JP2014048979A - 情報処理システム、識別情報決定装置、識別情報決定方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、識別情報決定装置、識別情報決定方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】構成が変化した場合であっても、情報処理システムの識別情報をより適切に決定できるようにする技術を提供する。
【解決手段】サーバ1−0のSP20は、情報処理システムのシステムシリアル番号を決定する場合、全サーバ1のFRU30のメモリ32に保存されている装置シリアル番号303、及び回数カウント値格納領域304内の回数カウント値を取得する。サーバ1−0のSP20は、取得した装置シリアル番号303のなかでメモリ32のシステムシリアル番号302と一致するものがあれば、一致する装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用する。一致するものがなければ、最大の回数カウント値の装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用する。取得した回数カウント値が全て0か、或いは最大のカウント値が複数、存在すれば、最小の装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の情報処理装置を用いて構築される情報処理システムの識別情報を決定するための技術に関する。
近年、ネットワークの普及により、ネットワークに接続された情報処理装置(コンピュータ)であるサーバは、サービスの提供に広く用いられている。そのようなサーバでは、ネットワークを介して多くの人がタイムリにサービスを利用できるようにすることが要求される。このため、サーバには、高い処理能力、及び高い信頼性が求められる。
そのため近年は、より高い処理能力、及びより高い信頼性を実現するために複数台のサーバをネットワークに接続し、複数台のサーバを1台のサーバのように用いることが行われている。ここでの情報処理システムとは、目的の実現のために複数台のサーバ(情報処理装置)により構築されたシステムを指す意味で用いる。
このような情報処理システムには、他の情報処理システムと区別するための識別情報(以降「システム識別情報」)が割り当てられるのが普通である。サーバに実行させるアプリケーション・プログラム(以降「アプリケーション」と略記)のライセンスは、システム識別情報を用いて管理されることが多い。これは、同じ情報処理システムに属する全てのサーバを1つの情報で管理することにより、その管理が容易に行えるからである。
従来、情報処理システムでのシステム識別情報の割り当ては、保守員により行われていた。また、管理操作端末を用いて、情報処理システムに含まれる装置の識別情報の管理を行うことも行われている。
特開2007−172049号公報
情報処理システムでは、属するサーバの故障等によって構成が変化する場合がある。また、サーバ1台当たりの負荷を軽減させるために、サーバの追加が行われる場合もある。そのように構成が変化する場合、システム識別情報の決定が再度、行われるのが普通である。この識別情報の再決定は、保守員の作業を軽減するためにも、自動で行われることが望ましい。
ところで、情報処理システムに属する各サーバには、他のサーバと区別するための識別情報(以降「装置識別情報」)が割り当てられている。そのため、例えば、システム識別情報の決定方法として、情報処理システムに属するサーバのなかから1台を選択し、選択したサーバの装置識別情報をシステム識別情報として採用することが考えられる。
各サーバに割り当てられる装置識別情報は、通常、互いに異なるユニークな情報であるが、選択された1台のサーバの装置識別情報をシステム識別情報として採用する方法では、その1台のサーバが故障等によって動作しない場合、決定されるシステム識別情報が変化することになる。このシステム識別情報の変化は、アプリケーションのライセンス等を考慮すれば望ましくない。しかし、保守員にシステム識別情報を決定させる方法では、保守員の負担が大きい。このようなことから、構成の変化が発生しても、適切なシステム識別情報を自律的に決定できるようにすることが望ましいと云える。
本発明の1側面は、構成が変化した場合であっても、情報処理システムの識別情報をより適切に決定できるようにする技術を提供することを目的とする。
本発明を適用した1システムでは、複数台の情報処理装置を備え、各情報処理装置に互いに異なる識別情報として割り当てられた装置識別情報を収集する情報収集手段と、各情報収集手段に割り当てられた装置識別情報毎に、該装置識別情報が情報処理システムのシステム識別情報として用いられたか否かを表す履歴情報を格納した格納手段と、格納手段に格納された履歴情報、及び情報収集手段が収集する装置識別情報を参照し、情報収集手段が収集した装置識別情報のなかからシステム識別情報を決定する決定手段と、を有する。
本発明を適用した場合には、構成が変化した場合であっても、情報処理システムの識別情報をより適切に決定することができる。
本実施形態による情報処理システムの構成例を説明する図である。 システムシリアル番号の決定のためにマスターに収集されるデータを説明する図である。 システムシリアル番号の決定によりマスターから各スレーブに通知されるデータを説明する図である。 既存の情報処理システムに1台のサーバを追加するケースで決定されるシステムシリアル番号を説明する図である。 既存の情報システムを2つの情報処理システムに分割するケースで決定されるシステムシリアル番号を説明する図である。 既存の2つの情報システムを1つの情報処理システムに結合し、その後、構成の異なる2つの情報システムに分割するケースで決定されるシステムシリアル番号を説明する図である(その1)。 既存の2つの情報システムを1つの情報処理システムに結合し、その後、構成の異なる2つの情報システムに分割するケースで決定されるシステムシリアル番号を説明する図である(その2)。 システムシリアル番号登録処理のフローチャートである。 活性減設時にマスターのサーバに搭載されたSP、及び減設されるスレーブのサーバに搭載されたSPがそれぞれ実行する処理の流れを表すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態による情報処理システムの構成例を説明する図である。本実施形態による情報処理システムは、図1に表すように、情報処理装置であるサーバ1(1−0〜1−i)をi+1台、ネットワーク2及び3にそれぞれ接続した構成となっている。iは、ここでは2以上の整数である。
各サーバ1は、例えば、1つ以上のシステムボード10、ディスク装置12、1つ以上のNIC(Network Interface Card)14、SP(Service Processer)20、1つ以上のFRU(Field Replaceable Unit)30を備えている。
システムボード10は、複数のCPU(Central Processing Unit)101、及びメモリ103を備えており、1台の情報処理装置のように動作する。ディスク装置12は、例えばハードディスク装置であり、システムボード10との間でデータの入出力を行う。NIC14は、例えばネットワーク2を介してデータの送受信を行うための通信装置である。システムボード10、ディスク装置12、及びNIC14は共に不図示のバスに接続されている。
SP20は、搭載されたサーバ1を管理するための管理装置であり、例えば、CPU21、メモリ22、ROM(Read Only Memory)23、NIC24及び25を備えた1台の情報処理装置(コンピュータ)となっている。それらは不図示のバスに接続されている。
NIC24は、例えばネットワーク3を介した通信に用いられる。NIC25は、コンソール4との接続に用いられる。ROM23には、CPU21が管理用に実行するファームウェアが格納されている。CPU21は、ファームウェアを実行することにより、サーバ1全体の管理を行う。システムボード10の起動/終了等は、CPU21の指示によって行われる。
FRU30は、保守員によって交換される保守対象コンポーネントであり、コントローラ31、及びメモリ32を備えている。このメモリ32は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。メモリ32には、管理フラグ301、システムシリアル番号302、及び装置シリアル番号303の各種データが格納され、回数カウント値格納領域304が確保されている。
システムシリアル番号302は、情報処理システムで決定されたシステム識別情報である。装置シリアル番号303は、自サーバ1に割り当てられた装置識別情報である。「装置シリアル番号」に続けて表記の「#0」「#1」等は、装置シリアル番号303の実際の内容が「0」「1」であることを表している。
メモリ32に保存されたシステムシリアル番号302は、決定されたシステムシリアル番号を表すデータであり、決定する対象であるシステムシリアル番号とは異なる。それらの間の相違を明確にするために、302の符号は、データとして保存されたシステムシリアル番号、及びデータとして読み出されたシステムシリアル番号にのみ付すこととする。
回数カウント値格納領域304には、自サーバ1の装置シリアル番号303がシステムシリアル番号302として採用された回数を表すカウント値が格納される。以降、このカウント値は「回数カウント値」と表記する。その回数カウント値の初期値は0であり、その回数カウント値は、装置シリアル番号303が採用される度にインクリメントされると想定する。この回数カウント値は、自サーバ1の装置シリアル番号303がシステムシリアル番号302として採用されたか否かを表す情報に相当する。
管理フラグ301は、自サーバ1に割り当てられた役割を指定するデータである。その役割は、マスター(Master)、スタンバイ(Standby)、及びスレーブ(Slave)のうちの何れかである。この管理フラグ301、及び装置シリアル番号303は少なくとも、コンソール4をサーバ1のSP20に接続させて更新させることができる。
本実施形態では、情報処理システムに属する1台のサーバ1にシステムシリアル番号302を決定させるようにしている。マスターは、そのシステムシリアル番号302の決定を行うべきサーバ1のことである。このことから、本実施形態による識別情報決定装置は、マスターとされたサーバ1が相当する。スタンバイ、及びスレーブは共に、システムシリアル番号302の決定を行わないサーバ1のことである。スタンバイは、システムボード10を指示に従って、必要に応じて起動させるサーバ1であり、スレーブは、システムボード10を基本的には常時、動作させるサーバ1である。以降、特に断らない限り、スレーブはスタンバイ、及びスレーブを含む意味で用いる。
本実施形態では、システムシリアル番号の決定に係わる処理はSP20に行わせるようにしている。FRU30のメモリ32に格納される各データ301〜304は、システムシリアル番号の決定に用いられる。そのようなデータ301〜304をFRU30のメモリ32に保存させているのは、SP20を交換させる可能性があるからである。言い換えれば、SP20等の交換を行ったとしても、その交換によって決定されるシステムシリアル番号302が変化するようなことを回避させるためである。
マスターとされたサーバ1のSP20によるシステムシリアル番号の決定は、以下のようにして行われる。図2〜図7を参照し、具体的に説明する。
図2は、システムシリアル番号の決定のためにマスターに収集されるデータを説明する図である。この図2では、マスターはサーバ1−0、他のサーバ1−1〜1−3は全てスレーブである。図2中の各スレーブからマスターに向けた矢印は、各スレーブからマスターに収集された装置シリアル番号303の内容を表している。
図2に表記の「装置0 シリアル:A」は、「装置0」と表記のサーバ1−0の装置シリアル番号303の内容が「A」であることを表している。「装置1 シリアル:B」は、「装置1」と表記のサーバ1−1の装置シリアル番号303の内容が「B」であることを表している。これは、他も同様である。それにより、図2では、矢印により、サーバ1−1からはBを値とする装置シリアル番号303が収集されたことを表している。同様に、サーバ1−2からはCを値とする装置シリアル番号303が、サーバ1−3からはDを値とする装置シリアル番号303がそれぞれ収集されたことを表している。
図2では、上記のように、装置シリアル番号303の内容に加えて、各サーバ1を区別するための数字「0」〜「3」を「装置」に続けて表記している。そのような表記法を用いているのは、サーバ1毎に、そのサーバ1と、そのサーバ1から収集される装置シリアル番号303の内容との関係を表すと共に、サーバ1のなかでマスターとなっているサーバ1を明確に表すためである。それにより、マスターと想定するサーバ1には「装置0」を表記している。このことから、複数の情報処理システムを表す図5〜図7では、情報システム毎に、1台のサーバ1に「装置0」を表記している。
各サーバ1−0〜1−3のSP20は、FRU30のコントローラ31に指示して、メモリ32に格納された装置シリアル番号303、及び回数カウント値を取得する。次にSP20は、FRU30のコントローラ31に指示して、メモリ32に格納された管理フラグ301を取得する。それにより、各サーバ1−0〜1−3のSP20は、自サーバ1の役割を認識し、以降、その認識結果に応じて動作する。
サーバ1−0のSP20は、管理フラグ301から自サーバ1−0の役割をマスターと認識して、メモリ22に作業領域201を確保し、その作業領域201に、取得した装置シリアル番号303、及び回数カウント値を格納する。次に、SP20は、スレーブとなっている全サーバ1−1〜1−3のSP20から、装置シリアル番号303、及び回数カウント値を収集し、その作業領域201に保存する。図2中に表記の各矢印は、各サーバ1−1〜1−3のSP20から、装置シリアル番号303に加えて、回数カウント値もサーバ1−0のSP20が収集することを表している。
この作業領域201に表記の「システム」はシステムシリアル番号を表している。上記のように、「装置0」〜「装置3」は、それぞれ、対応するサーバ1を表している。より具体的には、装置0〜3はそれぞれサーバ1−0〜1−3を表している。「A」〜「D」は、それぞれ、装置0〜3と表記のサーバ1−0〜1−3の装置シリアル番号303の内容を表している。このようなことから、図2の作業領域201は、スレーブとなっている全サーバ1−1〜1−3のSP20からのデータ収集を行った後の状態を表している。
サーバ1−0のSP20は、データ収集を行った後、FRU30のコントローラ31に指示して、メモリ32に格納されたシステムシリアル番号302を取得する。次にSP20は、取得したシステムシリアル番号302を、作業領域201に保存された装置シリアル番号303と比較することにより、そのシステムシリアル番号302と一致する装置シリアル番号303が存在するか否かを確認する。そのシステムシリアル番号302と一致する装置シリアル番号303が存在する場合、SP20は、その装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用する。
このようなことから、直前のシステムシリアル番号の決定の際、そのシステムシリアル番号として採用された装置シリアル番号303を有するサーバ1(ここではサーバ1−0)が現在も存在すれば、同じシステムシリアル番号が決定されることとなる。このため、同じサーバ1をマスターとしている場合、システムシリアル番号として採用された装置シリアル番号303が割り当てられているサーバ1が存在するという条件が満たされる限り、決定されるシステムシリアル番号は変化しない。それにより、直前に決定されたシステムシリアル番号302は最優先で採用される。
システムシリアル番号302と一致する装置シリアル番号303が存在しない場合、SP20は、直前とは異なるシステムシリアル番号を決定することになる。その場合、SP20は、作業領域201を参照し、回数カウント値が1以上となっている装置シリアル番号303を抽出し、抽出した装置シリアル番号303のなかからシステムシリアル番号として採用すべき装置シリアル番号303の特定を行う。装置シリアル番号303を抽出できなかった場合、SP20は、装置シリアル番号303のなかの一つを予め定めた規則に従って選択し、選択した装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用する。
回数カウント値が1以上となっている装置シリアル番号303のなかからシステムシリアル番号とする装置シリアル番号303を選択するのは、直前より前に決定されたシステムシリアル番号を優先的に決定するためである。そのようにシステムシリアル番号を決定することにより、決定されるシステムシリアル番号の変化を抑えることができる。本実施形態では、回数カウント値が最大の装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用するようにしている。これは、決定されるシステムシリアル番号の変化をより抑えられるためである。
情報処理システムの構成は、一時的に変更することが有り得る。このことから、回数カウント値の他に、最後に採用された日時も履歴情報として保存し、直前より前にシステムシリアル番号として採用された装置シリアル番号303のなかで最後に採用された装置シリアル番号をシステムシリアル番号として採用するようにしても良い。
上記のように、管理フラグ301は、端末(コンソール4)からの入力情報によって変更することができる。このことから、マスターとするサーバ1は、自サーバ1の装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用することを意図して選択したとして、そのサーバ1の装置シリアル番号303を優先的にシステムシリアル番号として採用させるようにしても良い。
回数カウント値が1以上となっている装置シリアル番号303を抽出できない場合、本実施形態では、装置シリアル番号303のなかで値が最小の装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用するようにしている。それにより、図2に表すケースでは、サーバ1−0の装置シリアル番号303の値であるAがシステムシリアル番号として採用されている。
マスターとされたサーバ1−0のSP20は、上記のように、システムシリアル番号を決定する。決定されたシステムシリアル番号は、FRU30のメモリ32にシステムシリアル番号302として保存され、図3に表す矢印のように、スレーブとなっている全サーバ1−1〜1−3のSP20に通知される。それにより、各サーバ1−1〜1−3のSP20は、通知されたシステムシリアル番号をFRU30のメモリ32にシステムシリアル番号302として保存する。そのため、サーバ1−0以外のサーバ1に変更があっても、サーバ1−0が属する情報処理システムでは、次もサーバ1−0の装置シリアル番号303がシステムシリアル番号として採用されることとなる。
サーバ1−0の装置シリアル番号303の値であるAは、他のサーバ1−1〜1−3の装置シリアル番号303の値より小さい。このことから、Aの値のシステムシリアル番号302を何れのサーバ1−0〜1−3が保存していなくとも、各サーバ1−0〜1―3の何れの装置シリアル番号303もシステムシリアル番号として採用されていない場合、サーバ1−0の装置シリアル番号303がシステムシリアル番号として採用される。サーバ1−0に保存されている回数カウント値が最大であった場合も、サーバ1−0の装置シリアル番号303がシステムシリアル番号として採用される。
図2に表すようなデータ収集、システムシリアル番号の決定、及び図3に表すようなシステムシリアル番号の通知は、マスター、スレーブの各サーバ1に搭載されたSP20のCPU21が、ROM23に格納されたファームウェアを実行することで実現される。 ここで、図4の説明を行う前に、そのファームウェアによって実現される処理について、図8、及び図9を参照して詳細に説明する。
図8は、システムシリアル番号登録処理のフローチャートである。このシステムシリアル番号登録処理は、マスター、スレーブの各サーバ1のSP20に分けて、システムシリアル番号の決定のために実行するSP20の処理を抽出して、その流れを表したものである。図8に表すような処理、及びその流れは、マスター、スレーブの各サーバ1のSP20に搭載されたCPU21が、それぞれ、ROM23に格納されているファームウェアを実行することで実現される。始めに図8を参照し、マスター、スレーブの各サーバ1のSP20の動作について詳細に説明する。ここでは、便宜的に、マスターのサーバ1には1M、スレーブのサーバ1には1Sをそれぞれ符号として用いることとする。
図8に表すシステムシリアル番号登録処理は、ネットワーク3にSP20を接続させているサーバ1が全て情報処理システムを構成すると想定した場合の処理である。情報処理システムを構成するサーバ1の組み合わせは、その組み合わせを表す設定情報により、各サーバ1のSP20が特定できるようにしても良い。
システムシリアル番号登録処理は、SP20の起動時に行われる。これは、情報処理システムの構成を変更する場合、一度、電源をオフさせることが多いからである。図8では、便宜的に、マスター、スレーブの各サーバ1M、1Sが実行する同じ内容の処理は、1つのみ表している。1つのみ表した処理については、サーバ1M、1Sに分けての説明は行わない。
マスター、スレーブの各サーバ1M、1SのSP20に搭載されたCPU21は、例えば電源の投入により、ROM23からファームウェアをメモリ22に読み出し実行することにより、システムを起動する(SM1、SS1)。次に各SP20のCPU21は、FRU30のコントローラ31にメモリ32に格納された装置シリアル番号303、及び回数カウント値を読み出させて取得する(SM2、SS2)。更に各SP20のCPU21は、FRU30のコントローラ31にメモリ32に格納された管理フラグ301を読み出させて取得することにより、自サーバ1M或いは1Sの役割を認識する(SM3、SS3)。
その認識により、サーバ1Mに搭載されたSP20のCPU21は、メモリ22に作業領域201を確保し、システムシリアル番号の決定に係わる処理を実行することとなる。サーバ1Sに搭載されたSP20のCPU21は、サーバ1Mに搭載されたSP20のCPU21からの指示に応じた処理を実行することとなる。
サーバ1Mに搭載されたSP20のCPU21は、全スレーブのサーバ1SのSP20に対し、装置シリアル番号303、及び回数カウント値の問い合わせを行う(SM4)。その問い合わせは、NIC24を用いることで、ネットワーク3を介して行われる。
各サーバ1Sに搭載されたSP20のCPU20は、上記問い合わせの応答として、取得した装置シリアル番号303、及び回数カウント値を送信する(SS4)。
サーバ1Mに搭載されたSP20のCPU21は、各サーバ1SのSP20から受信した装置シリアル番号303、及び回数カウント値を、自サーバ1Mの装置シリアル番号303、及び回数カウント値と共に作業領域201に保存する。また、CPU21は、FRU30のコントローラ31に指示して、メモリ32に格納されたシステムシリアル番号302を取得する(SM5)。
サーバ1Mに搭載されたSP20のCPU21は、作業領域201を参照し、取得したシステムシリアル番号302と一致する装置シリアル番号303が存在するか否か判定する(SM6)。取得したシステムシリアル番号302と一致する装置シリアル番号303が存在する場合、SM6の判定はYESとなり、次にCPU21は、その装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用する(SM7)。その後はSM11に移行する。取得したシステムシリアル番号302と一致する装置シリアル番号303が存在しない場合、SM6の判定はNOとなり、SM8に移行する。
SM8では、CPU21は、作業領域201を参照し、回数カウント値が最も大きいサーバ1が存在するか否か判定する。回数カウント値が最も大きいサーバ1が1台であった場合、SM8の判定はYESとなり、次にCPU21は、回数カウント値が最も大きいサーバ1の装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用する。その後は上記SM11に移行する。回数カウント値が最も大きいサーバ1が複数台、存在する場合、或いは回数カウント値が全て0であった場合、SM8の判定はNOとなってSM10に移行する。
SM10では、CPU21は、作業領域201を参照して、最も小さい装置シリアル番号303を特定し、特定した装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用する。それにより、本実施形態では、回数カウント値が最も大きいサーバ1が複数台、存在する場合、その複数台のサーバ1の装置シリアル番号303のなかで最小の装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用する。その後は上記SM11に移行する。
SM11では、CPU21は、決定したシステムシリアル番号を作業領域201に格納すると共に、決定したシステムシリアル番号を全サーバ1Sに搭載されたSP20に送信する。
各サーバ1Sに搭載されたSP20のCPU21は、送信されたシステムシリアル番号を受信し(SS5)、受信したシステムシリアル番号をFRU30のメモリ32にシステムシリアル番号302として保存させる(SS6)。
システムシリアル番号302を保存させた後、CPU21は、保存させたシステムシリアル番号302が自サーバ1Sの装置シリアル番号303と一致するか否か判定する(SS7)。それらが一致する場合、つまり自サーバ1Sの装置シリアル番号303がシステムシリアル番号として採用された場合、SS7の判定はYESとなる。この場合、次にCPU21は、FRU30のメモリ32に確保された回数カウント値格納領域304内の回数カウント値をインクリメントする(SS8)。このインクリメントの後、サーバ1Sに搭載されたSP20のCPU21によるシステムシリアル番号登録処理が終了する。保存させたシステムシリアル番号302が自サーバ1Sの装置シリアル番号303と一致しない場合、SS7の判定はNOとなり、ここでそのシステムシリアル番号登録処理が終了する。
サーバ1Mに搭載されたSP20のCPU21は、決定したシステムシリアル番号を送信した後、そのシステムシリアル番号をFRU30のメモリ32内にシステムシリアル番号302として保存させる(SM12)。
次にCPU21は、保存させたシステムシリアル番号302が自サーバ1Mの装置シリアル番号303と一致するか否か判定する(SM13)。それらが一致する場合、つまり自サーバ1Mの装置シリアル番号303をシステムシリアル番号として採用した場合、SM13の判定はYESとなる。この場合、次にCPU21は、FRU30のメモリ32に確保された回数カウント値格納領域304内の回数カウント値をインクリメントする(SM14)。このインクリメントの後、サーバ1Mに搭載されたSP20のCPU21によるシステムシリアル番号登録処理が終了する。保存させたシステムシリアル番号302が自サーバ1Mの装置シリアル番号303と一致しない場合、SM13の判定はNOとなり、ここでそのシステムシリアル番号登録処理が終了する。
マスターのサーバ1MのSP20、及び各スレーブのサーバ1SのSP20では、上記のようなシステムシリアル番号登録処理が実行される。この結果、図2、及び図3を参照して説明した動作、更には図4〜図7を参照して後述するようなシステムシリアル番号の決定が実現される。
図9は、活性減設時にマスターのサーバに搭載されたSP、及び減設されるスレーブのサーバに搭載されたSPがそれぞれ実行する処理の流れを表すフローチャートである。次に図9を参照し、活性減設時における、マスター、及び減設されるスレーブの各サーバ1に搭載されたSP20の動作について詳細に説明する。図9に表すような処理、及びその流れも、マスター、及び減設されるスレーブの各サーバ1のSP20に搭載されたCPU21が、それぞれ、ROM23に格納されているファームウェアを実行することで実現される。
活性減設を行う場合、マスターのサーバ1Mに搭載されたSP20には、コンソール4が接続され、コンソール4の保守員により、切り離すサーバ1Sが指定される。SP20のCPU21は、その指定を入力し(SM21)、指定されたサーバ1SのSP20に、システムシリアル番号302の削除を指示する(SM22)。
切り離されるサーバ1Sに搭載されたSP20のCPU21は、上記指示の受信により、FRU30のコントローラ31に、メモリ32上のシステムシリアル番号302を削除させ、その旨をサーバ1MのSP20に応答として通知する(SS21)。次に、サーバ1Sに搭載されたSP20のCPU21は、システムボード10等が動作していれば動作を終了させた後、自SP20の動作自体も停止させる(SS22)。それにより、活性減設のための一連の処理が終了する。
サーバ1Mに搭載されたSP20のCPU21は、システムシリアル番号302の削除を指示した後、その指示を送信したサーバ1Sに搭載のSP20からシステムシリアル番号302の削除が通知されるのを待つ。その通知が受信されると、次にCPU21は、作業領域201に格納されているシステムシリアル番号302が、切り離しが指示されたサーバ1Sの装置シリアル番号303と一致するか否か判定する(SM23)。それらが一致しない場合、SM23の判定はNOとなり、ここで一連の処理が終了する。それらが一致する場合、SM23の判定はYESとなって、SM24に移行する。
SM23でのYESの判定は、現在のシステムシリアル番号として採用した装置シリアル番号303を有するサーバ1Sが活殺減設の対象になったことを意味する。このことから、SM24以降では、新たにシステムシリアル番号を決定するための処理が行われる。
SM24では、CPU21は、FRU30のメモリ32上に保存されたシステムシリアル番号302を削除させる。次にCPU21は、情報処理システムに残っている全サーバ1SのSP20に再起動を指示し、自SP20も再起動させる(SM25)。それにより、図8に表すシステムシリアル番号登録処理が、情報処理システムに残っている全サーバ1により実行される(SM26)。その後、全サーバ1に搭載されたSP20のCPU21は、運用のための通常処理の実行を開始する。
図4〜図7の説明に戻る。
図4〜図7は、情報処理装置の構成を変更するケース別に、決定されるシステムシリアル番号を説明する図である。次に、図4〜図7を参照し、ケース別に、決定されるシステムシリアル番号について具体的に説明する。図8に表す処理、更には図9に表す処理は、図4〜図7に表すようなシステムシリアル番号の決定を実現させる。
図4〜図7でも、上記のように、各サーバ1を区別するための数字「0」〜「3」を「装置」に続けて表記している。そのような表記法を用いることにより、サーバ1毎に、そのサーバ1と、そのサーバ1が有する装置シリアル番号303の内容との関係を表すと共に、情報処理システムのなかでマスターとなっているサーバ1を明確にさせている。マスターは「装置0」を表記のサーバ1である。
図4は、既存の情報処理システムに1台のサーバを追加するケースで決定されるシステムシリアル番号を説明する図である。ここでの既存の情報処理システムは、3台のサーバ1−0〜1−2を備えている。追加されるのは1台のサーバ1―3である。マスターはサーバ1−0である。
3台のサーバ1−0〜1−2を備えた既存の情報処理システムでは、マスターのサーバ1−0によって、その装置シリアル番号303の値であるAがシステムシリアル番号として採用されている。その既存の情報処理システムに1台のサーバ1−3を追加しても、マスターをサーバ1−0〜103のうちの何れかとする限り、サーバ1−0の装置シリアル番号303の値であるAがシステムシリアル番号として採用される。サーバ1−3に自サーバ1−3の装置シリアル番号303がシステムシリアル番号302として保存され、且つそのサーバ1−3をマスターとする場合には、サーバ1−3の装置シリアル番号303がシステムシリアル番号として採用される。
図5は、既存の情報システムを2つの情報処理システムに分割するケースで決定されるシステムシリアル番号を説明する図である。ここでの既存の情報処理システムは、4台のサーバ1−0〜1−3を備えている。この情報処理システムの分割は、2台のサーバ1−0、1−1と、2台のサーバ1−2、1−3とに分けることで行われる。分割後の各情報処理システムのマスターは、サーバ1−0、1−2である。
分割後のサーバ1−0、1−2には、それぞれ「装置0 シリアル:A」「装置0 シリアル:C」と表記している。これらの表記中の「装置0」はマスターであることを表している。これは、図6及び図7でも同様である。
4台のサーバ1−0〜1−2を備えた既存の情報処理システムでは、マスターのサーバ1−0によって、その装置シリアル番号303の値であるAがシステムシリアル番号として採用されている。その既存の情報処理システムを、2台のサーバ1−0、1−1を有する情報処理システムと、2台のサーバ1−2、1−3を有する情報処理システムとに分割した場合、各情報処理システムでシステムシリアル番号の決定が行われる。但し、分割の際にスレーブだった2台のサーバ1−2、1−3は、図9に表す処理により、システムシリアル番号が削除される。それにより、図4に表すケースでは、サーバ1−0、1−2の各装置シリアル番号303がそれぞれシステムシリアル番号として採用されている。
サーバ1−0を含む情報処理システムでは、サーバ1−0、1−1にそれぞれAを値とするシステムシリアル番号302が保存されている。このため、サーバ1−0の装置シリアル番号303が再度、システムシリアル番号として採用される。
サーバ1−2を含む情報処理システムでは、たとえAの値のシステムシリアル番号302をサーバ1−2、1−3の何れかが保存していたとしても、分離される際にAの値のシステムシリアル番号302は削除されるため、そのシステムシリアル番号302は今回のシステムシリアル番号として決定することはない。サーバ1−2の装置シリアル番号303の値であるCは、サーバ1−2に保存されている回数カウント値が最大である場合、或いはサーバ1−2、1−3にそれぞれ保存されている回数カウント値が共に0である場合、システムシリアル番号として採用される。
図6は、既存の2つの情報システムを1つの情報処理システムに結合し、その後、構成の異なる2つの情報システムに分割するケースで決定されるシステムシリアル番号を説明する図である。ここでの既存の2つの情報処理システムは、4台のサーバ1−0〜1−3を備えている情報処理システム601、及び2台のサーバ1−4、1−5を備えた情報処理システム602である。これらを全て含む結合後の情報処理システム603は、2台のサーバ1−0、1−1を備えた情報処理システム604、及び4台のサーバ1−2〜1−5を備えた情報処理システム605に分割される。
情報処理システム601では、システムシリアル番号として、サーバ1−0の装置シリアル番号303が採用され、情報処理システム602では、システムシリアル番号として、サーバ1−4の装置シリアル番号303が採用されている。図6に表記の「システムシリアル:A」「システムシリアル:E」は、このことを表している。
この2つの情報処理システム601、602を結合させた情報処理システム603でサーバ1−0をマスターとした場合、システムシリアル番号として、そのサーバ1−0の装置シリアル番号303が採用される。これは、サーバ1−0には、自サーバ1−0の装置シリアル番号303がシステムシリアル番号302として保存されているからである。
この情報処理システム603を分割して得られる情報処理システム604では、サーバ1−0がマスターとなっている。このため、この情報処理システム603でも、サーバ1−0の装置シリアル番号303がシステムシリアル番号として採用される。
上記情報処理システム603を分割して得られる情報処理システム605では、サーバ1−4がマスターとなっている。このとき、各サーバ1−2〜1−5にAの値のシステムシリアル番号302が保存されていても、分離される際に各サーバ1−2〜1−5はスレーブであるためAの値のシステムシリアル番号302は削除される。その結果Aの値の装置シリアル番号303を有するサーバは情報処理システム605には存在しない。このため、最大の回数カウント値を保存したサーバ1−4の装置シリアル番号303がシステムシリアル番号として採用されている。
図7は、図6と同様に、既存の2つの情報システムを1つの情報処理システムに結合し、その後、構成の異なる2つの情報システムに分割するケースで決定されるシステムシリアル番号を説明する図である。図6とは、結合後の情報処理システム603を、2台のサーバ1−0、1−4を備えた情報処理システム611、及び4台のサーバ1−1〜1−3及び1−5を備えた情報処理システム612に分割している点で相違する。
情報処理システム611では、サーバ1−0がマスターであることから、サーバ1−0に保存されたシステムシリアル番号302により、そのサーバ1−0の装置シリアル番号303がシステムシリアル番号として採用される。
情報処理システム612では、情報処理システム602でシステムシリアル番号として採用された値のEを装置シリアル番号303の値とするサーバ1−4は存在しない。分離される際に各サーバ1−1〜1−3、1−5はスレーブであるためAの値のシステムシリアル番号302は削除される。このため、情報処理システム612では、回数カウント値が最大の装置シリアル番号303、或いは最小の装置シリアル番号303がシステムシリアル番号として採用される。図7では、そのシステムシリアル番号として、サーバ1−1の装置シリアル番号303が採用されたことを表している。
なお、本実施形態では、情報処理システムを構成するサーバ1のうちの1台を、システムシリアル番号を決定する識別情報決定装置として用いているが、この識別情報決定装置はサーバ1以外の情報処理装置に搭載させても良い。その場合、識別情報決定装置は、複数の情報処理システムのシステムシリアル番号の決定に用いても良い。
装置シリアル番号303は、対象とする情報処理システムの構成が変化する以外に、情報処理システム自体の追加/削除が行われる可能性がある。このことから、識別情報決定装置は、必要に応じて各サーバ1から装置シリアル番号303を収集することが望ましい。回数カウント値については、収集された装置シリアル番号303毎に、識別情報決定装置に更新させても良い。このような変形以外にも様々な変形を行うことができる。
1、1−0〜1−5 サーバ
2、3 ネットワーク
20 SP
21 CPU
22 メモリ
23 ROM
24、25 NIC
30 FRU
31 コントローラ
32 メモリ
301 管理フラグ
302 システムシリアル番号
303 装置シリアル番号
304 回数カウント値格納領域

Claims (8)

  1. 複数台の情報処理装置を備えた情報処理システムにおいて、
    各情報処理装置に互いに異なる識別情報として割り当てられた装置識別情報を収集する情報収集手段と、
    前記各情報収集手段に割り当てられた装置識別情報毎に、該装置識別情報が前記情報処理システムのシステム識別情報として用いられたか否かを表す履歴情報を格納した格納手段と、
    前記格納手段に格納された前記履歴情報、及び前記情報収集手段が収集する前記装置識別情報を参照し、前記情報収集手段が収集した前記装置識別情報のなかから前記システム識別情報を決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記履歴情報には、直前に決定された前記システム識別情報を表す直前決定情報が含まれ、
    前記決定手段は、前記直前決定情報が表す前記システム識別情報と一致する装置識別情報を前記情報収集手段が収集していた場合、該一致する装置識別情報を前記システム識別情報として決定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記各情報処理装置は、前記履歴情報として、前記直前決定情報、及び自身に割り当てられた装置識別情報が前記システム識別情報として過去に採用されたか否かを表す採用情報を保存し、
    前記情報収集手段は、前記各情報処理装置から、前記装置識別情報と共に前記採用情報を収集し、
    前記決定手段は、前記情報収集手段が収集した前記装置識別情報のなかに前記直前情報が表す装置識別情報が存在しない場合に、前記採用情報が前記システム識別情報として採用されたことを表す装置識別情報のなかから前記システム識別情報とする装置識別情報を選択する、
    ことを特徴とする請求項1、または2記載の情報処理システム。
  4. 前記採用情報は、対応する装置識別情報が前記システム識別情報として過去に採用された回数を表す情報であり、
    前記決定手段は、前記情報収集手段が収集した前記装置識別情報のなかに前記直前情報が表す装置識別情報が存在しない場合に、前記採用情報が表す回数が最大の装置識別情報を前記システム識別情報として選択する、
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理システム。
  5. 前記決定手段は、前記情報収集手段が収集した前記採用情報が全て採用されていないことを表していた場合に、予め定められた規則に従って、前記情報収集手段が収集した前記装置識別情報のなかの一つを前記システム識別情報として選択する、
    ことを特徴とする請求項4記載の情報処理システム。
  6. 情報処理システムを構成する各情報処理装置に互いに異なる識別情報として割り当てられた第1の識別情報を収集する情報収集手段と、
    前記第1の識別情報毎に、該第1の識別情報が前記情報処理システムの第2の識別情報として採用されたか否かを表す履歴情報を格納した格納手段と、
    前記格納手段に格納された前記履歴情報、及び前記情報収集手段が収集する前記第1の識別情報を参照し、前記情報収集手段が収集する前記第1の識別情報のなかから前記第2の識別情報を決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする識別情報決定装置。
  7. コンピュータにより、複数台の情報処理装置を備えた情報処理システムの識別情報を決定するための方法であって、
    前記コンピュータに、
    各情報処理装置に互いに異なる識別情報として割り当てられた他の識別情報を収集させ、
    前記他の識別情報毎に、該他の識別情報が前記情報処理システムの前記識別情報として採用されたか否かを表す履歴情報を取得させ、
    取得された履歴情報、及び収集された他の識別情報を参照させ、前記収集された他の識別情報のなかから前記識別情報を決定させる、
    ことを特徴とする識別情報決定方法。
  8. コンピュータに、
    情報処理システムを構成する各情報処理装置に互いに異なる識別情報として割り当てられた第1の識別情報を収集し、
    前記第1の識別情報毎に、該第1の識別情報が前記情報処理システムの第2の識別情報として採用されたか否かを表す履歴情報を取得し、
    取得した履歴情報、及び収集した第1の識別情報を参照し、前記収集した前記第1の識別情報のなかから前記第2の識別情報を決定する、
    処理を実行させるプログラム。
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