JP2014027625A - 放送受信機、電力制御方法、および、プログラム - Google Patents

放送受信機、電力制御方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】視聴者の興味にあわせた電力制御により不要な電力消費を削減することができる放送受信機、電力制御方法、および、プログラムを提供する。
【解決手段】嗜好プロファイル管理部18には複数の判定用パターンデータが登録されている。解析部12は、番組受信部11により受信された番組(受信番組)の映像データを解析して解析用パターンデータを出力する。番組内容判定部13は、複数の判定用パターンデータの中から解析用パターンデータに一致するものが存在するか否かを判定する。番組出力部15は、解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが嗜好プロファイル管理部18に登録されている場合に電力制御部14の制御により通常電力で受信番組を出力し、解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが嗜好プロファイル管理部18に登録されていない場合に電力制御部14の制御により省電力で受信番組を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放送局から受信した番組を出力する際に電力制御を行う放送受信機、電力制御方法、および、プログラムに関する。
放送受信機は、放送局から番組を受信し、その番組(受信番組)を出力することにより、視聴者は受信番組を視聴することができる。この場合、放送受信機は受信番組を出力するときに電力を消費する。そのため、省電力化を実現する技術が注目されている。
特許文献1に記載された技術では、人感センサが視聴者を感知しているときに、LED(Light Emitting Diode)やLCD(Liquid Crystal Display)などの表示機能により、視聴者により現在設定されている電力(以下、通常電力と称する)で受信番組を出力する。一方、人感センサが視聴者を感知していていないときに表示機能を停止させる。これにより、省電力化を図っている。
特許文献2および3に記載された技術では、バッテリ電源の残存容量を監視し、バッテリ電源の残存容量の値が閾値よりも大きいときに通常電力で受信番組を出力する。一方、バッテリ電源の残存容量の値が閾値以下になったときに通常電力よりも低い電力で受信番組を出力する。これにより、バッテリ電源の使用可能な時間(寿命)を極力長くすると共に省電力化を図っている。
また、特許文献4および5には、受信番組内で盛り上がったシーンを選択して再生することにより、視聴者が受信番組を短時間で効率的に視聴することができる技術が記載されている。
特開2010−273184号公報 特開2008−124646号公報 特開2008−034924号公報 特開2007−096491号公報 特開2006−013796号公報
特許文献1に記載された技術では、人感センサが視聴者を感知しているときに通常電力で受信番組を出力する。しかし、視聴者が興味のないシーンが放送されている時間帯でも、通常電力で受信番組を出力する。このため、人感センサが視聴者を感知している間は省電力化が実現されない。
特許文献2および3に記載された技術では、バッテリ電源の残存容量の値が閾値以下になるまで省電力化が実現されない。
特許文献4および5に記載された技術では、受信番組内で盛り上がったシーンと視聴者の興味とが一致しているとは限らない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、視聴者の興味にあわせた電力制御により不要な電力消費を削減することができる放送受信機、電力制御方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の放送受信機は、特定の画像、特定の音声、特定のキーワードのいずれかを表す複数の判定用パターンデータが登録された嗜好プロファイル管理部と、番組を受信する番組受信部と、前記番組受信部により受信された番組である受信番組の映像データを解析して、その解析結果として画像、音声、キーワードのいずれかを表す解析用パターンデータを出力する解析部と、前記嗜好プロファイル管理部に登録された前記複数の判定用パターンデータの中から、前記解析部から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが存在するか否かを判定する番組内容判定部と、前記解析部から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが前記嗜好プロファイル管理部に登録されている場合に通常電力モード信号を出力し、前記解析部から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが前記嗜好プロファイル管理部に登録されていない場合に省電力モード信号を出力する電力制御部と、前記通常電力モード信号に応じて、視聴者により現在設定されている通常電力で前記受信番組を出力し、前記省電力モード信号に応じて、前記通常電力から所定電力だけ低下させた省電力で前記受信番組を出力する番組出力部と、を具備することを特徴とする。
本発明の放送受信機を用いた電力制御方法は、特定の画像、特定の音声、特定のキーワードのいずれかを表す複数の判定用パターンデータを記憶部に登録するステップと、番組を受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信された番組である受信番組の映像データを解析して、その解析結果として画像、音声、キーワードのいずれかを表す解析用パターンデータを出力する解析ステップと、前記複数の判定用パターンデータの中から、前記解析ステップから出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが存在するか否かを判定するステップと、前記解析ステップから出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが前記記憶部に登録されている場合、視聴者により現在設定されている通常電力で、前記受信番組を出力するステップと、前記解析ステップから出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが前記記憶部に登録されていない場合、前記通常電力から所定電力だけ低下させた省電力で前記受信番組を出力するステップと、を具備することを特徴とする。
本発明のプログラムは、上記電力制御方法の各ステップを放送受信機に実行させる。
本発明によれば、視聴者の興味にあわせた電力制御により、視聴者にとって興味のないシーンが続く限り、不要な電力消費を削減することができる。
本実施形態の放送受信機の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態の放送受信機の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る放送受信機の嗜好プロファイル管理部に登録される嗜好プロファイルの一例を示す図である。 本実施形態に係る放送受信機の動作として事前処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る放送受信機の動作として、事前処理の後に行われる視聴中処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る放送受信機の解析部による変換例を示す図である。 本実施形態に係る放送受信機の解析部による変換例を示す図である。 本実施形態に係る放送受信機の解析部による変換例を示す図である。 本実施形態に係る放送受信機の解析部による変換例を示す図である。 本実施形態に係る放送受信機の動作として、視聴中処理の通常電力モードまたは省電力モード時に行われるイベント処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る放送受信機の動作として、視聴中処理の省電力モード時に行われる省電力モード解除処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。本実施形態に係る放送受信機は、据え置き型テレビ、携帯電話機、スマートフォン、カーナビゲーションなどに適用される。
図1および図2は、本実施形態に係る放送受信機1の構成を示す概略ブロック図である。本実施形態に係る放送受信機1は、制御部10と、制御部10にバスを介して接続された各種処理部と、を具備している。
各種処理部は、番組受信部11、解析部12、番組内容判定部13、電力制御部14、番組出力部15、入力部16、記憶部17、プロファイル入力保存制御部19、プロファイル登録用操作部20、プロファイル自動保存制御部21、プロファイル削除用操作部22、プロファイル自動削除制御部23を含んでいる。
制御部10は各種処理部に対して制御を行う。制御部10は、例えばCPU(Central Processing Unit)等から構成されている。
番組受信部11は、放送局から番組を受信する。番組受信部11は、チューナ部111と、デマルチプレクサ部112と、映像デコード部113と、音声デコード部114と、を備えている。
チューナ部111は、放送局から放送波により番組を受信して放送TS(Transport Stream)に変換する。デマルチプレクサ部112は、チューナ部111から出力された放送TSを映像ES(Elementry Stream)と音声ESとに分離する。映像デコード部113は、デマルチプレクサ部112から出力された映像ESをデコードし、受信番組の映像を表す映像データとして番組出力部15に出力する。音声デコード部114は、デマルチプレクサ部112から出力された音声ESをデコードし、受信番組の音声を表す音声データとして番組出力部15に出力する。
記憶部17は、嗜好プロファイル管理部18を備えている。嗜好プロファイル管理部18には、視聴者の嗜好を表す嗜好プロファイルとして、各々異なる複数の判定用パターンデータが登録されている。複数の判定用パターンデータの各々は、特定の画像、特定の音声、特定のキーワードのいずれかを表している。
特定の画像や特定の音声としては、例えば、俳優、アイドル、スポーツ選手、コメディアン等の有名人が挙げられる。視聴者が好む有名人であるか否かについては顔認識技術や音声認識技術を適用することにより実現する。顔認識技術を適用する場合、特定の画像には有名人の顔が写されている必要がある。特定のキーワードとしては、例えば、「政治」、「経済」、「ランキング」、「電化製品」等の用語が挙げられる。
解析部12は、番組受信部11により受信された番組(以下、受信番組と称する)を解析する。解析部12は、映像解析部121と、音声解析部122と、を備えている。
映像解析部121は、映像デコード部113から出力された映像データを解析し、その解析結果として画像、キーワードのいずれかを表す解析用パターンデータを出力する。音声解析部122は、音声デコード部114から出力された音声データを解析して、その解析結果として音声、キーワードのいずれかを表す解析用パターンデータを出力する。
番組内容判定部13は、嗜好プロファイル管理部18に登録された複数の判定用パターンデータの中から、解析部12から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが存在するか否かを判定する。
電力制御部14は、解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが嗜好プロファイル管理部18に登録されている場合に通常電力モード信号SIG1を番組出力部15に出力し、解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが嗜好プロファイル管理部18に登録されていない場合に省電力モード信号SIG2を番組出力部15に出力する。
番組出力部15は、通常電力モード信号SIG1に応じて、視聴者により現在設定されている通常電力で受信番組を出力し、省電力モード信号SIG2に応じて、通常電力から所定電力だけ低下させた省電力で受信番組を出力する。
番組出力部15は、映像出力部151と、音声出力部152と、を備えている。映像出力部151は、映像デコード部113から出力された映像データを表示する。音声出力部152は、音声デコード部114から出力された音声データを出力する。
入力部16は、特定の画像、特定の音声、および、特定のキーワードのいずれかを表す入力データを入力する。
プロファイル入力保存制御部19は、入力部16から入力される入力データを判定用パターンデータとして嗜好プロファイル管理部18に登録する。
プロファイル登録用操作部20は、視聴者が受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のあるシーンであるときに視聴者により操作される。プロファイル登録用操作部20は、音声のボリュームを上げるためのボリュームアップボタンでもよいし、ボリュームアップボタンとは異なる専用のボタンでもよい。
プロファイル自動保存制御部21は、視聴者が受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のあるシーンであるときに視聴者によりプロファイル登録用操作部20が操作された場合、プロファイル登録用操作部20の操作に応じた判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録する。
プロファイル削除用操作部22は、視聴者が受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のないシーンであるときに視聴者により操作される。プロファイル削除用操作部22は、音声のボリュームを下げるためのボリュームダウンボタンでもよいし、ボリュームダウンボタンとは異なる専用のボタンでもよい。
プロファイル自動削除制御部23は、視聴者が受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のないシーンであるときに視聴者によりプロファイル削除用操作部22が操作された場合、プロファイル削除用操作部22の操作に応じた判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18から削除する。
また、プロファイル登録用操作部20は、視聴者が受信番組を視聴中に省電力で受信番組が出力されている状態を解除するときに視聴者により操作される。
プロファイル自動保存制御部21は、視聴者が受信番組を視聴中に省電力で受信番組が出力されている状態を解除するときに視聴者によりプロファイル登録用操作部20が操作された場合、プロファイル登録用操作部20の操作に応じた判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録する。
図3は、本実施形態に係る放送受信機1の嗜好プロファイル管理部18に登録される嗜好プロファイルの一例を示す図である。視聴者が興味のある文言(キーワード)を準備し、手動で嗜好プロファイル(判定用パターンデータ)として嗜好プロファイル管理部18に登録する。ここで、テキスト要素(特定のキーワード)が嗜好プロファイルとして嗜好プロファイル管理部18に登録される場合(図3参照)について説明する。
図4は、本実施形態に係る放送受信機1の動作(電力制御方法)として、事前処理を示すフローチャートである。
視聴者は、入力部16を用いて、特定のキーワードとして文字列(例えば「経済用語」の“株価”、“為替”、“決算”等)を表す入力データを入力する(ステップS11)。
プロファイル入力保存制御部19は、入力部16から入力される「経済用語」の文字列を表す入力データをテキストデータに変換する。プロファイル入力保存制御部19は、「経済用語」の文字列を識別するための管理番号「○○○△△」および名称と共に、そのテキストデータを判定用パターンデータ「“株価”、“為替”、“決算”」として嗜好プロファイル管理部18に登録する(ステップS12)。
視聴者が興味のある画像要素(特定の画像)、音声要素(特定の音声)については、後述の視聴中処理時に行われるイベント処理のときに嗜好プロファイル(判定用パターンデータ)として嗜好プロファイル管理部18に登録される。まず、視聴中処理について説明する。
図5は、本実施形態に係る放送受信機1の動作として、事前処理の後に行われる視聴中処理を示すフローチャートである。
番組受信部11において、チューナ部111は、放送局から放送波により番組を受信して放送TSに変換する(ステップS21)。デマルチプレクサ部112は、チューナ部111から出力された放送TSを映像ESと音声ESとに分離する(ステップS22)。映像デコード部113は、デマルチプレクサ部112から出力された映像ESをデコードし、受信番組の映像を表す映像データとして番組出力部15に出力する。音声デコード部114は、デマルチプレクサ部112から出力された音声ESをデコードし、受信番組の音声を表す音声データとして番組出力部15に出力する(ステップS23)。
解析部12は、受信番組を解析し、その解析結果として画像、音声、キーワードのいずれかを表す解析用パターンデータを出力する(ステップS24)。受信番組から解析用パターンデータへの変換について具体的に説明する。図6〜図9は、本実施形態に係る放送受信機1の解析部12による変換例を示す図である。
図6に示されるように、解析部12の映像解析部121は、画像特徴ベクトル計算部1211を備えている。画像特徴ベクトル計算部1211は、映像デコード部113から出力された映像データを顔認識により画像特徴ベクトルに変換して、その画像特徴ベクトルを解析用パターンデータとして番組内容判定部13に出力する。
図7に示されるように、解析部12の音声解析部122は、音声特徴ベクトル計算部1221を備えている。音声特徴ベクトル計算部1221は、音声デコード部114から出力された音声データを音声認識により音声特徴ベクトルに変換して、その音声特徴ベクトルを解析用パターンデータとして番組内容判定部13に出力する。
図8に示されるように、映像解析部121は、さらに、OCR(Optical Character Recognition)エンジン1212を備えている。OCRエンジン1212は、映像デコード部113から出力された映像データに含まれる文字列を抽出し、その文字列をテキストデータに変換して、そのテキストデータを解析用パターンデータとして番組内容判定部13に出力する。
図9に示されるように、音声解析部122は、さらに、言語解析エンジン1222を備えている。言語解析エンジン1222は、音声デコード部114から出力された音声データを音声認識により文字列に変換し、その文字列をテキストデータに変換して、そのテキストデータを解析用パターンデータとして番組内容判定部13に出力する。
番組内容判定部13は、解析部12から出力された解析用パターンデータを入力する。このとき、図5に示されるように、番組内容判定部13は、嗜好プロファイル管理部18に登録された複数の判定用パターンデータの中から、解析部12から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが存在するか否かを判定して、その結果を表す判定結果を出力する(ステップS25)。
ここで、判定結果として、解析部12から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが嗜好プロファイル管理部18に登録されている場合(ステップS26−Yes)、電力制御部14は、通常電力モード信号SIG1を番組出力部15に出力する。番組出力部15は、通常電力モード信号SIG1に応じて、通常電力モードを実施する(ステップS27)。
通常電力モードにおいて、番組出力部15は、視聴者により現在設定されている通常電力で受信番組を出力する。この場合、番組出力部15の映像出力部151は、映像デコード部113から出力された映像データを通常電力として通常の輝度で表示し、音声出力部152は、音声デコード部114から出力された音声データを通常電力として通常のボリュームにより出力する。
一方、判定結果として、解析部12から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが嗜好プロファイル管理部18に登録されていない場合(ステップS26−No)、電力制御部14は、通常電力モードが実施されてから所定時間が経過していることを確認して(ステップS28−Yes)、省電力モード信号SIG2を番組出力部15に出力する。所定時間については後述する。番組出力部15は、省電力モード信号SIG2に応じて、省電力モードを実施する(ステップS29)。
省電力モードにおいて、番組出力部15は、通常電力から所定電力だけ低下させた省電力で受信番組を出力する。この場合、番組出力部15の映像出力部151は、映像デコード部113から出力された映像データを通常の輝度から所定輝度だけ低下させた輝度で表示し、音声出力部152は、音声デコード部114から出力された音声データを通常のボリュームから所定ボリュームだけ低下させたボリュームで出力する。このように、本実施形態に係る放送受信機1は、視聴者にとって興味のないシーンが続く限り、不要な電力消費を削減することができる。
受信番組において解析用パターンデータと判定用パターンデータとが一致する時間帯が短いことにより通常電力モードと省電力モードとの切り替えが頻発した場合、視聴者が受信番組を視聴する際に煩わしさを感じてしまう。その対策として、電力制御部14は、通常電力モードが実施されてから所定時間をカウントするカウンタ(図示しない)を備えている。視聴者は、入力部16を用いて、所定時間として5秒、10秒などの任意の時間を電力制御部14に対して設定することができる。電力制御部14は、番組出力部15への出力を省電力モード信号SIG2から通常電力モード信号SIG1に切り替えた後に、解析部12から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが嗜好プロファイル管理部18に登録されていない場合(ステップS26−No)、所定時間が経過するまで通常電力モード信号SIG1を出力し(ステップS28−No)、所定時間が経過したときに省電力モード信号SIG2を番組出力部15に出力する。番組出力部15は、省電力モード信号SIG2に応じて、省電力モードを実施する(ステップS29)。
通常電力モードまたは省電力モードが実施されているときに、視聴者が受信番組を視聴中である場合(ステップS30−Yes)、視聴中処理はステップS21に戻る。視聴者が電源をオフして番組の視聴をやめる場合(ステップS30−No)、視聴中処理は終了する。
視聴者は、嗜好プロファイル(判定用パターンデータ)を嗜好プロファイル管理部18に登録しているが、通常電力モードまたは省電力モードにおいて受信番組を視聴しているときに、嗜好プロファイル管理部18に登録したり、嗜好プロファイル管理部18から削除したりすることもできる。
図10は、本実施形態に係る放送受信機1の動作として、視聴中処理の通常電力モードまたは省電力モード時に行われるイベント処理を示すフローチャートである。
通常電力モードまたは省電力モードにおいて、視聴者は、受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のあるシーンが放送されているときにプロファイル登録用操作部20を操作する。ここで、プロファイル登録用操作部20がボリュームアップボタンである場合、視聴者によるプロファイル登録用操作部20の操作に応じて音声のボリュームが上げられる。
そこで、視聴者によりプロファイル登録用操作部20が操作された場合(ステップS41−No、S42−Yes)、プロファイル自動保存制御部21は、番組受信部11により受信番組が受信されているときに解析部12から出力され、かつ、視聴者によりプロファイル登録用操作部20が操作された時刻における解析用パターンデータ(画像、音声、キーワードのいずれか)を判定用パターンデータとする。プロファイル自動保存制御部21は、その判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録する(ステップS43)。
例えば、ステップS43において、画像要素(特定の画像)として「俳優A」の顔が嗜好プロファイル管理部18に登録される(図3参照)。この場合、プロファイル自動保存制御部21は、番組受信部11により受信番組が受信されているときに解析部12から出力され、かつ、視聴者によりプロファイル登録用操作部20が操作された時刻における解析用パターンデータ(「俳優A」の画像)を判定用パターンデータとする。プロファイル自動保存制御部21は、「俳優A」の画像を識別するための管理番号「○○○○○」および名称と共に、その画像特徴ベクトルを判定用パターンデータ「ベクトルデータI1」として嗜好プロファイル管理部18に登録する。
例えば、ステップS43において、音声要素(特定の音声)として「アイドルC」の音声が嗜好プロファイル管理部18に登録される(図3参照)。この場合、プロファイル自動保存制御部21は、番組受信部11により受信番組が受信されているときに解析部12から出力され、かつ、視聴者によりプロファイル登録用操作部20が操作された時刻における解析用パターンデータ(「アイドルC」の音声)を判定用パターンデータとする。プロファイル自動保存制御部21は、「アイドルC」の音声を識別するための管理番号「○○○○△」および名称と共に、その音声特徴ベクトルを判定用パターンデータ「ベクトルデータS1」として嗜好プロファイル管理部18に登録する。
通常電力モードまたは省電力モードにおいて、視聴者は、受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のないシーンが放送されているときにプロファイル削除用操作部22を操作する。ここで、プロファイル削除用操作部22がボリュームダウンボタンである場合、視聴者によるプロファイル削除用操作部22の操作に応じて音声のボリュームが下げられる。
そこで、視聴者によりプロファイル削除用操作部22が操作された場合(ステップS41−Yes)、プロファイル自動削除制御部23は、番組受信部11により受信番組が受信されているときに解析部12から出力され、かつ、視聴者によりプロファイル削除用操作部22が操作された時刻における解析用パターンデータ(画像、音声、キーワードのいずれか)を削除用パターンデータとし、複数の判定用パターンデータの中から、削除用パターンデータに一致する判定用パターンデータ(特定の画像、特定の音声、特定のキーワードのいずれか)を嗜好プロファイル管理部18から削除する(ステップS44)。
本実施形態に係る放送受信機1では視聴者の興味に応じて通常電力モードまたは省電力モードに切り替えて受信番組を出力しているが、視聴者は省電力モードを解除することもできる。
図11は、本実施形態に係る放送受信機1の動作として、視聴中処理の省電力モード時に行われる省電力モード解除処理を示すフローチャートである。
例えば、省電力モードにおいて、視聴者は、受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のあるシーンが放送されているときにプロファイル登録用操作部20を操作する(ステップS51−Yes)。
この場合、プロファイル自動保存制御部21は、番組受信部11により受信番組が受信されているときに解析部12から出力され、かつ、視聴者によりプロファイル登録用操作部20が操作された時刻における解析用パターンデータ(画像、音声、キーワードのいずれか)を判定用パターンデータとし、その判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録する(ステップS52)。次に、電力制御部14は、省電力モード信号SIG2に代えて通常電力モード信号SIG1を番組出力部15に出力する(ステップS53)。
ここで、プロファイル登録用操作部20が音声のボリュームを上げるためのボタンである場合、ステップS51およびS52はそれぞれ上述のステップS42およびS43と同一の処理である。
以上の説明により、本実施形態に係る放送受信機1では、特定の画像、特定の音声、特定のキーワードのいずれかを表す複数の判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録しておき、番組受信部11は放送局から番組を受信し、解析部12の映像解析部121は、番組受信部11により受信された番組である受信番組の映像データを解析して、その解析結果として画像、キーワードのいずれかを表す解析用パターンデータを出力し、音声解析部122は、受信番組の音声データを解析して、その解析結果として音声、キーワードのいずれかを表す解析用パターンデータを出力し、番組内容判定部13は、嗜好プロファイル管理部18に登録された複数の判定用パターンデータの中から、解析部12から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが存在するか否かを判定する。そこで、電力制御部14は、解析部12から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが嗜好プロファイル管理部18に登録されている場合に通常電力モード信号SIG1を出力し、解析部12から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが嗜好プロファイル管理部18に登録されていない場合に省電力モード信号SIG2を出力し、番組出力部15は、通常電力モード信号SIG1に応じて、視聴者により現在設定されている通常電力で受信番組を出力し、省電力モード信号SIG2に応じて、通常電力から所定電力だけ低下させた省電力で受信番組を出力する。このように、本実施形態に係る放送受信機1では、嗜好プロファイル(判定用パターンデータ)を登録しておくことにより、視聴者が興味のあるシーンに対して、視聴者により現在設定されている通常電力で受信番組を出力し、視聴者が興味のないシーンに対して省電力で受信番組を出力している。したがって、本実施形態に係る放送受信機1は、視聴者の興味にあわせた電力制御を行うことにより、視聴者にとって興味のないシーンが続く限り、不要な電力消費を削減することができる。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、視聴者が受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のあるシーンであるときにプロファイル登録用操作部20を操作した場合、プロファイル自動保存制御部21は、番組受信部11により受信番組が受信されているときに解析部12から出力され、かつ、視聴者によりプロファイル登録用操作部20が操作された時刻における解析用パターンデータを判定用パターンデータとし、その判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録する。このように、本実施形態に係る放送受信機1では、視聴者によるプロファイル登録用操作部20の操作に応じて、判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録することもできる。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、視聴者が受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のないシーンであるときにプロファイル削除用操作部22を操作した場合、プロファイル自動削除制御部23は、番組受信部11により受信番組が受信されているときに解析部12から出力され、かつ、視聴者によりプロファイル削除用操作部22が操作された時刻における解析用パターンデータを削除用パターンデータとし、複数の判定用パターンデータの中から、削除用パターンデータに一致する判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18から削除する。このように、本実施形態に係る放送受信機1では、視聴者によるプロファイル削除用操作部22の操作に応じて、該当する判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18から削除することもできる。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、視聴者が受信番組を視聴中に省電力で受信番組が出力されている状態を解除するときにプロファイル登録用操作部20を操作した場合、電力制御部14は、省電力モード信号SIG2に代えて通常電力モード信号SIG1を番組出力部15に出力する。このように、本実施形態に係る放送受信機1では、視聴者の都合により省電力で受信番組を出力している状態(省電力モード)を解除することもできる。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、視聴者がプロファイル登録用操作部20を操作した場合、プロファイル自動保存制御部21は、番組受信部11により受信番組が受信されているときに解析部12から出力され、かつ、視聴者によりプロファイル登録用操作部20が操作された時刻における解析用パターンデータを判定用パターンデータとし、その判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録する。このように、本実施形態に係る放送受信機1では、視聴者が省電力モードを解除した場合は視聴者が興味のあるシーンである可能性があるため、該当する判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録することが好ましい。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、受信番組において解析用パターンデータと判定用パターンデータとが一致する時間帯が短いことにより通常電力モードと省電力モードとの切り替えが頻発した場合、視聴者が受信番組を視聴する際に煩わしさを感じてしまう。これを解消するために、本実施形態に係る放送受信機1では、電力制御部14は、番組出力部15への出力を省電力モード信号SIG2から通常電力モード信号SIG1に切り替えた後に、解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが嗜好プロファイル管理部18に登録されていない場合、所定時間が経過するまで通常電力モード信号SIG1を出力し、所定時間が経過したときに省電力モード信号SIG2を番組出力部15に出力することが好ましい。
なお、本実施形態に係る放送受信機1では、視聴中処理(ステップS21〜S23)において、番組受信部11は放送局から番組を受信しているが、これに限定されない。番組受信部11はインターネット経由で番組を受信してもよい。例えば、本実施形態に係る放送受信機1が、サーバによってコンテンツを配信するIPマルチキャスト放送に適用される場合、コンテンツは上述の番組に対応し、サーバは上述の放送局に対応する。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、視聴中処理(ステップS24)において、解析部12が受信番組を解析する際、映像解析部121が映像データを解析し、その解析結果として画像、キーワードのいずれかを表す解析用パターンデータを出力し、音声解析部122が音声データを解析して、その解析結果として音声、キーワードのいずれかを表す解析用パターンデータを出力しているが、これに限定されない。例えばキーワードに関しては、以下に示す(例1)〜(例3)が挙げられる。
(例1)番組受信部11は、放送局またはインターネット経由で、番組表を表す番組情報を受信し、解析部12は、受信番組を解析する際、その番組情報から受信番組内のキーワードを取得してもよい。この場合、解析部12は、番組情報を解析し、その解析結果として受信番組内のキーワードを表す解析用パターンデータを出力する。
(例2)番組受信部11は、放送局またはインターネット経由で、字幕/文字スーパーを表す文字情報を受信し、解析部12は、受信番組を解析する際、その文字情報から受信番組内のキーワードを取得してもよい。この場合、解析部12は、文字情報を解析し、その解析結果として受信番組内のキーワードを表す解析用パターンデータを出力する。
(例3)番組受信部11は、放送局またはインターネット経由で、データ放送を表すBML(Broadcast Markup Language)情報を受信し、解析部12は、受信番組を解析する際、そのBML情報から受信番組内のキーワードを取得してもよい。この場合、解析部12は、BML情報を解析し、その解析結果として受信番組内のキーワードを表す解析用パターンデータを出力する。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、事前処理(ステップS11、S12)において、視聴者が興味のある文言(キーワード)を準備し、手動で嗜好プロファイル(判定用パターンデータ)として嗜好プロファイル管理部18に登録し、イベント処理のときに、特定の画像、特定の音声を嗜好プロファイル(判定用パターンデータ)として嗜好プロファイル管理部18に登録しているが、これに限定されない。例えば画像に関しては、視聴者が興味のある画像を準備し、手動で嗜好プロファイル(判定用パターンデータ)として嗜好プロファイル管理部18に登録することもできる。この場合、ステップS11において、視聴者は、入力部16を用いて、放送受信機1をインターネットに接続し、インターネット上の視聴者のお気に入りのサイトやページの画像の中から、視聴者が興味のある画像(特定の画像)を入力データとする。ステップS12において、プロファイル入力保存制御部19は、例えば画像特徴ベクトル計算部1211と同じ機能を有し、入力部16から入力される特定の画像を表す入力データを上記機能により画像特徴ベクトルに変換し、特定の画像を識別するための管理番号および名称と共に、その画像特徴ベクトルを判定用パターンデータとして嗜好プロファイル管理部18に登録する。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、番組出力部15は、視聴中処理の通常電力モード(ステップS27)において、映像データを通常の輝度で表示し、音声データを通常のボリュームにより出力し、省電力モード(ステップS29)において、映像データを通常の輝度から所定輝度だけ低下させた輝度で表示し、音声データを通常のボリュームから所定ボリュームだけ低下させたボリュームで出力しているが、これに限定されない。例えば、本実施形態に係る放送受信機1の映像出力部151が液晶ディスプレイである場合、番組出力部15は、視聴中処理の通常電力モード(ステップS27)において、映像出力部151へのバックライトを点灯し、省電力モード(ステップS29)において、バックライトを消灯してもよい。この場合、バックライトの点灯/消灯の切り替えを例えばボリュームの調整と組み合わせてもよい。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、番組出力部15は、省電力モード(ステップS29)において、映像データに対する輝度の低下/バックライトの消灯や、音声データに対するボリュームの低下に限定されず、例えば、番組出力部15は、省電力モード(ステップS29)において、映像データおよび音声データのデコードを間引きしてもよい。すなわち、映像データを通常のフレーム数より所定枚数だけ削減したフレーム数で表示し、それに対応して音声データを出力してもよい。また、デコードを間引きする場合、CPUのクロック数を通常のクロック数よりも所定クロック数だけ低下させてもよい。CPUのクロック数が低下した場合、番組出力部15によるデコードが通常よりも間に合わなくなり、映像データは通常のフレーム数より所定枚数だけ削減したフレーム数で表示され、それに対応して音声データが出力される。この場合、所定クロック数は所定枚数に対応して設定される。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、番組出力部15は、省電力モード(ステップS29)において、映像データに対する輝度の低下/バックライトの消灯や、音声データに対するボリュームの低下や、映像データ/音声データのデコード間引きに限定されず、例えば、番組出力部15は、省電力モード(ステップS29)において、映像データに使用される色数を制限してもよい。すなわち、映像データを通常の色数より所定色数だけ削減した色数で表示してもよい。例えば、赤色、桃色、茶色は赤色により表示され、青色、紺色、水色は青色により表示されるなど、色数が制限される。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、プロファイル登録用操作部20は、音声のボリュームを上げるためのボリュームアップボタンとしているが、これに限定されない。例えば、プロファイル登録用操作部20は、映像データに対する輝度を上げるための画面輝度アップボタンでもよい。視聴者が受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のあるシーンであるときに視聴者により画面輝度アップボタンが操作された場合、ステップS43において、プロファイル自動保存制御部21は、画面輝度アップボタンの操作に応じて判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録する。視聴者が受信番組を視聴中に省電力モードを解除するときに視聴者により画面輝度アップボタンが操作された場合、ステップS52において、プロファイル自動保存制御部21は、画面輝度アップボタンの操作に応じて判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録し、ステップS53において、電力制御部14は、省電力モード信号SIG2に代えて通常電力モード信号SIG1を番組出力部15に出力する。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、プロファイル登録用操作部20は、ボリュームアップボタン/画面輝度アップボタンの操作としているが、これに限定されない。例えば、本実施形態に係る放送受信機1では、携帯端末などの標準仕様として、一定時間経過後に画面輝度が低下させる場合、タッチパネルのタッチ操作などにより画面輝度を回復させる機能を有し、映像出力部151はタッチパネル形式のディスプレイであり、プロファイル登録用操作部20は、画面輝度を回復させるときにタッチ操作(画面輝度アップ操作)されるタッチパネルでもよい。画面輝度を回復させるときに視聴者により画面輝度アップ操作が行われた場合、ステップS43において、プロファイル自動保存制御部21は、画面輝度アップ操作に応じて判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録する。視聴者が受信番組を視聴中に省電力モードを解除するときに画面輝度アップ操作が行われた場合、ステップS52において、プロファイル自動保存制御部21は、画面輝度アップ操作に応じて判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録し、ステップS53において、電力制御部14は、省電力モード信号SIG2に代えて通常電力モード信号SIG1を番組出力部15に出力する。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、プロファイル登録用操作部20は、ボリュームアップボタン/画面輝度アップボタンの操作や、画面輝度アップ操作としているが、これに限定されない。例えば、本実施形態に係る放送受信機1が音声操作可能な端末である場合、プロファイル登録用操作部20は、視聴者が受信番組を視聴中に省電力モードを解除するときに視聴者による音声入力を受け付ける機能を有していてもよい。視聴者が受信番組を視聴中に省電力モードを解除するときに視聴者により音声入力が行われた場合、ステップS52において、プロファイル自動保存制御部21は、音声入力に応じて判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18に登録し、ステップS53において、電力制御部14は、省電力モード信号SIG2に代えて通常電力モード信号SIG1を番組出力部15に出力する。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、プロファイル削除用操作部22は、音声のボリュームを下げるためのボリュームダウンボタンとしているが、これに限定されない。例えば、プロファイル削除用操作部22は、映像データに対する輝度を下げるための画面輝度ダウンボタンでもよい。視聴者が受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のないシーンであるときに視聴者により画面輝度ダウンボタンが操作された場合、ステップS44において、プロファイル自動削除制御部23は、画面輝度ダウンボタンの操作に応じて該当する判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18から削除する。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、視聴者は、受信番組を視聴中に通常電力モードから省電力モードに設定するときに、画面輝度ダウンボタンを操作してもよい。この場合、プロファイル自動削除制御部23は、画面輝度ダウンボタンの操作に応じて該当する判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18から削除するとともに、電力制御部14は、通常電力モード信号SIG1に代えて省電力モード信号SIG2を番組出力部15に出力する。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、プロファイル削除用操作部22は、ボリュームダウンボタン/画面輝度ダウンボタンの操作としているが、これに限定されない。例えば、本実施形態に係る放送受信機1が音声操作可能な端末である場合、プロファイル削除用操作部22は、視聴者が受信番組を視聴中に通常電力モードから省電力モードに設定するときに視聴者による音声入力を受け付ける機能を有していてもよい。視聴者が受信番組を視聴中に通常電力モードから省電力モードに設定するときに視聴者により音声入力が行われた場合、プロファイル自動削除制御部23は、音声入力に応じて該当する判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18から削除するとともに、電力制御部14は、通常電力モード信号SIG1に代えて省電力モード信号SIG2を番組出力部15に出力する。
また、本実施形態に係る放送受信機1では、プロファイル削除用操作部22は、ボリュームダウンボタン/画面輝度ダウンボタンの操作や、音声入力を受け付ける機能としているが、これに限定されない。例えば、本実施形態に係る放送受信機1では、人感センサ付きの端末であり、プロファイル削除用操作部22は、人感センサによって視聴者が存在するか否かを判定する機能を有していてもよい。視聴者が存在しない場合、プロファイル自動削除制御部23は、音声入力に応じて該当する判定用パターンデータを嗜好プロファイル管理部18から削除するとともに、電力制御部14は、通常電力モード信号SIG1に代えて省電力モード信号SIG2を番組出力部15に出力する。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
本実施形態に係る放送受信機1で動作するコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)は、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理的に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記憶媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上記した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記録装置も本発明に含まれる。また、上述した実施形態における送信局装置および受信局装置の一部、または全部を典型機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が実現した場合、該当技術による集積回路を用いることも可能である。
1 放送受信機
10 制御部
11 番組受信部
12 解析部
13 番組内容判定部
14 電力制御部
15 番組出力部
16 入力部
17 記憶部
18 嗜好プロファイル管理部
19 プロファイル入力保存制御部
20 プロファイル登録用操作部
21 プロファイル自動保存制御部
22 プロファイル削除用操作部
23 プロファイル自動削除制御部
111 チューナ部
112 デマルチプレクサ部
113 映像デコード部
114 音声デコード部
121 映像解析部
122 音声解析部
1211 画像特徴ベクトル計算部
1212 OCRエンジン
1221 音声特徴ベクトル計算部
1222 言語解析エンジン

Claims (7)

  1. 特定の画像、特定の音声、特定のキーワードのいずれかを表す複数の判定用パターンデータが登録された嗜好プロファイル管理部と、
    番組を受信する番組受信部と、
    前記番組受信部により受信された番組である受信番組の映像データを解析して、その解析結果として画像、音声、キーワードのいずれかを表す解析用パターンデータを出力する解析部と、
    前記嗜好プロファイル管理部に登録された前記複数の判定用パターンデータの中から、前記解析部から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが存在するか否かを判定する番組内容判定部と、
    前記解析部から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが前記嗜好プロファイル管理部に登録されている場合に通常電力モード信号を出力し、前記解析部から出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが前記嗜好プロファイル管理部に登録されていない場合に省電力モード信号を出力する電力制御部と、
    前記通常電力モード信号に応じて、視聴者により現在設定されている通常電力で前記受信番組を出力し、前記省電力モード信号に応じて、前記通常電力から所定電力だけ低下させた省電力で前記受信番組を出力する番組出力部と、
    を具備することを特徴とする放送受信機。
  2. 視聴者が前記受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のあるシーンであるときに視聴者により操作されるプロファイル登録用操作部と、
    視聴者により前記プロファイル登録用操作部が操作された場合、前記番組受信部により前記受信番組が受信されているときに前記解析部から出力され、かつ、視聴者により前記プロファイル登録用操作部が操作された時刻における解析用パターンデータを判定用パターンデータとし、その判定用パターンデータを前記嗜好プロファイル管理部に登録するプロファイル自動保存制御部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の放送受信機。
  3. 視聴者が前記受信番組を視聴中に視聴者にとって興味のないシーンであるときに視聴者により操作されるプロファイル削除用操作部と、
    視聴者により前記プロファイル削除用操作部が操作された場合、前記番組受信部により前記受信番組が受信されているときに前記解析部から出力され、かつ、視聴者により前記プロファイル削除用操作部が操作された時刻における解析用パターンデータを削除用パターンデータとし、前記複数の判定用パターンデータの中から、前記削除用パターンデータに一致する判定用パターンデータを前記嗜好プロファイル管理部から削除するプロファイル自動削除制御部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項2に記載の放送受信機。
  4. 前記電力制御部は、視聴者が前記受信番組を視聴中に前記省電力で前記受信番組が出力されている状態を解除するときに視聴者により前記プロファイル登録用操作部が操作された場合、前記省電力モード信号に代えて前記通常電力モード信号を前記番組出力部に出力することを特徴とする請求項2または3に記載の放送受信機。
  5. 前記プロファイル自動保存制御部は、視聴者が前記受信番組を視聴中に前記省電力で前記受信番組が出力されている状態を解除するときに視聴者により前記プロファイル登録用操作部が操作された場合、前記番組受信部により前記受信番組が受信されているときに前記解析部から出力され、かつ、視聴者により前記プロファイル登録用操作部が操作された時刻における解析用パターンデータを判定用パターンデータとし、その判定用パターンデータを前記嗜好プロファイル管理部に登録する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の放送受信機。
  6. 特定の画像、特定の音声、特定のキーワードのいずれかを表す複数の判定用パターンデータを記憶部に登録するステップと、
    番組を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信された番組である受信番組の映像データを解析して、その解析結果として画像、音声、キーワードのいずれかを表す解析用パターンデータを出力する解析ステップと、
    前記複数の判定用パターンデータの中から、前記解析ステップから出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが存在するか否かを判定するステップと、
    前記解析ステップから出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが前記記憶部に登録されている場合、視聴者により現在設定されている通常電力で、前記受信番組を出力するステップと、
    前記解析ステップから出力された解析用パターンデータに一致する判定用パターンデータが前記記憶部に登録されていない場合、前記通常電力から所定電力だけ低下させた省電力で前記受信番組を出力するステップと、
    を具備することを特徴とする放送受信機を用いた電力制御方法。
  7. 請求項6に記載の電力制御方法の各ステップを放送受信機に実行させるためのプログラム。
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