JP2014008031A - 畦塗り機 - Google Patents

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Abstract

【課題】旧畦の高さに応じて上下追従し、旧畦の上面を削ることができる畦塗り機を提供する。
【解決手段】畦塗り機1、走行機体90に機体の前部が装着され、走行機体90の走行位置に対して側方にオフセットした位置に配置され、旧畦の天場を切り崩す複数の耕耘爪42を有して機体に支持された天場処理部40を備える畦塗り機であって、天場処理部40の回転中心軸41と同一軸上に、接地面を有する畦上面検知回転体100を備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、旧畦の天場を切り崩す天場処理部と、旧畦の内側を切り崩して土盛りを行う前処理部と、前処理部によって盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付ける整畦部とを備える畦塗り機に関する。
このような畦塗り機には、圧縮ばねによって天場処理部を旧畦の天場に附勢するとともに、回転自在に支持された案内輪によって天場処理部の下方への移動を規制するように構成されたものがある(特許文献1参照)。この畦塗り機は、箱状に形成されて下側が開口した機台の上部に支持竿が上方へ突出して設けられ、機台に設けられた受金具に支持竿が圧縮ばねを介して上下方向に移動自在に弾性支持されている。このため、天場処理部は、旧畦の天場にならいながら上下方向に移動して天場処理を行うことができる。
また、特許文献2には、機枠に旋回部材を進行方向に対して交差する方向に垂直旋回可能に設けて圃場面の凹凸の整地作業等が可能な多目的土作業機が開示されている。この作業機には、下面を圃場表面に接触させて旋回部材による作業深さ等を一定に保つための安定部材が設けられ、安定部材は機枠に上下方向に位置調節可能に設けられている。このため、安定部材の上下位置を調整すると作業深さ等を一定にすることができる。
実開昭61−182204号公報 特開平7−50901号公報
特許文献1およびに特許文献2記載の技術では、旧畦の状態によっては、案内輪や安定部材のスムーズな上下移動が困難となる場合もある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、旧畦の高さに応じてスムーズに上下追従し、旧畦の上面を削ることができる天場処理部を有する畦塗り機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の畦塗り機は、走行機体に機体の前部が装着され、走行機体の走行位置に対して側方にオフセットした位置に配置され、旧畦の天場を切り崩す複数の耕耘爪を有して機体に支持された天場処理部を備える畦塗り機であって、天場処理部の回転中心軸と同一軸上に、接地面を有する回転体(畦上面検知回転体)を備えた。
また本発明に係る畦塗り機は、回転体が天場処理部の回転中心軸の回転とともに回転する。
また本発明に係る畦塗り機は、回転体が天場処理部の回転中心軸と同一軸上に、回転自在に支持されている。
また本発明に係る畦塗り機は、天場処理部が、上下方向に移動自在に取り付けられている。
また本発明に係る畦塗り機は、天場処理部の回転中心軸の方向が、走行機体の走行方向とほぼ同一である。
また本発明に係る畦塗り機は、天場処理部の回転中心軸の方向が、走行機体の走行方向に対して所定角度傾いている。
また本発明に係る畦塗り機は、天場処理部の回転中心軸の方向が、走行機体の走行方向に対してほぼ直交である
また本発明に係る畦塗り機は、回転体が半球体形状である。
また本発明に係る畦塗り機は、回転体が円錐台形状である。
本発明に係わる畦塗り機によれば、上記特徴を有することで、旧畦の天場の高さや凹凸に応じてスムーズに上下追従することができる畦塗り機を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る畦塗り機の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る畦塗り機の要部平面簡略図である。 本発明の第1実施形態に係る畦塗り機の要部側面図である。 本発明の第1実施形態に係る畦塗り機の要部正面図である。 本発明の第1実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体を側面からみた部分断面図である。 本発明の第1実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体の変形例を側面からみた部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係る畦塗り機の要部側面図である。 本発明の第3実施形態に係る畦塗り機の要部側面図である。 本発明の第2実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体を側面からみた部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体を側面からみた部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体の変形例を側面からみた部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体の変形例を側面からみた部分断面図である。 本発明の第4実施形態に係る畦塗り機の要部平面簡略図である。 本発明の第4実施形態に係る畦塗り機の要部側面図である。 本発明の第4実施形態に係る畦塗り機の要部正面図である。 本発明の第4実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体を側面からみた部分断面図である。 本発明の第5実施形態に係る畦塗り機の要部側面図である。 本発明の第5実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体の説明図である。
以下、本発明に係る畦塗り機の好ましい実施の形態を図1から図18に基づいて説明する。本実施の形態は、走行機体の前進走行に応じて畦塗り作業を行なう畦塗り機を例にして説明する。先ず、畦塗り機の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る畦塗り機の平面図であるが、本発明に係る畦塗り機の代表的な図として説明する。なお、図1は作業部が格納位置に移動した状態の畦塗り機の平面図を示す。
畦塗り機1は、走行機体90の後部に設けられた三点リンク連結機構(図示せず)に連結されて、走行機体90の前進走行に応じて進行する。畦塗り機1は、走行機体90に装着されて走行機体90からの動力が入力される入力軸11aを備えた装着部10と、装着部10に設けられた旋回シリンダ13によって装着部10に対して装着部幅方向(以下、「左右方向」と記す。)に移動可能なオフセット機構部20と、オフセット機構部20の移動端側(後端側)に、下方へと垂直方向に延びる回転駆動軸21を回動支点Oとして水平方向に回動可能に配設されて入力軸11aから伝達される動力によって、走行機体に対してオフセットしたオフセット位置で作業を行なう作業部30とを有してなる。
装着部10の左右方向の中央下部にはギアボックス11が設けられ、このギアボックス11に前述した入力軸11aが設けられている。入力軸11aは、走行機体90のPTO軸(図示せず)からの動力を図示しない伝動軸を介して伝達されるようになっている。
オフセット機構部20は、前端側が装着部10に回動自在に連結されて後方側へ延びるオフセットフレーム22と、オフセットフレーム22の左側に沿って並設されて前端側が装着部10の左側に回動自在に連結されたリンク部材23とを有してなる。リンク部材23の後端側には、オフセットフレーム22の後端部との間に連結された連結アーム部材25が回動自在に取り付けられている。オフセット機構部20は、オフセットフレーム22、リンク部材23、装着部10及び連結アーム部材25によって平行リンク機構を形成している。
オフセットフレーム22は、前述した旋回シリンダ13の伸縮により左右方向に揺動可能であり、オフセットフレーム22内に設けられた図示しない動力伝達機構を介してオフセットフレーム22の後端側に設けられて略垂直方向に延びる回転駆動軸21を回転駆動させるようになっている。
回転駆動軸21の外側にはこれを覆う回転軸ケース32が設けられている。回転軸ケース32の上端部は、オフセットフレーム22の後端下部に回動可能に連結され、回転軸ケース32の下端部に作業部30が固定された状態で取り付けられている。また回転軸ケース32の上部には、回転軸ケース32に対して連結アーム部材25が回動自在に設けられている。
作業部30は、連結アーム部材25と回転軸ケース32との間に接続された伸縮シリンダの伸縮により回動可能であるとともに、オフセット機構部20の揺動に対して作業部30の作業方向が走行機体90の進行方向と平行に保持されるようになっている。
作業部30は、畦塗り機1の進行方向前側から畦上面検知回転体100、天場処理部40、前処理部60及び整畦部70を配置して構成される。なお、図1で示すように天場処理部40の回転中心軸の方向は、走行機体の走行方向に対して所定角度傾いている。
図2は、本発明の第1実施形態に係る畦塗り機1の要部平面簡略図である。畦塗り機1は、入力軸11aを備えた装着部10と、入力軸11aに入力された動力を伝達する動力伝達機構12と、整畦部70に動力を伝える整畦用動力伝達機構14と、前処理部60に動力を伝える前処理側動力伝達機構15と、天場処理部40に動力を伝える天場処理部用動力伝達機構16とを有してなる。天場処理部40には、畦上面検知回転体100が設けられている。
図3は、本発明の第1実施形態に係る畦塗り機1の要部側面図である。畦塗り機1の進行方向前部には、天場処理部40の耕耘爪42の回転中心軸41と同一軸上に、接地面を有する畦上面検知回転体100が設けられている。畦上面検知回転体100は天場処理部40の前方向に設けられている。
天場処理部40は、天場処理部用動力伝達機構16に取り付けられており、耕耘爪42と畦上面検知回転体100の一部を覆うように天場カバー40Cを設けている。
畦上面検知回転体100は、天場処理部40の耕耘爪42の回転中心軸41に対して固定して取り付けられている。このため、畦上面検知回転体100は、耕耘爪42の回転に応じて、回転する。畦上面検知回転体100が耕耘爪42の回転に応じて、回転を行うため、旧畦に対する接地面において抵抗が小さくなる。これにより、スムーズに上下追従を行うことができる。
特に旧畦の天場表面が粗く、凸凹している場合には、畦上面検知回転体100を、このように強制的に回転させることで、接地面での抵抗を小さくすることができ、スムーズな上下追従が可能となる。また、耕耘爪42の回転中心軸上から一定距離で畦の天場を検知できるため、天場の高さが変わっても、一定の耕耘深さで、旧畦の天場を削ることができる。
天場処理部用動力伝達機構16は、前処理部60と連結されており、前処理部60の回転中心軸61と同軸を回動軸として、天場処理部40および畦上面検知回転体100と一体的に上下に回動する。天場処理部40は、前処理部60の回転中心軸61から天場処理部用動力伝達機構16を介して駆動力を得ている。
前処理部60は、回転中心軸61と耕耘爪62と掬い爪62Sから構成される。耕耘爪62によって旧畦の土が耕耘され、耕耘された土は掬い爪62Sによって畦側に土盛りされる。したがって、掬い爪62Sは、耕耘爪62の後方に配置される。
整畦部70は、前処理部60の後方に設けられ、耕耘爪62で耕耘され、掬い爪62Sによって畦側に土盛りされた土を、切り崩された旧畦上に塗り付ける。
図4は、本発明の第1実施形態に係る畦塗り機1の要部正面図である。畦上面検知回転体100は旧畦の天場Ukに対して下部が接した状態で回転する。畦上面検知回転体100の後方には、天場処理部40が配置されている。
このため、畦上面検知回転体100の最下部が旧畦の天場Ukに対して接するのに応じて、前処理部60の回転中心軸61を回動軸として、上下方向に揺動する。またこれに応じて、天場処理部40回転中心軸41の中心から放射状に取り付けられた複数の耕耘爪42によって、旧畦の天場Ukを崩していく。
前処理部60は、旧畦に対して内側の部分を耕耘するように配置される。進行方向前側に配置された複数本(2〜4本)の耕耘爪62が旧畦を耕し、耕耘爪62の後部に配置された2本の掬い爪62Sが畦側に土盛りする。掬い爪62Sの先端部分には、掬い板が取り付けられ、土が掬いやすいように構成されている。
図5は、本発明の第1実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体を側面からみた部分断面図である。畦上面検知回転体100は、天場処理部40の耕耘爪42の回転中心軸41に対して固定して取り付けられている。天場処理部40は、天場処理部用動力伝達機構16に取り付けられており、耕耘爪42と畦上面検知回転体100の一部を覆うように天場カバー40Cが設けられている。畦上面検知回転体100は、半球体形状をしており、耕耘爪42の回転と共に、回転を行う。
図6は、本発明の第1実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体の変形例を側面からみた部分断面図である。円錐台形状の畦上面検知回転体101が、天場処理部40の耕耘爪42の回転中心軸41に対して固定して取り付けられている。天場処理部40は、天場処理部用動力伝達機構16に取り付けられており、耕耘爪42と畦上面検知回転体101の一部を覆うように天場カバー40Cが設けられている。畦上面検知回転体101は、円錐台形状をしており、耕耘爪42の回転と共に、回転を行う。
図7は、本発明の第2実施形態に係る畦塗り機の要部側面図である。図7において、図3と同じ部分については同じ符号を用い、説明を省略する。第2実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体100は、天場処理部40の耕耘爪42の回転中心軸41に対して、ベアリング41A(軸受機構)を介して取り付けられている。
天場処理部40は、天場処理部用動力伝達機構16に取り付けられており、耕耘爪42と畦上面検知回転体100の一部を覆うように天場カバー40Cが設けられている。第2実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体100は、軸受機構を介して、回転自在に回転中心軸に取り付けられているため、天場処理部40の耕耘爪42の回転と関係なく、天場との接触によって回転する。
このように構成することで、2度塗りが必要な場面等において、既に整備されたきれいな畦の天場を崩してしまうのを防ぐことができる。
図8は、本発明の第3実施形態に係る畦塗り機の要部側面図である。図8において、図3と同じ部分については同じ符号を用い、説明を省略する。第3実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体100は、天場処理部用動力伝達機構16に設けられた支軸51に対して、ベアリング51B(軸受機構)を介して取り付けられている。
天場処理部50は、天場処理部用動力伝達機構16に取り付けられており、耕耘爪42を覆うように天場カバー50Cが設けられている。畦上面検知回転体100は、天場処理部50の前側であり、天場処理部用動力伝達機構16の前部に設けられている。第3実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体100は、軸受機構を介して、支軸51に取り付けられているため、天場処理部50の耕耘爪42の回転と関係なく、天場との接触によって回転する。
このように構成することで、2度塗りが必要な場面等において、既に整備されたきれいな畦の天場を崩してしまうのを防ぐことができる。
図9は、本発明の第2実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体を側面からみた部分断面図である。天場処理部用動力伝達機構16の前部に、耕耘爪42と畦上面検知回転体100の一部を覆うように天場カバー40Cが設けられている。畦上面検知回転体100はベアリング41Aを介して回転中心軸41に取り付けられている。天場処理部用動力伝達機構16の前方で、耕耘爪42が作業するので、確実に天場を削ることができる。
図10は、本発明の第3実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体を側面からみた部分断面図である。天場処理部用動力伝達機構16を挟んで、天場処理部用動力伝達機構16の後部に、耕耘爪42を覆うように天場カバー50Cが設けられた天場処理部50が取り付けられ、天場処理部用動力伝達機構16の前部に、畦上面検知回転体100が取り付けられている。畦上面検知回転体100はベアリング51Bを介して支軸51に取り付けられている。天場処理部用動力伝達機構16の後方で、耕耘爪42が作業するので、土流れが良い。
図11は、本発明の第2実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体の変形例を側面からみた部分断面図である。図11において、図9と同じ部分については同じ符号を用い、説明を省略する。第2実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体の変形例では、畦上面検知回転体100Aが円錐台形状となっている。
図12は、本発明の第3実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体の変形例を側面からみた部分断面図である。図12において、図10と同じ部分については同じ符号を用い、説明を省略する。第3実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体の変形例では、畦上面検知回転体100Aが円錐台形状となっている。
次に、図13を用いて本発明の第4実施形態に係る畦塗り機について説明する。図13は、本発明の第4実施形態に係る畦塗り機の要部平面簡略図である。図13において、図2と同じ部分については同じ符号を用い、適宜説明を省略する。
第4実施形態に係る畦塗り機は、入力軸11aを備えた装着部10と、入力軸11aに入力された動力を伝達する動力伝達機構12と、整畦部70に動力を伝える整畦用動力伝達機構14と、前処理部160に動力を伝える前処理側動力伝達機構18と、天場処理部240に動力を伝える天場処理部用動力伝達機構19とを有してなる。天場処理部240には、畦上面検知回転体120が設けられている。
畦塗り機の進行方向前側には、天場処理部240の回転中心軸と同一軸上に、接地面を有する畦上面検知回転体120が設けられている。畦上面検知回転体120は、天場処理部240の前方側に設けられている。
図14は、本発明の第4実施形態に係る畦塗り機の要部側面図である。図14において、図3と同じ部分については同じ符号を用い、説明を省略する。複数の耕耘爪242を備えた天場処理部240は、前処理部160の前方に配置される。耕耘爪242の回転中心軸は、機体の走行方向とほぼ同じ方向となっている。ここでほぼ同一とは、稼働中の畦塗り機の構成上、可動可能な範囲内で、機体の走行方向と同一の方向であることを示す。
前処理部160は、機体幅方向に厚みをもって配置される。前処理部160の耕耘爪162の回転中心軸は、機体の走行方向に対してほぼ直交となっている。ここでほぼ直交とは、稼働中の畦塗り機の構成上、可動可能な範囲内で、機体の走行方向に対して直交であることを示す。
図15は、本発明の第4実施形態に係る畦塗り機の要部正面図である。前処理部160は、機体幅方向に厚みがあり、複数の耕耘爪162を備えている。本実施形態では、幅方向に複数本の耕耘爪162が取り付けられている。耕耘爪162は、前処理部160の回転中心軸へ伝達される動力に応じて回転し、土を耕耘する。
天場処理部240の耕耘爪242は、天場カバー240Cによって機体上側部を覆われている。天場処理部240において機体走行方向外側、つまり天場処理部240の前部に畦上面検知回転体120が設けられている。畦上面検知回転体120は、天場処理部240の耕耘爪242の回転中心軸に対して固定して取り付けられているため、耕耘爪242の回転に応じて、回転を行う。
畦上面検知回転体120が耕耘爪242の回転に応じて、回転を行うため、旧畦に対する接地面において抵抗が小さくなる。これにより、スムーズに上下追従を行うことができる。また、詳細は第5実施形態にて後述するが、旧畦の高さに連動して、高い畦のときは、畦を低く整形することを目的として深く削ることができ、旧畦の高さが低いときは、必要以上に旧畦を削ることなく浅く耕耘することが可能となる。
図16は、本発明の第4実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体を側面からみた部分断面図である。第4実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体120は、半球体形状となっている。畦上面検知回転体120は、天場処理部240の耕耘爪242の回転中心軸に対して固定して取り付けられているため、耕耘爪242の回転に応じて、回転を行う。また、形状が半球体形状となっているので、より追従性の向上や抵抗低減に有効である。
図17は、本発明の第5実施形態に係る畦塗り機の要部側面図である。基本的には、図14の第4実施形態に係る畦塗り機と同様であるが、畦上面検知回転体120は耕耘爪242の回転に無関係に回転する。前処理部160は、機体幅方向に厚みがあり、複数の耕耘爪162を備えている。耕耘爪162は、前処理部160の回転中心軸へ伝達される動力に応じて回転し、土を耕耘する。
天場処理部240の耕耘爪242は、天場カバー240Cによって機体上側部を覆われている。天場処理部240において機体走行方向外側、つまり天場処理部240の前部に畦上面検知回転体120が設けられている。
図18は、本発明の第5実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体の説明図である。第5実施形態に係る畦塗り機の畦上面検知回転体120は、半球体形状となっている。畦上面検知回転体120は、天場処理部240の耕耘爪242の回転中心軸に対してベアリングを介して取り付けられているため、進行方向の障害物等に接触すると、回転することで衝撃をやわらげることができ、スムーズに追従できる。
図18のAは、旧畦の高さが高い場合を示している。旧畦の高さが高いため、畦上面検知回転体120の下端部が、高い位置で旧畦の天場Ukに接する。このとき、畦上面検知回転体120の回転中心軸と同軸上に備えられた耕耘爪242は、畦を低く整形するように、深さktを削るようになる。
図18のBは、図18のAに比べて、旧畦の高さが低い場合の天場処理部240および畦上面検知回転体120の旧畦の天場に対する位置関係を示す。旧畦の高さが低いため、畦上面検知回転体120の下端部が、低い位置で旧畦の天場Ukに接する。このとき、畦上面検知回転体120の回転中心軸と同軸上に備えられた耕耘爪242は、旧畦を必要以上に削ることなく、浅く耕耘する(深さkn)。
図18のCは、さらに旧畦の高さが低い場合の天場処理部240および畦上面検知回転体120の旧畦の天場に対する位置関係を示す。旧畦の高さが非常に低い場合、畦上面検知回転体120の下端部は、耕耘爪242の爪が土に届かないような位置で旧畦の天場Ukに接する。このため、旧畦が低い場合には、削ることがない。
上記のように、天場処理部240および畦上面検知回転体120の位置関係から、旧畦の高さに応じて削り量を変えることができる。また、天場処理部240および畦上面検知回転体120の位置関係、つまり、畦上面検知回転体120の半球体の直径を変えたり、天場処理部240の耕耘爪242の長さを変えることで、天場との位置関係を変え、削る深さを変えることも可能である。
上記実施形態1〜7および、その変形例などで、畦上面検知回転体を半球体形状、輪環体形状、円筒形状、円錐台形状としたが、これらの形状に限らず、本発明の目的を達成する形状であれば、どのような形状でもよい。また、実施形態それぞれにおいて、すべての形状の例を示してないが、どの形状の畦上面検知回転体も、それぞれの実施形態の畦塗り機に適用可能である。また、前処理部の回転中心軸は、走行方向に対して平行、垂直、斜めなど、どのような軸心方向でもよい。
1 畦塗り機
10 装着部
30 作業部
40,140,240 天場処理部
42,142,242 耕耘爪
60,160 前処理部
62,162 耕耘爪
70 整畦部
90 走行機体
100,100A,120 畦上面検知回転体
Uk 天場

Claims (9)

  1. 走行機体に機体の前部が装着され、前記走行機体の走行位置に対して側方にオフセットした位置に配置され、旧畦の天場を切り崩す複数の耕耘爪を有して前記機体に支持された天場処理部を備える畦塗り機であって、
    前記天場処理部の回転中心軸と同一軸上に、接地面を有する回転体を備えた畦塗り機。
  2. 前記回転体は、前記天場処理部の回転中心軸の回転とともに回転する請求項1記載の畦塗り機。
  3. 前記回転体は、前記天場処理部の回転中心軸と同一軸上に、回転自在に支持されている請求項1記載の畦塗り機。
  4. 前記天場処理部は、上下方向に移動自在に取り付けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の畦塗り機。
  5. 前記天場処理部の回転中心軸の方向が、前記走行機体の走行方向とほぼ同一である請求項1〜4のいずれか1項に記載の畦塗り機。
  6. 前記天場処理部の回転中心軸の方向が、前記走行機体の走行方向に対して所定角度傾いている請求項1〜4のいずれか1項に記載の畦塗り機。
  7. 前記天場処理部の回転中心軸の方向が、前記走行機体の走行方向に対してほぼ直交である請求項1〜4のいずれか1項に記載の畦塗り機。
  8. 前記回転体が、半球体形状である請求項1〜7のいずれか1項に記載の畦塗り機。
  9. 前記回転体が、円錐台形状である請求項1〜7のいずれか1項に記載の畦塗り機。
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