JP2014034131A - 画法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 染料によって初心者でも思い通りの滲みを描く画法を提供する。
【解決手段】 紙面に筆ペンによって染料を付着させた後、染料の上から水を付着させて染料を滲ませる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、染料により絵や文字を描く際の画法に関する。
従来、染料により絵や文字を描く際に、紙面に塗布した染料を滲ませる手法がある。この手法により、輪郭をあやふやにして柔らかい印象にすることができ、空や海を表現したり、幻想的な雰囲気を出したりする場合に用いられる。
しかしながら、この手法は染料が水に溶けることを利用するものであり、溶け方を制御することは難しく、熟練していない者が思い通りの滲みを描くことは困難であった。
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、染料によって初心者でも思い通りの滲みを描く画法を提供することを目的とする。
本発明は、紙面に筆ペンによって染料を付着させた後、染料の上から水を付着させて染料を滲ませることを特徴とする。なお、筆ペンによって染料を付着させる、とは、筆ペンで染料を紙面に直接塗る場合、紙面から離れた上方から筆ペンで染料を滴下させる場合、筆ペンのペン先をしごいて染料を飛ばす場合など、染料を紙面上に置く種々の場合を含む。また、水を付着させる、とは、筆ペンで水を紙面に直接塗る場合や、紙面から離れた上方から水を滴下させる場合など、筆ペンを用いる、用いないにかかわらず、水を紙面上に置く種々の場合を含む。
本発明によれば、紙面に付着させた染料の上から水を付着させることにより、通常の絵を描く場合と同じような感覚で、初心者でも思い通りの滲みを描くことができる。
本発明の画法の例示図である。 染料と水の広がり方の説明図である。 本発明の画法の例示図である。 本発明の画法による第一作例である。 第一作例の各部の描き方の説明図である。 本発明の画法による第二作例およびその描き方の説明図である。
まず、本発明の画法に用いる画材について説明する。紙面に染料および水を付着させるためには、筆ペンを用いる(ただし、水を付着させる際には筆ペンを用いない場合もある)。この筆ペンは、市販されている一般的なものである。なお、以下において、水を付着させるための筆ペンを水ペンとよぶ。また、染料については、水性のものであって、紙面に付着させた際に紙の中に入っていく性質のものを用いる。さらに、絵や文字を描く紙については、水性の染料を置くと滲む性質のものを用いる。そして、裏紙を張り合わせた二重構造であって、裏に染料や水が浸透しないこと、また、水などを吸収する際に、一気に吸収せず、じわじわと徐々に吸収する性質のものであることが望ましい。具体的には、コウゾやミツマタから作られた画仙紙などが好適である。
次に、具体的な手法を説明する。本発明の画法は、紙面に筆ペンによって染料を付着させた後、染料の上から水を付着させて染料を滲ませる。図1は、その例を示したものであり、(a)〜(d)のいずれも、上段は染料により図形を描いたものであり、下段はその図形を水により滲ませたものである。より詳しくは、図1(a)は、染料で丸を描き、その中心に水ペンのペン先を接触させたものである。このようにすると、図2(a)に示すように、水は丸の中心から周囲に向かって広がり、水の流れに伴って染料も中心から周囲に広がって滲む(図中の矢印)。水の流れが止まったところで染料の広がりも止まるので、周縁部に染料がたまって色が濃くなっている。一方、図1(b)は、染料で円を描き、その中心に、紙面から離れた上方から水を滴下させたものである。このようにすると、図2(b)に示すように、染料より先に水が紙に染みて周囲に広がり(図中の黒色矢印)、湿った部分に後から染料が流れて周囲に広がっていく(図中の白抜き矢印)。周縁部に向かうほど流れる染料が少なくなるので、中心から周縁部に向かうにつれて色が薄くなっている。また、図1(c)および(d)は、それぞれ染料で左側が開口した円および渦巻きを描き、その線に沿って水ペンでなぞったものである。
さらに、図3も画法の例を示したものであり、(a)〜(d)のいずれも、左列は染料により図形を描いたものであり、右列はその図形を水により滲ませたものである。より詳しくは、図3(a)〜(c)は、何れも染料で左右に延びる直線を描き、その線に沿って水ペンでなぞったものである。ただし、染料で直線を描く際、(a)は書き始めから書き終わりまで速度を変えずに書いたものであり、(b)は書き初めと書き終わりに止まって書いたものであり、(c)は途中の一箇所で速度を緩めて書いたものである。また、図3(d)は、染料で波線を描き、水ペンを倒して上下から滲ませたものである(図中の上下向き矢印)。
このように、本発明の画法によれば、紙面に付着させた染料の上から、水ペンでなぞったり、水を滴下させたりして水を付着させることにより、通常の絵を描く場合と同じような感覚で、初心者でも思い通りの滲みを描くことができる。
なお、染料の中には、複数の色素が混合されているものもある。そのような染料を上記のように滲ませると、色素の粒子の大きさの違いなどにより、色素ごとに流れる速度が異なって、元の色とは異なる様々な色が分離して現れる場合がある(たとえば、赤色を図1(a)のように滲ませると、周縁部に黄色が現れるなど)。これは、いわゆるペーパークロマトグラフィと同じ原理によるものであり、これにより、さらに表現の幅が広がる。
続いて、本発明の画法について、実際の作例に基づいてさらに例示する。図4に示す第一作例は、虹や太陽などを描いたものである。まず、虹1は、複数色の染料を順に重ねてアーチ状に描き、重ねた分を水ペンでなでて少量の水を塗布して滲ませたものである(図5(a))。また、太陽2は、染料で中心に丸を描き、その周囲に点を描いて、その上から水ペンで水を重ねて滲ませたものである。(図5(b))。水が染み込んだ白紙の部分に染料が滲み広がって、中心から周囲に向けて光が放射されるような表現となる。さらに、樹木3は、染料で丸を描き、その中心に水ペンのペン先を接触させてそっと水を置き、中心から周囲に向けて滲ませたものである(図5(c))。また、野原4および海5は、何れも二色の染料を左右方向に交互に置いて、水ペンでなでるように下から水を入れて滲ませたものである。さらに、空6は、筆ペンを斜めにして染料を擦れさせ、その上から水ペンで水を重ねて滲ませたものである。このように、染料の付着の仕方と水の付着の仕方を組み合わせることで、様々な表現が可能である。
さらに、図6に示す第二作例は、バラの花を描いたものである。これを描く際には、まず、図6(a)に示すように、サインペンでバラの輪郭を描く。続いて、図6(b)に示すように、染料でその輪郭を塗る。そして、水ペンで中心から水を多めに垂らして滲ませることで、図6(c)に示すバラの花が完成する。このように、本発明の画法を応用することで、容易に立体感のあるバラの花を描くことができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。たとえば、用いる画材について、染料は、水性のものであって、紙面に付着させた際に紙の中に入っていく性質のものであればどのようなものであってもよいし、紙は、水性の染料を置くと滲む性質のものであればどのようなものであってもよい。また、水を紙面に付着させる際には、水ペンを用いず、水を容器から直接滴下させたり、スポイトなどを使って滴下させたりしてもよく、さらにそのようにして滴下させた後、紙面を傾けて水を流してもよい。また、この画法を他の画法と組み合わせてもよく、そうすればさらに多彩な表現が可能となる。

Claims (1)

  1. 紙面に筆ペンによって染料を付着させた後、染料の上から水を付着させて染料を滲ませることを特徴とする画法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109760466A (zh) * 2017-11-10 2019-05-17 柴寿武 一种金竹国画的特殊绘制方法

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