JP2014044930A - Contact device and electromagnetic relay mounted with the contact device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、接点装置および当該接点装置を搭載した電磁継電器に関する。 The present invention relates to a contact device and an electromagnetic relay equipped with the contact device.
従来、接点装置として、コイルが巻回されたコイルボビンを有する固定部と、当該固定部に対して相対移動可能な可動部と、をケースに収容したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, a contact device is known in which a fixed part having a coil bobbin around which a coil is wound and a movable part that can move relative to the fixed part are accommodated in a case (for example, Patent Document 1). reference).
この特許文献1では、コイルボビンのフランジ部がケースの嵌合凹所に緩衝部材を介して挟持されており、かかる構成とすることで、コイルボビンの振動がケースに伝播されてしまうのを抑制している。
In
しかしながら、上記従来技術では、コイルボビンは緩衝部材を介してケースに挟持されているため、コイルボビンはケースに固定されていない。すなわち、コイルボビンはケースに対して相対移動可能な構成となっている。一方、ケースにはコイル端子が圧入や接着により固定されており、このコイル端子にコイルボビンがボビン端子を介して接続されている。そのため、外部振動などによりケースが振動した際には、コイル端子もケースの振動に伴って振動することとなる。一方、コイルボビンはケースに対して相対移動可能に設けられているため、ケースの振動に伴うコイル端子の振動が、コイルボビンのケースに対する相対移動によって妨げられるおそれがある。このように、ケースの振動に伴うコイル端子の振動が妨げられると、コイル端子のケースとの固定部分が緩んでコイル端子がケースから外れてしまうおそれがある。 However, in the above prior art, the coil bobbin is not fixed to the case because the coil bobbin is sandwiched by the case via the buffer member. That is, the coil bobbin is configured to be movable relative to the case. On the other hand, a coil terminal is fixed to the case by press fitting or adhesion, and a coil bobbin is connected to the coil terminal via a bobbin terminal. For this reason, when the case vibrates due to external vibration or the like, the coil terminal also vibrates with the vibration of the case. On the other hand, since the coil bobbin is provided so as to be relatively movable with respect to the case, the vibration of the coil terminal accompanying the vibration of the case may be hindered by the relative movement of the coil bobbin with respect to the case. Thus, when the vibration of the coil terminal accompanying the vibration of the case is hindered, the fixed portion of the coil terminal with the case may be loosened and the coil terminal may be detached from the case.
そこで、本発明は、コイル端子がケースから外れてしまうのを抑制することのできる接点装置および当該接点装置を搭載した電磁継電器を得ることを目的とする。 Then, an object of this invention is to obtain the contact device which can suppress that a coil terminal remove | deviates from a case, and the electromagnetic relay which mounts the said contact device.
本発明の第1の特徴は、コイルが巻回されたコイルボビンを有する固定部と、当該固定部に対して相対移動する可動部と、がケースに収容された接点装置であって、前記コイルボビンは、前記ケースに固定されたコイル端子に接続されており、前記コイルボビンには、前記ケースに固定される固定用突起が形成されており、前記ケースには、前記固定用突起を挿入して固定する貫通孔が形成されていることを要旨とする。 A first feature of the present invention is a contact device in which a fixed portion having a coil bobbin around which a coil is wound and a movable portion that moves relative to the fixed portion are housed in a case, wherein the coil bobbin is The coil bobbin is connected to a coil terminal fixed to the case, and a fixing projection to be fixed to the case is formed on the coil bobbin. The fixing projection is inserted and fixed to the case. The gist is that a through hole is formed.
本発明の第2の特徴は、前記ケースの前記固定用突起側にリブが形成されており、当該リブが形成された部位に前記貫通孔が形成されていることを要旨とする。 The gist of the second feature of the present invention is that a rib is formed on the fixing projection side of the case, and the through hole is formed in a portion where the rib is formed.
本発明の第3の特徴は、前記貫通孔には、前記固定用突起側の反対側に向けて拡径するテーパ部が形成されていることを要旨とする。 The gist of the third feature of the present invention is that the through-hole is formed with a tapered portion whose diameter increases toward the opposite side of the fixing projection side.
本発明の第4の特徴は、前記ケースには、前記貫通孔の前記固定用突起側を縮径させる壁部が形成されていることを要旨とする。 The gist of the fourth feature of the present invention is that the case is formed with a wall portion for reducing the diameter of the fixing projection side of the through hole.
本発明の第5の特徴は、前記貫通孔には、前記固定用突起側に向けて拡径するテーパ部が形成されていることを要旨とする。 The fifth feature of the present invention is summarized in that a taper portion whose diameter is increased toward the fixing protrusion side is formed in the through hole.
本発明の第6の特徴は、前記固定用突起には、前記ケース側に向けて縮径するテーパ部が形成されていることを要旨とする。 The sixth feature of the present invention is summarized in that a taper portion having a diameter reduced toward the case side is formed on the fixing protrusion.
本発明の第7の特徴は、前記固定用突起は、熱着固定により前記ケースに固定されていることを要旨とする。 The gist of the seventh feature of the present invention is that the fixing protrusion is fixed to the case by heat fitting.
本発明の第8の特徴は、前記貫通孔の前記ケース側には収容凹部が形成されており、前記固定用突起と前記ケースとの熱固定部が前記収容凹部に収容されていることを要旨とする。 The eighth feature of the present invention is that a housing recess is formed on the case side of the through hole, and a heat fixing portion between the fixing protrusion and the case is housed in the housing recess. And
本発明の第9の特徴は、前記収容凹部が前記貫通孔の前記ケース側に形成された拡径部であることを要旨とする。 The ninth feature of the present invention is summarized in that the accommodating recess is a diameter-expanded portion formed on the case side of the through hole.
本発明の第10の特徴は、前記収容凹部が前記ケース側に向けて拡径するテーパ部であることを要旨とする。 A gist of a tenth feature of the present invention is that the housing recess is a tapered portion whose diameter is increased toward the case.
本発明の第11の特徴は、前記ケースには、前記固定用突起の先端が挿通される突起部が設けられており、前記熱固定部は、前記突起部と前記固定用突起の先端のうち少なくとも前記突起部の一部を熱変形させることで形成されていることを要旨とする。 According to an eleventh feature of the present invention, the case is provided with a protrusion through which the tip of the fixing protrusion is inserted, and the heat fixing portion is formed of the protrusion and the tip of the fixing protrusion. The gist is that it is formed by thermally deforming at least a part of the protrusion.
本発明の第12の特徴は、電磁継電器に前記接点装置が搭載されていることを要旨とする。 The twelfth feature of the present invention is summarized in that the contact device is mounted on an electromagnetic relay.
本発明によれば、コイルボビンに、ケースに固定される固定用突起を形成し、ケースに、固定用突起を挿入して固定する貫通孔を形成した。このように、コイルボビンをケースに固定することで、コイル端子がケースから外れてしまうのを抑制することができる。 According to the present invention, the fixing protrusion to be fixed to the case is formed on the coil bobbin, and the through hole for inserting and fixing the fixing protrusion is formed in the case. In this way, by fixing the coil bobbin to the case, it is possible to suppress the coil terminal from being detached from the case.
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態およびその変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, the following several embodiment and its modification include the same component. Therefore, in the following, common reference numerals are given to those similar components, and redundant description is omitted.
(第1実施形態)
まずは図1、図2を参照して、本実施形態にかかる接点装置1の概略構成について説明する。
(First embodiment)
First, the schematic configuration of the
本実施形態の接点装置1は、初期状態において接点オフとなる所謂常開型の電磁継電器100に適用されるものである。なお、初期状態において接点オンとなる所謂常閉型の電磁継電器を用いることも可能である。
The
接点装置1は、図1(a)、(b)中で下部に位置する電磁石部(固定部)2と、当該電磁石部(固定部)2に対して相対移動する接点部(可動部)3とを備えている。そして、これら電磁石部(固定部)2および接点部(可動部)3がケース内に収容されている。
The
ケースは、略矩形状のケース基部7と、このケース基部7を覆うように配置される電磁石部(固定部)2および接点部(可動部)3などの搭載部品を収容するケースカバー9と、を備えている。ケース基部7には、一対のコイル端子20がそれぞれ装着固定される一対のスリット71、71が図1における下部側に設けられている。また、ケース基部7には、一対の主端子10,10が装着固定される一対のスリット72、72が図1における上部側にそれぞれ設けられている。一方、ケースカバー9は、ケース基部7側が開放された中空箱型に形成されている。
The case has a substantially
電磁石部(固定部)2は、樹脂製のコイルボビン11と、コイルボビン11に巻回されるコイル13とを備えており、コイルボビン11の中心に形成された貫通孔11a内には、プランジャキャップ14が配置されている。このとき、コイルボビン11の上側には円環状の座面(図示せず)が形成されており、この座面にプランジャキャップ14のフランジ部14aを載置している。そして、貫通孔11aにはプランジャキャップ14の突出部14bを嵌合させている。一対のコイル端子20には、中継端子20aがそれぞれ設けられており、この中継端子20aを介して、コイルボビン11がコイル端子20に接続されている。そして、コイルボビン11に巻かれたコイル13の両端の引出線が各中継端子20aにそれぞれ絡げられて半田付けされている。
The electromagnet part (fixed part) 2 includes a
また、プランジャキャップ14の中心には貫通孔14cが形成されており、この貫通孔14c内の上側には、電磁石部(固定部)2を構成する固定鉄心15が配置されており、下側には、接点部(可動部)3を構成する可動鉄心17が配置されている。可動鉄心17のさらに下側には、ゴムクッション12が配置されている。
A through
また、コイル13とケースとの間には電磁石部(固定部)2を構成する継鉄19が配置されている。継鉄19は、底壁19aと、底壁19aの周縁から立ち上がる一対の側壁19b、19bとを備えている。継鉄19の底壁19aには、円環状の貫通孔19cが形成されており、この貫通孔19cにはブッシュ16が装着されている。
Moreover, the
そして、継鉄19の一対の側壁19b、19bの先端側(上端側)には、コイルボビン11に巻かれたコイル13を覆うようにして継鉄上板21が配置されている。この継鉄上板21も電磁石部(固定部)2を構成するものである。
And the yoke
固定鉄心15は、継鉄上板21の貫通孔21aおよびプランジャキャップ14の貫通孔14cに突起部15aを嵌合させ、継鉄上板21の上部に形成された座面21bにフランジ部15bを載置することで固定されている。一方、固定鉄心15の下側に位置する可動鉄心17は、プランジャキャップ14の貫通孔14c内にて固定鉄心15に対して接近離反移動可能となるように配置されている。
The fixed
固定鉄心15および可動鉄心17には、貫通孔15cおよび貫通孔17aがそれぞれ形成されており、固定鉄心15と可動鉄心17との間には、復帰ばね23が配置されている。可動鉄心17は、この復帰ばね23によって固定鉄心15から離反する方向(図1の上側)に付勢されている。
A through
そして、復帰ばね23の上側の一端部は、継鉄上板21の上側に固定される押さえ板49に当接させている。なお、押さえ板49と固定鉄心15との間には、ゴムクッションを配置するのが好ましい。
The upper end of the
また、可動鉄心17には、シャフト25が可動鉄心17の移動方向に沿って延びるように設けられており、シャフト25の上側の一端部には、可動接触子29が取り付けられている。可動接触子29には可動接点29bが設けられており、この可動接点29bが後述する固定端子35の固定接点35aと接離可能となっている。このように、本実施形態では、シャフト25および可動接触子29は、接点部(可動部)3を構成するものである。
The
ところで、可動接触子29の可動接点29bと固定接点35a,35aとが接触すると、電流が流れ、この電流によって、固定接点35a,35aと可動接触子29との間に電磁反発力が作用する。この固定接点35a,35aと可動接触子29との間に電磁反発力が作用すると、接点圧が低下し、接触抵抗が大きくなってジュール熱が急激に増加したり、接点が開離してアーク熱が発生したりする。そのため、可動接点29bおよび固定接点35aが溶着してしまうおそれがある。
By the way, when the
そこで、本実施形態では、可動接触子29を囲うようにヨーク50を設けている。具体的には、可動接触子29の上側に配置される上側ヨーク(第1ヨーク)51と、可動接触子29の下側および側部を囲う下側ヨーク(第2ヨーク)とで可動接触子29の上下面および側面を囲うヨーク50を構成している。このように、上側ヨーク51と下側ヨーク52とで可動接触子29を囲うようにすることで、上側ヨーク51と下側ヨーク52との間に磁気回路が形成されるようにしている。
Therefore, in this embodiment, the
そして、上側ヨーク51および下側ヨーク52を設けることで、可動接点29bと固定接点35a,35aとの接触時に電流が流れた際に、上側ヨーク51および下側ヨーク52が電流に基づいて相互に吸引する磁力を発生させるようにしている。このように、相互に吸引する磁力が発生することで、上側ヨーク51と下側ヨーク52とが相互に吸引し合うこととなる。この上側ヨーク51と下側ヨーク52とが吸引しあうことによって、可動接触子29が固定接点35aに押圧されて、可動接触子29が固定接点35aから開離しようとする動作が規制される。このように、可動接触子29が固定接点35aから開離しようとする動作を規制することで、可動接触子29が固定接点35aに反発することなく可動接点29bが固定接点35aに吸着するためアークの発生が抑制される。その結果、アークの発生による接点溶着を抑制することができるようになる。
By providing the
また、本実施形態では、上側ヨーク51を略矩形板状に形成し、下側ヨーク52を、底壁部52aと、底壁部52aの両端から立ち上がるように形成された側壁部52bとで略U字状に形成している。そして、図1(a)に示すように、下側ヨーク52の側壁部52bの上端面を上側ヨーク51の下面に当接させている。
In the present embodiment, the
また、シャフト25の上側の一端部にはフランジ部25aが形成されている。そして、上側ヨーク51、可動接触子29、下側ヨーク52、押さえ板49には、シャフト25が挿入される貫通孔51a、貫通孔29a、貫通孔52c、および貫通孔49aがそれぞれ形成されている。
Further, a
そして、以下のようにして、シャフト25の一端部に、可動接触子29が取り付けられるようになっている。
The
まず、下側から可動鉄心17、復帰ばね23、押さえ板49、接圧ばね33、下側ヨーク52、可動接触子29、上側ヨーク51の順に配置する。このとき、復帰ばね23は、継鉄上板21の貫通孔21aおよびプランジャキャップ14の貫通孔14cに突起部15aを嵌合させた固定鉄心15の貫通孔15c内に挿通されている。
First, the
そして、シャフト25の他端側を、上側ヨーク51の上側からそれぞれの貫通孔51a、29a、52c、31a、49aおよび接圧ばね33、復帰ばね23に挿通させ、可動鉄心17に挿通させて連結する。本実施形態では、シャフト25の可動鉄心17への連結は、図1に示すように、先端を押しつぶしてリベット結合することで行っている。なお、シャフト25の他端部にねじ溝を形成して可動鉄心17に螺合させることで、シャフト25を可動鉄心17に連結させるようにしてもよい。
Then, the other end side of the
こうして、シャフト25の一端部に可動接触子29が取り付けられる。
Thus, the
また、可動接触子29の上側には、可動接触子29の長手方向両端部に設けられる可動接点29bと対向するようにして、固定接点35aがそれぞれ設けられた一対の固定端子35が配置されている。
In addition, a pair of fixed terminals 35 each provided with a fixed
そして、一対の固定端子35をベース41に形成された貫通孔41aに装着することで、固定端子35の下側の端部に設けられる固定接点35aが、可動接触子29の可動接点29bに向けて突出するようになっている。
Then, by attaching the pair of fixed terminals 35 to the through
そして、一対の固定接点35aが可動接点29bに接触(当接)することによって、固定接点35aと可動接点29bとが導通することとなる。このとき、接圧ばね33が可動接触子29を押圧することにより、それぞれの可動接点29bが固定接点35aに所定の接圧力で接触する。この接圧ばね33は、上述した復帰ばね23よりもばね荷重が低くなるように設定されている。このため、コイル13が通電されずに可動鉄心17に駆動力が付与されていない状態では、復帰ばね23の弾性力が接圧ばね33の弾性力に打ち勝って、可動鉄心17は可動接触子29とともに固定鉄心15から離れる方向に移動して図1(a)、(b)の状態となる。また、一対の固定端子35には、主端子10がそれぞれ取り付けられている。
The pair of fixed
ベース41は、一対の貫通孔41aが並設された天壁41bと、この天壁41bの周縁から立ち上がる角筒状の壁部41cとを有しており、下側(可動接触子29側)が開放された中空箱型に形成されている。
The
そして、ベース41は、開放された下側から可動接触子29を壁部41cの内側に収容した状態で、矩形枠40を介して継鉄上板21に固定されるようになっている。
The
また、ベース41の壁部41cの外周側には、永久磁石31が取り付けられた略U字状のカプセルヨーク30が可動接触子29と対向して配置されている。そして、可動接触子29の可動接点29bと固定端子35の固定接点35aとが接離する際に発生するアークを、永久磁石31によって引き伸ばすことができるようにしている。
Further, a substantially
次に、接点装置1の動作を説明する。
Next, the operation of the
まず、コイル13が通電されていない状態では、復帰ばね23の弾性力が接圧ばね33の弾性力に打ち勝って、可動鉄心17が固定鉄心15から離れる方向に移動し、可動接点29bが固定接点35aから離反した図1(a)、(b)の状態となる。
First, in a state where the
このオフ状態からコイル13が通電されると、可動鉄心17が電磁力により復帰ばね23の弾性力に抗して固定鉄心15に吸引されるようにして固定鉄心15に接近移動する。この可動鉄心17の上側(固定鉄心15側)への移動に伴って、シャフト25並びにシャフト25に取り付けられた上側ヨーク51、可動接触子29および下側ヨーク52が上側(固定接点35a側)に移動する。これにより、可動接触子29の可動接点29bが固定端子35の固定接点35aに接触してこれら各接点相互が電気的に導通して接点装置1がオンとなる。
When the
ここで、本実施形態では、コイルボビン11に、ケース基部(ケース)7に固定される固定用ピン(固定用突起)11dを形成し、ケース基部(ケース)7に、固定用ピン(固定用突起)11dを挿入して固定する貫通孔7aを形成した。
Here, in this embodiment, the
具体的には、図3に示すように、コイルボビン11は、貫通孔11aが形成される筒部11bと、筒部の両端に形成されるフランジ部11cとを備えている。そして、下側のフランジ部11cに、外側に向けて突出する固定用ピン(固定用突起)11dを設けている。この固定用ピン(固定用突起)11dは、フランジ部11cと一体に形成してもよいし、別体に設けてもよい。また、固定用ピン(固定用突起)11dは、樹脂製であってもよいし、金属製であってもよい。
Specifically, as shown in FIG. 3, the
そして、ケース基部(ケース)7の一対のスリット71、71の間に、固定用ピン(固定用突起)11dが挿入される貫通孔7aが形成されている。本実施形態では、図3に示すように、ケース基部(ケース)7の外側に突出するようにリブ73を設け、当該リブ73が形成された部位に、貫通孔7aを形成している。
A through
そして、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態でケース基部(ケース)7の外側から接着剤を流し込むことで、固定用ピン(固定用突起)11dをケース基部(ケース)7に固定している。なお、貫通孔7aに接着剤を塗布した状態で固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通することで、固定用ピン(固定用突起)11dをケース基部(ケース)7に固定するようにしてもよい。
Then, an adhesive is poured from the outside of the case base (case) 7 in a state where the fixing pin (fixing protrusion) 11d is inserted into the through-
このように、固定用ピン(固定用突起)11dをケース基部(ケース)7に固定することで、コイルボビン11がケース基部(ケース)7に固定される。
Thus, the
以上説明したように、本実施形態では、コイルボビン11に、ケース基部(ケース)7に固定される固定用ピン(固定用突起)11dを形成し、ケース基部(ケース)7に、固定用ピン(固定用突起)11dを挿入して固定する貫通孔7aを形成した。そして、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態で接着剤により固定することで、固定用ピン(固定用突起)11d、すなわちコイルボビン11をケース基部(ケース)7に固定している。このように、コイルボビン11をケース基部(ケース)7に固定することで、外部振動などによりケース基部(ケース)7が振動した場合には、ケース基部(ケース)7の振動に伴ってコイルボビン11も振動することになる。その結果、コイル端子20がケース基部(ケース)7から外れてしまうのを抑制することができる。
As described above, in this embodiment, the
また、本実施形態では、ケース基部(ケース)7に貫通孔7aを形成している。このように、固定用ピン(固定用突起)11dを挿入する部分を貫通孔7aとすることで、ケース基部(ケース)7とコイルボビン11とを組み付けた後に、接着剤にて両者を固定することができるようになり、接点装置1の組立性を向上させることができる。
In the present embodiment, a through
また、リブ73を設け、当該リブ73が形成された部位に、貫通孔7aを形成することで、ケース基部(ケース)7と固定用ピン(固定用突起)11dとの接触面積を増加させることができる。そのため、ケース基部(ケース)7とコイルボビン11との接合強度を高めることができる。
Further, by providing a
次に、本実施形態の変形例について説明する。 Next, a modification of this embodiment will be described.
(第1変形例)
本変形例では、図4に示すように、ケース基部(ケース)7の内側にリブ73が形成されている点が、上記実施形態と異なっている。すなわち、ケース基部(ケース)7の固定用ピン(固定用突起)11d側に、リブ73を設け、当該リブ73が形成された部位に貫通孔7aを形成している。
(First modification)
In this modification, as shown in FIG. 4, the point from which the
そして、上記実施形態と同様に、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態で接着剤により固定することで、固定用ピン(固定用突起)11d、すなわちコイルボビン11をケース基部(ケース)7に固定している。
Then, similarly to the above embodiment, the fixing pin (fixing protrusion) 11d, that is, the
以上の本変形例によっても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。 Also according to the above modification, the same operations and effects as those of the above embodiment can be obtained.
また、本変形例によれば、ケース基部(ケース)7の固定用ピン(固定用突起)11d側に、リブ73を設けている。そのため、接点装置1の外観の見栄えが損なわれてしまうのを抑制することができる。
Further, according to the present modification, the
(第2変形例)
本変形例では、図5に示すように、貫通孔7aに、外側向けて拡径するテーパ部7bを形成した点が上記実施形態と異なっている。具体的には、貫通孔7aに、固定用ピン(固定用突起)11d側から固定用ピン(固定用突起)11d側の反対側に向けて徐々に拡径するテーパ部7bを形成している。
(Second modification)
In this modification, as shown in FIG. 5, the point which formed the
そして、上記実施形態と同様に、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態で接着剤により固定することで、固定用ピン(固定用突起)11d、すなわちコイルボビン11をケース基部(ケース)7に固定している。
Then, similarly to the above embodiment, the fixing pin (fixing protrusion) 11d, that is, the
以上の本変形例によっても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。 Also according to the above modification, the same operations and effects as those of the above embodiment can be obtained.
また、本変形例によれば、貫通孔7aに、固定用ピン(固定用突起)11d側の反対側に向けて拡径するテーパ部7bを形成している。そのため、固定用ピン(固定用突起)11dと貫通孔7aの固定用ピン(固定用突起)11d側との間の隙間が小さくなり、接着剤の流出を防止することができ、接点装置1の組立性を向上させることができる。また、貫通孔7aは、固定用ピン(固定用突起)11d側の反対側が広くなっている。そのため、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態でケース基部(ケース)7の外側から接着剤を流し込む場合に、接着剤を流し込みやすくなり、接点装置1の組立性をより向上させることができる。
Further, according to this modification, the through
(第3変形例)
本変形例では、上記第1変形例と同様に、ケース基部(ケース)7の内側にリブ73が形成されている点が、上記実施形態と異なっている。すなわち、ケース基部(ケース)7の固定用ピン(固定用突起)11d側に、リブ73を設け、当該リブ73が形成された部位に貫通孔7aを形成している。さらに、本変形例では、図6に示すように、ケース基部(ケース)7に、貫通孔7aの固定用ピン(固定用突起)11d側を縮径させる壁部74を形成している。すなわち、リブ73の内側先端に貫通孔7aの中心側に向けて突出するように壁部74を形成し、貫通孔7aの内側が外側よりも縮径するようにしている。
(Third Modification)
This modification differs from the above embodiment in that
そして、上記実施形態と同様に、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態で接着剤により固定することで、固定用ピン(固定用突起)11d、すなわちコイルボビン11をケース基部(ケース)7に固定している。
Then, similarly to the above embodiment, the fixing pin (fixing protrusion) 11d, that is, the
以上の本変形例によっても、上記第1変形例と同様の作用、効果を奏することができる。 Also according to the above modification, the same operations and effects as those of the first modification can be achieved.
また、本変形例によれば、ケース基部(ケース)7に、貫通孔7aの固定用ピン(固定用突起)11d側を縮径させる壁部74を形成している。そのため、固定用ピン(固定用突起)11dと貫通孔7aの固定用ピン(固定用突起)11d側との間の隙間が小さくなり、接着剤の流出を防止することができ、接点装置1の組立性を向上させることができる。また、貫通孔7aは、固定用ピン(固定用突起)11d側の反対側が広くなっている。そのため、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態でケース基部(ケース)7の外側から接着剤を流し込む場合に、接着剤を流し込みやすくなり、接点装置1の組立性をより向上させることができる。
Moreover, according to this modification, the
(第4変形例)
本変形例では、上記第2変形例と同様に、貫通孔7aに、外側向けて拡径するテーパ部7bを形成した点が上記実施形態と異なっている。さらに、本変形例では、図7に示すように、貫通孔7aには、固定用ピン(固定用突起)11d側に向けて拡径するテーパ部7cが形成されている。
(Fourth modification)
Similar to the second modified example, the present modified example is different from the above embodiment in that a
そして、上記実施形態と同様に、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態で接着剤により固定することで、固定用ピン(固定用突起)11d、すなわちコイルボビン11をケース基部(ケース)7に固定している。
Then, similarly to the above embodiment, the fixing pin (fixing protrusion) 11d, that is, the
以上の本変形例によっても、上記第2変形例と同様の作用、効果を奏することができる。 Also according to the above modification, the same operations and effects as those of the second modification can be achieved.
また、本変形例によれば、貫通孔7aには、固定用ピン(固定用突起)11d側に向けて拡径するテーパ部7cを形成している。その結果、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿入しやすくなり、接点装置1の組立性をより向上させることができる。
Further, according to the present modification, the through
(第5変形例)
本変形例では、上記第1変形例と同様に、ケース基部(ケース)7の内側にリブ73が形成されている点が、上記実施形態と異なっている。すなわち、ケース基部(ケース)7の固定用ピン(固定用突起)11d側に、リブ73を設け、当該リブ73が形成された部位に貫通孔7aを形成している。さらに、本変形例では、図8に示すように、固定用ピン(固定用突起)11dに、ケース基部(ケース)7側に向けて縮径するテーパ部11eが形成されている。
(5th modification)
This modification differs from the above embodiment in that
以上の本変形例によっても、上記第1変形例と同様の作用、効果を奏することができる。 Also according to the above modification, the same operations and effects as those of the first modification can be achieved.
また、本変形例によれば、固定用ピン(固定用突起)11dに、ケース基部(ケース)7側に向けて縮径するテーパ部11eを形成している。そのため、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿入しやすくなり、接点装置1の組立性をより向上させることができる。
Moreover, according to this modification, the
なお、上記実施形態や、第2から第4変形例に本変形例の構成を適用することも可能である。 In addition, it is also possible to apply the structure of this modification to the said embodiment and the 2nd-4th modification.
(第2実施形態)
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、接点装置1として電磁継電器100に適用されるものを例示している。
(Second Embodiment)
Also in the present embodiment, as in the first embodiment, the
具体的には、本実施形態の接点装置1も、下部に位置する電磁石部(固定部)2と、当該電磁石部(固定部)2に対して相対移動する接点部(可動部)3とを備えている。そして、これら電磁石部(固定部)2および接点部(可動部)3がケース内に収容されている。
Specifically, the
そして、ケースは、略矩形状のケース基部7と、このケース基部7を覆うように配置される電磁石部(固定部)2および接点部(可動部)3などの搭載部品を収容するケースカバー9と、を備えている。ケース基部7には、一対のコイル端子20がそれぞれ装着固定される一対のスリット71、71が下部側に設けられている。また、ケース基部7には、一対の主端子10,10が装着固定される一対のスリット72、72が上部側にそれぞれ設けられている。一方、ケースカバー9は、ケース基部7側が開放された中空箱型に形成されている。
The case has a substantially
また、本実施形態においても、コイルボビン11に、ケース基部(ケース)7に固定される固定用ピン(固定用突起)11dを形成し、ケース基部(ケース)7に、固定用ピン(固定用突起)11dを挿入して固定する貫通孔7aを形成している。
Also in the present embodiment, the
ここで、本実施形態にかかる接点装置1が上記第1実施形態の接点装置1と主に異なる点は、熱着固定により固定用ピン(固定用突起)11dをケース基部(ケース)7に固定している点にある。
Here, the
具体的には、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態で先端11fをケース基部(ケース)7の外面7dの外側に突出させる。そして、固定用ピン(固定用突起)11dにおけるケース基部(ケース)7の外面7dの外側に突出した部分(先端11f)を熱変形させる。本実施形態では、固定用ピン(固定用突起)11dの外面7dよりも外側に突出した部分(先端11f)を熱により溶融させる。そして、貫通孔7aおよびケース基部(ケース)7の外面7dの貫通孔7aの周縁部を、溶融した先端11fによって覆うようにする。その後、溶融した先端11fを固化させることで、熱固定部80を形成する。
Specifically, the
こうして、固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fに形成された熱固定部80によって、固定用ピン(固定用突起)11dがケース基部(ケース)7に固定されるようにしている(図9参照)。
In this manner, the fixing pin (fixing protrusion) 11d is fixed to the case base (case) 7 by the
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態やその変形例と同様の作用、効果を奏することができる。 Also according to this embodiment described above, the same operations and effects as those of the first embodiment and the modifications thereof can be achieved.
また、本実施形態では、固定用ピン(固定用突起)11dを熱着固定によりケース基部(ケース)7に固定している。このように、熱着固定により固定用ピン(固定用突起)11dをケース基部(ケース)7に固定することで、接着剤の量を削減することができ、省資源化を図ることができるようになる。 In the present embodiment, the fixing pin (fixing protrusion) 11d is fixed to the case base (case) 7 by heat-fixing. In this way, by fixing the fixing pin (fixing protrusion) 11d to the case base (case) 7 by heat-fitting fixing, the amount of adhesive can be reduced and resource saving can be achieved. become.
次に、本実施形態の変形例について説明する。 Next, a modification of this embodiment will be described.
(第1変形例)
本変形例では、図10に示すように、熱固定部80を貫通孔7aのケース基部(ケース)7側に形成された収容凹部としての拡径部7fに収容している点が、上記第2実施形態と異なっている。
(First modification)
In the present modification, as shown in FIG. 10, the
すなわち、本変形例では、固定用ピン(固定用突起)11d側に形成された縮径部7eと、ケース基部(ケース)7側に形成された拡径部7fとで貫通孔7aを形成している。そして、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態で先端11fを縮径部7eよりも外側に突出させる。そして、上記第2実施形態と同様に、固定用ピン(固定用突起)11dにおける縮径部7eよりも外側に突出した部分(先端11f)を熱変形させることで、熱固定部80を形成している。このとき、拡径部7f内に収容されるように、熱固定部80を形成している。
That is, in this modification, the through
以上の本変形例によっても、上記第2実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。 Also according to the above modification, the same operations and effects as those of the second embodiment can be obtained.
また、本変形例によれば、熱固定部80を貫通孔7aのケース基部(ケース)7側に形成された収容凹部としての拡径部7fに収容している。その結果、熱固定部80がケース基部(ケース)7の外面7dの外側に突出してしまうのが抑制されるため、接点装置1の外観の見栄えが損なわれてしまうのを抑制することができる。
Moreover, according to this modification, the
(第2変形例)
本変形例では、図11に示すように、熱固定部80を貫通孔7aのケース基部(ケース)7側に形成された収容凹部としてのテーパ部7bに収容している点が、上記第2実施形態の第1変形例と異なっている。
(Second modification)
In the present modification, as shown in FIG. 11, the
すなわち、本変形例では、固定用ピン(固定用突起)11d側に形成された縮径部7eと、当該縮径部7eのケース基部(ケース)7側端部から外側に向けて拡径するテーパ部7bとで貫通孔7aを形成している。そして、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態で先端11fを縮径部7eよりも外側に突出させる。そして、上記実施形態と同様に、固定用ピン(固定用突起)11dにおける縮径部7eよりも外側に突出した部分(先端11f)を熱変形させることで、熱固定部80を形成している。このとき、テーパ部7b内に収容されるとともに、テーパ部7bの周面7gに当接するように、熱固定部80を形成している。
That is, in this modification, the diameter-reducing
以上の本変形例によっても、上記第2実施形態の第1変形例と同様の作用、効果を奏することができる。 Also according to the above modification, the same operations and effects as those of the first modification of the second embodiment can be achieved.
また、本変形例によれば、テーパ部7bの周面7gに当接するように、熱固定部80を形成している。そのため、コイルボビン11がケース基部(ケース)7に対して上下方向に相対移動してしまうのが、熱固定部80とテーパ部7bの周面7gとの当接によって抑制され、より確実にコイル端子がケースから外れてしまうのを抑制することができるようになる。
Further, according to the present modification, the
(第3変形例)
本変形例では、ケース基部(ケース)7に、固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fが挿通されるリブ(突起部)73が設けられている点が、上記第2実施形態と異なっている。
(Third Modification)
This modification differs from the second embodiment in that a rib (protrusion) 73 through which the
また、リブ(突起部)73と固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fのうち少なくともリブ(突起部)73の一部を熱変形させることで熱固定部80を形成している点も上記第2実施形態と異なっている。
Further, the
すなわち、本変形例では、図12に示すように、ケース基部(ケース)7の貫通孔7aの周縁部を外側に突出した形状とすることで、筒状のリブ(突起部)73が形成されるようにしている。そして、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態で、固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fが筒状のリブ(突起部)73内の貫通孔7aに挿通されるようにする。そして、リブ(突起部)73と固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fのうち少なくともリブ(突起部)73の一部を熱変形させることで熱固定部80を形成している。
That is, in this modification, as shown in FIG. 12, the cylindrical rib (projection part) 73 is formed by making the peripheral part of the through-
本変形例では、固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fおよびリブ(突起部)73の両方を熱変形させることで熱固定部80を形成している。
In this modification, the
具体的には、固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fおよびリブ(突起部)73の両方を熱により溶融させて混合することで、熱固定部80を形成している。このとき、互いの混合をより行いやすくするために、固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fとリブ(突起部)73とを同じ材料を用いて形成するのが好ましいが、固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fとリブ(突起部)73とを異なる材料を用いて形成してもよい。
Specifically, the
以上の本変形例によっても、上記第2実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。 Also according to the above modification, the same operations and effects as those of the second embodiment can be obtained.
また、本変形例によれば、リブ(突起部)73と固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fのうち少なくともリブ(突起部)73の一部を熱変形させることで熱固定部80を形成している。このように、ケース基部(ケース)7の一部を熱変形させることでコイルボビン11をケース基部(ケース)7に固定するようにすれば、コイルボビン11のケース基部(ケース)7への固着強度をより高めることができるようになる。
Further, according to the present modification, at least a part of the rib (projection) 73 out of the tip (11f) of the rib (projection) 73 and the fixing pin (fixing projection) 11d is thermally deformed, thereby heat fixing
特に、本変形例のように、固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fおよびリブ(突起部)73の両方を熱により溶融させて混合することで、熱固定部80を形成すれば、コイルボビン11のケース基部(ケース)7への固着強度をより一層高めることができるようになる。
In particular, if the
(第4変形例)
本変形例では、図13に示すように、固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fおよびリブ(突起部)73の両方を熱により溶融させて混合することで形成した熱固定部80を、貫通孔7aのケース基部(ケース)7側に形成された収容凹部としての拡径部7fに収容している点が、上記第2実施形態の第3変形例と異なっている。
(Fourth modification)
In this modification, as shown in FIG. 13, a
すなわち、本変形例では、固定用ピン(固定用突起)11d側に形成された縮径部7eと、ケース基部(ケース)7側に形成された拡径部7fとで貫通孔7aを形成している。そして、縮径部7eのケース基部(ケース)7側端部における貫通孔7aの周縁部を外側に突出した形状とすることで、筒状のリブ(突起部)73が拡径部7fに形成されるようにしている。そして、固定用ピン(固定用突起)11dを貫通孔7aに挿通した状態で、固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fが筒状のリブ(突起部)73内の貫通孔7hに挿通されるようにする。そして、リブ(突起部)73と固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fのうち少なくともリブ(突起部)73の一部を熱変形させることで熱固定部80を形成している。
That is, in this modification, the through
本変形例でも、固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fおよびリブ(突起部)73の両方を熱変形させることで熱固定部80を形成している。
Also in this modification, the
具体的には、固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fおよびリブ(突起部)73の両方を熱により溶融させて混合することで、熱固定部80を形成している。このとき、拡径部7f内に収容されるように、熱固定部80を形成している。
Specifically, the
以上の本変形例によっても、上記第2実施形態の第3変形例と同様の作用、効果を奏することができる。 Also according to the above modification, the same operations and effects as those of the third modification of the second embodiment can be achieved.
また、本変形例によれば、熱固定部80を貫通孔7aのケース基部(ケース)7側に形成された収容凹部としての拡径部7fに収容している。その結果、熱固定部80がケース基部(ケース)7の外面7dの外側に突出してしまうのが抑制されるため、接点装置1の外観の見栄えが損なわれてしまうのを抑制することができる。
Moreover, according to this modification, the
(第5変形例)
本変形例では、リブ(突起部)73および固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fのうちリブ(突起部)73のみを熱変形させることで熱固定部80を形成している点が上記第2実施形態の第3変形例と異なっている。
(5th modification)
In this modification, the
すなわち、リブ(突起部)73と固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fのうちリブ(突起部)73のみを熱により溶融させて固定用ピン(固定用突起)11dの先端11fに固着させることで、熱固定部80を形成している。
That is, only the rib (projection) 73 out of the rib (projection) 73 and the
以上の本変形例によっても、上記第2実施形態の第3変形例と同様の作用、効果を奏することができる。 Also according to the above modification, the same operations and effects as those of the third modification of the second embodiment can be achieved.
なお、上記第2実施形態の第4変形例に本変形例の構成を適用することも可能である。 The configuration of this modification can also be applied to the fourth modification of the second embodiment.
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。 The preferred embodiments of the present invention have been described above. However, the present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications can be made.
例えば、上記各実施形態では、ケース基部に挿通孔を形成したものを例示したが、ケースカバーに挿通孔を形成するようにしてもよい。 For example, in each of the above embodiments, an example in which the insertion hole is formed in the case base is illustrated, but the insertion hole may be formed in the case cover.
また、上記第2実施形態の第3から第5変形例では、リブ(突起部)と固定用ピン(固定用突起)の先端の両方もしくはリブ(突起部)のみ熱変形させたものを例示しているが、リブを熱変形させるとともに、固定用ピン(固定用突起)の先端の周囲(一部)を熱変形させて溶融混合することで固定部を形成するようにしてもよい。すなわち、固定用ピン(固定用突起)の先端を芯が残った状態で溶融させ、当該溶融部分とリブ(突起部)の溶融部分とを混合させることで、芯の周囲を覆うように固定部が形成されるようにしてもよい。 In the third to fifth modifications of the second embodiment, only the rib (projection) and the tip of the fixing pin (fixing projection) or only the rib (projection) are thermally deformed. However, the fixing portion may be formed by thermally deforming the rib (and a part) around the tip of the fixing pin (fixing protrusion) and melting and mixing the rib. That is, the tip of the fixing pin (fixing protrusion) is melted with the core remaining, and the fixing portion is covered so as to cover the periphery of the core by mixing the molten portion and the molten portion of the rib (protrusion). May be formed.
また、上記各実施形態およびその変形例では、コイルボビンのケースへの固定方法として、接着固定や熱着固定による方法を例示したが、嵌合固定や当接固定等によって固定するようにしてもよい。すなわち、ボビンがケースに対して相対移動してしまうのを抑制できるように当該ボビンがケースに固定されていればよい。 Further, in each of the above embodiments and the modifications thereof, the method of fixing the coil bobbin to the case has been exemplified by the method of adhesive fixing or heat fixing, but it may be fixed by fitting fixing, contact fixing or the like. . That is, the bobbin only needs to be fixed to the case so that the bobbin can be prevented from moving relative to the case.
また、挿通孔や固定用突起、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。 Further, the insertion hole, the fixing projection, and other detailed specifications (shape, size, layout, etc.) can be changed as appropriate.
1 接点装置
2 電磁石部(固定部)
3 接点部(可動部)
7 ケース基部(ケース)
7a 貫通孔
7b テーパ部(収容凹部)
7c テーパ部
7f 拡径部(収容凹部)
9 ケースカバー(ケース)
11 コイルボビン
11d 固定用ピン(固定用突起)
11f 先端
13 コイル
20 コイル端子
73 リブ(突起部)
74 壁部
1
3 Contact point (movable part)
7 Case base (case)
7a Through
9 Case cover (case)
11
74 Wall
Claims (12)
前記コイルボビンは、前記ケースに固定されたコイル端子に接続されており、
前記コイルボビンには、前記ケースに固定される固定用突起が形成されており、
前記ケースには、前記固定用突起を挿入して固定する貫通孔が形成されていることを特徴とする接点装置。 A fixed device having a coil bobbin around which a coil is wound, and a movable portion that moves relative to the fixed portion, are contact devices housed in a case,
The coil bobbin is connected to a coil terminal fixed to the case,
The coil bobbin is formed with a fixing protrusion to be fixed to the case,
The contact device according to claim 1, wherein a through hole for inserting and fixing the fixing protrusion is formed in the case.
前記固定用突起と前記ケースとの熱固定部が前記収容凹部に収容されていることを特徴とする請求項7に記載の接点装置。 An accommodation recess is formed on the case side of the through hole,
The contact device according to claim 7, wherein a heat fixing portion between the fixing protrusion and the case is accommodated in the accommodating recess.
前記熱固定部は、前記突起部と前記固定用突起の先端のうち少なくとも前記突起部の一部を熱変形させることで形成されていることを特徴とする請求項8〜10のうちいずれか1項に記載の接点装置。 The case is provided with a protrusion through which the tip of the fixing protrusion is inserted,
The heat fixing part is formed by thermally deforming at least a part of the protruding part among the protruding part and the tip of the fixing protrusion. The contact device according to item.
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