JP2014053674A - イーサネットスイッチおよび通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信レイテンシを低減すること。
【解決手段】FCoEを用いて複数の外部装置と接続し、ファイバチャネルスイッチとN_Port ID Virtualizationを用いて接続するイーサネットスイッチであって、前記複数の外部装置の内の第1の外部装置から第2の外部装置宛のパケットを受信した場合、前記複数の外部装置のうちFCoEにおけるコネクションが確立されている外部装置が記載された宛先情報を参照し、前記第2の外部装置が前記宛先情報に記載されているかチェックし、前記第2の外部装置が前記宛先情報に記載されている場合、前記パケットを前記第2の外部装置に送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、イーサネットスイッチおよび通信方法に関する。
従来、サーバ間通信と比較してストレージ通信は高い通信性能が要求されるため、それぞれ別個のネットワークが配備されてきた。ここで、サーバ間通信ネットワークはLocal Area Network (LAN)、ストレージ通信ネットワークはStorage Area Network (SAN)と呼ばれる。
しかし近年、イーサネットの高速化により、サーバ間通信とストレージ通信とを統合する、統合ネットワークを実現することが可能になってきた。SANの標準規格であるFibre Channel (FC)のパケットをイーサネットで扱う技術として、Fibre Channel over Ethernet (FCoE)がある。
FCoEを用いるシステムから、適切なゲートウェイ装置を介することにより、従来のFC装置にアクセスすることが可能である。これは、既存の資産を活用しながら、新しく統合ネットワークのシステムを構築する目的で用いられる形態である。
図1Aは、従来のシステムの構成図を示す図である。
システム11は、イーサネットスイッチ12、FCスイッチ13、サーバ14−i(i=1〜4)、およびストレージ15−iを備える。
イーサネットスイッチ12は、パケットのルーティングや変換等の処理を行う。
イーサネットスイッチ12は、N_Port ID Virtualization(NPIV)を用いたゲートウェイを有し、NPIVを用いて、FCスイッチ13と接続する。
NPIVとは、N_PortのIDを仮想化し、一つの物理ポート(N_Port)が複数のポート名やファブリックアドレス(N_Port ID)を持てるようにする技術である。
イーサネットスイッチ12には、複数の装置(サーバ14−1、14−2、ストレージ15−1、15−2)が接続され、イーサネットスイッチ12は、NPIVを用いて、FCスイッチ13に複数の装置を1つの装置であるかのように見せる。
イーサネットスイッチ12は、FCスイッチ13、サーバ14−1、14−2、およびストレージ15−1、15−2とLAN等のネットワークを介して接続する。
イーサネットスイッチ12のFCスイッチ13の接続するポートは、FCoEとFCとを変換する機能を有する。該機能は、FCスイッチ13に対して固有のMACアドレスを与え、このポートから外に送信されるFCoEパケットからはFCoEのカプセルを取り除き、FCパケットを送出する。また、該機能は、このポートから受信されるFCパケットに対してFCoEパケットへのカプセル化を行う。
FCスイッチ13は、イーサネットスイッチ12、サーバ14−3、14−4、およびストレージ15−3、15−4と接続する。
FCスイッチ13、サーバ14−3、14−4、およびストレージ15−3、15−4により、FC-SANが構成されている。
図1Aのシステム11では、FCoEネットワークとSANが接続する構成となっている。
また、SAN同士が接続するシステムもある。
図1Bは、従来の他のシステムの構成図を示す図である。
システム21は、FCスイッチ22、FCスイッチ23、サーバ24−i(i=1〜4)、およびストレージ25−iを備える。
FCスイッチ22は、パケットのルーティングや変換等の処理を行う。
FCスイッチ22は、NPIVを用いたゲートウェイを有し、NPIVを用いて、FCスイッチ23と接続する。
FCスイッチ22には、複数の装置(サーバ24−1、24−2、ストレージ25−1、25−2)が接続され、FCスイッチ22は、NPIVを用いて、FCスイッチ23に複数の装置を1つの装置であるかのように見せる。
FCスイッチ22は、FCスイッチ23、サーバ24−1、24−2、およびストレージ25−1、25−2と接続する。
FCスイッチ23は、FCスイッチ22、サーバ24−3、24−4、およびストレージ25−3、25−4と接続する。
FCスイッチ23、サーバ24−3、24−4、およびストレージ25−3、25−4により、FC-SANが構成されている。
図1Aのシステムにおいて、FCoE装置間でパケットを送信した場合のパケットの経路について示す。
図2は、従来のFCoE装置間の通信を示す図である。
図2では、サーバ14−1とストレージ15−2間の通信を示す。
サーバ14−1からストレージ15−2へパケットを送信する場合、パケットは、サーバ14−1からイーサネットスイッチ12に送信され、イーサネットスイッチ12からFCスイッチ13に転送され、FCスイッチ13からイーサネットスイッチ12に転送され、イーサネットスイッチ12からストレージ15−2に送信される。
このように、イーサネットスイッチ12と接続しているNPIV配下の送置間の通信では、FCスイッチ13を経由してパケットは送信される。
特開2011−76582号公報 特開2008−258917号公報
従来のシステムでは、NPIV配下の装置間の通信であっても、パケットは外部スイッチを経由するため、経路が長くなり、通信レイテンシが大きくなるという問題がある。また、外部スイッチを経由することで、スイッチ間が通信のボトルネックとなる。
本発明の課題は、通信レイテンシを低減し、スイッチ間のボトルネックを解消することである。
実施の形態のイーサネットスイッチは、Fibre Channel over Ethernetを用いて複数の外部装置と接続し、ファイバチャネルスイッチとN_Port ID Virtualizationを用いて接続する。
前記イーサネットスイッチは、記憶部および処理部を備える。
前記記憶部は、前記複数の外部装置のうちFCoEにおけるコネクションが確立されている外部装置が記載された宛先情報を格納する。
前記処理部は、前記複数の外部装置の内の第1の外部装置から第2の外部装置宛のパケットを受信した場合、前記第2の外部装置が前記宛先情報に記載されているかチェックし、前記第2の外部装置が前記宛先情報に記載されている場合、前記パケットを前記第2の外部装置に送信する。
実施の形態のイーサネットスイッチによれば、通信レイテンシを低減することができる。
従来のシステムの構成図を示す図である。 従来の他のシステムの構成図を示す図である。 従来のFCoE装置間の通信を示す図である。 第1の実施の形態に係るシステムの構成図である。 第1の実施の形態に係るイーサネットスイッチの構成図である。 FLOGI処理DBの例を示す図である。 FCoE宛先DBの例を示す図である。 FCoEセキュリティDBの例を示す図である。 第1の実施の形態に係るイーサネットスイッチのパケット処理のフローチャートである。 第1の実施の形態に係るFabricポート受信処理の詳細なフローチャートである。 第1の実施の形態に係る変更前と変更後のパケットを示す図である。 第1の実施の形態に係るFCoE装置間の通信を示す図である。 第1の実施の形態に係るProxyポート受信処理の詳細なフローチャートである。 第1の実施の形態に係る第1のセキュリティチェック処理のフローチャートである。 第1の実施の形態に係る第2のセキュリティチェック処理のフローチャートである。 第2の実施の形態に係るシステムの構成図である。 第2の実施の形態に係るFCスイッチの構成図である。 FLOGI処理DBの例を示す図である。 転送DBの例を示す図である。 第2の実施の形態に係るFCスイッチのパケット処理のフローチャートである。 第2の実施の形態に係るFabricポート受信処理の詳細なフローチャートである。 第2の実施の形態に係るFC装置間の通信を示す図である。 第2の実施の形態に係るProxyポート受信処理の詳細なフローチャートである。
以下、図面を参照しながら実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図3は、第1の実施の形態に係るシステムの構成図である。
システム101は、イーサネットスイッチ201、FCスイッチ301、サーバ401−i(i=1〜4)、およびストレージ501−iを備える。
イーサネットスイッチ201は、パケットのルーティングや変換等の処理を行う。
イーサネットスイッチ201は、N_Port ID Virtualization(NPIV)を用いたゲートウェイを有し、NPIVを用いて、FCスイッチ301と接続する。
NPIVとは、N_PortのIDを仮想化し、一つの物理ポート(N_Port)が複数のポート名やファブリックアドレス(N_Port ID)を持てるようにする技術である。
イーサネットスイッチ201は、NPIVを用いて、FCスイッチ301に複数の装置を1つの装置であるかのように見せる。
イーサネットスイッチ201は、FCスイッチ301、サーバ401−1、401−2、およびストレージ501−1、501−2と接続する。
イーサネットスイッチ201のFCスイッチ301の接続するポートは、FCoEとFCとを変換する機能を有する。該機能は、FCスイッチ301に対して固有のMACアドレスを与え、このポートから外に送信されるFCoEパケットからはFCoEのカプセルを取り除き、FCパケットを送出する。また、該機能は、このポートから受信されるFCパケットに対してFCoEパケットへのカプセル化を行う。そのとき、送信MACアドレスとしてFCスイッチ301に与えられたMACアドレスが使用される。
イーサネットスイッチ201は、サーバ401−1、401−2、およびストレージ501−1、501−2とLAN等のネットワークを介して接続する。
FCスイッチ301は、イーサネットスイッチ201、サーバ401−3、401−4、およびストレージ501−3、501−4と接続する。
FCスイッチ301は、イーサネットスイッチ201、サーバ401−3、401−4、およびストレージ501−3、501−4と光ファイバケープルを介して接続し、FCを用いて、イーサネットスイッチ201、サーバ401−3、401−4、およびストレージ501−3、501−4と通信を行う。
FCスイッチ301、サーバ401−3、401−4、およびストレージ501−3、501−4により、FC-SANが構成されている。
サーバ401は、各種処理を行う情報処理装置である。
サーバ401−1、401−2は、FCoEを用いてイーサネットスイッチ201と通信を行う。サーバ401−1、401−2は、FCスイッチ201との接続に用いられるポートを有し、各ポートは固有のMACアドレスを有する。また、各ポートには、ユニークなファイバチャネルIDが割り当てられる。
サーバ401−3、401−4は、FCインタフェースを有し、FCを用いてFCスイッチ301と通信を行う。
ストレージ501は、データを格納する装置である。ストレージ501は、例えば、複数のハードディスクドライブを有するディスクアレイ装置である。
ストレージ501−1、501−2は、FCoEを用いてイーサネットスイッチ201と通信を行う。ストレージ501−1、501−2は、イーサネットスイッチ201との接続に用いられるポートを有し、各ポートは固有のMACアドレスを有する。また、各ポートには、ユニークなファイバチャネルIDが割り当てられる。
ストレージ501−3、501−4は、FCインタフェースを有し、FCを用いてFCスイッチ301と通信を行う。
サーバ401−1、401−2およびストレージ501−1、501−2は、FCoEとFCとを相互に変換する機能を有し、FCパケットをFCoEパケットに変換してイーサネットスイッチ201に送信する。サーバ401−1、401−2およびストレージ501−1、501−2は、FCoE装置の一例である。
図4は、第1の実施の形態に係るイーサネットスイッチの構成図である。
イーサネットスイッチ201は、受信ポート211−j(j=1〜n:nは整数)、送信ポート212−j、プロトコル処理部215、およびスイッチ処理部221を備える。
受信ポート211は、FCスイッチ301、サーバ401−1、401−2、またはストレージ501−1、501−2と接続し、パケットを受信するポートである。
送信ポート212は、FCスイッチ301、サーバ401−1、401−2、またはストレージ501−1、501−2と接続し、パケットを送信するポートである。
また、受信ポート211−jと送信ポート212−jにより1組のポートを構成しており、受信ポート211−jと送信ポート212−jには同じポート番号が割り当てられる。
本実施の形態において、受信ポート211および送信ポート212のうち、FCスイッチ301に接続するポートは、Proxyポートと呼ぶ。
また、受信ポート211および送信ポート212のうち、サーバ401−1、401−2またはストレージ501−1、501−2に接続するポートは、Fabricポートと呼ぶ。
プロトコル処理部215は、コネクションの確立やプロトコルの監視、およびスイッチ処理部221への指示などの処理を行う。
プロトコル処理部215は、FLOGI処理データベース(DB)216を有する。
プロトコル処理部215は、例えば、スイッチ201内のメモリ(不図示)に格納されたソフトウェアをCentral Processing Unit(CPU)(不図示)が読み出して実行することにより実現される。また、プロトコル処理部215は、例えば、ハードウェア回路やプロセッサ等により実現してもよい。
FLOGI処理DB216は、スイッチ201で実行されたFCoEにおけるコネクション確立のプロトコル(FCoE Initialization Protocol:FIP)の一つであるFLOGIの処理の記録である。
図5は、FLOGI処理DBの例を示す図である。
FLOGI処理 DB216は、項目として、受信ポート、送信ポート、変換前パケットヘッダ情報、変換後パケットヘッダ情報を有する。FLOGI処理 DB216には、受信ポート、送信ポート、変換前パケットヘッダ情報、変換後パケットヘッダ情報が対応付けられて記載されている。
受信ポートは、パケットを受信したポートを示す識別子である。受信ポートには、例えば、パケットを受信した受信ポート211のポート番号が記述される。
送信ポートは、パケットを送信したポートを示す識別子である。送信ポートには、例えば、パケットを送信した送信ポート212のポート番号が記述される。
変換前パケットヘッダ情報は、変換前(FLOGI)のパケットのヘッダの情報である。変換前パケットヘッダ情報は、送信元MACアドレス、FCエクスチェンジIDを含む。
送信元MACアドレスは、FLOGIのパケットを送信したポートのMACアドレスである。
FCエクスチェンジIDは、一連の関連するパケットごとに割り当てられた識別情報である。例えば、FLOGIとそれに対する応答であるFLOGI ACCEPT(ACC)は、同一のFCエクスチェンジIDを有する。
変換後パケットヘッダ情報は、変換後(FDISC)のパケットのヘッダの情報である。変換後パケットヘッダ情報は、FCエクスチェンジIDを含む。
スイッチ処理部221は、マルチプレクサ222、パケットバッファ223、パケット更新部224、パケット処理部225、中継処理部226、デマルチプレクサ227、および記憶部228を備える。
スイッチ処理部221は、例えば、ハードウェア回路やプロセッサ等により実現される。
マルチプレクサ222は、プロトコル処理部215および受信ポート211から入力されたパケットをパケットバッファ223に出力する。また、マルチプレクサ222から出力されたパケットから、ヘッダ情報抽出部(不図示)によりヘッダ情報が抽出され、パケット処理部225に入力される。
パケットバッファ223は、受信したパケットを一時的に格納するバッファである。 パケットバッファ223は、格納しているパケットをパケット更新部224に出力する。
パケット更新部224は、パケットのヘッダを中継処理部226からの指示に基づいて変更する。
パケット処理部225は、ヘッダ情報、プロトコルデータベース(DB)231、FCoE宛先DB 232、およびFCoEセキュリティDB233に基づいて、パケットの処理を決定する。また、パケット処理部225は、プロトコルDB231、FCoE232、およびFCoEセキュリティDB233に対する書き込みおよび読み出しを行う。また、パケット処理部225は、パケットの宛先やヘッダの変更を示す制御信号を中継処理部226に出力する。
中継処理部226は、パケット処理部225からの出力または転送DB234に基づいて、デマルチプレクサ227にパケットの出力先を示す制御信号を出力する。また、中継処理部226は、パケット処理部225からの制御信号に基づいて、パケット更新部224にパケットのヘッダの変更を指示する。
デマルチプレクサ227は、中継処理部226からの制御信号に基づいて、パケットを送信ポート212およびプロトコル処理部215のいずれかに出力する。
記憶部228は、データを格納する装置である。記憶部228は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。記憶部228は、プロトコルDB231、FCoE宛先DB232、FCoEセキュリティDB233、および転送DB234を格納する。
プロトコルDB231には、パケットの種類を識別するための情報が記載されている。パケット処理部225は、入力されたヘッダ情報とプロトコルDB231を比較することで、パケットの種類を判別することができる。
FCoE宛先DB232は、イーサネットスイッチ201と接続しているFCoE装置の情報および該FCoE装置が接続している送信ポート212を示す情報である。
図6は、FCoE宛先DBの例を示す図である。
FCoE宛先DB232は、項目として、FC ID、MACアドレス、およびポート番号を有する。FCoE宛先DB232には、FC ID、MACアドレス、およびポート番号が対応付けられて記述されている。
FC IDは、イーサネットスイッチ201が接続している装置のポートごとに割り当てられる識別子である。
MACアドレスは、FCoE装置のポートが有するMACアドレスである。
ポート番号は、送信ポート212を示すポート番号である。
FCoE宛先DBを参照することにより、イーサネットスイッチ201のあるポートがどの装置(サーバまたはストレージ)のポートと接続しているか判断できる。
FCoEセキュリティDB233は、コネクションが確立されているポートの組を示す情報である。
図7は、FCoEセキュリティDBの例を示す図である。
FCoEセキュリティDB233には、コネクションが確立されているポートの組の各ポートのFC IDが対応付けられて記述されている。
転送DB234は、パケットの出力するポートを示す情報である。転送DB234には、宛先MACアドレスとポート番号が対応付けられて記述されている。
図8は、第1の実施の形態に係るイーサネットスイッチのパケット処理のフローチャートである。
ステップS601において、プロトコル処理部215はスイッチ処理部221を介して、FCスイッチ301にファブリック・ログイン(FLOGI)を行う。NPIVでは、FLOGIによって確立した接続に対して、ファブリック・ディスカバリ(FDISC)コマンドを発行することにより後続するログイン処理を行い、一つのリンクの上に複数の接続を確立する。ステップS601のFLOGI処理は、後続するログイン処理のベースとなるものである。
ステップS602において、スイッチ処理部221はパケットを受信するまで待機し、パケットを受信した場合、制御はステップS603に進む。
ステップS603において、プロトコル処理部215およびスイッチ処理部221は、受信したパケットがProxyポートで受信したパケットであるか判定する。受信したパケットがProxyポートで受信したパケットである場合(すなわち、FCスイッチ301から受信した場合)、制御はステップS605に進み、受信したパケットがProxyポートで受信したパケットでない場合(すなわち、サーバ401−1、401−2またはストレージ501−1、501−2から受信した場合)、制御はステップS604に進む。尚、イーサネットスイッチ201は、受信ポート211および送信ポート212の各ポートがProxyポートかFabricポートであるかを示す情報を有しており、プロトコル処理部215およびスイッチ処理部221は、該情報に基づいて、パケットを受信した受信ポート211がProxyポートかFabricポートであるか判断できる。
ステップS604において、イーサネットスイッチ201は、Fabricポート受信処理を行う。尚、Fabricポート受信処理の詳細については後述する。
ステップS605において、イーサネットスイッチ201は、Proxyポート受信処理を行う。尚、Proxyポート受信処理の詳細については後述する。
図9は、第1の実施の形態に係るFabricポート受信処理の詳細なフローチャートである。
図9は、図8のステップS604に対応する。
ステップS611において、スイッチ処理部221は、受信したパケットがFLOGIのパケット(FLOGIパケット)であるか否か判定する。パケットがFLOGIパケットである場合、制御はステップS612に進み、パケットがFLOGIパケットでない場合、制御はステップS615に進む。
ステップS612において、プロトコル処理部215は、FLOGIパケットをFDISCのパケットに変換する。
ステップS613において、プロトコル処理部215は、スイッチ処理部221を介して、FCスイッチ301と接続する送信ポート212(Proxyポート)からFDISCパケットを出力する。
ステップS614において、プロトコル処理部215は、FLOGIパケットを受信した受信ポート211のポート番号をFLOGI処理 DB216の受信ポートに、FDISCパケットを送信した送信ポート212のポート番号をFLOGI処理 DB216の送信ポートに、FLOGIパケットのヘッダ情報(送信元MACアドレスおよびFCエクスチェンジID)をFLOGI処理 DB216の変換前のパケットのヘッダ情報に、FDISCパケットのヘッダ情報(FCエクスチェンジID)をFLOGI処理 DB216の変換後のパケットヘッダ情報にそれぞれ記録する。
上述のステップS611〜S614の処理で述べたように、イーサネットスイッチ201は、イーサネットスイッチ201と接続するFCoE装置(サーバ401−1、401−2、またはストレージ501−1、501−2)からコネクション確立のためのFLOGIパケットを受信した場合、FDISCパケットに変換し、FCスイッチ301に送信している。そして、このときにイーサネットスイッチ201は、FLOGIを行ったFCoE装置の情報をFLOGI処理 DB216に記録する。
ステップS615において、パケット処理部225は、受信したパケットの宛先ID(Destination ID:D_ID)を検索キーとして、FCoE宛先DB232を検索する。
ステップS616において、パケット処理部225は、受信したパケットの宛先IDのポートと接続するFabricポートがあるか判定する。詳細には、パケット処理部225は、ステップS615の検索において、受信したパケットのD_IDと一致するFC IDを有するレコードが検出された場合、受信したパケットの宛先IDのポートと接続するFabricポートがあると判定する。受信したパケットの宛先IDのポートと接続するFabricポートがある場合、制御はステップS617に進み、受信したパケットの宛先IDのポートと接続するFabricポートがない場合、制御はステップS619に進む。
ステップS617において、パケット処理部225は、パケット更新部224に受信したパケットのヘッダの変更を指示する。パケット更新部224は、指示に基づいてパケットのヘッダを変更する。
ここで、パケットのヘッダの変更について詳細に説明する。
図10は、第1の実施の形態に係る変更前と変更後のパケットを示す図である。
パケット150は、MACヘッダ、FCoEヘッダ、FCペイロード、Padding、およびCRCを含む。
MACヘッダは、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、VLAN、およびEther Typeを含む。
宛先MACアドレスは、パケットが次に送信される送信先の装置のポートのMACアドレスである。
送信元MACアドレスは、パケットを送信した直前の装置のポートのMACアドレスである。
VLANは、FCoEパケットのオプションである。
Ether Typeは、パケットの種類を示す。
FCペイロードは、宛先ID(D_ID)および送信元ID(S_ID)を含む。
宛先IDは、パケットの宛先のポートのFC IDである。
送信元IDは、パケットの送信元のポートのFC IDである。
第1の実施の形態において、変更前のパケット150−1(すなわち、スイッチ201が受信したパケット)の宛先MACアドレスには、FCスイッチ301のMACアドレスが記述され、送信元MACアドレスには、送信元エンドノード(サーバ401−1、401−2、ストレージ501−1、501−2のいずれか)のMACアドレスが記述される。
パケット更新部224は、パケット150−1の宛先MACアドレスを送信元MACアドレスに記述する。また、パケット更新部224は、パケット150−1の宛先IDに対応するポートのMACアドレスをパケット150−1の宛先MACアドレスに記述する。尚、パケット更新部224は、ヘッダの変更に応じてCRCについても変更する。
上記処理により、第1の実施の形態において、変更後のパケット150−2(すなわち、スイッチ201が出力するパケット)の宛先MACアドレスには、宛先エンドノードのMACアドレスが記述され、送信元MACアドレスには、FCスイッチ301のMACアドレスが記述される。
以下、図9の説明に戻る。
ステップS618において、中継処理部226は、宛先IDのポートと接続するFabricポートからヘッダが変更されたパケットを送信する。詳細には、中継処理部226は、ステップS615で検出されたレコードに含まれるポート番号で示される送信ポート212からヘッダが変更されたパケットを送信する。
ステップS619において、中継処理部226は、送信ポート212の内のProxyポートからパケットを送信する。
ここで、FCoE装置間でパケットを送信した場合のパケットのヘッダやパケットの経路について具体例を示す。
図11は、FCoE装置間の通信を示す図である。
図11は、サーバ401−1からストレージ501−2にパケットを送信する場合について示す。
ここで、サーバ401−1のMACアドレスはMAC_Aとする。ストレージ501−2のMACアドレスはMAC_B、FC IDはID_Bとする。FCスイッチ301のMACアドレスはMAC_Xとする。
サーバ401−1から出力されたパケット160−1の宛先MACアドレスはMAC_X、送信元MACアドレスはMAC_Aである。また、パケット160−1の宛先IDはID_Bである。
イーサネットスイッチ201に入力されたパケット160−1に対して、ステップS617で述べたヘッダの変更が行われ、ヘッダが変更されたパケット160−2は、ストレージ501−2に出力される
ヘッダが変更されたパケット160−2の宛先MACアドレスはMAC_B、送信元MACアドレスはMAC_Xとなっている。また、パケット160−2の宛先IDは、変更されずにID_Bのままとなっている。
図12は、第1の実施の形態に係るProxyポート受信処理の詳細なフローチャートである。
図12は、図8のステップS605に対応する。
ステップS621において、スイッチ処理部221は、受信したパケットがイーサネットスイッチ201宛のFDISC ACCまたはFDISC REJECT(RJT)であるか判定する。受信したパケットがイーサネットスイッチ201宛のFDISC ACCまたはFDISC RJTである場合、制御はステップS622に進み、受信したパケットがイーサネットスイッチ201宛のFDISC ACCおよびFDISC RJTでない場合、制御はステップS630に進む。
ステップS622において、プロトコル処理部215は、パケットのFCエクスチェンジIDを検索キーとして、FLOGI処理 DB216を検索する。詳細には、プロトコル処理部215は、パケットのFCエクスチェンジIDがFLOGI処理 DB216の変換後のパケットヘッダ情報に記載のFCエクスチェンジIDと一致するかチェックする。すなわち、受信したパケットが自分宛のFDISC ACC (FDISCのACCEPT)またはFDISC RJT (REJECT)の場合、そのパケットはFLOGIをFDISCに変換して送信したパケットに対する応答であるため、対応するFLOGI処理の記録があるかチェックしている。
ステップS623において、プロトコル処理部215は、対応するFLOGI処理の記録が検出された場合(すなわち、パケットのFCエクスチェンジIDと一致するFCエクスチェンジIDが記述されたレコードが見つかった場合)、制御はステップS624に進み、検出されなかった場合、制御はステップS629に進む。
ステップS624において、プロトコル処理部215は、パケットがFIDSC ACCかFDISC RJTかチェックする。パケットがFIDSC ACCである場合、制御はステップS625に進み、パケットがFIDSC RJTである場合、制御はステップS627に進む。
ステップS625において、プロトコル処理部215は、FIDSC ACCをFLOGI ACCに変換し、FLOGIの送信元のポートと接続するFabricポートからFLOGI ACCを出力する。尚、FLOGIの送信元のポートと接続するFabricポートは、ステップS622の検索においてFLOGI処理 DB216から検出されたレコードの受信ポートに記載されたポート番号に対応する送信ポート212である。
ステップS626において、プロトコル処理部215は、FLOGIの送信元のアドレス(MACアドレスおよびFC ID)と送信元と接続するポートの情報(ポート番号)の記録をパケット処理部225に指示する。パケット処理部225は、FLOGIの送信元のアドレス(FC ID)と送信元と接続するポートの情報(ポート番号)をFCoE宛先DB232に記録する。
ステップS627において、プロトコル処理部215は、FDISC RJTをFLOGI RJTに変換し、FLOGIの送信元のポートと接続するFabricポートからFLOGI RJTを出力する。
ステップS628において、プロトコル処理部215は、FLOGI処理 DB216からFDISC ACCまたはFDISC RJTに対応するレコード(すなわち、ステップS622で検出されたレコード)を削除する。
ステップS629において、プロトコル処理部215は、エラー処理を行う。
ステップS630において、スイッチ処理部221は、パケットを宛先IDのポートと
接続するFabricポートから出力する。
次に、第1の実施の形態において、セキュリティを高める方法について説明する。
FCoEやFCにおけるポートログイン(PLOGI)コマンドは、サーバとストレージ間などで、ポートのログインを行うものである。PLOGIの完了後、ポート間でのデータ転送が可能となる。以下で説明する処理は、PLOGIを監視し、PLOGIが成立したポート間でのみショートカットの中継を可能とし、それ以外のパケットを破棄することにより、セキュリティを高めるものである。
図13は、第1の実施の形態に係る第1のセキュリティチェック処理のフローチャートである。
図13のステップS631〜S634の第1のセキュリティチェック処理は、図9のFabricポート受信処理のステップS616とステップS617の間で実行される。
ステップS631において、スイッチ処理部221は、パケットがPLOGI ACCであるか判定する。パケットがPLOGI ACCである場合、制御はステップS632に進み、パケットがPLOGI ACCでない場合、制御はステップS633に進む。
ステップS632において、プロトコル処理部215は、PLOGIを行ったポートのFC IDのペアの情報(すなわち、2つのポートのFC ID)の記録をパケット処理部225に指示する。パケット処理部225は、PLOGIを行ったポートのFC IDのペアの情報をFCoEセキュリティDB233に記録する。これにより、FCoEセキュリティDB233には、通信が可能となった(コネクションが確立された)ポートのペアの情報が記載される。
ステップS633において、パケット処理部225は、パケットがPLOGI RJTであるか判定する。パケットがPLOGI RJTである場合、制御はステップS617に進み、パケットがPLOGI RJTでない場合、制御はステップS634に進む。
ステップS634において、パケット処理部225は、パケットの宛先IDと送信元IDがFCoEセキュリティDB233に記述されているかチェックする。パケットの宛先IDと送信元IDがFCoEセキュリティDB233に記述されていない場合、スイッチ処理部221は、該パケットを破棄する。ステップS634では、パケット処理部225は、FCoEセキュリティDB233をチェックすることにより、送信元と宛先のコネクションが確立されているか判定し、コネクションが確立されているポート間では、通信を許可し、コネクションが確立されていないポート間では、パケットを破棄している。
上記の処理では、PLOGI処理を監視することによりセキュリティ情報を取得している。次に、FCスイッチが持つZoneデータベースからセキュリティ情報を獲得する場合について説明する。
図14は、第1の実施の形態に係る第2のセキュリティチェック処理のフローチャートである。
図14のステップS641〜S646の第2のセキュリティチェック処理は、図9のFabricポート受信処理のステップS616とステップS617の間で実行される。
ステップS641において、スイッチ処理部221は、パケットがPLOGI ACCであるか判定する。パケットがPLOGI ACCである場合、制御はステップS642に進み、パケットがPLOGI ACCでない場合、制御はステップS645に進む。
ステップS642において、プロトコル処理部215は、PLOGIを行ったポートのペアの情報をFCスイッチ301が有するZoneデータベースより取得する。Zoneデータベースには、通信が許可されているポートのペアの情報やWorld Wide Name(WWN)が記載されている。
ステップS643において、プロトコル処理部215は、Zoneデータベースから取得した情報に基づいて、PLOGIを行ったポートのペアが通信を許可されているか否か判定する。通信が許可されている場合は、制御はステップS644に進み、通信が許可されていない場合には、制御はステップS617に進む。
ステップS644において、プロトコル処理部215は、PLOGIを行ったポートのFC IDのペアの情報の記録をパケット処理部225に指示する。パケット処理部225は、PLOGIを行ったポートのFC IDのペアの情報をFCoEセキュリティDB233に記録する。これにより、FCoEセキュリティDB233には、通信が許可されており且つコネクションが確立されたポートのペアの情報が記載される。
ステップS645において、パケット処理部225は、パケットがPLOGI RJTであるか判定する。パケットがPLOGI RJTである場合、制御はステップS617に進み、パケットがPLOGI RJTでない場合、制御はステップS646に進む。
ステップS646において、パケット処理部225は、パケットの宛先IDと送信元IDがFCoEセキュリティDB233に記述されているかチェックする。パケットの宛先IDと送信元IDがFCoEセキュリティDB233に記述されていない場合、スイッチ処理部221は、該パケットを破棄する。
第1の実施の形態のイーサネットスイッチによれば、FCスイッチを中継せずに、宛先の装置にパケットを直接送信できるため、通信レイテンシを低減することができる。また、イーサネットスイッチとFCスイッチ間が通信のボトルネックとなることを防ぐことができる。
(第2の実施の形態)
次に、イーサネットスイッチの代わりにFCスイッチを用いる形態について、説明する。
図15は、第2の実施の形態に係るシステムの構成図である。
システム1101は、FCスイッチ1201、FCスイッチ1301、サーバ1401−i(i=1〜4)、およびストレージ1501−iを備える。
FCスイッチ1201は、パケットのルーティングや変換等の処理を行う。
FCスイッチ1201は、N_Port ID Virtualization(NPIV)を用いたゲートウェイを有し、NPIVを用いて、FCスイッチ1301と接続する。
NPIVとは、N_PortのIDを仮想化し、一つの物理ポート(N_Port)が複数のポート名やファブリックアドレスを(N_Port ID)を持てるようにする技術である。
FCスイッチ1201は、NPIVを用いて、FCスイッチ1301に複数の装置を1つの装置であるかのように見せる。
イーサネットスイッチ1201は、FCスイッチ1301、サーバ1401−1、1401−2、およびストレージ1501−1、1501−2と接続する。
FCスイッチ1201は、FCスイッチ1301、サーバ1401−1、1401−2、およびストレージ1501−1、1501−2と光ファイバケープルを介して接続し、FCスイッチ1301、サーバ1401−1、1401−2、およびストレージ1501−1、1501−2と通信を行う。
FCスイッチ1301は、FCスイッチ1201、サーバ1401−3、1401−4、およびストレージ1501−3、1501−4と接続する。
FCスイッチ1301は、FCスイッチ1201、サーバ1401−3、1401−4、およびストレージ1501−3、1501−4と光ファイバケープルを介して接続し、FCを用いて、イーサネットスイッチ1201、サーバ1401−3、1401−4、およびストレージ1501−3、1501−4と通信を行う。
FCスイッチ1301、サーバ1401−3、1401−4、およびストレージ1501−3、1501−4により、FC-SANが構成されている。
サーバ1401は、各種処理を行う情報処理装置である。
サーバ1401−1、1401−2は、FCインタフェースを有し、FCを用いてFCスイッチ1201と通信を行う。サーバ1401−1、1401−2は、FCスイッチ1201との接続に用いられるポートを有し、各ポートには、ユニークなファイバチャネルIDが割り当てられる。
サーバ1401−3、1401−4は、サーバ1401−3、1401−4と同様の機能を有するため説明は省略する。
ストレージ1501は、データを格納する装置である。ストレージ1501は、例えば、複数のハードディスクドライブを有するディスクアレイ装置である。
ストレージ1501−1、1501−2は、FCインタフェースを有し、FCスイッチ1201と通信を行う。ストレージ1501−1、1501−2は、FCスイッチ1201との接続に用いられるポートを有し、各ポートには、ユニークなファイバチャネルIDが割り当てられる。
ストレージ1501−3、1501−4は、ストレージ1501−3、1501−4と同様の機能を有するため説明は省略する。
図16は、第2の実施の形態に係るFCスイッチの構成図である。
FCスイッチ1201は、受信ポート1211−j(j=1〜n:nは整数)、送信ポート1212−j、プロトコル処理部1215、およびスイッチ処理部1221を備える。
受信ポート1211は、FCスイッチ1301、サーバ1401−1、1401−2、またはストレージ1501−1、1501−2と接続し、パケットを受信するポートである。
送信ポート1212は、FCスイッチ1301、サーバ1401−1、1401−2、またはストレージ1501−1、1501−2と接続し、パケットを送信するポートである。
また、受信ポート1211−jと送信ポート1212−jにより1組のポートを構成しており、受信ポート1211−jと送信ポート1212−jには同じポート番号が割り当てられる。
本実施の形態において、受信ポート1211および送信ポート1212のうち、FCスイッチ1301に接続するポートは、Proxyポートと呼ぶ。
また、受信ポート211および送信ポート1212のうち、サーバ1401−1、1401−2またはストレージ1501−1、1501−2に接続するポートは、Fabricポートと呼ぶ。
プロトコル処理部1215は、コネクションの確立やプロトコルの監視、およびスイッチ処理部1221への指示などの処理を行う。
プロトコル処理部1215は、FLOGI処理データベース(DB)1216を有する。
プロトコル処理部1215は、例えば、スイッチ1201内のメモリ(不図示)に格納されたソフトウェアをCentral Processing Unit(CPU)(不図示)が読み出して実行することにより実現される。また、プロトコル処理部1215は、例えば、ハードウェア回路やプロセッサ等により実現してもよい。
FLOGI処理DB1216は、スイッチ1201で実行されたFCoEにおけるコネクション確立のプロトコル(FCoE Initialization Protocol)の一つであるFLOGIの処理の記録である。
図17は、FLOGI処理DBの例を示す図である。
FLOGI処理 DB1216は、項目として、受信ポート、送信ポート、変換前パケットヘッダ情報、変換後パケットヘッダ情報を有する。FLOGI処理 DB1216には、受信ポート、送信ポート、変換前パケットヘッダ情報、変換後パケットヘッダ情報が対応付けられて記載されている。
受信ポートは、パケットを受信したポートを示す識別子である。受信ポートには、例えば、パケットを受信した受信ポート1211のポート番号が記述される。
送信ポートは、パケットを送信したポートを示す識別子である。送信ポートには、例えば、パケットを送信した送信ポート1212のポート番号が記述される。
変換前パケットヘッダ情報は、変換前(FLOGI)のパケットのヘッダの情報である。変換前パケットヘッダ情報は、FCエクスチェンジIDを含む。
送信元MACアドレスは、FLOGIのパケットを送信した装置のMACアドレスである。
変換後パケットヘッダ情報は、変換後(FDISC)のパケットのヘッダの情報である。変換後パケットヘッダ情報は、FCエクスチェンジIDを含む。
スイッチ処理部1221は、マルチプレクサ1222、パケットバッファ1223、パケット処理部1225、中継処理部1226、デマルチプレクサ1227、および記憶部1228を備える。
スイッチ処理部1221は、例えば、ハードウェア回路やプロセッサ等により実現される。
マルチプレクサ1222は、プロトコル処理部1215および受信ポート1211から入力されたパケットをパケットバッファ1223に出力する。また、ママルチプレクサ1222から出力されたパケットから、ヘッダ情報抽出部(不図示)によりヘッダ情報が抽出され、パケット処理部1225に入力される。
パケットバッファ1223は、受信したパケットを一時的に格納するバッファである。 パケットバッファ1223は、格納しているパケットをデマルチプレクサ1227に出力する。
パケット処理部1225は、ヘッダ情報、転送DB1234、およびFCセキュリティDB1235に基づいて、パケットの処理を決定する。また、パケット処理部1225は転送DB1234およびFCセキュリティDB1235に対する書き込みおよび読み出しを行う。
中継処理部1226は、転送DB1234に基づいて、デマルチプレクサ1227にパケットの出力先を示す制御信号を出力する。
デマルチプレクサ1227は、中継処理部1226からの制御信号に基づいて、パケットを送信ポート1212およびプロトコル処理部1215のいずれかに出力する。
記憶部1228は、データを格納する装置である。記憶部1228は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。記憶部1228は、FCセキュリティDB1235および転送DB1234を格納する。
FCセキュリティDB1235は、通信が許可されているポートの組を示す情報である。
転送DB1234は、FCスイッチ1201と接続する外部装置のポートとFCスイッチ1201のポートとの接続関係を示す情報である。
図18は、転送DBの例である。
転送DB1234は、項目として、FC IDおよびポート番号を有する。転送DB1234には、FC IDとポート番号が対応付けられて記述されている。
FC IDは、FCスイッチ1201が接続している装置のポートに割り当てられる識別子である。
ポート番号は、送信ポート1212を示すポート番号である。
図19は、第2の実施の形態に係るFCスイッチのパケット処理のフローチャートである。
ステップS1601において、プロトコル処理部1215およびスイッチ処理部1221は、FCスイッチ1301にファブリック・ログイン(FLOGI)を行う。
ステップS1602において、スイッチ処理部1221はパケットを受信するまで待機し、パケットを受信した場合、制御はステップS1603に進む。
ステップS1603において、プロトコル処理部1215およびスイッチ処理部1221は、受信したパケットがProxyポートで受信したパケットであるか判定する。受信したパケットがProxyポートで受信したパケットである場合(すなわち、FCスイッチ1301から受信した場合)、制御はステップS1605に進み、受信したパケットがProxyポートで受信したパケットでない場合(すなわち、サーバ1401−1、1401−2またはストレージ1501−1、1501−2から受信した場合)、制御はステップS1604に進む。
ステップS1604において、FCスイッチ1201は、Fabricポート受信処理を行う。尚、Fabricポート受信処理の詳細については後述する。
ステップS1605において、FCスイッチ1201は、Proxyポート受信処理を行う。尚、Proxyポート受信処理の詳細については後述する。
図20は、第2の実施の形態に係るFabricポート受信処理の詳細なフローチャートである。
図20は、図19のステップS1604に対応する。
ステップS1611において、スイッチ処理部1221は、受信したパケットがFLOGIのパケット(FLOGIパケット)であるか否か判定する。パケットがFLOGIパケットである場合、制御はステップS1612に進み、パケットがFLOGIパケットでない場合、制御はステップS1615に進む。
ステップS1612において、プロトコル処理部1215は、FLOGIパケットをファブリックディスカバリー(FDISC)のパケット(FDISCパケット)に変換する。
ステップS1613において、プロトコル処理部1215は、スイッチ処理部1221を介して、FCスイッチ1301と接続する送信ポート1212(Proxyポート)からFDISCパケットを出力する。
ステップS1614において、プロトコル処理部1215は、FLOGIパケットを受信した受信ポート1211のポート番号をFLOGI処理 DB1216の受信ポートに、FDISCパケットを送信した送信ポート1212のポート番号をFLOGI処理 DB216の送信ポートに、FLOGIパケットのヘッダ情報(FCエクスチェンジID)をFLOGI処理 DB1216の変換前のパケットのヘッダ情報に、FDISCパケットのヘッダ情報(FCエクスチェンジID)をFLOGI処理 DB1216の変換後のパケットヘッダ情報にそれぞれ記録する。
ステップS615において、パケット処理部1225は、受信したパケットの宛先ID(Destination ID:D_ID)を検索キーとして、転送DB1234を検索する。
ステップS1616において、パケット処理部1225は、受信したパケットの宛先IDのポートと接続するFabricポートがあるか判定する。詳細には、パケット処理部225は、ステップS1615の検索において、転送DB1234から受信したパケットのD_IDと一致するFC IDを有するレコードが検出された場合、受信したパケットの宛先IDのポートと接続するFabricポートがあると判定する。受信したパケットの宛先IDのポートと接続するFabricポートがある場合、制御はステップS1618に進み、受信したパケットの宛先IDのポートと接続するFabricポートがない場合、制御はステップS1619に進む。
ステップS1618において、中継処理部1226は、宛先IDのポートと接続するFabricポートからパケットを送信する。詳細には、中継処理部1226は、ステップS1615で検出されたレコードに含まれるポート番号で示される送信ポート1212からパケットを送信する。
ステップS1619において、中継処理部1226は、送信ポート1212の内のProxyポートからパケットを送信する。
ここで、FCスイッチ1201と接続するFC装置間でパケットを送信した場合のパケットの経路について具体例を示す。
図21は、第2の実施の形態に係るFC装置間の通信を示す図である。
図21は、サーバ1401−1からストレージ1501−2にパケットを送信する場合について示す。
ここで、サーバ1401−1のFC IDはID_Aとする。ストレージ1501−2のFC IDはID_Bとする。
サーバ1401−1は、ストレージ1501−2宛のパケット1160−1をFCスイッチ1201に送信する。
サーバ1401−1から出力されたパケット1160−1の宛先IDはID_B、送信元IDはID_Aである。
FCスイッチ1201に入力されたパケット1160−1に対して、宛先のチェックが行われ、ストレージ1501−2は、FCスイッチ1201のFabricポートと接続していると判定される。
FCスイッチ1201は、ストレージ1501−2にパケット1160−2を送信する。尚、パケット1160−1とパケット1160−2の内容は同一である。すなわち、パケット1160−2のヘッダは変更されておらず、パケット1160−1と同様に、宛先IDはID_B、送信元IDはID_Aである。
このようにサーバ1401−1から出力されたパケットは、FCスイッチ1301を経由せずに(ショートカット)ストレージ1501−2に到着する。
図22は、第2の実施の形態に係るProxyポート受信処理の詳細なフローチャートである。
図22は、図19のステップS1605に対応する。
ステップS1621において、スイッチ処理部1221は、受信したパケットがFCスイッチ1201宛のFDISC ACCまたはFDISC RJTであるか判定する。受信したパケットがFCスイッチ1201宛のFDISC ACCまたはFDISC RJTである場合、制御はステップS1622に進み、受信したパケットがFCスイッチ1201宛のFDISC ACCおよびFDISC RJTでない場合、制御はステップS1630に進む。
ステップS1622において、プロトコル処理部1215は、パケットのFCエクスチェンジIDを検索キーとして、FLOGI処理DB1216を検索する。詳細には、プロトコル処理部1215は、パケットのFCエクスチェンジIDがFLOGI処理 DB1216の変換後のパケットヘッダ情報に記載のFCエクスチェンジIDと一致するかチェックする。すなわち、受信したパケットが自分宛のFDISC ACC (FDISCのACCEPT)またはFDISC RJT (REJECT)の場合、そのパケットはFLOGIをFDISCに変換して送信したパケットに対する応答であるため、対応するFLOGI処理の記録があるかチェックしている。
ステップS1623において、プロトコル処理部1215は、対応するFLOGI処理の記録が検出された場合(すなわち、パケットのFCエクスチェンジIDと一致するFCエクスチェンジIDが記述されたレコードが見つかった場合)、制御はステップS1624に進み、検出されなかった場合、制御はステップS1629に進む。
ステップS1624において、プロトコル処理部1215は、パケットがFIDSC ACCかFDISC RJTかチェックする。パケットがFIDSC ACCである場合、制御はステップS1625に進み、パケットがFIDSC RJTである場合、制御はステップS1627に進む。
ステップS1625において、プロトコル処理部1215は、FIDSC ACCをFLOGI ACCに変換し、FLOGIの送信元のポートと接続するFabricポートからFLOGI ACCを出力する。尚、FLOGIの送信元のポートと接続するFabricポートは、ステップS1622の検索においてFLOGI処理 DB1216から検出されたレコードの受信ポートに記載されたポート番号に対応する送信ポート1212である。
ステップS1626において、プロトコル処理部1215は、FLOGIの送信元のアドレス(FC ID)と送信元と接続するポートの情報(ポート番号)の記録をパケット処理部1225に指示する。パケット処理部1225は、FLOGIの送信元のアドレス(FC ID)と送信元と接続するポートの情報(ポート番号)を転送DB1234に記録する。
ステップS1627において、プロトコル処理部1215は、FDISC RJTをFLOGI RJTに変換し、FLOGIの送信元の装置と接続するFabricポートからFLOGI RJTを出力する。
ステップS1628において、プロトコル処理部1215は、FLOGI処理 DB1216からFDISC ACCまたはFDISC RJTに対応するレコード(すなわち、ステップS1622で検出されたレコード)を削除する。
ステップS1629において、プロトコル処理部1215は、エラー処理を行う。
ステップS1630において、スイッチ処理部1221は、パケットを宛先IDのポートと接続するFabricポートから出力する。
第2の実施の形態のFCスイッチによれば、外部のFCスイッチを中継せずに宛先の装置にパケットを直接送信できるため、通信レイテンシを低減することができる。また、FCスイッチ間が通信のボトルネックとなることを防ぐことができる。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
Fibre Channel over Ethernet(FCoE)を用いて複数の外部装置と接続し、ファイバチャネルスイッチとN_Port ID Virtualizationを用いて接続するイーサネットスイッチにおいて、
前記イーサネットスイッチは、
前記複数の外部装置のうちFCoEにおけるコネクションが確立されている外部装置が記載された宛先情報を格納する記憶部と、
処理部と、
を備え、
前記処理部は、
前記外部装置の内の第1の外部装置から第2の外部装置宛のパケットを受信した場合、前記第2の外部装置が前記宛先情報に記載されているかチェックし、
前記第2の外部装置が前記宛先情報に記載されている場合、前記パケットを前記第2の外部装置に送信する
ことを特徴とするイーサネットスイッチ。
(付記2)
前記処理部は、前記パケットを前記第2の外部装置に送信する場合に、前記パケットの宛先Media Access Control(MAC)アドレスを前記第2の外部装置のMACアドレスに変更し、前記パケットの送信元MACアドレスを前記ファイバチャネルスイッチのMACアドレスに変更することを特徴とする付記1記載のイーサネットスイッチ。
(付記3)
前記処理部は、前記複数の外部装置のFCoEにおけるコネクションを確立するプロトコルを監視し、前記コネクションが確立にされたときに、前記コネクションが確立された外部装置を前記宛先情報に記載することを特徴とする付記1または2記載のイーサネットスイッチ。
(付記4)
前記処理部は、
前記第1の外部装置と前記第2の外部装置間のポートログインの処理時に、
前記第1の外部装置と前記第2の外部装置をセキュリティ情報に記載し、
前記セキュリティ情報に基づいて、前記パケットの前記第2の外部装置への送信の可否を判定することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載のイーサネットスイッチ。
(付記5)
前記ファイバチャネルスイッチは、外部装置の組に対する通信の許可または不許可が記載されたゾーンデータベースを有し、
前記処理部は、
前記第1の外部装置と前記第2の外部装置間のポートログインの処理時に、
前記ファイバチャネルスイッチの前記ゾーンデータベースから前記第1の外部装置と前記第2の外部装置の組の情報を取得し、
取得した情報に基づいて、前記第1の外部装置と前記第2の外部装置間の通信が許可されているか否か判定し、
前記第1の外部装置と前記第2の外部装置間の通信が許可されている場合、前記第1の外部装置と前記第2の外部装置の組をセキュリティ情報に記載し、
前記セキュリティ情報に基づいて、前記パケットの前記第2の外部装置への送信の可否を判定することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載のイーサネットスイッチ。
(付記6)
Fibre Channel over Ethernet(FCoE)を用いて複数の外部装置と接続し、ファイバチャネルスイッチとN_Port ID Virtualizationを用いて接続するイーサネットスイッチが実行する通信方法であって、
前記複数の外部装置の内の第1の外部装置から第2の外部装置宛のパケットを受信した場合、前記複数の外部装置のうちFCoEにおけるコネクションが確立されている外部装置が記載された宛先情報を参照し、
前記第2の外部装置が前記宛先情報に記載されているかチェックし、
前記第2の外部装置が前記宛先情報に記載されている場合、前記パケットを前記第2の外部装置に送信する
ことを特徴とする通信方法。
(付記7)
前記送信する処理において、前記パケットの宛先Media Access Control(MAC)アドレスを前記第2の外部装置のMACアドレスに変更し、前記パケットの送信元MACアドレスを前記ファイバチャネルスイッチのMACアドレスに変更することを特徴とする付記6記載の通信方法。
(付記8)
前記複数の外部装置のFCoEにおけるコネクションを確立するプロトコルを監視し、
前記コネクションが確立にされたときに、前記コネクションが確立された外部装置を前記宛先情報に記載することを特徴とする付記1または2記載の通信方法。
(付記9)
前記第1の外部装置と前記第2の外部装置間のポートログインの処理時に、
前記第1の外部装置と前記第2の外部装置をセキュリティ情報に記載し、
前記セキュリティ情報に基づいて、前記パケットの前記第2の外部装置への送信の可否を判定することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の通信方法。
(付記10)
前記ファイバチャネルスイッチは、外部装置の組に対する通信の許可または不許可が記載されたゾーンデータベースを有し、
前記イーサネットスイッチは、
前記第1の外部装置と前記第2の外部装置間のポートログインの処理時に、
前記ファイバチャネルスイッチの前記ゾーンデータベースから前記第1の外部装置と前記第2の外部装置の組の情報を取得し、
取得した情報に基づいて、前記第1の外部装置と前記第2の外部装置間の通信が許可されているか否か判定し、
前記第1の外部装置と前記第2の外部装置間の通信が許可されている場合、前記第1の外部装置と前記第2の外部装置の組をセキュリティ情報に記載し、
前記セキュリティ情報に基づいて、前記パケットの前記第2の外部装置への送信の可否を判定することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の通信方法。
11 システム
12 イーサネットスイッチ
13 FCスイッチ
14 サーバ
15 ストレージ
21 システム
22、23 FCスイッチ
24 サーバ
25 ストレージ
101、1101 システム
201 イーサネットスイッチ
211、1211 受信ポート
212、1212 送信ポート
215、1215 プロトコル処理部
216、1216 FLOGI処理DB
221、1221 スイッチ処理部
222、1222 マルチプレクサ
223、1223 パケットバッファ
224 パケット更新部
225、1225 パケット処理部
226、1226 中継処理部
227、1227 デマルチプレクサ
228、1228 記憶部
231 プロトコルDB
232 FCoE宛先DB
234、1234 転送DB
301、1301 FCスイッチ
401、1401 サーバ
501、1501 ストレージ
1201 FCスイッチ
1235 FCセキュリティDB

Claims (6)

  1. Fibre Channel over Ethernetを用いて複数の外部装置と接続し、ファイバチャネルスイッチとN_Port ID Virtualizationを用いて接続するイーサネットスイッチにおいて、
    前記イーサネットスイッチは、
    前記複数の外部装置のうちFCoEにおけるコネクションが確立されている外部装置が記載された宛先情報を格納する記憶部と、
    処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、
    前記複数の外部装置の内の第1の外部装置から第2の外部装置宛のパケットを受信した場合、前記第2の外部装置が前記宛先情報に記載されているかチェックし、
    前記第2の外部装置が前記宛先情報に記載されている場合、前記パケットを前記第2の外部装置に送信する
    ことを特徴とするイーサネットスイッチ。
  2. 前記処理部は、前記パケットを前記第2の外部装置に送信する場合に、前記パケットの宛先Media Access Control(MAC)アドレスを前記第2の外部装置のMACアドレスに変更し、前記パケットの送信元MACアドレスを前記ファイバチャネルスイッチのMACアドレスに変更することを特徴とする請求項1記載のイーサネットスイッチ。
  3. 前記処理部は、前記複数の外部装置のFCoEにおけるコネクションを確立するプロトコルを監視し、前記コネクションが確立にされたときに、前記コネクションが確立された外部装置を前記宛先情報に記載することを特徴とする請求項1または2記載のイーサネットスイッチ。
  4. 前記処理部は、
    前記第1の外部装置と前記第2の外部装置間のポートログインの処理時に、
    前記第1の外部装置と前記第2の外部装置をセキュリティ情報に記載し、
    前記セキュリティ情報に基づいて、前記パケットの前記第2の外部装置への送信の可否を判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のイーサネットスイッチ。
  5. 前記ファイバチャネルスイッチは、外部装置の組に対する通信の許可または不許可が記載されたゾーンデータベースを有し、
    前記処理部は、
    前記第1の外部装置と前記第2の外部装置間のポートログインの処理時に、
    前記ファイバチャネルスイッチの前記ゾーンデータベースから前記第1の外部装置と前記第2の外部装置の組の情報を取得し、
    取得した情報に基づいて、前記第1の外部装置と前記第2の外部装置間の通信が許可されているか否か判定し、
    前記第1の外部装置と前記第2の外部装置間の通信が許可されている場合、前記第1の外部装置と前記第2の外部装置の組をセキュリティ情報に記載し、
    前記セキュリティ情報に基づいて、前記パケットの前記第2の外部装置への送信の可否を判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のイーサネットスイッチ。
  6. Fibre Channel over Ethernet(FCoE)を用いて複数の外部装置と接続し、ファイバチャネルスイッチとN_Port ID Virtualizationを用いて接続するイーサネットスイッチが実行する通信方法であって、
    前記複数の外部装置の内の第1の外部装置から第2の外部装置宛のパケットを受信した場合、前記複数の外部装置のうちFCoEにおけるコネクションが確立されている外部装置が記載された宛先情報を参照し、
    前記第2の外部装置が前記宛先情報に記載されているかチェックし、
    前記第2の外部装置が前記宛先情報に記載されている場合、前記パケットを前記第2の外部装置に送信する
    ことを特徴とする通信方法。
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