JP2014053169A - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014053169A
JP2014053169A JP2012196943A JP2012196943A JP2014053169A JP 2014053169 A JP2014053169 A JP 2014053169A JP 2012196943 A JP2012196943 A JP 2012196943A JP 2012196943 A JP2012196943 A JP 2012196943A JP 2014053169 A JP2014053169 A JP 2014053169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
temperature
fuel cell
heater
water tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012196943A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Kokubu
洋文 國分
Akihisa Yoshimura
晃久 吉村
Junji Morita
純司 森田
Yoshikazu Tanaka
良和 田中
Akinari Nakamura
彰成 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012196943A priority Critical patent/JP2014053169A/ja
Publication of JP2014053169A publication Critical patent/JP2014053169A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

【課題】水処理経路における微生物抑制動作中においても長期間メンテナンスをすることなく、運転させることができる燃料電池システムを提供することである。
【解決手段】燃料電池システム1において、燃料電池2と、冷却水循環経路3と、冷却水循環ポンプ4と、冷却水タンク5と、ヒータ6と、冷却水温度センサ9と、凝縮水タンク13と、冷却水供給経路14と、イオン交換樹脂15と、冷却水供給ポンプ16と、排水経路17とを備え、冷却水温度が所定の温度以上となった場合に、ヒータ6を停止させることで、冷却水の蒸発を抑えることにより、冷却水量の減少を防止できる。そのため、イオン交換樹脂15の通水量増加を防止でき、イオン交換樹脂15のメンテナンス周期の短縮化を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、水経路での微生物の増殖を抑制し、長期間メンテナンスをすることなく、運転させることができる燃料電池システムに関するものである。
従来、この種燃料電池システムは、燃料ガスから水素を多く含む改質ガスを生成する水素生成装置での改質反応、および、燃料電池の冷却用として、不純物が少ない水を供給する必要がある。一方で、燃料電池システムでの発電の際、燃料電池での反応生成水や水素生成装置での燃焼生成水が生じるので、これらを凝縮水として凝縮水タンクに回収し、この凝縮水を一般的に活性炭およびイオン交換樹脂からなる水浄化装置を通して水タンクに貯水したあと、この水を燃料電池システムでの発電時に必要な水として使用している(例えば、特許文献1参照)。
図5は、前記特許文献1に記載された従来の燃料電池システム101を示すものである。図5に示すように、従来の燃料電池システム101は制御装置119を備えており、制御装置119は、加熱手段106で凝縮水温度を加熱し、供給手段116を動作させることで、凝縮水循環経路114内の微生物の抑制を行っていた。
特開2011−210606号公報
しかしながら、前記従来の構成では、加熱手段106により冷却水タンク105の冷却水を過加熱した場合、冷却水が蒸発して、蒸発した水蒸気が、オーバーフロー107、凝縮水タンク113を介してシステム外に排出される。そのため、冷却水量が減少し、第1水位センサ109により冷却水タンク105の水位低下を検出し、供給手段116により凝縮水タンク113の水を汲み上げる。第2水位センサ117により凝縮水タンク113の水位低下を検出して、給水弁118を開放することにより、凝縮水タンク113に市水を給水していた。このとき、イオン交換樹脂115の通水量が増加して、イオン交換樹脂115のメンテナンス周期が短くなる課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、加熱手段106により冷却水タンク105の冷却水を過加熱することなく、冷却水タンク105と凝縮水タンク113の水量の減少が防止できることから、イオン交換樹脂115の通水量が増加せず、イオン交換樹脂115を長期間メンテナンスすることのない燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明の燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、燃料電池を冷却するための冷却水を循環する第1循環経路と、第1循環経路に設けられ冷却水を貯える冷却水タンクと、第1循環経路に配置される冷却水循環器と、燃料電池から排出される排空気及び排燃料ガスのうちの少なくとも一方に含まれる水蒸気を凝縮させた水を貯水する凝縮水タンクと、冷却水タンクもしくは第1循環経路に配置され、冷却水を加熱する加熱器と、加熱器が加熱した水の温度を測定する温度測定器と、凝縮水タンク内の水を冷却水タンクへ供給する供給経路と、冷却水タンク内の冷却水を凝縮水タンクへ
供給する排水経路と、供給経路に配置される供給器と、加熱器及び前記供給器の動作を制御する制御装置と、を備えている。そして特に、制御装置は、供給器及び加熱器の動作中に、温度測定器が測定する冷却水温度が第1温度以上となった場合に、加熱器を停止するようにしたものである。
これによって、冷却水が蒸発する前に加熱器を停止させることから、冷却水タンクと凝縮水タンクの水量減少を防止でき、イオン交換樹脂の通水量が増加せず、イオン交換樹脂のメンテナンス周期の短縮を防止できる。
本発明の燃料電池システムは、イオン交換樹脂を長期間メンテナンスすることのない燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態1における燃料電池システムの概略図 本発明の実施の形態1における微生物抑制動作の動作フロー図 本発明の実施の形態2における燃料電池システムの概略図 本発明の実施の形態2における微生物抑制動作の動作フロー図 従来の燃料電池システムの概略図
本発明の燃焼電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、燃料電池を冷却するための冷却水を循環する第1循環経路と、第1循環経路に設けられ冷却水を貯える冷却水タンクと、第1循環経路に配置される冷却水循環器と、燃料電池から排出される排空気及び排燃料ガスのうちの少なくとも一方に含まれる水蒸気を凝縮させた水を貯水する凝縮水タンクと、冷却水タンクもしくは第1循環経路に配置され、冷却水を加熱する加熱器と、加熱器が加熱した水の温度を測定する温度測定器と、凝縮水タンク内の水を冷却水タンクへ供給する供給経路と、冷却水タンク内の冷却水を凝縮水タンクへ供給する排水経路と、供給経路に配置される供給器と、加熱器及び供給器の動作を制御する制御装置を備えている。
これによって、制御装置は、供給器及び加熱器の動作中に、温度測定器が測定する冷却水温度が第1温度以上となった場合に、加熱器を停止させることで、冷却水の蒸発を抑えることができ、冷却水量の減少が防止できることから、イオン交換樹脂の通水量増加を防止でき、イオン交換樹脂のメンテナンス周期が短くなることを防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の燃料電池システムの構成例を示したブロック図を示すものである。
図1において、本発明の燃料電池システムは、燃料電池2と、冷却水循環経路3と、冷却水循環経路3を通流する冷却水循環器として冷却水循環ポンプ4と、冷却水循環経路上に冷却水を貯える冷却水タンク5と、ヒータ6と、排水口7と、熱交換器8と、冷却水温度センサ9と、排熱回収経路10と、排熱回収水を通流させる2次熱媒体搬送器として排熱回収水ポンプ11と、貯湯タンク12が設けられている。
燃料電池2は、水素を含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスとを用いて発電を行う発電器である。冷却水循環経路3は、発電時に発生する熱を回収する冷却水を通流する第1循
環経路である。冷却水循環ポンプ4は、冷却水循環経路3を通流する冷却水循環器である。
冷却水タンク5は、冷却水循環経路上に冷却水を貯えるものである。ヒータ6は、冷却水タンク5内部に燃料電池2で発電した電力のうち負荷で消費しない余剰電力を通電することにより冷却水を加熱する加熱器である。排水口7は、冷却水タンク5の冷却水を排水するものである。熱交換器8は、燃料電池2およびヒータ6により加熱された冷却水を冷却し熱媒体として排熱回収水に伝達するものである。冷却水温度センサ9は、冷却水タンク5に配置され冷却水温度を検知する温度測定器である。排熱回収経路10は、熱交換器8での熱交換により排熱を回収する2次熱媒体経路である。排熱回収水ポンプ11は、排熱回収水を通流させる2次熱媒体搬送器である。貯湯タンク12は、排熱回収経路10上に排熱回収水を蓄えるものである。
また、燃料電池2から排出される排空気及び排ガスに含まれる水を凝縮させた凝縮水を貯える凝縮水タンク13と、凝縮水タンク13内の水を冷却水タンク5へ供給する供給経路として冷却水供給経路14と、凝縮水タンク13の水の中に含まれるイオン成分を除去するイオン交換樹脂15と、冷却水供給経路14に配置される凝縮水タンク13内の凝縮水を冷却水タンク5へ供給させる供給器として冷却水供給ポンプ16と、冷却水タンク5の排水口7から凝縮水タンク13に冷却水を供給する排水経路17と、凝縮水タンク13に配置され凝縮水タンク13温度を測定する凝縮水温度センサ18が設けられている。
制御装置19は、少なくとも、冷却水循環ポンプ4、ヒータ6、排熱回収水ポンプ11、冷却水供給ポンプ16を制御し、冷却水温度センサ9および凝縮水温度センサ18の温度を検知する。
なお、本実施の形態の構成部材である冷却水循環経路3、冷却水循環ポンプ4、ヒータ6、冷却水温度センサ9、排熱回収経路10、排熱回収水ポンプ11、冷却水供給経路14、ならびに、冷却水供給ポンプ16は、各々、第1循環経路、冷却水循環器、加熱器、温度測定器、2次熱媒体搬送経路、2次熱媒体搬送器、供給経路ならびに供給器の具体的な実施の一例である。
まず、本実施の形態における燃料電池の具体的動作を説明する。
燃料電池システム1は、水素を多く含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスを燃料電池2に供給することにより発電を行う。燃料電池2での発電では直流電力が出力される。出力された直流電力はインバータにより交流電力に変換された後、電力系統と連系し、負荷に電力供給する(図示しない)。
同時に燃料電池システム1は、電力系統側から負荷側への電力を電力検知器にて検知している。検知した電力値が負の場合、すなわち、インバータからの発電電力よりも負荷の消費電力が少ない場合は、電力系統への逆潮流が発生する。そこで電力検知器で検知する電力値が逆潮流を起こさない所定の値(例えば0)になるように、制御装置19では入力された電力検知器の検出値に応じてヒータ6への通電量を制御し、余剰電力としてヒータ6に通電する。
一方、燃料電池2では、発電の際に同時に熱も生成される。燃料電池2を通流する冷却水は冷却水循環経路3を通じて、冷却水循環ポンプ4を作動させることにより、燃料電池2に供給されて、燃料電池2の内部での熱交換により燃料電池2を冷却する。ここで、冷却水は、冷却水供給ポンプ16により、凝縮水タンク13に貯えられた水が冷却水タンク5に汲み上げられ、冷却水供給経路14にイオン交換樹脂15を配置することで、その水
の中に含まれるイオン成分が除去される。
燃料電池システム1として余剰電力が発生している場合には、冷却水は、冷却水循環経路3に備えたヒータ6において、通電された余剰電力に応じて加熱される。燃料電池2またはヒータ6により加熱された冷却水は熱交換器8に通流されて、冷却される。冷却された冷却水は冷却水循環ポンプ4により再度循環され、燃料電池2に供給される。さらに燃料電池システム1では、排熱回収水ポンプ11を作動することにより燃料電池システム1の外部から排熱回収水を導入する。排熱回収経路10に導入された排熱回収水は、排熱回収水ポンプ11により通流後、熱交換器8に供給される。熱交換器8では、冷却水循環経路3より供給された冷却水と熱交換することにより、排熱回収水は加熱される。加熱された排熱回収水は排熱回収経路10を通じて、燃料電池システム1の外部の貯湯タンク12に蓄える。
次に、図2(a)のフローチャートにより、凝縮水タンク13および冷却水供給経路14の微生物抑制動作を説明する。
燃料電池システム1の運転が停止すると、制御装置19は、微生物抑制動作を開始する。はじめに、制御装置19は、冷却水供給ポンプ16を動作させ、凝縮水タンク13に貯えられた水を汲み上げる(ステップS101)。燃料電池2もしくはヒータ6で加熱した水を凝縮水タンク13に導入するため、汲み上げた水を冷却水タンク5の排水口7からオーバーフローさせて、凝縮水タンク13に戻す。そのため、排水口7は、冷却水タンク5の最も高い位置に配置する。
ここで、凝縮水温度センサ18が検知する温度を監視し、凝縮水温度センサ18が検知する温度が所定値の温度X℃より高い状態を所定時間T1分継続した場合(ステップS102でYes)、微生物抑制動作が完了したと判定し、冷却水供給ポンプ16の動作を停止する(ステップS103)。ここで、所定値の温度X℃は、微生物が死滅する50℃以上であり、イオン交換樹脂15の耐熱温度60℃以下が望ましい。
また、凝縮水温度センサ18が検知する温度が、微生物抑制動作開始後の所定時間T2分で所定値温度X℃に満たない場合(ステップS104でYes)、ヒータ6に起動信号を送り、冷却水タンク5を加熱する(ステップS105)。
ここで、制御装置19は、冷却水供給ポンプ16により、凝縮水タンク13から冷却水タンク5に水が汲み上げられているかを監視するため、冷却水温度センサ9が検知する温度を監視する。冷却水温度センサ9が検知する温度が所定値の温度Y℃より高い場合(ステップS106でYes)、冷却水タンク5の冷却水温度の過昇温異常と判定し、ヒータ6を停止させる(ステップS107)。冷却水供給ポンプ16により、凝縮水タンク13から冷却水タンク5に水が汲み上げられず、冷却水供給経路14から冷却水タンク5を介して排水経路17に流れる通水量がなくなり、ヒータ6により加熱される冷却水温度が上昇し続けるためである。そのため、冷却水タンク5所定値の温度Y℃は、冷却水タンクが沸騰により蒸発しない100℃未満が望ましい。また、冷却水温度センサ9は冷却水タンク5内部の冷却水温度、冷却水タンク5側面の温度のいずれでも構わない。
冷却水温度センサ9が検知する温度が所定値の温度Y℃に満たない場合(ステップS106でNo)、凝縮水温度センサ18が検知する温度を監視し、所定時間内に凝縮水温度センサ18が検知する温度が所定値の温度X℃より高い状態を所定時間継続した場合(ステップS102でYes)、微生物抑制動作が完了したと判定し、ヒータ6および冷却水供給ポンプ16の動作を停止させる(ステップS103)。
微生物抑制動作開始T3分を経過しても、凝縮水温度センサ18が検知する温度が所定値の温度X℃に満たない場合(ステップS108でYes)、凝縮水タンク13の温度上
昇異常を判定し、ヒータ6および冷却水供給ポンプ16の動作を停止させる(ステップS109)。
以上のように、制御装置19は、冷却水供給ポンプ16及びヒータ6の動作中に、冷却水温度センサ9が測定する冷却水温度が所定の温度Y℃以上となった場合に、ヒータ6を停止させることで、冷却水の蒸発を抑えることにより、冷却水量の減少を防止できることから、イオン交換樹脂15の通水量増加を防止でき、イオン交換樹脂15のメンテナンス周期の短縮化を防止できる。
なお、冷却水温度センサ9が検知する温度がY℃より低いZ℃である場合に、冷却水供給ポンプ16の供給能力を増加させても良い。図2(b)のフローチャートにより、凝縮水タンク13および冷却水供給経路14の微生物抑制動作を説明する。
燃料電池システム1の運転が停止すると、制御装置19は、微生物抑制動作を開始する。制御装置19は、冷却水供給ポンプ16を動作させ、凝縮水タンク13に貯えられた水を汲み上げる(ステップ111)。燃料電池2もしくはヒータ6で加熱した水を凝縮水タンク13に導入するため、汲み上げた水を冷却水タンク5の排水口7からオーバーフローさせて、凝縮水タンク13に戻す。
ここで、凝縮水温度センサ18が検知する温度を監視し、凝縮水温度センサ18が検知する温度が所定値の温度X℃より高い状態を所定時間T1分継続した場合(ステップS112でYes)、微生物抑制動作が完了したと判定し、冷却水供給ポンプ16の動作を停止する(ステップS113)。
また、凝縮水温度センサ18が検知する温度が、微生物抑制動作開始後の所定時間T2分で所定値温度X℃に満たない場合(ステップS114でYes)、ヒータ6に起動信号を送り、冷却水タンク5を加熱する(ステップS115)。
ここで、制御装置19は、冷却水供給ポンプ16により、凝縮水タンク13から冷却水タンク5に水が汲み上げられているかを監視するため、冷却水温度センサ9が検知する温度を監視する(ステップS116)。冷却水温度センサ9が検知する温度が所定値の温度Z℃より高い場合(ステップS116でYes)、冷却水供給ポンプ16の供給能力を所定値A%増加させる(ステップS117)。冷却水タンク5内部の冷却水が蒸発するまでに冷却水供給ポンプ16の供給能力を増加させるのが望ましく、所定の温度Z℃は、所定の温度Y℃より低い温度に設定する。
ここで、冷却水供給ポンプ16の供給能力が所定値B%(例えば、上限値である100%)以上になった場合(ステップS118でYes)、冷却水供給ポンプ16の水供給異常と判断し、冷却水供給ポンプ16およびヒータ6を停止させ(ステップS119)、微生物抑制動作を終了する。
冷却水温度センサ9が検知する温度が所定値の温度Z℃に満たない場合(ステップS116でNo)、凝縮水温度センサ18が検知する温度を監視し(ステップS114)凝縮水温度センサ18が検知する温度が所定値の温度X℃より高い状態を所定時間T1分継続した場合(ステップS112でYes)、微生物抑制動作が完了したと判定し、ヒータ6および冷却水供給ポンプ16の動作を停止させ(ステップS113)、微生物抑制動作を終了する。
微生物抑制動作開始T3分を経過しても、凝縮水温度センサ18が検知する温度が所定値の温度X℃に満たない場合(ステップS120でYes)、凝縮水タンク13の温度上昇異常を判定し、ヒータ6および冷却水供給ポンプ16の動作を停止させる(ステップS
121)。
以上のように、冷却水供給ポンプ16及びヒータ6の動作中に、冷却水温度センサ9が測定する冷却水温度が所定の温度Z℃以上となった場合に、ヒータ6の動作温度より低い温度で冷却水供給ポンプ16の供給能力を増加させることで、冷却水タンク5に水を供給させることができる。また、冷却水タンク5に水を供給できなくても、冷却水温度センサ9が測定する冷却水温度が所定の温度Y℃以上になった場合に、ヒータ6を停止させることから、冷却水の蒸発を抑えて、冷却水量の減少を防止できるため、イオン交換樹脂15の通水量増加を防止でき、イオン交換樹脂15のメンテナンス周期が短くなることを防止できる。
また、冷却水供給ポンプ16の供給能力が上限となって冷却水タンク5に水を供給できないときに、ヒータ6を停止させることから、冷却水の蒸発を抑えて、冷却水量の減少を防止できるため、イオン交換樹脂15の通水量増加を防止でき、イオン交換樹脂15のメンテナンス周期が短くなることを防止できる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における燃料電池システムの構成を示す概略図である。なお、図3において、図1と互いに同一あるいは、相当する部材には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
図3に示すように燃料電池システム1は図1に示す燃料電池システム1と比較して、冷却水タンク5ではなく、冷却水循環経路3に加熱手段としてヒータ6を設けている点で異なっている。また、冷却水温度センサ9は、冷却水循環経路3の出口側に設けられている点で異なっている。
次に、図4のフローチャートにより、凝縮水タンク13および冷却水供給経路14の微生物抑制動作を説明する。
燃料電池システム1の運転が停止すると、制御装置19は、微生物抑制動作を開始する。制御装置19は、冷却水供給ポンプ16を動作させ、凝縮水タンク13に貯えられた水を汲み上げるとともに、排熱回収水ポンプ11を動作させる(ステップ201)。燃料電池2もしくはヒータ6で加熱した水を凝縮水タンク13に導入するため、汲み上げた水を冷却水タンク5の排水口7からオーバーフローさせて、凝縮水タンク13に戻す。
ここで、凝縮水温度センサ18が検知する温度を監視し、凝縮水温度センサ18が検知する温度が所定値の温度X℃より高い状態を所定時間T1分継続した場合(ステップS202でYes)、微生物抑制動作が完了したと判定し、排熱回収水ポンプ11および冷却水供給ポンプ16の動作を停止する(ステップS203)。
また、凝縮水温度センサ18が検知する温度が、微生物抑制動作開始後の所定時間T2分で所定値温度X℃に満たない場合(ステップS204でYes)、ヒータ6に起動信号を送り、冷却水循環経路3および冷却水タンク5を加熱する(ステップS205)。
ここで、制御装置19は、冷却水供給ポンプ16により、凝縮水タンク13から冷却水タンク5に水が汲み上げられているかを監視するため、冷却水温度センサ9が検知する温度を監視する。
冷却水温度センサ9が検知する温度が所定値の温度Z℃より高い場合(ステップS206でYes)、冷却水循環ポンプ4を動作させて、加熱された冷却水を熱交換器8で排熱
回収水と熱交換させる(ステップS207)。ステップS201で予め排熱回収水ポンプ11を動作させていることから、冷却水循環ポンプ4を動作させた直後に、燃料電池2に高温の冷却水が流れることを防止している。
ここで、制御装置19は、冷却水供給ポンプ16により、凝縮水タンク13から冷却水タンク5に水が汲み上げられているかを監視するため、冷却水温度センサ9が検知する温度を監視する。冷却水温度センサ9が検知する温度が所定値の温度Y℃より高い場合(ステップS208でYes)、冷却水タンク5の冷却水温度の過昇温異常と判定し、冷却水循環ポンプ4、ヒータ6、排熱回収水ポンプ11および冷却水供給ポンプ16の動作を停止させ(ステップS209)、微生物抑制動作を終了する。
冷却水温度センサ9が検知する温度が所定値の温度Y℃に満たない場合(ステップS208でNo)、凝縮水温度センサ18が検知する温度を監視し、所定時間内に凝縮水温度センサ18が検知する温度が所定値の温度X℃より高い状態を所定時間継続した場合(ステップS202でYes)、微生物抑制動作が完了したと判定し、冷却水循環ポンプ4、ヒータ6、排熱回収水ポンプ11および冷却水供給ポンプ16の動作を停止させる(ステップS203)。
微生物抑制動作開始T3分を経過しても、凝縮水温度センサ18が検知する温度が所定値の温度X℃に満たない場合(ステップS210でYes)、凝縮水タンク13の温度上昇異常を判定し、冷却水循環ポンプ4、ヒータ6、排熱回収水ポンプ11および冷却水供給ポンプ16の動作を停止させる(ステップS211)、微生物抑制動作を終了する。
以上のように、制御装置19は、冷却水供給ポンプ16及びヒータ6の動作中に、冷却水温度センサ9が測定する冷却水温度が所定の温度Z℃以上となった場合に、冷却水循環ポンプ4および排熱回収水ポンプ11を共に動作させることから、ヒータ6により加熱された冷却水を冷却することができ、冷却水の蒸発を抑えて、冷却水量の減少を防止できることから、イオン交換樹脂15の通水量増加を防止でき、イオン交換樹脂15のメンテナンス周期の短縮を防止できる。
また、排熱回収水ポンプ11を動作させた後に冷却水循環ポンプ4を動作させることで、燃料電池への高温水導入を防止できる。
なお、本実施の形態では、冷却水循環経路に加熱手段としてヒータ6を設けたが、冷却水タンク5内部にヒータ6を設けて、冷却水温度センサ9で温度を計測してもよい(実施の形態1と同じ構成)。
本発明の燃料電池システムは、たとえばコージェネレーション装置に利用される電気と熱を発生する燃料電池システム等に有用である。
1、101 燃料電池システム
2 燃料電池
3 冷却水循環経路
4 冷却水循環ポンプ
5、105 冷却水タンク
6 ヒータ
7 排水口
8 熱交換器
9 冷却水温度センサ
10 排熱回収経路
11 排熱回収水ポンプ
12 貯湯タンク
13、113 凝縮水タンク
14 冷却水供給経路
15、115 イオン交換樹脂
16 冷却水供給ポンプ
17 排水経路
18 凝縮水温度センサ
19、119 制御装置
106 加熱手段
107 オーバーフロー
109 第1水位センサ
114 凝縮水循環経路
116 供給手段
117 第2水位センサ
118 給水弁

Claims (6)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、
    前記燃料電池を冷却するための冷却水を循環する第1循環経路と、
    前記第1循環経路に設けられ水を貯える冷却水タンクと、
    前記第1循環経路に配置される冷却水循環器と、
    前記燃料電池から排出される排空気及び排燃料ガスのうちの少なくとも一方に含まれる水蒸気を凝縮させた水を貯水する凝縮水タンクと、
    前記冷却水タンクもしくは前記第1循環経路に配置され、冷却水を加熱する加熱器と、
    前記加熱器が加熱した冷却水温度を測定する温度測定器と、
    前記凝縮水タンク内の水を前記冷却水タンクへ供給する供給経路と、
    前記冷却水タンク内の冷却水を前記凝縮水タンクへ供給する排水経路と、
    前記供給経路に配置される供給器と、
    前記加熱器及び前記供給器の動作を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記供給器及び前記加熱器の動作中に、前記温度測定器が測定する冷却水温度が第1温度以上となった場合に、前記加熱器を停止するよう制御する、
    燃料電池システム。
  2. 第2温度は、前記第1温度以下の温度であるものとし、
    前記制御装置は、前記供給器及び前記加熱器の動作中に、前記温度測定器が測定する冷却水温度が第2温度以上となった場合に、前記供給器の供給能力を増加させるよう制御する、
    請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記供給器の供給能力が第1閾値以上になった場合に、前記供給器を停止するよう制御する、請求項1、2記載の燃料電池システム。
  4. 前記第1循環経路上に設けられた熱交換器と、
    前記冷却水と熱交換するために前記熱交換器を流通する2次熱媒体と、
    前記2次熱媒体が流れる2次熱媒体経路と、
    前記2次熱媒体経路に設けられ前記2次熱媒体を搬送する2次熱媒体搬送器と、
    をさらに備え、
    前記制御装置は、前記供給器及び前記加熱器の動作中に、前記温度測定器が測定する冷却水温度が第2温度以上となった場合に、前記冷却水循環器と前記2次熱媒体搬送器とを共に動作させる、
    請求項1〜3記載の燃料電池システム。
  5. 前記2次熱媒体経路に接続し、前記熱交換された2次熱媒体を蓄える貯湯タンクと、
    をさらに備え、
    前記制御装置は、前記供給器及び前記加熱器の動作中に、前記温度測定器が測定する冷却水温度が第2温度以上となった場合に、前記冷却水循環器と前記2次熱媒体搬送器を共に動作させる、
    請求項4記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御装置は、前記2次熱媒体搬送器を動作させた後に前記冷却水循環器を動作させる、
    請求項4〜5記載の燃料電池システム。
JP2012196943A 2012-09-07 2012-09-07 燃料電池システム Pending JP2014053169A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012196943A JP2014053169A (ja) 2012-09-07 2012-09-07 燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012196943A JP2014053169A (ja) 2012-09-07 2012-09-07 燃料電池システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014053169A true JP2014053169A (ja) 2014-03-20

Family

ID=50611484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012196943A Pending JP2014053169A (ja) 2012-09-07 2012-09-07 燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014053169A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10992011B2 (en) 2017-06-27 2021-04-27 Lg Chem, Ltd. Battery module, battery pack including battery module, and vehicle including battery pack

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10992011B2 (en) 2017-06-27 2021-04-27 Lg Chem, Ltd. Battery module, battery pack including battery module, and vehicle including battery pack

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3322017B1 (en) Fuel cell system and operating method therefor
JP2015166478A (ja) 水電解システム
JP5436352B2 (ja) 燃料電池システム及びその制御方法
JP6734206B2 (ja) 燃料電池装置、燃料電池システム、および制御装置
JP5434284B2 (ja) 燃料電池システム
JP5434283B2 (ja) 燃料電池システム
JP6013129B2 (ja) 燃料電池コジェネレーションシステム、その制御プログラムおよび制御方法
JP2014053169A (ja) 燃料電池システム
JP2018133265A (ja) 燃料電池システム
JP7113725B2 (ja) 燃料電池システム
JP2010040350A (ja) 燃料電池コージェネレーションシステム
JP4926298B2 (ja) 燃料電池システム及び燃料電池システムの運転方法
EP3279991B1 (en) Fuel cell system and operation method therefor
JP2011257130A (ja) 排熱回収装置
JP2015084280A (ja) 燃料電池システム
JP6454874B2 (ja) 燃料電池システムおよびその運転方法
JP2012109094A (ja) 燃料電池システム及びその運転方法
JP2012202579A (ja) コージェネレーションシステム
JP2013041712A (ja) 燃料電池システム及びその制御方法
JP2018106952A (ja) 燃料電池システム及びその運転方法
JP2011096422A (ja) 燃料電池コージェネレーションシステム
JP2009224091A (ja) 燃料電池発電システム
JP2006294397A (ja) 燃料電池発電システムおよびそのプログラム
JP6269301B2 (ja) 燃料電池システム
JP2011210606A (ja) 燃料電池システム