図1Aは、1つまたは複数の開示された実施形態が実装され得る例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、複数の無線ユーザに音声、データ、映像、メッセージング、放送などのコンテンツを提供する多元接続システムである可能性がある。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有によってそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を使用することができる。
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、およびその他のネットワーク112を含み得るが、開示された実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を考慮することが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境内で動作および/または通信するように構成された任意の種類のデバイスである可能性がある。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成されることができ、ユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動加入者ユニット、ページャ、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサー、家庭用電化製品などを含み得る。
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bも含み得る。基地局114a、114bのそれぞれは、コアネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースをとるように構成された任意の種類のデバイスである可能性がある。例として、基地局114a、114bは、無線基地局(BTS)、Node−B、eNodeB、ホームNodeB、ホームeNodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどである可能性がある。基地局114a、114bはそれぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互に接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。
基地局114aは、RAN104の一部であることができ、RAN104は、その他の基地局、および/または基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどのネットワーク要素(図示せず)も含み得る。基地局114aおよび/または基地局114bは、セルと呼ばれる場合がある特定の地理的領域(図示せず)内で無線信号を送信および/または受信するように構成され得る。セルは、セルのセクタにさらに分割され得る。例えば、基地局114aに関連するセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態において、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわち、セルの各セクタに対して1つのトランシーバを含み得る。別の実施形態において、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を使用することができ、したがって、セルの各セクタに対して複数のトランシーバを利用する可能性がある。
基地局114a、114bは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)である可能性がある無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することができる。無線インターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を用いて確立され得る。
より具体的には、上述のように、通信システム100は、多元接続システムである可能性があり、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセススキームを使用する可能性がある。例えば、RAN104内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を用いて無線インターフェース116を確立することができるUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)UTRA(Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実装することができる。WCDMAは、HSPA(High−Speed Packet Access)および/またはHSPA+(Evolved HSPA)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、HSDPA(High−Speed Downlink Packet Access)および/またはHSUPA(High−Speed Uplink Packet Access)を含み得る。
別の実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、LTE(Long Term Evolution)および/またはLTE−A(LTE−Advanced)を用いて無線インターフェース116を確立することができるE−UTRA(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実装することができる。
その他の実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわち、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、IS−2000(Interim Standard 2000)、IS−95(Interim Standard 95)、IS−856(Interim Standard 856)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GERAN(GSM EDGE)などの無線技術を実装することができる。
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームNodeB、ホームeNodeB、またアクセスポイントである可能性があり、事業所、家庭、車両、キャンパスなどの局所的な地域で無線接続を容易にするための任意の好適なRATを利用することができる。一実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するためのIEEE802.11などの無線技術を実装することができる。別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するためのIEEE802.15などの無線技術を実装することができる。さらに別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラに基づくRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用してピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示されたように、基地局114bは、インターネット110への直接的なコネクションを有する可能性がある。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスするように要求されない可能性がある。
RAN104は、コアネットワーク106と通信している可能性があり、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に音声、データ、アプリケーション、および/またはVoIP(voice over internet protocol)サービスを提供するように構成された任意の種類のネットワークである可能性がある。例えば、コアネットワーク106は、呼制御、課金サービス、モバイルの位置に基づくサービス、プリペイド電話、インターネット接続、映像配信などを提供し、および/またはユーザ認証などの高レベルのセキュリティ機能を実行することができる。図1Aには示されていないが、RAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104と同じRAT、または異なるRATを使用するその他のRANと直接的または間接的に通信している可能性があることが理解されるであろう。例えば、E−UTRA無線技術を利用している可能性があるRAN104に接続されることに加えて、コアネットワーク106は、GSM無線技術を使用する別のRAN(図示せず)とも通信している可能性がある。
コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしても働くことができる。PSTN108は、POTS(plain old telephone service)を提供する回線交換電話ネットワークを含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートの伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)などの共通の通信プロトコルを使用する相互に接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスの全世界的なシステムを含み得る。ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される有線または無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同じRAT、または異なるRATを使用する可能性がある1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含み得る。
通信システム100のWTRU102a、102b、102c、102dの一部またはすべては、マルチモード機能を含む可能性があり、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含む可能性がある。例えば、図1Aに示されたWTRU102cは、セルラに基づく無線技術を使用することができる基地局114aと、およびIEEE802無線技術を使用することができる基地局114bと通信するように構成され得る。
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。図1Bに示されたように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカー/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不可能なメモリ130、取り外し可能なメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、およびその他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、実施形態に準拠したまま、上述の要素の任意の部分的な組み合わせを含み得ることが理解されるであろう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、通常のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意のその他の種類の集積回路(IC)、状態機械などである可能性がある。プロセッサ118は、信号の符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意のその他の機能を実行することができる。プロセッサ118は、トランシーバ120に結合されることができ、トランシーバ120は、送信/受信要素122に結合されることができる。図1Bはプロセッサ118およびトランシーバ120を別個のコンポーネントとして示すが、プロセッサ118およびトランシーバ120は、電子的なパッケージまたはチップに一緒に統合され得ることが理解されるであろう。
送信/受信要素122は、無線インターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか、または基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナである可能性がある。別の実施形態において、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/ディテクタである可能性がある。さらに別の実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送信および受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成され得ることが理解されるであろう。
加えて、送信/受信要素122は、図1Bにおいて単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を使用することができる。したがって、一実施形態において、WTRU102は、無線インターフェース116を介して無線信号を送信および受信するために2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上述のように、WTRU102は、マルチモード機能を有する可能性がある。したがって、トランシーバ120は、WTRU102が例えばUTRAおよびIEEE802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカー/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されることができ、それらからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118は、スピーカー/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することもできる。さらに、プロセッサ118は、取り外し不可能なメモリ130および/または取り外し可能なメモリ132などの任意の種類の好適なメモリからの情報にアクセスし、それらのメモリにデータを記憶することができる。取り外し不可能なメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意のその他の種類のメモリストレージデバイスを含み得る。取り外し可能なメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含み得る。その他の実施形態において、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)などの、WTRU102に物理的に置かれていないメモリからの情報にアクセスし、そのメモリにデータを記憶することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU102内のその他のコンポーネントに電力を分配し、および/またはその電力を制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に給電するための任意の好適なデバイスである可能性がある。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
プロセッサ118は、GPSチップセット136にも結合されることができ、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはGPSチップセット136からの情報の代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)から無線インターフェース116を介して位置情報を受信し、および/または2つ以上の近隣の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいてそのWTRU102の位置を判定することができる。WTRU102は、実施形態に準拠したまま、任意の好適な位置判定方法によって位置情報を取得することができることが理解されるであろう。
プロセッサ118は、その他の周辺機器138にさらに結合されることができ、その他の周辺機器138は、追加的な特徴、機能、および/または有線もしくは無線接続を提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含み得る。例えば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真または動画用)、USB(universal serial bus)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、FM(frequency modulated)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤー、メディアプレーヤー、ビデオゲームプレーヤーモジュール、インターネットブラウザなどを含み得る。
図1Cは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上述のように、RAN104は、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにE−UTRA無線技術を使用する可能性がある。RAN104は、コアネットワーク106とも通信している可能性がある。
RAN104はeNode−B140a、140b、140cを含む可能性があるが、RAN104は、実施形態に準拠したまま、任意の数のeNode−Bを含み得ることが理解されるであろう。eNode−B140a、140b、140cは、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバをそれぞれが含み得る。一実施形態において、eNode−B140a、140b、140cは、MIMO技術を実装することができる。したがって、eNode−B140aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、WTRU102aから無線信号を受信することができる。
eNode−B140a、140b、140cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられることができ、無線リソース管理の決定、ハンドオーバの決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成されることができる。図1Cに示されるように、eNode−B140a、140b、140cは、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。
図1Cに示されるコアネットワーク106は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)142、サービングゲートウェイ144、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ146を含み得る。上述の要素のそれぞれはコアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のうちの任意の要素は、コアネットワークの運用者以外の主体によって所有および/または運用される可能性があることが理解されるであろう。
MME142は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode−B140a、140b、140cのそれぞれに接続されることができ、制御ノードとして働くことができる。例えば、MME142は、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの最初のアタッチ中の特定のサービングゲートウェイの選択などの役割を担う可能性がある。MME142は、RAN104と、GSMまたはWCDMAなどのその他の無線技術を使用するその他のRAN(図示せず)との間の切り替えのための制御プレーンの機能も提供することができる。
サービングゲートウェイ144は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNodeB140a、140b、140cのそれぞれに接続され得る。概して、サービングゲートウェイ144は、WTRU102a、102b、102cに/からユーザのデータパケットをルーティングおよび転送することができる。サービングゲートウェイ144は、eNodeB間のハンドオーバ中にユーザプレーンのアンカーになること、ダウンリンクのデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングを引き起こすこと、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなどのその他の機能も実行することができる。
サービングゲートウェイ144は、PDNゲートウェイ146にも接続されることができ、PDNゲートウェイ146は、WTRU102a、102b、102cがインターネット110などのパケット交換ネットワークにアクセスできるようにして、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスの間の通信を容易にすることができる。
コアネットワーク106は、その他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102cがPSTN108などの回線交換ネットワークにアクセスできるようにして、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線通信デバイスの間の通信を容易にすることができる。例えば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN108の間のインターフェースとして働くIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができるか、またはそのようなIPゲートウェイと通信することができる。さらに、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102cが、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運用されるその他の有線または無線ネットワークを含み得るネットワーク112にアクセスできるようにすることができる。
マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)はダウンリンク(DL)のサービスであり、シグナリングまたはコンテンツデータが、MBMS単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームで送信される。利用可能なMBMSのチャネルは、制御情報のためのマルチキャスト制御チャネル(MCCH)と、MBMSのサービスのデータ送信のためのマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)とを含む。MCCHとMTCHの両方は、物理マルチキャストチャネル(PMCH)上のマルチキャストチャネル(MCH)にマッピングされる。PMCHのサブフレーム構造は、LTEにおける通常のユニキャストサブフレームと異なる。
LTEリリース9(R9)のMBMSの設計においては、MBMSに対応したまたはMBMSに関心のあるWTRUが任意のMBMSに関連する情報をネットワーク運用者に送信することを可能にするためのアップリンク(UL)のチャネル、メッセージ、または信号は規定されていない。したがって、MBMSのプロバイダ/運用者は、WTRUからいかなるフィードバックも受信することができない可能性がある。
MBMSのユーザおよびMBMSに対応したWTRUの観点から見ると、MBMSのユーザは、最初に、通常の電話の加入サービス、インターネットの加入サービス、またはその他の電子的なプログラムの加入サービスなどの何らかの手段を通じてMBMSのサービスに加入する。MBMSのユーザは、上記の加入から所望のMBMSのサービスの識別情報を含む関心のあるMBMSのサービスの情報を取得することができる。
MBMSのサービスは、特定のテレビ(TV)番組/TV局のコンテンツ、特定のニュースまたはスポーツイベントなどを意味する可能性がある。MBMSのユーザは、2つ以上のMBMSのサービスに加入することができ、それぞれのサービスは、より上位のレイヤからアクセス層のプロトコルの動作へのMBMSのサービスの識別情報によって表される。
受信動作中のMBMSに関心のあるWTRUに関して、MBSFNサブフレーム、MCHのスケジューリングおよび送信機会、ならびにMCCHチャネルの制御およびスケジューリングの設定が、システム情報ブロック(SIB)タイプ13から判定される。
有効なMBMSのユーザの加入を有する場合、MBMSに関心のあるWTRUは、MCCHメッセージと呼ばれることがあり、MBSFNAreaConfigurationメッセージとしても知られる可能性がある無線リソース制御(RRC)メッセージを介してMCCHチャネルを通じてMBMSサービス告知(MBMS service announcement)、サービススケジュール、およびサービスデータセッションの送信チャネル(MTCH)へのマッピング情報を取得することができる。
MBMSに関心のあるWTRUは、以前は動的スケジューリング情報(dynamic scheduling information)(DSI)と呼ばれていたMBMSスケジューリング情報(MBMS Scheduling Information)(MSI)を介してサービス/MTCHのスケジューリングの取り決めからサブフレームの詳細までをさらに知る。MSIは、それぞれのMCHのスケジューリング期間のはじめに媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)として送信され得る。
サービスに固有のチャネルのスケジューリングならびに変調および符号化スキーム(MCS)が分かると、WTRUは、MACプロトコルデータユニット(PDU)から適切なMBSFNサブフレームの加入しているMBMSのサービスのデータを受信し、復号することができる。次いで、WTRUは、ユーザの加入に応じてユーザに関する加入しているMBMSのサービスのデータをフィルタリングし、所望のMBMSのサービスのコンテンツをユーザアプリケーションに転送することができる。
LTE R9、LTEリリース10(R10)、およびリリース11(R11)のMBMSの特徴およびメカニズムの所与のこれらの中核的な組は、MBMSを受信するWTRUおよびMBMSに関心のあるWTRUからのMBMSのサービスの状態のフィードバック情報を(ネットワーク側の)MBMSの運用者が得るための規定を含む。(MBMSカウンティング(counting)と呼ばれることがある)WTRUからフィードバックされるこの情報は、運用者が、サービス効率がより良くなるために、およびサービス受信の統計を向上させるために、特定のMBMSのサービスに関するMBSFNの送信をアクティブ化すること、継続すること、または非アクティブ化することの中から選択を行うことを可能にすることができる。例えば、現在のMBMSのサービスを受信するかまたは受信することに関心のある十分なWTRUが存在する場合、サービスが開始または継続することができ、そうでない場合、サービスは停止される可能性がある。
いくつのWTRUが現在行われているMBMSのサービスを受信しているかを判定するために、ネットワークは、MBMSに関する現在のMCCHメッセージ、MBSFNAreaConfigurationメッセージを使用し、対象のそれぞれのサービスに関して、WTRUのレポートを要請するために、そのメッセージのSessionInfoList情報要素(IE)にレポートインジケータ(report−indicator)を含めることができる。ブール値のインジケータ(はい/いいえ)が、ネットワークが受信状態を求める各サービスに関して含まれ得る。行われているサービスのみが、MCCHに含まれる。要求は、MCCHを受信する各WTRUが、示された(1つまたは複数の)サービスを受信しているかどうかに関するものである。
レポートするWTRUの総数を制御するために、ネットワークがWTRUに直接問い合わせるか、または確率因子(バックオフ)方式(probability factor(backoff) scheme)などの何らかのフィルタ技術が使用され得るかのいずれかである。
MBMSのサービスの状態をレポートするWTRUに関して、WTRUのサービスの状態のレポートは、MBMSのサービスごとであり、複数のサービスの状態が一度にレポートされる可能性があり、レポートは、MBSFNAreaConfigurationメッセージに記載された(1つまたは複数の)サービスに関して構築される可能性がある。
レポートするための通常のWTRUのメカニズムは、RRCメッセージ、MAC CE、レイヤ1(L1)信号であるか、またはRRCメッセージに付加されるMBMSのサービスの状態のIEを形成することによる可能性があるが、詳細は知られていない。レガシーデバイスに対するそのようなメカニズムの影響は、最小限にされるべきである(そのようなメカニズムは、レガシーデバイスの受信状態がネットワークに分からないままである場合、許容できる可能性がある)。新しいLTE R10のメカニズムのすべては、(R8またはR9の)MBMSに対応または未対応のレガシーWTRUに影響を与えてはならない。下位互換性がない場合は、その他のメカニズムが使用され得る。
本明細書において説明されるのは、高度で詳細なレベルのMBMSのサービスの状態のフィードバックメカニズム、手順、どのようにしてネットワークがMBMSのサービスの状態を問い合わせることができるか、およびどのようにしてWTRUがネットワークのポーリング(poll)/要求/問い合わせに対して応答/レポートすることができるかの詳細な組み立てである。2つの例示的なアプローチが本明細書において説明されるが、本明細書に記載の原理、メカニズム、手順、方法、およびフォーマットは、これらのアプローチの両方で交換可能であり、再使用可能である可能性があり、これらのアプローチに依存せずに使用される可能性がある。開示された方法、メカニズム、特徴、または要素の組み合わせが、1つまたは複数の実施形態で使用され得る。
一例において、ネットワークが何らかのMBMSのサービスの受信に関連する状態に関してDLにおいて問い合わせることができ、関連するWTRUがULにおいて状態で応答することができるような問い合わせおよび応答のアプローチが、使用される可能性がある。場合によっては、応答は、定義されたタイムフレーム内で送信される必要がある可能性がある。問い合わされる状態は、行われているMBMSのサービス、近いうちに送信される予定のサービス、およびWTRUが加入しているMBMSのサービスのうちの1つまたは複数を含む可能性がある。ネットワークは、特定のサービスの受信状態および/または受信の意思に関して受信された結果を集計する可能性がある。別の場合、基地局が、特定のサービスの受信状態および/または受信の意思に関して受信された結果を集計する可能性がある。
別の例において、MBMSに関心のあるWTRUが、ネットワークのポーリングに応答して、すべてのそれらのWTRUが加入しているMBMSのサービス、それらのWTRUが現在受信しているサービス、およびそれらのWTRUが受信することに関心があるサービスのうちの1つまたは複数をレポートすることができるような全般的なWTRUのMBMSのサービスの状態をレポートするアプローチが、使用され得る。MBMSのサービスの運用者(またはネットワーク)は、これらのレポートのうちの1つまたは複数に関するポーリングを設定することができる。ネットワークは、そのネットワークのMBMSのサービスのプログラムの計画を調整するためにMBMSのサービスの状態に関するポーリングを設定することができる。MBMSに関心のあるWTRUは、ネットワークがポーリングを設定した場合に、それらのWTRUのサービスの状態のレポートを送ることができる。用語「MBMSに関心のあるWTRU」は、アクティブなMBMSのサービスのうちの1つもしくは複数を現在受信している、および/または加入しているMBMSのサービスの可用性に関してMBMSの設定の機会を現在監視しているWTRUを指す可能性がある。
図2は、MBMSのサービスの状態のフィードバックまたはレポートメカニズムに関する例示的な高レベルの信号フロー図を示す。本明細書において説明されるように、接続モードのWTRUとアイドルモードのWTRUとは、異なる処理の詳細を経るが、図2は、両方のモードで実行される汎用的な処理を示す。無線通信システム200は、WTRU205と、基地局210と、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(multi−cell/multicast coordination entity)(MCE)などのネットワークエンティティ215とを含む可能性がある。ネットワークエンティティ215は、特定のMBMSのサービスをアクティブ化および非アクティブ化することが適切であるか否かを知るために、MBMSサービス状態問い合わせメッセージを形成し(220)、スケジューリングし(225)、基地局210に送信する(230)ことができ、そして今度は、基地局210が、WTRU205に通知を送信し(235)、その後に、MCCHを介してMBMSサービス状態問い合わせメッセージを転送することができる。次いで、WTRU205が、MBMSサービス状態応答を準備し(245)、基地局210に送信する(250)ことができる。次に、基地局210が、応答するWTRUのそれぞれからの応答を収集し、集計する(255)ことができ、それから、結果の応答をネットワークエンティティ(215)に送信する(260)ことができる。
本明細書において説明されるのは、問い合わせおよび応答のアプローチに関する詳細である。具体的には、MBMSのサービスの状態に関するネットワークの問い合わせおよびWTRUのレポートが、本明細書において開示される。R10以後のLTEのMBMSのサービスに関しては、ネットワークのMBMSの運用者は、フィードバック情報のために一部のMBMSのサービスの状態に関してWTRUに問い合わせを行うことができ、次に、WTRUが、その問い合わせに、それらのWTRUのMBMSの受信または意思の状態で応答することができる。
本明細書において説明されるのは、問い合わせおよび応答のアプローチのためのMBMSのサービスの問い合わせのカテゴリーである。これらの問い合わせは、送信のため、もしくはプログラムの調整のために特定のMBMSのサービスをいつ開始、継続もしくは停止すべきか、または開始、継続もしくは停止すべきであるかどうかを判定するために、MBMSをサポートするネットワークまたはネットワークのMBMSの運用者に役立つ可能性がある。用語、ネットワークのMBMSの運用者が本明細書の例で使用されているが、この用語は、MBMSのフィードバック情報を必要とする可能性があるネットワークエンティティを指す可能性がある。
MBMSサービスの状態の以下のカテゴリーのうちの1つまたは複数が、MBMSの運用者によって問い合わされる可能性がある(以降、問い合わせカテゴリー)。例示的な問い合わせカテゴリーは、「WTRUが、現在アクティブ状態で送信されているMBMSのサービスのうちのどれを現在受信しているか」である可能性がある。別の例示的な問い合わせカテゴリーは、「WTRUが、近いうちに送信される予定のMBMSのサービスのうちのどれを受信することを意図しているか」である可能性がある。MBMSのサービスは、現在送信されているMBMSのサービス、および/または現在送信されていないMBMSのサービスを含み得る。別の例示的な問い合わせカテゴリーは、「MBMSのサービスのうちのどれがMBMSに関心のあるWTRUによって加入されているか」である可能性がある。別の例示的な問い合わせカテゴリーは、「MBMSのサービスのうちのどれが、過去の特定の期間内に提供され、WTRUによって受信されたか」である可能性がある。その他の問い合わせカテゴリーが、異なる用語および問い合わせの語句とともに使用される可能性がある。例えば、上記の例示的な問い合わせカテゴリーにおける用語は、交換可能であり、さまざまに組み合わされる可能性がある。
本明細書において説明されるのは、ネットワークによるMBMSのサービスの状態の問い合わせのための方法およびメカニズムである。必要なとき、ネットワークのMBMSの運用者は、問い合わせのメッセージまたはサービスの問い合わせのIEをMBMSのWTRUのすべてに送信することができる。
問い合わせは、以下の項目のより多くのうちの1つを含み得る。例えば、問い合わせは、WTRUの現在の受信状態が要求され得るMBMSのサービスのリストを含む可能性がある。MBMSのサービスのリストは、例えば、それらのMBMSのサービスのサービス識別情報(サービスID)などによって識別され得る。別の例において、問い合わせは、WTRUの現在の受信状態、意図される受信状態、および加入状態のうちの1つまたは複数が要求され得るMBMSのサービスのそれぞれの問い合わせるカテゴリーのインジケータ(querying category indicator)をともなうMBMSのサービスのリストを含み得る。MBMSのサービスのリストは、例えば、それらのMBMSのサービスのサービスIDなどによって識別され得る。
別の例において、WTRUのMBMSのサービスの状態が要求され得る問い合わせに、1つまたは複数のサービスの問い合わせカテゴリーのインジケータが、含まれる可能性がある。この場合、サービスIDまたは同等のもの、要求から省略される可能性がある。別の例において、MBMSのサービスのそれぞれに関するWTRUのMBMSのサービスの状態が状態の(1つまたは複数の)特定のカテゴリーに関して要求され得るそれらのMBMSのサービスのリストにそれぞれが関連付けられた(すなわち、MBMSのサービスのリストが後に続く)1つまたは複数のサービスの問い合わせカテゴリーのインジケータ。MBMSのサービスのリストは、例えば、それらのMBMSのサービスのサービスIDなどによって識別され得る。
MBMSのサービスの問い合わせは、問い合わせおよびWTRUの応答を改善するのに役立つ可能性があるその他の関連するパラメータも含み得る。これは、以下のうちの1つまたは複数を含み得る。例えば、MBMSのサービスの問い合わせは、WTRUの応答が送信されるように要求され、WTRUによってネットワークに送信され得る有効タイマー(validity timer)などの時間の範囲のパラメータを含む可能性がある。別の例において、MBMSのサービスの問い合わせは、要求が過去の履歴的な状態に関する(過去の履歴的な状態を含める)ものである場合に、WTRUが要求された状態をどれだけ時間をさかのぼってレポートすべきかに関する時間の範囲のパラメータを含む可能性がある。
別の例において、MBMSのサービスの問い合わせは、WTRUの応答が送信され得るMBSFNエリア(MBSFN−area)または何らかのその他のエリアの定義などのエリアの範囲のパラメータを含み得る。別の例において、MBMSのサービスの問い合わせは、目標とする応答の情報を識別するためにWTRUが応答に含めることができる特定の問い合わせタグ番号(query tag number)または問い合わせIDを含み得る。別の例において、MBMSのサービスの問い合わせは、目標とする応答の情報を識別するためにWTRUが応答に含めることができるある形態のタイムスタンプまたはインジケータを含み得る。
別の例において、MBMSのサービスの問い合わせは、信号強度、信号品質、または関係のあるMBMSのサービスに関連するか、またはWTRUのMBMSの受信に関して1つにまとめられた値としてかいずれかの受信誤り率のレポートなどの受信品質を問い合わせる品質パラメータを含み得る。この例の変更形態において、上述の量に関する品質の閾値を超えるかまたはその品質の閾値未満であるかのいずれかの受信されているサービスに関する追加的なフィードバックをレポートするようにWTRUが要求されるように、上述の量に関する品質の閾値が含まれ得る。
MBMSのサービスの問い合わせは、応答するWTRUによって生成されるサービスの問い合わせの応答の容量を制限するためのフィルタリングパラメータも含み得る。そのようなパラメータの例は、Nの値に対するWTRU−IDの関係が、WTRUが要求に応答するかどうかおよび/またはWTRUが要求にいつ応答するかを決定するような数Nである可能性がある。例として、Nが1以上の整数である場合、WTRUが問い合わせにいつ応答するについての決定は、自身のWTRU−ID mod N=(N−1)であるWTRUが問い合わせの応答を送信しない可能性があるか、または自身のWTRU−ID mod N=(N−1)であるWTRUだけが応答を送信する可能性があることである可能性がある。
別の例において、WTRU−IDモジュロNの値は、どのサブフレームにおいてWTRUが要求に応答することができるかを決定する可能性がある。
本明細書において説明されるのは、ダウンリンクにおけるMBMSのサービスの問い合わせの送信のために使用され得る方法、メカニズム、およびメッセージである。具体的には、MBMSのサービスの状態の問い合わせは、以下のメカニズムまたは形態のうちの1つまたは複数でMBMSに関心のあるWTRUに送信され得る。
例えば、新しいRRCメッセージ「MBMSサービス状態問い合わせ(MBMS Service Status Query)」が、問い合わせのためにMCCHを介してMBSFNサブフレームで送信されることができる。このRRCメッセージは、MBSFNAreaConfigurationメッセージと同じようにまたは異なるようにスケジューリングされることができ、スケジューリングされたMBSFNサブフレームでセルにおいて送信されることができる。代替的に、MBMSサービス状態問い合わせは、必要なときには、(事前に決定されるか、または設定される)ある期間内に周期的にMCCHを介してMBSFNサブフレームで送信されるようにスケジューリングされることができる。代替的に、問い合わせメッセージは、(シグナリング空間のオーバーヘッドを抑えるために)MBSFNAreaConfigurationメッセージと同じ周期性、ならびに同じフレームオフセットおよび同じサブフレーム番号の構成を用いて送信するようにスケジューリングされることができる。既存のMBSFNAreaConfigurationメッセージが新しい問い合わせメッセージと同時に送信される可能性がある場合、レガシーWTRUに影響を与えないために、MBSFNAreaConfigurationが、新しい問い合わせメッセージに優先する。
別のスケジューリングの例において、問い合わせメッセージは、MBSFNAreaConfigurationメッセージと同じ周期性および同じオフセットを用いるが、ただし、異なるサブフレーム番号を用いて送信するようにスケジューリングされることができる。別のスケジューリングの例において、問い合わせメッセージは、MBSFNAreaConfigurationメッセージと同じ周期性および同じ(1つまたは複数の)サブフレーム番号を用いるが、ただし、異なるフレームオフセットを用いて送信するようにスケジューリングされることができる。別のスケジューリングの例において、問い合わせメッセージは、MBSFNAreaConfigurationメッセージとは異なる周期性を用い、同じまたは異なるフレームオフセットを用いるが、ただし、同じサブフレーム番号を用いて送信するようにスケジューリングされることができる。
別のメカニズムにおいては、新しいMBMS無線ネットワーク一時識別情報(MBMS radio network temporary identity)、例えば、MBMS問い合わせ((MQ)−RNTI)が、(送信の通知(235)として図2に示されるように)次の修正期間または事前に定義された時間の境界における新しいMBMSサービス状態問い合わせメッセージの到着を示すように物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に追加され得る。MQ−RNTIに対して、DL制御情報(DCI)フォーマット1Cが、MBMS RNTI(M−RNTI)と同様の方法で使用され得る。同様のM−RNTIのアプローチによるその他のフォーマットも、使用され得る。MQ−RNTIは、DCIフォーマットの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルするために使用されることができる。
一例において、MQ−RNTIは、MBSFNエリアのビットマップを含むことができ、このビットマップ内の1つまたは複数のビットは、対応する(1つまたは複数の)MBSFNエリアを示すことができ、それらの(1つまたは複数の)MBSFNエリアから、およびそれらの(1つまたは複数の)MBSFNエリアに関して問い合わせが到着する。別の例において、MQ−RNTIは、MBMSに関心のあるWTRUに対する直接の問い合わせとして単独で使用され得る。つまり、MQ−RNTIの(例えば、フォーマット1Cの、またはその他のフォーマットのうちの1つの)DCIは、(1つもしくは複数の)問い合わせるMBMSのサービスIDまたはそれらと同等のものおよび問い合わせカテゴリーのうちの1つまたは複数を運ぶことができる。別の例において、MQ−RNTIは、1つもしくは複数の特定の問い合わせカテゴリーの問い合わせのために、または全般的な状態の問い合わせのポーリングのために使用されることができ、これらの両方は、本明細書においてさらに検討される。
MQ−RNTIのDCIは、WTRUがMQ−RNTIを監視すべき位置を知ることができるような周期性、フレームオフセット、およびサブフレーム番号でスケジューリングされることができる。
例えば、MQ−RNTIは、MQ−RNTIのスケジューリングパラメータ、すなわち、周期性、オフセット、およびサブフレーム番号のネットワークシグナリングを省略し、WTRUの動作上のオーバーヘッドを最小にするために、M−RNTIに関するものと同じ周期性、同じフレームオフセット、および同じサブフレーム番号を用いて送信するようにスケジューリングされることができる。
代替的に、MQ−RNTIは、M−RNTIの同じ周期性およびフレームオフセットを用いるが、ただし、異なるサブフレーム番号を用いて送信するようにスケジューリングされることができる。MQ−RNTIのためのサブフレーム番号は、ネットワークシグナリングで明示的に指定される可能性があり、またはM−RNTIのためのMBSFNサブフレームの次のMBSFNサブフレームまたは異なるオフセット番号への設定として事前に決定される可能性がある。例えば、M−RNTIのスケジューリングにおいては、周期性およびオフセットを含む計算が、フレーム番号を生成することができる(フレームは10個のサブフレームを含み得る)。フレーム内の10個のサブフレームの中で、6個ものサブフレームが、MBMSの使用のために割り当てられ得る(MBSFNサブフレームとも呼ばれる)。したがって、これらのMBSFNサブフレームが、M−RNTIおよびMQ−RNTIの送信に利用可能である。例示のみを目的として、サブフレーム#1、#2、#3、#6、#7、および#8がMBSFNサブフレームに割り当てられることができ、M−RNTIがサブフレーム#2で送信されている可能性がある場合、MQ−RNTIは、サブフレーム#3で送信される可能性がある。
別のメカニズムにおいては、M−RNTIの使用が、(送信の通知(235)として図2に示される)MBMSサービス状態問い合わせメッセージの到着に関する通知として働くように修正され得る。以下の方法のうちの1つが、使用され得る。
例えば、M−RNTI信号がMBMSのサービスの状態の問い合わせの到着に関するものである可能性があるかどうかを示すために、追加のビットが、M−RNTIのPDCCHのDCIフォーマット(例えば、フォーマット1C)の予約情報ビット領域に定義されることができる(このようにして、M−RNTIは、問い合わせとエリアの構成の変更との両方に関する通知として働くことができる)。
別の例において、既存のM−RNTIのDCIフォーマット(例えば、フォーマット1C)が使用されることができ、現在のMBSFNエリアIDのビットマップのすべてのビットが同一の値に設定される可能性があり、すなわち、ビットマップのビットがすべて「0」またはすべて「1」に設定される可能性がある。この場合、既存のフォーマットが、問い合わせと構成の変更との両方に関する通知が同時に起こらないことを前提として再使用されることができる。
別のメカニズムにおいて、LTE R10以上のMBMSのWTRUによって読まれることができる本明細書で定義されたMQ−RNTIは、代替的に、MBMSのサービスの状態の問い合わせを目的とする追加的なMBMSのサービスの状態の問い合わせのパラメータを有するMBSFNAreaConfigurationメッセージの到着を示すために使用され得る。そのような設定では、レガシーWTRUは、MBSFNAreaConfigurationメッセージがMBMSのサービスの状態の問い合わせのために変わったとしても影響を受けない。
MQ−RNTIは、以下のMQ−RNTIの内容のうちの1つまたは複数を有する可能性がある。一例において、MQ−RNTIのDCIは、MBSFNエリアのビットマップを含むことができ、このビットマップ内の1つまたは複数のビットは、対応する(1つまたは複数の)MBSFNエリアを示すことができ、それらの(1つまたは複数の)MBSFNエリアから、および/またはそれらの(1つまたは複数の)MBSFNエリアに関して問い合わせ(または本明細書に記載のメッセージ変更)が到着する。
別の例において、MQ−RNTIのDCIは、MBSFNAreaConfigurationの元の内容、すなわち、MBMSのサービスの問い合わせに関連しない内容が変わることになるか否かを示すインジケータを含み得る。この場合、R10以上のMBMSのWTRUは、MQ−RNTIを読むことができる。
別の例において、インジケータは、それがMBMSのサービスの問い合わせであるのか(例えば、値「1」もしくは「01」)、MBSFNエリアの構成であるのか(例えば、反転値「0」もしくは「00」)、それともそれらの両方であるのか(例えば、値「11」もしくは2つのインジケータビットが全く存在しないこと)を(1つまたは複数の)インジケータビットが示すように、ビットマップと一緒に使用され得る。その場合、ビットマップ内のビットの位置が、どの(1つまたは複数の)MBSFNエリアに対して問い合わせおよび/または構成が適用できる可能性があるのかを示すことができる。
別の例において、問い合わせと構成の変更との両方が示される場合、問い合わせおよび構成の変更が当てはまる(1つまたは複数の)MBSFNエリアを示すために別々のビットマップが使用される可能性がある。
別のメカニズムにおいて、M−RNTIおよびDCIに対する本明細書において開示された変更は、代替的に、MBMSのサービスの状態の問い合わせを目的とする(追加的なMBMSのサービスの状態の問い合わせのパラメータを有する)MBSFNAreaConfigurationメッセージの到着を示すために使用され得る。
例えば、LTE R10以上のMBMSのWTRUは、修正されたM−RNTIのDCIフォーマットを読むとき、M−RNTIのDCIがMBSFNAreaConfigurationメッセージのMBMSのサービスの状態の問い合わせを示すことを(例えば、DCI内の追加的なビット、またはビットマップの同一のビット値の設定によって)認識することができ、当該メッセージを取得してMBMSのサービスの状態の問い合わせについて知ることができる。レガシーWTRUは、修正されたDCIフォーマットを認識しない可能性があり、そのMBSFNAreaConfigurationメッセージを取得しない可能性がある。当該メッセージを取得しないWTRUは、ネットワークが開始したMBMSの状態の問い合わせのアクションによって影響を受けない。
別のメカニズムにおいては、MBMSのサービスの状態の問い合わせのための1つの新しいRRCのIEまたは新しい複数のIEが、定義される可能性がある。IEは、ネットワークが、例えば、加入、現在の受信、および意図される受信などのMBMSのサービスの状態についてWTRUに問い合わせたいときに、既存のMCCHメッセージ、MBSFNAreaConfigurationに付加され得る。
この場合、(1つまたは複数の)MBMSサービス問い合わせIE(MBMS−service−query IE)が、MCCHメッセージ、MBSFNAreaConfigurationに含められることができ、M−RNTIが、MBMSに関心のあるWTRUにMCCHメッセージの変更について通知することができる。それに応じて、MBMSに関心のあるWTRUは、新しいMCCHメッセージ、MBSFNAreaConfigurationを読み、問い合わせの性質を知るおよび/または判定することができる。
問い合わせの内容が存在しない場合にそのセクションまたは部分が空のまま残されることができるように、新しいMBMSサービス状態問い合わせIE(MBMS Service Status Query IE)が、MBSFNAreaConfigurationの抽象構文記法1(ASN.1)フォーマットで配置または定義される可能性がある。
その(1つまたは複数の)新しいIEは、「近いうちに受信する関心」および「加入状態」を問い合わされるMBMSのサービスのサービス識別情報またはそれらと同等のものを含み得る。新しいIEは、MBSFNAreaConfigurationメッセージのMBMS−SessionInfoList IEに既に記載されているMBMSのサービスを含み得るが、それらのMBMSのサービスは既に含まれているので、含む必要はない。サービス識別情報または同等のものがある範囲内で数値的に連続している値を有する場合、本明細書に記載の簡潔なシグナリング方法が使用され得る。
その(1つまたは複数の)新しいIEは、問い合わされたサービスのそれぞれに関するか、サービスのグループに関するか、またはサービスのすべてに関する状態の問い合わせのインジケータを含み得る。
その(1つまたは複数の)新しいIEは、既存のIE MBMS−SessionInfoListに記載されたMBMSのサービスに関する状態の問い合わせカテゴリーのインジケータを含み得る。
別のメカニズムにおいては、新しいMAC CEが、MBMSのサービスの問い合わせの転送のために定義され得る。MBMSのサービスの問い合わせは、以下の方法のうちの1つまたは複数で、MBSFNサブフレームにおいてMAC CE DLとして送信され得る。例えば、MBMS問い合わせMAC CE(MBMS Query MAC CE)が、MCCHおよび/またはMTCHの送信が行われるMBSFNサブフレームのうちのいずれかで送信され得る。
別の例において、MBMS問い合わせMAC CEは、周期性、例えば、MCHサブフレーム割り当てパターン(MCH subframe allocation pattern)(MSAP)の周期またはより長い周期で送信するようにスケジューリングされることができる。MBMS問い合わせMAC CEは、当該周期の最初のサブフレームもしくは最後のサブフレームで送信されるか、または当該周期内の(事前に決定されるか、または設定される)特別なオフセットで送信され得る。代替的に、MBMS問い合わせMAC CEは、当該周期の最後のMTCHの送信サブフレームの直後のサブフレームで送信され得る。代替的に、MBMS問い合わせMAC CEは、その周期の最後のMTCHの送信(サブフレーム)と一緒に送信され得る。
MBMSのサービスの状態の問い合わせのためのMAC CEが送信されるとき、MBSFNサブフレーム全体は、SIB13で定義されたシグナリングのMCSを用いて符号化され得る。
別のメカニズムにおいては、新しい種類のページングが、MBMSのサービスの問い合わせを転送するために定義され得る。新しいRNTI、例えば、MBMSページング(MP)−RNTIが、この新しい種類のページングメッセージの到着を示すために定義されることができる。MP−RNTIは、DCIフォーマット1Aまたは任意のその他の適用可能なフォーマットを使用することができる。MP−RNTIは、MBMSサービス問い合わせメッセージ(MBMS Service Query message)が同じTTI(transmission timing interval)の送信で到着していることを通知することを目的とするページングメッセージの種類を識別することができる。
新しい種類のページングメッセージは、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(MCE)によって引き起こされ、MBSFNエリアの下のMBMSに関心のあるWTRUのすべてによって受信され得る。これは、ネットワークが、MCCHチャネルを現在リスニングしておらず、および/またはMBSFNサブフレームを現在監視していないWTRUに問い合わせを行うことを可能にすることができる。新しい種類のページングメッセージは、通常のページング機会に、または必要なときに通常のページング機会のサブセットで、通常のページングメッセージの一部として送信され得る。つまり、新しい種類のページングメッセージは、両方が同じTTIで送信される場合は、通常のページングメッセージに付加されることができる。
ページングメッセージは、MBMSのサービスの状態の問い合わせのための本明細書において定義された(1つまたは複数の)RRCのIEを運ぶことができる。ページングメッセージの問い合わせは、近いうちに送信される予定であるMBMSのサービスのために最も有用である可能性があり、その使用に制限される可能性がある。MBMSのサービスに加入したWTRUは、そのような近いうちのMBMSのサービスを受信することに対するそれらのWTRUの関心を示す本明細書に記載のメカニズムを使用してこのページングに応答することができる。
ページングメッセージは、問い合わせを含む代わりに、MCCHで到着することになる問い合わせに応答するためにMCCHチャネルをリスニングするようにWTRUに指示することができる。WTRUは、適切なときにMCCHを読み、問い合わせに応答することによってページングに応答することができる。
MP−RNTIのフォーマット1AのDCIの予約フィールド(例えば、「HARQプロセス番号」)が、MCCHで到着することになる問い合わせに応答するためにMCCHチャネルをリスニングするようにWTRUに指示するために使用され得る。WTRUは、適切なときにMCCHを読み、問い合わせに応答することによってMP−RNTIの受信に応答することができる。
本明細書において説明されるのは、簡潔なサービス識別情報のリストのシグナリングのためのメカニズムである。問い合わせるサービスの識別情報またはそれらと同等のものの値がある範囲内で数値的に連続している場合、サービスIDのリストが、以下のシグナリング方法のうちの1つによって表されることができる。例えば、開始サービスID値に範囲の値を足したものが、使用され得る。この場合、開始サービスID値5550および範囲の値20は、連続するサービス識別情報5550および5551から5570を示すことができる。別の例において、開始サービスID値にシグナリング内のビットマップを足したものが、使用され得る。連続するビットマップのビットの位置が、開始サービスID値から数が増していく連続するサービスID値を表すことができ、ビットマップ内の「1」の位置の値が、導出されたID値によるサービスに関する問い合わせを表すことができる。この場合、開始サービスID値5550およびビットマップ<左から右に>「1100110011001100」は、ID5550、5551、5552、5555、5556、5559、5560、5563、5564を有するサービスの問い合わせを示すことができる。
本明細書において説明されるのは、MBMSのサービスの状態の問い合わせのWTRUの受信のためのメカニズムおよび方法である。MBMSに関心のあるWTRUは、問い合わせを発見および受信し、必要に応じて問い合わせに応答するために、以下の問い合わせインジケータの機会(query indicator occasion)または問い合わせメッセージの機会(query message occasion)のうちの1つまたは複数を監視する必要がある可能性がある。
1つのメカニズムにおいて、MQ−RNTIがMBSFNAreaConfigurationメッセージのMBMSのサービスの状態の問い合わせを示すために定義され得る場合、WTRUは、MQ−RNTIの出現に関してMBSFNサブフレームを監視することができ、MQ−RNTIが発見される場合、WTRUは、次にMBSFNAreaConfigurationメッセージを受信して問い合わせの詳細を知ることができる。
別のメカニズムにおいて、M−RNTIが本明細書において説明されたように修正され、MBSFNAreaConfigurationメッセージのMBMSのサービスの状態の問い合わせを示すようにやはり定義される場合、WTRUは、M−RNTIを監視することができる。M−RNTIが発見され、そのM−RNTIがMBSFNAreaConfigurationメッセージのMBMSのサービスの状態の問い合わせを示す場合、WTRUは、次にMBSFNAreaConfigurationメッセージを受信して問い合わせの詳細を知ることができる。
別のメカニズムにおいて、新しいMBMSサービス状態問い合わせメッセージおよびMQ−RNTIが新しいメッセージの到着を示すために定義される場合、WTRUは、MQ−RNTIの出現に関してMBSFNサブフレームを監視することができ、MQ−RNTIが発見される場合、WTRUは、次にMBMSサービス状態問い合わせメッセージを受信して問い合わせの詳細を知ることができる。MQ−RNTIのDCIフォーマットが問い合わせるサービスのリスト(例えば、識別情報)および/または問い合わせカテゴリーを直接運ぶ場合、WTRUは、問い合わせメッセージの取得が完了していると見なすことができる。
別のメカニズムにおいて、新しい問い合わせメッセージが定義され、M−RNTIがそのメッセージの送信を示すために定義される場合、WTRUは、MBSFNサブフレーム上でM−RNTIを探すことができ、M−RNTIが受信され、新しい問い合わせビットがDCIフォーマットにおいて設定されているか、または代替的に、M−RNTIが受信され、DCIフォーマットのビットマップのビットがすべて同一の値を設定されている場合、WTRUは、新しい問い合わせメッセージが送信される予定であることを理解することができる。WTRUは、次に新しい問い合わせメッセージを取得することができる。
別のメカニズムにおいて、(1つまたは複数の)新しい問い合わせのIEがMBSFNAreaConfigurationメッセージにおいて定義され、M−RNTIがそのIEの送信を示すために使用される場合、WTRUは、MBSFNサブフレーム上でM−RNTIを探すことができ、M−RNTIが受信され、新しい問い合わせビットがDCIフォーマットにおいて設定されているか、または代替的に、M−RNTIが受信され、DCIフォーマットのビットマップのビットがすべて同一の値を設定されている場合、WTRUは、メッセージのその(1つまたは複数の)新しいIEが送信されるものと理解することができる。WTRUは、次にMBSFNAreaConfigurationメッセージからその(1つまたは複数の)新しい問い合わせのIEを取得することができる。
別のメカニズムにおいて、サービスの状態を問い合わせるための新しいMAC CEが定義される場合、WTRUは、新しいMBMSサービス状態問い合わせMAC CE(MBMS service status query MAC CE)の送信に関してMBSFNサブフレームの機会を監視することができる。
別のメカニズムにおいて、新しいMP−RNTI、およびページングメッセージ内の問い合わせIEが定義される場合、WTRUは、MP−RNTIの出現に関して通常のページング機会(またはそれらの機会のサブセット)を監視することができる。MP−RNTIが発見される場合、WTRUは、次にページングメッセージ内の問い合わせIEを取り出すことができる。
別のメカニズムにおいて、新しいMP−RNTIが定義され、ページングメッセージが問い合わせが今度のMCCHに存在することを示す場合、WTRUは、MP−RNTIの出現に関して通常のページング機会(またはそれらの機会のサブセット)を監視することができる。MP−RNTIが発見される場合、WTRUは、次にページングメッセージを読むことができ、そのページングメッセージが問い合わせが今度のMCCHに存在することを示す場合、WTRUは、次にMCCHから問い合わせを取得することができる。
別のメカニズムにおいて、新しいMP−RNTIが定義され、そのMP−RNTIが、問い合わせが今度のMCCHに存在することを示す場合、WTRUは、MP−RNTIの出現に関して通常のページング機会(またはそれらの機会のサブセット)を監視することができる。MP−RNTIが発見されると、WTRUは、次にMCCHから問い合わせを取得することができる。
本明細書において説明されるのは、WTRUが問い合わせの応答を生成するための方法、および応答のフォーマットの例である。WTRUがMBMSのサービスの状態の問い合わせを受信する場合、WTRUは、そのWTRUの現在のMBMSのサービスの状態に基づいて、問い合わせに関連する問い合わされたMBMSのサービスに関して、問い合わせの応答メッセージ、問い合わせの応答の情報要素、または問い合わせの応答のMAC CEを生成することができる。WTRUの応答は、以下の応答の種類のうちの1つまたは複数であるか、または以下の応答の種類のうちの1つまたは複数を含む可能性がある。
例示的な応答において、サービスの問い合わせカテゴリーが特定のMBMSのサービスに関して印を付けられている場合、問い合わせまたは問い合わせカテゴリー内のサービスのグループまたはサービスのすべてがWTRUによって理解され、特定のサービスに関するWTRUの応答は、はいまたはいいえである可能性がある。これは、1ビットのはい/いいえインジケータによって表され得る。この場合、カテゴリーが「加入している」であり、問い合わせがサービスまたはサービスの(1つもしくは複数の)グループのリストを含む場合、WTRUの加入に基づいて、WTRUは、各サービスに関して、はいまたはいいえと応答することができる。
別の例示的な応答において、1つまたは複数のサービスが特定の問い合わせカテゴリーを付けずにWTRUに問い合わされる場合、WTRUは、問い合わされたサービスに関するサービス状態インジケータ(service−status−indicator)を含めることができる。このサービス状態インジケータは、サービスの問い合わせカテゴリーと同様に定義されることができる。例えば、この値は、以下のうちの1つまたは複数である可能性がある。1)加入していない、または関心がない、2)加入している、3)現在受信している(加入していることも示唆する)、4)「受信することに関心がある」(加入していることも示唆する)、5)MBMSのサービスに加入したWTRUが、サービスを「受信することに関心がある」とも見なされることができる、6)受信していない、または代替的に、加入していることを示す値が、加入している、かつ受信していないことを表すために使用され得る、7)受信することに関心がない、または代替的に、加入していることを表す値が、加入している、かつ受信していない、かつ受信することに関心がないことを表すために使用され得る。この場合、WTRUは、問い合わせに記載されたすべてのサービスに対してか、または特定のWTRUに関連するサービス(例えば、WTRUが加入した、WTRUが受信することに関心がある、もしくはWTRUが現在受信しているサービス)のみに対してかのいずれかにサービス状態インジケータを生成する可能性がある。
別のメカニズムにおいて、問い合わせの応答の期限が事前に決定されるかまたは設定される場合、WTRUは、定義された期限内に応答を生成し、送信する必要がある可能性がある。WTRUは、期限が過ぎている場合は応答しない可能性がある。
別のメカニズムにおいて、WTRUは、エリアの範囲が事前に決定されるかまたは設定される場合は、設定されたエリアの範囲内でのみ応答を生成する可能性がある。
別のメカニズムにおいて、WTRUは、そのWTRUに関連する問い合わせタグ番号などのその他の問い合わせパラメータが設定されている場合、そのその他の問い合わせパラメータに応答する必要がある可能性がある。
別のメカニズムにおいて、WTRUは、フィルタリングパラメータが設定されている場合、そのWTRUが応答を生成する必要があるかどうかを判定するためのフィルタリング手順を実行する可能性がある。
別のメカニズムにおいて、WTRUは、そのWTRUが問い合わされたサービスに関していかなる肯定的な応答の状態の指示も持たない場合、問い合わせに応答する必要が全くない可能性がある。例えば、要求がWTRUが受信していないサービスのリストに関する受信状態に関するものである場合、WTRUは、すべての状態の指示がいいえであるので、要求に応答しない可能性がある。
別のメカニズムにおいて、WTRUは、品質情報(要求に応じて、または必要に応じて)、WTRUの位置情報(要求に応じて、または必要に応じて)などのその他のパラメータを応答に含めることができる。
問い合わせがどのように形成されるかに基づいて問い合わせの応答を生成するためにWTRUが使用する可能性がある手順に関して、一部のさらなる詳細および例が、ここで与えられる。以下のうちの1つまたは複数が、本明細書に記載の応答の種類に加えて適用できる可能性がある。
一例において、いかなる問い合わせカテゴリーもともなわずに問い合わされた(サービスIDまたはそれらと同等のものによって示される可能性がある)MBMSのサービスのリストに関して、WTRUの応答は、サービスIDまたは同等のものをサービスに関するサービス状態インジケータとともに含む可能性があり、すなわち、WTRUがMBMSのサービスを現在受信している場合、WTRUは、サービスIDに関する現在受信中のインジケータを含める可能性がある。
上記の例に関して、WTRUは、サービスIDと状態の値との対に対して以下の最適化技術のうちの1つまたは複数を使用することもできる。1つの最適化技術を使用して、WTRUは、元の問い合わせのリスト内のサービス識別情報の順番の(したがって、対応するサービスに対する)サービス状態インジケータのリストのみを生成し、レポートする可能性がある(サービスIDは元の問い合わせのリスト内のサービス状態インジケータの位置によって示唆される)。
別の最適化技術を使用して、WTRUは、サービスIDインデックスとサービス状態インジケータとの対を生成し、レポートする可能性がある。サービスIDインデックス値は、元の問い合わせのリスト内のサービスID(したがって、サービス)の位置を示す。このようにして、WTRUは、サービスの一部がWTRUに関連がない場合は、それらのサービスに応答することを省くことができる。言い換えると、WTRUは、サービスIDインデックスまたはサービスIDインデックス値を有するレポートを生成することができ、サービスIDインデックスまたはサービスIDインデックス値は、交換可能なように使用される可能性がある。WTRUは、サービス状態インジケータが問い合わせにおいて明らかに示唆されている場合、サービス状態インジケータを省略する可能性がある。
別の最適化技術を使用して、WTRUは、元の問い合わせのリスト内のサービス(またはサービスID)に対応する順序づけられた位置を有するビットマップを生成し、レポートすることができる。ビットマップ内のそれぞれの「1」の位置は、それに関連するサービス状態インジケータを関連する問い合わされたサービスに対する応答として有する。
別の例において、特定の問い合わせカテゴリーを用いて問い合わされた(例えば、サービスIDまたはそれと同等のものによって示される)MBMSのサービスのリストに関して、WTRUは、問い合わされたサービスに対するサービスIDまたは同等のものおよびはい/いいえインジケータを含めることができる。WTRUは、この例に対して以下の最適化技術のうちの1つまたは複数をやはり使用することができる。第1の最適化技術を使用して、WTRUは、シグナリングの効率を最適化するために、元の問い合わせのリスト内のサービス識別情報の順番の(したがって、対応する問い合わされたサービスに対する)はい/いいえインジケータのリストのみを生成し、レポートすることができる。
別の最適化技術を使用して、WTRUは、サービスIDインデックスとはい/いいえインジケータとの対を生成し、レポートすることができる。サービスIDインデックス値は、元の問い合わせのリスト内のサービスID(したがって、サービス)の位置を示す。このようにして、WTRUは、サービスの一部がWTRUに関連がない場合は、それらのサービスに応答することを省くことができる。
別の最適化技術を使用して、WTRUは、元の問い合わせのリスト内のサービス(またはサービスID)に対応する順序づけられた位置を有するビットマップを生成し、レポートすることができる。ビットマップ内のそれぞれの「1」の位置は、それに関連するはい/いいえインジケータを関連する問い合わされたサービスに対する応答として有する。
別の例において、サービス識別子または同等のものをともなわない1つまたは複数の問い合わせカテゴリーからなる問い合わせに関して、WTRUは、WTRUが問い合わせカテゴリーに対して肯定的な状態を現在有するサービスのサービス識別情報(または同等のもの)が後に続く問い合わせカテゴリーインジケータを含めることができ、すなわち、問い合わせカテゴリーが現在受信されているサービスに関するものである場合、WTRUは、そのWTRUが現在受信しているサービスに関するサービス識別情報を提供する。問い合わせに1つの問い合わせカテゴリーのみが存在する場合、WTRUは、単に、肯定的な状態を持つサービス識別情報を提供することができる。
別の例において、各カテゴリーに対するサービス識別情報のリストが後に続く1つまたは複数の問い合わせカテゴリーからなる問い合わせに関して、WTRUは、問い合わせのリスト内のサービス識別情報の順番である可能性がある、レポート内のサービス識別情報(または同等のもの)およびはい/いいえインジケータのリストが後に続く問い合わせカテゴリーインジケータを含めることができる。WTRUは、サービスIDとはい/いいえインジケータとの対のリストに対して以下の最適化技術のうちの1つまたは複数を使用することもできる。第1の最適化技術を使用して、WTRUは、元の問い合わせのリスト内のサービス識別情報の順番の(したがって、問い合わされたサービスに対応する)はい/いいえインジケータのリストのみを生成することができる。
別の最適化技術を使用して、WTRUは、サービスIDインデックスとはい/いいえとの対のリストを生成することができる。サービスIDインデックス値は、元の問い合わせのリスト内のサービスID(したがって、サービス)の位置を示す。
別の最適化技術を使用して、WTRUは、元の問い合わせのリスト内のサービス(またはサービスID)に対応する順序づけられた位置を有するビットマップを生成することができる。ビットマップ内のそれぞれの「1」の位置は、それに関連するはい/いいえインジケータを関連する問い合わされたサービスに対する応答として有する可能性がある。
本明細書において説明されるのは、WTRUの問い合わせの応答で使用され得るセキュリティ署名である。MBMSのサービスの状態の問い合わせ、サービスの状態のポーリング、または任意の形態のMBMSのフィードバック情報に応答するアイドルモードのWTRUの(および場合によっては接続モードのWTRUの)セキュリティの理由で、(WTRU−IDの形態によって表される)WTRUに関する、(MBMSのサービス加入者IDの形態によって表される)MBMSユーザに関する、またはこれら2つの識別情報の組み合わせに関する証明の署名が、適切な符号化を用いてIEとして生成されることができる。WTRUは、この証明のIEをULの応答メッセージ、(1つもしくは複数の)応答のIE、または応答のMAC−CEにさえも含めることができる。これは、MBMSの運用者が、WTRUおよび/またはMBMSの加入者IDを識別するのを助けることができる。
本明細書において説明されるのは、MBMSのサービスの状態の問い合わせに対するWTRUの応答メカニズムである。WTRUは、以下のULのメカニズムのうちの1つまたは複数を使用して、WTRUのMBMSのサービスの問い合わせの応答を送信することができる。
1つのメカニズムにおいて、非アクセス層(NAS)またはRRCの新しい特定のULのメッセージが、定義される可能性がある。接続モードで動作中のWTRUに関して、WTRUは、問い合わせの応答の目的で、WTRUのRRC_CONNECTED状態の動作中の任意の時間にそのNASまたはRRCメッセージを送信することができる。この場合のネットワークの応答は、必要とされない。
アイドルモードのWTRUが問い合わせの応答にレポートするために、WTRUは、アイドルモードのWTRUがRRCコネクションを確立した後、(NASアタッチのように)LTE RRCConnectionSetupCompleteメッセージに便乗してNASメッセージを送ることができる。基地局は、NASの部分(問い合わせの応答)をMCEまたはMBMSサービスノードにディスパッチまたは転送することができる。
WTRUは、以下の方法のうちの1つを用いて、RRCコネクションが確立された後にRRCメッセージを送信することができる。1つの方法において、WTRUは、そのRRCメッセージをRRCConnectionSetupCompleteに載せることができる。別の方法において、WTRUは、RRCConnectionSetupCompleteメッセージを、MBMSのサービスの問い合わせの応答を含むRRCメッセージで置き換えることができる。別の方法において、WTRUは、RRCConnectionSetupCompleteメッセージを送信した後に(例えば、直後に)そのRRCメッセージを別のメッセージとしてネットワークに送信することができる。
RRCコネクションの原因がMBMSの問い合わせの応答を送信するためだけであった場合、基地局は、応答が受信された後にRRCコネクションを解放することができる。基地局は、問い合わせの応答をMCEに転送する役割を担うことができる。
別のメカニズムにおいては、MBMSのサービスの問い合わせの応答のために(1つまたは複数の)RRCレベルのIEが定義されることができる。応答をレポートする接続モードのWTRUに関して、WTRUは、応答が形成され、サポートするULのRRCメッセージが存在すると直ちに、問い合わせ応答IE(query−response−IE)をサポートするRRCのULのメッセージのうちのいずれかにIEを含めることができる。例えば、応答のIEを運ぶことができるアップリンクのRRCメッセージは、RRCConnectionReconfigurationComplete、RRCConnectionReestablishmentComplete、RRCConnectionSetupComplete、UECapabilityInformation、MeasurementReportメッセージなどを含み得る。
応答をレポートするアイドルモードのWTRUに関して、WTRUは、応答のIEをRRCConnectionSetupCompleteメッセージに含めることができる。この方法またはその他の方法に関連して、WTRUが「MBMSの状態をレポートする」ための新しい原因コード(cause code)が定義され得る。アイドルモードのWTRUは、RRCConnectionRequestメッセージでこの原因コードを使用して、コネクションの確立がMBMSのサービスの問い合わせの応答が目的である可能性があることを示すことができる。
WTRUは、フォーマットされた問い合わせの応答のIEをネットワークへのRRCConnectionSetupCompleteメッセージに含めることができる。したがって、基地局は、コネクションの確立およびメッセージまたはIEがMBMSのサービスの問い合わせの応答に使用される可能性があることを(原因コードから)知ることができる。基地局は、問い合わせの応答をMCEに転送した後、RRCコネクションを解放することができる。
図3は、MBMSのサービスの状態をレポートするアイドルモードのWTRUに関する例示的な信号フロー図を示す。無線通信システム300は、WTRU305、基地局310、およびMCE315を含み得る。WTRU305は、アイドルモードであり、アクティブなMBMSアプリケーションを有する308。MCE315は、MBMSサービス状態問い合わせメッセージを基地局310に送信することができ(320)、そして今度は、基地局310が、そのMBMSサービス状態問い合わせメッセージをMCCHを介してWTRU305に転送することができる(325)。次に、WTRU305は、MBMSサービス状態応答を準備し330、RRCConnectionRequestメッセージを、ランダムアクセスチャネルを介して基地局310に送信することができる(335)。この要求に関して識別される原因は、「MBMSの状態を報告する」コードまたはそれに類するものである可能性がある。原因コードの結果として、基地局310は、モビリティ管理エンティティ(MME)またはパケットデータネットワークゲートウェイ/サービングゲートウェイ(P/S−GW)に対していかなるアクションも行わない可能性がある(340)。次いで、基地局310は、RRCConnectionSetupメッセージを、制御チャネルを介してWTRU305に送信することができる(345)。
WTRU305は、個別制御チャネルを介して基地局310に送信され得るRRCConnectionSetupCompleteメッセージに応答のIEを含めることができる(350)。次に、基地局310は、応答のIEによるMBMSのサービスの状態の報告をMCE315に送信することができる(355)。
「MBMSの状態を報告する」原因コードが送信されたので、基地局310は、コネクションの確立がMBMSのサービスの問い合わせの応答をレポートするために使用されたことを知ることができる。そのとき、基地局310は、RRCコネクションを解放する(すなわち、WTRUのコネクションを切断する)ことができ(360)、RRCConnectionReleaseメッセージを、個別制御チャネルを介してWTRU305に送信することができ(365)、次いで、WTRU305は、アイドルモードに戻る(370)。
別のメカニズムにおいては、問い合わせの応答のMAC CEが、UL方向で定義されることができ、したがって、接続モードのWTRUは、十分な空きがある場合にWTRUのULの送信機会のいずれかでMBMSの問い合わせの応答を送信することができる(これは、接続モードのWTRUのためのULの送信の機会を増やすことができる)。この場合には、十分な空きとは、ネットワークによって割り当てられたアップリンクの送信の許可が、送信の機会に十分なULの送信のデータ空間またはリソースを割り当てたかどうかを指す可能性がある。
別のメカニズムにおいては、アイドルモードのWTRUが問い合わせの応答を送信するためにRRCコネクションを確立する代わりに、WTRUは、NASまたはRRCのULの機会が来るまでアイドルモードのWTRUの応答を遅らせる可能性がある。これは、NASの周期的なトラッキングエリア更新(TAU)またはその他のNAS/RRCの周期的なULのメッセージの送信機会を指す。
例えば、WTRUは、MBMSのレポートに関する問い合わせの応答のNASのIEまたはRRCのIEを構築し、それをNASのTAUまたはその他のNASメッセージに付加することができる。WTRUは、周期的なTAUの時間に、またはその他のNASの周期的な更新メッセージの機会に送信されるRRC ULInformationTransferメッセージにそのIEを付加することもできる。
別の例においては、WTRUは、MBMSのサービスの応答が生成される時間の後の次の周期的なTAUの機会の知識に基づいて「遅延」方法を使用すべきかどうかを判定することができる。「TAUの時間までの遅延」が事前に定義された時間未満であるか、またはネットワークの問い合わせ/ポーリングの周期以内である場合、遅延方法が、応答をやはり行いながらネットワークのトラフィックおよびRACHの衝突を減らすために使用されることができる。
本明細書において説明されるのは、サービスの受信の開始/停止の追跡レポートのためのメカニズムである。WTRU/ユーザがサービスの受信状態についてのネットワークの問い合わせに応答した後、WTRU/ユーザが、特定のMBMSのサービスの受信状態を変更し得る可能性がある。例えば、WTRUは、前に受信していない、関心がない、もしくは加入していないとレポートしたサービスを受信し始める可能性があり、またはWTRUは、前に受信しているとレポートしたサービスの受信を停止する可能性があり、またはWTRUは、異なるサービスに関してこれらの組み合わせを実行する、すなわち、受信中の1つのサービスを停止し、前は単に関心があるかもしくは加入しているだけであった別のサービスを開始する可能性がある。
これらの場合、WTRUが受信状態の変更の即時レポートをネットワークプロバイダに送信することが有用である可能性がある。WTRUが、時間がまだ設定されたまたはデフォルトの追跡レポート時間範囲(follow−up−report−time−range)内にある場合に受信状態の変更をレポートすることがやはり有益である可能性がある。
(上記のレポート時間範囲の定義を用いて、または上記のレポート時間範囲の定義を用いずに)即時レポートの根拠となり得るその他の条件は、関連するMBMSサービスが即時開始/停止イベントレポート(prompt−start/stop−event−report)を必要とすることをネットワークが示すこと、WTRUがこのサービスの状態を前にレポートしていること、またはそれらの両方を含む可能性がある。
接続モードのWTRUは、MBMS問い合わせ応答IE(MBMS−query−response−IE)をサポートするRRCのULのメッセージのうちのいずれかのMBMS問い合わせ応答IEを用いて、または問い合わせの応答のためのMAC CE ULでこのイベントをレポートすることができる。
アイドルモードのWTRUは、本明細書で既に説明されたアイドルモードのためのメカニズムを用いてこのイベントをレポートすることができる。
WTRUがMBMSのサービスの状態を過剰に頻繁に送信し、潜在的にネットワークトラフィックをオーバーフローさせることを防ぐために、禁止タイマーがWTRUにおいて構成され得る。タイマーは、状態のレポートが送信されるたびに設定またはリセットされることができる。WTRUは、禁止タイマーが切れるまで別の状態のレポートを送信しない可能性がある。サービスが過剰に頻繁に切り替わって状態の報告を引き起こすことを防ぐために、サービス選択安定化タイマー(service selection stabilize timer)がWTRUにおいて構成され得る。タイマーは、サービスの選択/削除が行われるたびに設定またはリセットされることができる。状態のレポートを引き起こすことは、安定化タイマーが切れるまで控えられる。
タイマーは、事前に決定されるか、またはネットワークが即時開始/停止イベントレポートを構成もしくは有効化するときにネットワークによって構成されることができる。
本明細書において説明されるのは、WTRUの全般的なMBMSのサービスの状態のレポートのためのメカニズムである。MBMSのサービスの状態を取得する別の方法は、ネットワークが、エリア内のWTRUによるすべてのMBMSのサービスに対する全般的な関心に関してポーリングすることである可能性がある。
全般的なMBMSのサービスの状態のレポートのポーリングは、ネットワークによってアクティブ化され得るか、またはMBMSに関心のあるWTRUに対して定義された混合したセルにおけるデフォルトの動作モードである可能性がある。
全般的なレポートのモードは、システム情報内、またはMCCHメッセージ内、またはMQ−RNTIもしくはM−RNTIに関連するDCIフォーマットなどのDCIフォーマット内のフラグを設定することによってネットワークによりアクティブ化されることができる。フラグは、定義されたレポート期間に関連付けられることができ、この定義されたレポート期間内に、WTRUはそのMBMSのサービスの状態を、例えば、その期間内に一回、レポートすることができる。フラグの代わりに、またはフラグに加えて、ポーリングがポーリングタグ番号(poll−tag−number)として存在する可能性があり、WTRUは、WTRUのレポートと一緒にこのポーリングタグ番号を送信することができる。アクティブ化は、ポーリングインジケータ(フラグもしくはポーリングタグ番号)を取り除くことによって、メッセージ(MCCHメッセージ)で、またはM−RNTIもしくはMQ−RNTIに関連するDCIフォーマットなどのDCIフォーマットで非アクティブ化インジケータを送信することによって明示的にオフにされ得る。
全般的なレポートの要求は、仕様がMBMSのWTRUにそのサービスの状態を適切な機会にレポートするように求める可能性があるデフォルトのアクションである可能性がある。
接続モードのWTRUに関して、MBMSのサービスの状態のレポートは、WTRUのMBMSの受信がアクティブである場合、すなわち、サービスが現在受信されているか、またはサービスの送信がMCCHメッセージの変化を監視することによって探索されている場合に適用できる可能性がある。MBMSのサービスの状態のレポートは、MBMSの受信(および/または監視)がアクティブである場合にアイドルモードのWTRUにも適用され得る。
全般的なレポートは、WTRUのMBMSの受信または監視がアクティブでない場合は必要とされない可能性がある。
本明細書において説明されるのは、サービスの状態のレポートの時間の範囲およびエリアの範囲に対処するためのメカニズムである。全般的なMBMSのサービスの状態(またはその他のポーリングされる状態)のレポートは、時間の範囲および/またはMBSFNエリアの範囲を有する可能性がある。
例えば、WTRUは、全般的なMBMSの状態のレポートを事前に定義されたもしくは設定された期間ごとに、またはアクティブ化フラグもしくはその他のポーリングの指示があるごとに一回実行する可能性がある。WTRUは、指定された期間を示すためにレポートにタイムスタンプおよび/またはポーリングタグ番号を付加することができる。タイムスタンプおよび/またはポーリングタグ番号の値は、システム情報(SI)、MCCHメッセージ、またはMQ−RNTIもしくはM−RNTIに関連するDCIフォーマットで示され得る。
別の例において、WTRUは、1つのMBSFNエリアごとにサービスの状態をレポートする可能性がある。概して、これは、WTRUがMBMSのサービスを受信しているか、またはMBMSのサービスを受信することを意図するMBSFNエリアである可能性がある。WTRUは、MBSFNエリアIDをそのWTRUの全般的なMBMSの状態のレポートに付加する可能性もある。WTRUがMBSFNエリアを変更しているか、またはWTRUがMBSFNエリアを変更することを意図する場合、WTRUは、その全般的なMBMSのサービスの状態を新しいエリアにレポートする可能性がある。
別の例において、WTRUは、そのMBMSのサービスの状態(すなわち、加入状態、受信状態、または受信の意思)が、自動的な加入の期限切れおよび有効化された新しい加入を含め、変わった場合に、そのWTRUの全般的なMBMSの状態のレポートを更新することができる。WTRUは、レポートにおいて更新の目的を示す必要がある可能性がある。
本明細書において説明されるのは、全般的なMBMSのサービスの状態のレポートの内容である。全般的なMBMSのサービスのレポートにおいて、WTRUは、以下、すなわち、1)WTRU/ユーザによるすべての加入しているMBMSのサービス、2)WTRUが現在受信しているMBMSのサービス、または3)WTRU/ユーザが「受信することに関心がある」MBMSのサービスのうちの1つまたは複数をレポートする可能性がある。別個のレポートが、状態のそれぞれの種類に対して使用される可能性がある。1つのレポートが、複数の状態の種類をレポートするために使用される可能性がある。
ポーリングが上記の状態の種類のうちの1つに関するものである可能性がある場合、WTRUは、サービスIDのリストの形態でレポートを送信することができる。ネットワークのポーリングが2つ以上の状態の種類に関するものである場合、WTRUは、以下の形式のうちの1つまたは複数で、すなわち、1)それらのWTRUに関連するMBMSのサービスに関するサービスIDもしくは同等のものおよびサービス状態インジケータのリストの形式で、または2)ポーリングされた問い合わせカテゴリーに関するサービス識別情報のリストをともなう(すなわち、そのリストが後に続く)問い合わせカテゴリーでレポートすることができる。
WTRUは、MBMSの運用者がレポートを収集および評価することを容易にするためのその他のレポートパラメータと一緒に以下のうちの1つまたは複数をレポートすることもできる。例えば、レポートは、受信された信号+干渉対雑音比(SINR)、基準信号受信品質(reference signal received quality)(RSRQ)、受信されたブロック誤り率(BLER)、および/またはその他の高レベルの品質インジケータなどの現在直面している受信品質を含み得る。レポートは、例えば、WTRUの位置情報も含み得る。
本明細書において説明されるのは、全般的なMBMSの状態のレポートのレポートメカニズムである。WTRUは、以下のメカニズムのうちの1つまたは複数を使用して、全般的なMBMSの状態のレポートを送信することができる。1つのメカニズムにおいては、ULの特別なMBMSのレポートのメッセージが、NASまたはRRCプロトコルのレベルでこの全般的なレポートのために定義され得る。例えば、接続モードのWTRUは、新しいNASまたはRRCメッセージが任意の時間に状態のレポートを送信するために使用され得るようなアプローチを使用することができる。アイドルモードのWTRUは、MBMSのサービスの状態のレポートのための新しいNASメッセージがRRCConnectionSetupCompleteメッセージに載せられることができるか、またはMBMSのサービスの状態のレポートのための新しいRRCメッセージがRRCConnectionSetupCompleteメッセージに模せられることができるか、RRCConnectionSetupCompleteメッセージを置き換えることができるか、もしくはRRCConnectionSetupCompleteメッセージの直後に送信されることができるようなアプローチを使用し得る。
別のメカニズムにおいては、MBMSのレポートのIEの特別な組が、NASまたはRRCのULのメッセージのうちの1つまたは複数に付加されるように定義され得る。この場合、接続モードのWTRUは、WTRUが当該IEをサポートする任意のULのRRCメッセージに(1つまたは複数の)レポートのIEを含めることができるようなアプローチを使用し得る。アイドルモードのWTRUは、WTRUがRRCConnectionSetupCompleteメッセージに(1つまたは複数の)レポートのIEを含めることができるようなアプローチを使用し得る。
別のメカニズムにおいて、WTRUは、NASまたはRRCのULの機会があるまでアイドルモードのWTRUの応答を遅らせることができる。
別のメカニズムにおいては、ULの特別なMAC CEが、この全般的なレポートのために定義され得る。この場合、接続モードのWTRUは、新しく定義されたMAC CEで全般的なMBMSの状態のレポートを送信するためのアプローチを使用し得る。
実施形態
1.マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)のサービスの状態のフィードバックを提供する、無線送受信ユニット(WTRU)によって実施される方法であって、MBMS制御チャネルを介してMBMSサービス状態問い合わせメッセージを受信するステップを含む、方法。
2.MBMSサービス状態応答メッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1に記載の方法。
3.MBMSサービス状態問い合わせメッセージおよびMBMSサービス状態応答メッセージは、無線リソースコントローラのメッセージである実施形態1から2のいずれか1つに記載の方法。
4.MBMSサービス問い合わせメッセージはMBSFNAreaConfigurationメッセージとともに受信される実施形態1から3のいずれか1つに記載の方法。
5.MBMSサービス状態問い合わせメッセージは少なくともMBMSサービス識別子のリストを含む実施形態1から4のいずれか1つに記載の方法。
6.MBMSサービス識別子は、WTRUが受信しているかまたは受信することを意図しているMBMSサービスのカウンティングまたは問い合わせのためのものである実施形態1から5のいずれか1つに記載の方法。
7.MBMSサービス識別子インデックス値を有するレポートを生成するステップであって、各MBMSサービス識別子インデックス値は、WTRUが受信しているかまたは受信することを意図しているMBMSサービスに対応するカウンティングまたは問い合わせリスト内のサービス識別子の位置を示す、生成するステップをさらに含む実施形態1から6のいずれか1つに記載の方法。
8.MBMSサービス状態応答メッセージは、事前に決定された期限または設定された期限のうちの少なくとも1つの範囲内で送信される実施形態1から7のいずれか1つに記載の方法。
9.WTRUは、MBMSサービス状態問い合わせメッセージがMBSFNAreaConfigurationメッセージと一緒に受信されることを条件として、MBSFNAreaConfigurationメッセージを最初に復号する実施形態1から8のいずれか1つに記載の方法。
10.マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)のサービスの状態のフィードバックを提供するための、ネットワークにおいて実施される方法であって、MBMSサービス状態問い合わせメッセージを形成するステップを含む、方法。
11.MBMSサービス状態問い合わせメッセージの送信をスケジューリングするステップをさらに含む実施形態10に記載の方法。
12.MBMS制御チャネルを介してMBMSサービス状態問い合わせメッセージを送信するステップをさらに含む実施形態10から11のいずれか1つに記載の方法。
13.MBMSサービス状態応答メッセージを受信するステップをさらに含む実施形態10から12のいずれか1つに記載の方法。
14.MBMSサービス問い合わせメッセージはMBSFNAreaConfigurationメッセージとともに送信される実施形態10から13のいずれか1つに記載の方法。
15.MBMSサービス状態問い合わせメッセージは少なくともMBMSサービス識別子のリストを含み、さらに、MBMSサービス識別子は、WTRUが受信しているかまたは受信することを意図しているMBMSサービスのカウンティングまたは問い合わせのためのものである実施形態10から14のいずれか1つに記載の方法。
16.マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)のサービスの状態のフィードバックを提供する、無線送受信ユニット(WTRU)によって実施される方法であって、アイドルモードでMBMSサービス状態問い合わせメッセージを受信するステップを含む、方法。
17.MBMSサービス状態応答を準備するステップをさらに含む実施形態1から9および16のいずれか1つに記載の方法。
18.接続モードで無線リソース制御(RRC)のコネクション要求メッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1から9および16から17のいずれか1つに記載の方法。
19.RCCのコネクションセットアップメッセージを受信するステップをさらに含む実施形態1から9および16から18のいずれか1つに記載の方法。
20.RCCのコネクションセットアップ完了メッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1から9および16から19のいずれか1つに記載の方法。
21.RCCのコネクション解放メッセージを受信し、アイドルモードに戻るステップをさらに含む実施形態1から9および16から20のいずれか1つに記載の方法。
22.RRCのコネクション要求メッセージは、コネクションの確立がMBMSのサービスの問い合わせの応答を目的とすることを示す原因コードを含む実施形態1から9および16から21のいずれか1つに記載の方法。
23.RCCのコネクションセットアップ完了メッセージは、フォーマットされた問い合わせの応答の情報要素(IE)を含む実施形態1から9および16から22のいずれか1つに記載の方法。
24.RRCコネクションは、問い合わせの応答のIEを転送した後に切断される実施形態1から9および16から23のいずれか1つに記載の方法。
25.接続モードのWTRUが任意のWTRUのULの送信機会にMBMSの問い合わせの応答を送信することができるように、問い合わせの応答の媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)が、アップリンク(UL)方向で定義される実施形態1から9および16から24のいずれか1つに記載の方法。
26.マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)のサービスの状態のフィードバックを提供する、無線送受信ユニット(WTRU)によって実施される方法であって、アイドルモードでMBMSサービス状態問い合わせメッセージを受信するステップを含む、方法。
27.MBMSのレポートに関する問い合わせの応答の非アクセス層(NAS)の情報要素(IE)または無線リソース制御(RCC)のIEを生成することによってMBMSサービス状態応答を準備するステップをさらに含む実施形態1から9および16から26のいずれか1つに記載の方法。
28.NASのトラッキングエリア更新(TAU)メッセージに当該IEを付加するステップをさらに含む実施形態1から9および16から27のいずれか1つに記載の方法。
29.TAUメッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1から9および16から28のいずれか1つに記載の方法。
30.RCCのコネクションセットアップメッセージを受信するステップをさらに含む実施形態1から9および16から29のいずれか1つに記載の方法。
31.RCCのコネクションセットアップ完了メッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1から9および16から30のいずれか1つに記載の方法。
32.RCCのコネクション解放メッセージを受信し、アイドルモードに戻るステップをさらに含む実施形態1から9および16から31のいずれか1つに記載の方法。
33.TAUメッセージは、コネクションの確立がMBMSのサービスの問い合わせの応答を目的とすることを示す原因コードを含む実施形態1から9および16から32のいずれか1つに記載の方法。
34.RCCのコネクションセットアップ完了メッセージは、フォーマットされた問い合わせの応答の情報要素(IE)を含む実施形態1から9および16から33のいずれか1つに記載の方法。
35.RRCコネクションは、問い合わせの応答のIEを転送した後に切断される実施形態1から9および16から34のいずれか1つに記載の方法。
36.接続モードのWTRUが任意のWTRUのULの送信機会にMBMSの問い合わせの応答を送信することができるように、問い合わせの応答の媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)が、アップリンク(UL)方向で定義される実施形態1から9および16から35のいずれか1つに記載の方法。
37.MBMS問い合わせ無線ネットワーク一時識別情報(MBMS query radio network temporary identity)(MQ−RNTI)がMBSFNAreaConfigurationメッセージの到着を示す実施形態1から9および16から36のいずれか1つに記載の方法。
38.MQ−RNTIのダウンリンク制御情報(DCI)はMBSFNエリアのビットマップを含む実施形態1から9および16から37のいずれか1つに記載の方法。
39.MQ−RNTIのDCIは、MBSFNAreaConfigurationの元の内容が変わることになるかどうかを示す実施形態1から9および16から38のいずれか1つに記載の方法。
40.インジケータおよびビットマップは、それがMBMSのサービスの問い合わせであるのか、MBSFNエリアの構成であるのか、それともそれらの両方であるのかを示す実施形態1から9および16から39のいずれか1つに記載の方法。
41.問い合わせが当てはまり、構成の変更が当てはまるMBSFNエリアを示すために別々のビットマップが使用される実施形態1から9および16から40のいずれか1つに記載の方法。
42.M−RNTIが、MBMSのサービスの状態の問い合わせを目的とするMBSFNAreaConfigurationメッセージの到着を示すために使用される実施形態1から9および16から41のいずれか1つに記載の方法。
43.DCIが、MBMSのサービスの状態の問い合わせを目的とするMBSFNAreaConfigurationメッセージの到着を示すために使用される実施形態1から9および16から42のいずれか1つに記載の方法。
44.MQ−RNTIがMBMSのサービスの状態の問い合わせを示すために定義されていることを条件に、MQ−RNTIの出現に関してMBSFNサブフレームを監視するステップをさらに含む実施形態1から9および16から43のいずれか1つに記載の方法。
45.MQ−RNTIが発見されることを条件に、MBSFNAreaConfigurationメッセージを受信して問い合わせの詳細について知るステップをさらに含む実施形態1から9および16から44のいずれか1つに記載の方法。
46.MBSFNAreaConfigurationメッセージのMBMSのサービスの状態の問い合わせを示すためにM−RNTIが修正され、定義されていることを条件に、M−RNTIを監視するステップをさらに含む実施形態1から9および16から45のいずれか1つに記載の方法。
47.M−RNTIが発見され、そのM−RNTIがMBSFNAreaConfigurationメッセージのMBMSのサービスの状態の問い合わせを示すことを条件に、MBSFNAreaConfigurationメッセージを受信して問い合わせの詳細について知るステップをさらに含む実施形態1から9および16から46のいずれか1つに記載の方法。
48.マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)のサービスの状態のフィードバックを提供するための方法であって、アイドルモードの無線送受信ユニット(WTRU)がMBMSサービス状態問い合わせメッセージを受信するステップを含む、方法。
49.WTRUがMBMSサービス状態応答を準備するステップをさらに含む実施形態1から9および16から48のいずれか1つに記載の方法。
50.接続モードのWTRUが無線リソース制御(RRC)のコネクション要求メッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1から9および16から49のいずれか1つに記載の方法。
51.WTRUがRCCのコネクションセットアップメッセージを受信するステップをさらに含む実施形態1から9および16から50のいずれか1つに記載の方法。
52.WTRUがRCCのコネクションセットアップ完了メッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1から9および16から51のいずれか1つに記載の方法。
53.WTRUがRCCのコネクション解放メッセージを受信し、アイドルモードに戻るステップをさらに含む実施形態1から9および16から52のいずれか1つに記載の方法。
54.RRCのコネクション要求メッセージは、コネクションの確立がMBMSのサービスの問い合わせの応答を目的とすることを示す原因コードを含む実施形態1から9および16から53のいずれか1つに記載の方法。
55.RCCのコネクションセットアップ完了メッセージは、フォーマットされた問い合わせの応答の情報要素(IE)を含む実施形態1から9および16から54のいずれか1つに記載の方法。
56.RRCコネクションは、問い合わせの応答のIEを転送した後に切断される実施形態1から9および16から55のいずれか1つに記載の方法。
57.接続モードのWTRUが任意のWTRUのULの送信機会にMBMSの問い合わせの応答を送信することができるように、問い合わせの応答の媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)が、アップリンク(UL)方向で定義される実施形態1から9および16から56のいずれか1つに記載の方法。
58.WTRUが、MBMSのレポートに関する問い合わせの応答の非アクセス層(NAS)の情報要素(IE)または無線リソース制御(RRC)のIEを生成することによってMBMSサービス状態応答を準備するステップをさらに含む実施形態1から9および16から57のいずれか1つに記載の方法。
59.WTRUがNASのトラッキングエリア更新(TAU)メッセージに当該IEを付加するステップをさらに含む実施形態1から9および16から58のいずれか1つに記載の方法。
60.WTRUがTAUメッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1から9および16から59のいずれか1つに記載の方法。
61.WTRUがRCCのコネクションセットアップメッセージを受信するステップをさらに含む実施形態1から9および16から60のいずれか1つに記載の方法。
62.WTRUがRCCのコネクションセットアップ完了メッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1から9および16から61のいずれか1つに記載の方法。
63.WTRUがRCCのコネクション解放メッセージを受信し、アイドルモードに戻るステップをさらに含む実施形態1から9および16から62のいずれか1つに記載の方法。
64.TAUメッセージは、コネクションの確立がMBMSのサービスの問い合わせの応答を目的とすることを示す原因コードを含む実施形態1から9および16から63のいずれか1つに記載の方法。
65.RCCのコネクションセットアップ完了メッセージは、フォーマットされた問い合わせの応答の情報要素(IE)を含む実施形態1から9および16から64のいずれか1つに記載の方法。
66.RRCコネクションは、問い合わせの応答のIEを転送した後に切断される実施形態1から9および16から65のいずれか1つに記載の方法。
67.接続モードのWTRUが任意のWTRUのULの送信機会にMBMSの問い合わせの応答を送信することができるように、問い合わせの応答の媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)が、アップリンク(UL)方向で定義される実施形態1から9および16から66のいずれか1つに記載の方法。
68.実施形態1から67のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成された装置。
69.送信機と、受信機と、実施形態1から9および16から67のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されたプロセッサとを含む無線送受信ユニット(WTRU)。
70.送信機と、受信機と、実施形態1から67のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されたプロセッサとを含むネットワーク。
71.送信機と、受信機と、実施形態1から67のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されたプロセッサとを含むシステム。
特徴および要素が特定の組み合わせで上で説明されているが、当業者は、各特徴または要素が、単独で、またはその他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用され得ることを理解するであろう。加えて、本明細書に記載の方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装され得る。コンピュータ可読媒体の例は、(有線または無線接続を介して送信される)電子的な信号と、コンピュータ可読ストレージ媒体とを含む。コンピュータ可読ストレージ媒体の例は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび取り外し可能なディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタルバーサタイルディスク(DVD)などの光媒体を含むがこれらに限定されない。ソフトウェアに関連するプロセッサが、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータで使用するための無線周波数トランシーバを実装するために使用され得る。