JP2014053170A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】対象機器への装着時に外面の一部が外部露出する構成において、薄肉化・軽量化を図りながら、安全性を確保することができる電池パックを提供する。
【解決手段】電池パック1は素電池35,36と外装ケースを有する。外装ケースは上ケース部材11と下ケース部材12との接合を以って構成されている。上ケース部材11にはZ軸方向上部に窓部が開口され、窓部に素電池35,36の各一部が侵入している。窓部は外装ラベル21,22により塞がれている。下ケース部材12はモールディング樹脂体121とフィルム体122とからなるインサートモールド成形体である。下ケース部材12においてフィルム体122が内外に露出する。フィルム体122が内側に露出する部分に素電池35,36の各一部が侵入している。対象機器への装着時においては下ケース部材12の少なくとも外底面12cが外部露出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電池パックに関し、特に、外装ケースの構成に関する。
電池パックは、携帯電話機やノートブック型パーソナルコンピュータなどのモバイル機器、さらには電動工具、電動アシスト自転車、電動バイク、ハイブリッド電気自動車(HEV)、電気自動車(PEV)などの電源として幅広く用いられている。
従来技術の一例として、特許文献1に開示された電池パックの構成について、図9を用い説明する。
図9に示すように、従来技術に係る電池パックでは、上ケース部材91と下ケース部材92との組み合わせを以って外装ケースが構成されている。上ケース部材91と下ケース部材92とは、超音波溶着あるいは接着剤の塗布により互いに接合されている。
外装ケース内には、コアパック93が収納されている。図9に示す一例では、コアパック93は、6本の素電池933〜938と、回路基板932および当該回路基板932に取り付けられたコネクタ931を有し構成されている。コネクタ931の一部は、外装ケースから外部に露出するようになっている。
ところで、電池パックに対しては、薄肉化・軽量化が求められている。このような要望に対し、例えば、特許文献2には、外装ケースの一部に窓部を開口し、当該窓部に素電池の一部が侵入するように構成した電池パックが開示されている。そして、この電池パックでは、ラベルにより窓部を覆うようにしている。
特許文献2に開示の構成では、更なる薄肉化・軽量化の要望には応えきれない。これに対し、特許文献3には、素電池の側周を枠状の外装ケースで囲繞し、素電池の露出面をラベルにより覆うようにした構成の電池パックが開示されている。この電池パックでは、素電池の両主面に対向する部分が肉厚の薄いラベルで覆われているだけであるので、薄肉化・軽量化を図ることが可能となる。
特開2011−258332号公報 特開2002−100333号公報 特開2010−118296号公報
しかしながら、特許文献3に開示の構成では、対象機器への装着時に一部が外部露出すような電池パックに対して採用することはできない。即ち、電池パックの使用時などにおいて、素電池から液漏れが生じた場合にあっても、ユーザが触れる可能性のある箇所への液漏れは防ぐ必要があるが、仮に特許文献3に開示の構成を採用した場合には、外装ケースとラベルとの接着面を通して電解液が外部へと漏出する可能性がある。そして、電解液は、電池パック外面における外部露出した部分にも漏出する可能性があり、この場合、漏出した電解液をユーザが触れてしまうおそれがある。
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、対象機器への装着時に外面の一部が外部露出する構成において、薄肉化・軽量化を図りながら、安全性を確保することができる電池パックを提供することを目的とする。
そこで、本発明に係る電池パックでは、次の構成を採用することとした。
本発明に係る電池パックは、対象機器に対し、外面の一部が外部露出する状態で装着される電池パックであって、(a)素電池と、(b)外装ケースと、(c)外装ラベルと、を備える。
(b)外装ケースは、第1のケース部材と第2のケース部材とを有し構成され、内部空間に素電池を収納する。
(c)外装ラベルは、第1のケース部材の外面側に貼着されている。
第1のケース部材には、その一部に窓部が開口されている。そして、外装ラベルは、第1のケース部材に対し、窓部を塞ぐように貼着されている。
第2のケース部材は、フィルム体と、当該フィルム体の一部が内側および外側の双方に露出する状態でインサートモールド成形してなる樹脂体とからなるインサートモールド成形体である。
フィルム体の一部が第2のケース部材における内側に露出した部分では、当該フィルム体の内面が、周囲の樹脂体の内面よりも前記第2のケース部材の外面側にある。換言すると、第2のケース部材の内底面は、フィルム体が内側に露出する部分において、凹部となっている。
外装ラベルの少なくとも一部と、フィルム体の少なくとも一部とは、素電池を間に挟んだ状態で対向し、対象機器への装着時に外部露出するのは、第2のケース部材の外面におけるフィルム体が露出する部分を含む少なくとも一部である、ことを特徴とする。
本発明に係る電池パックでは、第1のケース部材に窓部が開口され、当該窓部に素電池の外面の一部を侵入し得る構成をとり、また、第2のケース部材におけるフィルム体が内側に露出する凹部に素電池の外面の一部が侵入し得る構成をとることができる。そして、第1のケース部材の窓部は、外装ラベルにより塞がれ、外装ラベルとフィルム体とが、その少なくとも一部同士が素電池を挟んで対向する。ここで、外装ラベルおよびフィルム体については、ケース部材を構成する成形樹脂体に比べて厚みが薄い。
よって、本発明に係る電池パックでは、外装ラベルとフィルム体との対向方向の外形寸法を、図9に示す従来技術(特許文献1に開示の技術)に係る電池パックおよび特許文献2に開示の電池パックよりも薄くすることができる。即ち、素電池に円筒形電池を採用する場合には、出荷段階から外周面の一部が窓部および凹部に侵入した状態とすることで薄肉化を図ることができ、角形電池を採用する場合には、充放電時に膨らむことが想定される部分について、窓部および凹部に侵入出来るようにしておくことができる。これにより、従来の電池パックよりも薄肉化を図ることができる。
なお、外装ラベルとフィルム体との少なくとも一部同士が素電池を挟んで対向するという構成を選択的に採用することで、当該対向方向における外観サイズを薄くすることができるものである。これに対して、例えば、互いに対向しないとする場合には、一の方向における外観サイズの薄肉化は半減することになる。
また、本発明に係る電池パックでは、第1のケース部材の一部を開口して窓部を形成し、これを塞ぐように外装ラベルを貼着している。同様に、第2のケース部材の一部をフィルム体により構成している。よって、本発明に係る電池パックでは、図9に示す従来技術に係る電池パックよりも外装ケースの重量を軽減することができ、全体重量も軽減することができる。
また、本発明に係る電池パックでは、対象機器への装着時において、外部露出しない第1のケース部材の側に窓部を開口し、当該部分に外装ラベルを貼着している。このため、製造コストの上昇を抑えながら、薄肉化・軽量化を図ることができる。一方、対象機器への装着時において、少なくとも一部が外部露出する第2のケース部材については、選択的に、フィルム体と樹脂体とからなるインサートモールド成形体としている。これより、本発明に係る電池パックでは、仮に素電池からの液漏れが発生した場合にあっても、インサートモールド成形体である第2のケース部材の側からは電解液が漏れだすことが抑制され、安全性の向上という観点から優れている。即ち、インサートモールド成形体である第2のケース部材では、ケース部材の一部に開口された窓部を外装ラベルで塞ぐ場合に比べて、樹脂体とフィルム体との間の密着性が高く、当該間からの電解液の漏出が抑制できる。
従って、本発明に係る電池パックでは、対象機器への装着時に外面の一部が外部露出する構成において、薄肉化・軽量化を図りながら、安全性を確保することができる。
本発明に係る電池パックでは、次のようなバリエーション構成を採用することも可能である。
本発明に係る電池パックでは、素電池の外面の一部が、第1のケース部材の外面と面一または外面よりも内側に収まるように、第1のケース部材に開口された窓部に侵入した状態にあり、且つ、他の一部が、第2のケース部材のフィルム体が第2のケース部材の内側に露出する部分(凹部)に対して、その周囲の樹脂体の内面よりも当該第2のケース部材の外面側となるように侵入した状態にある、という構成を採用することもできる。これにより、素電池の外面の一部が窓部および凹部に侵入する分だけ、パッケージの厚みを薄くすることができる。
本発明に係る電池パックでは、さらに、(d)第2の素電池と、(e)第2の外装ラベルとを有する構成とすることもできる。
(d)第2の素電池は、素電池と同じ外観形状を有し、外装ケース内において、素電池に対して並設されている。
(e)第2の外装ラベルは、第1のケース部材に開口された第2の窓部を塞ぐように貼着されている。そして、第2の外装ラベルの厚みも、第1のケース部材の厚みよりも薄い。
第2の素電池の外面は、その一部が、第1のケース部材の外面と面一または外面よりも内側に収まるように、第2の窓部に侵入した状態にあり、且つ、他の一部が、第2のケース部材のフィルム体が内側に露出する部分に対して、その周囲の樹脂体の内面よりも当該第2のケース部材の外面側となるように侵入した状態にある。そして、本発明に係る電池パックでは、第2の外装ラベルの少なくとも一部と、フィルム体の少なくとも一部とについても、第2の素電池を挟んだ状態で対向する。
このように素電池毎に対応して窓部を開口することにより、大きな一つの窓部を開口する場合に比べて、第1のケース部材の機械的剛性を維持することが容易となる。そして、このような構成を採用すれば、収納する素電池の数などについて、種々のバリエーションを採用することが可能となる。
本発明に係る電池パックでは、第1のケース部材において、窓部が開口された領域と第2の窓部が開口された領域との間に、外面が前記内部空間側に凹入した領域が形成されており、対象機器への装着時に、第1のケース部材の外面における凹入部分に対して、対象機器の構成の一部が侵入した状態となる、という構成を採用することもできる。このような構成を採用することにより、対象機器の設計の自由度も高くすることができ、対象機器と電池パックとの組み合わせ全体としてもスペース効率を高いものとすることができる。
本発明に係る電池パックでは、素電池および第2の素電池がそれぞれ円筒形電池であって、第1のケース部材における窓部および第2の窓部に対して侵入しているのが、素電池および第2の素電池における外周面の一部であり、第1のケース部材において、窓部および第2の窓部のそれぞれを臨む縁部が、素電池および第2の素電池の各外周面に沿うように、斜面状あるいは凹曲面状に形成されている、という構成を採用することができる。
このように、第1のケース部材における上記縁部について、斜面状あるいは凹曲面状とすることにより、電池パックに対して外部から衝撃力などが加わった際などにも、上記縁部に起因する素電池へのダメージを軽減することが可能となる。よって、このような観点からも安全性の確保をすることができる。
本発明に係る電池パックでは、第2のケース部材におけるフィルム体が内側に露出する部分に対して侵入しているのが、素電池および前記第2の素電池における外周面の他の一部であり、第2のケース部材において、フィルム体が内側に露出する部を臨む縁部が、素電池および第2の素電池の各外周面に沿うように、斜面状あるいは凹曲面状に形成されている、という構成を採用することができる。
このような構成を採用する場合にも、上記同様の理由から、更に高い安全性を確保することができる。
本発明に係る電池パックでは、外装ラベルおよび第2の外装ラベルにおいて、第1のケース部材における窓部および第2の窓部のそれぞれの周囲部分との当接部分にだけ粘着剤が介挿されている、という構成を採用することができる。換言すると、素電池および第2の素電池の外周面と当接あるいは対向する領域については、粘着剤が塗布されていない。
このような構成を採用する場合には、外装ラベルおよび第2の外装ラベルが、素電池および第2の素電池の外周面に対して貼着および剥離を繰り返すという事態を生じることがなく、剥離する際の音が発生することがない。このため、ユーザの感覚面での電池パックの品質を高めることができる。
本発明に係る電池パックでは、素電池として角形電池を採用する場合において、第1のケース部材の窓部を、素電池が充放電の際に外装が膨れる部分が侵入可能となるように開口しておき、第2のケース部材の凹部も、素電池が充放電の際に外装が膨れる部分が侵入可能となるように形成しておくことができる。これにより、素電池の膨れを考慮して素電池の外面とケース部材の内面との間全体に隙間を設けておく必要が無くなり、その分だけパッケージの薄肉化を図ることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る電池パック1の外観構成を示す模式斜視図である。 電池パック1の内部構成を示す模式展開斜視図である。 電池パック1の内部構成を示す模式断面図である。 (a)は、図3におけるA部分を拡大した模式断面図であり、(b)は、図3におけるB部分を拡大した模式断面図である。 上ケース部材11への外装ラベル21の貼着方法を示す模式展開断面図である。 下ケース部材12の形成工程を示す模式工程図であり、(a)は、下型501の底面501bにフィルム体122を載置した状態を示す模式断面図であり、(b)は、下型501に対して上型502を組み合わせた状態を示す模式断面図である。 電池パック1を機器3に装着した状態を示す模式断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態2に係る電池パック2の構成を示す模式断面図であり、(b)は、上ケース41と素電池61との関係を示す模式平面図である。 従来技術に係る電池パックの構成を示す展開斜視図である。
以下では、本発明を実施するための形態について、図面を用い説明する。なお、以下に示す具体例は、本発明の構成およびその構成から奏される作用・効果を分かりやすく説明するために用いる一例であって、本発明は、発明の本質とする構成部分以外について、以下の具体例に何ら限定を受けるものではない。
[実施の形態1]
1.電池パック1の外観構成
本発明の実施の形態1に係る電池パック1の外観構成について、図1を用い説明する。
図1に示すように、電池パック1は、X軸方向の長さが、Y軸方向の幅およびZ軸方向の高さに比べて長い、長尺上の立体形状を有する外装ケース10により外観が構成されている。外装ケース10は、上ケース部材11と下ケース部材12との組み合わせを以って構成されている。上ケース部材11と下ケース部材12とは、例えば、接着剤あるいは超音波溶着などにより相互に接合されている。
上ケース部材11および下ケース部材12は、その側壁の一部がY軸方向左下向きに突出しており(凸部11b,12b)、当該凸部11bに開口された窓部より、対象機器との電気的な接続に供されるコネクタ31の一部が露出している。
図1に示すように、上ケース部材11のZ軸方向上面には、Y軸方向の略中央部分にX軸方向に延伸する溝上の凹入部11aが形成されている。そして、上ケース部材11における上面の凹入部11aを挟んだ両脇部分には、外装ラベル21,22が貼着されている。
2.電池パック1の内部構成
電池パック1の内部構成について、図2を用い説明する。
図2に示すように、電池パック1は、上ケース部材11と下ケース部材12との組み合わせにより構成される内部空間に、コアパック30が収納された構成を有する。
上ケース部材11には、X軸方向に延びる2条の窓部11c,11dが開口されており、互いの間に凹入部11aが形成されている。窓部11c,11dのサイズは、外装ラベル21,22のサイズよりもやや小さく、窓部11c,11dの周囲部分を以って外装ラベル21,22が貼着される。
また、上ケース部材11の凸部11bの一部には、窓部11eが開口されており、当該窓部11eからコネクタ31の一部が外部露出する。
コアパック30は、6本の素電池33〜38と、コネクタ31が実装されてなる回路基板32とを有し構成されている。6本の素電池33〜38は、それぞれ同一の外観を有する円筒形二次電池である。6本の素電池33〜38は、例えば、2並3直で接続されており、正負の両極、および各接続点が回路基板32に接続されている。回路基板32には、保護回路を構成する電子部品が実装されている(図示を省略)。
3.素電池33〜38と上ケース部材11および下ケース部材12との関係
電池パック1における素電池33〜38と上ケース部材11および下ケース部材12との関係について、図3および図4を用い説明する。なお、図3では、素電池33〜38のうち、素電池35,36を抜き出して描いているが、他の素電池33,34,37,38と上ケース部材11および下ケース部材12との関係についても、同様である。また、図4は、図3のA部分およびB部分を抜き出して図示している。図4に図示しない他の素電池33〜35,37,38と上ケース部材11および下ケース部材12との関係についても、図4に示すのと同様である。
図3に示すように、素電池35と素電池36とは、軸同士が紙面に垂直な方向に向くように、互いに並設されている。素電池35,36に対して、上ケース部材11および下ケース部材12は、内底面同士でZ軸方向に挟み込むように接合される。接合は、上ケース部材11の開口端が鏃状になっており、下ケース部材12の側壁内面側に嵌合を受け入れる溝部が形成されており、互いが嵌合した状態で接合されている。
図4(a)に示すように、素電池36の外周面36aのZ軸方向上側の頂部は、上ケース部材11の上面11fに開口された窓部11dに一部が侵入した状態となっており、窓部11dを塞ぐように外装ラベル21が貼着されることで、素電池36の外周面36aも外部と仕切られた状態となっている。
ここで、素電池36の外周面36aのZ軸方向上側の頂部は、上ケース部材11における外側面(窓部11dを臨む縁部であって、領域W2,W3)と面一またはそれよりも内側(Z軸方向下側)に収まるように、窓部11dに侵入した状態となっている。換言すると、素電池36の外周面36aの頂部は、領域W1において、外装ラベル21の内面と接触するかあるいは近接した状態となっている。
なお、上ケース部材11では、窓部11dの周囲近傍における内面が素電池36の外周面36aの形状に沿うように、斜面状または凹曲面状に形成されている。
一方、下ケース部材12は、モールディング樹脂体121とフィルム体122とからなるインサートモールド成形体であって、図4(b)に示すように、底壁部分において、フィルム体122が内側および外側の双方に露出する部分が構成されている。当該部分においては、フィルム体122の内面122aが、その周囲のモールディング樹脂体121の内面よりもZ軸方向下側に凹んだ状態となっている。換言すると、下ケース部材12においては、内底の一部に凹部121aが形成されている。そして、当該凹部121aに対しては、素電池36の外周面36aのZ軸方向下側の頂部が侵入した状態となっている。
素電池36の外周面36aのZ軸方向下側の頂部についても、下ケース部材12におけるフィルム体122の内側に露出した内面122aに当接または少しの隙間をあけた状態で、凹部121aに侵入した状態となっている。
なお、下ケース部材12でも、凹部121aの周囲近傍におけるモールディング樹脂体121の内面122b,122cが、素電池36の外周面36aに沿うように、斜面状または凹曲面状に形成されている。
また、フィルム体122は、モールディング樹脂体121と同様に樹脂材料を用い形成されており、フィルム体122とモールディング樹脂体121とが同じ樹脂材料を用い形成されていることが好ましい。
図3に戻って、外装ラベル21,22とフィルム体122とは、素電池35,36を各々間に挟んだ状態で対向する配置関係になっている。これにより、電池パック1では、Z軸方向の厚み(上ケース部材11における上面11f,11gと下ケース部材12の外底面12cとの直線距離)を従来よりも薄くすることができ、重量の低減も図ることができる。具体的には、上ケース部材11の板厚をt11、下ケース部材12におけるモールディング樹脂体121の板厚t121、外装ラベル21,22の厚みをt21,t22、フィルム体122の厚みをt122とするとき、次に示す分(△t)だけ薄肉化を図ることができる。
[数1]△t=(t11−t21)+(t121−t122)=(t11−t22)+(t121−t122
なお、厚みt11は、例えば、0.8〜1.2[mm]であり、厚みt121は、例えば、0.8〜1.2[mm]である。また、厚みt21,t22は、例えば、0.13〜0.18[mm]であり、厚みt122は、例えば、0.18〜0.25[mm]である。厚みt21,t22および厚みt122は、厚みt11に対しては10〜20[%]の厚みであり、厚みt121に対しては15〜30[%]の厚みである。
なお、上記の厚みt21,t22には、糊剤(粘着剤)の厚みを含んでいない。
図3に示すように、電池パック1においては、上ケース部材11に対して外装ラベル21,22が貼着された部分におけるZ軸方向の厚みが最も厚い形態を採用しており、上ケース部材11における外装ラベル21,22が貼着された部分同士の間に凹入部11aが形成されている。この凹入部11aの形成理由については、後述する。
4.上ケース部材11への外装ラベル21,22の貼着
上ケース部材11への外装ラベル21,22の貼着形態について、図5を用い説明する。図5では、外装ラベル21の貼着方法を示す図だけを図示しているが、外装ラベル22についても同様である。
図5に示すように、上ケース部材11における窓部11dの周囲部分11h,11iは、上ケース部材11のZ軸方向の上面11fよりもZ軸方向下側に低くなっており、窓部11dの周囲部分11h,11iが凹状となっている。これは、外装ラベル21を貼着した際に、外装ラベル21の外面が上ケース部材11の上面11fと面一またはそれよりも凹んだ状態とすることにより、電池パック1の使用に際して外装ラベル21の縁端が他の物に引っ掛かったりして剥がれることを抑制することを目的としている。
一方、外装ラベル21については、そのZ軸方向下側の面21aの内、上ケース部材11における周囲部分11h,11iに当接する領域に粘着剤が塗布されており(粘着面領域21a2,21a3)、上ケース部材11に開口された窓部11dに対応する領域には粘着剤が塗布されていない(非粘着面領域21a1)。これは、外装ラベル21、窓部11dから除く素電池36の外周面36a対して貼着および剥離を繰り返すという事態を生じることを防止するためである。これにより、外周面36aから外装ラベル21が剥がれる際の音の発生を防止することができ、ユーザの感覚面での電池パック1の品質を高めることができる。
なお、上ケース部材11には、例えば、PC、PC+ABSなどの材料を用いることができ、外装ラベル21,22には、PC、PETなどの材料を用いることができる。
5.下ケース部材12の形成
下ケース部材12の形成方法について、図6を用い説明する。
図6(a)に示すように、内側に空間501aを有する下型501を準備する。そして、下型501の内底面501bの所定の箇所に、フィルム体122を載置する。なお、フィルム体122については、この後の溶融樹脂材料の充填によっても位置ずれなどを生じないように載置される。
次に、図6(b)に示すように、下型501の空間501aに一部が侵入するように、上型502を嵌入させ、射出成型用の成形型500を構成する。このとき、下型501と上型502との間には、形成しようとする下ケース部材12におけるモールディング樹脂体121の形状に対応する空隙500a,500b,500cが形成される。そして、この空隙500a,500b,500cに対して溶融樹脂材料を充填し、固化させることで下ケース部材12の形成がなされる。
なお、下ケース部材12におけるモールディング樹脂体121には、例えば、PC、PC+ABSなどの材料を用いることができ、フィルム体122には、例えば、PC、PC+ABSなどの材料を用いることができる。
6.装着時における電池パック1と対象機器3との関係
装着時における電池パック1と対象機器3との関係について、図7を用い説明する。なお、図7は、電池パック1を対象機器3に装着した状態を模式的に図示するものであって、相互の係止などのための機構や電気的な接続のための機構などについては、図示を省略している。
図7に示すように、対象機器3に対して電池パック1を装着した際には、電池パック1における下ケース部材12の外底面12cと外側面が外部に露出する状態となる。このような形態での装着に際しても、下ケース部材12に対しては、外装ラベルを貼着するのではなく、モールディング樹脂体121とフィルム体122とからなるインサートモールディング成形体としているので、仮に素電池33〜38から電解液の液漏れがあったとしても、外部に漏出し難い。よって、仮に液漏れがあった場合にも、ユーザが漏出した液に触れることを抑制でき、高い安全性を確保することができる。
また、上述のように、本実施の形態に係る電池パック1では、外装ラベル21,22とフィルム体122とを複合的に用いる構成を採用することで、Z軸方向の薄肉化を図ることができる。外装ラベル21,22とフィルム体122とが素電池33〜38を挟んで対向するという構成を選択的に採用することで、特にZ軸方向の薄肉化を図ることができる。
次に、電池パック1には、上ケース部材11におけるZ軸方向上側の部分に凹入部11aを設けている。これは、対象機器3への装着時において、対象機器3の構成の一部である凸部3aとの干渉を避けるためであり(C部分)、これによっても装着時における対象機器3と電池パック1との総合的な薄肉化を図ることができる。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2に係る電池パック2の構成について、図8を用い説明する。
図8(a)に示すように、本実施の形態に係る電池パック2は、素電池61と、上ケース部材41および下ケース部材42を主な要素として構成されている。なお、図8(a)などでは、素電池61に取り付けられる保護回路基板などについては図示を省略している。
図8(a)および図8(b)に示すように、素電池61は、扁平角形の二次電池であって、例えば、リチウムイオン電池である。図8(a)に示すように、素電池61は、そのZ軸方向上下の両主面において、X軸方向の中央領域が外側に向けて膨らんだ形状を有する、あるいは、充放電により膨らみ得る。
なお、図8(a)では、素電池61の外装の一部が膨らんだ状態で図示しているが、通常においては、出荷時点において素電池61の外装は膨らんでいないことが通常である。
上ケース部材41は、素電池61の膨らみ部分に対応して、窓部41aが開口されている。図8(b)に示すように、窓部41aは、X−Y方向において、上ケース部材41の外形サイズよりも一回り小さいサイズで設けられている。上ケース部材41のZ軸方向上面は、窓部41aを塞ぐように外装ラベル51が貼着されている。
外装ラベル51においては、窓部41aに対応する部分(領域W4)には粘着剤が塗布されておらず、その周囲に粘着剤が塗布されている。
図8(a)に示すように、下ケース部材42は、上記実施の形態1における下ケース部材12と同様、モールディング樹脂体421とフィルム体422とからなるインサートモールド樹脂体であって、素電池61の膨らみ部分に対応した領域が、フィルム体422が内外に露出するようになっている。そして、当該フィルム体422が露出する領域では、その内面が周囲のモールディング樹脂体421の内面よりもZ軸方向下側(外側)に位置している。
本実施の形態に係る電池パック2においても、素電池61の膨らみ部分(あるいは、膨らみ得る部分)は、Z軸方向上側が上ケース部材41に開口された窓部41aに侵入し、Z軸方向下側が下ケース部材42における内面にフィルム体422が露出する箇所(凹部)に侵入することになる。
本実施の形態に係る電池パック2は、対象機器への装着時に、下側ケース部材42の少なくとも一部が外部露出し、上側ケース部材41における外装ラベル51が貼着された部分が対象機器の内方に収納されるようになっている。
以上のような構成を採用する本実施の形態に係る電池パック2でも、外装ラベル51とフィルム体422とが素電池61を間に挟んだ状態で対向しており、素電池61の膨らみ部分の上記のように侵入しているので、Z軸方向における薄肉化を図ることができる。また、対象機器への装着時に外部露出する下ケース部材42を選択的にインサートモールド成形体とすることにより、電解液の漏出が生じた際においても、ユーザの触れる可能性のある箇所への電解液の漏出を抑制することができる。よって、高い安全性を確保することが可能である。
[その他の事項]
上記実施の形態1に係る電池パック1では、3本の素電池33,35,37と、3本の素電池34,36,38がそれぞれX軸方向に直列配置され、それらが互いにY軸方向に並列に配置された構成を採用した。本発明は、素電池の配列形態について、これに限定を受けるものではない。例えば、2本の素電池を備える場合には、互いに直列配置されてもよいし、互いに並列配置されていてもよい。
また、パッケージ中に含まれる素電池の数については、6本に限定されるものではなく、1〜5本でもよいし、7本以上でもよい。
また、上記実施の形態1に係る電池パック1では、素電池として円筒形電池を採用したが、本発明は、電池の形状について何らこれに限定を受けるものではない。例えば、角形電池やピン型電池などを採用することもできる。また、電池種類についても、リチウムイオン電池の他、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池などのアルカリ電池を採用することもできる。
また、上記実施の形態1に係る電池パック1では、対象機器3との関係を考慮して、上ケース部材11に凹入部11aを形成することとしたが、対象機器との関係で必要性がなければ、凹入部11aを設ける必要は必ずしもない。この場合には、窓部が2箇所以上存在していたとしても、一枚の外装ラベルでこれら窓部を塞ぐ構成とすることもできる。
また、上記実施の形態1,2では、外装ラベル21,22,51において、粘着剤を塗布する領域と塗布しない領域とを設けることとしたが、貼り付け側の面全体に粘着剤を塗布することとしてもよい。また、外装ラベルに粘着剤を塗布するのではなく、ケース部材の側に粘着剤や接着剤を塗布することとしてもよい。
また、上記実施の形態1,2では、外装ラベル21,22,51とフィルム体122,422とが素電池33〜38,61を間に挟んで対向することとしたが、外装ラベルとフィルム体とは、全体同士が対向する必要は必ずしもない。一部同士が対向することとしてもよい。
また、上記実施の形態1では、下ケース部材12において、一枚のフィルム体122を備えることとしたが、複数枚のフィルム体を含む構成とすることもできる。薄肉化・軽量化を図るのに必要あるいは可能な箇所にフィルム体を適宜配置するようにしてもよい。例えば、上記実施の形態1に係る電池パック1では、下ケース部材12の構成中に占めるフィルム体122の割合(面積割合)がモールディング樹脂体121の割合に比べて低くなっているが、逆に、フィルム体の占める割合が大きくなるように設計することもできる。例えば、下ケース部材における上ケース部材との嵌合部分にだけモールディング樹脂体を配し、それ以外の箇所についてはフィルム体を配することもできる。これにより、薄肉化・軽量化を更にすすめることができる。
また、上記実施の形態1,2では、特に触れていないが、上ケース部材11,41および外装ラベル21,22,51と、下ケース部材12,42におけるモールディング樹脂体121,421およびフィルム体122,422とについて、難燃性の材料とすることが望ましい。例えば、全ての外装構成をUL(Underwriters Laboratories Inc.)94に規定の難燃性を確保できる材料とすることが望ましい。この場合、フィルム体については、圧延されているので高密度であり、厚みが薄い場合にもUL94に規定の難燃性基準をクリアすることができる。
また、上記実施の形態2に係る電池パック2では、上ケース部材41の窓部41aを角丸四角形としたが、窓部の形状については、これに限定されるものではない。即ち、素電池において膨れる領域を予め特定しておき、当該膨れる領域に対応して窓部の形状およびサイズを規定しておけばよい。結果として、円形や楕円形、長円形などになる場合も想定し得る。
また、上記実施の形態1,2では、上ケース部材11,41と下ケース部材12,42の2つの部材を以って外装ケースを構成することとしたが、3つ以上のケース部材の組み合わせを以って外装ケースを構成することとしてもよい。
さらに、外装ラベルの貼着対象となるケース部材(窓部が開口されたケース部材)と、フィルム体が含まれるケース部材とを、必ずしも別部材とする必要はないとも考えられる。即ち、一のケース部材について、一部に窓部を開口し、一部にフィルム体を含むようにインサートモールド成形によりケース部材を形成することもできる。この場合においても、外装ラベルとフィルム体とは、間に素電池を挟んだ状態で少なくとも一部同士が対向するように構成することが、一方向における薄肉化を図るという観点から重要である。
なお、ケース部材の形成に係る工程の複雑さ、およびケース部材への素電池や回路基板の収納工程の煩雑さなどを考慮すると、上記実施の形態1,2のように2つのケース部材の一方に窓部を開口し、他方をインサートモールド成形体とすることが望ましい。
また、図3および図4および図8などでは、外装ラベル21,22,51と素電池33〜38,61の外面との間、フィルム体122,422と素電池33〜38,61の外面との間に、各々の間に隙間を有するように図示しているが、互いに接するようにすることもできる。
さらに、外装ケースを構成する樹脂体について、内部に電気絶縁性のフィラーを混合することもできる。電気絶縁性のフィラーとしては、例えば、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化珪素、酸化亜鉛、窒化硼素、窒化アルミニウム、炭化珪素などを採用することができる。
本発明は、ノートブック型パーソナルコンピュータや携帯電話機などのモバイル機器の電源として採用することができ、薄肉化・軽量化を図りながら安全性を確保することができる電池パックを実現するのに有用である。
1,2.電池パック
3.対象機器
3a.凸部
10.外装ケース
11,41.上ケース部材
11a.凹入部
11c,11d,41a.窓部
12,42.下ケース部材
12c.外底面
21,22,51.外装ラベル
21a1.非粘着面領域
21a2,21a3.粘着面領域
30.コアパック
31.コネクタ
32.回路基板
33〜38,61.素電池
121,421.モールディング樹脂体
122,422.フィルム体
500.成形型
501.下型
502.上型

Claims (8)

  1. 対象機器に対し、外面の一部が外部露出する状態で装着される電池パックであって、
    素電池と、
    第1のケース部材と第2のケース部材とを有し構成され、内部空間に前記素電池を収納する外装ケースと、
    前記第1のケース部材の外面側に貼着された外装ラベルと、
    を備え、
    前記第1のケース部材には、その一部に窓部が開口され、当該窓部を塞ぐように前記外装ラベルが貼着されており、
    前記第2のケース部材は、フィルム体と、当該フィルム体の一部が内側および外側の双方に露出する状態でインサートモールド成形してなる樹脂体とからなるインサートモールド成形体であり、
    前記フィルム体の一部が前記内側に露出した部分では、当該フィルム体の内面が、周囲の前記樹脂体の内面よりも前記第2のケース部材の外面側にあり、
    前記外装ラベルの少なくとも一部と、前記フィルム体の少なくとも一部とは、前記素電池を間に挟んだ状態で対向し、
    前記対象機器への装着時に外部露出するのは、前記第2のケース部材の外面における前記フィルム体が露出する部分を含む少なくとも一部である
    ことを特徴とする電池パック。
  2. 前記素電池の外面は、その一部が、前記第1のケース部材の外面と面一または外面よりも内側に収まるように、前記窓部に侵入した状態にあり、且つ、他の一部が、前記第2のケース部材の前記フィルム体が前記内側に露出する部分に対して、その周囲の前記樹脂体の内面よりも当該第2のケース部材の外面側となるように侵入した状態にある
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記外装ケース内において、前記素電池に対して、当該素電池と同じ外観形状を有する第2の素電池が並設されており、
    前記第1のケース部材には、その一部に第2の窓部が開口され、当該第2の窓部を塞ぐように第2の外装ラベルが貼着されており、
    前記第2の素電池の外面は、その一部が、前記第1のケース部材の外面と面一または外面よりも内側に収まるように、前記第2の窓部に侵入した状態にあり、且つ、他の一部が、前記第2のケース部材の前記フィルム体が前記内側に露出する部分に対して、その周囲の前記樹脂体の内面よりも当該第2のケース部材の外面側となるように侵入した状態にあり、
    前記第2の外装ラベルの少なくとも一部と、前記フィルム体の少なくとも一部とは、前記第2の素電池を挟んだ状態で対向する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電池パック。
  4. 前記第1のケース部材では、前記窓部が開口された領域と前記第2の窓部が開口された領域との間に、外面が前記内部空間側に凹入した領域が形成されており、
    前記対象機器への装着時に、前記第1のケース部材の外面における凹入部分に対して、前記対象機器の構成の一部が侵入した状態となる
    ことを特徴とする請求項3に記載の電池パック。
  5. 前記素電池および前記第2の素電池は、円筒形電池であって、
    前記第1のケース部材における前記窓部および前記第2の窓部に対して侵入しているのは、前記素電池および前記第2の素電池における外周面の一部であり、
    前記第1のケース部材では、前記窓部および前記第2の窓部のそれぞれを臨む縁部が、前記素電池および前記第2の素電池の各外周面に沿うように、斜面状あるいは凹曲面状に形成されている
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電池パック。
  6. 前記第2のケース部材における前記フィルム体が前記内側に露出する部分に対して侵入しているのは、前記素電池および前記第2の素電池における外周面の他の一部であり、
    前記第2のケース部材では、前記フィルム体が前記内側に露出する部を臨む縁部が、前記素電池および前記第2の素電池の各外周面に沿うように、斜面状あるいは凹曲面状に形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の電池パック。
  7. 前記外装ラベルおよび前記第2の外装ラベルでは、前記第1のケース部材における前記窓部および前記第2の窓部のそれぞれの周囲部分との当接部分にだけ粘着剤が介挿されている
    ことを特徴とする請求項3から請求項6の何れかに記載の電池パック。
  8. 前記素電池は、角形電池であって、
    前記窓部は、前記素電池が充放電の際に外装が膨れる部分が侵入可能となるように形成されており、
    前記第2のケース部材の前記フィルム体が前記内側に露出する部分も、前記素電池が充放電の際に外装が膨れる部分が侵入可能となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
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