JP2014055930A - 光電場増強デバイス、光測定装置および方法 - Google Patents

光電場増強デバイス、光測定装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】微細な金属凹凸構造を備えた光電場増強デバイスにおいて、生体などの被検体の細胞を死滅させることなく保持し、被検体から放出された物質のラマンスペクトルなどを高精度に測定する。
【解決手段】表面に透明な微細凹凸構造を備えてなる透明基板21とその表面の微細凹凸構造23表面に形成された金属膜24とを備え、その金属膜24が形成された微細凹凸構造に照射された光により、金属膜24の表面に誘起された局在プラズモンの光電場増強効果によって、その表面に増強された光電場を発生する光電場増強デバイス10であって、金属膜24表面から間隔をあけた位置で被検体Sを支持する支持部材11を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、局在プラズモンを誘起する微細な金属凹凸構造を備えた光電場増強デバイス、その光電場増強デバイスを用いて増強された光を測定する光測定装置および方法に関するものである。
従来、金属表面における局在プラズモン共鳴現象による光電場増強効果を利用したセンサデバイスやラマン分光用デバイスなどの光電場増強デバイスが知られている。ラマン分光法は、物質に単波長光を照射して得られる散乱光を分光して、ラマン散乱光のスペクトル(ラマンスペクトル)を得る方法であり、このスペクトルを解析することによって物質の同定などを行うことができる。
上述したラマン分光法として、微弱なラマン散乱光を増強するために局在プラズモン共鳴によって増強された光電場を利用した、いわゆる表面増強ラマン(SERS)と呼ばれる方法がある(特許文献1、特許文献2および非特許文献1〜3参照))。
この方法は、金属体、特に表面にナノオーダの凹凸を有する金属体に物質を接触させた状態で光を照射すると、局在プラズモン共鳴による光電場増強が生じ、金属体表面に接触された試料のラマン散乱光強度が増強されるという原理を利用するものである。
具体的には、たとえば表面に金属微細凹凸構造を備えた基板が用いられ、この基板の金属膜上に被検体を設置し、その被検体設置箇所に向かって励起光を照射することによって表面増強ラマン分光法を実施することができる。
特表2006−514286号公報 特開2012−211839号公報
戸田、半那、谷著、日本写真学会誌 70,38(2007)、 Optics Express Vol.17, No.21 18556 Nano Letters, vol.19 No.6, 2343
しかしながら、たとえば生体の被検体から放出される代謝物などのラマンスペクトルを測定する際、金属膜上に被検体を直接設置した場合には、たとえば銀などの殺菌作用によって細胞が死滅して被検体が破壊されるおそれがある。また、金属膜上に直接設置された被検体自身が障害となって被検体から放出された代謝物が金属膜上に十分に拡散および付着せず、代謝物のラマンスペクトルを高精度に測定することができない問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、生体などの被検体の細胞を死滅させることなく保持し、被検体から放出された物質のラマンスペクトルなどを高精度に測定することができる光電場増強デバイスと、その光増強デバイスを用いた光測定装置および方法とを提供することを目的とする。
本発明の光電場増強デバイスは、表面に透明な微細凹凸構造を備えてなる透明基板とその表面の微細凹凸構造表面に形成された金属膜とを備え、その金属膜が形成された微細凹凸構造に照射された光により、金属膜の表面に誘起された局在プラズモンの光電場増強効果によって、その表面に増強された光電場を発生する光電場増強デバイスであって、金属膜表面から間隔をあけた位置で被検体を支持する支持部材を備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の光電場増強デバイスにおいては、支持部材を、被検体から放出された物質を透過するものとできる。
また、金属膜上に液体を保持する液体保持部を設けることができる。
また、支持部材を、生体の被検体から放出された代謝物を透過するものとできる。
また、支持部材を、多孔質フィルタから構成することができる。
また、支持部材を、複数の貫通孔が形成されたものとできる。
また、支持部材と金属膜との間に空隙を設けることができる。
また、微細凹凸構造をベーマイトから形成することができる。
また、金属膜を金または銀から形成することができる。
本発明の光測定装置は、上記光電場増強デバイスと、光電場増強デバイスの金属膜に対して励起光を照射する励起光照射部と、光電場増強デバイスへの励起光の照射により発生し、透明基板側から射出された光を検出する光検出部とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の光測定装置においては、励起光によって光電場増強デバイスの金属膜上を2次元状に走査させる走査機構を設けることができる。
本発明の光測定方法は、上記光電場増強デバイスの金属膜に対して励起光を照射し、光電場増強デバイスへの励起光の照射により発生し、透明基板側から射出された光を検出することを特徴とする。
本発明の光電場増強デバイスによれば、表面に透明な微細凹凸構造を備えてなる透明基板とその表面の微細凹凸構造表面に形成された金属膜とを備えた光電場増強デバイスにおいて、金属膜表面から間隔をあけた位置で被検体を支持する支持部材を設けるようにしたので、被検体が金属膜に直接接触することがないので被検体の細胞が死滅してしまうのを防止することができる。
さらに、支持部材として、被検体から放出された物質を透過するものを用いるようにした場合には、被検体から放出された物質が支持部材を透過して金属膜まで到達することができるので、金属膜近傍の上記物質のラマンスペクトルなどを高精度に測定することができる。
また、上記本発明の光電場増強デバイスにおいて、金属膜上に液体を保持する液体保持部を設けるようにした場合には、被検体から放出された物質を液体中に十分に拡散させることができ、金属膜に十分な量の物質を付着させることができる。
本発明の光電場増強デバイスおよび光測定装置の一実施形態を用いたラマン散乱光測定装置の概略構成を示す図 図1に示すラマン散乱光測定装置が備える光電電場増強デバイスに設けられた光電場増強基板を示す斜視図 図2Aに示した光電場増強基板の側面の一部IIBの拡大図 光電場増強基板の作製方法を示す各工程における断面図 光電場増強デバイスのその他の実施形態を示す図 光電場増強デバイスのその他の実施形態を示す図 光電場増強デバイスにおける支持部材のその他の実施形態を示す図 図1に示すラマン散乱光測定装置に対して光電場増強デバイスを移動させる移動ステージを設けた図
以下、本発明の光測定装置および方法の一実施形態を用いたラマン散乱光測定装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態のラマン散乱光測定装置1の概略構成を示すブロック図である。
ラマン散乱光測定装置1は、図1に示すように、被検体Sが設置される光電場増強デバイス10と、光電場増強デバイス10の光電場増強基板20の裏面側(透明基板側)から励起光L1を照射する励起光照射部30と、光電場増強基板20の金属膜24近傍の物質から発せられ光電場増強基板20の作用により増強されたラマン散乱光L2を、光電場増強基板20の裏面側から検出するための光検出部40とを備えている。
まず、光電場増強デバイス10について説明する。本実施形態の光電場増強デバイス10は、図1に示すように、光電場増強基板20と、光電場増強基板20の金属膜24上に液体Lを保持する液体保持部12と、液体保持部12内に設けられ、金属膜24から間隔をあけた位置で被検体Sを支持し、かつ被検体Sから放出された物質を透過する支持部材11とを備えている。
図2Aは、光電場増強デバイス10における光電場増強基板20のみを示す斜視図であり、図2Bは、図2Aに示した光電場増強基板20の側面の一部IIBの拡大図である。
光電場増強基板20は、図2Aおよび図2Bに示すように、表面に微細凹凸構造23を備えた透明基板21と、その微細凹凸構造23の表面に形成された金属膜24とからなるものである。金属膜24が微細凹凸構造23に沿って形成されることによって金属微細凹凸構造が構成されている。
この光電場増強基板20は、金属膜24が形成された微細凹凸構造23(金属微細凹凸構造)に励起光L1が照射されることによって、局在プラズモン共鳴が誘起され、この局在プラズモン共鳴により金属膜24の表面に増強された光電場を発生するものである。
透明基板21は、ガラスなどからなる透明基板本体22と、透明基板本体22とは異なる材料からなる微細凹凸構造23とから構成されている。
そして、本実施形態における微細凹凸構造23は、ベーマイトから形成されるものである。微細凹凸構造23は、その表面に金属膜24を形成した場合の金属微細凹凸構造の凸部の深さの平均およびピッチの平均が、励起光L1の波長より短くなるように形成されるものであるが、金属微細凹凸構造の表面に局在プラズモンを生じさせうるものであればよい。特に、微細凹凸構造23は、凸部頂点から隣接する凹部の底部までの深さの平均が200nm以下、凹部を隔てた最隣接凸部の頂点同士のピッチの平均が200nm以下であることが望ましい。
金属膜24は、励起光の照射を受けて局在プラズモンを生じうる金属からなるものであればよいが、たとえば、Au、Ag、Cu、Al、Pt、およびこれらを主成分とする合金からなる群より選択される少なくとも1種の金属からなるものである。特には、AuあるいはAgが好ましい。
金属膜24の膜厚は、微細凹凸構造23の表面に形成されたときに、金属微細凹凸構造として励起光の照射を受けて局在プラズモンを生じうる凹凸形状を維持することができる程度の厚みであれば特に制限はないが、10〜100nmであることが好ましい。
ここで、図3を用いて、本実施形態における光電場増強基板20の作製方法について説明する。図3は光電場増強基板20の各作製工程における断面図を示すものである。
まず板状の透明基板本体22を用意する。透明基板本体22は純水洗浄する。その後、透明基板本体22の表面にスパッタ法によりアルミニウム23aを数十nm程度成膜する。
その後、純水を沸騰させた中に、アルミニウム23a付き透明基板本体22を浸水させ、数分(5分程度)後に取り出す。この煮沸処理(ベーマイト処理)により、アルミニウム23aは透明化し、微細凹凸構造23が形成される。微細凹凸構造23上に金属膜24を蒸着させる。以上の処理により光電場増強基板20を作製することができる。
なお、金属膜24は、蒸着に限らず、たとえば金属の微粒子を固定化して形成するようにしてもよい。
また、上述した煮沸処理による微細凹凸構造作製工程において水熱反応させる金属としては、上述したアルミニウムに代えてアルミナ(Al(OH))のような金属酸化物を用いてもよい。アルミニウムおよびアルミナは、水熱反応させることにより、バイヤーマイト(Al[OH])またはベーマイト(AlOOH)のいずれか、または両方からなる複雑な三角錐構造を有する微細凹凸構造を基板上に形成することができる。なお、アルミニウムの他、チタン(Ti)など、同様に水熱反応により微細凹凸構造を形成する金属も用いることができる。
また、金属あるいは金属酸化物を透明基板本体22に成膜する方法は、スパッタ法に限らず、加熱蒸着法やゾルゲル法を用いてもよい。
また、水熱反応としては、煮沸処理に限らず、金属または金属酸化物が成膜された基板を高温の水蒸気に曝して金属または金属酸化物を高温の水蒸気と反応させる処理を行ってもよい。
そして、上述した光電場増強基板20の金属膜24上には、光電場増強基板20を底面とし、筒状の側壁部を有する液体保持部12が設けられている。液体保持部12は、生体の被検体Sの細胞が死滅しないように維持させるとともに、被検体Sから放出された物質を拡散するための溶液Lが貯留され、これを保持するものである。液体保持部12に保持される溶液Lとしては、たとえばリン酸緩衝生理食塩水(PBS)などがある。
また、液体保持部12内には、上述したような被検体Sを支持する支持部材11が設けられている。本実施形態の支持部材11は、たとえばミクロンオーダまたはサブミクロンオーダの多数の孔を有する多孔質フィルタから構成されるものである。
このような多孔質フィルタは、その厚さは数10μm〜数100μm程度であり、ポリスチレンなどの樹脂やセラミックなどの材料から形成されるものである。具体的には、たとえば、ポリカーボネート製のISOPORE(登録商標) Membrane filter(ミリポア社)、親水性PTFE(ポリテトラフルオロチレン)製のオムニポア(登録商標)、セルロース混合エステル製のMF-ミリポア(商品名)、親水性PVDF(ポリビニリデンフロライド)製のデュラポア(商品名)、無機酸化アルミ製のアノディスク(商品名)などを好適に用いることができる。
また、支持部材11の上で細胞を培養する場合には、オートクレーブ処理などの滅菌処理を施したものが好ましい。細胞培養用のメンブレンウエルとして市販されている例えばコスモ・バイオ(株)製インターセル(商品名)滅菌済みのものを用いる事もできる。
この多孔質フィルタからなる支持部材11は、生体の被検体Sの細胞が死滅しないように維持したり、細胞の培養を行ったりできるものであり、かつ被検体Sから放出された代謝物などの物質を透過するものである。支持部材11上に設置された被検体Sは、液体保持部12に保持された溶液Lに被検体刺激物が添加された際に代謝物を放出し、その代謝物は支持部材11を透過して光電場増強基板20の金属膜24の表面近傍に到達する。これにより代謝物のラマン散乱光が測定される。被検体Sから放出される代謝物としては、たとえばATP(アデノシン三リン酸)やCa(カルシウム)などがある。
また、細胞の大きさは一般に1μm〜100μm程度の範囲である事から、多孔質フィルタの細孔径の好ましい範囲は上限が1μm以下が好ましく、上述したATP(アデノシン三リン酸)やCa(カルシウム)などの代謝物が容易に通過できる点で2nm以上が好ましい。0.03μm〜1μmの範囲が入手性の点でより好ましい。
また、多孔質フィルタからなる支持部材11は、被検体Sから放出される物質以外のゴミなどを留める機能も果たすものである。
また、本実施形態においては、図1に示すように、支持部材11と光電場増強基板20の金属膜24との間に空隙SPが設けられている。この空隙SPは、支持部材11を透過した代謝物などが、この空隙SPの溶液Lにおいて十分拡散するように設けられたものである。この空隙SPは、たとえば1μm〜5mmの間隔で設けられるものである。また、代謝物が多孔質フィルタからなる支持部材11を容易に透過できるように、必要に応じて空隙SPを減圧する構成としてもよい。
励起光照射部30は、励起光L1を射出する半導体レーザ光源31と、この半導体レーザ光源31から射出された励起光L1を透過し、かつその励起光L1の照射により光電場増強基板20の金属膜24近傍の物質から射出されたラマン散乱光L2を含む光を光検出部40側へ反射するハーフミラー33と、ハーフミラー33を透過した励起光L1を光電場増強基板20の金属膜24近傍に集光するとともに、ラマン散乱光L2を平行光化するレンズ34とを備えている。
光検出部40は、ハーフミラー33により反射されてきた光のうち励起光L1を除去し、それ以外の光を透過するノッチフィルタ41と、ノイズ光を除去するためのピンホール43aを備えたピンホール板43と、光電場増強基板20の金属膜24近傍の物質から発せられ、レンズ34およびノッチフィルタ41を透過した増強ラマン散乱光L2を、ピンホール43aへ集光するためのレンズ42と、ピンホール43aを通過したラマン散乱光L2を平行光化するレンズ44と、ラマン散乱光L2を検出する分光器45とを備えている。
次に、本実施形態のラマン散乱光測定装置1を用いて、被検体Sから放出された代謝物などのラマンスペクトルを測定する方法について説明する。
まず、光電場増強デバイス10における支持部材11上に被検体Sが設置されるとともに、液体保持部12内に被検体Sが浸かるように溶液Lが貯留される。
次に、励起光照射部30の半導体レーザ光源31から励起光L1が射出され、励起光L1はハーフミラー33を透過してレンズ34で集光されて、光電場増強基板20上の金属膜24近傍に照射される。
励起光L1の照射によって光電場増強基板20の金属微細凹凸構造において局在プラズモン共鳴が誘起され、金属膜24表面に増強された光電場が発生する。金属膜24近傍の物質から発せられ、光電場により増強されたラマン散乱光L2は、レンズ34を透過して、ハーフミラー33によって分光器45側に反射される。なお、このとき、光電場増強基板20で反射された励起光L1もハーフミラー33によって反射されて分光器45側に反射されるが、励起光L1はノッチフィルタ41によって除去される。
一方、励起光L1とは波長が異なる光はノッチフィルタ41を透過し、レンズ42によってピンホール43aに集光され、ピンホール43aを透過した光はレンズ44によって平行光化され、分光器45へ入射される。なお、本実施形態におけるラマン散乱光測定装置1においては、レーリー散乱光あるいはミー散乱光などは、その波長が励起光L1と同じであるため、ノッチフィルタ41によってカットされ、分光器45へ入射することはない。ラマン散乱光L2は、分光器45に入射してラマンスペクトル測定が行われる。
上記実施形態のラマン散乱光測定装置1によれば、表面に透明な微細凹凸構造を備えてなる透明基板21とその表面の微細凹凸構造表面に形成された金属膜24とを備えた光電場増強デバイス10において、金属膜24表面から間隔をあけた位置で被検体Sを支持し、かつその被検体Sから放出された物質を透過する支持部材11を設けるようにしたので、被検体Sが金属膜24に直接接触することがないので被検体Sの細胞が死滅してしまうのを防止することができ、さらに、被検体から放出された物質が支持部材11を透過して金属膜まで到達することができるので、金属膜24近傍の物質のラマンスペクトルなどを高精度に測定することができる。
また、金属膜24上に溶液Lを保持する液体保持部12を設けるようにしたので、被検体Sから放出された物質を溶液L中に十分に拡散させることができ、金属膜24に十分な量の物質を付着させることができる。
また、上記実施形態のラマン散乱光測定装置1においては、透明基板21を備えた光電場増強基板20を用いるようにしたので、支持部材11が不透明な材料から形成されるものであったとしても、光電場増強基板20の透明基板側の面から励起光L1を入射し、ラマン散乱光L2を検出することができる。
また、上記実施形態においては、光電場増強デバイス10において、光電場増強基板20の金属膜24と支持部材11との間に空隙SPを設けるようにしたが、図4に示す光電場増強デバイス15のように、金属膜24上に支持部材11を直接設けるようにしてもよい。
このように金属膜24上に支持部材11を直接設けるようにした場合には、被検体Sから放出された代謝物が支持部材11を透過してほぼ真下の金属膜24に到達するようにできるので、たとえば後述するように励起光を2次元状に走査してラマンスペクトルを測定するような場合には、被検体Sから放出された代謝物の2次元的な分布を高精度に測定することができる。
なお、金属膜24上に支持部材11を直接設けるようにした場合、支持部材11と金属膜24との密着の程度によっては支持部材11自身のラマンスペクトルが混在する可能性もあるが、信号処理などによって除去することが可能である。
また、図4に示す光電場増強デバイス15のように金属膜24の全面に支持部材11を設けるのではなく、図5に示す光電場増強デバイス16のように、金属膜24の一部の面上に支持部材11を設け、この支持部材11の上に被検体Sを設置するようにしてもよい。
このように支持部材11を設けるようにした場合には、支持部材11が設けられていない金属膜24近傍に拡散された代謝物などのラマンスペクトルを測定するようにすれば、支持部材11の材料として必ずしも被検体Sから放出された物質を透過する材料を用いなくてもよい。具体的には、たとえばゼラチンからなる板部材などを用いることができる。これにより支持部材11の材料の選択の自由度を高めることができ、種々の被検体を死滅させることなく保持することができる。
また、上記実施形態の光電場増強デバイス10,15,16においては、被検体Sから放出された物質を透過する材料として多孔質フィルタを用いるようにしたが、多孔質フィルタに限らず、たとえば図6に示すような多数の貫通孔13aが設けられた板部材13を支持部材として用いるようにしてもよい。要するに、支持部材に設置された生体の被検体Sが死滅することなく維持できる材料から形成されるとともに、被検体Sから放出された物質を透過して光電場増強基板20の金属膜24まで到達させるものであれば如何なるものでもよい。
また、上記実施形態のラマン散乱光測定装置1において、励起光L1によって被検体S上を2次元状に走査し、被検体S上の励起光L1の各走査点についてラマンスペクトル測定を行うようにしてもよい。
具体的には、たとえば、図7に示すように、上記実施形態のラマン散乱光測定装置1において、光電場増強デバイス10を保持するとともに、図7に示すX方向およびY方向(紙面厚さ方向)に光電場増強デバイス10を移動させる移動ステージ100(走査機構に相当する)を設け、この移動ステージ100によって光電場増強デバイス10を移動させることによって、光電場増強基板20の金属膜24近傍を励起光L1によって2次元状に走査するようにしてもよい。
なお、励起光L1を2次元状に走査する走査機構としてはこれに限らず、光電場増強デバイス10は固定した状態とし、たとえばガルバノミラーなどを用いることによって光電場増強基板20の金属膜24近傍を励起光L1によって2次元状に走査するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、光電場増強基板20の透明基板21における微細凹凸構造23をベーマイトにより構成するようにしたが、ベーマイト以外の透明な材料により構成されていてもよい。たとえばアルミニウム基体に対して、陽極酸化処理を施してその上層部に多数の微細孔を有する陽極酸化アルミナを作製し、陽極酸化されていないアルミニウム部分を除去した陽極酸化アルミナを微細凹凸構造23とし、これをガラスなどの透明基板本体22上に固定して透明基板21を構成するようにしてもよい。
また、微細凹凸構造は透明基板本体と異なる材料により構成されたもののみならず、透明基板本体の表面を加工することにより透明基板本体と同一の材料により構成されていてもよい。たとえばガラス基板の表面をリソグラフィーとドライエッチング処理することにより、表面に微細凹凸構造を形成したものを透明基板として用いてもよい。
本発明の光測定装置および方法の一実施形態として、上記においてはラマン散乱光測定装置および方法について説明したが、本発明の光測定装置および方法は、プラズモン増強蛍光検出法および蛍光検出装置に適用することもできる。蛍光検出装置において、上述の光電場増強デバイス10,15,16を用い、支持部材11上に被検体Sを載置し、透明基板側から励起光を照射することにより、裏面側から増強された蛍光を検出することができる。
さらには、ラマン散乱光、蛍光の測定のみならず、励起光L1の照射を受けた金属膜24近傍の物質から生じるレーリー散乱光、ミー散乱光、あるいは第2高調波などの光測定装置および方法においても、上述の光電場増強デバイス10,15,16を用いることができ、上記と同様に、支持部材11上に被検体Sを載置し、透明基板側から励起光を照射することにより、裏面側から増強された光を検出することができる。
1 ラマン散乱光測定装置
10,15,16 光電場増強デバイス
11 支持部材
12 液体保持部
20 光電場増強基板
21 透明基板
22 透明基板本体
23 微細凹凸構造
24 金属膜
30 励起光照射部
31 半導体レーザ光源
40 光検出部
45 分光器
100 移動ステージ

Claims (12)

  1. 表面に透明な微細凹凸構造を備えてなる透明基板と、該表面の微細凹凸構造表面に形成された金属膜とを備え、該金属膜が形成された前記微細凹凸構造に照射された光により、前記金属膜の表面に誘起された局在プラズモンの光電場増強効果によって、該表面に増強された光電場を発生する光電場増強デバイスであって、
    前記金属膜表面から間隔をあけた位置で被検体を支持する支持部材を備えたことを特徴とする光電場増強デバイス。
  2. 前記支持部材が、前記被検体から放出された物質を透過するものであることを特徴とする請求項1記載の光電場増強デバイス。
  3. 前記金属膜上に液体を保持する液体保持部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の光電場増強デバイス。
  4. 前記支持部材が、生体の前記被検体から放出された代謝物を透過するものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の光電場増強デバイス。
  5. 前記支持部材が、多孔質フィルタで構成されたものであることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の光電場増強デバイス。
  6. 前記支持部材が、複数の貫通孔が形成されたものであることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の光電場増強デバイス。
  7. 前記支持部材と前記金属膜との間に空隙が設けられていることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の光電場増強デバイス。
  8. 前記微細凹凸構造が、ベーマイトからなるものであることを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の光電場増強デバイス。
  9. 前記金属膜が、金または銀からなるものであることを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載の光電場増強デバイス。
  10. 請求項1から9いずれか1項記載の光電場増強デバイスと、
    該光電場増強デバイスの前記金属膜に対して励起光を照射する励起光照射部と、
    前記光電場増強デバイスへの前記励起光の照射により発生し、前記透明基板側から射出された光を検出する光検出部とを備えたことを特徴とする光測定装置。
  11. 前記励起光によって前記光電場増強デバイスの金属膜上を2次元状に走査させる走査機構を備えたことを特徴とする請求項10記載の光測定装置。
  12. 請求項1から9いずれか1項記載の光電場増強デバイスの前記金属膜に対して励起光を照射し、
    前記光電場増強デバイスへの前記励起光の照射により発生し、前記透明基板側から射出された光を検出することを特徴とする光測定方法。
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