JP2014049946A - 輻輳制御装置、輻輳制御システム、輻輳制御方法、輻輳制御プログラム - Google Patents

輻輳制御装置、輻輳制御システム、輻輳制御方法、輻輳制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク装置から送信されてくる信号量の増加によってオペレーション装置が輻輳し、通信網が無監視状態となることを回避する。
【解決手段】オペレーション装置1からネットワーク装置2−iに対し、送信停止指示を送信し、装置状態情報の送信を停止させる。次に、オペレーション装置に設けられている、ネットワーク装置2−iに対応する、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報を削除(キュークリア)する。そして、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報の削除後、送信指示をネットワーク装置2−iに送信し、ネットワーク装置の装置状態情報の再取得を行う。また、ネットワーク装置2−iに対し、送信指示を送信することで通常の監視状態に移行させる。
【選択図】 図8

Description

本発明は輻輳制御装置、輻輳制御システム、輻輳制御方法、輻輳制御プログラムに関し、特に通信網を構成するネットワーク装置から送信されてくる、装置状態情報を順次蓄積する装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を制御する輻輳制御装置、輻輳制御システム、輻輳制御方法、輻輳制御プログラムに関する。
一般に、通信網においては、輻輳制御装置を設け、輻輳が発生しないように制御している。例えば、特許文献1では、リクエストコマンドを送信してからレスポンスを受信するまでの時間が、輻輳判定のための閾値を超えた場合に、新規呼を抑制することにより、輻輳が発生しないように制御している。
また、移動体通信網は、基地局装置、基地局制御装置、交換機など、多数のネットワーク装置によって通信網が構成されている。それら複数の装置に、それぞれ自律的に輻輳抑止を行う機能を設け、各装置において自律的に輻輳制御を行っている。さらに、移動体通信網では、各ネットワーク装置において輻輳制御を行うのみならず、多数のネットワーク装置を集約して保守および監視を行うためのオペレーション装置を設け、そのオペレーション装置に輻輳制御機能を設けている。オペレーション装置に輻輳制御機能を設けることにより、ネットワーク装置の集約量に応じて輻輳判定のための閾値を変化させることができ、通信網全体について適切に輻輳制御を行うことができる。
このオペレーション装置を用いることにより、通信網の総合的な保守および監視を行うことができる。例えば通信網内で故障が発生した場合に、通信網を構成するネットワーク装置からオペレーション装置に故障が通知されるので、オペレーション装置からネットワーク装置に向けて指示を送信することによって、オペレーション装置、ひいては通信網全体が輻輳状態に陥ることを回避することができる。
特開2010−178185号公報
上述したように、オペレーション装置が大量の信号通知を行うネットワーク装置に対し、通知抑止制御を行うことで、オペレーション装置の輻輳状態を抑止している。
しかし、大きな災害が発生し、非常に大量の信号通知があった場合、通知抑止制御を行う前にオペレーション装置が輻輳状態となることがある。すなわち、ネットワーク装置からオペレーション装置に対し、オペレーション装置が単位時間当たりに処理できる信号量を超える通知が行われた場合、オペレーション装置は輻輳状態になる。
その結果、通知抑止制御が実施できなくなり、更に輻輳状態が悪化する。すると、オペレーション装置が輻輳状態にあるため、ネットワーク装置の状態を正しく監視できなくなる。
通信網を構成するネットワーク装置の監視については、基本的にリアルタイム性が求められる。そのため、ネットワーク装置からの信号量によってオペレーション装置が輻輳し、通信網が無監視状態となることは避けなければならない。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的はネットワーク装置から送信されてくる信号量の増加によってオペレーション装置が輻輳し、通信網が無監視状態となることを回避できる、輻輳制御装置、輻輳制御システム、輻輳制御方法、輻輳制御プログラムを提供することである。
本発明のある態様による輻輳制御装置は、ネットワーク装置を監視する監視装置が用いる情報であり、かつ、前記ネットワーク装置の状態を示す装置状態情報を、前記ネットワーク装置から取得する装置状態情報取得部と、前記ネットワーク装置に対応して設けられ、前記装置状態情報取得部が取得した前記装置状態情報を順次蓄積する装置状態情報蓄積キューと、前記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている、前記装置状態情報の蓄積量を検出する情報蓄積量検出部と、前記情報蓄積量検出部が検出した前記装置状態情報の蓄積量を所定閾値と比較して前記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を検知する輻輳検知部と、前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに対応するネットワーク装置に対し、前記装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する指示送信部と、前記指示送信部が前記送信停止指示を送信した後、後続して前記ネットワーク装置から送られてくる、装置状態情報によって前記装置状態情報蓄積キューの蓄積量が最大蓄積量に達する前に、前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を削除する蓄積情報クリア部と、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、ネットワーク装置から送信されてくる信号量の増加によってオペレーション装置が輻輳し、通信網が無監視状態となることを回避できる。
また、前記輻輳検知部は、前記情報蓄積量検出部によって検出される前記装置状態情報の蓄積量によって、前記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態と非輻輳状態とを検出し、前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した場合、前記指示送信部は、前記ネットワーク装置に対して前記送信停止指示を送信し、前記指示送信部は、前記装置状態情報の送信が停止した後、前記輻輳検知部が前記装置状態情報蓄積キューの非輻輳状態を検出した場合、該装置状態情報蓄積キューに対応する前記ネットワーク装置に対し、前記装置状態情報を送信させるための送信指示を送信することにより、前記ネットワーク装置から送信されてくる装置状態情報を前記装置状態情報取得部が取得し、該装置状態情報を前記装置状態情報蓄積キューに蓄積するようにしてもよい。
このような構成によれば、ネットワーク装置から送信されてくる信号量の増加によってオペレーション装置が輻輳し、通信網が無監視状態となることを回避でき、かつ、オペレーション装置が輻輳から回復した場合は、通常の監視状態に移行させることができる。
さらに、前記輻輳検知部は、前記情報蓄積量検出部が検出した、前記装置状態情報の情報量を、前記装置状態情報蓄積キューの蓄積量に関する上限閾値及び下限閾値と比較するようにしてもよい。閾値と比較することにより、輻輳状態を容易に検知することができる。
また、前記蓄積情報クリア部は、前記情報蓄積量検出部によって検出される前記装置状態情報の蓄積量によって、前記輻輳検知部が前記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を検出した後、少なくとも、前記下限閾値を下回るまで前記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている前記装置状態情報を、破棄するようにしてもよい。このように装置状態情報を破棄すれば、ネットワーク装置から送信されてくる信号量の増加によってオペレーション装置が輻輳し、通信網が無監視状態となることを回避できる。
さらに、前記蓄積情報クリア部は、前記輻輳検知部が前記ネットワーク装置の輻輳状態を検知したことに応答して、前記装置状態情報蓄積キューの情報を有効状態か無効状態かを判断する情報を無効状態に設定することによって、前記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報を破棄するようにしてもよい。このようにすれば、装置状態情報を容易に破棄することができる。
本発明のある態様による輻輳制御システムは、ネットワーク装置を監視する監視装置が用いる情報であり、かつ、前記ネットワーク装置の状態を示す装置状態情報を順次蓄積するため、該ネットワーク装置に対応して設けられた装置状態情報蓄積キューと、前記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている、前記装置状態情報の蓄積量を検出する情報蓄積量検出部と、前記情報蓄積量検出部が検出した前記装置状態情報の蓄積量を所定閾値と比較して前記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を検知する輻輳検知部と、前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに対応するネットワーク装置に対し、前記装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する指示送信部と、前記指示送信部が前記送信停止指示を送信した後、後続して前記ネットワーク装置から送られてくる、装置状態情報が前記装置状態情報蓄積キューの最大蓄積量に達する前に、前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を削除する蓄積情報クリア部と、を備えた輻輳制御装置と、前記送信停止指示および前記送信指示を受信する受信部と、前記受信部が前記送信停止指示を受信した場合に前記装置状態情報の送信を停止し、前記受信部が前記送信指示を受信した場合に前記装置状態情報の送信を行う装置状態情報送信部と、を備えたネットワーク装置と、を含むことを特徴とする。
このような構成によれば、ネットワーク装置から送信されてくる信号量の増加によってオペレーション装置が輻輳し、通信網が無監視状態となることを回避できる。
本発明のある態様による輻輳制御方法は、ネットワーク装置を監視する監視装置が用いる情報であり、かつ、前記ネットワーク装置の状態を示す装置状態情報を順次蓄積するため、該ネットワーク装置に対応して設けられた装置状態情報蓄積キューに、前記装置状態情報を蓄積する第1ステップと、情報蓄積量検出部が、前記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている、前記装置状態情報の蓄積量を検出する第2ステップと、前記第2ステップにおいて検出された前記装置状態情報の蓄積量を、輻輳検知部が、所定閾値と比較して前記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を検知する第3ステップと、前記第3ステップにおいて前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに対応するネットワーク装置に対し、指示送信部が、前記装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する第4ステップと、前記第4ステップにおいて前記指示送信部が前記送信停止指示を送信した後、後続して前記ネットワーク装置から送られてくる、装置状態情報が前記装置状態情報蓄積キューの最大蓄積量に達する前に、前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を、蓄積情報クリア部が削除する第5ステップと、を含むことを特徴とする。
この方法によれば、ネットワーク装置から送信されてくる信号量の増加によってオペレーション装置が輻輳し、通信網が無監視状態となることを回避できる。
本発明のある態様による輻輳制御プログラムは、コンピュータに、ネットワーク装置を監視する監視装置が用いる情報であり、かつ、前記ネットワーク装置の状態を示す装置状態情報を順次蓄積するため、該ネットワーク装置に対応して設けられた装置状態情報蓄積キューに、前記装置状態情報を蓄積する第1ステップと、情報蓄積量検出部が、前記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている、前記装置状態情報の蓄積量を検出する第2ステップと、前記第2ステップにおいて検出された前記装置状態情報の蓄積量を、輻輳検知部が、所定閾値と比較して前記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を検知する第3ステップと、前記第3ステップにおいて前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに対応するネットワーク装置に対し、指示送信部が、前記装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する第4ステップと、前記第4ステップにおいて前記指示送信部が前記送信停止指示を送信した後、後続して前記ネットワーク装置から送られてくる、装置状態情報が前記装置状態情報蓄積キューの最大蓄積量に達する前に、前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を、蓄積情報クリア部が削除する第5ステップと、を実行させることを特徴とする。
この輻輳制御プログラムを用いれば、ネットワーク装置から送信されてくる信号量の増加によってオペレーション装置が輻輳し、通信網が無監視状態となることを回避できる。
本発明によれば、ネットワーク装置への装置状態情報の送信抑止制御に加え、オペレーション装置自身の輻輳制御機能を有することで、オペレーション装置の輻輳状態を回避できる。輻輳状態を回避できるため、一定条件を満たした後、オペレーション装置はネットワーク装置の状態を正しく監視できる。
本発明の実施の形態に係る輻輳制御装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る輻輳制御装置を備えたオペレーション装置の構成例を示す図である。 本発明の実施形態による輻輳制御装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態による輻輳制御装置の動作例を示すシーケンス図である。 装置状態情報蓄積キューの装置状態情報の蓄積状態の例を示す図である。 ネットワーク装置の構成例を示す図である。 ネットワーク装置の動作例を示す図である。 輻輳制御システム全体の動作例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
ここで、本実施の形態における、オペレーション装置の「輻輳」は、ネットワーク装置に対応して、オペレーション装置に設けられた、装置状態情報蓄積キューに蓄積されている蓄積量が所定閾値を超えている状態をいう。
<ネットワーク全体の構成例>
図1は、本発明の実施形態による輻輳制御装置を含むオペレーション装置と、ネットワーク装置との関係を示す図である。図1を参照すると、移動通信網などのネットワークNWに、オペレーション装置1、複数のネットワーク装置2−1、2−2、2−3、…、2−N(Nは自然数、以下同様)、が接続されている。オペレーション装置1は、複数のネットワーク装置2−1、2−2、2−3、…、2−Nに対応して1台設けられている。
ネットワーク装置2−i(i=1〜N、以下同様)は、例えば、3G(3rd Generation)又はLTE(Long Term Evolution)の移動通信網を構成する、基地局装置、基地局制御装置、交換機などである。これらネットワーク装置2−iは、それぞれ、自装置の状態を示す装置状態情報をオペレーション装置1へ送信する。オペレーション装置1は、装置状態情報を取得することによって、ネットワーク装置2−iの状態を監視することができる。
装置状態情報は、ネットワーク装置から、順次、自発的に、上がってくる。キューに保存される。装置状態情報は、例えば、ネットワーク装置を構成する基板、部品について、不具合や故障が発生した場合に、ネットワーク装置から送信される。つまり、この装置状態情報は、ネットワーク装置を監視する監視装置が用いる情報であり、かつ、ネットワーク装置の状態を示す情報である。
オペレーション装置1は、図2のように、輻輳制御装置11と、監視装置12とを備えている。輻輳制御装置11は、ネットワーク装置2−iから送られてくる装置状態情報を取得し、取得した装置状態情報を監視装置12へ渡す機能を有している。監視装置12は、輻輳制御装置11を介して取得した装置状態情報の内容に基づき、ネットワーク装置2−iの状態を監視する。
なお、図2は、1台のネットワーク装置に対応して、1台のオペレーション装置が設けられている場合を示しているが、図1のように複数台のネットワーク装置に対応して、1台のオペレーション装置が設けられていてもよい。その場合、1台のオペレーション装置で、複数台のネットワーク装置を監視することになる。
<輻輳制御装置の構成例>
次に、オペレーション装置1内の輻輳制御装置11の構成例について説明する。
図3は本発明の実施形態による輻輳制御装置の構成例を示すブロック図である。図3を参照すると、輻輳制御装置11は、装置状態情報取得部111と、装置状態情報蓄積キュー112と、情報蓄積量検出部113と、輻輳検知部114と、指示送信部115と、蓄積情報クリア部116と、を備えている。
装置状態情報取得部111は、装置状態情報を、ネットワーク装置から取得する機能を有している。
装置状態情報蓄積キュー112は、ネットワーク装置に対応して設けられ、装置状態情報取得部11が取得した前記装置状態情報を順次蓄積する蓄積部としての機能を有している。
情報蓄積量検出部113は、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている、装置状態情報の蓄積量を検出する機能を有している。
輻輳検知部114は、情報蓄積量検出部113が検出した装置状態情報の蓄積量を、所定閾値と比較して装置状態情報蓄積キュー112の輻輳状態を検知する機能を有している。
指示送信部115は、輻輳検知部114が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キュー112に対応するネットワーク装置に対し、装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する機能を有している。また、指示送信部115は、装置状態情報の送信が停止した後、輻輳検知部114が装置状態情報蓄積キュー112の非輻輳状態を検出した場合、その装置状態情報蓄積キュー112に対応するネットワーク装置に対し、装置状態情報を送信させるための送信指示を送信する機能を有している。
蓄積情報クリア部116は、輻輳検知部114が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を削除する機能を有している。より具体的には、蓄積情報クリア部116は、指示送信部115が送信停止指示を送信した後、後続してネットワーク装置から送られてくる装置状態情報によって装置状態情報蓄積キュー112の蓄積量が最大蓄積量に達する前に、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を削除する。
輻輳制御装置11を構成する上記の各部は、周知のサーバ装置において、ソフトウェアやファームウェアを実行することによって、実現することができる。
次に、上記のように構成された輻輳制御装置11の動作を説明する。ネットワーク装置から送られてくる装置状態情報は、装置状態情報取得部111によって取得され、装置状態情報蓄積キュー112に順次蓄積される。そして、この装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報は、監視装置12に順次送られる。監視装置12は、装置状態情報を用いて、ネットワーク装置の監視を行う。
装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている、装置状態情報の蓄積量は、情報蓄積量検出部113によって検出される。
情報蓄積量検出部113が検出した装置状態情報の蓄積量は、輻輳検知部114において、所定閾値と比較される。この比較の結果、装置状態情報の蓄積量が所定閾値を超えている場合、輻輳検知部114は、装置状態情報蓄積キュー112が輻輳状態であると検知する。この所定閾値は、装置状態情報蓄積キュー112の蓄積量の上限値よりわずかに少ない値に、予め設定されている。蓄積量の上限値よりわずかに少ない値に設定するのは、蓄積量の上限値に達してしまうと、装置状態情報を受け取って処理する監視装置の処理能力を超えるおそれがあり、処理能力を超えた場合には通信網全体に対する監視処理が滞るおそれがあるからである。
輻輳検知部114が装置状態情報蓄積キュー112の輻輳状態を検出した場合、次の処理が行われる。まず、指示送信部115は、その装置状態情報蓄積キュー112に対応するネットワーク装置に対し、装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する。また、蓄積情報クリア部116は、輻輳検知部114が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を削除する。この場合、蓄積情報クリア部116は、指示送信部115が送信停止指示を送信した後、後続してネットワーク装置から送られてくる装置状態情報によって装置状態情報蓄積キュー112の蓄積量が最大蓄積量に達する前に、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を削除する。
<輻輳制御装置の動作例>
上記のように構成された輻輳制御装置11の動作例について、図4を参照して説明する。
情報蓄積量検出部113は、輻輳制御装置11の装置状態情報蓄積キュー112の情報蓄積量を検出し、輻輳検知部114に通知する。情報蓄積量検出部113による情報蓄積量の検出は、所定の周期で行われる。例えば、情報蓄積量検出部113は、一定の時間間隔で、輻輳制御装置11の装置状態情報蓄積キュー112の情報蓄積量を検出し、輻輳検知部114に通知する(ステップS101a、S101b)。
輻輳検知部114は、情報蓄積量検出部113が検出した情報量を、所定の閾値と比較することによって、装置状態情報蓄積キュー112の輻輳状態及び非輻輳状態を判断する(ステップS102)。輻輳検知部114が比較に用いる閾値は、例えば、装置状態情報蓄積キュー112の蓄積量に関する上限閾値及び下限閾値である。
輻輳検知部114による比較の結果、情報蓄積量検出部113が検出した情報量が、装置状態情報蓄積キュー112の蓄積量に関する上限閾値を超えた場合(ステップS102のYES)、次のように輻輳制御処理が行われる。まず、輻輳検知部114は、指示送信部115へ、ネットワーク装置による装置状態情報の送信を停止するための制御信号を送る(ステップS103)。また、輻輳検知部114は、蓄積情報クリア部116へ、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を削除するための制御信号を送る(ステップS104)。
指示送信部115は、輻輳検知部114から制御信号を受け取ると、ネットワーク装置2−iへ、装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する(ステップS105)。装置状態情報蓄積キュー112が複数設けられている場合、輻輳検知部114が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに対応するネットワーク装置に対し、装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する。
蓄積情報クリア部116は、輻輳検知部114から制御信号を受け取ると、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報の削除を行う(ステップS106)。ここでいう削除は、例えば、装置状態情報が有効状態かどうかを判断するための情報を変更することで無効状態として、装置状態情報を破棄することを意味する。
一方、装置状態情報の送信停止の状態において、輻輳検知部114による比較の結果、情報蓄積量検出部113が検出した情報量が、装置状態情報蓄積キュー112の蓄積量に関する下限閾値を下回った場合(ステップS102のNO)、非輻輳状態に遷移したと判断することができる。この場合、輻輳検知部114は、ネットワーク装置の装置状態情報を取得するため、指示送信部115に制御信号を送る(ステップS107)。指示送信部115は、輻輳検知部114から制御信号を受け取ると、ネットワーク装置2−iへ、装置状態情報の送信を行わせるための送信指示を送信する(ステップS108)。この送信指示を受け取ったネットワーク装置2−iは、装置状態情報の送信を開始するための制御、および、自装置の装置状態情報をオペレーション装置へ送信する処理を行う。
<装置状態情報の削除>
上記ステップS106において行われる、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報の削除の方法について説明する。
装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報の削除は、例えば、有効性フラグの内容を書き替えることによって行う。この有効性フラグは、例えば、図5のように、装置状態情報に対応付けて、装置状態情報とともに装置状態情報蓄積キュー112に蓄積しておく。図5は、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積される情報の例を示す図である。
図5の場合、装置状態情報に、その情報が有効であるか否かを示す有効性フラグと、その情報がどのネットワーク装置に関するものか、すなわちネットワーク装置を識別するためのネットワーク装置識別情報とが対応付けられて装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている。ここで、例えば、有効性フラグの値が「1」の場合はその有効性フラグに対応する装置状態情報が有効であることを示し、その値が「0」の場合はその有効性フラグに対応する装置状態情報が無効であることを示す。したがって、蓄積情報クリア部116が、有効性フラグの値を「0」にすることによって、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報を破棄することができる。フラグではなく、有効性ビットでもよい。
このように、装置状態情報の有効性を示すフラグやビットの値を変更することによって、装置状態情報を削除することができる。
また、有効性フラグないし有効性ビットを用いず、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報に、何らかの値(例えば、オールゼロ)を上書きして、装置状態情報を実質的に削除してもよい。この場合、有効性フラグないし有効性ビットを用いないため、装置状態情報蓄積キュー112の容量を小さくすることができる。
また、装置状態情報を削除する量については、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている、全ての情報を削除してもよいし、一部の情報を削除してもよい。一部の情報を削除する場合、最低限、下限閾値を下回る部分まで削除すればよい。
<ネットワーク装置の構成例>
図6は、ネットワーク装置の構成例を示す図である。
図6を参照すると、ネットワーク装置2−iは、受信部21と、装置状態情報送信部22と、信号制御部23と、呼処理部24とを備えている。
受信部21は、オペレーション装置から送信されてくる送信停止指示および送信指示を受信する機能を有している。
装置状態情報送信部22は、オペレーション装置に向けて装置状態情報を送信する機能を有している。
信号制御部23は、オペレーション装置に向けて送信する信号の制御を行う機能を有している。
呼処理部24は、ネットワーク装置が本来行う処理である、呼処理信号の処理を行う機能を有している。
ネットワーク装置2−iを構成する上記の各部は、周知のサーバ装置において、ソフトウェアやファームウェアを実行することによって、実現することができる。
<ネットワーク装置の動作例>
上記のように構成されたネットワーク装置2−iの動作例について、図7を参照して説明する。
ネットワーク装置2−iは、オペレーション装置が輻輳状態となった場合、オペレーション装置に向けて送信される装置状態情報の送信を停止させる動作を行う。
ネットワーク装置2−iは、オペレーション装置が輻輳状態となった場合、図7に示したステップS201からS203までの手順を行う。すなわち、オペレーション装置が送信する、装置状態情報の送信を停止させるための送信停止指示を、受信部21が受信する(ステップS201)。すると、受信部21は、送信停止指示を信号制御部23に通知する(ステップS202)。そして、信号制御部23は、装置状態情報の送信を停止させるための制御を、装置状態情報送信部22に対して行う(ステップS203)。以上の手順により、ネットワーク装置2−iは、オペレーション装置に向けて送信していた装置状態情報の送信を停止する。
また、ネットワーク装置2−iは、オペレーション装置の輻輳状態が解消した場合(輻輳状態から非輻輳状態に遷移した場合)、オペレーション装置に向けて送信される装置状態情報の送信を再開させる動作を行う。
ネットワーク装置2−iは、オペレーション装置の輻輳状態が解消した場合、図7に示したステップS204からS206までの手順を行う。すなわち、オペレーション装置が送信する、装置状態情報を送信させるための送信指示を、受信部21が受信する(ステップS204)。すると、受信部21は、送信指示を信号制御部23に通知する(ステップS205)。そして、信号制御部23は、装置状態情報の送信を行わせるための制御を、装置状態情報送信部22に対して行う(ステップS206)。以上の手順により、ネットワーク装置2−iは、オペレーション装置に向けて送信すべき装置状態情報の送信を再開する。
以上のように、ネットワーク装置は、オペレーション装置からの送信停止指示または送信指示に従って、装置状態情報の送信停止または送信を行う。
<輻輳制御システム全体の動作例>
次に、上記のネットワーク装置、および、上記のオペレーション装置を含む輻輳制御システム全体の動作例について図8を参照して説明する。
図8(A)は、ネットワーク装置2−iから多数の装置状態情報100が送信され、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている、装置状態情報の蓄積量が上限閾値を超えた場合の動作を示す図である。このように、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている、装置状態情報の蓄積量が上限閾値を超えた場合、オペレーション装置1は、その装置状態情報蓄積キュー112に対応するネットワーク装置2−iに対し、装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示21を送信する。この送信停止指示21を送信することによって、ネットワーク装置2−iから送信されてくる装置状態情報100の信号数の減少が期待できる。しかしながら、送信停止指示210を送信すれば直ちに装置状態情報100の信号数が減少するわけではなく、ネットワーク装置2−iの内部で送信停止のための処理を行う必要があり、装置状態情報100の送信が実際に停止するまで少し時間がかかる。このため、送信停止指示210を送信した後でも装置状態情報100が送信され、オペレーション装置1によって取得される。したがって、装置状態情報蓄積キュー112の装置状態情報の蓄積量が上限閾値を超えてしまい、オペレーション装置1内の監視装置の処理能力を超える場合も考えられる。
そこで、本システムでは、図8(B)のように、送信停止指示210を送信した後、装置状態情報蓄積キュー112をクリアする。つまり、送信停止指示の送信後、後続してネットワーク装置から送られてくる装置状態情報によって装置状態情報蓄積キュー112の蓄積量が最大蓄積量に達する前に、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を削除する。この削除を行うことは、オペレーション装置1が蓄積しているネットワーク装置単位の装置状態情報を破棄することになる。
このようにキュークリアを行えば、装置状態情報蓄積キュー112の装置状態情報の蓄積量が上限閾値を超えることがなく、オペレーション装置1内の監視装置の処理能力を超えることもない。
その後、ネットワーク装置2−iからの単位時間当たりの、装置状態情報の送信量が低下したら、図8(C)のように、オペレーション装置1からネットワーク装置2−iへ、装置状態情報を送信させるための送信指示220を送信する。つまり、装置状態情報の送信が停止した後、装置状態情報蓄積キュー112の非輻輳状態を検出した場合、その装置状態情報蓄積キュー112に対応するネットワーク装置に対し、装置状態情報を送信させるための送信指示を送信する。これにより、オペレーション装置1は、キュークリアによって削除した装置状態情報を、再度取得することができる。
この図8(C)の状態では、オペレーション装置1が、ネットワーク装置2−iからの装置状態情報の送信を制御することができるので、送信されてくる装置状態情報100aの信号数を、図8(A)の場合よりも少なくすることができる。例えば、送信指示を送信して装置状態情報を取得した後、次の送信指示を送信するなど、逐次的に送信指示を送信して装置状態情報を取得するようにしてもよい。このため、装置状態情報蓄積キュー112の装置状態情報の蓄積量が上限閾値を超えることはない。
以上のように、装置状態情報の送信停止を指示した後、ネットワーク装置に対し、装置状態情報の送信停止の解除制御を行い、装置状態情報の送信を許可することができ、その後通常の監視状態に移行させることができる。
なお、きわめて多数のネットワーク装置が同時に故障した場合、送信されてくる装置状態情報の数が急激に増加する。このような場合、上限閾値ではなく、下限閾値を超えた場合に、送信停止指示を送信し、その後、後続してネットワーク装置から送られてくる装置状態情報によって装置状態情報蓄積キュー112の蓄積量が最大蓄積量に達する前に、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報を削除するように制御してもよい。
<装置状態情報蓄積キューの情報量判断方法>
上記は、装置状態情報蓄積キュー112に蓄積されている装置状態情報の蓄積量の判断方法として、閾値を用いた場合について説明した。蓄積量の別の判断方法として以下の方法が考えられる。
まず、ネットワーク装置から送られてくる、単位時間当たりの信号量で判断する方法が考えられる。例えば、ネットワーク装置から送られてくる信号量が、1秒間あたり、100信号を超えた場合に、輻輳状態であると判断するようにしてもよい。
また、オペレーション装置が装置状態情報蓄積キュー112の情報を処理する速度を、ネットワーク装置からの信号量の割合で判断する方法が考えられる。例えば、オペレーション装置が1秒間あたり50信号で処理できている場合において、ネットワーク装置からの信号が1秒間あたり50信号を超えたときに輻輳状態であると判断するようにしてもよい。
さらに、装置状態情報蓄積キューに格納された情報が、オペレーション装置によって処理されるまでの所要時間で判断する方法が考えられる。例えば、装置状態情報蓄積キューに蓄積されてから処理するまでに10秒以上掛かっている場合に輻輳状態であると判断するようにしてもよい。
<オペレーション装置の装置状態情報蓄積キューの変形例>
上記は、オペレーション装置の装置状態情報蓄積キューがネットワーク装置と1対1に対応して設けられている場合について説明したが、1対1に対応させる必要は無く、1対多に対応させて設けてもよい。つまり、オペレーション装置の装置状態情報蓄積キュー1つに対し、複数のネットワーク装置を対応させるようにしてもよい。この場合でもオペレーション装置の装置状態情報蓄積キューについての輻輳判断ロジックは上記の場合と変更は無く、装置状態情報蓄積キューの閾値を用いて判断することができる。
ここで、オペレーション装置の装置状態情報蓄積キューを1つとし、ネットワーク装置識別情報を括り付けずに、複数のネットワーク装置に1つの装置状態情報蓄積キューを対応させる方法も考えられる。この場合、オペレーション装置の仕組みを単純化することができる。しかしながら、この場合、輻輳状態になったときに、装置状態情報蓄積キュー全体の装置状態情報を一括して削除することになり、削除した全てのネットワーク装置の装置状態情報を再取得する必要がある。そのため、処理が複雑にはなるが、例えば装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報の中で、削除すべきネットワーク装置の装置状態情報を抽出し、当該ネットワーク装置の装置状態情報のみを削除する、という方法が考えられる。
ただし、1つの装置状態情報にどのネットワーク装置が括り付いているかを把握しておく必要がある。これを実現するには、図5を参照して説明したように、装置状態情報に、ネットワーク装置識別情報を予め括り付けて装置状態情報蓄積キューに蓄積しておき、輻輳状態が検出されたネットワーク装置の識別情報に対応する装置状態情報だけを削除すればよい。
ところで、オペレーション装置の装置状態情報蓄積キューとネットワーク装置との対応関係を1対1にすると、ネットワーク装置の増設に伴い、装置状態情報蓄積キューを増設する必要がある。これに対し、オペレーション装置の装置状態情報蓄積キュー1つに対し、複数のネットワーク装置を対応させる場合、ネットワーク装置が増設されても(ネットワーク装置の数が増加しても)、装置状態情報蓄積キューを増設する必要はなく、オペレーション装置の輻輳制御の仕組みを変える必要は無い。
オペレーション装置の装置状態情報蓄積キュー1つに対し、複数のネットワーク装置を対応させる場合において、輻輳状態になったときに、装置状態情報蓄積キュー全体の装置状態情報を一括して削除(キュークリア)した後、削除した全装置状態情報を再取得する際に、対象となるネットワーク装置に優先順位を設定してもよい。この優先順位を設定する場合、例えば、装置状態情報蓄積キューのキュークリア直前に送られてきていた装置状態情報の量の少ないネットワーク装置から優先的に装置状態情報を取得する。こうすれば、装置状態情報蓄積キューが溜まりづらく(処理が滞りづらく)、かつ、より多くの装置から装置状態情報を取得することができる。この場合、装置状態情報蓄積キューを削除する際に、削除する情報のネットワーク装置識別情報をネットワーク装置ごとにカウントする必要がある。装置状態情報を装置状態情報蓄積キューに保存する際に、その情報に付与されているネットワーク装置識別情報をネットワーク装置ごとにカウントしてもよい。
<輻輳制御方法>
上述した輻輳制御装置では、以下のような輻輳制御方法が採用されている。すなわち、ネットワーク装置を監視する監視装置が用いる情報であり、かつ、上記ネットワーク装置の状態を示す装置状態情報を順次蓄積するため、該ネットワーク装置に対応して設けられた装置状態情報蓄積キューに、上記装置状態情報を蓄積する第1ステップと、情報蓄積量検出部が、上記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている、上記装置状態情報の蓄積量を検出する第2ステップと、上記第2ステップにおいて検出された上記装置状態情報の蓄積量を、輻輳検知部が、所定閾値と比較して上記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を検知する第3ステップと、上記第3ステップにおいて上記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに対応するネットワーク装置に対し、指示送信部が、上記装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する第4ステップと、上記第4ステップにおいて上記指示送信部が上記送信停止指示を送信した後、後続して上記ネットワーク装置から送られてくる、装置状態情報が上記装置状態情報蓄積キューの最大蓄積量に達する前に、上記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を、蓄積情報クリア部が削除する第5ステップと、を含む輻輳制御方法が採用されている。
<輻輳制御プログラム>
また、サーバ装置においてプログラムを実行することによって、上述した輻輳制御装置を実現する場合、以下のプログラムを用いることができる。すなわち、コンピュータに、ネットワーク装置を監視する監視装置が用いる情報であり、かつ、上記ネットワーク装置の状態を示す装置状態情報を順次蓄積するため、該ネットワーク装置に対応して設けられた装置状態情報蓄積キューに、上記装置状態情報を蓄積する第1ステップと、情報蓄積量検出部が、上記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている、上記装置状態情報の蓄積量を検出する第2ステップと、
上記第2ステップにおいて検出された上記装置状態情報の蓄積量を、輻輳検知部が、所定閾値と比較して上記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を検知する第3ステップと、上記第3ステップにおいて上記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに対応するネットワーク装置に対し、指示送信部が、上記装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する第4ステップと、上記第4ステップにおいて上記指示送信部が上記送信停止指示を送信した後、後続して上記ネットワーク装置から送られてくる、装置状態情報が上記装置状態情報蓄積キューの最大蓄積量に達する前に、上記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を、蓄積情報クリア部が削除する第5ステップと、を実行させる輻輳制御プログラムを用いることができる。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態による輻輳制御装置では、装置状態情報蓄積キューが輻輳状態となった場合、以下の処理を行うことにより、輻輳状態から回復させる。
(1)ネットワーク装置からの装置状態情報の送信を停止するため、オペレーション装置からネットワーク装置に対し、送信停止指示を送信する。
(2)オペレーション装置に設けられている、ネットワーク装置に対応する、装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報を削除(キュークリア)する。
(3)装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報の削除後、送信指示をネットワーク装置に送信し、これによって取りこぼしたネットワーク装置の装置状態情報の再取得を行う。また、ネットワーク装置に対し、送信指示を送信することで通常の監視状態に移行させる。
以上のように輻輳制御を行うことにより、ネットワーク装置から送信されてくる信号量の増加によってオペレーション装置が輻輳し、通信網が無監視状態となることを回避できる。
なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
本発明は、ネットワーク装置から送信される装置状態情報量の増加によってオペレーション装置が輻輳し、通信網が無監視状態となることを回避する場合に利用することができる。
1 オペレーション装置
2 ネットワーク装置
11 輻輳制御装置
12 監視装置
21 受信部
22 装置状態情報送信部
23 信号制御部
24 呼処理部
111 装置状態情報取得部
112 装置状態情報蓄積キュー
113 情報蓄積量検出部
114 輻輳検知部
115 指示送信部
116 蓄積情報クリア部

Claims (8)

  1. ネットワーク装置を監視する監視装置が用いる情報であり、かつ、前記ネットワーク装置の状態を示す装置状態情報を、前記ネットワーク装置から取得する装置状態情報取得部と、
    前記ネットワーク装置に対応して設けられ、前記装置状態情報取得部が取得した前記装置状態情報を順次蓄積する装置状態情報蓄積キューと、
    前記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている、前記装置状態情報の蓄積量を検出する情報蓄積量検出部と、
    前記情報蓄積量検出部が検出した前記装置状態情報の蓄積量を所定閾値と比較して前記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を検知する輻輳検知部と、
    前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに対応するネットワーク装置に対し、前記装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する指示送信部と、
    前記指示送信部が前記送信停止指示を送信した後、後続して前記ネットワーク装置から送られてくる、装置状態情報によって前記装置状態情報蓄積キューの蓄積量が最大蓄積量に達する前に、前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を削除する蓄積情報クリア部と、
    を備えたことを特徴とする輻輳制御装置。
  2. 前記輻輳検知部は、
    前記情報蓄積量検出部によって検出される前記装置状態情報の蓄積量によって、前記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態と非輻輳状態とを検出し、
    前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した場合、前記指示送信部は、前記ネットワーク装置に対して前記送信停止指示を送信し、
    前記指示送信部は、
    前記装置状態情報の送信が停止した後、前記輻輳検知部が前記装置状態情報蓄積キューの非輻輳状態を検出した場合、該装置状態情報蓄積キューに対応する前記ネットワーク装置に対し、前記装置状態情報を送信させるための送信指示を送信することにより、
    前記ネットワーク装置から送信されてくる装置状態情報を前記装置状態情報取得部が取得し、該装置状態情報を前記装置状態情報蓄積キューに蓄積することを特徴とする請求項1に記載の輻輳制御装置。
  3. 前記輻輳検知部は、
    前記情報蓄積量検出部が検出した、前記装置状態情報の情報量を、前記装置状態情報蓄積キューの蓄積量に関する上限閾値及び下限閾値と比較することを特徴とする、請求項1又は2に記載の輻輳制御装置。
  4. 前記蓄積情報クリア部は、
    前記情報蓄積量検出部によって検出される前記装置状態情報の蓄積量によって、前記輻輳検知部が前記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を検出した後、少なくとも、前記下限閾値を下回るまで前記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている前記装置状態情報を、破棄することを特徴とする、請求項3に記載の輻輳制御装置。
  5. 前記蓄積情報クリア部は、
    前記輻輳検知部が前記ネットワーク装置の輻輳状態を検知したことに応答して、前記装置状態情報蓄積キューの情報を有効状態か無効状態かを判断する情報を無効状態に設定することによって、前記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報を破棄することを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の輻輳制御装置。
  6. ネットワーク装置を監視する監視装置が用いる情報であり、かつ、前記ネットワーク装置の状態を示す装置状態情報を順次蓄積するため、該ネットワーク装置に対応して設けられた装置状態情報蓄積キューと、
    前記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている、前記装置状態情報の蓄積量を検出する情報蓄積量検出部と、
    前記情報蓄積量検出部が検出した前記装置状態情報の蓄積量を所定閾値と比較して前記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を検知する輻輳検知部と、
    前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに対応するネットワーク装置に対し、前記装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する指示送信部と、
    前記指示送信部が前記送信停止指示を送信した後、後続して前記ネットワーク装置から送られてくる、装置状態情報が前記装置状態情報蓄積キューの最大蓄積量に達する前に、前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を削除する蓄積情報クリア部と、
    を備えた輻輳制御装置と、
    前記送信停止指示および前記送信指示を受信する受信部と、前記受信部が前記送信停止指示を受信した場合に前記装置状態情報の送信を停止し、前記受信部が前記送信指示を受信した場合に前記装置状態情報の送信を行う装置状態情報送信部と、
    を備えたネットワーク装置と、
    を含むことを特徴とする輻輳制御システム。
  7. ネットワーク装置を監視する監視装置が用いる情報であり、かつ、前記ネットワーク装置の状態を示す装置状態情報を順次蓄積するため、該ネットワーク装置に対応して設けられた装置状態情報蓄積キューに、前記装置状態情報を蓄積する第1ステップと、
    情報蓄積量検出部が、前記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている、前記装置状態情報の蓄積量を検出する第2ステップと、
    前記第2ステップにおいて検出された前記装置状態情報の蓄積量を、輻輳検知部が、所定閾値と比較して前記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を検知する第3ステップと、
    前記第3ステップにおいて前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに対応するネットワーク装置に対し、指示送信部が、前記装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する第4ステップと、
    前記第4ステップにおいて前記指示送信部が前記送信停止指示を送信した後、後続して前記ネットワーク装置から送られてくる、装置状態情報が前記装置状態情報蓄積キューの最大蓄積量に達する前に、前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を、蓄積情報クリア部が削除する第5ステップと、
    を含むことを特徴とする輻輳制御方法。
  8. コンピュータに、
    ネットワーク装置を監視する監視装置が用いる情報であり、かつ、前記ネットワーク装置の状態を示す装置状態情報を順次蓄積するため、該ネットワーク装置に対応して設けられた装置状態情報蓄積キューに、前記装置状態情報を蓄積する第1ステップと、
    情報蓄積量検出部が、前記装置状態情報蓄積キューに蓄積されている、前記装置状態情報の蓄積量を検出する第2ステップと、
    前記第2ステップにおいて検出された前記装置状態情報の蓄積量を、輻輳検知部が、所定閾値と比較して前記装置状態情報蓄積キューの輻輳状態を検知する第3ステップと、
    前記第3ステップにおいて前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに対応するネットワーク装置に対し、指示送信部が、前記装置状態情報の送信を停止するための送信停止指示を送信する第4ステップと、
    前記第4ステップにおいて前記指示送信部が前記送信停止指示を送信した後、後続して前記ネットワーク装置から送られてくる、装置状態情報が前記装置状態情報蓄積キューの最大蓄積量に達する前に、前記輻輳検知部が輻輳状態を検出した装置状態情報蓄積キューに蓄積されている装置状態情報の少なくとも一部を、蓄積情報クリア部が削除する第5ステップと、
    を実行させることを特徴とする輻輳制御プログラム。
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