JP2014030101A - 移動通信システムにおける基地局及びtag変更方法 - Google Patents

移動通信システムにおける基地局及びtag変更方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ装置(UE)のタイミングアドバンスグループ(TAG)を変更するのに相応しい状況でTAGを変更できるようにすること。
【解決手段】キャリアアグリゲーション(CA)が行われる移動通信システムにおける基地局は、UEの上り信号の送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンス(TA)値をUEに送信する送信部と、TA値に従ってUEが送信した上り信号を受信する受信部と、TA値が共有される一群のCCを含むTAGをユーザ装置毎に決定するTAG決定部とを有し、第1のCCの上り信号をUEから受信した際の第1の受信タイミングと第2のCCの上り信号をUEから受信した際の第2の受信タイミングとの間のタイミング差が所定値以上であるか否かに応じて、TAG決定部は第1及び第2のCCを同じTAGに含めるか否かを決定する。
【選択図】図18

Description

開示される発明は移動通信システムにおける基地局及びTAG変更方法等に関連する。
LTEアドバンスト(LTE-Advanced)方式の通信システムにおいては、1つ又は複数のキャリアを用いて通信を行うことができる。複数のキャリアを用いて通信を行うことは、キャリアアグリゲーション(CA)と呼ばれる。CAを行う場合、接続性を担保するセルがプライマリセル(Pセル)に設定され、他の1つ以上のセルがセカンダリセル(Sセル)に設定される。従来のCAについては非特許文献1に記載されている。
UL CAにおいてPセル及びSセルの周波数やカバレッジが異なる場合、DL受信タイミングやUL送信タイミングが競る毎に異なるため、別々に上り同期をとる必要がある。基地局(eNB)及びユーザ装置(UE)間の上り同期を確立する事を目的に、RA手順(Random Access手順)が実施される。TA値については非特許文献2に記載されている。
複数のキャリア全てに個別のTA値を設定して上りタイミングの調整を実施することも理論的には可能であるが、シグナリングの削減やユーザ装置(UE)及び基地局(eNB)における処理負担の軽減等の観点から、上りタイミング調整制御はキャリアのグループ毎に行われる。このグループはタイミングアドバンスグループ(TAG)と呼ばれ、1つ以上のキャリアを含む。TAGはユーザ装置(UE)毎に設定される。ユーザ装置(UE)の通信状況は時間と共に変動するので、TAGに含めるべきキャリアを適宜更新することが望ましい。
しかしながら、少なくとも本願出願時前において、TAGをどのような状況でどのように変更すべきかは具体的には決まっていない。
開示される発明の課題は、ユーザ装置(UE)のTAGを変更するのに相応しい状況でTAGを変更できるようにすることである。
開示される発明の実施の形態による基地局は、
複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いてキャリアアグリゲーション(CA)が行われる移動通信システムにおける基地局であって、
ユーザ装置の上り信号の送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンス(TA)値を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
前記ユーザ装置が所定タイミングに従って送信した上り信号を受信する受信部と、
少なくとも前記TA値が共有される一群のCCを含むTAグループ(TAG)をユーザ装置毎に決定するTAG決定部と
を有し、前記受信部が第1のCCの上り信号を前記ユーザ装置から受信した際の第1の受信タイミングと前記受信部が第2のCCの上り信号を前記ユーザ装置から受信した際の第2の受信タイミングとの間のタイミング差が所定値以上であるか否かに応じて、前記TAG決定部は前記第1及び第2のCCを同じTAGに含めるか否かを決定する、基地局である。
開示される発明によれば、ユーザ装置(UE)のタイミングアドバンスグループ(TAG)を変更するのに相応しい状況でTAGを変更できる。
実施の形態で使用される通信システムを示す図。 CAが行われる例を示す図。 CAが行われる別の例を示す図。 UE1及びUE2が同時に送信した上り信号が伝搬遅延と共にeNBに届く様子を示す図。 TA値を測定してUEに通知することで上り受信タイミングを揃える様子を示す図。 UEの側から開始されるRA手順のシーケンスを示す図。 eNBの側から開始されるRA手順のシーケンスを示す図。 eNBが周期的にTAコマンドを送信する際のシーケンスを示す図。 3つのTAGが形成されている様子を模式的に示す図。 CC1の上り信号の受信タイミング及びCC2の上り信号の受信タイミングを測定する様子を示す図。 CC1とCC2が同じTAG#1に含まれていたとしても、上り信号の受信タイミング差が所定値以上であった場合、CC1はTAG#1に含まれ、CC2は別のTAG#2に含まれるようにTAGが変更される様子を示す図。 CC1とCC2が異なるTAGに含まれていたとしても、上り信号の受信タイミング差が所定値以上でなかった場合、CC1及びCC2は共にTAG#1に含まれるようにTAGが変更される様子を示す図。 上り信号の受信タイミングとeNBで予め固定されている基準タイミングとの間のタイミング差を測定する様子を示す図。 CC1のマクロセルの中にCC2の狭いピコセルが含まれている様子を示す図。 CC1のマクロセルの中にCC2の広いピコセルが含まれている様子を示す図。 上り信号の受信タイミングをユーザ装置毎に測定する様子を示す図。 CC毎の上り信号の受信品質差を測定する様子を示す図。 eNBが実行するTAG変更方法のフローチャートを示す図。 eNBの機能ブロック図。
添付図面を参照しながら以下の観点から実施形態を説明する。図中、同様な要素には同じ参照番号又は参照符号が付されている。
1.通信システム
2.タイミングアドバンス(TA)
3.マルチプルタイミングアドバンス(MTA)
4.TAG変更トリガ
5.動作例
6.基地局
これらの項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。
<1.通信システム>
図1は実施の形態で使用されるLTEアドバンスト方式の通信システムを示す。図1にはマクロ基地局(eNB)11と、マクロ基地局(eNB)11により制御されるマクロセル12と、マクロセル12内に位置するピコ基地局13と、ピコ基地局13により制御されるピコセル14と、マクロセル12内に位置する別のピコ基地局15と、ピコ基地局15により制御されるピコセル16及び17とが示されている。マクロ基地局(eNB)、ピコ基地局、マクロセル及びピコセルの数や大小関係は単なる一例に過ぎず、適切な任意の数及び大小関係とすることができる。
図示の通信システムにおいて、ユーザ装置(UE)(図1では不図示)は、1つ又は複数のキャリアを用いて通信を行うことができる。個々のキャリアはコンポーネントキャリア(CC)と呼ばれる。図示の例において、マクロセル12のCCの周波数はf1であり、ピコセル14のCCの周波数はf3であり、ピコセル16のCCの周波数はf2であり、ピコセル17のCCの周波数はf3である。複数のキャリアを用いて通信を行うことは、キャリアアグリゲーション(CA)と呼ばれる。CAを行う場合、一般に相対的に信頼性が高いコンポーネントキャリア(CC)のセルがプライマリセル(Pセル)に設定され、他の1つ以上のコンポーネントキャリア(CC)のセルがセカンダリセル(Sセル)に設定される。CAを行うためには、複数のCCのセルが地域的に重複していることに加えて、個々のセルがCAの通信処理を実行できるようになっている必要がある(例えば、UEの能力やNWの実装により決定される)。C。図示の例の場合、マクロセル12とピコセル14とでCAを行うことができる。また、ピコセル16とピコセル17とでCAを行うことができる。他のセルの組み合わせでCAを行うことはできない。
図2は、20MHzのシステム帯域幅を有する第1のシステムのコンポーネントキャリアCC1と、CC1に隣接する20MHzのシステム帯域幅を有する第2のシステムのコンポーネントキャリアCC2とを用いてキャリアアグリゲーション(CA)を行う様子を示す。この場合、CC1及びCC2により全体で40MHzの帯域幅を用いて通信を行うことができる。
図3は、10MHzのシステム帯域幅を有する第1のシステムのコンポーネントキャリアCC1と、CC1から隔たった10MHzのシステム帯域幅を有する第2のシステムのコンポーネントキャリアCC2とを用いてキャリアアグリゲーション(CA)を行う様子を示す。この場合、CC1及びCC2により全体で20MHzの帯域幅を用いて通信を行うことができる。
<2.タイミングアドバンス(TA)>
図1に示すような基地局(eNB)は、セルに在圏している多数のユーザ装置(UE)から送信されて来る上り信号を受信し、まとめて高速フーリエ変換(FFT)を行った後に、ユーザ装置(UE)各自の上り信号を復調する。ユーザ装置(UE)はセル内の様々な場所に位置し、ユーザ装置(UE)の位置は基地局(eNB)近傍やセル端付近等様々である。従って個々のユーザ装置(UE)から上り信号が仮に同時に送信されたとしても、伝搬遅延に起因して、個々の上り信号は異なる時間に基地局(eNB)に届く。
図4は第1及び第2のユーザ装置(UE1、UE2)が同時に送信した上り信号(シンボル)が伝搬遅延と共に基地局(eNB)に届く様子を示す。上り信号を構成するシンボルは有効シンボルの部分とサイクリックプレフィックスの部分(CP)とを含み、CPは有効シンボルの一部分をコピーすることで作成される。第1及び第2のユーザ装置(UE1、UE2)が基地局(eNB)から同程度の距離に位置していた場合、第1及び第2のユーザ装置(UE1、UE2)から送信された上り信号の伝搬遅延差はCPの期間より短い。この場合、有効シンボルの部分に対してFFTを行うと、シンボル間干渉を生じることなく適切に処理できる。これに対して、第1及び第2のユーザ装置(UE1、UE2)の基地局(eNB)からの距離が非常に異なっていた場合、第1及び第2のユーザ装置(UE1、UE2)から送信された上り信号の伝搬遅延差はCPの期間以上に長い。この場合、有効シンボルの部分に対してFFTを行うと、シンボル間干渉を生じてしまう。
このような不都合を回避するため、基地局(eNB)はタイミングアドバンス(TA)値をユーザ装置(UE)に通知し、様々なユーザ装置(UE)から送信された上り信号が基地局(eNB)に同時に届くようにする。
図5はTA値を測定してユーザ装置(UE)に通知する様子を示す。先ず、ステップ(5.1)において、基地局(eNB)がユーザ装置(UE)に下り信号を送信する。下り信号はτの長さの伝搬遅延と共にユーザ装置(UE)に届く(ステップ(5.2))。ステップ(5.3)において、ユーザ装置(UE)は下り信号の受信と共に上り信号を送信する。上り信号もτの長さの伝搬遅延と共に基地局(eNB)に届く(ステップ(5.4))。従って基地局(eNB)はステップ(5.1)において下り信号を送信した後、2τの期間経過後に上り信号を受信する。図5には明示していないが、基地局(eNB)は所望のUL信号受信タイミングと、実際のUL信号受信タイミング(2τ)の差分を測定し、その期間示すTA値をユーザ装置(UE)に通知する。ステップ(5.5)において、ユーザ装置(UE)は自身の基準タイミング(DL受信タイミング)に対して、通知されたTA値の分だけ先行したタイミングで上り信号を送信する。その結果、ステップ(5.6)において、基地局(eNB)はユーザ装置(UE)からの上り信号を自身の基準タイミングで受信することができる。このような処理をユーザ装置(UE)毎に行うことで、様々なユーザ装置(UE)から送信された上り信号が基地局(eNB)に同時に届くようになる。
TA値は、当該技術分野における適切な如何なる方法でユーザ装置(UE)に通知されてもよい。例えば、ランダムアクセス(RA)手順によりTA値が通知されてもよいし、或いは周期的な、或いはイベントトリガ的なTAコマンドにより通知されてもよい。
図6はユーザ装置(UE)の側から開始されるRA手順のシーケンスを示す。ステップ61において、ユーザ装置(UE)はランダムアクセスチャネル(RACH)のRAプリアンブルとして使用可能なプリアンブルインデックスの選択肢のうちの何れかを選択してRAプリアンブルを基地局(eNB)に送信する。プリアンブルインデックスは、ユーザ装置(UE)が送信することになるRAプリアンブルの識別子であり、シグネチャと呼ばれる。RACHに使用可能なリソースブロックの場所(時間及び周波数)は、例えば、10個のサブフレームを含む無線フレームの先頭のサブフレームにおける中心周波数付近に設定されている。
ステップ62において基地局(eNB)はRAプリアンブルに対する応答であるRAレスポンスをユーザ装置(UE)に通知する。このRAレスポンスにTA値が含まれている。ユーザ装置(UE)は、RAレスポンスに含まれているプリアンブルインデックスが何であるかを判別することで、送信したRAプリアンブルに対する応答を受信できたか否かを判定する。ユーザ装置(UE)はRAレスポンスに含まれているTA値に基づいて、上り信号の送信のタイミングを調整する。
図7は基地局(eNB)の側から開始されるRA手順のシーケンスを示す。ステップ71において、基地局(eNB)は、RACHに使用可能なリソースブロック(時間及び周波数)の内の何れを使用するかを示す情報と、プリアンブルインデックスをユーザ装置(UE)に通知する。
ステップ72において、ユーザ装置(UE)は、通知されたプリアンブルインデックスに関連付けられているRAプリアンブルを基地局(eNB)に送信する。
ステップ73において、ユーザ装置(UE)は、RAプリアンブルに対する応答であるRAレスポンスを受信する。ユーザ装置(UE)は、RAレスポンスに含まれているプリアンブルインデックスが何であるかを判別することで、送信したRAプリアンブルに対する応答を受信できたか否かを判定する。ユーザ装置(UE)はRAレスポンスに含まれているTA値に基づいて、上り信号の送信のタイミングを調整する。
図8は基地局(eNB)が周期的にTAコマンドを送信する際のシーケンスを示す。ステップ81においてユーザ装置(UE)は下りリンクの無線品質(CQI)を基地局(eNB)に報告する。CQIの報告は周期的なタイミングで行われてもよいし、必要に応じて非周期的なタイミングで行われてもよい。基地局(eNB)は、CQIの報告を実際に受信した受信タイミングと自身の基準タイミングとの差分を測定することでTA値を決定する。
ステップ82において基地局(eNB)はTA値をTAコマンドとしてユーザ装置(UE)に通知する。ユーザ装置(UE)はTAコマンドに含まれているTA値に基づいて、上り信号の送信のタイミングを調整する。
ステップ83においてユーザ装置(UE)は次の報告周期でCQIを基地局(eNB)に報告する。基地局(eNB)は、CQIの報告を実際に受信した受信タイミングと自身の基準タイミングとの差分を測定することでTA値を決定する。
ステップ84において基地局(eNB)はTA値をTAコマンドによりユーザ装置(UE)に通知する。ユーザ装置(UE)はTAコマンドが示すTA値に基づいて、上り信号の送信のタイミングを調整する。
図8に示す例ではCQIの報告タイミングに基づいてTA値が決定されているが、他の方法でTA値が決定されてもよい。例えば、基地局(eNB)は物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)の受信タイミングを予め特定することができるので、PUCCHの受信タイミングに基づいてTA値が決定されてもよい。或いは、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)やSRS(Sounding Reference Signal)
<3.マルチプルタイミングアドバンス(MTA)>
図5-8を参照しながら説明したように、基地局(eNB)はTA値を個々のユーザ装置(UE)に通知することで、個々のユーザ装置(UE)からの上り信号を同時に受信できるようになる。電波の伝搬遅延特性や減衰特性等はセル毎に異なるのが一般的であるので、複数のCCを用いてUL送信を行うUL CAの場合には理想的にはセル毎に、すなわちコンポーネントキャリア(CC)毎にTA値を測定してユーザ装置(UE)に通知することが考えられる。しかしながら、そのようなことはシグナリングの削減やユーザ装置(UE)及び基地局(eNB)における処理負担の軽減等の観点からは好ましくない。そこで、ユーザ装置(UE)にとって無線特性が同等であるコンポーネントキャリア(CC)の群をタイミングアドバンスグループ(TAG)として定義し、TA値による送信タイミングの制御はTAG毎に行うことが検討されている。これはマルチプルタイミングアドバンス(Multiple Timing Advances:MTA)と言及される。なお、TAGは1つ以上のCCを含む。TA値だけでなく、タイムアライメントタイマ(TAT)や下りリンクの基準タイミングもTAG内のCCで共通に使用される。TATは、それが満了するとユーザ装置(UE)がUL非同期と見なしてリソースを解放することになるタイマである。この場合におけるリソースはPUCCHを送信するための時間及び周波数や、サウンディングリファレンス信号(SRS)を送信するための時間及び周波数を含む。
図9は3つのTAGが形成されている様子を模式的に示す。図示の例の場合、あるユーザ装置(UE)がキャリアアグリゲーション(CA)に使用可能なコンポーネントキャリア(CC)が6つ存在し、その内の1つがプライマリセル(Pセル)として指定され、他の5つのCCがセカンダリセル(Sセル)として指定されている。更に、本例ではバンド毎にTAGが形成されている。図示の例の場合、バンドAに属するPセル及びSセル1がTAG#Aに含まれ、バンドBに属するSセル2及びSセル3がTAG#Bに含まれ、バンドCに属するSセル4及びSセル5がTAG#Cに含まれている。TAGがバンド毎に形成されることは必須ではなく、特定のユーザ装置(UE)にとって無線特性が同等である場合の一例にすぎない。
<4.TAG変更トリガ>
開示される発明の実施の形態においては、基地局(eNB)は個々のユーザ装置(UE)に設定されているタイミングアドバンスグループ(TAG)を変更すべきか否かを判定し、変更すべき場合はTAGを変更するためのメッセージをユーザ装置(UE)に通知する。どのような場合にTAGをどのように変更するかについては以下に示すようにいくつもの選択肢がある。
(1)第1の方法は、基地局(eNB)がユーザ装置(UE)から受信する上り信号の受信タイミングを利用する。図10は、第1及び第2の2つのコンポーネントキャリア(CC1、CC2)を利用することが可能なユーザ装置(UE)が、それぞれのCCを用いて上り信号を送信し、それらを基地局(eNB)が受信した様子を示す。図示の例では、CC1を介して上り信号を受信した際の受信タイミングと、CC2を介して上り信号を受信した際の受信タイミングとの間の差分が、「タイミング差」として示されている。このタイミング差は伝搬遅延に起因する。第1の方法の場合、このタイミング差が所定値以上であるか否かに応じて、CC1とCC2を同じTAGに含めるか否かが決定される。上述したように、同一のTAGに属するCCについては1つの共通するTA値で上り信号の送信タイミングが調整される。従って、図10に示す上り信号の受信の際のタイミング差が所定値以上であった場合、CC1及びCC2の上り信号の送信タイミングを同じTA値で制御することは適切でない。この場合、CC1とCC2は異なるTAGに所属すべきである。例えば図11に示すように、CC1とCC2が同じTAG#1に含まれていたとしても、それらによる上り信号の受信タイミング差が所定値以上であった場合、CC1はTAG#1に含まれ、CC2は別のTAG#2に含まれるようにTAGが変更又は更新される。逆に、図10に示す上り信号の受信の際のタイミング差が所定値以上でなかった場合、CC1及びCC2の上り信号の送信タイミングは同じTA値で適切に制御できる。この場合、CC1とCC2は制御の簡易化の観点から、同じTAGに所属すべきである。例えば図12に示すように、CC1とCC2が異なるTAG#1、TAG#2に含まれていたとしても、それらによる上り信号の受信タイミング差が所定値以上でなかった場合、CC1及びCC2は共にTAG#1に含まれるようにTAGが変更又は更新される。
(2)第2の方法も基地局(eNB)がユーザ装置(UE)から受信する上り信号の受信タイミングを利用する。図13は或るユーザ装置(UE)が使用可能なコンポーネントキャリア(CC)による上り信号の受信タイミングと、基地局(eNB)で予め固定されている基準タイミングとの間のタイミング差が測定される。基準タイミングは例えば基地局(eNB)におけるサブフレームの境界のタイミングでもよい。タイミング差が所定値以上であるか否かに応じてCCがTAGに含まれるか否かが判定される。例えば図示されているようにCC1による上り信号の受信タイミングと基準タイミングとの間のタイミング差が所定値以上でなかった場合、CC1は或るTAG#1に含められる。これに対して、CC2による上り信号の受信タイミングと基準タイミングとの間のタイミング差が所定値以上であった場合、CC2はそのTAG#1には含められない。このようにして、TAG#1に含めるべきCCが決定される。
(3)第3の方法は、TA値を用いてユーザ装置(UE)の送信タイミングを調整する制御が必要であるか否かを判定する。例えば、図14に示す例の場合、第1のコンポーネントキャリア(CC1)の基地局(eNB)と、第2のコンポーネントキャリア(CC2)の基地局(eNB)とがマクロセル143の中に存在している。CC1の基地局(eNB)はマクロセル143に在圏するユーザ装置(UE)の通信を制御する。CC2の基地局(eNB)はピコセル144に在圏するユーザ装置(UE)の通信を制御する。図示の例においてピコセル144は狭いので、ピコセル144内の2つのユーザ装置UE1及びUE2が送信した上り信号は、CC1及びCC2の基地局(eNB)に実質的に同時に到着する。この場合、CC2のセルのために個別にTA値をユーザ装置に通知して上り信号の送信タイミングを調整する制御は不要である。一方、CC1のマクロセルについてはTA値による送信タイミングの制御は不可欠である。そこで、CC1及びCC2の2つのコンポーネントキャリアについて、マクロセルのTA値を共通に使用することができる。これは、CC1とCC2が同じTAGに含まれる場合と共通する。
しかしながら、図15に示すようにピコセル144が比較的広く、ピコセル144内の2つのユーザ装置UE1及びUE2が送信した上り信号は、CC1及びCC2の基地局(eNB)に実質的に同時には到着しなかったとする。この場合、CC2のセルにおいて、TA値をユーザ装置に通知して上り信号の送信タイミングを調整する制御が必要になる。従って図示の例の場合、マクロセルのためのTA値による送信タイミングの制御とピコセルのためのTA値による送信タイミングの制御とが別々に独立して行われる必要がある。これは、CC1とCC2が異なるTAGに含まれている場合と共通する。
従って、第3の方法の場合、上り信号の受信タイミングをユーザ装置毎に測定し(図16)、その受信タイミング差が所定値以上であるか否かに応じて、マクロセルのCCとピコセルのCCとを同じTAGに含めるか否かが決定される。
(4)第4の方法は、受信タイミングではなく、受信品質が測定される。基地局(eNB)に近いユーザ装置(UE)からの上り信号の受信品質は相対的に高い又は良いのに対して、基地局(eNB)から遠い(例えばセル端の)ユーザ装置(UE)からの上り信号の受信品質は相対的に低い又は悪い。従って図17に示すように、CC毎の上り信号の受信品質の差分(品質差)が所定値以上であるか否かに応じて、TAGが決定されてもよい。例えばCC1に関する受信品質とCC2に関する受信品質との差分が所定値以上であった場合、CC1とCC2はそれぞれ異なるTAGに含められ、品質差が所定値以上でなかった場合、CC1とCC2は同じTAGに含められる。品質は当該技術分野で既知の適切な如何なる量で測定されてもよい。例えば、信号に含まれているリファレンス信号に基づいて品質又は受信レベルが測定されてもよい。或いは、品質は、受信強度(RSSI)、信号対干渉電力比(SIR)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、Eb/No、CQI、CNR、CIR、誤り率、再送回数等により表現されてもよいが、これらに限定されない。尚、上記はCC間の受信品質の差を例にして説明を行ったが、特定CCについて実際の受信品質と基準となる受信品質の差によってTAGが決定されてもよいし、特定CCについてUE間の受信品質の差によってTAGが決定されてもよい。
なお、上記の第1-4の方法におけるタイミングや品質の測定値は、瞬時値に基づいていてもよいし、平均値に基づいていてもよい。更に、サブフレーム毎に連続的に測定されてもよいし、或いは離散的に測定されてもよい。
<5.動作例>
図18は実施の形態で使用される基地局(eNB)が実行するTAG変更方法のフローチャートを示す。フローはステップ181から始まり、ステップ182に進む。
ステップ182において、基地局(eNB)は、差分が閾値以上であるか否かを判定する。第1の方法の場合、「差分」はCC毎の受信タイミング差である。第2の方法の場合、「差分」はCCの受信タイミングと基準タイミングとの間のタイミング差である。第3の方法の場合、「差分」はユーザ装置毎の受信タイミング差である。第4の方法の場合、「差分」はCC毎の品質差である。差分が閾値以上であった場合、フローはステップ183に進む。
ステップ183において、対象のCCが同じTAGに含まれているか否かが判定される。第1及び第2の方法の場合、受信タイミング差が所定値以上離れているCC1及びCC2が同じTAGに含まれているか否かが判定される。第3の方法の場合、マクロセルのCCとピコセルのCCとが同じTAGに含まれているか否かが判定される。第4の方法の場合、品質差が所定値以上離れているCC1及びCC2が同じTAGに含まれているか否かが判定される。同じTAGに含まれていた場合、フローはステップ184に進む。
ステップ184において、基地局(eNB)は、同じTAGに含まれていたCCを別個のTAGに含めるようにTAGを変更する。例えば、CC1及びCC2双方がTAG#1に含まれていた場合、CC1がTAG#1に含まれ、CC2がTAG#2に含まれるようにTAGが変更される。この場合、TAGを変更することを示すRRCコネクションリコンフィギュレーションのメッセージがユーザ装置(UE)に通知され、これに応じてユーザ装置(UE)はTAGの変更に対応する。そして、フローはステップ187に進み、終了する。
ステップ183において、対象のCCが同じTAGに含まれていなかった場合、CCは既に別個のTAGに含まれているので、フローはステップ187に進み、終了する。
ステップ182において、差分が閾値以上でなかった場合、フローはステップ185に進む。ステップ185において、ステップ183と同様に対象のCCが同じTAGに含まれているか否かが判定される。対象のCCが異なるTAGに含まれていた場合、フローはステップ186に進む。
ステップ186において、基地局(eNB)は、別々のTAGに含まれていたCCを同じTAGに含めるようにTAGを変更する。例えば、CC1及びCC2がそれぞれTAG#1及びTAG#2に含まれていた場合、CC1及びCC2が共にTAG#1に含まれるようにTAGが変更される。この場合、TAGを変更することを示すRRCコネクションリコンフィギュレーションのメッセージがユーザ装置(UE)に通知され、これに応じてユーザ装置(UE)はTAGの変更に対応する。そして、フローはステップ187に進み、終了する。
ステップ185において、対象としているCCが同じTAGに含まれていた場合も、フローはステップ187に進み、終了する。
<6.基地局>
図19は実施の形態で使用される基地局(eNB)の機能ブロック図を示す。図19には基地局に備わる様々な機能部又は処理部のうち、実施の形態に特に関連するものが代表的に示されている。基地局(eNB)はDL信号送信部191、UL信号受信部192、受信信号復調部193、測定部194、CC管理部195、TAG決定部196及び下り信号生成部197を少なくとも有する。
DL信号送信部191は、ユーザ装置(UE)に下り信号を送信するための処理を行う。実施の形態の場合、DL信号送信部191は、TA値を含むRAレスポンス、TAコマンド、RRCコネクションリコンフィギュレーションのメッセージ等をユーザ装置(UE)に送信する。
UL信号受信部192は、ユーザ装置(UE)からの上り信号を受信するための処理を行う。実施の形態の場合、UL信号受信部192は、RAプリアンブル、PUCCH等を受信する。
受信信号復調部193は受信した信号に含まれている制御データ及びユーザデータを復調する。
測定部194は、上り信号の受信タイミングや、CC毎の受信品質等を測定する。
CC管理部195は、ユーザ装置(UE)が現在使用しているCC及びユーザ装置(UE)に使用可能なCC等を管理する。
TAG決定部196は、測定部194による測定結果に基づいて、上記の第1-4の方法の何れかを用いてTAGの変更の要否及び変更の仕方を決定する。
下り信号生成部197は、ユーザ装置(UE)に送信する下り信号を生成する。実施の形態の場合、TA値を含むRAレスポンス、TAコマンド、RRCコネクションリコンフィギュレーションのメッセージ等を作成する。
以上、TAGを変更する実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、通信端末及び情報処理装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明に従って動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
191 DL信号送信部
192 UL信号受信部
193 受信信号復調部
194 測定部
195 CC管理部
196 TAG決定部
197 下り信号生成部
3GPP TS36.300 V10.7.0(2012-03) 3GPP TS36.321 V10.4.0(2011-12)

Claims (7)

  1. 複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いてキャリアアグリゲーション(CA)が行われる移動通信システムにおける基地局であって、
    ユーザ装置の上り信号の送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンス(TA)値を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
    所定タイミングに従って前記ユーザ装置が送信した上り信号を受信する受信部と、
    少なくとも前記TA値が共有される一群のCCを含むTAグループ(TAG)をユーザ装置毎に決定するTAG決定部と
    を有し、前記受信部が第1のCCの上り信号を前記ユーザ装置から受信した際の第1の受信タイミングと前記受信部が第2のCCの上り信号を前記ユーザ装置から受信した際の第2の受信タイミングとの間のタイミング差が所定値以上であるか否かに応じて、前記TAG決定部は前記第1及び第2のCCを同じTAGに含めるか否かを決定する、基地局。
  2. 複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いてキャリアアグリゲーション(CA)が行われる移動通信システムにおける基地局であって、
    ユーザ装置の上り信号の送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンス(TA)値を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
    所定タイミングに従って前記ユーザ装置が送信した上り信号を受信する受信部と、
    少なくとも前記TA値が共有される一群のCCを含むTAグループ(TAG)をユーザ装置毎に決定するTAG決定部と
    を有し、前記受信部が或るCCの上り信号を前記ユーザ装置から受信した際の受信タイミングと所定の基準タイミングとの間のタイミング差が所定値以上であるか否かに応じて、前記TAG決定部は前記或るCCを或るTAGに含めるか否かを決定する、基地局。
  3. 複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いてキャリアアグリゲーション(CA)が行われる移動通信システムにおける基地局であって、
    ユーザ装置の上り信号の送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンス(TA)値を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
    所定タイミングに従って前記ユーザ装置が送信した上り信号を受信する受信部と、
    少なくとも前記TA値が共有される1つ以上のCCを含むTAグループ(TAG)をユーザ装置毎に決定するTAG決定部と
    を有し、特定のCCを介して少なくとも第1及び第2のユーザ装置からそれぞれ受信した上り信号の受信タイミング差が所定の閾値以上であるか否かに応じて、前記TAG決定部は前記特定のCCと別のCCとを同じTAGに含めるか否かを決定する基地局。
  4. 複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いてキャリアアグリゲーション(CA)が行われる移動通信システムにおける基地局であって、
    ユーザ装置の上り信号の送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンス(TA)値を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
    所定タイミングに従って前記ユーザ装置が送信した上り信号を受信する受信部と、
    少なくとも前記TA値が共有される1つ以上のCCを含むTAグループ(TAG)をユーザ装置毎に決定するTAG決定部と
    を有し、前記受信部が前記ユーザ装置から受信した第1のCCの上り信号の受信品質と前記受信部が前記ユーザ装置から受信した第2のCCの上り信号の受信品質との間の品質差が所定値以上であるか否かに応じて、前記TAG決定部は前記第1及び第2のCCを同じTAGに含めるか否かを決定する、基地局。
  5. 複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いてキャリアアグリゲーション(CA)が行われる移動通信システムにおける基地局であって、
    ユーザ装置の上り信号の送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンス(TA)値を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
    所定タイミングに従って前記ユーザ装置が送信した上り信号を受信する受信部と、
    少なくとも前記TA値が共有される一群のCCを含むTAグループ(TAG)をユーザ装置毎に決定するTAG決定部と
    を有し、前記受信部が或るCCの上り信号を前記ユーザ装置から受信した際の受信品質と所定の基準品質との間の品質差が所定値以上であるか否かに応じて、前記TAG決定部は前記或るCCを或るTAGに含めるか否かを決定する、基地局。
  6. 複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いてキャリアアグリゲーション(CA)が行われる移動通信システムにおける基地局であって、
    ユーザ装置の上り信号の送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンス(TA)値を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
    所定タイミングに従って前記ユーザ装置が送信した上り信号を受信する受信部と、
    少なくとも前記TA値が共有される1つ以上のCCを含むTAグループ(TAG)をユーザ装置毎に決定するTAG決定部と
    を有し、特定のCCを介して少なくとも第1及び第2のユーザ装置からそれぞれ受信した上り信号の受信品質差が所定の閾値以上であるか否かに応じて、前記TAG決定部は前記特定のCCと別のCCとを同じTAGに含めるか否かを決定する基地局。
  7. 複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いてキャリアアグリゲーション(CA)が行われる移動通信システムにおける基地局が実行するTAG変更方法であって、
    ユーザ装置の上り信号の送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンス(TA)値を前記ユーザ装置に送信部が送信するステップと、
    前記TA値に従って前記ユーザ装置が送信した上り信号を受信部が受信するステップと、
    少なくとも前記TA値が共有される1つ以上のCCを含むTAグループ(TAG)をユーザ装置毎にTAG決定部が決定するステップと
    を有し、前記受信部が第1のCCの上り信号を前記ユーザ装置から受信した際の第1の受信タイミングと前記受信部が第2のCCの上り信号を前記ユーザ装置から受信した際の第2の受信タイミングとの間のタイミング差が所定値以上であるか否かに応じて、前記TAG決定部は前記第1及び第2のCCを同じTAGに含めるか否かを決定する、TAG変更方法。
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