JP2014036358A - 携帯端末、携帯端末システム及び携帯端末の制御方法 - Google Patents

携帯端末、携帯端末システム及び携帯端末の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 不正使用に対するセキュリティ性能が高いとともに使い勝手が良い携帯端末や、当該携帯端末を備えた携帯端末システム、携帯端末の制御方法を提供する。
【解決手段】 携帯端末10は、アプリケーションプログラムを記録する携帯端末記録部13と、アプリケーションプログラムの1つである低保護アプリケーションプログラム43とアプリケーションプログラムの1つである高保護アプリケーションプログラム43とを実行する携帯端末演算部11と、を備える。携帯端末演算部11は、低保護アプリケーションプログラム43を実行するための第1条件に加えて、第2条件をも満たす場合に、高保護アプリケーションプログラム42を実行する。第2条件は、外部の記録装置から高保護アプリケーションプログラム42に対応する高保護アプリケーションプログラム実行許可データ51を取得することである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末や、当該携帯端末を備えた携帯端末システム、携帯端末の制御方法に関する。
携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)、ノートパソコン等に代表される携帯端末が、広く普及している。特に近年では、様々なアプリケーションプログラムを実行可能である高性能な携帯端末が、その利便性の高さ故に急速に拡大している。
しかしながら、携帯端末が高性能になるにつれて、携帯端末を紛失した場合における不正使用のリスクが高くなってきている。そこで、例えば特許文献1及び2では、不正使用に対するセキュリティ性能を高めた携帯端末が提案されている。
具体的に、特許文献1では、携帯端末と、当該携帯端末に対して着脱自在であるとともに当該携帯端末と近距離無線通信を行う付属ユニットと、を備えた携帯端末システムが提案されている。この携帯端末システムでは、近距離無線通信によって付属ユニットが所定の距離範囲内に存在することを携帯端末が検出できなかった場合(携帯端末のみが盗難された場合)や、付属ユニットが携帯端末に装着されたことを携帯端末が検出する場合(携帯端末及び付属ユニットの双方が盗難された場合)に、携帯端末をロック状態にすることで、不正使用に対するセキュリティ性能が高められる。
また、特許文献2では、携帯端末と、当該携帯端末と無線通信する無線端末と、を備えた携帯端末システムが提案されている。この携帯端末システムでは、携帯端末が無線端末と無線通信することができなくなった場合に、携帯端末がアラーム鳴動を行うことによって置き忘れを抑制し、その後さらにロック状態に移行することで、不正使用に対するセキュリティ性能が高められる。
特許第4595886号 国際公開第2009/057182号
上記の特許文献1及び2で提案されている携帯端末システムにおいて、携帯端末の不正使用に対するセキュリティ性能をさらに高める必要がある場合は、携帯端末のロック状態を解除するための条件をさらに困難にすればよい。しかしながら、この場合、携帯端末のロック状態を解除するためにユーザが行う作業が必然的に煩雑化し、携帯端末の使い勝手が悪くなるため、問題となる。具体的に例えば、ユーザが、計算機プログラムなどの不正使用に対するセキュリティ性能を別段高くする必要がなく日常的に気軽に使用するアプリケーションプログラムを携帯端末で実行したいと思っても、例えば権限ある管理者からロック状態を解除するための機器を借りてくるなどしない限り、携帯端末のロック状態が解除されないことから一切のアプリケーションプログラムの実行が禁止されるため、問題となる。
また、特に最近では、従業員が私物の携帯端末を会社等に持ち込んで業務に使用するケースが増えている。このようなケースでは、業務用のアプリケーションプログラムが不正使用されることを防止するために、携帯端末の不正使用に対するセキュリティ性能を高める必要があるが、私物である携帯端末の使い勝手が犠牲にならないように配慮する必要もある。
そこで、本発明は、不正使用に対するセキュリティ性能が高いとともに使い勝手が良い携帯端末や、当該携帯端末を備えた携帯端末システム、携帯端末の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、アプリケーションプログラムを記録する携帯端末記録部と、前記アプリケーションプログラムの1つである低保護アプリケーションプログラムと、前記アプリケーションプログラムの1つである高保護アプリケーションプログラムと、を実行する携帯端末演算部と、を備え、前記携帯端末演算部は、前記低保護アプリケーションプログラムを実行するための第1条件に加えて、第2条件をも満たす場合に、前記高保護アプリケーションプログラムを実行し、前記第2条件が、外部の記録装置から前記高保護アプリケーションプログラムに対応する高保護アプリケーションプログラム実行許可データを取得することであることを特徴とする携帯端末を提供する。
上記の構成によれば、不正使用を防止する必要性が高い高保護アプリケーションプログラムについては、第1条件に加えて、外部の記録装置から高保護アプリケーションプログラム実行許可データを取得するという第2条件をも満たさなければ実行されないため、携帯端末の不正使用に対するセキュリティ性能を高めることが可能になる。一方、不正使用を防止する必要性が低い低保護アプリケーションプログラムについては、第1条件を満たすだけで実行することができるため、携帯端末の使い勝手を良くすることが可能になる。
また、本発明は、上記特徴の携帯端末と、前記携帯端末と通信する付属端末と、を備え、前記第1条件が、前記携帯端末が前記付属端末と通信することであることを特徴とする携帯端末システムを提供する。
上記の構成によれば、携帯端末を置き忘れたり盗難されたりした場合において、携帯端末が不正使用されることを防止することが可能になる。
さらに、上記特徴の携帯端末システムにおいて、前記高保護アプリケーションプログラム実行許可データが、前記携帯端末及び前記付属端末の少なくともいずれか一方に着脱自在であるドングルに記録されていると、好ましい。
上記の構成によれば、ドングルを管理するのみで、高保護アプリケーションプログラムの実行の許否を管理することが可能になる。そのため、携帯端末の不正使用に対するセキュリティを、容易に管理することが可能になる。
さらに、上記特徴の携帯端末システムにおいて、前記携帯端末が、前記高保護アプリケーションプログラム実行許可データを、前記ドングルが接続された前記付属端末から取得すると、好ましい。
上記の構成によれば、携帯端末及び付属端末が通信することで、携帯端末において低保護アプリケーションプログラムが実行可能になり、さらに付属端末にドングルが接続されることで、低保護アプリケーションプログラムだけでなく高保護アプリケーションプログラムが実行可能になる。したがって、付属端末の状態に応じて、段階的に携帯端末が実行可能なアプリケーションプログラムが増えるという、ユーザが直感的かつ容易に理解することが可能な携帯端末システムを得ることができる。
さらに、上記特徴の携帯端末システムにおいて、前記携帯端末が、現在時刻を計時する携帯端末計時部をさらに備え、前記高保護アプリケーションプログラム実行許可データに、対応する前記高保護アプリケーションプログラムを実行可能な時間である実行可能時間を示す高保護アプリケーションプログラム実行可能時間データが含まれ、前記携帯端末演算部は、前記第1条件及び前記第2条件を満たすとともに、前記携帯端末計時部が示す現在時刻が前記実行可能時間内であるという第3条件をも満たす場合に、前記高保護アプリケーションプログラムを実行すると、好ましい。
上記の構成によれば、高保護アプリケーションプログラムの実行可能時間を制限することが可能になる。そのため、高保護アプリケーションプログラムの不正使用に対するセキュリティ性能を、効果的に高めることが可能になる。
また、本発明は、アプリケーションプログラムを実行する携帯端末の制御方法であって、
前記アプリケーションプログラムには、低保護アプリケーションプログラムと、高保護アプリケーションプログラムと、が含まれ、前記携帯端末が、前記低保護アプリケーションプログラムを実行するための第1条件に加えて、第2条件をも満たすまで、前記高保護アプリケーションプログラムの実行を禁止し、前記第2条件が、前記携帯端末が外部の記録装置から前記高保護アプリケーションプログラムに対応する高保護アプリケーションプログラム実行許可データを取得することであることを特徴とする携帯端末の制御方法を提供する。
上記特徴の携帯端末、携帯端末システム及び携帯端末の制御方法によれば、実行しようとするアプリケーションプログラムに応じて、携帯端末の不正使用に対するセキュリティ性能を高めたり、携帯端末の使い勝手を良くしたりすることが可能になる。
本発明の実施形態に係る携帯端末システムの構成の一例について示すブロック図。 本発明の実施形態に係る携帯端末システムの動作の一例について示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る携帯端末システムの具体的な実施例について示す図。
<携帯端末システムの構成例>
最初に、本発明の実施形態に係る携帯端末システムの構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る携帯端末システムの構成の一例について示すブロック図である。なお、図1では、不正使用に対するセキュリティ機能に関連するブロックのみを示しており、他の一般的な機能(例えば、携帯端末10における通話機能や画像表示機能、撮像機能、電力供給機能など)にのみ関連するブロックについては図示を省略している。
図1に示すように、携帯端末システム1は、様々なアプリケーションプログラム(以下、簡略化して「AP」と称する)を実行可能な携帯端末10と、携帯端末10と通信する付属端末20と、付属端末20に接続されるドングル30と、を備える。
携帯端末10は、APの実行や制御プログラムを実行することで携帯端末10の全体の動作を制御する携帯端末演算部11と、携帯端末演算部11が処理する各種プログラムや各種データが一時的に記憶される携帯端末メモリ12と、AP及び制御プログラム等の各種プログラムや各種データが記録される携帯端末記録部13と、付属端末20と通信する携帯端末通信部14と、ユーザに操作されることでユーザの指示を受け付ける携帯端末操作部15と、現在時刻を計時する携帯端末計時部16と、携帯端末10の各部11〜16間が通信可能となるように相互に接続するがやり取りされる携帯端末バス17と、を備える。
付属端末20は、制御プログラムを実行することで付属端末20の全体の動作を制御する付属端末演算部21と、付属端末演算部21が処理する各種プログラムや各種データが一時的に記憶される付属端末メモリ22と、制御プログラム等の各種プログラムや各種データが記録される付属端末記録部23と、携帯端末10と通信する付属端末通信部24と、ドングル30が接続されるドングル接続部25と、付属端末20の各部21〜24間が通信可能となるように相互に接続する携帯端末バス26と、を備える。
携帯端末演算部11及び付属端末演算部21は、例えばCPU(Central Processing Unit)等から成る。携帯端末メモリ12及び付属端末メモリ22は、例えば揮発性の半導体メモリ等から成り、携帯端末記録部13、付属端末記録部23及びドングル30は、例えば不揮発性の半導体メモリ等から成る。
携帯端末通信部14及び付属端末通信部24は、例えばBluetooth(登録商標)等の規格に基づき、無線で通信を行う。ドングル接続部25及びドングル30は、USB(Universal Serial Bus)等のインタフェースによって直接的に接続される。また、携帯端末操作部15は、例えばタッチパネルや入力ボタン等の入力装置から成る。また、携帯端末計時部16は、例えばリアルタイムクロック等から成る。
携帯端末記録部13は、監視用AP41と、高保護AP42と、低保護AP43と、のそれぞれのAPを記録する。なお、図1では、携帯端末記録部13が、高保護AP42及び低保護AP43をそれぞれ1つずつ記録しているかのように図示しているが、少なくとも一方を複数記録している場合もあるし、少なくとも一方を記録していない場合もある。ただし、以下では説明の具体化のため、携帯端末記録部13が、高保護AP42及び低保護AP43の双方を少なくとも1つずつ記録している場合について例示する。
ドングル30は、高保護AP42に対応する(例えば、シリアル番号等で関連付けられている)高保護AP実行許可データ51を記録している。また、高保護AP実行許可データ51には、高保護AP実行可能時間データ511が含まれる。なお、図1では、ドングル30が、高保護AP実行許可データ51を1つ記録しているかのように図示しているが、複数記録していてもよい。
<携帯端末システムの動作例>
次に、本発明の実施形態に係る携帯端末システム1の動作の一例について、図1及び図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施形態に係る携帯端末システムの動作の一例について示すフローチャートである。なお、図2に示す動作例は、携帯端末演算部11が監視用AP41を実行する場合における携帯端末10の動作例である。
図2に示すように、携帯端末演算部11が監視用AP41の実行を開始する(ステップ#1)と、まず高保護AP42及び低保護AP43の実行が不可能な状態になる(ステップ#2)。
次に、携帯端末10が、付属端末20と通信を開始する(ステップ#3)。例えばこれ以降、携帯端末10が、付属端末20に対して通信の確立を試行したり、確立した通信状態を維持したりする。なお、必ずしも携帯端末10及び付属端末20が通信を確立するとは限られない。具体的に例えば、携帯端末10の付近に付属端末20が存在しない場合や、携帯端末10及び付属端末20が電磁気的に遮蔽されている場合は、携帯端末10が付属端末20と通信を確立することができず、携帯端末10及び付属端末20は通信不可能な状態になる。
次に、携帯端末演算部11は、携帯端末操作部15を介してユーザからAPを実行する指示が入力されず(ステップ#4,NO)、動作を終了する指示も入力されない場合(ステップ#5,NO)、そのまま待機する。これに対して、携帯端末演算部11は、携帯端末操作部15を介してユーザからAPを実行する指示が入力されないが(ステップ#4,NO)、動作を終了する指示が入力される場合(ステップ#5,YES)、監視用AP41の実行を終了する(ステップ#6)。
一方、携帯端末演算部11は、携帯端末操作部15を介してユーザからAPを実行する指示が入力されると(ステップ#4,YES)、携帯端末10及び付属端末20が通信を確立しているか否か(通信可能な状態になっているか否か)を確認する(ステップ#7)。
携帯端末演算部11は、携帯端末10及び付属端末20が通信不可能な状態である場合(ステップ#7,NO)、APを実行せず、ステップ#4に戻って待機する。なお、このとき、携帯端末10が、画像の表示や発光、音、振動などの何らかの方法により、ユーザに対してAPを実行することができない旨を報知するのが好ましい。
一方、携帯端末演算部11は、携帯端末10及び付属端末20が通信可能な状態である場合(ステップ#7,YES)、低保護AP43を実行可能な状態になる(ステップ#8)。
ここで、携帯端末演算部11は、ユーザから実行を指示されたAPが低保護AP43である場合(ステップ#9,NO)、当該低保護AP43の実行を開始する(ステップ#10)。携帯端末演算部11は、携帯端末操作部15を介してユーザから低保護AP43の実行を終了する指示が入力されるか、自動的に終了するまで、低保護AP43の実行を継続する(ステップ#11,NO)。そして、携帯端末演算部11は、低保護AP43の実行を終了すると(ステップ#11,YES、ステップ#12)、再び高保護AP42及び低保護AP43の実行が不可能な状態になるとともに(ステップ#13)、ステップ#4に戻って待機する。
一方、携帯端末演算部11は、ユーザから実行を指示されたAPが低保護AP43ではなく高保護AP42である場合(ステップ#9,YES)、携帯端末通信部14を介して付属端末20と通信することで、ドングル30に記録されている高保護AP実行許可データ51の取得を試行する(ステップ#14)。
例えば、携帯端末演算部11は、携帯端末通信部14を介して、付属端末20に対して高保護AP実行許可データ51の送信を要求する信号を送信する。そして、付属端末演算部21は、付属端末通信部24を介して当該信号を受信したことを確認すると、付属端末通信部24を介して高保護AP実行許可データ51を携帯端末10に対して送信する。なお、このとき、付属端末演算部21が、付属端末ドングル接続部25にドングル30が接続されていなかったり、ドングル30に高保護AP実行許可データ51及び高保護AP実行可能時間データ511が記録されていなかったりすることで、携帯端末10に対して高保護AP実行許可データ51を送信することができないことを確認する場合は、付属端末通信部24を介してその旨を示す信号を携帯端末10に対して送信するのが好ましい。
次に、携帯端末演算部11は、実行しようとしている高保護AP42に対応する高保護AP実行許可データ51を、取得できたか否かを確認する(ステップ#15)。具体的に例えば、携帯端末演算部11は、実行しようとしている高保護AP42と、取得した高保護AP実行許可データ51と、のそれぞれのシリアル番号を確認することで、これらが関連付けられたものであるか否かを判定する。
携帯端末演算部11は、実行しようとしている高保護AP42に対応する高保護AP実行許可データ51を取得できなかった場合(ステップ#15,NO)、高保護AP42を実行せず、ステップ#4に戻って待機する。なお、このとき、携帯端末10が、画像の表示や発光、音、振動などの何らかの方法により、ユーザに対して高保護AP42を実行することができない旨を報知するのが好ましい。
一方、携帯端末演算部11は、実行しようとしている高保護AP42に対応する高保護AP実行許可データ51を取得できた場合(ステップ#15,YES)、次に、携帯端末計時部16が示す現在時刻が、高保護AP実行可能時間データ511が示す実行可能時間(高保護AP42の実行が許容されている時間)内であるか否かを確認する(ステップ#16)。
携帯端末演算部11は、携帯端末計時部16が示す現在時刻が、高保護AP実行可能時間データ511が示す実行可能時間外である場合(ステップ#16,NO)、高保護AP42を実行せず、ステップ#4に戻って待機する。なお、このとき、携帯端末10が、画像の表示や発光、音、振動などの何らかの方法により、ユーザに対して高保護AP42を実行することができない旨を報知するのが好ましい。
一方、携帯端末演算部11は、携帯端末計時部16が示す現在時刻が、高保護AP実行可能時間データ511が示す実行可能時間内である場合(ステップ#16,YES)、高保護AP42を実行可能な状態になり(ステップ#17)、高保護AP42の実行を開始する(ステップ#18)。携帯端末演算部11は、携帯端末操作部15を介してユーザから高保護AP42の実行を終了する指示が入力されるか、自動的に終了するまで、高保護AP42の実行を継続する(ステップ#19,NO)。そして、携帯端末演算部11は、高保護AP42の実行を終了すると(ステップ#19,YES、ステップ#20)、再び高保護AP42及び低保護AP43の実行が不可能な状態になるとともに(ステップ#13)、ステップ#4に戻って待機する。
以上のように、本発明の実施形態に係る携帯端末システム1では、携帯端末10及び付属端末20が通信するだけでなく、付属端末20(ドングル30)から高保護AP実行許可データ51を取得しなければ、不正使用を防止する必要性が高い高保護AP42を携帯端末10が実行しない。そのため、携帯端末10の不正使用に対するセキュリティ性能を高めることが可能になる。一方、本発明の実施形態に係る携帯端末システム1では、携帯端末10及び付属端末20が通信するだけで、不正使用を防止する必要性が低い低保護アプリケーションプログラムを携帯端末10が実行する。そのため、携帯端末10の使い勝手を良くすることが可能になる。
また、本発明の実施形態に係る携帯端末システム1では、携帯端末10及び付属端末20が通信不可能な状態になれば、携帯端末10は、低保護AP43及び高保護AP42の双方を実行しない。そのため、例えば携帯端末10を置き忘れたり盗難されたりした場合において、携帯端末10が不正使用されることを防止することが可能になる。
<携帯端末システムの具体的な実施例>
次に、本発明の実施形態に係る携帯端末システム1の具体的な実施例ついて、図1〜図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施形態に係る携帯端末システムの具体的な実施例について示す図である。
図3に示す携帯端末システム1は、携帯端末操作部15としてタッチパネル101を備えたタブレット型の携帯端末10と、凹部201を備えたリストバンド型の付属端末20と、凹部201に嵌め込まれることで付属端末20に接続されるコイン型のドングル30と、を備える。
携帯端末10において、タッチパネル101が設けられている表示面には、A〜Dのアイコン102と、E〜Fのアイコン103と、が表示されている。これらのうち、A〜Dのそれぞれのアイコン102は、それぞれ異なる低保護AP43に対応しており、ユーザがA〜Dのいずれかのアイコン102をタッチすることで、タッチされたアイコン102に対応した低保護AP43の実行指示が、携帯端末10に対して入力される。一方、E〜Fのそれぞれのアイコン103は、それぞれ異なる高保護AP42に対応しており、ユーザがE〜Fのいずれかのアイコン103をタッチすることで、タッチされたアイコン103に対応した高保護AP42の実行指示が、携帯端末10に対して入力される。
ユーザが、付属端末20を腕に巻いた状態で携帯端末10を操作すると、携帯端末10及び付属端末20の距離が近くなることで通信可能な状態になるため、携帯端末10において低保護AP43が実行可能になる(ステップ#7,YES、ステップ#8)。このとき、付属端末20の凹部201にドングル30が嵌め込まれていなくても、ユーザがA〜Dのいずれかのアイコン102にタッチすれば、携帯端末10は、タッチされたアイコン102に対応する低保護AP43を実行する(ステップ#10〜#12)。
さらに、ユーザが付属端末20を腕に巻いた状態で携帯端末10を操作するとき、付属端末20にドングル30が嵌め込まれていると、ドングル30内に記録されている高保護AP実行許可データ51に対応した高保護AP42(例えば、E及びFのアイコン103に対応するもの)が、携帯端末10において実行可能になる(ステップ#15,YES、ステップ#16,YES、ステップ#17)。このとき、ユーザがEまたはFのアイコン103にタッチすれば、携帯端末10は、タッチされたアイコン103に対応する高保護AP42を実行する(ステップ#18〜ステップ#20)。
また、ユーザが、付属端末20を腕に巻いたまま携帯端末10から離れた場合(例えば、携帯端末10を置き忘れたり盗難されたりした場合)は、携帯端末10及び付属端末20の距離が遠くなることで通信不可能な状態になるため、携帯端末10において高保護AP42及び低保護AP43の双方が実行不可能となる(ステップ#7,NO)。
なお、この携帯端末システム1を会社等で使用する場合、例えば会社等における所定の責任者がドングル30を管理して、従業員であるユーザが任意の(例えば、私物の)携帯端末10で高保護AP42を実行する場合に、当該ユーザに対して当該責任者がドングル30を渡せばよい。
このように、この携帯端末システム1では、責任者がドングル30を管理するのみで、高保護AP42の実行の許否を管理することが可能になる。そのため、携帯端末10の不正使用に対するセキュリティを、容易に管理することが可能になる。
<変形等>
[1] 上述の実施形態では、1つの高保護AP42に対して1つの高保護AP実行許可データ51が対応するものとして説明しているが、複数の高保護AP42に対して1つの高保護AP実行許可データ51が対応してもよい。即ち、1つの高保護AP実行許可データ51を携帯端末10に与えることによって、複数の高保護AP42の実行を包括的に許可できるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、高保護AP実行許可データ51に、高保護AP実行可能時間データ511が必ず含まれているものとして説明しているが、高保護AP実行可能時間データ511を含まない高保護AP実行許可データ51があってもよい。この場合、高保護AP実行可能時間データ511を含まない高保護AP実行許可データ51に対応する高保護AP42は、実行する時間に制限がないものとして扱ってもよい。
[2] 上述の実施形態では、携帯端末10及び付属端末20が無線で通信を行うものとしているが、これらは有線で通信を行なってもよいし、所定のインタフェースにより直接的に接続されることで通信を行なってもよい。ただし、上述の実施形態のように、携帯端末10及び付属端末20が無線で通信を行うと、付属端末20の存在によって携帯端末10の操作性が害されることを防止することが可能になるため、好ましい。
また、上述の実施形態では、ドングル30が、付属端末20に対して着脱自在であるものとしているが、ドングル30は、付属端末20の代わりに(または、加えて)、携帯端末10に対して着脱自在であってもよい。ただし、上述の実施形態のように、ドングル30が付属端末20に対して着脱自在であると、付属端末20の状態に応じて、段階的に携帯端末10が実行可能なアプリケーションプログラムが増えるという、ユーザが直感的かつ容易に理解することが可能な携帯端末システム1を得ることができるため、好ましい。
また、上述の実施形態では、ドングル接続部25及びドングル30が、所定のインタフェースによって直接的に接続されるものとしているが、これらは有線で接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。
[3] 低保護AP43よりもさらに不正使用を防止する必要性が低いAPについては、携帯端末10及び付属端末20の通信の有無にかかわらず(例えば、無条件で)、携帯端末10が実行してもよい。また、低保護AP43についても、携帯端末10及び付属端末20の通信の有無にかかわらず(例えば、無条件で)、携帯端末10が実行してもよい。
[4] 携帯端末10が高保護AP42及び低保護AP43の双方を実行することが不可能な状態である場合、携帯端末10の全ての動作が禁止される(即ち、携帯端末10がロック状態になる)ようにしてもよい。
[5] 高保護AP42と高保護AP実行許可データ51とを関連付けるデータ(例えば、上述したシリアル番号)は、定期的に更新されるものであってもよい。この場合、携帯端末10の不正使用に対するセキュリティ性能を、さらに高めることが可能になる。
本発明は、不正使用を防止する必要性が高いアプリケーションプログラムを実行し得る携帯端末や、当該携帯端末を備えた携帯端末システム、携帯端末の制御方法に、好適に利用され得る。
1 : 携帯端末システム
10 : 携帯端末
11 : 携帯端末演算部
12 : 携帯端末メモリ
13 : 携帯端末記録部
14 : 携帯端末通信部
15 : 携帯端末操作部
16 : 携帯端末計時部
17 : 携帯端末バス
20 : 付属端末
21 : 付属端末演算部
22 : 付属端末メモリ
23 : 付属端末記録部
24 : 付属端末通信部
25 : ドングル接続部
26 : 付属端末バス
30 : ドングル
41 : 監視用AP
42 : 高保護AP
43 : 低保護AP
51 : 高保護AP実行許可データ
511 : 高保護AP実行可能時間データ

Claims (6)

  1. アプリケーションプログラムを記録する携帯端末記録部と、
    前記アプリケーションプログラムの1つである低保護アプリケーションプログラムと、前記アプリケーションプログラムの1つである高保護アプリケーションプログラムと、を実行する携帯端末演算部と、を備え、
    前記携帯端末演算部は、前記低保護アプリケーションプログラムを実行するための第1条件に加えて、第2条件をも満たす場合に、前記高保護アプリケーションプログラムを実行し、
    前記第2条件が、外部の記録装置から前記高保護アプリケーションプログラムに対応する高保護アプリケーションプログラム実行許可データを取得することであることを特徴とする携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末と、
    前記携帯端末と通信する付属端末と、を備え、
    前記第1条件が、前記携帯端末が前記付属端末と通信することであることを特徴とする携帯端末システム。
  3. 前記高保護アプリケーションプログラム実行許可データが、前記携帯端末及び前記付属端末の少なくともいずれか一方に着脱自在であるドングルに記録されていることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末システム。
  4. 前記携帯端末が、前記高保護アプリケーションプログラム実行許可データを、前記ドングルが接続された前記付属端末から取得することを特徴とする請求項3に記載の携帯端末システム。
  5. 前記携帯端末が、現在時刻を計時する携帯端末計時部をさらに備え、
    前記高保護アプリケーションプログラム実行許可データに、対応する前記高保護アプリケーションプログラムを実行可能な時間である実行可能時間を示す高保護アプリケーションプログラム実行可能時間データが含まれ、
    前記携帯端末演算部は、前記第1条件及び前記第2条件を満たすとともに、前記携帯端末計時部が示す現在時刻が前記実行可能時間内であるという第3条件をも満たす場合に、前記高保護アプリケーションプログラムを実行することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の携帯端末システム。
  6. アプリケーションプログラムを実行する携帯端末の制御方法であって、
    前記アプリケーションプログラムには、低保護アプリケーションプログラムと、高保護アプリケーションプログラムと、が含まれ、
    前記携帯端末が、前記低保護アプリケーションプログラムを実行するための第1条件に加えて、第2条件をも満たすまで、前記高保護アプリケーションプログラムの実行を禁止し、
    前記第2条件が、前記携帯端末が外部の記録装置から前記高保護アプリケーションプログラムに対応する高保護アプリケーションプログラム実行許可データを取得することであることを特徴とする携帯端末の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021185696A (ja) * 2019-03-25 2021-12-09 カシオ計算機株式会社 携帯通信端末制御システム、携帯通信端末及びプログラム

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