JP2014011600A - マイクロホン - Google Patents

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【課題】特定の方向に関してのみ狭指向性であるマイクロホンを得る。
【解決手段】一線上に間隔をおいて配列された複数のマイクロホンユニット1〜7を有し、各マイクロホンユニット1〜7の出力端子は並列に接続され、各マイクロホンユニット1〜7の前部音響端子13〜73はマイクロホンユニット1〜7の配列方向の同一面内にあり、マイクロホンユニット1〜7の配列方向に関して斜め方向からの音波に対して一つのマイクロホンユニットの出力に対し他のマイクロホンユニットが減衰器として働き、マイクロホンユニット1〜7の配列方向に関して狭指向性である。
【選択図】図1

Description

本発明は、特定の方向に関してのみ狭指向性とすることができるマイクロホンに関するものである。
マイクロホンの指向性を狭指向性にするために、複数のマイクロホンユニットを使用したマイクロホンアレイがある。このマイクロホンアレイは、各マイクロホンユニットの出力を信号処理して合成することにより狭指向性を得るものである。コンデンサマイクロホンユニットを用いたマイクロホンアレイは、各マイクロホンユニットにインピーダンス変換器を接続し、インピーダンス変換器の出力信号を合成している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載のマイクロホンアレイは、各マイクロホンユニットを音源方向に向けて配置するとともに、音波を受けて振動する振動板の位置を同一平面上に配置し、かつ、各マイクロホンユニットを直線上に配置している。そして、各マイクロホンユニットを直列に接続し各マイクロホンユニットの出力を加算することにより狭指向性を得ている。
複数のマイクロホンユニットを直列に接続した例として特許文献2記載のコンデンサマイクロホンがある。特許文献2記載のコンデンサマイクロホンは、複数のコンデンサマイクロホンユニットの出力端を直列に接続することにより、指向周波数応答を高域まで優れたものとし、かつ、感度を高めることすなわち出力レベルを高めるものである。
特許文献1および特許文献2記載の発明はいずれも各マイクロホンユニットにインピーダンス変換器を接続してその出力を直列に接続する必要があるとともに、各マイクロホンユニットのインピーダンス変換器の出力信号を加算する加算回路が必要である。
本出願人はまた、複数のコンデンサマイクロホンユニットを用いたマイクロホンにおいて、マイクロホンユニットごとにインピーダンス変換器を接続する必要のないものも提案した。特許文献3記載の発明がそれで、複数のコンデンサマイクロホンユニットの振動板を同一平面内に配置するとともに、各マイクロホンユニットの出力端子を並列に接続して一つのインピーダンス変換器に接続したものである。特許文献3記載のコンデンサマイクロホンによれば、各マイクロホンユニットが並列に接続されているため、出力レベルは一つのマイクロホンユニットの出力レベルと変わらない。しかし、実質的に振動板の有効面積が拡大されるため、個々のマイクロホンユニットの指向性と同じ指向性が保たれたまま、良好な信号対雑音比(S/N比)を得ることができる。
マイクロホンの使用態様ないしは使用環境は多種多様である。例えば、会議で使用されるマイクロホンを想定すると、机上に設置されたマイクロホンで収音する範囲は水平面に沿って広がった範囲のみでよい。垂直方向に広がった範囲から収音すると、例えば空調音や机上の書類が擦れ合う音などの騒音を収音することになるから、垂直方向に広がった範囲からの音は集音しないことが望ましい。すなわち、用途によっては、一方向例えば水平方向の面内における音源からの音は収音し、上記一方向に直交する方向例えば垂直方向の面内における音源からの音は収音しない、というように、方向によって指向性が異なるマイクロホンが望まれる。さらに付言すれば、一方向における指向性は単一指向性または無指向性、上記の方向に直交する方向の指向性は狭指向性というように、特定の方向に関してのみ狭指向性であるマイクロホンの実現が望まれる。
特開2012−39211号公報 特開2011−10046号公報 特開2006−5710号公報
本発明は、上に述べたような、特定の方向に関してのみ狭指向性であるマイクロホンを提供することを目的とする。
本発明に係るマイクロホンは、
一線上に間隔をおいて配列された複数のコンデンサマイクロホンユニットを有し、
上記各マイクロホンユニットの出力端子は並列に接続されてインピーダンス変換器の入力端子に接続され、
上記各マイクロホンユニットの前部音響端子は上記マイクロホンユニットの配列方向の同一面内にあり、
上記マイクロホンユニットの配列方向に関して斜め方向からの音波に対して一つのマイクロホンユニットの出力に対し他のマイクロホンユニットが減衰器として働き、
上記マイクロホンユニットの配列方向に関して狭指向性であることを最も主要な特徴とする。
本発明に係るマイクロホンの別の構成は、
一線上に間隔をおいて配列された複数のダイナミックマイクロホンユニットを有し、
上記各マイクロホンユニットの出力端子は並列に接続され、
上記各マイクロホンユニットの前部音響端子は上記マイクロホンユニットの配列方向の同一面内にあり、
上記マイクロホンユニットの配列方向に関して斜め方向からの音波に対して一つのマイクロホンユニットの出力に対し他のマイクロホンユニットが減衰器として働き、
上記マイクロホンユニットの配列方向に関して狭指向性であることを特徴とする。
マイクロホンユニットの配列方向に関して斜め方向からの音波に対しては各マイクロホンユニットの出力信号に位相差が生じ、一つのマイクロホンユニットの出力に対し他のマイクロホンユニットが減衰器として働くため、斜め方向からの音波の集音レベルは低くなる。正面方向からの音波に対しては各マイクロホンユニットの出力信号の位相はほぼ同じである。よって、マイクロホンユニットの配列方向に関しては狭指向性となる。マイクロホンユニットの配列方向に対して直交する方向に関する指向性は各マイクロホンユニットの指向性と同じになる。
本発明に係るマイクロホンの一実施例を示す従断面図である。 上記実施例の出力回路を等価的に示す回路図である。 上記実施例におけるマイクロホンユニット単体の指向特性を示すグラフである。 上記実施例におけるマイクロホンユニット単体の指向周波数特性を示すグラフである。 上記実施例の水平面内内における指向特性を示すグラフである。 上記実施例の水平面内内における指向周波数特性を示すグラフである。 上記実施例の垂直面内内における指向特性を示すグラフである。 上記実施例の垂直面内内における指向周波数特性を示すグラフである。 本発明に係るマイクロホンの別の実施例の出力部を示す回路図である。 上記別の実施例の出力部を等価的に示す回路図である。 本発明に係るマイクロホンのさらに別の実施例を概略的に示す模式図である。
以下、本発明に係るマイクロホンの実施例について図面を参照しながら説明する。
マイクロホンユニットとしてコンデンサマイクロホンユニットを用いた第1実施例について説明する。図1において、符号1〜7はそれぞれコンデンサマイクロホンユニットを示しており、共通仕様の7個のコンデンサマイクロホンユニット1〜7が一直線上に配置されている。個々のコンデンサマイクロホンユニット1〜7の指向特性は単一指向性である。
各マイクロホンユニット1〜7は、ユニットケース12〜72と、このユニットケース12〜72に内蔵されたマイクロホンエレメント11〜71を備えることによって構成されている。各マイクロホンエレメント11〜71はコンデンサ型のマイクロホンエレメントで、音波を受けて振動する振動板と、この振動板に微小な間隔をおいて対向配置された固定極を有してなる。上記振動板と固定極によりコンデンサを構成していて、振動板が音波を受けて振動すると上記コンデンサの容量が変化し、電気信号として出力されるようになっている。
各ユニットケース12〜72は、後端部が支持板8に嵌め込まれることによって支持板8に固定されている。支持板8は縦方向に長い板で、支持板8の長さ方向に、したがって垂直方向に、各ユニットケース12〜72が間隔をおいて直線上に配列されている。各マイクロホンユニット1〜7の前部音響端子13〜73は、その配列方向すなわち垂直方向の同一面内にある。
図1に示す実施例では、垂直方向に配列された7個のコンデンサマイクロホンユニット1〜7は、中央のマイクロホンユニット1を中心にしてこのマイクロホンユニット1から遠ざかるにしたがって相互間隔が大きくなっている。また、中央のマイクロホンユニット1を中心にして垂直方向に対称にマイクロホンユニット2〜7が配置されている。なお、各マイクロホンユニットの相互間隔を異ならせるか否かは任意で、各マイクロホンユニットを等間隔に配置してもよい。
支持板8の背面側(図1において右面側)には各マイクロホンユニット1〜7の出力端子14〜74が突出しており、各出力端子14〜74はケーブル16で接続されている。支持板8の背面側には、カバー9が被せられ、カバー9は各出力端子14〜74を覆っている。支持板8とカバー9でベース10を構成している。ベース10は導電材からなり、ベース10と各コンデンサマイクロホンユニット1〜7のユニットケース12〜72が導通している。
カバー9の外側面には、負側の出力端子19と、この出力端子19に絶縁材を介して囲まれた正側の出力端子18が設けられている。負側の出力端子19はベース10および各ユニットケース12〜72と導通してアース端子として機能している。正側の出力端子18にはケーブル16が接続されている。このようにして、各コンデンサマイクロホンユニット1〜7は、前記振動板と固定極からなるコンデンサが互いに並列に接続され、この並列接続されたコンデンサの両端子から信号が出力されるように接続されている。
正負の出力端子18,19の後段に図示されないインピーダンス変換器が接続され、インピーダンス変換後にマイクロホンとしての信号が出力される。なお、例えば、ベース10内にインピーダンス変換器を組み込み、各マイクロホンユニット1〜7の並列出力を上記インピーダンス変換器に入力し、インピーダンス変換した後に出力端子18,19から信号を出力するように構成してもよい。
以上説明した第1実施例において、各マイクロホンユニット1〜7の正面から、各マイクロホンユニット1〜7の収音軸に沿って音波Pが入ってきたとする。共通仕様の各マイクロホンユニット1〜7に同一条件のもとに音波Pが入るため、各マイクロホンユニット1〜7は音波Pを電気音響変換して同一位相で同じ出力レベルの信号を出力する。
個々のマイクロホンユニット1〜7単体の指向特性は、図3に示すように単一指向性であってカージオイド曲線を描いている。このマイクロホンユニット単体の単一指向性は、収音軸を中心として水平方向にも垂直方向にも変わりがない。図4はマイクロホンユニット1〜7単体の指向周波数特性を示すもので、収音軸に対する音源の方向をそれぞれ0度、90度、180度、135度に切り替え、周波数に対する出力レベルの変化を測定した。太い実線は上記0度、細い実線は180度、中間の太さの実線は90度、破線は135度の指向周波数特性を示す。図4からもわかるように、0度での出力レベルが高く、180度、135度でのレベルは落ち込んでいるので、図3に示す単一指向性であることがわかる。
図5は、上記第1実施例において、各マイクロホンユニット1〜7の配列方向である垂直方向に対して直交する方向すなわち水平方向の指向特性を示している。また、図6は、上記第1実施例における水平方向の指向周波数特性を示す。図5を図3と対比し、図6を図4と対比すると、それほど大きな違いがなく、単一指向性になっている。その理由は、水平方向からの音波に対して各マイクロホンユニット1〜7はほぼ同一の条件のもとに動作するため、各マイクロホンユニット1〜7からはほぼ同一の位相で並列出力されることによる。すなわち、各マイクロホンユニット1〜7の出力回路は並列接続されているため、出力レベルは個々のマイクロホンユニット1〜7の出力レベルとほぼ同じであり、個々のマイクロホンユニット1〜7の出力が位相差によって変動する度合いも少ないからである。
図7は、上記第1実施例において、各マイクロホンユニット1〜7の配列方向である垂直方向の指向特性を示し、図8は、上記第1実施例において、垂直方向の指向周波数特性を示している。図7に示すグラフの角度を表す数値は、各マイクロホンユニット1〜7の収音軸方向に対する垂直方向の角度を表している。図7からわかるように、垂直方向の指向特性は狭い範囲に限定され、収音軸方向に対して音源方向が垂直方向に傾くと急速に出力レベルが減衰する。すなわち、各マイクロホンユニット1〜7の配列方向である垂直方向については狭指向性であることが分かる。垂直方向については狭指向性であることは図8に示す指向周波数特性からも明らかで、太い実線で示す0度の出力レベルは図4、図6に示すものとほとんど変わりがないのに対し、90度、180度、135度の出力レベルの落ち込みが顕著である。
第1実施例において、各マイクロホンユニット1〜7の配列方向である垂直方向に関して狭指向性となる理由は以下のとおりである。個々のマイクロホンユニット1〜7の収音軸に対し垂直方向に角度を持った音源から音波が入る場合を想定する。垂直方向の斜めから音波が入ると、個々のマイクロホンユニット1〜7の音響端子に到達する音波に時間差が生じ、各マイクロホンユニット1〜7の出力信号の位相が互いにずれる。したがって、一つのマイクロホンユニットの出力信号と他のマイクロホンユニットの出力信号とが位相差によって打ち消し合い、並列接続されたマイクロホンユニット1〜7全体としての信号レベルは極端に低下する。
図2は、第1実施例において、各マイクロホンユニット1〜7の配列方向である垂直方向に関して狭指向性となる理由を等価回路で示すもので、上に述べたように垂直方向の斜めから音波が入る場合を示している。図2において、符号Pは音圧を、C1は一つのマイクロホンユニットの振動板と固定極で構成されるコンデンサの容量を、C2〜C5は他のマイクロホンユニットの振動板と固定極で構成されるコンデンサの容量をそれぞれ示している。マイクロホンユニットのC2〜C5は並列に接続されてインピーダンスが低くなっており、この低インピーダンスが一つのマイクロホンユニットの容量C1に対しては負荷となるため、出力端子18,19からの出力信号レベルは極端に低下する。換言すれば、上記一つのマイクロホンユニットに対して他のマイクロホンユニットが減衰器として働く。
次に、マイクロホンユニットをダイナミックマイクロホンユニットとした第2実施例について説明する。ダイナミックマイクロホンユニットは、磁気ギャップ内に配置されたボイスコイルの両端から電気音響変換された音声信号が出力される。本発明の第2実施例では、図9に示すように、複数のダイナミックマイクロホンユニットのボイスコイル81〜85が並列接続されて出力端子から出力されるようになっている。各マイクロホンユニットは一線上に間隔をおいて配列され、各マイクロホンユニットの前部音響端子はマイクロホンユニットの配列方向の同一面内にある。各マイクロホンユニットの具体的な取り付け構造は図示していないが、例えば、図1に示す第1実施例におけるマイクロホンユニットの取り付け構造と同じ構造を採用してもよい。
第2実施例において、各マイクロホンユニットの配列方向に関しては狭指向性となり、各マイクロホンユニットの配列方向に対し直交する方向に関しては個々のマイクロホンユニットの指向性と同じ指向性になる。各マイクロホンユニットの配列方向に関する指向性と上記配列方向に直交する方向に関する指向性が異なる理由は、第1実施例について説明した理由と同じである。すなわち、マイクロホンユニットの配列方向に関して斜め方向からの音波に対しては、一つのマイクロホンユニットの出力に対し他のマイクロホンユニットが減衰器として働き、マイクロホンユニットの配列方向に関しては狭指向性となる。
第2実施例において、各マイクロホンユニットの配列方向に関して狭指向性となる場合の電気的な等価回路を図10に示す。図10において、符号Pは音圧を、R1は一つのマイクロホンユニットのボイスコイルの抵抗を、R2〜R5は他のマイクロホンユニットのボイスコイルの抵抗をそれぞれ示している。図10に示すように、音圧Pによって動作している一つのマイクロホンユニットのボイスコイルに対して、他のマイクロホンユニットのボイスコイルの抵抗R2〜R5が並列に接続されて抵抗値が低くなっている。したがって、この低抵抗値が上記一つのマイクロホンユニットのボイスコイルに対して大きな負荷となって減衰器として働き、出力端子からの出力信号レベルは極端に低下する。
各マイクロホンユニットは、その配列方向に対して直交する方向からの音波に対してはほぼ同一の条件のもとに動作するため、各マイクロホンユニットからはほぼ同一の位相で並列出力され、個々のマイクロホンユニットの出力レベルと同じ出力レベルで出力される。
第1実施例、第2実施例は、複数のマイクロホンユニットを一直線上に配列した構成になっていたが、第3実施例では、前方の一点を中心として円弧を描いた一線上に複数のマイクロホンユニットを配列している。図11は第3実施例を模式的に示しており、一点100を中心として円弧を描いた一線110上に、複数のマイクロホンユニットを、間隔をおいて配列している。マイクロホンユニットの形式は任意であるが、図11に示す第3実施例では、図1に示す第1実施例で用いているコンデンサマイクロホンユニットと同様のコンデンサマイクロホンユニット1〜7を用いている。
コンデンサマイクロホンユニット1〜7の構造、コンデンサマイクロホンユニット1〜7のベースへの取り付け構造などは、図1に示す第1実施例と同様の構造とすることができる。複数のマイクロホンユニット1〜7の配列態様が円弧を描いた一線上に配列されていることが第1実施例と異なる。したがって、各マイクロホンユニット1〜7の前部音響端子は、円弧状の一線110を含む各マイクロホンユニット1〜7の配列方向の同一面内にある。
第3の実施例においても、複数のマイクロホンユニットの配列方向に関しては狭指向性、上記配列方向に対し直交する方向に関しては個々のマイクロホンユニットの指向性と同じ指向性を得ることができる。
以上、各実施例において、複数のマイクロホンユニットが垂直方向に配列されていることを想定して説明したが、用途によっては、複数のマイクロホンユニットが水平方向に配列されているものであってもよい。したがって、一般的にいえば、一線上に間隔をおいて配列された複数のマイクロホンユニットを有し、各マイクロホンユニットの出力端子は並列に接続されていればよい。マイクロホンユニットの配列方向に関しては狭指向性、上記配列方向に直交する方向に関しては個々のマイクロホンユニットの指向性と同じになる。用途に応じて、マイクロホンユニットの配列方向を垂直方向とし、または水平方向とするというように、使用時のマイクロホンの姿勢を変えればよい。
個々のマイクロホンユニットの指向性は単一指向性に限らない。無指向性、さらには双指向性であってもよい。マイクロホンユニットの配列方向に関しては、個々のマイクロホンユニットの指向性に関わりなく狭指向性になるが、マイクロホンユニットの配列方向に対し直交する方向の指向性は個々のマイクロホンユニットの指向性と同じ指向性になる。したがって、個々のマイクロホンユニットの指向性が無指向性であれば、マイクロホンユニットの配列方向に対し直交する方向の指向性は無指向性になる。
本発明に係るマイクロホンは、従来の単なる狭指向性のマイクロホンと異なり、一方向に関しては狭指向性で、一方向に直交する方向に関しては個々のマイクロホンユニットの指向性であること、例えば単一指向性や無指向性であることが望まれる用途に好適である。したがって、例えば、周囲の話者の音声は良好に拾うことができ、上下方向から入ろうとする空調音や机上の騒音などは拾わないことが望ましい会議用のマイクロホンとして好適である。その他、本発明の特徴を活かした新たな用途が生まれることも考えられる。
8 支持板
10 ベース
1〜7 コンデンサマイクロホンユニット
11〜71 マイクロホンエレメント
12〜72 ユニットケース
13〜73 前部音響端子
14〜54 出力端子

Claims (6)

  1. 一線上に間隔をおいて配列された複数のコンデンサマイクロホンユニットを有し、
    上記各マイクロホンユニットの出力端子は並列に接続されてインピーダンス変換器の入力端子に接続され、
    上記各マイクロホンユニットの前部音響端子は上記マイクロホンユニットの配列方向の同一面内にあり、
    上記マイクロホンユニットの配列方向に関して斜め方向からの音波に対して一つのマイクロホンユニットの出力に対し他のマイクロホンユニットが減衰器として働き、
    上記マイクロホンユニットの配列方向に関して狭指向性であるマイクロホン。
  2. 一線上に間隔をおいて配列された複数のダイナミックマイクロホンユニットを有し、
    上記各マイクロホンユニットの出力端子は並列に接続され、
    上記各マイクロホンユニットの前部音響端子は上記マイクロホンユニットの配列方向の同一面内にあり、
    上記マイクロホンユニットの配列方向に関して斜め方向からの音波に対して一つのマイクロホンユニットの出力に対し他のマイクロホンユニットが減衰器として働き、
    上記マイクロホンユニットの配列方向に関して狭指向性であるマイクロホン。
  3. 各マイクロホンユニットは単一指向性であり、マイクロホンユニットの配列方向に対して直交する方向に関しては単一指向性である請求項1または2記載のマイクロホン。
  4. 各マイクロホンユニットは無指向性であり、マイクロホンユニットの配列方向に対して直交する方向に関しては無指向性である請求項1または2記載のマイクロホン。
  5. 複数のマイクロホンユニットは、マイクロホンユニットの配列方向中心位置のマイクロホンユニットを中心にしてその両側の対称位置に配置されている請求項1乃至4の何れかに記載のマイクロホン。
  6. 複数のマイクロホンユニットは円弧を描く一線上にあり、各マイクロホンユニットの前部音響端子は上記一線を含む面内にある請求項1乃至5の何れかに記載のマイクロホン。
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