JP2014010671A - タッチスクリーン、タッチパネル及びそれを備える表示装置 - Google Patents

タッチスクリーン、タッチパネル及びそれを備える表示装置 Download PDF

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岳 大野
Naoki Nakagawa
直紀 中川
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成一郎 森
Takashi Miyayama
隆 宮山
Takuji Imamura
卓司 今村
Tatsuya Nakamura
達也 中村
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Abstract

【課題】検出用配線の寄生容量の影響を抑制し、タッチ座標の検出精度が高いタッチスクリーンを得る。
【解決手段】ベース基板上に、複数の検出用行配線2と複数の検出用列配線3とを層間絶縁膜を介して立体的に交差して配設された検出エリア11と、外部回路と接続可能な端子10と、検出用行配線2および検出用列配線3と端子10とを電気的に接続する複数の引き出し配線8、9と、を有するタッチスクリーン1であって、検出エリア11の周辺部の検出用行配線2の幅が中央部の検出用行配線2の幅より小さく構成された検出用行配線2と、検出エリア11の周辺部の検出用列配線3の幅が中央部の検出用列配線3の幅より小さく構成された検出用列配線3と、のいずれか一方、あるいは双方を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明はタッチスクリーン、タッチパネル及びそれを備える表示装置に関するものであり、指等の指示体によるタッチ検出の検出感度を高め、タッチ座標の検出精度を高めたタッチスクリーン、タッチパネル及びそれを備える表示装置に関するものである。
指等の指示体によるタッチスクリーン上へのタッチを検出してその位置座標を特定するタッチパネルは、優れたユーザーインターフェイス手段の一つとして注目されており、抵抗膜方式、静電容量方式等の種々の方式が提案されている。
これらの方式のうちで、静電容量方式の一つである、投影型静電容量タッチスクリーンを用いたタッチパネルは、検出用配線が形成されたタッチスクリーンの前面に数mm程度の厚みのガラス板等を保護板として用いた場合でも指示体によるタッチ位置の検出が可能で、堅牢性に優れている点、手袋を装着してもタッチ位置の検出が可能である点、及び動作部が無いため長寿命である点等の利点を有している。
投影型静電容量タッチスクリーンを用いたタッチパネルは、検出用配線を形成したタッチスクリーン上のタッチ位置を、静電容量の変化で検出し、複数の検出用配線の容量変化を補間してタッチ座標を検出するものであり、検出用配線の寄生容量の影響を除去して、僅かな静電容量の変化であっても正確に求めることが必要である。
そこで、タッチスクリーンの行または列方向に延在した複数の検出用行配線、検出用列配線のうち、隣り合う1組の配線に逆極性同電位で充電し、両者を電気的に短絡させることで寄生容量をキャンセルし、差分容量として静電容量を検出する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。また、隣り合う一組の検出用行配線または検出用列配線にパルス電圧を印加し、容量均衡を差動回路にて比較して検出する方法が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2011−138316号公報 特表2011−510375号公報
いずれも隣接する検出用行配線、検出用列配線の寄生容量を平均化することでキャンセルするもので、タッチした時の静電容量変化を明確に捉えることができるようになる。しかし、タッチスクリーン上に形成された複数の検出用列配線のうち左右端の検出用列配線、複数の検出用行配線のうち上下端の検出用行配線は、片側に隣接する検出用配線を有しない。そのため、他の検出用配線とは異なり、一対の検出用配線で寄生容量をキャンセルすることができず、タッチスクリーン裏面の対向電極等との間に寄生容量が形成され、他の検出用配線よりも寄生容量が大きくなるという問題がある。
この問題は、上下端及び左右端の一本の検出用配線でのみ生じるのではなく、その近傍の検出用配線にも影響し、上下及び左右の端から数本の検出用配線で寄生容量が大きくなる現象が見られる。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、タッチスクリーンの上下端、左右端近傍での検出用配線の寄生容量の増加を抑制し、高感度でタッチ検出の可能なタッチスクリーンを得ることを目的とする。
本発明のタッチスクリーンは、ベース基板上に、複数の検出用行配線と複数の検出用列配線とを層間絶縁膜を介して立体的に交差して配設された検出エリアと、外部回路と接続可能な端子と、検出用行配線および検出用列配線と端子とを電気的に接続された複数の引き出し配線と、を有するタッチスクリーンであって、検出エリアの周辺部の検出用行配線の幅が中央部の検出用行配線の幅より小さく構成された検出用行配線と、検出エリアの周辺部の検出用列配線の幅が中央部の検出用列配線の幅より小さく構成された検出用列配線と、のいずれか一方、あるいは双方を具備することを特徴とするものである。
タッチスクリーン上に形成された検出用行配線、検出用列配線の寄生容量を全面にわたってキャンセルすることができ、タッチした配線の静電容量変化を好感度で検出することができる。それにより、タッチした配線間で補間して求めるタッチ座標を正確に検出することができる。
実施の形態1に係るタッチパネルの全体構成の模式図である。 実施の形態1に係るタッチスクリーンの構成を示す平面模式図である。 実施の形態1に係るタッチスクリーンの検出用列配線及び検出用行配線の構成する細線状電極の部分拡大図である。 実施の形態1に係るタッチスクリーンの構成を模式的に示す斜視断面図である。 実施の形態1に係るタッチ位置検出・算出動作を行うタッチパネルのブロック図である。 実施の形態1に係る液晶表示装置の構成を示す断面模式図である。 実施の形態1に係るタッチパネルの動作を示すタイミング図である。 実施の形態1に係るタッチスクリーンの縦方向の接地容量の分布(計算値)を示す図である。 実施の形態1に係るタッチスクリーンの横方向の接地容量の分布(計算値)を示す図である。 実施の形態2に係るタッチスクリーンの構成を示す平面模式図である。 実施の形態2に係るタッチスクリーンの検出用行配線及び検出用列配線を構成する細線状電極の部分拡大図である。 実施の形態2に係るタッチスクリーンの縦方向の接地容量の分布(計算値)を示す図である。 実施の形態2に係るタッチスクリーンの横方向の接地容量の分布(計算値)を示す図である。 実施の形態3に係るタッチスクリーンの検出用行配線及び検出用列配線の構成する細線状電極の部分拡大図である。 実施の形態3に係るタッチスクリーンの縦方向の接地容量の分布(計算値)を示す図である。 実施の形態3に係るタッチスクリーンの横方向の接地容量の分布(計算値)を示す図である。
実施の形態の説明及び各図において、同一の符号を付した部分は、同一又は相当する部分を示すものである。また実施の形態において、検出用行配線と検出用列配線が形成された基板をタッチスクリーン、タッチスクリーンにコントローラ等を接続し、タッチ位置の検出が可能な状態としたものをタッチパネル、表示装置の画像を表示する部分を表示パネル(液晶の場合、液晶表示パネル)、単独で画像を表示できる状態としたものを表示装置(液晶の場合、液晶表示装置)、タッチスクリーンを表面に取り付け、タッチ位置の検出を可能とした表示装置を、タッチパネル付き表示装置と呼ぶ。
実施の形態1.
<タッチスクリーンの構成>
図1を用いてタッチパネルの概略を説明する。図1は、本発明の実施の形態1のタッチパネルの全体構造の模式図である。
タッチパネルはタッチスクリーン1とフレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuit:FPC)15、コントローラ基板16を備える。
図1中に記載したように、横方向を「x方向」と定義し、縦方向を「y方向」と定義する。タッチスクリーン1上には、x方向には検出用行配線2、y方向には検出用列配線3が後述する層間絶縁膜(図示せず)を介して形成され、タッチスクリーン1とFPC15の一端はタッチスクリーン1上の端子(図示せず)に異方性導電フィルム(Anisotoropic Conductive Film:ACF)などによって実装される。FPC15の反対側は、コントローラ基板16に実装される。従って、タッチスクリーン1の検出用行配線2、検出用列配線3の端部とコントローラ基板16とが電気的に接続される。指等の指示体がタッチスクリーン1上にタッチした場合、検出用行配線2及び検出用列配線3と指示体の間にタッチによる静電容量が生じ、FPC15を経てコントロール基板16へ接続される。
コントローラ基板16には、タッチによる検出用行配線2の静電容量の検出結果に基づいて、指示体のタッチ座標の算出処理を行う検出処理回路17が搭載されており、検出処理回路17によって算出されたタッチ座標は、外部のコンピュータ(図示せず)などに出力される。
図2を用いて本実施の形態のタッチスクリーンの構成を説明する。図2は実施の形態1のタッチスクリーン1の構成を示す平面模式図であり、図2(a)は全体図、図2(b)は部分拡大図(図2(a)の右上部分)である。
本実施の形態のタッチパネルは、投影型静電容量方式タッチパネルであり、タッチスクリーン1は、図2に示すように、横方向に配設された複数本の検出用行配線2と、縦方向に配設された複数本の検出用列配線3とを備えている。検出用行配線2、検出用列配線3はそれぞれ複数本の細線状電極(図示せず)とこれらの細線状電極を電気的に接続する接続用配線6、7で構成されており、各々の接続用配線6、7から引き出し配線8、9を経て、外部の配線と接続する端子10に接続される。検出用行配線2と検出用列配線3とでタッチスクリーン上の検出エリア11が形成される。
次に図3を用いて、検出用行配線、検出用列配線の詳細な構造を説明する。図3は、実施の形態1に係るタッチスクリーンの検出用行配線及び検出用列配線を構成する細線状電極の部分拡大図である。タッチスクリーン上に形成された検出用行配線2、検出用列配線3は、一例を図3に示した細線状電極4、5と呼んでいる複数本の微細な線状の電極が集まった構造をしている。
図3において、破線は検出用行配線2を構成する細線状電極4、実線は検出用列配線3を構成する細線状電極5を示している。また細線状電極4、5は、ジグザグ形状の向きにより4a、4b及び5a、5bのそれぞれ2通りのパターンが形成される。
検出用行配線2を構成する細線状電極4aは、基本的にはy方向に延在しているが、y方向に対して45°斜めに傾斜した第一傾斜部分4aS1と反対方向に45°傾斜した第二傾斜部分4aS2、及びこれらの間に形成されy方向に平行な4aPがジグザグ状の繰り返し配設されている。細線状電極4bは、細線状電極4aと線対称の構造で、第一傾斜部分4bS1、第二傾斜部分4bP2及びy方向に平行な4bPが繰り返し配設されている。同様に検出用列配線3を構成する細線状電極5a、5bは、基本的にはx方向に延在し、細線状電極5aは第一傾斜部分5aS1と第二傾斜部分5aS2と平行部分5aPがジグザグ状に配設しており、細線状電極5bは、細線状電極5aと線対称の構造で、第一傾斜部分5bS1と第二傾斜部分5bS2、及び平行部分5bPが繰り返し配設されている。それぞれの細線状電極の傾斜部分は、図に示すように他の細線状電極の傾斜部分と、相互に中点で直交している。
図3に示した細線状電極4、5を形成したタッチスクリーン1を液晶表示パネル等の表示パネルに装着する場合、図3の細線状電極4、5を示した図中の行方向xと列方向yが表示パネルの画素パターンの行方向、列方向と平行となるようにする。これにより、細線状電極4、5の傾斜部分は画素の配列方向と45°の角度をなすことになり、各画素を均一に覆うため、表示パネルから出射した表示光はタッチスクリーン1を透過した後も均一であり、画素の配列と細線状電極4、5の配列が大きく異なっているため、モワレの発生も抑制することができる。
本実施の形態では、細線状電極4、5はアルミニウムを用い、電極幅5μm、傾斜部分の長さ200μm、平行部分4aPと4bP、5aPと5bPの間隙は10μmであり、細線状電極4aと4b、5aと5bをそれぞれ一組とした時の細線状電極ピッチは約300μmであった。この条件で細線状電極4、5を作成した場合、少ない配線面積で広いタッチスクリーン1のエリアをカバーすることができ、また配線の寄生容量も少なく、モアレ現象の発生も少なく良好な特性を示すことができる。しかし、これらの細線状電極4、5の材料、大きさ、角度等は限定するものではない。つまり、細線状電極4、5には、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電膜材料、アルミニウム、クロム、銅等の金属材料を用いることができ、またアルミニウム、クロム、銅等の合金、さらにこれら合金上に窒化アルミニウム等を形成した多層構造としても用いることができ、細線状電極ピッチ、電極幅、角度は、タッチスクリーンを用いる目的等に応じて、開口率等を考慮し、任意の値とすることができる。
本実施の形態においては、層間絶縁膜を介して配置される、検出用行配線2を構成する細線状電極4と、検出用列配線3を構成する細線状電極5の配線間に生じる寄生容量を小さくし、かつ細線状電極4、5が細くてもタッチスクリーン上の広い領域のタッチの検出が可能な構成として、細線状電極4、5をジグザク形状とする例を示したが、細線状電極の形状はこれに限定されるものではなく、直線状の電極等で合っても同様に用いることができる。
本実施の形態では、タッチスクリーン1の検出エリア11に形成された検出用行配線2、検出用列配線3を構成する細線状電極5の電極幅の総和は、検出エリア11の中心部では変化がなく均一で、検出エリア11の周辺部では狭くしている。
x方向に並んだ検出用列配線3の本数をm本として、それぞれの検出用列配線3を左から順にWc(0)、Wc(1)、・・・、Wc(m-2)、Wc(m-1)と呼び、検出用列配線3を構成する細線状電極5の電極幅の総和を、それぞれsc(0)、sc(1)、・・・、sc(m-2)、sc(m-1)とする。一方、y方向に並んだ検出用行配線2の本数をn本として、それぞれの検出用行配線2を上から順に、Wr(0)、Wr(1)、・・・、Wr(n-2)、Wr(n-1)と呼び、検出用行配線2を構成する細線状電極4の電極幅の総和を、それぞれsr(0)、sr(1)、・・・、sr(n-2)、sr(n-1)とする。
本実施の形態において、検出用行配線2、検出用列配線3は、検出エリア11の周辺部で電極幅の総和が小さくなるように形成した。つまり本実施の形態では、mとnとが偶数の場合を例に説明すると、x方向に並んだ検出用列配線3の中央は、Wc(m/2-1)、Wc(m/2)であり、各検出用列配線3の電極幅の総和を(検出エリア11の周辺から中央に)
sc(m/2-1) ≧ sc(m/2-2) ≧ ・・・ ≧ sc(1) > sc(0)
sc(m/2) ≧ sc(m/2+1) ≧ ・・・ ≧ sc(m-2) > sc(m-1)
となるように、検出エリア11の周辺部分の検出用列配線3の電極幅の総和が狭くなるように構成している。
同様にy方向に並んだ検出用行配線2の中央は、Wr(n/2-1)、Wr(n/2)であり、各検出用行配線2の電極幅の総和を(検出エリア11の中央から周辺に)
sc(n/2-1) ≧ sr(n/2-2) ≧ ・・・ ≧ sr(1) > sr(0)
sr(n/2) ≧ sr(n/2+1) ≧ ・・・ ≧ sr(n-2) > sr(n-1)
となるように、検出エリア11の周辺部分の検出用行配線2の電極幅の総和が狭くなるように構成している。なお、本実施の形態においては、m、nは偶数として説明したが、偶数に限定するものではなく、奇数であっても同様の効果を得ることができる。
検出用列配線3を構成する細線状電極5の電極幅の総和を変化させる方法は、検出用列配線3を構成する細線状電極5の本数を変化させる方法、細線状電極5の1本当たりの電極幅を変化させる方法、細線状電極5の間隔を変化させ電極の形成密度を変化させる方法等を用いることができるが、本実施の形態では、検出用列配線3を構成する細線状電極5の本数を変化させて検出用列配線3の電極幅の総和を変化させた。具体的には、タッチスクリーン1の検出エリア11の左右端から各3本の周辺部の検出用列配線3を構成する細線状電極5の本数を、タッチスクリーン1の中央部の検出用列配線3を構成する細線状電極5の本数より10%づつ少なくした(中央付近の本数100%に対し、上下端から順に70%、80%、90%とした)。また、検出用行配線2の電極幅の総和は、検出用列配線3の電極幅の総和と同様に、検出用行配線2を構成する細線状電極4の本数を変化させることで検出用行配線2の電極幅の総和を変化させた。
以上のように、検出用行配線2、検出用列配線3を構成する細線状電極4、5の本数を変化させて電極幅の総和を変化させたことにより、検出用行配線2、検出用列配線3を構成する細線状電極の電極幅の総和も、周辺から70%、80%、90%、100%と10%づつ変化させた。本実施の形態においては、周辺部として、上下左右の端部から3本の検出用行配線2、検出用列配線3の電極幅の総和を変化させたが、上下方向および左右方向の10〜20%の範囲を周辺部として電極幅の総和を変化させた場合、検出するタッチ座標の感度等の観点から良好な結果を得ることができた。
次に検出用行配線2、検出用列配線3と端子10との間を電気的に結合する引き出し配線8、9について説明する。図2に示すように、検出用列配線3(Wc(0)、Wc(1)、・・・、Wc(m-2)、Wc(m-1))の引き出し配線9をそれぞれLc(0)、Lc(1)、・・・、Lc(m-2)、Lc(m-1)とし、検出用行配線2(Wr(0)、Wr(1)、・・・、Wr(n-2)、Wr(n-1))の引き出し配線8をそれぞれLr(0)、Lr(1)、・・・、Lr(n-2)、Lr(n-1)とする。
このような引き出し配線は端子10から引き回されることになるが、例えば図2に示すように、端子10をタッチスクリーン1の下辺に配置し、検出用列配線3に接続される引き出し配線9(Lc(0)、Lc(1)、・・・、Lc(m-2)、Lc(m-1))を左右方向に同数づつに分けて接続し、検出用行配線2に接続される引き出し配線8(Lr(0)、Lr(1)、・・・、Lr(n-2)、Lr(n-1))を右側から接続するとすれば、引き出し配線中の最も内側の配線はLc(m/2-1)及びLc(m/2)、最も外側の配線はLr(0)となる。
本実施の形態では、最も内側の引き出し配線Lc(m/2-1)及びLc(m/2)は検出エリア11の外周に沿って検出用列配線Wc(m/2-1)及びWc(m/2)の接続配線に接続される。この次の内側から2番目の引き出し配線Lc(m/2-2)及びLc(m/2+1)は、内側に隣接する引き出し配線Lc(m/2-1)及びLc(m/2)が検出用列配線Wc(m/2-1)及びWc(m/2)の接続配線に接続するまでは、引き出し配線Lc(m/2-1)及びLc(m/2)の外側に沿って形成され、引き出し配線Lc(m/2-1)及びLc(m/2)が検出用列配線Wc(m/2-1)及びWc(m/2)の接続配線に接続した後は検出エリアの外周に沿い、引き出し配線部分の最内周部に設けられる。
このように引き出し配線を順次検出エリア11の外周部分に詰めて形成することで、引き出し配線の間隔が全体で均一となるため、検出用行配線2、検出用列配線3に与える電気的な影響を均一にすることができ、タッチによる静電容量の変化の検出感度を高めることができる。
図4を用いてタッチスクリーン1の内部構造を説明する。図4は実施の形態1に係るタッチスクリーンの構造を模式的に示す斜視断面図である。タッチスクリーン1はベース基板12、保護膜14とその間の層間絶縁膜13の主に3層を備えている。ベース基板12はタッチスクリーン1の表面を構成する層であり、透光性及び絶縁性を有し、透明なガラス基板、樹脂基板等を用いることができる。層間絶縁膜13、保護膜14はいずれも透光性を有する絶縁材料であり、窒化シリコン(SiN)、二酸化ケイ素(SiO)等を用いることができる。本実施の形態では、ベース基板12にはガラス基板、層間絶縁膜13、保護膜14にはSiNを用いた。
ベース基板12の裏面上には検出用行配線2、層間絶縁膜13の裏面上には検出用列配線3が形成される。検出用行配線2、検出用列配線3はいずれも図3に示した複数のジグザグ状の細線状電極4、5(図示せず)が接続用配線6、7(図示せず)で接続された構造をしており、各配線の間に層間絶縁膜13が形成されて、電極間の短絡が防止されている。
細線状電極4、5及び接続用配線6、7はいずれもアルミニウム、銅などの金属配線材料、ITOなどの透明配線材料、アルミニウム合金およびアルミニウム合金表面に反射防止層として、窒化アルミニウム等形成した多層膜等の検出用配線と同様の導電性材料を用いることができる。本実施の形態では、検出用行配線2、検出用列配線3を構成する細線状電極4、5及び接続用配線6、7はアルミニウムで形成されている。
図5を用いてタッチパネルの詳細構造を説明する。図5は実施の形態1に係るタッチ位置算出動作を行うタッチパネルのブロック図であり、主に図2に示した検出処理回路17を詳細に示している。
タッチスクリーン1は、図2にも示したように検出用行配線2(Wr(0)〜Wr(n-1))および検出用列配線3(Wc(0)〜Wc(m-1))で構成されており、端子10(図2参照)、FPC15を介して検出処理回路17に電気的に接続されている。検出処理回路17には、検出用行配線2(Wr(0)〜Wr(n-1))が接続されるスイッチ回路18と、検出用列配線3(Wc(0)〜Wc(m-1))が接続されるスイッチ回路19が設けられ、スイッチ回路18、19は2対1セレクタ回路で構成されている。
検出用行配線2(Wr(0)〜Wr(n-1))は、スイッチ回路18を構成するセレクタ回路(Sr(0)〜Sr(n-1))と、検出用列配線3(Wc(0)〜Wc(m-1))はスイッチ回路19を構成するセレクタ回路(Sc(1)〜Sc(m-1))とそれぞれ接続され、セレクタ回路18、19はノードaまたはノードbと接続される。m、nは偶数、奇数のいずれでも同様の効果を得ることができるが、偶数の場合を例に説明すると、偶数番目のセレクタ回路Sc(0)、Sc(2)・・・Sc(n-2)とセレクト回路Sr(0)、Sr(2)・・・Sr(m-2)のノードaは出力ノードN1(第一の出力ノード)を介して後段のセレクタ回路S1に接続される。奇数番目のセレクタ回路Sc(1)、Sc(3)・・・Sc(n-1)とセレクタ回路Sr(1)、Sr(3)・・・Sr(m-1)のノードaは出力ノードN2(第2の出力ノード)を介して後段のセレクタ回路S2に接続され、すべてのセレクタ回路のノードbはグランド(接地電位)に接続されている。なお、本実施の形態では、すべてのセレクタ回路のノードbはグランドに接続されたが、後段の差動容量検出回路20に適合するようにグランド以外の所定の電位に接続してもよい。
セレクタ回路S1およびS2は、検出制御回路21からの指示により、検出用行配線2、検出用列配線3の出力を、それぞれのノードa、ノードbに接続する回路であり、セレクタ回路S1のノードaとセレクタ回路S2のノードbとは共通に接続され、その接続ノードN10は、入力ノード(第一の入力ノード)として差動容量検出開回路20に接続される。同様にセレクタ回路S2のノードaおよびセレクタ回路S1のノードbは共通に接続され、その接続ノードN20は、入力ノード(第2の入力ノード)として差動容量検出回路20に接続される。差動容量検出回路20では、入力ノードN10に形成された静電容量C10と入力ノードN20に形成された静電容量C20の差分(C10−C20)を検出した後、デジタルデータに変換し差分容量検出結果として出力する。
このような構成で、隣り合う検出用行配線2および検出用列配線3に形成される差分容量を差動容量検出回路20により検出する。なお、セレクタ回路S1およびS2は、一方がノードaへの接続がセレクトされると、他方はノードbへの接続がセレクトされるように相補的に接続が切り替えられる。そして、差動容量検出回路20の出力はタッチ座標算出回路22に接続され、差動容量検出回路20の差動容量検出結果に基づいて、タッチ座標が算出され、検出座標データが出力される。
図6を用いて本発明の実施の形態1の液晶表示装置の構造を説明する。図6は、本実施の形態に係る液晶表示装置の縦断面構成図である。液晶表示装置は、タッチスクリーン1、液晶表示パネル23、バックライト24から構成されている。タッチスクリーン1は、図3に斜視断面図で示したようにベース基板12と層間絶縁膜13および保護膜14が積層され、それぞれの間に検出用行配線2、検出用列配線3が形成された構造をしている。液晶表示パネル23は、カラーフィルター基板25とTFT(薄膜トランジスタ)アレイ基板26の間に液晶材料27を挟持し、その上下の面に偏光板28、29を貼付した構造をしている。この液晶表示パネル23の表面にタッチスクリーン1を粘着剤30により固定している。
TFTアレイ基板26には、外部のドライバ回路(図示せず)から、表示する画像信号が入力され、それに応じて画素ごとに形成されたTFTによるスイッチング素子を介して液晶材料27に電圧が印加される。液晶材料27に電圧が印加されると、液晶材料27の配向状態が変化させる。液晶材料27の配向状態の変化にともなって、バックライト24から出射し、偏光板29を透過して液晶材料27に入射した光の偏光状態が変化し、液晶表示パネル23の上面の偏光板28を透過する光量を変化させる。この偏光板28を透過し、液晶表示パネル23から出射する光は、その途中でカラーフィルターを透過して三原色の光に分離され、これが観察者により画像として視認される。
<タッチ検出動作>
次にタッチパネルのタッチ座標検出の動作について説明する。タッチパネルのタッチ座標検出の基本動作は、検出処理回路17が、タッチスクリーン1の相互に隣り合う2本の検出用行配線2、検出用列配線3を順次、差動容量検出回路20に接続して静電容量の差分を検出し、差分容量検出回路20の差動容量検出結果に基づいてタッチ座標が算出され、検出座標データが出力される。
図7を用いて、本実施の形態のタッチパネル動作を説明する。図7は本発明の実施の形態1に係るタッチパネルの動作を示すタイミング図である。図7(a)は検出用行配線2、検出用列配線3のいずれのタッチ座標検出を行うかを示しており、図の場合、検出用行配線2に続いて検出用列配線3の順でタッチ座標検出を行なっている。本実施の形態では、まず検出用行配線2(Wr(0)とWr(1))を検出対象とするため、検出制御回路21の指示により、図7(b)、(c)に示すように、セレクタ回路S1は検出用行配線2(Wr(0))、セレクタ回路S2は検出用行配線2(Wr(1))に接続していることを示している。つまりスイッチ回路20のセレクタ回路Sr(0)とSr(1)のみノードaに接続し、残りのすべてのセレクタ回路(Sr(2)〜Sr(n-1)、Sc(0)〜Sc(m-1))はノードbに接続し、検出用行配線2(Wr(0)とWr(1))以外の検出用行配線2、検出用列配線3はグランドに接続している。
図7(d)はセレクタ回路S1、S2がノードaまたはbのいずれに接続しているかを示しており、このように検出用行配線2(Wc(0)とWr(1))がそれぞれセレクタ回路S1およびS2に接続され、セレクタ回路S1、S2ともにノードaに切り替える。セレクタ回路S1、S2がともにノードaに切り替えられている期間には、差動検出回路20の入力ノードN10、N20には各々検出用行配線2(Wc(0))、検出用列配線2(Wc(1))が接続される(図7(e)(f))。そしてそれぞれの静電容量Cr(0)、Cr(1)の差分容量(Cr(0)-Cr(1))が検出され、結果がタッチ座標算出回路22に取り込まれる。このように検出処理回路17は隣接する検出配線のタッチ容量および寄生容量の差分容量を検出することでタッチ容量を検出することができる。
次にセレクタ回路S1、S2がともにノードbに切り替えられると差動容量検出回路20の入力ノードN10、N20には、それぞれ検出用行配線2(Wr(1)、Wr(2))が接続される。そして差動容量検出回路20の入力ノードN10に検出用行配線2(Wr(1))が接続されたときの静電容量Cr(1)と入力ノードN20に検出用行配線2(Wr(2))が接続されたときの静電容量Cr(2)の差分容量(Cr(1)-Cr(2))が検出され、タッチ座標算出回路22に検出結果が取り込まれる(図7(g))。
このようにスイッチ回路18のセレクタ回路Sr(0)〜Sr(n-1)を順次切り替え、これと連動してセレクタ回路S1、S2を切り替えて差動容量検出回路20の入力ノードN10、N20と検出用行配線2の接続を順次切り替えることで検出用行配線2(Wr(0)、Wr(1))の容量の差動検出、検出用行配線2(Wr(1)、Wr(2))の容量の差動検出、・・・検出用行配線2(Wr(n-2)、Wr(n-1))の容量の差動検出というように、隣り合う検出用行配線2での差動容量検出処理が進行する。
隣り合う行検出配線の容量の差動検出が終了した後、同様にして、スイッチ回路19のセレクタ回路Sc(0)〜Sc(m-1)を順次切り替え、これと連動してセレクタ回路S1、S2を切り替え、差動容量検出回路20の入力ノードN10、N20と検出用列配線3の接続を順次切り替えることで、隣り合う検出用列配線3の差動容量検出処理が進行する。
以上の処理を経て、隣り合う検出用配線に形成される差分容量が順次検出されて、そのデジタル検出データがタッチ座標算出回路22に保持される。そして、タッチ座標算出回路22では、検出用行配線2(Wr(0)〜Wr(n-1))および検出用列配線(Wc(0)〜Wc(m−1))についての保持されたデジタル検出データを用いて、タッチ判定処理を行い、タッチがあると判定された場合には、補間処理を行ってタッチが行われたタッチスクリーン1上の座標を算出して出力する。
<効果>
上記のタッチスクリーン1の裏面側を液晶表示パネル23と固定一体化され液晶表示装置が構成される。そして、液晶表示パネル23の画像信号に応じた所望の表示光がタッチスクリーン1を透過して使用者に視認される。また、タッチスクリーン1を含むタッチパネルは、上述したようにタッチ座標を算出して、そのタッチ座標を出力する。このような構成を採ることで、タッチ容量を高感度で検出することができ、算出されるタッチ座標精度が向上したタッチパネル付き表示装置を得ることができる。
液晶表示パネル23の前面側の偏光板28に粘着されたタッチスクリーン1において、本実施の形態による検出用行配線2、検出用列配線3の配線幅を検出エリア11中央から端に向かって小さくしていなければ、端に近い検出配線ほど、液晶表示パネル23の対向電極や金属フレーム等とのカップリング容量(以下、接地容量と記す。)が生じ、余分な寄生容量となる。本実施の形態では配線用行配線2、配線用列配線3の配線幅を検出エリア11中央から端に向かって小さくしたことによって配線面積が小さくなるため、増加した接地容量が低減される。
図8、図9に本実施の形態のタッチパネルを供えた表示装置において、3次元容量抽出シミュレータ用いて検出用配線の接地容量を計算した結果を示す。図8、図9は実施の形態1に係る端部の検出用配線を構成する細線状電極の電極幅の総和を小さくしたタッチスクリーンの縦および横方向の接地容量の分布(計算値)を示す図である。なお、比較例として検出用行配線2、検出用列配線3の電極幅の総和を一定とした場合の計算結果も併せて示した。計算は検出用行配線2を32本(n=32)、検出用列配線3を42本(m=42)に設定した。また、検出用行配線2をベース基板12の裏面上に、検出用列配線3とダミー引き出し配線を層間絶縁膜13の裏面上に設定した。
図8は各検出用行配線2(Wr(0)、・・・、Wr(31)の接地容量を示している。端に近い検出用行配線2(Wr(0)、Wr(1)、Wr(2)とWr(29)、Wr(30)、Wr(31))の接地容量は、検出用行配線2の電極幅の総和が一定であると増加するが、端に向かって検出用行配線2の電極幅の総和を小さくすると、接地容量の偏差を小さくできることが判る。
図9は各検出用列配線3(Wc(0)、・・・、WC(41))の接地容量を示している。端に近い検出用列配線9(Wc(0)、Wc(1)、Wc(2)とWc(39)、Wc(40)、Wr(41))の接地容量は、検出用行配線の電極幅の総和が一定であると増加するが、端に向かって検出用行配線の電極幅の総和を小さくすると、接地容量の偏差を小さくできることが判る。また、各検出用配線の作成順を逆にして検出用列配線3をベース基板13の裏面上に、検出用行配線2を層間絶縁膜14の裏面上に設定した場合でも、上記同様の効果が得られた。
以上の通り、本実施の形態に記載した構造を採用することによって、静電容量検出回路に接続される配線の静電容量の偏差を抑制することができ、検出感度偏差を抑えることが可能となる。
このため、検出用行配線2または検出用列配線3の隣り合う1組の配線に形成される静電容量の差分容量を検出することで、寄生容量をキャンセルして検出が行う際に、検出配線寄生容量偏差の影響による検出感度制約を緩和することができ、寄生容量をキャンセルして検出が行えるとともに、高感度で高S/Nな検出が可能となる。これにより、応答性およびタッチ座標の検出精度の高いタッチパネルおよび表示装置を得ることができる。
タッチスクリーン1では、検出用配線を細線状電極から構成しており、細線状電極の間のスリット状開口部の面積を大きく設定することで、表示光の透過率の低下を抑制しているので、偏光板29を通過した光の殆どはタッチスクリーン1を通過して表示光となる。このため、タッチスクリーン1が液晶表示パネル23の前面に配設されていても、表示輝度を殆ど低下させることがない。
なお、STN(Super Twisted Nematic)液晶等のTN液晶以外の液晶を用いても、本実施の形態と同様に、液晶表示装置を構成することが可能である。また、本実施の形態では、表示装置として液晶表示装置を記載したが、有機または無機のEL(Electro Luminescence)表示装置やPDP(Plasma Display Panel)等の他方式の表示装置であっても適用可能である。
また、本実施の形態によれば、タッチスクリーン1を液晶表示パネル23と貼り付けて一体化して液晶表示装置を構成しているので、従来では必要であったタッチスクリーンの保持機構を無くす事ができ、装置全体の厚みを薄くすることが可能となる。さらに、タッチスクリーン1と液晶表示パネル23とが一体化されて表示装置が構成されているので、タッチスクリーン1と液晶表示パネル23との間隙にゴミ等の異物が混入することによって生じる表示への影響を防止することができる。
タッチスクリーン1は液晶表示パネル23の前面側の偏光板28に粘着剤30で固定されるように構成したが、タッチスクリーン1の裏面全体を例えば透明な粘着シートにて液晶表示パネル23の前面側の偏光板23に粘着することで、タッチスクリーン1及び液晶表示パネル23を一体化するよう構成してもよい。
実施の形態2.
実施の形態1においては、検出エリア11の周辺部の検出用行配線2、検出用列配線3を構成する細線状電極4、5の本数を中央部と比べて少なくすることで電極幅の総和を小さく、検出エリア11の周辺部で検出用行配線2、検出用列配線3の寄生容量が大きくなることでタッチを検出する感度が低下するのを防止した。本実施の形態においては、検出用行配線2、検出用列配線3の電極幅の総和は検出エリア11内で均一とし、検出用行配線2、検出用列配線3を構成する細線状電極4、5の電極幅を変化させることで、電極幅の総和を検出エリア11の中央から端に向かって小さくした点が異なっている。
図10を用いて、本実施の形態のタッチスクリーン1の構造を説明する。図10は実施の形態2に係るタッチスクリーンの構成を示す平面模式図である。図1と同様に検出用行配線2と検出用列配線3が層間絶縁膜を介して直交して配置している。検出用行配線2、検出用列配線3は複数の細線状電極4、5(図示せず)が接続用配線6、7で接続され引き出し配線8、9を用いて端子10に接続されている。実施の形態1では、図1に示すように、検出用行配線2、検出用列配線3は検出エリア11の周辺部では配線幅が狭くなっていたが、本実施の形態では、検出エリア11の全面にわたって検出用行配線2、検出用列配線3の配線幅は一定である点で異なっている。
図11は実施の形態2に係るタッチスクリーンの検出用行配線及び検出用列配線を構成する細線状電極の部分拡大図である。図2と基本的な形状は同じであり、検出用行配線2を構成する細線状電極4と検出用列配線3を構成する細線状電極5は、ジグザグの形状で、お互いに層間絶縁膜を介して直交して配置されている。実施の形態1においては、検出用行配線2を構成する細線状電極4の電極幅trと検出用列配線3を構成する細線状電極5の電極幅tcが検出エリア11内で一定であるが、検出用行配線2、検出用列配線3を構成する細線状電極4、5の本数が検出エリア11内で異なっており、それにより電極幅の総和を調整して寄生容量が検出エリア11の端部分で大きくなることを防止したが、本実施の形態では検出用行配線2、検出用列配線3の配線幅は検出エリア11内で均一であるが、細線状電極4、5の電極幅は検出エリア11の周辺部はで中央部に比べ細くなっている。
ここで、検出用行配線2、検出用列配線3の本数をそれぞれn、mとするとき、検出用行配線2をWr(0)、Wr(1)、・・・、Wr(n-2)、Wr(n-1)とし、検出用行配線2を構成する細線状電極4の電極幅をtr(0)、tr(1)、・・・、tr(n-2)、tr(n-1)とする。また、検出用列配線3をWc(0)、Wc(1)、・・・、Wc(m-2)、Wc(m-1)とし、検出用列配線3を構成する細線状電極5の電極幅をtc(0)、tc(1)、・・・、tc(m-2)、tc(m-1)とする。
m、nが偶数の場合を例に説明すると、検出エリア11の中央部の検出用行配線2はWr(n/2-1)およびWr(n/2)となり、各検出用行配線2を構成する細線状電極4の電極幅を
tr(n/2-1) ≧ tr(n/2-2) ≧ ・・・ ≧ tr(1) > tr(0)
tr(n/2) ≧ tr(n/2+1) ≧ ・・・ ≧ tr(n-2) > tr(n-1)
となるように構成し、また検出エリア11の中央の検出用列配線3はWc(m/2-1)およびWc(m/2)となり、各検出用列配線3の電極幅を
tc(m/2-1) ≧ tc(m/2-2) ≧ ・・・ ≧ tc(1) > tc(0)
tc(m/2) ≧ tc(m/2+1) ≧ ・・・ ≧ tc(m-2) > tc(m-1)
となるように構成する。具体的には実施の形態1と同様に、検出エリア11の上下端、左右端から3本の検出用行配線2、検出用列配線3を構成する細線状電極4、5の幅を10%づつ変化させた(中央の細線状電極幅を100%とした時、端から順に細線状電極の電極幅を70%、80%、90%とした)。これ以外の構成は実施の形態1と同様にした。
<タッチ検出動作>
タッチによる静電容量の測定手法、つまりスイッチ回路18、19、差動容量検出回路20、検出制御回路21の動作、およびタッチ座標算出回路22での演算は、実施の形態1と同じであるので省略する。
<効果>
図12、図13に本実施の形態のタッチパネルにおいて、3次元容量抽出シミュレータ用いて検出用行配線2、検出用列配線3の接地容量を計算した結果を示す。図12は実施の形態2に係るタッチスクリーンの縦方向の接地容量の分布(計算値)を示す図である。図13は実施の形態2に係るタッチスクリーンの横方向の接地容量の分布(計算値)を示す図である。比較例として検出用行配線2、検出用列配線3を構成する細線状電極4、5の電極幅を一定にして電極幅の総和を一定とした場合の計算結果も併せて示した。計算は検出用行配線2を32本(n=32)、検出用列配線3を42本(m=42)に設定した。また、検出用列配線3をベース基板12の裏面上に、検出用行配線2と引き出し配線8、9を層間絶縁膜14の裏面上に形成した層構造を仮定した。
図12は各検出用行配線2(Wr(0)、・・・、Wr(31))の接地容量を示している。端に近い検出用行配線2(Wr(0)、Wr(1)、Wr(2)とWr(29)、Wr(3)、Wr(31))の接地容量は、検出用行配線2を構成する細線状電極4の電極幅の総和が一定であると増加するが、端に向かって細線状電極4の電極幅の総和が小さくなると、接地容量の変動が小さくなった。図13は検出用列配線3(Wc(0)、・・・、Wc(41))の接地容量を示している。端に近い検出用行配線3(Wc(0)、Wc(1)、Wc(2)とWc(39)、Wc(40)、Wc(41))の接地容量は、検出用列配線3を構成する細線状電極5の電極幅の総和が一定であると増加するが、端に向かって界面で細線状電極5の電極幅の総和が小さくなると接地容量の変動を小さくできる。
以上の通り、本実施の形態に記載した構造を採用することによって、静電容量検出回路に接続される検出用配線の静電容量の偏差を抑制することができ、検出感度偏差を抑えることが可能となる。このため、複数の検出用行配線2または複数の検出用列配線の隣り合う1組の配線に形成される静電容量の差分容量を検出することで、寄生容量をキャンセルして検出が行う際に、検出配線寄生容量偏差の影響による検出感度制約を緩和することができ、寄生容量をキャンセルして検出が行えるとともに、高感度で高S/Nな検出が可能となる。これにより、応答性およびタッチ座標の検出精度の高いタッチパネルおよび表示装置を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1においては、検出エリア11の周辺部の検出用行配線2、検出用列配線3を構成する細線状電極の本数を調整し、検出エリア11の周辺部で検出用行配線2、検出用列配線3の寄生容量が大きくなることでタッチを検出する感度が低下するのを防止した。本実施の形態においては、検出用行配線2、検出用列配線3の幅は検出エリア11内で均等とし、検出用行配線2、検出用列配線3内での細線状電極4、5の密度を変化させることで、電極幅の総和を検出エリア11の中央部から周辺部に向かって小さくした点が異なっている。タッチスクリーン1の全体構造は、図10に示したように、実施の形態2と同じであるので、説明は省略する。
図14に細線状電極4、5の密度を下げるための細線状電極4、5の構成の一例を示す。図14は実施の形態3に係るタッチスクリーンの検出用行配線及び検出用列配線の構成する細線状電極の部分拡大図である。細線状電極4、5は実施の形態1と同様にジグザグパターンで形成され、層間絶縁膜を介して立体的に交差している。検出用行配線2、検出用列配線3の本数、ピッチ、検出用行配線2、検出等列配線3を構成する細線状電極4、5の本数、ピッチは、タッチパネルのタッチ位置の位置精度、要求分解能に従って適宜選択することができ、本実施の形態のように、検出用行配線2、検出用列配線3を構成する細線状電極4、5の密度を変化させる場合には、要求分解能に従って選択した細線状電極4、5の本数、ピッチを相対的に増減させることで検出エリア11の端部での寄生容量の変化を低減することができる。
ここでは、検出用行配線2,検出用列配線3の本数をn、mとし、検出用行配線2をWr(0)、Wr(1)、・・・、Wr(n-2)、Wr(n-1)とし、この検出用行配線2を構成する細線状電極4のx方向の電極ピッチをurx(0)、urx(1)、・・・、urx(n-2)、urx(n-1)、y方向の電極ピッチをury(0)、ury(1)、・・・、ury(n-2)、ury(n-1)とする。また、検出用列配線3をWc(0)、Wc(1)、・・・、Wc(m-2)、Wc(m-1)とし、この検出用列配線3を構成する細線状電極5のx方向の電極ピッチをucx(0)、ucx(1)、・・・、ucx(m-2)、ucx(m-1)、y方向の電極ピッチをucy(0)、ucy(1)、・・・、ucy(m-2)、ucy(m-1)とする。
m、nが偶数の場合、検出エリア中央の列方向束配線はWc(m/2 - 1)及びWc(m/2)となり、各検出用列配線のピッチを
ucx(m/2-1) ≦ ucx(m/2-2) ≦ ・・・ ≦ ucx(1) < ucx(0)、
ucx(m/2) ≦ ucx(m/2+1) ≦ ・・・ ≦ucx(m-2) < ucx(m-1)
かつ
ucy(m/2-1) ≦ ucy(m/2-2) ≦ ・・・ ≦ ucy(1) < ucy(0)、
ucy(m/2) ≦ ucy(m/2+1) ≦ ・・・ ≦ ucy(m-2) < ucy(m-1)
となるように構成する。
また、検出エリア中央の行方向束配線はWr(n/2 - 1)及びWr(n/2)となり、各検出用行配線のピッチを
urx(n/2-1) ≦ urx(n/2-2) ≦ ・・・ ≦ urx(1) < urx(0)、
urx(n/2) ≦ urx(n/2+1) ≦・・・ ≦ urx(n-2) < urx(n-1)
かつ
ury(n/2-1) ≦ ury(n/2-2) ≦ ・・・ ≦ ury(1) < ury(0)、
ury(n/2) ≦ ury(n/2+1) ≦ ・・・ ≦ ury(n-2) < ury(n-1)
となるように構成する。
それ以外の構成、タッチ検出動作は実施の形態1と同じなので省略する。
図15、図16に本実施の形態のタッチパネルにおいて、3次元容量抽出シミュレータ用いて検出用行配線2、検出用列配線3の接地容量を計算した結果を示す。図15は実施の形態3に係るタッチスクリーンの縦方向の接地容量の分布(計算値)を示す図である。図16は実施の形態2に係るタッチスクリーンの横方向の接地容量の分布(計算値)を示す図である。比較例として検出用行配線2、検出用列配線3を構成する細線状電極4、5の電極幅の総和を一定にした場合の計算結果も併せて示した。計算は検出用行配線2を32本(n=32)、検出用列配線3を42本(m=42)に設定した。また、検出用列配線3をベース基板12の裏面上に、検出用行配線2と引き出し配線8、9を層間絶縁膜14の裏面上に形成した層構造を仮定した。
図12は各検出用行配線2(Wr(0)、・・・、Wr(31))の接地容量を示している。周辺部の検出用行配線2(Wr(0)、Wr(1)、Wr(2)とWr(29)、Wr(3)、Wr(31))の接地容量は、検出用行配線2の電極面積が一定であると増加するが、周辺に向かって細線状電極4の配線ピッチが大きくなると、接地容量の変動が小さくなった。図13は検出用列配線3(Wc(0)、・・・、Wc(41))の接地容量を示している。周辺部に近い検出用行配線3(Wc(0)、Wc(1)、Wc(2)とWc(39)、Wc(40)、Wc(41))の接地容量は、検出用列配線3の電極幅の総和が一定であると増加するが、周辺部に向かって界面で細線状電極5の配線ピッチが大きくすることで接地容量の変動を小さくできる。
以上の通り、本実施の形態に記載した構造を採用することによって、静電容量検出回路に接続される検出用配線の静電容量の偏差を抑制することができ、検出感度偏差を抑えることが可能となる。このため、複数の検出用行配線2または複数の検出用列配線3の隣り合う1組の配線に形成される静電容量の差分容量を検出することで、寄生容量をキャンセルして検出が行う際に、検出配線寄生容量偏差の影響による検出感度制約を緩和することができ、寄生容量をキャンセルして検出が行うことができるとともに、高感度で高S/Nな検出が可能となる。これにより、応答性およびタッチ座標の検出精度の高いタッチパネルおよびタッチパネル付き表示装置を得ることができる。
1 タッチスクリーン、2 検出用行配線、3 検出用列配線、4 細線状電極、5 細線状電極、6 接続用配線、7 接続用配線、8 引き出し配線、9 引き出し配線、10 端子、11 検出エリア、12 ベース基板、13 層間絶縁膜、14 保護膜、15 FPC、16 コントロール基板、17 検出処理回路、18 スイッチ回路、19 スイッチ回路、20 差動容量検出回路、21 検出制御回路、22 タッチ座標算出回路、23 液晶表示パネル、24 バックライト、25 カラーフィルター基板、26 TFTアレイ基板、27 液晶材料、28 偏光板、29 偏光板、30 粘着剤。

Claims (12)

  1. ベース基板上に、複数の検出用行配線と複数の検出用列配線とを層間絶縁膜を介して立体的に交差して配設された検出エリアと、
    外部回路と接続可能な端子と、
    前記検出用行配線および前記検出用列配線と前記端子とを電気的に接続された複数の引き出し配線と、を有するタッチスクリーンであって、
    前記検出エリアの周辺部の前記検出用行配線の幅が中央部の前記検出用行配線の幅より小さく構成された前記検出用行配線と、
    前記検出エリアの周辺部の前記検出用列配線の幅が中央部の前記検出用列配線の幅より小さく構成された前記検出用列配線と、のいずれか一方、あるいは双方を具備することを特徴とするタッチスクリーン。
  2. 検出用行配線は電気的に接続し行方向に配列された複数の細線状電極であり、
    検出用列配線は電気的に接続し列方向に配列された複数の細線状電極であり、
    検出エリアの周辺部の前記検出用行配線を構成する複数の前記細線状電極の電極幅の総和が中央部の前記検出用行配線を構成する複数の前記細線状電極の電極幅の総和より小さく構成された前記検出用行配線と、
    前記検出エリアの周辺部の前記検出用列配線を構成する複数の細線状電極の電極幅の総和が中央部の前記検出用列配線を構成する複数の前記細線状電極の電極幅の総和より小さく構成された前記検出用列配線と、のいずれか一方、あるいは双方を具備することを特徴とするタッチスクリーン。
  3. 検出用行配線および検出用行配線をそれぞれ構成する複数の細線状電極の電極幅の総和は、検出エリアの中央部から周辺部に向けて、内側に隣接する前記検出用行配線および前記検出用列配線をそれぞれ構成する複数の前記細線状電極の電極幅の総和以下となるよう形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のタッチスクリーン。
  4. 検出用行配線および検出用列配線をそれぞれ構成する複数の細線状電極の電極幅の総和は、前記検出用行配線および前記検出用列配線をそれぞれ構成する細線状電極の本数により調整されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のタッチスクリーン。
  5. 検出用行配線および検出用列配線をそれぞれ構成する複数の細線状電極の電極幅の総和は、前記検出用行配線および前記検出用列配線をそれぞれ構成する細線状電極の電極幅により調整されることを特徴とする請求項1乃至3項のいずれか1項に記載のタッチスクリーン。
  6. 検出用行配線および検出用列配線をそれぞれ構成する複数の細線状電極の電極幅の総和は、前記検出用行配線および前記検出用列配線をそれぞれ構成する細線状電極の形成密度により調整されることを特徴とする請求項1乃至3項のいずれか1項に記載のタッチスクリーン。
  7. 検出用行配線および検出用列配線をそれぞれ構成する複数の細線状電極は、各々延在方向に傾斜部分と平行部分が繰り返されたジグザグ形状部分と、前記ジグザグ形状部分と線対称のジグザグ形状部分とを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のタッチスクリーン。
  8. 検出用行配線および検出用列配線をそれぞれ構成する複数の細線状電極の延在方向からの角度により電極幅の総和を調整することを特徴とする請求項7に記載のタッチスクリーン。
  9. 検出用行配線および検出用列配線をそれぞれ構成する複数の細線状電極は、アルミニウム系合金またはアルミニウム系合金の上に窒化アルミニウムを形成した多層膜からなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のタッチスクリーン。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のタッチスクリーンと、
    複数の検出用行配線及び複数の検出用行配線を順次に選択するスイッチ回路と、
    前記スイッチ回路により選択された検出用行配線および検出用列配線と前記タッチスクリーン表面にタッチされた指示体との間に形成される静電容量に基づいて、前記タッチスクリーン上のタッチ座標の算出処理を行う検出処理回路と、を備えるタッチパネル。
  11. 表示パネルを有する表示装置と、
    タッチスクリーンを有する請求項10に記載したタッチパネルと、を備えるタッチパネル付き表示装置。
  12. タッチスクリーンが表示パネルの前面に粘着剤により取り付けられていることを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
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