JP2014036321A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【構成】顔検出回路36は、YUV画像エリア26bに格納された画像データを参照して撮像シーンに現れた顔を探索するとともに、探知された顔の角度を判別する。器官検出回路38は、顔検出回路36によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を上述の画像データを参照して探索するとともに、探知された器官を有する顔の角度を判別する。CPU40は、顔探索回路36によって探知された顔および器官探索回路38によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して露光量およびフォーカスを調整する。CPU40はまた、顔検出回路36および器官検出回路38によって判別された2つの角度を参照して調整対象を決定する。
【効果】顔の角度の誤判別に起因する撮像性能の低下が抑制される。
【選択図】図2

Description

この発明は、電子カメラに関し、特に顔検出機能と顔器官検出機能とを有する、電子カメラに関する。
この種のカメラの一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、被写体の笑顔を検出したときに自動的に撮影を行う撮像装置において、検出手段と制御手段とが備えられる。検出手段は、笑顔の被写体が写った笑顔画像の撮影枚数が基準枚数に到達した場合、それ以降は、被写体の横顔を検出する。制御手段は、検出手段により横顔が検出されたときに、自動的に撮影を実行する。
特開2010−273281号公報
しかし、横顔については笑顔以上に誤検出が発生する可能性が高いところ、背景技術では横顔の誤検出を回避するための対策が講じられることはなく、誤検出に起因して撮像性能が低下するおそれがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、撮像性能の低下を抑制することができる、電子カメラを提供することである。
この発明に従う電子カメラ(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、撮像手段(18)から出力された電子画像を参照して撮像シーンに現れた顔を探索する第1探索手段(36c)、第1探索手段によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を撮像手段(18)から出力された電子画像を参照して探索する第2探索手段(38c)、第1探索手段によって探知された顔および第2探索手段によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して撮像条件を調整する調整手段(S5~S7)、第1探索手段によって探知された顔の角度を第1探索手段の処理に関連して判別する第1判別手段(S49)、第2探索手段によって探知された1または2以上の器官を有する顔の角度を第2探索手段の処理に関連して判別する第2判別手段(S51)、および第1判別手段によって判別された角度と第2判別手段によって判別された角度とを参照して調整対象を決定する決定手段(S53~S89)を備える。
好ましくは、決定手段は、第1判別手段によって判別された角度と第2判別手段によって判別された角度との相違を算出する算出手段(S53)、および算出手段によって算出された相違が第1基準以上のとき第1探索手段によって探知された顔を調整対象として決定する第1調整対象決定手段(S55, S75~S77)を含む。
さらに好ましくは、決定手段は算出手段によって算出された相違が第1基準を下回るとき第2探索手段によって探知された1または2以上の器官のうち第1判別手段または第2判別手段によって判別された顔の角度に応じて異なる器官を調整対象として決定する第2調整対象決定手段(S63~S67, S79~S87)をさらに含む。
より好ましくは、決定手段は第2探索手段によって探知された1または2以上の器官の信頼度が第2基準を上回るとき第2調整対象決定手段を起動する起動手段(S59~S61)をさらに含む。
好ましくは、決定手段は第2基準の大きさを第1判別手段または第2判別手段によって判別された角度を参照して調整する基準調整手段(S57)をさらに含む。
この発明に従う撮像制御プログラムは、撮像手段(18)から出力された電子画像を参照して撮像シーンに現れた顔を探索する第1探索手段(36c)、および第1探索手段によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を探索する第2探索手段(38c)を備える電子カメラ(10)のプロセッサ(40)に、第1探索手段によって探知された顔および第2探索手段によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して撮像条件を調整する調整ステップ(S5~S7)、第1探索手段によって探知された顔の角度を第1探索手段の処理に関連して判別する第1判別ステップ(S49)、第2探索手段によって探知された1または2以上の器官を有する顔の角度を第2探索手段の処理に関連して判別する第2判別ステップ(S51)、および第1判別ステップによって判別された角度と第2判別ステップによって判別された角度とを参照して調整対象を決定する決定ステップ(S53~S89)を実行させるための、撮像制御プログラムである。
この発明に従う撮像制御方法は、撮像手段(18)から出力された電子画像を参照して撮像シーンに現れた顔を探索する第1探索手段(36c)、および第1探索手段によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を探索する第2探索手段(38c)を備える電子カメラ(10)によって実行される撮像制御方法であって、第1探索手段によって探知された顔および第2探索手段によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して撮像条件を調整する調整ステップ(S5~S7)、第1探索手段によって探知された顔の角度を第1探索手段の処理に関連して判別する第1判別ステップ(S49)、第2探索手段によって探知された1または2以上の器官を有する顔の角度を第2探索手段の処理に関連して判別する第2判別ステップ(S51)、および第1判別ステップによって判別された角度と第2判別ステップによって判別された角度とを参照して調整対象を決定する決定ステップ(S53~S89)を備える。
この発明に従う外部制御プログラムは、撮像手段(18)から出力された電子画像を参照して撮像シーンに現れた顔を探索する第1探索手段(36c)、第1探索手段によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を探索する第2探索手段(38c)、およびメモリ(50)に保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサ(40)を備える電子カメラ(10)に供給される外部制御プログラムであって、第1探索手段によって探知された顔および第2探索手段によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して撮像条件を調整する調整ステップ(S5~S7)、第1探索手段によって探知された顔の角度を第1探索手段の処理に関連して判別する第1判別ステップ(S49)、第2探索手段によって探知された1または2以上の器官を有する顔の角度を第2探索手段の処理に関連して判別する第2判別ステップ(S51)、および第1判別ステップによって判別された角度と第2判別ステップによって判別された角度とを参照して調整対象を決定する決定ステップ(S53~S89)を内部制御プログラムと協働してプロセッサに実行させるための、外部制御プログラムである。
この発明に従う電子カメラ(10)は、撮像手段(18)から出力された電子画像を参照して撮像シーンに現れた顔を探索する第1探索手段(36c)、第1探索手段によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を探索する第2探索手段(38c)、外部制御プログラムを取り込む取り込み手段(52)、および取り込み手段によって取り込まれた外部制御プログラムとメモリ(50)に保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサ(40)を備える電子カメラであって、外部制御プログラムは、第1探索手段によって探知された顔および第2探索手段によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して撮像条件を調整する調整ステップ(S5~S7)、第1探索手段によって探知された顔の角度を第1探索手段の処理に関連して判別する第1判別ステップ(S49)、第2探索手段によって探知された1または2以上の器官を有する顔の角度を第2探索手段の処理に関連して判別する第2判別ステップ(S51)、および第1判別ステップによって判別された角度と第2判別ステップによって判別された角度とを参照して調整対象を決定する決定ステップ(S53~S89)を内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する。
この発明によれば、撮像条件は、撮像シーンから探知された顔および1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して調整される。ここで、調整対象は、顔の探索に関連して判別された顔の角度と器官の探索に関連して判別された顔の角度とを参照して決定される。これによって、顔の角度の誤判別に起因する撮像性能の低下が抑制される。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の基本的構成を示すブロック図である。 この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 撮像面における評価エリアの割り当て状態の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用される顔検出回路の構成の一例を示すブロック図である。 図4に示す顔検出回路に適用される辞書の構成の一例を示す図解図である。 図4に示す顔検出回路に適用されるレジスタの構成の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用される器官検出回路の構成の一例を示すブロック図である。 図7に示す器官検出回路に適用される辞書の構成の一例を示す図解図である。 図7に示す器官検出回路に適用されるレジスタの構成の一例を示す図解図である。 (A)は撮像面で捉えられたシーンの一例を示す図解図であり、(B)は撮像面で捉えられたシーンの他の一例を示す図解図である。 図2実施例の動作の一部を示す図解図である。 (A)は撮像面で捉えられたシーンのその他の一例を示す図解図であり、(B)は撮像面で捉えられたシーンのさらに他の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 この発明の他の実施例の構成を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
[基本的構成]
図1を参照して、この発明の電子カメラは、基本的に次のように構成される。第1探索手段1は、撮像手段7から出力された電子画像を参照して撮像シーンに現れた顔を探索する。第2探索手段2は、第1探索手段1によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を撮像手段1から出力された電子画像を参照して探索する。調整手段3は、第1探索手段1によって探知された顔および第2探索手段2によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して撮像条件を調整する。第1判別手段4は、第1探索手段1によって探知された顔の角度を第1探索手段1の処理に関連して判別する。第2判別手段5は、第2探索手段2によって探知された1または2以上の器官を有する顔の角度を第2探索手段2の処理に関連して判別する。決定手段6は、第1判別手段4によって判別された角度と第2判別手段5によって判別された角度とを参照して調整対象を決定する。
撮像条件は、撮像シーンから探知された顔および1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して調整される。ここで、調整対象は、顔の探索に関連して判別された顔の角度と器官の探索に関連して判別された顔の角度とを参照して決定される。これによって、顔の角度の誤判別に起因する撮像性能の低下が抑制される。
[実施例]
図2を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、ドライバ20a〜20cによってそれぞれ駆動されるズームレンズ12,フォーカスレンズ14および絞りユニット16を含む。これらの部材を経た光学像は、イメージャ18の撮像面に照射され、光電変換を施される。これによって、光学像に対応する電荷が生成される。
電源が投入されると、CPU40は、撮像タスクの下で動画取り込み処理を実行するべく、露光動作および電荷読み出し動作の繰り返しをドライバ20dに命令する。ドライバ20dは、図示しないSG(Signal Generator)から1/30秒毎に発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、撮像面を露光し、かつ撮像面で生成された電荷をラスタ走査態様で読み出す。イメージャ18からは、読み出された電荷に基づく生画像データが30fpsのフレームレートで出力される。
前処理回路22は、イメージャ18から出力された生画像データにディジタルクランプ,画素欠陥補正,ゲイン制御などの処理を施す。これらの処理を施された生画像データは、メモリ制御回路24を通してSDRAM26の生画像エリア26aに書き込まれる。
後処理回路28は、生画像エリア26aに格納された生画像データをメモリ制御回路24を通して読み出し、読み出された生画像データに色分離処理,白バランス調整処理およびYUV変換処理を施す。これによって生成されたYUV形式の画像データは、メモリ制御回路24によってSDRAM26のYUV画像エリア26bに書き込まれる。
LCDドライバ30は、YUV画像エリア26bに格納された画像データをメモリ制御回路24を通して繰り返し読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ32を駆動する。この結果、撮像面で捉えられたシーンを表すリアルタイム動画像(スルー画像)がモニタ画面に表示される。
キー入力装置48に設けられたズームボタン48zmが操作されると、CPU40は、ドライバ20aを通してズームレンズ12を光軸方向に移動させる。この結果、スルー画像の倍率が変化する。
図3を参照して、撮像面には評価エリアEVAが割り当てられる。評価エリアEVAは水平方向および垂直方向の各々において32分割され、1024個の分割エリアによって評価エリアEVAが形成される。また、図2に示す前処理回路22は、上述した処理に加えて、生画像データを簡易的にYデータに変換する簡易Y変換処理を実行する。
AE/AF評価回路34は、前処理回路22によって生成されたYデータのうち評価エリアEVAに属するYデータを、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に積分する。これによって、1024個の積分値つまり1024個のAE評価値が、垂直同期信号Vsyncに応答してAE/AF評価回路34から出力される。
AE/AF評価回路34はまた、前処理回路22によって生成されたYデータのうち評価エリアEVAに属するYデータの高周波成分を、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に積分する。これによって、1024個の積分値つまり1024個のAF評価値が、垂直同期信号Vsyncに応答してAE/AF評価回路34から出力される。
シャッタボタン48shが非操作状態にあるとき、CPU40は、撮像面に固定的に設定された簡易AE/AFエリアに属する一部のAE評価値をAE/AF評価回路34から出力された1024個のAE評価値の中から抽出し、抽出されたAE評価値に基づいて簡易AE処理を実行する。これによって算出された適正EV値を定義する絞り量および露光時間は、ドライバ20cおよび20dに設定される。これによって、スルー画像の明るさが大まかに調整される。
CPU40はまた、AE/AF評価回路34から出力された1024個のAF評価値のうち簡易AE/AFエリアに属する一部のAF評価値に基づいて、簡易AF処理(=コンティニュアスAF)を実行する。フォーカスレンズ14は、合焦点を追尾するべく、ドライバ20bによって光軸方向に移動する。この結果、スルー画像の鮮鋭度が、大まかに調整される。
CPU40はさらに、人物の顔部を探索する顔探索処理と人物の顔部を形成する複数の器官(左眼,右眼,鼻および口)を探索する器官探索処理とを撮像タスクと並列する撮像支援タスクの下で繰り返し実行し、厳格AE/AFエリアの配置を適応的に調整する。顔探索処理にあたっては、垂直同期信号Vsyncがたとえば10回発生する毎に、顔探索要求が顔検出回路36に向けて発行される。
顔検出回路36は、図4に示すように構成される。コントローラ36aは、YUV画像エリア26bに矩形の顔照合枠を割り当て、顔照合枠に属する一部の画像データをメモリ制御回路24を通して読み出す。読み出された画像データは、SRAM36bを経て照合回路36cに与えられる。
図5を参照して、辞書36dには、互いに異なる方向を向く人物の顔部を表す5つの辞書画像が収められる。識別番号FCは、正面を向く顔部に対応して“1”を示し、左斜め前を向く顔部に対応して“2”を示し、左を向く顔部に対応して“3”を示し、右斜め前を向く顔部に対応して“4”を示し、右を向く顔部に対応して“5”を示す。
照合回路36cは、SRAM36bから与えられた画像データをこれらの辞書画像と照合する。いずれかの辞書画像と符合する画像データが探知されると、照合回路36cは、顔画像が探知されたとみなし、現時点の顔照合枠の位置およびサイズを図6に示すレジスタ36fに登録する。角度判別回路36eは、探知された顔画像の角度を照合回路36cの照合結果に基づいて判別し、判別された角度を“AGL1”としてレジスタ36fに登録する。
顔照合枠は、YUV画像エリア26bの先頭位置(左上位置)から末尾位置(右下位置)に向けて、ラスタ走査態様で既定量ずつ移動する。また、顔照合枠のサイズは、顔照合枠が末尾位置に到達する毎に更新される。顔画像が探知されるか、或いは既定回数のラスタ走査が完了すると、顔探索終了通知が照合回路36cからCPU40に返送される。
CPU40は、顔検出回路36から返送された顔探索終了通知に応答して、人物の顔画像が探知されたか否かを判別する。レジスタ36fに登録が存在しなければ、CPU40は、顔画像が探知されなかったとみなし、厳格AE/AFエリアを撮像面の中央に割り当てるとともに、キャラクタ非表示命令をキャラクタジェネレータ42に与える。キャラクタジェネレータ42はキャラクタデータの出力を停止し、これによって後述する矩形枠KFがLCDモニタ32から消滅する。したがって、図10(A)に示すシーンが捉えられたときは、厳格AE/AFエリアは撮像面の中心に割り当てられ、矩形枠KFが非表示とされる。
これに対して、レジスタ36fに登録が存在すれば、CPU40は、器官探索範囲をYUV画像エリア26bに割り当てる。器官探索範囲は、レジスタ36fに記述されたサイズおよび位置によって定義される顔画像領域を限定的に覆うように設定される。器官探索範囲の設定が完了すると、器官探索要求がCPU40から器官検出回路38に向けて発行される。
器官検出回路38は、図7に示すように構成される。コントローラ38aは、YUV画像エリア26b上で定義された器官探索範囲に矩形の器官照合枠を割り当て、器官照合枠に属する一部の画像データをメモリ制御回路24を通して読み出す。読み出された画像データは、SRAM38bを経て照合回路38cに与えられる。
図8を参照して、辞書38dには、互いに異なる方向を向く顔部の左眼を表す5つの辞書画像と、互いに異なる方向を向く顔部の右眼を表す5つの辞書画像と、互いに異なる方向を向く顔部の鼻を表す5つの辞書画像と、互いに異なる方向を向く顔部の口を表す5つの辞書画像とが収められる。
識別番号EY_Lは、正面を向く顔部の左眼に対応して“1”を示し、左斜め前を向く顔部の左眼に対応して“2”を示し、右斜め前を向く顔部の左眼に対応して“4”を示し、右を向く顔部の左眼に対応して“5”を示す。識別番号EY_Rは、正面を向く顔部の右眼に対応して“1”を示し、左斜め前を向く顔部の右眼に対応して“2”を示し、左を向く顔部の右眼に対応して“3”を示し、右斜め前を向く顔部の右眼に対応して“4”を示す。
識別番号NSは、正面を向く顔部の鼻に対応して“1”を示し、左斜め前を向く顔部の鼻に対応して“2”を示し、左を向く顔部の鼻に対応して“3”を示し、右斜め前を向く顔部の鼻に対応して“4”を示し、右を向く顔部の鼻に対応して“5”を示す。識別番号MTは、正面を向く顔部の口に対応して“1”を示し、左斜め前を向く顔部の口に対応して“2”を示し、左を向く顔部の口に対応して“3”を示し、右斜め前を向く顔部の口に対応して“4”を示し、右を向く顔部の口に対応して“5”を示す。
照合回路38cは、SRAM38bから与えられた画像データをこれらの辞書画像と照合する。いずれかの辞書画像と符合する画像データが探知されると、照合回路36cは、器官画像が探知されたとみなし、現時点の器官照合枠の位置およびサイズと探知された器官画像の信頼度(=辞書画像との符合度)とを図9に示すレジスタ38fに登録する。位置,サイズおよび信頼度は、探知された器官画像に対応するカラムに記述される。
角度判別回路38eは、探知された器官画像によって形成される顔画像の角度を照合回路38cの照合結果に基づいて判別し、判別された角度を“AGL2”としてレジスタ38fに登録する。
器官照合枠は、YUV画像エリア26bの先頭位置(左上位置)から末尾位置(右下位置)に向けて、ラスタ走査態様で既定量ずつ移動する。また、器官照合枠のサイズないし形状は、器官照合枠が末尾位置に到達する毎に更新される。既定回数のラスタ走査が完了すると、器官探索終了通知が照合回路38cからCPU40に返送される。
CPU40は、器官探索終了通知に応答してレジスタ36fおよび38fから角度AGL1およびAGL2を取得し、取得された角度AGL1およびAGL2の差分絶対値を算出し、そして算出された差分絶対値を閾値TH1と比較する。
差分絶対値が閾値TH1以上であれば、CPU40は、顔検出回路36で検出された顔画像の向きと器官検出回路38で注目された顔画像の向きとの相違が過大であり、顔を形成する器官の探索に失敗したとみなす。このとき、厳格AE/AFエリアは、レジスタ36fに登録されたサイズおよび位置に従う領域つまり探知された顔画像の領域に設定される。
厳格AE/AFエリアが設定されると、CPU40は、キャラクタ表示命令をキャラクタジェネレータ42に与える。発行されるキャラクタ表示命令には、厳格AE/AFエリアのサイズおよび位置が記述される。キャラクタジェネレータ42は、キャラクタ表示命令の記述を参照して矩形枠KFのキャラクタデータを作成し、作成されたキャラクタデータをLCDドライバ30に与える。LCDドライバ30は与えられたキャラクタデータに基づいてLCDモニタ32を駆動し、この結果、矩形枠KFがOSD態様でLCDモニタ32に表示される。
したがって、図11の上段に示すように、真横を向く顔部が顔検出回路36によって探知されかつ探知された顔部の角度が右90°と判別される一方、探知された顔部の近傍に存在する汚れGRが器官検出回路38によって左眼として探知され、顔部の角度が正面と判別された場合、器官の探索に失敗したとみなされる。厳格AE/AFエリアは、図11の下段に示す要領で、探知された顔画像の領域に設定される。
角度AGL1およびAGL2の差分絶対値が閾値TH1を下回れば、CPU40は、顔検出回路36で検出された顔画像の向きと器官検出回路38で注目された顔画像の向きとの相違が許容範囲内であるとみなし、角度AGL1(または角度AGL2)を参照して閾値TH2を設定する。閾値TH2は、角度AGL1(または角度AGL2)の絶対値が小さいほど大きい値を示すように調整される。
CPU40はまた、レジスタ38fに登録された信頼度を合算して信頼度係数CRTorgを算出し、算出された信頼度係数CRTorgを閾値TH2と比較する。信頼度係数CRTorgが閾値TH2以下であれば、CPU40は、探知された器官の信頼度は低いとみなし、顔検出回路36によって探知された顔画像の領域に厳格AE/AFエリアを設定するとともに、厳格AE/AFエリアのサイズおよび位置が記述されたキャラクタ表示命令をキャラクタジェネレータ42に与える。
したがって、図10(B)に示すシーンが捉えられ、人物の顔部が顔検出回路36によって探知されたものの、探知された顔部から探知された器官の信頼度が低い場合は、顔画像の領域が厳格AE/AFエリアとして設定され、かつ顔画像を囲うように矩形枠KFが表示される。
信頼度係数CRTorgが閾値TH2を上回れば、CPU40は、角度AGL1の絶対値を閾値TH3と比較する。絶対値が閾値TH3を下回れば、全ての器官の探知に成功したとみなされる。CPU40は、レジスタ38fの左眼および右眼に相当するカラムに登録されたサイズおよび位置に従う領域つまり探知された両眼画像の領域に厳格AE/AFエリアを設定し、厳格AE/AFエリアのサイズおよび位置が記述されたキャラクタ表示命令をキャラクタジェネレータ42に与える。
したがって、図12(A)に示すシーンが捉えられたときは、両眼画像の領域が厳格AE/AFエリアとして設定され、両眼画像をそれぞれ囲う2つの矩形枠KF,KFが表示される。
これに対して、絶対値TH3が閾値TH3以上であれば、一部の器官の探知にのみ成功したとみなし、探知された顔画像が右向きおよび左向きのいずれであるかを角度AGL1(または角度AGL2)を参照して判別する。顔画像が右向きであれば、CPU40は、レジスタ38fの左眼に相当するカラムに登録されたサイズおよび位置に従う領域つまり左眼画像の領域に厳格AE/AFエリアを設定する。一方、顔画像が左向きであれば、CPU40は、レジスタ38fの右眼に相当するカラムに登録されたサイズおよび位置に従う領域つまり右眼画像の領域に厳格AE/AFエリアを設定する。
したがって、図12(B)に示すシーンが捉えられたときは、左眼画像の領域が厳格AE/AFエリアとして設定され、左眼画像を囲う矩形枠KFが表示される。
撮像タスクに戻って、シャッタボタン48shが半押しされると、CPU40は、上述の要領で設定された厳格AE/AFエリアに属する一部のAE評価値を参照した厳格AE処理を実行し、最適EV値を算出する。算出された最適EV値を定義する絞り量および露光時間もまたドライバ20cおよび20dに設定され、これによってスルー画像の明るさが厳格に調整される。
CPU40はまた、厳格AE/AFエリアに属する一部のAF評価値を参照した厳格AF処理を実行する。フォーカスレンズ14は合焦点の探索のためにドライバ20bによって光軸方向に移動し、これによって発見された合焦点に配置される。この結果、スルー画像の鮮鋭度が厳格に調整される。
シャッタボタン48shが全押しされると、CPU40は、自ら静止画取り込み処理を実行し、記録処理の実行をメモリI/F44に命令する。シャッタボタン48shが全押しされた時点のシーンを表す1フレームの画像データは、静止画取り込み処理によってYUV画像エリア26bから静止画像エリア26cに退避される。記録処理の実行を命令されたメモリI/F44は、静止画像エリア26cに退避された1フレームの画像データをメモリ制御回路24を通して読み出し、読み出された画像データをファイル形式で記録媒体44に記録する。
CPU40は、図13〜図14に示す撮像タスクおよび図15〜図17に示す撮像支援タスクを含む複数のタスクを並列的に実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ50に記憶される。
図13を参照して、ステップS1では動画取込み処理を実行する。この結果、撮像面で捉えられたシーンを表すスルー画像がLCDモニタ32に表示される。ステップS3ではシャッタボタン48shが半押しされたか否かを判別し、ステップS17ではズームボタン48zmが操作状態であるか否かを判別する。
ステップS3の判別結果がNOである一方、ステップS17の判別結果がYESであれば、ステップS19でズームレンズ12を光軸方向に1ステップ移動させてからステップS21に進む。ステップS19の処理の結果、スルー画像の倍率が変化する。ステップS3の判別結果およびステップS17の判別結果のいずれもNOであれば、そのままステップS21に進む。
ステップS21では簡易AE処理を実行し、ステップS23では簡易AF処理(コンティニュアスAF処理)を実行する。簡易AE処理および簡易AF処理のいずれも、撮像面の中央に固定的に割り当てられた簡易AE/AFエリアに属するAE評価位置およびAF評価値に基づいて実行される。簡易AE処理の結果、スルー画像の明るさが大まかに調整される。また、簡易AF処理の結果、フォーカスレンズ14が合焦方向に1ステップ移動し、これによってスルー画像の鮮鋭度が改善される。ステップS23の処理が完了すると、ステップS3に戻る。
ステップS3の判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS5で厳格AE処理を実行し、ステップS7で厳格AF処理を実行する。厳格AE処理および厳格AF処理のいずれも、撮像支援タスクによって設定された厳格AE/AFエリアに属するAE評価位置およびAF評価値に基づいて実行される。厳格AE処理の結果、スルー画像の明るさが厳格に調整される。また、厳格AF処理の結果、スルー画像の鮮鋭度が厳格に調整される。
ステップS9ではシャッタボタン48shが全押しされたか否かを判別し、ステップS11ではシャッタボタン48shの操作が解除されたか否かを判別する。ステップS11の判別結果がYESであればそのままステップS3に戻り、ステップS9の判別結果がYESであればステップS13〜S15の処理を経てステップS3に戻る。
ステップS13では、静止画取り込み処理を実行する。この結果、シャッタボタン48shが全押しされた時点のシーンを表す1フレームの画像データがYUV画像エリア26bから静止画像エリア26cに退避される。ステップS15では、記録処理の実行をメモリI/F44に命令する。メモリI/F44は、静止画像エリア26cに格納された1フレームの画像データをメモリ制御回路24を通して読み出し、読み出された画像データをファイル形式で記録媒体46に記録する。
図15を参照して、ステップS31では、フラグFLGfaceを“0”に設定し、変数DETorgを“0”に設定する。ステップS33では、垂直同期信号VsyncがN回(N:たとえば10)発生したか否かを判別する。判別結果がNOからYESに更新されるとステップS35に進み、顔探索処理のために顔探索要求を顔検出回路36に向けて発行する。
顔検出回路36は、レジスタ36eの初期化を経て、YUV画像エリア26b上の顔照合枠をラスタ走査態様で既定量ずつ移動させる。顔検出回路36はまた、顔照合枠に属する一部の画像データを辞書36dに収められた複数の辞書画像と照合する。いずれかの辞書画像と符合する画像データが探知されると、顔検出回路36は、顔画像が探知されたとみなし、現時点の顔照合枠の位置およびサイズと顔画像の角度(=AGL1)とをレジスタ36fに登録する。顔探索終了通知は、顔画像が探知されるか、或いは既定回数のラスタ走査が完了したときに、顔検出回路36からCPU40に返送される。
顔検出回路36から顔探索終了通知が返送されると、顔画像が探知されたか否かをステップS37で判別する。レジスタ36fに登録が存在しなければ、顔画像が探知されなかったとみなし、ステップS39でフラグFLGfaceを“0”に設定してからステップS33に戻る。
これに対して、レジスタ36fに登録が存在すれば、顔画像が探知されたとみなしてステップS41に進む。ステップS41ではフラグFLGfaceを“1”に設定し、ステップS43では、YUV画像エリア26bに器官探索範囲を割り当てる。器官探索範囲は、レジスタ36fに記述されたサイズおよび位置によって定義される顔画像領域を覆うように設定される。ステップS45では、器官探索処理のために器官探索要求を器官検出回路38に向けて発行する。
器官検出回路38は、レジスタ38fの初期化を経て、器官探索範囲上の器官照合枠をラスタ走査態様で既定量ずつ移動させる。器官検出回路38はまた、器官照合枠に属する一部の画像データを辞書38dに収められた複数の辞書画像と照合する。いずれかの辞書画像と符合する画像データが探知されると、器官検出回路36は、器官画像が探知されたとみなし、現時点の器官照合枠の位置およびサイズと器官画像の信頼度とをレジスタ36fに登録する。位置,サイズおよび信頼度は、探知された器官画像に対応するカラムに記述される。
器官探索回路38はさらに、探知された器官画像によって形成される顔画像の角度を探知された器官画像を参照して判別し、判別された角度を“AGL2”としてレジスタ38fに登録する。器官探索終了通知は、既定回数のラスタ走査が完了したときに、器官検出回路38からCPU40に返送される。
ステップS47では、器官検出回路38から器官探索終了通知が返送されたか否かを繰り返し判別する。判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS49でレジスタ36fから角度AGL1を取得し、ステップS51でレジスタ38fから角度AGL2を取得する。ステップS53では、取得された角度AGL1およびAGL2の差分絶対値を算出し、算出された差分絶対値が閾値TH1を下回るか否かを判別する。
判別結果がNOであれば、つまり顔検出回路36で判別された顔画像の向きと器官検出回路38で判別された顔画像の向きとの相違が過大であれば、顔を形成する器官の探索に失敗したとみなし、ステップS55で変数DETorgを“0”に設定する。
これに対して、判別結果がYESであれば、つまり顔検出回路36で判別された顔画像の向きと器官検出回路38で判別された顔画像の向きとの相違が許容範囲に収まれば、ステップS57に進み、角度AGL1(または角度AGL2)を参照して閾値TH2を設定する。閾値TH2は、角度AGL1(または角度AGL2)の絶対値が小さいほど大きい値を示すように調整される。
ステップS59ではレジスタ38fに登録された信頼度を合算して信頼度係数CRTorgを算出し、ステップS61では算出された信頼度係数CRTorgが閾値TH2を上回るか否かを判別する。判別結果がNOであれば、探知された器官の信頼度は低いとみなし、ステップS55で変数DETorgを“0”に設定する。
ステップS61の判別結果がYESであれば、角度AGL1(またはAGL2)の絶対値が閾値TH3を下回るか否かをステップS63で判別する。判別結果がYESであれば、全ての器官の探知に成功したとみなし、ステップS67で変数DETorgを“2”に設定する。これに対して、判別結果がNOであれば、一部の器官の探知にのみ成功したとみなし、ステップS69で変数DETorgを“1”に設定する。
ステップS55,S65またはS67の処理が完了すると、フラグFLGfaceが“0”であるか否かをステップS69で判別する。判別結果がYESであればステップS71に進み、厳格AE/AFエリアを撮像面の中央に設定する。ステップS73では、キャラクタ非表示命令をキャラクタジェネレータ42に与える。キャラクタジェネレータ42はキャラクタデータの出力を停止し、この結果、矩形枠KFがLCDモニタ32から消滅する。ステップS73の処理が完了すると、ステップS33に戻る。
ステップS69の判別結果がNOであれば、変数DETorgの値をステップS75およびS79の各々で判別する。変数DETorgが“0”であればステップS75からステップS77に進み、レジスタ36fに登録されたサイズおよび位置に従う領域つまり探知された顔画像の領域に厳格AE/AFエリアを設定する。
変数DETorgが“2”であればステップS79からステップS81に進み、レジスタ38fの左眼および右眼に相当するカラムに登録されたサイズおよび位置に従う領域つまり探知された両眼画像の領域に厳格AE/AFエリアを設定する。
変数DETorgが“1”であればステップS79からステップS83に進み、探知された顔が右向きおよび左向きのいずれであるかを角度AGL1(またはAGL2)を参照して判別する。顔が右向きであればステップS85に進み、レジスタ38fの左眼に相当するカラムに登録されたサイズおよび位置に従う領域つまり左眼画像の領域に厳格AE/AFエリアを設定する。一方、顔が左向きであればステップS87に進み、レジスタ38fの右眼に相当するカラムに登録されたサイズおよび位置に従う領域つまり右眼画像の領域に厳格AE/AFエリアを設定する。
ステップS77,S81,S85またはS87の処理が完了すると、ステップS89でキャラクタ表示命令をキャラクタジェネレータ42に与える。発行されるキャラクタ表示命令には、厳格AE/AFエリアのサイズおよび位置が記述される。矩形枠KFは、厳格AE/AFエリアを囲う態様でLCDモニタ32に表示される。表示が完了すると、ステップS33に戻る。
以上の説明から分かるように、顔検出回路36は、YUV画像エリア26bに格納された画像データを参照して撮像シーンに現れた顔を探索するとともに、探知された顔の角度を判別する。器官検出回路38は、顔検出回路36によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を上述の画像データを参照して探索するとともに、探知された器官を有する顔の角度を判別する。CPU40は、顔探索回路36によって探知された顔および器官探索回路38によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して露光量およびフォーカスを調整する(S5~S7)。CPU40はまた、顔検出回路36および器官検出回路38によって判別された2つの角度を参照して調整対象を決定する(S53~S89)。
このように、露光量およびフォーカスは、撮像シーンから探知された顔および1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して調整される。ここで、調整対象は、顔の探索に関連して判別された顔の角度と器官の探索に関連して判別された顔の角度とを参照して決定される。これによって、顔の角度の誤判別に起因する撮像性能の低下が抑制される。
なお、この実施例では、人物の顔部を探索するようにしているが、探索の対象は動物の顔部であってもよく、さらには顔部以外の物体であってもよい。また、この実施例では、調整すべき撮像条件として露光量およびフォーカスを想定しているが、これに白バランスを追加するようにしてもよい。
また、この実施例では、変数DETorgが“2”を示すときに両眼画像の領域に厳格AE/AFエリアを設定するようにしているが、厳格AE処理および厳格AF処理を行う際に撮像面に近い方の眼を表す画像を重視するようにしてもよく、さらには撮像面に近い方の眼を覆う領域のみを厳格AE/AFエリアとして設定するようにしてもよい。
さらに、この実施例では、マルチタスクOSおよびこれによって実行される複数のタスクに相当する制御プログラムは、フラッシュメモリ50に予め記憶される。しかし、図18に示すように通信I/F52をディジタルカメラ10に設け、一部の制御プログラムを内部制御プログラムとしてフラッシュメモリ50に当初から準備する一方、他の一部の制御プログラムを外部制御プログラムとして外部サーバから取得するようにしてもよい。この場合、上述の動作は、内部制御プログラムおよび外部制御プログラムの協働によって実現される。
また、この実施例では、CPU40によって実行される処理を上述の要領で複数のタスクに区分するようにしている。しかし、各々のタスクをさらに複数の小タスクに区分してもよく、さらには区分された複数の小タスクの一部を他のタスクに統合するようにしてもよい。また、各々のタスクを複数の小タスクに区分する場合、その全部または一部を外部サーバから取得するようにしてもよい。
10 …ディジタルカメラ
18 …イメージャ
22 …前処理回路
34 …AE/AF評価回路
36 …顔検出回路
38 …器官検出回路
40 …CPU

Claims (9)

  1. 撮像手段から出力された電子画像を参照して撮像シーンに現れた顔を探索する第1探索手段、
    前記第1探索手段によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を前記撮像手段から出力された電子画像を参照して探索する第2探索手段、
    前記第1探索手段によって探知された顔および前記第2探索手段によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して撮像条件を調整する調整手段、
    前記第1探索手段によって探知された顔の角度を前記第1探索手段の処理に関連して判別する第1判別手段、
    前記第2探索手段によって探知された1または2以上の器官を有する顔の角度を前記第2探索手段の処理に関連して判別する第2判別手段、および
    前記第1判別手段によって判別された角度と前記第2判別手段によって判別された角度とを参照して前記調整対象を決定する決定手段を備える、電子カメラ。
  2. 前記決定手段は、前記第1判別手段によって判別された角度と前記第2判別手段によって判別された角度との相違を算出する算出手段、および前記算出手段によって算出された相違が第1基準以上のとき前記第1探索手段によって探知された顔を前記調整対象として決定する第1調整対象決定手段を含む、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記決定手段は前記算出手段によって算出された相違が前記第1基準を下回るとき前記第2探索手段によって探知された1または2以上の器官のうち前記第1判別手段または前記第2判別手段によって判別された顔の角度に応じて異なる器官を前記調整対象として決定する第2調整対象決定手段をさらに含む、請求項2記載の電子カメラ。
  4. 前記決定手段は前記第2探索手段によって探知された1または2以上の器官の信頼度が第2基準を上回るとき前記第2調整対象決定手段を起動する起動手段をさらに含む、請求項3記載の電子カメラ。
  5. 前記決定手段は前記第2基準の大きさを前記第1判別手段または前記第2判別手段によって判別された角度を参照して調整する基準調整手段をさらに含む、請求項4記載の電子カメラ。
  6. 撮像手段から出力された電子画像を参照して撮像シーンに現れた顔を探索する第1探索手段、および前記第1探索手段によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を探索する第2探索手段を備える電子カメラのプロセッサに、
    前記第1探索手段によって探知された顔および前記第2探索手段によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して撮像条件を調整する調整ステップ、
    前記第1探索手段によって探知された顔の角度を前記第1探索手段の処理に関連して判別する第1判別ステップ、
    前記第2探索手段によって探知された1または2以上の器官を有する顔の角度を前記第2探索手段の処理に関連して判別する第2判別ステップ、および
    前記第1判別ステップによって判別された角度と前記第2判別ステップによって判別された角度とを参照して前記調整対象を決定する決定ステップを実行させるための、撮像制御プログラム。
  7. 撮像手段から出力された電子画像を参照して撮像シーンに現れた顔を探索する第1探索手段、および前記第1探索手段によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を探索する第2探索手段を備える電子カメラによって実行される撮像制御方法であって、
    前記第1探索手段によって探知された顔および前記第2探索手段によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して撮像条件を調整する調整ステップ、
    前記第1探索手段によって探知された顔の角度を前記第1探索手段の処理に関連して判別する第1判別ステップ、
    前記第2探索手段によって探知された1または2以上の器官を有する顔の角度を前記第2探索手段の処理に関連して判別する第2判別ステップ、および
    前記第1判別ステップによって判別された角度と前記第2判別ステップによって判別された角度とを参照して前記調整対象を決定する決定ステップを備える、撮像制御方法。
  8. 撮像手段から出力された電子画像を参照して撮像シーンに現れた顔を探索する第1探索手段、
    前記第1探索手段によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を探索する第2探索手段、および
    メモリに保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサを備える電子カメラに供給される外部制御プログラムであって、
    前記第1探索手段によって探知された顔および前記第2探索手段によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して撮像条件を調整する調整ステップ、
    前記第1探索手段によって探知された顔の角度を前記第1探索手段の処理に関連して判別する第1判別ステップ、
    前記第2探索手段によって探知された1または2以上の器官を有する顔の角度を前記第2探索手段の処理に関連して判別する第2判別ステップ、および
    前記第1判別ステップによって判別された角度と前記第2判別ステップによって判別された角度とを参照して前記調整対象を決定する決定ステップを前記内部制御プログラムと協働して前記プロセッサに実行させるための、外部制御プログラム。
  9. 撮像手段から出力された電子画像を参照して撮像シーンに現れた顔を探索する第1探索手段、
    前記第1探索手段によって探知された顔を形成する1または2以上の器官を探索する第2探索手段、
    外部制御プログラムを取り込む取り込み手段、および
    前記取り込み手段によって取り込まれた外部制御プログラムとメモリに保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサを備える電子カメラであって、
    前記外部制御プログラムは、
    前記第1探索手段によって探知された顔および前記第2探索手段によって探知された1または2以上の器官の中から指定された調整対象に注目して撮像条件を調整する調整ステップ、
    前記第1探索手段によって探知された顔の角度を前記第1探索手段の処理に関連して判別する第1判別ステップ、
    前記第2探索手段によって探知された1または2以上の器官を有する顔の角度を前記第2探索手段の処理に関連して判別する第2判別ステップ、および
    前記第1判別ステップによって判別された角度と前記第2判別ステップによって判別された角度とを参照して前記調整対象を決定する決定ステップを前記内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する、電子カメラ。
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