JP2014052954A - 仮想マシンチューニング値計算装置および仮想マシンチューニング値計算方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】仮想マシンのNEW領域サイズを、スカベンジGC周期T×(単位時間に発生する短命制御信号オブジェクトの合計サイズ+単位時間に発生する長命コールオブジェクトの合計サイズ)とする。但し、スカベンジGC周期Tを、{目標停止時間−(スカベンジGCにおけるNEW領域からOLD領域への短命制御信号オブジェクトのコピー時間の合計値+CMSにおけるOLD領域にコピーされた短命制御信号オブジェクトに対するリマーク時間の合計値)}/(スカベンジGCにおけるNEW領域からOLD領域への長命コールオブジェクトのコピー時間の合計値+CMSにおけるOLD領域にコピーされた長命コールオブジェクトのリマーク時間の合計値)とする。
【選択図】図3
Description
NEW領域サイズ=スカベンジGC周期T×単位時間あたりのコール発生数(A1)×(コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×長命コールオブジェクトのサイズ(B5)+コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクトのサイズ(B4))…式(1)
ただし、
スカベンジGC周期T={目標停止時間(D)−(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのコピー時間(C2)+単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3))}/(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)+単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3))…式(2)
NEW領域サイズ(最適なNEW領域サイズ)=スカベンジGC周期T×単位時間あたりのコール発生数(A1)×(コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×長命コールオブジェクトのサイズ(B5)+コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクトのサイズ(B4))…式(1)
としている。
スカベンジGC周期T={目標停止時間(D)−(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)+単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3))}/(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)+単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3))…式(2)
としている。なお、式(2)における目標停止時間は、システムの設計者等が仮想マシンに許容する停止時間の最大値である。
目標停止時間(D)>スカベンジGC停止時間t1+リマーク停止時間t2…式(3)
スカベンジGC周期T>短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)…式(4)
スカベンジGC周期T/(スカベンジGC周期T+スカベンジGC停止時間t1)>稼動率の目標値…式(5)
ただし、
スカベンジGC停止時間t1=(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)+スカベンジGC周期T×単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2))×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)…式(6)
リマーク停止時間t2=(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)+スカベンジGC周期×単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2))×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3)…式(7)
なお、NEW領域サイズが左辺となるようにする場合、式(3)〜式(5)は、以下の式(8)〜式(11)のようになり、これから最適なNEW領域の範囲を求めることができる。
(最適な範囲の)NEW領域サイズ<スカベンジGC周期T×(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×長命コールオブジェクトのサイズ(B5)+スカベンジGC周期T×単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクトのサイズ(B4))…式(8)
(最適な範囲の)NEW領域サイズ>短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)×(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×長命コールオブジェクトのサイズ(B5)+スカベンジGC周期T×単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクトのサイズ(B4))…式(9)
(最適な範囲の)NEW領域サイズ>稼働率の目標値×単位時間時間あたりのコース発生数(A1) ×単位時間時間あたりのコース発生数(A1)×(コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×長命コールオブジェクトのサイズ(B5)+コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクトのサイズ(B4))×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)
/
(1−稼働率の目標値−稼働率の目標値×単位時間時間あたりのコース発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2))…式(10)
ただし、
スカベンジGC周期T={目標停止時間(D)−(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)+単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3))}/(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)+単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3))…式(11)
リマーク停止時間t2=(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)+スカベンジGC周期×単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2))×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3)…式(12)
としている。
仮想マシンチューニング値計算装置10は、アプリケーションモデル情報(後記)、トラヒックモデル情報(後記)、GC(ガベージコレクション)動作パラメータ情報(後記)およびこの仮想マシンのGC時におけるプログラム停止時間の目標値(目標停止時間)の入力を受け付けると、これらの情報および目標値に基づき、仮想マシンに設定するNEW領域サイズ(最適NEW領域サイズ)を計算し、出力する。この仮想マシンチューニング値計算装置10の機能は、入力部11、チューニングパラメータ値計算部12および出力部13に分けられる。
トラヒックモデル情報は、仮想マシンが用いるアプリケーションに関する、以下の情報を含む(図2(a)参照)。
・単位時間あたりのコール発生数(A1)
・1コールあたり(コール1つあたり)の制御信号数(A2)
なお、このようなトラヒックモデル情報を用いることで、チューニングパラメータ値計算部12は、例えば、NEW領域の単位時間あたりの制御信号発生数(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2))を求めることができる。
また、アプリケーションモデル情報は、仮想マシンが用いるアプリケーションに関する、以下の情報を含む(図2(b)参照)。
・1制御信号あたり(制御信号1つあたり)の短命制御信号オブジェクト数(B1)
・1コールあたり(コール1つあたり)の長命コールオブジェクト数(B2)
・短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)
・短命制御信号オブジェクトのサイズ(B4)
・長命コールオブジェクトのサイズ(B5)
さらに、GC動作パラメータ情報は、仮想マシンでGCを行う際に用いる以下の情報を含む。
・スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)
・CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3)
目標停止時間(D)は、仮想マシンにおいて許容するGC時のプログラム停止時間である。
ただし、
スカベンジGC周期T={目標停止時間(D)−(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)+単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3))}/(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)+単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3))…式(2)
スカベンジGC周期T={目標停止時間(D)−(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)+単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3))}/(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)+単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2)×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3))…式(2)
としている。なお、式(2)における目標停止時間(D)は、システムの設計者等が仮想マシンに許容するプログラム停止時間の最大値である。
スカベンジGC周期T>短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)…式(4)
スカベンジGC周期T/(スカベンジGC周期T+スカベンジGC停止時間t1)>稼動率の目標値…式(5)
ただし、
スカベンジGC停止時間t1=(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)+スカベンジGC周期T×単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2))×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間(C2)…式(6)
リマーク停止時間t2=(単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの制御信号数(A2)×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数(B1)×短命制御信号オブジェクト平均保留時間(B3)+スカベンジGC周期×単位時間あたりのコール発生数(A1)×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数(B2))×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間(C3)…式(7)
11 入力部
12 チューニングパラメータ値計算部
13 出力部
20 サーバ
111 アプリケーションモデル入力部
112 トラヒックモデル入力部
113 GC動作パラメータ入力部
114 目標停止時間入力部
131 チューニングパラメータ値出力部
Claims (5)
- 通信ノードに用いられる仮想マシンに設定するメモリのNEW領域サイズを計算する仮想マシンチューニング値計算装置であって、
前記仮想マシンは、メモリ上のNEW領域のGC(ガベージコレクション)の方式としてスカベンジGCを採用し、前記メモリ上のOLD領域のGCの方式としてCMS(Concurrent Mark & Sweep)を採用する仮想マシンであり、
前記仮想マシンに用いられるアプリケーションは、他の端末装置が前記仮想マシンにアクセスしてから処理を終了するまでの一連の動作を、複数の制御信号が関連するコールとして管理し、前記コールに対するオブジェクトとして1以上の長命コールオブジェクトを生成し、前記制御信号に対するオブジェクトとして1以上の短命制御信号オブジェクトを生成するアプリケーションであり、
前記アプリケーションにおける、単位時間あたりのコール発生数と、前記コール1つあたりの制御信号数とを示したトラヒックモデル情報と、
前記制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数と、前記コール1つあたりの長命コールオブジェクト数と、短命制御信号オブジェクト平均保留時間と、前記短命制御信号オブジェクトのサイズと、前記長命コールオブジェクトのサイズとを示したアプリケーションモデル情報と、
前記スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間と、前記CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間とを示したGC動作パラメータ情報と、
前記仮想マシンにおけるGC時のプログラム停止時間の目標値である目標停止時間との入力を受け付け、記憶部に記憶し、
前記記憶部の、前記トラヒックモデル情報、前記アプリケーションモデル情報、前記GC動作パラメータ情報および前記目標停止時間を用いて、
以下の式(1)および式(2)により前記NEW領域サイズを計算するチューニングパラメータ値計算部を備えることを特徴とする仮想マシンチューニング値計算装置。
NEW領域サイズ=スカベンジGC周期T×単位時間あたりのコール発生数×(コール1つあたりの長命コールオブジェクト数×長命コールオブジェクトのサイズ+コール1つあたりの制御信号数×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数×短命制御信号オブジェクトのサイズ)…式(1)
ただし、
スカベンジGC周期T={目標停止時間−(単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの制御信号数×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数×短命制御信号オブジェクト平均保留時間×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間+単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの制御信号数×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数×短命制御信号オブジェクト平均保留時間×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間)}/(単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間+単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間)…式(2) - 前記チューニングパラメータ値計算部が、複数の前記仮想マシンからなるシステムにおける前記仮想マシンそれぞれの前記NEW領域サイズを計算するとき、
前記仮想マシンそれぞれの、前記トラヒックモデル情報、前記アプリケーションモデル情報および前記GC動作パラメータ情報と、前記システム全体の目標停止時間を分配した前記仮想マシンそれぞれの目標停止時間とを用いて、
前記式(1)および式(2)により前記仮想マシンそれぞれの前記NEW領域サイズを計算することを特徴とする請求項1に記載の仮想マシンチューニング値計算装置。 - 通信ノードに用いられる仮想マシンに設定するメモリのNEW領域サイズの範囲を計算する仮想マシンチューニング値計算装置であって、
前記仮想マシンは、メモリ上のNEW領域のGCの方式としてスカベンジGCを採用し、前記メモリ上のOLD領域のGCの方式としてCMS(Concurrent Mark & Sweep)を採用する仮想マシンであり、
前記仮想マシンに用いられるアプリケーションは、他の端末装置が前記仮想マシンにアクセスしてから処理を終了するまでの一連の動作を、複数の制御信号が関連するコールとして管理し、前記コールに対するオブジェクトとして1以上の長命コールオブジェクトを生成し、前記制御信号に対するオブジェクトとして1以上の短命制御信号オブジェクトを生成するアプリケーションであり、
前記アプリケーションにおける、前記単位時間あたりのコール発生数と、前記コール1つあたりの制御信号数とを示したトラヒックモデル情報と、
前記制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数と、前記コール1つあたりの長命コールオブジェクト数と、短命制御信号オブジェクト平均保留時間と、前記短命制御信号オブジェクトのサイズと、前記長命コールオブジェクトのサイズとを示したアプリケーションモデル情報と、
前記スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間と、前記CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間とを示したGC動作パラメータ情報と、
前記仮想マシンにおけるGC時のプログラム停止時間の目標値である目標停止時間と、
前記仮想マシンにおける稼動率の目標値との入力を受け付け、記憶部に記憶し、
前記記憶部の、前記トラヒックモデル情報、前記アプリケーションモデル情報、前記GC動作パラメータ情報、前記目標停止時間および前記稼動率の目標値を用いて、
以下の式(3)〜式(7)により前記NEW領域サイズの範囲を計算するチューニングパラメータ値計算部を備えることを特徴とする仮想マシンチューニング値計算装置。
目標停止時間>スカベンジGC停止時間t1+リマーク停止時間t2…式(3)
スカベンジGC周期T>短命制御信号オブジェクト平均保留時間…式(4)
スカベンジGC周期T/(スカベンジGC周期T+スカベンジGC停止時間t1)>稼動率の目標値…式(5)
ただし、
スカベンジGC停止時間t1=(単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの制御信号数×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数×短命制御信号オブジェクト平均保留時間+スカベンジGC周期T×単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間…式(6)
リマーク停止時間t2=(単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの制御信号数×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数×短命制御信号オブジェクト平均保留時間+スカベンジGC周期×単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数)×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間…式(7) - 通信ノードに用いられる仮想マシンに設定するメモリのNEW領域サイズを計算する仮想マシンチューニング値計算方法であって、
前記仮想マシンは、メモリ上のNEW領域のGC(ガベージコレクション)の方式としてスカベンジ方式を採用し、前記メモリ上のOLD領域のGCの方式としてCMS(Concurrent Mark & Sweep)を採用する仮想マシンであり、
前記仮想マシンに用いられるアプリケーションは、他の端末装置が前記仮想マシンにアクセスしてから処理を終了するまでの一連の動作を、複数の制御信号が関連するコールとして管理し、前記コールに対するオブジェクトとして1以上の長命コールオブジェクトを生成し、前記制御信号に対するオブジェクトとして1以上の短命制御信号オブジェクトを生成するアプリケーションであり、
前記NEW領域サイズを計算する仮想マシンチューニング値計算装置が、
前記アプリケーションにおける、前記単位時間あたりのコール発生数と、前記コール1つあたりの制御信号数とを示したトラヒックモデル情報と、
前記制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数と、前記コール1つあたりの長命コールオブジェクト数と、短命制御信号オブジェクト平均保留時間と、前記短命制御信号オブジェクトのサイズと、前記長命コールオブジェクトのサイズとを示したアプリケーションモデル情報と、
前記スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間と、前記CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間とを示したGC動作パラメータ情報と、
前記仮想マシンにおけるGC時のプログラム停止時間の目標値である目標停止時間との入力を受け付け、記憶部に記憶するステップと、
前記記憶部の、前記トラヒックモデル情報、前記アプリケーションモデル情報、前記GC動作パラメータ情報および前記目標停止時間を用いて、
以下の式(1)および式(2)により前記NEW領域サイズを計算するステップとを実行することを特徴とする仮想マシンチューニング値計算方法。
NEW領域サイズ=スカベンジGC周期T×(単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数×長命コールオブジェクトのサイズ+単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの制御信号数×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数×短命制御信号オブジェクト平均保留時間×短命制御信号オブジェクトのサイズ)…式(1)
ただし、
スカベンジGC周期T={目標停止時間−(単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの制御信号数×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数×短命制御信号オブジェクト平均保留時間×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間+単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの制御信号数×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数×短命制御信号オブジェクト平均保留時間×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間)}/(単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間+単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間)…式(2) - 通信ノードに用いられる仮想マシンに設定するメモリのNEW領域サイズの範囲を計算する仮想マシンチューニング値計算方法であって、
前記仮想マシンは、メモリ上のNEW領域のGC(ガベージコレクション)の方式としてスカベンジGCを採用し、前記メモリ上のOLD領域のGCの方式としてCMS(Concurrent Mark & Sweep)を採用する仮想マシンであり、
前記仮想マシンに用いられるアプリケーションは、他の端末装置が前記仮想マシンにアクセスしてから処理を終了するまでの一連の動作を、複数の制御信号が関連するコールとして管理し、前記コールに対するオブジェクトとして1以上の長命コールオブジェクトを生成し、前記制御信号に対するオブジェクトとして1以上の短命制御信号オブジェクトを生成するアプリケーションであり、
前記NEW領域サイズの範囲を計算する仮想マシンチューニング値計算装置が、
前記アプリケーションにおける、前記単位時間あたりのコール発生数と、前記コール1つあたりの制御信号数とを示したトラヒックモデル情報と、
前記制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数と、前記コール1つあたりの長命コールオブジェクト数と、短命制御信号オブジェクト平均保留時間と、前記短命制御信号オブジェクトのサイズと、前記長命コールオブジェクトのサイズとを示したアプリケーションモデル情報と、
前記スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間と、前記CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間とを示したGC動作パラメータ情報と、
前記仮想マシンにおけるGC時のプログラム停止時間の目標値である目標停止時間と、
前記仮想マシンにおける稼動率の目標値との入力を受け付け、記憶部に記憶するステップと、
前記記憶部の、前記トラヒックモデル情報、前記アプリケーションモデル情報、前記GC動作パラメータ情報、前記目標停止時間および前記稼動率の目標値を用いて、
以下の式(3)〜式(7)により前記NEW領域サイズの範囲を計算するステップとを実行することを特徴とする仮想マシンチューニング値計算方法。
目標停止時間>スカベンジGC停止時間t1+リマーク停止時間t2…式(3)
スカベンジGC周期T>短命制御信号オブジェクト平均保留時間…式(4)
スカベンジGC周期T/(スカベンジGC周期T+スカベンジGC停止時間t1)>稼動率の目標値…式(5)
ただし、
スカベンジGC停止時間t1=(単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの制御信号数×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数×短命制御信号オブジェクト平均保留時間+スカベンジGC周期T×単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数)×スカベンジGCにおけるNEW領域のオブジェクト1つあたりのマークおよびコピー時間…式(6)
リマーク停止時間t2=(単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの制御信号数×制御信号1つあたりの短命制御信号オブジェクト数×短命制御信号オブジェクト平均保留時間+スカベンジGC周期×単位時間あたりのコール発生数×コール1つあたりの長命コールオブジェクト数)×CMSにおけるOLD領域にコピーされたオブジェクト1つあたりのリマーク時間…式(7)
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