JP2014057457A - 非接触給電システム、送電装置 - Google Patents

非接触給電システム、送電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】非接触給電システムにおいて、給電位置に停車している車両が振動している場合であっても、一次コイルの上方および側方周辺への移動物の侵入を検知する。
【解決手段】送電装置(10)は、給電位置に設けられた一次コイル(130)と、一次コイル(130)の上方に検知範囲を有するメインドップラーセンサ(101)と、一次コイルの側方周辺に検知範囲を有する複数のサブドップラーセンサ(102〜102)とを備えている。メインドップラーセンサ(101)および複数のサブドップラーセンサ(102〜102)の各々の検知範囲(R101,R102〜R102)は、給電位置に停車している車両(40)の振動によりドップラーセンサ(101,102〜102)の出力が飽和しないように設定されている。
【選択図】図10

Description

この発明は、電磁誘導により電力を非接触で給電する非接触給電システムに関し、さらに詳しくは、異物の侵入を検知する技術に関する。
従来より、給電位置に設けられた送電装置から電気推進車両(例えば、電気自動車やハイブリッド自動車など)に設けられた受電装置に電磁誘導によって電力を非接触に給電することにより、電気推進車両のバッテリを充電する非接触給電システムが知られている(例えば、特許文献1など)。このような非接触給電システムでは、送電装置の一次コイルは、給電位置(地上)に設けられ、受電装置の二次コイルは、電気推進車両の底部に設けられている。そして、一次コイルと二次コイルとがエアギャップを挟んで互いに対向するように、電気推進車両が給電位置に停車し、給電が行われている。
特開2008−87733号公報
上記のような非接触給電システムにおいては、送電装置の一次コイルと受電装置の二次コイルとの間のエアギャップに異物(例えば、金属片など)が侵入していると、給電の妨げになってしまう。そのため、一次コイルと二次コイルとの間のエアギャップへの異物の侵入を検知することが求められている。このような異物の侵入を検知するために、移動物を検知可能なドップラーセンサを用いて一次コイルの上方および側方周辺を監視することが検討されている。
ところで、一次コイルが設けられた給電位置に電気推進車両(以下、車両と表記)が停止している場合、ドップラーセンサから放射された発信電波が車両の底部に反射してドップラーセンサに返ってくることになるが、車両の底部では電波が吸収されにくい(すなわち、電波強度が低下しにくい)ので、ドップラーセンサに返ってくる反射電波の強度が高くなる傾向にある。そのため、給電位置に停車している車両が振動している場合、ドップラーセンサの出力が飽和してしまう可能性がある。ドップラーセンサの出力が飽和してしまうと、ドップラーセンサを用いて一次コイルの上方および側方周辺への移動物の侵入を検知することが困難となる。
そこで、この発明は、給電位置に停車している車両が振動している場合であっても、一次コイルの上方および側方周辺への移動物の侵入を検知することが可能な非接触給電システムを提供することを目的とする。
この発明の1つの局面に従うと、非接触給電システムは、車両に設けられた受電装置と、上記車両が給電位置に停車している場合に、電磁誘導により上記受電装置に電力を非接触で給電する送電装置とを備え、上記送電装置は、上記給電位置に設けられた一次コイルと、該一次コイルの上方に検知範囲を有するメインドップラーセンサと、該一次コイルの側方周辺に検知範囲を有する複数のサブドップラーセンサとを含み、上記メインドップラーセンサおよび上記複数のサブドップラーセンサの各々の検知範囲は、上記給電位置に停車している上記車両の振動により当該ドップラーセンサの出力が飽和しないように設定されている。
上記非接触給電システムでは、給電位置に停車している車両の振動によりメインドップラーセンサの出力が飽和しないようにメインドップラーセンサの検知範囲が設定されているので、給電位置に停車している車両が振動している場合であっても、一次コイルの上方への移動物の侵入を検知することができる。また、複数のサブドップラーセンサの検知範囲によってメインドップラーセンサの検知範囲を補うことにより、一次コイルの上方だけでなく側方周辺への移動物の侵入も検知することができる。さらに、サブドップラーセンサの出力が飽和しないようにサブドップラーセンサの検知範囲が設定されているので、給電位置に停車している車両が振動している場合であっても、一次コイルの側方周辺への移動物の侵入を検知することができる。
なお、上記非接触給電システムにおいて、上記メインドップラーセンサは、上記車両が給電位置に停車していない場合には、該メインドップラーセンサの検知範囲が予め定められた範囲に設定され、該車両が該給電位置に停車している場合には、該車両の振動により該メインドップラーセンサの出力が飽和しないように該メインドップラーセンサの検知範囲が設定され、上記複数のサブドップラーセンサは、該車両が該給電位置に停車していない場合に停止し、該車両が該給電位置に停車している場合に駆動するように構成されていても良い。
上記非接触給電システムでは、車両が給電位置に停車していない場合にメインドップラーセンサの検知範囲を予め定められた範囲(例えば、車両が給電位置に停車している場合の検知範囲よりも広い範囲)に設定することにより、メインドップラーセンサによって移動物の侵入を広範囲に検知することができる。また、車両が給電位置に停止していない場合にサブドップラーセンサを停止することにより、消費電力を低減することができる。
また、上記非接触給電システムにおいて、上記送電装置は、上記メインドップラーセンサの出力および上記複数のサブドップラーセンサの出力に基づいて、上記一次コイルの上方および側方周辺への移動物の侵入の有無を判定する制御部をさらに含んでいても良い。
上記非接触給電システムでは、メインドップラーセンサの出力および複数のサブドップラーセンサの出力を制御部によって統合的に管理することができるので、移動物の侵入の有無に基づく制御(例えば、送電装置の給電動作の制御やユーザへの警告など)を実行することができる。
また、上記非接触給電システムにおいて、上記制御部は、上記メインドップラーセンサおよび上記複数のサブドップラーセンサの各々について、当該ドップラーセンサの出力が周期的に変化している場合には、当該ドップラーセンサが上記移動物に反応していないと判定し、当該ドップラーセンサの出力が周期的に変化していない場合には、当該ドップラーセンサが該移動物に反応していると判定するように構成されていても良い。
上記非接触給電システムでは、給電位置に停車している車両の振動にメインドップラーセンサが反応している場合、メインドップラーセンサの出力は、車両の振動に応じて周期的に変化することになる。サブドップラーセンサの出力についても同様である。したがって、メインドップラーセンサ(または、サブドップラーセンサ)の出力が周期的に変化している場合にメインドップラーセンサ(または、サブドップラーセンサ)が移動物に反応していないと判定することにより、給電位置に停車している車両の振動を移動物と誤って検知することを防止することができる。これにより、一次コイルの上方および側方周辺への移動物の侵入を正確に検知することができる。
また、上記非接触給電システムにおいて、上記複数のサブドップラーセンサの各々は、当該サブドップラーセンサの検知範囲の一部が他のサブドップラーセンサの検知範囲の一部にオーバーラップするように配置され、上記制御部は、上記移動物に反応しているサブドップラーセンサの個数と予め定められた閾値との比較結果に基づいて、上記一次コイルの側方周辺への移動物の侵入の有無を判定するように構成されていても良い。
上記非接触給電システムでは、一次コイルと移動物との間の距離が短くなるほど、移動物に反応しているサブドップラーセンサの個数(以下、反応センサ数と表記)が少なくなっていく。したがって、反応センサ数と閾値との比較結果に基づいて移動物の侵入の有無を判定することにより、一次コイルの上方に侵入する可能性が高い移動物を選別することができる。
また、上記非接触給電システムにおいて、上記制御部は、上記複数のサブドップラーセンサのうち少なくとも1つの出力が変化すると、該複数のサブドップラーセンサの検知範囲のオーバーラップ領域が増加するように該複数のサブドップラーセンサの検知範囲を広くするように構成されていても良い。
上記非接触給電システムでは、複数のサブドップラーセンサの検知範囲のオーバーラップ領域が増加するように複数のサブドップラーセンサの検知範囲を広くすることにより、反応センサ数と閾値との比較を精密に行うことができる。これにより、一次コイルの上方に侵入する可能性が高い移動物を精密に選別することができる。
また、上記非接触給電システムにおいて、上記制御部は、上記一次コイルの上方および側方周辺のうち少なくとも一方に上記移動物が侵入したと判定すると、上記送電装置による給電を停止するように構成されていても良い。
上記非接触給電システムでは、一次コイルの上方および側方周辺のうち少なくとも一方に移動物が侵入した場合に、送電装置による給電を停止することができるので、安全性を向上させることができる。
または、上記非接触給電システムにおいて、上記制御部は、上記一次コイルの上方および側方周辺のうち少なくとも一方に上記移動物が侵入したと判定すると、上記送電装置によって給電される電力を低下させるように構成されていても良い。
上記非接触給電システムでは、一次コイルの上方および側方周辺のうち少なくとも一方に移動物が侵入した場合に、送電装置によって給電される電力を低下させることができるので、安全性を向上させることができる。
なお、また、上記非接触給電システムにおいて、上記メインドップラーセンサおよび上記複数のサブドップラーセンサの各々の検知範囲は、上記車両の底部の下方の空間高さに応じて調整されていても良い。
上記非接触給電システムでは、車両の底部の可能の空間高さに応じてドップラーセンサ(メインドップラーセンサ、または、サブドップラーセンサ)の検知範囲を調整することにより、ドップラーセンサの出力が飽和しないようにドップラーセンサの検知範囲を適切に設定することができる。
この発明のもう1つの局面に従うと、送電装置は、車両が給電位置に停車している場合に、電磁誘導により該車両に設けられた受電装置に電力を非接触で給電する送電装置であって、上記給電位置に設けられた一次コイルと、上記一次コイルの上方に検知範囲を有するメインドップラーセンサと、上記一次コイルの側方周辺に検知範囲を有する複数のサブドップラーセンサとを備え、上記メインドップラーセンサおよび上記複数のサブドップラーセンサの各々の検知範囲は、上記給電位置に停車している上記車両の振動により当該ドップラーセンサの出力が飽和しないように設定されている。
上記送電装置では、車両が振動している場合であっても、一次コイルの上方への移動物の侵入を検知することができる。また、一次コイルの上方だけでなく側方周辺への移動物の侵入も検知することができる。さらに、車両が振動している場合であっても、一次コイルの側方周辺への移動物の侵入を検知することができる。
以上のように、給電位置に停車している車両が振動している場合であっても、一次コイルの上方および側方周辺への移動物の侵入を検知することができる。
非接触給電システムの構成例を示すブロック図。 給電位置に停車している電気推進車両を後方から見た場合の概略図。 給電位置に停車している電気推進車両を右方から見た場合の概略図。 地上側コイルユニットの構成について説明するための平面図。 地上側コイルユニットの構成について説明するための断面図。 ドップラーセンサの構成例を示すブロック図。 非接触給電システムによる動作について説明するためのフローチャート。 給電位置に電気推進車両が停車していない場合のドップラーセンサの検知範囲について説明するための後方概略図。 給電位置に電気推進車両が停車していない場合のドップラーセンサの検知範囲について説明するための右方概略図。 給電位置に電気推進車両が停車している場合のドップラーセンサの検知範囲について説明するための後方概略図。 給電位置に電気推進車両が停車している場合のドップラーセンサの検知範囲について説明するための側方概略図。 給電位置に電気推進車両が停車している場合のドップラーセンサの検知範囲について説明するための平面図。 異物検知処理(車両到着前)について説明するためのフローチャート。 異物検知処理(給電前)について説明するためのフローチャート。 異物検知処理(給電中)について説明するためのフローチャート。 移動物検知処理(側方周辺)について説明するためのフローチャート。 移動物検知処理(上方)について説明するためのフローチャート。 メインドップラーセンサの出力が移動物に応じて変化している場合について説明するための信号波形図。 メインドップラーセンサの出力が飽和している場合について説明するための信号波形図。 メインドップラーセンサの出力が給電位置に停車している車両の振動に応じて変化している場合について説明するための信号波形図。 サブドップラーセンサの配置の変形例について説明するための平面図。 移動物検知処理(側方周辺)の変形例1について説明するためのフローチャート。 移動物検知処理(側方周辺)の変形例1について具体的に説明するための平面図。 移動物検知処理(側方周辺)の変形例2について説明するためのフローチャート。 異物検知処理(給電前)の変形例について説明するためのフローチャート。 非接触給電システムの変形例について説明するためのブロック図。
以下、実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
〔非接触給電システム〕
図1は、非接触給電システム1の構成例を示している。この非接触給電システム1は、電気推進車両(例えば、電気自動車やハイブリッド自動車など)に適用されるシステムであり、送電装置10と、受電装置20とを備えている。図2および図3のように、送電装置10は、電気推進車両40の駐車スペースに設置され、受電装置20は、電気推進車両40に搭載されている。なお、図2および図3は、給電位置に停車している電気推進車両40を後方および右方から見た場合の概略図である。また、以下の説明では、便宜上、図2の下側を「下」、上側を「上」、左側を「左」、右側を「右」、紙面直交方向の手前側を「後」、紙面直交方向の奥側を「前」として説明する。
また、以下の説明において、「移動物」とは、移動している人や動物、または物のことであり、「異物」とは、人や動物、物などエアーギャップに侵入する可能性のある物のことであり、特に、電磁界により昇温して送電装置10および受電装置20や周囲にいる人や動物などに被害をもたらす可能性のある金属片や金属装飾品などのことである。
〈送電装置〉
図1のように、送電装置10は、電力入力部11と、インバータ部12と、地上側コイルユニット13と、制御部14と、上面監視センサ100と、メインドップラーセンサ101と、複数のサブドップラーセンサ102〜102と、通知部103とを備えている。なお、上面監視センサ100,メインドップラーセンサ101,およびサブドップラーセンサ102〜102は、地上側コイルユニット13内に配置されている。
電力入力部11は、商用電源30(例えば、200Vの低周波交流電源)からの交流電力を直流電力に変換してインバータ部12へ供給する。インバータ部12は、スイッチング動作により電力入力部11からの電力を交流電力に変換し、交流電力を地上側コイルユニット13に供給する。地上側コイルユニット13は、インバータ部12の出力ノードに接続されている。また、地上側コイルユニット13は、インバータ部12からの交流電力により磁束を発生させる一次コイル130を有している。制御部14は、送電装置10による給電動作の制御,受電装置20との間の無線通信,異物の有無の判定,各種センサの制御などを実行する。通知部103は、制御部14による制御に応答して、異物が検知されたことを周囲に通知する。例えば、通知部103は、スピーカによって構成されている。
〈受電装置〉
受電装置20は、車両側コイルユニット21と、整流部22と、バッテリ23と、制御部24とを備えている。車両側コイルユニット21は、地上側コイルユニット13の一次コイル130からの磁束により誘導起電力を発生させる二次コイル210を有している。整流部22は、車両側コイルユニット21によって生成された電力を整流化してバッテリ23に供給する。制御部24は、バッテリ23の電力残量の監視,送電装置10との間の無線通信などを実行する。
〈地上側コイルユニット〉
図4は、地上側コイルユニット13の平面構造を示し、図5は、地上側コイルユニット13の断面構造(図4のV-V線における断面構造)を示している。地上側コイルユニット13は、基板111と、絶縁材112と、磁心コア113と、一次コイル130と、カバー114とを有している。なお、図4では、カバー114の図示が省略されている。
基板111は、矩形板状に形成されている。絶縁材112は、円筒状に形成され、基板111の上面に取り付けられている。磁心コア113は、強磁性材料(例えば、フェライト,固化砂鉄,その他の鉄製材料)によって構成され、円環板状に形成されて、絶縁材112の上面に取り付けられている。一次コイル130は、導線を同一面で扁平に渦巻き巻回することによって構成され、磁心コア113の上面に取り付けられている。カバー114は、底面が開口した四角錐台状に形成され、基板111の上面に設けられた絶縁材112,磁心コア113,および一次コイル130に覆い被さるように基板111に取り付けられている。
また、地上側コイルユニット13の基板111には、上面監視センサ100と、メインドップラーセンサ101と、複数(この例では、4個)のサブドップラーセンサ102〜102とが配置されている。
《上面監視センサ》
上面監視センサ100は、一次コイル130の上方(より具体的には、カバー114の上面の上方)に検知範囲を有し、一次コイル130の上方に異物が存在することを検知するように構成されている。例えば、上面監視センサ100は、金属の有無を検知する金属センサ,異物が放射する赤外線を検知する赤外線センサ,超音波を放射する超音波センサなどによって構成されている。この例では、上面監視センサ100は、絶縁材112(一次コイル130)の内周に配置されている。
《メインドップラーセンサ》
メインドップラーセンサ101は、一次コイル130の上方(より具体的には、カバー114の上面の上方)に検知範囲を有し、一次コイル130の上方に移動物が侵入したことを検知するように構成されている。すなわち、メインドップラーセンサ101は、一次コイル130の上方へ向けて電波を放射するように構成されている。この例では、メインドップラーセンサ101は、絶縁材112(一次コイル130)の内周に配置されている。
《サブドップラーセンサ》
サブドップラーセンサ102〜102の各々は、一次コイル130の側方周辺(より具体的には、カバー114の側面の周辺)に検知範囲を有し、一次コイル130の側面周辺に移動物が侵入したことを検知するように構成されている。すなわち、サブドップラーセンサ102〜102は、一次コイル130の側方周辺へ向けて電波を放射するように構成されている。この例では、4つのサブドップラーセンサ102〜102は、一次コイル130の前後左右にそれぞれ配置されている。
《各種センサの配置》
なお、磁心コア113(より具体的には、絶縁材112と磁心コア113との間の境界面110)よりも下方では、一次コイル130から放射される磁界の電磁界強度が大幅に低下している。したがって、上面監視センサ100,メインドップラーセンサ101,およびサブドップラーセンサ102〜102は、磁心コア113(境界面110)よりも下方に配置されていることが好ましい。このように配置することにより、一次コイル130から放射される磁界によって各種センサに及ぼされる影響(例えば、渦電流によるノイズなど)を抑制することができる。
〈車両側コイルユニット〉
車両側コイルユニット21は、地上側コイルユニット13と同様の構成(図4,図5)を有している。ただし、車両側コイルユニット21には、上面監視センサ100,メインドップラーセンサ101,およびサブドップラーセンサ102〜102は、配置されていない。また、車両側コイルユニット21は、一次コイル130に代えて、二次コイル210を有している。その他の構成は、図4および図5に示した構成と同様である。
〈コイルユニットの配置〉
図2および図3のように、地上側コイルユニット13は、基板111の底面が地上に接するように、給電位置に敷設され、車両側コイルユニット21は、基板111の底面が電気推進車両40の底部に接するように、電気推進車両40の底部(車両本体401の底部)に取り付けられている。より具体的には、地上側コイルユニット13は、電気推進車両40が給電位置に停車している場合に、車両側コイルユニット21とエアギャップを挟んで対向するように、電気推進車両40の底部の下方に設けられている。すなわち、電気推進車両40を給電位置に停車させることにより、地上側コイルユニット13の一次コイル130と車両側コイルユニット21の二次コイル210とがエアギャップを挟んで互いに対向している状態となる。この状態であるときに、一次コイル130に交流電力を印加すると、交流電力に応じた磁束が一次コイル130に発生し、一次コイル130と二次コイル210との間に電磁場領域Rが形成される。これにより、送電装置10から受電装置20に電力が非接触で給電される。
なお、送電装置10の電力入力部11,インバータ部12,および制御部14は、駐車スペースに立設された電源箱(図示を省略)内に収容され、受電装置20の整流部22,バッテリ23,および制御部24は、電気推進車両40の車両本体401に設けられている。通知部103は、駐車スペースに設けられている。
〈ドップラーセンサの構成〉
図6は、メインドップラーセンサ101の構成例を示している。メインドップラーセンサ101は、発振器(OSC)121と、増幅器(AMP)122と、送信アンテナ123と、受信アンテナ124と、I/Q検波器120と、可変増幅器127と、アナログデジタル変換器(ADC)128と、デジタルアナログ変換器(DAC)129とを含んでいる。I/Q検波器120は、ミキサ(MIX)125と、フィルタ(FLT)126とを含んでいる。なお、サブドップラーセンサ102も、メインドップラーセンサ101と同様の構成を有している。
発振器121は、高周波信号を出力する。増幅器122は、発振器121からの高周波信号を所定の電力に増幅する。送信アンテナ123は、増幅器122の出力信号(高周波信号)に応じた発信電波を放射する。ここで、発振器121から出力される高周波信号の周波数を“f0”とすると、高周波信号は“cos(f0)”となり、送信アンテナ123から放射される発信電波も“cos(f0)”となる。
受信アンテナ124は、移動物50によって反射された発信電波(反射電波)を受信し、反射電波に応じた受信信号を出力する。発信電波が移動物50によって反射されるときにドップラー周波数(fd)が加算されるので、反射電波は“cos(f0+fd)”となり、受信アンテナ124の出力信号(受信信号)も“cos(f0+fd)”となる。なお、ドップラー周波数(fd)は、移動物50の移動速度(v)に対応する周波数である。ミキサ125は、受信アンテナ124からの受信信号“cos(f0+fd)”に、発振器121からの高周波信号“cos(f0)”を乗算する。これにより、ミキサ125の出力信号は“cos(fd)+cos(2f0+fd)”となる。フィルタ126は、ミキサ125の出力信号“cos(fd)+cos(2f0+fd)”から高周波成分“cos(2f0+fd)”を除去する。これにより、フィルタ126の出力信号は“cos(fd)”となる。
アナログデジタル変換器128は、可変増幅器127の出力信号をデジタル信号に変換する。デジタルアナログ変換器129は、制御部14からのゲイン制御信号(デジタル信号)をアナログ信号に変換する。可変増幅器127のゲインは、デジタルアナログ変換器129の出力信号(すなわち、制御部14からのゲイン制御信号)によって制御される。
《移動物の移動速度および移動方向》
次に、メインドップラーセンサ101の出力と移動物50の移動速度(v)および移動方向との関係について説明する。ドップラー周波数(fd)は、次の式のように表現できる。
fd=(2×v×f0)/c
ただし、“c”は、光速(3×10m/s)である。
上記の式を用いることにより、ドップラー周波数(fd)から移動物50の移動速度(v)を算出することができる。例えば、高周波信号の周波数(f0)が“24.1Hz”であり、ドップラー周波数(fd)が“3kHz”であるとすると、移動物50の移動速度(v)は“60km/h”となる。
なお、移動物50がメインドップラーセンサ101に近づいてくる場合を例に挙げて説明したが、移動物50がメインドップラーセンサ101から遠ざかっていく場合、反射電波は“cos(f0−fd)”となる。したがって、制御部14は、メインドップラーセンサ101の出力に基づいて、移動物50の移動方向(移動物50がメインドップラーセンサ101に近づいているのか遠ざかっているのか)を判定することができる。これと同様に、制御部14は、サブドップラーセンサ102の出力に基づいて、移動物50の移動方向を判定することができる。
《ドップラーセンサの検知範囲》
次に、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101の設定について説明する。メインドップラーセンサ101の検知範囲R101は、可変増幅器107のゲインに依存している。例えば、ドップラーセンサから移動物50までの距離が長くなるほど、I/Q検波器120の出力信号の変化が小さくなるが、可変増幅器107のゲインを高くすることにより、可変増幅器107の出力信号の変化を大きくすることができる。すなわち、可変増幅器107のゲインが高くなるほど、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101が広くなる。したがって、制御部14は、メインドップラーセンサ101の可変増幅器107のゲインを制御することにより、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101を調整することができる。なお、サブドップラーセンサ102の検知範囲R102についても同様である。
また、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101は、送信アンテナ123のゲイン(送信ゲイン)および受信アンテナ124のゲイン(受信ゲイン)に依存している。例えば、メインドップラーセンサ101から移動物50までの距離が長くなるほど、受信アンテナ124によって受信される反射電波の強度が低くなるが、送信ゲインを高くすることにより、反射電波の強度を高くすることができる。すなわち、送信ゲインが高くなるほど、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101が広くなる。また、受信アンテナ124によって受信される反射電波の強度が低くなっていたとしても、受信ゲインを高くすることにより、受信アンテナ124の出力信号の変化を大きくすることができる。すなわち、受信ゲインが高くなるほど、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101が広くなる。したがって、制御部14は、メインドップラーセンサ101の送信アンテナ123のゲイン(または、受信アンテナ124のゲイン)を制御することにより、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101を調整しても良い。
なお、メインドップラーセンサ101は、可変増幅器127およびデジタルアナログ変換器129に代えて、自動利得制御器(AGC)を有していても良い。このように構成することにより、メインドップラーセンサ101の出力が飽和しないように、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101を自動的に調整することができる。サブドップラーセンサ102についても同様である。
〈非接触給電システムによる動作〉
次に、図7を参照して、非接触給電システム1による動作について説明する。
《ステップST1》
制御部14は、電気推進車両40が駐車スペース内に進入したか否かを判定する。例えば、駐車スペースの入口に設けられた侵入検知装置(電気推進車両40の進入を検知する装置、図示を省略)からの情報(検知結果)に基づいて、電気推進車両40の進入の有無を判定しても良い。電気推進車両40が駐車スペース内に進入した場合には、ステップST2へ進み、そうでない場合には、ステップST1を繰り返す。
《ステップST2》
次に、制御部14は、上面監視センサ100およびメインドップラーセンサ101を駆動させる。また、制御部14は、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101を予め定められた範囲に設定する。例えば、図8および図9のように、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101は、一次コイル130の上方を含む広範囲(この例では、電気推進車両40の左右の幅よりも広い範囲)に設定される。
《ステップST3》
次に、異物検知処理(車両到着前)が実行される。異物検知処理(車両到着前)によって異物が検知された場合には、異物が検知されたことが電気推進車両40の運転手に通知される。一方、異物検知処理(車両到着前)によって異物が検知されなかった場合には、ステップST4へ進む。
《ステップST4》
次に、制御部14は、電気推進車両40が駐車スペース内の給電位置(すなわち、地上側コイルユニット13が敷設された位置)に到着したか否かを判定する。例えば、制御部14は、給電位置の近傍に設けられた停車検知装置(電気推進車両40が給電位置に到達して停車したことを検知する装置、図示を省略)からの情報に基づいて、電気推進車両40の到達の有無を判定しても良い。電気推進車両40が給電位置に到着した場合には、ステップST5へ進み、そうでない場合には、ステップST3へ進む。
《ステップST5》
次に、制御部14は、給電位置に停車している電気推進車両40の振動によりメインドップラーセンサ101の出力が飽和しないように、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101を設定するとともに、サブドップラーセンサ102〜102を駆動させる。なお、サブドップラーセンサ102〜102の検知範囲R102〜R102は、給電位置に停車している電気推進車両40の振動によりサブドップラーセンサ102〜102の出力が飽和しないように設定されている。例えば、図10,図11,図12のように、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101およびサブドップラーセンサ102〜102の検知範囲R102〜R102は、電気推進車両40の車両本体401を含まないように設定されている。また、サブドップラーセンサ102〜102の検知範囲R102〜R102は、地上側コイルユニット13(一次コイル130)の側方周辺だけでなく、給電位置に停車している電気推進車両40の側方周辺における移動物にも反応することができるように、電気推進車両40の外方に延びている。なお、図12では、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101の図示を省略している。次に、制御部14は、給電動作の準備を開始する。
《ステップST6》
給電動作の準備をしている期間において、異物検知処理(給電前)が実行される。異物検知処理(給電前)によって異物が検知された場合には、制御部14は、給電の準備を停止する。一方、異物検知処理(給電前)によって異物が検知されなかった場合には、ステップST7へ進む。
《ステップST7》
次に、制御部14は、給電の準備が完了したか否かを判定する。給電の準備が完了した場合には、ステップST8へ進み、そうでない場合には、ステップST6へ進む。
《ステップST8》
次に、送電装置10による給電動作が開始される。給電動作が開始されると、受電装置20の制御部24は、バッテリ23の電力残量に基づいて電力指令値を決定し、その電力指令値を無線アンテナ25を経由して送電装置10へ送信する。送電装置10の制御部14は、無線アンテナ15を経由して制御部24からの電力指令値を受信すると、電力指令値と地上側コイルユニット13の電力(給電電力)とを比較し、電力指令値に示された電力が受電装置20に給電されるように、インバータ部12のスイッチング動作を制御する。また、受電装置20の制御部24は、車両側コイルユニット21の電力(受電電力)を検知し、バッテリ23に過電流や過電圧が発生しないように、電力指令値を変更する。
《ステップST9》
給電動作が実行されている期間において、異物検知処理(給電中)が実行される。異物検知処理(給電中)によって異物が検知された場合には、制御部14は、給電を停止する。一方、異物検知処理(給電中)によって異物が検知されなかった場合には、ステップST10へ進む。
《ステップST10》
次に、制御部14は、電気推進車両40の充電が完了したか否かを判定する。充電が完了している場合には、ステップST11へ進み、そうでない場合には、ステップST9へ進む。
《ステップST11》
次に、制御部14は、送電装置10による給電動作を終了する。
〈異物検知処理(車両到着前)〉
次に、図13を参照して、ステップST3(異物検知処理(車両到着前))について説明する。
《ステップST101》
まず、制御部14は、上面監視センサ100が反応したか否かを判定する。上面監視センサ100が反応している場合には、ステップST103へ進み、そうでない場合には、ステップST102へ進む。
《ステップST102》
次に、制御部14は、メインドップラーセンサ101が反応したか否かを判定する。メインドップラーセンサ101が反応している場合には、ステップST103へ進み、そうでない場合には、ステップST4へ進む。
《ステップST103》
次に、制御部14は、異物が検知されたことを通知するように、通知部103を制御する。そして、制御部14は、動作を終了する。
〈異物検知処理(給電前)〉
次に、図14を参照して、ステップST6(異物検知処理(給電前))について説明する。
《ステップST201》
まず、制御部14は、移動物検知処理(側方周辺)を実行する。すなわち、制御部14は、サブドップラーセンサ102〜102の出力に基づいて、地上側コイルユニット13(一次コイル130)の側方周辺に移動物が侵入したか否かを判定する。地上側コイルユニット13の側方周辺に移動物が侵入している場合には、ステップST204へ進み、そうでない場合には、ステップST202へ進む。
《ステップST202》
次に、制御部14は、移動物検知処理(上方)を実行する。すなわち、制御部14は、メインドップラーセンサ101の出力に基づいて、地上側コイルユニット13(一次コイル130)の上方に移動物が侵入したか否かを判定する。地上側コイルユニット13の上方に移動物が侵入している場合には、ステップST204へ進み、そうでない場合には、ステップST203へ進む。
《ステップST203》
次に、制御部14は、上面監視センサ100が反応したか否かを判定する。上面監視センサ100が反応している場合には、ステップ204へ進み、そうでない場合には、ステップST7へ進む。
《ステップST204》
次に、制御部14は、給電の準備を停止して、動作を終了する。
〈異物検知処理(給電中)〉
次に、図15を参照して、ステップST9(異物検知処理(給電中))について説明する。異物検知処理(給電中)では、図14に示したステップST204に代えて、ステップST304が実行される。その他の処理は、図14に示した処理と同様である。
《ステップST304》
地上側コイルユニット13(一次コイル130)の上方および側方周辺のうち少なくとも一方に移動物が侵入していると判定された場合、または、上面監視センサ100が反応していると判定された場合、制御部14は、給電を停止して、動作を終了する。
〈移動物検知処理(側方周辺)〉
次に、図16を参照して、ステップST201(移動物検知処理(側方周辺))について説明する。
《ステップST211》
まず、制御部14は、サブドップラーセンサ102が反応したか否かを判定する。サブドップラーセンサ102が反応している場合には、ステップST212へ進み、そうでない場合には、ステップST202へ進む。
《ステップST212》
次に、制御部14は、サブドップラーセンサ102の出力が周期的に変化しているか否かを判定する。例えば、制御部14は、サブドップラーセンサ102の出力(電圧値)が予め定められた基準値(サブドップラーセンサ102の出力の最大値と最小値との平均値)よりも高い期間(ハイレベル期間)の長さとサブドップラーセンサ102の出力が基準値よりも低い期間(ローレベル期間)の長さとを検出し、ハイレベル期間の長さとローレベル期間の長さとの差が閾値(例えば、ゼロ)以下である場合に、サブドップラーセンサ102の出力が周期的に変化していると判定する。サブドップラーセンサ102の出力が周期的に変化している場合には、ステップST213へ進み、そうでない場合には、ステップST214へ進む。
《ステップST213》
次に、制御部14は、サブドップラーセンサ102が移動物ではなく電気推進車両40の振動に反応していると判定する。次に、ステップST202へ進む。
《ステップST214》
一方、ステップST212において、サブドップラーセンサ102の出力が周期的に変化していないと判定された場合、制御部14は、サブドップラーセンサ102が移動物に反応していると判定する。次に、ステップST204(または、ステップST304)へ進む。
〈移動物検知処理(上方)〉
次に、図17を参照して、ステップST202(移動物検知処理(上方))について説明する。
《ステップST221》
まず、制御部14は、メインドップラーセンサ101が反応したか否かを判定する。メインドップラーセンサ101が反応している場合には、ステップST222へ進み、そうでない場合には、ステップST203へ進む。
《ステップST222》
次に、制御部14は、メインドップラーセンサ101の出力が周期的に変化しているか否かを判定する。メインドップラーセンサ101の出力が周期的に変化している場合には、ステップST223へ進み、そうでない場合には、ステップST224へ進む。
《ステップST223》
次に、制御部14は、メインドップラーセンサ101が移動物ではなく電気推進車両40の振動に反応していると判定する。次に、ステップST203へ進む。
《ステップST214》
一方、ステップST222において、メインドップラーセンサ101の出力が周期的に変化していないと判定された場合、制御部14は、メインドップラーセンサ101が移動物に反応していると判定する。次に、ステップST204(または、ステップST304)へ進む。
〈ドップラーセンサの出力〉
次に、図18〜図20を参照して、メインドップラーセンサ101の出力について説明する。なお、サブドップラーセンサ102についても同様のことが云えるので、その説明は省略する。
図18は、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101を広範囲(図8,図9)に設定している場合に、給電位置に停車している電気推進車両40を振動させていないときに、電気推進車両40の周辺を人が歩行したときのメインドップラーセンサ101の出力波形を示している。この場合、電気推進車両40が振動していないので、メインドップラーセンサ101の出力は、人の足踏みに応じて変化することになる。したがって、メインドップラーセンサ101の出力に基づいて、電気推進車両40の周辺に移動物が侵入したことを検知することができる。
図19は、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101を広範囲(図8,図9)に設定している場合に、給電位置に停車している電気推進車両40を振動させたときのメインドップラーセンサ101の出力波形を示している。この場合、電気推進車両40の底部からドップラーセンサ101に返ってくる反射電波の強度が高いので、メインドップラーセンサ101の出力が飽和してしまう。そのため、メインドップラーセンサ101の出力に基づいて移動物を検知することができなくなってしまう。
図20は、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101を狭範囲(図10,図11)に設定している場合に、給電位置に停車している電気推進車両40を振動させたときのメインドップラーセンサ101の出力波形を示している。この場合、メインドップラーセンサ101の出力は、電気推進車両40の振動に応じて周期的に変化することになる。図20では、メインドップラーセンサ101の出力は、基準値REF(センサ出力の最大値と最小値との平均値)を中心として周期的に変化している。したがって、メインドップラーセンサ101の出力に基づいて、メインドップラーセンサ101が電気推進車両40の振動に反応していると判定することができる。
〈効果〉
以上のように、給電位置に停車している電気推進車両40の振動によりメインドップラーセンサ101の出力が飽和しないようにメインドップラーセンサ101の検知範囲R101が設定されているので、給電位置に停車している電気推進車両40が振動している場合であっても、一次コイル130の上方への移動物の侵入を検知することができる。また、サブドップラーセンサ102〜102の検知範囲R102〜R102によってメインドップラーセンサ101の検知範囲R101を補うことにより、一次コイル130の上方だけでなく側方周辺への移動物の侵入も検知することができる。さらに、サブドップラーセンサ102の出力が飽和しないようにサブドップラーセンサ102の検知範囲R102が設定されているので、給電位置に停車している電気推進車両40が振動している場合であっても、一次コイル130の側方周辺への移動物の侵入を検知することができる。
また、電気推進車両40が給電位置に停車していない場合にメインドップラーセンサ101の検知範囲R101を予め定められた範囲(例えば、電気推進車両40が給電位置に停車している場合の検知範囲よりも広い範囲)に設定することにより、メインドップラーセンサ101によって移動物の侵入を広範囲に検知することができる。また、電気推進車両40が給電位置に停止していない場合にサブドップラーセンサ102〜102を停止することにより、消費電力を低減することができる。
また、メインドップラーセンサ101の出力およびサブドップラーセンサ102〜102の出力を制御部14によって統合的に管理することができるので、移動物の侵入の有無に基づく制御(例えば、送電装置の給電動作の制御やユーザへの警告など)を実行することができる。
メインドップラーセンサ101(または、サブドップラーセンサ102)の出力が周期的に変化している場合にメインドップラーセンサ101(または、サブドップラーセンサ102)が移動物に反応していないと判定することにより、給電位置に停車している電気推進車両40の振動を移動物と誤って検知することを防止することができる。これにより、一次コイル130の上方および側方周辺への移動物の侵入を正確に検知することができる。
また、一次コイル130の上方および側方周辺のうち少なくとも一方に移動物が侵入した場合に、送電装置10による給電を停止することができるので、安全性を向上させることができる。
〔ドップラーセンサの検知範囲の設定〕
なお、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101は、給電位置に停車している電気推進車両40の底部の下方の空間高さHに応じて調整されても良い。例えば、制御部14は、給電位置の近傍に設けられた車高検知装置(電気推進車両40の下方の空間高さHを検知する装置、図示を省略)からの情報に基づいて、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101を調整しても良い。サブドップラーセンサ102についても同様である。
以上のように構成することにより、メインドップラーセンサ101(または、サブドップラーセンサ102)の出力が飽和しないように、メインドップラーセンサ101の検知範囲R101(または、サブドップラーセンサ102の検知範囲R102)を適切に設定することができる。
なお、サブドップラーセンサ102の送信アンテナ123および受信アンテナ124をアレーアンテナによって構成することにより、サブドップラーセンサ102の検知範囲R102の左右方向の幅(または、前後方向の幅)を維持したまま上下方向の幅のみを調整することが可能となる。このように構成した場合、制御部14は、サブドップラーセンサ102の出力が飽和しないように、サブドップラーセンサ102の検知範囲R102の(または、前後方向の幅)を維持したまま上下方向の幅のみを調整しても良い。
〔サブドップラーセンサの配置の変形例〕
図21のように、サブドップラーセンサ102の検知範囲R102の一部が他のサブドップラーセンサ102の検知範囲R102の一部にオーバーラップするように、サブドップラーセンサ102〜102を配置しても良い。この例では、一次コイル130の前後左右の各々に5つのサブドップラーセンサ102〜102が配置されている。このように構成することにより、図22のような移動物検知処理(側方周辺)を実行することが可能となる。
〔移動物検知処理(側方周辺)の変形例1〕
次に、図22を参照して、移動物検知処理(側方周辺)の変形例1について説明する。移動物検知処理(側方周辺)の変形例1では、図16に示したステップST214に代えて、ステップST401〜ST404が実行される。
《ステップST401》
ステップST212において、サブドップラーセンサ102の出力が周期的に変化していないと判定された場合、制御部14は、移動物を検知したサブドップラーセンサ102の個数(以下、反応センサ数と表記)が予め定められた閾値よりも少なくなったか否かを判定する。より具体的には、制御部14は、今回の反応センサ数が閾値よりも少なく、且つ、今回の反応センサ数が前回の反応センサ数よりも少なくなったか否かを判定する。反応センサ数が閾値よりも少なくなった場合には、ステップST402へ進み、そうでない場合には、ステップST404へ進む。
《ステップST402》
次に、制御部14は、サブドップラーセンサ102の出力に基づいて移動物が近づいているか否かを判定する。移動物が近づいている場合には、ステップST403へ進み、そうでない場合には、ステップST404へ進む。
《ステップST403》
次に、制御部14は、一次コイル130の側方周辺に移動物が侵入していると判定する。次に、ステップST204(または、ステップST304)へ進む。
《ステップST404》
一方、ステップST401において、反応センサ数が閾値よりも少なくなっていないと判定された場合、または、ステップST402において、移動物が近づいていると判定された場合、制御部14は、一次コイル130の側方周辺に移動物が侵入していないと判定する。次に、ステップST202へ進む。
〈異物検知処理(側方周辺)の変形例1の具体例〉
ここで、図23を参照して、移動物検知処理(側方周辺)の変形例1について具体的に説明する。この例では、5個のサブドップラーセンサ102a〜102eが設けられ、サブドップラーセンサ102a〜102eの検知範囲Ra〜Reがオーバーラップしているものとする。また、閾値は「1」であるものとする。
まず、移動物50が位置P1に到達した場合、4個のサブドップラーセンサ102a,102b,102c,102dが反応することになる。このとき、反応センサ数が「4」であるので、制御部14は、移動物50が侵入していないと判定する。
次に、移動物50が位置P1から位置P2へ移動すると、反応センサ数が「4」から「3」へ減少する。このとき、反応センサ数が「3」であるので、制御部14は、移動物50が侵入していないと判定する。
次に、移動物50が位置P2から位置P3へ移動すると、反応センサ数が「3」から「1」へ減少する。このとき、反応センサ数が「1」であるので、制御部14は、移動物50が侵入していると判定する。
〈効果〉
以上のように、一次コイル130と移動物50との間の距離が短くなるほど、反応センサ数が少なくなっていく。したがって、反応センサ数と閾値との比較結果に基づいて移動物の侵入の有無を判定することにより、一次コイル130の上方に侵入する可能性が高い移動物を選別することができる。
〔移動物検知処理(側方周辺)の変形例2〕
次に、図24を参照して、移動物検知処理(側方周辺)の変形例2について説明する。移動物検知処理(側方周辺)の変形例2では、図22に示した移動物検知処理(側方周辺)の変形例2のステップに加えて、ステップST501,ST502が実行される。
《ステップST501》
ステップST211において、少なくとも1つのサブドップラーセンサ102が反応していると判定された場合、サブドップラーセンサ102〜102の検知範囲R102〜R102の左右方向(または、前後方向)の幅が広くなるように、サブドップラーセンサ102〜102を制御する。これにより、サブドップラーセンサ102〜102の検知範囲R102〜R102のオーバーラップ領域が増加することになる。次に、ステップST212へ進む。
《ステップST502》
一方、ステップST211において、サブドップラーセンサ102〜102のいずれも反応していないと判定された場合、制御部14は、サブドップラーセンサ102〜102の検知範囲R102〜R102の左右方向(または、前後方向)の幅が予め定められた幅になるように、サブドップラーセンサ102〜102を制御する。次に、ステップST202へ進む。
〈効果〉
以上のように、サブドップラーセンサ102〜102の検知範囲R102〜R102のオーバーラップ領域が増加するようにサブドップラーセンサ102〜102の検知範囲R102〜R102を広くすることにより、反応センサ数と閾値との比較を精密に行うことができる。これにより、一次コイル130の上方に侵入する可能性が高い移動物を精密に選別することができる。
〔異物検知処理の変形例〕
次に、図25を参照して、異物検知処理の変形例について説明する。異物検知処理(給電前)(または、異物検知処理(給電中))では、図14に示したステップST204(または、図15に示したステップST304)に代えて、ステップST601,ST602が実行される。その他のステップは、図14(または、図15)に示したステップと同様である。
《ステップST601》
複数のサブドップラーセンサ102〜102およびメインドップラーセンサ101のうちいずれもが移動物に反応していないと判定され、且つ、上面監視センサ100が反応していないと判定された場合、制御部14は、給電モードを通常電力給電モードに設定する。次に、ステップST7(または、ステップST10)へ進む。
《ステップST602》
一方、複数のサブドップラーセンサ102〜102およびメインドップラーセンサ101のうち少なくとも1つのドップラーセンサが移動物に反応していると判定された場合、または、上面監視センサ100が反応していると判定された場合、制御部14は、給電モードを低電力給電モードに設定する。なお、低電力給電モードとは、一次コイル130と二次コイル210との間のエアギャップに異物(特に、金属片)が侵入していたとしても異物が高温に過熱されたり発火しない程度の電力で送電装置10が給電動作を行う給電モードのことである。すなわち、送電装置10によって給電される電力は、通常電力給電モードよりも低電力給電モードのほうが低い。次に、ステップST7(または、ステップST10)へ進む。
〈効果〉
以上のように、一次コイル130の上方および側方周辺のうち少なくとも一方に移動物が侵入した場合に、送電装置10によって給電される電力を低下させることができるので、安全性を向上させることができる。
〔非接触給電システムの変形例〕
図26のように、送電装置10は、図1に示した構成に加えて、電力整流部16と、電力出力部17とを備えていても良い。また、受電装置20は、図1に示した構成に加えて、インバータ部26を備えていても良い。このように構成することにより、送電装置10から受電装置20への給電だけでなく、受電装置20から送電装置10への給電を実行することができる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、上述の非接触給電システムは、電気推進車両の給電システムなどとして有用である。
1 非接触給電システム
10 送電装置
11 電力入力部
12 インバータ部
13 コイルユニット
14 制御部
15 通信アンテナ
100 上面監視センサ
101 メインドップラーセンサ
102 サブドップラーセンサ
103 通知部
111 基板
112 絶縁材
20 受電装置
21 コイルユニット
22 整流部
23 バッテリ
24 制御部
25 通信アンテナ
30 商用電源
40 電気推進車両
401 車両本体
402 タイヤ

Claims (10)

  1. 車両に設けられた受電装置と、
    上記車両が給電位置に停車している場合に、電磁誘導により上記受電装置に電力を非接触で給電する送電装置とを備え、
    上記送電装置は、上記給電位置に設けられた一次コイルと、該一次コイルの上方に検知範囲を有するメインドップラーセンサと、該一次コイルの側方周辺に検知範囲を有する複数のサブドップラーセンサとを含み、
    上記メインドップラーセンサおよび上記複数のサブドップラーセンサの各々の検知範囲は、上記給電位置に停車している上記車両の振動により当該ドップラーセンサの出力が飽和しないように設定されている
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  2. 請求項1において、
    上記メインドップラーセンサは、上記車両が給電位置に停車していない場合には、該メインドップラーセンサの検知範囲が予め定められた範囲に設定され、該車両が該給電位置に停車している場合には、該車両の振動により該メインドップラーセンサの出力が飽和しないように該メインドップラーセンサの検知範囲が設定され、
    上記複数のサブドップラーセンサは、該車両が該給電位置に停車していない場合に停止し、該車両が該給電位置に停車している場合に駆動する
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  3. 請求項1または2において、
    上記送電装置は、上記メインドップラーセンサの出力および上記複数のサブドップラーセンサの出力に基づいて、上記一次コイルの上方および側方周辺への移動物の侵入の有無を判定する制御部をさらに含んでいる
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  4. 請求項3において、
    上記制御部は、上記メインドップラーセンサおよび上記複数のサブドップラーセンサの各々について、当該ドップラーセンサの出力が周期的に変化している場合には、当該ドップラーセンサが上記移動物に反応していないと判定し、当該ドップラーセンサの出力が周期的に変化していない場合には、当該ドップラーセンサが該移動物に反応していると判定する
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  5. 請求項3または4において、
    上記複数のサブドップラーセンサの各々は、当該サブドップラーセンサの検知範囲の一部が他のサブドップラーセンサの検知範囲の一部にオーバーラップするように配置され、
    上記制御部は、上記移動物に反応しているサブドップラーセンサの個数と予め定められた閾値との比較結果に基づいて、上記一次コイルの側方周辺への移動物の侵入の有無を判定する
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  6. 請求項5において、
    上記制御部は、上記複数のサブドップラーセンサのうち少なくとも1つの出力が変化すると、該複数のサブドップラーセンサの検知範囲のオーバーラップ領域が増加するように該複数のサブドップラーセンサの検知範囲を広くする
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項において、
    上記制御部は、上記一次コイルの上方および側方周辺のうち少なくとも一方に上記移動物が侵入したと判定すると、上記送電装置による給電を停止する
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  8. 請求項3〜6のいずれか1項において、
    上記制御部は、上記一次コイルの上方および側方周辺のうち少なくとも一方に上記移動物が侵入したと判定すると、上記送電装置によって給電される電力を低下させる
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項において、
    上記メインドップラーセンサおよび上記複数のサブドップラーセンサの各々の検知範囲は、上記車両の底部の下方の空間高さに応じて調整されている
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  10. 車両が給電位置に停車している場合に、電磁誘導により該車両に設けられた受電装置に電力を非接触で給電する送電装置であって、
    上記給電位置に設けられた一次コイルと、
    上記一次コイルの上方に検知範囲を有するメインドップラーセンサと、
    上記一次コイルの側方周辺に検知範囲を有する複数のサブドップラーセンサとを備え、
    上記メインドップラーセンサおよび上記複数のサブドップラーセンサの各々の検知範囲は、上記給電位置に停車している上記車両の振動により当該ドップラーセンサの出力が飽和しないように設定されている
    ことを特徴とする送電装置。
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