JP2014018234A - 健康管理システム、その方法及びプログラム並びに眼鏡型生体情報取得装置 - Google Patents

健康管理システム、その方法及びプログラム並びに眼鏡型生体情報取得装置 Download PDF

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Abstract

【課題】人体の精神的状態及び/又は肉体的状態を把握しつつ、その状態に対応した生体情報を得ることで正確に健康管理を行うことができる健康管理システムを提供する。
【解決手段】眼鏡フレーム101から延在されてユーザの前額部に接触する第1脳波電極103と、眼鏡フレーム101に設置されて前額部以外の部位に接触する第2脳波電極105とからなるユーザの脳波測定部を少なくとも含み、ユーザの精神状態推定情報を取得する精神状態推定情報取得部と、眼鏡フレーム101に装着され、精神状態推定情報に対応付けてユーザの生体情報を取得および抽出する生体情報取得部と、生体情報抽出部とを備える。また、ユーザの姿勢及び/又は位置を検出し、ユーザの肉体状態推定情報を取得することで、精神状態推定情報及び肉体状態推定情報に基づいて推定されるユーザの所定の状態における生体情報を抽出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、眼鏡に配設されたセンサから生体に関する情報を取得して人体の健康管理を行う健康管理システムに関する。
生体情報を取得することができるセンサチップ等の技術向上により、高齢者や要介護者向けに、生体情報を常時取得して健康管理する技術が広まっている。つまり、高齢者や要介護者の生体情報を常時取得してモニタリングすることで、病院内の看護士や介護者の手間を省き、効率よく健康管理を行うことができる。
生体情報を取得するためには各種のセンサを身体に取り付ける必要があるが、特に、高齢者や徘徊性認知症者のような対象者の場合、センサの取り付けを嫌う傾向があり、腕時計やリストバンドを利用したセンサでは外されてしまうことが多い。
そこで、高齢者や徘徊性認知症者のような対象者であっても抵抗なく常時装着することができる眼鏡を利用したセンサに関する技術が開示されている(例えば、特許文献1、2を参照)。
特許文献1に示す技術は、ユーザの頭部に装着される眼鏡型の脳波インタフェースシステムであって、ユーザに視覚刺激を呈示する出力部と、装着されたときに前記ユーザの耳に接する位置に配置された耳電極部と、装着されたときに前記ユーザの目尻と目頭を結ぶ直線よりも下側で前記ユーザの顔面部に接し、前記眼鏡型の脳波インタフェースシステムの重量を支持する位置に配置された顔電極部と、前記視覚刺激が呈示されたタイミングを起点にして、前記耳電極部と前記顔電極部の電位差に基づいて脳波信号を計測する脳波計測判定部と、前記ユーザの脳波信号のうち、前記ユーザの瞬きに起因する信号の振幅が、予め定められた上限閾値および下限閾値の間に入っているか否かに応じて、前記顔電極部の位置を判定する顔電極位置判別部とを備えるものである。
特許文献2に示す技術は、生体の内部からの脳波や脈拍等の生体信号(電気信号)を検出するため、又は生体の内部に電気信号を伝達するための電極及びインターフェースと、外部機器(無線メモリやリーダ/ライタ等)と通信可能なアンテナとを備えることを特徴としているため、利用者が電子機器等を利用する場合に利便性が向上するものである。また、生体信号処理装置を内蔵するものとして眼鏡が例示されている。
特許第4652489号公報 特開2006−51343号公報
生体情報を管理する際に、人体がどういった状態の場合の生体情報であるかを把握しておかなければ、正確な診断を行うことはできない。例えば、脈拍や血圧は、ちょっとした緊張で高めの値が出てしまうことがあり、人によっては看護士と相対した時点で平常時よりも高い値になってしまう場合がある。また、寝ているとき、動いているとき、座っているとき等の状況に応じて生体信号が大きく変化するため、医師等が診断を行う際に必要となる平常状態の生体情報が把握し難いものとなってしまう。
つまり、生体情報を正確に測定して取得するためには、その測定時における人体の状態を把握する必要があり、より正確な情報を取得するためには人体の精神的状態と肉体的状態の両方を把握しておく必要がある。しかしながら、上記に示した技術を含む従来の技術では、人体の精神的状態と肉体的状態とを正確に把握しながら生体情報を取得することができないという課題を有する。
本発明は、人体の精神的状態及び/又は肉体的状態を把握しつつ、その状態に対応した生体情報を得ることで正確に健康管理を行うことができる健康管理システムを提供する。
発明に係る健康管理システムは、眼鏡に配設されたセンサ部から生体に関する信号を取得して人体の健康管理を行う健康管理システムであって、眼鏡フレームから延在されて前記人体の前額部に接触する位置に配設される脳波測定用第1電極と、前記眼鏡フレームに設置されて前記前額部以外の部位に接触する位置に配設される脳波測定用第2電極とからなる前記人体の脳波を測定する脳波センサを少なくとも含み、前記人体の精神的な状態を推定するための前記脳波を含む精神状態推定情報を取得する精神状態推定情報取得手段と、前記眼鏡フレームに装着され、前記精神状態推定情報に対応付けて前記人体の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記精神状態推定情報に基づいて推定される前記人体の所定の精神状態における前記生体情報を抽出する生体情報抽出手段とを備えるものである。
このように、本発明に係る健康管理システムにおいては、眼鏡に配設されたセンサから脳波を含む精神状態推定情報を取得し、当該取得した精神状態推定情報から推定される人体の所定の状態における生体情報を抽出するため、精神状態に応じた生体情報を得ることができ、適正な健康管理を行うことができるという効果を奏する。また、眼鏡に配設されたセンサから様々な情報を取得するため、一般的に身体に装着し忘れる可能性が低く、特に徘徊性認知症者のような対象者であっても、眼鏡であれば装着し忘れる可能性を低くすることができる。
発明に係る健康管理システムは、前記精神状態推定情報取得手段が、前記眼鏡フレームの一方もしくは双方のノーズパットに装着される発汗センサ、及び/又は、前記眼鏡フレームの智部近傍に装着され前記人体の眼球を撮像するカメラを含むものである。
このように、本発明に係る健康管理システムにおいては、眼鏡フレームの一方もしくは双方のノーズパットに装着される発汗センサ、及び/又は、眼鏡フレームの智部近傍に装着され人体の眼球の動きを撮像するカメラを含むため、発汗状態や眼球から人体の精神状態を正確に推定することができるという効果を奏する。例えば、発汗センサが発汗を検知した場合は、暑さや緊張等のストレスを感じていると推定することができる。また、瞳孔が拡大している場合は交感神経が刺激され、縮小している場合は副交換神経が刺激されていると判断でき、副交感神経優位な場合は精神的にリラックスしており、交感神経優位な場合は精神的にリラックスしていないと推定することができる。
発明に係る健康管理システムは、前記眼鏡フレームに装着され、前記人体の姿勢及び/又は位置を検出する姿勢位置検出センサを少なくとも含み、前記人体の肉体的な状態を推定するための前記姿勢及び/又は位置を含む肉体状態推定情報を取得する肉体状態推定情報取得手段を備え、前記生体情報抽出手段が、前記精神状態推定情報及び前記肉体状態推定情報に基づいて推定される前記人体の所定の状態における前記生体情報を抽出するものである。
このように、本発明に係る健康管理システムにおいては、眼鏡フレームに装着されたセンサから、人体の姿勢及び/又は位置を含む肉体状態推定情報を取得し、取得した肉体状態推定情報及び精神状態推定情報から推定される人体の所定の状態における生体情報を抽出するため、精神状態及び肉体状態に応じた生体情報を得ることができ、適正な健康管理を行うことができるという効果を奏する。すなわち、例えば精神的にも肉体的にも安定しているような平常状態における生体情報を正確に取得することが可能になる。
発明に係る健康管理システムは、前記肉体状態推定情報取得手段が、前記眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着されるGPSからの信号を受信するGPSレシーバ、前記眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着され所定の場所に設置されているアクセスポイントからの無線信号を受信する無線信号レシーバ、前記眼鏡フレームにおける水平箇所に装着される姿勢センサ、前記眼鏡フレームのテンプルに装着される振動センサ、前記眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着される加速度センサ、及び、前記眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着される歩数センサの少なくとも一を含むものである。
このように、本発明に係る健康管理システムにおいては、眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着されるGPSからの信号を受信するGPSレシーバ、眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着され所定の場所に設置されているアクセスポイントからの無線信号を受信する無線信号レシーバ、眼鏡フレームにおける水平箇所に装着される姿勢センサ、眼鏡フレームのテンプルに装着される振動センサ、眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着される加速度センサ、及び、眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着される歩数センサの少なくとも一を含むため、人体の位置、高度、移動(移動速度)、姿勢、顎関節の動作等の情報を得ることができ、人体の肉体的状態をより正確に推定することができるという効果を奏します。
また、GPSが利用できないような病院等の場所においては、アクセスポイントからの無線信号の受信電力と遅れ時間とから位置を割り出すことができ、GPSが利用できるかどうかによりGPSレシーバと無線信号レシーバとを使い分けることで、人体の正確な位置情報を常時取得することができる。
発明に係る健康管理システムは、前記生体情報抽出手段が、前記脳波にアルファ波が多く含まれ、且つ、前記姿勢が安定し位置が一定している場合を前記人体の状態を平常状態と推定し、当該平常状態における生体情報を抽出するものである。
このように、本発明に係る健康管理システムにおいては、脳波にアルファ波が多く含まれ、且つ、姿勢が安定し位置が一定している場合を人体の状態を平常状態と推定し、当該平常状態における生体情報を抽出するため、肉体的にも精神的にも安定した状態で生体情報を取得することができ、適正な健康管理を実現することができるという効果を奏する。
発明に係る健康管理システムは、前記眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着され、前記各取得手段で取得した取得情報を携帯端末機に送信する第1送信手段を備え、前記携帯端末機が、前記第1送信手段から送信された前記取得情報を受信する第1受信手段と、受信した前記取得情報をインターネットを介して管理コンピュータに送信する第2送信手段とを備え、前記管理コンピュータが、前記第2送信手段から送信された前記取得情報を受信する第2受信手段と、受信した前記取得情報に基づいて、前記生体情報を抽出する前記生体情報抽出手段とを備えるものである。
このように、本発明に係る健康管理システムにおいては、前記眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着され、前記各取得手段で取得した取得情報を携帯端末機に送信する第1送信手段を備え、前記携帯端末機が、前記第1送信手段から送信された前記取得情報を受信する第1受信手段と、受信した前記取得情報をインターネットを介して管理コンピュータに送信する第2送信手段とを備え、前記管理コンピュータが、前記第2送信手段から送信された前記取得情報を受信する第2受信手段と、受信した前記取得情報に基づいて、前記生体情報を抽出する前記生体情報抽出手段とを備えるため、眼鏡に配設されたセンサから取得した情報を、例えば財布等に収納した携帯端末機に送信し、携帯端末機から管理コンピュータに送信することができるため、眼鏡に配設されたセンサから取得した情報を管理者に確実に送ることができるという効果を奏する。
特に、災害等が起こったような場合であっても、眼鏡や財布に収納された携帯端末機は常備されている可能性が高く、管理者が管理コンピュータで常時健康管理を行うことができ、被災者の健康を適正に管理することができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る健康管理システムのシステム構成図である。 第1の実施形態に係る眼鏡型生体情報取得装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る眼鏡型生体情報取得装置の全体斜視図である。 第1の実施形態に係る眼鏡型生体情報取得装置をユーザが装着した場合の正面図及び側面図である。 第1の実施形態に係る携帯端末機及び管理コンピュータの機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る携帯端末機及び管理コンピュータのハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る健康管理システムの動作を示すフローチャートである。 実施例に係る健康管理システムにおいて各センサの測定結果を示す図である。 実施例に係る健康管理システムにおいて脈拍の測定結果を示す図である。 実施例に係る健康管理システムにおいて各取得情報の相関関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。また、本実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
(本発明の第1の実施形態)
本実施形態に係る健康管理システムについて図1ないし図7を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る健康管理システムのシステム構成図である。健康管理システム1は、人体における様々な信号や情報を検知する眼鏡型生体情報取得装置10と、眼鏡型生体情報取得装置10で検知した情報に基づいて、人体の健康管理処理を行う管理コンピュータ20と、眼鏡型生体情報取得装置10から送信された情報を受信して管理コンピュータ30に送信する携帯端末機30とを備える。
眼鏡型生体情報取得装置10と携帯端末機30とは、原則として健康管理を行うユーザが常時身に着けている。特に、認知症患者等がユーザである場合は、一般的に眼鏡と財布は置き忘れる可能性が低く、携帯端末機30を財布に装着しておくことで、置き忘れ等を防止して常時健康管理を行うことが可能となる。眼鏡型生体情報取得装置10からはBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を利用して携帯端末機30に情報を送信し、携帯端末機30からはインターネット等を介して管理コンピュータ20に情報が送信される。眼鏡型生体情報取得装置10による情報の取得や管理コンピュータ20への情報の送信は、ユーザが眼鏡型生体情報取得装置10を装着している間は原則として常時行われており、ユーザの様々な状態における生体情報を取得することが可能となっている。
各装置の構成について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る眼鏡型生体情報取得装置10の機能ブロック図である。眼鏡型生体情報取得装置10は、ユーザの精神状態を推定するための精神状態推定情報を取得する精神状態推定情報取得部11と、ユーザの肉体状態を推定するための肉体状態推定情報を取得する肉体状態推定情報取得部12と、脈拍や体温等の生体情報を取得する生体情報取得部13と、取得した情報を随時携帯端末機30に送信する第1送信部14とを備える。
精神状態推定情報としては、例えば脳波の状態情報、眼球の状態情報、発汗の状態情報等が挙げられる。肉体状態推定情報としては、例えば位置の情報、姿勢の情報、移動及び移動速度の情報、顎関節の振動の情報等が挙げられる。生体情報としては、例えば体温情報、脈拍情報、血圧情報、呼吸情報等のバイタルサインに加えて意識レベルが挙げられる。
なお、眼鏡型生体情報取得装置10で血圧情報と呼吸情報とを直接検出することはできないため、血圧情報については、脈拍情報、体温情報及び歩数情報の変化の相互相関を用いて推定する。呼吸については、本実施形態に係る眼鏡型生体情報取得装置10では測定しないものとする。意識レベルは、精神状態推定情報として取得した脳波により把握することができる。
ここで、眼鏡型生体情報取得装置10のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施形態に係る眼鏡型生体情報取得装置10の全体斜視図、図4は、眼鏡型生体情報取得装置10をユーザが装着した場合の正面図及び側面図である。図4(A)は正面図、図4(B)は側面図である。
眼鏡型生体情報取得装置10は、精神状態推定情報取得部11の具体的構成として、例えば、眼鏡フレーム101のブリッジ部102から延在し、ユーザの前額部に接触する位置に配設される第1脳波電極103(正電極)と、左右いずれかの耳当て部104(図中では左耳当て部)から延在し、ユーザの耳朶に接触する位置に配設される第2脳波電極105(負電極)とからなる脳波測定部と、左右いずれか又は両方のノーズパッド106(図中では右ノーズパッド)にユーザの肌と接触するように配設される発汗センサ107と、眼鏡フレーム101の一方の智部108近傍(図中では左智部)に装着され前記人体の眼球を撮像するカメラ109とを備える。
脳波測定部はユーザの脳波、発汗センサ107はユーザの発汗状態、カメラ109は眼球の状態を撮像する。脳波測定部による測定の結果、脳波にα波が多く含まれている場合はリラックス状態であり、β波やγ波が多く含まれている場合はストレスを感じていると推定することができる。発汗センサ107による測定の結果、発汗している場合は暑さや緊張等のストレスを感じていると推定することができる。カメラによる眼球撮像の結果、瞳孔が拡大している場合は交感神経が刺激され、縮小している場合は副交換神経が刺激されていると判断でき、副交感神経優位な場合は精神的にリラックスしており、交感神経優位な場合は精神的にリラックスしていないと推定することができる。
また、眼鏡型生体情報取得装置10は、肉体状態推定情報取得部12の具体的な構成として、例えば、眼鏡フレーム101のリム部110近傍に装着されGPSからの信号を受信するGPSレシーバ111と、同様にリム部110近傍に装着されアクセスポイントからの無線信号を受信する無線信号レシーバ112と、眼鏡フレーム101の水平箇所(例えば、リム部110や智部108やテンプル部113等であり図中では左右の智部108)に左右対称の位置に装着される姿勢センサ114と、一方のテンプル部113(図中では右テンプル部)に装着される加速度センサ115と、一方のテンプル部113(図中では左テンプル部)に装着される歩数センサ116と、左右のテンプル部113にそれぞれ装着される振動センサ117とを備える。
GPSレシーバ111はユーザの現在位置(緯度、経度、高さ)を取得する。取得された移動履歴(位置と時間)に基づいて、移動速度、移動経路、歩行状態、走行状態、運動状態、停止状態、立っている状態、座っている状態及び寝ている状態等を推定することができる。無線信号レシーバ112はアクセスポイントからの無線信号を受信する。受信した無線信号の受信電力と遅れ時間とに基づいて、ユーザの現在位置(アクセスポイントからの位置、又は予め固定された位置に配設されている基準となるレシーバからの相対位置)を演算することができ、上記と同様に歩行状態、走行状態、運動状態、停止状態、立っている状態、座っている状態及び寝ている状態等を推定することができる。姿勢センサ114はユーザの姿勢(左右方向、前後方向、上下方向)の変化を測定する。測定されたデータに基づいて、ユーザの位置/姿勢を推定することができる。加速度センサ115はユーザの移動時の加速度を測定する。測定されたデータに基づいて、ユーザの移動状態を推定することができる。歩数センサ116はユーザが自分の足で歩行又は走行した場合の歩数を測定する。測定されたデータに基づいて、ユーザの移動状態を推定することができる。また、この歩数は後述する血圧の推定の際にパラメータとして利用することができる。振動センサ117は、左右の顎関節部分の振動を測定する。測定されたデータに基づいて、ユーザが食事しているかどうかや左右の噛み合わせ状態を推定することができる。
さらに、眼鏡型生体情報取得装置10は、生体情報取得部13の具体的な構成として、例えば、眼鏡フレーム101の一方のノーズパッド106(図中では左ノーズパッド)にユーザの肌と接触するように配設される脈拍センサ118と、眼鏡フレーム101の左右いずれかの耳当て部104(図中では左耳当て部)に装着されユーザの耳裏の体温を測定する体温センサ119とを備える。
脈拍センサ118はユーザの脈拍を測定し、体温センサ119はユーザの体温を測定する。また、測定された脈拍及び体温から回帰式を用いて血圧を推定することができる。このとき、血圧を演算するためのパラメータとして上記の歩数を加えることでより正確な血圧の演算を行うことが可能となる。
なお、眼鏡型生体情報取得装置10は、装置を動作させるための電源として一方の耳当て部104(図中では右耳当て部)にバッテリ120を装着しており、このバッテリ120から供給される電力を用いて眼鏡型生体情報取得装置10が各情報の取得を行う。また、精神状態推定情報を取得する構成としては、少なくとも脳波測定部を備える構成であればよい。さらに、肉体状態推定情報を取得する構成としては、上記に示した構成の少なくとも一の構成によりユーザの姿勢及び/又は位置が測定できればよい。さらにまた、図3に示したような各構成を配設する位置はあくまで一例であり、各構成要素の配設位置を任意に変更することが可能である。例えば、特にGPSレシーバ111、無線信号レシーバ112、姿勢センサ114、加速度センサ115、歩数センサ116及びバッテリ120等については、各情報が取得できる位置であれば眼鏡フレーム101の任意の箇所に配設されてよい。
図2に戻って、精神状態推定情報取得部11、肉体状態推定情報取得部12及び生体情報取得部13で取得された取得情報は、それぞれの情報を対応付けた状態で第1送信部14が携帯端末機30に無線で送信する。
図5は、本実施形態に係る携帯端末機及び管理コンピュータの機能ブロック図である。携帯端末機30は、眼鏡型生体情報取得装置10から無線で送信された取得情報を受信する第1受信部31と、受信した取得情報をインターネットを介して管理コンピュータ20に送信する第2送信部32とを備える。すなわち、眼鏡型生体情報取得装置10で取得された取得情報は、携帯端末機30を介して管理コンピュータ20に確実に送信される。
管理コンピュータ20は、携帯端末機30からインターネットを介して送信された取得情報を受信する第2受信部21と、受信した取得情報を記憶する取得情報記憶部22と、取得情報に基づいて推定されるユーザの所定状態における生体情報を当該取得情報から抽出する生体情報抽出部23と、取得情報記憶部22に記憶される取得情報及び/又は生体情報抽出部23で抽出された生体情報を出力する生体情報出力部24とを備える。
図6は、携帯端末機30及び管理コンピュータ20のハードウェア構成図である。図6において、携帯端末機30及び管理コンピュータ20は、CPU61、RAM62、ROM63、ハードディスク(HDとする)64、通信I/F65、及び入出力I/F66を備える。ROM63やHD64には、オペレーティングシステムや各種プログラム(例えば、情報送受信プログラム、健康管理プログラム等)が格納されており、必要に応じてRAM62に読み出され、CPU61により各プログラムが実行される。
通信I/F65は、他の装置間(例えば、眼鏡型生体情報取得装置10、携帯端末機30、管理コンピュータ20等)の通信を行うためのインタフェースである。入出力I/F66は、タッチパネル、キーボード、マウス等の入力機器からの入力を受け付けたり、プリンタや画面等にデータを出力するためのインタフェースである。この入出力I/F66は、必要に応じて光磁気ディスク、フロッピーディスク、CD−R、DVD−R等のリムーバブルディスク等に対応したドライブを接続することができる。各処理部はバスを介して接続され、情報のやり取りを行う。なお、上記ハードウェアの構成はあくまで一例であり、必要に応じて変更可能である。
生体情報抽出部23は、精神状態推定情報及び/又は肉体状態推定情報から推定されるユーザの状態に応じて、その状態における生体情報を抽出する。例えば、精神状態推定情報や肉体状態推定情報からリラックスして座っている状態を推定し、その状態における生体情報を抽出することで、ユーザの本来の平常時における脈拍や体温を得ることができる。また、仮にリラックスして座っている状態であっても食事中であれば代謝が良くなり脈拍や体温が平常時よりも上がることが考えられるため、顎関節の振動がない場合を本来の平常時として脈拍や体温を得ることも可能である。
すなわち、上述した各取得情報を総合的に判断してユーザの状態を推定することで、肉体状態が歩行状態、走行状態、運動状態、停止状態、立っている状態、座っている状態及び寝ている状態のいずれか又は複数の状態において、精神状態がリラックス状態及びストレス状態のいずれかの状態の場合における脈拍、体温及び血圧を取得し、各状態における健康状態を把握することで健康管理を適正に行うことができる。
なお、生体情報抽出部23による抽出処理を行わずに、携帯端末機30から送られた取得情報を経時的にモニタリングするようにし、医師等がそのモニタを見て生体情報の異常等を見つけることも可能である。
次に、本実施形態に係る健康管理システムの動作について説明する。図7は、本実施形態に係る健康管理システム1の動作を示すフローチャートである。まず、精神状態推定情報取得部11、肉体状態推定情報取得部12及び生体情報取得部13が、図3及び図4で示した各センサや測定部により精神状態推定情報、肉体状態推定情報及び生体情報を取得する(S71〜S73)。このS71〜S73の処理は並行して行われる。取得した取得情報は、第1送信部14により携帯端末機30に無線で送信される(S74)。
なお、S74の送信処理は常時又は定期的(例えば、1秒ごと、10秒ごと、1分ごと、10分ごと等)に行われるようにしてもよい。また、眼鏡型生体情報取得装置10から携帯端末機30への情報の送信は有線で行われてもよい。
眼鏡型生体情報取得装置10から取得情報が送信されると、携帯端末機30の第1受信部31が送信された取得情報を受信し、受信した取得情報を第2送信部32がインターネットを介して管理コンピュータ20に送信する(S75)。管理コンピュータ20の第2受信部21が取得情報を受信し、受信した取得情報を取得情報記憶部22に記憶する(S76)。生体情報抽出部23が、取得情報に基づいてユーザの状態を推定し所望の生体情報を抽出する(S77)。ここで抽出する生体情報の具体例としては、平常時のリラックス状態における脈拍、体温及び血圧、運動時の脈拍、体温及び血圧、食事中の脈拍、体温及び血圧、入浴中の脈拍、体温及び血圧、外出時の脈拍、体温及び血圧、物事に集中しているときの脈拍、体温及び血圧等が挙げられる。
生体情報出力部24が、抽出された生体情報をモニタや紙に出力する(S78)。眼鏡型生体情報取得装置10が装着中であるかどうかを判断し(S79)、装着中であればS71に戻って再度情報の取得を行う。装着中でなければ処理を終了する。なお、眼鏡型生体情報取得装置10が装着中であるかどうかの判断は、ユーザに直接接触して測定される脳波、体温及び/又は脈拍の情報が生命活動の範囲内の値で送信されているかどうかにより判断することができる。
このように、本実施形態に係る健康管理システムは、眼鏡に配設されたセンサから脳波を含む精神状態推定情報を取得し、当該取得した精神状態推定情報から推定される人体の所定の状態における生体情報を抽出するため、精神状態に応じた生体情報を得ることができ、適正な健康管理を行うことができる。また、眼鏡に配設されたセンサから様々な情報を取得するため、一般的に身体に装着し忘れる可能性が低く、特に徘徊性認知症者のような対象者であっても、眼鏡であれば装着し忘れる可能性を低くすることができる。
また、人体の姿勢及び/又は位置を含む肉体状態推定情報を取得し、取得した肉体状態推定情報及び精神状態推定情報から推定される人体の所定の状態における生体情報を抽出するため、精神状態及び肉体状態に応じた生体情報を得ることができ、適正な健康管理を行うことができる。
以下、本発明の健康管理システムを用いた実験について説明する。本実施例では、眼鏡型生体情報取得装置10が、精神状態推定情報として脳波を測定する脳波測定部(第1脳波電極103及び第2脳波電極105)と、肉体状態推定情報として姿勢・位置及び歩数を測定するGPSレシーバ111、姿勢センサ114及び歩数センサ116と、生体情報として脈拍、体温を測定する脈拍センサ118及び体温センサ119とを備える構成で実験を行った。
(1)脳波センサ
図3に示すようにユーザの前額部に第1脳波電極103を配設し、ユーザの耳朶に第2脳波電極105を配設した場合と、ユーザの目頭に第1脳波電極103を配設し、ユーザの耳朶に第2脳波電極105を配設した場合とでそれぞれのピークアルファ周波数(PAF)を測定して比較を行った。その結果を図8(A)に示す。図8(A)に示すように第1脳波電極103を目頭に配設した場合には、脳波が安定せずにばらつきが見られる。したがって、第1脳波電極103はユーザの前額部に接触する位置に配設されることが望ましい。なお、脳波のパワースペクトルの加算平均におけるα波帯域で最大値を持つ周波数をそのユーザのIAF(Individual Alpha Frequency)とし、このIAFを測定することで、意識レベルの把握が可能となる。
(2)体温センサ
図2に示すように耳当て部104に体温センサを配設して耳裏の体温を測定した場合(オムロン社製)と、通常の体温測定を行う場合のように腋窩腔に体温計(テルモ社製)を装着した場合とで体温の測定結果を比較した。測定は室温に1時間居た場合、10分間居た場合、5分間居た場合のそれぞれについて測定を行った。その結果を図8(B)に示す。図8(B)に示すように、体温が安定した状態で計測すれば腋窩腔で測定した体温も耳裏で測定した体温もほぼ同じとなった。したがって、耳裏であっても体温を正確に測定可能である。
(3)GPSセンサ
図2に示すような位置にGPSレシーバ111を配設した状態で、6人のユーザが眼鏡型生体情報取得装置10を装着して移動を行った。その結果を図8(C)に示す。図中の黒丸がユーザの位置を示している。各ユーザの位置及び移動状態が把握できていることがわかる。また、取得した各情報が管理コンピュータ20に送信された後は、図中に示すように所望のユーザを示す黒丸をクリックすることで、当該ユーザの健康状態の一覧が表示され、健康状態を一見して把握することができる。
(4)姿勢センサ
図2及び図3に示すように眼鏡フレーム101の水平部分に姿勢センサ114を配設して姿勢の測定を行った。その結果を図8(D)に示す。図中のXはユーザの左右方向の姿勢変化、Yはユーザの前後方向の姿勢変化、Zはユーザの高さ方向の姿勢変化を電圧値で示す。ここでは、ユーザが、しゃがむ→立ち上がるの動作を行ってその姿勢変化(X,Y,Z)を測定した。図8(D)に示すように、眼鏡フレーム101に姿勢センサ114を配設することで、ユーザの姿勢変化を正確に把握することができる。
(5)歩数センサ
図2及び図3に示すように眼鏡フレーム101に歩数センサ116を配設して歩数の測定を行った。A社の歩数計Aで測定した場合とB社の歩数計Bで測定した場合との測定結果を比較した。基準歩数とは予め設定された歩数で、ユーザにはその基準歩数の数だけ歩行を行った。図8(E)に示すように、歩数計Bでは若干のずれがあるものの、測定結果と基準歩数はほぼ一致しており、眼鏡フレーム101に配設された歩数センサ116で歩数を把握することができる。
(6)脈拍センサ
図2及び図3に示すようにノーズパッド106に脈拍センサ118を配設し、ユーザが10回の歩行運動を行い、各回ごとに運動前、運動後、クールダウン後の脈拍を測定した。その結果を図9に示す。図9(A)は測定結果の表であり、図9(B)は測定結果のグラフである。図9(A)の表に示す通り、1分から5分程度の運動を行う前後、及び、運動後に5〜6分程度クールダウンした直後の脈拍を測定している。図9(B)に示すように、運動前と比べて運動後では明らかに脈拍が上がっており、さらにクールダウン後には脈拍が運動前の状態に戻っている。すなわち、脈拍の通常の変化を正確に測定できていることが明らかである。
(7)相関関係
上記で取得した脈拍及び歩数と別途測定された血圧値(上下の血圧値)とを用い、精神的評価や肉体的評価との相関関係を求めた。精神的評価や肉体的評価の評価値としては、ユーザの自己チェックを用いた。この自己チェック表を図10(A)に示す。この図10(A)の表はあくまで一例であるが、自己チェックにより精神的、肉体的な危険度を得ることができ、その危険度から評価することも可能となっている。この表で得られた自己チェックの結果と各取得情報との相関関係を図10(B)に示す。図10(B)においてTotalAは精神的評価、TotalBは肉体的評価、Totalは総合評価を示している。図10(B)に示すように、精神的評価と血圧の下の値は相関関係が高いことがわかる。また、脈拍と肉体的評価は負の相関関係が高いことがわかる。これらの結果から、主観的評価と客観的評価との相関行列を求め、それらの相関関係を得ることができる。
1 健康管理システム
10 眼鏡型生体情報取得装置
11 精神状態推定情報取得部
12 肉体状態推定情報取得部
13 生体情報取得部
14 第1送信部
20 管理コンピュータ
21 第2受信部
22 取得情報記憶部
23 生体情報抽出部
24 生体情報出力部
30 携帯端末機
31 第1受信部
32 第2送信部
61 CPU
62 RAM
63 ROM
64 HD
65 通信I/F
66 入出力I/F
101 眼鏡フレーム
102 ブリッジ部
103 第1脳波電極
104 耳当て部
105 第2脳波電極
106 ノーズパッド
107 発汗センサ
108 智部
109 カメラ
110 リム部
111 GPSレシーバ
112 無線信号レシーバ
113 テンプル部
114 姿勢センサ
115 加速度センサ
116 歩数センサ
117 振動センサ
118 脈拍センサ
119 体温センサ
120 バッテリ

Claims (8)

  1. 眼鏡に配設されたセンサ部から生体に関する信号を取得して人体の健康管理を行う健康管理システムであって、
    眼鏡フレームから延在されて前記人体の前額部に接触する位置に配設される脳波測定用第1電極と、前記眼鏡フレームに設置されて前記前額部以外の部位に接触する位置に配設される脳波測定用第2電極とからなる前記人体の脳波を測定する脳波センサを少なくとも含み、前記人体の精神的な状態を推定するための前記脳波を含む精神状態推定情報を取得する精神状態推定情報取得手段と、
    前記眼鏡フレームに装着され、前記精神状態推定情報に対応付けて前記人体の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記精神状態推定情報に基づいて推定される前記人体の所定の精神状態における前記生体情報を抽出する生体情報抽出手段とを備えることを特徴とする健康管理システム。
  2. 請求項1に記載の健康管理システムにおいて、
    前記精神状態推定情報取得手段が、
    前記眼鏡フレームの一方もしくは双方のノーズパットに装着される発汗センサ、及び/又は、前記眼鏡フレームの智部近傍に装着され前記人体の眼球を撮像するカメラを含むことを特徴とする健康管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の健康管理システムにおいて、
    前記眼鏡フレームに装着され、前記人体の姿勢及び/又は位置を検出する姿勢位置検出センサを少なくとも含み、前記人体の肉体的な状態を推定するための前記姿勢及び/又は位置を含む肉体状態推定情報を取得する肉体状態推定情報取得手段を備え、
    前記生体情報抽出手段が、
    前記精神状態推定情報及び前記肉体状態推定情報に基づいて推定される前記人体の所定の状態における前記生体情報を抽出することを特徴とする健康管理システム。
  4. 請求項3に記載の健康管理システムにおいて、
    前記肉体状態推定情報取得手段が、
    前記眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着されるGPSからの信号を受信するGPSレシーバ、前記眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着され所定の場所に設置されているアクセスポイントからの無線信号を受信する無線信号レシーバ、前記眼鏡フレームにおける水平箇所に装着される姿勢センサ、前記眼鏡フレームのテンプルに装着される振動センサ、前記眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着される加速度センサ、及び、前記眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着される歩数センサの少なくとも一を含むことを特徴とする健康管理システム。
  5. 請求項3又は4に記載の健康管理システムにおいて、
    前記生体情報抽出手段が、
    前記脳波にアルファ波が多く含まれ、且つ、前記姿勢が安定し位置が一定している場合を前記人体の状態を平常状態と推定し、当該平常状態における生体情報を抽出することを特徴とする健康管理システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の健康管理システムにおいて、
    前記眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着され、前記各取得手段で取得した取得情報を携帯端末機に送信する第1送信手段を備え、
    前記携帯端末機が、
    前記第1送信手段から送信された前記取得情報を受信する第1受信手段と、
    受信した前記取得情報をインターネットを介して管理コンピュータに送信する第2送信手段とを備え、
    前記管理コンピュータが、
    前記第2送信手段から送信された前記取得情報を受信する第2受信手段と、
    受信した前記取得情報に基づいて、前記生体情報を抽出する前記生体情報抽出手段とを備えることを特徴とする健康管理システム。
  7. 眼鏡に配設されたセンサ部から生体に関する複数の信号を取得して携帯端末機に送信する眼鏡型生体情報取得装置であって、
    眼鏡フレームから延在されて前記人体の前額部に接触する位置に配設される脳波測定用第1電極と、前記眼鏡フレームに設置されて前記前額部以外の部位に接触する位置に配設される脳波測定用第2電極とからなる前記人体の脳波を測定する脳波センサを少なくとも含み、前記人体の精神的な状態を推定するための前記脳波を含む精神状態推定情報を取得する精神状態推定情報取得手段と、
    前記眼鏡フレームに装着され、前記精神状態推定情報に対応付けて前記人体の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記眼鏡フレームのいずれかの箇所に装着され、前記精神状態推定情報取得手段及び前記生体情報取得手段で取得した取得情報を前記携帯端末機に送信する送信手段とを備えることを特徴とする眼鏡型生体情報取得装置。
  8. 請求項7に記載の眼鏡型生体情報取得装置で取得した取得情報に基づいて所定の情報を抽出する情報抽出装置であって、
    前記眼鏡型生体情報取得装置から送信された取得情報を受信する受信手段と、
    受信した前記取得情報に含まれる前記精神状態推定情報及び前記生体情報に基づいて、推定される前記人体の所定の精神状態における前記生体情報を抽出する生体情報抽出手段とを備えることを特徴とする情報抽出装置。
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