JP2014042091A - パケット中継装置及びパケット中継方法 - Google Patents

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朋紀 長谷川
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Abstract

【課題】パケット中継装置の電力消費を抑制すること。
【解決手段】パケット中継装置10は、外部からのデータを複数の受信パケットとして受信する受信部20と、複数の受信パケットのそれぞれに所定のヘッダを追加し、各受信パケットに対応する複数の送信パケットとして外部へ送信する送信部30と、を備える。送信部30は、送信パケットに関する情報を受信部20へ通知する。受信部20は、通知された情報と、複数の受信パケット以後に受信予定のパケットのサイズとに基づいて当該受信予定のパケットを受信するか否かを判定し、当該受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該受信予定のパケットを受信時に廃棄する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パケット中継装置及びパケット中継方法に関し、例えば、受信パケットに所定のヘッダを付加した送信パケットを送信するパケット中継装置及びパケット中継方法に関する。
インターネットの普及、固定電話のIP(Internet Protocol)化や企業ネットワークのIP化に伴い、キャリアネットワーク及び企業ネットワークに設備されるパケット中継装置(例えば、ルータ)の数は急激に伸びている。また、ネットワークのトラフィック量は増加の一途を辿っており、トラフィックを転送するためのルータの性能も向上してきている。これに伴い、ルータの消費する電力は年々増加している。そのため、ルータの普及による急増や昨今の環境問題を受けて、ルータにおいても消費電力を削減する技術の開発が急務となっている。
特許文献1には、処理能力と消費電力の最適化を行うことを目的としたネットワーク機能を有する集積回路装置に関する技術が開示されている。特許文献1にかかる集積回路装置は、単位時間あたりのデータ量と所定の基準に基づき、プロセッサへのクロックの供給有無を判定し、判定結果に応じたクロック制御信号を生成する。
特開2006−277332号公報
ここで、パケット中継装置の一例であるルータ装置の場合、受信パケットに所定サイズのヘッダ等を付加した送信パケットを送信することがある。この場合、送信パケットは、受信パケットに比べてサイズが大きくなる。よって、連続してパケットを受信した場合、受信処理については当該ルータ装置の処理性能の範囲内で処理できたとしても、当該受信パケットに対応する送信パケットの送信処理については処理性能を超えてしまうことがあり得る。それ故、余分に受信したパケットを廃棄した上で再送要求をせざるを得ず、電力の消費効率が悪くなるという問題点がある。
例えば、特許文献1に上述したルータ装置を適用した場合、受信間隔が無視できるほど連続してパケットを受信することにより、当該受信パケットに対応する送信パケットの送信処理が滞ってしまう。この場合、クロックコントローラにより、送信側のプロセッサのクロック周波数を増加することとなる。そのため、電力消費が増加する。しかしながら、送信側のプロセッサの処理を速くしたとしても、出力の回線速度(通信帯域)の限界に達してしまう。よって、周波数を増加したにもかかわらず、結局、送信できずに受信済みのパケットを廃棄することとなる。それ故、電力の消費効率が悪くなってしまう。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、パケット中継装置は、受信パケットにヘッダが追加された送信パケットに関する情報と、複数の受信パケット以後に受信予定のパケットのサイズとに基づいて当該受信予定のパケットを受信するか否かを判定し、当該受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該受信予定のパケットを受信時に廃棄する。
また、他の実施の形態によれば、パケット中継装置は、複数の受信パケットの受信の際に経過した時間と、各受信パケットに所定のヘッダが追加された複数の送信パケットの送信に要する時間との差分が、今後、受信予定のパケットの受信に要する時間以上である場合、当該受信予定のパケットを受信時に廃棄する。
前記一実施の形態によれば、パケット中継装置の電力消費を抑制することができる。
本実施の形態1にかかるパケット中継装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態1にかかるパケット中継処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態2にかかるパケット中継装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態2にかかるIPヘッダの構成を説明するための図である。 本実施の形態3にかかるパケット中継装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態3にかかるパケット中継処理のタイミングチャートである。 本実施の形態4にかかるパケット中継装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態4にかかるパケットの受信間隔の例を示す図である。 本実施の形態4にかかるパケット中継処理のタイミングチャートである。 本実施の形態5にかかるパケット中継装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態5にかかるパケット中継処理のタイミングチャートである。 関連技術にかかるギガビットルータ装置の構成を示すブロック図である。 家庭用HGW用ルータが受信するETHERパケットの構成を説明するための図である。 関連技術にかかるPPPoEヘッダが追加された送信パケットの構成を説明するための図である。 関連技術にかかるEtherパケット(64バイト)の送受信の例の例を示す図である。 関連技術にかかるEtherパケット(128バイト)の送受信の例の例を示す図である。
以下では、上述した課題を解決するための手段を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
<実施の形態1>
図12は、特許文献1の技術をギガビットルータ装置に適用した場合の構成を示すブロック図である。ルータ装置90は、ネットワーク機能を有する集積回路装置であり、パケット中継装置である。そして、ルータ装置90は、外部から受信したEthernet(登録商標)パケット(受信信号DI)に対し、プロトコル変換を行い、Ethernetパケット(送信信号DO)を送信する機能を有する装置である。
ルータ装置90は、EtherMAC受信部901、EtherMAC送信部902、クロックコントローラ903、制御ch904、制御ch905、PLL906、メモリコントローラ907及び共有メモリ908を備える。尚、ルータ装置90において、EtherMAC受信部901が特許文献1の第1のCPU20、EtherMAC送信部902が特許文献1の第2のCPUに相当する。また、PLL906及びメモリコントローラ907は任意の構成である。
EtherMAC受信部901は、外部からのEthernet受信信号である受信信号DIを受け付け、受信信号DIに基づく受信データをメモリコントローラ907を介して、共有メモリ908へ転送を行う。また、EtherMAC受信部901は、制御ch904及び905を介して、EtherMAC送信部902へ負荷状況を通知する。更に、EtherMAC受信部901は、自身の負荷状況に応じてクロックコントローラ903へクロック制御信号911を出力するとともに、クロックコントローラ903より、周波数制御が行われた受信クロック912が入力される。
EtherMAC送信部902は、共有メモリ908からメモリコントローラ907を介して送信データを取得し、送信信号DOとして送信データを外部へ送信する。また、EtherMAC送信部902は、制御ch905及び904を介してEtherMAC受信部901へ負荷状況を通知する。更に、EtherMAC送信部902は、自身の負荷状況に応じてクロックコントローラ903へクロック制御信号913を出力するとともに、クロックコントローラ903より、周波数制御が行われた送信クロック914が入力される。
クロックコントローラ903は、EtherMAC受信部901よりクロック制御信号911が入力され、当該信号に応じた周波数変更が行われた受信クロック912を、EtherMAC受信部901へ出力する。また、クロックコントローラ903は、EtherMAC送信部902よりクロック制御信号913が入力され、当該信号に応じた周波数変更が行われた送信クロック914を、EtherMAC送信部902へ出力する。
ルータ装置90が、特に、家庭用のHGW(Home Gate Way)用ルータに適用される場合には、次のようなプロトコル変換を行う。すなわち、PC(Personal Computer)等の端末装置からのパケット送信の際、端末装置からのパケットに、プロバイダへの接続認証(ユーザー認証やIPアドレスの割り当て)の為のPPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet)ヘッダを付加して、ネットワーク網にパケットを出力する。また、端末装置からのパケット長は、最低レングスが64バイト、最長レングスは1518バイトとプロトコルで定義されている。そして、端末装置は、この範囲内のレングスのパケットを送信する。
ここで、家庭用HGW用ルータが処理するパケット構成を説明する。図13は、家庭用HGW用ルータが受信するETHERパケットの構成を説明するための図である。ETHERパケット300は、パケットの宛先であるDMACアドレスフィールド301、パケットの送信元であるSMACアドレスフィールド302、パケットのタイプを示すTYPEフィールド303、IP(Internet Protocol)ヘッダフィールド304、通信データフィールド305、ETHERパケットのCRC(Cyclic Redundancy Check)フィールド306で構成される。また、ETHERパケット300のレングスL300は、最短レングスが64Byteであり、最長レングスが1518Byteとなる。
図14は、家庭用HGW用ルータが受信するETHERパケットにPPPoEヘッダが追加された送信パケットの構成を説明するための図である。送信パケット310は、PPPoEヘッダが付加されたETHERパケットである。すなわち、送信パケット310は、パケットの宛先であるDMACアドレスフィールド301、パケットの送信元であるSMACアドレスフィールド302、パケットのタイプを示すTYPEフィールド303、ユーザー認証やIPアドレスの割り当てに用いられるPPPヘッダフィールド311、IP(Internet Protocol)ヘッダフィールド304、通信データフィールド305、ETHERパケットのCRCフィールド306で構成される。PPPヘッダは8バイトで構成される為、出力されるPPPoEヘッダが付加されたETHERパケット310は、受信するETHERパケット300のレングスである送信パケット長L300よりも長い、受信パケット長L310となる。
図15は、ルータ装置90にかかるEtherパケット(64バイト)の送受信の例の例を示すパケット転送図である。ここでは、EtherMAC受信部901は、64バイト(ETHER最短パケット長)の受信パケットを1Gbpsのレートで連続的に受信しているものとする。このとき、EtherMAC送信部902は、64バイトの受信パケットに8バイトのPPPoEヘッダが付加された72バイトの送信パケットを1Gbpsのレートで連続的に送信していることとなる。
具体的には、EtherMAC受信部901は、64バイトのETHERパケット320_0〜320_8である9パケット(トータル576バイト)を連続して受信している。そして、EtherMAC送信部902は、前記受信パケットのそれぞれに8バイトのPPPoEヘッダを付加した72バイトの送信パケット321_0〜321_7である8パケット(トータル576バイト)を連続して送信している。尚、受信ETHERパケット320_0〜320_7のそれぞれに送信パケット321_0〜321_7に対応している。
ここで、EtherMAC送信部902が受信ETHERパケット320_8に対応する送信パケットを生成するためにPPPoEヘッダを追加しようとすると、送出するデータ量が増えてしまう。そのため、必要となる送信データ帯域がギガビットルータ装置の性能上限である1Gbpsを超えてしまう。よって、受信ETHERパケット320_8はルータ装置90にて廃棄される事となる。つまり、ギガビットルータ装置は、8バイトのPPPoEヘッダを付加するケースにおいて、64バイトのETHERパケットが連続的に受信される場合、9パケットに1回の割合で、パケットの廃棄が発生する事となる。
図16は、ルータ装置90にかかるEtherパケット(128バイト)の送受信の例の例を示すパケット転送図である。ここでは、EtherMAC受信部901は、1518バイト(ETHER最長パケット長)の受信パケットを1Gbpsのレートで連続的に受信しているものとする。このときEtherMAC送信部902は、1518バイトの受信パケットに8バイトのPPPoEヘッダが付加された1526バイトの送信パケットを1Gbpsのレートで連続的に送信していることとなる。
具体的には、EtherMAC受信部901は、1518バイトのETHERパケット322_0〜322_189である190パケット(トータル288420バイト)を連続して受信している。そして、EtherMAC送信部902は、前記受信パケットのそれぞれに8バイトのPPPoEヘッダを付加した1526バイトの送信パケット323_0〜323_188である189パケット(トータル288414バイト)を連続して送信している。尚、受信ETHERパケット322_0〜322_188のそれぞれに送信パケット323_0〜323_188に対応している。
ここで、EtherMAC送信部902が受信ETHERパケット322_189に対応する送信パケットを生成するために、PPPoEヘッダを追加しようとすると、送出するデータ量が増えてしまう。そのため、必要となる送信データ帯域がギガビットルータ装置の性能上限である1Gbpsを超えてしまう。よって、受信ETHERパケット322_189はルータ装置90にて廃棄される事となる。つまり、ギガビットルータ装置は、8バイトのPPPoEヘッダを付加するケースにおいて、1518バイトのETHERパケットが連続的に受信される場合、190パケットに1回の割合で、パケットの廃棄が発生する事となる。
尚、ルータ装置90にて廃棄されたパケットに関しては、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルにて、再送要求が行われ、最終的に、全てのパケットが、通信先装置に到達する事となる。
上述した特許文献1を用いたルータ装置90においては、単位時間あたりのデータ量を検出し、単位時間あたりのデータ量と所定の基準に基づき、EtherMAC受信部901及びEtherMAC送信部902に供給するクロックの周波数又はクロック供給の有無を判断し、判断結果に基づきEtherMAC受信部901及びEtherMAC送信部902のクロック制御信号を生成する事で、ネットワーク機能を有する半導体集積回路の処理能力と消費電力の最適化を行っている。
しかしながら、受信パケットにヘッダを付加したパケットを送信する機能を有するルータ装置においては、64バイトのパケットが連続して受信されるケースにおいては576バイトのデータ受信でパケット廃棄が発生し、1518バイトのパケットが連続して受信されるケースにおいては288420バイトのデータ受信でパケット廃棄が発生する事となる。つまり、単位時間あたりのデータ量と所定の基準によるクロック制御のみでは、廃棄されるパケットを半導体集積回路内に取り込み、データ処理を行うが、結果的にパケットが送信出来ずに廃棄されてしまうという状態が発生する事となり、無駄な電力を消費している事となる。つまり、余分に受信してしまったパケットを廃棄した上で再送要求をせざるを得ず、電力の消費効率が悪くなってしまう。
そこで、本実施の形態1にかかるパケット中継装置は、外部からのデータを複数の受信パケットとして受信する受信部と、前記複数の受信パケットのそれぞれに所定のヘッダを追加し、各受信パケットに対応する複数の送信パケットとして外部へ送信する送信部と、を備える。そして、前記送信部は、前記送信パケットに関する情報を前記受信部へ通知する。また、前記受信部は、前記通知された情報と、前記複数の受信パケット以後に受信予定のパケットのサイズとに基づいて当該受信予定のパケットを受信するか否かを判定し、当該受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該受信予定のパケットを受信時に廃棄する。これにより、受信予定のパケットの受信処理に要する消費電力を軽減することができる。
図1は、本実施の形態1にかかるパケット中継装置10の構成を示すブロック図である。パケット中継装置10は、受信部20と、送信部30とを備える。受信部20は、外部からの受信信号DIを複数の受信パケットとして受信する。送信部30は、複数の受信パケットのそれぞれに所定のヘッダを追加し、各受信パケットに対応する複数の送信パケット(送信信号DO)として外部へ送信する。
受信部20は、格納部21と、転送部22と、取得部23と、判定部24とを備える。格納部21は、受信パケットを内部の記憶装置(不図示)に格納する。転送部22は、格納部21から読み出した受信パケットを送信部30へ転送する。取得部23は、格納部21へ格納する前の受信予定のパケットについてサイズを取得する。判定部24は、後述する通知部33から通知された情報と、取得部23により取得された受信予定のパケットのサイズとに基づいて当該受信予定のパケットを受信するか否かを判定し、当該受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該受信予定のパケットを受信時に廃棄する。ここで、廃棄とは、格納部21が受信信号DIを内部の記憶装置に保存しないことをいう。または、格納部21が既に受信予定パケットの一部のデータを記憶装置に保存済みの場合には、廃棄とは、格納部21が記憶装置から当該一部のデータを削除(無効化)することをいう。
送信部30は、送信データ処理部31と、格納部32と、通知部33とを備える。格納部32は、転送部22により転送された受信パケットを内部の記憶装置(不図示)に格納する。送信データ処理部31は、格納部32から読み出した受信パケットに所定のヘッダを追加して送信パケットとし、外部へ送信信号DOを出力することで、送信する。通知部33は、複数の送信パケットに関する情報を受信部20へ通知する。ここで、送信パケットに関する情報とは、例えば、受信パケットからヘッダを追加して生成された送信パケットのサイズ(レングス)、追加したヘッダのサイズ、複数の受信パケットのそれぞれからヘッダを追加した各送信パケットの合計サイズ、追加したヘッダの合計サイズ、生成した送信パケットもしくは追加したヘッダの数又は送信パケットが生成された旨の通知等であるとよい。
図2は、本実施の形態1にかかるパケット中継処理の流れを示すフローチャートである。まず、格納部21は、外部からのデータを複数の受信パケットとして記憶装置へ格納する(S101)。次に、転送部22は、格納された受信パケットを送信部30へ転送する(S102)。この後、送信部30の格納部32は、受信パケットを記憶装置に格納する。そして、送信データ処理部31は、受信パケットにヘッダを追加して送信パケットを生成し、送信信号DOとして出力する。併せて、通知部33は、送信パケットに関する情報を判定部24へ通知する。そして、判定部24は、送信部30からの通知の有無を判定する(S103)。ここで、通知部33から判定部24へ送信パケットに関する情報が通知されていれば(S103でYES)、ステップS105へ進む。一方、送信パケットに関する情報が通知されていなければ(S103でNO)、ステップS101へ戻る。
また、ステップS101の後、取得部23は、ステップS101で受信した受信パケット以後に受信予定のパケットからパケットのサイズを取得する(S104)。ステップS103でYESかつステップS104の後、判定部24は、受信予定のパケットを受信するか否かを判定する(S105)。すなわち、判定部24は、送信パケットに関する情報と、受信予定のパケットのサイズとに基づいて当該受信予定のパケットを受信するか否かを判定する。
ステップS105において受信予定のパケットを受信すると判定した場合、引き続き、格納部21は、当該受信予定のパケットを格納する(S106)。一方、ステップS105において受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、判定部24は、格納部21に対して廃棄指示を通知する。そして、格納部21は、当該廃棄指示に基づき、当該受信予定のパケットを受信時に廃棄する(S107)。
このように、本実施の形態1により、パケット中継装置10は、所定の条件を満たす場合に、送信パケットが送信し切れていないために受信予定のパケットの受信をしないものと判定する。そのため、格納部21は、受信予定のパケットを受信時に廃棄するため、格納処理に要する電力の消費を抑制することができる。つまり、受信予定のパケットの受信処理に要する消費電力を軽減することができる。
<実施の形態2>
本実施の形態2は、上述した実施の形態1の一実施例である。すなわち、実施の形態2にかかるパケット中継装置において、送信部の通知部は、複数の送信パケットに関する情報として追加するヘッダに関する情報を受信部へ通知する。また、受信部は、追加するヘッダに関する情報に基づいて、複数の受信パケットに追加されるヘッダの合計サイズを算出する演算部をさらに備える。そして、判定部は、ヘッダの合計サイズと受信予定のパケットのサイズとに基づいて当該受信予定のパケットを受信するか否かを判定する。つまり、判定部は、受信パケットの総量と送信予定のパケットの総量との差分である追加したヘッダの合計サイズを用いて、受信予定パケットのサイズと比較を行う。そのため、判定部において受信パケットと送信予定のパケットとの総量同士を比較する場合に比べて、比較されるデータのサイズを最小限に抑えることができる。
さらに、判定部は、格納部が複数の受信パケットを連続して受信した場合、ヘッダの合計サイズが受信予定のパケットのサイズ以上であるときに、当該受信予定のパケットを受信しないと判定することが望ましい。つまり、複数の受信パケットを連続して受信した場合には、受信パケット間の受信間隔が無視できるほど小さいため、追加したヘッダの合計サイズと受信予定のパケットサイズの大小関係により受信の有無を判定することができる。これにより、廃棄するタイミングを最適にすることができる。
さらに、通知部は、受信部から受信パケットの転送を受け付ける度に、追加するヘッダに関する情報として追加するヘッダのサイズを受信部へ通知し、受信部は、追加するヘッダのサイズの通知を受け付ける度に、当該サイズを前記ヘッダの合計サイズに加算するようにするとよい。これにより、ヘッダのサイズがパケットごとに異なる場合であっても、正確にヘッダの合計サイズを算出することができる。よって、多様なヘッダのサイズに柔軟に対応することができる。
または、追加するヘッダのサイズが固定値の場合、送信部は、受信部から受信パケットの転送を受け付ける度に、追加するヘッダに関する情報としてヘッダを追加する旨を受信部へ通知し、受信部は、ヘッダを追加する旨の通知に応じて、複数の受信パケットに追加されるヘッダ数に加算し、固定値に当該ヘッダ数を乗算した結果をヘッダの合計サイズとして算出するようにしてもよい。これにより、送信部から受信部へ通知するデータを単にフラグ情報とすることができる。そのため、通知するデータ量を最小限に抑え、さらなる消費電力の軽減を図ることができる。
さらに、受信部は、受信予定のパケット内のIPヘッダから受信予定のパケットのサイズを算出することが望ましい。これにより、取得部において効率的にパケットのサイズを取得することができる。
図3は、本実施の形態2にかかるパケット中継装置100の構成を示すブロック図である。パケット中継装置100は、パケット受信処理部101と、パケット送信処理部102とを備える。パケット受信処理部101は、受信用クロック信号RXCLKに応じて動作する。パケット受信処理部101は、受信パケットデータRXD及び受信イネーブル信号RXDVを外部から受け付け、データ158及びイネーブル信号157をパケット送信処理部102へ出力する。また、パケット送信処理部102は、送信用クロック信号TXCLKに応じて動作する。パケット送信処理部102は、データ158及びイネーブル信号157を受け付け、送信パケットデータTXD及び送信イネーブル信号TXENを外部へ出力する。
パケット受信処理部101は、上述した受信部20の一例である。パケット受信処理部101は、受信FIFO制御部107、受信データ処理部106、レングス取得回路110、累積演算回路109及びパケット廃棄判定回路108を備える。受信パケットデータRXD及び受信イネーブル信号RXDVは、受信FIFO制御部107及びレングス取得回路110へ入力される。
受信FIFO制御部107は、上述した格納部21の一例であり、内部にデータ格納用FIFOを有している。受信FIFO制御部107は、パケット中継装置100の外部より受信パケットデータRXD及び受信イネーブル信号RXDVを入力する。そして、受信FIFO制御部107は、8ビットの受信パケットデータRXDを受信済みデータDRつまり受信パケットとしてFIFOに格納する。また、受信FIFO制御部107は、FIFOに受信済みデータDRを格納後に受信データ処理部106からのデータ要求信号153を検出すると、受信データ処理部106へデータ152を出力する。また、受信FIFO制御部107は、パケット廃棄判定回路108からのパケット廃棄判定結果112を受け付けると、受信中のパケットの廃棄を行う。つまり、受信FIFO制御部107は、パケット廃棄判定結果112に応じて受信予定のパケットをFIFOへの格納を停止する。そのため、格納に要する電力が消費されない。
受信データ処理部106は、上述した転送部22の一例である。受信データ処理部106は、データ要求信号153を受信FIFO制御部107へ出力し、受信FIFO制御部107に格納された受信済みデータDRをデータ152として読み出す。そして、受信データ処理部106は、読み出したデータ152にパケット変換処理を行い、データ158及びイネーブル信号157として送信FIFO制御部104へ出力する。
レングス取得回路110は、上述した取得部23の一例である。レングス取得回路110は、受信予定のパケット内のIPヘッダから受信予定のパケットのサイズを算出する。図4は、本実施の形態2にかかるIPヘッダの構成を説明するための図である。IPヘッダ200は、IPパケット情報フィールド201、自装置を示す送信元IPアドレスフィールド202及び通信先である宛先IPアドレスフィールド203で構成される。そのため、レングス取得回路110は、受信パケットデータRXDを受信パケット単位で認識し、IPパケット情報フィールド201に格納されたパケット長フィールド204をレングスとして読み出す。そして、レングス取得回路110は、レングスをパケットレングス情報150としてパケット廃棄判定回路108へ出力する。尚、レングス取得回路110によるパケットレングス情報150の出力は、当該受信パケットが受信FIFO制御部107に格納し終える前に行われることとなる。
図3に戻り説明を続ける。累積演算回路109は、パケット送信処理部102より入力されるパケットヘッダ追加サイズ154の累積加算を行い、累積加算結果信号161をパケット廃棄判定回路108へ出力する。パケット廃棄判定回路108は,累積演算回路109から入力される累積加算結果信号161つまり累積演算結果と、レングス取得回路110から入力されるパケットレングス情報150つまり受信予定のパケットレングスとを比較し、累積演算結果がパケットレングスを上回った場合は、パケットの廃棄が発生し得ると判定する。この場合、パケット廃棄判定回路108は、パケット廃棄判定結果112を受信FIFO制御部107へ出力する。
パケット送信処理部102は、上述した送信部30の一例である。パケット送信処理部102は、送信FIFO制御部104、送信データ処理部105及びパケットヘッダ追加サイズ送信回路113を備える。
送信FIFO制御部104は、上述した格納部32の一例であり、内部にデータ格納用FIFOを有している。送信FIFO制御部104は、パケット受信処理部101よりデータ158及びイネーブル信号157を入力する。そして、送信FIFO制御部104は、8ビットの受信パケットを送信パケットの生成用の送信対象データDSとしてFIFOに格納する。また、送信FIFO制御部104は、FIFOに送信対象データDSを格納後に送信データ処理部105からのデータ要求信号159を検出すると、送信データ処理部105へデータ160を出力する。また、送信FIFO制御部104は、送信対象データDSの格納タイミング、データ要求信号159の検出のタイミング又はデータ160の出力のタイミング等において、その旨をパケットヘッダ追加サイズ送信回路113へ通知する。または、パケットヘッダ追加サイズ送信回路113が送信FIFO制御部104を監視し、上記タイミングを検出するようにしてもよい。
送信データ処理部105は、上述した送信データ処理部31の一例である。送信データ処理部105は、データ要求信号159を送信FIFO制御部104へ出力し、送信FIFO制御部104に格納された送信対象データDSをデータ160として読み出す。そして、送信データ処理部105は、読み出したデータ160にパケット変換処理、例えばPPPoEヘッダの追加等を行い、パケット中継装置100の外部へ、8ビットの送信パケットデータTXD及び送信イネーブル信号TXENとして出力する。
パケットヘッダ追加サイズ送信回路113は、上述した通知部33の一例である。パケットヘッダ追加サイズ送信回路113は、送信FIFO制御部104からの上記通知又は自らの検出に応じて、追加するヘッダに関する情報をパケット受信処理部101へ出力する。ここでは、追加するヘッダに関する情報としてパケットヘッダ追加サイズ154を用いている。例えば、パケットヘッダ追加サイズ154は、ヘッダがPPPoEヘッダである場合、8バイトを示す情報である。また、ヘッダサイズが可変の場合、都度、サイズをパケットヘッダ追加サイズ154により通知する。但し、追加するヘッダに関する情報はこれに限定されない。
<実施の形態3>
本実施の形態3は、上述した実施の形態1の一実施例である。すなわち、実施の形態3にかかるパケット中継装置において、受信部は、受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、受信予定のパケットを廃棄すると共に、当該受信予定のパケットを送信部へ転送する処理を停止する。つまり、受信予定のパケットが内部に格納されないため、その後の転送処理自体は不要になる。よって、廃棄処理に併せて転送処理に要するクロックの供給を停止することで、消費電力をさらに抑えることができる。尚、以下では、上述した実施の形態2の変形例として説明するが、本実施の形態3は、実施の形態1に対する変形例としても実現可能である。
図5は、本実施の形態3にかかるパケット中継装置100aの構成を示すブロック図である。パケット中継装置100aは、図3のパケット中継装置100と比べて、パケット受信処理部101aへ供給するクロックを制御するクロックコントローラ103をさらに備える。尚、それ以外の構成は図3と同等であるため、詳細な説明を省略する。
パケット受信処理部101aは、パケット受信処理部101との違いとして、パケット廃棄判定回路108aがパケット廃棄判定結果112を受信FIFO制御部107へ出力すると共に、クロックコントローラ103へも出力する。
クロックコントローラ103は、受信用クロック信号RXCLKに応じて動作し、少なくともパケット受信処理部101aの受信データ処理部106へ供給されるクロックを制御する。また、クロックコントローラ103は、パケット廃棄判定回路108aからのパケット廃棄判定結果112を受け付けて、受信データ処理部106へのクロックであるRXCLKGクロック155を出力する。ここで、パケット廃棄判定結果112が受信予定のパケットの廃棄を指示するものである場合、つまり、パケット受信処理部101aが受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、クロックコントローラ103は、受信データ処理部106へのクロックの供給を停止する。これにより、受信FIFO制御部107が受信予定のパケットを廃棄する間、当該受信予定のパケットを送信FIFO制御部104へ転送するための処理に要するクロックの供給が停止される。よって、受信データ処理部106における電力の消費が抑制され、さらなる消費電力の軽減を実現することができる。
図6は、本実施の形態3にかかるパケット中継処理のタイミングチャートである。具体的には、図6は、本実施の形態3にかかるパケット中継装置100aのパケット廃棄判定回路108a、クロックコントローラ103の入力クロックRXCLK、受信データ処理部106へ供給されるRXCLKGクロック155のタイミングチャートである。
まず、受信パケットデータRXDとして、64バイトの受信パケットP0からP9が連続して受信されている場合を示す。ここで、連続して受信されているとは、受信パケット間の受信間隔が無視できるほど小さいことを示す。図6では、時刻T1で最初のパケットP0を受信して以降、連続的に64バイトのパケットP1〜P9が入力されている状態である。
また、パケットヘッダ追加サイズ154は、パケット送信処理部102より供給される信号である。パケットヘッダ追加サイズ154は、全てのパケットにPPPoEヘッダを付加する為、この例では常に8バイトとなる。そして、累積加算結果信号161は、パケットヘッダ追加サイズ154の累積加算結果である。時刻T1において、累積加算結果信号161は8バイトとなり、以降、パケットを送信する度にパケットヘッダ追加サイズ154が累積加算されていき、時刻T2で64バイトとなる。
よって、時刻T2において受信パケットデータRXDより64バイトのパケットを受信すると、以下の式(1)が成立する。
ヘッダ追加累積加算数(累積加算結果信号161)
≧ 入力パケットレングス(パケットレングス情報150) ・・・式(1)
そのため、受信データ量が、送信可能なデータ帯域を上回ることになる。よって、パケット廃棄判定回路108aは、受信データの廃棄が発生すると判定し、パケット廃棄判定結果112がアクティブとなる。このため、受信FIFO制御部107は、受信予定のパケットP8をFIFOに格納せずに、廃棄を行う。尚、累積演算回路109は、パケットの廃棄後、累積加算結果信号161から廃棄したパケットサイズの"64"の減算を行い、時刻T3では0バイトとなる。この為、パケット廃棄判定結果112がインアクティブとなる。これにより、パケット処理装置100は、再度、パケットの受信が可能となる。
また、受信データ処理部106のクロックであるRXCLKG信号155は、パケット廃棄判定結果112がアクティブの区間については、受信FIFO制御部107において受信予定のパケットの廃棄処理が発生する為、当該受信データに対する処理が不要と判断しクロックをマスクするものである。そこで、時刻T2において、クロックコントローラ103は、パケット廃棄判定結果112を検出し、クロックマスクを行う。そして、時刻T3において、クロックコントローラ103は、パケット廃棄判定結果112がインアクティブとなる為、クロックのマスクを解除する。
以上のことから、本実施の形態3にかかる作用効果を説明する。まず、パケット中継装置100aのパケット廃棄判定回路108aは、パケットが廃棄されるタイミングを検出する。そして、パケット廃棄判定回路108aは、検出したタイミングでパケット廃棄判定結果112により受信FIFO制御部107に対して、受信予定のパケットを廃棄させる。また、併せて、パケット廃棄判定回路108aは、パケット廃棄判定結果112によりクロックコントローラ103に対して受信データ処理部106へのクロックの供給を停止させる。これらにより、消費電力削減が可能となる。
ここで、上述したように、64バイトのパケットが連続するケースにおいては、9パケットに1パケットの割合でパケット廃棄が発生する。そのため、クロックコントローラ103は、上記の検出したタイミングで、受信データ処理部106のクロック供給を停止する事により、ファンクショナルセル部分の消費電力を約11%(1/9)削減可能となる。
また、上述したように、1518バイトのパケットが連続して入力されるケースにおいては、190パケットに1パケットの割合でパケット廃棄が発生する。そのため、クロックコントローラ103は、上記の検出したタイミングで、受信データ処理部106のクロック供給を停止する事により、ファンクショナルセル部分の消費電力を約0.5%(1/190)削減可能となる。
<実施の形態4>
本実施の形態4は、上述した実施の形態2又は3の変形例である。すなわち、実施の形態4にかかるパケット中継装置において、受信部は、間隔を空けて前記複数の受信パケットを受信した場合、当該間隔において受信可能なデータサイズを算出する。そして、受信部は、ヘッダの合計サイズを当該間隔において受信可能なデータサイズを用いて補正し、補正後の合計サイズが受信予定のパケットのサイズ以上であるときに、当該受信予定のパケットを受信しないと判定する。これにより、実施の形態3のように受信間隔が無視できるほど連続して受信される場合でなくとも、多様な受信間隔に対応しつつ、消費電力を軽減することができる。
さらに、受信部は、複数の受信パケットの受信間隔を計測し、当該間隔において受信可能なデータサイズを算出することが望ましい。これにより、受信間隔に応じて適切な補正値を求めることができ、パケットの受信有無の判定をより的確に行うことができる。
さらに、受信部は、前後の受信パケット間の受信間隔が通信プロトコル上、最低限必要な受信間隔以上である場合に、複数の受信パケットの受信間隔として計測するとよい。これにより、受信間隔の計測が不要なタイミングでの計測を回避し、消費電力のさらなる軽減を図ることができる。
または、送信部は、受信部から受信パケットの転送を受け付ける度に、追加するヘッダに関する情報として追加するヘッダのサイズを受信部へ通知し、受信部は、追加するヘッダのサイズの通知を受け付ける度に、当該サイズをヘッダの合計サイズに加算し、複数の受信パケットの受信間隔を計測し、当該間隔において受信可能なデータサイズを算出し、ヘッダの合計サイズから前記間隔において受信可能なデータサイズを減算することにより補正するようにしてもよい。これにより、多様なヘッダのサイズに柔軟に対応し、かつ、正確な比較値を算出することができる。
ここで、図8は、パケットの受信間隔の例を示す図である。ここでは、64バイト(ETHER最短パケット長)パケット326_0と直後の326_1との受信間隔をTgapとする。また、以降、64バイトパケット326_1〜326_7までの各パケットの受信間隔もTgapであるものとする。そして、受信間隔Tgapの時間でパケット受信処理部101bが受信可能なデータサイズが8バイトであるものとする。つまり、パケット受信処理部101bは、64バイトのパケットを8バイトの無効区間である受信間隔Tgapで連続的に受信していることを示す。また、送信側は、64バイトパケット326_0〜326_7の8バケットにそれぞれ8バイトであるPPPoEヘッダが追加された72バイトのパケット327_0〜327_7が1Gbpsのレートで連続的に送信されていることを示す。尚、受信ETHERパケット326_0〜326_7に対応する送信パケットがパケット327_0〜327_7である。このパケット間のギャップ(無効区間)は、パケットを送信する装置の性能により発生するのもので、送信パケット処理がギガビットレートに間に合わない場合に発生する。
図8においては、受信パケットが8バイトの無効区間Tgap間隔で入力され続けている為、送信データ処理部105は、PPPoEヘッダ8バイトを付加したパケットを送信しても、送信データ帯域がギガビットルータ装置の性能上限である1Gbps丁度での転送が可能となる。そのため、パケット受信処理部は、受信パケットを廃棄する必要はない。このようなケースで、図5に示す本実施の形態3にかかるパケット中継装置100aを用いた場合、廃棄する必要のないパケットの廃棄が発生してしまう事となり、通信品質に問題が生じる事となり得る。
そこで、本実施の形態4では、複数の受信パケットが受信間隔を空けて受信される場合であっても、適切にパケットの廃棄を行い、かつ、上記同様に消費電力を軽減するためのパケット中継装置について説明する。但し、本実施の形態4は、図8のように偶然、複数の受信パケットの受信に要する時間とこれらに対応する複数の送信パケットの送信に要する時間とが一致する場合であっても、誤って受信パケットを廃棄することがないものである。
図7は、本実施の形態4にかかるパケット中継装置100bの構成を示すブロック図である。パケット中継装置100bは、図5のパケット中継装置100aと比べて、パケット受信処理部101aがパケット受信処理部101bへ置き換わったものである。尚、それ以外の構成は図5と同等であるため、詳細な説明を省略する。
パケット受信処理部101bは、パケット受信処理部101aと比べて、Gap測定回路111が追加され、累積演算回路109が累積演算回路109aに置き換わったものである。Gap測定回路111は、パケット処理装置100bの外部より入力された受信イネーブル信号RXDVを受け付け、パケットとパケットの間隔(パケットデータの無効区間)である受信間隔を測定し、GAP測定結果信号151を累積演算回路109aへ出力する。受信間隔は、あるパケットの受信が完了した時刻と直後のパケットの受信を開始した時刻との差分である時間である。そして、Gap測定回路111は、測定された受信間隔である時間から、当該間隔において受信可能なデータサイズを算出し、GAP測定結果信号151として出力する。
累積演算回路109aは、GAP測定回路111からGAP測定結果信号151を受け付け、パケットヘッダ追加サイズ送信回路113からパケットヘッダ追加サイズ154を受け付ける。そして、累積演算回路109aは、これらを受け付ける度に、追加されたヘッダの合計サイズからパケットヘッダ追加サイズ154を加算し、GAP測定結果信号151を減算する。つまり、累積演算回路109aは、累積して加減算を行う。そして、累積演算回路109aは、当該加減算の結果を累積加算結果信号161としてパケット廃棄判定回路108aへ出力する。
以下では、特に、入力パケット間に無効区間Tgapが単発的に挿入されるケースにおいて、廃棄する必要のないパケットを正常に送信できるよう、パケット廃棄が発生するタイミングを算出可能とするよう改良を加えたものについて説明する。つまり、パケット送信処理部102側でのデータ増加量と、入力パケット間のギャップ(無効区間)を使用した累積演算を累積演算回路109aで行う。そして、パケット廃棄判定回路108aは、累積演算の結果と、入力パケットのレングスとを比較する。パケット廃棄判定回路108aが受信予定のパケットを廃棄すると判定した場合は、受信FIFO制御部107でパケットを廃棄する。それと共に、クロックコントローラ103は、廃棄パケット受信区間の受信データ処理部106の内部動作クロックを停止する事で消費電力の削減を図るものである。
図9は、本実施の形態4にかかるパケット中継処理のタイミングチャートである。具体的には、図9は、本実施の形態4にかかるパケット処理装置100bのパケット廃棄判定回路108a、クロックコントローラ103の入力クロックRXCLK、受信データ処理部106へ供給されるRXCLKGクロック155のタイミングチャートである。
まず、受信パケットデータRXDとして、64バイトの受信パケットP09、P0〜P9が受信されている場合を示す。ここで、時刻T0から時刻T1の区間では、受信パケットP09とP0との間にギャップ(無通信区間)が挿入されている。一方、その他のパケット間にはギャップは挿入されず、最速で入力されている状態であるものとする。
また、GAP測定結果信号151は、時刻T0〜時刻T1において、Gap測定回路111によりパケット間ギャップが検出され、計測されたギャップが表示される。そして、Gap測定回路111は、当該ギャップに基づき受信可能なデータサイズを8バイトと算出するものとする。また、時刻T1では、パケット間ギャップが検出されなかった為、GAP測定結果信号151は0バイトに変化し、以降のパケット間ギャップはパケットが最速で入力されている為、0バイトとなる。
パケットヘッダ追加サイズ154は、図6と同様である。
累積加算結果信号161は、GAP測定結果信号151とパケットヘッダ追加サイズ154の累積加減算結果である。時刻T0において、累積加算結果信号161は8バイトから16バイトに変化する。しかし、時刻T1において、GAP測定結果信号151が8バイトとなる為、その結果、累積加算結果信号161は8バイトに減算される。以降、パケット送信の度にパケットヘッダ追加サイズ154が累積加算されていく。そして、時刻T2において累積加算結果信号161は64バイトとなる。時刻T2において、パケット受信処理部101bが64バイトのパケットを受信すると、上述した式(1)が成立する。そのため、受信データ量が送信可能なデータ帯域を上回ることになる。よって、パケット廃棄判定回路108aは、受信予定のパケットを廃棄すると判定し、パケット廃棄判定結果112がアクティブとなる。このため、受信FIFO制御部107は、受信予定のパケットP8をFIFOに格納せずに、廃棄を行う。尚、累積加算結果信号161は、パケット廃棄発生後、廃棄したパケットサイズの"64"の減算が行われ、時刻T3において0バイトとなり、パケット廃棄判定結果112がインアクティブとなる。これにより、再度、パケットの受信が可能となる。
受信データ処理部106のクロックであるRXCLKG信号155は、パケット廃棄判定結果112がアクティブの区間については、受信FIFO制御部107において受信予定のパケットの廃棄処理が発生する為、当該受信データに対する処理が不要と判断しクロックをマスクするものである。そこで、時刻T2において、クロックコントローラ103は、パケット廃棄判定結果112を検出し、クロックマスクを行う。そして、時刻T3において、クロックコントローラ103は、パケット廃棄判定結果112がインアクティブとなる為、クロックのマスクを解除する。
以上のことから、本実施の形態4にかかる作用効果を説明する。本実施の形態4では、本実施の形態2又は3の効果に加えて、パケット廃棄タイミングを算出する回路に入力パケット間に挿入されるギャップ(無効区間)を考慮する事で、廃棄する必要のないパケットを正常に送信できるようになり、通信品質を改善する事が可能となる。
<実施の形態5>
本実施の形態5は、上述した実施の形態3又は4の変形例である。すなわち、実施の形態5にかかるパケット中継装置において、判定部は、補正後の合計サイズが、受信パケットが再送される際のパケット数分のパケットの合計サイズ以上である場合に、受信予定のパケットを受信するか否かを判定し、受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該再送される際のパケット数分の受信予定のパケットを廃棄する。これにより、再送回数を軽減し、プロトコル処理の負荷低減できる。
図10は、本実施の形態5にかかるパケット中継装置100cの構成を示すブロック図である。パケット中継装置100cは、図7のパケット中継装置100bと比べて、大容量メモリ121が追加され、パケット受信処理部101bがパケット受信処理部101cへ置き換わったものである。尚、それ以外の構成は図7と同等であるため、詳細な説明を省略する。
パケット受信処理部101cは、パケット受信処理部101bと比べて、閾値設定レジスタ122が追加され、受信FIFO制御部107がDMA制御部123に、パケット廃棄判定回路108aがパケット廃棄判定回路124に置き換わったものである。
大容量メモリ121は、パケット中継装置100cの外部より受信するパケットを一時的に格納し、DMA制御部123からの読み出し要求にて、再度データをDMA制御部123へ送出する。大容量メモリ121は、受信FIFO制御部107に比べて記憶容量の大きな記憶装置である。例えば、受信FIFO制御部107が受信パケット1つ分の記憶容量である場合に、大容量メモリ121は、受信パケット2つ以上の記憶容量であるものとする。
DMA制御部123は、パケット中継装置100cの外部より、受信パケットデータRXD及び受信イネーブル信号RXDVを受け付ける。そして、DMA制御部123は、受信パケットデータRXDを大容量メモリ121へデータを転送する。併せて、DMA制御部123は、データ要求信号153に応じて、格納したデータを再度大容量メモリ121より読み出して受信データ処理部106へデータ152として転送する。また、パケット廃棄判定回路124からのパケット廃棄判定結果112を検出すると、パケットデータの大容量メモリ121へのデータ転送を停止する事で、受信中のパケットを廃棄する。
閾値設定レジスタ122は、パケット廃棄処理を開始する閾値163が予め設定されたレジスタである。閾値163は、受信パケットが再送される際のパケット数分のパケットの合計サイズである。例えば、受信パケットが3パケット単位で再送される場合には、閾値163は"3"となる。閾値設定レジスタ122は、パケット廃棄判定回路124へ閾値163を出力する。
パケット廃棄判定回路124は、累積演算回路109aから入力される累積加算結果信号161と、閾値163の比較を行う。そして、パケット廃棄判定回路124は、累積加算結果信号161が閾値163を上回った場合にのみ、レングス取得回路110から入力されるパケットレングス情報150と累積加算結果信号161とを比較する。そして、パケット廃棄判定回路124は、累積加算結果信号161がパケットレングス情報150を上回った場合、受信予定のパケットを廃棄すると判定する。この場合、パケット廃棄判定回路124は、上記同様に、パケット廃棄判定結果112をクロックコントローラ103に出力すると共に、DMA制御部123へも出力する。
このように、本実施の形態4では、受信パケットデータRXDを、一度、大容量メモリ121へ格納する構成となっている。従って、本実施の形態2とは異なり、大容量メモリ121内に複数のパケット格納が可能となる。そのため、累積演算回路109aによる累積加算結果信号161が閾値163以上である場合のみ、上述した式(1)が成立するか否かの判定を行う。そして、式(1)が成立すると判定した場合に、入力パケットの廃棄処理及び、受信データ処理部106の動作クロックを停止するという動作を行う。
図11は、本実施の形態5にかかるパケット中継処理のタイミングチャートである。ここでは、先頭の64バイトパケットP09の入力と、2パケット目のP0の入力までに、8バイトのパケット間ギャップ(無通信区間)が存在するものとする。そして、以降のパケットP1〜P9の入力に関しては、最短のパケット間ギャップでパケットが入力されたものとする。この場合における内部信号及びクロックコントローラ103へのクロック停止要求信号112を示している。尚、閾値設定レジスタ122には、"192バイト"が閾値163として設定されているものとする。
まず、図11は、パケットP09の入力完了直後、パケット送信処理部102からの送信追加データ数"8バイト"を受けて、累積演算回路109aの累積加算結果信号161が"144バイト"を示す状態からの動作タイミングを示している。
時刻TT0において、パケット送信処理部102からの送信追加データ数"8バイト"を受けて、累積加算結果信号161は、"152バイト"を示す。しかし、時刻TT1において、2パケット目入力までのパケット間ギャップが"8バイト"存在する事を示すGAP測定結果信号151が入力される。これにより、累積加算結果信号161は、"144バイト"に減算される。
以降、64バイトのパケットP1〜P9が最短ギャップで入力される。このとき、累積加算結果信号161にはパケット送信処理部102からの送信追加データ数"8バイト"が累積加算されていく。そして、時刻TT3において、累積加算結果信号161が"192バイト"を示す状態で、レングス取得回路110は、64バイトの入力パケットP6を検出する。この場合、パケット廃棄判定回路124は、累積加算結果信号161が閾値163以上であるため、式(1)が成立する。よって、受信データ量が送信可能なデータ帯域を上回ることになり、パケット廃棄判定回路124は、受信予定のパケットを廃棄すると判定する。そして、パケット廃棄判定結果112がアクティブとなり、DMA制御部123は、受信予定のパケットP6を廃棄する。尚、累積演算回路109aは、パケット廃棄発生後、累積加算結果信号161から廃棄したパケットサイズの64の減算を行う。そして、時刻TT3において、累積加算結果信号161が0バイトとなり、パケット廃棄判定結果112がインアクティブとなる。これにより、再度、パケットの受信が可能となる。
受信データ処理部106のクロックであるRXCLKG信号155は、パケット廃棄判定結果112がアクティブの区間については、受信FIFO制御部107において受信予定のパケットの廃棄処理が発生する為、当該受信データに対する処理が不要と判断しクロックをマスクするものである。そこで、時刻T2において、クロックコントローラ103は、パケット廃棄判定結果112を検出し、クロックマスクを行う。そして、時刻TT3において、クロックコントローラ103は、パケット廃棄判定結果112がインアクティブとなる為、クロックのマスクを解除する。
尚、本実施の形態5は、図5のパケット中継装置100aに同様の変更を加えることでも実現可能である。すなわち、受信部は、ヘッダの合計サイズが、受信パケットが再送される際のパケット数分のパケットの合計サイズ以上である場合に、受信予定のパケットを受信するか否かを判定し、受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該再送される際のパケット数分の受信予定のパケットを廃棄する。これにより、再送回数を軽減し、プロトコル処理の負荷低減できる。
以上のことから、本実施の形態5に係る作用効果を説明する。本実施の形態5は、本実施の形態3又は4の効果に加えて、パケット廃棄時のTCP/IPプロトコルの再送処理において、本実施の形態3又は4においては、例えば64バイトのパケットを連続受信するケースにおいて、9パケットに1回の再送要求が発生していた。TCP/IPプロトコルでは、パケットを固まりとして処理可能であるため、図11に示す動作の場合は、27パケットに1回、3パケット連続しての再送要求を行なえばよく、TCP/IPプロトコル処理の負荷低減が可能となる。
<その他の実施の形態>
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、他の実施の形態かかるパケット処理装置は次のように表現できる。すなわち、パケット処理装置は、送信処理回路と受信処理回路で構成される。そして、送信処理回路で付加されるヘッダ追加数を受信処理回路に伝達する手段と、パケットのレングスをパケット中より抽出する受信パケットレングス取得回路と、受信パケットのレングスと累積演算結果の比較によりパケット廃棄判定を行う回路と、パケット廃棄判定結果によりクロック制御を行うクロックコントローラとを有する。さrない、送信処理回路で追加されるヘッダ数の累積演算結果と、受信したパケットのレングスとの比較を行い、パケット廃棄が発生する場合は、受信処理回路側でパケットを廃棄し、廃棄パケット受信時の受信処理回路のクロックを停止させる。これにより、廃棄パケット受信時の電力を削減する事が可能となる。
また、上述した実施の形態1にかかるパケット中継装置は、次のように表現することもできる。すなわち、パケット中継装置は、複数の受信パケットにおける先頭パケットの受信開始から最終パケットの受信完了までに経過した受信経過時間と、当該複数の受信パケットのそれぞれに対して所定のヘッダが追加された複数の送信パケットの送信開始から送信完了までに要する送信予定時間との差分が、当該最終パケット以後に受信予定のパケットの受信に要する時間である受信予定時間以上である場合、当該受信予定のパケットを受信時に廃棄する。例えば図15の場合、受信経過時間は、受信パケット320_0の受信開始から受信パケット320_7の受信完了までに経過した時間といえ、送信予定時間は、送信パケット321_0の送信開始から送信パケット321_7の送信完了までに要する予定時間であるといえる。そして、このときの受信予定のパケットは受信パケット320_8となる。よって、受信経過時間と送信予定時間の差分は、受信予定のパケット320_8の受信に要する時間以上であるといえる。それ故、この場合、受信パケット320_8がその受信時に廃棄される。これにより、受信予定のパケットの受信処理に要する消費電力を軽減することができる。
さらに、上述した実施の形態2にかかるパケット中継装置は、次のように表現することもできる。すなわち、パケット中継装置は、複数の受信パケットが連続して受信された場合、複数の受信パケットの合計サイズと複数の送信パケットの合計サイズとの差分を、受信経過時間と送信予定時間との差分とし、受信予定のパケットのサイズを受信予定時間として、受信予定のパケットを廃棄するか否かを判定する。例えば図15の場合、受信パケット320_0から受信パケット320_7が連続して受信されている。そのため、差分は、受信パケット320_0〜320_7のパケット長の合計値と、送信パケット321_0〜321_7のパケット長の合計値との差分64バイトといえる。このとき、差分が受信予定のパケット320_8のサイズ64バイト以上となるため、やはり、廃棄すると判定できる。これにより、比較されるデータのサイズを最小限に抑えることができる。
さらに、上述した実施の形態2においてパケット中継装置は、受信経過時間と送信予定時間との差分を、複数の受信パケットに追加されるヘッダのサイズを累積することにより算出するといえる。例えば図15の場合、追加されるヘッダのサイズ8バイトを8パケット分累算することにより、64バイトとなり、上記差分となる。これにより、廃棄するタイミングを最適にすることができる。
また、上述した実施の形態4にかかるパケット中継装置は、次のように表現することもできる。すなわち、パケット中継装置は、複数の受信パケットが間隔を空けて受信された場合、当該複数の受信パケットに追加されるヘッダの合計サイズを間隔において受信可能なデータサイズを用いて補正し、補正後の合計サイズを受信経過時間と送信予定時間との差分とし、受信予定のパケットのサイズを受信予定時間として、受信予定のパケットを廃棄するか否かを判定する。例えば図8の場合、受信間隔Tgapにおいて受信可能なデータサイズを8バイトとし、ヘッダの合計サイズである累積加算結果信号161を8バイトずつ減算していくこととなる。この場合、補正後の合計サイズである累積加算結果信号161は0バイトとなり、図8の例では、受信予定のパケットを廃棄しないと判定される。よって、不要なパケットの廃棄を回避できる。
さらに、上述した実施の形態5にかかるパケット中継装置は、次のように表現することもできる。すなわち、パケット中継装置は、差分が、受信パケットが再送される際のパケット数分のパケットの合計サイズ以上である場合に、受信予定のパケットを廃棄するか否かを判定し、受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該再送される際のパケット数分の受信予定のパケットを受信時に廃棄する。これにより、再送回数を軽減し、プロトコル処理の負荷低減できる。
また、上述した実施の形態3にかかるパケット中継装置は、次のように表現することもできる。すなわち、パケット中継装置は、差分が受信予定時間以上である場合、受信予定のパケットに対する処理回路へのクロックの供給を停止する。これにより、廃棄処理に併せて転送処理に要するクロックの供給を停止することで、消費電力をさらに抑えることができる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、上述した処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
その他、実施の形態に記載された内容の一部を以下に記載する。
(1)パケット中継装置は、外部からのデータを複数の受信パケットとして受信する受信部と、前記複数の受信パケットのそれぞれに所定のヘッダを追加し、各受信パケットに対応する複数の送信パケットとして外部へ送信する送信部と、を備える。そして、前記送信部は、前記複数の送信パケットに関する情報を前記受信部へ通知する通知部を有する。さらに、前記受信部は、前記受信パケットを格納する格納部と、前記格納部から読み出した受信パケットを前記送信部へ転送する転送部と、前記格納部へ格納する前の受信予定のパケットについてサイズを取得する取得部と、前記通知された情報と、前記受信予定のパケットのサイズとに基づいて当該受信予定のパケットを受信するか否かを判定し、当該受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該受信予定のパケットを受信時に廃棄する判定部と、を有する。
(2)(1)のパケット中継装置において、前記受信部へ供給するクロックを制御するクロックコントローラをさらに備える。さらに、前記クロックコントローラは、前記受信部が前記受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、前記転送部へのクロックの供給を停止する。
(3)(1)又は(2)のパケット中継装置において、前記通知部は、前記複数の送信パケットに関する情報として前記追加するヘッダに関する情報を前記受信部へ通知する。さらに、前記受信部は、前記追加するヘッダに関する情報に基づいて、前記複数の受信パケットに追加されるヘッダの合計サイズを算出する演算部をさらに備える。さらに、前記判定部は、前記ヘッダの合計サイズと前記受信予定のパケットのサイズとに基づいて当該受信予定のパケットを受信するか否かを判定する。
(4)(3)のパケット中継装置において、前記判定部は、前記格納部が前記複数の受信パケットを連続して受信した場合、前記ヘッダの合計サイズが前記受信予定のパケットのサイズ以上であるときに、当該受信予定のパケットを受信しないと判定する。
(5)(4)のパケット中継装置において、前記判定部は、前記ヘッダの合計サイズが、受信パケットが再送される際のパケット数分のパケットの合計サイズ以上である場合に、前記受信予定のパケットを受信するか否かを判定する。
(6)(3)のパケット中継装置において、前記判定部は、前記格納部が間隔を空けて前記複数の受信パケットを受信した場合、前記ヘッダの合計サイズを前記間隔において受信可能なデータサイズを用いて補正し、補正後の合計サイズが前記受信予定のパケットのサイズ以上であるときに、当該受信予定のパケットを受信しないと判定する。
(7)(6)のパケット中継装置において、前記判定部は、前記補正後の合計サイズが、受信パケットが再送される際のパケット数分のパケットの合計サイズ以上である場合に、前記受信予定のパケットを受信するか否かを判定する。さらに、前記判定部は、前記受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該再送される際のパケット数分の受信予定のパケットを廃棄する。
(8)パケット中継プログラムは、外部からのデータを複数の受信パケットとして記憶部へ格納する処理と、前記複数の受信パケットのそれぞれに所定のヘッダを追加する処理と、各受信パケットに対応する複数の送信パケットとして外部へ送信を開始する処理と、前記複数の受信パケット以後に受信予定のパケットからパケットのサイズを取得する処理と、前記送信パケットに関する情報と、前記受信予定のパケットのサイズとに基づいて当該受信予定のパケットを受信するか否かを判定する処理と、当該受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該受信予定のパケットを受信時に廃棄する処理と、をコンピュータに実行させる。
10 パケット中継装置
20 受信部
21 格納部
22 転送部
23 取得部
24 判定部
30 送信部
31 送信データ処理部
32 格納部
33 通知部
DI 受信信号
DO 送信信号
DR 受信済みデータ
DS 送信対象データ
RXD 受信パケットデータ
RXDV 受信イネーブル信号
RXCLK 受信用クロック信号
TXD 送信パケットデータ
TXEN 送信イネーブル信号
TXCLK 送信用クロック信号
100 パケット中継装置
100a パケット中継装置
100b パケット中継装置
100c パケット中継装置
101 パケット受信処理部
101a パケット受信処理部
101b パケット受信処理部
101c パケット受信処理部
102 パケット送信処理部
103 クロックコントローラ
104 送信FIFO制御部
105 送信データ処理部
106 受信データ処理部
107 受信FIFO制御部
108 パケット廃棄判定回路
108a パケット廃棄判定回路
109 累積演算回路
109a 累積演算回路
110 レングス取得回路
111 Gap測定回路
112 パケット廃棄判定結果
113 パケットヘッダ追加サイズ送信回路
121 大容量メモリ
122 閾値設定レジスタ
123 DMA制御部
124 パケット廃棄判定回路
125 閾値設定レジスタ
150 パケットレングス情報
151 GAP測定結果信号
152 データ
153 データ要求信号
154 パケットヘッダ追加サイズ
155 RXCLKGクロック
157 イネーブル信号
158 データ
159 データ要求信号
160 データ
161 累積加算結果信号
163 閾値
200 IPヘッダ
201 IPパケット情報フィールド
202 送信元IPアドレスフィールド
203 宛先IPアドレスフィールド
204 パケット長フィールド
300 ETHERフレーム
300 受信パケット
301 DMACアドレスフィールド
302 SMACアドレスフィールド
303 TYPEフィールド
304 IPヘッダフィールド
305 DATAフィールド
306 CRCフィールド
310 送信パケット
311 PPPヘッダフィールド
L300 送信パケット長
L310 受信パケット長
320_0〜320_8 64バイトパケット
321_0〜321_7 72バイトパケット
322_0〜322_189 1518バイトパケット
323_0〜323_188 1526バイトパケット
326_0〜326_7 64バイトパケット
327_0〜327_7 72バイトパケット
P0〜P9 受信パケット
Tgap 受信間隔
T0 時刻
T1 時刻
T2 時刻
T3 時刻
TT0 時刻
TT1 時刻
TT2 時刻
TT3 時刻
90 ルータ装置
901 EtherMAC受信部
902 EtherMAC送信部
903 クロックコントローラ
904 制御ch
905 制御ch
906 PLL
907 メモリコントローラ
908 共有メモリ
911 クロック制御信号
912 受信クロック
913 クロック制御信号
914 送信クロック

Claims (20)

  1. 外部からのデータを複数の受信パケットとして受信する受信部と、
    前記複数の受信パケットのそれぞれに所定のヘッダを追加し、各受信パケットに対応する複数の送信パケットとして外部へ送信する送信部と、を備え、
    前記送信部は、
    前記送信パケットに関する情報を前記受信部へ通知し、
    前記受信部は、
    前記通知された情報と、前記複数の受信パケット以後に受信予定のパケットのサイズとに基づいて当該受信予定のパケットを受信するか否かを判定し、
    当該受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該受信予定のパケットを受信時に廃棄する
    パケット中継装置。
  2. 前記受信部は、
    前記受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、前記受信予定のパケットを廃棄すると共に、当該受信予定のパケットを前記送信部へ転送する処理を停止する
    請求項2に記載のパケット中継装置。
  3. 前記送信部は、
    前記複数の送信パケットに関する情報として前記追加するヘッダに関する情報を前記受信部へ通知し、
    前記受信部は、
    前記追加するヘッダに関する情報に基づいて、前記複数の受信パケットに追加されるヘッダの合計サイズを算出し、
    前記ヘッダの合計サイズと前記受信予定のパケットのサイズとに基づいて当該受信予定のパケットを受信するか否かを判定する
    請求項1又は2に記載のパケット中継装置。
  4. 前記受信部は、
    前記複数の受信パケットを連続して受信した場合、前記ヘッダの合計サイズが前記受信予定のパケットのサイズ以上であるときに、当該受信予定のパケットを受信しないと判定する
    請求項3に記載のパケット中継装置。
  5. 前記受信部は、
    前記ヘッダの合計サイズが、受信パケットが再送される際のパケット数分のパケットの合計サイズ以上である場合に、前記受信予定のパケットを受信するか否かを判定し、
    前記受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該再送される際のパケット数分の受信予定のパケットを廃棄する
    請求項4に記載のパケット中継装置。
  6. 前記受信部は、
    間隔を空けて前記複数の受信パケットを受信した場合、前記間隔において受信可能なデータサイズを算出し、
    前記ヘッダの合計サイズを当該間隔において受信可能なデータサイズを用いて補正し、補正後の合計サイズが前記受信予定のパケットのサイズ以上であるときに、当該受信予定のパケットを受信しないと判定する
    請求項3に記載のパケット中継装置。
  7. 前記受信部は、
    前記補正後の合計サイズが、受信パケットが再送される際のパケット数分のパケットの合計サイズ以上である場合に、前記受信予定のパケットを受信するか否かを判定し、
    前記受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該再送される際のパケット数分の受信予定のパケットを廃棄する
    請求項6に記載のパケット中継装置。
  8. 前記送信部は、
    前記受信部から前記受信パケットの転送を受け付ける度に、前記追加するヘッダに関する情報として前記追加するヘッダのサイズを前記受信部へ通知し、
    前記受信部は、
    前記追加するヘッダのサイズの通知を受け付ける度に、当該サイズを前記ヘッダの合計サイズに加算する、
    請求項3に記載のパケット中継装置。
  9. 前記追加するヘッダのサイズが固定値の場合、
    前記送信部は、
    前記受信部から前記受信パケットの転送を受け付ける度に、前記追加するヘッダに関する情報として前記ヘッダを追加する旨を前記受信部へ通知し、
    前記受信部は、
    前記ヘッダを追加する旨の通知に応じて、前記複数の受信パケットに追加されるヘッダ数に加算し、前記固定値に当該ヘッダ数を乗算した結果を前記ヘッダの合計サイズとして算出する
    請求項3に記載のパケット中継装置。
  10. 前記受信部は、
    前記複数の受信パケットの受信間隔を計測し、
    前記間隔において受信可能なデータサイズを算出する
    請求項6に記載のパケット中継装置。
  11. 前記受信部は、
    前後の受信パケット間の受信間隔が通信プロトコル上、最低限必要な受信間隔以上である場合に、前記複数の受信パケットの受信間隔として計測する
    請求項10に記載のパケット中継装置。
  12. 前記送信部は、
    前記受信部から前記受信パケットの転送を受け付ける度に、前記追加するヘッダに関する情報として前記追加するヘッダのサイズを前記受信部へ通知し、
    前記受信部は、
    前記追加するヘッダのサイズの通知を受け付ける度に、当該サイズを前記ヘッダの合計サイズに加算し、
    前記複数の受信パケットの受信間隔を計測し、前記間隔において受信可能なデータサイズを算出し、
    前記ヘッダの合計サイズから前記間隔において受信可能なデータサイズを減算することにより補正する
    請求項6に記載のパケット中継装置。
  13. 前記受信部は、
    前記受信予定のパケット内のIPヘッダから前記受信予定のパケットのサイズを算出する
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載のパケット中継装置。
  14. 複数の受信パケットにおける先頭パケットの受信開始から最終パケットの受信完了までに経過した受信経過時間と、当該複数の受信パケットのそれぞれに対して所定のヘッダが追加された複数の送信パケットの送信開始から送信完了までに要する送信予定時間との差分が、当該最終パケット以後に受信予定のパケットの受信に要する時間である受信予定時間以上である場合、当該受信予定のパケットを受信時に廃棄する
    パケット中継装置。
  15. 前記複数の受信パケットが連続して受信された場合、前記複数の受信パケットの合計サイズと前記複数の送信パケットの合計サイズとの差分を、前記受信経過時間と前記送信予定時間との差分とし、前記受信予定のパケットのサイズを前記受信予定時間として、前記受信予定のパケットを廃棄するか否かを判定する
    請求項14に記載のパケット中継装置。
  16. 前記受信経過時間と前記送信予定時間との差分を、複数の受信パケットに追加される前記ヘッダのサイズを累積することにより算出する
    請求項15に記載のパケット中継装置。
  17. 前記複数の受信パケットが間隔を空けて受信された場合、当該複数の受信パケットに追加される前記ヘッダの合計サイズを前記間隔において受信可能なデータサイズを用いて補正し、補正後の合計サイズを前記受信経過時間と前記送信予定時間との差分とし、前記受信予定のパケットのサイズを前記受信予定時間として、前記受信予定のパケットを廃棄するか否かを判定する
    請求項14に記載のパケット中継装置。
  18. 前記差分が、受信パケットが再送される際のパケット数分のパケットの合計サイズ以上である場合に、前記受信予定のパケットを廃棄するか否かを判定し、
    前記受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該再送される際のパケット数分の受信予定のパケットを受信時に廃棄する
    請求項14乃至17のいずれか1項に記載のパケット中継装置。
  19. 前記差分が前記受信予定時間以上である場合、前記受信予定のパケットに対する処理回路へのクロックの供給を停止する
    請求項14乃至18のいずれか1項に記載のパケット中継装置。
  20. 外部からのデータを複数の受信パケットとして記憶装置に格納し、
    前記複数の受信パケットのそれぞれに所定のヘッダを追加し、
    各受信パケットに対応する複数の送信パケットとして外部へ送信を開始し、
    前記複数の受信パケット以後に受信予定のパケットからパケットのサイズを取得し、
    前記送信パケットに関する情報と、前記受信予定のパケットのサイズとに基づいて当該受信予定のパケットを受信するか否かを判定し、
    当該受信予定のパケットを受信しないと判定した場合、当該受信予定のパケットを受信時に廃棄する
    パケット中継方法。
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