JP2014066398A - 給排型換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期使用においても給排気風量のバランスと必要風量を保つ換気装置を提供する。
【解決手段】給気風路14と排気風路15の各々のダクト圧損を一つのDCモータ20の電流と回転数から検出し、DCモータ20の目標回転数に合うようにダクト圧損の低い風路に接続されている給気ダンパ22および排気ダンパ23のいずれかの開口面積を調整する制御手段37と再度調整を行う繰り返し手段と時間経過を記憶するタイマ手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、1つのDCモータで同時に給気と排気を行う場合に、目標風量を保持するとともに給排風量のバランスをも保つことができる給排型換気装置に関する。
従来技術について図9を参照しながら説明する。従来、この種の給排型換気装置は、本体100内部の給気風路に給気用のファンを具備したDCモータ101と、排気風路に排気用のファンを具備したDCモータ102と、各々の給気風路と排気風路が交差する位置に熱交換器103を有し、DCモータ101とDCモータ102各々の駆動電圧や回転数を独立制御可能な制御装置104を備えた給排型換気装置が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−190524号公報
このような従来の給排型換気装置は、本体内部に給気用のDCモータとファンに加えて排気用のDCモータとファンを備え、各々のDCモータで給気風路と排気風路各々の圧損を検出しながら風量を制御することで給排ともに目標風量を保つことができるが、2つのDCモータとファンを具備しなければならず、本体の容積が大きくなり本体設置の場所が制限されるとともに、2つのDCモータを駆動しなければならないために消費電力が増加するという課題があった。
また、機器の小型化を実現するために、一つのDCモータを両軸にして給気用のファンと排気用のファンを有した給排型換気装置が知られているが、このような構成の場合、施工性を高めるために製品の一側面に屋外へ接続するための給気ダクトと排気ダクトを配置するのが一般的である。これにより、熱交換器や2つのファンが接続されたDCモータの配置自由度がなくなり、結果的に給気風路と排気風路各々の機内圧損を1:1の均等な状態に保つことが困難であった。さらに、実施工においては機内圧損に加えて、外部へ接続するダクト圧損も加味され、給気用のファンと排気用のファンにかかる圧力バランスが変化し、風量不足、風量過多、給気と排気の風量バランスが不均等になるという課題があった。
そこで、給気風路と排気風路にダンパを設けて、施工初期において、一方の圧力損失の大きい風路に他方の風路の圧力損失を合わせるように前記ダンパの開度を調節することを考えた。
ところが、長期間に渡り使用しているとプレフィルタに砂塵や埃、虫が目詰まりし、給気と排気の風量バランスが不均等になり換気風量を確保することが困難であることが解かった。また、使用者には状態がわからないため、風量バランス不均等、風量不足の状態で使用されるということが課題となった。
本発明は、前記の問題を解決し、長期使用においても目標風量を確保するとともに給気と排気の風量バランスを均等に維持できる給排型換気装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、本体の正面に配置した室内側吸込口と、一側面に配置した室内側吐出口と、前記側面とは異なる面に配置した室外側吸込口と室外側吐出口と、前記室外側吸込口の開口面積を調整する給気ダンパと、前記室外側吐出口の開口面積を調整する排気ダンパと、室外の空気を前記室外側吸込口から前記室内側吐出口へ連通させる給気風路と、室内の空気を前記室内側吸込口から前記室外側吐出口へ連通させる排気風路と、前記給気風路と前記排気風路の交差部に配置して室外の空気と室内の空気を熱交換させる熱交換素子と、前記熱交換素子の風下側に前記給気風路と前記排気風路それぞれ配置した給気用羽根および排気用羽根と、これら前記給気用羽根と前記排気用羽根を一つの駆動軸で駆動するDCモータと、前記給気ダンパおよび前記排気ダンパを駆動するダンパ駆動制御手段と、前記DCモータの駆動電圧を調整するDCモータ駆動制御手段と、前記DCモータに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記DCモータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記給気ダンパと前記排気ダンパのうち、一方のダンパは全開で、他方のダンパは開度を調整して目標回転数となるよう前記DCモータへの駆動電圧を制御する制御手段とを備えた給排型換気装置であって、制御手段には、目標風量に対して前記DCモータの目標回転数と前記給気ダンパと排気ダンパのうち圧損の低い側の風路のダンパの開度を決定する初期設定手段と、ダンパの開度調整後、本体の運転時間を記憶するタイマ手段と、前記タイマ手段の記憶時間がある一定時間以上になると、目標風量になるように再度前記初期設定手段に回転数とダンパの開度を調整させる繰り返し手段を備え、運転時間が前記一定時間以上になるとダンパの開度調整を繰り返すものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、1つのDCモータの両側に給気用ファンと排気用ファンを備え、給気用送風経路および排気用送風経路の各々の圧損をDCモータの電流および回転数の関係から算出して、双方の送風経路の圧損が均一になるようにダンパ角度を調整する動作を定期的に行うことで、長期使用においても所定の風量を保持するとともに給排気風量のバランスを均一に制御可能な給排気型換気装置を提供できる。
本発明の実施の形態1の構成図((a)側面図、(b)下面図) 同実施の形態1の制御回路のブロック図 同実施の形態1のCPUのブロック図 同実施の形態1の制御フローチャート 同実施の形態1のN1>N3時のダンパの角度を示す図((a)排気ダンパ角度検出時を示す図、(b)風量バランス制御時の動作説明図) 同実施の形態1のN1>N3時のダンパの角度を示す図((a)給気ダンパ角度検出時を示す図、(b)N1<N3時の風量バランス制御時の動作説明図) 実施の形態2のCPUのブロック図 同実施の形態2の制御フローチャート 従来技術の構成図
本発明の請求項1記載の給排型換気装置は、本体の正面に配置した室内側吸込口と、一側面に配置した室内側吐出口と、前記側面とは異なる面に配置した室外側吸込口と室外側吐出口と、前記室外側吸込口の開口面積を調整する給気ダンパと、前記室外側吐出口の開口面積を調整する排気ダンパと、室外の空気を前記室外側吸込口から前記室内側吐出口へ連通させる給気風路と、室内の空気を前記室内側吸込口から前記室外側吐出口へ連通させる排気風路と、前記給気風路と前記排気風路の交差部に配置して室外の空気と室内の空気を熱交換させる熱交換素子と、前記熱交換素子の風下側に前記給気風路と前記排気風路それぞれ配置した給気用羽根および排気用羽根と、これら前記給気用羽根と前記排気用羽根を一つの駆動軸で駆動するDCモータと、前記給気ダンパおよび前記排気ダンパを駆動するダンパ駆動制御手段と、前記DCモータの駆動電圧を調整するDCモータ駆動制御手段と、前記DCモータに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記DCモータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記給気ダンパと前記排気ダンパのうち、一方のダンパは全開で、他方のダンパは開度を調整して目標回転数となるよう前記DCモータへの駆動電圧を制御する制御手段とを備えた給排型換気装置であって、制御手段には、目標風量に対して前記DCモータの目標回転数と前記給気ダンパと排気ダンパのうち圧損の低い側の風路のダンパの開度を決定する初期設定手段と、ダンパの開度調整後、本体の運転時間を記憶するタイマ手段と、前記タイマ手段の記憶時間がある一定時間以上になると、目標風量になるように再度前記初期設定手段に回転数とダンパの開度を調整させる繰り返し手段を備え、運転時間が前記一定時間以上になるとダンパの開度調整を繰り返すものである。
これにより、設置現場毎において給排風路のダクト圧損差が生じた場合においても、初期設定手段によって圧損の低い方の風路のダンパ開度を調整することによって、給気風路および排気風路双方の圧損を等しくして風量バランスを均等にすることができる。さらに、タイマ手段がダンパの開度調整後の時間を記憶するにより、繰り返し手段が一定時間経過後に初期設定手段の目標回転数算出手段、ダンパ開度決定手段に作用し定期的に初期設定手段に前記調整を行わせることでプレフィルタが目詰まりし、給気風路圧損、排気風路圧損が変化した状態に合わせて前記調整を行うため給気風路および排気風路双方の圧損を等しくして風量バランスを均等にし、必要風量を保つという効果を奏する。
また、請求項2記載の給排型換気装置は、初期設定手段には、あらかじめ最大回転数を記憶する最大回転数記憶手段と、目標回転数決定手段が決定した回転数と前記最大回転数を比較する最大回転数比較手段と、制御手段にはDCモータ制御手段を停止する停止手段を備え、前記最大回転数比較手段の比較結果が前記最大回転数よりも前記目標回転数決定手段が決定した回転数が大きいとなったときに、停止手段はDCモータ制御手段を停止させることを特徴とするものである。
これにより、最大回転数比較手段は、目標回転数決定手段が決定した回転数を最大回転数記憶手段に記憶したDCモータの限界である最大回転数とで比較し、最大回転数に達した時に停止手段によりDCモータ駆動手段に作用して運転を停止することで、使用者にDCモータが必要風量を実現できる限界状態であることを使用に知らせ、使用者がプレフィルタのお手入れをするため、風量不足の状態で使用者が使用し続けることを防ぐという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の給排型換気装置1は、建物内の天井または、天井裏および屋根裏空間、もしくは側面壁に設置されるものであり、以下、天井に設置した場合について説明する。
図1(a)に示す本体2は、3辺の内で高さ方向を最も低くした直方体の形状をしており、天井面3に対し平行に設置されている。
また、図1(b)に示すように高さ方向と他の2辺のうち短手方向の辺を含む一方の側面4に室外側吸込口5と室外側吐出口6を有し、それぞれ約直径100〔mm〕のダクト7が接続できる形状となっている。
室外側吸込口5と室外側吐出口6に接続したダクト7は建物外壁面8まで引き回して建物外の外気と連通するものである。
本体2の下面には室内側吸込口9を形成する。
側面4の対向面10には室内側吐出口11を有し、同様に約直径100〔mm〕のダクト12が接続できる形状となっている。
本実施の形態では、室内側吐出口11に接続したダクト12は複数本の小口径ダクト13に分岐され、各居室の天井面と連通されて室内へ外気を給気する。
また、室内側吐出口11は複数の小口径ダクト13に分岐させるものである。そこで、本体2の対向面10の室内側吐出口11を小口径ダクト13が複数本接続できる形状とすることにより、ダクトを分岐させる手間を省くこともできる。
本体2の内部には、室外からダクト7を介して導入された外気が室内に供給される給気風路14と、室内の空気を室外に排気する排気風路15を形成している。
これら二つの送風経路である給気風路14と排気風路15は、仕切り板16、17によって仕切られている。
給気風路14と排気風路15には、それぞれシロッコ型の給気ファン18と排気ファン19を設けている。
これら給気ファン18と排気ファン19は、1つのDCモータ20の両側に延設した回転軸に連結している。
また、給気風路14と排気風路15とが交差する位置に室内空気と外気の熱を交換する熱交換素子21を配置している。
熱交換素子21は、室内からの排気空気の熱を回収して室外からの給気空気に与える機能を有している。
本体2の室外側吸込口5および室外側吐出口6には、外気の浸入を遮断することができるダンパとして、給気ダンパ22と排気ダンパ23を備えている。
給気ダンパ22は、室外側吸込口5に配置している。そして、給気ダンパ22は、電動機24と軸で連結し、室外側吸込口5の開口面積を調整するものでもある。
また、排気ダンパ23は、室外側吐出口6に配置している。そして、排気ダンパ23は、電動機25と軸で連結し、室外側吐出口6の開口面積を調整するものでもある。
ここで電動機24、25は、例えばステッピングモータなどが挙げられ、ステップ数制御が可能となり、細かく開口面積を設定調整することができる。
給気風路14と排気風路15にはプレフィルタ49を設けている。
プレフィルタ49は、砂塵や埃、虫などが本体2の内部に侵入することを防止する機能を有している。
給気風路14は、室外側吸込口5とプレフィルタ49と給気ダンパ22と熱交換素子21と給気ファン18と室内側吐出口11の順番に配置している。
また、排気風路15は、室内側吸込口9とプレフィルタ49と熱交換素子21と排気ファン19と排気ダンパ23と室外側吐出口6の順番に配置している。
次に図2に制御回路の構成をブロック図で示す。
制御回路のブロックは、商用電源26に接続した電源回路27と、DCモータ20と給気ダンパ22と排気ダンパ23を駆動する駆動装置28を有する。
電源回路27は、ダイオードブリッジや電解コンデンサからなる整流平滑回路29を備えている。そして、整流平滑回路29で整流平滑された電圧をFETなどのスイッチング素子30やスイッチングトランス31を介して直流電圧を降下させ、DCモータ20および駆動装置28へ供給する電圧、例えばDC30〔V〕を生成するものである。
DCモータ20は、三相(U、V、W相)の固定子巻き線を有するモータである。
そして、DCモータ20は、前記固定子巻き線への電圧印加を制御するためのドライブIC、DCモータ駆動制御手段32、回転子の位置を検出するための位置検出センサであるホール素子33を含んで構成されている。
本実施の形態では、DCモータ20へ供給される電圧はスイッチングトランス31の後段に接続された低圧のDC30〔V〕としたがこれに限定するものではない。
例えば、商用電源26を直接整流平滑した高圧のDC141〔V〕やDC282〔V〕で駆動することもできる。
駆動装置28は、回転数検出手段34と、電流検出手段35と、ダンパ駆動制御手段36と、制御手段37を備えている。
回転数検出手段34は、ホール素子33の信号からDCモータ20の回転数を検出するものである。
電流検出手段35は、DCモータ20のU、V、W相に流れる電流を検出するものである。
ダンパ駆動制御手段36は、給気ダンパ22および排気ダンパ23の電動機24、25を駆動するものである。
制御手段37は、回転数検出手段34と電流検出手段35の信号を受けてDCモータ駆動制御手段32とダンパ駆動制御手段36を制御するものである。
電流検出手段35は、DCモータ20のU、V、W相の共通ラインに接続された抵抗器などの両端電圧を検出することでDCモータ20の電流を検出するものである。
また、ダンパ駆動制御手段36は、制御手段37からの信号に従って給気ダンパ22および排気ダンパ23の電動機24、25を駆動し、各ダンパの開閉を調整制御するものである。
制御手段37は、CPU(Central Processing Unit)で構成され、DCモータ20の印加電圧からレギュレータ38で電圧降下させて形成したDC5〔V〕もしくはDC3〔V〕電圧で駆動するものである。
次に、制御手段37の構成について図3のブロック図を用いて説明する。
制御手段37は、パルスもしくはアナログ信号を形成してDCモータ駆動制御手段32へ信号を伝達し、DCモータ20は速度制御や停止を実行する。
後述する制御手段37の動作については、制御手段37内部のカウンターやRAM、ROMが共同するプログラムの形態で実施される。
目標風量39に対して、決定されるDCモータ20の目標回転数と、給気ダンパ22と排気ダンパ23の開度からDCモータ駆動制御手段32とダンパ駆動制御手段36を制御する目標風量制御手段40と、給排型換気装置1の起動初期において前記目標回転数と給気ダンパ22と排気ダンパ23の開度を決定する初期設定手段41と、目標風量制御手段40による制御後からの時間経過を記憶するタイマ手段46と、初期設定手段41に目標回転数とダンパ開度を再度決定させる繰り返し手段47を備えている。
初期設定手段41は、目標風量39から目標回転数を算出する目標回転数算出手段42と、排気風路15の回転数を算出する排気風路回転数決定手段43と、給気風路14の回転数を算出する給気風路回転数決定手段44と、目標回転数決定手段48と、給気風路14と排気風路15の給気ダンパ22と排気ダンパ23の開度を決定するダンパ開度決定手段45を備えたものである。
目標回転数算出手段42は、DCモータ駆動制御手段32を動作させて目標風量になるDCモータ20に流れる電流と回転数の関係から駆動電圧を調整してそのときの目標回転数を算出するものである。
また、目標回転数算出手段42には、ダクト長0〔m〕〜30〔m〕の範囲における目標風量39、例えば100〔m3/h〕の風量を保持するために必要なDCモータ20の回転数と電流の関係式から算出される回転数と電流を給気風路14と排気風路15の各々に対してあらかじめテーブルデータとして記憶されている。
例えば、ダクト長を0、5、10〔m〕と5〔m〕毎にインプットしても良いが、これに限定するものではなく、更に細分化、例えば1〔m〕毎にテーブルデータを持つことによって、風量制御の精度を高める方式を採用することもできる。
本体2の機体内圧損は、給気風路14および排気風路15ともに1:1の均等な関係であれば、一つの回転数と電流の値を記憶しておけば良い。
しかし、本体2の寸法規制や熱交換素子21の大きさ、配置場所などにより、機体内圧損は同一とならない場合がある。そこで、本実施の形態は、給気風路14と排気風路15各々に対してテーブルデータを記憶するものである。
排気風路回転数決定手段43は、給気ダンパ22を全閉にして排気ダンパ23を全開にした状態で、目標回転数算出手段42によって排気風路15が目標風量、例えば100〔m3/h〕の風量を実現するときの回転数を検出して排気風路15の回転数とするものである。
給気風路回転数決定手段44は、排気ダンパ23を全閉にして給気ダンパ22を全開にした状態で、目標回転数算出手段42によって給気風路14が目標風量、例えば100〔m3/h〕の風量を実現するときの回転数とするものである。
目標回転数決定手段48は、排気風路15の回転数と給気風路14の回転数を比較し、大きい方の回転数を目標回転数と決定するものである。
ダンパ開度決定手段45は、排気風路15と給気風路14の風路のうち回転数が大きい方の風路のダンパを全閉にして、回転数が小さい方の風路が前記目標回転数になるように前記風路のダンパの開度を決定するものである。
タイマ手段46は目標風量制御手段40による制御後からの運転時間を記憶するものである。例えば100〔m3/h〕で1時間運転するとタイマ手段46は1と記憶し、2時間運転で2と記憶する。50〔m3/h〕で1時間運転した場合は0.5、150〔m3/h〕で1時間運転した場合は1.5と風量によって、1時間当たりの記憶する値がかわるものである。また、ここでは1時間ごとにタイマ手段46に記憶するとしたが、30分、90分と記憶するタイミングを変えることができる。
繰り返し手段47はタイマ手段46の記憶する値が一定以上になると初期設定手段41に指令を送り、目標回転数とダンパの開度を再度決定させるものである。例えば、タイマ手段46の一定値を1000とすると、運転時間と運転風量から記憶した記憶値の積算が1000になると繰り返し手段47は初期設定手段41に指令を送るものである。一定値は5000、10000と変更することができる。
上記構成において、給気と排気の風量バランスを保つ動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
本フローは、給気ダンパ22と排気ダンパ23を全開にするステップ(STEP1)と、排気風路回転数決定手段43による目標風量に対する排気風路15での回転数の決定を行なうステップ(STEP2)と、給気風路回転数決定手段44による目標風量に対する給気風路14での回転数の決定を行なうステップ(STEP3)と、目標回転数決定手段48による目標回転数の決定を行なうステップ(STEP4)と、ダンパ開度決定手段45による給気ダンパ22と排気ダンパ23の開度を決定するステップ(STEP5)と運転時間を積算し一定以上になるとSTEP1に戻るステップ(STEP6)から構成される。そして、初期設定手段41は、本体2にダクト7、12が接続され運転ができる状態で実行される。
最初に電源投入、もしくは繰り返し手段47の指令が初期設定手段41に送られた場合、制御手段37は、STEP1に示すように、給気ダンパ22および排気ダンパ23を全開状態とする。
次に、排気風路回転数決定手段43は、STEP2に示すように、ダンパ駆動制御手段36を制御して排気ダンパ23を全開状態に保持したまま、給気ダンパ22を全閉状態する。そして、目標回転数算出手段42にあらかじめ記憶されている排気風路15における電流と回転数の関係式に合致するようにDCモータ駆動制御手段32を制御して、DCモータ20を駆動する。これにより、一つの回転数N1を得ることができる。この回転数N1は排気風路15に実際に接続されたダクト7の長さにおいて、目標風量、例えば100〔m3/h〕の風量を保持するために必要な回転数情報である。
次に、給気風路回転数決定手段44は、STEP3に示すように、ダンパ駆動制御手段36を制御して給気ダンパ22を全開状態にし、排気ダンパ23を全閉状態とする。そして、目標回転数算出手段42にあらかじめ記憶されている給気風路14における電流と回転数の関係式に合致するようにDCモータ駆動制御手段32を制御してDCモータ20を駆動する。これにより、一つの回転数N2を得ることができる。この回転数N2は、排気ダンパ23が全閉状態で目標風量、例えば100〔m3/h〕の風量を保持するために必要な回転数情報である。
次に、目標回転数決定手段48は、STEP4に示すように、排気風路回転数決定手段43が決定した回転数N1と給気風路回転数決定手段44が決定した回転数N2を比較して目標回転数を決定することとなる。
すなわち、回転数N1>回転数N2の場合には、回転数N1を目標回転数とする。また、回転数N1<回転数N2の場合には、回転数N2を目標回転数とする。さらに、回転数N1=回転数N2の場合には、回転数N1を目標回転数とする。
つまり、回転数N1>回転数N2の場合、排気風路15の風路圧損が給気風路14の風路圧損より高いことを示している。給気風路14の調整を行なわないと排気風路15に比べて給気風路14の風量が大きくなってしまう。
そこで、給気風路14は、再度圧力損失を大きくした状態で目標風量が実現できるようにする必要がある。
ダンパ開度決定手段45は、STEP5で、ダンパ開度を調整することとなる。排気ダンパ23は、全閉状態を保持したままで、低い圧損の風路に接続されている給気ダンパ22の角度調整を行う。このときの目標回転数は、排気風路15の圧損によって決まる排気風路15において決定算出したDCモータ20の回転数N1とする。
まず、ダンパ開度決定手段45は、目標回転数算出手段42へあらかじめ記憶されている給気風路14において目標とした回転数N1に対応する電流値と回転数の関係に合致するようにDCモータ20を制御するとともに、目標の回転数N1が維持できるように給気ダンパ22のダンパ角度を徐々に閉じていく。
次に、本体2の状態を図5(a)に示すように、給気風路14における動作回転数がN1となったときの給気ダンパ22の角度θ1を記憶する。
そして、図5(b)に示すように、排気ダンパ23を全閉状態から全開状態とする。
このようにすることで、給気風路14および排気風路15の風路圧損を均等に維持した状態にすることができる。DCモータ20は、回転数N1で駆動することにより給気風路14および排気風路15ともに目標風量、例えば100〔m3/h〕の風量を確保することができるようになる。
制御手段37は、排気ダンパ23の全開と回転数N1という条件に加えて、前記のようにして調整した給気ダンパ22の角度を条件にして、給排型換気装置1を制御することで、給気風路14および排気風路15ともに目標風量を確保して建物内の換気を行うこととなる。
また、回転数N1<回転数N2の場合、給気風路14の風路圧損が排気風路15の風路圧損より高いことを示している。排気風路15の調整を行なわないと給気風路14に比べて排気風路15の風量が大きくなってしまう。
そこで、排気風路15は、再度圧力損失を大きくした状態で目標風量が実現できるようにする必要がある。
給気ダンパ22は全閉状態とし、同様にSTEP5に示すように、排気ダンパ23の角度調整を行う。このときの目標回転数は、給気風路14において決定算出したDCモータ20の回転数N2とする。
まず、ダンパ開度決定手段45は、目標回転数算出手段42へあらかじめ記憶されている排気風路15において目標とした回転数N2に対応する電流値と回転数の関係に合致するようにDCモータ20を制御するとともに、目標の回転数N2が維持できるように排気ダンパ23のダンパ角度を徐々に閉じていく。
次に、本体2の状態を図6(a)に示ように、排気風路15における動作回転数がN2なったときの排気ダンパ23の角度θ2を記憶する。
そして、図6(b)に示すように給気ダンパ22を全閉状態から全開状態とする。
このようにすることで、給気風路14および排気風路15の風路圧損を均等に維持した状態にすることができる。DCモータ20は、回転数N3で駆動することにより給気風路14および排気風路15ともに目標風量、例えば100〔m3/h〕の風量を確保することができる。
制御手段37は、給気ダンパ22の全開と回転数N2という条件に加えて、前記のようにして調整した排気ダンパ23の角度を条件にして、給排型換気装置1を制御することで、給気風路14および排気風路15ともに目標風量を確保して建物内の換気を行うこととなる。
また、回転数N1=回転数N2の場合、既に給気風路14および排気風路15の風路圧損が均等となっている。
この場合、給気ダンパ22および排気ダンパ23は、ともに全開状態とし、DCモータ20を回転数N1で駆動する。これにより、給気風路14および排気風路15とともに目標風量、例えば100〔m3/h〕の風量を確保することができる。
次にタイマ手段46はSTEP6に示すように、STEP5終了後からタイマ手段46に運転時間を記憶しT1を得る。次に、繰り返し手段47は初期設定手段41の動作を行わせるための設定値T2とT1を比較し、T1<T2の場合はSTEP5で決定した内容で運転継続する。運転中はタイマ手段46に時間を記憶しT1を更新する。更新後、再度繰り返し手段47はT1とT2を比較し、T1>T2となるまでT1の更新を繰り返す。T1>T2となると、繰り返し手段47はSTEP1から上記フローを行わせる。
以上のように、本発明の実施の形態1においては、圧損の低い方のダンパ角度を調整することによって、双方の圧損差を無くすことができるようにした。
これにより、一つの回転数でDCモータ20を駆動させても、給気と排気の双方の風量を確保すると同時に、給気と排気の風量バランスを均等に保つことができる。
また、排気風路回転数決定手段43と給気風路回転数決定手段44とで検出した回転数結果のうち、高い方の回転数を検出した送風経路に接続されたダンパを全開状態とするようにした。
これにより、風路圧損の低い方のダンパのみ開口面積を調整することで、ダンパを閉じることによって生じるDCモータ20のエネルギーロスを低減することができる。
また、上記フローを定期的に行うことで、砂塵や埃、虫が目詰りした状態で風量とバランス調整を行うため、長期間の使用においても給気と排気の双方の風量を確保すると同時に、給気と排気の風量バランスを均等に保つことができる。
(実施の形態2)
上記のように実施の形態1では長期間の使用においても目標風量を精度高く実現するためにダンパの角度を調整することを説明した。
その中で、図4のSTEP4では、目標回転数決定手段48により排気風路回転数決定手段43が決定した回転数N1と給気風路回転数決定手段44が決定した回転数N2を比較して目標回転数を決定している。
このとき、回転数N1もしくは回転数N2に目標回転数を決定しているが、排気風路15もしくは給気風路14圧損が上がり、DCモータ20の能力上限値になり、目標回転数を実現できなくなり風量が不足することがある。
原因としては砂塵や埃、虫などによるプレフィルタ49の目詰まりにより、排気風路15もしくは給気風路14圧損が上がることにより生じるものと考える。
つまり、必要風量を確保するためには、プレフィルタ49の目詰まりによって、DCモータ20の能力上限値になった時点で使用者に知らせる必要がある。
そこで、本実施の形態では、初期設定手段41にあらかじめ最大回転数Nmaxを記憶する最大回転数記憶手段51と、目標回転数決定手段48が決定した回転数N1もしくは回転数N2と最大回転数記憶手段51に記憶した最大回転数Nmaxを比較する最大回転数比較手段50と、制御手段37にDCモータ駆動制御手段32を停止する停止手段52を備えたものである。
制御手段37の構成について図7のブロック図を用いて説明する。制御手段37は、目標風量39に対して、決定されるDCモータ20の目標回転数と、給気ダンパ22と排気ダンパ23の開度からDCモータ駆動制御手段32とダンパ駆動制御手段36を制御する目標風量制御手段40と、給排型換気装置1の起動初期において前記目標回転数と給気ダンパ22と排気ダンパ23の開度を決定する初期設定手段41と、DCモータ制御手段32を停止する停止手段52を備えている。
初期設定手段41は、目標風量39から目標回転数を算出する目標回転数算出手段42と、排気風路15の回転数を算出する排気風路回転数決定手段43と、目標回転数決定手段48と、目標回転数決定手段48が決定した回転数を比較する最大回転数比較手段50と、あらかじめ最大回転数Nmaxを記憶する最大回転数記憶手段51と、給気風路14と排気風路15の給気ダンパ22と排気ダンパ23の開度を決定するダンパ開度決定手段45を備えたものである。
最大回転数記憶手段51は、必要風量が実現可能な最大回転数をあらかじめ記憶するものである、例えばDCモータ20と本体2の構造関係からDCモータ20が実現可能な最大回転数が2000rpmであれば2000rpmと記憶するものである。
最大回転数比較手段50は、目標回転数決定手段48が決定した回転数と最大回転数記憶手段51に記憶した最大回転数Nmaxを比較するものである。例えば、最大回転数記憶手段51に記憶した最大回転数を2000rpmとすると、目標回転数決定手段48が決定した回転数と2000rpmを比較するものである。
目標回転数算出手段42は、DCモータ駆動制御手段32を動作させて目標風量になるDCモータ20に流れる電流と回転数の関係から駆動電圧を調整してそのときの目標回転数を算出するものである。
目標回転数決定手段48は、排気風路15の回転数と給気風路14の回転数を比較し、大きい方の回転数を目標回転数と決定するものである。
上記構成において、給気と排気の風量バランスを保つ動作について図8に示すフローチャートを用いて説明する。
本フローは、給気ダンパ22と排気ダンパ23を全開にするステップ(STEP1)と、排気風路回転数決定手段43による目標風量に対する排気風路15での回転数の決定を行なうステップ(STEP2)と、給気風路回転数決定手段44による目標風量に対する給気風路14での回転数の決定を行なうステップ(STEP3)と、目標回転数決定手段48による目標回転数の決定を行なうステップ(STEP4)と、目標回転数と最大回転数を比較するステップ(STEP5)ダンパ開度決定手段45による給気ダンパ22と排気ダンパ23の開度を決定するステップ(STEP6)と運転時間を積算し一定以上になるとSTEP1に戻るステップ(STEP7)から構成される。
電源投入後、もしくは試運転スイッチが押された場合、STEP1に示すように制御手段37は給気ダンパ22および排気ダンパ23を全開状態とする。
次に、STEP2に示すように、排気風路回転数決定手段43は、ダンパ駆動制御手段36を制御し排気ダンパ23を全開状態に保持し、給気ダンパ22を全閉状態する。
そして、目標回転数算出手段42へあらかじめ記憶されている排気風路15における電流と回転数の関係式に合致するようにDCモータ駆動制御手段32を制御してDCモータ20を駆動することにより、一つの回転数N1を得る。
次に、STEP3に示すように、給気風路回転数決定手段44は、ダンパ駆動制御手段36を制御して給気ダンパ22を全開状態にし、排気ダンパ23を全閉状態とする。
そして、目標回転数算出手段42へあらかじめ記憶されている給気風路14における電流と回転数の関係式に合致するようにDCモータ駆動制御手段32を制御してDCモータ20を駆動することにより、一つの回転数N2を得る。
次に、STEP4に示すように、目標回転数決定手段48は、排気風路回転数決定手段43が決定した回転数N1と給気風路回転数決定手段44が決定した回転数N2を比較して目標回転数を決定することとなる。
すなわち、回転数N1>回転数N2の場合には、回転数N1を目標回転数とする。また回転数N1<回転数N2の場合には、回転数N3を目標回転数とする。さらに回転数N1=回転数N2の場合には、回転数N1を目標回転数とする。
次に、STEP5に示すように、最大回転数比較手段50は、目標の回転数N1もしくは目標の回転数N2と最大回転数記憶手段51に記憶した最大回転数Nmaxと比較する。最大回転数Nmaxは必要風量を実現できるDCモータ20の最大回転数能である。
そして、目標の回転数N1もしくは、目標の回転数N2が最大回転数Nmaxより大きい場合は停止手段52により、DCモータ駆動制御手段32を停止し、運転を停止することとなる。
すなわち、目標の回転数N1もしくは、目標の回転数N2が最大回転数Nmaxより小さい場合は、DCモータ20は必要風量を実現可能な状態のため、次のSTEPに移行する。目標の回転数N1もしくは、目標の回転数N2が最大回転数Nmaxより大きい場合は、必要風量を実現不可能な状態のため運転を停止することとなる。
また、運転を停止した時に、LEDやブザーなどで使用者に知らせてもよい。
そして、STEP6で、ダンパ開度決定手段45は、ダンパ開度を調整する。すなわち、回転数N1>回転数N2の場合、排気風路15の風路圧損が給気風路14の風路圧損より高いことを示している。給気風路14の調整を行なわないと排気風路15に比べて給気風路14の風量が大きくなってしまう。
そこで、給気風路14は、再度圧力損失を大きくした状態で目標風量が実現できるようにする必要がある。
排気ダンパ23は全閉状態を保持したままで、低い圧損の風路に接続されている給気ダンパ22の角度調整を行う。このときの目標回転数は、排気風路15の圧損によって決まる排気風路15において決定算出したDCモータ20の回転数N1とする。
そして、目標回転数算出手段42へあらかじめ記憶されている給気風路14において目標の回転数N1に対応する電流値と回転数の関係に合致するようにDCモータ20を制御するとともに目標の回転数N1が維持できるように給気ダンパ22のダンパ角度を徐々に閉じていく。
また、回転数N1<回転数N2の場合、給気風路14の風路圧損が排気風路15の風路圧損より高いことを示している。排気風路15の調整を行なわないと給気風路14に比べて排気風路15の風量が大きくなってしまう。
そこで、排気風路15は、再度圧力損失を大きくした状態で目標風量が実現できるようにする必要がある。
給気ダンパ22は全閉状態とし、排気ダンパ23の角度調整を行う。このときの目標回転数は、給気風路14において決定算出したDCモータ20の回転数N3とする。そして、目標回転数算出手段42へあらかじめ記憶されている排気風路15において目標の回転数N3に対応する電流値と回転数の関係に合致するようにDCモータ20を制御するとともに、目標の回転数N2が維持できるように排気ダンパ23のダンパ角度を徐々に閉じていく。
次に回転数N1=回転数N2の場合、既に給気風路14および排気風路15の風路圧損が均等となっているので、給気ダンパ22および排気ダンパ23をともに全開状態とし、DCモータ20を回転数N1で駆動することにより給気風路14および排気風路15とともに目標風量、例えば100〔m3/h〕の風量を確保することができる。
そして、STEP7でタイマ手段46はSTEP5終了後からの運転時間を記憶し、運転時間T1を得る。次に、繰り返し手段47は設定値T2と運転時間T1を比較し、運転時間T1<設定値T2の場合はSTEP6で決定した内容で運転を行う。運転中はタイマ手段46に時間を記憶し、運転時間T1を更新する。更新後、再度繰り返し手段47は運転時間T1とT2を比較し、運転時間T1>設定値T2となるまで運転時間T1の更新を繰り返す。運転時間T1>設定値T2となると、STEP1から上記フローを行う。運転時間T1<設定値T2の場合はSTEP6で決定した内容で運転を行う。運転中はタイマ手段46に時間を記憶し運転時間T1を更新する。
以上のように、目標の回転数N1もしくは目標の回転数N2と最大回転数Nmaxを比較し停止することによって、プレフィルタ49の目詰まりによって必要風量を実現できない状態になっていることを使用者に知らせ、プレフィルタ49のお手入れを促進することができる。
また、使用者が風量不足の状態で使用し続けることを防ぐことができる。
本発明にかかる空気調和機は、1つのDCモータで同時に排気と給気を行う場合に、所定の風量を確保するとともに給排風量のバランスをも保つものであり、一般住宅などに用いられる同時給気排気型の空気調和機に有用である。
1 給排型換気装置
2 本体
3 天井面
4 側面
5 室外側吸込口
6 室外側吐出口
7 ダクト
8 建物外壁面
9 室内側吸込口
10 対向面
11 室内側吐出口
12 ダクト
13 小口径ダクト
14 給気風路
15 排気風路
16 仕切り板
17 仕切り板
18 給気ファン
19 排気ファン
20 DCモータ
21 熱交換素子
22 給気ダンパ
23 排気ダンパ
24 電動機
25 電動機
26 商用電源
27 電源回路
28 駆動装置
29 整流平滑回路
30 スイッチング素子
31 スイッチングトランス
32 DCモータ駆動制御手段
33 ホール素子
34 回転数検出手段
35 電流検出手段
36 ダンパ駆動制御手段
37 制御手段
38 レギュレータ
39 目標風量
40 目標風量制御手段
41 初期設定手段
42 目標回転数算出手段
43 排気風路回転数決定手段
44 給気風路回転数決定手段
45 ダンパ開度決定手段
46 タイマ手段
47 繰り返し手段
48 目標回転数決定手段
49 プレフィルタ
50 最大回転数比較手段
51 最大回転数記憶手段
52 停止手段

Claims (2)

  1. 本体の正面に配置した室内側吸込口と、一側面に配置した室内側吐出口と、前記側面とは異なる面に配置した室外側吸込口と室外側吐出口と、前記室外側吸込口の開口面積を調整する給気ダンパと、前記室外側吐出口の開口面積を調整する排気ダンパと、室外の空気を前記室外側吸込口から前記室内側吐出口へ連通させる給気風路と、室内の空気を前記室内側吸込口から前記室外側吐出口へ連通させる排気風路と、前記給気風路と前記排気風路の交差部に配置して室外の空気と室内の空気を熱交換させる熱交換素子と、前記熱交換素子の風下側に前記給気風路と前記排気風路それぞれ配置した給気用羽根および排気用羽根と、これら前記給気用羽根と前記排気用羽根を一つの駆動軸で駆動するDCモータと、前記給気ダンパおよび前記排気ダンパを駆動するダンパ駆動制御手段と、前記DCモータの駆動電圧を調整するDCモータ駆動制御手段と、前記DCモータに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記DCモータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記給気ダンパと前記排気ダンパのうち、一方のダンパは全開で、他方のダンパは開度を調整して目標回転数となるよう前記DCモータへの駆動電圧を制御する制御手段とを備えた給排型換気装置であって、制御手段には、目標風量に対して前記DCモータの目標回転数と前記給気ダンパと排気ダンパのうち圧損の低い側の風路のダンパの開度を決定する初期設定手段と、ダンパの開度調整後、本体の運転時間を記憶するタイマ手段と、前記タイマ手段の記憶時間がある一定時間以上になると、目標風量になるように再度前記初期設定手段に回転数とダンパの開度を調整させる繰り返し手段を備え、運転時間が前記一定時間以上になるとダンパの開度調整を繰り返すこと特徴とした給排型換気装置。
  2. 初期設定手段には、あらかじめ最大回転数を記憶する最大回転数記憶手段と、目標回転数決定手段が決定した回転数と前記最大回転数を比較する最大回転数比較手段と、制御手段にはDCモータ制御手段を停止する停止手段を備え、前記最大回転数比較手段の比較結果が前記最大回転数よりも前記目標回転数決定手段が決定した回転数が大きいとなったときに、停止手段はDCモータ制御手段を停止させることを特徴とする請求項1記載の給排型換気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016080246A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 リンナイ株式会社 換気装置
JP2020159659A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱交換換気装置

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