JP2014029358A - 演算装置、その方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】列FL,0に含まれるk個の元bn−1,...,bn−kからなる列hを得、i=1,...,kについて、bn−i=I1であるiについて列FL,i=(FL,i−1≪1)+F∈GF(2n)を得、bn−i=I0であるiについて列FL,i=(FL,i−1≪1)を得る。I0がガロア体GF(2)の加法単位元、I1がI1≠I0であるガロア体GF(2)の元、f(x)がn次既約多項式f(x)=en×xn+en−1×xn−1+...+e0、Fがn個の元en−1,...,e0からなる列、en−1=...=en−κ=I0であり、g(x)がn−1次多項式g(x)=bn−1×xn−1+...+b0、FL,0がn個の元bn−1,...,b0からなる列である。
【選択図】図1
Description
GF(2)[x]/(f(x)) (1)
ただし、GF(2)[x]はガロア体GF(2)の元を係数とする多項式の集合、xは不定元、f(x)はガロア体GF(2)上のn次既約多項式、ρ/(ε)はεを法としたρの剰余の集合を表す。
x×γ∈GF(2)[x]/(f(x)) (2)
ただし、x,γ∈GF(2)[x]/(f(x))である。
これを「2倍算」と呼ぶのは、ガロア体GF(2)の元の集合を整数集合{0,1}とみなし、xをn−1次多項式とみなした場合、n−1次多項式xの係数からなる列は00...010となり、これを二進数表記された「10」とみなし、それを十進数表記に変換すると「2」になることに基づく。このような「2倍算」は上記モードなど多くのモードで使用されている。
入力:L
出力:Y
1:if bn−1=1 then
2:Y←(L≪1)+F∈GF(2n)
3:else
4:Y←(L≪1)∈GF(2n)
5:end if
ただし、α≪ρはαに対する左ρシフト演算を表し、ρ←εはεをρに代入することを表す。「2倍算」をi(i=1,...,k)回実行してxi×g(x) mod f(x)の係数からなる列を順次求める場合には、列Yを新たな列Lとして[Algorithm]をi回実行すればよい。
〔定義〕
用語および記号を定義する。
GF(2)は位数2のガロア体(有限体)を表し、GF(2n)はガロア体GF(2)をn次拡大したガロア体(拡大体)を表す。例えばビット実装の場合には、GF(2)がビット集合{0,1}であり、GF(2n)がnビットのビット列の集合{0,1}nである。ただしnは2以上の整数であり、nの例はn=8,64,128などである。
を表す。
<構成>
図1に例示するように、本形態の演算装置1は、入力部11、出力部12、記憶部13、制御部14、生成部15、判定部16、および演算部17を有する。演算装置1は、例えば、公知または専用のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれることで構成される特別な装置である。例えば、生成部15および判定部16は汎用演算器を含み、演算部17はSIMD(Single instruction, multiple data)演算器を含み、記憶部13はSIMDレジスタおよび汎用レジスタを含む。演算装置1の各部は、制御部14の制御に基づいて各処理を実行する。入力部11に入力されたデータおよび各部から出力されたデータは記憶部13に格納される。各部には記憶部13から読み出されたデータが入力される。各部は入力されたデータを用いて各処理を実行する。
本形態の演算装置1は、n個の元bn−1,...,b0からなる列FL,0を入力とし、各i=1,...,kに対するxi×g(x) mod f(x)の係数からなる列FL,iを得て出力する。
bn−i=I1である場合、判定部16は演算部17にステップS15の処理を行う旨の指示を与え、演算部17は列FL,i−1を入力とし、列FL,i=(FL,i−1≪1)+F∈GF(2n)を得て出力する。得られた列FL,iは記憶部13に格納される。例えば、列FL,iは記憶部13のSIMDレジスタに格納される(ステップS15)。
bn−i≠I1である場合、すなわちbn−i=I0である場合、判定部16は演算部17にステップS16の処理を行う旨の指示を与え、演算部17は列FL,i−1を入力とし、列FL,i=(FL,i−1≪1)∈GF(2n)を得て出力する。得られた列FL,iは記憶部13に格納される。例えば、列FL,iは記憶部13のSIMDレジスタに格納される(ステップS16)。
本形態では、条件分岐処理の指標であるbn−iに応じてFL,i=(FL,i−1≪1)+FまたはFL,i=(FL,i−1≪1)が実行される。ここでen−1=...=en−κ=I0であるため、すべてのbn−i(i=1,...,k)はステップS12で一度に得られる。そのため、bn−i(i=1,...,k)の記憶部13への格納回数はステップS12での1回のみである。これに対し、前述のように従来の[Algorithm]をk回繰り返し実行して各i=1,...,kに対する列FL,iを得る場合には、条件分岐処理の指標となる最高次数の元([Algorithm]でのbn−1)の記憶部への格納回数はk回となる。このように、本形態では条件分岐処理の指標の記憶部への格納回数を従来の1/kにすることができる。
前述のように、bn−i=I1であるiでの列FL,iはFL,i=(FL,i−1≪1)+F∈GF(2n)を満たし、bn−i=I0であるiでの列FL,iはFL,i=(FL,i−1≪1)∈GF(2n)を満たす。そのため、bn−iの値に応じ、列FL,iを得るために(FL,i−1≪1)に加算(ガロア体GF(2n)上での加算)される列(加算列)が異なる(Fまたはn個のI0からなる列)。第2実施形態では、k個の元bn−1,...,bn−kからなる列hに対応するk個の加算列の組み合わせを事前に得ておき、さらなる演算の効率化を図る。以下では第1実施形態の相違点を説明し、第1実施形態と共通する部分については第1実施形態で用いた参照記号を用い、説明を省略する。
図3に例示するように、本形態の演算装置2は、入力部11、出力部12、記憶部13、制御部14、生成部15、演算部27、およびテーブル記憶部28を有する。演算装置2は、例えば、公知または専用のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれることで構成される特別な装置である。例えば、演算部27はSIMD演算器を含み、テーブル記憶部28はRAM(Random Access Memory)やハードディスクなどを含む。演算装置2の各部は、制御部14の制御に基づいて各処理を実行する。
本形態の演算装置2は、テーブル記憶部28から抽出した、列hに対応するk個の列γ(bn−1),...,γ(bn−k)からなる組み合わせを用い、i=1,...,kについて、列FL,i=(FL,i−1≪1)+γ(bn−i)∈GF(2n)を得る点で第1実施形態と相違する。
本形態では、各列hに対してそれぞれ対応するk個の加算列の組み合わせを事前に得ておき、それを用いて列FL,iを得るため、条件分岐処理が不要である。SIMD演算では、処理対象のビット列に対して複数個のビットからなるワードごとに独立に同じ演算を施すため一般に高速であるが、条件分岐処理には適していない。本形態では条件分岐処理が不要であるため、高速なSIMD演算を用いて「2倍算」の計算が可能である。
本形態では前述の加算列を左シフトして得られる列(シフト加算列)を事前に得ておき、シフト加算列を用いて列FL,iを得る。これにより、さらなる演算の効率化を図る。以下では第1実施形態の相違点を説明し、第1実施形態と共通する部分については第1実施形態で用いた参照記号を用い、説明を省略する。
図5に例示するように、本形態の演算装置3は、入力部11、出力部12、記憶部13、制御部14、生成部15、演算部36,37、およびテーブル記憶部38を有する。演算装置3は、例えば、公知または専用のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれることで構成される特別な装置である。例えば、演算部36,37はSIMD演算器を含み、テーブル記憶部38はRAMやハードディスクなどを含む。演算装置3の各部は、制御部14の制御に基づいて各処理を実行する。
本形態の演算装置3は、テーブル記憶部38から抽出した、列hに対応するk個の列δ(bn−1),...,δ(bn−k)からなる組み合わせを用い、i=1,...,kについて、FL,0=L0およびLi=(Li−1≪1)∈GF(2n)に対する列FL,i=Li+δ(bn−i)∈GF(2n)を得る点で第1実施形態と相違する。
各列hに対してそれぞれ対応するk個のシフト加算列の組み合わせを事前に得ておき、それを用いて列FL,iを得るため、条件分岐処理が不要である。よって本形態でも、高速なSIMD演算を用いて「2倍算」の計算が可能である。さらに本形態ではシフト加算列を用いることにより、列Liの演算と列FL,iの演算とを独立させることができ、さらなる演算の効率化を図ることができる。例えば、本形態では説明の便宜上、ステップS17でi=kであると判定された後にステップS33〜S35の繰り返し処理を実行することとしたが、ステップS31,S17およびS18の繰り返し処理とステップS33〜S35の繰り返し処理とを並列に行うことも可能である。これにより、より高速な演算が可能となる。
本形態でも、n次既約多項式f(x)=en×xn+en−1×xn−1+...+e0の一部の係数がI0であることを利用し、初期の列FL,0から抽出した列を用いて「2倍算」の繰り返し処理を行うことで演算を効率化する。
図7に例示するように、本形態の演算装置4は、入力部11、出力部12、記憶部13、制御部14、生成部45、および演算部46,47を有する。演算装置4は、例えば、公知または専用のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれることで構成される特別な装置である。例えば、生成部45は汎用演算器を含み、演算部46,47はSIMD演算器を含む。演算装置4の各部は、制御部14の制御に基づいて各処理を実行する。
本形態の演算装置4は、n個の元bn−1,0,...,b0,0からなる列FL,0を入力とし、各i=1,...,kに対するxi×g(x) mod f(x)の係数からなる列FL,iを得て出力する。
を満たす列である。列FL,iは記憶部13に格納される。例えば列FL,iは記憶部13のSIMDレジスタに格納される(ステップS45)。
本形態でも第1実施形態と同様な効果を得ることができる。さらに本形態では、SIMD演算でのワード長がn未満である場合であっても効率的に「2倍算」を計算できる。
なお、第4実施形態において、とり得るすべてのcd−1,i,...,c0,iの組について、事前にフィードバック列M[cd−1,i,...,c0,i]を得ておき、それらをテーブル記憶部(図示せず)に格納しておいてもよい。この場合、演算部47は、生成部45で得られた各列ht(ただしt=d−1,...,0)に対応するフィードバック列M[cd−1,i,...,c0,i]をテーブル記憶部から抽出し、それを用いて列FL,iを得てもよい。これにより、演算効率が向上する。
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
Claims (8)
- nが2以上の整数、ιが1以上の整数、κが1以上n未満の整数、kが1以上κ以下の整数、GF(2)が位数2のガロア体、GF(2n)がガロア体GF(2)をn次拡大したガロア体、I0が前記ガロア体GF(2)の加法単位元、I1がI1≠I0である前記ガロア体GF(2)の元、α≪ιが前記ガロア体GF(2)のn個の元αn−1,...,α0からなる列αに対する前記ガロア体GF(2)のn個の元αn−1−ι,...,α0,I0,...,I0からなる列、xが不定元、f(x)がn次既約多項式f(x)=en×xn+en−1×xn−1+...+e0、en,...,e0が前記ガロア体GF(2)のn+1個の元である係数、Fがn個の元en−1,...,e0からなる列、en−1=...=en−κ=I0であり、g(x)がn−1次多項式g(x)=bn−1×xn−1+...+b0、bn−1,...,b0が前記ガロア体GF(2)のn個の元である係数、FL,0がn個の元bn−1,...,b0からなる列であり、
前記列FL,0に含まれるk個の元bn−1,...,bn−kからなる列hを得る生成部と、
i=1,...,kについて、bn−i=I1であるiについて列FL,i=(FL,i−1≪1)+F∈GF(2n)を得、bn−i=I0であるiについて列FL,i=(FL,i−1≪1)を得る演算部と、
を有する演算装置。 - 請求項1の演算装置であって、
前記ガロア体GF(2)のk個の元βn−1,...,βn−kからなる任意の列βのそれぞれに対し、k個の列γ(βn−1),...,γ(βn−k)の組み合わせを格納したテーブル記憶部をさらに有し、
βn−i=I0に対する前記列γ(βn−i)はn個のI0からなる列であり、βn−i=I1に対する前記列γ(βn−i)は列Fであり、
前記演算部は、前記テーブル記憶部から抽出した、前記列hに対応するk個の列γ(bn−1),...,γ(bn−k)からなる組み合わせを用い、i=1,...,kについて、列FL,i=(FL,i−1≪1)+γ(bn−i)∈GF(2n)を得る、演算装置。 - 請求項1の演算装置であって、
前記ガロア体GF(2)のk個の元βn−1,...,βn−kからなる任意の列βのそれぞれに対し、k個の列δ(βn−1),...,δ(βn−k)の組み合わせを格納したテーブル記憶部をさらに有し、
βn−i=I0に対する前記列δ(βn−i)はn個のI0からなる列であり、βn−i=I1に対する前記列δ(βn−i)は列F≪i−1であり、F≪0=Fであり、
前記演算部は、前記テーブル記憶部から抽出した、前記列hに対応するk個の列δ(bn−1),...,δ(bn−k)からなる組み合わせを用い、i=1,...,kについて、FL,0=L0およびLi=(Li−1≪1)∈GF(2n)に対する列FL,i=Li+δ(bn−i)∈GF(2n)を得る、演算装置。 - wが2以上の整数、dが2以上の整数、n=w×d、κが1以上w未満の整数、kが1以上κ以下の整数、GF(2)が位数2のガロア体、GF(2n)がガロア体GF(2)をn次拡大したガロア体、I0が前記ガロア体GF(2)の加法単位元、I1がI1≠I0である前記ガロア体GF(2)の元、xが不定元、f(x)がn次既約多項式f(x)=en×xn+en−1×xn−1+...+e0、en,...,e0が前記ガロア体GF(2)のn+1個の元である係数、Fがn個の元en−1,...,e0からなる列、t=d−1,...,0についてew×(t+1)−1=...=ew×(t+1)−κ=I0であり、g(x)がn−1次多項式g(x)=bn−1,0×xn−1+...+b0,0、bn−1,0,...,b0,0が前記ガロア体GF(2)のn個の元である係数、FL,0がn個の元bn−1,0,...,b0,0からなる列であり、
t=d−1,...,0について、w個の元bw×(t+1)−1,0,...,bw×t,0からなるワードXt,0に含まれるk個の元bw×(t+1)−1,0,...,bw×(t+1)−k,0からなる列htを得る生成部と、
t=d−1,...,0について、前記ガロア体GF(2)のn個の元bn−1,i−1,...,b0,i−1からなる列FL,i−1に含まれるw個の元bw×(t+1)−1,i−1,...,bw×t,i−1からなるワードXt,i−1ごとに、w個の元bw×(t+1)−2,i−1,...,bw×t,i−1,I0からなるシフトワードSt,iを得、d個の前記シフトワードSd−1,i,...,S0,iからなるシフト列Siを得る第1演算部と、
抽出値ct,iが前記列htに含まれる元bw×(t+1)−i,0であり、j=d−2,...,0であり、Kj,iが前記ガロア体GF(2)のn個の元kj,n−1,i,...,kj,0,iからなる列、前記列Kj,iに含まれる元kj,w×(j+1),iが前記抽出値cj,i、前記列Kj,iに含まれる元kj,w×(j+1),i以外の元が前記加法単位元I0、前記抽出値cd−1,iが前記加法単位元I0である場合のHiがn個の前記加法単位元I0からなる列、前記抽出値cd−1,iが前記元I1である場合のHiが前記列F、フィードバック列が
を満たす列であり、前記シフト列Siと前記フィードバック列M[cd−1,i,...,c0,i]とに対する列Si+M[cd−1,i,...,c0,i]∈GF(2n)を前記列FL,iとして得る第2演算部と、を有し
前記第1演算部の処理と前記第2演算部の処理とがi=1,...,kについて実行される、演算装置。 - 請求項4の演算装置であって、
予め得られた前記フィードバック列M[cd−1,i,...,c0,i]を格納したテーブル記憶部をさらに有し、
前記第2演算部は、前記テーブル記憶部に格納された前記フィードバック列M[cd−1,i,...,c0,i]を用いて前記列FL,iを得る、演算装置。 - nが2以上の整数、ιが1以上の整数、κが1以上n未満の整数、kが1以上κ以下の整数、GF(2)が位数2のガロア体、GF(2n)がガロア体GF(2)をn次拡大したガロア体、I0が前記ガロア体GF(2)の加法単位元、I1がI1≠I0である前記ガロア体GF(2)の元、α≪ιが前記ガロア体GF(2)のn個の元αn−1,...,α0からなる列αに対する前記ガロア体GF(2)のn個の元αn−1−ι,...,α0,I0,...,I0からなる列、xが不定元、f(x)がn次既約多項式f(x)=en×xn+en−1×xn−1+...+e0、en,...,e0が前記ガロア体GF(2)のn+1個の元である係数、Fがn個の元en−1,...,e0からなる列、en−1=...=en−κ=I0であり、g(x)がn−1次多項式g(x)=bn−1×xn−1+...+b0、bn−1,...,b0が前記ガロア体GF(2)のn個の元である係数、FL,0がn個の元bn−1,...,b0からなる列であり、
生成部で、前記列FL,0に含まれるk個の元bn−1,...,bn−kからなる列hを得るステップと、
演算部で、i=1,...,kについて、bn−i=I1であるiについて列FL,i=(FL,i−1≪1)+F∈GF(2n)を得、bn−i=I0であるiについて列FL,i=(FL,i−1≪1)を得るステップと、
を有する演算方法。 - wが2以上の整数、dが2以上の整数、n=w×d、κが1以上w未満の整数、kが1以上κ以下の整数、GF(2)が位数2のガロア体、GF(2n)がガロア体GF(2)をn次拡大したガロア体、I0が前記ガロア体GF(2)の加法単位元、I1がI1≠I0である前記ガロア体GF(2)の元、xが不定元、f(x)がn次既約多項式f(x)=en×xn+en−1×xn−1+...+e0、en,...,e0が前記ガロア体GF(2)のn+1個の元である係数、Fがn個の元en−1,...,e0からなる列、t=d−1,...,0についてew×(t+1)−1=...=ew×(t+1)−κ=I0であり、g(x)がn−1次多項式g(x)=bn−1,0×xn−1+...+b0,0、bn−1,0,...,b0,0が前記ガロア体GF(2)のn個の元である係数、FL,0がn個の元bn−1,0,...,b0,0からなる列であり、
生成部で、t=d−1,...,0について、w個の元bw×(t+1)−1,0,...,bw×t,0からなるワードXt,0に含まれるk個の元bw×(t+1)−1,0,...,bw×(t+1)−k,0からなる列htを得る生成ステップと、
第1演算部で、t=d−1,...,0について、前記ガロア体GF(2)のn個の元bn−1,i−1,...,b0,i−1からなる列FL,i−1に含まれるw個の元bw×(t+1)−1,i−1,...,bw×t,i−1からなるワードXt,i−1ごとに、w個の元bw×(t+1)−2,i−1,...,bw×t,i−1,I0からなるシフトワードSt,iを得、d個の前記シフトワードSd−1,i,...,S0,iからなるシフト列Siを得る第1演算ステップと、
抽出値ct,iが前記列htに含まれる元bw×(t+1)−i,0であり、j=d−2,...,0であり、Kj,iが前記ガロア体GF(2)のn個の元kj,n−1,i,...,kj,0,iからなる列、前記列Kj,iに含まれる元kj,w×(j+1),iが前記抽出値cj,i、前記列Kj,iに含まれる元kj,w×(j+1),i以外の元が前記加法単位元I0、前記抽出値cd−1,iが前記加法単位元I0である場合のHiがn個の前記加法単位元I0からなる列、前記抽出値cd−1,iが前記元I1である場合のHiが前記列F、フィードバック列が
を満たす列であり、第2演算部で、前記シフト列Siと前記フィードバック列M[cd−1,i,...,c0,i]とに対する列Si+M[cd−1,i,...,c0,i]∈GF(2n)を前記列FL,iとして得る第2演算ステップと、を有し
前記第1演算ステップと前記第2演算ステップとがi=1,...,kについて実行される、演算方法。 - 請求項1から5の何れかの演算装置の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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