JP2014049065A - 登山計画書管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 登山者が遭難してしまった場合に迅速な救助ができるようにした登山計画書管理システムを提供する。
【解決手段】登山計画書管理システム(100)は、サーバ(50)と登山者が携帯する携帯端末(10)とを有する。携帯端末は、GPS部(11)と位置情報を送信する端末送信部(19)とを有する。サーバは、登山者が記入した登山計画書(60)を記憶する計画書記憶部(52)と、位置情報を受信するサーバ受信部(57)と、位置情報を記憶する位置情報記憶部(53)と、登山者が記入した登山計画書の下山口及び下山日時と位置情報とに基づいて登山者の下山を判断する位置情報管理部(54)と、登山者が下山していないと位置情報管理部が判断した場合に登山計画書に記載された関係者に下山未完情報を送信するサーバ送信部(57)と、を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、登山者が携帯する携帯端末を使用して、登山者が入山にあたって必要な各種情報を管理する登山計画書管理システムに関する。特に携帯端末を使って、登山者が入山する時点から下山する時点まで、登山者の登山状況を把握する登山計画書管理システムに関する。
登山者は、多くの山岳では自主的に登山計画書を登山ボックス又は警察などに提出することで、遭難時の救出のための情報を届出しておく。多くの場合、下山完了の報告を提出することがないため、登山計画書の情報は、あくまで登山者の遭難を家族などの第三者が警察等に知らせた場合に利用することになり、遭難の早期発見の役割は担っていない。そのため、登山者が遭難したこと自体が把握できないまま日数が経過してしまい、発見が遅れたために死亡や後遺症などの状態を招いている。
このため、特許文献1に開示されるように、登山者が遭難等で下山予定日になっても下山しない場合に、短時間で登山者の捜索を行う登山情報管理システムが提案されている。
一方、そもそも登山者ができるだけ遭難しないように、登山者の身の危険を回避させるための情報通知システムが提案されている。特許文献2の情報通知システムは、登山者が先ず事前に専用端末に対して、登山する予定の日時と、予定のコース等を登録する。そして、登録情報を受け取った通知システムは、登録者の情報を元に登録者毎にその状況に合わせて天候の変化や、日没時間等の情報を登録者行動管理システムから登山者の携帯端末に通知している。
特開2002−133039号公報 特開2001−160193号公報
しかしながら、特許文献1の登山情報管理システムは、登山者に情報を記憶するICタグを貸与しなければならず、さらに山岳の経路にチェックポイントでICタグを情報読み取り機器に読み取らせなくてはならない。ICタグを貸与する作業、チェックポイントの設置作業に費用がかかることからなどから導入には障害が多い。
また、特許文献2の情報通知システムは、登山者が遭難しないようなサポートをしているが、実際に遭難してしまった場合については何ら考慮されていない。
そこで、費用をかけることなく、登山者が遭難してしまった場合に迅速な救助ができるようにした登山計画書管理システムを提供する。
第1の観点の登山計画書管理システムは、登山者が入山にあたって必要な情報を管理する登山計画書管理システムに関する。登山計画書管理システムは、サーバと登山者が携帯する第1携帯端末とを有する。第1携帯端末は、GPSによる位置情報を検出するGPS部と位置情報を送信する端末送信部とを有する。サーバは、登山者が記入した登山計画書を記憶する計画書記憶部と、第1端末機器から送信された位置情報を受信するサーバ受信部と、位置情報を記憶する位置情報記憶部と、登山者が記入した登山計画書の下山口及び下山日時と位置情報とに基づいて登山者の下山を判断する位置情報管理部と、登山者が下山していないと位置情報管理部が判断した場合に登山計画書に記載された関係者に下山未完情報を送信するサーバ送信部と、を有する。
第2の観点の登山計画書管理システムの位置情報管理部は、登山計画書の入山口から下山口までの経路において、GPS部からの位置情報を受信した場合に、登山者の下山を判断する。
第3の観点の登山計画書管理システムにおいて、第1携帯端末は、時間を計測する時計と、落下を検出する検出器と、時間と落下とに基づいて滑落か否かを判定する滑落判定部と、を有する。端末送信部は、滑落と判定した場合に滑落情報をサーバ受信部に送信し、サーバ送信部は関係者に滑落情報を送信する。
さらに、第1端末送信部は、滑落と判定した場合にGPS部による位置情報をサーバ受信部に送信する。そして、サーバ送信部は、滑落したと判断した際の位置情報と位置情報記憶部に記録された他の登山者の位置情報とに基づいて、滑落した位置情報から第1範囲内にいる他の登山者の第2携帯端末に対して滑落情報を送信する。
さらに、第1携帯端末は、音を発するスピーカと光を発する光源とを有する。そして、位置情報管理部は、他の登山者の第2携帯端末が第1範囲よりも狭い第2範囲内に入った判断した際に、サーバ送信部は、第1携帯端末に音と光とを発するように信号を送信する。
第4の観点の登山計画書管理システムにおいて、第1携帯端末は、登山者の脈拍数、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)、血圧又は体温の少なくとも一つの体調を計測する体調計測器と、脈拍数、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)、血圧又は体温に基づいて登山者の体調異常を検出する体調異常検出部と、を有する。そして、端末送信部は、体調異常を検出した際に、体調異常をサーバ受信部に送信する。サーバ送信部は、関係者に体調異常情報を送信する。
さらに、第1端末送信部は、体調異常を検出した際にGPS部による位置情報をサーバ受信部に送信する。位置情報管理部は、体調異常したと判断した際の位置情報と位置情報記憶部に記録された他の登山者の位置情報とを判断する。そして、サーバ送信部は、体調異常を検出した際の位置情報から第1範囲内にいる他の登山者の第2携帯端末に対して体調異常情報を送信する。
第5の観点の登山計画書管理システムにおいて、第1携帯端末は、該第1携帯端末の周囲の気温、湿度、気圧、風速、有毒ガス又は落雷の少なくとも一つの環境情報を計測する環境計測器を有する。端末送信部は、気温、湿度、気圧、風速、有毒ガス又は落雷の少なくとも一つの環境情報とGPS部による位置情報とをサーバ受信部に送信する。そして、サーバは、環境情報に基づいて危険環境があると判断する危険環境判断部を有する。サーバ送信部は、位置情報から第1範囲内にいる他の登山者の第2携帯端末に対して危険環境情報を送信する。
本発明は、登山者が遭難してしまった可能性がある場合に、迅速に関係者に連絡ができるようにした登山計画書管理システムを提供する。
本発明に係る登山計画書管理システムの概略構成の一例を示す図である。 図1の登山計画書管理システムのブロック図である。 登山計画書のWEB画面の一例である。 登山計画書のWEB画面の一例である。 下山又は遭難判断のフローチャートである。 危険環境判断のフローチャートである。 滑落の連絡を説明するフローチャートである。 遭難した登山者の情報収集フローチャートである。
以下、本実施形態に係る登山計画書管理システムを説明する。
図1は本発明に係る登山計画書管理システムの概略構成の一例を示す図である。図2は図1の登山計画書管理システムのブロック図である。
<登山計画書管理システムの構成>
図1において、登山計画書管理システム100は、大別して、登山者が所有する携帯端末10と登山計画書を管理する管理会社又は警察署等に設けられたサーバ50とから構成される。携帯端末10は、例えばスマートフォンなどの携帯電話、通信機能を内蔵するカメラ、通信機能を有するノートパソコン又はタブレット端末を含む。また、携帯端末10は、グローバル・ポジショニング・システム (Global Positioning System (GPS)によって現在位置の検出が可能な端末である。
携帯端末10は、気象状況及び有毒ガスなどの環境情報を検出したり、登山者の体調を検出したりする環境/体調計測器20を着脱可能である。この環境/体調計測器20は、携帯端末10に内蔵されていても良い。ある山岳に登山する登山者は何百人といるが、本実施形態では登山者A及び登山者Bを代表して説明する。また複数人からなるパーティで登山することが多いが、本実施形態では複数人からなる登山者であっても1人の登山者A又は登山者Bとして説明する。
サーバ50は、インターネット回線又は他の通信手段を介して、携帯端末10から情報を受信し又は情報を携帯端末10に送信する機能を有するホスト・コンピュータである。また、通信回線としては、数m程度の短距離無線通信から又は衛星を使った衛星通信を含む。
<携帯端末の構成>
図1及び図2に示されるように、携帯端末10は、文字又は画像を表示するLCD画面を有している。そして携帯端末10は、GPS部11、ジャイロスコープ12、スピーカ13、滑落判断部14、入力部15、通信ログ記憶部16、時計17、LED光源18、送信・受信部19、及び接続部ECを有している。これらはBUS回線で互いに接続されている。
GPS部11は、3機以上のGPS衛星からの電波を受信して現在位置を検出する。ジャイロスコープ12は、物体の角度や角速度を検出する
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。ジャイロスコープ12が検出した角度や角速度から物体の落下を検出する。ジャイロスコープ12の変わりに、磁界の向きを検出する地磁気センサ又は加速度を検出する加速度センサを用いて、物体の落下を検出しても良い。
スピーカ13は、アラーム音又は音声を発する。滑落判断部14は、登山者の滑落を判断する。入力部15は、携帯端末10の枠に配置されたスイッチ類である。また入力部15は、LCD画面がタッチパネル型であれば、タッチパネルも含まれる。通信ログ記憶部16は、登山者Aと登山者Bと(図1を参照)が山道ですれ違った際に、数m程度の短距離無線通信をした通信ログを記憶する。時計17は、水晶発振器などを使って時間を計測する。LED光源18は、光を点滅させたり発光したりする。送信・受信部19は、パケット通信、Wi-Fi(ワイファイ)通信、数m程度の短距離無線通信であるBluetooth(登録商標)による通信、又は衛星通信によりデータを送信・受信する。外部接続部ECは、他の外部機器と接続するための端子である。
ここで滑落判断部14について簡単に説明する。滑落判断部14は、ジャイロスコープ12が検出した角速度及び時計17で計測された時間に基づいて、登山者の滑落を判断する。例えば登山者が誤って携帯端末10を地面に落としてしまうことがある。このような場合でも、ジャイロスコープ12が角速度を検出してしまうが、角速度を検出している時間は0.5秒以内が大半である。例えば登山者が頭の上に持ち上げた携帯端末10を落としたとしても、約0.6秒である。このため、滑落判断部14は、角速度を検出している時間が基準値(0.7秒)以上であった場合に、登山者が滑落したと判断する。
滑落判断部14のソフト、滑落判断した際にその情報を送信するソフト及びGPS部11で検出した現在位置を送信するソフトは、アプリケーションソフトとして、携帯端末10にインストールされる。またアプリケーションソフトは、後述する環境/体調計測器20が計測した体調や環境も一定時間ごと又は適宜送信するソフトも含んでいる。
また、通信ログ記憶部16について簡単に説明する。携帯端末10は、アプリケーションソフトにより、後述する登山計画書60に記録された入山予定日時から下山予定日時までの日程の間、登山者Aと登山者Bとが山道ですれ違うと、日時と携帯端末10を特定する短距離無線通信を互いに自動的に行う。数m程度の短距離無線通信は、Bluetooth(登録商標)で可能である。通信ログ記憶部16は、この通信ログを記憶する。
<環境/体調計測器の構成>
環境/体調計測器20は、環境/体調計測器20内の外部接続部26を介して携帯端末10に接続される。本実施形態では、環境/体調計測器20が携帯端末10に着脱可能な例で説明するが、環境/体調計測器20が携帯端末10に内蔵されていてもよい。
環境/体調計測器20は、脈拍数、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO)、血圧又は体温の少なく一つの体調を計測する体調計測部21と、気温、湿度、気圧、風速、有毒ガス又は落雷の少なくとも一つの環境を計測する環境計測部22とを有している。体調計測部21は、例えば登山者の耳たぶ若しくは指先などに取り付けられる。
体調計測部21は、赤色光と赤外光とを登山者の指先に発し、これらの光が指先を透過または反射した量を計測して、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO)を求める。血液中のヘモグロビンは酸素との結合の有無により赤色光と赤外光の吸光度が異なるので、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO)を計測することができる。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO)は、登山者が高度順化の目安になる。
環境計測部22は、携帯端末10の周辺の温度、湿度、気圧を測定する。また、火山ガスを噴き出す山岳があり、その火山ガスは二酸化硫黄(SO)、硫化水素 (HS)、二酸化炭素(CO)などの有毒ガスを含む場合もある。環境計測部22は、これら有毒ガスを定電位電解式センサで計測する。また、環境計測部22は、例えば稲妻からの電磁波などを検出することで雷を計測する。
本実施形態では、環境/体調計測器20が体調異常検出部27を有している。後述するように、脈拍数、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO)、血圧又は体温はサーバ50に送信されるため、サーバ50が体調異常検出部27を有していてもよい。また、携帯端末10が体調異常検出部27を有していてもよい。
体調異常検出部27は、登山者の体調異常を検出する。冬山登山で登山者がかかる偶発性低体温症は、体温が35度以下になりさらに脈拍数が少なくなり血圧も下がった状態である。このため、体調異常検出部27は、体温、脈拍数及び血圧に基づいて登山者の手偶発性低体温症を検出する。また、落石又は転倒などによって登山者が大きな怪我した場合には急激に血圧が下がる。このため、体調異常検出部27は、血圧に基づいて登山者の怪我を検出する。また、体調異常検出部27は、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO)に基づいて登山者が高山病にかかったか否かを検出する。
<サーバの構成>
サーバ50は、WEB管理部51、計画書記憶部52、位置情報記憶部53、位置情報管理部54、環境記憶部55、危険環境判断部56、送信・受信部57及び遭難情報管理部58を有している。なお、送信・受信部57は、携帯端末10の送信・受信部19と同様な構成であるので、説明は割愛する。
(登山計画書の記載に関して)
WEB管理部51は、携帯端末10からサーバ50へのアクセスに対して、携帯端末10のLCD画面に登山計画書60を記載する画面を表示する。登山計画書60の一例が図3及び図4に示されている。なお、登山計画書60の記入は、携帯端末10だけでなく、ディスクトップパソコン等の固定式のコンピュータからアクセスしてもよい。
図3及び図4は、携帯端末10からサーバ50にアクセスした際にLCD画面に表示される例である。まず、登山者(登山パーティを含む)は、代表者の書誌的事項61を記入する。例えば代表者の氏名、住所、連絡先及びメールアドレスである。後に、今回の登山計画書60を修正又は変更する際に、ユーザIDとして登録されたメールアドレスが使われる。
また、登山者は、パスワード62を設定する。ユーザIDであるメールアドレスとパスワード62から、代表者の書誌的事項61が読み出される。
また、登山者は、同行者名63を登録することができる。図3では一名の行しか描かれていないが、図3に描かれる“同行者追加”のボタンをクリックすると、さらに一人分の同行者名を登録する行が現れる。図3では描かれていないが、同行者の住所及び連絡先を登録できるようにしても良い。
また、登山者は、万一、遭難の可能性が発生した場合の連絡先64を登録する。例えば連絡先名として親族名又は職場名、その連絡先のメールアドレス及び電話番号を登録する。図3では一名の連絡先しか描かれていないが、図3に描かれる“連絡先追加”のボタンをクリックすると、さらに一人分の遭難の可能性がある場合の連絡先を登録することができる。もちろん、地元警察又は地元救助隊の連絡先を登録してもよい。
また、登山者は、保険情報65を登録することができる。現在、様々な山岳保険が存在し、任意で登山者は加入している。しかし、その保険の情報について登山者本人しか把握していないため、登山者自身が遭難した可能性がある場合に、親族又は職場の同僚などの第三者が捜索を依頼すると、保険情報を知らないまま金銭的な負担をする場合もある。このため、遭難の可能性が発生した場合の連絡先64には、登録された保険情報65も連絡する。
また、登山者は、登録時の外観情報66を登録することができる。遭難の可能性がある場合には、警察などの救助隊は、同じ山岳を登った他の登山者に、遭難の可能性がある登山者に実際に出会っていないか等を尋ねることが多い。そのようなときに、救助隊が登山者を特定するために、登山時の服装、装備などを、他の登山者に尋ねる情報として外観情報66を登録しておく。登山時に背負うバックパック類又は登山時に着るウエア類の写真をアップロードすることも可能である。
さらに、登山者は、行動予定表を記入する。まず入山予定日時と下山予定日時との日程71を登録する。さらに、入山口から下山口までの移動ルート72を登録する。その途中のルートは少なくとも2以上(2番目、3番目)は登録するようにしてある。例えば2番目に「○△山小屋」、3番目に「△□峠」と登録する。図4では5番目までルートが登録できるようになっているが、さらに、図4に描かれる“ルート追加”のボタンをクリックすると、6番目、7番目……のルートを追加できる。
また、入山口から下山口までの移動ルートに関する移動予定図73を記入するようにする。画面に直接描いても良いが、概念図の画像ファイルなどをアップロードするようにしてもよい。
さらに、山小屋かテントなどで宿泊するかなどの宿泊方法74を記入する。これら登山計画書60は、携帯端末10の記憶部に記憶される。
またこれらの情報を記入すると、登山者は送信ボタン75をクリックする。すると、記入された登山計画書60は、サーバ50の計画書記憶部52に登録される。
以下、登山計画書管理システム100の動作について説明する。
(位置情報に関して)
携帯端末10のGPS部11は、携帯端末10の現在位置を検出し、携帯端末10の送信・受信部19が、その現在位置をサーバ50に送信する。サーバ50は、送信・受信部57を介して、その現在位置を位置情報記憶部53に記憶する。位置情報記憶部53は、半導体メモリ又はハードディスク等からなる記憶媒体である。
例えば、携帯端末10のGPS部11は、登山計画書60の入山予定日時に従い、入山予定日時になったら、所定時間毎(例えば1時間毎)に現在位置を検出する。そして、基本的に下山予定日時まで、GPS部11は現在位置を検出し、送信・受信部19が、その現在位置をサーバ50に送信する。そしてサーバ50の位置情報記憶部53は、日時及び現在位置を記憶する。
位置情報管理部54は、登山者が下山したか否かを判断する。登山計画書60に記載された下山予定日時を一定時間過ぎても下山が確認できない場合には、遭難の可能性ありと判断する。登山者が移動ルートの一つでも通って登山計画書60に記載された下山口付近に到達していたら、予定日時にかかわらず下山完了と判断する。以下、図5に描かれた、下山又は遭難判断のフローチャートを説明する。
ステップS11では、携帯端末10に記憶された登山計画書60の入山予定日時に達したことを確認する。なお、入山予定日時のα時間前からGPS部による現在位置を検出する場合には、”入山予定日時−α時間”に達したことを確認するようにする。
ステップS12では、GPS部11が携帯端末10の現在位置を検出する。入山予定日時に達してからGPS部11を駆動させることで、GPS部11の消費電力を少なくする。一般にGPS部11は消費電力が大きいので、必要最低限の範囲で、GPS部11を駆動する。
ステップS13では、携帯端末10の送信・受信部19が、現時位置と日時とをサーバ50に送信し、サーバ50の送信・受信部57が現時位置と日時とを受信する。
ステップS14では、サーバ50の位置情報管理部54は、現時位置が、計画書記憶部52に記憶されている登山計画書60の入山口の付近が否かを判断する。また、位置情報管理部54は、現時位置が、登山計画書60に記載された入山口から下山口までのルートの間かも判断する。別言すれば、登山者が入山したか否かを判断する。登山者は、天候などにより入山予定日時と多少異なる時間に入山することは多々ある。予定日時より早く入山することもあれば、遅く入山することもある。すでに登山者が入山しているのであれば、ステップS16に進み、まだ登山者が入山していないのであればステップS15に進む。
ステップS15では、サーバ50は、登山者に入山予定日時71(図4を参照)を変更するようにメールアドレス宛に電子メールを送る。例えば天候が悪く入山を1日遅らせるようなことは登山ではよくあることであり、そのような場合に、登山者に入山予定日時と下山予定日時との日程71を変更するように依頼する。また、登山者が入山していないにも関らず、GPS部を駆動させることは電力の無駄使いになるからである。
ステップS16では、ステップS14で登山者が入山したことが確認できたため、サーバ50の位置情報記憶部53は、日時及び現在位置を記憶する。
ステップS17では、位置情報管理部54は、ステップS12で検出された現在位置が、下山口付近か否かを判断する。ここで、登山者は、入山口と下山口とを同じ場所を計画することも多い。また、入山予定日時と下山予定日時との日程71が天候などにより予定と異なることも多い。例えば、登山計画書60の入山予定日時を8月1日10:00、下山予定日時を8月2日10:00、更に入山口と下山口とを同じ箇所を登録していた場合に、登山者が8月3日10:00に入山するとする。このとき、登山者が入山したにもかかわらず、下山口に登山者が下山したと判断しないように、位置情報管理部54は、位置情報記憶部53に入山口から下山口(入山口と同じ)までの移動ルートの一つでも記憶されて、且つ現在位置が下山口(入山口と同じ)付近である場合に、下山と判断する。まだ下山していないと判断すればステップS20に進み、下山していると判断すればステップS18に進む。
ステップS18では、位置情報管理部54は、登山者が下山完了と判断する。
ステップS19では、ステップS18の下山完了を受けて、サーバ50の送信・受信部57が携帯端末10に、下山完了の確認の依頼を電子メール等で送信する。登山者は下山完了の確認を返信で回答することで、下山完了を確認する。ステップS18で下山完了を確認しても良いが、登山計画書管理システム100の故障などで下山が完了していないにもかかわらず下山完了と判断しないために、このステップS19が用意されている。
ステップS20では、位置情報管理部54は、登山者が下山付近にいない場合に、下山予定日時より+α時間経過していないか判断する。下山予定日時前であれば、まだ登山計画書60のとおり未だ登山者は登山途中であると考えられる。また、+α時間を加えているのは、実際の下山日時が天候などで下山予定日時より数時間遅れることが多々あるからである。下山予定日時より+α時間経過している場合にはステップS22に進み、下山予定日時より+α時間経過していなければステップS21に進む。
ステップS21では、所定時間経過後に再びステップS12に戻って、ステップS12からステップS20の工程を繰り返す。所定時間、例えば1〜3時間経過させる理由は、GPS部11の消費電力および送信・受信部19の消費電力を少なくするためである。携帯端末10のバッテリに余裕がある場合には、ステップS21は所定時間経過を10分としてもよい。
ステップS22では、サーバ50が、電子メール又は自動電話応答プログラムで、登山者に問い合わせをする。電子メール又は自動電話応答プログラムでは、“下山済み”又は“登山中”の応答ボタン(電話番号のボタン等)を押して、自動的に返信できるようにしている。予定していない下山口から登山者が下山した場合に、登山者は“下山済み”のボタンを押すことで下山を確認できる。登山者が“登山中”のボタンを押した場合には、ステップS23に進む。登山者が所定時間内に回答しなかった場合や通信できない(連絡が取れない)場合には、ステップS24に進む。図5のフローチャートに描かれていないが、“遭難”のボタンを用意してもよい。登山者が自ら遭難していると自覚している場合には、その“遭難”ボタンを押す。なお、“遭難”ボタンを押した場合には、ステップS24に進む。
ステップS23では、サーバ50は、登山者に下山予定日時71(図4を参照)を変更するようにメールアドレス宛に電子メールを送る。例えば天候が悪く下山を1日遅らせる場合、疲労回復のため余分に一泊するような場合には、登山者に下山予定日時を変更するように依頼する。
ステップS24では、サーバ50の送信・受信部57は、遭難の可能性が発生した場合の連絡先64に、登山者の遭難を電子メールで連絡したり、地元警察に位置情報記憶部53に記憶された日時と現在位置とを含むデータを添付して電子メールで連絡したりする。またサーバ50の管理モニタにも登山者の遭難が表示されるため、サーバ50の管理責任者が、遭難状況を連絡先64又は地元警察に連絡してもよい。特に、連絡先64に保険情報65も伝えると、連絡先の関係者は。金銭的な負担を躊躇することなく捜索を開始できる。
(環境データに関して)
携帯端末10に接続された環境計測部22は、携帯端末10の周辺の環境を計測し、携帯端末10の送信・受信部19が、その環境をサーバ50に送信する。サーバ50は、送信・受信部57を介して、その環境を環境記憶部55に記憶する。
環境計測部22は、登山計画書60の入山予定日時に従い、入山予定日時になったら、所定時間毎(例えば1時間毎)に環境を計測する。そして、下山予定日時まで、環境測定部11は環境を計測し、サーバ50の環境記憶部55は、日時及び環境を記憶する。
危険環境判断部56は、環境記憶部55に記憶された環境に基づいて、環境変化が大きく危険と判断したり、雷が発生しているので危険環境と判断したりする。危険な環境と判断されると、その危険環境に関する情報は、登山者に送信・受信部57を介して伝えられる。以下、図6に描かれた、危険環境判断のフローチャートを説明する。
ステップS41では、携帯端末10に記憶された登山計画書60の入山予定日時に達したことを確認する。
ステップS42では、GPS部11が携帯端末10の現在位置を検出する。
ステップS43では、携帯端末10に接続された環境計測部22が、気温、湿度、気圧、有毒ガス及び雷の少なくとも一つの環境を計測する。有毒ガスは、山岳から噴き出している火山ガスのうち、有害な二酸化硫黄(SO)、硫化水素 (HS)、二酸化炭素(CO)などである。
特に図6のフローチャートで示されていないが、有毒ガス及び雷は、登山者にとって明らかな危険環境であるため、携帯端末10から登山者に有毒ガスを計測したことを知らせ、その場から退避するように指示する。また、雷が近くで発生していることを計測すれば、雷が接近中であることを知らせ、山小屋又は洞窟などに退避するように指示する。
ステップS44では、携帯端末10の送信・受信部19が、現時位置と日時と環境データとをサーバ50に送信し、サーバ50の送信・受信部57が現時位置と日時と環境データとを受信する。
ステップS45では、受信した現在位置と日時を位置情報記憶部53が記憶し、環境記憶部55が日時と環境データとを記憶する。
ステップS46では、危険環境判断部56は、複数の環境データ及び現在位置に基づいて危険環境か否かを判断する。サーバ50の位置情報記憶部53及び環境記憶部55には、登山者Aだけでなく登山者B(図1を参照)など複数の登山者からも、日時、現在位置及び環境データを受信する。特に山岳では、気象庁などのマクロ的な気象データだけでは山岳の特定箇所の環境は明確に示すことができない。危険環境判断部56は、山岳のミクロ的な環境データに基づいて危険環境を判断する。例えば、急激な気温変化や気圧変化は悪天候の予兆であり、このような予兆を危険環境と判断する。また、ステップS43で説明したように、有毒ガス及び雷は、登山者にとって明らかな危険環境であるため、危険環境判断部56は、このような環境データを受信した時点で危険環境と判断する。
ステップS47では、位置情報管理部54は、ステップS45で記憶された現在位置に基づいて、危険環境の付近に居る登山者を特定する。この危険環境の付近とは例えば1km半径以内などの第1範囲である。また、登山計画書60に記録された移動ルート72(図4を参照)とその登山者の現在位置とに基づいて、この危険環境に近づく登山者を特定する。例えば危険環境判断部56がある地点で嵐(危険環境)が発生すると判断した場合には、その地点から第1範囲内に居る登山者Aと登山者Bとを特定する。
ステップS48では、サーバ50の送信・受信部57が登山者Aと登山者Bとに嵐(危険環境)が発生することを送信する。
ステップS49では、ステップS48の下山予定日時が経過したか否かを判断し、まだ下山予定日時を経過していなければ、所定経過時間後(ステップS50)、再びステップS42からステップS48までを繰り返す。
(登山者の滑落、体調異常に関して)
携帯端末10は、滑落判断部14を有している。滑落判断部14は、角速度及び時間に基づいて、登山者の滑落を判断する。登山者が滑落した場合に、関係者に登山者の滑落を知らせる方法について説明する。図7は、滑落の連絡を説明するフローチャートである。
ステップS71では、携帯端末10に記憶された登山計画書60の入山予定日時に達したことを確認する。
ステップS72では、携帯端末10の滑落判断部14が、登山者が滑落したと判断する。
ステップS73では、滑落した登山者の携帯端末10は、昼間の時間帯であればその携帯端末10のスピーカ13(図2を参照)から大きな音量を出し、夜間であれば、スピーカ13から大きな音量を出し且つLED18(図2を参照)から光を発する。但し、携帯端末10の消費電力を考慮して、所定時間、例えば30分間とする。滑落した登山者の近くに他の登山者がいる場合には、滑落した登山者を救出しやすくなる。
ステップS74では、GPS部11が携帯端末10の現在位置を検出する。
ステップS75では、携帯端末10の送信・受信部19が、現時位置と日時と登山者の滑落データとをサーバ50に送信し、サーバ50の送信・受信部57が現時位置と日時と滑落データとを受信する。
ステップS76では、位置情報管理部54は、登山者が滑落した位置に基づいて、滑落した登山者付近の他の登山者を特定する。この滑落した登山者付近とは例えば1km半径以内などの第1範囲である。また、登山計画書60に記録された移動ルート72(図4を参照)とその登山者の現在位置とに基づいて、この滑落した登山者付近の他の登山者を特定する。仮に、1km半径に登山者が居なければ、2km半径を第1範囲と閾値を変更するようにしてもよい。
ステップS77では、サーバ50の送信・受信部57が、ステップS76で特定された他の登山者に登山者の滑落があった旨を送信する。また、サーバ50の送信・受信部57は、地元警察もしくは地元救助隊にも登山者の滑落があった旨を送信する。また、登山計画書60に記載された緊急連絡先64(図3を参照)にも送信する。この登山者の滑落に関しては、GPS部が検出したGPS情報、GPS部によって所定時間ごとに得られた実際の移動ルート、並びに登山計画書60に記載された外観情報66及び移動ルート72(図4を参照)が含まれる。
ステップS78では、位置情報管理部53は、登山者の滑落した付近に、他の登山者又は地元警察もしくは地元救助隊に近づいたか判断する。但し、地元警察もしくは地元救助隊も本実施形態のアプリケーションソフトがインストールされた携帯端末10を有している前提である。他の登山者又は地元警察等の携帯端末10からGPS部11による現在位置がサーバに送られているため、位置情報管理部53は、登山者の滑落した付近に、他の登山者又は地元警察等が第2範囲に入ったか判断する。ここで第2範囲とは、例えば30m〜100mと第1範囲に比べて狭い範囲である。第2範囲は、またステップS81による音又は光による合図が届く範囲である。他の登山者又は地元警察等の滑落した登山者の第2範囲に入っていなければステップS79に進み、第2範囲に入ればステップS80に進む。
ステップS79では、サーバ50は他の登山者又は地元警察等の現在位置を所定時間ごとに受信し、ステップS78の判断を繰り返す。
ステップS80では、サーバ50は滑落した登山者の携帯端末10に、他の登山者又は地元警察等が第2範囲に入ったことを送信する。
ステップS81では、滑落した登山者の携帯端末10は、昼間の時間帯であればその携帯端末10のスピーカ13(図2を参照)から大きな音量を出し、夜間であれば、スピーカ13から大きな音量を出し且つLED18(図2を参照)から光を発する。滑落した登山者が気を失っていても又は動けない場合であっても、音または光で滑落した登山者の場所を知らせ、登山者を救出することができる。
以上、登山者の滑落について説明したが、登山者は落石などで怪我をすることもあり、また高山病により動けなくなることもある。登山者が、体調計測部21を装着していると、体調計測部21が、登山者の脈拍数、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO)、血圧又は体温を計測する。そして体調異常検出部27が、脈拍数、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)、血圧又は体温に基づいて、体調異常、例えば怪我による出血、高山病、低体温症などを検出することができる。ステップS72に代えて、体調異常検出部27が登山者の体調異常を検出した後、サーバ50にその体調異常を送信すること(ステップS72’)で、滑落と同様な方法で、登山者を救出することができる。
(登山者の遭難に関して)
滑落又は体調異常などで登山者が遭難した際には、その遭難した登山者の情報をできるだけ集めることが必要である。GPS部が現在位置を送信できる状態であればよいが、滑落時に携帯端末10が壊れてしまったりバッテリ切れになってしまったりして現在位置を送信できないこともある。また、図5のステップS21で説明したように、GPS部から送られてくる現在位置は所定時間ごとである。このため、遭難した場所が明確に特定できない場合もある。
そのような場合に、遭難した登山者が他の登山者と道ですれ違っているか等の情報も重要になる。遭難した登山者とすれ違った可能性がある登山者から情報を得る方法を、図8を使って説明する。図8は、遭難した登山者の情報収集フローチャートである。なお、図8のフローチャートは、遭難した登山者Aの携帯端末10との通信ができない前提である。
ステップS91では、地元警察もしくは地元救助隊から遭難した登山者Aの問い合わせがあると、サーバ50の遭難情報管理部58が、遭難した登山者の日時と現在位置との履歴を位置情報記憶部53から確認する。
ステップS92では、この遭難した登山者Aの履歴に基づいて、遭難情報管理部58が遭難した登山者Aとすれ違ったり会ったりする可能性がある登山者Bを特定する。位置情報記憶部53には、登山者Bの日時と現在位置との履歴とが残されているため、遭難情報管理部58が現在位置と日時とが近い登山者Bを特定する。複数の登山者Bが特定されれが、そのすべての登山者Bが該当する。
ステップS93では、遭難情報管理部58は、送信・受信部57を介して、登山者Bの携帯端末10に通信ログをサーバ50に送信するように指示する。携帯端末10は、通信ログ記憶部16から、送信・受信部19を介して通信ログをサーバ10に送る。通信ログは、Bluetooth(登録商標)などで数m程度の短距離無線で携帯端末10同士が交信した履歴である。通信ログには、携帯端末10ごとに特徴ある数字又は符号、及び通信した日時を含んでいる。
ステップS94では、遭難情報管理部58は、送られてきた通信ログに基づいて、遭難した登山者Aとの通信ログを有している登山者Bを特定する。
ステップS95では、遭難情報管理部58は、遭難した登山者Aの通信ログを有する登山者Bに、登山計画書60に記録された外観情報66(図4を参照)を送る。
ステップS96では、地元警察もしくは地元救助隊に、遭難した登山者Aと会った可能性のある登山者Bの連絡先を知らせ、地元警察もしくは地元救助隊は、電話等で登山者Bとに連絡する。すでに登山者Bには、遭難した登山者Aの外観情報66が送られているため、地元警察もしくは地元救助隊は遭難した登山者Aの状況を確認しやすくなっている。
以上、本発明の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。
100 … 登山計画書管理システム
10 … 携帯端末
11 … GPS部、12 … ジャイロスコープ、13 … スピーカ、14 … 滑落判断部、15 … 入力部、16 … 通信ログ記憶部、17 … 時計、18 … LED光源 … 19 … 送信・受信部
20 … 環境/体調計測器
21 … 体調計測部、22 … 環境計測部22、
50 … サーバ
51 … WEB管理部、52 … 計画書記憶部、53 … 位置情報記憶部、54 … 位置情報管理部、55 … 環境記憶部、56 … 危険環境判断部、57 … 送信・受信部、58 … 遭難情報管理部
60 … 登山計画書

Claims (8)

  1. 登山者が入山にあたって必要な情報を管理する登山計画書管理システムであって、
    GPSによる位置情報を検出するGPS部と前記位置情報を送信する端末送信部とを有し、前記登山者が携帯する第1携帯端末と、
    前記登山者が記入した前記登山計画書を記憶する計画書記憶部と、前記第1端末機器から送信された前記位置情報を受信するサーバ受信部と、前記位置情報を記憶する位置情報記憶部と、前記登山者が記入した前記登山計画書の下山口及び下山日時と前記位置情報とに基づいて前記登山者の下山を判断する位置情報管理部と、前記登山者が下山していないと前記位置情報管理部が判断した場合に前記登山計画書に記載された関係者に下山未完情報を送信するサーバ送信部と、を有するサーバと、
    を備える登山計画書管理システム。
  2. 前記位置情報管理部は、前記登山計画書の入山口から前記下山口までの経路において、前記GPS部からの位置情報を受信した場合に、前記登山者の下山を判断する請求項1に記載の登山計画書管理システム。
  3. 前記第1携帯端末は、時間を計測する時計と、落下を検出する検出器と、前記時間と前記落下とに基づいて滑落か否かを判定する滑落判定部と、を有し、
    前記端末送信部は、前記滑落と判定した場合に滑落情報を前記サーバ受信部に送信し、
    前記サーバ送信部は前記関係者に前記滑落情報を送信する請求項1又は請求項2に記載の登山計画書管理システム。
  4. 前記第1端末送信部は、前記滑落と判定した場合に前記GPS部による位置情報を前記サーバ受信部に送信し、
    前記サーバ送信部は、前記滑落したと判断した際の前記位置情報と前記位置情報記憶部に記録された他の登山者の位置情報とに基づいて、前記滑落した位置情報から第1範囲内にいる前記他の登山者の第2携帯端末に対して前記滑落情報を送信する請求項3に記載の登山計画書管理システム。
  5. 前記第1携帯端末は、音を発するスピーカと光を発する光源とを有し、
    前記位置情報管理部は、前記他の登山者の第2携帯端末が前記第1範囲よりも狭い第2範囲内に入った判断した際に、前記サーバ送信部は、前記第1携帯端末に前記音と前記光とを発するように信号を送信する請求項4に記載の登山計画書管理システム。
  6. 前記第1携帯端末は、
    前記登山者の脈拍数、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO)、血圧又は体温の少なくとも一つの体調を計測する体調計測器と、
    前記脈拍数、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO)、血圧又は体温に基づいて前記登山者の体調異常を検出する体調異常検出部と、を有し、
    前記端末送信部は、前記体調異常を検出した際に、前記体調異常を前記サーバ受信部に送信し、
    前記サーバ送信部は、前記関係者に前記体調異常情報を送信する請求項1又は請求項2に記載の登山計画書管理システム。
  7. 前記第1端末送信部は、前記体調異常を検出した際に前記GPS部による位置情報を前記サーバ受信部に送信し、
    前記位置情報管理部は、前記体調異常したと判断した際の前記位置情報と前記位置情報記憶部に記録された他の登山者の位置情報とを判断し、前記サーバ送信部は、前記体調異常を検出した際の位置情報から第1範囲内にいる前記他の登山者の第2携帯端末に対して前記体調異常情報を送信する請求項6に記載の登山計画書管理システム。
  8. 前記第1携帯端末は、該第1携帯端末の周囲の気温、湿度、気圧、風速、有毒ガス又は落雷の少なくとも一つの環境情報を計測する環境計測器を有し、
    前記端末送信部は、前記気温、湿度、気圧、風速、有毒ガス又は落雷の少なくとも一つの環境情報と前記GPS部による位置情報とを前記サーバ受信部に送信し、
    前記サーバは、前記環境情報に基づいて危険環境があると判断する危険環境判断部を有し、
    前記サーバ送信部は、前記位置情報から第1範囲内にいる前記他の登山者の第2携帯端末に対して前記危険環境情報を送信する請求項1又は請求項2に記載の登山計画書管理システム。
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