JP2014047457A - 高齢者用の衣類 - Google Patents
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Abstract
【課題】着用時の美観を損なうことなく良好な着用感を確保でき、一般の高齢者が抵抗感なく着用できる高齢者用の衣類を提供する。
【解決手段】前身頃2と、後身頃3と、袖部4とを備えた高齢者用の肌着1であって、既製肌着の規格サイズに対応して設定された基準パターンBPに対して、袖付け部5,6の前刳りが深く、後刳りが浅く設定され、前身頃2及び後身頃3の肩先7の位置が前記基準パターンPBと略同じ位置で、肩先7から首先8に到る肩接ぎ部9の水平面に対する角度θが前記基準パターンBPよりも立つように設定されている。
【選択図】図5
【解決手段】前身頃2と、後身頃3と、袖部4とを備えた高齢者用の肌着1であって、既製肌着の規格サイズに対応して設定された基準パターンBPに対して、袖付け部5,6の前刳りが深く、後刳りが浅く設定され、前身頃2及び後身頃3の肩先7の位置が前記基準パターンPBと略同じ位置で、肩先7から首先8に到る肩接ぎ部9の水平面に対する角度θが前記基準パターンBPよりも立つように設定されている。
【選択図】図5
Description
本発明は、前身頃と、後身頃と、袖部とを備えた高齢者用の衣類に関する。
一般に、既製衣類のサイズは日本工業規格で規定されており、成人男子衣料のサイズはJIS L4004で規定され、成人女子用衣料のサイズはJIS L4005で規定されている。当該規格によれば、男女ともに「範囲表示」という表示態様がサイズの表示に用いられる。
成人男子用の上半身用衣類の「範囲表示」は、チェストで規定される基本身体寸法に従ってMサイズ、Lサイズ等に区分して表示される。例えば、チェスト88〜96cmがMサイズに対応し、チェスト96〜104cmがLサイズに対応する。Mサイズの中心値は、チェスト92cmであり、Lサイズの中心値は、チェスト100cmである。
成人女子用の上半身用衣類の「範囲表示」は、バストで規定される基本身体寸法に従ってMサイズ、Lサイズ等に区分して表示される。例えば、バスト79〜87cmがMサイズに対応し、バスト86〜94cmがLサイズに対応する。
既製衣類は、各サイズの中心値に対して定められた数値範囲内の体形の人が快適に着用できるように、基準パターンが設定されており、当該基準パターンに基づいて生地が裁断され、裁断された生地片が縫着されて衣類が完成される。
しかし、平均寿命が長くなった現在、成人といっても20歳の若者から高齢者まで年齢幅が極めて広くなっており、これまでのように同サイズの衣類を単一の基準パターンで製造すると、同じサイズの衣類を着用する全ての人に良好な着心地を与えることが困難であるという問題が生じてきている。
特に高齢者の上半身には、以下の身体的特徴が現れる傾向がある。即ち、身長が低くなり、腰が曲がり後に引ける。僧帽筋や三角筋が萎縮して、なで肩になる。広背筋等の筋力が衰えて肩甲骨下角間幅が広がり胸椎が前傾した猫背になる。猫背とは、首がやや前方に屈み、背が丸くなった姿勢をいう。
そのため、このような身体的な特徴を備えた高齢者が既製の衣類を着用すると、前身頃に撓みを生じる一方で後身頃に突っ張りを感じ、フィット感が得られないため、不快に感じる場合もある。
特許文献1には、肌との摩擦が低く着心地の良いシャツを提供することを目的として、前身頃と後身頃と少なくとも肩を覆う部分を含むシャツであって、前記肩を覆う部分と前身頃及び後身頃の接続部は、肩峰より下った部分に存在し、前記前身頃と後身頃の接続部は、人体の脇の凹み部から下に向いて下がり、脇腹から大臀部の上部に向かう曲線を形成していることを特徴とするシャツが提案されている。
また特許文献2には、老人等の猫背の人が着用時に背中が出ることが無い肌着として、後身頃の脇部位の長さを前身頃の脇部位より長くし、後身頃にポケット部を設け、ポケット部の口部に留めを設けた肌着が提案されている。
特許文献1に記載されたシャツは、人体の凹み部に縫着部が位置するように構成されているために、運動時にシャツと肌とが摩擦して肌に不快感を与えることが回避されるが、上述したような高齢者の体形変化には対応できない。
特許文献2に記載された肌着は、猫背に対応するように実質的に身丈を長くすることができるが、肩接ぎが首側点と肩峰点を結ぶ線分から胸側にずれ、背中の丸みが明らかになる等、見栄えが良くないという問題があった。
また、袖部が無いため直接身に付ける肌着として汎用できず、広い腕周りに対応して袖部を縫着すると、袖部の見栄えが良くないという問題も内在している。
さらに、これらの問題は肌着に限らずスポーツシャツ等のアウターウェアにも同様に存在する。
本発明の目的は、上述の問題点に鑑み、着用時の美観を損なうことなく良好な着用感を確保でき、一般の高齢者が抵抗感なく着用できる高齢者用の衣類を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による高齢者用の衣類の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、前身頃と、後身頃と、袖部とを備えた高齢者用の衣類であって、既製衣類の規格サイズに対応して設定された基準パターンに対して、袖付け部の前刳りが深く、後刳りが浅く設定され、前身頃及び後身頃の肩先の位置が前記基準パターンと略同じ位置で、肩先から首先に到る肩接ぎの水平面に対する角度が前記基準パターンよりも立つように設定されている点にある。
袖付け部の前刳りが深く設定されると実質的に胸幅が狭くなり、また袖付け部の後刳りが浅く設定されると実質的に背幅が広くなる。そのため、袖部に腕を通した着用状態で後身頃に背幅方向の突っ張りを感じることが無くなる。さらに、肩先から首先に到る肩接ぎの水平面に対する角度が基準パターンよりも立つように設定されているため、なで肩に肩接ぎが沿うようになる。しかも、このとき、前身頃及び後身頃の肩先の位置が前記基準パターンと略同じ位置に設定されているため、首先の位置が基準パターンよりも上方に位置することとなり、実質的に身丈が長くなり、身丈方向の突っ張り感も解消される。このような衣類は構成、デザイン上基準パターンと大きく異なることが無いため、着用時の美観を損なうことなく、従って抵抗感なく着用できるようになる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、後首刳りが前記基準パターンより浅く設定され、身丈が前記基準パターンよりも短く設定されている点にある。
首がやや前方に屈んだ姿勢に対応して、後首刳りが前記基準パターンより浅く設定されているので、首がやや前方に屈んだ姿勢であっても、首筋が大きく露出すること無く、また裾部が上方に引き上げられることも無い快適な着用状態を維持できるようになる。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、前身頃と、後身頃と、袖部とを備えた高齢者用の衣類であって、後身頃の袖付け部の刳りが、前身頃の袖付け部の刳りより小さく設定され、前身頃及び後身頃の肩先から首先に到る肩接ぎの水平面に対する角度が20度から40度の範囲に設定されている点にある。
後身頃の袖付け部の刳りが、前身頃の袖付け部の刳りより小さく設定されているため、実質的に胸幅が狭くなるとともに背幅が広くなる。そのため、袖部に腕を通した着用状態で後身頃に背幅方向の突っ張りを感じることが無くなる。さらに、肩先から首先に到る肩接ぎの水平面に対する角度が20度から40度の範囲に設定されているため、なで肩に肩接ぎが沿うようになる。このような構成により肩先が肩峰付近にフィットした状態で、首先の位置が首椎に沿って上方に位置することとなり、実質的に身丈が長くなり、身丈方向の突っ張り感も解消される。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記袖部は、前袖部と後袖部の裁ち端が外方に向けて揃えられ、針糸の張力を弱めた状態でオーバーロック縫いされた袖縫い部を備えている点にある。
袖縫い部の裁ち端が外方に向けて揃えられているので、腕を動かしてもその立ち上がり部が肌に直接接触することが無く、立ち上がり部と肌との摩擦による不快感が生じることが無い。また、袖縫い部は針糸の張力を弱めた状態でオーバーロック縫いされているため、立ち上がり部が比較的平坦になり、また、外観上それほど目立つ部位でないため、美観を損なうこともない。
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第四の特徴構成に加えて、前記袖部と前身頃及び後見頃の縫着部は、裁ち端が肌側に向けて揃えられ、オーバーロック縫いされている点にある。
袖縫い部と異なり、袖部と前身頃及び後見頃の縫着部は、裁ち端が肌側に向けて揃えられ、オーバーロック縫いされているため、美観を損なうことが無い。
同第六の特徴構成は、同請求項6に記載した通り、上述の第一から第五の何れかの特徴構成に加えて、前身頃及び後身頃が丸編機で編成され、脇縫い部の無い筒状体で構成されている点にある。
上述の構成によれば、肌に当接する脇縫い部が無く、良好なフィット感が得られる衣類を実現できる。丸編機のシリンダー径を腹部がフィットするような径で編成すれば、腹部が下垂し胸周りが細った体形であっても、袖部の刳り量を調整することで様々な体形に対応できるようになる。
以上説明した通り、本発明によれば、着用時の美観を損なうことなく良好な着用感を確保でき、高齢者が抵抗感なく着用できる衣類を提供することができるようになった。
以下、本発明を適用した高齢者用の肌着を説明する。
図1(a),(b)には、70歳台以降の高齢者男子に見られる体形的特徴が示されている。具体的に、立位姿勢で身長が十cm程度低くなり、腰が僅かに前屈して後に引け、僧帽筋や三角筋が萎縮してなで肩になり、広背筋等の筋力が衰えて肩甲骨下角間幅(左右の肩甲骨の下部突出部の間隔)が広がり、胸椎が前傾した猫背になり、腹部が下垂するようになる。
図1(a),(b)には、70歳台以降の高齢者男子に見られる体形的特徴が示されている。具体的に、立位姿勢で身長が十cm程度低くなり、腰が僅かに前屈して後に引け、僧帽筋や三角筋が萎縮してなで肩になり、広背筋等の筋力が衰えて肩甲骨下角間幅(左右の肩甲骨の下部突出部の間隔)が広がり、胸椎が前傾した猫背になり、腹部が下垂するようになる。
図2(a),(b),(c)には、JIS L4004で規定されている成人男子用の「範囲表示」のLサイズに対応する既製の上衣肌着が示されている。当該肌着は、チェスト100cmを中心値として、チェスト96〜104cmの体形にフィットするように設計された汎用の基準パターンに従って製造されている。
通常、Lサイズの基準パターンは、年齢が30代前後の世代で身長175〜185cmの成人男子の平均的体形、具体的にはチェストサイズの中央値に基づいて設計され、Mサイズの基準パターンは、年齢が30代前後の世代で身長165〜175cmの成人男子のチェストサイズの中央値に基づいて設計されている。つまり、当該汎用の基準パターンは既製肌着の規格サイズ(製造者側でそれぞれ設定され、年齢が30代前後の世代に対応する汎用の規格サイズ)に対応して設定されている。
そのため、図1に示す身体的特徴を備えた高齢者が、図2に示す肌着を着用すると、前身頃に撓みを生じる一方で後身頃が突っ張るため窮屈に感じるとともに、首筋が露出するため冷えを来たす虞もあった。
図3(a),(b)には、このような高齢者にとって快適に着用できる丸首の肌着の正面形状及び背面形状が示されている。当該肌着1は前身頃2と、後身頃3と、袖部4を備えて構成されている。後身頃3の袖付け部5の刳りが、前身頃2の袖付け部6の刳りより小さく設定され、前身頃2及び後身頃3の肩先7から首先8に到る肩接ぎ部9の水平面に対する角度θが20度から40度の範囲に設定されている。当該角度θは、25度から35度の範囲に設定されることが好ましく、約30度に設定されることがさらに好ましい。
図4に示すように、当該肌着1は、丸編機で編成された筒状の生地Tを用いて製造することができる。具体的に、フライス編またはスムース編の長尺の筒状生地Tが所要の身丈L1を確保可能な長さで裁断されるとともに、筒状体の上部が袖付け部5,6、肩接ぎ部9、及び襟刳り部10となる部位で裁断され、肩接ぎ部9が縫着されて肩接ぎとなり、袖付け部5,6に袖部4が縫着される。つまり、当該肌着1は、前身頃2及び後身頃3が丸編機で編成され、脇縫い部の無い筒状体で構成されている。
袖縫い部41は、前袖部4aと後袖部4cの裁ち端が外方に向けて揃えられ、針糸の張力を弱めた状態でオーバーロック縫いされる。袖縫い部41の裁ち端が外方に向けて揃えられているので、腕を動かしてもその立ち上がり部42が肌に直接接触することが無く、立ち上がり部42と肌との摩擦による不快感が生じることが無い。また、袖縫い部41は針糸の張力を弱めた状態でオーバーロック縫いされているため、生地に張力が掛かると立ち上がり部42が比較的平坦になり、また、外観上それほど目立つ部位でないため、美観を損なうこともない。
これに対して、袖付け部5,6は、前身頃2と後身頃3の裁ち端と、前袖部4aと後袖部4bの裁ち端が肌側に向けて揃えられ、針糸に通常の張力が掛かった状態でオーバーロック縫いされる。袖縫い部41と同様の縫着仕様を採用すると、縫着された立ち上がり部が目立ち、表裏逆に着用しているような誤解を招く虞があり、これを回避するためである。
しかし、本発明による肌着1は、このような縫着仕様に限定されることは無く、袖付け部5,6も袖縫い部41と同様に、裁ち端を外方に向けて揃え、針糸の張力を弱めた状態でオーバーロック縫いしてもよい。この場合、縫着された立ち上がり部が肌に当接することが無いので肌への刺激が無く、着用感が向上する。
図5には、JIS L4004で規定されている成人男子用の「範囲表示」のLサイズに対応する既製の肌着の基準パターンBP(破線)に対して、本発明を適用した肌着のパターンCP(実線)が対比可能に示されている。図2(a),(b)に既製の肌着の基準パターンBPに従って製造された肌着が示され、図3(a),(b)に本発明を適用した肌着のパターンCPに従って製造された肌着が示されている。
本発明を適用した肌着1は、袖付け部5,6の前刳り及び後刳りが同じ値に設定されている基準パターンBPに対して、袖付け部の前刳りが最大で1cm深く、後刳りが最大で2cm浅く設定され、前身頃2及び後身頃3の肩先7の位置が基準パターンBPと略同じ位置で、肩先7から首先8に到る肩接ぎ9の水平面に対する角度θが基準パターンBPよりも立つように設定されている。
袖付け部5の前刳りが深く設定されると実質的に胸幅L2が狭くなり、また袖付け部6の後刳りが浅く設定されると実質的に背幅L3が広くなり、結果として袖部4に腕を通した着用状態で後身頃3に背幅方向の突っ張りを感じることが無くなる。
さらに、肩先7から首先8に到る肩接ぎ9の水平面に対する角度θが約10〜15度の基準パターンBPよりも立つように本例では約25度に設定されているため、高齢者のなで肩に肌着1の肩接ぎ9が沿うようになる。
しかも、このとき、前身頃2及び後身頃3の肩先7の位置が基準パターンBPと略同じ位置に設定されているため、首先8の位置が基準パターンPBよりも上方に位置することとなり、実質的に身丈L1が長くなり、身丈方向の突っ張り感も解消される。
そして、このような肌着は構成、デザイン上基準パターンと大きく異なることが無いため、着用時の美観を損なうことなく、従って抵抗感なく着用できるようになる。
また、後首刳りが基準パターンより浅く設定され、身長の縮みに対応して身丈が基準パターンよりも数cm短く設定されている。首がやや前方に屈んだ姿勢に対応して、後首刳りが基準パターンより浅く設定されているので、首がやや前方に屈んだ姿勢であっても、首筋が大きく露出すること無く、また裾部が上方に引き上げられることも無い快適な着用状態を維持できるようになる。
図6には、本発明を適用した肌着1の別の態様が例示されている。この態様では平編やリブ編等の丸編機で編成された筒状の生地をカットして一枚のシート状の生地とした後、本発明による肌着のパターンで裁断され、縫着されて製造されている。従って、前身頃2と後身頃3が脇縫いされている。尚、身体の正中線を脇側に投影した脇線Sに沿って脇縫いされている必要は無く、図に示すように、袖付け部5の深い前刳りに対応して、脇線Sより胸側から脇線と交差して背側に到る傾斜カーブS1に沿って脇縫いされていてもよい。
また、脇縫い仕様として、前身頃2と後身頃3の裁ち端が肌側に向けて揃えられ、針糸に通常の張力が掛かった状態でオーバーロック縫いされる態様、前身頃2と後身頃3の裁ち端が外側に向けて揃えられ、針糸に掛かる張力を通常よりも弱めた状態でオーバーロック縫いされる態様の何れを採用してもよい。
肌着の縫製に用いる糸種として肌に優しいウーリー糸が好適である。ただし、スパン糸や綿糸を用いることも可能である。
以下、本発明を適用した肌着の別実施形態を説明する。
上述した実施形態では成人男子高齢者のLサイズの肌着を例示したが、Mサイズ、Sサイズ、LLサイズ等、各サイズに展開することが可能なことは言うまでもない。
上述した実施形態では成人男子高齢者のLサイズの肌着を例示したが、Mサイズ、Sサイズ、LLサイズ等、各サイズに展開することが可能なことは言うまでもない。
上述した実施形態では丸首半袖の肌着を例に説明したが、七部袖や長袖の肌着にも適用可能である。また、丸首以外にU首、V首、ヘンリーネック等のデザインを採用することも可能である。また、前身頃が左右に分かれた全開の肌着にも適用可能である。
生地(編地)を構成する糸種は単糸または双糸の綿糸が好ましく、季節に応じてその番手を適宜変更することが可能である。綿以外に、麻や絹等の天然繊維、ポリエステル糸等の合繊糸等を用いてもよい。
上述した実施形態では成人男子高齢者用の肌着を例示したが、本発明は成人女子高齢者の肌着にも適用可能である。
上述した実施形態では本発明を高齢者の肌着に適用した例を説明したが、本発明は肌着に限らずスポーツシャツ等のアウターウェアにも適用することができる。
本発明は、男女を問わず高齢者の特徴的な体形の変化に対応した快適な着用感を得ることができるによる高齢者用の衣類として好適に使用できる。
1:肌着
2:前身頃
3:後身頃
4:袖部
5:前身頃の袖付け部
6:後身頃の袖付け部
7:肩先
8:首先
9:肩接ぎ部
10:襟刳り部
T:生地
2:前身頃
3:後身頃
4:袖部
5:前身頃の袖付け部
6:後身頃の袖付け部
7:肩先
8:首先
9:肩接ぎ部
10:襟刳り部
T:生地
Claims (6)
- 前身頃と、後身頃と、袖部とを備えた高齢者用の衣類であって、
既製衣類の規格サイズに対応して設定された基準パターンに対して、袖付け部の前刳りが深く、後刳りが浅く設定され、
前身頃及び後身頃の肩先の位置が前記基準パターンと略同じ位置で、肩先から首先に到る肩接ぎの水平面に対する角度が前記基準パターンよりも立つように設定されている高齢者用の衣類。 - 後首刳りが前記基準パターンより浅く設定され、身丈が前記基準パターンよりも短く設定されている請求項1記載の高齢者用の衣類。
- 前身頃と、後身頃と、袖部とを備えた高齢者用の衣類であって、
後身頃の袖付け部の刳りが、前身頃の袖付け部の刳りより小さく設定され、前身頃及び後身頃の肩先から首先に到る肩接ぎの水平面に対する角度が20度から40度の範囲に設定されている高齢者用の衣類。 - 前記袖部は、前袖部と後袖部の裁ち端が外方に向けて揃えられ、針糸の張力を弱めた状態でオーバーロック縫いされた袖縫い部を備えている請求項1から3の何れかに記載の高齢者用の衣類。
- 前記袖部と前身頃及び後見頃の縫着部は、裁ち端が肌側に向けて揃えられ、オーバーロック縫いされている請求項4記載の高齢者用の衣類。
- 前身頃及び後身頃が丸編機で編成され、脇縫い部の無い筒状体で構成されている請求項1から5の何れかに記載の高齢者用の衣類。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012194496A JP2014047457A (ja) | 2012-09-04 | 2012-09-04 | 高齢者用の衣類 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012194496A JP2014047457A (ja) | 2012-09-04 | 2012-09-04 | 高齢者用の衣類 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2014047457A true JP2014047457A (ja) | 2014-03-17 |
Family
ID=50607429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012194496A Pending JP2014047457A (ja) | 2012-09-04 | 2012-09-04 | 高齢者用の衣類 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2012
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