JP2014016209A - 放射線測定装置、携帯端末装置、放射線測定方法、制御プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

放射線測定装置、携帯端末装置、放射線測定方法、制御プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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諭 藤井
Arisa Iwai
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Abstract

【課題】簡易な構成で誤検出を防ぐことのできる放射線測定装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る放射線測定装置1では、放射線の検知を行う放射線センサ2の動作を制御する放射線センサ制御部31は、バイブレータ6、スピーカ7、および赤外線センサ8の少なくとも1つの動作の開始を検知すると、放射線センサ2を、放射線の検出を行わない状態あるいは検出結果を無効とする状態である停止状態にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線測定装置、特にノイズを除去した測定が可能な放射線測定装置に関する。
原子力従事者や放射線を取り扱う医療関係者以外でも、自身や子供が受ける放射線量を測定したいというユーザの要望が増加しており、個人線量計などの放射線測定装置が一般にも普及し始めている。このような放射線測定装置では、半導体センサにより放射線が検出され、その検出信号を計数し、線量として表示する技術が一般的である。
放射線測定装置は、電磁的ノイズまたは振動によるノイズの発生により誤検出し正しい測定ができなくなってしまう。そこで、ノイズを低減するため、特許文献1には、検出信号から電波や振動などに起因するノイズを除外する技術が開示されている。また、特許文献2には、電磁的ノイズを検出するノイズセンサと衝撃を検出する衝撃センサとを備え、どちらかが検出されたとき放射線センサの出力信号を無効扱いとすることで、ノイズによる誤動作を防ぐ技術が開示されている。
特開2001−15062号公報(公開日:2001年2月23日) 特開2007−285914号公報(公開日:2007年11月1日)
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、演算によりノイズの波形の特定および除去を行うため、そのための演算回路が必要である。また、特許文献2に開示された技術では、ノイズセンサや衝撃センサといった新たなセンサが必要である。さらに、ノイズセンサや衝撃センサが検出できるのは、ノイズや衝撃が実際に起こった後であるので、ノイズや衝撃のピンポイントは検出できないため、そのピンポイント(あるいは直後)でのノイズや衝撃を誤検出してしまう恐れがある。
このように、従来の放射線測定装置には改良の余地が残されている。そこで、本願発明の目的は、簡易な構成で誤検出を防ぐことのできる放射線測定装置を提供することにある。
本発明に係る放射線測定装置は、上記の課題を解決するために、放射線を検出する放射線センサと、上記放射線センサによる検出のノイズ要因となる動作を行うデバイスとを備えた放射線測定装置において、上記放射線センサの動作を制御する放射線センサ制御部と、上記デバイスの動作を制御するデバイス制御部とを備え、上記放射線センサ制御部は、上記デバイス制御部が発信する上記デバイスを動作させるための動作信号の受信、または上記デバイス制御部が発信する上記放射線センサの検出を停止させる測定停止要求信号の受信により、上記デバイスの動作の開始の検知を行い、上記デバイスの動作の開始を検知すると、上記放射線センサを、放射線の検出を行わない状態あるいは検出結果を無効とする状態である停止状態にすることを特徴としている。
上記構成によると、放射線センサによる検出のノイズ要因となる動作を行うデバイス(以下では、ノイズ要因デバイスと称する)の動作の開始を検知すると、放射線センサを停止状態にする。ノイズ要因デバイスは、放射線測定装置が有しているデバイスであるため、新たな演算回路、新たな衝撃センサやノイズセンサを設けること無く、ノイズ要因デバイスの動作の開始の検知という簡易な方式で、放射線センサを停止状態にして、ノイズ要因デバイスの動作に起因する放射線センサの誤検出を防ぐことができる。
ノイズや衝撃といったデバイスの動作自体をノイズセンサや衝撃センサを用いて検知する場合には、これらのセンサが検知できるのはノイズや衝撃が実際に起こった後であり、ノイズや衝撃のピンポイント(あるいは直後)は検知できない。そのため、放射線センサは、そのピンポイント(あるいは直後)でのノイズや衝撃を誤検出してしまう恐れがある。しかし、本発明に係る放射線測定装置の上記構成によると、ノイズ要因デバイスの動作の開始を検知、すなわち、ノイズ要因となる動作のピンポイント(あるいは直後)を検知し、放射線センサを停止状態にできる。よって、ノイズ要因デバイスの動作の開始のピンポイントから、つまり、ノイズ要因デバイスの動作の開始からタイムラグ無く、放射線センサの誤検出を防ぐことができる。
また、上記構成によると、放射線センサ制御部は、ノイズ要因デバイスの動作の開始の検知を、デバイス制御部が発信するデバイスを動作させるための動作信号の受信、あるいは、デバイス制御部が発信する放射線センサの検出を停止させる測定停止要求信号の受信により行う。
ノイズ要因デバイスの動作の開始の検知を動作信号の受信により行う場合、次のような効果がある。動作信号の発信はデバイスを動作させるためには必須であり、放射線センサ制御部は、この動作信号を二次的に利用し、デバイスの動作の開始の検知をすることができる。このように、放射線測定装置が有するデバイスを動作させるために元々発信される動作信号の受信により、デバイスの動作の開始を検知して、放射線センサを停止状態にすることで、簡易に放射線センサの誤検出を防ぐことができる。
ノイズ要因デバイスの動作の開始の検知を測定停止要求信号の受信により行う場合には、次のような効果がある。測定停止要求信号をノイズ要因デバイスを動作させる前に送信しておくことで、先に放射線センサを確実に停止させてから、ノイズ要因デバイスを動作させることができる。先に放射線センサを停止しておくことで、放射線センサのノイズ要因デバイスの動作による誤検出を確実に防ぐことができる。
以上のように、上記構成によると、簡易な構成で誤検出を防ぎ、正確に測定できる高品質の放射線測定装置を提供することができる。
また、本発明に係る放射線測定装置では、上記放射線センサ制御部は、放射線測定の指示を受け付け、かつ、上記動作信号の停止の検知、または上記デバイス制御部が発信する上記放射線センサの検出を開始させる測定開始要求信号の受信により、上記デバイス制御部による上記デバイスの動作の停止を検知すると、上記放射線センサを放射線の検出を行う測定状態にしてもよい。
上記構成によると、放射線測定の指示を受け付け、かつ、デバイスの動作の停止を検知すると、放射線センサを測定状態にする。そして、デバイスの動作が停止したことを、デバイス制御部が発信するデバイスを動作させるための動作信号の停止を検出する(あるいは、動作信号を検出しない)ことで、検知する。あるいは、測定開始要求信号の受信することで、検知する。デバイスの動作が停止することで、デバイスの動作に起因するノイズ要因が無くなるため、放射線センサは、正確な検出を行うことができる。
また、本発明に係る放射線測定装置では、上記放射線センサ制御部は、上記動作信号の停止を検知してから、または、上記測定開始要求信号を受信してから、所定の時間経過後に、上記放射線センサを上記測定状態にしてもよい。
上記構成によると、動作信号の停止を検知してから(あるいは、動作信号を検出しなくなってから)、あるいは、測定開始要求信号を受信してから、所定の時間経過後に、放射線センサを測定状態にする。
デバイスは、動作信号の停止により動作が停止するが、通常、動作信号の停止と動作の停止とにはタイムラグがあり、動作信号が停止した後に、動作が停止する。そのため、動作信号の停止と同時に放射線センサを測定状態にすると、まだデバイスが動作していることによるノイズが発生して誤検出が発生する。よって、上記構成のように、動作信号の停止を検知してから、あるいは、測定開始要求信号を受信してから、所定の時間経過後に、放射線センサを測定状態にすることで、適切に放射線センサの誤検出を防ぐことができる。なお、所定の時間は、上記タイムラグを考量して、例えば、放射線測定装置の出荷時に、適切に設定されればよい。
あるいは、デバイス制御部がデバイスの動作を停止させる停止信号を発信するように構成されており、放射線センサ制御部は、この停止信号を受信することで、デバイスの動作の停止を検知してもよい。この場合も、停止信号を受信してから所定の時間経過後に、放射線センサを測定状態にすることで、適切に放射線センサの誤検出を防ぐことができる。
また、本発明に係る放射線測定装置では、上記デバイス制御部は、振動を伴う動作を行う振動発生デバイスの動作を制御する振動発生制御部と、上記放射線センサによる検出のノイズ要因となる電磁波を発生する電磁波発生デバイスの動作を制御する電磁波発生制御部と、を備え、上記放射線センサ制御部は、上記振動発生制御部による上記振動発生デバイスの動作の開始、および上記電磁波発生制御部による上記電磁波発生デバイスの動作の開始の少なくとも一方を検知すると、上記放射線センサを上記停止状態にしてもよい。
放射線センサの検出のノイズ要因は、主に振動および電磁波であるため、上記構成に依ると、これらノイズ要因の発生源であるデバイスの動作の開始を検知し、放射線センサを停止状態することで、簡易に放射線センサの誤検出を防ぐことができる。
ここで、上記振動発生デバイスは、バイブレータまたはスピーカであってもよい。これは単なる例示であり、振動を伴う動作を行うデバイスを有する放射線測定装置に適用できる。
また、上記電磁波発生デバイスは、赤外線通信装置であってもよい。これは単なる例示であり、放射線センサによる検出のノイズ要因となる電磁波を発生するデバイスを有する放射線測定装置に適用できる。
また本発明に係る放射線測定装置として機能する携帯端末装置も本発明の範疇に入る。例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯型ゲーム機等の携帯端末装置を、本発明に係る放射線測定装置として機能させることで、携帯端末装置においても、上記放射線測定装置と同様の効果を奏し、簡易に正確に放射線を測定することができる。携帯端末装置は、ユーザが携帯することが多いため、ユーザの異動先での被ばく線量を適切に測定することができる。
また、発明に係る放射線測定装置として機能する携帯端末装置が放射線センサの検出結果を外部に通信するようになってもよい。通信を行うことで、例えば、子供の被ばく線量を親か管理できるといった使用にも適用できる。
また、本発明に係る放射線測定方法は、上記の課題を解決するために、放射線を検出する放射線センサを用いた放射線測定方法において、上記放射線センサによる検出のノイズ要因となる動作を行うデバイスを動作させるための動作信号の受信、または上記放射線センサの検出を停止させる測定停止要求信号の受信により、上記デバイスの動作の開始を検知する開始検知ステップと、上記開始検知ステップにて上記デバイスの動作の開始を検知すると、上記放射線センサを、放射線の検出を行わない状態または検出結果を無効とする状態である停止状態にする停止状態形成ステップと、を含むことを特徴としている。
上記方法によると、上記放射線測定装置と同様の効果を奏し、簡易に誤検出を防ぎ、正確に放射線を測定することができる。
なお、本発明に係る放射線測定装置の上記各部を、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを放射線測定装置の上記部として動作させることにより、放射線測定装置の上記各部をコンピュータにて実現させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る放射線測定装置の上記構成によると、放射線センサによる検出のノイズ要因となる動作を行うノイズ要因デバイスの動作の開始を検知すると、放射線センサを停止状態にする。ノイズ要因デバイスは、放射線測定装置が有しているデバイスであるため、新たな演算回路、新たな衝撃センサやノイズセンサを設けること無く、ノイズ要因デバイスの動作の開始の検知という簡易な方式で、放射線センサを停止状態にして、ノイズ要因デバイスの動作に起因する放射線センサの誤検出を防ぐことができる。
また、本発明に係る放射線測定装置の上記構成によると、ノイズ要因デバイスの動作の開始を検知、すなわち、ノイズ要因となる動作のピンポイント(あるいは直後)を検知し、放射線センサを停止状態にできる。よって、ノイズ要因デバイスの動作の開始のピンポイントから、つまり、動作の開始からタイムラグ無く、放射線センサの誤検出を防ぐことができる。
また、上記構成によると、放射線センサ制御部は、ノイズ要因デバイスの動作の開始の検知を、デバイス制御部が発信するデバイスを動作させるための動作信号の受信、あるいは、デバイス制御部が発信する放射線センサの検出を停止させる測定停止要求信号の受信により行う。
ノイズ要因デバイスの動作の開始の検知を動作信号の受信により行う場合、次のような効果がある。動作信号の発信はデバイスを動作させるためには必須であり、放射線センサ制御部は、この動作信号を二次的に利用し、デバイスの動作の開始の検知をすることができる。このように、放射線測定装置が有するデバイスを動作させるために元々発信される動作信号の受信により、デバイスの動作の開始を検知して、放射線センサを停止状態にすることで、簡易に放射線センサの誤検出を防ぐことができる。
ノイズ要因デバイスの動作の開始の検知を測定停止要求信号の受信により行う場合には、次のような効果がある。例えば、測定停止要求信号を、ノイズ要因デバイスを動作させる前に送信しておくことで、先に放射線センサを確実に停止させてから、ノイズ要因デバイスを動作させることができる。先に放射線センサを停止しておくことで、放射線センサのノイズ要因デバイスの動作による誤検出を確実に防ぐことができる。
このように、本発明によると、簡易な構成で誤検出を防ぎ、正確に測定できる高品質の放射線測定装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る放射線測定装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る放射線測定方法の流れを示すフローチャートである。 (a)は、放射線センサによる検出が行われる単位であるスロットを説明する図であり、(b)は、放射線センサによる検出結果の一例を示す図であり、(c)は、本発明の実施形態に係る放射線測定方法の原理を説明する図である。 (a)および(b)は、上記放射線測定装置の表示操作部での表示画面の一例を示す図である。 (a)は、上記放射線測定装置での通常の測定における処理の流れを示すフローチャート、(b)は、上記放射線測定装置において測定中にバイブレータが動作した場合の処理の流れを示すフローチャート、(c)は、上記放射線測定装置において測定停止中にバイブレータが動作した場合の処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、上記放射線測定装置において測定停止中にバイブレータが動作し、その後、測定開始の指示を受けた場合の処理の流れを示すフローチャートであり、(b)は、上記放射線測定装置において測定中にバイブレータが動作し、その後、測定終了の指示を受けた場合の処理の流れを示すフローチャートである。 上記放射線測定装置が有する各ブロックの動作と信号の流れを動作を示すシーケンス図である。
本発明に係る放射線測定装置1の一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
(放射線測定装置の構成)
放射線測定装置1は、図1に示すように、放射線センサ2、制御部3、表示操作部4、記憶部5を備えている。さらに、本実施形態では、放射線測定装置1は、放射線測定装置1をスマートフォンに適用した場合用いてを説明する。そこで、スマートフォンである放射線測定装置1の振動を発生させるバイブレータ6、スマートフォンである放射線測定装置1から音声を発生させるスピーカ7、スマートフォンである放射線測定装置1と外部との赤外線通信を行う赤外線センサ8を備えている。
放射線センサ2は、例えば半導体検出器で構成され、外来の放射線を検出し、検出結果(検出信号)を出力する。検出結果から線量を計測(測定)する方法については後述する。制御部3は、放射線測定装置1における全ての動作を統括的に制御する。表示操作部4は、例えば液晶ディスプレイ等からなる表示部とタッチパネルやボタンなどからなる入力部とを含み、各種情報の入出力を行う。
記憶部5は、放射線測定装置1の動作に係る各種設定条件を記憶する。また、記憶部5は、放射線センサ2が検出した検出結果を記憶する。さらに、バイブレータ6、スピーカ7、および赤外線センサ8の動作状態(動作しているか否か)を記憶する。また放射線測定装置1が装置の位置を把握できる構成であり、放射線センサ2の検出結果と検出場所とを対応付けて記憶するようになっていてもよい。
制御部3は、さらに、放射線センサ2の動作を制御する放射線センサ制御部31、表示操作部4の動作を制御する表示操作制御32、バイブレータ6の動作を制御するバイブレータ制御部33、スピーカ7の動作を制御するスピーカ制御部34、赤外線センサ8の動作を制御する赤外線センサ制御部35を備えている。そして、放射線センサ制御部31は、バイブレータ制御部33によるバイブレータ6の動作の開始、スピーカ制御部34によるスピーカ7の動作の開始、および赤外線センサ制御部35による赤外線センサ8の動作の開始の、少なくとも1つを検知すると、放射線センサ2を放射線の検出を行わない状態あるいは検出結果を無効とする状態である停止状態にする。
本実施形態では、バイブレータ6、スピーカ7、および赤外線センサ8が、放射線センサ2による検出のノイズ要因となる動作を行うデバイス(ノイズ要因デバイス)であり、放射線センサ制御部31は、これらノイズ要因デバイスの動作の開始を検知する。しかしながら、バイブレータ6、スピーカ7、および赤外線センサ8以外の放射線測定装置(スマートフォン)が有する他のデバイスが、ノイズ要因デバイスとなることもある。その場合には、放射線センサ制御部31は、ノイズ要因デバイス全てに対し動作の開始の検知を行う。つまり、ノイズ要因デバイスの数に制限はない。
(放射線測定の流れ)
次に、放射線測定装置1における処理の流れについて説明する。
放射線測定装置1の電源をONにし(S1)、放射線測定要求を受信すると(S2)、ノイズ要因デバイスが動作しているかを判定する(S3)。ノイズ要因デバイスが複数ある場合には、全てのデバイスについて動作しているかを判定する。
ここで、S1の放射線測定装置1の電源ONは、例えば、携帯端末装置の放射線測定アプリケーションを起動することで行われる。また、S2の放射線測定要求の受信は、例えば、上記アプリケーションにおいて、放射線測定の指示(入力)を受け付けることで行われる。
ノイズ要因デバイスが1つでも動作している場合(S3においてYES)、放射線センサ2を一時停止する(S4)。このとき、図4の(b)に示すように、表示操作部4に放射線センサ2サが停止中であることを示す画面を表示してもよい。ノイズ要因デバイスが全て動作していない場合(S3においてNO)、放射線測定を開始し(S5)し、放射線測定を実行し、測定結果を表示操作部4に表示する(S6)。放射線測定中に表示操作部4に表示する画面の一例を図4の(a)に示す。そして、放射線測定中に、ノイズ要因デバイスの動作の開始を検知したかを判定する(S7)。ノイズ要因デバイスが複数ある場合には、全てのノイズ要因デバイスの動作の開始について判定する。1つでもノイズ要因デバイスの動作の開始を検知した場合(S7においてYES)、放射線センサ2を一時停止する(S4)。一時停止中は、図4の(b)に示すように、表示操作部4に放射線センサ2が停止中であることを示す画面を表示して、ユーザに放射線センサ2が停止中であることを知らせる。1つもノイズ要因デバイスの動作の開始を検知していない場合(S7においてNO)、放射線測定終了要求を受信したかを判定する(S8)。
放射線測定終了要求を受信していない場合には(S8においてNO)、S6に戻り、放射線測定および測定結果の表示から繰り返す。放射線測定終了要求を受信した場合には(S8においてYES)、放射線測定装置1の電源をOFFにし(S9)、終了する。ここで、S8の放射線測定終了要求の受信は、例えば、上記アプリケーションにおいて測定終了を受け付けることで行われる。また、S9の放射線測定装置1の電源OFFは、例えば、携帯端末装置の放射線測定アプリケーションを終了することで行われる。
以上のように、放射線測定装置1では、ノイズ要因デバイスの動作の開始を検知すると、放射線センサ2を停止状態にする。ノイズ要因デバイスは、もともとスマートフォンである放射線測定装置1が有しているデバイスであるため、新たな演算回路、新たな衝撃センサやノイズセンサを設けること無く、ノイズ要因デバイスの動作の開始の検知という簡易な方式で、放射線センサを停止状態にして、ノイズ要因デバイスの動作に起因する放射線センサ2の誤検出を防ぐことができる。ノイズ要因デバイスの動作の開始の検知の詳細については後述する。
ノイズや衝撃といったノイズ要因デバイスの動作自体をノイズセンサや衝撃センサを用いて検知する場合には、これらのセンサが検知できるのはノイズや衝撃が実際に起こった後であり、ノイズや衝撃のピンポイント(あるいは直後)は検知できない。そのため、放射線センサは、そのピンポイント(あるいは直後)でのノイズや衝撃を誤検出してしまう恐れがある。しかし、放射線測定装置1によると、ノイズ要因デバイスの動作の開始を検知、すなわち、ノイズ要因となる動作のピンポイント(あるいは直後)を検知し、放射線センサ2を停止状態にできる。よって、ノイズ要因デバイスの動作の開始のピンポイントから、つまり、ノイズ要因デバイスの動作の開始からタイムラグ無く、放射線センサ2の誤検出を防ぐことができる。
以上のように、放射線測定装置1は、簡易な構成で誤検出を防ぎ、正確に測定することが可能である。
(放射線測定)
放射線測定装置1は、図3の(a)に示すように、電源ONになると放射線センサ2による検出が開始され、検出は、スロット単位で行われる。1スロットは、例えば150m秒であるが、この数値に限定はされない。スロット単位での検出結果は、「放射線を検出した」、「ノイズを検出した」、「何も検出しなかった」、のいずれかに分かれる。図3の(b)にスロット単位での検出結果の概念を説明する図を示す。図3(b)では、検出結果が「放射線を検出した」スロットには、放射線と記載しており、検出結果が「ノイズを検出した」スロットには、ノイズと記載しており、検出結果が「何も検出しなかった」スロットには、何も記載していない。なお、図3の(b)の検出結果は例示である。
そして、電源ON時から、放射線を検出したスロット数(放射線カウント数)およびノイズを検出したスロット数(ノイズカウント数)を積算し、所定時間内の放射線カウント数とノイズカウント数とを基に線量値を算出する。図3の(b)に示す例では、放射線カウント数が3、ノイズカウント数が1である。例えば、○○分の区間、放射線カウント数が○○、ノイズカウント数が○○、の場合には、線量値は、○○μSv/h、と算出される。この算出された線量値が測定結果として表示操作部4に表示される。
以上の説明は、本実施形態での線量の算出方法であり、線量の算出方法は上記に限定されない。
ところで、バイブレータ6、スピーカ7、赤外線センサ8の少なくとも1つが動作すると、バイブレータ6の振動、スピーカ7の音声出力による振動、あるいは赤外線センサ8赤外線出力の影響を受けて、放射線カウント数、ノイズカウント数のいずれか、または両方が不正に増加してしまう。よって、正常な線量値を求めることができない。そこで、放射線測定装置1では、放射線センサ制御部31が、ノイズ要因デバイスであるバイブレータ6、スピーカ7、および赤外線センサ8の動作の開始の検知を行う。
ノイズ要因デバイス動作の開始の検知は、図3(c)に示すように、それぞれの制御部33,34,35が発信するノイズ要因デバイスをそれぞれ動作させるための動作信号を、放射線センサ制御部31が受信することで行ってもよい。動作信号の発信はデバイスを動作させるためには必須であり、放射線センサ制御部31は、この動作信号を二次的に利用し、ノイズ要因デバイスの動作の開始の検知をすることができる。このように、放射線測定装置1が有するバイブレータ6、スピーカ7、および赤外線センサ8を動作させるために元々発信される動作信号の受信により、ノイズ要因デバイスの動作の開始を検知して、放射線センサ2を停止状態にすることで、簡易に放射線センサ2の誤検出を防ぐことができる。
あるいは、ノイズ要因デバイスのそれぞれの制御部33,34,35が、放射線センサ2の検出を停止させるセンサ停止要求信号(測定停止要求信号)を発信するように構成されており、放射線センサ制御部31がセンサ停止要求信号(測定停止要求信号)を受信することで、ノイズ要因デバイス動作の開始の検知を行ってもよい。この場合、センサ停止要求信号をノイズ要因デバイスを動作させる前に送信しておくことで、先に放射線センサ2を確実に停止させてから、ノイズ要因デバイスを動作させることができる。先に放射線センサを停止しておくことで、放射線センサ2のノイズ要因デバイスの動作による誤検出を確実に防ぐことができる。
または、ノイズ要因デバイスのそれぞれの制御部33,34,35が、ノイズ要因デバイスの動作をこれから開始するという情報である動作開始信号を動作信号の前に発信するように構成されており、放射線センサ制御部31がこの信号を受信することで、ノイズ要因デバイス動作の開始の検知を行ってもよい。
いずれにせよ、放射線センサ制御部31がノイズ要因デバイスの動作の開始を検知すると、放射線センサ2を停止状態にして測定を停止する。図3の(c)の例では、放射線センサ2が停止状態にある期間を測定無効区間と記載している。
その後、放射線センサ制御部31は、ノイズ要因デバイスの動作の停止を検知すると、放射線センサ2を放射線の検出を行う測定状態にする。つまり、ノイズ要因デバイスの動作が停止(終了)すれば、放射線測定が再開される。図3の(c)の例では、放射線センサ2が測定状態にある期間を測定有効区間と記載している。
ノイズ要因デバイスの動作が停止することで、ノイズ要因デバイスの動作に起因するノイズ要因が無くなるため、放射線センサ2は、正確な検出を行うことができる。
ここで、ノイズ要因デバイスの動作の停止の検知は、ノイズ要因デバイスのそれぞれの制御部33,34,35が発信する動作信号の停止の検知(動作信号を受信しなくなったことの検知)によって行ってもよい。この場合、放射線センサ制御部31は、動作信号を二次的に利用し、ノイズ要因デバイスの動作の停止を検知することができる。
あるいは、ノイズ要因デバイスのそれぞれの制御部33,34,35が、放射線センサ2の検出を開始させるセンサ開始要求信号あるいはセンサ再開要求信号(測定開始要求信号)を発信するように構成されており、放射線センサ制御部31がセンサ開始要求信号あるいはセンサ再開要求信号を受信することで、ノイズ要因デバイス動作の停止の検知を行ってもよい。
いずれにせよ、放射線センサ制御部31がノイズ要因デバイスの動作の停止を検知すると、放射線センサ2を測定状態にして測定を開始する。なお、放射線センサ制御部31が、動作信号の停止を検知してから、または、センサ開始要求信号あるいはセンサ再開要求信号を受信してから、所定の時間経過後に、上記放射線センサ2を測定状態にするのが好ましい。その理由は、次の通りである。ノイズ要因デバイスは、動作信号の停止により動作が停止するが、図3の(c)に示すように、通常、動作信号の停止と動作の停止とにはタイムラグがあり、動作信号が停止した(受信しなくなった)後に、実際の動作が停止する。そのため、動作信号の停止と同時に放射線センサ2を測定状態にする(検出を再開する)と、まだノイズ要因デバイスが動作していることによるノイズが発生して誤検出が発生する。よって、動作信号の停止を検知してから、あるいは、センサ開始要求信号あるいはセンサ再開要求信号を受信してから、所定の時間経過後に、放射線センサを測定状態にすることで、適切に放射線センサの誤検出を防ぐことができる。所定の時間は、上記タイムラグを考量して、例えば、放射線測定装置1の出荷時に適切に設定されればよい。
あるいは、ノイズ要因デバイスのそれぞれの制御部33,34,35が、ノイズ要因デバイスの動作を停止させる停止信号を発信するように構成されており、放射線センサ制御部31は、この停止信号を受信することで、ノイズ要因デバイスの動作の停止を検知してもよい。この場合も同様に、停止信号を受信してから所定の時間経過後に、放射線センサ2を測定状態にすることで、適切に放射線センサの誤検出を防ぐことができる。
(測定のバリエーション)
次に、放射線測定装置1での処理のバリエーションを説明する。なお、以下の説明では、簡略のため、ノイズ要因デバイスがバイブレータ6のみの場合について述べる。しかし、ノイズ要因デバイスが複数ある場合には、全てのノイズ要因デバイスについて、動作の開始の検知、動作の停止の検知、動作状態の記憶を行う。
(1)通常、つまり、バイブレータ6が動作していない場合の処理は、次の通りである。図5の(a)に示すように、放射線センサ2をONにし(S51)、放射線測定を開始し(S52)、放射線測定を停止し(S53)、放射線センサをOFFにする(S54)。
(2)放射線センサ2がONで放射線測定を行っている際に、バイブレータ6が動作した場合の処理は、次の通りである。図5の(b)に示すように、バイブレータ6の動作の開始を検知すると(S55)、バイブレータ6の動作状態(動作していることを示す情報)を記憶部5に記憶し、放射線センサ2による放射線の測定を停止する(S56)。その後、バイブレータ6の停止を検知すると(S57)、バイブレータ6の動作状態をクリアし(バイブレータ6が動作していることを示す情報を記憶部5から消去する)、放射線センサ2による放射線測定を再開する(S58)。
(3)放射線センサ2がOFFで放射線測定が停止中に、バイブレータ6が動作した場合の処理は、次の通りである。図5の(c)に示すように、バイブレータ6の動作の開始を検知すると(S55)、バイブレータ6の動作状態を記憶部5に記憶する(S56’)。その後、バイブレータ6の停止を検知すると(S57)、バイブレータ6の動作状態をクリアする(S58’)。
(4)放射線センサ2がOFFで放射線測定が停止中に、バイブレータ6が動作し、バイブレー6タが動作中に、放射線センサ2がONになった場合の処理は、次の通りである。図6の(a)に示すように、バイブレータ6の動作の開始を検知すると(S55)、バイブレータ6の動作状態を記憶部5に記憶する(S56’)。そして、放射線センサ2がONにされる(S59)。このとき、放射線センサ2がONでも、バイブレータ6が動作しているので測定は開始しない。その後、バイブレータ6の停止を検知すると(S57)、バイブレータ6の動作状態をクリアし、放射線センサ2による放射線測定を開始する(S58”)。
(5)放射線センサ2がONで放射線測定中に、バイブレータ6が動作し、バイブレー6タが動作中に、放射線センサ2がOFFになった場合の処理は、次の通りである。図6の(b)に示すように、バイブレータ6の動作の開始を検知すると(S55)、バイブレータ6の動作状態を記憶部5に記憶し、放射線センサ2による放射線測定を停止する(S56)。そして、放射線センサ2がOFFされる(S60)。このとき、バイブレータ6は動作中であるため、放射線の測定は停止したままである。その後、バイブレータ6の停止を検知すると(S57)、バイブレータ6の動作状態をクリアする(S58’)。このとき、放射線センサ2による放射線の測定は停止したままである。
(放射線測定装置の各ブロックの動作と信号の流れの例)
次に、放射線測定装置1が有する各ブロックの動作と各ブロックが発信する信号の流れの一例を説明する。以下では、簡略のため、ノイズ要因デバイスがバイブレータ6のみの場合について述べる。しかし、ノイズ要因デバイスが複数ある場合には、全てのノイズ要因デバイスの制御部が、それぞれのデバイスの動作開始あるいは停止時に、センサ停止要求信号あるいはセンサ再開要求信号を発信し、それに応じて放射線センサ制御部31は、放射線センサ2を停止状態あるいは測定状態する。
図7に示すように、放射線センサ2は動作中(測定状態)に、放射線測定装置1のあるアプリケーションが、バイブレータ6を動作させる要求信号であるバイブレータON要求信号をバイブレータ制御部33に送信すると、バイブレータ制御部33は、センサ停止要求信号を放射線センサ制御部312に送信し、その後、バイブレータ6をONにするバイブレータON信号をバイブレータ6に送信する。
放射線センサ制御部31は、センサ停止要求信号を受信すると、放射線センサ6の動作を停止させる(停止状態にする)。他方で、バイブレータ6は、バイブレータON信号を受信すると、振動(動作)を実行する。
その後、放射線測定装置1のあるアプリケーションが、バイブレータ6の動作を停止する要求信号であるバイブレータOFF要求信号をバイブレータ制御部33に送信すると、バイブレータ制御部33は、バイブレータ6をOFFにするバイブレータOFF信号をバイブレータ6に送信し、その後、センサ再開要求信号を放射線センサ制御部312に送信する。
バイブレータ6は、バイブレータOFF信号を受信すると、振動(動作)を停止する。他方、放射線センサ制御部31は、センサ再開要求信号を受信すると、放射線センサ6の動作を再開させる(測定状態にする)。
上記説明では、バイブレータ制御部33は、センサ停止要求信号を送信後にバイブレータON信号を送信している(図7参照)。このような送信により、先に放射線センサ2を確実に停止させてから、バイブレータ6を動作させることができる。先に放射線センサ2を停止しておくことで、放射線センサ2のノイズ要因となるバイブレータ6の動作による誤検出を確実に防ぐことができる。なお、例えば、バイブレータ6がバイブレータON信号を受信してから、所定時間経過後に動き出すような構成であることがわかっていれば、センサ停止要求信号とバイブレータON信号を送信してもよい。
また、上記説明では、バイブレータ制御部33は、バイブレータOFF信号を送信後にセンサ再開要求信号を送信している(図7参照)。このような送信により、先にバイブレータ6確実に停止させてから、放射線センサ2の動作を再開させることができる。先にバイブレータ6を停止しておくことで、放射線センサ2のノイズ要因となるバイブレータ6の動作による誤検出を確実に防ぐことができる。
(放射線測定装置の適用例)
上記では、放射線測定装置1をスマートフォンに適用した例を用いて説明したが、スマートフォンに限定されず、タブレット端末、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯型ゲーム機等の携帯端末装置に適用してもよい。このような携帯端末装置も放射線測定装置1と同様の効果を奏する。また、このような携帯端末装置は、ユーザが携帯することが多いため、ユーザの異動先での被ばく線量を適切に測定することができる。
また、携帯端末装置に適用するのではなく、放射線測定装置自体でノイズ要因デバイスを有している形態であってもよい。
また、放射線測定装置1が、放射線センサの測定結果を外部に通信するようになってもよいもよい。通信を行うことで、例えば、子供の被ばく線量を親か管理できるといった使用にも適用できる。
(プログラム・記録媒体)
上記した放射線測定装置1の特に制御部3は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、放射線測定装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである放射線測定装置1の各制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、放射線測定装置1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、PLD(Programmable logic device)等の論理回路類などを用いることができる。
また、放射線測定装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、個人線量計などの放射線測定装置、また、放射線測定装置としての機能を有する携帯端末装置などに用いることができる。
1 放射線測定装置
2 放射線センサ
3 制御部
6 バイブレータ(デバイス、振動発生デバイス)
7 スピーカ(デバイス、振動発生デバイス)
8 赤外線センサ(デバイス、電磁波発生デバイス、赤外線通信装置)
31 放射線センサ制御部
33 バイブレータ制御部(デバイス制御部、振動発生制御部)
34 スピーカ制御部(デバイス制御部、振動発生制御部)
35 赤外線センサ制御部(デバイス制御部、電磁波発生制御部)

Claims (10)

  1. 放射線を検出する放射線センサと、
    上記放射線センサによる検出のノイズ要因となる動作を行うデバイスとを備えた放射線測定装置において、
    上記放射線センサの動作を制御する放射線センサ制御部と、上記デバイスの動作を制御するデバイス制御部とを備え、
    上記放射線センサ制御部は、
    上記デバイス制御部が発信する上記デバイスを動作させるための動作信号の受信、または上記デバイス制御部が発信する上記放射線センサの検出を停止させる測定停止要求信号の受信により、上記デバイスの動作の開始の検知を行い、
    上記デバイスの動作の開始を検知すると、上記放射線センサを、放射線の検出を行わない状態または検出結果を無効とする状態である停止状態にする、ことを特徴とする放射線測定装置。
  2. 上記放射線センサ制御部は、
    放射線を測定する指示を受け付け、かつ、
    上記動作信号の停止の検知、または上記デバイス制御部が発信する上記放射線センサの検出を開始させる測定開始要求信号の受信により、上記デバイスの動作の停止を検知すると、
    上記放射線センサを、放射線の検出を行う測定状態にすることを特徴とする請求項1に記載の放射線測定装置。
  3. 上記放射線センサ制御部は、上記動作信号の停止を検知してから、または、上記測定開始要求信号を受信してから、所定の時間経過後に、上記放射線センサを上記測定状態にすることを特徴とする請求項2に記載の放射線測定装置。
  4. 上記デバイス制御部は、
    振動を伴う動作を行う振動発生デバイスの動作を制御する振動発生制御部と、
    上記放射線センサによる検出のノイズ要因となる電磁波を発生する電磁波発生デバイスの動作を制御する電磁波発生制御部と、を備え、
    上記放射線センサ制御部は、上記振動発生制御部による上記振動発生デバイスの動作の開始、および上記電磁波発生制御部による上記電磁波発生デバイスの動作の開始の少なくとも一方を検知すると、上記放射線センサを上記停止状態にすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の放射線測定装置。
  5. 上記振動発生デバイスは、バイブレータまたはスピーカであることを特徴とする請求項4に記載の放射線測定装置。
  6. 上記電磁波発生デバイスは、赤外線通信装置であることを特徴とする請求項4または5に記載の放射線測定装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の放射線測定装置として機能する携帯端末装置。
  8. 放射線を検出する放射線センサを用いた放射線測定方法において、
    上記放射線センサによる検出のノイズ要因となる動作を行うデバイスを動作させるための動作信号の受信、または上記放射線センサの検出を停止させる測定停止要求信号の受信により、上記デバイスの動作の開始を検知する開始検知ステップと、
    上記開始検知ステップにて上記デバイスの動作の開始を検知すると、上記放射線センサを、放射線の検出を行わない状態または検出結果を無効とする状態である停止状態にする停止状態形成ステップとを含むことを特徴とする放射線測定方法。
  9. 請求項1から6のいずれか1項に記載の放射線測定装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記放射線測定装置の上記各部として機能させるための制御プログラム。
  10. 請求項9に記載の制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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