JP2014024533A - Airbag device and woven fabric - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、エアバッグの膨張体と他の物体との摩擦を軽減する、エアバッグ装置及び織布に関する。 The present invention relates to an airbag device and a woven fabric that reduce friction between an inflatable body of an airbag and another object.
エアバッグの膨張時の圧力で破断するパネルを備えるエアバッグ装置のカバー体に関する先行技術文献として、例えば特許文献1が知られている。 For example, Patent Document 1 is known as a prior art document relating to a cover body of an airbag apparatus including a panel that is broken by a pressure when the airbag is inflated.
しかしながら、従来技術では、膨張したエアバッグとパネルのヒンジ部等の他の物体が直接接触するため、エアバッグの膨張体と他の物体との摩擦を軽減することが難しい。本発明は、エアバッグの膨張体と他の物体との摩擦を容易に軽減できる、エアバッグ装置及び織布の提供を目的とする。 However, in the prior art, since the inflated airbag and other objects such as the hinge portion of the panel are in direct contact, it is difficult to reduce friction between the inflated body of the airbag and the other objects. An object of the present invention is to provide an airbag device and a woven fabric that can easily reduce friction between an inflatable body of an airbag and other objects.
上記目的を達成するため、本発明は、
エアバッグと、
前記エアバッグの膨張により裂ける継ぎ目と、前記継ぎ目が裂けることにより形成されるフラップ部とを有し、前記エアバッグの膨張体と他の物体との摩擦を前記フラップ部により軽減する織布と、
前記織布を保持する保持部とを備え、
前記継ぎ目は、隣り合う主スリットと、前記主スリット間を通る織糸を分断する副スリットとを有する、エアバッグ装置を提供するものである。
In order to achieve the above object, the present invention provides:
An airbag,
A woven fabric that has a seam that is torn by inflation of the airbag, and a flap portion that is formed by tearing the seam, and that reduces friction between the airbag inflating body and other objects by the flap portion;
A holding part for holding the woven fabric,
The said seam provides the airbag apparatus which has an adjacent main slit and a sub slit which divides | segments the woven yarn which passes between the said main slits.
上記目的を達成するため、本発明は、
継ぎ目と、前記継ぎ目が裂けることにより形成されるフラップ部とを有し、エアバッグの膨張体と他の物体との摩擦を前記フラップ部により軽減する織布であって、
前記継ぎ目は、隣り合う主スリットと、前記主スリット間を通る織糸を分断する副スリットとを有する、織布を提供するものである。
In order to achieve the above object, the present invention provides:
A woven fabric having a seam and a flap portion formed by tearing the seam, and reducing friction between an airbag inflatable body and another object by the flap portion,
The seam provides a woven fabric having adjacent main slits and sub-slits for dividing a woven yarn passing between the main slits.
本発明によれば、エアバッグの膨張体と他の物体との摩擦を容易に軽減できる。 According to the present invention, it is possible to easily reduce friction between the inflatable body of the airbag and other objects.
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施形態であるエアバッグ装置100の構成を概略的に示した断面図である。エアバッグ装置100は、例えば、車両の助手席の前面に配置されているインストルメントパネル1の車体側に内装されている。エアバッグ装置100は、モジュールカバー20及びエアバッグモジュール110を備えるものである。モジュールカバー20は、折り畳まれて収納されたエアバッグ8を覆うカバーパネルである。エアバッグモジュール110は、エアバッグ8と、織布10と、リテーナ3と、インフレータ2とを備えるものである。
FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing a configuration of an
エアバッグ8は、モジュールカバー20を開いて助手席に座る乗員に向けて膨張展開するようにバッグ状に形成された布である。織布10は、エアバッグ8の膨張により裂ける継ぎ目13と、継ぎ目13が裂けることにより形成されるフラップ部11,12とを有している。織布10は、モジュールカバー20の一方のヒンジ部53aとエアバッグ8の膨張体とが直接接触することを、フラップ部11により遮ることによって防止するための遮蔽布である。織布10は、モジュールカバー20のもう一方のヒンジ部53bとエアバッグ8の膨張体とが直接接触することを、フラップ部12により遮ることによって防止するための遮蔽布でもよい。リテーナ3は、織布10を保持する保持部である。インフレータ2は、エアバッグ8を膨張させるガス発生器である。
The
したがって、このような構成を有するエアバッグ装置100、エアバッグモジュール110及び織布10によれば、エアバッグ8の膨張過程において、フラップ部11,12がヒンジ部53a,53bとエアバッグ8に挟まれるように回動する。このため、ヒンジ部53a,53bとエアバッグ8とが直接接触することを遮ることができる。その結果、ヒンジ部53a,53bとエアバッグ8の膨張体との摩擦を容易に低減できる。
Therefore, according to the
次に、エアバッグ装置100の構成を更に詳細に説明する。
Next, the structure of the
モジュールカバー20は、インストルメントパネル1と同様に、車室空間を形成する内壁の一部である助手席前面を構成する車室パネルである。インストルメントパネル1には、膨出したエアバッグ8が通過可能な大きさで形成された開口部1aが設けられている。開口部1aは、例えば矩形状に形成されている。モジュールカバー20は、開口部1aを塞ぐようにインストルメントパネル1に複数の固定部材4aで取り付けられている。固定部材4aの具体例として、クリップが挙げられるが、固定部材4aは、クリップ以外の部材でもよい。なお、モジュールカバー20は、インストルメントパネル1と別部材でもよいが、インストルメントパネル1と一体成形された部材でもよい。
Similar to the instrument panel 1, the
モジュールカバー20は、エアバッグモジュール110を覆うように支持する支持部材として機能してもよく、例えば、アウターパネル4とインナーパネル5とを有するように熱可塑性樹脂等の樹脂材から成形されていると好適である。
The
アウターパネル4は、例えば、インストルメントパネル1に固定部材4aで固定される。アウターパネル4のエアバッグ8側の内面には、アウターパネル4が膨張途中のエアバッグ8の圧力によって開きやすくなるように、複数の切り欠き部4bが形成されていると好適である。アウターパネル4は、切り欠き部4bによって、一対の固定部4cと一対の外側扉部4dに区分けできる。図示の3箇所の切り欠き部4bは、例えば、一連の線状溝により形成される。
The outer panel 4 is fixed to the instrument panel 1 with a
インナーパネル5は、例えば、アウターパネル4のエアバッグ8側の内面に接合される。接合方法の具体例として、振動溶着が挙げられるが、接合方法は、振動溶着以外の接合方法でもよい。インナーパネル5は、例えば、アウターパネル4の固定部4cのエアバッグ8側の内面に固定される一対の支持部51と、アウターパネル4の外側扉部4dのエアバッグ8側の内面に固定される一対の内側扉部52とを有している。
For example, the
インナーパネル5は、支持部51と内側扉部52との間に両者を連結するように形成された一対のヒンジ部53a,53bを有している。ヒンジ部53a,53bは、例えば図示のように、エアバッグ8に向けて凸状に突出するU字形状に形成されている。インナーパネル5は、ヒンジ部53a,53bが変形しやすいように、アウターパネル4よりも軟質の熱可塑性樹脂から成形されると好ましい。
The
ヒンジ部53a,53bは、その凸状の頂部と支持部51とを接続する支持部側接続部を有し、ヒンジ部53a,53bの他部位よりも剛性の低い低剛性部54がその支持部側接続部に形成されるものでもよい。内側扉部52はヒンジ部53a,53bを支点に回動するため、ヒンジ部53a,53bに低剛性部54が形成されることにより、ヒンジ部53a,53b及び内側扉部52の回動を容易に滑らかにできる。低剛性部54は、例えば、ヒンジ部53a,53bの他部位よりも軟質化してもよいし、図示のように薄肉化してもよい。また、薄肉化によって、ヒンジ部53a,53bを小型化できる。
The
また、インナーパネル5は、リテーナ3を収容する空間を形成する側壁5bを有している。側壁5bは、例えば、支持部51に対してエアバッグ8側に突出するように、枠状に形成されている。側壁5bには、複数の係止孔5cが形成されている。リテーナ3の外側面3bに設けられた複数のフック3aが、それぞれに対応する係止孔5cに引っ掛けられることにより、エアバッグモジュール110は、インナーパネル5の側壁5bに取り付けられる。
Further, the
エアバッグモジュール110は、リテーナ3と、インフレータ2と、エアバッグ8と、形状保持シート9と、織布10とを備えている。
The
リテーナ3は、外側面3bに囲まれた収容空間3cを有している。収容空間3cは、エアバッグ8及びインフレータ2を収容する収容部である。リテーナ3がこのような収容部を有することにより、織布10を保持する手段とエアバッグ8及びインフレータ2を収容する手段をリテーナ3に一体化できる。リテーナ3が連結部材6を介して車体フレーム7に固定されることで、エアバッグモジュール110は車体に強固に固定できる。リテーナ3の形状は、図示の形態に限られない。
The
インフレータ2は、不図示の制御回路からの制御信号に基づいて、エアバッグ8を膨張展開させるガスを発生させる。インフレータ2は、リテーナ3の収容空間3cに収容されずに、リテーナ3に外付けされてもよい。
The
エアバッグ8は、インフレータ2から供給されるガスによって膨張可能に折り畳まれた状態でリテーナ3に収容されている。エアバッグ8の折り畳み形態は、任意でよいため、特に図示されてない。
The
形状保持シート9は、エアバッグ8を折り畳んだ状態で包むことによって、エアバッグ8の折り畳み形状を保持するための布材である。これにより、エアバッグ8の折り畳み形状がリテーナ3内で崩れにくくすることができる。形状保持シート9は、インフレータ2から供給されるガスにより膨らんだエアバッグ8の膨張圧力によって裂ける継ぎ目9aを有している。形状保持シート9が継ぎ目9aの位置で裂けることにより、エアバッグ8は、膨張しながら形状保持シート9から飛び出し、織布10を内側から押圧する。
The
織布10は、ヒンジ部53a,53bとエアバッグ8を摩擦から保護するため、ヒンジ部53a,53bとエアバッグ8との間に、リテーナ3の収容空間3cの開口を覆うように設置される。織布10は、形状保持シート9で包まれたエアバッグ8の上側部位を跨ぐように、リテーナ3のフック3aに引っ掛けて保持されている。エアバッグ8の上側部位とは、エアバッグ8が膨張によりリテーナ3から飛び出す方向側におけるエアバッグ8の部位であって、車両搭載時における上側部位に必ずしも一致しない。フック3aに引っ掛けられた織布10の端部10cは、インナーパネル5の側壁5bとリテーナ3の外側面3bとの間に挟まれている。
The woven
図2は、図1に示したエアバッグモジュール110の一例であるエアバッグモジュール110Aの概略外観図である。図2(A)は斜視図、図2(B)は正面図、図2(C)は平面図、図2(D)は側面図である。リテーナ3は、エアバッグ8の折り畳み体を収容する箱状の直方体で概略的に示されている。
FIG. 2 is a schematic external view of an
エアバッグ8の折り畳み体を包む形状保持シート9は、エアバッグ装置100(エアバッグモジュール110)が車両に搭載されたときに車両の幅方向となる方向に沿って直線的に形成された継ぎ目9aを有する。形状保持シート9は、エアバッグ8の膨張により、継ぎ目9aの位置で継ぎ目9aに沿って裂ける。継ぎ目9aは、例えば、一又は複数のスリットと一又は複数の繋ぎ部とが直線的に形成されて構成されている。
The shape-holding
織布10は、例えば、方形状に形成された一枚布である。また、織布10は、複数の織布が縫合等により接合されて構成された一枚布でもよい。織布10の両側の端部10cには、リテーナ3の複数のフック3aが貫通可能な大きさに形成された複数の取り付け孔16が列状に形成されている。複数のフック3aは、リテーナ3の互いに対向する両側の外側面3bに列状に設けられている。複数のフック3aが、それぞれに対応する取り付け孔16に引っ掛けられることにより、織布10は、形状保持シート9に周囲を包まれたエアバッグ8の上を渡るように保持される。
The woven
織布10には、エアバッグ8の膨張により裂ける継ぎ目13が、エアバッグ装置100(エアバッグモジュール110)が車両に搭載されたときに車両の幅方向となる方向に沿って直線的に形成されている。継ぎ目13が裂けることによって、フラップ部12は、形状保持シート9を継ぎ目9aの位置で継ぎ目9aに沿って破断して膨張したエアバッグ8に押されることにより、一方の端部10cを中心に回動する。同時に、継ぎ目13が裂けることによって、フラップ部11は、形状保持シート9を継ぎ目9aの位置で継ぎ目9aに沿って破断して膨張したエアバッグ8に押されることにより、フラップ部12とは反対側の他方の端部10cを中心に回動する。図示から明らかなように、織布10は、継ぎ目13が裂ける前に継ぎ目13で互いに隣り合って繋がり、継ぎ目13が裂けることにより形成されるフラップ部11,12を有している。
On the woven
継ぎ目13は、織布10の頂部10aと一方の端部10cとの間の中間部10bに形成されている。これにより、フラップ部11の他方の端部10cから継ぎ目13までのフラップ長を、フラップ部12の一方の端部10cから継ぎ目13までのフラップ長よりも長くできる。これにより、例えば図1に示されるように、エアバッグ8が膨張する前において、織布10からヒンジ部53aまでの最短距離が、織布10からヒンジ部53bまでの最短距離よりも長くても、リテーナ3のフック3aを支点に回動したフラップ部11がヒンジ部53aに届かないことを防止できる。
The
図2に示されるように、継ぎ目13は、複数のスリット14と、隣り合うスリット14間の切れ間15とを列状に有している。スリット14は、織布10を切り欠いた部位であり、切れ間15は、織布10を切り欠いてない部位である。切れ間15を通る織糸がエアバッグ8の膨張時の押圧によってほどけることにより、織布10は継ぎ目13の位置で継ぎ目13に沿ってフラップ部11とフラップ部12に分離される。スリット14は、それぞれ、直線状の主スリット14bと、主スリット14bの両端に接続される副スリット14a,14cとを有している。主スリット14bは、一直線上に複数並んで設けられた切り欠きである。副スリット14aは、主スリット14bの一方のスリット端に連通する切り欠きであり、副スリット14cは、主スリット14bのもう一方のスリット端に連通する切り欠きである。
As shown in FIG. 2, the joint 13 has a plurality of
図3は、織布10が継ぎ目13の途中まで裂けた状態を示した概略図である。織布10は、例えば、経糸(たていと)17と緯糸(よこいと)18の平織りで織られている。斜文織、朱子織等の他の織り方でもよい。副スリット14a,14cは、隣り合う主スリット14b間の切れ間15を通る経糸17及び緯糸18を分断するように、主スリット14bの長手方向に対して異なる斜め方向に切り込まれている。副スリット14aは、主スリット14bに対して一方の側方に延びるように直線的に形成され、副スリット14cは、主スリット14bに対して副スリット14aとは反対側のもう一方の側方に延びるように直線的に形成されている。スリット14が織布10に設けられていても、経糸17と緯糸18が切れ間15で絡み合っているため、フラップ部11,12は互いに継ぎ目13の切れ間15の位置で繋がっている。
FIG. 3 is a schematic view showing a state in which the woven
経糸17と緯糸18が切れ間15で絡み合った初期状態においてエアバッグ8が膨張し始めると、隣り合う主スリット14bを通る仮想延長線に対して副スリット14a側の切れ間15の部位で、経糸17が緯糸18から抜けることにより、切れ間15は切断される。このように全ての切れ間15が切断されることにより、織布10は、継ぎ目13でフラップ部11とフラップ部12に分離される。
When the
なお、隣り合う主スリット14bを通る仮想延長線に対して副スリット14c側の切れ間15の部位で、経糸17が緯糸18から抜けることにより、切れ間15は切断される場合もある。
Note that the
このように、継ぎ目13は、隣り合う主スリット14bと、隣り合う主スリット14b間の切れ間15を通る織糸を分断する副スリット14a,14cとを有している。継ぎ目13がこれらのスリットを有することにより、エアバッグ8の展開性能に影響を与えないように継ぎ目13は滑らかに裂かれつつ、図1に示したヒンジ部53a,53bとエアバッグ8の膨張体との摩擦を織布10が介在することによって容易に軽減できる。
As described above, the
また、継ぎ目13が従来よりも裂けやすい形態のため、エアバッグ8の膨張が織布10に過度に遮られてエアバッグ8の内圧が上昇しすぎることを容易に防止できる。また、フラップ部11,12が、従来よりも裂けやすい継ぎ目13で互いに繋がっているので、継ぎ目13が裂けた直後のフラップ部11,12の初期回動速度を滑らかに立ち上げることができる。
Further, since the
また、図示の場合、織布10は、形状保持シート9に包まれたエアバッグ8を跨ぐように形状保持シート9の上側で保持されている。このような場合であっても、継ぎ目13が裂けやすいため、形状保持シート9を継ぎ目9aで破断して膨張したエアバッグ8が織布10に過度に遮られて、エアバッグ8の内圧が上昇しすぎることを防止できる。例えば、織布10の継ぎ目13を、形状保持シート9の継ぎ目9aよりも裂けやすい強度に形成すると一層効果的である。
Moreover, in the case of illustration, the woven
継ぎ目13と継ぎ目9aの裂けやすさを比較するには、例えば、織布10及び形状保持シート9の平面視で、継ぎ目の延伸方向に平行な方向に対して直交する方向に引っ張ったときの引っ張り強度を測定するとよい。
In order to compare the ease of tearing between the
図4は、エアバッグ8の膨張展開時の動作の一例を示した図である。図4(A)はエアバッグ膨張初期段階、図4(B)はアウターパネル分割段階、図4(C)は扉部回転段階、図4(D)は扉部回転終了段階である。なお、図4において、形状保持シート9の図示を省略している。
FIG. 4 is a view showing an example of the operation when the
図4(A)に示すエアバッグ膨張初期段階は、エアバッグ8がインナーパネル5の側壁5bの内部で膨張して内側扉部52を押圧する段階である。エアバッグ8は、リテーナ3から突出する方向に膨張し、織布10を継ぎ目13でフラップ部11とフラップ部12に分離させる。そして、エアバッグ8は、内側扉部52とフラップ部11を介して接触して押圧する。
The airbag expansion initial stage shown in FIG. 4A is a stage in which the
図4(B)に示すアウターパネル分割段階は、エアバッグ8がアウターパネル4を押圧し、アウターパネル4を、固定部4c,4cと外側扉部4d,4dとに分割する段階である。エアバッグ8の押圧により回動したフラップ部11は、エアバッグ8がヒンジ部53aに直接接触しないようにヒンジ部53aとエアバッグ8との間に介在するため、ヒンジ部53aをエアバッグ8との摩擦から容易に保護できる。フラップ部12のフラップ長によっては、エアバッグ8の押圧により回動したフラップ部12は、エアバッグ8がヒンジ部53bに直接接触しないようにヒンジ部53bとエアバッグ8との間に介在するため、ヒンジ部53bをエアバッグ8との摩擦から容易に保護することも可能である。
The outer panel dividing step shown in FIG. 4B is a step in which the
このとき、固定部4cと外側扉部4dの間の切り欠き部4bよりも、一方の外側扉部4dと他方の外側扉部4dの間の切り欠き部4bの方が先に分割し易くなるように、切り欠き部4bの深さや、アウターパネル4の厚さが適宜設定されているとよい。また、アウターパネル4の外側扉部4dは固定部4cから切り離されるが、外側扉部4dの内側に内側扉部52が接続されているため、外側扉部4dが離散することはない。なお、固定部4cは固定部材4aによりインストルメントパネル1に固定されているため、エアバッグ8の膨張により、固定部4cが外れることはない。
At this time, the
図4(C)に示す扉部回転段階は、エアバッグ8の膨張の進行に合わせて外側扉部4dがヒンジ部53a,53bを中心に固定部4c側に回転していく段階である。フラップ部11は、ヒンジ部53aとエアバッグ8の膨張体との間に介在するように、フック3aを支点に回動する。同様に、フラップ部12は、ヒンジ部53bとエアバッグ8の膨張体との間に介在するように、フック3aを支点に回動してもよい。
The door rotation stage shown in FIG. 4C is a stage in which the
このとき、ヒンジ部53a,53bは、エアバッグ8の膨張により押し上げられて上方に伸び上がることになるが、薄肉部等の低剛性部54が形成されているため、薄肉部等の低剛性部54を起点として回転し易くなっている。
At this time, the
図4(D)に示す扉部回転終了段階は、内側扉部4dが固定部4c側に折れ曲がった段階である。エアバッグ8の形状や車内の状況によっては、必ずしも図4(D)に示した状態になるとは限らないが、このように完全に折れ曲がった状態であっても、ヒンジ部53a,53bはヒンジとして機能する。フラップ部11は、この段階でも、ヒンジ部53aとエアバッグ8の膨張体との間に介在するようなフラップ長を有しているとよい。フラップ部12についても同様である。
The door rotation end stage shown in FIG. 4D is a stage where the
次に、上述の実施形態と異なる他の実施形態について説明する。上述の実施形態と同様の構成についての説明は省略する。 Next, another embodiment different from the above-described embodiment will be described. A description of the same configuration as that of the above-described embodiment is omitted.
図5は、エアバッグモジュール110の一例であるエアバッグモジュール110Bの概略外観図である。図5(A)は斜視図、図5(B)は正面図である。平面図及び側面図については、図2と同様のため、省略する。
FIG. 5 is a schematic external view of an
リテーナ3は、織布10を片方のフック3aで1回折り返した状態で保持している。リテーナ3は、織布10の折り返し前の一方の端部10cを一方のフック3aで保持するとともに、織布10が折り返されている部位である折り返し端部10dをもう一方のフック3aで保持する。折り返し端部10dは、その折り返しにより重ねられた折り重なり部分をまとめて、そのもう一方のフック3aに引っ掛けられている。織布10を折り返し端部10dの折り重なり部分で保持することで、エアバッグ8の押圧力によりその保持部分(折り返し端部10dの折り重なり部分)が破れないように強固に保持できる。
The
また、図5に示されるように、リテーナ3は、織布10が折り返し端部10dで折り返された後の織布10の他方の端部10eを一方のフック3aで保持せずにフリーにしてもよい。図5の場合、織布10は、織布10が折り返し端部10dで折り返される前の一方の端部10cと折り返し端部10dとの間の部位に継ぎ目13を有しているが、織布10が折り返し端部10dで折り返された後の他方の端部10eと折り返し端部10dとの間の部位に継ぎ目を有していない。これにより、織布10のフラップ部11,19は、エアバッグ8の膨張によって、互いに重なりながら、折り返し端部10dを支点に滑らかに回動できる。フラップ部19は、折り返し端部10dから端部10eまでの織布10の部位である。
Further, as shown in FIG. 5, the
図6は、エアバッグモジュール110の他の一例であるエアバッグモジュール110Cの概略外観図である。図6(A)は、斜視図、図6(B)は、リテーナ3を省略した断面図である。図6のエアバッグモジュール110Cは、継ぎ目13を有する織布60を備えている。上述の実施形態と同様の構成についての説明は、省略又は簡略する。
FIG. 6 is a schematic external view of an
なお、図6(A)では、形状保持シート9とエアバッグ8の折り畳み体との間に挟まれて保持された織布60に形成された継ぎ目13を見え易くするため、形状保持シート9の肩部の図示が省略されている。また、図6には、図2等に例示したヒンジ保護用の織布10が無い構成が示されているが、織布10が図2と同様に構成されてもよい。
6A, in order to make the
織布60は、エアバッグ8の膨張により裂ける継ぎ目13と、継ぎ目13が裂けることにより形成されるフラップ部61,62とを有する帯状部材である。織布60は、エアバッグ8の展開形状を規制するための展開規制シートである。織布60は、例えば、リテーナ3内に折り畳まれたエアバッグ8の上側にモジュールカバー20(図1参照)との間に配置され、エアバッグ8の膨張時に、膨張途中のエアバッグ8の車体後方側に沿って延在する展開規制シートである。図6(B)の左側が車体後方側(乗員側)に相当し、図6(B)の右側が車体前方側(ウィンドシールド側)に相当する。継ぎ目13は、織布60の長手方向の中央部よりも車体前方側の中間部60bに設けられている。例えば、継ぎ目13は、織布60がエアバッグ8の上部8aの上側で折り畳まれた位置よりも、織布60の車体前方側の端部である一方の端部60c寄りに位置している。
The woven
これにより、エアバッグ8の膨張時には、膨張途中のエアバッグ8の車体後方側と、膨張途中のエアバッグ8の車体後方側に沿って延在する織布60との間に摩擦が生じ、この摩擦により、エアバッグ8の車体後方への突出速度が小さくなる。その結果、エアバッグ8の膨張体とインストルメントパネル1に近接する他の物体(例えば、乗員やチャイルドシートなど)との摩擦を容易に低減できる。
Thus, when the
織布60は、例えば、方形状に形成された一枚布である。また、織布60は、複数の織布が縫合等により接合されて構成された一枚布でもよい。織布60の車体後方側の端部60cは、形状保持シート9の車体後方側の端部9cに接合部78で縫合等により接合され、織布60の車体前方側の端部60cは、形状保持シート9の車体前方側の端部9cに接合部78で縫合等により接合されている。なお、この接合方法は、織布60の接合方法の一例であり、織布60の接合方法は、これに限られない。
The woven
織布60は、その長手方向の頂部60aで折り畳まれた蛇腹部63が形成されている。蛇腹部63は、エアバッグ8の折り畳み体の上部8aと形状保持シート9の頂部9eとの間に位置するように形成されている。蛇腹部63の折り畳み形状は、図示の形態に限られず、任意の形態でよい。
The woven
エアバッグ8の内部には、押えプレート66が設置されている。押えプレート66は、エアバッグ8のインフレータ2の取り付け開口部の周囲に位置するようにエアバッグ8の内部に配置された板状部材であり、エアバッグ8の下部8dを貫通するスタッドボルト66aを有している。
A
織布60の車体後方側の端部60c及び形状保持シート9の車体後方側の端部9cは、押えプレート66の車体後方側のスタッドボルト66aで固定される。車体後方側の端部60c,9cは、エアバッグ8の折り畳み体の車体後方側から該折り畳み体の下部8dに回り込み、車体後方側のスタッドボルト66aに係止される。
The
織布60は、エアバッグ8の折り畳み体の車体後方側から上側を通って車体前方側へ引き回されている。織布60の車体前方側の端部60c及び形状保持シート9の車体前方側の端部9cは、押えプレート66の車体前方側のスタッドボルト66bで固定される。車体前方側の端部60c,9cは、エアバッグ8の折り畳み体の車体前方側から該折り畳み体の下部8dに回り込み、車体前方側のスタッドボルト66aに係止される。
The woven
押えプレート66は、スタッドボルト66aがリテーナ3の底面に形成された貫通穴に挿通された状態で所定のナットで締結されることによって、エアバッグ8、織布60及び形状保持シート9と共に、リテーナ3に固定される。つまり、エアバッグ8の下部8d、織布60の端部60cの先端及び形状保持シート9の端部9cの先端は、押えプレート66とリテーナ3の底面との間に挟まれて保持される。
The
織布60には、エアバッグ8の膨張により裂ける継ぎ目13が、エアバッグ装置100(エアバッグモジュール110)が車両に搭載されたときに車両の幅方向となる方向に沿って直線的に形成されている。継ぎ目13が裂けることによって、フラップ部62は、膨張したエアバッグ8に押されることにより、一方の端部60cを中心に回動する。同時に、継ぎ目13が裂けることによって、フラップ部61は、膨張したエアバッグ8に押されることにより、フラップ部62とは反対側の他方の端部60cを中心に回動する。このように、織布60は、継ぎ目13が裂ける前に継ぎ目13で互いに隣り合って繋がり、継ぎ目13が裂けることにより形成されるフラップ部61,62を有している。
In the woven
継ぎ目13は、隣り合う主スリット14bと、隣り合う主スリット14b間の切れ間15を通る織糸を分断する副スリット14a,14cとを有している。継ぎ目13がこれらのスリットを有することにより、エアバッグ8の展開性能に影響を与えないように継ぎ目13を滑らかに裂くことができる。織布60が、図1に示したヒンジ部53a,53bとエアバッグ8の膨張体との摩擦を軽減してもよい。
The
また、継ぎ目13が従来よりも裂けやすい形態のため、エアバッグ8の膨張が織布60に過度に遮られてエアバッグ8の内圧が上昇しすぎることを容易に防止できる。また、フラップ部61,62が、従来よりも裂けやすい継ぎ目13で互いに繋がっているので、継ぎ目13が裂けた直後のフラップ部61,62の初期回動速度を滑らかに立ち上げることができる。
Further, since the
また、図示の場合、織布60は、形状保持シート9とエアバッグ8の折り畳み体との間に挟まれて保持されている。このような場合であっても、継ぎ目13が裂けやすいため、形状保持シート9がエアバッグ8の膨張体により継ぎ目9aで破断して残片91,92に分離される前に、エアバッグ8が織布60に過度に遮られて、エアバッグ8の内圧が上昇しすぎることを防止できる。例えば、織布60の継ぎ目13を、形状保持シート9の継ぎ目9aよりも裂けやすい強度に形成すると一層効果的である。
In the illustrated case, the woven
図7は、エアバッグ8の膨張により裂ける継ぎ目の他の例である継ぎ目23を示した図である。継ぎ目23は、図3に示した継ぎ目13の変形例である。
FIG. 7 is a view showing a
図7に示されるように、継ぎ目23は、複数のスリット24と、隣り合うスリット24間の切れ間25とを列状に有している。切れ間25を通る織糸がエアバッグ8の膨張時の押圧によってほどけることにより、織布10は継ぎ目23でフラップ部11とフラップ部12に分離される。スリット24は、それぞれ、直線状の主スリット24bと、主スリット24bの両端に接続される副スリット24a,24cとを有している。主スリット24bは、平行な2本の直線上に互い違いに複数並んで設けられた切り欠きである。副スリット24aは、主スリット24bの一方のスリット端に連通する切り欠きであり、副スリット24cは、主スリット24bのもう一方のスリット端に連通する切り欠きである。
As shown in FIG. 7, the joint 23 has a plurality of
副スリット24a,24cは、隣り合う主スリット24b間の切れ間25を通る経糸17及び緯糸18を分断するように、主スリット24bの長手方向に対して異なる斜め方向に切り込まれている。各スリット24において、副スリット24a,24cは、主スリット24bに対して同じ片側の側方に延びるように直線的に形成されている。また、隣り合う2つのスリット24において、一方のスリット24の副スリット24aと他方のスリット24の副スリット24cが平行になるように形成されている。
The sub slits 24a and 24c are cut in different oblique directions with respect to the longitudinal direction of the
図8は、エアバッグ8の膨張により裂ける継ぎ目の他の例である継ぎ目33を示した図である。継ぎ目33は、図3に示した継ぎ目13の変形例である。
FIG. 8 is a view showing a
図8に示されるように、継ぎ目33は、複数のスリット34と、隣り合うスリット34間の切れ間35とを列状に有している。切れ間35を通る織糸がエアバッグ8の膨張時の押圧によってほどけることにより、織布10は継ぎ目33でフラップ部11とフラップ部12に分離される。スリット34は、それぞれ、直線状の主スリット34bと、主スリット34bの両端に接続される副スリット34a,34cとを有している。主スリット34bは、一直線上に複数並んで設けられた切り欠きである。副スリット34aは、主スリット34bの一方のスリット端に連通する切り欠きであり、副スリット34cは、主スリット34bのもう一方のスリット端に連通する切り欠きである。
As shown in FIG. 8, the joint 33 has a plurality of
副スリット34a,34cは、隣り合う主スリット34b間の切れ間35を通る経糸17及び緯糸18を分断するように、主スリット34bの長手方向に対して異なる斜め方向に切り込まれている。各スリット34において、副スリット24a,24cは、主スリット24bに対して両側の側方に延びるように直線的に形成されている。また、隣り合う2つのスリット34において、一方のスリット34の副スリット34aと他方のスリット34の副スリット34cが平行になるように形成されている。
The sub slits 34a and 34c are cut in different oblique directions with respect to the longitudinal direction of the
以上、エアバッグ装置、エアバッグモジュール及び織布を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。他の実施例の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。 As mentioned above, although the airbag apparatus, the airbag module, and the woven fabric were demonstrated by the Example, this invention is not limited to the said Example. Various modifications and improvements, such as combinations and substitutions with some or all of the other embodiments, are possible within the scope of the present invention.
例えば、エアバッグを覆うパネルは、上述の実施例のように両開きに限らず、片開きでもよい。また、エアバッグを覆うパネルとして、インナーパネルとアウターパネルの複数のパネルが組み合わされた例を示したが、一つの部材で構成されたものでもよい。また、ヒンジ部の形状は上述のU字形状に限らず、ヒンジ機能を有するものであれば、ヒンジの形状は上述の形状に限られない。 For example, the panel covering the airbag is not limited to the double opening as in the above-described embodiment, but may be a single opening. Moreover, although the example which combined the some panel of the inner panel and the outer panel was shown as a panel which covers an airbag, it was comprised by one member. Further, the shape of the hinge portion is not limited to the above-mentioned U shape, and the shape of the hinge is not limited to the above shape as long as it has a hinge function.
また、図2,図5,図6において、継ぎ目13が織布10,60の中間部10b,60bに形成された例を示したが、継ぎ目13が織布10,60の頂部10a,60aに形成されてもよい。また、図5において、折り返し端部10dと端部10eとの間の部位に継ぎ目が無い例を示したが、継ぎ目13と同様の継ぎ目が当該部位に形成されてもよい。当該部位に継ぎ目が形成されている場合、端部10eがリテーナ3のフック3aに保持されてもよい。また、フラップ部11,12とフラップ部19との位置関係が、図5に対して上下反対でもよい。また、織布10,60は、1回の折り返しに限らず、複数回折り返してもよい。
2, 5, and 6, an example in which the
1 インストルメントパネル
1a 開口部
2 インフレータ
3 リテーナ
3a フック
3b 外側面
3c 収容空間
4 アウターパネル
4a 固定部材
4b 切り欠き部
4c 固定部
4d 外側扉部
5 インナーパネル
5b 側壁
5c 係止孔
6 連結部材
7 車体フレーム
8 エアバッグ
9 形状保持シート
9a 継ぎ目
10 織布
10a 頂部
10b 中間部
10c,10e 端部
10d 折り返し端部
11,19 フラップ部(他方のフラップ部の一例)
12 フラップ部(一方のフラップ部の一例)
13,23,33 継ぎ目
14,24,34 スリット
14a,14c,24a,24c,34a,34c, 主スリット
14b,24b,34b 副スリット
15,25,35 切れ間
16 取り付け孔
17 経糸
18 緯糸
20 モジュールカバー
51 支持部
52 内側扉部
53a,53b ヒンジ部
54 低剛性部
60 織布
61 フラップ部(他方のフラップ部の一例)
62 フラップ部(一方のフラップ部の一例)
78 接合部
91,92 残片
100 エアバッグ装置
110,110A,110B,110C エアバッグモジュール
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Instrument panel
12 flaps (an example of one flap)
13, 23, 33
62 Flap part (an example of one flap part)
78
Claims (15)
前記エアバッグの膨張により裂ける継ぎ目と、前記継ぎ目が裂けることにより形成されるフラップ部とを有し、前記エアバッグの膨張体と他の物体との摩擦を前記フラップ部により軽減する織布と、
前記織布を保持する保持部とを備え、
前記継ぎ目は、隣り合う主スリットと、前記主スリット間を通る織糸を分断する副スリットとを有する、エアバッグ装置。 An airbag,
A woven fabric that has a seam that is torn by inflation of the airbag, and a flap portion that is formed by tearing the seam, and that reduces friction between the airbag inflating body and other objects by the flap portion;
A holding part for holding the woven fabric,
The said seam is an airbag apparatus which has the adjacent main slit and the sub slit which divides | segments the woven yarn which passes between the said main slits.
前記一方のフラップ部は、前記一方の端部を中心に回動し、前記他方のフラップ部は、前記折り返し端部を中心に回動する、請求項2に記載のエアバッグ装置。 The holding portion holds one end of the woven fabric before being folded and the folded end of the woven fabric so that the woven fabric straddles the airbag.
3. The airbag device according to claim 2, wherein the one flap portion rotates around the one end portion, and the other flap portion rotates around the folded end portion.
前記一方のフラップ部は、前記一方の端部を中心に回動し、前記他方のフラップ部は、前記他方の端部を中心に回動する、請求項2に記載のエアバッグ装置。 The holding portion holds one end of the woven fabric and the other end of the woven fabric so that the woven fabric straddles the airbag.
3. The airbag device according to claim 2, wherein the one flap portion rotates around the one end portion, and the other flap portion rotates around the other end portion.
前記継ぎ目は、隣り合う主スリットと、前記主スリット間を通る織糸を分断する副スリットとを有する、織布。 A woven fabric having a seam and a flap portion formed by tearing the seam, and reducing friction between an airbag inflatable body and another object by the flap portion,
The seam is a woven fabric having adjacent main slits and sub-slits for dividing a woven yarn passing between the main slits.
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JP2017077889A (en) * | 2013-08-23 | 2017-04-27 | 本田技研工業株式会社 | Air bag device |
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- 2013-01-10 JP JP2013002741A patent/JP2014024533A/en active Pending
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