JP2014014351A - 農業用分水弁及び該分水弁を使用した分水給水システム - Google Patents

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Abstract

【課題】閉弁状態で給水管内の空気を排出することのできる農業用分水弁を提供する。
【解決手段】
農業用分水弁1は、フレーム本体2の開口部に設けられた弁座10を開閉する弁体20を備える。弁体20の弁体本体22の中心には上下方向に貫通した空気孔44が設けられ、その下方には、水よりも比重が小さい材料で成形されたフロート弁体80を上下動可能に収容するフロート弁70が取り付けられている。分水栓1が取り付けられている給水管の元栓を弁座10が閉じられた状態で開くと、給水管内に溜まっている空気が水に押し出されて開口状態の空気孔44から排出され、これに合わせて分水弁1内に水が流入してくる。フロート弁体80は分水弁1内の水位の上昇に合わせて上昇し、空気孔44を自動的に閉じる。
【選択図】図1

Description

本願発明は、灌漑を行うために、用水路としての給水管から水を分水するのに用いられる農業用分水弁に関する。更に詳しく言えば、閉弁した状態で給水管内に入り込んだ空気を排出することのできる農業用分水弁に関する。さらに本願発明は、そのような分水弁を使用した農業用分水給水システムに関する。
北海道等の寒冷地においては農業用水を供給するラインとしてパイプラインすなわち給水管が使用され、この給水管に取付けられた分水弁を適宜開閉して必要な農業用水を各圃場に供給するようになっている。ところで、作物の収穫が終わり、農業用水が不要になった時点で凍結防止のため一旦用水路(給水管)の元栓を閉めて止水し、給水管内の水を落としてしまう。そして、翌年の春に再び開栓し、灌漑が行われる。しかし、止水された状態の給水管内には空気が入り込んでおり、各分水弁も閉じられているため、翌年灌漑を開始する際にそのままの状態で給水管の元栓を開栓しても管内に水がうまく流れない。そこで、給水管に取り付けられた各分水弁を元栓の開栓前に僅かに開いておくことで、開栓時に管内の空気を分水弁から排出できるようにし、スムーズな通水を可能としている。このような分水弁の一例が、例えば、実開昭55−115353号公報や特許第4617412号公報に開示されている。
しかし、分水弁は田畑の広範囲に渡って多数設けられており、元栓の開栓前にこれらすべてを開弁するのは大変な労力を要する。さらに、給水管内の空気が排出されて無事通水できたとしても、そのままの状態では分水弁から水が流出し続けてしまうため、通水が確認できた時点で早急に分水弁を閉める必要がある。しかし、前述の通り分水弁の設置は広範囲に渡るため、この作業を早急に行うには相当な人手が必要となる。
実開昭55−115353号公報 特許第4617412号
本願発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、閉弁した状態で給水管内の空気を排出することのできる農業用分水弁を提供することをその課題とする。また、そのような分水弁を使用し、排気時の衝撃を抑制する一方で、急速な排気が実現できる分水給水システムを提供することをも課題とする。
上記課題を解決するため本願発明は、下部において給水管に接続され、上部開口部に弁座を備えるフレーム本体と、該フレーム本体に上下動可能に設けられた弁棒と、該弁棒の下端に取り付けられ,前記フレーム本体の前記弁座を開閉する弁体とを備える農業用分水弁において、前記弁体は、上下方向に貫通する空気孔を備える弁体本体と、水よりも比重が小さい材料からなりかつ前記空気孔を開閉可能なフロート弁体を備え,前記弁体本体の下方に取り付けられるフロート弁とを備える農業用分水弁を提供する。
空気孔の径は以下のように形成することができる。すなわち、その空気孔の径は、フレーム本体の下部の内径に比して大幅に小さくされ、それにより、排気時において、フレーム本体の下部内部から前記空気孔を通って外部へ流れる空気が大幅に絞られ、前記フレーム本体の下部内へ流れ込む水の流速を低減することができる。
また、弁体本体の空気孔の上方に上部カバーを備える。これにより、空気孔から飛び出した水が上方へ飛散するのを抑えることができ、当該水が分水弁を囲うケーシングを超えて流出すること防ぐことができる。
さらに、上記上部カバーにより前記空気孔を閉鎖する構成を採用することができる。
また、上記課題を解決するために本願発明は以下のような農業用分水給水システムを提供する。すなわちそのシステムは、給水管に、分水給水される各圃場に対応して順次分水弁を取付けてなる農業用分水給水システムであり、その分水栓は、下部において給水管に接続され、上部開口部に弁座を備えるフレーム本体と、該フレーム本体に対して上下動可能に設けられた弁棒と、該弁棒の下端に取り付けられ,フレーム本体の弁座を開閉する弁体とを備えており、その弁体は、上下方向に貫通する空気孔を備える弁体本体と、水よりも比重が小さい材料からなりかつ上記空気孔を開閉可能なフロート弁体を備え,弁体本体の下方に取り付けられるフロート弁とを備えている。そして、分水弁の空気孔は、給水管の最も下流側に取付けられる分水弁において、それより上流側に取付けられる分水弁より小さく形成されている。
また、次のようなシステムも提供する。すなわち、給水管に、分水給水される各圃場に対応して順次分水弁を取付けてなる農業用分水給水システムであり、その分水栓は、下部において給水管に接続され、上部開口部に弁座を備えるフレーム本体と、該フレーム本体に対して上下動可能に設けられた弁棒と、該弁棒の下端に取り付けられ,フレーム本体の弁座を開閉する弁体とを備えており、その弁体は、上下方向に貫通する空気孔を備える弁体本体と、水よりも比重が小さい材料からなりかつ上記空気孔を開閉可能なフロート弁体を備え,前記弁体本体の下方に取り付けられるフロート弁とを備えている。そして、分水弁の空気孔は、給水管の上流側から下流側に向かうにつれて次第に小さくなるように形成されている。
本願発明に係る農業用分水弁によれば、弁体に空気孔を設け、該空気孔を開閉するフロート弁を一体に設けたので、分水弁を開弁することなく給水管内の空気を排出することができ、さらにその後管内を流れる水の作用で空気孔を自動的に閉じることが可能なため、給水管の元栓を再び開栓する際、管内の空気抜きのための分水弁の開・閉弁作業が不要となる。
また、空気孔の径をフレーム本体の下部の内径に比して大幅に小さくすることにより、排気の時のフロート弁体が空気孔を閉じるときの衝撃を軽減できる。
弁体がさらに、弁体本体の空気孔の上方に上部カバーを備えることにより、空気孔から飛び出した水が上方へ飛散するのを抑えることができ、当該水が分水弁を囲うケーシングを超えて流出すること防ぐことができる。
上部カバーを前記弁体本体に対して前記空気口を開放した開放位置と、前記空気口を閉鎖した閉鎖位置との間で移動可能とすることにより、フロート弁においてゴミの噛み込みが生じた場合など必要有る場合には上部カバーにより空気口を閉鎖することができる。
上記した本願発明に係る農業用分水給水システムでは、分水弁に設けた空気抜きをするための空気孔の径を、少なくとも配管の末端側に設置する分水栓において、それより上流側に配置された分水弁より小さくしたので、その分水弁においてフロート弁体が空気孔を閉じる際の衝撃を軽減できると共に、システム全体としては急速な排気が実現できる。
本願発明の第1の実施形態に係る農業用分水弁及びバルブ用ソケットを示し、元栓が閉じられた通水前の正面図であり、部分的に断面を取って示している。 元栓が開けられ、閉弁状態で、排気後のフロート弁による止水状態を示す図である。 元栓が開けられ、弁が明けられた通水状態を示す図である。 本願発明の第2の実施の形態を示す農業用分水弁の部分断面正面図である。 本願発明の第3の実施の形態に係る農業用分水弁を示し、元栓が締められた通水前の正面図である。 第3の実施例で使用する弁体本体の平面図である。 図6のA−A断面図である。 図6のB−B断面図である。 第3の実施の形態で、元栓が開けられ、閉弁状態で、排気後のフロート弁により止水されている状態を示す図である。 第3の実施の形態で、元栓が開けられ、弁が開けられた通水状態を示す図である。 第3の実施の形態で、上部カバーにより空気孔が閉鎖されている状態を示す図である。 本願発明に係る農業用分水給水システムを示す構成図である。
図面を参照して、本願発明に係る農業用分水弁1の実施の形態について説明する。
まず、図1を参照して本実施形態に係る農業用分水弁(以下単に分水弁)1の全体的な構成について説明する。図1は閉弁状態の分水弁1及びバルブ用ソケット100の通水前の正面図であり、部分的に断面を取って示している。
分水弁1は、大略、フレーム本体2,弁棒14,弁体20,ハンドル98とから構成される。フレーム本体2は、同心円状に上下に配置され,内面にねじが切られた円筒状の小筒部4及び大筒部8と、小筒部4と大筒部8の左右の側面をそれぞれ繋ぐ連結部12とから構成されている。小筒部4にはねじブッシュ6がねじ込まれ、大筒部8にはその上端に短い円筒状の弁座10が取り付けられている。
弁棒14は略全長に渡ってねじが切られている棒状の部材であり、フレーム本体2の小筒部4のねじブッシュ6に螺合して上下動可能に取り付けられる。弁棒14は、上端に取り付けられたハンドル98を回転させて上下動され、ねじブッシュ6の上側の位置で取り付けられたロックナット18を締めることにより、フレーム本体2に対し所望の位置で固定される。弁棒14の下端部の周面には周方向に伸びる所定の幅の溝16が設けられているが、これについては後述する。
次に弁体20について説明する。弁体20は、弁体本体22と,これに取り付けられる上部カバー60及びフロート弁70とを備える。まず、弁体本体22について説明する。
弁体本体22は、上部中央に位置する短い柱上の軸取付部24と、その下方で径方向に広がる水受部38と、これら両者を繋ぐリブ36とから構成される。軸取付部24の上部中央には弁棒14の下端が挿入される盲穴26が形成され、外周からこの盲穴26に通じる径方向のねじ孔28が設けられている。このねじ孔28にねじ30が螺合して、その先端が前述の弁棒14の溝16に入り込み、ナット32を締めることでねじ30は軸取付部24に固定されている。これにより弁体本体22は弁棒14と一体に上下動する。
符号38は軸取付部24の下方で傘状に広がる水受部で、軸取付部24の外周から外側下方へ伸びる円周方向等間隔に設けられたリブ36により軸取付部24と一体となっている。水受部38は中央部40が若干肉厚になっており、その上面側には凹所42が形成され、さらにその中心には後述する空気抜き用の空気孔44が下方へ貫通して設けられている。
なお、この空気孔44の下端側は、中央部40の下面より若干下方へ突出した円環部46となっている。そして、この円環部46の外周側の根元において、中央部40の底面に円環部46に沿って円周溝48が形成され、円周溝48及び円環部46に沿って断面L字型の空気孔用パッキン50が配置される。これについては後述する。
符号54は水受部38の中央部40の上端側から径方向外方へ広がる平面部であり、その外側縁部から外側斜め下方に拡がる斜面部56が形成されている。平面部54の下面側には止水用の弁座パッキン58が配設されているが、これについては後述する。
符号60は、軸取付部24に取り付けられる上部カバーであり、その中心に形成された中心孔62に設けられた雌ねじが軸取付部24の外周に形成された雄ねじに螺合し、その底面が前述のリブ36の上面に当るまで締め付けることにより軸取付部24に固定される。上部カバー60は水平に拡がる平面部64と、その縁部から外側斜め下方へ拡がる短い斜面部66を備えている。全体としてその外径寸法は前述の水受部38より小さい。
弁体本体22にはフロート弁70が取り付けられる。フロート弁70は有底円筒状のバケット72を備え、その上端には外方へ僅かに突出したフランジ74が、またその周壁には周方向等間隔で4つの略矩形の窓孔76が形成されている。また、窓孔76間の周壁の内面には後述するフロート弁体80をガイドするための垂直方向に伸びる凸条78が形成されている。
バケット72の中には水よりも比重が小さい材料で成形されたフロート弁体80が上下動可能に収容されている。フロート弁体80は下端側が上端側より若干径の小さい逆円錐台状をなし、その上端部外周には円周方向に伸びる張出部82が形成され、この張出部82と前述のバケット72内面上の凸条78とによりフロート弁体80の芯出しが行われる。
符号84はバケット72を弁体本体22に取り付けるためのバケット取付部材であり、下側から内径が順に大きくなる小径部86,中径部88,大径部90,及び大径部90より外方へ広がるフランジ92とを備えている。そして、バケット取付部材84は、大径部90の内周に形成された雌ねじを前述の水受部38の中央部40の外周に形成された雄ねじに螺合させることにより、弁体本体22に固定される。この際、バケット72のフランジ74が小径部86によって受け止められ、このフランジ74と、その上側に配置され,空気孔用パッキン50を支持するリング状のパッキン押え52とが、小径部86の上面と水受部38の中央部40の下面との間で挟持され、バケット72及び空気孔用パッキン50が弁体本体22に固定される。
バケット取付部材84のフランジ92は、その上面と弁体本体22の水受部38の平面部54の下面との間で弁座パッキン58を挟持して保持するようになっている。弁座パッキン58の外径はフランジ92の外径より大きく、フランジ92の外周より外方へ突出した部分において、後述するように弁座10に当接して止水するようになっている。
空気孔用パッキン50の下端は、空気孔44の円環部46の下端及びパッキン押え52の下面より若干下方へ突出しており、後述するようにバケット72内で上昇したフロート弁体80の上面がこれに当接して止水するようになっている。
弁体本体22,上部カバー60及びフロート弁70を上述のように組み合わせることで構成された弁体20は、前述の通り弁棒14の下端部に連結されることで分水弁1に取り付けられる。そして、分水弁1は、地面に配置された所定のケーシング(図示せず)内に配置され、フレーム本体2の大筒部8の下側に取り付けられるバルブ用ソケット100を介して給水管(図示せず)に取り付けられる。
次に、図1,2,3を参照して、用水路の元栓を開栓させた場合の給水管内の空気の排出過程及び分水弁1による水の分水方法について説明する。図2は閉弁状態の分水弁1及びバルブ用ソケット100の通水後の正面図、図3は開弁状態の分水弁1及びバルブ用ソケット100の通水後の正面図であり、どちらも部分的に断面を取って示している。なお、図2及び3において水は図示していない。
前年の灌漑用水の使用終了時には分水弁1は閉じられ、図1に示す通り、閉弁状態の分水弁1において、弁座パッキン58が弁座10に当接してこれを閉じ、フロート弁体80はバケット72内で下方に落下していて、弁体20の空気孔44は開いた状態にある。通水前に分水弁1を開くことを要した従来例とは異なり、この状態で給水管の元栓を開くと、給水管内に溜まっている空気が水に押し出され、バルブ用ソケット100,バケット72(の窓孔76),弁体本体22の空気孔44を通ってリブ36の間から外部に徐々に排出されていく。この際、空気の排出に合わせて分水弁1内に水が流入してくるが、前述の通りフロート弁体80は水よりも比重が小さな材料で形成されているため、バケット72内に流れ込んできた水に浮いた状態となる。
フロート弁体80は、前述の通り、分水弁1内の水位の上昇に合わせて上昇し、浮力と水圧によりその上面で空気孔用パッキン50を押圧して、空気孔44を閉じる(図2)。すなわち、分水弁1内の空気が排出された後、何ら操作をしなくともフロート弁体80により空気孔44が自動的に閉じられ、分水弁1の内部と外部を繋ぐ経路が遮断される。これにより、分水弁1を閉弁状態にしたままでも、通水がスムーズに行われる。
給水管内の通水が完了すると、あとは従来の分水弁と同様の方法で分水弁1から分水することが可能である。すなわち、ハンドル98を回して弁体20を上昇させて、弁座10から弁座パッキン58を離すことで、生じた間隙から分水弁1の外部へ水が流れ出る(図3)。このとき、フロート弁体80は、水圧によって弁体本体22の上昇動作に追従し、水面から上がってしまうまで空気孔用パッキン50を押圧し続ける。
給水を停止するときはハンドル98を逆回転させて弁座パッキン58を弁座10に押し当てた状態とし、前述の通りロックナット18で弁棒14の位置を固定すればよい。ロックナット18で弁棒14を固定することにより、弁体20に掛かる水圧で弁棒14が回転し、上下動してしまうのを防ぐことができる。
上述の通り、かかる構成においては分水弁1の閉弁時においても給水管内の空気を排気するための経路が確保されている。そのため、給水管の利用再開に際し、排気のための経路の確保を目的として、元栓の開栓前に予め分水弁1を開いておくといった事前準備が不要となる。また、排気の完了後、水圧によりフロート弁体80が自動的に空気孔44を閉じるため、通水後に手動で分水弁1を閉じる必要がなくなる。
なお、空気の排出完了と空気孔44の閉口にはタイムラグがあるため、その間に空気孔44を通過した水が分水弁1の外部に流出するという問題が生じ得る。また、フロート弁体80が、空気孔用パッキン50等の間において、水と一緒に流されてきたゴミ等を咬んでしまい、その隙間から水が分水弁1の外に飛び出し、最悪の場合、畦を崩す等の問題を生じ得る。しかし、本実施形態においては空気孔44の上方に上部カバー60を設けたため、空気孔44から飛び出した水がこれにぶつかり、上方への水の飛散を抑えることができる。これにより、空気孔44からの飛び出した水が分水弁1を囲うケーシングを超えて流出すること防ぐことができる。
本実施形態において空気孔44は弁体本体22の中央に設けられているが、弁体本体22のうち弁座10との当接位置よりも内側に設けられていれば良く、例えば、弁体本体22の中心からオフセットされた位置に設けられても良い。
また、フロート弁体80や空気孔44の形状は本実施形態のものに限定されず、種々の形状を取り得る。とりわけ、フロート弁体80は空気孔44を閉じることができればよく、より厚みの薄い形状や球状であってもよい。
次に本願発明の第2の実施の形態について図4を参照して説明する。図4は図1に対応する図で、閉弁状態の分水栓を示す要部正面図であり、部分的に断面で示すと共に、ハンドル、弁棒の上部、ソケットの下部を省略している。この実施の形態に係る分水弁101は、その構成は殆ど前述の第1の実施の形態と同じであるので、同じ部材には同じ符合を使用して説明する。
すなわちこの分水弁101は、フレーム本体2と、弁棒14と、弁体20と、ハンドル(図示せず)を備え、フレーム本体の大筒部8の上端開口部には弁座10が取付けられている。弁体120は弁体本体122と、上部カバー60と、バケット72とフロート弁体80とからなるフロート弁70を備えている。
この実施の形態での特徴は、空気孔144の大きさである。すなわちこの実施の形態でも弁体本体122の水受部138の中央部140の上面側に凹所142が形成され、その凹所142の中央に空気孔144が形成されているが、その径の寸法は第1の実施の形態での空気孔44の径に比して大幅に小さくなっている。すなわち、その空気孔144の径はソケット100或いは大筒部8の内径に比してきわめて小さくなっており、空気がソケット100或いは大筒部8の下部からこの空気孔144を通過する際に大幅に絞られ、その絞り効果により、給水管の上流側からこの分水弁101が設置されている位置へ向かって流れ、この分水弁101の大筒部8内へ流れ込もうとする水の流速を抑える効果をもたらす。これによりフロート弁体80が上昇する速度がゆっくりとなり、空気孔用パッキン50に衝突する際の衝撃がきわめて小さくなり、フロート弁70等の損傷を防止できる。
次に本願発明の第3の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、上部カバー60が弁体本体22へきつく一体的に取り付けられ、その状態で両者の間に空気抜きのための通路を確保しているのに対して、この実施の形態では、通常は上部カバーを弁体本体から離れた位置に保持して両者の間に空気抜きのための通路を確保した状態とする一方で、必要に応じて上部カバーを下げてその空気抜きの通路を閉じることができるようになっている。
図5は第1の実施の形態における図1に対応する図であり、前年の使用終了後に灌漑用水の元栓が閉じられている時の状態である。この第3の実施の形態においては弁体の弁体本体と上部カバー以外の部材については若干の形状の違いはあるが、第1の実施の形態におけるそれぞれに対応する部材と同じ構成であるので、それらについては同じ符合を使用して詳細な説明は省略する。
分水弁301は、第1の実施の形態と同様に、大略、フレーム本体2,弁棒14,弁体320,ハンドル98とから構成される。フレーム本体2は、第1の実施の形態でのそれとほぼ同じ形状であり、円筒状の弁座10が取り付けられている。弁棒14はフレーム本体2に対して上下動可能に取り付けられ、ハンドル98を用いて回転、上下動され、ロックナット18で所望の位置に固定される。
次に弁体320について説明する。弁体320は、弁体本体322と,これに取り付けられる上部カバー360及びフロート弁370とを備える。まず、弁体本体322について説明する。
図6は弁体本体322の平面図、図7,8は図6のそれぞれA−A、B−B断面図である。弁体本体322は、上部中央に位置する短い柱状の軸取付部324と、その下方で径方向に広がる水受部338と、これら両者を繋ぐリブ336とから構成される。軸取付部324の上部中央に盲穴326が形成され、外周からこの盲穴326に通じる径方向のねじ孔328が設けられ、そこに螺合されるネジ330(図5)により弁棒14が取付けられて一体的に上下動することは第1の実施の形態と同じである。
符号338は軸取付部324の下方で傘状に広がる水受部で、軸取付部324の外周から外側へ伸びる円周方向等間隔に設けられたリブ336により軸取付部24と一体となっている。水受部338の中央部340(図7,8)は他の箇所に比して厚くなっており、その上面側には凹所342(図7)が形成され、さらにその凹所342の底の中心に空気孔344が下方へ貫通して設けられている。この空気孔344の下端側は第1の実施の形態と同じような構成となっていて、空気孔344の周囲に円周溝348が形成され、断面L字型の空気孔用パッキン350が取り付けられている(図5)。
第1の実施の形態では、中央部40の周囲に広がる平面部54は均一な厚みとなっていたが、本実施の形態での平面部354では、その内周側すなわち凹所342の周囲の所定の幅の範囲はその外側の部分より高くなって、凹所342の周囲を囲む、上側に盛り上がった弁座部355を形成している。平面部354の外側縁部から外側斜め下方に拡がる斜面部356が形成されていることは同じである。平面部354の下面側には止水用の弁座パッキン58が配設されている(図5)。
図5において符合360は上部カバーであり、その概略の形状と、ネジ結合で弁体本体322の軸取付け部324への取付けることは第1の実施の形態と同じであるが、その外周の上面側に円周方向所定の間隔で上に盛り上がった摘み部361が設けられている。そして、その摘み部361のうちの一つに縦方向のメネジ362が摘み部361を貫通して形成され、それに頭が蝶形の調節ボルト363が螺合して上下に伸びて取付けられている。そして図示のとおり、上部カバー360の中央部の、内周に前述した弁体本体322の軸取付け部324の外周のオネジに螺合するメネジが形成された軸部364の上端が、弁棒14を軸取付け部324に取り付けているネジ330或いはそれを固定しているナット332に当たり、一方で調節ボルト363の下端が弁体本体322の平面部354に当たり、上部カバー360を図示の位置に固定している。すなわち上部カバー360は、弁体本体322との間に空気孔344を介しての空気の排出に必要な間隔を維持して固定されている。
弁体本体322にはフロート弁370が取り付けられているが、このフロート弁370は、各部材の形状は第1の実施の形態のそれと若干異なるが、その構成、動作の仕方は同じであるので説明は省略する。
図5は前述のとおり、前年に灌漑用水の使用が終了して灌漑用水の元栓が閉じられた状態で、弁棒14が所定量だけ下方へ降りて弁体本体324に取り付けられたパッキン358が弁座10に着座している。フロート弁370は開いている。また、弁体本体322と上部カバー360との間には空気の通路となる隙間が確保されている。
図5の状態で灌漑の元栓が開かれると、第1の実施の形態で説明したとおり、配管内に水が流入してきて、配管内に存在した空気を排出し、フロート弁370のフロート弁体380を空気孔用パッキン350に押し当てて、水の流出を防止する(図9)。そして灌漑用水を使用する場合にはハンドル98を操作して弁体320を上昇させ、弁座10を開く(図10)。フロート弁体380は落下して空気孔用パッキンによる空気の流れる通路を開放する。いずれの場合でも弁体本体322と上部カバー360との位置関係にはかわりはない。
ところで、灌漑用水の給水を開始するために元栓を開くと前述のとおりは配管内に流入してくる水によっては配管内に溜まっていた空気が排気され、フロート弁370により止水されるが、その際、例えばゴミの噛み込み、或いは空気孔用パッキン或いはフロート弁の不良により止水が完全に行われなず、漏水状態となる場合が起こり得る。その場合には図11に示すとおり、調整ボルト363を回して上部カバー360に対して上方へ移動させる。すると上部カバー360は下方への移動が可能となる。そこで摘み部361を利用して上部カバー360を弁体本体322の軸取付け部324に対して回転させ、下降させる。そして平らな底面360aを弁体本体322の弁座部355に圧接させて止水することができる。ゴミの噛み込み或いは必要な部品のメンテナンス、交換などは、図10に示す灌漑用水を使用している間に適宜部品を取外すなどして行うことができる。なお、この第3の実施の形態で採用した構成は、勿論第2の実施の形態での分水弁にも採用可能である。
図12は上記の分水弁1或いは101を使用した分水給水システム200の構成を示す図である。201−1〜201−16はこのシステムによってそれぞれ分水給水される圃場である。符合203は給水タンクであり、この給水タンク203から給水管(パイプライン)205を介して水が各圃場へ給水されるようになっている。給水管205にはそれぞれの圃場に分水給水するための分水弁1が取付けられているが、この給水管205の末端側に取り付けられる分水弁は上記で第2の実施の形態として説明した分水弁101である。図中207は仕切り弁、209,211は給水管205内の泥を排出するための排泥弁である。
ここで仕切り弁207を開くと、タンク203から水は給水管205を通って流れ、各圃場に対応して設置された分水弁1を介して給水管205内の空気を排気し、それぞれの空気孔44をフロート弁体80で順次閉じて止水しながら給水管の末端側へ流れていく。この時、上流側の分水弁1が設置された位置においては、水は分水栓1内へのみ集中して流れ込むことは無く、さらに下流側へ流れる分もあるために、分水弁1内へ流れ込む水の流速すなわち勢いはそんなには強くは無く、フロート弁体80が上昇して空気孔44を閉じるときの衝撃はそんなに大きくはならない。しかし、末端の圃場201−8、201−16に対して設置した分水弁の場合は、流れてきた水が集中してこの分水弁の中へ流れ込み、さらには給水管205の末端での水撃も影響して、ここにも上流側に設置したのと同じ分水弁1を設置した場合、そのフロート弁体80の上昇速度はきわめて大きくなり、それが空気孔用パッキン50に衝突する際の衝撃はきわめて大きくなる。
そこで、このシステム200では、給水管205の末端に設置される分水弁としては前述の第2の実施の形態にかかる分水弁101を使用した。これにより、前述のとおり小さな空気孔144の絞り効果により分水弁101内へ流れ込む水の流速は大幅に小さくなり、空気孔144をフロート弁体80が閉じる際の衝撃が大幅に緩和されることとなる一方で、システム全体としては急速な排気を実現できる。なお、必要有る場合には、末端側の2個或いはそれ以上適宜な数だけ第2の実施の形態にかかる分水弁101を使用するようにしてもよい。また、分水弁の空気孔の径を、上流側から、或いは上流側の途中から下流側すなわち末端に向かって次第に小さくなるようにしてもよい。なお、上記のような問題が生じない場合には、すべて空気孔の寸法が同じ分水栓を使用できることは勿論である。
1:分水弁 14:弁棒 20:弁体 22:弁体本体 44:空気孔 50:空気孔用パッキン 58:弁座パッキン 60:上部カバー 70:フロート弁 72:バケット 80:フロート弁体 84:バケット取付部材 98:ハンドル 100:バルブ用ソケット

Claims (13)

  1. 下部において給水管に接続され、上部開口部に弁座を備えるフレーム本体と、該フレーム本体に対して上下動可能に取り付けられた弁棒と、該弁棒の下端に取り付けられ,前記フレーム本体の前記弁座を開閉する弁体とを備える農業用分水弁において、前記弁体は、上下方向に貫通する空気孔を備える弁体本体と、水よりも比重が小さい材料からなりかつ前記空気孔を開閉可能なフロート弁体を備え,前記弁体本体の下方に取り付けられるフロート弁とを備えることを特徴とする、農業用分水弁。
  2. 請求項1に記載の農業用分水弁において、前記空気孔の径は、前記フレーム本体の下部の内径に比して大幅に小さくされ、排気時において、前記フレーム本体の下部内部から前記空気孔を通る空気が大幅に絞られ、前記フレーム本体の下部内へ流れ込む水の流速を低減できることを特徴とする、農業用分水弁。
  3. 請求項1又は2に記載の農業用分水弁において、前記弁体はさらに、前記弁体本体の前記空気孔の上方に位置する上部カバーを備えることを特徴とする、農業用分水弁。
  4. 請求項3記載の農業用分水弁において、前記上部カバーは、前記弁体本体に対して、該弁体本体との間に所望の間隔を形成する開放位置と、前記弁体本体に当接し、前記空気孔を介しての流体の流れを阻止する閉鎖位置との間で上下動可能であることを特徴とする、農業用分水弁。
  5. 請求項4記載の農業用分水弁において、前記閉鎖位置において、前記上部カバーの下面が、前記弁体本体の上面で前記空気孔の周囲に形成された弁座部に当接して該弁座部を閉鎖することを特徴とする、農業用分水弁。
  6. 請求項4または5に記載の農業用分水弁において、前記上部カバーは前記弁体本体に上下動可能に取付けられていることを特徴とする、農業用分水弁。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1に記載の農業用分水弁において、前記上部カバーを前記開放位置に固定して保持する固定手段を備えていることを特徴とする、農業用分水弁。
  8. 請求項7記載の農業用分水弁において、前記固定手段は、前記上部カバーに相対移動可能に取り付けられた調整部材を備え、該調整部材を操作することにより、前記カバー部材の前記開放位置から閉鎖位置への移動を許容することを特徴とする、農業用分水弁。
  9. 請求項8記載の農業尾用分水弁において、前記調整部材は前記上部カバーに形成されたメネジに螺合し、前記上部カバーを貫いて延びる調整ボルトであることを特徴とする、農業用分水弁。
  10. 請求項9記載の農業用分水弁において、前記開放位置において、前記調整ボルトの下端は前記弁体本体の上面に当接し、前記上部カバーはその上面側において前記弁体本体或いは前記弁体本体に取り付けられた部材に当接していることを特徴とする、農業用分水弁。
  11. 給水管に、分水給水される各圃場に対応して順次分水弁を取付けてなる農業用分水システムにおいて、前記分水栓は、下部において給水管に接続され、上部開口部に弁座を備えるフレーム本体と、該フレーム本体に対して上下動可能に取り付けられた弁棒と、該弁棒の下端に取り付けられ,前記フレーム本体の前記弁座を開閉する弁体とを備える農業用分水弁であり、前記弁体は、上下方向に貫通する空気孔を備える弁体本体と、水よりも比重が小さい材料からなりかつ前記空気孔を開閉可能なフロート弁体を備え,前記弁体本体の下方に取り付けられるフロート弁とを備えていることを特徴とする、農業用分水システム。
  12. 請求項11記載の農業用分水システムにおいて、前記給水管の最も下流側に取付けられる分水弁の空気孔は、該最も下流側に取付けられる分水弁より上流側に取付けられる分水弁の空気孔より小さく形成されていることを特徴とする、農業用分水システム。
  13. 請求項11記載の農業用分水システムにおいて、前記分水弁の前記空気孔は、前記給水管の上流側から下流側に向かうにつれて次第に小さくなるように形成されていることを特徴とする、農業用分水システム。
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