JP2014050991A - バーコード印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、バーコードに対して回転処理を行った場合に発生する演算誤差によりバーが変形してしまい、バーコードが正常に認識されないという課題がある。
【解決手段】PDLデータ内にバーコードが含まれるかどうかを判断し、含まれる場合は回転処理時の演算誤差を補正し、バーコードを生成する。
【選択図】図5(A)
【解決手段】PDLデータ内にバーコードが含まれるかどうかを判断し、含まれる場合は回転処理時の演算誤差を補正し、バーコードを生成する。
【選択図】図5(A)
Description
本発明は、バーコードをドット形式で印刷する印刷装置に関する。
レーザプリンタ等のドット形式の印刷装置においてバーコードが印刷される場合、バーコードを構成するバーの長さやバーの間隔の幅は整数値であるドット数で表される。
しかしPDL(Page Description Language)で扱われる座標は小数座標である。そのためドット形式の印刷装置においてバーコードを印刷する場合、小数座標から整数座標への変換が必要となる。
バーコードを印刷する場合、一般的には二通りの描画方法がある。一つは、バーコードを構成するバーの一本一本を直線や矩形などのグラフィックオブジェクトとして描画する方法。もう一つが、バーコード全体を一つのビットマップイメージとして描画する方法である。本発明においては、前者のバーコードを構成するバーをグラフィックオブジェクトで描画する方法に対して言及する。
印刷装置において、用紙サイズ、画像の向きや用紙搬送方向等の関係で画像データに回転処理を印刷装置の都合によって行うことがある。その際に、従来技術では各バーを構成する全ての座標点(最大4点)に対して、座標変換行列演算を用いて回転処理を行っていた。ここでの回転処理とは、各PDLにおいて、内部的にもっている実数座標系である論理座標の原点に対する移動と回転の処理を表す。また論理座標とは別にデバイス座標も存在する。デバイス座標とは、印刷用紙に対してドットを置いていくための整数座標系である。
図1は、デバイス座標と論理座標の関係と、用紙に対する回転処理後の結果を示す(図1ではA4用紙、PDL言語余白5mm、解像度100dpiを例にする)。
図1を用いて演算誤差が発生しうる場合の一例を説明する。
図1(A)は用紙に対してポートレイト画像を印刷する場合のデバイス座標原点、論理座標原点、描画オブジェクト(本発明ではバーコードを構成するバーを示す)となる矩形オブジェクトの描画位置を示す。
図1(B)は、ランドスケープ画像にするために、論理座標原点を移動させた状態を示す。ここで、論理座標原点は、A4サイズの長辺は297mm=1149.6063pixel(100dpiの場合)のため、1149.6063移動する。この時に浮動小数点で処理を行っているため、小数点以下に端数が存在する。またこの時の論理座標原点の移動量は用紙サイズにより異なる。
図1(C)は、図1(B)の論理座標原点から回転処理を行った結果を示す。
図1(B)の移動させた後の論理座標原点は回転処理の基準点となる。そのため、整数座標上に存在しない基準点を軸として、回転処理を実施した場合、回転対象となる描画オブジェクトも整数座標上には配置されないことがある。この時にPixelPlacementのルール(PixelPlacementについては後述する)によっては、バーが太る、細るという問題があった。
以下は図2を用いて回転処理後の矩形の終了座標と、PixelPlacementのルールによってバーが太る場合の説明をする。
例として、バーの矩形の終了座標(右下の座標点)が回転前は整数座標上の(10.0, 10.0)に位置していたが、回転処理後の座標が演算誤差により小数座標(X.00019, Y.0002)になってしまったとする。この場合、PixelPlacementの関係によっては小数点以下の端数が存在することによって太くなってしまう場合がある。
PixelPlacementの指定に関しては、PDL言語により指定方法は異なる。PDLコマンドによってPixelPlacementのルールを指定するものもあれば、Adobe PostScript(PS)のように言語仕様として端数の存在するドットは塗るという仕様の言語も存在する。
図2はPixelPlacementのルールがPSの時の黒くなるドットを示す。上記で説明した通り、発生した端数のドットが黒く塗られることによって、バーは太くなってしまう。
図2(A)は、上記例の回転前の状態を示した図である。
図2(B)は、上記例の回転後の状態を示した図である。
本来であれば、回転後のバーコードは、回転処理により描画座標と向きは変わるが、バーコードを構成する各バーの幅高(黒部分)と、各バーの間隔(白部分)は回転前と同じに保たれなければならない。各バーの幅高や間隔が変わってしまうと、バーコードリーダが認識できないという現象が発生してしまう。
但し上記例のように単純に小数点以下に端数が存在してしまう場合は、小数点以下を常に切り捨て、または切り上げを行えば解決することも可能である。しかしながら、浮動小数点演算による演算誤差においては、例えば図3に示すような回転前のバー幅3のバーに対して演算誤差が発生した場合、切り上げ、切り捨てを状況に応じて判断し、実施しなければ期待すべきバーコードの印字はできない。
特許文献1では、矩形を回転させた後に整数座標に丸めこむ際に、回転前後で同じサイズになるように切り捨て、切り上げ、四捨五入を行う画像処理方法を提供している。しかし、回転角度によって縦方向横方向のそれぞれに対して切り上げ、切り捨て処理が決まっているため、PixelPlacementの指定によっては、太る、または細くなるという現象が起こる場合があり、バーコードとしては認識できない場合がある。
特許文献2では、バーコードを横向き、縦向きの両方のパターンで描画する場合があるため、バーコードの各バーの幅、およびバーの間隔を描画情報として保持しておき、バーコードを描画する方法を提供している。しかし、回転処理などの座標が変わるような処理を行ったときに、小数座標上へ移動してしまった場合には、描画情報を保持しておいてもバーコードが変形してしまう場合がある。
特許文献3では、バーコードの各バーの幅やバーの間隔を保持しておき、バーコードの変倍が行われる場合には、それらのサイズを変倍してから描画を行う方法を提供している。しかし、変倍時に演算誤差によって、本来整数座標上に位置するはずであった開始座標が小数座標上になると、バーコードの変形は起こってしまう。
また上記のいずれの特許文献も浮動小数点演算を行った時の演算誤差によるバーコードの変形に関しては検討されていない。
また従来技術として通常画像における回転処理においても説明する。
例えば、図4(A)に示すような画像に対する回転処理を行った場合、画像の開始座標から各ピクセルに対して回転処理が施される。
図4(B)は上述したオブジェクトの回転で説明したような論理座標原点をシフトさせた後、回転処理を実施した状態を示す。(ここでは、小数点以下に端数が発生した場合を例にする)ここで、回転処理後の論理座標の各ピクセルの基準となる座標は、元々の画像の開始位置から、ピクセル毎に+1した座標を基準となる座標とする。その基準となる座標(基準点)をデバイス座標上にマッピングした場合に、回転処理をしたピクセルの色を塗るという処理をしている。
図4(C)は、図4(B)をデバイス座標へマッピングした結果を示す。
また、画像の場合は1ドット太ったとしても、バーコードのようにバーコードリーダによって認識できないということはなかった。バーコードの場合は、バー幅や各バーの間隔が変わってしまうとバーコードリーダによって認識されないという問題が発生する。
上述したように、同じバーコードであるにも関わらず、印刷装置の都合で行う回転処理の演算誤差によって、バーが太る、又は細くなることが原因でバーコードを認識できないという問題が発生する。
本発明は、印刷装置内で行われる回転処理のための浮動小数点演算による演算誤差によって、各バーの幅高やバーの間隔が変わることを防ぎ、バーコードリーダによって認識できないという現象を防ぐことを目的とする。
入力されたPDLデータを印刷する印刷装置において、
PDLデータ内にバーコードが存在するかどうかを判別するバーコードデータ判別手段と、
前記バーコード判別手段によって認識されたバーコードを構成する各バーの幅高と、一本目のバーの描画開始座標から各バーの描画開始座標までの距離を記憶しておくバーコード情報記憶手段と、回転時にバーコードを構成する全ての点に対して回転処理を行わず、バーコードのある基準点に対してのみ回転処理を行う回転処理手段と、前記回転処理手段によって移動させた基準点を整数座標上へ移動させる座標変換手段と、前記座標変換手段によって整数座標上に配置された基準点から前記バーコード情報記憶手段によって記憶した情報を用いて、バーコード画像を生成するバーコード画像生成手段を備えることを特徴とする印刷装置。
PDLデータ内にバーコードが存在するかどうかを判別するバーコードデータ判別手段と、
前記バーコード判別手段によって認識されたバーコードを構成する各バーの幅高と、一本目のバーの描画開始座標から各バーの描画開始座標までの距離を記憶しておくバーコード情報記憶手段と、回転時にバーコードを構成する全ての点に対して回転処理を行わず、バーコードのある基準点に対してのみ回転処理を行う回転処理手段と、前記回転処理手段によって移動させた基準点を整数座標上へ移動させる座標変換手段と、前記座標変換手段によって整数座標上に配置された基準点から前記バーコード情報記憶手段によって記憶した情報を用いて、バーコード画像を生成するバーコード画像生成手段を備えることを特徴とする印刷装置。
前記バーコードデータ判別手段において、PDLデータ内に描画開始Y座標が同じである黒の直線/矩形描画が連続しているかを判断し、連続している各直線/矩形の太さ及び間隔が所定の種類で構成されている場合、バーコードであると認識することを特徴とする。
前記バーコード情報記憶手段において、
バーコードを構成する各バーの幅高の情報、また一本目のバーの描画開始座標から各バーの描画開始座標までの距離を記憶することを特徴とする。
バーコードを構成する各バーの幅高の情報、また一本目のバーの描画開始座標から各バーの描画開始座標までの距離を記憶することを特徴とする。
前記回転処理手段において、バーコードを構成する各バーの基準点に対してのみ座標変換行列演算を用いて回転処理を実施することを特徴とする。
前記座標変換手段において、
前記回転処理手段により回転した基準点の座標が小数の場合、基準点の小数点以下を切り捨てることによって、整数座標上に移動させることを特徴とする。
前記回転処理手段により回転した基準点の座標が小数の場合、基準点の小数点以下を切り捨てることによって、整数座標上に移動させることを特徴とする。
前記バーコード画像生成手段において、
前記座標変換手段によって移動させた基準点を開始位置として、前記バーコード情報記憶手段によって記憶した情報を用いてバーコードを生成することを特徴とする。
前記座標変換手段によって移動させた基準点を開始位置として、前記バーコード情報記憶手段によって記憶した情報を用いてバーコードを生成することを特徴とする。
本発明によれば、回転処理時の演算誤差によって発生するバーコードの変形を防ぎ、バーコードリーダが認識できないという現象を防ぐことが可能となる。
以下、本発明の実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
なお、入力データは文字、グラフィック、イメージ属性を含むPDLデータである。
図5は、本発明の実施の一形態であるシステム構成を示す図である。図5(A)は、本実施形態のシステム構成全体を示す。ホストコンピュータ200はネットワーク300を介して印刷装置100に対してPDLデータを送信する。図5(B)は印刷装置100の機能ブロック図の例を示す。印刷装置100は、MFP(Multi Function Printer)、SFP(Single Function Printer)、LBP(Laser Beam Printer)のうち、いずれのプリント方式であってもよい。
制御装置110は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113を備える。CPU111は、ROM112に格納された制御プログラムに基づいて印刷装置100の全体を制御する。上記制御プログラムは、本実施形態の印刷装置の制御方法を実現するプログラムである。RAM113は、CPU111の作業領域として用いられる記憶領域である。出力装置120は、制御装置11の指示に従い印刷出力する。操作部130は、各種機能の表示や設定を行う。
図5(B)に示す通り、制御装置110は、印刷制御部114、PDL解析部115を備える。印刷制御部114は、印刷ジョブ全体を制御し、PDL解析部114によって解析された印刷データを出力装置12へ渡し、印刷出力をさせる。PDL解析部115は、ホストコンピュータから入力されたPDLデータを解析する。
図6は本発明のフローチャートである。
印刷装置100がPDLデータを受信した場合、印刷制御部114は画像データに対して回転処理が必要かどうかの判断をする(ステップS201)。回転処理が必要かどうかは、PDLによって指定される用紙サイズや印刷装置の用紙搬送方向、用紙トレイの状況によって判断される。もし、ステップS201にて”回転は必要ない”と判断された場合は、通常のPDL解析処理が実施され、ステップS207の印刷出力へ進む。ステップS201によって”回転処理は必要”だと判断された場合は、データ内にグラフィックスオブジェクトで生成されたバーコード(グラフィックスバーコード)が存在するかどうかを判断するグラフィックスバーコードデータ認識処理(ステップS202)へ進む
図7は、ステップS202のグラフィックスバーコードデータ認識処理の詳細フローチャートである。PDLコマンドを解析していく上で、バーを描画するための黒指定の直線/矩形(PDLによって描画方法は異なる)描画コマンドが連続しているかどうかを判断する(ステップS301)。もし、黒色指定の直線/矩形描画コマンドの間に別の描画コマンドが見つかった場合や、黒色以外の指定がされた場合などは(座標を移動させるコマンドは間に入ってもよい)、バーコードではないと判断し、グラフィックスバーコードデータ認識処理を終了する。黒色指定の直線/矩形描画コマンドが連続している場合はステップS302へ進む。
図7は、ステップS202のグラフィックスバーコードデータ認識処理の詳細フローチャートである。PDLコマンドを解析していく上で、バーを描画するための黒指定の直線/矩形(PDLによって描画方法は異なる)描画コマンドが連続しているかどうかを判断する(ステップS301)。もし、黒色指定の直線/矩形描画コマンドの間に別の描画コマンドが見つかった場合や、黒色以外の指定がされた場合などは(座標を移動させるコマンドは間に入ってもよい)、バーコードではないと判断し、グラフィックスバーコードデータ認識処理を終了する。黒色指定の直線/矩形描画コマンドが連続している場合はステップS302へ進む。
ステップS302において、ステップS301の中で連続していると判断された直線/矩形の間隔が所定の太さの種類で構成されるかどうかを判断する。間隔が所定の太さの種類で構成されない場合は、バーコードではないと判断し、グラフィックスバーコードデータ認識処理を終了する。もし間隔が所定の太さの種類で構成されていれば、各バーの幅高の情報と、一本目のバーの描画開始座標から各バーの直線/矩形描画開始座標までの距離をバーコード情報テーブル(図8)に保持しておく(ステップS303)。図8はステップS303で記憶した情報を格納しておくテーブルの例である。ステップS303の各情報を記憶するタイミングは、バーコードデータ認識処理内でなくてもよい。回転前であればいつ保持しておいてもよい。保持した後、ステップS301において連続していると判断された直線/矩形群はバーコードであると認識される(ステップS304)。
ステップS203では、グラフィックスバーコードデータ認識処理(ステップS202)において、グラフィックスバーコードが認識されたかどうかの判定を行う。判定の結果、グラフィックスオブジェクトがデータ内において認識された場合は、ステップS204へ進む。データ内にグラフィックスバーコードが認識されなければ、ステップS208のイメージバーコードデータ認識処理へ進む。ステップS208〜ステップS212については後述する。
ステップS204では、回転処理を実施する。従来技術では、直線/矩形を構成する全ての点(最大4点)に対して座標変換行列演算を用いて回転後の座標を求めていた。この時に浮動小数点演算を行うためにバーを構成する座標点に対して演算誤差が発生することがあった。しかし、本発明では、バーコードを構成するための基準点としてバーコードの一本目のバーを描画する直線/矩形の描画開始座標のみに対して座標変換行列演算を実施する。このときに90°回転なのか、−90°回転なのかを保持しておく。この回転の向きを”Clockwise”(90、−90を値として取りうる)とする。
ステップS205では、ステップS204にて行った回転後のグラフィックスバーコードの描画開始座標が演算誤差によって小数になってしまったかどうかを判断する。もし、回転後の描画開始座標が小数の場合、ステップS206のグラフィックスバーコード画像生成処理へ進む。もし、整数のままであれば(小数点以下に端数が存在していない、演算誤差が発生していない)、従来通りの印刷出力を行う(ステップS207)。
図9はステップS206のグラフィックスバーコード画像生成処理の詳細フローチャートである。
初めに処理概要を説明する。
N本のバーで構成されるバーコードの場合、まず基準点となる回転後の一本目のバーの描画開始座標を整数座標上へ移動する。バーコード情報テーブルに格納しておいた幅高情報を用いてバーを生成する。二本目以降のN本目のバーに対しては、基準点からバーコード情報テーブルに格納しておいたN本目の直線/矩形描画開始位置までの距離分だけ移動させた座標を、N本目のバーの描画開始座標とし、N本目の幅(W(N))、高さ(H(N))情報を用いてバーを生成していく。
次に各処理について説明する。
回転後のグラフィックスバーコードの描画開始座標が小数の場合、小数点以下に端数が存在することによってバーが太る、又は細くなることがある。それを回避するために、回転前の描画開始座標を(SX,SY)、回転後の描画開始座標(SX’,SY’)とすると、回転後の描画開始座標(SX’,SY’)のX座標、Y座標のそれぞれの小数点以下の端数に対して切り捨て処理を行うことにより、整数座標上へ移動させる(ステップS401)。
ステップS402では、N本のバー生成を行っていく。本実施例では、バー生成のために以下の矩形描画コマンドを例に用いる。
Rect(描画開始X座標,描画開始Y座標,描画終了X座標,描画終了Y座標)矩形描画の際に座標点が4点であってもよい。
ステップS403〜ステップS405、またはステップS406までのN本のバー生成プロセスではバーコード情報テーブル(図8)の情報を用いて生成する。
ステップS403において、N本全てのバーを生成したかどうかの判定を行う。もし全てのバーの生成が完了していれば、バーコード画像生成処理を終了する。完了していなければ、ステップS404へ進む。
ステップ404において、90°回転なのか、−90°回転なのかの”Clockwise”を参照して判定を行う。90°回転であれば、ステップS405へ進み、−90°回転であれば、ステップS406へ進む。
ステップS405において、バーコード情報テーブルを用いてN本のバーで構成されるバーコードを生成する。90°回転時の矩形描画は、
Rect(SX’,SY’+D(N),SX’−H(N),SY’+D(N)+W(N))となる。
Rect(SX’,SY’+D(N),SX’−H(N),SY’+D(N)+W(N))となる。
ステップS406においても、バーコード情報テーブルを用いて、−90°回転時のバーコード画像生成を行う。−90°回転時の矩形描画は、
Rect(SX’,SY’−D(N),SX’+H(N),SY’−D(N)−W(N))となる。
Rect(SX’,SY’−D(N),SX’+H(N),SY’−D(N)−W(N))となる。
バーコード画像生成処理が完了すると、印刷出力を行う(ステップS207)。
図10は、図8のバーコード情報テーブルを用いた時の90°/−90°回転処理を行った時のバーコードを構成する各矩形の描画開始座標と描画終了座標を示す。
図10(A)は、回転前のバーコードの各矩形の描画開始座標・描画終了座標を示す。
図10(B)は、90°回転後のバーコードの各矩形の描画開始座標・描画終了座標を示す。
図10(C)は、−90°回転後のバーコードの各矩形の描画開始座標・描画終了座標を示す。
次にステップS203において、データ内にグラフィックスバーコードが存在しなかった場合の処理(ステップS208〜ステップS212)について説明する。
ステップS208では、データ内にイメージオブジェクトで生成されたバーコード(イメージバーコード)が存在するかどうかを判断するイメージバーコードデータ認識処理を行う。この時、イメージが白背景に黒矩形が、ある所定の太さの種類で複数並んでいる場合、バーコードと認識する。
ステップS209において、イメージバーコードデータ認識処理(ステップS209)の結果、イメージが存在する場合はステップS210へ進み、存在しない場合、ステップS207へ進む。
ステップS210では、ステップS204のグラフィックスバーコードの描画開始座標の回転処理と同様に、基準点としてイメージバーコードの描画開始座標のみに対して回転処理を行う。
ステップS211では、回転後のイメージバーコードの描画開始座標に対して演算誤差が発生したか(小数点以下に端数が存在するか)どうかを判断する。もし、回転後の描画開始座標が小数の場合、ステップS212のイメージバーコード画像生成処理へ進む。もし、整数のままであれば(小数点以下に端数が存在していない)、従来通りの印刷出力を行う(ステップS207)。
ステップS212では、イメージバーコードの描画開始座標のX座標,Y座標に対して、小数点以下の切り捨て処理を行う。そうすることで、整数座標上へ移動する。整数座標上へ移動したイメージバーコードの描画開始座標からイメージを描画する。
また本実施例では、PDLインタプリタ内で回転処理による演算誤差の補正を実施例としているが、PDLデータをビットマップ化した後、回転処理を実施する際でもよい。その場合は、ラスタライズされたビットマップはステップS210〜ステップS212の処理へ進むことにより、イメージであっても演算誤差によるバーコードの変形を防ぐことを可能とする。
100 印刷装置
200 ホストコンピュータ
300 ネットワーク
200 ホストコンピュータ
300 ネットワーク
Claims (6)
- 入力されたPDLデータを印刷する印刷装置において、
PDLデータ内にバーコードが存在するかどうかを判別するバーコードデータ判別手段と、前記バーコードデータ判別手段によって認識されたバーコードを構成する各バーの幅高と、一本目のバーの描画開始座標から各バーの描画開始座標までの距離を記憶しておくバーコード情報記憶手段と、バーコードのある基準点に対して回転処理を行う回転処理手段と、前記回転処理手段によって移動させた基準点を整数座標上へ移動させる座標変換手段と、前記座標変換手段によって整数座標上に配置された基準点から前記バーコード情報記憶手段によって記憶した情報を用いて、バーコード画像を生成するバーコード画像生成手段を備えることを特徴とする印刷装置。 - 前記バーコードデータ判別手段において、PDLデータ内に描画開始Y座標が同じである黒の直線/矩形描画が連続しているかを判断し、連続している各直線/矩形の太さ及び間隔が所定の種類で構成されている場合、バーコードであると認識することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記バーコード情報記憶手段において、バーコードを構成する各バーの幅高の情報、また一本目のバーの描画開始座標から各バーの描画開始座標までの距離を記憶することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記回転処理手段において、前記回転処理手段により回転した基準点の座標が小数の場合、基準点の小数点以下を切り捨てることによって、整数座標上に移動させることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記座標変換手段において、前記回転処理手段において、バーコードを構成する各バーの基準点に対してのみ座標変換行列演算を用いて回転処理を実施することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記バーコード画像生成手段において、前記座標変換手段によって移動させた基準点を開始位置として、前記バーコード情報記憶手段によって記憶した情報を用いてバーコードを生成することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012195618A JP2014050991A (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | バーコード印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=50609939
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