JP2014057208A - スウィープ信号生成装置、スウィープ信号生成方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】歪みの少ないスウィープ信号を生成可能なスウィープ信号生成装置等を提供する。
【解決手段】スウィープ信号生成装置は、開始周波数から終了周波数まで出力周波数が分割区間ごとに変化するスウィープ信号を生成する装置である。スウィープ信号生成装置は、デジタル信号を生成する際に使用可能なサンプリング周波数を記憶する記憶部140と、サンプリング周波数で割りきれる周波数を分割区間ごとに算出し、算出した周波数を分割区間ごとの出力周波数として取得する出力周波数取得部122と、出力周波数の1周期で割り切れる時間を分割区間ごとに算出し、算出した時間を分割区間ごとの分割幅として取得する分割幅取得部123と、出力周波数取得部122で取得した出力周波数と分割幅取得部123で取得した分割幅とに基づいてスウィープ信号を生成するスウィープ信号生成部124と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、スウィープ信号生成装置、スウィープ信号生成方法、及びプログラムに関する。
デジタル信号として表現された正弦波をつなぎ合わせて所定周期の繰り返し信号を生成する方法が知られている。例えば、特許文献1には、複数の正弦波形を所定の周期ずつメモリしておき、これらをゼロクロス点で接続していくことで、歪みの少ない振動波形を生成する方法が開示されている。また、特許文献2には、ゼロクロス点がサンプリングポイントに含まれるようにサンプリング周波数を調整することで、ループ再生可能なループ波形データを生成する方法が開示されている。
特開2002−119912号公報 特開平6−83361号公報
機器の周波数特性を調べるためスウィープ信号が使用される。スウィープ信号は開始周波数から終了周波数まで、時間とともに周波数が変化する信号である。機器の周波数特性を調べる際、ユーザは出力するスウィープ信号の出力時間を指定する。歪みの少ないスウィープ信号を生成するには、波形データをゼロクロス点で接続できるように、サンプリング周期とスウィープ信号の波形周期とを一致させ、さらに、ユーザに定められた出力時間に合わせて、分割区間ごとに、適宜、出力周波数を選択する必要がある。
特許文献1には、正弦波をゼロクロス点で接続することが記載されているが、正弦波の周波数の選択については全く考慮されていない。しかも、使用可能な正弦波の周波数が限られており、周波数の選択自体困難である。また、特許文献2には、サンプリング周波数を調整してサンプリング周期と波形周期を一致させることが記載されているが、使用可能なサンプリング周波数は、通常、機器ごとに予め決められている。スウィープ信号を生成するにあたり、サンプリング周波数を変更するのは困難である。従って、単純に特許文献1や2の方法を使用して、歪みの少ないスウィープ信号を生成することは困難である。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、歪みの少ないスウィープ信号を生成可能なスウィープ信号生成装置、スウィープ信号生成方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係るスウィープ信号生成装置は、
開始周波数から終了周波数まで出力周波数が分割区間ごとに変化するスウィープ信号を生成するスウィープ信号生成装置であって、
サンプリング周波数を記憶する記憶部と、
前記サンプリング周波数で割りきれる周波数を前記分割区間ごとに算出し、算出した周波数を前記分割区間ごとの前記出力周波数として取得する出力周波数取得部と、
前記出力周波数の1周期で割り切れる時間を前記分割区間ごとに算出し、算出した時間を前記分割区間ごとの分割幅として取得する分割幅取得部と、
前記出力周波数取得部で取得した前記出力周波数と前記分割幅取得部で取得した前記分割幅とに基づいて前記スウィープ信号を生成するスウィープ信号生成部と、を備える、
ことを特徴とする。
前記分割幅取得部は、
前記スウィープ信号の出力時間を前記分割区間の数で分割することによって、1分割区間あたりの暫定的な分割幅を算出し、
前記出力周波数の1周期で割り切れる時間のうち、前記暫定的な分割幅に最も近い時間、若しくは前記暫定的な分割幅に最も近い時間に相当するサンプル数を前記分割幅として取得してもよい。
前記出力周波数取得部は、
前記開始周波数から前記終了周波数までを前記分割区間の数で分割することによって暫定的な出力周波数を算出し、
前記サンプリング周波数で割りきれる周波数のうち、前記暫定的な出力周波数に最も近い周波数を前記出力周波数として取得してもよい。
前記出力周波数取得部は、前記開始周波数から前記終了周波数までを前記分割区間の数で対数分割または線形分割して前記暫定的な出力周波数を算出してもよい。
ユーザから入力された前記開始周波数、前記終了周波数、及び前記スウィープ信号の出力時間を取得する出力条件取得部、を備え、
前記出力周波数取得部は、前記出力条件取得部で取得した前記開始周波数と前記終了周波数とに基づいて前記出力周波数を算出し、
前記分割幅取得部は、前記出力条件取得部で取得した前記出力時間に基づいて前記分割幅を算出してもよい。
本発明の第2の観点に係るスウィープ信号生成方法は、
開始周波数から終了周波数まで出力周波数が分割区間ごとに変化するスウィープ信号を生成するスウィープ信号生成方法であって、
前記分割区間ごとに、サンプリング周波数で割りきれる周波数を前記出力周波数として取得する出力周波数取得ステップと、
前記分割区間ごとに、前記出力周波数の1周期で割り切れる時間を前記分割区間の分割幅として取得する分割幅取得ステップと、
前記出力周波数取得ステップで取得した前記出力周波数と前記分割幅取得ステップで取得した前記分割幅とに基づいて前記スウィープ信号を生成するスウィープ信号生成ステップと、を有する、
ことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
開始周波数から終了周波数まで出力周波数が分割区間ごとに変化するスウィープ信号を生成するスウィープ信号生成装置を制御するコンピュータに、
前記分割区間ごとに、サンプリング周波数で割りきれる周波数を前記出力周波数として取得する出力周波数取得機能と、
前記分割区間ごとに、前記出力周波数の1周期で割り切れる時間を前記分割区間の分割幅として取得する分割幅取得機能と、
前記出力周波数取得機能で取得した前記出力周波数と前記分割幅取得機能で取得した前記分割幅とに基づいて前記スウィープ信号を生成するスウィープ信号生成機能と、を実現させる、
ことを特徴とする。
歪みの少ないスウィープ信号を生成可能なスウィープ信号生成装置、スウィープ信号生成方法、及びプログラムを提供を提供できる。
本発明の実施の形態に係るスウィープ信号生成装置が生成するスウィープ信号を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るスウィープ信号生成装置のブロック図である。 スウィープ信号生成装置の制御部の機能を説明するための機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るスウィープ信号生成処理を説明するためのフローチャートである。 スウィープ信号生成処理で算出される暫定周波数および出力周波数の一例を示す図である。 スウィープ信号生成処理で算出される暫定分割幅および分割幅の一例を示す図である。 スウィープ信号生成部で生成されるスウィープ信号を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係るスウィープ信号生成装置は、周波数特性調査対象機器200(例えば、スピーカー等の電気機器)に対して、スウィープ信号(例えば、スピーカーやイヤホンで音声出力可能な形式の電気信号)を出力するための装置である。なお、本実施の形態で説明する「スウィープ信号」は、例えば図1に示すように、分割区間毎に周波数が変化するタイムストレッチド・スウィープ信号のことをいうものとする。
スウィープ信号生成装置100は、図2に示すように、入力部110と、制御部120と、出力部130と、記憶部140とから構成される。
入力部110は、タッチパネル、数字ボタン、機能選択ボタン、決定ボタン等の各種ユーザインターフェースから構成される。入力部110は、ユーザからスウィープ信号の周波数範囲(すなわち、開始周波数と終了周波数の情報。以下、開始周波数を「開始周波数Fmin」、終了周波数を「終了周波数Fmax」とよぶ。)、および、スウィープ信号の出力時間(以下、「出力時間Tsw」とよぶ)の情報を取得可能に構成されている。また、入力部110は、ユーザからのスウィープ信号生成開始命令を取得可能に構成されている。
制御部120は、プロセッサ等の処理装置から構成される。制御部120は、記憶部140等に格納されているプログラムに従って動作し、後述の「スウィープ信号生成処理」を含む種々の動作を実行する。制御部120は、「スウィープ信号生成処理」に従って動作することで、図3に示すように、出力条件取得部121、出力周波数取得部122、分割幅取得部123、スウィープ信号生成部124として機能する。これら機能の動作については、後述の「スウィープ信号生成処理」の説明の箇所で述べる。
出力部130は、デジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換機やスピーカーやイヤホン等の周波数特性調査対象機器200に対し音声信号を出力する出力端子(例えば、スピーカー出力端子やイヤホン出力端子)等から構成される。出力部130は、制御部120で生成されたデジタル形式のスウィープ信号(以下、「デジタルスウィープ信号」という。)をアナログ形式のスウィープ信号(以下、「アナログスウィープ信号」という。)に変換し、周波数特性調査対象機器200に出力する。
記憶部140は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク等のデータ読み取り可能な記憶装置から構成される。スウィープ信号生成処理で使用されるプログラムコード等の各種情報が記録されている。
音楽CD(Compact Disc Digital Audio)に使用されるリニアPCM(Linear Pulse Code Modulation)等、音声フォーマットには予め決められたサンプリング周波数がある。例えば、プロセッサ等の処理装置を使ってデジタル音声信号を人工的に生成する場合、音声フォーマットが要求するサンプリング周波数に従って信号を生成する必要がある。記憶部140には、制御部120でデジタル信号を生成する際に使用可能な「サンプリング周波数」の情報が予め格納されている。例えば、記憶部140には、音楽CDに音声波形を記録する際に使用されるサンプリング周波数である44.1kHzが使用可能サンプリング周波数として記憶されている。なお、サンプリング周波数の情報は、スウィープ信号生成処理で使用するプログラムコードの中に埋め込まれた状態で記憶されていてもよい。また、以下の説明では、理解を容易にするため、記憶部140に記憶されているサンプリング周波数を「サンプリング周波数Fs」と表現する。
次に、このような構成を有するスウィープ信号生成装置100の動作について説明する。
スウィープ信号生成装置100に電源が投入され、入力部110を介し、ユーザがスウィープ信号の生成開始を命令すると、制御部120は「スウィープ信号生成処理」を開始する。なお、以下の説明では、分割区間は、図1に示すように、分割数Divideだけあるものとする。また、分割区間は、時間が古いものから順に分割区間1、分割区間2、・・・・、分割区間Divideと表現するものとする。
以下、図4のフローチャートを参照して「スウィープ信号生成処理」を説明する。
制御部120の出力条件取得部121は、入力部110を介し、ユーザから開始周波数Fmin、終了周波数Fmax、および、スウィープ信号の出力時間Tsw等の出力条件が入力されたか判別する(ステップS101)。出力条件が入力されていない場合(ステップS101:No)、出力条件が入力されるまでステップS101を繰り返す。出力条件が入力されている場合(ステップS101:Yes)、ユーザが入力した出力条件を不図示のRAM(Random Access Memory)等に保存し、ステップS102に進む。
制御部120の出力周波数取得部122は、開始周波数Fminから終了周波数Fmaxまでを分割数Divideで対数分割することで、分割区間ごとの暫定的な出力周波数である暫定周波数Ft(n)(ここで、n=1、2、・・・・、Divide)を算出する(ステップS102)。なお、分割区間ごとの暫定周波数Ft(n)は、例えば下記(式1)により算出することが可能である。例えば、開始周波数Fminとして20Hz、終了周波数Fmaxとして20kHzが入力されたのであれば、出力周波数取得部122は図5に示す値の暫定周波数Ft(n)を算出する。
Figure 2014057208
ステップS102で取得した暫定周波数Ft(n)の周期(すなわち、1/Ft(n))はサンプリング周波数Fsの周期(すなわち、1/Fs)の整数倍となっていない。このままでは、正弦波と正弦波をゼロクロス点で接続して人工的に繰り返し信号を生成することができない。そこで、出力周波数取得部122は、出力周波数がサンプリング周波数Fsのちょうど整数倍となるように、暫定周波数Ft(n)を補正する。このとき、出力周波数取得部122は、分割区間1から分割区間Divideまで、分割区間ごとに暫定周波数Ft(n)を補正する(以下、補正により算出された周波数を出力周波数F(n)(ここで、n=1、2、・・・・、Divide)という)(ステップS103)。出力周波数取得部122は、小数点第一位を四捨五入して整数にする処理をroundとして、例えば下記(式2)により出力周波数F(n)を算出することが可能である。これにより、サンプリング周波数で割りきれる周波数のうち、暫定周波数Ft(n)に最も近い周波数を出力周波数F(n)として取得できる。ステップS102で示した例であれば、例えば図5に示すような値の出力周波数F(n)が算出される。
Figure 2014057208
制御部120の分割幅取得部123は、例えば下記(式3)に示すように、スウィープ信号の出力時間Tswを分割数Divideで割ることで、1分割区間あたりの暫定的な分割幅である暫定分割幅Ttを算出する(ステップS104)。分割幅取得部123は、例えば下記(式3)により暫定分割幅Ttを算出することが可能である。例えば、ユーザから出力時間Tswを5秒と指定され、分割数Divideを40とするならば、5秒を40で割って暫定分割幅Ttを0.125秒と算出する。
Figure 2014057208
ステップS104で算出した暫定分割幅Ttは、ステップS103で算出した周波数F(n)の周期(すなわち、1/F(n))の整数倍となっていない。このままでは、出力されるスウィープ信号は周波数が切り替わるタイミングがゼロクロス点と一致せず、その結果、アナログスウィープ信号を生成したときに波形と波形のつなぎ目が不自然な状態となる。そこで、制御部120の分割幅取得部123は、分割幅が出力周波数F(n)の周期の整数倍となるように、暫定分割幅Ttを補正する。このとき、分割幅取得部123は、分割区間1から分割区間Divideまで、分割区間ごとに暫定分割幅Ttを補正する(以下、補正により算出された分割幅を分割幅T(n)(n=1、2、・・・・、Divide)という)(ステップS105)。分割幅取得部123は、例えば下記(式4)により分割幅T(n)を算出することが可能である。これにより、周波数F(n)の1周期で割り切れる時間のうち、暫定分割幅Ttに最も近い時間が分割幅分割幅T(n)として取得できる。ステップS104で示した例であれば、例えば図6に示すような値の分割幅T(n)が算出される。
Figure 2014057208
上述のステップS102〜ステップS105の処理によって、周波数F(n)はサンプリング周波数Fsの整数倍となっており、また、分割幅T(n)は周波数F(n)の1周期の整数倍となっている。その結果として、分割幅T(n)はサンプリング周波数Fsの1周期の整数倍となっている。そのため、制御部120は、単純に分割区間を並べるだけで複雑な計算処理をせずとも各分割区間を接続できる。しかも、分割幅T(n)は周波数F(n)の1周期の整数倍となっているので、分割区間が切り替わるタイミング、すなわち、分割幅T(n)の開始点および終了点と周波数F(n)のゼロクロス点を容易に一致させることができる。
制御部120のスウィープ信号生成部124は、ステップS103で算出した出力周波数F(n)とステップS105で算出した分割幅T(n)とに基づいて、デジタルスウィープ信号を生成する。このとき、スウィープ信号生成部124は、図7に示すように、分割区間が切り替わるタイミング(すなわち、出力周波数が切り替わるタイミング)にサンプリング周波数Fsのサンプリングポイントがくるように、かつ、正弦波のゼロクロス点がくるようにデジタルスウィープ信号を生成する(ステップS106)。なお、デジタルスウィープ信号のフォーマットは、例えば、音楽CDと同じリニアPCMフォーマットであってもよい。
スウィープ信号生成部124は、ステップS106で生成したデジタルスウィープ信号を出力部130に出力する(ステップS107)。出力部130は、デジタルスウィープ信号をA/D変換してアナログスウィープ信号を生成し、例えば周波数特性調査対象機器200に対して生成した信号を出力する。出力が完了したら、制御部120はスウィープ信号生成処理を終了する。
本実施の形態によれば、分割区間が切り替わるタイミングにサンプリングポイントおよび、正弦波のゼロクロス点がくるようにデジタルスウィープ信号を生成しているので、アナログスウィープ信号を生成したときの波形歪みを抑制することができる。その結果、精度の高い周波数特性の調査結果を得ることができる。
なお、上述の各実施の形態は一例であり、種々の変更及び応用が可能である。
例えば、ステップS102では、開始周波数Fminから終了周波数Fmaxまでを分割数Divideで対数分割することで暫定周波数Ft(n)を算出したが、開始周波数Fminから終了周波数Fmaxまでの分割方法は対数分割に限定されず、例えば、線形分割であってもよい。この場合、分割区間ごとの暫定周波数Ft(n)は、例えば下記(式5)により算出可能である。
Figure 2014057208
なお、上述の実施の形態では、(式1)〜(式5)で示したFt(n)、F(n)、T(n)に代入するnの値を、1からDivideまでと説明したが、nの値は0からDivide−1までであってもよいし、また、0からDivideまでであってもよい。
また、ステップS105では、分割幅T(n)を秒数で算出したが、分割幅T(n)はサンプリング周波数Fsの1周期の整数倍となっているので、例えば、サンプリング周波数Fsの1周期を1サンプルとしたサンプル数として算出可能である。サンプリング周波数Fsが44.1kHzなのであれば、1/44100秒を1サンプルとしたサンプル数で分割幅を算出してもよい。図6の分割区間1であれば、0.126190476秒を1/44100秒で割って5565サンプルとしてもよい。
また、記憶部140に記憶するサンプリング周波数Fsは1つに限定されない。スウィープ信号生成装置100が使用可能なサンプリング周波数Fsを複数記憶していてもよい。この場合、入力部110を介して使用可能な複数のサンプリング周波数の中から1つのサンプリング周波数を選択できるよう構成し、出力条件取得部121は、ユーザが選択したサンプリング周波数Fsを、スウィープ信号生成処理で使用するサンプリング周波数Fsとして取得できるよう構成されていてもよい。
また、スウィープ信号生成部124が生成するデジタルスウィープ信号のフォーマットはリニアPCMに限定されず、例えば、MP3(MPEG Audio Layer-3)等の他の音声フォーマットであってもよい。また、スウィープ信号生成部124が生成するデジタルスウィープ信号は音声信号に限定されず、例えば、単なる正弦波の繰り返し信号であってもよい。
また、スウィープ信号生成装置100は、必ずしもデジタルスウィープ信号をアナログスウィープ信号に変換して出力する必要はなく、デジタルスウィープ信号のまま、例えば、USBメモリやSDメモリーカード等の記憶媒体に出力してもよい。
各実施の形態のスウィープ信号生成装置100は、専用のシステムにより実現してもよいし、通常のコンピュータシステムにより実現してもよい。例えば、上述の動作を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、該プログラムをコンピュータにインストールして、上述の処理を実行することによってスウィープ信号生成装置100を構成してもよい。また、インターネット等のネットワーク上のサーバ装置が備えるディスク装置に格納しておき、例えばコンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。また、上述の機能を、OSとアプリケーションソフトとの共同により実現してもよい。この場合には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等してもよい。
上記プログラムを記録する記録媒体としては、USBメモリ、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu−ray Disc(登録商標)、MO(Magneto-Optical disk)、SDメモリーカード(Secure Digital memory card)、メモリースティック(登録商標)、その他、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、磁気テープ等のコンピュータ読取可能な記録媒体を使用することができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
100 スウィープ信号生成装置
110 入力部
120 制御部
121 出力条件取得部
122 出力周波数取得部
123 分割幅取得部
124 スウィープ信号生成部
130 出力部
140 記憶部
200 周波数特性調査対象機器

Claims (7)

  1. 開始周波数から終了周波数まで出力周波数が分割区間ごとに変化するスウィープ信号を生成するスウィープ信号生成装置であって、
    サンプリング周波数を記憶する記憶部と、
    前記サンプリング周波数で割りきれる周波数を前記分割区間ごとに算出し、算出した周波数を前記分割区間ごとの前記出力周波数として取得する出力周波数取得部と、
    前記出力周波数の1周期で割り切れる時間を前記分割区間ごとに算出し、算出した時間を前記分割区間ごとの分割幅として取得する分割幅取得部と、
    前記出力周波数取得部で取得した前記出力周波数と前記分割幅取得部で取得した前記分割幅とに基づいて前記スウィープ信号を生成するスウィープ信号生成部と、を備える、
    ことを特徴とするスウィープ信号生成装置。
  2. 前記分割幅取得部は、
    前記スウィープ信号の出力時間を前記分割区間の数で分割することによって、1分割区間あたりの暫定的な分割幅を算出し、
    前記出力周波数の1周期で割り切れる時間のうち、前記暫定的な分割幅に最も近い時間、若しくは前記暫定的な分割幅に最も近い時間に相当するサンプル数を前記分割幅として取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスウィープ信号生成装置。
  3. 前記出力周波数取得部は、
    前記開始周波数から前記終了周波数までを前記分割区間の数で分割することによって暫定的な出力周波数を算出し、
    前記サンプリング周波数で割りきれる周波数のうち、前記暫定的な出力周波数に最も近い周波数を前記出力周波数として取得する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のスウィープ信号生成装置。
  4. 前記出力周波数取得部は、前記開始周波数から前記終了周波数までを前記分割区間の数で対数分割または線形分割して前記暫定的な出力周波数を算出する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のスウィープ信号生成装置。
  5. ユーザから入力された前記開始周波数、前記終了周波数、及び前記スウィープ信号の出力時間を取得する出力条件取得部、を備え、
    前記出力周波数取得部は、前記出力条件取得部で取得した前記開始周波数と前記終了周波数とに基づいて前記出力周波数を算出し、
    前記分割幅取得部は、前記出力条件取得部で取得した前記出力時間に基づいて前記分割幅を算出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスウィープ信号生成装置。
  6. 開始周波数から終了周波数まで出力周波数が分割区間ごとに変化するスウィープ信号を生成するスウィープ信号生成方法であって、
    前記分割区間ごとに、サンプリング周波数で割りきれる周波数を前記出力周波数として取得する出力周波数取得ステップと、
    前記分割区間ごとに、前記出力周波数の1周期で割り切れる時間を前記分割区間の分割幅として取得する分割幅取得ステップと、
    前記出力周波数取得ステップで取得した前記出力周波数と前記分割幅取得ステップで取得した前記分割幅とに基づいて前記スウィープ信号を生成するスウィープ信号生成ステップと、を有する、
    ことを特徴とするスウィープ信号生成方法。
  7. 開始周波数から終了周波数まで出力周波数が分割区間ごとに変化するスウィープ信号を生成するスウィープ信号生成装置を制御するコンピュータに、
    前記分割区間ごとに、サンプリング周波数で割りきれる周波数を前記出力周波数として取得する出力周波数取得機能と、
    前記分割区間ごとに、前記出力周波数の1周期で割り切れる時間を前記分割区間の分割幅として取得する分割幅取得機能と、
    前記出力周波数取得機能で取得した前記出力周波数と前記分割幅取得機能で取得した前記分割幅とに基づいて前記スウィープ信号を生成するスウィープ信号生成機能と、を実現させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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JP2016048579A (ja) * 2015-12-04 2016-04-07 ヤフー株式会社 情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム

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JP2016048579A (ja) * 2015-12-04 2016-04-07 ヤフー株式会社 情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム

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