JP2014022922A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の被写体が写ったベストショット画像を自動で生成すること。
【解決手段】撮像装置1は、結像光学系11による被写体の像を撮像する撮像手段12と、撮像手段12により撮像された複数枚の画像を取得する画像取得手段14と、複数枚の画像において、主要領域を検出する主要領域検出手段20と、主要領域を所定の評価項目において評価する主要領域評価手段20と、複数枚の画像の中から、ベース画像と、ベース画像の比較対象となる比較画像とを選択する選択手段16と、ベース画像の各主要領域ごとに、ベース画像の主要領域と、当該主要領域に対応する、比較画像の主要領域とを比較して、ベース画像の主要領域よりも比較画像の主要領域の方が評価が高い場合には、ベース画像において、ベース画像の主要領域を比較画像の主要領域に差し替えた画像を自動で生成する画像生成手段14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
各被写体ごとのベストショット画像を複数つなぎ合わせることで、複数の被写体が写った1枚のベストショット画像を生成する撮像装置が知られている(特許文献1参照)。この撮像装置は、ユーザに、各被写体ごとに複数枚ずつ撮影した画像の中から、各被写体ごとにベストショット画像を手動で選択させ、当該選択された複数のベストショット画像を合成することで、1枚のベストショット画像を生成する。
特開2006−20105号公報
上記従来技術では、各被写体ごとにベストショット画像をユーザが手動で選択しなければならず、複数の被写体が写ったベストショット画像を自動で生成することができなかった。
本発明による撮像装置は、結像光学系による被写体の像を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された複数枚の画像を取得する画像取得手段と、複数枚の画像において、主要領域を検出する主要領域検出手段と、主要領域を所定の評価項目において評価する主要領域評価手段と、複数枚の画像の中から、ベース画像と、ベース画像の比較対象となる比較画像とを選択する選択手段と、ベース画像の各主要領域ごとに、ベース画像の主要領域と、当該主要領域に対応する、比較画像の主要領域とを比較して、ベース画像の主要領域よりも比較画像の主要領域の方が評価が高い場合には、ベース画像において、ベース画像の主要領域を比較画像の主要領域に差し替えた画像を自動で生成する画像生成手段と、を備えることを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、複数の被写体が写ったベストショット画像を自動で生成できる。
本発明の一実施の形態によるデジタルカメラの構成例を説明するブロック図である。 ベストショット生成モードの概要を説明する図である。 ベストショット生成処理の流れを説明するフローチャートである。 顔領域の差し替えを説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態におけるデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、結像レンズ11と、撮像素子12と、駆動回路13と、制御回路14と、バッファメモリ15と、選択部16と、表示部17と、操作部18と、評価部20とを備えている。デジタルカメラ1には、例えばメモリカードなどの記録媒体19が着脱可能である。
結像レンズ11は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成され、被写体像を撮像素子12の受光面に結像させる。なお、図1を簡単にするため、結像レンズ11を単レンズとして図示している。
駆動回路13は、制御回路14の制御のもと、結像レンズ11のズームレンズを駆動して焦点距離を調節するとともに、結像レンズ11のフォーカシングレンズを駆動して焦点調節を行う。
撮像素子12は、例えばCMOSなどのイメージセンサであり、結像レンズ11により結像した被写体像を撮像して、得られた画像信号を制御回路14へ出力する。
制御回路14は、CPU、メモリおよびその他の周辺回路等により構成され、デジタルカメラ1全体の制御を行う。バッファメモリ15は、撮像素子12からの画像信号を一時記憶するために使用される。
評価部20は、複数枚撮影された静止画像に対する評価を行う。選択部16は、評価部20による評価結果に基づいて、複数枚撮影された静止画像からベストショットに近い画像を選択する。なお、選択部16および評価部20について、詳しくは後述する。
表示部17は、デジタル1の背面に搭載された液晶モニタ(背面モニタ)等で構成され、撮像素子12で撮像された画像や各種設定メニューなどが表示される。
操作部18は、ユーザによって操作される種々の入力部材、例えば、モード切替ボタン、レリーズボタン、録画ボタン、十字キー、決定ボタンなどにより構成される。操作部18は、各ボタンが押下操作されると、各操作に応じた操作信号を制御回路14へ出力する。
制御回路14は、操作部18の操作により撮影モードに設定されると、撮像素子12から時系列で取得した画像の表示用画像データを表示部17に出力する。これによって表示部17にはスルー画が表示される。また制御回路14は、レリーズボタンが全押し操作されると、撮像素子12から出力された画像信号に対して所定の画像処理を行って静止画像データを生成し、JPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行って、記録媒体19に記録する。また制御回路14は、操作部18の操作により再生モードに設定されると、記録媒体19に記録された静止画像データを読み出して再生し、表示部17に表示する。
また、デジタルカメラ1は、通常の撮影モードの他に、レリーズボタンの全押し操作前後に撮影された複数枚の静止画像を用いてベストショットの画像を生成するベストショット生成モードを有する。本実施形態は、このベストショット生成モードに特徴を有するので、以下この点について詳しく説明する。
まず、ベストショット生成モードの概要について図2を用いて説明する。例えば、複数人物を撮影した集合写真の場合、図2(A)に示すように、全員の人物が笑顔であり、目つぶりせず、ぶれていない状態(すなわちベスト状態)の写真がベストショットであると考えられる。しかしながら、実際には、例えば、図2(B)に示すように左側の人物だけ動いてぶれてしまったり、図2(C)に示すように真ん中の人物だけ目つぶりしていたり、図2(D)に示すように右側の人物がくしゃみをして笑顔じゃなかったりと、誰かしらベスト状態ではない写真が撮影されてしまうことが多く、全員の人物がベスト状態である写真を撮影するのは難しい。
そこで、ベストショット生成モードは、全員の人物がベスト状態であるベストショット画像を簡単に生成できるように設けられている。まず、ベストショット生成モードでは、レリーズボタンが全押しされた前後で複数枚の画像を撮影する。ここで一例として、図2(B)〜(D)に示す3枚の画像を撮影したとする。図2(B)〜(D)に示す画像は、誰かしらベスト状態ではないので、どれもベストショットとは言えない。しかしながら、左側の人物は図2(B)以外ではベスト状態で写っており、真ん中の人物は図2(C)以外ではベスト状態で写っており、右側の人物は図2(D)以外ではベスト状態で写っている。そこでベストショット生成モードでは、図2(B)〜(D)に示す画像から各人物ごとにベスト状態で写っている画像を抽出して合成する。これにより、図2(A)に示すように全員がベスト状態で写っているベストショット画像を生成することができる。
次に、ベストショット生成モードの詳細について説明する。ベストショット生成モードにおいて、レリーズボタンが半押し操作されると、制御回路14は、プリキャプチャ処理を開始する。プリキャプチャ処理では、所定のフレームレートで被写体像を撮像すると共に、取得した画像データを逐次バッファメモリ15へ記憶する。なお、制御回路14は、バッファメモリ15内に記憶したフレーム画像の枚数が所定枚数に達した場合には、古いフレーム画像から順に上書き消去していく。
その後、レリーズボタンが全押し操作されると、制御回路14は、ベストショット生成処理を開始する。このベストショット生成処理の流れを図3のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において、制御回路14は、レリーズ全押し操作の直前10枚のフレーム画像データと、レリーズ全押し操作の直後10枚のフレーム画像データをバッファメモリ15に記憶させて上記プリキャプチャ処理を終了する。そして制御回路14は、このレリーズボタン全押しの直前10枚および直後10枚の計20枚のフレーム画像データをバッファメモリ15から取得して、ステップS2へ進む。なお、本実施形態ではレリーズボタン全押し前後10枚の画像を取得するようにしたが、ここで取得する枚数はこれに限らない。
ステップS2において、制御回路14は、ステップS1で取得した20枚の静止画像を評価部20に出力する。すると評価部20は、入力された当該20枚の静止画像に対する評価を行う評価処理を実行する。制御回路14は、評価部20による評価結果を取得してステップS3へ進む。
この評価処理は、上記20枚の静止画像に対してそれぞれ行われる。具体的に評価処理において、評価部20は、静止画像の中から人物の顔領域を検出する顔検出処理を行う。そして評価部20は、検出した顔領域ごとに、被写体ぶれ、顔の向き、笑顔の度合い、目つぶりなどの各評価項目において評価を行う。また評価部20は、各静止画像ごとの構図の評価も行う。なお、これらの評価の手法については、それぞれ公知の手法を用いるものとする。
ステップS3において、制御回路14は、ステップS2で評価部20から取得した評価結果を選択部16に出力する。すると選択部16は、入力された当該評価結果に基づいて、上記20枚の静止画像の中から、生成するベストショット画像のベースとなる画像(ベース画像)と当該ベース画像の比較対象とする画像(比較画像)とを選択する選択処理を実行する。制御回路14は、選択部16からベース画像および比較画像の選択結果を取得して、ステップS4へ進む。
選択処理において、選択部16は、まず、上記20枚の静止画像の中から、ベース画像の候補となる候補画像を複数枚(例えば5枚)選択する。具体的には、評価部20による評価結果に基づいて、上記20枚の静止画像の中から、被写体ぶれや目つぶりなどがあった顔領域を含む静止画像や構図の評価結果が悪い(例えばフレームアウトなどの)静止画像を除外することにより、ベストショットに近い画像5枚を候補画像として選択する。
次に選択部16は、評価部20による評価結果に基づいて、上記選択した各候補画像の各顔領域ごとの評価値を算出する。この評価値は、各顔領域ごとに、被写体ぶれ、顔の向き、笑顔の度合い、目つぶりなどの評価項目の評価結果を総合して算出される。そして選択部16は、各候補画像ごとに、その候補画像が含む全ての顔領域の評価値を合計して、候補画像の評価値を算出する。選択部16は、評価値が最も高かった候補画像、すなわち最もベストショットに近い画像を、ベース画像として選択する。また選択部16は、上記選択した5枚の候補画像のうち、ベース画像として選択されなかった4枚の画像を比較画像として選択する。
ステップS4において、制御回路14は、ステップS3で選択されたベース画像から検出された各顔領域に対して、識別番号(1,2,3,…,n)を付与する。そして制御回路14は、ステップS5以降で行うループ処理のループカウンタ(N)を初期値(1)にセットして、ステップS5に進む。ここで、ループカウンタが1である(すなわちN=1である)ことは、識別番号1が付与された顔領域においてループ処理を行うことを示すものとする。
ステップS5において、制御回路14は、ベース画像においてループカウンタが示す識別番号(以下、N番とする)の顔領域と同じ人物の顔領域を、各比較画像の中から選択してN番を付与する。そして制御回路14は、ベース画像のN番の顔領域の評価値と各比較画像のN番の顔領域の評価値とを比較し、各比較画像のN番の顔領域の評価値がベース画像のN番の顔領域の評価値よりも高いか否かを判定する。制御回路14は、各比較画像のN番の顔領域の中でベース画像のN番の顔領域よりも評価値が高い顔領域があった場合はステップS5を肯定判定してステップS6へ進み、なかった場合にはステップS5を否定判定してステップS7へ進む。
ステップS6において、制御回路14は、ベース画像のN番の顔領域を、ベース画像のN番の顔領域よりも評価値が高かった比較画像のN番の顔領域に差し替えた画像を生成して、ステップS7へ進む。この差し替えの一例を、図4に示す。図4では、図4(A)の上段に示すベース画像PbのN番の顔領域Fbよりも図4(A)の下段に示す比較画像PhのN番の顔領域Fhの方が評価値が高いとする。この場合、制御回路14は、ベース画像PbからN番の顔領域Fbの範囲を切り取り、切り取った箇所に比較画像Phから切り出したN番の顔領域Fhを当てはめて合成する。この結果、図4(B)に示すように、ベース画像PbのN番の顔領域Fbを、比較画像PhのN番の顔領域Fhに差し替えた画像Psを生成することができる。なお、制御回路14は、複数の比較画像においてベース画像よりもN番の顔領域の評価値が高かった場合には、最も評価値の高い顔領域を差し替えに用いる。
ステップS7において制御回路14は、ベース画像における顔領域の検出数分、ステップS5からのループ処理を行ったか否かを判定する。制御回路14は、まだステップS5からのループ処理を行っていない顔領域がある場合にはステップS7を否定判定してステップS8へ進む。ステップS8において、ループ処理のカウンタ(N)をインクリメントして、ステップS5へ戻る。
一方、制御回路14は、ベース画像から検出された全ての顔領域においてステップS5からのループ処理を行った場合にはステップS7を肯定判定してステップS9へ進む。ステップS9へ進むということは、各人物ごとにベース画像および比較画像の中で最も評価値の高い顔領域を集めた画像が生成されたことを意味する。
ステップS9において制御回路14は、上記生成した画像を表示部17に表示すると共に、上記生成した画像と元のベース画像および4枚の比較画像とを関連付けて記録媒体19に記録して、図3の処理を終了する。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)デジタルカメラ1において、結像レンズ11による被写体の像を撮像する撮像素子12と、撮像素子12により撮像された複数枚の画像を取得する制御回路14と、当該複数枚の画像において、主要領域(顔領域)を検出する評価部20と、当該顔領域を所定の評価項目(被写体ぶれ、顔の向き、笑顔の度合い、目つぶりなど)において評価する評価部20と、当該複数枚の画像の中から、ベース画像と比較画像とを選択する選択部16と、ベース画像の各顔領域ごとに、ベース画像の顔領域と、当該顔領域に対応する(すなわち同一人物の)比較画像の顔領域とを比較して、ベース画像の顔領域よりも比較画像の顔領域の方が評価値が高い場合には、ベース画像において、ベース画像の顔領域を比較画像の顔領域に差し替えた画像を生成する制御回路14と、を備える。これにより、手動で画像を選択するといった操作をユーザに行わせることなく、複数の被写体が写ったベストショット画像を自動で生成できる。また、撮影後にユーザに編集操作を行わせることなく、複数の被写体が写ったベストショット画像を簡易に生成できる。
(2)上記(1)のデジタルカメラ1において、撮像素子12により撮像された複数枚の画像を各画像ごとに所定の評価項目(被写体ぶれ、顔の向き、笑顔の度合い、目つぶり、構図など)において評価する評価部20をさらに備え、選択部16は、当該複数枚の画像の中から当該評価が最も高い画像をベース画像として選択するように構成した。これにより、ベストショット画像を生成する際における顔領域の差し替えを少なくすることができる。
(3)上記(2)のデジタルカメラ1において、選択部16は、評価部20による評価結果に基づいて上記複数枚の画像の中から候補画像を5枚選択し、候補画像の中から評価値が最も高い画像をベース画像として選択し、ベース画像として選択しなかった候補画像を比較画像として選択するように構成した。このように評価が高い候補画像を比較画像とすることにより、比較画像内に各被写体がベスト状態で写っている可能性が高いので、適切にベストショット画像を生成することができる。
(4)撮影を指示するレリーズボタン(操作部18)をさらに備え、制御回路14は、レリーズボタンによる撮影指示(全押し)タイミング近傍に撮像された複数枚(本実施形態では20枚)の画像を取得するように構成した。これにより、ユーザに複数回の撮影指示を行わせることなく、1回の撮影指示を行わせるだけで、複数の被写体が写ったベストショット画像を生成できる。
(変形例1)
上述した実施の形態では、レリーズ前後に取得した画像20枚の中から5枚の候補画像を選択し、候補画像の中からベース画像を選択して、その残りを比較画像として選択する例について説明した。しかしながら制御回路14は、レリーズ前後に取得した画像20枚の中から、最も評価が高い画像をベース画像として選択し、残りの19枚の画像を比較画像として選択し、ベース画像とこの19枚の比較画像とを比較して上記差し替えを行うようにしてもよい。
(変形例2)
また、選択部16は、撮影する被写体の数(すなわち顔領域の検出数)に応じて、比較画像の選択枚数を変更するようにしてもよい。例えば、各画像における顔領域の検出数が所定値(例えば5人)以下である場合には、選択部16は、上述した実施の形態と同様に5枚の候補画像を選択し、1枚のベース画像と4枚の比較画像とを選択する。そして制御回路14は、1枚のベース画像と4枚の比較画像とを比較して上記差し替えを行う。一方、各画像における顔領域の検出数が上記所定値よりも多い場合には、選択部16は、レリーズ前後に取得した20枚の撮像画像から1枚のベース画像を選択して残り19枚の画像を比較画像として選択する。そして制御回路14は、1枚のベース画像と19枚の比較画像とを比較して上記差し替えを行う。
撮影する被写体の数が多くなるほど各被写体のベスト状態のタイミングがばらける。したがって、このように選択部16は、撮影する被写体の数(すなわち顔領域の検出数)が多くなるほど比較画像の選択枚数を多くすることで、比較画像またはベース画像に各被写体のベスト状態が写っている可能性を高くすることができる。
(変形例3)
また選択部16は、1枚のベース画像と所定枚数の比較画像とを選択した後、選択した比較画像の顔領域の評価値が所定値よりも低い場合には、比較画像を再度選択し直すようにしてもよい。この再度の選択においては、選択部16は、比較画像を上記所定枚数よりも多い枚数選択する。
変形例3の選択部16は、例えば、上述した実施の形態のように5枚の候補画像を選択した後、1枚のベース画像と4枚の比較画像とを選択する。選択した4枚の比較画像の顔領域の評価値が所定値よりも低い場合、この4枚の比較画像には、各被写体のベスト状態が写っていない可能性が高い。そこでこの場合、選択部16は、レリーズボタン全押し前後に取得した20枚の画像のうちベース画像を抜かした残りの19枚を比較画像として選択し直す。制御回路14は、この19枚の比較画像とベース画像とを比較して上記差し替えを行う。このように比較画像の枚数を多くすることにより、比較画像に各被写体のベスト状態が写っている可能性が高くなるので、適切にベストショット画像を生成することができる。
(変形例4)
上述した実施の形態では、所定のフレームレートで撮像したフレーム画像をバッファメモリ15に蓄積しておき、レリーズボタンの全押し操作前後複数枚の画像を取得して、ベストショット画像の生成に用いる例について説明した。しかしながら、レリーズボタンの全押しタイミングから連写撮影を行って取得した複数枚の画像を、ベストショット画像の生成に用いてもよい。
また、レリーズボタンが間欠的に複数回押下されて取得した略同一の構図でなる複数枚の画像を、ベストショット画像の生成に用いてもよい。撮影時間が近い画像は略同一の構図でなる可能性が高いため、この場合の制御回路14は、例えば、撮影画像にタグとして記録された撮影時間に基づいて、撮影時間が近い画像を複数枚集めて1枚のベストショット画像の生成に用いる。また制御回路14は、例えば構図判定処理を行い、略同一の構図で撮影された画像を複数枚集めて1枚のベストショット画像の生成に用いるようにしてもよい。この構図判定処理では、例えば、顔検出処理によって検出した顔領域の位置や大きさに基づいて構図が略同一であるか否かを判定すればよい。
(変形例5)
上述した実施の形態では、人物の顔領域を画像の主要領域として検出して、評価が高い主要領域を集めた画像をベストショット画像として生成する例について説明した。しかしながら、画像の主要領域は人物の顔領域に限らなくてよく、例えば動物の顔領域などであってもよい。
また、上述した実施の形態では、レリーズボタンの全押し前後の複数枚の静止画像を取得した後に、これら複数枚の静止画像に対して顔検出処理を行って主要領域(顔領域)を検出する例について説明した。しかしながら、レリーズボタンの全押し操作よりも前に行われるAF(自動焦点検出)処理において焦点検出領域(AF領域)として判定された領域を、ベストショット生成処理において主要領域として用いるようにしてもよい。
(変形例6)
上述した実施の形態では、ベストショット生成処理で生成した画像と元のベース画像と4枚の比較画像との計6枚の画像を関連付けて記録媒体19に記録する例について説明した。しかしながら、制御回路14は、ベストショット生成処理で生成した画像のみを記録媒体19に記録するようにしてもよい。また、ベース画像をベストショット生成処理で生成した画像で差し替えるようにして、ベストショット生成処理で生成した画像と4枚の比較画像との計5枚の画像を関連付けて記録媒体19に記録するようにしてもよい。またこのような画像の記録方法は、メニュー設定などでユーザの所望に応じて切り替えられるようにしてもよい。
(変形例7)
上述した実施の形態では、レリーズ前後に取得した複数枚の静止画像の中から最もベストショットに近い画像をベース画像として選択して、ベース画像の顔領域を適宜比較画像の顔領域と差し替えてベストショット画像を生成する例について説明した。しかしながら、ベース画像として選択する画像は、これに限らなくてよく、例えばレリーズボタンの全押し時点に取得した画像であってもよいし、この他の時点に取得した画像であってもよい。
(変形例8)
ピントを合わせる領域(AF領域)を異ならせて複数枚の画像を撮像し、ベストショット画像の生成に用いるようにしてもよい。
この変形例8の処理について、例えば複数人の人物が前後方向に3列に並んだ集合写真を撮影する場合を一例として説明する。レリーズボタンが全押しされると、制御回路14は、顔検出処理を行い、被写体である複数人の顔領域を検出する。そして制御回路14は、1列目の人物の顔領域を焦点検出領域としてAF処理を行い、1列目の人物の顔領域にピントを合わせた状態で撮像素子12により複数枚の画像を撮像させる。次に制御回路14は、2列目の人物の顔領域を焦点検出領域としてAF処理を行い、2列目の人物の顔領域にピントを合わせた状態で撮像素子12により複数枚の画像を撮像させる。さらに制御回路14は、3列目の人物の顔領域を焦点検出領域としてAF処理を行い、3列目の人物の顔領域にピントを合わせた状態で撮像素子12により複数枚の画像を撮像させる。
制御回路14は、このようにして取得した撮像画像の中からベース画像を選択する。そして制御回路14は、1列目の人物の顔領域については、1列目の人物に焦点を合わせた状態で撮像した画像とベース画像とを比較して上記差し替えを行う。同様に制御回路14は、2列目の人物の顔領域については2列目の人物にピントを合わせた状態で撮像した画像とベース画像とを比較し、3列目の人物の顔領域については3列目の人物にピントを合わせた状態で撮像した画像とベース画像とを比較して、上記差し替えを行う。
1列目、2列目、3列目の人物はそれぞれ撮影距離が異なるので、1列目の人物に焦点を合わせると、2列目、3列目の人物には焦点が合わないことがあり、全ての人物に焦点が合った写真を撮影できない場合がある。しかしながら変形例8のように、結像レンズ11の焦点を合わせる顔領域を異ならせて撮像した複数枚の画像を用いることにより、複数の被写体の撮影距離がそれぞれ異なっていても、それぞれの被写体の顔領域に焦点が合ったベストショット画像を生成することができる。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。また、上記実施形態に各変形例の構成を適宜組み合わせてもかまわない。
1…デジタルカメラ、11…結像レンズ、12…撮像素子、13…駆動回路、14…制御回路、15…バッファメモリ、16…選択部、17…表示部、18…操作部、19…記録媒体、20…評価部

Claims (7)

  1. 結像光学系による被写体の像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された複数枚の画像を取得する画像取得手段と、
    前記複数枚の画像において、主要領域を検出する主要領域検出手段と、
    前記主要領域を所定の評価項目において評価する主要領域評価手段と、
    前記複数枚の画像の中から、ベース画像と、前記ベース画像の比較対象となる比較画像とを選択する選択手段と、
    前記ベース画像の各主要領域ごとに、前記ベース画像の主要領域と、当該主要領域に対応する、前記比較画像の主要領域とを比較して、前記ベース画像の主要領域よりも前記比較画像の主要領域の方が前記評価が高い場合には、前記ベース画像において、前記ベース画像の主要領域を前記比較画像の主要領域に差し替えた画像を自動で生成する画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記画像取得手段により取得した複数枚の画像を、各画像ごとに所定の評価項目において評価する画像評価手段をさらに備え、
    前記選択手段は、前記複数枚の画像の中から、前記画像評価手段による評価が最も高い画像を前記ベース画像として選択することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記選択手段は、前記画像評価手段による評価結果に基づいて前記複数枚の画像の中からベース画像の候補となる候補画像を少なくとも2枚以上選択し、前記候補画像の中から前記画像評価手段による評価が最も高い画像を前記ベース画像として選択し、前記ベース画像として選択しなかった前記候補画像を前記比較画像として選択することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    撮影を指示する撮影指示手段をさらに備え、
    前記画像取得手段は、前記撮影指示手段による指示タイミング近傍に前記撮像手段により撮像された複数枚の画像を取得することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記選択手段は、前記主要領域の検出数に応じて、前記比較画像の選択枚数を変更することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記選択手段は、前記比較画像を所定枚数選択した後、前記選択した比較画像の主要領域に対する前記評価が所定値よりも低い場合には、前記比較画像を再度選択し直し、当該再度の選択においては前記比較画像を前記所定枚数よりも多い枚数選択することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記撮像手段は、前記結像光学系の焦点を合わせる前記主要領域を異ならせて前記複数枚の画像を撮像することを特徴とする撮像装置。
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