JP2014064171A - デジタル無線通信装置およびデジタル無線通信方法 - Google Patents

デジタル無線通信装置およびデジタル無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014064171A
JP2014064171A JP2012208102A JP2012208102A JP2014064171A JP 2014064171 A JP2014064171 A JP 2014064171A JP 2012208102 A JP2012208102 A JP 2012208102A JP 2012208102 A JP2012208102 A JP 2012208102A JP 2014064171 A JP2014064171 A JP 2014064171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
symbol
wireless communication
training symbol
feedback information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012208102A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kano
淳 加納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2012208102A priority Critical patent/JP2014064171A/ja
Publication of JP2014064171A publication Critical patent/JP2014064171A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

【課題】マルチパスフェージング環境下における通信品質およびスループットの低下を軽減するデジタル無線通信装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るデジタル無線通信装置は、フレーム単位でデータを送受信するデジタル無線通信装置であって、受信信号のフレームに含まれる2つ以上のトレーニングシンボルから、独立して信号品質を推定する受信部510と、推定した信号品質の差をフィードバック情報として通信相手に送信する送信部530とを備え、受信部510は、通信相手から当該デジタル無線通信装置が送信した信号の信号品質の差をフィードバック情報として受信し、送信部530は、受信したフィードバック情報に基づいて、次回送信するフレームに挿入するトレーニングシンボルの数を決定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタル無線通信装置およびデジタル無線通信方法に関するものである。
デジタル無線通信においては、信号をフレームと呼ばれる所定の期間毎に区切って送信することが多い。1つのフレームは複数のシンボルを含む。例えば、1フレームの長さが1000usecであり、1シンボルの長さが2usecの場合、1フレームに500シンボルが含まれる。
図6に、デジタル無線通信におけるフレーム構成の一例を示す。この例においては、フレームは、前方から後方に向かって、プリアンブル、前方トレーニングシンボル、インフォメーションシンボル、後方トレーニングシンボルおよびガードタイムを順次配置する構成である。
なお、ここで、前方トレーニングシンボル、インフォメーションシンボルおよび後方トレーニングシンボルは、1つのシンボルを意味するものではなく、複数のシンボルからなるシンボル列を意味するものとする。プリアンブルおよびガードバンドも複数のシンボルから構成される。
プリアンブルは、前のフレームとの干渉回避およびランプアップのための時間を確保するためなどに用いられる。
前方トレーニングシンボルは、受信側の装置も既知であるシンボルパターンによって構成される。前方トレーニングシンボルを受信したデジタル無線通信装置は、受信した前方トレーニングシンボルを既知のシンボルパターンと比較することにより、タイミングを同期すること、および、伝搬路の状況を推定することができる。
インフォメーションシンボルは、ユーザデータを運搬するシンボルである。適応変調を採用する無線通信システムにおいては、通信環境等に応じた変調方式で変調されて送信される。例えば、通信環境が良好な場合は、伝送効率のよいQAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式等が変調方式として選択される。
後方トレーニングシンボルは、受信側の装置も既知であるシンボルパターンを含み、前方トレーニングシンボルと同様に、伝搬路状況の推定などに用いることができる。また、後方トレーニングシンボルに、相手装置から受信した信号の伝搬路状況をフィードバック情報として含めることができる。このように、伝搬路状況などを相手装置にフィードバックし、フィードバック情報を取得した相手装置が送信出力や変調方式等を適応的に変更する技術は、例えば、非特許文献1などにおいて知られている。フィードバックする伝搬路状況の指標としては、例えば、SINR(Signal to Interference and Noise Ratio)などが用いられる。SINRは、受信したトレーニングシンボルを既知のシンボルと比較することにより算出することができる。
また、後方トレーニングシンボルに、インフォメーションシンボルをどの変調方式で変調したのかの情報を含めることができる。変調方式の情報は、冗長性を十分に確保した上で、BPSK(Binary Phase Shift Keying)のような所要SINRの小さい変調方式で変調して送信することが好ましい。
ガードバンドは、後ろのフレームとの干渉回避およびランプダウンのための時間を確保するためなどに用いられる。
ここで、インフォメーションシンボルは、受信した前方トレーニングシンボルと既知のシンボルとを比較することにより推定された伝搬路状況に基づいて算出された等化係数を用いて復調される。
High Capacity-Spatial Division Multiple Access (HC-SDMA) WTSC-2005-032(ATIS/ANSI)
無線通信においては、通信装置の一方または双方が移動可能である場合がある。
マルチパスフェージング環境下においては、通信装置が移動し双方の位置関係が変わると伝搬路環境が大きく変動する。とくに通信装置の移動速度が速い場合は、1フレーム内においても伝搬路環境が大きく変動するおそれがある。
このような場合は、前方トレーニングシンボルを受信したタイミングと、インフォメーションシンボルの後半部を受信したタイミングとで、通信装置間の伝搬路状況が大きく変動している場合があり、前方トレーニングシンボルにより推定した伝搬路状況に基づいて算出された等化係数によっては、インフォメーションシンボルの後半部を適切に復調できないおそれがある。
上述のように、マルチパスフェージング環境下において、通信装置が高速移動すると、インフォメーションシンボルで適切に復調できない部分が生じる場合があり、そのような場合は、通信品質やスループットの低下につながってしまうおそれがあるという問題があった。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、マルチパスフェージング環境下における通信品質およびスループットの低下を軽減できるデジタル無線通信装置およびデジタル無線通信方法を提供することにある。
上記目的を達成する第1の観点に係るデジタル無線通信装置の発明は、
フレーム単位でデータを送受信するデジタル無線通信装置であって、
受信信号のフレームに含まれる2つ以上のトレーニングシンボルから、独立して信号品質を推定する受信部と、
推定した前記信号品質の差をフィードバック情報として通信相手に送信する送信部とを備え、
前記受信部は、前記通信相手から当該デジタル無線通信装置が送信した信号の信号品質の差をフィードバック情報として受信し、
前記送信部は、受信した前記フィードバック情報に基づいて、次回送信するフレームに挿入するトレーニングシンボルの数を決定すること
を特徴とする。
第2の観点に係る発明は、第1の観点に係るデジタル無線通信装置であって、前記送信部は、受信した前記フィードバック情報において、当該デジタル無線通信装置の前記信号品質の差が大きい場合は、挿入するトレーニングシンボルの数を多くし、当該デジタル無線通信装置の前記信号品質の差が小さい場合は、挿入するトレーニングシンボルの数を少なくすることを特徴とする。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本発明を方法として実現させた第3の観点に係るデジタル無線通信方法の発明は、
フレーム単位でデータを送受信するデジタル無線通信装置におけるデジタル無線通信方法であって、前記デジタル無線通信装置が、
受信信号のフレームに含まれる2つ以上のトレーニングシンボルから、独立して信号品質を推定するステップと、
推定した前記信号品質の差をフィードバック情報として通信相手に送信するステップと、
前記通信装置から当該デジタル無線通信装置が送信した信号の信号品質の差をフィードバック情報として受信するステップと、
受信した前記フィードバック情報に基づいて、次回送信するフレームに挿入するトレーニングシンボルの数を決定するステップとを含むこと特徴とする。
本発明によれば、マルチパスフェージング環境下における通信品質およびスループットの低下を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係るデジタル無線通信装置を用いる通信システムの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るフレーム構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る前方SINRと後方SINRとの差と、送信フレームパターンと、シンボルパターンとの対応を示す図である。 図1に示したデジタル無線通信装置の要部の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る前方SINRと後方SINRとの差と、送信フレームパターンとの対応を示す図である。 デジタル無線通信におけるフレーム構成の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタル無線通信装置を用いる通信システムの一例を示す図である。図1では、説明を簡便にするため、デジタル無線通信装置である一台の基地局10と、デジタル無線通信装置である一台の無線端末20とからなる通信システムを示す。基地局10と無線端末20とは、無線リンクを介して接続され、同じフレームフォーマットを用いて無線通信を行う。
図2に、本発明の一実施形態に係るデジタル無線装置がデータの送受信に際して用いるフレームパターンの一例を示す。図2は、フレームパターンとして4種類のフレームパターンを有する場合の例であり、図2(a)〜(d)は、それぞれ、フレームパターン1〜4に対応する。
フレームパターン1〜4は、いずれも、前方にプリアンブルと前方トレーニングシンボルとを有し、また、後方に後方トレーニングシンボルとガードバンドとを有する。前方トレーニングシンボルと後方トレーニングシンボルとの間には、インフォーションシンボルおよび挿入トレーニングシンボルが配置され、フレームパターンの種類によって、挿入トレーニングシンボルの数が異なる。
前方トレーニングシンボル、挿入トレーニングシンボルおよび後方トレーニングシンボルは、既知のシンボルパターンであり、実際に受信したシンボルパターンと比較することにより、通信品質から伝搬路の状況を推定し等化係数を算出することができる。
図2(a)(フレームパターン1)は、挿入トレーニングシンボルが挿入されないフレームパターンである。フレームパターン1においては、前方トレーニングシンボルと後方トレーニングシンボルの間にインフォメーションシンボル1のみが配置され、挿入トレーニングシンボルは配置されない。図2(b)(フレームパターン2)は、挿入トレーニングシンボルが1つ配置されたフレームパターンである。フレームパターン2においては、前方トレーニングシンボルと後方トレーニングシンボルの間にインフォメーションシンボル1および2と挿入トレーニングシンボル1が配置される。図2(c)(フレームパターン3)は、挿入トレーニングシンボルが2つの場合のフレームパターンである。フレームパターン3においては、前方トレーニングシンボルと後方トレーニングシンボルの間にインフォメーションシンボル1〜3と挿入トレーニングシンボル1および2が配置される。図2(d)(フレームパターン4)は、挿入トレーニングシンボルが3つの場合のフレームパターンであり、前方トレーニングシンボルと後方トレーニングシンボルの間にインフォメーションシンボル1〜4と挿入トレーニングシンボル1〜3が配置される。
インフォメーションシンボルは、直前に配置された、前方トレーニングシンボルまたは挿入トレーニングシンボルから得られる等化係数を用いて復調される。例えば、フレームパターン1においては、インフォメーションシンボル1は、直前の前方トレーニングシンボルから得られる等化係数を用いて復調される。また、フレームパターン2においては、インフォメーションシンボル1は、直前の前方トレーニングシンボルから得られる等化係数を用いて復調され、インフォーメンションシンボル2は、直前の挿入トレーニングシンボル1から得られる等化係数を用いて復調される。フレームパターン3および4のインフォメーションシンボルも同様の方法により復調される。
マルチパスフェージング環境下においては、通信装置が高速移動を行うことにより伝搬路状況の変動が大きい場合は、挿入トレーニングシンボルの数を増やし、近い時間に推定した等化係数でインフォメーションシンボルを復調すること、すなわち、フレームパターン4のようなフレームパターンを選択することにより、通信品質およびスループットの低下を軽減することができる。また、通信装置が停止しているか低速で移動していることにより伝搬路状況の変動が小さい場合は、挿入トレーニングシンボルの数を減らし、フレーム内におけるインフォメーションシンボルの割合を増やすこと、すなわち、フレームパターン1のようなフレームパターンを選択することにより、高速なデータ通信を実現することができる。
1フレーム内において、通信品質または伝搬路状況の変動が大きいか否かは、前方トレーニングシンボルのSINR(前方SINR)と後方トレーニングシンボルのSINR(後方SINR)との差から判定することができる。後方トレーニングシンボルに、前回受信時の前方SINRと後方SINRとの差を情報として含ませることにより、伝搬路状況の変動に関する情報を通信相手にフィードバックすることができる。これにより、通信相手は、受信したフィードバック情報に基づいて適したフレームパターンを選択することができる。
図3に、前方SINRと後方SINRとの差、送信フレームパターン、および、シンボルパターンの対応を示す表の一例を示す。図3のシンボルパターンは、後方トレーニングシンボルに情報として含ませるシンボルパターンである。例えば、通信相手から前回受信したフレームにおける前方SINRと後方SINRとの差が1.8dB以上6.4dB未満であった場合に、その情報を、フレームパターン2を用いて通信相手にフィードバックする場合は、シンボルパターン"110010101111111001"を、後方トレーニングシンボルに含ませる。通信相手にとっても、図3の対応関係は既知であるため、通信相手は、前回送信した信号の前方SINRと後方SINRとの差の情報を知ることができる。
シンボルパターンは、互いに相関が低くなるようなパターンを選択しておくことにより、高い確度で受信したシンボルパターンを推定することが可能である。
図4は、図1に示したデジタル無線通信装置の要部の概略構成を示す機能ブロック図である。基地局10および無線端末20ともに同一の構成を有している。図4に示すデジタル無線通信装置は、アンテナ100、無線部200、アナログ/デジタル変換部(ADC)300、メモリ400、シンボル処理部500およびデジタル/アナログ変換部(DAC)600を備える。
シンボル処理部500は、受信部510および送信部530を備える。シンボル処理部500は、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、各処理に特化した専用のプロセッサ、例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ)によって構成したりすることができる。
最初に、受信部510について説明する。
受信部510は、最大相関タイミング検出部511、既知前方トレーニングシンボル記憶部512、後方トレーニングシンボルパターン推定部513、既知後方トレーニングシンボル記憶部514、受信フレームパターン決定部515、復調用パラメータ取得部516、インフォメーションシンボル復調部517、前方トレーニングシンボルパターンSINR解析部518、後方トレーニングシンボルパターンSINR解析部519および受信品質フィードバック情報生成部520を備える。
アンテナ100から入射した受信信号は、無線部200で処理された後、ADC300により適時サンプリングされてデジタル信号に変換され、メモリ400に格納される。
最大相関タイミング検出部511は、メモリ400に格納された最新の受信信号と、既知前方トレーニングシンボル記憶部512に記憶されている既知の前方トレーニングシンボルとの相関を比較する。最大相関タイミング検出部511は、相関が予め定めた閾値以上になると、受信信号と既知の前方トレーニングシンボルのタイミングを少しずつずらしながら、相関が最大になるタイミングを検出する。
最大相関タイミング検出部511は、受信信号のフレームを、前方トレーニングシンボル、後方トレーニングシンボル、および、その間に位置する中間シンボルの3系統に分けて後段に供給する。ここで、中間シンボルとは1つ以上のインフォメーションシンボルを含む構成であり、インフォメーションシンボルが複数の場合は、インフォメーションシンボルとインフォメーションシンボルとの間に挿入トレーニングシンボルが挿入されている構成である。
最大相関タイミング検出部511は、前方トレーニングシンボルを、前方トレーニングシンボルパターンSINR解析部518に供給し、後方トレーニングシンボルを、後方トレーニングシンボルパターン推定部513に供給し、中間シンボルを、復調用パラメータ取得部516に供給する。
後方トレーニングシンボルパターン推定部513は、受信した後方トレーニングシンボルと、既知後方トレーニングシンボル記憶部514に記憶されている既知後方トレーニングシンボルパターンとの相関を比較し、一番相関が強い既知後方トレーニングシンボルパターンが受信したフレームのフレームパターンに対応する後方トレーニングシンボルパターンであると推定する。
受信フレームパターン決定部515は、後方トレーニングシンボルパターン推定部513が推定した後方トレーニングシンボルパターンから受信フレームパターンを決定する。
復調用パラメータ取得部516は、受信フレームパターン決定部515から受け取った受信フレームパターンに基づいて、受信したフレームのフレームパターンがフレームパターン1〜4のいずれであるかを判定し、フレームパターン2〜4であった場合は、挿入トレーニングシンボルの位置を特定する。
復調用パラメータ取得部516は、前方トレーニングシンボルおよび挿入トレーニングシンボルから等化係数を取得し、インフォメーションシンボル復調部517に等化係数を供給する。
インフォメーションシンボル復調部517は、それぞれのインフォメーションシンボルを、当該インフォメーションシンボルの直前に配置された、前方トレーニングシンボルまたは挿入トレーニングシンボルから取得した等化係数を用いて復調する。
前方トレーニングシンボルパターンSINR解析部518は、受信した前方トレーニングシンボルと、既知前方トレーニングシンボル記憶部512に記憶された前方トレーニングシンボルとを比較して、前方SINRを算出する。
後方トレーニングシンボルパターンSINR解析部519は、受信した後方トレーニングシンボルと、既知の後方トレーニングシンボルとを比較して、後方SINRを算出する。
受信品質フィードバック情報生成部520は、前方SINRと後方SINRとの差から、前方SINRと後方SINRとの差に関するフィードバック情報を生成する。この受信品質フィードバック情報は、次回以降の送信時に用いられる。
続いて、送信部530について説明する。
送信部530は、送信フレームパターン決定部531、インフォメーションシンボル変調部532、挿入トレーニングシンボル付与部533、後方トレーニングシンボル付与部534および前方トレーニングシンボル付与部535を備える。
送信フレームパターン決定部531は、後方トレーニングシンボルに含まれる、前方SINRと後方SINRとの差に関するフィードバック情報に基づいて次回送信する際に使用するフレームパターンを選択する。
図5に、受け取ったフィードバック情報における前方SINRと後方SINRとの差と、次回送信する際に使用するフレームパターンとの対応の一例を示す。送信フレームパターン決定部531は、フィードバック情報として受け取った前方SINRと後方SINRとの差が0dB以上〜1.8dB未満である場合はフレームパターン1を、1.8dB以上〜6.4dB未満である場合はフレームパターン2を、6.4dB以上〜12.9dB未満である場合はフレームパターン3を、12.9dB以上である場合はフレームパターン4を、次回の送信に使用するフレームパターンとして選択する。
インフォメーションシンボル変調部532は、送信フレームパターン決定部531から受け取ったフレームパターンに応じて、フレーム内にインフォメーションシンボルを振り分けて変調を行う。
挿入トレーニングシンボル付与部533は、フレームパターンに応じて、対応する位置に挿入トレーニングシンボルを付与する。
後方トレーニングシンボル付与部534は、受信品質フィードバック情報生成部520から受け取った前方SINRと後方SINRとの差に関するフィードバック情報と、送信フレームパターン決定部531が決定したフレームパターンとの組み合わせに対応する後方トレーニングシンボルパターンを付与する。
前方トレーニングシンボル付与部535は、前方トレーニングシンボルを付与する。
前方トレーニングシンボルが付与されたフレームは、DAC600でアナログ信号に変換され、さらに無線部200で無線信号に変換されてアンテナ100から送信される。
このように、本実施形態によれば、マルチパスフェージング環境下において、通信装置が高速移動を行うことにより伝搬路状況の変動が大きい場合は、挿入トレーニングシンボルの数を増やし、近い時間に推定した等化係数でインフォメーションシンボルを復調することにより、通信品質およびスループットの低下を軽減することができる。また、通信装置が停止しているか低速で移動していることにより伝搬路状況の変動が小さい場合は、挿入トレーニングシンボルの数を減らし、フレーム内におけるインフォメーションシンボルの割合を増やすことにより、高速なデータ通信を実現することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
なお、本発明は、無線通信システムとして、TDD(Time Division Duplex)のような時分割方式に限定して適用されるものではなく、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)のような通信方式においても適用可能である。
10 基地局
20 無線端末
100 アンテナ
200 無線部
300 ADC
400 メモリ
500 シンボル処理部
510 受信部
511 最大相関タイミング検出部
512 既知前方トレーニングシンボル記憶部
513 後方トレーニングシンボルパターン推定部
514 既知後方トレーニングシンボル記憶部
515 受信フレームパターン決定部
516 復調用パラメータ取得部
517 インフォメーションシンボル復調部
518 前方トレーニングシンボルパターンSINR解析部
519 後方トレーニングシンボルパターンSINR解析部
520 受信品質フィードバック情報生成部
530 送信部
531 送信フレームパターン決定部
532 インフォメーションシンボル変調部
533 挿入トレーニングシンボル付与部
534 後方トレーニングシンボル付与部
535 前方トレーニングシンボル付与部
600 DAC

Claims (3)

  1. フレーム単位でデータを送受信するデジタル無線通信装置であって、
    受信信号のフレームに含まれる2つ以上のトレーニングシンボルから、独立して信号品質を推定する受信部と、
    推定した前記信号品質の差をフィードバック情報として通信相手に送信する送信部とを備え、
    前記受信部は、前記通信相手から当該デジタル無線通信装置が送信した信号の信号品質の差をフィードバック情報として受信し、
    前記送信部は、受信した前記フィードバック情報に基づいて、次回送信するフレームに挿入するトレーニングシンボルの数を決定すること
    を特徴とするデジタル無線通信装置。
  2. 請求項1に記載のデジタル無線通信装置であって、前記送信部は、受信した前記フィードバック情報において、当該デジタル無線通信装置の前記信号品質の差が大きい場合は、挿入するトレーニングシンボルの数を多くし、当該デジタル無線通信装置の前記信号品質の差が小さい場合は、挿入するトレーニングシンボルの数を少なくすることを特徴とするデジタル無線通信装置。
  3. フレーム単位でデータを送受信するデジタル無線通信装置におけるデジタル無線通信方法であって、前記デジタル無線通信装置が、
    受信信号のフレームに含まれる2つ以上のトレーニングシンボルから、独立して信号品質を推定するステップと、
    推定した前記信号品質の差をフィードバック情報として通信相手に送信するステップと、
    前記通信装置から当該デジタル無線通信装置が送信した信号の信号品質の差をフィードバック情報として受信するステップと、
    受信した前記フィードバック情報に基づいて、次回送信するフレームに挿入するトレーニングシンボルの数を決定するステップとを含むこと特徴とするデジタル無線通信方法。
JP2012208102A 2012-09-21 2012-09-21 デジタル無線通信装置およびデジタル無線通信方法 Pending JP2014064171A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012208102A JP2014064171A (ja) 2012-09-21 2012-09-21 デジタル無線通信装置およびデジタル無線通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012208102A JP2014064171A (ja) 2012-09-21 2012-09-21 デジタル無線通信装置およびデジタル無線通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014064171A true JP2014064171A (ja) 2014-04-10

Family

ID=50619028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012208102A Pending JP2014064171A (ja) 2012-09-21 2012-09-21 デジタル無線通信装置およびデジタル無線通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014064171A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100817671B1 (ko) 송신 방법 및 수신 방법과 그들을 이용한 무선 장치
JP4351706B2 (ja) 送信電力制御方法、伝搬路推定方法、送信装置および受信装置
KR102562314B1 (ko) 후보 벡터 셋을 선택하는 mimo 수신기 및 이의 동작방법
US7953049B2 (en) Method and apparatus for allocating receiver resources based on delay
US8121554B2 (en) Radio apparatus
TWI425796B (zh) 用於訓練序列傳輸及接收之系統、裝置及方法
JP3522651B2 (ja) 通信端末装置及び復調方法
US8250422B2 (en) Receiving device, receiving method, program and wireless communication system
JP3713241B2 (ja) フェージング抑制多重レベル直交振幅変調受信機
JP2005252745A (ja) 適応変調方法並びにデータレート制御方法
JP2007312060A (ja) パイロット信号配置を適応的に変更する無線装置、プログラム及び通信方法
WO2012075454A1 (en) Method and apparatus for data aided channel quality estimation
JP5172302B2 (ja) 基地局装置の変調方式選択方法およびそれを利用した基地局装置
EP2456111A1 (en) Radio base station apparatus and modulating/coding scheme selecting method
US20100086069A1 (en) Communication device and communication system
US9755801B2 (en) Receiving apparatus in wireless communication system and channel estimation control method
JP2007158805A (ja) Ofdm送信装置および方法、ofdm受信装置および方法、並びに、通信プログラム
US9118475B2 (en) Method and system for detecting enhanced relative grants in a wireless communications system
JP2014064171A (ja) デジタル無線通信装置およびデジタル無線通信方法
JP5381405B2 (ja) 無線通信システム、無線通信装置及び制御装置
JP2009303251A (ja) 適応変調方法並びにデータレート制御方法
KR102150324B1 (ko) 채널 함수 기반 무선 통신 방법 및 장치
JP6305255B2 (ja) 水中通信システム及び水中通信装置
CN105959050B (zh) 一种四进制差分空间调制方法
JP2009111618A (ja) 通信制御方法、及び無線通信装置