JP2014042818A - 人工股関節手術器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 術部の展開が限られる場合でも、大腿骨頭の切除,髄腔の掘削,更には大腿骨ステムの設置といった作業を術前計画に沿って、小さな侵襲で良好に行う。
【解決手段】 ステム設置用器具10を、大腿骨頸部101の転子間稜106を跨ぐように術者によって押し付け、骨表面に密着固定する。次に、ステム設置用器具10の当接固定部Aの端縁AFに沿って、大腿骨頭部110を切断する。続いて、内反・外反方向DA、前捻・後捻方向DB,屈曲・伸展方向DCに沿って骨切り面における挿入中心点DXから大腿骨100の髄腔の掘削を行う。その後、術前計画で決定したサイズの大腿骨ステムを、骨切り面から大腿骨100の髄腔内に挿入する。このとき、骨切り面における前記挿入位置DX,内反・外反方向DA,前捻・後捻方向DB,屈曲・伸展方向DCが参照され、それらに沿った大腿骨ステムの設置が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、人工股関節手術において大腿骨ステムや臼蓋カップコンポーネントを設置する際に使用する人工股関節手術器具の改良に関するものである。
人工股関節手術に使用する器具としては、例えば下記特許文献1記載の人工股関節置換術支援補助部材がある。これは、骨嵌合部と設置情報表示部とによって構成されており、コンピュータ上の三次元モデルから、光造形などのラピッドプロトタイピング技術で作成される。前記骨嵌合部は、人工股関節置換の手術部位となる臼蓋ないし大腿骨の三次元的形状を利用して作成され、前記臼蓋ないし前記大腿骨に一部ないし全てが嵌合する。また、前記設置情報表示部は、人工股関節置換の術前計画に基づいて前記臼蓋コンポーネントや前記大腿骨コンポーネントの適切な位置ないし方向の情報を提供する。
特開2008−188400号公報
ところで、人工股関節手術において、大腿骨ステムの適切な設置位置と設置アライメントは、人工股関節に加わる応力を適切に大腿骨に伝達させるために重要であり、且つ患者個々の大腿骨髄腔に対して許容する最大サイズのコンポーネントを適合させ、安定化させるために重要で、術後成績を左右する因子であり、術前計画の要点の1つである。実際の人工股関節置換術は、
a,大腿骨頭の切除,
b,大腿骨骨髄腔の掘削,
c,大腿骨ステムの挿入固定,
という手順で行なわれる。このため、前記cにおける大腿骨ステムの挿入位置を決定する上で、前記aの大腿骨頭の切除と、前記bの髄腔の掘削は重要な操作である。
これらの操作は、術前計画に基づいて行うが、実際の手術において参考にできるのは、術野で直視できる皮膚切開部から展開された一部分の骨である。しかし、肥満のために術部の展開が限られる症例も多い。また、骨形態に変形が著しい場合には、通常のアナトミーとかけ離れていることから、術者が判断を誤り、術前計画とは異なる高さでの大腿骨頭の切除,異なる方向への髄腔の掘削,更には、異なる位置での大腿骨ステムの設置を行なってしまう恐れがある。このような場合、大腿骨ステムの挿入中に大腿骨が骨折する,あるいは術後に脱臼するなど、術中や術後において合併症が起きる可能性が想定される。現在、コンピュータ技術によって精密な術前計画を手術中に誘導するナビゲーション装置が開発されているが、一般的には普及しておらず、より簡便で操作のしやすい手法や器具が求められている。一方、臼蓋側にはカップコンポーネントが設置されるが、この場合も、同様に設置位置を良好に特定する必要がある。
本発明は、以上のような点に着目したもので、その目的は、術部の展開が限られる場合でも、大腿骨頭の切除,髄腔の掘削,更には適切なアライメントへの大腿骨ステムの設置といった作業を術前計画に沿って良好に行うことである。他の目的は、筋肉等の軟部組織を出来るだけ切除せず、極めて小さい皮膚切開から手術野を展開する最小侵襲手術が行われるようになっているが、最小侵襲手術おいても正確に大腿骨ステムを設置することである。更に他の目的は、臼蓋側においてもカップコンポーネントを良好に設置することである。
本発明は、人工股関節置換術を行う際に、大腿骨ステムの適切な設置を術前計画に基づいて行うための手術器具であって、大腿骨頸部付近に当接して、器具自身を固定する当接固定部,術前計画に基づいて大腿骨ステムを適切に設置するためのガイドとなる設置ガイド部,を備えており、前記当接固定部が、大腿骨頸部の転子間稜に当接する部位を含むことを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記当接固定部の端縁が、大腿骨頚部における骨切り高位を示すことを特徴とする。他の形態の一つは、前記設置ガイド部が、大腿骨髄腔の掘削方向ないし大腿骨ステムの挿入方向を示すことを特徴とする。詳細には、前記大腿骨髄腔の掘削方向ないし大腿骨ステムの挿入方向を、内反・外反方向,前捻・後捻方向,屈曲・伸展方向の三次元的な方向によって示すことを特徴とする。更に他の形態によれば、前記設置ガイド部が、大腿骨頸部の骨切り面における大腿骨ステムの挿入位置を示すことを特徴とする。更に他の形態の一つは、前記設置ガイド部に予め設定した姿勢で結合し、結合状態で前記大腿骨ステムの中心方向を示す補助具を使用することを特徴とする。
他の発明は、人工股関節置換術を行う際に、臼蓋カップコンポーネントの適切な設置を術前計画に基づいて行うための手術器具であって、臼蓋の形状に倣った形状の基部,前記臼蓋カップコンポーネントの設置中心軸(リーミング中心軸)を示すガイド手段,骨盤上に予め設定した基準ピンに対して位置決めするための位置決め手段,を備えたことを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記基部が、その外面側の突出部を削ってテーパ形状とすることで、前記臼蓋に設置可能としたことを特徴とする。他の形態の一つは、前記ガイド手段を、臼蓋カップコンポーネントの設置中心軸(リーミング中心軸)に沿って前記臼蓋に穴を開けるために使用することを特徴とする。更に他の形態の一つは、前記位置決め手段に、前記基準ピンに対して一定の位置関係を有する補助ピンを挿入し、この補助ピンと前記基準ピンとを保持する補助具を使用することで、前記基準ピンに対する位置決めを行うことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、手術器具の当接固定部を大腿骨頸部で患者個々に特徴的な形状で大きく凹凸している転子間稜に当たるデザインとしているため、わずかな当接固定部でも安定して手術器具を固定することができ、術部の展開が限られる場合でも、大腿骨頭の切除,髄腔の掘削,更には大腿骨ステムの設置といった作業を術前計画に沿って、低侵襲で良好に行うことができる。
図1(A)は本発明の実施例1の人工股関節手術器具を示す斜視図,(B)は実際の製品の写真である。 大腿骨頸部に対する手術器具を取り付ける様子を示す図である。 (A)は骨切り高位を示す図,(B)は内外反方向を示す図である。 前捻・後捻方向と大腿骨ステム挿入点を示す図である。 屈曲・伸展方向と大腿骨ステムの設置方向を示す図である。 本発明の実施例2の補助具を示す斜視図である。 前記実施例2の補助具の使用状態を示す図である。 本発明の実施例3における基準ピンを示す図である。 前記実施例3におけるカップ設置用器具の一例を示す図である。 前記カップ設置用器具の修正の様子を示す図である。 前記カップ設置用器具の設置補助具と設置の様子を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
以下、図1〜図5を参照しながら、本発明の実施例について説明する。図1(A)は本実施例の人工股関節手術器具(以下単に「手術器具」という)を示す斜視図であり、図1(B)は試作品の写真である。また、図2(A)は大腿骨頚部を示し、同図(B)は大腿骨頸部に手術器具を取り付けようとしている状態を示す図である。これらの図において、ステム設置用器具10は、骨に当接して密着し、器具全体を固定するための当接固定部Aと、大腿骨頭の切除位置,髄腔の掘削及び大腿骨ステムの挿入方向を指示する設置ガイド部Bによって構成されている。
当接固定部Aの部位AAは、図2に示すように、大腿骨100の大腿骨頚部101の大転子102に当接し、部位ABは大腿骨頚部101の小転子104に当接する。また、大転子102から小転子104に至る転子間稜106に引っかかる鈎部ACを備えており、この鈎部ACから大腿骨頚部101に習った凹部ADが延長形成されている。
ステム設置用器具10の当接固定部Aは、手術部位において、設置位置を誤ることなく、ズレが生じないように安定してステム設置用器具10を固定することが重要である。また、手術時に展開しやすく術部に対する侵襲が少ないこと,少ない接触面で固定可能なことも大切である。かかる点から、本実施例では、転子間稜106を跨いで習う形状である鈎部ACを当接固定部Aに設けることとしている。図2(C)には、同図(B)の#II−#II線に沿って矢印方向に見た断面が示されており、当接固定部Aの鉤部ACが転子間稜106に跨っている。
このように、大腿骨頚部101の部位のうち、起伏が大きく特長的な部位である転子間稜106を跨ぐように、当接固定部Aを形成することで、少ない接触面積で安定したステム設置用器具10の固定が可能となる。
次に、上述した当接固定部Aの凹部ADの端縁AFは、大腿骨頚部101の骨切り高位(切断位置)を示すように形成されている。図3(A)に示すように、大きな凹形状の臼蓋(寛骨臼)130と大腿骨頭110によって股関節が構成されている。人工股関節置換術を行う際には、大腿骨頚部101の位置で、大腿骨頭110を切断するが、その切断位置である骨切り高位LCは、患者の足の長さ,大腿骨100の髄腔の形状,使用する大腿骨ステムのサイズ等を考慮して、術前計画の段階で医師が決定する。そして、図3(B)に示すように、決定された骨切り高位LCの位置が、前記当接固定部Aの凹部ADの端縁AFとなるように、設定される。
次に、図1に戻って、上述した当接固定部Aには、設置ガイド部Bが形成されている。設置ガイド部Bは、直方体のブロックBA,BB,BCによって構成されており、ブロックBA,BBが交差し、その交差部と当接固定部AとがブロックBCによって接合された構造となっている。これらのブロックBA,BB,BCには、ワイヤ保持貫通孔QA,QB,QCがそれぞれ形成されている。
以上のうち、ブロックBAのワイヤ保持貫通孔QAには、図3(B)に示すように、ワイヤ(鋼線)140が挿通される。図3(B)におけるワイヤ140の方向は、大腿骨100の冠状面での傾きである内反・外反方向DAを示す。図3(B)を左方向から見ると図5のようになる。図5におけるワイヤ140の方向は、大腿骨100の矢状面での傾きである屈曲・伸展方向DCを示す。すなわち、屈曲・伸展/内反・外反は、同じワイヤ140の軸で示されるが、参照方向が90度異なる(冠状面と矢状面の違い)。後述する図4に、それら内反・外反方向DA,屈曲・伸展方向DCの関係を示している。骨髄腔ZCの中心DASを通る方向が大腿骨ステムZSの実際の挿入方向となり、矢印FSの方向に大腿骨ステムZSを挿入する。屈曲・伸展方向DCと、骨髄腔ZCの中心(大腿骨ステムZSの挿入中心)DASは平行になる(図5参照)。
次に、図4に示すように、ブロックBBのワイヤ保持貫通孔QBには、ワイヤ142が挿通される。このワイヤ142は、大腿骨100の水平面での回転(ねじれ)である前捻・後捻方向DBを示す。なお、ワイヤ142が示す前捻・後捻方向DBは、手術計画にて術者が決定した大腿骨ステムZSの髄腔への前捻挿入角度を示すものである。すなわち、前捻・後捻方向DBと、前記インプラント挿入中心点DXを通る平行線DBSとは平行になる。
次に、ブロックBCのワイヤ保持貫通孔QCに挿通されるワイヤ(図示せず)が示す方向と平行な方向DDは、前記ワイヤ140,142と直交する方向であり、前記インプラント挿入中心点DXを通る。すなわち、前記ブロックBA,BB,BCを通るワイヤの方向を平行移動した骨切り面120上に交点がインプラント挿入中心点DXであり、インプラント挿入中心点DXは、骨切り面120における大腿骨ステム長軸の挿入位置となっている。
以上のような形状・構造のステム設置用器具10は、次のようにして製作される。
(1)まず、人工股関節置換術を受ける患者の股関節部分のCT(コンピュータ断層撮影)画像もしくはMRI(磁気共鳴)画像を取得する。
(2)次に、コンピュータによって股関節部分の三次元画像を得るとともに、この三次元画像に基づいて、人工股関節置換術の術前計画を行う。このような人工股関節置換術用の三次元術前計画ソフトウエアとしては、例えば、株式会社レキシー製「ZedHip」がある。これにより、
a,患者の大腿骨100の形状,
b,使用する大腿骨ステムのサイズ,
c,骨切り高位LC
d,内反・外反方向DA
e,前捻・後捻方向DB
f,屈曲・伸展方向DC
g,骨切り面120におけるインプラント挿入中心点DX
が決定される。
(3)次に、ラピッドプロトタイピング技術を応用し、光樹脂等でステム設置用器具10を製作する。ステム設置用器具10の当接固定部Aは、前記aの患者の大腿骨100の形状,前記cの骨切り高位LCによって、その形状が特定される。ステム設置用器具10の設置ガイド部Bは、前記dの屈曲・伸展方向DA,前記eの前捻・後捻方向DB,前記fの内反・外反方向DC,前記gの骨切り面120におけるインプラント挿入中心点DXによって、その形状が特定される。なお、ステム設置用器具10は、股関節部分の患者固有の骨性凹凸に対応しているため、患者毎に製作される。
以上のようにして製作したステム設置用器具10は、滅菌して、人工股関節置換術中に使用される。まず、大腿骨頸部101の該当箇所に、転子間稜106を跨ぐように、術者の手によって押し付け、骨表面に密着固定する。次に、術者は、ステム設置用器具10の当接固定部Aの端縁AFに沿って、大腿骨頭110を切断する。続いて、術者は、内反・外反方向DA,前捻・後捻方向DB,屈曲・伸展方向DC,に沿って骨切り面120における挿入中心点DXから内反・外反方向DA,前捻・後捻方向DB,屈曲・伸展方向DC,が適宜参照され、それらに沿った大腿骨ステムZSの設置が行われる。
以上のように、ステム設置用器具10を利用して人工大腿骨置換術を行うことで、大腿骨頭の切除,髄腔の掘削,更には大腿骨ステムの設置といった作業を術前計画に沿って良好に行うことができる。また、本実施例の方法によれば、従来の手術と同様の展開で実施でき、骨にガイド用のピンを打ち込むなどの必要もないため、低侵襲であるという利点もある。
次に、図6及び図7を参照しながら、本発明の実施例2について説明する。本実施例は、大腿骨ステムZSを手術計画の方向に設置する際において大腿骨ステムZSの中心軸方向を術者が把握する場合に適用される。例えば、大腿骨ステムZSの設置軸方向および挿入点を確認するためにワイヤを立てる、あるいは、小径のドリルを用いてパイロットホールを開けるといった具合である。本実施例では、図6に示すように、上述したステム設置用器具10に対して、ステム用補助具200を使用する。なお、本実施例のステム設置用器具10では、前記ブロックBBの代わりにブロックBB2となっており、このブロックBB2は、ブロックBAと直交せず、所定の角度をもっている。そして、ブロックBB2には、ワイヤ152が貫通している。このワイヤ152は、大腿骨ステムZSの前捻角度および大腿骨頸部の切除面の角度を把握するために設けられている。図6中、PAはステム設置軸に対する前額面を表し、PBはステム設置軸に対する矢状面を表す。
前記ステム用補助具200は、
a,ステム設置用器具10のブロックBAにほぞ213(凹凸)で結合して位置決めされるとともに、ワイヤ140が貫通する基部210,
b,この基部210の長手方向から直交する方向(ブロックBCの方向ないしワイヤ140の方向と直交する方向)に延長形成された腕212,
c,この腕212の先に設けられており、前記ワイヤ140と並行の方向のガイド穴216を有する保持部214,
を備えている。
これらのうち、前記基部210には、その長手方向に貫通穴211が設けられており、この貫通穴211は、ステム設置用器具10のブロックBAのワイヤ保持貫通孔QAに連続している。このため、貫通穴211を貫通したワイヤ140は、更にワイヤ保持貫通孔QAを挿通することとなる。前記腕212の長さは、前記保持部214のガイド穴216の中心が大腿骨ステムZSの中心となるように設定されている。上述したように、ステム設置用器具10は、大腿骨頸部101の該当箇所に固定されるが、この状態でステム用補助具200を、その基部210にワイヤ140を貫通させるとともに、前記ほぞ213で結合させると、保持部214のガイド穴216の中心が、前記大腿骨ステムZSの中心となるという具合である。
次に、本実施例の作用を説明すると、最初に、前記ステム設置用器具10にステム用補助具200を取り付けるとともに、ワイヤ140を基部210の貫通穴211からステム設置用器具10のブロックBAのワイヤ保持貫通孔QAに貫通させる。このとき、ワイヤ140の貫通及びほぞ213の結合により、ステム用補助具200は、ステム設置用器具10に対して所定の姿勢に安定して固定されるようになる。
ステム用補助具200を使用して大腿骨ステムZSの中心軸を示すパイロットホールを開ける場合は、図7(A)に示すように、保持部214のガイド穴216に、ドリル用アタッチメント220を挿通する。ドリル用アタッチメント220のドリル側には、ガイド穴216よりも大径で、保持部214に当たるストッパ222が設けられており、先端には、大腿骨大転子部に対する滑止め224が設けられている。これらにより、ドリル用アタッチメント220が保持部214に固定される。この状態で、ドリル用アタッチメント220の貫通穴225にドリル226を挿入して大腿骨に穴を開ける作業を行う。形成された大腿骨の穴は、大腿骨ステムZSの適切な中心軸となるパイロットホールとなる。
次に、大腿骨ステムZSの挿入点と挿入軸を術者が把握するためにワイヤを立てる場合は、図7(B)に示すように、ワイヤ150を保持部214のガイド穴216に挿通する。これにより、大腿骨ステムZSの挿入点及び挿入軸を示すようにワイヤ150を立てることができる。
このように、本実施例によれば、ステム用補助具200を使用することとしたので、大腿骨ステムZSの中心を示すパイロットホールを開けたり、大腿骨ステムZSの挿入点と挿入軸を術者が把握するためのワイヤ150を立てるといった作業を簡便に行うことができる。
次に、図8〜図11を参照しながら、本発明の実施例3について説明する。上述した実施例は、大腿骨側に関するものであるが、本実施例は、骨盤側に関するもので、臼蓋を掘削して人工関節のコンポーネントを入れるための実施例である。
最初に、図8を参照しながら、基準ピンについて説明する。手術時は、患者は患部を上にして横向きに寝ている側臥位の状態にあるが、必ずしも向きが安定せず変化する。そこで、本実施例では、骨盤上の適宜位置に基準ピンを設け、これを基準として作業を行うこととしている。基準ピンは、どのように定めてもよいが、本実施例では、図8(A)に示すように、骨盤Kの左右の上前腸骨棘KA,KBと、恥骨結合KCを結ぶ三角形状の基準面KSと平行となる方向に、基準ピンKPを立てることとする。図8(B)には、基準ピンKPの一例が示されており、寛骨臼の辺縁KH上部に基準ピンKPを立てている。
図9には、本実施例で使用するカップ設置用器具の一例が示されている。カップ設置用器具300は、患者の臼蓋の形状を三次元計測し、それに合致した形状のものを三次元プリンティングなどの手法で製作する。図9(A)には外観が示されており、同図の#9−#9線に沿って矢印方向に見た断面が(B)に示されている。これらの図において、カップ設置用器具300は、患者の臼蓋の形状に習ったほぼ半球の形状の基部302を中心に構成されている。基部302の中央付近にはドリル穴310が設けられており、側方には補助ピン穴320が設けられている。またカップ設置方向を示すようにカップ設置中心である302を起点として前額面、横断面方向に凹部304が形成されている。
これらのうち、ドリル穴310の中心方向312は、臼蓋に設置するカップコンポーネントの設置中心軸あるいはカップリーミングの中心軸となっており、図9(C)に示すように、基準ピンKPに対して、所定の距離(間隔)ΔRと、所定の前開角φK及び傾体角あるいはリーミング角φSを有する方向となっている。これらの距離や角度は、術前計画において患者毎に設定される。このドリル穴310の中心314は、カップコンポーネントを設置するための半球面を形成するリーマーの移動中心と一致しており、314を中心とするドリル穴310の段差313がリーマーのためのパイロットホールを開けるドリルガイドのストッパーとなり、パイロットホールの掘削深さを規定する。次に、補助ピン穴320は、基準ピンKPの位置と、カップ設置用器具300の取り付け位置との間隔に対応する位置に立てられる補助ピンKPH(後述する図11参照)を挿入するための穴である。
ところで、上述したカップ設置用器具300は、例えば三次元プリンティングの手法で製作するが、患者の臼蓋に窪み(寛骨臼窩)などがあるときに、その形状を三次元計測し、そのデータをそのまま使用して三次元プリンティングを行うと、窪みの形状に沿ってカップ設置用器具300が製作されてしまう。例えば、図10(A)に示すように、半球状の基部302の外側に突出部330や延設部332が形成されてしまう。これらの突出部330や延設部332があると、それらに邪魔されてカップ設置用器具300を患者の臼蓋に設置することができない。そこで、本実施例では、図10(B)に示すように、前記突出部330,332を削って、基部302側で開くようなテーパ形状334に加工する。この加工は、300のCADのボリュームデータから患者の臼蓋の三次元計測データを差し引いたデータに対してCADで設計修正を施すことで可能であるが、プリンティング後に突出部330,332を削る加工を施しても可能である。
次に、図11を参照して、前記カップ設置用器具300を患者の臼蓋KGに設置するためのカップ用補助具400について説明する。同図(A)は設置時の様子を示す斜視図であり、この図の矢印F11方向から見た図が同図(B)である。これらの図において、カップ用補助具400は、基準ピンKPと補助ピンKPHをそれぞれ平行に保持するピンホルダー410,420を備えている。これらピンホルダー410,420は、支持杆430に取り付けられており、ネジ412,422によってピン間隔ΔKが調整可能となっている。また、ネジ414によって、基準ピンKPの軸方向の位置調整や固定が行われ、ネジ424によって、補助ピンKPHの軸方向の位置調整や固定が行われるようになっている。なお、基準ピンKPと補助ピンKPHとの間隔ΔKは、予め術前計画の中で術者により決定される。補助ピンKPHの先は、上述したカップ設置用器具300の補助ピン穴320に挿入される。
次に、本実施例の全体的な手順を説明する。
(1)患者の術対象の臼蓋KGの形状を三次元測定する。また、前記基準ピンKPに対するカップコンポーネント(図示せず)の設置中心軸312(図9参照)を術前計画で決める。すなわち、基準ピンKPからの距離ΔR,前開角φK,傾体角φSを決める。設置中心軸312,臼蓋KGの三次元形状の各データから、補助ピンKPHの位置も計算することができ、これらのデータを利用して、カップ設置用器具300を製作する。
(2)このときカップ設置用器具300に対して図10に示した修正処理を施す。
(3)次に、図11に示したカップ用補助具400を使用して、図示のごとく、カップ設置用器具300を患者の臼蓋KGに設置し、基準ピンKPを臼蓋辺縁KHの上部に打ち込み、補助ピンKPHをカップ設置用器具300の補助ピン穴320に打ち込む。これにより、臼蓋KGに対してカップ設置用器具300が術前計画の位置に固定される。
(4)次に、カップ設置用器具300のドリル穴310にドリル(図示せず)を入れて、カップのリーミング方向に穴を開ける。この方向と深さは、図9(C)に示した臼蓋KGに対するカップコンポーネントの設置計画に一致する。
(5)次に、カップ設置用器具300,カップ用補助具400,補助ピンKPHを取り除く。そして、前記ドリルで臼蓋KGに開けた穴を軸として、リーマー(図示せず)で臼蓋KGの内側を削り、半球面を形成する。
(6)次に、臼蓋KGに形成した半球面に、前記基準ピンKPを利用して、前記設置中心軸となるようにカップコンポーネントを打ち込む。
以上のように、カップ設置用器具300及びカップ用補助具400を利用することで、臼蓋のリーミング(掘削),カップコンポーネントの設置といった作業を、患者の姿勢に影響されずに、術前計画に沿って良好に行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例1では、骨切り高位LC,内反・外反方向DA,前捻・後捻方向DB,屈曲・伸展方向DC,骨切り面120における大腿骨ステム長軸の挿入位置DXを、ステム設置用器具10で示すことしたが、そられの一部のみを示すようにしてもよい。更に、例えば、設置ガイド部BのブロックBBの方向を頸部骨切角(傾体角)と平行の方向を示すようにしてもよい。
(2)前記実施例で示したステム設置用器具10,ステム用補助具200,カップ設置用器具300,カップ用補助具400の形状は一例であり、同様の機能を有するように変形してよい。
(3)前記実施例3で示したカップ用補助具400及び補助ピンKPHも一例であり、カップ用器具300を所定の位置に設置できれば、どのような手段を用いてもよい。
(4)前記実施例1ないし2で示したステム設置の手法と、前記実施例3で示したカップ設置の手法とは、必ずしも同時に適用する必要はなく、それぞれ別個に実施してよい。
本発明によれば、ステム設置用器具やその補助具を使用することで、術前計画に沿って大腿骨ステムを良好に大腿骨髄腔内に設置することができ、人工股関節置換術に好適である。また、カップ設置用器具やその補助具を使用することで、術前計画に沿ってカップコンポーネントを臼蓋に良好に設置することができ、人工股関節置換術に好適である。
10:ステム設置用器具
100:大腿骨
101:大腿骨頚部
102:大転子
104:小転子
106:転子間稜
110:大腿骨頭
120:面
130:臼蓋
140,142,150,152:ワイヤ
200:ステム用補助具
210:基部
211:貫通穴
212:腕
213:ほぞ
214:保持部
216:ガイド穴
220:ドリル用アタッチメント
222:ストッパ
225:貫通穴
226:ドリル
300:カップ設置用器具
302:基部
304:凹部
310:ドリル穴
312:中心方向
313:段差
314:中心
320:補助ピン穴
330:突出部
332:延設部
334:テーパ形状
400:カップ用補助具
410,420:ピンホルダー
412,422:ネジ
414:ネジ
424:ネジ
430:支持杆
A:当接固定部
AA:部位
AB:部位
AC:鈎部
AD:凹部
AF:端縁
B:設置ガイド部
BA,BB,BC:ブロック
BB2:ブロック
DA:内反・外反方向
DAS:中心
DB:前捻・後捻方向
DBS:平行線
DC:屈曲・伸展方向
DD:方向
DX:インプラント挿入中心点
K:骨盤
KA,KB:上前腸骨棘
KC:恥骨結合
KG:臼蓋
KH:関節包
KP:基準ピン
KPH:補助ピン
KS:基準面
LC:高位
PA:ステム設置軸に対する前額面
PB:ステム設置軸に対する矢状面
QA,QB,QC:ワイヤ保持貫通孔
ZC:骨髄腔
ZS:大腿骨ステム
ΔK:ピン間隔
ΔR:距離
φK:前開角
φS:傾体角

Claims (11)

  1. 人工股関節置換術を行う際に、大腿骨ステムの適切な設置を術前計画に基づいて行うための手術器具であって、
    大腿骨頸部付近に当接して、器具自身を固定する当接固定部,
    術前計画に基づいて大腿骨ステムを適切に設置するためのガイドとなる設置ガイド部,
    を備えており、
    前記当接固定部が、大腿骨頸部の転子間稜に当接する部位を含むことを特徴とする人工股関節手術器具。
  2. 前記当接固定部の端縁が、大腿骨頚部における骨切り高位を示すことを特徴とする請求項1記載の人工股関節手術器具。
  3. 前記設置ガイド部が、大腿骨髄腔の掘削方向ないし大腿骨ステムの挿入方向を示すことを特徴とする請求項1又は2記載の人工股関節手術器具。
  4. 前記大腿骨髄腔の掘削方向ないし大腿骨ステムの挿入方向を、屈曲・伸展方向,前捻・後捻方向,内反・外反方向によって示すことを特徴とする請求項3記載の人工股関節手術器具。
  5. 前記設置ガイド部が、大腿骨頸部の骨切り面における大腿骨ステムの挿入中心点を示すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の人工股関節手術器具。
  6. 前記設置ガイド部に予め設定した姿勢で結合し、結合状態で前記大腿骨ステムの中心方向を示す補助具を使用することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の人工股関節手術器具。
  7. 人工股関節置換術を行う際に、臼蓋カップコンポーネントの適切な設置を術前計画に基づいて行うための手術器具であって、
    臼蓋の形状に倣った形状の基部,
    前記臼蓋カップコンポーネントの設置中心軸を示すガイド手段,
    骨盤上に予め設定した基準ピンに対して位置決めするための位置決め手段,
    を備えたことを特徴とする人工股関節手術器具。
  8. 前記基部は、患者個々に特徴的な形状を持つ寛骨臼窩において設置時に干渉する外面側突出部を削ってテーパ形状とすることで、前記臼蓋の手術計画の位置で適切に適合するようにしたことを特徴とする請求項7記載の人工股関節手術器具。
  9. 前記ガイド手段を、臼蓋カップコンポーネントの設置中心軸あるいはリーミング中心軸に沿って前記臼蓋に穴を開けるために使用することを特徴とする請求項7又は8記載の人工股関節手術器具。
  10. 前記位置決め手段に、前記基準ピンに対して一定の位置関係を有する補助ピンを挿入し、この補助ピンと前記基準ピンとを保持する補助具を使用することで、前記基準ピンに対する位置決めを行うことを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の人工股関節手術器具。
  11. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の人工股関節手術器具と、請求項7〜10のいずれか一項に記載の人工股関節手術器具を含むことを特徴とする人工股関節手術器具。
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