JP2014036707A - 消毒液収容器および消毒液噴射装置 - Google Patents

消毒液収容器および消毒液噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】消毒液の薬効を維持するとともに、消毒液を補給する際に、新しい消毒液に全て入れ替えることができる消毒液容器2を提供する。
【解決手段】消毒液を収容する胴部212と、開口部211aを有する口部211と、胴部212内に収容された消毒液が胴部212から流出することを禁止する膜部材22と、を有する消毒液収容手段と、口部211に取り付けられ、開口部211aの形成方向と同一方向に延びる流出孔231が形成された蓋部23と、流出孔231内に少なくとも一部が位置する開封閉塞手段であって、開口部211aへ接近する方向に外力が加わると、膜部材22に当接して、膜部材22を穿孔し、外力が無くなると、膜部材22から離間して、流出孔231を塞ぐ開封閉塞手段と、を有する消毒液収容器2。
【選択図】図2

Description

本発明は、消毒液の薬効を維持するとともに、消毒液を補給する際に、内部に収容した消毒液を全て入れ替えることができる消毒液容器に関する。
近年、衛生面向上の観点から、手指に付着した細菌を殺菌する消毒液噴射装置、または他人と接触する部分を除菌する消毒液噴射装置に関する技術が鋭意研究されている。
特許文献1に開示された手指消毒器は、加熱部により消毒液容器内の消毒液を所望の温度に保ち、消毒液を塗布する時間が設定時間を経過したことを使用者に知らせ、手指に付着した細菌を殺菌することができる。
特許文献2に開示された洋式便器のロータンクは、トイレットペーパーが近接したことをペーパー感知センサによって感知した場合に、カバー内に設けられた収納部に固定した消毒液容器から消毒液をトイレットペーパーに噴射する。そして、この消毒液が噴射されたトイレットペーパーを用いて、不特定多数の臀部が直に接する便座(他人との接触する部分)を拭き、便座を除菌することができる。
実登第3010495号公報 実開平5−47069号公報
しかし、特許文献1の消毒液容器は上方が開口しており、消毒液容器内に収容した消毒液と大気が接触するため、消毒液の薬効が劣化し、消毒液容器の内壁面に藻が生える可能性があった。また、特許文献1の消毒液容器および特許文献2の消毒液のタンクは、ともに容器受箱および収納部に固定するため、消毒液を補給する際に、上から新しい消毒液を注入して、消毒液容器および消毒液のタンクに消毒液を補給する必要があった。このように、新しい消毒液を注入して補給する場合、消毒液容器および消毒液のタンク内に、時間経過で薬効が劣化した消毒液が残り、薬効が劣化した消毒液が噴射される可能性があった。そのため、特許文献1の手指消毒器に関しては、手指に付着した細菌の殺菌効果が不十分であり、特許文献2の洋風便器のロータンクに関しては、消毒液が噴射されたトイレットペーパーで便座を拭いても便座の除菌が不十分であった。
そこで、本発明は、消毒液の薬効を維持するとともに、消毒液を補給する際に、内部に収容した消毒液を全て入れ替えることができる消毒液容器を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明の消毒液収容器は、(1)消毒液を噴射する噴射装置に対して着脱可能に装着され、装着時に前記噴射装置に対して消毒液を供給する消毒液収容器であって、消毒液を収容する胴部と、前記胴部の端部に形成され、開口部を有する口部と、前記胴部内に収容された消毒液が前記胴部内から流出することを禁止する膜部材とを有する消毒液収容手段と、前記口部に取付けられ、前記開口部と向き合う位置に、前記開口部の形成方向と同一方向に延びる流出孔が形成された蓋部と、前記流出孔内に少なくとも一部が位置する開封閉塞手段であって、前記開口部へ接近する方向に外力が加わると、前記膜部材に当接して、前記膜部材を穿孔し、前記外力が無くなると、自重により前記接近方向とは反対側に移動して、前記流出孔を塞ぐ開封閉塞手段と、を有することを特徴とする。
(2)前記消毒液収容手段は、前記膜部材により前記開口部を閉塞された密封容器であり、前記蓋部は、外周面に前記噴射装置に装着するための螺合部が形成されたものであり、前記開封閉塞手段は、前記流出孔内に位置して前記形成方向に進退可能な可動部と、前記可動部における前記開口部側の端部に形成された弁部と、を有する開封閉塞部材である上記(1)の消毒液収容器であって、前記開封閉塞部材に対して前記開口部に接近する方向に外力が加わると、前記弁部が前記膜部材に当接することにより、前記膜部材が穿孔され、前記外力が無くなると、自重によって前記開封閉塞部材が前記接近方向とは反対方向に移動して、前記弁部により前記流出孔が塞がれることを特徴とする。
(3)上記(2)の構成において、前記流出孔は、前記開口部に向かうにつれて末広がり形状のテーパ面を有し、前記弁部が前記テーパ面に当接することにより前記流出孔が塞がれることを特徴とする。
(4)上記(2)または(3)の構成において、前記開封閉塞部材は、さらに、前記弁部を前記膜部材から離間する方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の消毒液噴射装置は、(5)消毒液を噴射対象物に噴射する噴射部と、前記噴射部に消毒液を導出する導出孔を有する保持部とを備える容器保持具と、消毒液収容手段と、蓋部と、開封閉塞手段とを有し、前記容器保持具に着脱可能に取り付けられる消毒液収容器と、を備える消毒液噴射装置であって、前記消毒液収容手段は、消毒液を収容する胴部と、前記胴部の端部に形成され、開口部を有する口部と、前記胴部内に収容された消毒液が前記胴部内から流出することを禁止する膜部材と、を有し、前記蓋部は、前記口部に取付けられ、前記開口部と向き合う位置に、前記開口部の形成方向と同一方向に延びる流出孔が形成されており、前記開封閉塞手段は、前記流出孔内に少なくとも一部が位置しており、前記消毒液収容器を前記容器保持具に装着する前は、前記開封閉塞手段が、前記膜部材から離間して前記流出孔を塞ぐ位置にあり、前記消毒液収容器を前記容器保持具に装着した際には、前記開封閉塞手段が、前記流出孔を塞ぐ位置から前記膜部材を穿孔する位置へ移動し、前記胴部内の消毒液を前記流出孔から流出させ、前記消毒液収容器を前記容器保持具から脱着する際には、、前記開封閉塞手段が、前記膜部材を穿孔する位置から前記流出孔を塞ぐ位置へ移動し、前記胴部内の消毒液が前記流出孔から流出することを禁止することを特徴とする。
(6)前記消毒液収容手段は、前記膜部材により前記開口部を閉塞された密封容器であり、前記蓋部は、前記口部の外面に取付けられ、外周面において前記導出孔に装着するための螺合部が形成されており、前記開封閉塞手段は、前記流出孔内に位置して前記形成方向に進退可能な可動部と、前記可動部における前記開口部側の端部に形成された弁部とを有し、前記保持部は、前記導出孔の下端に形成された当接部を有する上記(5)の消毒液噴射装置であって、前記消毒液収容器を前記容器保持具に装着する前は、前記開封閉塞部材の自重により、前記弁部は前記流出孔を塞ぐ位置にあり、前記消毒液収容器を前記容器保持具に装着した際には、前記可動部の下端が前記当接部に当接することで、前記弁部は前記流出孔を塞ぐ位置から前記膜部材を穿孔する位置へ移動し、前記密封容器内の消毒液を前記流出孔から流出させ、前記消毒液収容器を前記容器保持具から脱着する際には、前記開封閉塞部材の自重により、前記弁部は前記膜部材を穿孔する位置から前記流出孔を塞ぐ位置へ移動し、前記密封容器内の消毒液が前記流出孔から流出することを禁止することを特徴とする。
(7)上記(5)または(6)の構成において、前記噴射部は、前記消毒液収容器内の消毒液を噴射するノズル部と、前記ノズル部による噴射予定位置に噴射対象物が接近することを検知する検知部とを有し、前記検知部で噴射対象物が前記噴射予定位置に接近したことを検知した場合において、前記ノズル部から噴射対象物に消毒液を噴射することを特徴とする。
(8)上記(5)乃至(7)のいずれか一項に記載された構成において、前記容器保持具には、係合孔が形成されており、さらに、壁面に固定し、前記容器保持具の係合孔に係合する係合部が形成された壁面固定部材を有することを特徴とする。
(9)上記(5)乃至(7)のいずれか一項に記載された構成において、前記噴射部を下方に面する状態にして、前記容器保持具の端部を挟持し、設置面に対して固定する載置保持部材を有することを特徴とする。
(10)上記(5)乃至(9)のいずれか一項に記載された消毒液噴射装置であって、前記噴射部から消毒液を噴射された噴射対象物としての除菌シートを用いて、洋式便器装置の便座を除菌することを特徴とする。
本発明によれば、消毒液の薬効を維持するとともに、消毒液を補給する際に、内部に収容した消毒液を全て入れ替えることができる。
第1実施形態の消毒液噴射装置を設置した場合における概略図である。 図1に示すカバー部を開いた際の消毒液噴射装置における密封容器、蓋部、開封閉塞部材および保持部を分解した分解斜視図である。 図1に示す消毒液噴射装置のA−A断面図である。 壁面固定部材の概略図である。 図1に示す消毒液噴射装置の制御フローチャートである。 図3に示す消毒液噴射装置における消毒液収容器を容器保持具に螺合している際の動作説明図である。 第2実施形態の消毒液噴射装置を設置した場合における概略図である。 載置保持部材の概略図である。 第3実施形態のカバー部を開いた際の消毒液噴射装置における消毒液収納壁および保持部を分解した分解斜視図である。 第4実施形態のカバー部を開いた際の消毒液噴射装置における容器、膜部材、蓋部および弁部材を分解した分解斜視図である。 第4実施形態の消毒液噴射装置における流出孔の中心を含むX−Z断面図である。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態においては、洋式便器の便座を除菌する消毒液噴射装置1について説明する。
図1は壁面6に固定した場合における消毒液噴射装置1の概略図、図2は図1に示すカバー部37を開いた際の消毒液噴射装置1における密封容器(消毒液収容手段)21、蓋部23、開封閉塞部材(開封閉塞手段)24および保持部31を分解した分解斜視図、図3は図1に示す消毒液噴射装置1のA−A断面図の概略図、および図4は壁面固定部材38の概略図である。また、消毒液噴射装置1の長手方向をz軸、ベース部33の板幅方向をx軸、ベース部33の板厚方向をy軸とする。なお、図3において消毒液をドットで示す。
第1実施形態における消毒液噴射装置1は、洋式便器装置(不図示)の便座部(不図示)を除菌するために、例えばトイレットペーパー等の噴射対象物(不図示)に消毒液を噴射する。この洋式便器装置は、使用者から排泄された汚物を受けるボウル部(不図示)と、汚物を排出するとともに汚物を受けたボウル部の内壁面を洗浄する洗浄水を貯水する貯水タンク(不図示)と、ボウル部の上端に周設され、洗浄水をボウル部へ吐出するリム部(不図示)およびリム部の上端に当接し、使用者が着座する便座部とを有する。
本発明の消毒液噴射装置1は、図1および図2に示すように、消毒液収容器2および容器保持具3からなる。
まず、消毒液収容器2について説明する。図2および図3に示すように、消毒液収容器2は、密封容器21、蓋部23および開封閉塞部材24からなる。密封容器21は、消毒液を収容する胴部212と、胴部212の端部に形成された口部211と、口部211に形成された開口部211aを閉塞する膜部材22とを有する。この密封容器21の口部211における外周面には、螺旋状の容器側螺合部213が形成されている。密封容器21の底部には、大気と消毒液収容器2内を連通する大気連通孔212aおよび大気連通孔212aを封止する封止ビス(不図示)を備える。
蓋部23は、図2および3に示すように、口部211の外面に取り付けられ、開口部211aと向き合う位置に、開口部211aの形成方向と同一方向に延びる流出孔231が形成されている。蓋部23の外周面には、容器保持具3に装着するための蓋側螺合部233(螺合部)が形成されており、蓋部23の内周面には、容器側螺合部213と螺合する螺合溝232が形成されている。
開封閉塞部材24は、図2および3に示すように、流出孔231内に位置して(流出孔231内に少なくとも一部が位置して)形成方向に進退可能な可動部241と、可動部241における開口部211a側の端部に形成された弁部242と、を有する。この開封閉塞部材24に対して開口部211aに接近する方向に外力が加わると、弁部242が膜部材22に当接して、膜部材22が穿孔される。また、開封閉塞部材24に加わる外力が無くなると、自重によって開封閉塞部材24が接近方向とは反対方向に移動して、弁部242により流出孔231が塞がれる。
ここで、流出孔231としては、開口部211に向かうにつれて末広がりのテーパ形状としても良い。この構成により、開封閉塞部材24に外力が加わらない場合に、開封閉塞部材24が自重で降下し、図6のように流出孔231に弁部242を密着させて、密封容器21に収容された消毒液が流出孔231から流出することを確実に禁止することができる。
また、開封閉塞部材24は、図2および図3に示すように、弁部242を膜部材22から離間する方向に付勢する付勢部材243を有しても良い。この構成により、開封閉塞部材24に外力が加わらない場合に、付勢部材243が開封閉塞部材24の弁部242を膜部材22から離間させて、弁部242が膜部材22を穿孔することを防止することができる。すなわち、開封閉塞部材24に外力が加わらない場合(容器保持具3に消毒液収容器2が装着される前の場合)(例えば、消毒液収容器2のみを輸送している場合など)において、開封閉塞部材24の弁部242が、誤って膜部材22を開封することを防止することができる。また、容器保持具3に消毒液収容器2を装着する以外の場合においては、付勢部材243が開封閉塞部材24の弁部242を膜部材22から離間する方向に付勢することで、開封閉塞部材24を流出孔231に密着させて、蓋部23の外へ消毒液が漏れ出すことを防止することができる。
次に、容器保持具3について説明する。容器保持具3は、図2および図3に示すように、保持部31、噴射部36、カバー部37、壁面固定部材38および電池収容部39からなる。保持部31は、密封容器21の側面を保持する側面保持部材32と、複数カ所に後述の壁面固定部材38の係合部381が係合される係合孔331が設けられた板状のベース部33と、ベース部33の側面保持部材32側の側面に固定された台座部34とを有する。この台座部34には、図3に示すように、上端から下方へ延びる導出孔341、および導出孔341の下端に形成され、開封閉塞部材24の下端に当接する当接部342を有する。この当接部342は、消毒液収容器2を容器保持具3に装着する装着動作中において、自重により降下状態にある開封閉塞部材24の下端と当接する。具体的には、消毒液収容器2を容器保持具3に装着する装着動作が進むに従い、開封閉塞部材24は、当接部342により持ち上げられ、流出孔231から離間するとともに、開口部211aに接近する方向(流出孔231を穿孔する位置)に移動する。そして、この装着動作が完了した際に、当接部342は、開口部211aを閉塞する膜部材22を穿孔する。
また、保持部31は、導出孔341内に充填された消毒液が外へ流出することを防止する流出防止壁35と、後述のカバー部側キー溝372および保持部側キー溝321に挿入する挿入キー311とを有する。挿入キー311は、図2に示すように、側面にキー(不図示)を装着するキー装着部311aおよび保持部側キー溝321に係止する係止部311bを有する。
側面保持部材32は、図2に示すように、係止部311bを挿通する挿通部321aおよび係止部311bに係止される被係止部321bからなる保持部側キー溝321を有する。この保持部側キー溝321は、カバー部37を閉じた状態(図1の状態)において、後述のカバー部側キー溝372と重なる位置に形成されている。この構成により、カバー部37を閉じた状態において、キー装着部311aにキーを装着し、キーおよび挿入キー311を、カバー部側キー溝372および保持部側キー溝321に対して挿入して回動することで、挿入キー311の係止部311bを保持部側キー溝321の被係止部321bに係止させ、カバー部37を側面保持部材32に固定する。この構成により、消毒液噴射装置1の設置者以外の者が、勝手にカバー部37を開き、消毒液収容器2を容器保持具3から取り外すことを防止することができる。また、保持部31の側面にキー装着部311aおよび保持部側キー溝321を設けているため、カバー部側キー溝372にほこり等が溜まることを防ぐことができる。
噴射部36は、当接部342に導通し、消毒液を噴射対象物に噴射するノズル部361と、ノズル部361による噴射予定位置に噴射対象物が接近することを検知する検知部362とを有する。この検知部362により噴射対象物が噴射予定位置に接近したことを検知して、消毒液収容器2内の消毒液をノズル部361から噴射対象物へ自動で噴射する。
カバー部37は、保持部31、蓋部23、開封閉塞部材24および密封容器21を覆うものであり、容器形状をしている。このカバー部37は、下方端部の内壁面に突状の軸部371を有し、この軸部371を保持部31の凹部に挿入して、図1の状態から図2の状態となるようにカバー部37をベース部33に対して接離自在に固定する。この構成により、密封容器21内の消毒液を交換する場合には、カバー部37をベース部33から離間させた状態(カバー部37を開いた状態)(図2)とし、古い消毒液を収容する消毒液収容器2を保持部31から取り外して、新しい消毒液を収容する消毒液収容器2を保持部31に取付けることができる。また、消毒液噴射装置1におけるノズル部361から消毒液を噴射する場合には、カバー部37により保持部31、蓋部23、開封閉塞部材24および密封容器21を覆った状態とするため、壁面6への設置時における消毒液噴射装置1の外観をすっきりとさせることができる。なお、このカバー部37には、図1および2に示すように、挿入キー311を挿入するカバー部側キー溝372が形成されている。
壁面固定部材38は、図4に示す板状の部材であり、ベース部33における係合孔331の位置に応じて、表面に突状の係合部381が形成され、係合部381の近傍にはビス孔382が設けられている。この壁面固定部材38は、試験的に消毒液噴射装置1を使用する場合には、壁面固定部材38の裏面に両面テープ等を付して壁面6に仮止めし、長期的に消毒液噴射装置1を使用する場合には、壁面6に仮止めした状態の壁面固定部材38においてビス(不図示)をビス孔382に打込んで固定する。このように壁面固定部材38を壁面6に固定した後に、容器保持具3の係合孔331に壁面固定部材38の係合部381を係合して、容器保持具3を壁面6に対して固定する。
電池収容部39は、図2に示すように、台座部34の側面に設けられており、噴射部36に電力を供給する電池を収容する。この電池収容部39は、カバー部37を開いた状態(図2の状態)におけるカバー部37の上端よりも上に設けると良い。この位置に設けることで、カバー部37を開いた状態として、電池収容部39を台座部34から取り出す際に、電池収容部39がカバー部37に干渉することがない。これにより、設置者は、電池収容部39内の電池を容易に交換することができる。
上記構成により、第1実施形態の消毒液噴射装置1は、消毒液収容器2を容器保持具3に装着するまでの間、密封容器21内を密封状態として、内部の消毒液と外部の空気との接触を防ぐことで、消毒液の薬効を長期間に渡り持続することができる。また、第1実施形態の消毒液噴射装置1は、消毒液収容器2を容器保持具3に挿入した際に密封容器21内の膜部材22を開封する構成であるため、消毒液収容器2と容器保持具3を装着する際においても密封容器21内の消毒液と外の空気との接触を少なくすることができる。
また、上記構成により、第1実施形態の消毒液噴射装置1は、検知部362からの検知タイミングに基づいて自動でノズル部361から消毒液を噴射するため、使用者は、特に噴射開始レバー等を操作しなくて済むため、噴射開始レバーを介して他の使用者から交差感染することも防ぐことができる。
次に、図5のフローチャートを参照しながら、本実施形態である消毒液噴射装置1を用いた除菌方法について説明する。図5は第1実施形態である消毒液噴射装置1の制御フローチャートであり、図6は消毒液収容器2を容器保持具3に螺合している際の動作説明図である。初期状態として、容器保持具3に関しては壁面固定部材38を介して壁面6に固定し、消毒液収容器2に関しては密封容器21内に消毒液を充填し、開口部211aを膜部材22で封止するとともに口部211に蓋部23を固定し、大気連通孔212aを封止ビスで封止した状態する(STEP1)。
まず、消毒液噴射装置1を設置する設置者は、カバー部37をベース部33から離間させた状態(カバー部37を開いた状態)とし、消毒液収容器2の蓋部23を下に向けて、導出孔341に対して螺合する(図6)。消毒液収容器2の蓋部23が導出孔341を下方へ進むにしたがい、消毒液収容器2における開封閉塞部材24の下端が当接部342に当接して、開封閉塞部材24を上方に押し上げる(開封閉塞部材24に対して開口部211aに接近する方向に外力が加わり、開封閉塞部材24を上方に押し上げる)。この消毒液収容器2の先端が容器保持具3の導出孔341の下端まで進むと、図3のようになり、弁部242の膜部材22を開封閉塞部材24で開封し(開封閉塞部材24が膜部材22を穿孔する位置に移動し)、密封容器21内の消毒液が導出孔341内に充填される(STEP2)。また、大気連通孔212aを封止する封止ビスを取り外す。このように消毒液収容器2を容器保持具3に装着した後は、図1に示すようにカバー部37をベース部33に当接させた状態(カバー部37を閉じた状態)として、消毒液噴射装置1の設置を終了する。
次に、洋式便器装置を使用する使用者は、便座を除菌するために例えばトイレットペーパーとする噴射対象物を手に取り、図1のように壁面6に固定された消毒液噴射装置1のノズル部361に噴射対象物を近づける。検知部362は、噴射対象物がノズル部361による噴射予定位置に接近したことを検知すると、消毒液収容器2内の消毒液をノズル部361から噴射対象物へ噴射する(STEP3、4)。使用者は、この消毒液が噴射された噴射対象物を用いて、便座を拭き取り、便座を除菌する(STEP5)。そして、使用者は、臀部を便座に下ろし、排泄行為を行う。
消毒液収容器2内の消毒液が少なくなったこと、または消毒液収容器2を容器保持具3に設置してから所定期間が過ぎたことを設置者が認識すると、設置者は、容器保持具3に装着された消毒液収容器2を新しい消毒液収容器2に交換する(STEP6 YES)。具体的には、消毒液噴射装置1をカバー部37がベース部33から離間した状態とし、容器保持具3に保持された消毒液収容器2を容器保持具3から脱着する。この場合、図3のように装着状態にある消毒液収容器2を、容器保持具3に対して離間させて、図5のように弁部242を流出孔231に密着させる(弁部242が流出孔231を塞ぐ位置に移動する)(STEP7)。この構成により、消毒液収容器2を容器保持具3から取り外す場合において、流出孔231が開封閉塞部材24により自動的に閉塞され、消毒液収容器2を交換する場合に内部に収容する消毒液が外へ飛び散ることを防止することができる。
消毒液収容器2が容器保持具3から脱着され、大気連通孔212aを封止ビスで封止されると、設置者は、新しい消毒液を収容した消毒液収容器2を容器保持具3に装着して、消毒液収容器2の交換作業を終了する(STEP8、1および2)。
上記のように、消毒液噴射装置1内の消毒液を補給する際に、古い消毒液を収容した消毒液収容器2と新しい消毒液を収容した消毒液収容器2とを交換するため、消毒液の補給作業後(消毒液収容器2の交換作業後)においても消毒液噴射装置1内に古い消毒液が残ることがない。すなわち、本実施形態の消毒液噴射装置1は、新しい消毒液を補給した後においても消毒液容器および消毒液のタンク内に古い消毒液が残る特許文献1および2に開示された手指消毒器および洋式便器のロータンクとは異なり、新しい消毒液を補給した後は、消毒液収容器2内に古い消毒液が残ることがない。そのため、本実施形態の消毒液噴射装置1は、新しい消毒液を収容した消毒液収容器2に交換した後は、薬効が劣化した消毒液(古い消毒液)を噴射部36から噴射することがない。
また、消毒液収容器2を容器保持具3に装着した際に、大気連通孔212aから封止ビスを取り外すことで、容器保持具3内に空気を流入させて、消毒液収容器2内の消毒液を円滑にノズル部361へ供給させることができる。
(第2実施形態)
図7は第2実施形態の消毒液噴射装置1を設置した場合における概略図であり、図8は載置保持部材4の概略図である。座標系は第1実施形態と同じとする。
第2実施形態の消毒液噴射装置1は、第1実施形態における壁面固定部材38に代えて、載置保持部材4とする。その他の構成は、第1実施形態の消毒液噴射装置1と同じであるため、同じ部材には同じ符号を付して、その説明は省略する。
載置保持部材4は、図7に示すように、消毒液噴射装置1のベース部33を直立させるように噴射容器保持具3の端部を挟持し、設置面に対して固定するものである。具体的には、図8に示すように板状に延びる板状載置面41と、板状載置面41の上面に形成され、ベース部33を挟持する挟持固定部42とを有する。この挟持固定部42に対して、ベース部33の下端を押し込んで固定し、図7に示すように消毒液噴射装置1を直立させて、棚7等に設置する。この構成により、本実施形態の消毒液噴射装置1を設置する際にビス等を用いないため、壁面6等にビスによる孔が形成されることがない。
また、この挟持固定部42における消毒液噴射装置1のベース部33の挟持位置は、板状載置面41の長手方向における先端から全長3/4の位置にすると良い。この位置でベース部33を挟持することで、消毒液噴射装置1を安定した状態で棚7に固定することができる。
また、板状載置面41は、挟持固定部42の挟持位置を境界として前側部材(不図示)と後側部材(不図示)に分離できる構成としても良い。このように板状載置面41を分離できる構成とすることで、消毒液噴射装置1を壁面6に固定する場合は、板状載置面41を前側部材のみとし、消毒液噴射装置1を棚7に固定する場合は、板状載置面41を前側部材および後側部材とすることができる。この構成により、各設置状況に応じて、消毒液噴射装置1を適切に壁面6または棚7に固定することができる。
さらに、上記実施形態において、消毒液噴射装置1のベース部33を板状載置面41の上面に形成された挟持固定部42で挟持するものとして説明したが、特にこれに限られるものではなく、板状載置面41の上面に溝部(不図示)を形成し、この溝部に対して消毒液噴射装置1のベース部33を挿入して固定する構成としても良い。この構成により、板状載置面41に溝部を形成するだけでベース部33を板状載置面に固定することができるため、載置保持部材4の構成を簡略化することができる。
(第3実施形態)
図9は第3実施形態のカバー部37を開いた際の消毒液噴射装置1における消毒液収納筒5および保持部31を分解した分解斜視図である。座標系は第1実施形態と同じとする。
第3実施形態の消毒液噴射装置1は、第1実施形態における消毒液収容器2に代えて、消毒液収納筒5とする。その他の構成は、第1実施形態の消毒液噴射装置1と同じであるため、同じ部材には同じ符号を付して、その説明は省略する。
消毒液収納筒5は、図9に示すように、円筒形状をしており、下端に流出防止壁35に嵌合する嵌合部51を有する。この嵌合部51を流出防止壁35に嵌合させることで、消毒液収容器2に収容される消毒液の容量に関係なく、消毒液を消毒液噴射装置1内に補給することができる。また、消毒液噴射装置1を設置する設置者は、消毒液収容器2に代えて、流出防止壁35に嵌合部51を嵌合させる簡単な作業のみで、ノズル部361より噴射される消毒液を消毒液収容器2の容量に制限されないようにすることができる。
(第4実施形態)
図10は第4実施形態のカバー部37を開いた際の消毒液噴射装置1における容器21’(消毒液収容手段)、膜部材22’(消毒液収容手段)、蓋部23’および弁部材25を分解した分解斜視図であり、図11は第4実施形態の消毒液噴射装置1における流出孔231’の中心を含むX−Z断面図である。座標系は第1実施形態と同じとする。
第4実施形態の消毒液収容器2は、密封容器21’の口部211の内側に固定する蓋部23’とし、第1実施形態の開封閉塞部材24に代えて弁部材(開封閉塞手段)25および開封部材(開封閉塞手段)26とする。その他の構成は、第1実施形態の消毒液噴射装置1と同じであるため、同じ部材には同じ符号を付して、その説明は省略する。
図10に示すように、消毒液収容器2は、容器21’、蓋部23’ 、膜部材22’および弁部材25からなる。容器21’は、胴部212および開口部211aを備える口部211を有する。蓋部23’は、口部211に取付けられ、開口部211aと向き合う位置に、開口部211aの形成方向と同一方向に延びる流出孔231’が形成されたものであり、例えばゴムなどの弾性素材からなる。この蓋部23’は、内側に消毒液を外部へ流出する流出孔231’および流出孔231’の内側上方に縮径構造をなした流出孔縮径部231’aを有する。膜部材22’は、蓋部23’における流出孔231’の下端に取り付けられている。この膜部材22’を下端に取り付けた蓋部23’を、口部211に押し込んで密着固定することで、胴部212内に収容された消毒液が消毒液収容器2内から流出することを防ぐ。
図10に示すように、弁部材25は、流出孔231’の上面を覆うように板状に延びる封止部251と、封止部251の下面から下方に延び、流出孔231’内に位置する引掛け部252からなる。この引掛け部252は、流出孔231’の流出孔縮径部231’aに引っ掛かる突起部252aを有する。
図10に示すように、開封部材26は、膜部材22’を開封する開封部261と開封部261を保持する保持板262からなる。開封部261は先端を凸状としたものであり、保持板262は、消毒液の流出入が可能なようにメッシュ状に形成されたものである。
次に、第4実施形態の消毒液収容器2における容器21’に対する蓋部23’、弁部材25および開封部材26の固定方法、容器21’を容器保持具3への装着方法および脱着方法について説明する。なお、第4実施形態の消毒液収容器2を容器保持具3に装着した後については、第1実施形態の消毒液噴射装置1の使用方法と同じであるため、説明を省略する。
まず、蓋部23’の流出孔231’に弁部材25を押し込み、突起部252aを流出孔231’の流出孔縮径部231’aに引掛け、弁部材25を蓋部23’に固定する。消毒液収容器2の口部211を上方に向けた状態とし、消毒液収容器2内に所定量の消毒液を充填する。弁部材25を固定した蓋部23’を消毒液収容器2の口部211に押し込み、口部211に対して蓋部23’を密着固定させ、蓋部23’の流出口231’を膜部材22’で密封する。ここで、消毒液収容器2を搬送する際には、キャップ(不図示)を消毒液収容器2の口部211の外側に螺合する。これにより、搬送時において、消毒液収容器2内の消毒液が外へ漏れ出すことを防止する。
消毒液収容器2を容器保持具3に装着する際には、設置者は、台座部34の当接部342に開封部261が上を向く状態で開封部材26を載置し、消毒液収容器2の口部211に螺合したキャップを取り外し、図11のように消毒液収容器2の口部211を下向きにして、容器保持具3の導出孔341に消毒液収容器2の口部211を螺合する。この螺合動作が進むにしたがって(開封部261が開口部211aへ接近する方向に外力が加わるにしたがって、(弁部材25および開封部材26が膜部材22’を穿孔する位置に進むにしたがって))、図11のように、開封部材26が、膜部材22’を穿孔するとともに、突起部252aを押し上げて、消毒液収容器2内の消毒液を導出孔341へ流出させる。このようにして、消毒液収容器2を容器保持具3に対して装着することで、装着する際に消毒液収容器2内の消毒液が外へ漏れ出すことを防止する。
消毒液収容器2を容器保持具3から脱着する際には、設置者が容器保持具3から消毒液収容器2を上方に持ち上げる。この動作により、弁部材25の突起部252aが開封部材26から離間し、弁部材25の自重により、弁部材25が下方へ動き(開口部211aへ接近する方向に外力が無くなると、膜部材22’から離間し、(弁部材25および開封部材26が膜部材22’を穿孔する位置から弁部材25が膜部材22’を塞ぐ位置へ移動し))、封止部251により流出孔231’を塞ぐ。このようにして、消毒液収容器2を容器保持具3から脱着することで、脱着する際に消毒液収容器2内の消毒液が外へ漏れ出すことを防止することができる。
上記構成により、第4実施形態の消毒液収容器2は、消毒液収容器2を容器保持具3に装着および脱着する際に、消毒液収容器2内の消毒液が外へ漏れ出すことを防止することができる。また、第4実施形態の消毒液収容器2における蓋部23’、弁部材25および開封部材26は、第1実施形態の消毒液収容器2の蓋部23および開封閉塞部材24よりも構成が簡略であるため、消毒液収容器2の製造コストを低減させることができる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態乃至第4実施形態の消毒液噴射装置1では、洋式便器装置の便座を除菌するために用いるものとして説明したが特にこれに限られるものではなく、使用者の手指に付着した細菌を殺菌するために用いても良い。具体的には、手指の衛生が求められるレストラン、病院、食品加工施設等の入口において、本実施形態の消毒液噴射装置1を設置し、建物内に入る使用者が消毒液噴射装置1に手をかざした場合に、消毒液収容器2内に収容した消毒液を使用者の手指(噴射対象物)に噴射する。この構成により、本実施形態の消毒液噴射装置1を用いて、使用者の手指に付着した細菌を殺菌することができる。
また、上記第1実施形態乃至第4実施形態の消毒液噴射装置1において、単に密封容器21、容器21’に蓋部23、23’を固定する構成として説明したが、密封容器21、容器21’に蓋部23、23’を固定した後に蓋部23を上からかしめて密封容器21、容器21’と蓋部23、23’が外れないようにしても良い。この構成により、蓋部23、23’内に収容された消毒液が使用者の取り扱いミスで、密封容器21、容器21’から蓋部23、23’が外れて、蓋部23、23’の外へ消毒液が漏れ出すことを防止することができる。
また、上記第1実施形態乃至第4実施形態の消毒液収容器2の底面に形成された大気連通孔212aを封止するために、封止ビスを用いるものとして説明したが、特にこれに限られるものではなく、封止テープ(不図示)により塞ぐものとしても良い。
本発明における一実施形態について説明したが、本発明の精神および範囲を逸脱しないかぎり、様々な変更および改質がなされ得ることは、当業者には自明であろう。
1 消毒液噴射装置
2 消毒液収容器
21 密封容器(消毒液収容手段) 21’ 容器(消毒液収容手段) 211 口部 211a 開口部 212 胴部 212a 大気連通孔 213 容器側螺合部 22 膜部材 22’ 膜部材(消毒液収容手段) 23 23’ 蓋部 231 231’ 流出孔 231’a 流出孔縮径部 232 螺合溝 233 蓋側螺合部(螺合部) 24 開封閉塞部材(開封閉塞手段) 241 可動部 242 弁部 243 付勢部材 25 弁部材(開封閉塞手段) 251 封止部 252 引掛け部 252a 突起部 26 開封部材(開封閉塞手段) 261 開封部 262 保持板
3 容器保持具
31 保持部 311 挿入キー 311a キー装着部 311b 係止部 32 側面保持部材 321 保持部側キー溝 321a 挿通部 321b 被係止部 33 ベース部 331 係合孔 34 台座部 341 導出孔 342 当接部 35 流出防止壁 36 噴射部 361 ノズル部 362 検知部 37 カバー部 371 軸部 372 カバー部側キー溝 38 壁面固定部材 381 係合部 382 ビス孔 39 電池収容部
4 載置保持部材
41 板状載置面 42 挟持固定部
5 消毒液収納筒
51 嵌合部
6 壁面 7 棚

Claims (10)

  1. 消毒液を噴射する噴射装置に対して着脱可能に装着され、装着時に前記噴射装置に対して消毒液を供給する消毒液収容器であって、
    消毒液を収容する胴部と、前記胴部の端部に形成され、開口部を有する口部と、前記胴部内に収容された消毒液が前記胴部内から流出することを禁止する膜部材とを有する消毒液収容手段と、
    前記口部に取付けられ、前記開口部と向き合う位置に、前記開口部の形成方向と同一方向に延びる流出孔が形成された蓋部と、
    前記流出孔内に少なくとも一部が位置する開封閉塞手段であって、前記開口部へ接近する方向に外力が加わると、前記膜部材に当接して、前記膜部材を穿孔し、前記外力が無くなると、前記膜部材から離間して、前記流出孔を塞ぐ開封閉塞手段と、を有することを特徴とする消毒液収容器。
  2. 前記消毒液収容手段は、前記膜部材により前記開口部を閉塞された密封容器であり、
    前記蓋部は、前記口部の外面に取り付けられ、外周面に前記噴射装置に装着するための螺合部が形成されたものであり、
    前記開封閉塞手段は、前記流出孔内に位置して前記形成方向に進退可能な可動部と、前記可動部における前記開口部側の端部に形成された弁部と、を有する開封閉塞部材である請求項1に記載の消毒液収容器であって、
    前記開封閉塞部材に対して前記開口部に接近する方向に外力が加わると、前記弁部が前記膜部材に当接することにより、前記膜部材が穿孔され、
    前記外力が無くなると、自重によって前記開封閉塞部材が前記接近方向とは反対方向に移動して、前記弁部により前記流出孔が塞がれることを特徴とする消毒液収容器。
  3. 前記流出孔は、前記開口部に向かうにつれて末広がり形状のテーパ面を有し、
    前記弁部が前記テーパ面に当接することにより前記流出孔が塞がれることを特徴とする請求項2に記載の消毒液収容器。
  4. 前記開封閉塞部材は、さらに、前記弁部を前記膜部材から離間する方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の消毒液収容器。
  5. 消毒液を噴射対象物に噴射する噴射部と、前記噴射部に消毒液を導出する導出孔を有する保持部とを備える容器保持具と、
    消毒液収容手段と、蓋部と、開封閉塞手段とを有し、前記容器保持具に着脱可能に取り付けられる消毒液収容器と、
    を備える消毒液噴射装置であって、
    前記消毒液収容手段は、消毒液を収容する胴部と、前記胴部の端部に形成され、開口部を有する口部と、前記胴部内に収容された消毒液が前記胴部内から流出することを禁止する膜部材と、を有し、
    前記蓋部は、前記口部に取付けられ、前記開口部と向き合う位置に、前記開口部の形成方向と同一方向に延びる流出孔が形成されており、
    前記開封閉塞手段は、前記流出孔内に少なくとも一部が位置しており、
    前記消毒液収容器を前記容器保持具に装着する前は、前記開封閉塞手段が、前記膜部材から離間して前記流出孔を塞ぐ位置にあり、
    前記消毒液収容器を前記容器保持具に装着した際には、前記開封閉塞手段が、前記流出孔を塞ぐ位置から前記膜部材を穿孔する位置へ移動し、前記胴部内の消毒液を前記流出孔から流出させ、
    前記消毒液収容器を前記容器保持具から脱着する際には、前記開封閉塞手段が、前記膜部材を穿孔する位置から前記流出孔を塞ぐ位置へ移動し、前記胴部内の消毒液が前記流出孔から流出することを禁止することを特徴とする消毒液噴射装置。
  6. 前記消毒液収容手段は、前記膜部材により前記開口部を閉塞された密封容器であり、
    前記蓋部は、前記口部の外面に取付けられ、外周面において前記導出孔に装着するための螺合部が形成されており、
    前記開封閉塞手段は、前記流出孔内に位置して前記形成方向に進退可能な可動部と、前記可動部における前記開口部側の端部に形成された弁部とを有し、
    前記保持部は、前記導出孔の下端に形成された当接部を有する請求項5に記載の消毒液噴射装置であって、
    前記消毒液収容器を前記容器保持具に装着する前は、前記開封閉塞部材の自重により、前記弁部は前記流出孔を塞ぐ位置にあり、
    前記消毒液収容器を前記容器保持具に装着した際には、前記可動部の下端が前記当接部に当接することで、前記弁部は前記流出孔を塞ぐ位置から前記膜部材を穿孔する位置へ移動し、前記密封容器内の消毒液を前記流出孔から流出させ、
    前記消毒液収容器を前記容器保持具から脱着する際には、前記開封閉塞部材の自重により、前記弁部は前記膜部材を穿孔する位置から前記流出孔を塞ぐ位置へ移動し、前記密封容器内の消毒液が前記流出孔から流出することを禁止することを特徴とする消毒液噴射装置。
  7. 前記噴射部は、前記消毒液収容器内の消毒液を噴射するノズル部と、前記ノズル部による噴射予定位置に噴射対象物が接近することを検知する検知部とを有し、
    前記検知部で噴射対象物が前記噴射予定位置に接近したことを検知した場合において、前記ノズル部から噴射対象物に消毒液を噴射することを特徴とする請求項5または6に記載の消毒液噴射装置。
  8. 前記容器保持具には、係合孔が形成されており、
    さらに、壁面に固定し、前記容器保持具の係合孔に係合する係合部が形成された壁面固定部材を有することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の消毒液噴射装置。
  9. 前記噴射部を下方に面する状態にして、前記容器保持具の端部を挟持し、設置面に対して固定する載置保持部材を有することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の消毒液噴射装置。
  10. 請求項5乃至9のいずれか一項に記載された消毒液噴射装置であって、
    前記噴射部から消毒液を噴射された噴射対象物としての除菌シートを用いて、洋式便器装置の便座を除菌することを特徴とする消毒液噴射装置。
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