JP2014019104A - 印刷方法および印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷ムラを抑えつつ、短時間での転写を可能にする印刷方法、およびこの方法を使用した印刷装置を提供する。
【解決手段】本技術の印刷方法は、開口部を有する第1ステージに弾性部材を設けると共に、弾性部材と対向部材との間にインクを設ける工程と、開口部を加圧部が移動することにより弾性部材と対向部材とを前記インクを介して接触させる工程とを含む。
【選択図】図7B

Description

本技術は、平板(シート)状の版またはブランケットを用いる印刷方法、およびこの印刷方法を使用した印刷装置に関する。
凸版印刷、凹版印刷、平版印刷およびオフセット印刷などの印刷方法では、ロールに版またはブランケットを巻き付け、ロールを転動させることにより版またはブランケットとステージ上の被印刷部材とを接触させる。しかしながら、このようなロールを用いる方法では、ステージの移動に合わせて、ロールの回転および位置合わせを行うため、高精度に加工されたロールが必要となる。また、ステージを駆動するモーターの分解能を高め、かつ、ロールおよびステージを厳密に制御することも必要である。
一方、ロールを使用せずに印刷する方法も報告されている。例えば、特許文献1では、中央部分に開口部を有する下部ステージ状に平板状のブランケットを設置し、その外周部を固定し、開口部から圧縮空気を噴射させブランケット全体を押し出すことによりブランケット上のインクを凸版に転写する方法が開示されている。
特開2010−158799号公報
しかしながら、このような印刷方法では、気泡の混入等によるパターン不良を防ぐために、ブランケットの押し出しに一定時間が必要であった。
本技術はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、パターン不良を防ぎつつ、短時間での転写を可能にする印刷方法、およびこの方法を使用した印刷装置を提供することにある。
本技術による印刷方法は、開口部を有する第1ステージに弾性部材を設けると共に、弾性部材と対向部材との間にインクを設ける工程と、開口部を加圧部が移動することにより弾性部材と対向部材とをインクを介して接触させる工程とを含むものである。
本技術による印刷装置は、開口部を有すると共に、弾性部材を支持する第1ステージと、弾性部材と対向部材との間にインクを設ける塗布部と、開口部から弾性部材を加圧する加圧部とを備えたものである。
本技術の印刷方法または印刷装置では、開口部を有する第1ステージ上に載置された弾性部材を背面から加圧部によって加圧する。このとき、加圧部を面内方向に移動させることにより弾性部材は加圧部の移動方向に順次加圧され、被転写面とインクとの間における気泡の混入を抑制しつつインクの転写が進行する。
本技術の印刷方法および印刷装置によれば、第1ステージに設けられた開口部から弾性部材を加圧部を用いて加圧して弾性部材と対向部材とを接触させるようにした。このとき、加圧部を移動させつつ加圧するようにしたので、被転写面とインクとの間における気泡の混入が抑制される。よって、パターン不良を防ぎつつ短時間での印刷が可能となる。
本技術の一実施の形態に係る印刷装置の構成を表す図である。 図1に示した第1ステージを表す平面図である。 図2に示した第1ステージの変形例1を表す平面図である。 図2に示した第1ステージの変形例2を表す平面図である。 図2に示した第1ステージの変形例3を表す平面図である。 図3Aに示した第1ステージを表す断面図である。 図3Aに示した第1ステージの変形例を表す断面図である。 図4Bに示した第1ステージにおける加圧工程を説明する模式図である。 図1に示した印刷装置による加圧方向を表す平面図である。 図6Aに示した加圧方向の変形例1を表す平面図である。 図6Aに示した加圧方向の変形例2を表す平面図である。 図1に示した印刷装置による印刷工程を表す断面図である。 図7Aに続く工程を表す断面図である。 図7Bに続く工程を表す断面図である。 図7Cに続く工程を表す断面図である。 図8Aに続く工程を表す断面図である。 図8Bに続く工程を表す断面図である。 比較例に係る印刷装置の構成を表す断面図である。 変形例1に係る印刷方法を表す断面図である。 図10Aに続く工程を表す断面図である。 図10Bに続く工程を表す断面図である。 図10Cに続く工程を表す断面図である。 図11Aに続く工程を表す断面図である。 図11Bに続く工程を表す断面図である。 変形例2に係る印刷方法を表す断面図である。 図12Aに続く工程を表す断面図である。 図12Bに続く工程を表す断面図である。 図1に示した印刷装置を用いて製造した表示装置の構成を表す断面図である。 図13に示した表示装置の全体構成を表す図である。 図14に示した画素駆動回路の一例を表す回路図である。 適用例1の外観を表す斜視図である。 適用例2の表側から見た外観を表す斜視図である。 適用例2の裏側から見た外観を表す斜視図である。 適用例3の外観を表す斜視図である。 適用例4の外観を表す斜視図である。 適用例5の閉じた状態を表す図である。 適用例5の開いた状態を表す図である。
以下、本技術の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明
は以下の順序で行う。
1.実施の形態(第1ステージに開口部を有する印刷装置:グラビアオフセット印刷の例)
2.変形例1(反転オフセット印刷の例)
3.変形例2(凸版印刷の例)
4.適用例(表示装置)
<実施の形態>
図1は、本技術の一実施の形態に係る印刷装置(印刷装置1)の構成を概略的に表したものである。印刷装置1は、開口部10Aを有する第1ステージ10、第1ステージ10に対向する第2ステージ20、塗布部30、加圧部40および制御部50を含んでいる。この印刷装置1では、第1ステージ10に平板状の弾性部材(後述の図7A ブランケット12)、第2ステージ20に対向部材(後述の図7A 凹版21または図8A 基板23)がそれぞれ設けられ、印刷が行われる。インク(後述の図7A インク22)は、塗布部30により弾性部材と対向部材との間、即ちどちらか一方の表面(対向面)に塗布される。本実施の形態では、加圧部40によって第1ステージ10の背面側から弾性部材を加圧(例えば、圧縮空気の噴射)し、インクを介して弾性部材と対向部材とを接触させることにより印刷が行われる。制御部50は、第1ステージ10、第2ステージ20、塗布部30および加圧部40にそれぞれ信号を伝達してこれらの動作を制御するものである。
第1ステージ10は、図2に示したように、例えば矩形状の板状部材であり、中央に開口部10Aが設けられた所謂枠形状を有する。本実施の形態では、このように弾性部材を設置する第1ステージ10の一部を取り払うことにより、加圧部40(ここではノズル40A)による弾性部材およびインクへの均一な面内加圧がなされる。詳細は後述するが、これにより、高い位置精度での印刷を短時間で行うことが可能となる。開口部10Aの周縁、即ち、枠体部分には開口部10Aを囲むように固定部10Bが設けられている。この固定部10Bは、例えば溝であり、第1ステージ10上に弾性部材を配置したのち、溝内を陰圧にすることによって弾性部材の位置ずれを防ぐことができる。なお、第1ステージ10の側面には、溝内を陰圧にするための吸気口10Cを設けてもよい。第1ステージ10は例えば厚み(Z方向)10〜500mmのアルミニウム(Al)により構成されている。
開口部10Aは、図2に示したように例えば矩形状であり、その大きさは、例えば表示装置を形成する場合には、少なくとも印刷が必要な領域(例えば、表示領域)が開口部10A内に配置される大きさとする。具体的には、図7A〜図7Cに示したように、少なくともブランケット12上に設けられたインクが形成されている領域全体を含む大きさとする。
開口部10Aは、図3Aに示したように開口部10Aには、例えば弾性部材を支える補強構造10Dを設けてもよい。この補強構造10Dは、第1ステージ10と一体化したものであり、開口部10Aを形成すると同時に形成される。補強構造10Dのパターンは、ここでは開口部10Aを列方向(Y方向)に分割するものである。その他、補強構造10Dは、例えば図3Bに示したように、開口部10Aを行方向(X方向)に分割してもよく、また、例えば図3Cに示したように、補強構造10Dが表示パネルの周辺領域に配置されるように格子状にしてもよい。このように補強構造10Aを格子状に形成する場合には、具体的には、表示パネルの面取りに合わせて設けることが好ましい。補強構造10Dの幅(W)は、上述したように弾性部材を支持することが可能であればよく、ノズル40Aによる加圧を妨げない幅であれば特に問わない。
また、開口部10Aおよび補強構造10Dの開口方向は特に問わず、例えば図4Aに示したように、第1ステージ10の平面方向(XY方向)に対する垂直方向、即ち、厚み方向(Z方向)に設けてもよい。但し、特にノズル40Aの走査方向(ここでは、X方向)と交差する方向に補強構造10Dを設ける場合(例えば図3B,図3C)には、図4Bに示したようにノズル40Aの走査方向(X方向)に傾いた開口とすることが好ましい。図4Aのように垂直方向に開口している場合には、補強構造10Dの手前付近でのノズル40Aから噴射された圧縮空気が補強構造10Dの側面にぶつかり、補強構造10Dの直上の弾性部材へはほとんど当たらず加圧ムラが生じる虞がある。これに対して、開口方向を図4Bに示したようにノズル40Aの走査方向に傾いた状態とすると、図5に示したようにノズル40Aから噴射された圧縮空気は補強構造10Dの側面に当たったのち、回り込んで補強構造10Dの直上の弾性部材にもあたる。即ち、弾性部材へ均一に加圧することが可能となる。
第1ステージ10上には支持部材11が設けられている(図1)。この支持部材11は例えば印刷装置1のフレーム(図示せず)に連結され、印刷装置1内の所定の場所に固定されている。支持部材11は、弾性部材を支持するものであり、この支持部材11により対向部材に対する弾性部材の位置が固定される。支持部材11には、弾性部材の位置を固定するための貫通孔11Aが例えば外周部、具体的には第1ステージ10の枠体に設けられた固定部10B(溝)に対応する位置に形成されている。この貫通孔11Aにより弾性部材は支持部材11に真空吸着される。即ち、貫通孔11Aを介して第1ステージ10と弾性部材とが真空吸着により互いに密着し、その位置が固定される。貫通孔11Aに代え、支持部材11の外周部にOリング(図示せず)等を設けて弾性部材を固定するようにしてもよく、貫通孔11AおよびOリングの両方で弾性部材を固定することも可能である。なお、弾性部材と支持部材11とは接着材または化学的な相互作用で接着し、固定してもよい。支持部材11は、例えば厚み(Z方向)0.05〜0.5mmの板状のステンレス鋼(SUS)等により構成されている。
第2ステージ20は、第1ステージ10との対向面に対向部材を設け、これを支持するものである。対向部材は、例えば真空吸着,静電気吸着またはクランプ等により第2ステージ20に固定される。
塗布部30は、弾性部材または対向部材のどちらか一方の表面にインクを塗布するものである。塗布部30は、例えばスキージ(図示せず)を有しており、スキージコート法によりインクを塗布する。塗布部30では、スキージコート法の他、例えば、マイクログラビア法,ドクターブレード法,スピンコート法,スリットコート法,スプレー法,CAPコーティング法,LB(Languir-Blodgett)成膜法またはインクジェット法等を用いるようにしてもよい。
加圧部40は、弾性部材と対向部材とを接触させてインクを転写させるものである。本実施の形態では、加圧部40は第1ステージ10の背面側から開口内を加圧することにより、弾性部材を局所的に順次押し上げていく。これにより、弾性部材と対向部材とがインクを介して接触し、インクの転写がなされる。加圧部40は、例えば図6Aに示したように開口部10Aの一辺の幅と同程度の長さのスリットノズル(ノズル40A)を有している。ノズル40Aには所定の間隔で噴出口40Bが形成されており、この噴出口40Bから圧縮空気等を噴射することによって弾性部材は加圧され、対向方向(Z方向)へ押し出される。なお、ノズル40Aの長さは、第1ステージ10の一端の幅(例えばY方向と平行な一辺)と同程度、少なくとも開口部10Aの一端よりも長いことが好ましいが、特に問わない。例えば、後述する図6Bのようにノズル40Aを、ノズル40Aの延在方向(Y方向)へ蛇行させつつX方向に移動させる場合には開口部10Aの幅よりも小さくても構わない。
ノズル40Aの走査方向は、例えば図6Aに示したように、第1ステージ10の一端から対向する他端へ直線状(ここではX方向)に走査してもよい。また、上述したように、例えば開口部10A内においてノズル40AのY方向への蛇行を加えながらX方向へ走査してもよい(図6B)。これにより、ノズル40Aに形成された噴出口40Bの形状のばらつきや配置間隔による加圧ムラが緩和され、均質なインクの転写が可能となる。更に、図6Aおよび図6Bでは1本のノズルを用いて加圧したがこれに限らず、複数のノズルを用いてもよい。例えば、図6Cに示したように、例えばノズル40Aを2個(ノズル40a,40b)用意し、第1ステージ10の中央から両端(X方向)へそれぞれ独立に走査してもよい。これにより、加圧時間、即ちインクの転写時間を短縮することが可能となる。また、複数のパネルが設けられた基板において、パネルごとに独立して加圧することが可能となる。
制御部50は、塗布部30を駆動させたのち、第1ステージ10および第2ステージ20を接近させる。続いて、加圧部40を駆動させて弾性部材と対向部材との間のインクの転写を制御する。この転写は以下のようにして行われる。例えば、第2ステージ20を下降させ、弾性部材と対向部材との間の距離を例えば50μm以上5000μm以下、好ましくは50μm以上1000μmに狭めて設置する。続いて、加圧部40を第1ステージ10に設けられた開口部10Aの一端から対向する他端へ走査することにより弾性部材を局所的に順次押し上げていく。これにより、弾性部材と対向部材とがインクを介して接触し、インクの転写がなされる。
このような印刷装置1を使用したグラビアオフセット印刷は、例えば以下のようにして行うことができる(図7A〜図8C)。
まず、版台(図示せず)に凹版21を載せ、塗布部30のスキージにより凹版21の凹部にインク22を充填する。凹版21は、例えば、板状の石英,ガラス,樹脂または金属にフォトリソグラフィー法またはエッチング法等により所定パターンの凹部が形成されたものである。インク22は例えばオフセット用レジストインクであり、これには溶媒および溶質が含有されている。インク22の溶質は印刷物によって適宜選択すればよいが、例えば、金属粉,ガラス粉,樹脂,顔料,染料,シリコンなどの半導体の粉末,有機導電材料,有機絶縁材料,有機半導体材料,有機発光材料または金属微粒子(金属ナノ粒子)あるいはこれらの混合物などである。溶媒は、上記溶質を分散または溶解させるものであり、この溶媒には、例えば、ペンタン,ヘキサンおよびヘプタン等の直鎖アルカン類、シクロペンタンおよびシクロヘキサン等のシクロアルカン類、または、エチルメチルエーテル,ジエチルエーテルおよびテトラヒドロフラン等のエーテル類などを用いることができる。
次いで、この凹版21を、インク22を設けた面が第1ステージ10に対向するように、第2ステージ20に固定する。第2ステージ20上で凹版21にインク22を充填するようにしてもよい。凹版21は、例えばその中央部を真空吸着、外周部をクランプでそれぞれ第2ステージ20に固定しておく。一方、第1ステージ10には、支持部材11およびブランケット12を固定する(図7A)。ブランケット12は例えば厚み10〜500μm程度のガラス板や金属板等からなる硬質の基材上に厚み1〜5000μm程度のPDMS(ポリジメチルシロキサン)層を含むものであり、弾性特性を有している。このPDMS層に接してインク22が塗布される。ブランケット12には、例えば、STD−700(藤倉ゴム工業株式会社製)を用いることができる。
第1ステージ10側にブランケット12、第2ステージ20側にインク22を充填した凹版21をそれぞれ設けた後、例えば第2ステージ20を下降させて凹版21とブランケット12との間の距離を例えば50μm以上5000μm以下、好ましくは50μm以上1000μmに狭める。次いで、図7Bに示したように、圧縮空気を噴射するノズル40AをX方向(図7B 矢印方向)に動かしていく。これにより、ブランケット12の一端(図7B Y軸と平行な右辺)から他端(図7B Y軸と平行な左辺)までが順次押し上げられて凹版21に接触する。このとき、ブランケット12は支持部材11と接着材または化学的な相互作用によって接着され、固定されている。あるいは、貫通孔11Aを介した真空吸着によって固定してもよい。ノズル40Aの通過後、ブランケット12は凹版21から離れ、凹版21からブランケット12にインク22が転写される(図7C)。これにより、ブランケット12上には所定パターン(凹版21の凹部)のインク22が設けられる。
凹版21からブランケット12にインク22が受理されたのち、同様にしてブランケット12から被印刷部材(基板23)にインク22を転写する。基板23は、インク22(印刷物)に応じて適宜選択すればよく、例えば、シリコン,合成石英,ガラス,金属,樹脂または樹脂フィルムなどにより構成されている。ブランケット12から基板23へのインク22の転写は、まず、第2ステージ20に固定した凹版21を基板23に代えたのち(図8A)、ノズル40Aによる空気噴射によりブランケット12と基板23とをインク22を介して接触させる(図8B)。これにより、インク22はブランケット12から基板23に受理される(図8C)。以上のようにして、印刷装置1では、基板23へのグラビアオフセット印刷がなされる。
上記のように、印刷装置1ではブランケット12を設置する第1ステージ10に開口部10Aを設け、第1ステージ10側からブランケット12の背面に圧縮空気を噴射するノズル40Aを面内方向に走査することにより印刷が行われる。これにより、第1ステージ10とブランケット11との間における気泡の発生等による印刷ムラが抑制されると共に、印刷時間を短縮することが可能となる。以下、これについて説明する。
図9は比較例に係る印刷装置(印刷装置100)の構成を表している。この印刷装置100は、複数の溝110Aを有する第1ステージ110と、第1ステージ110に対向する第2ステージ210とを有するものである。第1ステージ110はブランケット120を、第2ステージ210は凹版210(または、基板230(図示せず))をそれぞれ支持する。溝110Aはブランケット120を設置する領域に設けられており、この溝内を減圧することによりブランケット120の位置ずれが防止される。しかしながら、ブランケット120を吸着する溝110Aは断続的に設けられているため、第1ステージ110とブランケット120との間に気泡が発生しやすいという問題があった。但し、緩やかに溝110A内を吸引することによって気泡の発生を抑えることができる。しかし、そのためには長時間の吸引が必須であり、製造効率が低下するという問題があった。
これに対し、本実施の形態における印刷装置1では、第1ステージ10に、第1ステージ10の厚み方向に貫通する開口部10Aを設け、ブランケット12の背面側、具体的には開口部10Aの一端から他端にかけてノズル40Aを走査するようにした。即ち、ブランケット12は局所的に順次加圧されることにより対向方向に押し出されて第2ステージに固定された対向部材(例えば凹版21)と接触し、インクの転写が行われる。このように、ブランケット12の背面の第1ステージ10を除去し、例えば圧縮空気の噴射等によってブランケット12を順次加圧することにより、気泡の発生を抑制しつつ印刷時間を短縮することが可能となる。
以上のように本実施の形態では、第1ステージ10のブランケット12を設置する領域に開口部10Aを設けるようにしたので、気泡の発生が抑制される。また、開口部10A内を走査するノズル40Aから空気噴射することによってブランケット12を加圧するようにした。よって、高い位置精度で印刷ムラを抑制しつつ、短時間での印刷が可能となる。
また、開口部10Aに開口を分割する補強構造10Dを設けることにより、ブランケット12の撓みが抑制され、より印刷時の位置ずれを防ぐことが可能となる。
加えて、開口部10Aの開口方向(特に、補強構造10Dの開口方向)をノズル40Aの走査方向に傾けることにより、開口部10Aの壁面(あるいは補強構造10Dの壁面)への空気の衝突が抑制され、ブランケット12への加圧均一性が向上する。なお、kの御開口方向の傾きは、図3Aに示したように、開口部10A内に設けられた補強構造10Dが、ノズル40Aの走査方向(X方向)に対して直交方向(Y方向)に延在する場合に最も高い効果を発揮する。
更に、ノズル40Aの走査方向を一方向だけでなく、例えば走査方向(X方向)に対して直交方向(Y方向)への蛇行を加えることにより、ノズル40Aに設けられた複数の噴出口40Bのばらつきによる加圧ムラを抑えることができる。
<変形例1>
上記実施の形態の印刷装置1を使用して、反転オフセット印刷を行うことも可能である(図10A〜図11C)。
まず、第1ステージ10上にブランケット12を、支持部材11に設けられた貫通孔11A内を陰圧にすることによって固定する。続いて、塗布部30により例えばブランケット12の全面にインク13を塗布する。一方、第2ステージ20には、凸版24を表面の凸部が第1ステージ10に対向するようにして固定する(図10A)。
続いて、例えば第2ステージ20を加工させて凸版24とブランケット12との間の距離を例えば50μm以上5000μm以下、好ましくは50μm以上1000μm以下に狭めたのち、図10Bに示したように、ノズル40AをX方向(図10B 矢印方向)に走査していく。これにより、ノズル40Aからの圧縮空気の噴射によってブランケット12は一端から他端にかけて順次押し上げられて凸版24に接触する。ノズル40Aの通過後、ブランケット12は凸版24から離れ、ブランケット12にはインク13のパターン(インク13A)が形成される(図10C)。このインク13Aはブランケット12に塗布されたインク13のうち、凸版24の凸部に接触したインク13Bが選択的に除去されたものである。
ブランケット12上にインク13Aを設けたのち、上記グラビアオフセット印刷と同様にして、ブランケット12から基板23にインク13Aを転写する。具体的には、第2ステージ20に固定した凸版24を基板23に変えたのち(図11A)、ノズル40Aを走査することによりブランケット12と基板23とをインク14Aを介して接触させ(図11B)、基板23にインク13Aを転写する(図11C)。以上のようにして、印刷装置1では、基板23への反転オフセット印刷がなされる。
<変形例2>
また、上記実施の形態の印刷装置1を使用して、凸版印刷を行うことも可能である(図12A〜図12C)。
まず、第1ステージ10上に例えばシリコーンゴム,ウレタンゴムあるいはアクリロニトリル等の弾性材料からなる凸版24(版)を、支持部材11に設けられた貫通孔11A内を陰圧にすることによって固定する。続いて、塗布部30により凸版24の凸部にインク22を設ける。一方、第2ステージ20には、基板23を凸版24に対向させて固定する(図12A)。
続いて、例えば第2ステージ20を加工させて基板23と凸版24との間の距離を例えば50μm以上5000μm以下、好ましくは50μm以上1000μm以下に狭めたのち、図12Bに示したように、ノズル40AをX方向(図12B 矢印方向)に走査していく。これにより、ノズル40Aからの空気噴射によって凸版24の一端から他端までが順次押し上げられて基板23に接触する。ノズル40Aの通過後、凸版24は基板23から離れ、凸部のインク22は基板23に転写される(図12C)。以上のようにして、印刷装置1では基板23への凸版印刷がなされる。
<適用例>
上記実施の形態の印刷装置1により、例えば図13に示した表示装置(表示装置90)の一部を製造することが可能である。この表示装置90は、複数の有機発光素子90R,90G,90Bを備えた自発光型の表示装置であり、基板23の上に、画素駆動回路形成層L1、有機発光素子90R,90G,90Bを含む発光素子形成層L2および対向基板(図示せず)をこの順に有している。
図14は、表示装置90の全体構成を表すものである。表示装置90は、基板23の上に表示領域90Dを有し、極薄型の有機発光カラーディスプレイ装置などとして用いられる。基板23上の表示領域90Dの周辺には、例えば映像表示用のドライバである信号線駆動回路96および走査線駆動回路97が設けられている。
表示領域90Dには、マトリクス状に二次元配置された複数の有機発光素子90R,90G,90Bと、それらを駆動するための画素駆動回路98とが形成されている。画素駆動回路98において、列方向には複数の信号線96Aが配置され、行方向には複数の走査線97Aが配置されている。各信号線96Aと各走査線97Aとの各交差点に、有機発光素子90R,90G,90Bが対応して設けられている。各信号線96Aは信号線駆動回路96に、各走査線97Aは走査線駆動回路97にそれぞれ接続されている。
信号線駆動回路96は、信号供給源(図示せず)から供給される輝度情報に応じた映像信号の信号電圧を、信号線96Aを介して選択された有機発光素子90R,90G,90Bに供給するものである。信号線96Aには信号線駆動回路96からの信号電圧が印加される。
走査線駆動回路97は、入力されるクロックパルスに同期してスタートパルスを順にシフト(転送)するシフトレジスタなどによって構成されている。走査線駆動回路97は、有機発光素子90R,90G,90Bへの映像信号の書き込みに際し行単位でそれらを走査し、各走査線97Aに走査信号を順次供給するものである。走査線97Aには、走査線駆動回路97からの走査信号が供給される。
画素駆動回路98は、基板23と有機発光素子90R,90G,90Bとの間の階層、すなわち画素駆動回路形成層L1に設けられている。この画素駆動回路98は、図15に示したように、駆動トランジスタTr1および書込トランジスタTr2と、その間の保持容量Csと、有機発光素子90R,90G,90Bとを有するアクティブ型の駆動回路である。
次に、再び図13を参照して、画素駆動回路形成層L1および発光素子形成層L2などの詳細な構成について説明する。
画素駆動回路形成層L1には、画素駆動回路98を構成するトランジスタ80(駆動トランジスタTr1および書込トランジスタTr2)が形成されており、さらに、信号線96Aおよび走査線97Aも埋設されている。詳細には基板23の上に、トランジスタ80および平坦化層91がこの順に設けられている。トランジスタ80は、例えば、基板23側からゲート電極81、ゲート絶縁膜82および半導体膜83をこの順に有するボトムゲート型のトランジスタであり、半導体膜83にはソース・ドレイン電極85A,85Bが電気的に接続されている。半導体膜83のチャネル領域はチャネル保護膜84で覆われ、このチャネル保護膜84上およびソース・ドレイン電極85A,85B上に平坦化層91が設けられている。平坦化層91は、主に画素駆動回路形成層L1の表面を平坦化するために設けられるものであり、例えば、ポリイミドなどの絶縁性樹脂材料により形成されている。
発光素子形成層L2には、有機発光素子90R,90G,90Bおよび素子分離膜93と、それらを覆う封止層(図示せず)とが設けられている。有機発光素子90R,90G,90Bは、基板23の側から、アノード電極としての第1電極92、発光層を含む有機層94およびカソード電極としての第2電極95が各々順に積層されたものである。有機層94は第1電極92側から例えば正孔注入層、正孔輸送層、発光層および電子輸送層をこの順に有している。この発光層は素子毎に設けられたものでもよく(図15)、各素子に共通して設けられていてもよい(図示せず)。ここでは、この有機層64の発光層が上記印刷装置1により製造されている。発光層以外の層は、必要に応じて設ければよい。素子分離膜93は絶縁材料からなり、各有機発光素子90R,90G,90Bを素子毎に分離すると共に、有機発光素子90R,90G,90Bの発光領域を画定するためのものである。有機発光素子90R,90G,90Bは保護層(図示せず)で覆われ、この保護層上に接着層(図示せず)を間にして対向基板(図示せず)が設けられている。対向基板は、例えば、有機発光素子90R,90G,90Bに対応するカラーフィルタを有している。
この表示装置90は、例えば次のように製造することができる。
まず、例えばガラスからなる基板23にトランジスタ80を含む画素駆動回路98および平坦化層91を形成する。これにより、画素駆動回路形成層L1が形成される。
続いて、例えばスパッタリング法によりチタン膜およびアルミニウム合金膜を成膜した後、例えばフォトリソグラフィ法およびドライエッチングにより所定の形状に成形して第1電極92を形成する。次いで、平坦化層91上および第1電極92上にポリイミド等の感光性絶縁材料を塗布し、フォトリソグラフィによる露光および現像を行って、素子分離膜93を形成する。
素子分離膜93を形成した後、上記実施の形態の印刷装置1を用いて有機層94の発光層を形成する。有機層94の正孔注入層、正孔輸送層および電子輸送層は、印刷装置1を用いて形成してもよく、あるいは、蒸着法等により形成するようにしてもよい。続いて、有機層94上に例えば、蒸着法により第2電極95を形成する。これにより発光素子形成層L2が形成される。
必要に応じて、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法またはスパッタ法によ
り、有機EL素子90R,90G,90Bの上に保護膜(図示せず)を形成する。また、カラーフィルタ等を形成した対向基板(図示せず)を用意し、この対向基板を、保護膜の上に、接着層(図示せず)により貼り合わせる。以上により、図13乃至図15に示した表示装置90が完成する。
このような表示装置90は、テレビジョン装置,デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなど、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器の表示装置に適用することが可能である。
<適用例1>
図16は、テレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル310およびフィルターガラス320を含む映像表示画面部300を有しており、映像表示画面部300が上記の表示装置90により構成されている。
<適用例2>
図17は、デジタルスチルカメラの外観を表したものである。このデジタルスチルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部410、表示部420、メニュースイッチ430およびシャッターボタン440を有しており、表示部420が上記の表示装置90により構成されている。
<適用例3>
図18は、ノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体510,文字等の入力操作のためのキーボード520および画像を表示する表示部530を有しており、表示部530が上記の表示装置90により構成されている。
<適用例4>
図19は、ビデオカメラの外観を表したものである。このビデオカメラは、例えば、本体部610,この本体部610の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ620,撮影時のスタート/ストップスイッチ630および表示部640おり、表示部640が上記の表示装置90により構成されている。
<適用例5>
図20は、携帯電話機の外観を表したものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740,サブディスプレイ750,ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。このディスプレイ740あるいはサブディスプレイ750が上記の表示装置90により構成されている。
以上、実施の形態および変形例1,2を挙げて本技術を説明したが、本技術は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態等では、第1ステージ10および第2ステージ20等を矩形状としたが、板状であればこれに限らない。例えば、円形状でも、あるいは固有の形状をしていてもよい。
また、上記実施の形態等では、第2ステージ20を下降させて第1ステージ10(支持台14)に近付ける場合について説明したが、第1ステージ10を上昇させるようにしてもよい。更に、第1ステージ10および第2ステージ20を昇降させず、突部12Aの高さを変えて弾性部材と対向部材とを接触させるようにすることも可能である。
加えて、変形例2では印刷装置1を使用して凸版印刷を行う場合について説明したが、印刷装置1によりグラビア印刷等の凹版印刷または平版印刷を行うこともできる。
また更に、上記適用例では、表示装置90の有機層94(発光層)を印刷装置1を用いて形成する場合について説明したが、平坦化層91または素子分離膜93等の表示装置90の他の部分を印刷装置1により形成するようにしてもよい。また、トランジスタ80の半導体膜83が有機半導体材料により構成されている場合には、印刷装置1により半導体膜83を形成してもよい。あるいは、金属ナノ粒子を用いたインクを使用して、画素駆動回路98の配線(例えば、信号線96A,走査線97A)を形成するようにしてもよい。印刷装置1によりレジストを形成することも可能である。
また加えて、上記実施の形態等およびその適用例で説明した各部の材料および厚み、または形成方法および形成条件などは限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよく、または他の形成方法および形成条件としてもよい。
更に、本技術の印刷方法(印刷装置)は、有機EL素子を備えた表示装置以下、無機EL素子,液晶素子,電気泳動型の表示素子等、種々の表示素子を備えた表示装置の製造方法にも適用可能である。
なお、本技術は以下のような構成を取ることも可能である。
(1)開口部を有する第1ステージに弾性部材を載置すると共に、前記弾性部材と対向部材との間にインクを設ける工程と、前記開口部を加圧部が移動することにより前記弾性部材と前記対向部材とを前記インクを介して接触させる工程とを含む印刷方法。印刷方法。
(2)前記開口部は内部に複数の領域に分割する補強構造を有する、前記(1)に記載の印刷方法。
(3)前記補強構造は、前記開口部を行方向または列方向に分割する、前記(2)に記載の印刷方法。
(4)前記補強構造は、前記開口部を格子状に分割する、前記(2)に記載の印刷方法。
(5)前記開口部は、前記第1ステージを貫通している、前記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の印刷方法。
(6)前記開口部の開口方向は、前記第1ステージの厚み方向に対して平行に設けられている、前記(1)乃至(5)のうちいずれか1つに記載の印刷方法。
(7)前記開口部の開口方向は、前記第1ステージの厚み方向から加圧部の移動方向に傾いて設けられている、前記(1)乃至(5)のうちいずれか1つに記載の印刷方法。
(8)前記加圧部を前記第1ステージの対向する一端から他端へ直線状に移動させる、前記(1)乃至(7)のうちいずれか1つに記載の印刷方法。
(9)前記加圧部を蛇行させつつ、前記第1ステージの対向する一端から他端へ移動させる、前記(1)乃至(8)のうちいずれか1つに記載の印刷方法。
(10)前記加圧部を複数有し、前記加圧部をそれぞれ前記第1ステージの中央部から周辺方向へ移動させる前記(1)乃至(7)のうちいずれか1つに記載の印刷方法。
(11)前記第1ステージと前記弾性部材との間に、前記対向部材に対する前記弾性部材の位置を固定するための支持部材を設ける、前記(1)乃至(10)のうちいずれか1つに記載の印刷方法。
(12)前記弾性部材と前記支持部材とを真空吸着により固定する、前記(11)に記載の印刷方法。
(13)前記第1ステージ、前記支持部材および前記弾性部材を真空吸着により互いに密着させる、前記(11)に記載の印刷方法。
(14)前記対向部材を前記第1ステージに対向する第2ステージに固定する、前記(1)乃至(13)のうちいずれか1つに記載の印刷方法。
(15)前記弾性部材は版であると共に前記対向部材は被印刷部材であり、前記インクが設けられた版を前記被印刷部材に接触させる、前記(1)乃至(14)のうちいずれか1つに記載の印刷方法。
(16)前記弾性部材はブランケットであると共に前記対向部材は凹版であり、前記凹版の凹部に前記インクを充填した後、前記凹版から前記ブランケットに前記インクを転写する、前記(1)乃至(15)のうちいずれか1つに記載の印刷方法。
(17)前記弾性部材はブランケットであると共に前記対向部材は凸版であり、
前記ブランケットに前記インクを塗布した後、前記凸版の凸部に接触したインクを選択的に除去する、前記(1)乃至(15)のうちいずれか1つに記載の印刷方法。
(18)前記弾性部材はブランケットであると共に前記対向部材は被印刷部材であり、前記ブランケットに所定パターンのインクを設けた後、前記ブランケットから前記被印刷部材に前記インクを転写する、前記(1)乃至(15)のうちいずれか1つに記載の印刷方法。
(19)開口部を有すると共に、弾性部材を支持する第1ステージと、前記弾性部材と対向部材との間にインクを設ける塗布部と、前記開口部から前記弾性部材を加圧する加圧部とを備えた印刷装置。
1…印刷装置、10…第1ステージ、10A…開口部、10B…固定部、10C…吸気口、11…支持部材、11A…貫通孔、12…ブランケット、20…第2ステージ、21…凹版、18,18A,18B,22…インク、23…基板、24…凸版、40…加圧部、40A…ノズル、40B…噴出口、50…制御部、80…トランジスタ、81…ゲート電極、82…ゲート絶縁膜、83…半導体膜、84…チャネル保護膜、85A,85B…ソース・ドレイン電極、90…表示装置、90D…表示領域、90R,90G,90B…有機発光素子、91…平坦化層、92…第1電極、93…素子分離膜、94…有機層、95…第2電極、96…信号線駆動回路、97…走査線駆動回路、98…画素駆動回路。

Claims (19)

  1. 開口部を有する第1ステージに弾性部材を載置すると共に、前記弾性部材と対向部材との間にインクを設ける工程と、
    前記開口部を加圧部が移動することにより前記弾性部材と前記対向部材とを前記インクを介して接触させる工程と
    を含む印刷方法。
  2. 前記開口部は内部に複数の領域に分割する補強構造を有する、請求項1に記載の印刷方法。
  3. 前記補強構造は、前記開口部を行方向または列方向に分割する、請求項2に記載の印刷方法。
  4. 前記補強構造は、前記開口部を格子状に分割する、請求項2に記載の印刷方法。
  5. 前記開口部は、前記第1ステージを貫通している、請求項1に記載の印刷方法。
  6. 前記開口部の開口方向は、前記第1ステージの厚み方向に対して平行に設けられている、請求項1に記載の印刷方法。
  7. 前記開口部の開口方向は、前記第1ステージの厚み方向から加圧部の移動方向に傾いて設けられている、請求項1に記載の印刷方向。
  8. 前記加圧部を前記第1ステージの対向する一端から他端へ直線状に移動させる、請求項1に記載の印刷方法。
  9. 前記加圧部を蛇行させつつ、前記第1ステージの対向する一端から他端へ移動させる、請求項1に記載の印刷方法。
  10. 前記加圧部を複数有し、前記加圧部をそれぞれ前記第1ステージの中央部から周辺方向へ移動させる、請求項1に記載の印刷方法。
  11. 前記第1ステージと前記弾性部材との間に、前記対向部材に対する前記弾性部材の位置を固定するための支持部材を設ける、請求項1に記載の印刷方法。
  12. 前記弾性部材と前記支持部材とを真空吸着により固定する、請求項11に記載の印刷方法。
  13. 前記第1ステージ、前記支持部材および前記弾性部材を真空吸着により互いに密着させる、請求項11に記載の印刷方法。
  14. 前記対向部材を前記第1ステージに対向する第2ステージに固定する、請求項1に記載の印刷方法。
  15. 前記弾性部材は版であると共に前記対向部材は被印刷部材であり、
    前記インクが設けられた版を前記被印刷部材に接触させる
    請求項1に記載の印刷方法。
  16. 前記弾性部材はブランケットであると共に前記対向部材は凹版であり、
    前記凹版の凹部に前記インクを充填した後、前記凹版から前記ブランケットに前記インクを転写する
    請求項1に記載の印刷方法。
  17. 前記弾性部材はブランケットであると共に前記対向部材は凸版であり、
    前記ブランケットに前記インクを塗布した後、前記凸版の凸部に接触したインクを選択的に除去する
    請求項1に記載の印刷方法。
  18. 前記弾性部材はブランケットであると共に前記対向部材は被印刷部材であり、
    前記ブランケットに所定パターンのインクを設けた後、前記ブランケットから前記被印刷部材に前記インクを転写する
    請求項1に記載の印刷方法。
  19. 開口部を有すると共に、弾性部材を支持する第1ステージと、
    前記弾性部材と対向部材との間にインクを設ける塗布部と、
    前記開口部から前記弾性部材を加圧する加圧部と
    を備えた印刷装置。
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