JP2014026585A - 生体情報入力装置、生体支持状態判定方法、および生体支持状態判定プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ガイドの適切な装着状態のもと、ガイドに適切に支持された生体から生体情報を取得可能にする生体情報入力装置を提供する。
【解決手段】生体情報入力装置1は、本体部2とガイド部3とを備える。ガイド部3は、本体部2に装着された状態で生体6を正位置で支持可能であり、本体部2に着脱自在である。ガイド部3は、本体部2へのガイド部3の装着状態の判別に用いる標識部3aを備える。本体部2は、生体情報入力装置1の本体であり、撮影部4と判定部5とを備える。撮影部4は、ガイド部3が本体部2に装着された状態の標識部3aと、ガイド部3により支持された生体6とを撮影範囲に含めた撮影画像4aを撮影可能である。判定部5は、撮影画像4aに含まれる標識部3aにもとづいて、ガイド部装着状態7を判定し、撮影画像4aに含まれる生体6にもとづいて、生体支持状態8を判定する。
【選択図】図1
【解決手段】生体情報入力装置1は、本体部2とガイド部3とを備える。ガイド部3は、本体部2に装着された状態で生体6を正位置で支持可能であり、本体部2に着脱自在である。ガイド部3は、本体部2へのガイド部3の装着状態の判別に用いる標識部3aを備える。本体部2は、生体情報入力装置1の本体であり、撮影部4と判定部5とを備える。撮影部4は、ガイド部3が本体部2に装着された状態の標識部3aと、ガイド部3により支持された生体6とを撮影範囲に含めた撮影画像4aを撮影可能である。判定部5は、撮影画像4aに含まれる標識部3aにもとづいて、ガイド部装着状態7を判定し、撮影画像4aに含まれる生体6にもとづいて、生体支持状態8を判定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、生体情報入力装置、生体支持状態判定方法、および生体支持状態判定プログラムに関する。
個人を識別可能な生体情報を用いたユーザ認証が普及し始めている。たとえば、認証に利用可能とされる生体情報として、指紋、目の網膜や虹彩、顔、血管、DNA(Deoxyribo Nucleic Acid)などが知られている。
たとえば、生体情報を用いた認証は、携帯電話端末などによる静脈パターンの認証がおこなわれている。生体情報を用いた認証は、登録時に入力した生体情報と認証用に入力した生体情報との同一性によりおこなわれる。したがって、生体情報を用いた認証では、生体情報を入力の際の、生体の姿勢(形状、向きなど)が認証率に影響を与える。そのため、生体情報を取得する生体情報入力装置は、生体情報の入力対象となる生体情報入力部位を適切な姿勢に支持するガイドを備えている。
また、入力端末の小型化等により利用する時にのみ装着する着脱自在なガイドを備える生体情報入力装置の存在も知られている(たとえば、特許文献1)。
しかしながら、生体情報入力装置本体からガイドを着脱自在にした場合に、生体情報入力装置本体に対してガイドが適切に装着されない場合がある。生体情報入力装置本体に対してガイドが適切に装着されない場合、ガイドにより生体が適切な姿勢に支持されないおそれがある。また、ガイドが適切な姿勢に生体を支持していても、生体情報入力装置本体に対してガイドが適切に装着されないために生体情報入力装置本体に対して生体が適切な位置にない場合がある。
また、生体の個体差(たとえば、性別や年齢)に応じて複数種類のガイドを使い分ける場合、生体情報入力装置本体に対して利用者に応じた適切なガイドが選択されていない場合がある。このような場合には、生体情報入力装置本体に対してガイドが適切に装着されていても、ガイドが生体を適切な姿勢に支持しないおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、ガイドの適切な装着状態のもと、ガイドに適切に支持された生体から生体情報を取得可能にする生体情報入力装置、生体支持状態判定方法、および生体支持状態判定プログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の生体情報入力装置は、生体から生体情報を入力する本体部と本体部に着脱自在であって本体部に装着された状態で生体を正位置で支持可能なガイド部とを備える。ガイド部は、ガイド部の本体部への装着状態の判別に用いられる標識部を備える。本体部は、撮影部と判定部とを備える。撮影部は、ガイド部が装着された状態の標識部と、ガイド部により支持された生体とを撮影範囲に含めた撮影画像を撮影可能である。判定部は、撮影画像に含まれる標識部にもとづいて、本体部へのガイド部のガイド部装着状態を判定し、撮影画像に含まれる生体にもとづいて、ガイド部による生体の生体支持状態を判定する。
また、上記課題を解決するために、本発明は、以下に示すような処理をコンピュータに実行させる生体支持状態判定プログラム、および以下に示すような処理をコンピュータがおこなう生体支持状態判定方法を提供する。生体から生体情報を入力する本体部と、本体部に着脱自在であって、本体部に装着された状態で生体を正位置で支持可能なガイド部と、を備え、ガイド部は本体部への装着状態の判別に用いられる標識部を備え、本体部はガイド部が装着された状態の標識部と、ガイド部により支持された生体とを撮影範囲に含めた撮影画像を撮影可能な撮影部を備える生体情報入力装置であって、コンピュータは、撮影部が撮影した、ガイド部が装着された状態の標識部と、ガイド部により支持された生体とを撮影範囲に含む撮影画像を取得し、撮影画像に含まれる標識部にもとづいて、本体部へのガイド部のガイド部装着状態を判定し、撮影画像に含まれる生体にもとづいて、ガイド部による生体の生体支持状態を判定する。
上記の生体情報入力装置、生体支持状態判定方法、生体支持状態判定プログラムによれば、ガイドの適切な装着状態のもと、ガイドに適切に支持された生体から生体情報を取得可能にする。
以下実施形態について図面を参照して説明する。
[第一の実施形態]
まず、第一の実施形態の生体情報入力装置について、図1を用いて説明する。図1は、第一の実施形態の生体情報入力装置の構成を示す図である。
[第一の実施形態]
まず、第一の実施形態の生体情報入力装置について、図1を用いて説明する。図1は、第一の実施形態の生体情報入力装置の構成を示す図である。
生体情報入力装置1は、生体情報の入力をおこなう入力装置である。生体情報は生体6に固有の情報であり、生体6を有する個人の識別に用いる情報である。生体情報は、たとえば、指紋、掌形、網膜、虹彩、顔、血管、声紋、耳形、DNAなどがある。
生体情報入力装置1は、生体情報入力装置1の本体である本体部2と、生体6を撮影範囲に適切に案内し、支持するガイド部3とを備える。
ガイド部3は、生体6を撮影範囲に適切に案内する。ガイド部3は、本体部2に装着された状態で生体6を正位置で支持することが可能である。正位置で支持とは、生体6から生体情報を入力する際に、生体情報入力装置1が入力に適していると意図している姿勢で支持することである。また、ガイド部3は、本体部2に着脱自在である。また、ガイド部3は、標識部3aを備える。標識部3aは、本体部2へのガイド部3の装着状態の判別に用いられる。
ガイド部3は、生体6を撮影範囲に適切に案内する。ガイド部3は、本体部2に装着された状態で生体6を正位置で支持することが可能である。正位置で支持とは、生体6から生体情報を入力する際に、生体情報入力装置1が入力に適していると意図している姿勢で支持することである。また、ガイド部3は、本体部2に着脱自在である。また、ガイド部3は、標識部3aを備える。標識部3aは、本体部2へのガイド部3の装着状態の判別に用いられる。
本体部2は、生体情報入力装置1の本体である。本体部2は、ガイド部3を支持する。本体部2は、撮影部4と判定部5とを備える。
撮影部4は、ガイド部3が本体部2に装着された状態の標識部3aと、ガイド部3により支持された生体6とを撮影範囲に含めた撮影画像4aを撮影可能である。
撮影部4は、ガイド部3が本体部2に装着された状態の標識部3aと、ガイド部3により支持された生体6とを撮影範囲に含めた撮影画像4aを撮影可能である。
判定部5は、撮影画像4aに含まれる標識部3aにもとづいて、本体部2へのガイド部3のガイド部装着状態7を判定し、撮影画像4aに含まれる生体6にもとづいて、ガイド部3による生体6の生体支持状態8を判定する。
ガイド部装着状態7とは、ガイド部3の本体部2への装着状態である。ガイド部装着状態7には、正常な装着状態と、異常な装着状態とがある。また、本体部2に対してガイド部3が正常に装着されている場合であっても、生体6との関係で正しい種別のガイド部3が用いられていない場合に、異常な装着状態となる。
生体支持状態8とは、ガイド部3による生体6の支持状態である。生体支持状態8には、正常な支持状態と異常な支持状態とがある。
上記第一の実施形態によれば、生体情報入力装置1は、生体情報を入力する際に、生体6と、ガイド部3が装着された状態の標識部3aとを撮影範囲に含めた撮影画像4aを撮影可能である。また、生体情報入力装置1は、撮影画像4aにもとづいて、ガイド部装着状態7と生体支持状態8とを判定することができる。
上記第一の実施形態によれば、生体情報入力装置1は、生体情報を入力する際に、生体6と、ガイド部3が装着された状態の標識部3aとを撮影範囲に含めた撮影画像4aを撮影可能である。また、生体情報入力装置1は、撮影画像4aにもとづいて、ガイド部装着状態7と生体支持状態8とを判定することができる。
生体情報入力装置1は、判定部5のガイド部装着状態7の判定において、ガイド部3が適切に装着されているか否かを判定する。したがって、生体情報入力装置1は、ガイド部装着状態7の判定結果にもとづいて本体部2へのガイド部3の適切な装着を可能にする。たとえば、生体情報入力装置1は、ガイド部3が適切に装着されていない場合に、表示やアラームなどによりガイド部3の装着状態を報知することができる。
また、生体情報入力装置1は、判定部5の生体支持状態8の判定において、ガイド部3により生体6が適切に支持されているか否かを判定する。したがって、生体情報入力装置1は、生体支持状態8の判定結果にもとづいて生体6を適切に支持可能なガイド部3の選択を可能にする。たとえば、生体情報入力装置1は、ガイド部3により生体6が適切に支持されていない場合に、表示やアラームなどにより生体6の支持状態を報知することができる。
これらによれば、生体情報入力装置1は、ガイド部3を適切に装着した状態のもと、ガイド部3によって利用者の生体6を適切に支持し、利用者の生体情報を入力することができる。
[第二の実施形態]
次に、より具体的に第二の実施形態について説明をおこなう。図2は、第二の実施形態の生体情報入力装置の外観図である。図3は、第二の実施形態の本体部の外観図である。図4は、第二の実施形態のガイドの外観図である。
次に、より具体的に第二の実施形態について説明をおこなう。図2は、第二の実施形態の生体情報入力装置の外観図である。図3は、第二の実施形態の本体部の外観図である。図4は、第二の実施形態のガイドの外観図である。
生体情報入力装置11は、生体情報として手のひらの静脈の撮影画像を入力する入力装置である。生体情報入力装置11は、入力した生体情報をテンプレートとして登録する場合に、登録装置または登録装置の一部として機能する。また、生体情報入力装置11は、入力した生体情報を、あらかじめ登録してあるテンプレートと照合し、本人認証をおこなう場合に、認証装置または認証装置の一部として機能する。
生体情報入力装置11は、たとえば、金融機関の窓口等で用いられる。生体情報入力装置11は、本体部12と、本体部12に対して着脱自在なガイド13を備える。すなわち、生体情報入力装置11は、不使用時の収納に便利なように、本体部12に対してガイド13を分離可能にして、窓口等における使用時に、本体部12に対してガイド13を装着可能にしている。
本体部12は、生体情報入力装置11の本体であり、ガイド13を装着可能にしている。本体部12は、表示部14とMS(Magnetic Stripe:磁気ストライプ)リーダ15とIC(Integrated Circuit)リーダライタ16と操作部17と手首ガイド18と手首支持部19と静脈センサ20と指ガイド21とを上面(手のひらに対向する面)に備える。
表示部14は、情報を表示する。表示部14は、たとえば、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)からなり、ガイド13の装着状態の判定結果や生体の支持状態の判定結果を表示する。また、表示部14は、入力された暗証番号入力桁数を表示する。
MSリーダ15は、磁気ストライプカードをリーダ内でスライドさせることで情報を読取る入力機器である。磁気ストライプカードは、たとえば、キャッシュカードやID(IDentification)カードなどがある。
ICリーダライタ16は、集積回路(IC)を組み込んだICカードから所要の情報を読出し、あるいは所要の情報の書き込みをおこなう入出力機器である。ICカードは、たとえば、キャッシュカードやIDカードなどがある。
生体情報入力装置11は、たとえば、MSリーダ15またはICリーダライタ16により利用者のカードから識別情報を取得し、取得した識別情報にもとづいて利用者があらかじめ登録している情報を取得する。
操作部17は、生体情報入力装置11の操作を受け付ける。操作部17は、「0」から「9」までの数字ボタンと、確定ボタンと、訂正ボタンとを含んで構成される。操作部17は、たとえば、数字ボタンと確定ボタンと訂正ボタンから暗証番号の入力操作をおこなうことができる。なお、操作部17は、LCDとタッチパネルで構成されていてもよい。
手首ガイド18は、本体部12の上面に設けられる。手首ガイド18は透明な樹脂製であり、前方起立壁18aと側方起立壁18bと手首支持部19とを含んで構成される。
手首ガイド18は、本体部12の上面であって、操作部17および表示部14の奥手側に前方起立壁18aを備える。前方起立壁18aは、操作部17および表示部14と、静脈センサ20との間に設けられ、操作部17および表示部14と、静脈センサ20とを区画する。前方起立壁18aは、所要の高さがあり、操作部17および表示部14を静脈センサ20の方向から観察できないようにする目隠しとして機能する。
手首ガイド18は、本体部12の上面であって、操作部17および表示部14の奥手側に前方起立壁18aを備える。前方起立壁18aは、操作部17および表示部14と、静脈センサ20との間に設けられ、操作部17および表示部14と、静脈センサ20とを区画する。前方起立壁18aは、所要の高さがあり、操作部17および表示部14を静脈センサ20の方向から観察できないようにする目隠しとして機能する。
前方起立壁18aは、静脈センサ20の方向から操作部17および表示部14を視認不能または視認困難に塗装されている。なお、前方起立壁18aは、透過率の低い材質、屈折率の大きな形状、または遮蔽シールの貼付や凹凸加工などの表面処理によって、静脈センサ20の方向からの視認性を低下させるものであってもよい。
手首ガイド18は、静脈センサ20に翳される手の手首を支持する手首支持部19を、前方起立壁18aの上端に備える。手首支持部19は、手首に合わせた曲面形状であり、手首の位置、傾きを規制して、手のひらを静脈センサ20の撮影範囲に的確に誘導する。また、手首支持部19は、前方起立壁18aの上端から操作部17の方向に庇状にせり出す。これにより、手首支持部19は、静脈センサ20の方向の比較的高い視点から、操作部17および表示部14を目隠しする機能を有する。たとえば、手首ガイド18は、表示部14の直上に手首支持部19を備えることで、生体情報入力装置11の上方からの覗きこみに対しても表示部14を目隠しすることができる。これにより、金融機関の窓口で対面する係員が生体情報入力装置11の操作説明を身を乗り出しておこなうような場合であっても、顧客の入力内容や入力操作は、係員に対して目隠しされる。
このように、生体情報入力装置11は、手首支持部19が前方起立壁18aの上端から操作部17の方向に庇状にせり出すことで、前方起立壁18aの高さを抑制しながら操作部17および表示部14を目隠しする機能を向上している。
手首ガイド18は、前方起立壁18aの両側に側方起立壁18bを備える。側方起立壁18bは、前方起立壁18aと同様に透明な樹脂製であり、生体情報入力装置11の左右方向から操作部17および表示部14を視認不能または視認困難に塗装されている。したがって、前方起立壁18aおよび側方起立壁18bは、生体情報入力装置11の前方(手前側)および上方を開放したフード状の目隠しとなり、暗証番号の入力操作および入力内容を第三者が覗き見ることを防止する。
また、前方起立壁18aおよび側方起立壁18bは、一体成形により剛性が向上する。前方起立壁18aと一体成形された側方起立壁18bは、本体部12の上面から操作部17の方向に傾いて起立する前方起立壁18aの倒れを防止する。これにより、生体情報入力装置11は、手首支持部19による手首支持の安定感を向上させている。
静脈センサ20は、手のひらを撮影するイメージセンサ(たとえば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ、CCD(Charge Coupled Device)センサなど)と、集光レンズと、被写体に照射して被写体との距離を測距するための複数の発光素子(LED:Light Emitting Diode)とを備える。また、静脈センサ20は、ガイド13が適切に装着されている場合に、生体と、ガイド13の標識25とを撮影範囲に含めた撮影画像を撮影可能である。
指ガイド21は、手のひらを静脈センサ20で撮影する際に上端で指を支持する。指ガイド21は、本体部12から垂直に起立した起立壁である。指ガイド21は、矩形かつ板状である。指ガイド21は、静脈センサ20を挟んで利用者に対向した位置に、本体部12の短手方向に平行となるように設置される。
ガイド13は、本体部12へ着脱可能であり、本体部12へ適切に装着された場合に、手のひらを正位置で支持する。ガイド13は、生体情報入力装置11が手のひらの静脈像を安定して取得可能にするために用いられる。ガイド13は、矩形の底部30と、底部30の四辺から起立した前方壁31と、後方壁32と、2つの側方壁33(33a、33b)とから形成される、上方を解放した箱形(逆四角錐台)状である。
底部30は、窓部24と、スリット34とを備える。窓部24は、底部30の中央に設けられる。窓部24は、装着時に静脈センサ20に対応する位置にあたり、矩形に開口した領域内に静脈センサ20を内包する大きさを有する。スリット34は、底部30において前方壁31に沿って設けられる。スリット34は、ガイド13の装着時に指ガイド21に対応する位置にあり、指ガイド21を挿通可能な大きさと形状を有する。
前方壁31は、三指支持部23を備える。三指支持部23は、前方壁31の上端に設けられ、手のひらを静脈センサ20で撮影する際に三指(人差し指、中指、薬指)を支持する。三指支持部23は、本体部12へガイド13が適切に装着された場合に、三指を正位置で支持することが可能である。
側方壁33は、標識25と、種別標識26と、第1指/第5指支持部22a、22bとを備える。第1指/第5指支持部22a、22bは、側方壁33の上端に設けられ、手のひらを静脈センサ20で撮影する際に第1指(親指)、第5指(小指)をそれぞれ支持する。第1指/第5指支持部22a、22bは、本体部12へガイド13が適切に装着された場合に、第1指および第5指を正位置で支持することが可能である。
標識25は、本体部12へのガイド13の装着の装着状態の判別に用いられる標識である。標識25は、本体部12へ適切にガイド13が装着された場合に、静脈センサ20が生体と標識25とを撮影範囲に含めた撮影画像を撮影することが可能な位置にある。標識25は、たとえば、マーキングやシールや塗装などであってもよいし、ガイド13の切削痕であってもよく、さまざまな態様をとり得る。また、標識25は、たとえば、矩形や円形などであってもよいし、ガイド13内部を一周する線であってもよく、さまざまな形状をとり得る。
標識25は、矩形状に付されたマーキングであり、それぞれの側方壁の複数箇所に付されている。標識25は、側方壁33aと33bとが対向する面(箱形状の内壁)にある。標識25aと標識25bは、それぞれ側方壁33a、33bの対向面に、対となって設けられる。対となる標識25a、25bは、それぞれが略同一形状である。対となる標識25a、25bは、ガイド13が適切に本体部12へ装着された場合に、静脈センサ20から略同一距離の位置にある。なお、標識25a、25bは、側方壁33a、33bのそれぞれに1つ以上設けることができる。なお、ガイド13は、標識25を後方壁32に備えてもよい。
種別標識26は、ガイド13の種別を表す標識であり、ガイド13の種別の特定に用いられる。たとえば、ガイド13の種別は、子供用や大人用などのサイズの種別や、左手用や右手用などの形状の種別などがある。
種別標識26は、本体部12へ適切にガイド13が装着された場合に、静脈センサ20が生体と種別標識26とを撮影範囲に含めた撮影画像を撮影可能な位置にある。種別標識26は、側方壁33において、側方壁33a、33bとが対向する面(箱形状の内壁)にある。種別標識26は、側方壁33aにある。種別標識26は、たとえば、ラインを内部に含む矩形のマーキングであり、ガイド13の種別を特定可能であればよく、円形や三角形など、その他の形状のマーキングであってもよい。また、種別標識26は、バーコードや、二次元バーコード、その他の符号や、文字などであってもよい。
なお、種別標識26は、これに限らず、異なるガイドの種別を特定可能であればよく、さまざまな態様(色彩や、模様など)、さまざまな形状(凹形状、凸形状など)をとり得る。なお、ガイド13は、独立して種別標識26を備えずに、標識25に種別標識26の機能を含ませてもよい。この場合に、ガイド13は、たとえば、内部にラインを有した標識を備えることで、標識25に種別標識26の機能を持たせることができる。なお、種別標識26は、側方壁33bにあってもよいし、側方壁33aと側方壁33bのそれぞれにあってもよいし、後方壁32にあってもよい。
次に第二の実施形態の生体情報入力装置のハードウェアの構成について図5を用いて説明をおこなう。図5は、第二の実施形態の生体情報入力装置のハードウェアの構成を示す図である。
生体情報入力装置11は、制御部50によって装置全体が制御されている。生体情報入力装置11は、制御部50と、通信部51と、記憶部52と、画像処理部53と、暗号化処理部54と、入出力インタフェース部55とを備える。制御部50は、各処理部を統括的に制御する。通信部51は、コンピュータと接続し、データの送受信をする。記憶部52は、所要の情報を一時的に記憶する。画像処理部53は、画像情報について画像処理をおこなう。暗号化処理部54は、所要の情報を暗号化する。
通信部51は、たとえば、ホストコンピュータとネットワークで接続した窓口端末(コンピュータ)と接続し、ホストコンピュータと登録情報の送受信をする。なお、通信部51は、ホストコンピュータと直接接続してもよい。
制御部50は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。また制御部50は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
記憶部52は、たとえば、主記憶装置のRAMと補助記憶装置のHDDとにより構成される。RAMには、制御部50に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAMには、制御部50による処理に必要な各種データが格納される。HDDは、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読出しをおこなう。HDDには、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
入出力インタフェース部55は、静脈センサ20と、操作部17と、表示部14と、ICリーダライタ16と、MSリーダ15と、SAM(Security Access Module)部56を接続する。SAM部56は、生体情報入力装置11のセキュリティを担保する。たとえば、SAM部56は、生体情報入力装置11を一意に特定可能な識別情報を記憶して生体情報入力装置11の正当性の保証をおこなったり、暗号鍵または復号鍵を記憶して生体情報入力装置11が入出力をおこなう情報の暗号化または復号化をおこなったりする。
このような構成により、生体情報入力装置11は、手のひらの静脈像の入力、利用者による操作入力、ICカードに記録された所要の情報の入力、MSカードに記録された所要の情報の入力をおこなうことができる。
次に第二の実施形態における静脈センサ20の撮影範囲について図6、図7、図8を用いて説明をおこなう。図6は、第二の実施形態の撮影範囲の俯瞰図である。図7は、第二の実施形態の撮影範囲の俯瞰図をX−Xで切断した切断面の模式図である。図8は、第二の実施形態の撮影範囲の俯瞰図をY−Yで切断した切断面の模式図である。
生体情報入力装置11は、撮影範囲Aを静脈センサ20で撮影する。撮影範囲Aは、静脈センサ20の撮影範囲である。撮影範囲Aは、静脈センサ20の画角(視野角)により決定される。撮影範囲Aは、生体情報入力装置11が、生体60を手首支持部19と三指支持部23と第1指/第5指支持部22a、22bとで正位置で支持することで、手のひらと、4つの指股とを含む。
静脈センサ20は、左右方向(図6の横方向)に画角B(視野角)であり、前後方向(図6の縦方向)に画角C(視野角)である。静脈センサ20は、画角Bにより、適切な装着状態のガイド13の標識25aと、標識25bと、生体60の生体情報取得部位とを含む撮影範囲Aを有する。また、静脈センサ20は、画角Cにより、適切な装着状態のガイド13の後方壁32の一部と、生体60と指ガイド21の一部とを含む撮影範囲Aを有する。
なお、静脈センサ20は、後方壁32に標識25を備える場合、適切な装着状態のガイド13の後方壁32に備えられる標識25を撮影範囲Aに含む画角とすることができる。なお、静脈センサ20の画角Bと画角Cとは、画角の大きさが同じであってもよい。
次に、第二の実施形態におけるガイド13の装着例について図9を用いて説明をおこなう。図9は、第二の実施形態のガイドの装着例を示す図である。
図9(A)は、本体部12へのガイド13の適切な装着状態における生体情報入力装置11の背面図である。生体情報入力装置11は、三指支持部23の上端と指ガイド21の上端とが略一致し、ガイド13は、本体部12に対して正常に装着されている。
図9(A)は、本体部12へのガイド13の適切な装着状態における生体情報入力装置11の背面図である。生体情報入力装置11は、三指支持部23の上端と指ガイド21の上端とが略一致し、ガイド13は、本体部12に対して正常に装着されている。
図9(A)において、2つの側方壁33のそれぞれの対向する位置に対となるようにある標識25a、25bは、静脈センサ20から略同一距離にある。
標識25a、25bは、静脈センサ20による撮影画像において、静脈センサ20から略同一距離、略同一形状として表示される。
標識25a、25bは、静脈センサ20による撮影画像において、静脈センサ20から略同一距離、略同一形状として表示される。
図9(B)は、本体部12へガイド13の不適切な装着状態における、生体情報入力装置11の背面図である。生体情報入力装置11は、ガイド13が傾き、三指支持部23の上端と指ガイド21の上端とが一致せず、ガイド13は、本体部12に対して異常に装着されている。
図9(B)において、2つの側方壁33のそれぞれの対向する位置に対となるようにある標識25a、25bは、ガイド13の傾きにより、静脈センサ20から略同一距離にない。
標識25a、25bは、静脈センサ20による撮影画像において、異なる形状として表示される。
次に、第二の実施形態における登録処理について図10を用いて説明をおこなう。図10は、第二の実施形態の登録処理のフローチャートである。
次に、第二の実施形態における登録処理について図10を用いて説明をおこなう。図10は、第二の実施形態の登録処理のフローチャートである。
生体情報入力装置11は、生体認証に用いる生体情報を登録(テンプレート登録)する際に、登録処理をおこなう。生体情報入力装置11は、登録処理において、生体60とガイド13とを含めた撮影画像を撮影し、撮影画像を判定し、登録に適している場合にガイド13の種別と生体情報を併せて登録する。
[ステップS11]制御部50は、ユーザIDとパスワードを取得する。たとえば、制御部50は、ICリーダライタ16に挿入されたICカードからユーザIDを読取り、操作部17から入力されるパスワードを取得する。ユーザIDは、個人を識別するための識別情報であり、利用者に直接的(たとえば、利用者番号)に、あるいは間接的(たとえば、口座番号)に付されたユニークなIDである。
[ステップS12]制御部50は、ユーザIDとパスワードとからユーザ認証をおこなう。制御部50は、認証の成否を判定する。制御部50は、認証成功(認証OK)と判定した場合にステップS13へすすみ、認証失敗(認証NG)と判定した場合に登録処理を終了する。
[ステップS13]制御部50は、静脈センサ20に対して撮影指示をおこない、静脈センサ20から撮影画像を取得する。
[ステップS14]制御部50は、撮影した撮影画像にもとづいて、判定処理をおこなう。制御部50は、判定処理において、ガイド13の種別と、ガイド13の装着状態と、生体60の支持状態とを判定する。判定処理については、後で図11を用いて詳細に説明する。
[ステップS14]制御部50は、撮影した撮影画像にもとづいて、判定処理をおこなう。制御部50は、判定処理において、ガイド13の種別と、ガイド13の装着状態と、生体60の支持状態とを判定する。判定処理については、後で図11を用いて詳細に説明する。
[ステップS15]制御部50は、判定処理の結果にもとづいて、ガイド13の装着状態が正常か否かを判定する。制御部50は、ガイド13の装着状態が正常である場合にステップS16へすすみ、ガイド13の装着状態が正常でない場合にステップS18へすすむ。
[ステップS16]制御部50は、判定処理の結果にもとづいて、生体60の支持状態が正常か否かを判定する。制御部50は、生体60の支持状態が正常である場合にステップS17へすすみ、生体60の支持状態が正常でない場合にステップS18へすすむ。
[ステップS17]制御部50は、撮影が規定回数おこなわれたか否かを判定する。制御部50は、撮影を規定回数おこなっている場合にステップS19へすすみ、撮影を規定回数おこなっていない場合にステップS18へすすむ。
[ステップS18]制御部50は、再撮影をおこなうことを報知する。生体情報入力装置11は、たとえば、表示部14に表示する情報(イメージや文字)により報知をおこなうことができるほか、図示しないスピーカから出力する音声により報知をおこなうことができる。
制御部50は、ガイド13の装着状態が正常でない場合に、ガイド13の正常な装着方法の案内を所要の出力部に指示する。また、制御部50は、生体60の支持状態が正常でない場合に、ガイド13への生体60の正常な載置方法の案内を所要の出力部に指示する。また、制御部50は、ガイド13の種別が適切でない場合に、ガイド13の種別の変更を促す案内を所要の出力部に指示する。
なお、生体情報入力装置11は、上記した情報の報知に限らず、判定結果によって報知することが必要となった情報を報知することができる。たとえば、生体情報入力装置11は、判定理由を含めて判定結果を報知してもよいし、次に装着すべきガイド13の種別を報知してもよいし、ガイド13の本体部12への装着手順を報知してもよい。
[ステップS19]制御部50は、撮影画像から取得した生体情報(静脈パターン)とガイド13の種別とを併せて登録する(登録テンプレートを作成する)。たとえば、制御部50は、ホストコンピュータに生体情報とガイド13の種別を併せて登録する。生体情報入力装置11は、ガイド13の種別と生体情報とを登録することで、利用者が照合をおこなう際に、登録時に用いたガイド13の種別を案内することができる。制御部50は、生体情報を登録し終えると、登録処理を終了する。
なお、制御部50は、ホストコンピュータに代えて、あるいはホストコンピュータに加えて、ICカード等に生体情報とガイド13の種別を併せて登録してもよい。
なお、生体情報入力装置11は、両手を撮影して、両手の生体情報を登録するようにしてもよい。この場合、生体情報入力装置11は、照合時に左右どちらの手でも照合をおこなうことができる。
なお、生体情報入力装置11は、両手を撮影して、両手の生体情報を登録するようにしてもよい。この場合、生体情報入力装置11は、照合時に左右どちらの手でも照合をおこなうことができる。
次に、第二の実施形態における判定処理について図11を用いて説明をおこなう。図11は、第二の実施形態の判定処理のフローチャートである。
生体情報入力装置11は、判定処理を登録処理のステップS14でおこなう。生体情報入力装置11は、判定処理において、ガイド13の種別と、ガイド13の装着状態と、生体60の支持状態を判定する。
生体情報入力装置11は、判定処理を登録処理のステップS14でおこなう。生体情報入力装置11は、判定処理において、ガイド13の種別と、ガイド13の装着状態と、生体60の支持状態を判定する。
[ステップS21]制御部50は、静脈センサ20が撮影した生体60とガイド13を撮影範囲Aに含む撮影画像を、静脈センサ20から取得する。
[ステップS22]制御部50は、画像処理部53に対して加工(画像処理)指示をおこない、画像処理部53から加工された撮影画像(加工画像)を取得する。画像処理部53は、撮影画像を画像処理することで制御部50における所要の判定を容易にする。画像処理は、たとえば、二値化があり、他にノイズ除去や、明度調整などがある。画像処理部53は、撮影画像の二値化において、生体60と標識25と種別標識26とを白(または黒)で表し、それ以外の画像を黒(または白)で表す。
撮影画像を二値化することで、制御部50は、撮影画像から検出対象を容易に特定できる。また、制御部50は、撮影画像からノイズを除去し、情報量を減らす。したがって、制御部50は、撮影画像から検出対象を高速で抽出できる。
[ステップS22]制御部50は、画像処理部53に対して加工(画像処理)指示をおこない、画像処理部53から加工された撮影画像(加工画像)を取得する。画像処理部53は、撮影画像を画像処理することで制御部50における所要の判定を容易にする。画像処理は、たとえば、二値化があり、他にノイズ除去や、明度調整などがある。画像処理部53は、撮影画像の二値化において、生体60と標識25と種別標識26とを白(または黒)で表し、それ以外の画像を黒(または白)で表す。
撮影画像を二値化することで、制御部50は、撮影画像から検出対象を容易に特定できる。また、制御部50は、撮影画像からノイズを除去し、情報量を減らす。したがって、制御部50は、撮影画像から検出対象を高速で抽出できる。
制御部50は、加工画像に含まれる生体60と種別標識26と標識25とを取得する。撮影画像の二値化については、後で図12、図13を用いて詳細に説明する
[ステップS23]制御部50は、加工画像を用いてガイド種別を判定する、ガイド種別判定処理をおこなう。ガイド種別判定処理については、後で図14を用いて詳細に説明する。
[ステップS23]制御部50は、加工画像を用いてガイド種別を判定する、ガイド種別判定処理をおこなう。ガイド種別判定処理については、後で図14を用いて詳細に説明する。
[ステップS24]制御部50は、加工画像を用いてガイド装着状態を判定する、ガイド装着状態判定処理をおこなう。ガイド装着状態判定処理については、後で図16を用いて詳細に説明する。
[ステップS25]制御部50は、加工画像を用いて生体支持状態を判定する、生体支持状態判定処理をおこなう。生体支持状態判定処理については、後で図20を用いて詳細に説明をする。制御部50は、生体支持状態判定処理の実行後に判定処理を終了する。
次に、第二の実施形態における二値化について図12、図13を用いて説明をおこなう。図12は、第二の実施形態の標識の二値化の一例である。図13は、第二の実施形態の二値化後の撮影画像の一例を示す図である。
図12は、ガイド13の標識25および種別標識26の周辺の二値化画像である。二値化画像は、側方壁33aに平行な方向から撮影した撮影画像を、画像処理部53により二値化した画像である。生体情報入力装置11は、判定処理のステップS22において、標識25aと種別標識26とをガイド13と異なる値(色)に加工する。標識25aと種別標識26とをガイド13と区別可能にすることで、生体情報入力装置11は、二値化された撮影画像から標識75と種別標識76とを特定できる。標識75は、標識25aが二値化された画像である。種別標識76は、種別標識26が二値化された画像である。
なお、制御部50は、種別標識26の内部に引かれたラインの本数でガイド13の種別を特定する。
撮影画像80は、ガイド13が本体部12に適切に装着された状態で、ガイド13によって正位置で支持された生体60を撮影した画像である。撮影画像80は、生体画像81と種別標識82と標識83a、83bとを含む。
撮影画像80は、ガイド13が本体部12に適切に装着された状態で、ガイド13によって正位置で支持された生体60を撮影した画像である。撮影画像80は、生体画像81と種別標識82と標識83a、83bとを含む。
生体画像81は、ガイド13によって生体60が正位置で支持されている状態である。生体画像81は、手のひらと、4つの指股とを含む。
種別標識82は、種別標識26が二値化された画像である。標識83aは、側方壁33aに付された標識25aが二値化された画像である。標識83bは、側方壁33bに付された標識25が二値化された画像である。
種別標識82は、種別標識26が二値化された画像である。標識83aは、側方壁33aに付された標識25aが二値化された画像である。標識83bは、側方壁33bに付された標識25が二値化された画像である。
種別標識82は、静脈センサ20からの撮影距離により、種別標識26が歪んだ形状となる。種別標識82は、中心方向に傾いて歪んだ四角形となる。
標識83a、83bは、静脈センサ20の撮影距離により、標識25が歪んだ形状となる。標識83a、83bは、中心方向に傾いて歪んだ四角形となる。また、対となる標識83aと標識83bとは、生体画像81を挟んで左右に表示される。また、対となる標識83aと標識83bとは、中心方向に向かって対称な傾きで歪む。したがって、対となる標識83aと標識83bは、対称な位置に、対称な形状で表示される。
標識83a、83bは、静脈センサ20の撮影距離により、標識25が歪んだ形状となる。標識83a、83bは、中心方向に傾いて歪んだ四角形となる。また、対となる標識83aと標識83bとは、生体画像81を挟んで左右に表示される。また、対となる標識83aと標識83bとは、中心方向に向かって対称な傾きで歪む。したがって、対となる標識83aと標識83bは、対称な位置に、対称な形状で表示される。
次にガイド13の種別の判定について図14、図15を用いて説明する。まず、第二の実施形態のガイド種別判定処理について図14を用いて説明する。図14は、第二の実施形態のガイド種別判定処理のフローチャートである。生体情報入力装置11は、ガイド種別判定処理を、図11の判定処理のステップS23でおこなう。生体情報入力装置11は、ガイド種別判定処理において、撮影画像から種別標識を読取り、読取った種別標識にもとづいてガイド13の種別を判定する。
[ステップS31]制御部50は、画像処理部53に対して種別標識の読取り指示をおこない、画像処理部53から種別標識を取得する。なお、画像処理部53は、加工画像から種別標識の位置を特定し、種別標識を制御部50に応答する。
[ステップS32]制御部50は、種別標識に含まれるライン数(ガイド種別識別情報)を特定する。
[ステップS33]制御部50は、ライン数にもとづいてガイド13の種別を特定し、ガイド種別判定処理を終了する。
[ステップS33]制御部50は、ライン数にもとづいてガイド13の種別を特定し、ガイド種別判定処理を終了する。
なお、制御部50が種別標識に含まれるライン数を特定するようにしたが、画像処理部53がライン数を特定し、制御部50が画像処理部53からライン数を取得するようにしてもよい。
また、制御部50は、ライン数を特定してからガイド13の種別を特定するようにしたが、あらかじめ登録してあるテンプレート画像と、種別標識とを照合することでガイド13の種別を特定するようにしてもよい。
次に、第二の実施形態のガイド種別判定の一例について、図15を用いて説明する。図15は、第二の実施形態の二値化後の種別標識の一例を示す図である。
図15(A)は、3本のラインを有する種別標識91を含む撮影画像90を示す。生体情報入力装置11は、画像処理部53を介して撮影画像90から種別標識91を取得し、種別標識91に含まれるライン数が3本であることを特定する。生体情報入力装置11は、ライン数「3本」にもとづいて、たとえば、ガイド13の種別が子供用であることを特定する。
図15(A)は、3本のラインを有する種別標識91を含む撮影画像90を示す。生体情報入力装置11は、画像処理部53を介して撮影画像90から種別標識91を取得し、種別標識91に含まれるライン数が3本であることを特定する。生体情報入力装置11は、ライン数「3本」にもとづいて、たとえば、ガイド13の種別が子供用であることを特定する。
図15(B)は、2本のラインを有する種別標識96を含む撮影画像95を示す。生体情報入力装置11は、画像処理部53を介して撮影画像95から種別標識96を取得し、種別標識96に含まれるライン数が2本であることを特定する。生体情報入力装置11は、ライン数「2本」にもとづいて、たとえば、ガイド13の種別が大人用であることを特定する。
図15(C)は、1本のラインを有する種別標識101を含む撮影画像100を示す。生体情報入力装置11は、画像処理部53を介して撮影画像100から種別標識101を取得し、種別標識101に含まれるライン数が1本であることを特定する。生体情報入力装置11は、ライン数「1本」にもとづいて、たとえば、ガイド13の種別が左手用であることを特定する。
このようにして、生体情報入力装置11は、生体情報入力時に装着されているガイド13の種別を特定することができる。これにより、生体情報入力装置11は、利用者にとって適切なガイド13の種別を保持しておくことで、利用者が不適切な種別のガイド13を装着したときに注意喚起をおこなうことができる。
次にガイド13の装着状態の判定について図16、図17、図18、図19を用いて説明をする。まず、第二の実施形態のガイドの装着状態判定処理について図16を用いて説明する。図16は、第二の実施形態のガイド装着状態判定処理のフローチャートである。
生体情報入力装置11は、図11の判定処理のステップS24において、ガイド装着状態判定処理をおこなう。生体情報入力装置11は、ガイド装着状態判定処理において、撮影画像から標識を読取り、読取った標識にもとづいて、ガイド13の装着状態を判定する。
[ステップS41]制御部50は、画像処理部53に対して標識の読取り指示をおこない、画像処理部53から標識を取得する。なお、画像処理部53は、加工画像から標識の位置を特定し、標識を制御部50に応答する。
[ステップS42]制御部50は、撮影画像の標識の数が、所定数であるか否かを判定する。制御部50は、ガイド13が適切に装着されている場合に、撮影画像から標識25と同数の標識を取得可能である。したがって、制御部50は、標識25と同数の標識を取得することができない場合には、ガイド13が適切に装着されていないと判定する。
制御部50は、所定数の標識を取得した場合にステップS43へすすみ、所定数の標識を取得できなかった場合にステップS46へすすむ。
[ステップS43]制御部50は、対となる標識の形状を比較し、形状が一致するか否かを判定する。対となる標識は、ガイド13が適切に装着された状態において、静脈センサ20からの撮影距離が略一致し、同様の傾きで(中心方向に向かって対称な形状)歪む。
[ステップS43]制御部50は、対となる標識の形状を比較し、形状が一致するか否かを判定する。対となる標識は、ガイド13が適切に装着された状態において、静脈センサ20からの撮影距離が略一致し、同様の傾きで(中心方向に向かって対称な形状)歪む。
したがって、制御部50は、撮影画像の対となる標識が異なる形状となっている場合に、ガイド13が適切に装着されていないと判定する。
制御部50は、撮影画像の対となる標識の形状が一致すると判定した場合にステップS44へすすみ、撮影画像の対となる標識の形状が一致しないと判定した場合にステップS46へすすむ。
制御部50は、撮影画像の対となる標識の形状が一致すると判定した場合にステップS44へすすみ、撮影画像の対となる標識の形状が一致しないと判定した場合にステップS46へすすむ。
なお、制御部50は、取得した標識の形状を比較して、形状が一致するか否かを判定したが、あらかじめ登録してあるテンプレート画像と、標識とを照合することで装着状態の判定をおこなってもよい。
[ステップS44]制御部50は、撮影画像の対となる標識の表示位置を比較し、表示位置が対称であるか否かを判定する。対となる標識は、ガイド13が適切に装着された状態において、撮影画像の左右に生体画像を挟んで対称な表示位置にある。
したがって、制御部50は、対となる標識が撮影画像の左右に生体を挟んで対称な表示位置にない場合に、ガイド13が適切に装着されていないと判定する。
制御部50は、対となる標識が撮影画像の左右に生体を挟んで対称な表示位置にある場合にステップS45へすすみ、対となる標識が撮影画像の左右に生体を挟んで対称な表示位置にない場合にステップS46へすすむ。
制御部50は、対となる標識が撮影画像の左右に生体を挟んで対称な表示位置にある場合にステップS45へすすみ、対となる標識が撮影画像の左右に生体を挟んで対称な表示位置にない場合にステップS46へすすむ。
なお、制御部50は、取得した標識の表示位置を比較して、表示位置が対称であるか否かを判定したが、あらかじめガイド13が適切に装着された状態における表示位置を設定し、設定した表示位置に表示されるか否かを判定してもよい。
[ステップS45]制御部50は、ガイド13の装着状態を正常であると判定(正常判定)し、ガイド装着状態判定処理を終了する。
[ステップS46]ガイド13が本体部12に適切に装着されていないと判定(異常判定)し、ガイド装着状態判定処理を終了する。
[ステップS46]ガイド13が本体部12に適切に装着されていないと判定(異常判定)し、ガイド装着状態判定処理を終了する。
次に第二の実施形態のガイド装着状態の判定の一例について、図17、図18、図19を用いて説明する。図17は、第二の実施形態のガイドが適切に装着された状態の撮影画像の一例を示す図である。図18、図19は、第二の実施形態のガイドが不適切に装着された状態の撮影画像の一例を示す図である。
撮影画像110は、標識111aと標識111bとを4つずつ含む。指先側から1番目にある標識111aと標識111b、2番目にある標識111aと標識111b、3番目にある標識111aと標識111b、4番目にある標識111aと標識111bの標識が対となる。標識111aと標識111bは、対応する各対が静脈センサ20を中心にして対称位置にあり、対称形状である。したがって、生体情報入力装置11は、ガイド装着状態判定処理において、対となる標識111aと標識111bの表示位置が対称であると判定し、ガイド13の装着状態が正常であると判定する。
なお、上記例では、ガイド13に、標識111aと標識111bとが、線対称となるように標識25aと標識25bを配置しているが、線対称かつ点対称となる位置かつ形状で標識25aと標識25bを配置してもよい。これにより、生体情報入力装置11は、本体部12に対するガイド13の、ヨーイング(水平面内での回転)、ピッチング(左右方向の回転)、およびローリング(前後方向の回転)にともなう装着異常を検出できる。
撮影画像115は、標識116aと標識116bとを4つずつ含む。標識116aと標識116bは、静脈センサ20を中心にして、対称形状でない。したがって、生体情報入力装置11は、ガイド装着状態判定処理において、対となる標識116aと116bの形状が一致しないと判定し、ガイド13の装着状態が異常であると判定する。
撮影画像120は、標識121を4つ含む。標識121は4つであり、ガイド13の標識25の数と異なる。したがって、生体情報入力装置11は、ガイド装着状態判定処理において、標識121が所定数存在しないと判定し、ガイド13の装着状態が異常であると判定する。
このようにして、生体情報入力装置11は、生体情報入力時に装着されているガイド13の装着状態を判定することができる。これにより、生体情報入力装置11は、ガイド13が不適切な装着状態であることの注意喚起をおこなうことができる。
次に第二の実施形態の生体60の支持状態の判定について、図20を用いて説明をおこなう。図20は、第二の実施形態の生体支持状態判定処理のフローチャートである。
生体情報入力装置11は、図11の判定処理のステップS25において、生体支持状態判定処理をおこなう。生体情報入力装置11は、生体支持状態判定処理において、撮影画像に含まれる生体60と標識25にもとづいて、生体60の支持状態を判定する。
生体情報入力装置11は、図11の判定処理のステップS25において、生体支持状態判定処理をおこなう。生体情報入力装置11は、生体支持状態判定処理において、撮影画像に含まれる生体60と標識25にもとづいて、生体60の支持状態を判定する。
[ステップS51]制御部50は、画像処理部53に対して手首位置基準線の取得指示をおこない、画像処理部53から生体画像の手首位置基準線を取得する。手首位置基準線は、手首位置を横方向に横切る手首位置の基準となる線である。手首位置基準線は、生体位置情報の測定に用いられる。
[ステップS52]制御部50は、画像処理部53に対して標識の読取り指示をおこない、画像処理部53から標識を取得する。標識は、生体位置情報の測定に用いられる。
[ステップS53]制御部50は、画像処理部53に対して指股位置の特定の指示をおこない、画像処理部53から4つの指股位置を取得する。4つの指股位置は、生体位置情報の測定に用いられる。
[ステップS53]制御部50は、画像処理部53に対して指股位置の特定の指示をおこない、画像処理部53から4つの指股位置を取得する。4つの指股位置は、生体位置情報の測定に用いられる。
[ステップS54]制御部50は、生体位置情報を測定する。生体位置情報は、生体と標識の位置関係を測定したものであり、生体支持状態の判定に用いられる。生体位置情報の測定については、図21、図22を用いて後で詳細に説明する。
[ステップS55]制御部50は、生体位置情報が規定した範囲内であるか否かを判定する。制御部50は、測定した生体位置情報が規定した範囲内である場合にステップS56へすすみ、測定した生体位置情報が規定した範囲内でない場合にステップS57へすすむ。
[ステップS56]制御部50は、正常判定をする。制御部50は、判定の結果、生体60がガイド13により適切に支持されており、正常な支持状態であると判定する。制御部50は、正常判定を終えると生体支持状態判定処理を終了する。
[ステップS57]制御部50は、異常判定をする。制御部50は、判定の結果、生体60がガイド13により適切に支持されておらず、異常な支持状態であると判定する。制御部50は、異常判定を終えると生体支持状態判定処理を終了する。
なお、第二の実施形態では、画像処理部53が、撮影画像を二値化するほか、撮影画像について所要の画像処理、所要の情報抽出をおこなっているが、これらの処理の一部、または全部を制御部50が担うようにしてもよい。
次に具体的に生体位置情報の測定例について図21、図22を用いて説明をおこなう。図21、図22は、第二の実施形態の生体支持状態判定処理の生体位置情報の測定方法の一例である。
撮影画像125は生体画像126と標識127a、127bと切出し領域128a、128b、128cと手首位置基準線129を含む。切出し領域128aは、第1指と第2指の指股と、第1指とを含む領域であり、生体位置情報の測定を説明するために切出した領域である。切出し領域128bは、第2指と、第3指と、第4指とを含む領域であり、生体位置情報の測定を説明するために切出した領域である。切出し領域128cは、第4指と第5指との指股と、第4指とを含む領域であり、生体位置情報の測定を説明するために切出した領域である。手首位置基準線129は、手首位置の基準となる線である。
制御部50は、切出し領域128aにおいて、第1指と第2指の指股と、ガイド13の指先側にある標識127aと、を結んだ線分の長さ(以下、Oa値)を測定する。
Oa値は、撮影画像125に占める手のひらの割合の判断に用いられる。具体的には、制御部50は、Oa値が小さい場合には、撮影画像125に占める手のひらの割合が多いと判断する。また、制御部50は、Oa値が大きい場合には、撮影画像125に占める手のひらの割合が少ないと判断する。
Oa値は、撮影画像125に占める手のひらの割合の判断に用いられる。具体的には、制御部50は、Oa値が小さい場合には、撮影画像125に占める手のひらの割合が多いと判断する。また、制御部50は、Oa値が大きい場合には、撮影画像125に占める手のひらの割合が少ないと判断する。
したがって、制御部50は、Oa値が所定値より小さいあるいは大きい場合には、第1指/第5指支持部22aが生体60の適切な位置を支持していないと判断する。具体的には、制御部50は、Oa値が所定値より大きい場合には、第1指/第5指支持部22aが生体60の指先側を支持していると判断し、ガイド13のサイズが大きいと判断する。また、制御部50は、Oa値が所定値より小さい場合には、第1指/第5指支持部22aが生体60の指股側を支持していると判断し、ガイド13のサイズが小さいと判断する。
また、制御部50は、切出し領域128aにおいて、第1指と第2指との指股と、ガイド13の指先側にある標識127aとを結んだ直線と、手首位置基準線129に平行な直線とがなす角度(以下、角度α)を測定する。
角度αは、生体60が第1指/第5指支持部22aにどのように支持されているかを判断するのに用いられる。具体的には、制御部50は、角度αが小さい場合には、生体60が第1指/第5指支持部22aの三指支持部23側で支持されていると判断する。また、制御部50は、角度αが大きい場合には、生体60が第1指/第5指支持部22aの手首支持部19側で支持されていると判断する。
したがって、制御部50は、角度αが所定値より小さいあるいは大きい場合には、第1指/第5指支持部22aの適切な位置で生体60を支持していないと判断する。具体的には、制御部50は、角度αが所定値より大きい場合には、第1指/第5指支持部22aの手首支持部19側で生体60を支持していると判断し、ガイド13のサイズが大きいと判断する。また、制御部50は、角度αが所定値より小さい場合には、第1指/第5指支持部22aの三指支持部23側で生体60を支持していると判断し、ガイド13のサイズが小さいと判断する。
制御部50は、切出し領域128bにおいて、二つの指股(第2指と第3指の指股、第3指と第4指の指股)を結んだ線分の中心と生体画像の上端(指先)とを結んだ線分の長さ(以下、Na値)を測定する。
Na値は、生体画像126の中指の長さであり、撮影画像125に占める手のひら画像の割合の判断に用いられる。具体的には、制御部50は、Na値が小さい場合には、撮影画像125に占める手のひらの割合が多いと判断する。また、制御部50は、Na値が大きい場合には、撮影画像125に占める手のひらの割合が少ないと判断する。
したがって、制御部50は、Na値が所定値より小さいあるいは大きい場合には、三指支持部23および指ガイド21が生体60の適切な位置を支持していないと判断する。具体的には、制御部50は、Na値が所定値より大きい場合には、三指支持部23および指ガイド21が生体60の指先側を支持していると判断し、ガイド13のサイズが大きいと判断する。また、制御部50は、Na値が所定値より小さい場合には、三指支持部23および指ガイド21が生体60の指股側を支持していると判断し、ガイド13のサイズが小さいと判断する。
制御部50は、切出し領域128cにおいて、第4指と第5指との指股と、ガイド13の指先側にある標識127bとを結んだ線分の長さ(以下、Ka値)を測定する。
Ka値は、撮影画像125に占める手のひら画像の割合の判断に用いられる。具体的には、制御部50は、Ka値が小さい場合には、撮影画像125に占める手のひらの割合が多いと判断する。また、制御部50は、Ka値が大きい場合には、撮影画像125に占める手のひらの割合が少ないと判断する。
Ka値は、撮影画像125に占める手のひら画像の割合の判断に用いられる。具体的には、制御部50は、Ka値が小さい場合には、撮影画像125に占める手のひらの割合が多いと判断する。また、制御部50は、Ka値が大きい場合には、撮影画像125に占める手のひらの割合が少ないと判断する。
したがって、制御部50は、Ka値が所定値より小さいあるいは大きい場合には、第1指/第5指支持部22bが生体60の適切な位置を支持していないと判断する。具体的には、制御部50は、Ka値が所定値より大きい場合には、第1指/第5指支持部22bが生体60の指先側を支持していると判断し、ガイド13のサイズが大きいと判断する。また、制御部50は、Ka値が所定値より小さい場合には、第1指/第5指支持部22bが生体60の指股側を支持していると判断し、ガイド13のサイズが小さいと判断する。
また、制御部50は、切出し領域128cにおいて、第4指と第5指との指股と、ガイド13の指先側にある標識127bとを結んだ直線と、手首位置基準線129に平行な直線とがなす角度(以下、角度β)を測定する。
角度βは、生体60が第1指/第5指支持部22bにどのように支持されているかを判断するのに用いられる。具体的には、制御部50は、角度βが小さい場合には、生体60が第1指/第5指支持部22bの三指支持部23側で支持されていると判断する。また、制御部50は、角度βが大きい場合には、生体60が第1指/第5指支持部22bの手首支持部19側で支持されていると判断する。
したがって、制御部50は、角度βが所定値より小さいあるいは大きい場合には、第1指/第5指支持部22bの適切な位置で生体60を支持していないと判断する。具体的には、制御部50は、角度βが所定値より大きい場合には、第1指/第5指支持部22bの手首支持部19側で生体60を支持していると判断し、ガイド13のサイズが大きいと判断する。また、制御部50は、角度βが所定値より小さい場合には、第1指/第5指支持部22bの三指支持部23で生体60を支持していると判断し、ガイド13のサイズが小さいと判断する。
以上が生体位置情報の測定の具体例である。
なお、具体例は生体60の右手の測定をおこなっているが、左手の測定も同様の測定方法で実現可能である。この場合、上記説明の第1指/第5指支持部22aを第1指/第5指支持部22bとし、第1指/第5指支持部22bを第1指/第5指支持部22aとすればよい。
なお、具体例は生体60の右手の測定をおこなっているが、左手の測定も同様の測定方法で実現可能である。この場合、上記説明の第1指/第5指支持部22aを第1指/第5指支持部22bとし、第1指/第5指支持部22bを第1指/第5指支持部22aとすればよい。
なお、制御部50は、測定した角度を比較することで、左右どちらの手が乗せられたかを特定することもできる。この場合、角度が大きい方を角度α(親指側の角度)とし、角度が小さい方を角度β(小指側の角度)とすることで、左右どちらの手が乗せられたかを特定できる。
なお、制御部50が測定する生体位置情報はこれに限らない。たとえば、制御部50は、撮影画像の中心線と指股との距離を測定し、生体の支持状態の判定に用いてもよいし、撮影画像の中点と指股との距離を測定し、生体の支持状態の判定に用いてもよい。また、制御部50は、手首位置基準線129と標識との距離を測定し、生体の状態の判定に用いてもよい。このように制御部50は、撮影画像から所要の生体位置情報を測定し、生体支持状態の判定に用いることができる。
次に生体認証における照合処理について図23を用いて説明する。図23は、第二の実施形態の照合処理のフローチャートである。
制御部50は、本人確認のために生体認証をする際に、照合処理をおこなう。制御部50は、照合処理において、生体情報を取得し、登録テンプレートとの照合(同一性の確認)をおこなう。
制御部50は、本人確認のために生体認証をする際に、照合処理をおこなう。制御部50は、照合処理において、生体情報を取得し、登録テンプレートとの照合(同一性の確認)をおこなう。
[ステップS61]制御部50は、ユーザIDを取得する。たとえば、制御部50は、ICリーダライタ16に挿入されたICカードからユーザIDを読取る。
[ステップS62]制御部50は、読取ったユーザIDにもとづいて登録テンプレート(登録した生体情報)を取得する。
[ステップS62]制御部50は、読取ったユーザIDにもとづいて登録テンプレート(登録した生体情報)を取得する。
[ステップS63]制御部50は、静脈センサ20に対して撮影指示をおこない、静脈センサ20から撮影画像を取得する。
[ステップS64]制御部50は、撮影した撮影画像にもとづいて、判定処理をおこなう。制御部50は、判定処理において、ガイド13の種別と、ガイド13の装着状態と、生体60の支持状態とを判定する。
[ステップS64]制御部50は、撮影した撮影画像にもとづいて、判定処理をおこなう。制御部50は、判定処理において、ガイド13の種別と、ガイド13の装着状態と、生体60の支持状態とを判定する。
[ステップS65]制御部50は、判定処理の結果にもとづいて、ガイド13の種別が登録テンプレートのガイド13の種別と同じ種別か否かを判定する。制御部50は、ガイド13の種別が同じと判定した場合に、ステップS66へすすみ、ガイド13の種別が同じでないと判定した場合に、ステップS70へすすむ。
[ステップS66]制御部50は、判定処理の結果にもとづいて、ガイド13の装着状態が正常か否かを判定する。制御部50は、ガイド13の装着状態が正常であると判定した場合にステップS67へすすみ、ガイド13の装着状態が正常でないと判定した場合にステップS70へすすむ。
[ステップS67]制御部50は、判定処理の結果にもとづいて、生体60の支持状態が正常か否かを判定する。制御部50は、生体60の支持状態が正常であると判定した場合にステップS68へすすみ、生体60の支持状態が正常でないと判定した場合にステップS70へすすむ。
[ステップS68]制御部50は、撮影が規定回数おこなわれたか否かを判定する。制御部50は、撮影を規定回数おこなった場合にステップS69へすすみ、撮影を規定回数おこなっていない場合にステップS70へすすむ。
[ステップS69]制御部50は、撮影により取得した生体情報と、登録テンプレートとが一致するか否かを判定する。制御部50は、照合により生体情報が一致すると判定した場合にステップS71へすすみ、照合により生体情報が一致しないと判定した場合にステップS72へすすむ。
[ステップS70]制御部50は、再撮影をおこなうことを報知する。生体情報入力装置11は、たとえば、表示部14に表示する情報(イメージや文字)により報知をおこなうことができるほか、図示しないスピーカから出力する音声により報知をおこなうことができる。
制御部50は、登録時とガイド13の種別が同じでない場合に、適切な種別のガイド13への変更を促す案内を所要の出力部に指示する。また、制御部50は、ガイド13の装着状態が正常でない場合に、ガイド13への生体60の正常な載置方法の案内を所要の出力部に指示する。
なお、生体情報入力装置11は、上記した情報の報知に限らず、判定結果によって報知することが必要となった情報を報知することができる。たとえば、生体情報入力装置11は、判定理由を含めて判定結果を報知してもよいし、ガイド13の本体部12への装着手順を報知してもよい。
[ステップS71]制御部50は、照合結果が認証成功とする。制御部50は、生体情報の照合の結果、利用者が登録した本人であるとし、照合結果が認証成功と判定して照合処理を終了する。なお、制御部50は、認証成功であることを生体情報入力装置11または、生体情報入力装置11が接続する外部の端末に出力してもよい。
[ステップS72]制御部50は、照合結果が認証失敗とする。制御部50は、生体情報の照合の結果、利用者が登録した本人ではないとし、認証失敗と判定して照合処理を終了する。なお、制御部50は、認証失敗であることを生体情報入力装置11または、生体情報入力装置11が接続する外部の端末に出力してもよい。
以上が第二の実施形態における生体情報入力装置11である。
上記第二の実施例によれば、生体情報入力装置11は、利用者の生体60とガイド13の標識25、および種別標識26とを撮影範囲に含めた撮影画像を静脈センサ20で撮影可能である。生体情報入力装置11は、撮影画像に含まれた標識25の数と、標識25の形状と、標識25の表示位置によってガイド13の装着状態を判定可能である。また、生体情報入力装置11は、撮影画像に含まれた種別標識26により、ガイドの種別を特定可能である。また、生体情報入力装置11は、撮影画像に含まれた標識25と生体60によって生体60の支持状態を判定可能である。
上記第二の実施例によれば、生体情報入力装置11は、利用者の生体60とガイド13の標識25、および種別標識26とを撮影範囲に含めた撮影画像を静脈センサ20で撮影可能である。生体情報入力装置11は、撮影画像に含まれた標識25の数と、標識25の形状と、標識25の表示位置によってガイド13の装着状態を判定可能である。また、生体情報入力装置11は、撮影画像に含まれた種別標識26により、ガイドの種別を特定可能である。また、生体情報入力装置11は、撮影画像に含まれた標識25と生体60によって生体60の支持状態を判定可能である。
これにより、生体情報入力装置11は、登録時において撮影された撮影画像にもとづいてガイド13の種別と、生体60の支持状態と、ガイド13の装着状態とを1枚の撮影画像で判定できる。また、生体情報入力装置11は、登録時において撮影された撮影画像にもとづいてガイド13の種別と、生体60の支持状態と、ガイド13の装着状態とを同時に判定できる。
生体情報入力装置11は、ガイド13の種別の判定結果を用いて、ガイド13の種別を特定できる。また、生体情報入力装置11は、生体60の支持状態の判定結果を用いて、生体60を適切に支持可能なガイド13を選択することを可能にする。また、生体情報入力装置11は、ガイド13の装着状態の判定結果を用いて、本体部12へガイド13の装着状態を案内できる。
したがって、生体情報入力装置11は、ガイド13の適切な装着状態のもと、ガイド13に適切に支持された生体60から生体情報を取得できる。
また、生体情報入力装置11は、判定したガイド13の種別と生体情報とを併せて登録をおこなう。そして、生体情報入力装置11は、照合時において、登録時に用いたガイド13の種別を取得することで、登録時に用いたガイド13で生体情報を取得することができる。
また、生体情報入力装置11は、判定したガイド13の種別と生体情報とを併せて登録をおこなう。そして、生体情報入力装置11は、照合時において、登録時に用いたガイド13の種別を取得することで、登録時に用いたガイド13で生体情報を取得することができる。
生体情報入力装置11は、照合時においても、撮影された撮影画像にもとづいてガイド13の種別と、生体60の支持状態と、ガイド13の装着状態とを1枚の撮影画像で判定できる。また、生体情報入力装置11は、照合時においても、撮影された撮影画像にもとづいてガイド13の種別と、生体60の支持状態と、ガイド13の装着状態とを同時に判定できる。
したがって、生体情報入力装置11は、照合時において、登録時に用いたガイド13の適切な装着状態のもと、ガイド13に適切に支持された生体60から生体情報を取得できる。
これらによれば、生体情報入力装置11は、登録時と照合時とにおいて同一のガイド13を利用することができ、照合(同一性の確認)の精度が向上する。また、生体情報入力装置11は、登録時と照合時とにおいて本体部12へガイド13を適切に装着し、生体情報を取得することができ、照合(同一性の確認)の精度が向上する。また、生体情報入力装置11は、登録時と照合時とにおいて、利用者の生体60を適切に支持するガイド13を用いて生体情報を取得することができ、照合(同一性の確認)の精度が向上する。
[第三の実施形態]
次に第三の実施形態について説明する。第三の実施形態では、生体情報入力装置1、11の一部機能を外部装置が担う点で、第一の実施形態および第二の実施形態と異なる。
次に第三の実施形態について説明する。第三の実施形態では、生体情報入力装置1、11の一部機能を外部装置が担う点で、第一の実施形態および第二の実施形態と異なる。
第三の実施形態における生体情報入力装置を用いた認証システムについて、図24を用いて説明をおこなう。図24は、第三の実施形態の生体情報入力装置を含む認証システムを示す図である。生体情報入力装置135は、生体情報入力装置11の機器を含む構成により実現可能である。以下、生体情報入力装置135の構成を、生体情報入力装置11と同様の機器構成であるとして説明する。
認証システム130は、生体の特徴を認識して個人を特定して認証する情報処理システムの1つであり、たとえば、銀行システムなどで顧客の認証をおこなう。認証システム130は、登録装置133、複数の自動預払装置150、およびホストコンピュータ131などの情報処理装置と、ネットワーク132を含んで構成される。
登録装置133は、銀行の窓口などに設けられ、係員の指示または操作にしたがい、利用者の生体情報の登録をおこなう装置である。登録装置133は、処理装置134と、ディスプレイ136と、生体情報入力装置135を含んで構成され、必要に応じてキーボード137と、マウス138等を含んで構成される。生体情報入力装置135は、撮影装置を内蔵し、生体60と標識25とガイド13を含めた撮影範囲で撮影する。処理装置134は、撮影画像にもとづいてガイド13の種別と、生体60の支持状態と、ガイド13の装着状態とを判定する。また、処理装置134は、撮影画像から生体画像、または生体画像にもとづいて取得した生体情報を取得する。処理装置134は、手のひらの生体画像、または生体情報を処理装置134の記憶部、ホストコンピュータ131の記憶部、または利用者のICカード139の記憶部のうち少なくともいずれか1つに記録する。
ホストコンピュータ131は、認証システム130において、処理装置134や自動預払装置150からの入力に対して、データの処理をおこなう。ホストコンピュータ131は、ユーザIDと、生体認証前にあらかじめ登録される照合情報(登録テンプレート)とを関連付けて記憶する。
自動預払装置150は、金融機関の屋内にあるATM(Automated Teller Machine)コーナ155や、ATMブース156に、1台または複数台が設置される。自動預払装置150は、金融取引に先立ち、利用者を認証する際に、生体認証をおこなう認証装置の1つである。自動預払装置150は、ICリーダライタ151とセンサユニット152を備える。
センサユニット152は、撮影装置を備え、利用者の手のひらの静脈像を撮影する。自動預払装置150は、ICリーダライタ151が利用者のICカード139から読取るユーザIDから特定する照合情報と、センサユニット152から取得する利用者の生体情報とから、利用者の認証をおこなう。なお、センサユニット152は、生体情報入力装置135に置き換え可能である。
なお、図24に示す認証システム130は、生体情報入力装置135により、認証装置を構成しているが、生体情報入力装置135を生体情報入力装置1、11に置き換えることもできる。
なお、処理装置134の機能の一部、または全部をホストコンピュータ131が備え、処理装置134でおこなう処理の一部、または全部をホストコンピュータ131がおこなってもよい。
次に、第三の実施形態における処理装置134のハードウェア構成について図25を用いて説明をおこなう。図25は、第三の実施形態の処理装置のハードウェアの構成を示す図である。
処理装置134は、プロセッサ161によって装置全体が制御されている。プロセッサ161には、バス169を介してRAM(Random Access Memory)162と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ161は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ161は、たとえばCPU、MPU、DSP、ASIC、またはPLDである。また、プロセッサ161は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM162は、処理装置134の主記憶装置として使用される。RAM162には、プロセッサ161に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM162には、プロセッサ161による処理に必要な各種データが格納される。
バス169に接続されている周辺機器としては、HDD(Hard Disk Drive)163、グラフィック処理装置165、入力インタフェース166、光学ドライブ装置167、機器接続インタフェース168およびネットワークインタフェース164がある。
HDD163は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読出しをおこなう。HDD163は、補助記憶装置として使用される。HDD163には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置165には、ディスプレイ136が接続されている。グラフィック処理装置165は、プロセッサ161からの命令に従って、画像をディスプレイ136の画面に表示させる。ディスプレイ136としては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。なお、グラフィック処理装置165に、生体情報入力装置135が接続され、画像を情報入力機器の表示部14に表示させてもよい。
入力インタフェース146には、キーボード137とマウス138と生体情報入力装置135とが接続されている。入力インタフェース166は、キーボード137、マウス138や生体情報入力装置135から送られてくる信号をプロセッサ161に送信する。なお、マウス138は、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
光学ドライブ装置167は、レーザ光などを利用して、光ディスク170に記録されたデータの読取りをおこなう。光ディスク170は、光の反射によって読取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク170には、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
機器接続インタフェース168は、処理装置134に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。たとえば機器接続インタフェース168には、メモリ装置171やメモリリーダライタ172を接続することができる。メモリ装置171は、機器接続インタフェース168との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ172は、メモリカード173へのデータの書き込み、またはメモリカード173からのデータの読出しをおこなう装置である。メモリカード173は、カード型の記録媒体である。
ネットワークインタフェース164は、ネットワーク132に接続されている。ネットワークインタフェース164は、ネットワーク132を介して、他のコンピュータ、ホストコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信をおこなう。
以上のようなハードウェア構成によって、第三の実施形態の処理機能を実現することができる。
処理装置134は、たとえば、読取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第三の実施形態の処理機能を実現する。処理装置134に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、処理装置134に実行させるプログラムをHDD163に格納しておくことができる。プロセッサ161は、HDD163内のプログラムの少なくとも一部をRAM162にロードし、プログラムを実行する。また、処理装置134に実行させるプログラムを、光ディスク170、メモリ装置171、メモリカード173などの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、たとえばプロセッサ161からの制御により、HDD163にインストールされた後、実行可能となる。また、プロセッサ161が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読出して実行することもできる。
処理装置134は、たとえば、読取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第三の実施形態の処理機能を実現する。処理装置134に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、処理装置134に実行させるプログラムをHDD163に格納しておくことができる。プロセッサ161は、HDD163内のプログラムの少なくとも一部をRAM162にロードし、プログラムを実行する。また、処理装置134に実行させるプログラムを、光ディスク170、メモリ装置171、メモリカード173などの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、たとえばプロセッサ161からの制御により、HDD163にインストールされた後、実行可能となる。また、プロセッサ161が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読出して実行することもできる。
以上が第三の実施形態である。
なお、実施形態は、認証に用いる生体情報として手のひらの静脈像を例示したが、認証に用いる生体情報を掌紋とすることもできる。また、指紋、掌形、網膜、虹彩、顔、血管、声紋、耳形、DNAなどの生体情報の入力にも適用可能である。この場合には、取得する生体情報に合わせてガイドの形状を調整し、生体とガイドの一部を撮影範囲に含めた撮影画像を撮影することで、生体情報入力装置は、適切なガイドであるか否かを判定可能である。
なお、実施形態は、認証に用いる生体情報として手のひらの静脈像を例示したが、認証に用いる生体情報を掌紋とすることもできる。また、指紋、掌形、網膜、虹彩、顔、血管、声紋、耳形、DNAなどの生体情報の入力にも適用可能である。この場合には、取得する生体情報に合わせてガイドの形状を調整し、生体とガイドの一部を撮影範囲に含めた撮影画像を撮影することで、生体情報入力装置は、適切なガイドであるか否かを判定可能である。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、生体情報入力装置1(生体情報入力装置11または、処理装置134と生体情報入力装置135)が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読取り可能な記録媒体(可搬型記録媒体を含む)に記録しておくことができる。コンピュータで読取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R/RWなどがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
1、11 生体情報入力装置
2、12 本体部
3 ガイド部
3a 標識部
4 撮影部
5 判定部
6、60 生体
7 ガイド部装着状態
8 生体支持状態
13 ガイド
14 表示部
15 MSリーダ
16、151 ICリーダライタ
17 操作部
18 手首ガイド
18a 前方起立壁
18b 側方起立壁
19 手首支持部
20 静脈センサ
21 指ガイド
22a、22b 第1指/第5指支持部
23 三指支持部
24 窓部
25、25a、25b、75、83a、83b、111a、111b、116a、116b、121、127a、127b 標識
26、76、82、91、96、101 種別標識
30 底部
31 前方壁
32 後方壁
33、33a、33b 側方壁
34 スリット
2、12 本体部
3 ガイド部
3a 標識部
4 撮影部
5 判定部
6、60 生体
7 ガイド部装着状態
8 生体支持状態
13 ガイド
14 表示部
15 MSリーダ
16、151 ICリーダライタ
17 操作部
18 手首ガイド
18a 前方起立壁
18b 側方起立壁
19 手首支持部
20 静脈センサ
21 指ガイド
22a、22b 第1指/第5指支持部
23 三指支持部
24 窓部
25、25a、25b、75、83a、83b、111a、111b、116a、116b、121、127a、127b 標識
26、76、82、91、96、101 種別標識
30 底部
31 前方壁
32 後方壁
33、33a、33b 側方壁
34 スリット
Claims (10)
- 生体から生体情報を入力する本体部と、前記本体部に着脱自在であって、前記本体部に装着された状態で前記生体を正位置で支持可能なガイド部と、を備え、
前記ガイド部は、前記本体部への装着状態の判別に用いられる標識部を備え、
前記本体部は、
前記ガイド部が装着された状態の前記標識部と、前記ガイド部により支持された前記生体とを撮影範囲に含めた撮影画像を撮影可能な撮影部と、
前記撮影画像に含まれる前記標識部にもとづいて前記本体部への前記ガイド部のガイド部装着状態を判定し、前記撮影画像に含まれる前記生体にもとづいて前記ガイド部による前記生体の生体支持状態を判定する判定部と、を備える、
ことを特徴とする生体情報入力装置。 - 前記標識部は、所定の形状を有し、
前記判定部は、前記撮影画像に含まれる前記標識部の形状にもとづいて装着状態を判定することを特徴とする請求項1記載の生体情報入力装置。 - 前記判定部は、前記撮影画像に含まれる前記標識部の数にもとづいて装着状態を判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の生体情報入力装置。
- 前記判定部は、前記標識部を基準にして前記生体の生体支持状態を判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の生体情報入力装置。
- 前記ガイド部は、前記ガイド部の種別を特定可能な種別標識を備え、
前記撮影部は、前記種別標識を撮影範囲に含めた撮影画像を撮影可能であり、
前記撮影画像に含まれる前記種別標識にもとづいて前記ガイド部の種別を特定する特定部を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の生体情報入力装置。 - 前記ガイド部は、前記本体部へ装着される面を底面として上方で開放する箱形状であって、前記底面に窓部と、開放端に前記生体を支持する支持部と、を備え、
前記撮影部は、前記本体部へ前記ガイド部が装着された場合に、前記窓部に位置することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の生体情報入力装置。 - 前記ガイド部は、前記標識部を前記箱形状の内壁に備えることを特徴とする請求項6記載の生体情報入力装置。
- 前記ガイド部は、前記種別標識を前記箱形状の内壁に備えることを特徴とする請求項6または請求項7記載の生体情報入力装置。
- 生体から生体情報を入力する本体部と、前記本体部に着脱自在であって、前記本体部に装着された状態で前記生体を正位置で支持可能なガイド部と、を備え、
前記ガイド部は、前記本体部への装着状態の判別に用いられる標識部を備え、
前記本体部は、前記ガイド部が装着された状態の前記標識部と、前記ガイド部により支持された前記生体とを撮影範囲に含めた撮影画像を撮影可能な撮影部を備える、
生体情報入力装置の生体支持状態を判定する生体支持状態判定方法であって、
コンピュータが、
前記撮影部が撮影した、前記ガイド部が装着された状態の前記標識部と、前記ガイド部により支持された前記生体とを撮影範囲に含む撮影画像を取得し、
前記撮影画像にもとづいて、前記本体部への前記ガイド部のガイド部装着状態と、前記ガイド部による前記生体の生体支持状態とを判定する、
ことを特徴とする生体支持状態判定方法。 - 生体から生体情報を入力する本体部と、前記本体部に着脱自在であって、前記本体部に装着された状態で前記生体を正位置で支持可能なガイド部と、を備え、
前記ガイド部は、前記本体部への装着状態の判別に用いられる標識部を備え、
前記本体部は、前記ガイド部が装着された状態の前記標識部と、前記ガイド部により支持された前記生体とを撮影範囲に含めた撮影画像を撮影可能な撮影部を備える、
生体情報入力装置における生体支持状態を判定する生体支持状態判定プログラムであって、
コンピュータに、
前記撮影部が撮影した、前記ガイド部が装着された状態の前記標識部と、前記ガイド部により支持された前記生体とを撮影範囲に含む撮影画像を取得し、
前記撮影画像にもとづいて、前記本体部への前記ガイド部のガイド部装着状態と、前記ガイド部による前記生体の生体支持状態とを判定する、
処理を実行させることを特徴とする生体支持状態判定プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012168322A JP2014026585A (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 生体情報入力装置、生体支持状態判定方法、および生体支持状態判定プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012168322A JP2014026585A (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 生体情報入力装置、生体支持状態判定方法、および生体支持状態判定プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014026585A true JP2014026585A (ja) | 2014-02-06 |
Family
ID=50200139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012168322A Pending JP2014026585A (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 生体情報入力装置、生体支持状態判定方法、および生体支持状態判定プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014026585A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015141007A1 (ja) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 生体登録・認証システムおよび生体登録・認証方法 |
JP2019066918A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 株式会社日本総合研究所 | 認証システム、物品及びプログラム |
-
2012
- 2012-07-30 JP JP2012168322A patent/JP2014026585A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015141007A1 (ja) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 生体登録・認証システムおよび生体登録・認証方法 |
JP6035452B2 (ja) * | 2014-03-20 | 2016-11-30 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 生体登録・認証システムおよび生体登録・認証方法 |
JP2019066918A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 株式会社日本総合研究所 | 認証システム、物品及びプログラム |
JP6996922B2 (ja) | 2017-09-28 | 2022-01-17 | 株式会社日本総合研究所 | 認証システム、物品及びプログラム |
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