JP2014027348A - 無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム及び無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014027348A
JP2014027348A JP2012163755A JP2012163755A JP2014027348A JP 2014027348 A JP2014027348 A JP 2014027348A JP 2012163755 A JP2012163755 A JP 2012163755A JP 2012163755 A JP2012163755 A JP 2012163755A JP 2014027348 A JP2014027348 A JP 2014027348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
station
relay
transmission
state information
destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012163755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5753519B2 (ja
Inventor
Hayato Fukusono
隼人 福園
Yusuke Asai
裕介 淺井
Koichi Ishihara
浩一 石原
Masato Mizoguchi
匡人 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2012163755A priority Critical patent/JP5753519B2/ja
Publication of JP2014027348A publication Critical patent/JP2014027348A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5753519B2 publication Critical patent/JP5753519B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】マルチリレー構成の協調通信システムにおける下り/上りマルチユーザMIMOの利用によってスループットを向上させる。
【解決手段】発信局10は、複数の中継局で通信路状態情報を推定するためのフレームを送出するフレーム送出部と、複数の中継局11−nから通知される、自装置とそれぞれの中継局との間における通信路状態情報に基づいて選択される複数の中継局のうち、所定の選択基準を上回る通信路状態情報を有する中継局に対して、下りマルチユーザMIMO伝送を行う下りマルチユーザMIMO伝送部とを備え、複数の中継局は、各々、推定するためのフレームに基づいて、自装置と発信局との間の通信路状態情報を推定し、通信路状態情報を発信局、他の中継局及び宛先局に通知する通知部と、発信局からの下りマルチユーザMIMO伝送に対して、宛先局12へ上りマルチユーザMIMO伝送を行う上りマルチユーザMIMO伝送部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチリレー協調中継伝送でデータ信号の空間多重化伝送と時空間符号化伝送を行い、スループット・誤り率特性の向上を実現する技術に関する。
近年、発信局と宛先局以外の無線局に協調中継伝送を行わせることで通信特性を向上させる協調通信方式が注目を集めており、多くの研究がなされている。協調中継伝送における通信方式のシステムモデルは、主に中継局フォワード方式、協調システム構成(トポロジー)、協調プロトコルの三要素により決定付けられる。
中継局フォワード方式とは、中継局が発信局から受信した信号に対して、どのような信号処理を行い、宛先局へ伝送するかを示すものである。中継局フォワード方式の最も代表的なものは、DF(Decode-and-Forward)法と、AF(Amplify-and-Forward)法との二つである。DF法は、中継局が受信した信号を再生してから、再生した信号を宛先局に伝送する手法である。AF法は、中継局が受信した信号を増幅し、増幅した信号を宛先局に伝送する手法である。
協調システム構成(トポロジー)は、協調通信方式を用いた無線通信システムを構成する発信局、中継局、及び宛先局の個数と、当該無線通信システム内において行われる協調中継ホップ数とを示すものである。例えば、協調通信方式を用いた無線通信システムで、発信局(Source;S)と、宛先局(Destination;D)とを具備し、発信局が送信した信号を中継する中継局(Relay;R)が二つ存在する2リレー2ホップ構成などが考えられる。2リレー構成等のマルチリレー構成では、一般に、発信局から中継局への送受信と、中継局から宛先局への送受信とに対して、無線資源(時間及び周波数)の1スロットを割り当てるため、無線通信システム全体における、送受信における1周期を2スロットとすることが多い。
協調プロトコルとは、無線通信システムの1周期における各無線局(発信局、中継局、及び宛先局)間における送受信関係の組合せを示すものである。
図6(a)、(b)は、中継局フォワード方式としてDF法を用いた、N局の中継局のマルチリレー構成を有する無線通信(協調通信)システムの構成を示すブロック図である。なお、図6において、[]内の数は、各無線局のアンテナ数を表す。発信局10、第n中継局11−n(n=1、2、…、N)、宛先局12は、各々、MIMO(multiple-input multiple-output)システムで見られるような複数のアンテナを持つマルチアンテナ構成を有する。発信局10、第n中継局11−n、宛先局12は、各々、アンテナの本数をN、NRn、Nとする。協調プロトコルとして、図6(a)に示す第1スロットで発信局10が複数の中継局11−1〜11−Nに対してパケットをブロードキャスト送信し、また、図6(b)に示す第2スロットで複数の中継局11−1〜11−Nが宛先局12へ同時送信するものを想定する。
[第1スロット(S−R通信)]
第1スロットにおける第n中継局11−nがそれぞれ受信する第Q番目の受信信号YRn,Q∈[NRn×1]は、次式(1)として表される。
ここで、HSRn∈[NRn×N]は、それぞれ発信局10と第n中継局11−nとの間における通信路応答であり、その分散をLSRnとする。X∈[N×1]は、第1スロットで発信局10が送出する第Q番目の信号である。WRn,Q∈[NRn×1]は、それぞれ第n中継局11−nにおける付加白色ガウス雑音であり、その雑音電力は、各無線局で全て等しいと仮定してσである。各中継局11−1〜11−Nは、受信した信号を復号し、第2スロットで宛先局12へ向けて送出する。
[第2スロット(R−D通信)]
第2スロットにおける宛先局12が受信する受信信号Y2,Q∈[N×1]は、次式(2)で表される。
ここで、HRDn∈[N×NRn]は、第n中継局11−nと宛先局12とにおける通信路応答であり、その分散をLRnDとする。XRn,Q∈[NRn×1]は、それぞれ第n中継局11−nが送出する信号である。Wは、第2スロットにおいて、宛先局12で発生する付加雑音であり、その雑音電力は、上記の各無線局で全て等しいと記載した通り、σである。
[レートAの定義]
レートAを、周波数利用効率(bit/s/Hz)を複素信号点毎のビット数Mと符号化率Rcで割った値として定義する。例えば、レートA=1で、16−QAM(M=4)、符号化率Rc=1/2のシステムでの周波数利用効率は、1×4×0.5=2bit/s/Hzである。また、従来の直接通信のSISO(single-input single-output)は、レートA=1である。本検討のマルチリレー協力システムで、第1、第2スロットのレートがそれぞれA、Aであるとき、発信局10から宛先局12への伝送を考慮した総レートは、次式(3)で表される。
従来技術によるマルチリレー協調通信は、中継局11−1〜11−Nにより異なる通信路を生成し、ダイバーシチ効果を得る(例えば非特許文献1参照)。ダイバーシチ効果を得る方法の一つとして時空間符号化(STC;space-time coding)がある。従来システムでは、第1、第2スロットともに多重化無しの直交STCを利用した伝送が行われる。
図7は、従来技術の無線通信システムによるフレームシーケンス図である。なお、図7では、発信局10を(S)、中継局11−1〜11−Nを(R)〜(R)、宛先局12を(D)で示している。以下では、データフレームの送受信信号処理を、一例として、Ns=4、N=2、NR1=NR2=2、N=2として説明する。
[第1スロット(S−R通信、STC)]
Ns=4のときは、アラモーティ符号を拡張して得られる4×4直交STC(例えば非特許文献2、(40)式を参照)が使用できる。このとき、発信局10が送出する第Q(=4q−3、4q−2、4q−1、4q)番目の信号Xは、次式(4)と表される。
ここで、Sは複素信号点である。上記の4×4直交STC[X4q−3,X4q−2,X4q−1,X4q]から各中継局11−1〜11−Nは、受信信号復号部(図示略)で、S3q−2,S3q−1,S3qを復号する。送出信号XのQ=4q−3、4q−2、4q−1、4qの4区間に対し、SQをQ=3q−2、3q−1、3qの3点を含んでいることから、そのレートは、A=3/4である。
[第2スロット(R−D通信、STC)]
第2スロットでは、第n中継局11−nがそれぞれXRn,Q∈[NRn(=2)×1]を送信する。第2スロットの送受信システムの入力(送信)の次元は、NRn×N=2・2=4なので、第1スロットと同様に送信信号として、次式(5)に示す4×4直交STCを使用できる。
上記の4×4直交STCから宛先局12は、受信信号復号部(図示略)で、S3q−2、S3q−1、S3qを復号する。数式(5)について、数式(4)と同様に、そのレートは、A=3/4である。
G. Sharma, V. Ganwani, B. Desai, and N. Merchant, "Performance analysis of maximum likelihood detection for decode and forward MIMO relay channels in Rayleigh fading," IEEE Trans. Wireless Commun., vol. PP, no. 99, pp. 1-10, Sep. 2010. V. Tarokh, H. Jafarkhani, and A. R. Calderbank, "Space-time block codes from orthogonal designs," IEEE Trans. Inform. Theory, vol. 45, pp. 1456-1467, July 1999. Q. Spencer, A. L. Swindlehurst, and M. Haardt, "Zero-forcing methods for downlink spatial multiplexing in multiuser MIMO channels," IEEE Trans. Signal Process., vol. 52, no. 2, pp. 461-471, Feb. 2004.
上述のように、従来技術の無線通信システムでは、発信局10から宛先局12への伝送の総レートは、A=3/8である。上記例で見られるように、従来技術では、送信アンテナの自由度を多重化無しのSTCに利用するため、各第1、第2スロットのレートA、Aは、1以下となり、発信局10から宛先局12への伝送の総レートAは、1/2以下となる。
このように、従来技術による、時空間符号化を用いたマルチリレー構成の協調通信システムでは、各送信スロットが空間多重されていないため、発信局10から宛先局12への伝送の総レートが非常に小さくなり、レートの向上が期待できないという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、マルチリレー構成の協調通信システムにおける下り/上りマルチユーザMIMOの利用によってスループットを向上させる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、第1スロットにおいてパケットを送信する発信局と、前記発信局が前記第1スロットにおいて送信したパケットを受信し、受信したパケットを第2スロットで宛先局へ送出する複数の中継局と、前記パケットの宛先である宛先局とを具備する無線通信システムであって、前記発信局は、前記複数の中継局で通信路状態情報を推定するためのフレームを送出するフレーム送出部と、前記複数の中継局から通知される、自装置とそれぞれの中継局との間における通信路状態情報に基づいて選択される前記複数の中継局のうち、所定の選択基準を上回る通信路状態情報を有する中継局に対して、下りマルチユーザMIMO伝送を行う下りマルチユーザMIMO伝送部とを備え、前記複数の中継局は、各々、前記推定するためのフレームに基づいて、自装置と前記発信局との間の前記通信路状態情報を推定し、前記通信路状態情報を前記発信局、他の中継局及び前記宛先局に通知する通知部と、前記発信局からの下りマルチユーザMIMO伝送に対して、前記宛先局へ上りマルチユーザMIMO伝送を行う上りマルチユーザMIMO伝送部とを備える無線通信システムである。
本発明の一態様は、第1スロットにおいてパケットを送信する発信局と、前記発信局が前記第1スロットにおいて送信したパケットを受信し、受信したパケットを第2スロットで宛先局へ送出する複数の中継局と、前記パケットの宛先である宛先局とを具備する無線通信システムが行う無線通信方法であって、前記発信局が、前記複数の中継局で通信路状態情報を推定するためのフレームを送出するフレーム送出ステップと、前記中継局が、前記推定するためのフレームに基づいて、自装置と前記発信局との間の前記通信路状態情報を推定し、前記通信路状態情報を前記発信局、他の中継局及び前記宛先局に通知する通知ステップと、前記発信局が、前記複数の中継局から通知される、自装置とそれぞれの中継局との間における通信路状態情報に基づいて選択される前記複数の中継局のうち、所定の選択基準を上回る通信路状態情報を有する中継局に対して、下りマルチユーザMIMO伝送を行う下りマルチユーザMIMO伝送ステップと、前記中継局が、前記発信局からの下りマルチユーザMIMO伝送に対して、前記宛先局へ上りマルチユーザMIMO伝送を行う上りマルチユーザMIMO伝送ステップとを有する無線通信方法である。
本発明により、マルチリレー構成の協調通信システムにおける下り/上りマルチユーザMIMOの利用によってスループットを向上させることが可能となる。
本発明の実施形態における無線通信システムの構成を示すブロック図である。 発明の実施形態による無線通信システムのフレームシーケンス図である。 本実施形態による無線通信システムの送受信手順を示す概念図である。 本実施形態による発信局(S)の他の構成例を示すブロック図である。 本実施形態による第n中継局(R)の他の構成例を示すブロック図である。 N局の中継局のマルチリレー構成を有する無線通信(協調通信)システムの構成を示すブロック図である。 従来技術の無線通信システムによるフレームシーケンス図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態における無線通信システムの構成を示すブロック図である。なお、無線通信システム全体の構成は、図6と同様であるので説明を省略する。図1において、発信局10は、送信信号生成部10−1と、送信ビームフォーミング形成部10−2と、CSI−FB(通信路状態情報フィードバック)処理部10−3と、パスバンド(BB−RF)変換部10−4−1〜10−4−Nと、ベースバンド(RF−BB)変換部10−5−1〜10−5−Nと、スイッチ部10−6−1〜10−6−Nと、N本の送受信アンテナ10−7−1〜10−7−Nとを備えている。
送信信号生成部10−1は、伝送する情報ビット列に対し、各中継局11−nへの下りマルチユーザMIMO、時空間符号、CSD(cyclic shift diversity)伝送を行うためのベースバンド信号処理(ベースバンド表現のデータ信号生成)を行う。送信ビームフォーミング形成部10−2は、データ信号を各中継局11−nへ下りマルチユーザMIMO伝送を行うための送信ビームフォーミングを形成する。
パスバンド(BB−RF)変換部10−4−1〜10−4−Nは、送信ビームフォーミング形成部10−2から出力されたベースバンド信号をパスバンド変換(ベースバンド信号−無線周波数変換)する。スイッチ部10−6−1〜10−6−Nは、アンテナの送受信切替を行う。ベースバンド(RF−BB)変換部10−5−1〜10−5−Nは、送受信アンテナ10−7−1〜10−7−Nで受信したパスバンド信号をベースバンド変換(無線周波数信号−ベースバンド変換)する。CSI−FB処理部10−3は、各中継局11−nからフィードバックされる通信路状態情報を処理する。
第n中継局11−nは、スイッチ部11−1−1〜11−1−NRnと、ベースバンド(RF−BB)変換部11−2−1〜11−2−NRnと、受信信号復号部11−3と、受信信号記憶部11−4と、送信信号生成部11−5と、パスバンド(BB−RF)変換部11−6−1〜11−6−NRnと、NRn本の送受信アンテナ11−7−1〜11−7−NRnとを備えている。
スイッチ部11−1−1〜11−1−NRnは、送受信アンテナ11−7−1〜11−7−NRnの送受信切替を行う。ベースバンド(RF−BB)変換部11−2−1〜11−2−NRnは、受信したパスバンド信号をベースバンド変換(無線周波数信号−ベースバンド変換)する。受信信号復号部11−3は、受信信号から情報ビット列を復号する。受信信号記憶部11−4は、第1スロットと第2スロットの間、復号された受信信号(情報ビット列)を記憶する。送信信号生成部11−5は、復号された情報ビット列を、宛先局12への上りマルチユーザMIMO、時空間符号、CSD伝送を行うためのベースバンド信号処理を行う。パスバンド(BB−RF)変換部11−6−1〜11−6−NRnは、送信信号生成部から出力されたベースバンド信号をパスバンド変換(ベースバンド信号−無線周波数変換)する。
宛先局12は、N本の受信アンテナ12−1−1〜12−1−Nと、ベースバンド(RF−BB)変換部12−2−1〜12−2−Nと、マルチユーザ検出部12−3と、受信信号復号部12−4とを備えている。ベースバンド(RF−BB)変換部12−2−1〜12−2−Nは、受信アンテナ12−1−1〜12−1−Nで受信したパスバンド信号をベースバンド変換(無線周波数信号−ベースバンド変換)する。マルチユーザ検出部12−3は、複数の中継局11−1〜11−nから上りマルチユーザMIMO伝送された信号をマルチユーザ検出する。受信信号復号部12−4は、マルチユーザ検出された受信信号から情報ビット列を復号する。
図2は、発明の実施形態による無線通信システムのフレームシーケンス図である。また、図3は、本実施形態による無線通信システムの送受信手順を示す概念図である。図4は、本実施形態による発信局(S)の他の構成例を示すブロック図である。図5は、本実施形態による第n中継局(R)の他の構成例を示すブロック図である。なお、図2、図3では、発信局10を(S)、中継局11−1〜11−Nを(R)〜(R)、宛先局12を(D)で示している。
本実施形態による無線通信システムでは、発信局(S)から複数の中継局(R)〜(R)へ伝送する第1スロットで、下りマルチユーザMIMOを、複数の中継局(R)〜(R)から宛先局12へ伝送する第2スロットで、上りマルチユーザMIMOを、それぞれ利用する。以下、その送受信手順について説明する。
初めに発信局(S)がN局の中継局(R)〜(R)に対して、通信路状態情報を各中継局(R)〜(R)が推定するためのフレーム(サウンディングフレーム)をブロードキャスト送信する(手順S1)。これにより、各中継局(R)〜(R)は、自装置と発信局(S)間の通信路応答HSRnを通信路推定する。通信路推定により得られる通信路応答の値を、通信路状態情報(CSI:channel state information)と呼ぶ。
下りマルチユーザMIMOでは、受信局ごとに届けたい信号を分離するために、発信局(S)がCSI−FB処理部10−3によるCSIを利用し、送信ビームフォーミング形成部10−2で送信ビームフォーミングを形成する。そのために、CSIのフィードバック(FB:feedback)を受信局(この場合、中継局)から送信局(この場合、発信局)へ行う必要があり、そのときの伝送フレームをCSI−FBフレームと呼ぶ。N局の中継局(R)〜(R)は、第1から第Nまで順にCSI−FBフレームを送出する(手順S2)。
このとき、発信局(S)だけでなく、送出元以外の各中継局と宛先局(D)もCSI−FBフレームを受信できることに注意されたい。手順S2が終了した時点で、全無線局は、発信局(S)と第1から第Nまでの中継局(R)〜(R)間のCSI HSR1、…、HSRNを取得している。
このN個のCSIに基づいて、所定の選択基準を上回るCSIを有する中継局を選択し、そうでない中継局を休止させる(手順S3)。全無線局がCSIを取得しているため、どの中継局が選択されたか、または休止するかを他の制御フレーム送受信無しに、全無線局は把握することができる。図3には、中継局R、R、R、Rが選択され、中継局Rが休止となっている状態が示されている。
続いて、発信局(S)は、選択されている中継局(図3では、休止している中継局Rを除く、中継局R、R、R、R)に対して送信ビームフォーミングによる下りマルチユーザMIMOでデータフレーム伝送を行う(手順S4、第1スロット)。
そして、休止している中継局を除く中継局(R)〜(R)(図3では、休止している中継局Rを除く、中継局R、R、R、R)は、宛先局(D)へ上りマルチユーザMIMOでデータフレーム伝送を行う(手順S5、第2スロット)。
以下では、具体的な実施例として第1、第2スロットの送受信処理について説明する。
[第1スロット(S−R通信、下りマルチユーザMIMO)]
第1スロットで下りマルチユーザMIMOの送信を発信局が行う場合、その送出する第Q番目の信号は、次式(6)となる。
ここで、M∈[N×R]は、第n中継局の為の送信ビームフォーミングを形成する変調行列である。Sn,Q∈[R×1]は、第n中継局に伝送される1≦R≦NRn個の複素信号点のベクトルであり、第1スロットの発信局−第n中継局間の通信のレートは、それぞれRとなる。これと、数式(1)より、第1スロットにおける第n中継局がそれぞれ受信する第Q番目の受信信号YRn,Q∈[NRn×1]は、次式(7)として表される(非特許文献3、(1)式)。
第n中継局は、それぞれ受信信号復号部にて受信信号YRn,QからSn,Qを復号する。
数式(8)に示す場合には、すべてのアンテナ自由度を下りマルチユーザMIMOによる空間多重に利用することができる。
また、数式(9)の場合には、すべてのアンテナ自由度を多重化に利用することはできないが、図4に示すように、発信局10に、通信特性向上のための送信ダイバーシチ信号処理を行う送信ダイバーシチ信号処理部10−8を備え、ダイバーシチ利用することで通信特性を向上させることができる。
例えば、Nの空間多重化を実現しながらダイバーシチ効果を得るために、数式(10)に示す、余剰の自由度を時空間符号に用いる。または、送信ビームフォーミングによる送信ダイバーシチ効果を得ることもできる。
[第2スロット(R−D通信、上りマルチユーザMIMO+送信ダイバーシチ)]
数式(11)の場合には、すべてのアンテナ自由度を上りマルチユーザMIMOによる空間多重に利用することができる。
上りマルチユーザMIMOで送信信号処理を行わないならば、XRn,Q=Sn,Qなので、数式(7)より第2スロットでの宛先局の受信信号は、次式(12)となる。
このように、一般の上りマルチユーザMIMO と同じ送受信信号処理が行える。
また、数式(13)の場合には、すべてのアンテナ自由度を多重化に利用することはできないが、図5に示すように、第n中継局11−nに、通信特性向上のための送信ダイバーシチ信号処理を行う送信ダイバーシチ信号処理部11−8を備え、ダイバーシチ利用することで通信特性を向上させることができる。
例えば、Nの空間多重化を実現しながらダイバーシチ効果を得るために、数式(14)に示す、余剰の自由度を時空間符号に用いる。または、送信ビームフォーミングによる送信ダイバーシチ効果を得ることもできる。但し、この手法では、各中継局で全中継局−宛先局間の通信路情報が必要である。
上述した実施形態によれば、各送信スロットが空間多重されるため、発信局10から宛先局12への伝送の総レートが改善され、かつ、周りの無線局がCSI−FBを受信することができ、制御信号の交換なく、選択された中継局を把握することができるため、制御オーバーヘッドを削減することができる。
例えば、従来システムの一例で挙げられるシステムN=4、N=2、NR1=NR2=2、N=2であれば、それぞれのスループットに比例するレートAは、従来技術の無線通信システムでは、3/8となり、本実施形態の無線通信システムでは、発明システムでは、4/3となる。本発明では、第1・第2スロットのレートは、それぞれA1=4、A2=2であり、数式(3)よりA=4/3と算出される。
なお、上述した実施形態において、OFDMシステムに限ることなく、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access;OFDMA)システムや、マルチキャリア符号分割多元接続(Multi Carrier-Code Division Multiple Access;MC−CDMA)を用いるようにしてもよい。
また、図6で示した協調プロトコル(第1、第2スロットでの発信局10、中継局11−1〜11−N、宛先局12の送受信関係)だけでなく、他の考え得る協調プロトコルを用いるようにしてもよい。例えば、第2スロットでは、発信局10が信号送出を行う、第1スロットで宛先局12が発信局10からの信号を受信する、等が考えられる。また、送信ダイバーシチについては、CSD等を用いてもよい。
また、上述した発信局10、第n中継局11−n、宛先局12などにおける各機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…発信局, 10−1…送信信号生成部, 10−2…送信ビームフォーミング形成部, 10−3…CSI−FB処理部, 10−4−1〜10−4−N…BB−RF変換部, 10−5−1〜10−5−N…RF−BB変換部, 10−6−1〜10−6−N…スイッチ部, 10−7−1〜10−7−N…送受信アンテナ, 10−8、11−8…送信ダイバーシチ信号処理部, 11−1〜11−N、11−n…第n中継局, 11−1−1〜11−1−NRn…スイッチ部, 11−2−1〜11−2−NRn…ベースバンド(RF−BB)変換部, 11−3…受信信号復号部, 11−4…受信信号記憶部, 11−5…送信信号生成部, 11−6−1〜11−6−NRn…パスバンド(BB−RF)変換部, 11−7−1〜11−7−NRn…送受信アンテナ, 12…宛先局, 12−1−1〜12−1−N…受信アンテナ, 12−2−1〜12−2−N…ベースバンド(RF−BB)変換部, 12−3…マルチユーザ検出部, 12−4…受信信号復号部

Claims (2)

  1. 第1スロットにおいてパケットを送信する発信局と、前記発信局が前記第1スロットにおいて送信したパケットを受信し、受信したパケットを第2スロットで宛先局へ送出する複数の中継局と、前記パケットの宛先である宛先局とを具備する無線通信システムであって、
    前記発信局は、
    前記複数の中継局で通信路状態情報を推定するためのフレームを送出するフレーム送出部と、
    前記複数の中継局から通知される、自装置とそれぞれの中継局との間における通信路状態情報に基づいて選択される前記複数の中継局のうち、所定の選択基準を上回る通信路状態情報を有する中継局に対して、下りマルチユーザMIMO伝送を行う下りマルチユーザMIMO伝送部と
    を備え、
    前記複数の中継局は、各々、
    前記推定するためのフレームに基づいて、自装置と前記発信局との間の前記通信路状態情報を推定し、前記通信路状態情報を前記発信局、他の中継局及び前記宛先局に通知する通知部と、
    前記発信局からの下りマルチユーザMIMO伝送に対して、前記宛先局へ上りマルチユーザMIMO伝送を行う上りマルチユーザMIMO伝送部と
    を備える無線通信システム。
  2. 第1スロットにおいてパケットを送信する発信局と、前記発信局が前記第1スロットにおいて送信したパケットを受信し、受信したパケットを第2スロットで宛先局へ送出する複数の中継局と、前記パケットの宛先である宛先局とを具備する無線通信システムが行う無線通信方法であって、
    前記発信局が、前記複数の中継局で通信路状態情報を推定するためのフレームを送出するフレーム送出ステップと、
    前記中継局が、前記推定するためのフレームに基づいて、自装置と前記発信局との間の前記通信路状態情報を推定し、前記通信路状態情報を前記発信局、他の中継局及び前記宛先局に通知する通知ステップと、
    前記発信局が、前記複数の中継局から通知される、自装置とそれぞれの中継局との間における通信路状態情報に基づいて選択される前記複数の中継局のうち、所定の選択基準を上回る通信路状態情報を有する中継局に対して、下りマルチユーザMIMO伝送を行う下りマルチユーザMIMO伝送ステップと、
    前記中継局が、前記発信局からの下りマルチユーザMIMO伝送に対して、前記宛先局へ上りマルチユーザMIMO伝送を行う上りマルチユーザMIMO伝送ステップと
    を有する無線通信方法。
JP2012163755A 2012-07-24 2012-07-24 無線通信システム及び無線通信方法 Active JP5753519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012163755A JP5753519B2 (ja) 2012-07-24 2012-07-24 無線通信システム及び無線通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012163755A JP5753519B2 (ja) 2012-07-24 2012-07-24 無線通信システム及び無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014027348A true JP2014027348A (ja) 2014-02-06
JP5753519B2 JP5753519B2 (ja) 2015-07-22

Family

ID=50200655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012163755A Active JP5753519B2 (ja) 2012-07-24 2012-07-24 無線通信システム及び無線通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5753519B2 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007096917A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toshiba Corp 通信方法および通信装置
JP2007181166A (ja) * 2005-12-02 2007-07-12 Ntt Docomo Inc 通信ノードおよび無線通信システム並びにデータ中継方法
JP2007195179A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc ワイヤレスノードの協調リレーネットワークで情報を通信するための方法及びワイヤレスノードの協調リレーネットワーク
JP2008054215A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Ntt Docomo Inc 中継ノード、及び中継方法
JP2008085990A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc 協調型リレーネットワークにおける最適経路を選択する方法
JP2008530946A (ja) * 2005-02-17 2008-08-07 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 協調中継のための方法および装置
JP2008193240A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信装置および無線通信方法
JP2009153129A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Toshiba Corp ネットワークスケジューリング
JP2009260967A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Ntt Docomo Inc 無線ネットワークにおけるデータ転送方法および装置
JP2010532639A (ja) * 2007-06-29 2010-10-07 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 信頼性中継関連送信方式および日和見的協調送信方式のための方法およびシステム
JP2011504007A (ja) * 2007-11-05 2011-01-27 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ ダウンリンク伝送に対する信頼性の高い中継局のグループ分けのための閾値選択の方法及びシステム

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008530946A (ja) * 2005-02-17 2008-08-07 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 協調中継のための方法および装置
JP2007096917A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toshiba Corp 通信方法および通信装置
JP2007181166A (ja) * 2005-12-02 2007-07-12 Ntt Docomo Inc 通信ノードおよび無線通信システム並びにデータ中継方法
JP2007195179A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc ワイヤレスノードの協調リレーネットワークで情報を通信するための方法及びワイヤレスノードの協調リレーネットワーク
JP2008054215A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Ntt Docomo Inc 中継ノード、及び中継方法
JP2008085990A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc 協調型リレーネットワークにおける最適経路を選択する方法
JP2008193240A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信装置および無線通信方法
JP2010532639A (ja) * 2007-06-29 2010-10-07 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 信頼性中継関連送信方式および日和見的協調送信方式のための方法およびシステム
JP2011504007A (ja) * 2007-11-05 2011-01-27 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ ダウンリンク伝送に対する信頼性の高い中継局のグループ分けのための閾値選択の方法及びシステム
JP2009153129A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Toshiba Corp ネットワークスケジューリング
JP2009260967A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Ntt Docomo Inc 無線ネットワークにおけるデータ転送方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5753519B2 (ja) 2015-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Fan et al. MIMO configurations for relay channels: Theory and practice
JP5358807B2 (ja) マルチホップ無線通信システム
KR101081317B1 (ko) 릴레이 기반의 df 협력 무선 네트워크에서 분산형 μιμο 채널 프리코딩 및 디코딩 방법
WO2013024838A1 (ja) 無線送信装置、無線受信装置、プログラム、集積回路および無線通信システム
JP2009531898A (ja) 中継無線通信ネットワークにおける方法および装置
Suraweera et al. Amplify-and-forward relay transmission with end-to-end antenna selection
Sun et al. Channel training design in amplify-and-forward MIMO relay networks
Seddik et al. Design criteria and performance analysis for distributed space-time coding
US20100323630A1 (en) Reception apparatus, mobile equipment, communication system, and communication method
JP5765758B2 (ja) 通信装置、通信方法、および通信システム
JP2010193445A (ja) 2ホップmimoaf中継ネットワークにおいてチャネルを推定する方法
JP4813402B2 (ja) パケット信号復調回路、復調方法、及び受信装置
JP5753519B2 (ja) 無線通信システム及び無線通信方法
Agubor et al. A Review of Diversity Techniques for Wireless Communiation Systems
Amiri et al. Cooperative partial detection using MIMO relays
Urosevic et al. Improving BER performance of virtual QOSTBC
JP5580776B2 (ja) 無線通信システム、及び無線通信方法
Fan et al. Space diversity for multi-antenna multi-relay channels
Li et al. Interference cancellation at the relay in two user wireless relay networks
Fan et al. On the diversity-multiplexing tradeoff for multi-antenna multi-relay channels
El Astal et al. Improved signal detection of wireless relaying networks employing space-time block codes under imperfect synchronization
Ono et al. STBC MIMO network coding for bi-directional multi-hop relay networks
Xiao et al. Spectral efficiency of cooperative relaying with imperfect channel estimation
CN102812737B (zh) 具有多发射器和多接收器的x-mimo系统
Huang et al. Orthogonal training signal relaying for channel estimation in dual-hop AF relay networks

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5753519

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150