JP2014018140A - 農作物の状態変化日特定方法、装置及びプログラム - Google Patents

農作物の状態変化日特定方法、装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】農作物の状態が変化した日を精度よく特定する。
【解決手段】画像取得部32が、圃場に設置した定点カメラによって撮影された画像を取得し、注目領域設定部34が、予め設定された基準画像と新たに撮影された画像とを比較し、新たに撮影された画像と基準画像との間に所定以上の相違がある場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定する。そして、変化初日特定部36は、新たに撮影された画像から時間を遡るように異なる撮影日の画像を順次抽出して画像Aに設定し、画像Aの注目領域と、画像Aの撮影日の前日に撮影された画像Bの注目領域とを比較し、両注目領域の差異が基準値よりも大きくなったときの画像Aの撮影日を、圃場の農作物の状態が変化した日(発芽日)として特定する。
【選択図】図3

Description

本件は、農作物の状態変化日特定方法、装置及びプログラムに関する。
農作物の栽培では、発芽日、出穂日、開花日等が生育の節目であり、これらの日を起点に日数や積算温度を計算し、施肥、農薬散布、収穫等の作業計画を立てることが多い。
このため、従来は、圃場を作業者等が見回りすることで、発芽日、出穂日、開花日等を判断することとしていた。しかるに、全圃場の播種日が同一であるとは限らず、また、品種も同一とは限らないため、作業者は各圃場をすべて見回る必要があった。
これに対し、作業者の負担を軽減するための方法としては、カメラを圃場に設置し、当該カメラで撮影された画像を用いる方法が考えられる。なお、特許文献1には、連続画像の中から動体を発見する方法について開示されている。
特開2006−94293号公報
しかしながら、例えば農作物の発芽日の判断をカメラ画像を用いて行おうとした場合、発芽前には圃場のどこから芽が出るのかがわからないため、圃場全体を広く撮影する必要がある。また、発芽直後の芽は小さく、形状も様々であるため、例えば、間隔をおいて撮影された画像を比較したり、マスタ画像を用いたパターンマッチングを行うことによって発芽したか否かを判定するのは難しい。更には、農作物と、飛来する鳥や、木の葉、ゴミなどの外乱との区別が難しいため、誤判定してしまうおそれがある。
なお、発芽日以外の生育の節目(出穂日、開花日等)についても、上記と同様、画像を用いた判定では誤判定が生じるおそれがある。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、農作物の状態が変化した日を精度よく特定することが可能な農作物の状態変化日特定方法、装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明者は、農作物の生育の節目を特定するための方法について鋭意研究した結果、(1)農作物は時間の経過とともに成長するため、生育の節目(例えば発芽日)から日数が経過した後のほうが、生育の節目が過去にあったことを判定しやすいこと、(2)作業者は、必ずしも農作物が生育の節目を迎えたことをその直後に知る必要がないこと、(3)画像の僅かな変化(発芽など)であっても、変化位置と変化時期を限定できれば、見つけやすいこと、に気づいた。
本明細書に記載の農作物の状態変化日特定方法、装置及びプログラムは、上記新規知見に基づくものである。
本明細書に記載の農作物の状態変化日特定方法は、圃場に設置した撮影装置が所定時間間隔で撮影した画像を取得する取得工程と、前記撮影装置で撮影された画像の中から予め設定された基準画像と、前記取得する処理で取得された取得画像とを比較し、前記取得画像と前記基準画像との間に所定以上の相違がある場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定する設定工程と、前記取得画像から時間を遡るように異なる撮影日の画像を順次抽出して判断画像に設定し、該判断画像の前記注目領域と、該判断画像の撮影日の前日に撮影された画像の前記注目領域とを比較し、両注目領域の差異が基準値よりも大きくなったときの判断画像の撮影日を、圃場の農作物の状態が変化した日として特定する特定工程と、をコンピュータが実行する農作物の状態変化日特定方法である。
本明細書に記載の農作物の状態変化日特定装置は、圃場に設置した撮影装置が所定時間間隔で撮影した画像を取得する取得部と、前記撮影装置で撮影された画像の中から予め設定された基準画像と、前記取得部が取得した取得画像とを比較し、前記取得画像と前記基準画像との間に所定以上の相違がある場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定する設定部と、前記取得画像から時間を遡るように異なる撮影日の画像を順次抽出して判断画像に設定し、該判断画像の前記注目領域と、該判断画像の撮影日の前日に撮影された画像の前記注目領域とを比較し、両注目領域の差異が基準値よりも大きくなったときの判断画像の撮影日を、圃場の農作物の状態が変化した日として特定する特定部と、を備えている。
本明細書に記載の農作物の状態変化日特定プログラムは、圃場に設置した撮影装置が所定時間間隔で撮影した画像を取得し、前記撮影装置で撮影された画像の中から予め設定された基準画像と、前記取得する処理で取得された取得画像とを比較し、前記取得画像と前記基準画像との間に所定以上の相違がある場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定し、前記取得画像から時間を遡るように異なる撮影日の画像を順次抽出して判断画像に設定し、該判断画像の前記注目領域と、該判断画像の撮影日の前日に撮影された画像の前記注目領域とを比較し、両注目領域の差異が基準値よりも大きくなったときの判断画像の撮影日を、圃場の農作物の状態が変化した日として特定する、処理をコンピュータに実行させる農作物の状態変化日特定プログラムである。
本明細書に記載の農作物の状態変化日特定方法、装置及びプログラムは、農作物の状態が変化した日を精度よく特定することができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る農作物管理システムの構成を概略的に示す図である。 サーバのハードウェア構成を示す図である。 サーバの機能ブロック図である。 画像DBを示す図である。 サーバによる、農作物の発芽日の特定処理を示すフローチャートである。 図6(a)〜図6(f)は、6月3日から6月8日の間に取得された画像の例を示す図である。 図5のステップS14の具体的処理を示すフローチャートである。 図5のステップS18において設定される注目領域を説明するための図である。 図5のステップS22の具体的処理を示すフローチャートである。 図10(a)は、6月8日の画像の注目領域を示す図であり、図10(b)は、6月7日の画像の注目領域を示す図である。 図11(a)は、6月6日の画像の注目領域を示す図であり、図11(b)は、6月5日の画像の注目領域を示す図であり、図11(c)は、6月4日の画像の注目領域を示す図である。 図5のステップS22の変形例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における、農作物の発芽日の特定処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における、農作物の発芽日の特定処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態における、農作物の発芽日の特定処理を示すフローチャートである。 第5の実施形態における、農作物の発芽日の特定処理を示すフローチャートである。
《第1の実施形態》
以下、農作物管理システムの第1の実施形態について、図1〜図11に基づいて詳細に説明する。図1には、第1の実施形態に係る農作物管理システム100の構成が概略的に示されている。
図1に示すように農作物管理システム100は、圃場に設置された定点カメラ10と、定点カメラ10との通信が可能な基地局20と、サーバ30と、農作業者端末40と、を備える。なお、基地局20、サーバ30、農作業者端末40は、インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワーク80に接続されている。
定点カメラ10は、農作物が作付される圃場に設置され、農作物の生育状況を撮影するために用いられる。定点カメラ10は、圃場の広い範囲を撮影できるような位置に設置されているものとする。本実施形態では、定点カメラ10が、例えば1日1枚の画像を撮影するものとする。
基地局20は、定点カメラ10との間で例えば携帯電話回線(3G回線など)を用いた通信が可能となっており、当該通信により、定点カメラ10によって撮影された画像を取得する。また、基地局20は、サーバ30に対してネットワーク80を介して画像を送信する。
サーバ30は、圃場に作付された農作物の情報を収集し、農作業者端末40に対して提供する装置である。サーバ30は、例えば、定点カメラ10によって撮影された画像を、農作業者端末40に提供したり、画像から農作物の生育の節目の日(例えば発芽日)を検出し、農作業者端末40に対して送信する機能を有している。
図2には、サーバ30のハードウェア構成が示されている。図2に示すように、サーバ30は、CPU90、ROM92、RAM94、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))96、ネットワークインタフェース97及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えており、サーバ30の構成各部は、バス98に接続されている。サーバ30では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラム(農作物の状態変化日特定プログラム)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラム(農作物の状態変化日特定プログラム)をCPU90が実行することにより、図3の各部の機能が実現される。
図3には、サーバ30の機能ブロック図が示されている。図3に示すように、サーバ30は、CPU90がプログラムを実行することで、画像取得部32、注目領域設定部34、変化初日特定部36、出力部38としての機能を実現する。なお、図3には、HDD96等に格納されている画像DB50についても図示されている。
画像取得部32は、定点カメラ10で撮影された画像を取得して画像DB50に格納する。ここで、画像DB50は、図4に示すようなデータ構造を有している。図4に示すように、画像DB50は、「圃場名」、「撮影日時」、「画像」の各フィールドを有している。「圃場名」のフィールドには、画像を撮影した定点カメラ10が設置されている圃場の名称が入力される。撮影日時には、定点カメラ10が画像を撮影した日時が入力される。
注目領域設定部34は、農作物の生育の節目の日(例えば農作物の発芽日)を特定するために、画像のどこの領域に注目すべきかを設定する。
変化初日特定部36は、画像のうち、注目領域設定部34により設定された領域に着目して、農作物の生育の節目の日を特定する。
出力部38は、変化初日特定部36により特定された農作物の生育の節目の日を、農作業者端末40に対して出力(送信)する。
図1に戻り、農作業者端末40は、農作物に関する作業(播種、水遣り、施肥、収穫等)を行う農作業者が利用するPC(Personal Computer)等の端末であり、サーバ30が提供する情報を取得して表示等する端末である。農作業者は、例えば、サーバ30から提供される農作物の生育の節目の日を起算日(起点)として、日数や積算温度を計算し、施肥、農薬散布、収穫等の作業計画を立てる。すなわち、農作業者は、農作物の生育の節目の日を農作業の計画を立てるための基準日とする。
次に、本実施形態におけるサーバ30の処理(本実施形態では、一例として、農作物の発芽日の特定処理とする)について、図5〜図11に基づいて、詳細に説明する。
図5には、サーバ30による、農作物の発芽日の特定処理のフローチャートが示されている。この図5の処理では、まず、ステップS10において、画像取得部32が、撮影タイミングになるまで待機する。撮影タイミング(1日1回)が到来すると、画像取得部32は、ステップS12に移行する。
ステップS12に移行すると、画像取得部32は、定点カメラ10において撮影された画像を取得し、画像DB50に格納する。なお、図6(a)〜図6(f)には、6月3日から6月8日の間に取得された画像の例が示されている。
次いで、ステップS14では、注目領域設定部34が、基準画像と新たに撮影された画像とを比較する。ここで、基準画像とは、播種直後、あるいは、播種後であるが絶対に発芽するはずの無い早期の画像とする。本実施形態では、例えば、図6(a)に示す6月3日の画像が基準画像であるものとする。なお、ステップS14の比較処理は、発芽した芽を見つけることを目的とする処理であり、図7のフローチャートに沿った処理が実行される。
図7の処理では、まず、ステップS40において、注目領域設定部34が、基準画像と新たに撮影された画像の前処理(スムージングや緑成分の取り出し)を行う。次いで、ステップS42では、注目領域設定部34が、基準画像と新たに撮影された画像の差分を計算する。
次いで、ステップS44では、注目領域設定部34が、二値化、ラベリングを行う。なお、二値化の際の閾値は、芽の面積が過小評価されることは可とし、土壌面を芽と誤判定することがないよう厳しめの閾値とする。
次いで、ステップS46では、注目領域設定部34が、ラベルごとに面積を計算し、所定の画素数よりも多いものがあったときに相違が所定以上あったと判定する。なお、所定の画素数とは、本実施形態において発芽日として判断される日の芽の大きさ(画素数)の数倍〜数十倍程度とするのがよく、具体的には50〜200画素程度とするのがよい。以上の処理が行われた後は、図5のステップS16に移行する。
図5に戻り、ステップS16に移行すると、注目領域設定部34は、基準画像と新たに撮影された画像に所定以上の相違があるか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS10に戻る。すなわち、新たに撮影された画像が、例えば6月4日の画像のように、基準画像との相違が無いような場合は、まだ、発芽が確認できなかったことになるので、次の撮影タイミングを待つ。なお、本実施形態では、6月7日の画像までは、基準画像との相違が所定以上なかったものとする(6月7日までは、ステップS10〜S16のループを繰り返す)。一方、ステップS16の判断が肯定された場合、すなわち、6月8日の画像のように基準画像との相違が所定以上あった場合には、既に発芽している(明らかに発芽している)と判断し、ステップS18に移行する。
ステップS18に移行した場合、注目領域設定部34は、相違のあった領域を含む領域を注目領域に設定する。この注目領域は、位置と形状情報を持つ。形状は、扱いを容易にするため四角形領域とすることができる。なお、本実施形態では、図8において破線にて示すような領域(相違のあった領域を中心とする所定大きさの矩形領域)が注目領域に設定されたものとする。
次いで、ステップS20では、変化初日特定部36が、最新の画像を画像A(判断画像)、その前日の画像を画像Bとする。ここでは、6月8日の画像(図6(f))が画像A、6月7日の画像(図6(e))が画像Bとなる。
次いで、ステップS22では、変化初日特定部36が、画像Aの注目領域と画像Bについての比較処理を実行する。より具体的には、図10(a)の6月8日の画像の注目領域と図10(b)の6月7日の画像の注目領域との比較処理を実行する。この場合、変化初日特定部36は、図9のフローチャートに沿った処理を実行する。
図9の処理では、まず、ステップS50において、変化初日特定部36が、画像A、Bの注目領域の前処理(注目領域の切り出し、スムージング、緑成分の取り出し等)をする。
次いで、ステップS52では、変化初日特定部36が、画像A、Bの緑成分を二値化し、画素数をカウントする。なお、この二値化に用いる閾値としては、ステップS44で用いた閾値よりも緑の検出感度が高く、芽の大きさが小さく評価されない値とする。
次いで、ステップS54では、変化初日特定部36が、画像Bについてカウントした画素数が、画像Aについてカウントした画素数の所定の割合(例えば、50%)未満であれば、差異が基準値以上と判定する。なお、差異が基準値以上の場合、画像Bにおいては芽が撮影されていない(芽が出ていない)ことを意味し、差異が基準値未満の場合、画像Bにおいては芽が撮影されていることを意味する。ステップS54の処理が終了すると、図5のステップS24に移行する。
ステップS24に移行すると、変化初日特定部36は、差異が基準値より大きいか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS26に移行する。この場合、画像Bにも芽が撮影されているため、ステップS26では、変化初日特定部36が、画像B(6月7日の画像)を新たな画像Aに設定する。また、変化初日特定部36は、これまでの画像Bの前日の画像(図11(a)に示す6月6日の画像)を新たな画像Bに設定し、ステップS22に戻る。その後は、画像A及び画像Bを1日ずつずらしながら、差異が基準値よりも大きくなるまで、ステップS22〜S26を繰り返す。すなわち、新たに撮影された画像から時間を遡るように異なる撮影日の画像を順次画像Aに設定し、画像Aの注目領域と、画像Aの撮影日の前日に撮影された画像Bの注目領域とを比較する。そして、ステップS24の判断が肯定された段階で、ステップS28に移行する。なお、本実施形態では、図11(b)に示す6月5日の画像が画像Aに設定され、図11(c)に示す6月4日の画像が画像Bに設定されたときに、ステップS26の判断が肯定されたものとする。
ステップS26の判断が肯定された場合、画像B(6月4日の画像)には芽が撮影されておらず、画像A(6月5日の画像)には芽が撮影されたことになるため、ステップS28では、変化初日特定部36は、画像Aの撮影日(6月5日)を変化の初日(発芽日)として特定する。
以上のようにして、農作物の変化の初日(発芽日)が特定された後は、出力部38が、農作業者端末40からの要求に応じて又は自動的に、農作業者端末40に対して、農作物の変化の初日(発芽日)の情報を出力する。これにより、農作業者は、農作物の変化の初日(発芽日)の情報に基づいて、農作業の日程を決定するなどすることができる。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によると、画像取得部32が、圃場に設置した定点カメラ10によって撮影された画像を取得し、注目領域設定部34が、予め設定された基準画像と新たに撮影された画像とを比較し、新たに撮影された画像と基準画像との間に所定以上の相違がある場合(S16:肯定)に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定する。そして、変化初日特定部36は、新たに撮影された画像から時間を遡るように異なる撮影日の画像を順次抽出して画像Aに設定し、画像Aの注目領域と、画像Aの撮影日の前日に撮影された画像Bの注目領域とを比較し(S22)、両注目領域の差異が基準値よりも大きくなったとき(S24:肯定)の画像Aの撮影日を、圃場の農作物の状態が変化した日(発芽日)として特定する。このように、本第1の実施形態では、注目領域設定部34が、既に発芽していることが明らかである画像と基準画像を用いて注目領域を設定し、変化初日特定部36が、発芽していることが明らかである画像から過去に遡りながら、注目領域において農作物の状態が変化した日を特定するので、変化位置(注目領域内)と、変化時期(発芽していることが明らかである画像よりも過去)を限定した状態で、農作物の状態が変化した日を特定することができる。これにより、農作物の状態が変化した日を高精度に特定することが可能となる。
また、本第1の実施形態では、上記のように、発芽していることが明らかである画像から過去に遡りながら農作物の状態が変化した日を特定するので、変化した日を、定点カメラで撮影された画像(圃場の広い範囲を撮影した画像)とそれ以前の画像(圃場の広い範囲を撮影した画像)との差分に基づいて直接的に特定する場合に比べ、飛来する鳥、落ち葉、ゴミ等の外乱による発芽の誤検出の発生を抑制することができる。
また、本第1の実施形態では、予め定めたマスタ画像(芽の形状を定義した画像)を用いたパターンマッチングによって発芽を検出するような場合と比較して、芽の画像内における位置や大きさ、形状によらずに、農作物の状態が変化した日を高精度に特定することができる。
なお、上記第1の実施形態では、ステップS22の処理として、図9のフローチャートに沿った処理(注目領域内部の緑成分領域の画素数で相違を判断する処理)を行う場合について説明したが、これに限られるものではない。ステップS22の処理としては、例えば、図12のフローチャートに沿った処理を行うこととしてもよい。
図12の処理では、まず、ステップS50’において、変化初日特定部36は、画像Aの注目領域の緑成分画像を取り出し、所定の閾値で二値化し、それを一時的なマスクとする。次いで、ステップS52’では、変化初日特定部36は、画像Bに対して一時的なマスクを適用し、マスク内の画像だけを抽出し、その緑成分を所定の閾値で二値化し画素数をカウントする。そして、ステップS54’では、変化初日特定部36は、カウントした画素数が、一時的なマスクの画素数の所定の割合(例えば50%)未満の場合、相違ありとする。
このように、画像Aの注目領域のうちの緑成分の領域内(マスク内)に限定して、画像A、Bの相違を判断することとしても、発芽日を精度よく特定することができる。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態について、図13に基づいて説明する。本第2の実施形態は、第1の実施形態で説明した処理(図5の処理)の一部が異なるのみである。以下、当該異なる部分を中心に説明する。なお、図13のフローチャートでは、図5の処理と異なる部分を太線にて示している。
この図13の処理では、ステップS12において取得された画像と基準画像とを比較する処理(S14)の結果、所定以上の相違があった場合(S16:肯定)、注目領域設定部34は、ステップS17−1に移行する。このステップS17−1では、注目領域設定部34は、基準画像の前後の別の画像と新たに撮影した画像を比較する。例えば、図6の場合、6月2日(図示せず)の画像や6月4日の画像と、新たに撮影した画像を比較する。なお、基準画像の前後の別の画像は複数枚であってもよいし、1枚であってもよい。また、基準画像の前後の別の画像は、1日前、1日後の画像に限らず、数日前、数日後の画像であってもよい。なお、ステップS17−1の処理は、前述したステップS14と同様の処理(図7と同様の処理)であるものとする。
そして、次のステップS17−2に移行すると、注目領域設定部34は、比較の結果、所定以上の相違があったか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS10に戻るが、肯定された場合には、ステップS18に移行する。なお、ステップS18以降の処理は、上述した第1の実施形態と同様となっている。
以上説明したように、本第2の実施形態によると、基準画像と新たに撮影された画像との比較のほか、基準画像の前後の別の画像と新たに撮影された画像とを比較し、いずれにおいても所定以上の相違があった場合に、ステップS18以降の処理を行うこととしている。すなわち、新たに撮影された画像と比較する画像(基準画像)を複数枚に設定し、新たに撮影された画像と複数の画像(基準画像)すべてとの間に所定以上の相違があった場合に、相違の部分を含む領域を注目領域として設定する。これにより、本実施形態では、基準画像にノイズが含まれているような場合(基準画像に鳥やゴミが写っているような場合)であっても、発芽日が誤って特定されるのを抑制することができる。
《第3の実施形態》
次に、第3の実施形態について、図14に基づいて説明する。本第3の実施形態は、第1の実施形態で説明した処理(図5の処理)の一部が異なるのみである。以下、当該異なる部分を中心に説明する。なお、図14のフローチャートでは、図5の処理と異なる部分を太線にて示している。
本第3の実施形態では、ステップS24において、画像Aと画像Bの注目領域の差異が基準値よりも大きかった場合(判断が肯定された場合)に、変化初日特定部36は、ステップS27の処理を実行する。
ステップS27では、変化初日特定部36は、画像Aが最新の画像であるか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、変化初日特定部36は、ステップS10に戻るが、判断が否定された場合には、変化初日特定部36は、ステップS28において、画像Aの撮影日を変化の初日として特定する。すなわち、変化初日特定部36は、変化の初日が最新の画像当日だった場合には、変化の初日とせずに、判定を次回に延期することとする。
以上説明したように、本第3の実施形態によると、農作物の状態が変化した日として、最新の画像を取得した日を設定することができないようにしている。これにより、最新の画像に突発的に大きな変化(鳥やゴミなどの外乱の可能性がある)があっても、誤って変化の初日が特定されるのを抑制することができる。
《第4の実施形態》
次に、第4の実施形態について、図15に基づいて説明する。本第4の実施形態は、第1の実施形態で説明した処理(図5の処理)の一部が異なるのみである。以下、当該異なる部分を中心に説明する。なお、図15のフローチャートでは、図5の処理と異なる部分を太線にて示している。
図15の処理では、ステップS16の判断が肯定された場合(新たに撮影された画像と基準画像との相違が所定以上であった場合)に、注目領域設定部34は、ステップS19の処理を実行する。ここで、ステップS19においては、注目領域設定部34は、相違検出の閾値を下げる(ステップS16の閾値を第1閾値とするならば、ここでの閾値を第1閾値よりも小さい第2閾値とする)。そして、下げた閾値(第2閾値)よりも大きな相違のある複数の領域(ステップS14で特定された相違のある領域も含む)を抽出し、抽出された領域をそれぞれ含む複数の注目領域を設定する。
そして、ステップS20において、画像A,Bが設定された後は、ステップS21−1において、変化初日特定部36は、画像Aと画像Bについて複数の注目領域を比較する。
次いで、ステップS21−2では、変化初日特定部36は、全ての差異が基準値より大きいか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、変化初日特定部36は、ステップS21−3に移行し、差異が基準値よりも大きかった注目領域を除外する。すなわち、差異が小さかった注目領域のみを残して、ステップS26に移行する。そして、ステップS26において、新たな画像A,Bが設定された後は、ステップS21−1に戻る。
その後は、注目領域すべてにおける差異が基準値よりも大きくなるまで、ステップS21−1、S21−2,S21−3、S26を繰り返し、ステップS21−2の判断が肯定された段階で、ステップS28に移行する。なお、ステップS21−2の判断が肯定された段階では、ステップS19で設定された複数の注目領域のすべてにおいて芽が撮影されていないことを意味する。
なお、ステップS28に移行した場合には、変化初日特定部36は、第1の実施形態と同様、画像Aの撮影日を変化の初日として特定する。
以上、説明したように、本第4の実施形態によると、基準画像と新たに撮影された画像とを比較し、両画像間に所定以上の相違(第1の閾値以上の相違)があった場合に、両画像間において第1閾値よりも小さい第2閾値以上の相違がある部分を含む複数の領域を注目領域として設定する。これにより、ステップS20以降では、複数の注目領域を追跡することになるため、各芽における発芽後の成長度合いにかかわらず(例えば、先に発芽した芽よりも後に発芽した芽の方が大きく成長したような場合であっても)、発芽日の特定を精度よく行うことができる。
《第5の実施形態》
次に、第5の実施形態について、図16に基づいて説明する。本第5の実施形態は、第1の実施形態で説明した処理(図5の処理)の一部が異なるのみである。以下、当該異なる部分を中心に説明する。なお、図16のフローチャートでは、図5の処理と異なる部分を太線にて示している。
本第5の実施形態では、ステップS26において、新たな画像Aと画像Bが設定された後に、ステップS29−1の処理を実行する。
ステップS29−1では、変化初日特定部36は、画像Bの撮影日が予め定められた限度以前か否かを判断する。ここで、限度としては、発芽日とはなりえない日(例えば、図6の場合には、基準画像が撮影された日の一日後の6月4日など)を設定することができる。
このステップS29−1の判断が否定された場合には、変化初日特定部36は、ステップS22に戻るが、ステップS29−1の判断が肯定された場合には、変化初日特定部36は、ステップS29−2において、エラーと判定して、図16の全処理を終了する。なお、エラーと判定された場合には、例えば、現時点での注目領域を除外して、再度図16の処理を行うなどすればよい。
以上説明したように、本第5の実施形態によると、画像Bの撮影日が予め定められた限度日を超えた場合に、エラーとするので、発芽日としてありえない日が特定されるのが防止される。これにより、発芽日の特定精度を向上することができる。
なお、上記各実施形態は、適宜組み合わせることができる。例えば、図13と図14のフローチャートを組み合わせたり、図15と図16のフローチャートを組み合わせたりすることができる。
なお、上記各実施形態では、農作物の発芽日を特定する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、農作物の出穂日、開花日などの生育の節目の日を上記実施形態と同様にして特定することとしてもよい。
なお、上記各実施形態では、定点カメラ10が、圃場の画像を1日1枚撮影する場合について説明したがこれに限らず、1日に複数枚撮影してもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 圃場に設置した撮影装置が所定時間間隔で撮影した画像を取得する取得工程と、
前記撮影装置で撮影された画像の中から予め設定された基準画像と、前記取得する処理で取得された取得画像とを比較し、前記取得画像と前記基準画像との間に所定以上の相違がある場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定する設定工程と、
前記取得画像から時間を遡るように異なる撮影日の画像を順次抽出して判断画像に設定し、該判断画像の前記注目領域と、該判断画像の撮影日の前日に撮影された画像の前記注目領域とを比較し、両注目領域の差異が基準値よりも大きくなったときの判断画像の撮影日を、圃場の農作物の状態が変化した日として特定する特定工程と、をコンピュータが実行することを特徴とする農作物の状態変化日特定方法。
(付記2) 前記設定工程では、前記基準画像を複数設定し、
前記取得画像と前記複数の基準画像すべてとの間に所定以上の相違があった場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定することを特徴とする付記1に記載の農作物の状態変化日特定方法。
(付記3) 前記設定工程では、前記基準画像と前記取得画像とを比較し、両画像間に第1閾値以上の相違がある場合に、前記両画像間において前記第1閾値よりも小さい第2閾値以上の相違がある部分を含む複数の領域を注目領域として設定することを特徴とする付記1又は2に記載の農作物の状態変化日特定方法。
(付記4) 前記特定工程では、予め定められた前記圃場の農作物の状態が変化した日として特定可能な範囲内で、前記圃場の農作物の状態が変化した日を特定することを特徴とする付記1〜3のいずれか一項に記載の農作物の状態変化日特定方法。
(付記5) 前記予め定められた前記圃場の農作物の状態が変化した日として特定可能な範囲内には、前記取得画像を撮影した日が含まれないことを特徴とする付記4に記載の農作物の状態変化日特定方法。
(付記6) 圃場に設置した撮影装置が所定時間間隔で撮影した画像を取得する取得部と、
前記撮影装置で撮影された画像の中から予め設定された基準画像と、前記取得部が取得した取得画像とを比較し、前記取得画像と前記基準画像との間に所定以上の相違がある場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定する設定部と、
前記取得画像から時間を遡るように異なる撮影日の画像を順次抽出して判断画像に設定し、該判断画像の前記注目領域と、該判断画像の撮影日の前日に撮影された画像の前記注目領域とを比較し、両注目領域の差異が基準値よりも大きくなったときの判断画像の撮影日を、圃場の農作物の状態が変化した日として特定する特定部と、を備える農作物の状態変化日特定装置。
(付記7) 前記設定部は、前記基準画像を複数設定し、
前記取得画像と前記複数の基準画像すべてとの間に所定以上の相違があった場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定することを特徴とする付記6に記載の農作物の状態変化日特定装置。
(付記8) 前記設定部は、前記基準画像と前記取得画像とを比較し、両画像間に第1閾値以上の相違がある場合に、前記両画像間において前記第1閾値よりも小さい第2閾値以上の相違がある部分を含む複数の領域を注目領域として設定することを特徴とする付記6又は7に記載の農作物の状態変化日特定装置。
(付記9) 前記特定部は、予め定められた前記圃場の農作物の状態が変化した日として特定可能な範囲内で、前記圃場の農作物の状態が変化した日を特定することを特徴とする付記6〜8のいずれかに記載の農作物の状態変化日特定装置。
(付記10) 前記予め定められた前記圃場の農作物の状態が変化した日として特定可能な範囲内には、前記取得画像を撮影した日が含まれないことを特徴とする付記9に記載の農作物の状態変化日特定装置。
(付記11) 圃場に設置した撮影装置が所定時間間隔で撮影した画像を取得し、
前記撮影装置で撮影された画像の中から予め設定された基準画像と、前記取得する処理で取得された取得画像とを比較し、前記取得画像と前記基準画像との間に所定以上の相違がある場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定し、
前記取得画像から時間を遡るように異なる撮影日の画像を順次抽出して判断画像に設定し、該判断画像の前記注目領域と、該判断画像の撮影日の前日に撮影された画像の前記注目領域とを比較し、両注目領域の差異が基準値よりも大きくなったときの判断画像の撮影日を、圃場の農作物の状態が変化した日として特定する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とする農作物の状態変化日特定プログラム。
(付記12) 前記設定する処理では、前記基準画像を複数設定し、
前記取得画像と前記複数の基準画像すべてとの間に所定以上の相違があった場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定することを特徴とする付記11に記載の農作物の状態変化日特定プログラム。
(付記13) 前記設定する処理では、前記基準画像と前記取得画像とを比較し、両画像間に第1閾値以上の相違がある場合に、前記両画像間において前記第1閾値よりも小さい第2閾値以上の相違がある部分を含む複数の領域を注目領域として設定することを特徴とする付記11又は12に記載の農作物の状態変化日特定プログラム。
(付記14) 前記特定する処理では、予め定められた前記圃場の農作物の状態が変化した日として特定可能な範囲内で、前記圃場の農作物の状態が変化した日を特定することを特徴とする付記11〜13のいずれかに記載の農作物の状態変化日特定プログラム。
(付記15) 前記予め定められた前記圃場の農作物の状態が変化した日として特定可能な範囲内には、前記取得画像を撮影した日が含まれないことを特徴とする付記14に記載の農作物の状態変化日特定プログラム。
10 定点カメラ(撮影装置)
32 画像取得部(取得部)
34 注目領域設定部(設定部)
36 変化初日特定部(特定部特定部)
30 サーバ(農作物の状態変化日特定装置)

Claims (7)

  1. 圃場に設置した撮影装置が所定時間間隔で撮影した画像を取得する取得工程と、
    前記撮影装置で撮影された画像の中から予め設定された基準画像と、前記取得する処理で取得された取得画像とを比較し、前記取得画像と前記基準画像との間に所定以上の相違がある場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定する設定工程と、
    前記取得画像から時間を遡るように異なる撮影日の画像を順次抽出して判断画像に設定し、該判断画像の前記注目領域と、該判断画像の撮影日の前日に撮影された画像の前記注目領域とを比較し、両注目領域の差異が基準値よりも大きくなったときの判断画像の撮影日を、圃場の農作物の状態が変化した日として特定する特定工程と、をコンピュータが実行することを特徴とする農作物の状態変化日特定方法。
  2. 前記設定工程では、前記基準画像を複数設定し、
    前記取得画像と前記複数の基準画像すべてとの間に所定以上の相違があった場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定することを特徴とする請求項1に記載の農作物の状態変化日特定方法。
  3. 前記設定工程では、前記基準画像と前記取得画像とを比較し、両画像間に第1閾値以上の相違がある場合に、前記両画像間において前記第1閾値よりも小さい第2閾値以上の相違がある部分を含む複数の領域を注目領域として設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の農作物の状態変化日特定方法。
  4. 前記特定工程では、予め定められた前記圃場の農作物の状態が変化した日として特定可能な範囲内で、前記圃場の農作物の状態が変化した日を特定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の農作物の状態変化日特定方法。
  5. 前記予め定められた前記圃場の農作物の状態が変化した日として特定可能な範囲内には、前記取得画像を撮影した日が含まれないことを特徴とする請求項4に記載の農作物の状態変化日特定方法。
  6. 圃場に設置した撮影装置が所定時間間隔で撮影した画像を取得する取得部と、
    前記撮影装置で撮影された画像の中から予め設定された基準画像と、前記取得部が取得した取得画像とを比較し、前記取得画像と前記基準画像との間に所定以上の相違がある場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定する設定部と、
    前記取得画像から時間を遡るように異なる撮影日の画像を順次抽出して判断画像に設定し、該判断画像の前記注目領域と、該判断画像の撮影日の前日に撮影された画像の前記注目領域とを比較し、両注目領域の差異が基準値よりも大きくなったときの判断画像の撮影日を、圃場の農作物の状態が変化した日として特定する特定部と、を備える農作物の状態変化日特定装置。
  7. 圃場に設置した撮影装置が所定時間間隔で撮影した画像を取得し、
    前記撮影装置で撮影された画像の中から予め設定された基準画像と、前記取得する処理で取得された取得画像とを比較し、前記取得画像と前記基準画像との間に所定以上の相違がある場合に、当該相違の部分を含む領域を注目領域として設定し、
    前記取得画像から時間を遡るように異なる撮影日の画像を順次抽出して判断画像に設定し、該判断画像の前記注目領域と、該判断画像の撮影日の前日に撮影された画像の前記注目領域とを比較し、両注目領域の差異が基準値よりも大きくなったときの判断画像の撮影日を、圃場の農作物の状態が変化した日として特定する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とする農作物の状態変化日特定プログラム。
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