方向P1aとから、当該太陽光直達方向P1aから受けた太陽光の太陽光発電パネル50による直達反射方向P2aの軌跡を導出する。
詳しくは、反射方向軌跡導出手段18は、太陽光は太陽光発電パネル50の上面に対して入射角度と同じ角度で反射するので、上記のように受け付けた太陽光発電パネル50の上面の方位角γと傾斜角δとから認識される当該上面の姿勢に対して、太陽光直達方向P1aから受けた太陽光がどの方向に反射されるかを演算する形態で、太陽光直達方向P1aから受けた太陽光の反射方向(以下「直達反射方向」と呼ぶ)P2aの軌跡を導出する。
あわせて、反射方向軌跡導出手段18は、実際には太陽光が直達しない太陽光非直達方向P1bについても、その太陽光非直達方向P1bから受けた太陽光の反射方向(以下「非直達反射方向」と呼ぶ)P2bの軌跡について、上記直達反射方向P2aと同様に導出する。
上記反射方向軌跡表示手段17は、これら反射方向P2の軌跡を、直達反射方向P2aであるか否かを識別可能なように、表示画面2に天空パノラマ画像G2と重ね合わせて表示させる。具体的には、太陽光直達方向P1aから受けた太陽光の反射光を直達反射方向P2a(図8では”○”で表示)として識別可能なように表示し、一方、太陽光非直達方向P1bから受けた太陽光の反射光を非直達反射方向P2b(図8では”◇”で表示)として識別可能なように表示する。
よって、利用者は、表示画面2の天空パノラマ画像G2において、太陽光直達方向P1aから受けた太陽光による実際の反射方向である直達反射方向P2aを、非直達反射方向P2bとは区別して、容易に視覚的に認識し評価することができる。
尚、図8に示す表示画面2には、天空パノラマ画像G2に、反射方向P2の軌跡が、直達反射方向P2aであるか又は非直達反射方向P2bであるかの属性が識別可能な状態で、重ね合わせられて表示されている。
また、図8において一点鎖線Yで囲まれた非直達反射方向P2bは、上述した太陽光直達属性補正手段21により、太陽光直達属性が直達太陽方向P1aから非直達太陽方向P1bに補正された太陽方向P1に対応する反射方向P2である。
このような反射方向P2は、天空魚眼画像G1の撮像地点よりも鉛直下方側にも存在する場合がある。
そこで、画像表示手段10が、天空パノラマ画像G2の下方に余白部分G2aを付け加えた状態で当該天空パノラマ画像G2を表示画面2に表示させると共に、上記反射方向軌跡表示手段17は、その余白部分G2aも利用して反射方向P2の軌跡を表示するように構成されている。
更に、上記余白部分G2aについては、撮像地点よりも鉛直下方側の領域を示すことから、上述した日照領域判定手段13は、天空画像Gの状態に関係なく、その余白部分G2aを非日照領域A2として判定する。
上記反射方向軌跡表示手段17は、直達反射方向P2aの軌跡を天空パノラマ画像G2に重ね合わせて表示するにあたり、人が存在する可能性が高い建造物などの日照障害物が存在する非日照領域A2に重なるか否かの反射属性を、図示は省略するが当該反射属性毎に色分けするなどして識別可能な状態で、表示画面2に表示する。
よって、利用者は、表示画面2の天空パノラマ画像G2において、上記非日照領域へ照射される反射光の存在を正確に認識して、当該反射光の照射についての問題の有無を検討することができる。
また、上記天空パノラマ画像G2の下方に付け加えられた余白部分G2aに位置する直達反射方向P2aについては、常に人が存在する可能性が高い非日照領域A2に重なることが識別可能に表示されるので、かかる撮像範囲よりも下方にある道路や住居に対する反射光の照射を明確に認識して検討することができる。
更に、日照評価システム1は、日照領域判定手段13で判定された非日照領域A2について、反射光の照射を回避すべき住居などが存在する反射光回避領域A2aであるか否かの回避属性を付与可能な回避属性付与手段19を備える。
具体的には、表示画面2の天空パノラマ画像上で反射光回避領域A2aとなるべき非日照領域A2が利用者により選択操作されることで、当該選択された非日照領域A2の回避属性を反射光回避領域A2aとして記録する。
そして、上記反射方向軌跡表示手段17は、直達反射方向P2aの軌跡を天空パノラマ画像G2に重ね合わせて表示するにあたり、反射光回避領域A2aに重なる直達反射方向P2aを他の反射方向とは識別可能なように、図示は省略するが反射光回避領域A2aに重なるか否かによって色分けするなどの形態で、当該反射光回避領域A2aに重なるか否かを識別可能な状態で表示画面2に表示するように構成されている。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明のその他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施の形態では、本発明に係る日照評価システム1を、当該日照評価システム1を構成するコンピュータに直接操作又はデータ入力等を行う所謂スタンドアローン型システムとして構成したが、別に、日照評価システム1を構成するサーバに対してクライアント端末からネットワークを通じて操作又はデータ入力等を行う所謂クライアント・サーバシステムとして構成しても構わない。
(2)上記実施の形態では、太陽方向軌跡表示手段16が、表示画面2において、太陽方向P1の軌跡を、単位時間毎にプロットして表示するように構成したが、例えば、太陽方向P1の軌跡を曲線などで表示しても構わない。
また、このように太陽方向P1の軌跡を曲線で表示する場合、太陽光直達属性を変更するべく当該太陽方向P1を選択するにあたり、天空画像G上で指定した範囲内に含まれる太陽方向P1の軌跡の一部分を選択するように構成することができる。
(3)上記実施の形態では、特殊範囲指定モードとして、時間範囲指定モードと鉛直下方範囲指定モードとを備えたが、これら以外のモードで太陽方向P1を選択することができ、例えば、天空画像Gにおいて略同じ輝度を有する位置に配置された太陽方向P1の全てを選択するモードなどを備えることができる。
本発明は、天空を撮像した天空画像の入力を受け付ける画像入力手段と、
前記天空画像を表示画面に表示させる画像表示手段と、
前記天空画像において、日照障害物が存在し日照が制限される非日照領域と当該非日照領域ではない日照領域とを、当該天空画像の状態値に基づき自動判定する日照領域判定手段と、
予め記憶している太陽方向の軌跡を、前記日照領域に重なる太陽光直達方向であるか否かの太陽光直達属性を識別可能な状態で、前記表示画面に前記天空画像と重ね合わせて表示させる太陽方向軌跡表示手段とを備えた日照評価システムとして好適に利用可能である。
1 :日照評価システム
2 :表示画面
10 :画像表示手段
11 :画像変換手段
12 :画像入力手段
13 :日照領域判定手段
14 :日照領域判定結果補正手段
15 :判定基準値補正手段
16 :太陽方向軌跡表示手段
17 :反射方向軌跡表示手段
18 :反射方向軌跡導出手段
19 :回避属性付与手段
20 :姿勢状態入力手段
21 :太陽光直達属性補正手段
30a :魚眼レンズ
50 :太陽光発電パネル(設置物)
A1 :日照領域
A2 :非日照領域
A2a :反射光回避領域
G :天空画像
G1 :天空魚眼画像
G2 :天空パノラマ画像
G2a :余白部分
P1 :太陽方向
P1a :太陽光直達方向
P1b :太陽光非直達方向
P2 :反射方向
P2a :直達反射方向
P2b :非直達反射方向
T :天空

Claims (7)

  1. 天空を撮像した天空画像の入力を受け付ける画像入力手段と、
    前記天空画像を表示画面に表示させる画像表示手段と、
    前記天空画像において、日照障害物が存在し日照が制限される非日照領域と当該非日照領域ではない日照領域とを、当該天空画像の状態値に基づき自動判定する日照領域判定手段と、
    予め記憶している太陽方向の軌跡を、前記日照領域に重なる太陽光直達方向であるか否かの太陽光直達属性を識別可能な状態で、前記表示画面に前記天空画像と重ね合わせて表示させる太陽方向軌跡表示手段とを備えた日照評価システムであって、
    前記画像入力手段が、魚眼レンズを通して天空を撮像して得られた天空魚眼画像の入力を受け付け、
    前記天空魚眼画像をパノラマ変換して天空パノラマ画像を生成する画像変換手段を備え、
    前記画像表示手段が、前記天空パノラマ画像を前記表示画面に表示させると共に、
    前記太陽方向軌跡表示手段が、前記太陽方向の軌跡を、前記天空パノラマ画像と重ね合わせて表示させ、
    前記表示画面に表示された天空画像上での前記太陽方向に対する選択操作において、水平辺及び鉛直辺からなる長方形の範囲を指定して当該範囲内を選択する普通範囲指定モードを有すると共に、
    当該普通範囲指定モードとは別に、当該普通範囲指定モードとは範囲指定の形態が異なる特殊範囲指定モードを有する日照評価システム。
  2. 前記表示画面上で選択された前記太陽方向について前記太陽光直達属性を手動補正可能な太陽光直達属性補正手段とを備えた請求項1に記載の日照評価システム。
  3. 前記太陽方向軌跡表示手段が、複数の季節における太陽方向の軌跡を前記表示画面に表示すると共に、
    前記特殊範囲指定モードとして、前記表示画面に表示された天空画像上で指定された時間に対応する全ての前記太陽方向を選択する時間範囲指定モードを有する請求項1又は2に記載の日照評価システム。
  4. 前記特殊範囲指定モードとして、前記表示画面に表示された天空画像上で指定された位置よりも鉛直下方の範囲内の全てを選択する鉛直下方範囲指定モードを有する請求項1〜3の何れか1項に記載の日照評価システム。
  5. 前記画像表示手段が、前記天空パノラマ画像に加えて、前記天空魚眼画像を前記表示画面に表示させ、
    前記鉛直下方範囲指定モードにおいて、前記表示画面に表示された天空魚眼画像上で指定された位置よりも外周側の範囲内の全てを選択する請求項4に記載の日照評価システム。
  6. 前記表示画面で指定された範囲内について、前記日照領域判定手段の判定結果を一括で補正する日照領域判定結果補正手段を備えた請求項1〜5の何れか1項に記載の日照評価システム。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の日照評価システムが備える各手段を、コンピュータ上で実現するためのプログラムを備えてなる日照評価用のコンピュータプログラム。
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