JP2014052837A - 情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より安全性の高い認証処理を容易に行う。
【解決手段】個人を識別するために用いるPINに対応した複数のPIN図形、および、PIN図形の配置の基準となる基準図形を含む入力インタフェースが表示され、その入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、ユーザによりタップされたPIN図形を、基準図形の外側に移動させ、画面外にまで移動させることにより非表示とする。そして、残されたPIN図形に対応するPINを、認証処理に用いるPINとして特定する。本技術は、例えば、携帯電話機やタブレット装置などの携帯型の端末に適用できる。
【選択図】図2

Description

本開示は、情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラムに関し、特に、より安全性の高い認証処理を容易に行うことができるようにした情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
近年、例えば、スマートフォンなどの携帯端末では、本体の機能がロックされたロック状態から復帰する際に、パスコードやパターンロックなどを利用した認証処理を行うように設定することができる。
パスコードは、個人を識別するために用いる数字(以下、適宜、PIN(Personal Identification Number)と称する)を使用した認証処理である。一般的に、パスコードでは、4桁のPINを使用することが最も多く、この場合、PINの組み合わせは最大で一万通りであるため、いわゆる総当たりを行うことによってロック状態が容易に解除される恐れがあった。また、ユーザ自身が覚えやすい4桁の数字(例えば、自動車のナンバーや電話番号の下4桁など)がPINとして用いられる傾向が高く、そのような4桁の数字が類推されることによって、端末機器のロック状態が解除される危険性が高くなることが想定される。
パターンロックは、複数のドットをなぞる軌跡を使用した認証処理である。一般的に、パターンロックでは、3×3で配置されているドットをなぞる軌跡を使用することが多く、この場合、ドットをなぞる軌跡の組み合わせは約39万通りとなり、パスコードよりも安全性が高いと考えられる。しかしながら、最初に選択する始点がユーザの利き腕に影響されると予測されること(例えば、右利きのユーザは左最上段を選択し難いこと)や、画面の大型化により届きにくい画面の隅などは多くは選択されない可能性が高いことなどから、軌跡の組み合わせが類推され易くなっていた。また、パターンの失念を恐れることから、難解なパターンの軌跡を設定するケースは非常にまれであると推測される。
また、例えば、特許文献1には、実際のパスコード値を送信せず、ダイヤルの回転量および回転方向を送信するという認証処理が開示されている。このような認証処理を採用することにより、パスコードが送信されないようになるため、パスワードクラッキング(抜き取り)された場合においてもパスコードが判明することを防止することができる。
特開2012−33086号公報
上述したように、従来より、パスコードやパターンロックなどの認証処理が使用されているが、より安全性の高い認証処理を容易に行うことが求められている。
例えば、特許文献1で開示されている認証処理では、回転量とよび回転方向を送信するために長いパスコードが設定されていると、ロック状態を解除するまでに多くのステップを踏むことになる。そのため、ロック状態を解除するために長時間を要することになるため、ユーザが、認証処理が手間であると感じてしまうことが推測される。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より安全性の高い認証処理を容易に行うことができるようにするものである。
本開示の一側面の情報処理装置は、個人を識別するために用いる識別情報に対応した複数の識別情報図形、および、前記識別情報図形の配置の基準となる基準図形を含む入力インタフェースを表示する表示部と、前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、ユーザによる操作の対象とされた前記識別情報図形を非表示とし、または、前記識別情報図形の前記基準図形に対する表示位置を変更させる表示制御手段と、前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、複数の前記識別情報の中から、認証処理に用いる識別情報を特定する識別情報特定部とを備える。
本開示の一側面の情報処理方法またはプログラムは、個人を識別するために用いる識別情報に対応した複数の識別情報図形、および、前記識別情報図形の配置の基準となる基準図形を含む入力インタフェースを表示し、前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、ユーザによる操作の対象とされた前記識別情報図形を非表示とし、または、前記識別情報図形の前記基準図形に対する表示位置を変更させ、前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、複数の前記識別情報の中から、認証処理に用いる識別情報を特定するステップを含む。
本開示の一側面においては、個人を識別するために用いる識別情報に対応した複数の識別情報図形、および、識別情報図形の配置の基準となる基準図形を含む入力インタフェースが表示され、その入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、ユーザによる操作の対象とされた識別情報図形を非表示とされ、または、識別情報図形の基準図形に対する表示位置が変更される。そして、入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、複数の識別情報の中から、認証処理に用いる識別情報が特定される。
本開示の一側面によれば、より安全性の高い認証処理を容易に行うことができる。
本技術を適用した情報処理装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 認証画面を示す図である。 入力インタフェースに対する操作について説明する図である。 認証処理を説明するフローチャートである。 入力インタフェースの第1の変形例を示す図である。 入力インタフェースの第2の変形例を示す図である。 入力インタフェースの第3の変形例を示す図である。 認証画面の変形例を示す図である。 PINを決定する操作について説明する図である。 本技術を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本技術を適用した情報処理装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1において、情報処理装置11は、携帯電話機やタブレット装置などの携帯型の端末であり、タッチパネル12、表示制御部13、操作取得部14、PIN特定部15、回転操作特定部16、認証値決定部17、および認証処理部18を備えて構成される。
タッチパネル12は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどからなる表示部20と、静電容量方式や光学方式などによってユーザによるタッチを検出する検出部21とを備えて構成される。また、表示部20は、表示制御部13による制御に従って画像を表示し、検出部21は、ユーザの指がタッチパネル12の表面をタッチした位置を示すタッチ座標を操作取得部14に供給する。
表示制御部13は、ユーザによる操作に応じてタッチパネル12の表示部20の表示を制御する。例えば、情報処理装置11がロック状態であるときに、図示しないボタンに対する操作が行われると、表示制御部13は、タッチパネル12の表示部20に、情報処理装置11のロック状態を解除する認証処理を行うための認証画面(図2)を表示させる。
操作取得部14は、検出部21から供給されるタッチ座標に従って、タッチパネル12に対するユーザの操作を取得し、その操作に従った操作情報をPIN特定部15および回転操作特定部16に供給する。
PIN特定部15は、操作取得部14からの操作情報に基づいて、例えば、図2を参照して後述する入力インタフェース32のPIN図形42をユーザが選択する操作を行ったとき、その選択されたPIN図形42に対応するPINを、情報処理装置11のロック状態を解除する認証処理に用いるPINとして特定する。また、このとき、PIN特定部15は、選択されたPIN図形42の順番も記録する。
回転操作特定部16は、操作取得部14からの操作情報に基づいて、例えば、図2を参照して後述する入力インタフェース32に対する回転操作をユーザが行ったとき、その回転方向および回転角度を特定する。
認証値決定部17は、PIN特定部15により特定されたPIN、並びに、回転操作特定部16により特定された回転方向および回転角度に従って、情報処理装置11のロック状態を解除する認証処理を行うための認証値を決定する。
認証処理部18は、認証値決定部17により決定された認証値が、情報処理装置11に予め設定されている認証値と一致しているか否かを判定することにより、情報処理装置11のロック状態を解除する認証処理を行う。ここで、情報処理装置11には、例えば、ユーザがPINと回転方向および回転角度とを指定し、認証値決定部17が、その指定されたPINと回転方向および回転角度とから決定した認証値が予め設定されている。
なお、本実施の形態においては、情報処理装置11のロック状態を解除する認証処理について説明を行うが、本技術は、それ以外の認証処理に適用することができる。例えば、認証値決定部17により決定された認証値を外部のサーバに送信して、そのサーバへのアクセスの認証処理を行うようにしてもよい。また、PIN特定部15により特定されたPIN、および、回転操作特定部16により特定された回転方向および回転角度を外部のサーバに送信して、そのサーバにおいて認証値を決定して認証処理を行うようにすることができる。
次に、図2は、情報処理装置11のロック状態を解除する認証処理においてタッチパネル12の表示部20に表示される認証画面の一例を示す図である。
図2に示すように、認証画面31の中央には入力インタフェース32が表示され、認証画面31の下辺には、バックボタン33、ホームボタン34、およびメニューボタン35が並んで表示される。
入力インタフェース32は、認証処理を行うための認証値を決定するために必要なPINと回転方向および回転角度とを入力するためのGUI(Graphical User Interface)である。図2に示すように、入力インタフェース32は、円形の基準図形41の内側に接するように、円形のPIN図形42乃至4216が基準図形41の内周に沿って配置され、基準図形41の中央に角度表示部43が配置されている。
基準図形41は、PIN図形42乃至4216の配置の基準となるとともに、基準図形41の中心が、入力インタフェース32に対してユーザが回転操作を行う際の中心となる。例えば、ユーザが、タッチパネル12の表面をタッチしたまま、基準図形41の内側で円周に沿って指を移動させる操作を行うと、情報処理装置11では、その操作に応じた操作情報に従って、回転操作特定部16により回転操作が行われたと判定されて回転方向および回転角度が特定される。
PIN図形42乃至4216は、個人を識別するために用いる識別情報であるPINに対応した図形である。PIN図形42乃至4216には、それぞれ対応する数字が標記されており、PIN図形42乃至4216に対する操作に従って、PINが選択される。例えば、ユーザがPIN図形42乃至4216のいずれかに対してタッチパネル12の表面を短時間だけタッチして離す操作を行うと、情報処理装置11では、その操作に応じた操作情報に従って、PIN特定部15によりPIN図形42がタップされたと判定される。そして、そのタップされたPIN図形42が非表示とされ、最終的に残されたPIN図形42に対応するPINが、情報処理装置11のロック状態を解除する認証処理に用いるPINとして特定される。
角度表示部43は、入力インタフェース32に対してユーザが回転操作を行ったときの回転角度をリアルタイムに表示する。
バックボタン33は、表示部20の表示を直前の状態に戻すときに操作されるGUIである。また、ホームボタン34は、表示部20にホーム画面を表示させるときに操作されるGUIであり、メニューボタン35は、表示部20にメニュー画面を表示させるときに操作されるGUIである。
次に、図3を参照して、入力インタフェース32に対する操作について説明する。
まず、認証処理が開始されると、図3の上側に示すような入力インタフェース32−1が表示される。入力インタフェース32−1では、基本図形41およびPIN図形42乃至4216が表示される。
そして、入力インタフェース32−1に対してユーザがPIN図形42乃至4216のいずれかをタップすると、そのタップされたPIN図形42が非表示となる。例えば、情報処理装置11では、複数のPIN図形42をタップして、それらのPIN図形42を非表示とし、残った表示中のPIN図形42に対応するPINが、情報処理装置11のロック状態を解除する認証処理に用いるPINとして特定される。
つまり、認証値を設定する際にユーザが指定したPINが、3,6,8,11,13,15、および16である場合、ユーザは、PIN図形42、PIN図形42、PIN図形42、PIN図形42、PIN図形42、PIN図形42、PIN図形4210、PIN図形4212、およびPIN図形4214をタップして、それらを非表示とする。ここで、ユーザによりタップされたPIN図形42を非表示とする際、単純に非表示とする他、表示制御部13は、例えば、基本図形41の外側にPIN図形42が移動して認証画面31の外に消えていくようなアニメーション表示を行ってもよい。
これにより、図3の中央に示されている入力インタフェース32−2のように、PIN図形42、PIN図形42、PIN図形42、PIN図形4211、PIN図形4213、PIN図形4215、およびPIN図形4216だけが表示された状態となる。その後、ユーザが入力インタフェース32−2に対して回転操作を開始したことが検出されると、表示中のPIN図形42に対応するPIN(この例では、3,6,8,11,13,15、および16)が、情報処理装置11のロック状態を解除する認証処理に用いるPINとして特定される。
また、ユーザが入力インタフェース32に対する回転操作を行うと、図3の下側に示されている入力インタフェース32−3のように、基本図形41の中央に角度表示部43が表示される。そして、角度表示部43には、ユーザによる回転操作に対応する回転角度がリアルタイムで表示される。
このとき、ユーザは、認証値を設定する際にユーザが指定した回転方向で、その指定した回転角度となるまで、基本図形41の中心を回転中心とした回転操作を行う。認証値を設定する際にユーザが指定した回転方向および回転角度が右方向および185°である場合、入力インタフェース32−3のように、ユーザは、入力インタフェース32を右方向に185°回転させる回転操作を行う。そして、この状態でユーザがタッチパネル12の表面から指を離すと、その時の回転方向および回転角度が、情報処理装置11のロック状態を解除する認証処理に用いる回転方向および回転角度として特定される。なお、ユーザがタッチパネル12の表面から指を離す他、例えば、入力インタフェース32に対する回転操作を行った後、基本図形41をダブルタップしたり、角度表示部43をタップする操作を行うと、回転方向および回転角度が特定されるようにしてもよい。
なお、入力インタフェース32−3は、例えば、ユーザがPIN図形42をタッチして回転操作を行ったときの状態を表示している。図示するように、入力インタフェース32に対する回転操作を視覚的に表現するために、基本図形41の内周に沿って回転角度に応じてPIN図形42が、いわゆる玉突き状態となるように移動するような回転表示が行われる。また、このような回転表示を行うことで、例えば、回転操作が右回転である場合には、PIN図形42は全て左側に寄ることになり、ユーザに、回転方向を視覚的に認識させることができる。
次に、図4は、情報処理装置11において行われる認証処理を説明するフローチャートである。
例えば、情報処理装置11がロック状態であるときに所定のボタンを押下する操作をユーザが行うと認証処理が開始され、ステップS11において、表示制御部13は、タッチパネル12の表示部20に認証画面31を表示する。そして、操作取得部14は、検出部21から供給されるタッチ座標に従って、タッチパネル12に対するユーザによる操作の取得を開始して、ユーザによる操作が行われると操作情報をPIN特定部15および回転操作特定部16に供給する。
ステップS12において、PIN特定部15は、操作取得部14から供給される操作情報に基づいて、PIN図形42がタップされたか否かを判定する。例えば、PIN特定部15は、操作取得部14から供給される操作情報が、ユーザにより短時間のタッチが行われたことを示しており、その時のタッチ座標にPIN図形42乃至4216のいずれかが表示されている場合、タッチ座標に表示されているPIN図形42がタップされたと判定する。
情報処理装置11では、ステップS12において、PIN特定部15によりPIN図形42がタップされたと判定されるまで処理が待機され、PIN特定部15によりPIN図形42がタップされたと判定されると、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、PIN特定部15は、ユーザによりタップされたPIN図形42を特定して表示制御部13に通知し、表示制御部13は、そのPIN図形42を非表示にする。このとき、表示制御部13は、例えば、ユーザによりタップされたPIN図形42が基本図形41の外側に向かって移動し、そのPIN図形42が認証画面31の外に消えていくようなアニメーション表示を行う。
ステップS14において、回転操作特定部16は、操作取得部14から供給される操作情報に基づいて、入力インタフェース32に対する回転操作が開始されたか否かを判定する。例えば、回転操作特定部16は、操作取得部14から供給される操作情報が、ユーザによるタッチされた位置を示すタッチ座標が基準図形41の内側で円周に沿って移動していることを示している場合、入力インタフェース32に対する回転操作が開始されたと判定する。
ステップS14において、回転操作特定部16が、回転操作が開始されていないと判定した場合、処理はステップS12に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS14において、回転操作特定部16が、回転操作が開始されたと判定した場合、処理はステップS15に進む。
ステップS15において、回転操作特定部16は、PIN特定部15に対して回転操作が開始されたことを通知し、PIN特定部15は、その時点で表示中のPIN図形42に対応するPINを、認証処理に用いるPINとして特定する。
ステップS16において、回転操作特定部16は、ユーザによる回転操作に従った回転方向および回転角度を表示制御部13に通知し、表示制御部13は、その回転角度を角度表示部43に表示するとともに、図3の入力インタフェース32−3を参照して上述したような回転表示を行う。
ステップS17において、回転操作特定部16は、操作取得部14から供給される操作情報に基づいて、入力インタフェース32に対する回転操作が終了したか否かを判定する。例えば、回転操作特定部16は、操作取得部14がタッチパネル12の表面からユーザの指が離れたことを検出したとき、入力インタフェース32に対する回転操作が終了したと判定する。
ステップS17において、回転操作特定部16が、入力インタフェース32に対する回転操作が終了していないと判定した場合、処理はステップS16に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS17において、回転操作特定部16が、入力インタフェース32に対する回転操作が終了したと判定した場合、処理はステップS18に進む。
ステップS18において、回転操作特定部16は、回転操作が終了した時点における回転角度および回転方向を、認証処理に用いる回転角度および回転方向として特定する。
ステップS19において、認証値決定部17は、ステップS15でPIN特定部15が特定したPINと、ステップS18で回転操作特定部16が特定した回転角度および回転方向に基づいて、認証値を決定する。
例えば、認証値決定部17は、PIN特定部15により特定されたPINを所定の順番で並べた桁数の数値に、回転操作特定部16により特定された回転角度を乗算することにより算出される値を認証値として決定する。または、例えば、認証値決定部17は、PIN特定部15により特定されたPINを所定の順番で並べた桁数の数値と、回転角度と、回転方向を示す値とを加算することにより算出される値を認証値として決定してもよい。
ステップS20において、認証処理部18は、ステップS19で認証値決定部17により決定された認証値が、情報処理装置11に予め設定されている認証値と一致しているか否かを判定することにより、情報処理装置11のロック状態を解除する認証処理を行う。なお、認証処理において認証が成功した場合には、タッチパネル12の表示部20にはホーム画面が表示されて処理は終了し、認証処理において認証が失敗した場合には、再認証を行うためにステップS11からの処理が繰り返される。
以上のように、情報処理装置11では、認証画面31に表示される入力インタフェース32のPIN図形42乃至4216をユーザがタップすることで、PINとして予め設定されているもの以外を非表示とすることで、認証処理に用いるPINを指定することができる。このとき、ユーザは、視覚的に残されているPIN図形42を認識しながらタップすることで、設定したPINを容易に覚えることができ、より容易に認識処理を行うことができる。即ち、従来のパスコードよりも多くの桁数のPINを用いた認証処理を容易に行うことができる。
さらに、情報処理装置11では、PINと、回転方向および回転角度とを組み合わせて認証処理を行うことで、従来のパスコードを利用した認証処理を上回る組み合わせのパターンを利用した認証を行うことができる。これにより、例えば、単にPINを選択した場合の認証よりも更にセキュリティー強度を向上させることができる。なお、回転方向および回転角度を用いる場合、右回り、左回り、右回りと左回りの両方、同じ向きで複数回の回転などを組み合わせることで、セキュリティー強度を向上させることができる。
また、PIN図形42乃至4216を利用して特定したPINと、入力インタフェース32に対する回転操作により得られた回転方向および回転角度とを組み合わせて認証値を決定することにより、ユーザが予め設定したPINを隠蔽することが可能であり、セキュリティー強度をより向上させることができる。
また、上述の特許文献1で開示されている認証処理では、パスコードを長くするのに比例してロック状態を解除するまでのステップが増加するため、認証処理に長時間を要することになっていた。これに対し、情報処理装置11では、長い桁数の認証値を用いたとしても、入力インタフェース32に対する容易な操作で認証値を入力することができ、ユーザが予め設定したPINを隠蔽することができる。
なお、非表示とするPIN図形42は、ユーザがランダムに選択してもよいが、例えば、PIN図形42を非表示とする順番を予め設定しておき、その順番でユーザがPIN図形42をタップするようにしてもよい。この場合、例えば、PIN特定部15は、図4のフローチャートのステップS13において、ユーザによりタップされたPIN図形42を特定するとともに、PIN図形42のタップされた順番を記録しておく。そして、認証処理部18が、その順番通りにPIN図形42がタップされたか否かを判定する認証処理を行うことで、セキュリティー強度をさらに向上させることができる。
また、情報処理装置11では、入力インタフェース32に表示されるPIN図形42の個数、認証処理に用いるPINの桁数、および入力インタフェース32に対する回転操作の回転方向および回転角度を設定することで、認証強度を調整することができる。例えば、図2に示すように16個のPIN図形42を用いる場合において、認証処理に5桁のPINを用い、入力インタフェース32に対して所定の回転方向および回転角度で回転操作を2回行うように設定された場合には、3,144,960(=(16×15×14×13×12)÷(5×4×3×2×1)×360×2)通りの認証強度とすることができる。そして、5桁のPINを入力する順番まで記録して認証を行う場合には、重複を考慮しなくてもよくなり単純な順列となるので、377,395,200(=(16×15×14×13×12)×360×2)と強度を格段に向上させることが可能である。また、入力インタフェース32に使用するPIN図形42の個数を例えば18個に増加することで、容易に認証強度を向上させることができる。
さらに、情報処理装置11では、入力インタフェース32に対する回転操作を行う際に、予め決められた特定のPIN図形42をタッチして回転操作を行うように設定することができ、選択されたPIN図形42の中から、特定のPIN図形42をタッチしたままユーザが回転操作を行った場合に認証が成功するように設定することができる。この場合、例えば、認証処理部18が、その特定のPIN図形42をタッチして回転操作が行われたか否かを判定する認証処理を行うことで、セキュリティー強度をさらに向上させることができる。
このように、情報処理装置11では、入力インタフェース32を利用することにより、より多い桁数の認証値を、同じ処理を複数回繰り返すことなく少ないステップで、片手で容易に入力することができ、短時間で認証処理を行うことが可能となる。また、入力インタフェース32を利用することにより、簡易な操作かつ強度が高いことを明示的にユーザに理解させることができ、ユーザに使われやすい認証処理を実現することができる。さらに、上述したように入力インタフェース32に使用するPIN図形42の個数を適宜設定することなどにより、認証強度を自在かつ簡易に設定および変更することができる。
なお、本技術は、上述したような入力インタフェース32以外にも、様々なバリエーションの入力インタフェース32に対して適用することができる。
図5を参照して、入力インタフェース32の第1の変形例について説明する。
まず、認証処理が開始されると、図5の上側に示すような入力インタフェース32A−1が表示される。入力インタフェース32A−1では、基準図形41の外側に接するようにPIN図形42乃至4216が基準図形41の外周に沿って配置されている。
そして、入力インタフェース32A−1に対してユーザがPIN図形42乃至4216のいずれかをタップすると、そのタップされたPIN図形42が基準図形41の内側に移動する。図5の中央に示されている入力インタフェース32A−2では、PIN図形42、PIN図形42、PIN図形42、PIN図形4211、PIN図形4212、およびPIN図形4214がタップされた状態が示されている。
その後、ユーザが入力インタフェース32Aに対して回転操作を開始すると、その時点で基準図形41の内側に表示されているPIN図形42に対応するPINが、認証処理に用いるPINとして特定される。そして、図5の下側に示されている入力インタフェース32A−3のように、角度表示部43が表示される。
このように、基準図形41の外側に配置されたPIN図形42をユーザが選択して、基準図形41の内側に移動させたPIN図形42に対応するPINを、認証処理に用いるPINとして特定するようにしてもよい。
なお、基準図形41の内側に移動させるPIN図形42は、ユーザがランダムに選択してもよいが、例えば、PIN図形42を基準図形41の内側に移動させる順番を予め設定しておき、その順番でユーザがPIN図形42をタップするようにしてもよい。この場合、例えば、PIN特定部15は、図4のフローチャートのステップS13において、ユーザによりタップされたPIN図形42を特定するとともに、PIN図形42のタップされた順番を記録しておく。そして、認証処理部18が、その順番通りにPIN図形42がタップされたか否かを判定する認証処理を行うことで、セキュリティー強度をさらに向上させることができる。
また、入力インタフェース32および32Aでは、PIN図形42にはPINに対応する数字が標記されているが、数字以外の図柄、例えば、アルファベットや、記号、絵文字などがPIN図形42に標記されていてもよい。
図6を参照して、入力インタフェース32の第2の変形例について説明する。
図6Aには、アルファベットおよび記号がPIN図形42に標記された入力インタフェース32Bが示されており、図6Bには、絵文字および記号がPIN図形42に標記された入力インタフェース32Cが示されている。なお、入力インタフェース32Cでは、猫や犬などの漢字が標記されているが、実際には、それぞれ対応する動物の絵文字が標記される。
このように、数字以外のアルファベットや、記号、絵文字などをPIN図形42に標記することで、例えば、自動車のナンバーや電話番号などのようにユーザ以外の者に類推されやすい数字をPINとして用いられることを回避することができ、セキュリティー強度を向上させることができる。
また、入力インタフェース32において、基準図形41として円形を用いる他、楕円形や四角形、多角形などを採用することができる。
図7を参照して、入力インタフェース32の第3の変形例について説明する。
図7Aには、六角形の基準図形41’を採用し、基準図形41’の外側にPIN図形42が配置された入力インタフェース32Dが示されている。また、図7Bには、八角形の基準図形41’を採用し、基準図形41’の内側にPIN図形42が配置された入力インタフェース32Eが示されている。
このような多角形の基準図形41’が用いられる場合、入力インタフェース32Dに対する回転操作を認証に用いる他、例えば、多角形の基準図形41’の任意の一辺をタッチして、基準図形41’の外側や、基準図形41’の中点、基準図形41’の対向する他の辺または頂点に向かってスワイプするような操作を認証に用いることができる。さらに、基準図形41’の任意の頂点または辺を移動させて頂点の数を変更する(例えば、八角形の頂点を移動させて七角形や五角形にしたり、八角形の辺を移動させて九角形や十角形にしたりする)ようにスワイプする操作を認証に用いてもよい。
ただし、タッチパネル12が大型化している場合には、その四隅にはユーザの指が届きにくくなることが想定され、タッチパネル12の画面いっぱいに入力インタフェース32を表示するときには円形の基準図形41を採用することが望ましい。
また、図2の認証画面31では、認証画面31の中央に入力インタフェース32が配置された例が示されているが、入力インタフェース32は、画面の中央以外に配置してもよい。
図8を参照して、認証画面31の変形例について説明する。
図8Aには、画面の右下に入力インタフェース32Fが配置された認証画面31Aが示されており、図8Bには、画面の左下に入力インタフェース32Fが配置された認証画面31Bが示されている。
例えば、タッチパネル12が大型化する傾向があり、その場合には、画面の四隅にはユーザの指が届きにくくなると想定される。従って、ユーザの利き腕に合わせて、ユーザが右利きである場合には認証画面31Aを採用し、ユーザが左利きである場合には認証画面31Bを採用するようにしてもよい。
これにより、ユーザが利き腕で情報処理装置11を把持して、利き腕の親指を利用した入力インタフェース32Fに対する操作を行い易くすることができる。
また、情報処理装置11で簡易な認証を行う場合には、ユーザによる回転操作に従った回転方向および回転角度を認証処理に用いず、PIN図形42を利用したPINの選択だけで認証処理を行ってもよい。この場合、上述したような回転操作が行われたことに従ってPINを特定することはできないため、例えば、認証画面31に決定ボタンを表示させて、ユーザが、その決定ボタンをタップしたときに、残されたPIN図形42に対応するPINが認証処理に用いるPINとして特定される。
また、この場合、ユーザが、入力インタフェース32Fを認証画面31の外側に移動させる操作を行ったときに、残されたPIN図形42に対応するPINを、認証処理に用いるPINとして特定するようにしてもよい。例えば、図4のフローチャートにおいて、ステップS14で回転操作が開始されたか否かを判定するのに替えて、操作取得部14から供給される操作情報に基づいて、認証処理に用いるPINを決定する操作が行われたか否かが判定されるようにすることができる。これにより、認証処理に用いるPINを決定する操作が行われた場合に、それらのPINから認証値を決定する処理(図4のステップ19)を行うようにしてもよい。
図9を参照して、ユーザが選択したPINを決定する操作について説明する。
例えば、図9の左側に示すように、ユーザは、認証値を設定する際に指定したPIN以外のPIN図形42をタップして、それらのPIN図形42を非表示とした後、入力インタフェース32Fを認証画面31Aの外に出すように、入力インタフェース32Fに対して上下方向または左右方向へ移動させるスワイプ操作を行う。
これのような操作により、入力インタフェース32Fが非表示となり、入力インタフェース32Fに残っていたPIN図形42に対応するPINを用いた認証処理が行われる。このとき、認証画面31Aには、図9の中央に示すように、認証処理が行われていることを示唆するメッセージが表示される。
その後、認証に成功するとホーム画面が表示される。一方、認証に失敗した場合には、図9の右側に示すように、再認証を行うために全てのPIN図形42が表示された入力インタフェース32Fが認証画面31Aの外側(例えば、下側)から元の位置に戻るように表示され、再認証を促すメッセージが表示される。
なお、情報処理装置11では、上述したようにタップによりPIN図形42を選択する他、スワイプすることによりPIN図形42を選択するようにしてもよい。また、複数のPIN図形42を同時にタップすることで、それらのPIN図形42を選択するようにしてもよい。
例えば、図5を参照して説明した入力インタフェース32Aを用いた場合、通常のタップでは1から16までしか選択できないが、4と13を同時にタップすることで、その乗算した結果である52を認証(識別)情報として用いるように設定することができる。また、このように2つの数値を乗算する他、加算、減算、または除算して用いてもよい。さらに、例えば、図6Bを参照して説明した入力インタフェース32Cを用いた場合、「魚」の絵文字のPIN図形42と、「グラム」の記号のPIN図形4214とを同時にタップすることで、「鮭70グラム」などという、入力インタフェース32Cの表示とは全く別の認証(識別)情報に変換して用いることが可能である。このように、複数のPIN図形42を同時にタップすることで、通常では選択できない値を認証情報として使用することができる。
なお、上述のフローチャートを参照して説明した各処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。また、プログラムは、1のCPUにより処理されるものであっても良いし、複数のCPUによって分散処理されるものであっても良い。
また、上述した一連の処理(情報処理方法)は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラムが記録されたプログラム記録媒体からインストールされる。
図10は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)101,ROM(Read Only Memory)102,RAM(Random Access Memory)103は、バス104により相互に接続されている。
バス104には、さらに、入出力インタフェース105が接続されている。入出力インタフェース105には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部106、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部107、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部108、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部109、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111を駆動するドライブ110が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU101が、例えば、記憶部108に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース105及びバス104を介して、RAM103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU101)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア111に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア111をドライブ110に装着することにより、入出力インタフェース105を介して、記憶部108にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部109で受信し、記憶部108にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM102や記憶部108に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
個人を識別するために用いる識別情報に対応した複数の識別情報図形、および、前記識別情報図形の配置の基準となる基準図形を含む入力インタフェースを表示する表示部と、
前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、ユーザによる操作の対象とされた前記識別情報図形を非表示とし、または、前記識別情報図形の前記基準図形に対する表示位置を変更させる表示制御手段と、
前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、複数の前記識別情報の中から、認証処理に用いる識別情報を特定する識別情報特定部と
を備える情報処理装置。
(2)
複数の前記識別情報図形は、前記基準図形の内側に配置されており、
前記表示制御手段は、ユーザによる操作の対象とされた前記識別情報図形を、前記基準図形の外側に移動させ、前記表示部の画面外にまで移動させることにより非表示とする
上記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
複数の前記識別情報図形は、前記基準図形の外側に配置されており、
前記表示制御手段は、ユーザによる操作の対象とされた前記識別情報図形を、前記基準図形の内側に移動させる
上記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、前記基準図形を回転させる操作に応じた回転方向および回転角度を特定する回転操作特定部をさらに備える
請求項1に記載の情報処理装置。
上記(1)から(3)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記識別情報特定部により特定された識別情報、および、前記回転操作特定部により特定された回転方向および回転角度から認証処理に必要な認証値を決定する認証値決定部をさらに備える
上記(1)から(4)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
前記認証値決定部により決定された前記認証値を用いた認証処理を行う認証処理部をさらに備える
上記(1)から(5)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(7)
ユーザによる操作の対象とする前記識別情報図形の順番が予め設定されており、
前記認証処理部は、ユーザにより操作の対象とされた前記識別情報図形の順番を認証処理に使用する
上記(1)から(6)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(8)
ユーザが前記基準図形を回転させる操作を行う際に指定される特定の前記識別情報図形が予め設定されており、
前記認証処理部は、特定の前記識別情報図形が指定されて前記基準図形を回転させる操作が行われたか否かにも基づいて認証処理を行う
上記(1)から(7)までのいずれかに記載の情報処理装置。
なお、本実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11 情報処理装置, 12 タッチパネル, 13 表示制御部, 14 操作取得部, 15 PIN特定部, 16 回転操作特定部, 17 認証値決定部, 18 認証処理部, 20 表示部, 21 検出部, 31 認証画面, 32 入力インタフェース, 33 バックボタン, 34 ホームボタン, 35 メニューボタン, 41 基準図形, 42 PIN図形, 43 角度表示部

Claims (10)

  1. 個人を識別するために用いる識別情報に対応した複数の識別情報図形、および、前記識別情報図形の配置の基準となる基準図形を含む入力インタフェースを表示する表示部と、
    前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、ユーザによる操作の対象とされた前記識別情報図形を非表示とし、または、前記識別情報図形の前記基準図形に対する表示位置を変更させる表示制御手段と、
    前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、複数の前記識別情報の中から、認証処理に用いる識別情報を特定する識別情報特定部と
    を備える情報処理装置。
  2. 複数の前記識別情報図形は、前記基準図形の内側に配置されており、
    前記表示制御手段は、ユーザによる操作の対象とされた前記識別情報図形を、前記基準図形の外側に移動させ、前記表示部の画面外にまで移動させることにより非表示とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 複数の前記識別情報図形は、前記基準図形の外側に配置されており、
    前記表示制御手段は、ユーザによる操作の対象とされた前記識別情報図形を、前記基準図形の内側に移動させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、前記基準図形を回転させる操作に応じた回転方向および回転角度を特定する回転操作特定部をさらに備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記識別情報特定部により特定された識別情報、および、前記回転操作特定部により特定された回転方向および回転角度から認証処理に必要な認証値を決定する認証値決定部をさらに備える
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記認証値決定部により決定された前記認証値を用いた認証処理を行う認証処理部をさらに備える
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. ユーザによる操作の対象とする前記識別情報図形の順番が予め設定されており、
    前記認証処理部は、ユーザにより操作の対象とされた前記識別情報図形の順番を認証処理に使用する
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. ユーザが前記基準図形を回転させる操作を行う際に指定される特定の前記識別情報図形が予め設定されており、
    前記認証処理部は、特定の前記識別情報図形が指定されて前記基準図形を回転させる操作が行われたか否かにも基づいて認証処理を行う
    請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 個人を識別するために用いる識別情報に対応した複数の識別情報図形、および、前記識別情報図形の配置の基準となる基準図形を含む入力インタフェースを表示し、
    前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、ユーザによる操作の対象とされた前記識別情報図形を非表示とし、または、前記識別情報図形の前記基準図形に対する表示位置を変更させ、
    前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、複数の前記識別情報の中から、認証処理に用いる識別情報を特定する
    ステップを含む情報処理方法。
  10. 個人を識別するために用いる識別情報に対応した複数の識別情報図形、および、前記識別情報図形の配置の基準となる基準図形を含む入力インタフェースを表示し、
    前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、ユーザによる操作の対象とされた前記識別情報図形を非表示とし、または、前記識別情報図形の前記基準図形に対する表示位置を変更させ、
    前記入力インタフェースに対するユーザの操作に従って、複数の前記識別情報の中から、認証処理に用いる識別情報を特定する
    ステップを含む情報処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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