JP2014064099A - 無線通信装置、基地局装置、および無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置、基地局装置、および無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の無線通信方式から1つを選択して用いる場合において、無線通信方式の選択に無線通信装置側の要求を反映しつつもネットワークの運用規範に反しないようにできる無線通信装置を提供すること。
【解決手段】無線通信装置100は、自装置が待ち受けまたは呼接続のいずれかに使用可能な複数の無線通信方式のうちから選択された所望の無線通信方式を使用する要求を基地局装置へ送信する要求送信部12と、所望の無線通信方式の使用を許可するか否かを示す判断結果を基地局装置から受信する判断結果受信部13と、判断結果が許可を示す場合、所望の無線通信方式の使用を決定し、判断結果が不許可を示す場合、優先度の高い無線通信方式の使用を決定する通信方式決定部14と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の無線通信方式から1つを選択して用いる無線通信装置および基地局装置に関する。
現在、例えばスマートフォンやタブレットなどの、無線通信を可能とする端末(以下「無線通信装置」という)の普及に伴って、無線通信方式の多様化が進んでいる。これを受け、複数の無線通信方式に対応した無線通信装置が登場しているが、無線通信方式の切り替え(選択)は、消費電力の増加を引き起こす。特に、最近ではデータ通信量が増加傾向にあることから、無線通信装置の省電力は、大きな課題となっている。なお、「複数の無線通信方式」とは、通信プロトコルおよび通信周波数がそれぞれ異なる無線通信方式をいう。
特許文献1は、複数の無線通信方式に対応した無線通信装置の例を開示している。特許文献1の無線通信装置は、複数の無線通信方式の中から消費電力の低い無線通信方式を自律的に選択することで、消費電力の低減を実現している。
特開2010−21878号公報
しかしながら、特許文献1の無線通信装置は、消費電力の低減は実現できるものの、ネットワークの運用規範に反するおそれがある、という課題がある。
ネットワークの運用規範は、ネットワーク(基地局)の主導により、無線通信装置が用いる無線通信方式を決定する旨を規定している。待ち受けのときに無線通信装置が用いる無線通信方式の決定方法については、例えば、LTE(Long Term Evolution)における通信方式を規定している3GPP TS 36.304 V8.12.0に規定されている。また、呼接続のときに無線通信装置が用いる無線通信方式の決定方法については、例えば、3GPP TS 36.331 V8.18.0に規定されている。これらの規定によれば、待ち受けと呼接続のいずれにしても、特許文献1のように無線通信装置が自律的に無線通信方式を選択することは、ネットワークの運用規範に反するおそれがある。
本発明の目的は、複数の無線通信方式から1つを選択して用いる場合において、無線通信方式の選択に無線通信装置側の要求を反映しつつもネットワークの運用規範に反しないようにできる無線通信装置、基地局装置、および無線通信方法を提供することである。
本発明の一態様に係る無線通信装置は、自装置が待ち受けまたは呼接続のいずれかに使用可能な複数の無線通信方式のうちから選択された所望の無線通信方式を使用する要求を基地局装置へ送信する要求送信部と、前記所望の無線通信方式の使用を許可するか否かを示す判断結果を前記基地局装置から受信する判断結果受信部と、前記判断結果が許可を示す場合、前記所望の無線通信方式の使用を決定する一方、前記判断結果が許可を示さない場合、前記所望の無線通信方式ではなく、予め定められた優先度の高い無線通信方式の使用を決定する通信方式決定部と、を具備する構成を採る。
本発明の一態様に係る無線通信装置は、複数の無線通信方式のうちの1つを、待ち受けまたは呼接続のいずれかに使用する無線通信装置であって、自装置の電池残量を基地局装置へ送信する電池残量送信部と、前記電池残量に基づいて最適であると判断された無線通信方式を示す判断結果を前記基地局装置から受信する判断結果受信部と、前記判断結果が示す無線通信方式の使用を決定する通信方式決定部と、を具備する構成を採る。
本発明の一態様に係る基地局装置は、複数の無線通信方式から1つを選択して待ち受けまたは呼接続に使用する無線通信装置と通信を行う基地局装置であって、自装置が管理するセルの負荷状況に応じて、前記無線通信装置から要求された無線通信方式の使用を許可するか否かを判断し、当該判断の結果を前記無線通信装置へ送信する構成を採る。
本発明の一態様に係る基地局装置は、複数の無線通信方式のうちの1つを待ち受けまたは呼接続に使用する無線通信装置と通信を行う基地局装置であって、前記無線通信装置から通知された前記無線通信装置の電池残量に基づいて、前記無線通信装置に使用を許可する無線通信方式を判断し、当該判断の結果を前記無線通信装置へ送信する構成を採る。
本発明の一態様に係る無線通信方法は、自装置が待ち受けまたは呼接続のいずれかに使用可能な複数の無線通信方式のうちから選択された所望の無線通信方式を使用する要求を基地局装置へ送信するステップと、前記所望の無線通信方式の使用を許可するか否かを示す判断結果を前記基地局装置から受信するステップと、前記判断結果が許可を示す場合、前記所望の無線通信方式の使用を決定する一方、前記判断結果が許可を示さない場合、前記所望の無線通信方式ではなく、予め定められた優先度の高い無線通信方式の使用を決定するステップと、を有する。
本発明によれば、複数の無線通信方式から1つを選択して用いる場合において、無線通信方式の選択に無線通信装置側の要求を反映しつつもネットワークの運用規範に反しないようにできる無線通信装置、基地局装置、および無線通信方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図 本発明の実施の形態2に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図 本発明の実施の形態3に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図 本発明の実施の形態4に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図 本発明の実施の形態5に係る無線通信装置の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態5に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図 本発明の実施の形態5に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図
以下、本発明の実施の形態に係る無線通信システムについて図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態は、無線通信装置が、基地局装置に対し、待ち受けに用いる無線通信方式を要求する例である。
まず、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成例について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成例を示すブロック図である。
無線通信装置100は、複数の無線通信方式に対応しており、無線通信方式の切り替えを可能とする情報処理端末である。無線通信装置100の適用例としては、スマートフォン、タブレットなどが挙げられる。
また、無線通信装置100は、図示しない基地局装置と無線通信システムを構成する。そして、無線通信装置100は、対応する複数の無線通信方式のうちの1つを用いて、基地局装置と無線通信を行う。
なお、本実施の形態において、複数の無線通信方式とは、上述した通り、通信プロトコルおよび通信周波数がそれぞれ異なる無線通信方式を意味する。通信プロトコルの例としては、GERAN(GSM)、UTRAN(W-CDMA/HSPA/HSPA+)、EUTRAN(LTE/LTE-Advanced)、IEEE802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))などが挙げられる。
無線通信装置100は、通信方式選択部11、要求送信部12、判断結果受信部13、および通信方式決定部14を有する。
通信方式選択部11は、待ち受けに用いる際に最適な無線通信方式(消費電力の小さい無線通信方式)を選択する。例えば、通信方式選択部11は、無線通信方式ごとに消費電力量が定められたテーブルに基づいて、最適な無線通信方式を選択する。そして、通信方式選択部11は、選択した無線通信方式を要求送信部12へ通知する。
要求送信部12は、通信方式選択部11から無線通信方式の通知を受ける。そして、要求送信部12は、RRC Connection Release Indicator(接続解放通知)とともに、通信方式要求を基地局装置へ送信する。ここでの通信方式要求は、通信方式選択部11から通知された無線通信方式を用いた待ち受けを要求する情報である。また、RRC Connection Release Indicatorは、例えば、無線通信端末100が通話やデータ通信等を終了して待ち受け状態に移る場合に、無線通信端末100が基地局装置との接続の解放を要求する通知である。
判断結果受信部13は、基地局装置から、RRC Connection Releaseとともに、判断結果を受信する。ここで、RRC Connection Releaseは、RRC Connection Release Indicatorに対する基地局装置からの応答であり、無線通信端末100へ基地局装置との接続が解放されたことを知らせる通知である。また、ここでいう判断結果とは、無線通信装置100から要求された無線通信方式の使用を基地局装置が許可したか否かを示す情報である。または、判断結果は、無線通信装置100から要求された無線通信方式と同一のあるいは異なる無線通信方式を基地局装置が指示する情報であってもよい。基地局装置は、通信方式要求を受信すると、自分が管理するセル(以下「自セル」という)の負荷状況に応じて、要求された無線通信方式を用いた待ち受けを許可するか否かの判断を行う。そして、基地局装置は、その判断の結果(許可または拒否)を、RRC Connection Releaseとともに無線通信装置100へ送信する。そして、判断結果受信部13は、基地局装置から判断結果を受信すると、通信方式決定部14へ通知する。
通信方式決定部14は、判断結果受信部13から通知されてきた判断結果に基づいて、待ち受けに使用する無線通信方式を決定する。例えば、判断結果が「拒否」を示す場合、通信方式決定部14は、待ち受けに使用する無線通信方式を、予め基地局装置から定められた優先度が最も高い無線通信方式(以下「最優先の無線通信方式」という)に決定する。一方で、例えば、判断結果が「許可」を示す場合、通信方式決定部14は、待ち受けに使用する無線通信方式を、通信方式選択部11が選択した無線通信方式に決定する。そして、通信方式選択部11が選択した無線通信方式で待ち受けが開始されると、通信方式決定部14は、他の無線通信方式を探索する頻度を減少させる。例えば、通信方式決定部14は、探索を一定期間休止する、または、探索と探索の間隔を長くする。
以上、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成例について説明した。
次に、本実施の形態に係る無線通信装置100および基地局装置の動作例について、図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
なお、図2における前提条件は、以下の通りである。まず、基地局装置200は無線通信方式#0用の基地局装置であり、基地局装置300は、無線通信方式#1用の基地局装置である。また、無線通信装置100は、無線通信方式#0および#1に対応している。また、優先度は、無線通信方式#1よりも#0の方が高いが、消費電力は、無線通信方式#0より#1の方が小さいとする。
ステップS11において、無線通信装置100は、基地局装置200との間で、無線通信方式#0を用いて、無線通信を行っている。
ステップS12において、通信方式選択部11は、基地局装置200との無線通信が終了する際、待ち受けに最適な無線通信方式として、無線通信方式#1を選択する。そして、通信方式選択部11は、選択した無線通信方式#1を要求送信部12へ通知する。
ステップS13において、要求送信部12は、無線通信方式#1を用いた待ち受けを要求する旨の通信方式要求を、RRC Connection Release Indicatorとともに、基地局装置200へ送信する。その後、基地局装置200は、通信方式要求およびRRC Connection Release Indicatorを受信する。
ステップS14において、基地局装置200は、自セルの負荷状況に応じて、無線通信方式#1を用いた待ち受けを許可するか否かを判断する。
ステップS15において、基地局装置200は、判断結果(許可または拒否)を、RRC Connection Releaseとともに、無線通信装置100へ送信する。判断結果における「許可」は、「無線通信装置から要求された無線通信方式を使用することを許可する」内容であってもよいし、または、「無線通信装置から要求された無線通信方式と同一の無線通信方式を指示する」内容であってもよい。また、判断結果における「拒否」は、「無線通信装置から要求された無線通信方式を使用することを拒否する」内容であってもよいし、または、「無線通信装置から要求された無線通信方式とは異なる無線通信方式を指示する」内容であってもよい。ここでは、例として、判断結果は、「許可」であるとする。その後、判断結果受信部13は、判断結果(許可)およびRRC Connection Releaseを受信する。そして、判断結果受信部13は、判断結果(許可)を、通信方式決定部14へ通知する。
ステップS16において、通信方式決定部14は、判断結果が「許可」であることから、待ち受けに使用する無線通信方式を無線通信方式#1に決定する。そして、通信方式決定部14は、無線通信方式#1を用いた待ち受けが開示されると、無線通信方式#0およびその他の無線通信方式の探索頻度を減少させる。
以上、本実施の形態に係る無線通信装置100および基地局装置の動作例について説明した。
このように、本実施の形態によれば、無線通信装置から基地局装置に対して、待ち受けに使用する所望の無線通信方式を交渉できるようにする。これにより、本実施の形態は、複数の無線通信方式から1つを選択して用いる場合において、無線通信方式の選択に無線通信装置側の要求を反映しつつもネットワークの運用規範に反しないようにできる。
また、本実施の形態によれば、無線通信装置は、所望の無線通信方式の使用が許可された場合、他の無線通信方式を探索する頻度を減少させる。このようにすることで、無線通信装置が使用する無線通信方式が、所望の無線通信方式の使用を許可された後すぐに探索によって見つかった他の無線通信方式へ切り替えられてしまう可能性を下げることができる。したがって、無線通信装置は、より長く所望の無線通信方式を使用し続けることができる。また、探索の頻度を減少させることで、探索によって消費される電力を抑えることができ、無線通信装置の消費電力を抑えることができる。
また、本実施の形態によれば、無線通信装置は、RRC Connection Release Indicatorとともに所望の通信方式を用いた待ち受けを要求する情報を基地局装置へ送信し、基地局装置はRRC Connection Releaseとともにその要求に対する判断結果を通知する。ここで、RRC Connection Release IndicatorおよびRRC connection Releaseは、無線通信装置がネットワークとの接続を解放して待ち受け状態に移る場合にやり取りされる情報である。このようにすることによって、無線通信装置は待ち受け状態へ移る場合に確実に所望の無線通信方式を交渉することができる。また、待ち受け状態へ移行するためにやり取りする情報に所望の無線通信方式の要求、および、その要求に対する判断結果を含ませるので、要求と判断結果とをこれらの情報から独立して送信する場合と比べて通信リソースを節約できる。
また、本実施の形態では、LTEの規定に従って、RRC Connection Release IndicatorおよびRRC Connection Releaseを例として説明したが、これに限られるものではない。接続の解放を要求する通知(RRC Connection Release Indicatorに相当)と接続が解放された旨の通知(RRC Connection Releaseに相当)として、他の名称の情報を使用する規格において本実施の形態を実施する場合には、その規格に応じた変形が可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、無線通信装置が、基地局装置に対し、待ち受けに用いる無線通信方式を要求するのではなく、通信(呼接続)に用いる無線通信方式を要求する点において、実施の形態1と相違する。
まず、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成例について説明する。本実施の形態の無線通信装置100は、図1に示す構成と同じである。以下、図1に示す各部において、実施の形態1と異なる点について説明する。
通信方式選択部11は、通信に用いる際に最適な無線通信方式(消費電力が小さく、通信速度が適切な無線通信方式)を選択する。例えば、通信方式選択部11は、無線通信方式ごとに消費電力量および通信速度が定められたテーブルに基づいて、最適な無線通信方式を選択する。そして、通信方式選択部11は、選択した無線通信方式を要求送信部12へ通知する。
要求送信部12は、通信方式選択部11から無線通信方式の通知を受ける。そして、要求送信部12は、RRC Connection Requestとともに、通信方式要求を基地局装置へ送信する。この基地局装置は、待ち受けに使用している無線通信方式用の基地局装置である。また、ここでの通信方式要求は、通信方式選択部11から通知された無線通信方式を用いた通信を要求する情報である。通信方式要求で要求される無線通信方式は、待ち受けに使用している無線通信方式と異なるものとなる。また、RRC Connection Requestは、待ち受けに使用している無線通信方式での通信の開始を要求する通知である。
判断結果受信部13は、基地局装置から、判断結果として、指定情報およびRRC Connection Reject、または、RRC Connection Setup、のいずれかを受信する。ここでいう指定情報とは、無線通信装置100が使用すべき無線通信方式を示す情報である。基地局装置は、後述する判断の結果を基に、指定情報を生成する。ここで、その基地局装置の判断について説明する。まず、基地局装置は、RRC Connection Requestおよび通信方式要求を受信すると、自セルの負荷状況に応じて、無線通信装置100が使用すべき無線通信方式を判断する。すなわち、基地局装置は、RRC Connection Requestで要求された無線通信方式、通信方式要求で要求された無線通信方式、または、それら以外の無線通信方式のうちの、どの方式を用いた通信を許可するのかを判断する。そして、基地局装置は、その判断の結果に基づいて、指定情報およびRRC Connection Reject、または、RRC Connection Setup、のいずれかを無線通信装置100へ送信する。
なお、RRC Connection RejectおよびRRC Connection Setupは、RRC Connection Requestに対する応答である。RRC Connection Rejectは待ち受けに使用している無線通信方式での通信の開始を拒絶する旨の通知である。一方、RRC Connection Setupは待ち受けで使用している無線通信方式での通信の開始する旨の通知である。本実施の形態において、無線通信装置100に対して所望している無線通信方式の使用を許可することは、待ち受けで使用している無線通信方式と異なる無線通信方式での通信を指示することに相当する。
そのため、基地局装置は、通信方式要求で要求された無線通信方式の使用を許可する場合、待ち受けに使用している無線通信方式の使用を拒否することになる。よって、基地局装置は、通信方式要求で要求された無線通信方式を示す指定情報とともに、RRC Connection Rejectを、無線通信装置100へ送信することになる。なお、この場合の指定情報およびRRC Connection Rejectは、換言すれば、通信方式要求で要求された無線通信方式の使用を許可する旨を示す判断結果である。
また、待ち受けに使用している無線通信方式の使用を許可する場合、基地局装置は、待ち受けに使用している無線通信方式の使用を許可することになる。よって、基地局装置は、RRC Connection Setupを、無線通信装置100へ送信することになる。この場合のRRC Connection Setupは、換言すれば、通信方式要求で要求された無線通信方式の使用を許可しない旨を示す判断結果である。
また、通信方式要求で要求された無線通信方式以外の無線通信方式(以下「第3の無線通信方式」という)の使用を許可する場合、基地局装置は、待ち受けに使用している無線通信方式の使用を拒否することになる。よって、基地局装置は、第3の無線通信方式を示す指定情報とともに、RRC Connection Rejectを、無線通信装置100へ送信することになる。この場合の指定情報およびRRC Connection Rejectは、換言すれば、通信方式要求で要求された無線通信方式の使用を許可しない旨を示す判断結果である。また、呼接続自体を拒否する場合は、RRC Connection Rejectを単独で、すなわち、指定情報なしで無線通信装置100へ送信する。
このようにして、判断結果受信部13は、基地局装置から、指定情報およびRRC Connection Reject、または、RRC Connection Setupを受信すると、通信方式決定部14へ通知する。
通信方式決定部14は、判断結果受信部13から通知された、指定情報およびRRC Connection Reject、または、RRC Connection Setupに基づいて、通信に使用する無線通信方式を決定する。例えば、通信方式要求で要求された無線通信方式を示す指定情報、および、RRC Connection Rejectが通知された場合、通信方式決定部14は、通信に使用する無線通信方式を、通信方式選択部11が選択した無線通信方式に決定する。また、例えば、RRC Connection Setupが通知された場合、通信方式決定部14は、通信に使用する無線通信方式を、待ち受け中の無線通信方式に決定する。また、例えば、第3の無線通信方式を示す指定情報、および、RRC Connection Rejectが通知された場合、通信方式決定部14は、通信に使用する無線通信方式を、基地局装置が選択した第3の無線通信方式に決定する。また、RRC Connection Rejectが単独で通知された場合には、呼接続自体が拒否されたと判断して処理を終了する。
このようにして無線通信方式を決定した後、通信方式決定部14は、決定した無線通信方式のコネクションを確立させるための通信(以下「コネクション通信」)を行うように、要求送信部12および判断結果受信部13に指示する。コネクション通信の手順は以下の通りである。まず、通信方式決定部14から指示を受けた要求送信部12は、RRC Connection Requestを基地局装置へ送信する。その後、判断結果受信部13は、RRC Connection Requestに対する、RRC Connection SetupまたはRRC Connection Rejectを受信する。そして、RRC Connection Setupが受信された場合、要求送信部12は、接続が確立した旨を示すRRC Connection Completeを基地局装置へ送信する。このようにして、コネクションは確立する。このようなコネクション通信は、既存の技術である。
また、通信方式決定部14は、通信方式選択部11で選択された無線通信方式を用いた通信が開始された場合、他の無線通信方式を探索する頻度を減少させる。例えば、通信方式決定部14は、探索を一定期間休止する、または、探索と探索の間隔を長くする。
以上、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成例について説明した。
次に、本実施の形態に係る無線通信装置100および基地局装置の動作例について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。なお、図3における前提条件は、図2における前提条件と基本的に同じである。ただし、無線通信方式#1は、無線通信方式#0よりも、消費電力および通信速度の点で通信に最適であるとする。
ステップS21において、無線通信装置100は、無線通信方式#0を用いた待ち受け状態である。
ステップS22において、通信方式選択部11は、通信を開始する際、通信に最適な無線通信方式として、無線通信方式#1を選択する。そして、通信方式選択部11は、選択した無線通信方式#1を要求送信部12へ通知する。
ステップS23において、要求送信部12は、無線通信方式#1を用いた通信を要求する旨の通信方式要求を、RRC Connection Requestとともに、基地局装置200へ送信する。その後、基地局装置200は、通信方式要求およびRRC Connection Requestを受信する。ここで、RRC Connection Requestは、現在待ち受けで使用している無線通信方式#0のコネクション確立を要求する内容である。
ステップS24において、基地局装置200は、自セルの負荷状況に応じて、無線通信方式#0、無線通信方式#1、または無線通信方式#2(第3の無線通信方式の一例)のうちの、どの無線通信方式を用いた通信を許可するかを判断する。また、基地局装置200は、無線通信装置100との通信自体を拒否する場合には、その旨判断する。
ステップS25において、基地局装置200は、ステップS24での判断の結果に応じて以下のいずれかの動作を行う。例えば、ステップS24での判断の結果が無線通信方式#0である場合、基地局装置200は、RRC Connection Setupを、無線通信装置100へ送信する。また、例えば、ステップS24での判断の結果が無線通信方式#1である場合、基地局装置200は、無線通信方式#1を示す指定情報を生成し、その指定情報およびRRC Connection Rejectを、無線通信装置100へ送信する。また、例えば、ステップS24での判断の結果が無線通信方式#2である場合、基地局装置200は、無線通信方式#2を示す指定情報を生成し、その指定情報およびRRC Connection Rejectを、無線通信装置100へ送信する。また、無線通信装置100との通信自体を拒否する場合には、基地局装置200は、RRC Connection Rejectを単独で無線通信装置100へ送信する。ここでは、例として、ステップS24での判断の結果が「無線通信方式#1」であるとする。よって、基地局装置200は、指定情報(無線通信方式#1)およびRRC Connection Rejectを無線通信装置100へ送信する。その後、判断結果受信部13は、指定情報(無線通信方式#1)およびRRC Connection Rejectを受信する。そして、判断結果受信部13は、指定情報(無線通信方式#1)およびRRC Connection Rejectを、通信方式決定部14へ通知する。
ステップS26において、通信方式決定部14は、指定情報(無線通信方式#1)およびRRC Connection Rejectを受け取ると、通信に使用する無線通信方式を、無線通信方式#1に決定する。そして、通信方式決定部14は、決定した無線通信方式#1のコネクションを確立するためのコネクション通信を行うように、要求送信部12および判断結果受信部13へ指示する。まず、その指示を受けた要求送信部12は、RRC Connection Requestを基地局装置300へ送信する。ここでのRRC Connection Requestは、決定した無線通信方式#1のコネクション確立を要求する内容である。
ステップS27において、基地局装置300は、RRC Connection Requestを受信すると、それに対する応答として、例えばRRC Connection Setupを無線通信装置100へ送信する。その後、判断結果受信部13は、RRC Connection Setupを受信し、その旨を要求送信部12へ通知する。
ステップS28において、要求送信部12は、RRC Connection Setupを受信した旨の通知を受けると、RRC Connection Completeを基地局装置300へ送信し、その旨を通信方式決定部14へ通知する。このようにして、コネクション通信が終了し、無線通信方式#1を用いた通信が開始される。
ステップS29において、通信方式決定部14は、要求送信部12からRRC Connection Completeを送信した旨の通知を受けると、無線通信方式#0およびその他の無線通信方式の探索頻度を減少させる。
以上、本実施の形態に係る無線通信装置100および基地局装置の動作例について説明した。
このように、本実施の形態によれば、無線通信装置から基地局装置に対して、通信に使用する所望の無線通信方式を交渉できるようにする。これにより、本実施の形態は、複数の無線通信方式から1つを選択して用いる場合において、無線通信方式の選択に無線通信装置側の要求を反映しつつもネットワークの運用規範に反しないようにできる。
また、本実施の形態によれば、無線通信装置は、所望の無線通信方式を用いた通信が開始された場合、他の無線通信方式を探索する頻度を減少させる。このようにすることで、無線通信装置が使用する無線通信方式が、所望の無線通信方式の使用が許可された後すぐに探索によって見つかった他の無線通信方式へ切り替えられてしまう可能性を下げることができる。したがって、無線通信装置は、より長く所望の無線通信方式を使用し続けることができる。また、探索の頻度を減少させることで、探索によって消費される電力を抑えることができ、無線通信装置の消費電力を抑えることができる。
また、本実施の形態によれば、無線通信装置は、RRC Connection Requestとともに、所望の通信方式を用いた待ち受けを要求する情報(通信方式要求)を基地局装置へ送信する。そして、基地局装置は、いずれかの無線通信方式を用いた通信を許可する場合には、無線通信装置が使用すべき無線通信方式を示す情報(指定情報)をRRC Connection Rejectに含ませて、または、RRC Connection Setupを単独で、無線通信装置へ返信する。また、無線通信装置100との通信自体を拒否する場合には、RRC Connection Rejectを単独で無線通信装置へ返信する。ここで、RRC Connection Request、RRC Connection RejectおよびRRC Connection Setupは、無線通信装置が通信を開始する場合にやり取りされる情報である。したがって、これらの情報を用いて所望の無線通信方式の使用を交渉することができるようにしたことで、無線通信装置は通信を開始する場合に確実に所望の無線通信方式を交渉することができる。また、通信を開始するためにやり取りする情報とともに、所望の無線通信方式の要求および要求に対する判断結果をやり取りするので、これらの情報と独立した情報のやり取りを行うことで所望の無線通信方式の使用を交渉する場合よりも、通信リソースを節約することができる。
なお、本実施の形態では、LTEの規定に従って、RRC Connection Request、RRC Connection RejectおよびRRC Connection Setupを例として説明したが、これに限られるものではない。基地局との通信の開始を要求する通知(RRC Connection Requestに相当)とその通知に対する応答(RRC Connection RejectおよびRRC Connection Setupに相当)として他の名称の情報を使用する規格において本実施の形態を実施する場合には、その規格に応じた変形が可能である。なお、RRC Connection Request、RRC Connection RejectおよびRRC Connection Setupは、待ち受けに使用している無線通信方式で通信を開始するか否かに係る情報であったが、待ち受けに使用しているか否かとは関わりのない情報で通信の開始を要求するシステムに対して本実施の形態を適用しても良い。例えば、通信に使用する無線通信方式を直接指定して要求する場合等が考えられる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、無線通信装置が、基地局装置に対して通信(呼接続)に用いる無線通信方式を要求する点は実施の形態2と同じであるが、以下の2点において、実施の形態2と相違する。
1点目の違いは、次の通りである。実施の形態2では、待ち受けで使用している無線通信方式用の基地局装置が、無線通信装置が所望する無線通信方式の使用の可否について判断した。これに対し、本実施の形態では、無線通信装置が所望する無線通信方式用の基地局装置が、無線通信装置が所望する無線通信方式の使用の可否について判断する。すなわち、実施の形態2と本実施の形態とでは、無線通信装置が所望する無線通信方式の使用の可否についての判断を行う主体が異なる。
2点目の違いは、次の通りである。実施の形態2では、基地局装置は、無線通信装置が所望する無線通信方式の使用を許可する場合、指定情報およびRRC Connection Rejectを無線通信装置へ送信した。これに対し、本実施の形態では、基地局装置は、無線通信装置が所望する無線通信方式の使用を許可する場合、RRC Connection Setupを無線通信装置へ送信する。すなわち、実施の形態2と本実施の形態とでは、無線通信装置が所望する無線通信方式の使用を許可する場合における送信情報が逆になる。
まず、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成例について説明する。本実施の形態の無線通信装置100は、図1に示す構成と同じである。以下、図1に示す各部において、実施の形態2と異なる点について説明する。
要求送信部12は、通信方式選択部11から無線通信方式の通知を受ける。そして、要求送信部12は、RRC Connection Requestを、要求される無線通信方式用の基地局装置へ送信する。すなわち、このRRC Connection Requestは、要求される無線通信方式用の基地局装置との接続要求となる。
判断結果受信部13は、基地局装置から、判断結果として、指定情報およびRRC Connection Reject、または、RRC Connection Setup、のいずれかを受信する。ただし、本実施の形態では、基地局装置においてRRC Connection Requestで要求された無線通信方式の使用が許可される場合、判断結果受信部13は、基地局装置からRRC Connection Setupを受信することになる。この場合のRRC Connection Setupは、換言すれば、RRC Connection Requestで要求された無線通信方式の使用を許可する旨を示す判断結果である。
なお、基地局装置においてRRC Connection Requestで要求された無線通信方式以外の使用が許可される場合、判断結果受信部13は、基地局装置から指定情報およびRRC Connection Reject受信することになる。この場合の指定情報は、待ち受けで使用されている無線通信方式、または、それ以外の第3の無線通信方式を示す。また、この場合の指定情報およびRRC Connection Rejectは、換言すれば、RRC Connection Requestで要求された無線通信方式の使用を許可しない旨を示す判断結果である。また、呼接続自体を拒否する場合は、RRC Connection Rejectを単独で、すなわち、指定情報なしで無線通信装置100へ送信する。
通信方式決定部14は、判断結果受信部13から通知された、指定情報およびRC Connection Reject、または、RRC Connection Setupに基づいて、通信に使用する無線通信方式を決定する。例えば、RRC Connection Setupが通知された場合、通信方式決定部14は、通信に使用する無線通信方式を、通信方式選択部11が選択した無線通信方式に決定する。また、例えば、RRC Connection Requestで要求された無線通信方式以外の無線通信方式を示す指定情報、および、RRC Connection Rejectが通知された場合、通信方式決定部14は、通信に使用する無線通信方式を、指定情報が示す無線通信方式に決定する。また、RRC Connection Rejectが単独で通知された場合は、呼接続が拒否されたと判断して処理を終了する。
以上、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成例について説明した。
次に、本実施の形態に係る無線通信装置100および基地局装置の動作例について、図4を用いて説明する。図4は、本実施の形態に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。なお、図4における前提条件は、図2における前提条件と基本的に同じである。ただし、無線通信方式#1は、無線通信方式#0よりも、消費電力および通信速度の点で通信に最適であるとする。
ステップS31において、無線通信装置100は、無線通信方式#0を用いた待ち受け状態である。
ステップS32において、通信方式選択部11は、通信を開始する際、通信に最適な無線通信方式として、無線通信方式#1を選択する。そして、通信方式選択部11は、選択した無線通信方式#1を要求送信部12へ通知する。
ステップS33において、要求送信部12は、無線通信方式#1を用いた通信を要求する旨のRRC Connection Requestを、基地局装置300へ送信する。基地局装置300は、無線通信方式#1用の基地局装置である。その後、基地局装置300は、RRC Connection Requestを受信する。
ステップS34において、基地局装置300は、自セルの負荷状況に応じて、無線通信方式#1、無線通信方式#0、または無線通信方式#2(第3の無線通信方式の一例)のうちの、どの無線通信方式を用いた通信を許可するかを判断する。また、基地局装置200は、無線通信装置100との通信自体を拒否する場合には、その旨判断する。
ステップS35において、基地局装置300は、ステップS34での判断の結果に応じて以下のいずれかの動作を行う。例えば、ステップS34での判断の結果が無線通信方式#1である場合、基地局装置300は、RRC Connection Setupを、無線通信装置100へ送信する。また、例えば、ステップS34での判断の結果が無線通信方式#0である場合、基地局装置300は、無線通信方式#0を示す指定情報を生成し、その指定情報およびRRC Connection Rejectを、無線通信装置100へ送信する。また、無線通信方式を問わず、無線通信装置100との通信自体を拒否する場合には、基地局装置300は、RRC Connection Rejectを単独で無線通信装置100へ送信する。また、例えば、ステップS34での判断の結果が無線通信方式#2である場合、基地局装置300は、無線通信方式#2を示す指定情報を生成し、その指定情報およびRRC Connection Rejectを、無線通信装置100へ送信する。ここでは、例として、ステップS34での判断の結果が「無線通信方式#1」であるとする。よって、基地局装置300は、RRC Connection Setupを無線通信装置100へ送信する。その後、判断結果受信部13は、RRC Connection Setupを受信する。そして、判断結果受信部13は、RRC Connection Setupを、通信方式決定部14へ通知する。
ステップS36において、通信方式決定部14は、RRC Connection Setupを受け取ると、通信に使用する無線通信方式を、無線通信方式#1に決定する。そして、通信方式決定部14は、RRC Connection Completeを送信するように、要求送信部12へ指示する。これにより、要求送信部12は、RRC Connection Completeを基地局装置300へ送信する、このようにして、コネクション通信が終了し、無線通信方式#1を用いた通信が開始される。
ステップS37において、通信方式決定部14は、要求送信部12からRRC Connection Completeを送信した旨の通知を受けると、無線通信方式#0およびその他の無線通信方式の探索頻度を減少させる。
以上、本実施の形態に係る無線通信装置100および基地局装置の動作例について説明した。
このように、本実施の形態によれば、無線通信装置から基地局装置に対して、通信に使用する所望の無線通信方式を、通信開始前に探索して要求できるようにする。これにより、本実施の形態は、複数の無線通信方式から1つを選択して用いる場合において、無線通信方式の選択に無線通信装置側の要求を反映しつつもネットワークの運用規範に反しないようにできる。
また、本実施の形態によれば、無線通信装置が所望の無線通信方式を使用する基地局装置に対して直接交渉を行う。したがって、所望の通信方式を使用する基地局装置と通信が可能であることを確認した上で交渉を行うことができるので、所望の通信方式の使用が許可された場合には、確実に通信を開始することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、無線通信装置が、基地局装置に対して待ち受けおよび通信(呼接続)に用いる無線通信方式を要求する場合に、位置登録(Attach)時に送信する自端末能力情報(UE Capability Information)情報を用いて要求する点において、実施の形態1〜3と相違する。
まず、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成例について説明する。本実施の形態の無線通信装置100は、図1に示す構成と同じである。以下、図1に示す各部において、実施の形態1と異なる点について説明する。
判断結果受信部13は、基地局装置からUE Capability Enquiryを受信すると、その旨を通信方式選択部11へ通知する。
通信方式選択部11は、待ち受けに用いる際に最適な無線通信方式(消費電力の小さい無線通信方式)、および、通信に用いる際に最適な無線通信方式(消費電力が小さく、通信速度が適切な無線通信方式)を選択する。例えば、通信方式選択部11は、無線通信方式ごとに消費電力量および通信速度が定められたテーブルに基づいて、最適な無線通信方式を選択する。そして、通信方式選択部11は、選択した待ち受け用無線通信方式および通信用無線通信方式を要求送信部12へ通知する。
要求送信部12は、通信方式選択部11から待ち受け用無線通信方式および通信用無線通信方式の通知を受ける。そして、要求送信部12は、UE Capability Informationに通信方式要求を含めて、基地局装置へ送信する。ここでの通信方式要求は、待ち受け用無線通信方式を用いた待ち受けを要求し、通信用無線通信方式を用いた通信を要求する情報である。なお、UE Capability Informationは、無線通信装置100の持つ能力を基地局装置へ通知する情報である。具体的には、無線通信装置100がサポートしている無線通信方式等の情報を含む。
以上、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成例について説明した。
次に、本実施の形態に係る無線通信装置100および基地局装置の動作例について、図5を用いて説明する。図5は、本実施の形態に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。なお、図5における前提条件は、図2における前提条件と同じである。
ステップS41において、要求送信部12は、ATTACH REQUESTを基地局装置200へ送信する。これにより、位置登録が開始され、無線通信装置100と基地局装置200との間で各種信号のやりとりが行われる。各種信号のやりとりは既存の技術であるので、ここでの説明は省略する。
ステップS42において、基地局装置200は、UE Capability Enquiryを無線通信装置100へ送信する。そして、判断結果受信部13は、UE Capability Enquiryを受信すると、その旨を通信方式選択部11へ通知する。
ステップS43において、通信方式選択部11は、最適な待ち受け用無線通信方式および最適な通信用無線通信方式を選択する。そして、通信方式選択部11は、選択した待ち受け用無線通信方式および通信用無線通信方式を要求送信部12へ通知する。
ステップS44において、要求送信部12は、待ち受け用無線通信方式を用いた待ち受け、および、通信用無線通信方式を用いた通信を要求する通信方式要求を、UE Capability Informationに含めて、基地局装置200へ送信する。基地局装置200は、UE Capability Informationを受信すると、通信方式要求にて要求された、待ち受け用無線通信方式および通信用無線通信方式を記憶する。
ステップS45において、基地局装置200は、RRC Connection ReconfigurationおよびATTACH ACCEPTを無線通信装置100へ送信する。
図示していないが、ステップS45の後の動作は、以下のようになる。基地局装置200は、無線通信装置100から要求を受信すると、自セルの負荷状況に応じて、記憶した待ち受け用無線通信方式での待ち受けを許可するか否か、または、記憶した通信用無線通信方式での通信を許可するか否かを判断する。そして、基地局装置200は、判断結果を無線通信装置100へ送信する。その後、判断結果受信部13は、受信した判断結果を通信方式決定部14へ通知する。そして、通信方式決定部14は、通知された判断結果に基づいて、待ち受けまたは通信に用いる無線通信方式を決定する。
以上、本実施の形態に係る無線通信装置100および基地局装置の動作例について説明した。
このように、本実施の形態によれば、無線通信装置から基地局装置に対し、所望の待ち受け用無線通信方式および所望の通信用無線通信方式を、位置登録の際に要求できるようにする。これにより、本実施の形態は、複数の無線通信方式から1つを選択して用いる場合において、無線通信方式の選択に無線通信装置側の要求を反映しつつもネットワークの運用規範に反しないようにできる。
ここで、位置登録は、無線通信装置が基地局装置の管理するセルに入った場合に実施される処理であるので、無線通信装置は、移動に伴って適切な無線通信方式を交渉することができる。
また、無線通信装置は、位置登録を実施する際に送信されるUE Capability Informationに通信方式要求を含めるため、位置登録が実施される場合に確実に所望する通信方式を基地局装置に通知することができ、また、通信方式要求をUE Capability Informationと独立して送信する場合と比べて通信リソースを節約できる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、無線通信装置が、基地局装置に対して、自装置の電池残量を通知し、その通知に基づいて最適な無線通信方式を判断してもらう点において、実施の形態1〜4と相違する。
まず、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成例について、図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成例を示すブロック図である。
無線通信装置100は、複数の無線通信方式に対応しており、無線通信方式の切り替えを可能とする情報処理端末である。無線通信装置100の適用例としては、スマートフォン、タブレットなどが挙げられる。
また、無線通信装置100は、図示しない基地局装置と無線通信システムを構成する。そして、無線通信装置100は、対応する複数の無線通信方式のうちの1つを用いて、基地局装置と無線通信を行う。
なお、本実施の形態において、複数の無線通信方式とは、上述した通り、通信プロトコルおよび通信周波数がそれぞれ異なる無線通信方式を意味する。通信プロトコルの例としては、GERAN(GSM)、UTRAN(W-CDMA/HSPA/HSPA+)、EUTRAN(LTE/LTE-Advanced)、IEEE802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))などが挙げられる。
無線通信装置100は、電池残量検出部21、電池残量送信部22、判断結果受信部23、および通信方式決定部24を有する。
電池残量検出部21は、自装置の電池残量を検出し、電池残量送信部22へ通知する。
電池残量送信部22は、電池残量検出部21から電池残量の通知を受けると、RRC Connection Release IndicatorまたはRRC Connection Request とともに、基地局装置へ送信する。
判断結果受信部23は、基地局装置から、RRC Connection Release、または、RRC Connection RejectあるいはRRC Connection Setupとともに、判断結果を受信する。ここでいう判断結果とは、基地局装置が、無線通信装置100から通知された電池残量を基に判断した、最適な無線通信方式を示す情報である。基地局装置は、受信した電池残量に基づいて、最適な無線通信方式がどれであるかの判断を行う。例えば、基地局装置は、電池残量ごとに無線通信方式が定められたテーブルに基づいて、最適な無線通信方式を選択する。そして、基地局装置は、その判断の結果(選択した無線通信方式)を無線通信装置100へ送信する。そして、判断結果受信部23は、基地局装置から判断結果を受信すると、通信方式決定部24へ通知する。なお、基地局装置が無線通信装置100との通信自体を拒否した場合には、判断結果受信部23は、RRC Connection Rejectを単独で受信し、処理を終了する。
通信方式決定部24は、判断結果受信部23から通知されてきた判断結果が示す無線通信方式を用いて、待ち受けまたは通信を開始する。待ち受けまたは通信を開始した場合、通信方式決定部24は、他の無線通信方式を探索する頻度を減少させる。例えば、通信方式決定部24は、探索を一定期間休止する、または、探索と探索の間隔を長くする。
以上、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成例について説明した。
次に、本実施の形態に係る無線通信装置100および基地局装置の動作例について、図7、図8を用いてそれぞれ説明する。図7および図8は、本実施の形態に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。図7は、無線通信装置100が通信状態から待ち受け状態へ移行する場合の例を示す。一方、図8は、無線通信装置100が待ち受け状態から通信状態へ移行する場合の例を示す。
なお、図7および図8における前提条件は、以下の通りである。まず、基地局装置200は通信方式#0用の基地局装置であり、基地局装置300は、無線通信方式#1用の基地局装置である。また、無線通信装置100は、無線通信方式#0および#1に対応している。また、優先度は、無線通信方式#1よりも#0の方が高いとする。また、無線通信方式#1は、無線通信方式#0よりも、消費電力の点で待ち受けに最適であるとする。また、通信方式#1は、無線通信方式#0よりも、消費電力および通信速度の点で通信に最適であるとする。
まず、図7に示す動作例について説明する。
ステップS51において、無線通信装置100は、基地局装置200との間で、無線通信方式#0を用いて、無線通信を行っている。
ステップS52において、電池残量検出部21は、基地局装置200との無線通信が終了する際、自装置の電池残量を検出する。そして、電池残量検出部21は、検出した電池残量を電池残量送信部22へ通知する。
ステップS53において、電池残量送信部22は、通知された電池残量を、RRC Connection Release Indicatorとともに、基地局装置200へ送信する。その後、基地局装置200は、電池残量およびRRC Connection Release Indicatorを受信する。
ステップS54において、基地局装置200は、例えば、電池残量ごとに無線通信方式が定められたテーブルに基づいて、最適な無線通信方式(消費電力が小さくなる無線通信方式)がどれであるかを判断する。
ステップS55において、基地局装置200は、判断結果(最適な無線通信方式を示す情報)を、RRC Connection Releaseとともに、無線通信装置100へ送信する。ここでは、例として、判断結果は、「無線通信方式#1」であるとする。その後、判断結果受信部23は、判断結果(無線通信方式#1)およびRRC Connection Releaseを受信する。そして、判断結果受信部23は、判断結果(無線通信方式#1)を、通信方式決定部24へ通知する。
ステップS56において、通信方式決定部24は、判断結果(無線通信方式#1)に基づいて、待ち受けに使用する無線通信方式を無線通信方式#1に決定する。そして、通信方式決定部24は、無線通信方式#1を用いた待ち受けが開示されると、無線通信方式#0の探索頻度を減少させる。
以上で、図7に示す動作例についての説明を終える。
次に、図8に示す動作例について説明する。
ステップS61において、無線通信装置100は、無線通信方式#0を用いた待ち受け状態である。
ステップS62において、電池残量検出部21は、通信を開始する際、自装置の電池残量を検出する。そして、電池残量検出部21は、検出した電池残量を電池残量送信部22へ通知する。
ステップS63において、電池残量送信部22は、通知された電池残量を、RRC Connection Requestとともに、基地局装置200へ送信する。その後、基地局装置200は、電池残量およびRRC Connection Requestを受信する。ここで、RRC Connection Requestは、現在待ち受けで使用している無線通信方式#0のコネクション確立を要求する内容である。
ステップS64において、基地局装置200は、自セルの負荷状況に応じて、無線通信方式#0、無線通信方式#1、または無線通信方式#2(第3の無線通信方式の一例)のうちの、どの無線通信方式を用いた通信を許可するかを判断する。また、基地局装置200は、無線通信装置100との通信自体を拒否する場合には、その旨判断する。
ステップS65において、基地局装置200は、ステップS64での判断の結果に応じて以下のいずれかの動作を行う。例えば、ステップS64での判断の結果が無線通信方式#0である場合、基地局装置200は、RRC Connection Setupを、無線通信装置100へ送信する。また、例えば、ステップS64での判断の結果が無線通信方式#1である場合、基地局装置200は、無線通信方式#1を示す指定情報を生成し、その指定情報およびRRC Connection Rejectを、無線通信装置100へ送信する。また、無線通信装置100との通信自体を拒否する場合には、基地局装置200は、RRC Connection Rejectを単独で無線通信装置100へ送信する。また、例えば、ステップS64での判断の結果が無線通信方式#2である場合、基地局装置200は、無線通信方式#2を示す指定情報を生成し、その指定情報およびRRC Connection Rejectを、無線通信装置100へ送信する。ここでは、例として、ステップS64での判断の結果が「無線通信方式#1」であるとする。よって、基地局装置200は、指定情報(無線通信方式#1)およびRRC Connection Rejectを無線通信装置100へ送信する。その後、判断結果受信部23は、指定情報(無線通信方式#1)およびRRC Connection Rejectを受信する。そして、判断結果受信部23は、指定情報(無線通信方式#1)およびRRC Connection Rejectを、通信方式決定部24へ通知する。
ステップS66において、通信方式決定部24は、指定情報(無線通信方式#1)およびRRC Connection Rejectを受け取ると、通信に使用する無線通信方式を、無線通信方式#1に決定する。そして、通信方式決定部24は、決定した無線通信方式#1のコネクションを確立するためのコネクション通信を行うように、電池残量送信部22および判断結果受信部23へ指示する。まず、その指示を受けた電池残量送信部22は、RRC Connection Requestを基地局装置300へ送信する。ここでのRRC Connection Requestは、決定した無線通信方式#1のコネクション確立を要求する内容である。
ステップS67において、基地局装置300は、RRC Connection Requestを受信すると、それに対する応答として、例えばRRC Connection Setupを無線通信装置100へ送信する。その後、判断結果受信部23は、RRC Connection Setupを受信し、その旨を電池残量送信部22へ通知する。
ステップS68において、電池残量送信部62は、RRC Connection Setupを受信した旨の通知を受けると、RRC Connection Completeを基地局装置300へ送信し、その旨を通信方式決定部24へ通知する。このようにして、コネクション通信が終了し、無線通信方式#1を用いた通信が開始される。
ステップS69において、通信方式決定部24は、電池残量送信部22からRRC Connection Completeを送信した旨の通知を受けると、無線通信方式#0およびその他の無線通信方式(例えば無線通信方式#2)の探索頻度を減少させる。
以上、本実施の形態に係る無線通信装置100および基地局装置の動作例について説明した。
以上で、図8に示す動作例についての説明を終える。
以上、本実施の形態に係る無線通信装置100および基地局装置の動作例について説明した。
このように、本実施の形態によれば、無線通信装置から基地局装置に対して、自装置の電池残量を基に、待ち受けまたは通信に使用する最適な無線通信方式を判断してもらうようにする。これにより、本実施の形態は、複数の無線通信方式から1つを選択して用いる場合において、無線通信方式の選択に無線通信装置側の要求を反映しつつもネットワークの運用規範に反しないようにできる。特に、本実施の形態によれば、無線通信装置が通知した電池残量を基に、待ち受けまたは通信に使用する無線通信方式を基地局装置が判断するので、基地局の状況と無線通信装置の電池残量のバランスを考慮した無線通信方式を選択して用いることができる。したがって、ネットワークの運用規範に反しないようにしつつ、無線通信装置の消費電力を抑えることができる。
また、本実施の形態によれば、無線通信装置は、所望の無線通信方式の使用が許可された場合、他の無線通信方式を探索する頻度を減少させる。このようにすることで、無線通信装置が使用する無線通信方式が、所望の無線通信方式の使用を許可された後すぐに探索によって見つかった他の無線通信方式へ切り替えられてしまう可能性を下げることができる。したがって、無線通信装置は、より長く所望の無線通信方式を使用し続けることができる。また、探索の頻度を減少させることで、探索によって消費される電力を抑えることができ、無線通信装置の消費電力を抑えることができる。
(実施の形態の変形例)
以上、実施の形態1〜5についてそれぞれ説明したが、上記説明は一例であり、種々の変形が可能である。例えば、以下の変形が可能である。
実施の形態1〜5において、基地局装置が、使用を許可する無線通信方式の優先順位を示す情報を更に通知し、無線通信装置が、通知された優先順位に基づいて自身が使用する無線通信方式を決定および変更するとしてもよい。これにより、例えば、無線通信装置の所望する無線通信方式の使用が許可される場合に、その無線通信方式について高い優先順位を通知すれば、無線通信装置がその無線通信方式をなるべく使用し続けるよう促すことができる。また、無線通信端末の所望していた無線通信方式と異なる無線通信方式の使用が許可される場合に、その無線通信方式について低い優先順位を通知すれば、無線通信装置が所望の無線通信方式の使用を後から再度要求するよう促すことができる。
優先順位を通知する場合、基地局装置は、使用を許可する無線通信方式を含む複数の無線通信方式それぞれについての優先順位を通知するとしても良いし、使用を許可する無線通信方式についてのみ優先順位を通知するとしても良い。また、無線通信装置が、使用すべき無線通信方式の優先順位を自ら設定可能である場合には、基地局装置からの通知がなくとも自ら優先順位を設定するとしても良い。また、優先順位の設定および設定された優先順位に基づく制御は、他の無線通信方式の探索の頻度を変更する制御と共に行われても良いし、他の無線通信方式の探索の頻度を変更する制御に替えて行われても良い。
また、実施の形態1〜5においては、無線通信装置の所望する無線通信方式は、無線通信装置にとって最適な無線通信方式であるとしていたが、これに限られるものではない。ユーザが指定した無線通信方式の使用を要求する場合等には、必ずしも最適な無線通信方式の使用が要求されるとは限らない。また、電池残量と通信速度のどちらを優先すべきかなどに応じて、いずれの無線通信方式を使用すべきかの判断は変化する。したがって、無線通信装置が所望する無線通信方式は、無線通信装置が何らかの基準に基づいて他の無線通信方式よりも優先して使用すべきと判断した無線通信方式であれば良い。
また、実施の形態1〜5においては、所望の無線通信方式を使用する要求、および、その要求に対する判断結果を、他の情報に含ませてやり取りしていたが、これに限られるものではない。これらの要求および判断結果を、他の情報と独立してやり取りするとしても良い。ただし、他の情報に含ませない場合であっても、他の情報と同時にやり取りすることが望ましい。すなわち、他の情報に含ませるか否かはともかく、他の情報とともにやり取りすることが望ましい。このようにすることで、完全に他の情報と独立してやり取りする場合と比べて、接続を確立する処理を省略することができる。
また、実施の形態1〜5においては、無線通信装置と基地局装置とのやり取りを説明したが、これに限られるものではない。無線通信装置は、例えば、無線LANにおける「アクセスポイント」など、一般に「基地局装置」と呼称されない装置と通信を行うことがあるが、実施の形態1〜5がこのようなシステムに対しても適用できることは言うまでもない。したがって、実施の形態1〜5にて説明した基地局装置は、無線通信装置がネットワークと接続するために通信を行う相手先となる通信装置を包括した概念を示すものとする。
例えば、上述した無線通信装置100の動作は、ハードウェアとの連係において、ソフトウェアでも実現することも可能である。
本発明は、複数の無線通信方式から1つを選択して使用する無線通信装置、基地局装置、無線通信方法等に好適である。
11 通信方式選択部
12 要求送信部
13、23 判断結果受信部
14、24 通信方式決定部
21 電池残量検出部
22 電池残量送信部
100 無線通信装置
200、300 基地局装置

Claims (13)

  1. 自装置が待ち受けまたは呼接続のいずれかに使用可能な複数の無線通信方式のうちから選択された所望の無線通信方式を使用する要求を基地局装置へ送信する要求送信部と、
    前記所望の無線通信方式の使用を許可するか否かを示す判断結果を前記基地局装置から受信する判断結果受信部と、
    前記判断結果が許可を示す場合、前記所望の無線通信方式の使用を決定する一方、前記判断結果が許可を示さない場合、前記所望の無線通信方式ではなく、予め定められた優先度の高い無線通信方式の使用を決定する通信方式決定部と、
    を具備する、無線通信装置。
  2. 前記要求送信部は、
    呼接続中に、当該呼接続に使用している無線通信方式用の基地局装置に対して、当該呼接続に使用している無線通信方式と異なる所望の無線通信方式を待ち受けに使用する要求を、前記基地局装置との接続の解放を要求する通知とともに送信し、
    前記判断結果受信部は、
    前記判断結果を、前記接続が解放された旨の通知とともに前記基地局装置から受信する、
    請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記要求送信部は、
    待ち受け中に、当該待ち受けに使用している無線通信方式用の基地局装置に対して、当該待ち受けに使用している無線通信方式と異なる所望の無線通信方式を呼接続に使用する要求を、前記基地局装置との呼接続の開始を要求する通知とともに前記基地局装置へ送信し、
    前記判断結果受信部は、
    前記判断結果として、前記呼接続の開始を要求する通知に対する応答、または、当該応答および前記基地局装置により指定された無線通信方式を示す情報、のいずれかを前記基地局装置から受信する、
    請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記要求送信部は、
    待ち受け中に、当該待ち受けに使用している無線通信方式と異なる所望の無線通信方式用の基地局装置に対して、当該所望の無線通信方式を呼接続に使用する要求を、前記基地局装置との呼接続の開始を要求する通知として送信し、
    前記判断結果受信部は、
    前記判断結果として、前記呼接続の開始を要求する通知に対する応答、または、当該応答および前記基地局装置により指定された無線通信方式を示す情報、のいずれかを前記基地局装置から受信する、
    請求項1記載の無線通信装置。
  5. 前記要求送信部は、
    前記所望の無線通信方式を使用する要求を、位置登録の際に、前記無線通信装置の能力の通知に含めて前記基地局装置へ送信する、
    請求項1記載の無線通信装置。
  6. 前記通信方式決定部は、
    前記所望の無線通信方式の使用が開始された場合、他の無線通信方式の探索頻度を減少させる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  7. 複数の無線通信方式のうちの1つを、待ち受けまたは呼接続のいずれかに使用する無線通信装置であって、
    自装置の電池残量を基地局装置へ送信する電池残量送信部と、
    前記電池残量に基づいて最適であると判断された無線通信方式を示す判断結果を前記基地局装置から受信する判断結果受信部と、
    前記判断結果が示す無線通信方式の使用を決定する通信方式決定部と、
    を具備する、無線通信装置。
  8. 前記電池残量送信部は、
    前記電池残量を、前記基地局装置との呼接続の開始を要求する通知とともに前記基地局装置へ送信し、
    前記判断結果受信部は、
    前記判断結果を、前記接続が解放された旨の通知とともに前記基地局装置から受信する、
    請求項7記載の無線通信装置。
  9. 前記電池残量送信部は、
    前記電池残量を、前記基地局装置との呼接続の開始を要求する通知とともに前記基地局装置へ送信し、
    前記判断結果受信部は、
    前記判断結果を、前記呼接続の開始を要求する通知に対する応答とともに前記基地局装置から受信する、
    請求項7記載の無線通信装置。
  10. 前記通信方式決定部は、
    前記判断結果が示す無線通信方式の使用が開始された場合、他の無線通信方式の探索頻度を減少させる、
    請求項7から9のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  11. 複数の無線通信方式から1つを選択して待ち受けまたは呼接続に使用する無線通信装置と通信を行う基地局装置であって、
    自装置が管理するセルの負荷状況に応じて、前記無線通信装置から要求された無線通信方式の使用を許可するか否かを判断し、当該判断の結果を前記無線通信装置へ送信する、
    基地局装置。
  12. 複数の無線通信方式のうちの1つを待ち受けまたは呼接続に使用する無線通信装置と通信を行う基地局装置であって、
    前記無線通信装置から通知された前記無線通信装置の電池残量に基づいて、前記無線通信装置に使用を許可する無線通信方式を判断し、当該判断の結果を前記無線通信装置へ送信する、
    基地局装置。
  13. 自装置が待ち受けまたは呼接続のいずれかに使用可能な複数の無線通信方式のうちから選択された所望の無線通信方式を使用する要求を基地局装置へ送信するステップと、
    前記所望の無線通信方式の使用を許可するか否かを示す判断結果を前記基地局装置から受信するステップと、
    前記判断結果が許可を示す場合、前記所望の無線通信方式の使用を決定する一方、前記判断結果が許可を示さない場合、前記所望の無線通信方式ではなく、予め定められた優先度の高い無線通信方式の使用を決定するステップと、
    を有する、無線通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018512796A (ja) * 2015-03-18 2018-05-17 ソニー株式会社 移動端末のためのイベントトリガ型モード切り替え

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