JP2014006363A - 表示装置および表示装置の駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体画像を視認可能な表示装置において、立体画像の精細度の低下を抑える。
【解決手段】各画素は明副画素と暗副画素とを含み、明副画素および暗副画素は、行方向および列方向に交互に配されており、位相差板15には右円偏光領域15Rと左円偏光領域15Lとが形成されており、右円偏光領域15Rおよび左円偏光領域15Lは、液晶パネル10を平面的に視て、明副画素に重なっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、立体画像を視認可能な表示装置、および表示装置の駆動方法に関する。
近年、画面に表示される映像を立体的な画像として観察者に知覚させることが可能な表示装置(以下、立体画像表示装置ともいう)が提案されている。立体画像を視認可能とする方式の一つに、偏光方式がある。偏光方式は、右眼用の画像と左眼用の画像とを表示パネルに同時に表示し、観察者が偏光めがねをかけた状態で観察する方式である(例えば特許文献1)。
具体的には、左眼用の画像と右眼用の画像とが、表示パネルの水平方向の1ラインずつ交互に表示される。例えば、1920×1080ドットの表示パネルの場合、偶数ラインからなる1920×540ドット分が左眼用の画像表示に割り当てられ、奇数ラインからなる1920×540ドット分が右眼用の画像表示に割り当てられる。表示パネルの表示面側には、偏光フィルム(位相差板)が設けられている。
偏光めがねにも、同様に、偏光フィルムが貼り付けられている。左眼用に割り当てられた偶数ラインの光は、偏光めがねの左眼レンズを透過し、右眼用に割り当てられた奇数ラインの光は、偏光めがねの右目レンズを透過する。
これにより、観察者は、左眼が左眼用の画像だけを観察し、右眼が右眼用の画像だけを観察することにより、立体画像として認識することが可能となる。
特開平10−253824号公報(1998年9月25日公開)
このような偏光方式の立体画像表示装置では、表示画像の精細度が低下するという問題が知られている。例えば、1920×1080ドットの表示パネルの場合、左眼用および右眼用それぞれに、1920×540ドットずつ割り当てられるため、表示される左眼用の画像および右眼用の画像それぞれの精細度が、平面画像(二次元画像)を表示する場合に比べて半分になる。このように、偏光方式の立体画像表示装置では、特に鉛直方向における精細度が低下するという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、立体画像を視認可能な表示装置において、立体画像の精細度の低下を抑えることにある。
本発明の表示装置は、上記課題を解決するために、
右眼用画像および左眼用画像を表示可能な表示パネルと、表示パネルの観察者側に設けられた位相差板とを備えた表示装置であって、
上記表示パネルは、行方向および列方向にマトリクス状に配された複数の画素を備え、
上記複数の画素のそれぞれは、少なくともある階調における輝度が相対的に高くなる第1副画素と、該輝度が相対的に低くなる第2副画素とを含み、
上記第1副画素および上記第2副画素は、行方向および列方向に交互に配されており、
上記位相差板には、偏光軸の回転方向が右方向となる右円偏光領域と、偏光軸の回転方向が左方向となる左円偏光領域とが形成されており、
上記右円偏光領域および上記左円偏光領域は、上記表示パネルを平面的に視て、上記第1副画素に重なっていることを特徴とする。
上記構成では、第1副画素(明副画素)および第2副画素(暗副画素)は市松模様に配されるため、右円偏光領域および上記左円偏光領域は、斜め方向の1ラインごとに交互に形成されている(図5参照)。そして、右円偏光領域および左円偏光領域は、表示パネルを平面的に視て、第1副画素に重なっている。例えば斜め方向の奇数ラインに左眼用の画像が表示され、斜め方向の偶数ラインに右眼用の画像が表示される。
上記構成によれば、左眼用の画像と右眼用の画像とを、表示パネルの水平方向の1ラインずつ交互に表示する従来の立体画像表示装置の構成と比較して、左眼用のライン数および右眼用のライン数を多くすることができる。そのため、観察者に、より滑らかな(高精細な)立体画像を観察させることができる。よって、立体画像を視認可能な表示装置において、立体画像の精細度の低下を抑えることができる。
本発明の表示装置では、上記右円偏光領域と上記左円偏光領域との境界線が、上記第2副画素に重なっていることが好ましい。
これにより、クロストークを防ぐことができるため、立体画像の表示品位を高めることができる。
本発明の表示装置では、
上記第1副画素および上記第2副画素のそれぞれは、斜め方向に直線状に並べられているとともに、上記第1副画素および上記第2副画素は、斜め方向の1ラインごとに交互に配されており、
上記右円偏光領域および上記左円偏光領域は、上記表示パネルを平面的に見て、上記第1副画素に重なるように、斜め方向に直線状に形成されているとともに1ラインごとに交互に配されていることが好ましい。
本発明の表示装置では、
斜め方向に直線状に並べられた複数の上記第1副画素と、該第1副画素のそれぞれに対応する複数の上記第2副画素とで構成される複数の上記画素に、右眼用の画像または左眼用の画像が表示され、
上記右眼用の画像および上記左眼用の画像は、斜め方向の1ラインごとに交互に表示されることが好ましい。
本発明の表示装置では、副画素ごとに画素電極が設けられるとともに、各画素電極に対応して保持容量配線が設けられ、各保持容量配線に与えられる保持容量配線信号によって各副画素の輝度が制御される構成とすることもできる。
これにより、各画素において、明副画素と暗副画素を形成することができる。
本発明の表示装置では、1本の保持容量配線に与えられる保持容量配線信号は、この保持容量配線と容量を形成する画素電極への信号電位の書き込み中はレベルシフトせず、書き込みが終了するのと同期してあるいはそれ以後に、基準電位に対してプラス方向あるいはマイナス方向にレベルシフトする構成とすることもできる。
本発明の表示装置では、1つの画素に含まれる2つの画素電極の一方と容量を形成する保持容量配線と、他方と容量を形成する保持容量配線とでは、レベルシフトの向きが逆になっている構成とすることもできる。
本発明の表示装置では、走査方向に隣り合う2つの画素の一方に含まれる1つの画素電極と、他方に含まれる1つの画素電極とが同一の保持容量配線と容量を形成している構成とすることもできる。
本発明の表示装置では、
垂直走査期間は複数のサブ垂直走査期間を有し、該複数のサブ垂直走査期間は、連続する複数の奇数行または偶数行の画素を順次走査する第1サブ垂直走査期間と、該第1サブ垂直走査期間に連続し、該第1サブ垂直走査期間において飛び越された複数の偶数行または奇数行の画素を順次走査する第2サブ垂直走査期間とを含み、
複数のデータ信号線のそれぞれに供給されるデータ信号電圧は、垂直走査期間に同期して極性が正極と負極とで反転しつつ、同一列の全ての画素について極性が同一であり、かつ隣り合う列間で極性が逆転しており、
上記保持容量配線信号は、上記第1サブ垂直走査期間に選択される第j走査信号線に接続された画素が有する2つの副画素の内で当該保持容量配線信号が供給される保持容量配線と関連付けられている副画素の実効電圧を上昇させるまたは降下させる作用と、上記第2サブ垂直走査期間に選択される第j+1走査信号線に接続された画素が有する2つの副画素の内で当該保持容量配線信号が供給される保持容量配線と関連付けられている副画素の実効電圧を上昇させるまたは降下させる作用とが互いに逆になる波形を有している構成とすることもできる。
上記構成によれば、ソースライン反転駆動を行うとともに、ゲートバスライン飛び越し走査駆動(インターレース駆動)が実現される。これにより、ソースドライバの消費電力(発熱)を抑え、また、動画性能向上のため画像書き込み周波数を上げる際にも充電率の低下を抑制することができる。
本発明の表示装置の駆動方法は、上記課題を解決するために、
右眼用画像および左眼用画像を表示可能な表示パネルと、表示パネルの観察者側に設けられた位相差板とを備えた表示装置の駆動方法であって、
上記表示パネルは、行方向および列方向にマトリクス状に配された複数の画素を備え、
上記複数の画素のそれぞれは、少なくともある階調における輝度が相対的に高くなる第1副画素と、該輝度が相対的に低くなる第2副画素とを含み、
上記第1副画素および上記第2副画素は、行方向および列方向に交互に配されており、
上記位相差板には、偏光軸の回転方向が右方向となる右円偏光領域と、偏光軸の回転方向が左方向となる左円偏光領域とが形成されており、
斜め方向に直線状に並べられた複数の上記第1副画素と、該第1副画素のそれぞれに対応する複数の上記第2副画素とで構成される複数の上記画素に、右眼用の画像または左眼用の画像を表示するとともに、
上記右眼用の画像および上記左眼用の画像を、斜め方向の1ラインごとに交互に表示することを特徴とする。
上記駆動方法によれば、立体画像を視認可能な表示装置において、立体画像の精細度の低下を抑えることができる。
本発明の表示装置の駆動方法では、
上記表示パネルには、副画素ごとに画素電極が設けられるとともに、各画素電極に対応して保持容量配線が設けられており、
各保持容量配線に与える保持容量配線信号によって各副画素の輝度を制御することが好ましい。
これにより、各画素において、明副画素と暗副画素を形成することができる。
本発明の表示装置は、上記第1副画素および上記第2副画素は、行方向および列方向に交互に配されており、上記位相差板には、偏光軸の回転方向が右方向となる右円偏光領域と、偏光軸の回転方向が左方向となる左円偏光領域とが形成されており、上記右円偏光領域および上記左円偏光領域は、上記表示パネルを平面的に視て、上記第1副画素に重なっている構成である。
本発明の表示装置の駆動方法は、斜め方向に直線状に並べられた複数の上記第1副画素と、該第1副画素のそれぞれに対応する複数の上記第2副画素とで構成される複数の上記画素に、右眼用の画像または左眼用の画像を表示するとともに、上記右眼用の画像および上記左眼用の画像を、斜め方向の1ラインごとに交互に表示する方法である。
これにより、立体画像を視認可能な表示装置において、立体画像の精細度の低下を抑えることができる。
本実施の形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。 図1の液晶表示装置における液晶パネルの1つの画素を示す回路図である。 図1の液晶表示装置における液晶パネルの一部の接続関係を示す回路図である。 図1の液晶表示装置における液晶パネルの一部の表示状態を模式的に示す平面図である。 図1の液晶表示装置における液晶パネルに位相差板を重ね合わせた状態を示す平面図である。 比較例に係る液晶パネルの概略構成を示す平面図である。 比較例に係る液晶パネルに位相差板を重ね合わせた状態を示す平面図である。 図1の液晶表示装置において、平面画像(二次元画像)を表示する場合の構成を模式的に示す平面図である。 実施例1に係る液晶表示装置の概略構成を示す平面図である。 列方向に隣接する2つの画素の概略構成を平面図である。 実施例1に係る液晶表示装置の画素と保持容量配線との接続関係を模式的に示すとともに、ソース信号電圧の書き込み極性(図中の+−)ならび明暗2つの副画素(図中のハッチングが暗副画素)の配置を模式的に示す図である。 実施例1に係る液晶表示装置における各信号電圧の波形を示す図である。 実施例1に係る液晶表示装置をソースライン反転駆動した場合のNフレームおよびN+1フレームにおけるソース信号電圧の書き込み極性の配置を示す図である。 実施例1に係る液晶表示装置をソースライン反転駆動する場合の各信号波形を示す図である。 実施例2に係る液晶表示装置における液晶パネルの概略構成を示す平面図である。 図15の液晶パネルの一部を示す回路図である。
本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
本発明の表示装置は、画面に表示される映像を立体的な画像(以下、立体画像という)として観察者に知覚させることが可能な機能を有している。
図1は、本実施の形態に係る液晶表示装置(表示装置)1の概略構成を示す斜視図である。液晶表示装置1は、液晶表示装置1の背面側(観察者側と反対側)から順に、バックライト11、第1偏光板12、画像形成部13、第2偏光板14、および位相差板15を備えている。第1偏光板12、画像形成部13、および第2偏光板14は、液晶パネル(表示パネル)10を構成する。
バックライト11は、液晶パネル10における第1偏光板12の背面側に配され、液晶パネル10に対して光を照射する。バックライト11は、例えば、光源としてのLEDと、LEDから発せられた光を液晶パネル10に導くための導光板とを備えている。バックライト11の構成はこれに限定されず、周知の構成を適用することができる。
第1偏光板12は、画像形成部13のバックライト11側に配されている。第1偏光板12は、透過軸と、透過軸に直交する吸収軸とを有し、光源から出射された光が入射されると、透過軸の方向に平行な偏光軸の光を透過し、吸収軸の方向に平行な偏光軸の光を遮断する。ここで偏光軸の方向とは、光における電界の振動方向のことをいう。第1偏光板12における透過軸の方向は、例えば、図1の矢印で示すように、観察者側から液晶表示装置1を見たときの水平方向に対して右斜め上の方向である。第1偏光板12の構成はこれに限定されず、周知の構成を適用することができる。
画像形成部13は、右眼用画像形成領域13Rおよび左眼用画像形成領域13Lを有する。右眼用画像形成領域13Rおよび左眼用画像形成領域13Lは、図1に示すように、画像形成部13を斜め方向に区切った領域(ライン)であり、複数の右眼用画像形成領域13Rおよび左眼用画像形成領域13Lが斜め方向の1ラインごとに交互(ストライプ状)に配されている。右眼用画像形成領域13Rには右眼用画像が形成され、左眼用画像形成領域13Lには左眼用画像が形成される。
第1偏光板12を透過した光が右眼用画像形成領域13Rおよび左眼用画像形成領域13Lに入射すると、右眼用画像形成領域13Rを透過した光は右眼用画像の画像光(以下、「右目用画像光」という)となり、左眼用画像形成領域13Lを透過した光は左眼用画像の画像光(以下、「左目用画像光」という)となる。なお、右眼用画像形成領域13Rを透過した右眼用画像光、および、左眼用画像形成領域13Lを透過した左眼用画像光は、それぞれ特定方向の偏光軸を有する直線偏光である。
第2偏光板14は、画像生成部13の観察者側に配されている。第2偏光板14は、右眼画像形成領域13Rを透過した右眼用画像光、および、左眼画像形成領域13Lを透過した左眼用画像光が入射されると、これら両画像光のうち、偏光軸が透過軸に平行な画像光を透過し、偏光軸が吸収軸に平行な画像光を遮断する。ここで、第2偏光板14における透過軸の方向は、例えば、図1の矢印で示すように、観察者側から液晶表示装置1を見たときの水平方向に対して左斜め上の方向である。第1偏光板12と同様に、第2偏光板14の構成もこれに限定されず、周知の構成を適用することができる。
位相差板15は、右円偏光領域15Rおよび左円偏光領域15Lを有する。右円偏光領域15Rおよび左円偏光領域15Lには、ともに1/4波長板(1/4波長フィルム)が設けられている。右円偏光領域15Rおよび左円偏光領域15Lは、液晶表示装置1に対して正面の中央位置において所定の距離から観察した場合に、右円偏光領域15Rに、右眼画像形成領域13Rを透過した右眼用画像光が入射され、左円偏光領域15Lに、左眼画像形成領域13Lを透過した左眼用画像光が入射されるように、位相差板15に設けられている。すなわち、右円偏光領域15Rおよび左円偏光領域15Lは、右眼用画像形成領域13Rおよび左眼用画像形成領域13Lに対応するように、斜め方向の1ラインごとに交互(ストライプ状)に形成されており、観察者側から見て(液晶パネル10を平面的に見て)、右円偏光領域15Rが右眼画像形成領域13Rに重なり、左円偏光領域15Lが左眼画像形成領域13Lに重なっている。
また、位相差板15は、入射された光(右眼用画像光および左眼用画像光)を、右円偏光領域15Rおよび左円偏光領域15Lから、偏光軸の回転方向が互いに逆方向となる円偏光として出射する。例えば、右円偏光領域15Rは、入射された光(右眼用画像光)を右回りの円偏光として出射し、左円偏光領域15Lは、入射された光(左眼用画像光)を左回りの円偏光として出射する。なお、円偏光には楕円偏光も含まれる。
上記構成を有する液晶表示装置1を観察する場合、観察者は、偏光めがね20を着用する。偏光めがね20は、右眼用画像透過部20Rおよび左眼用画像透過部20Lを有する。右眼用画像透過部20Rおよび左眼用画像透過部20Lには、ともに1/4波長板(1/4波長フィルム)が設けられている。また、偏光めがね20は、1/4波長板よりも観察者側に、透過軸の方向が観察者から見て右斜め上の方向であり、吸収軸の方向が透過軸の方向に直交する方向である偏光板(図示せず)を備えている。観察者は、偏光めがね20を着用して液晶表示装置1を観察することにより、右眼には右眼用画像光だけが入射され、左眼には左眼用画像光だけが入射される。これにより、観察者は、立体画像を認識することができる。
次に、液晶パネル10および位相差板15の具体的な構成について説明する。
(液晶パネル10の構成)
液晶パネル10は、いわゆる画素分割構造(マルチ画素構造)を有する。液晶パネル10は、行方向および列方向(マトリクス状)に配された複数の画素のそれぞれが、少なくともある階調において互いに異なる輝度を表示する第1副画素(明副画素)および第2副画素(暗副画素)を有する。ここで、各画素において、第1副画素は、第2副画素よりも相対的に輝度が高く、第2副画素は、第1副画素よりも相対的に輝度が低くなっている。
図2は、液晶パネル10の1つの画素pを示す等価回路図であり、図3は、液晶パネル10の一部の接続関係を示す平面図であり、図4は、液晶パネル10の一部の表示状態を模式的に示す平面図である。
図2に示すように、画素pには、第1副画素電極51aおよび第2副画素電極51bが含まれている。第1副画素電極51aは、第1トランジスタ56aを介して走査信号線52およびデータ信号線54に接続されている。第2副画素電極51bは、第2トランジスタ56bを介して走査信号線52およびデータ信号線54に接続されている。第1副画素電極51aと対向電極comとの間には第1液晶容量Clc1が形成され、第2副画素電極51bと対向電極comとの間には第2液晶容量Clc2が形成されている。第1副画素電極51aと第1保持容量配線53aとの間には第1保持容量CS1が形成され、第2副画素電極51bと第2保持容量配線53bとの間には第2保持容量CS2が形成されている。
第1副画素電極51aおよび第2副画素電極51bに、共通のデータ信号線54からソース信号電圧(表示信号電圧、データ信号)を供給しておき、その後、各トランジスタ56a、56bをオフ状態にした後に、第1保持容量配線53aおよび第2保持容量配線53bの電圧を互いに異なるように変化させる。これにより、第1液晶容量Clc1と第2液晶容量Clc2とに印加される電圧が互いに異なり、1つの画素内に、輝度が相対的に高くなる明副画素と、輝度が相対的に低くなる暗副画素とが形成される。1つの画素内に明副画素と暗副画素とを形成する液晶表示装置1の具体的な構成例は後述する。
液晶パネル10では、図3および図4に示すように、明副画素および暗副画素(ハッチングの副画素)が、市松模様に配される。
ここで、液晶パネル10において、表示単位としての1つの絵素は、3つ(3色)の画素p(R画素、G画素、およびB画素)を含んで構成されている。R画素は、R明副画素およびR暗副画素で構成され、G画素は、G明副画素およびG暗副画素で構成され、B画素は、B明副画素およびB暗副画素で構成されている。具体的には、図3および図4に示すように、絵素P1は、R1明副画素およびR1暗副画素、G1明副画素およびG1暗副画素、B1明副画素およびB1暗副画素で構成されている。絵素P2は、R2明副画素およびR2暗副画素、G2明副画素およびG2暗副画素、B2明副画素およびB2暗副画素で構成されている。
図3に示す絵素P1のR1明副画素、G1明副画素、およびB1明副画素は、斜め方向に直線状に並んで配されており、図3に示す絵素P2のR2明副画素、G2明副画素、およびB2明副画素は、斜め方向に直線状に並んで配されている。すなわち、液晶パネル10において、1絵素は、斜め方向に直線状に並べられた、RGBそれぞれの明副画素と、これら明副画素に対応する、RGBそれぞれの暗副画素とで構成されている。
絵素P1、P2には、左眼用画像が表示される。すなわち、絵素P1、P2を含む斜め方向のラインは、左眼用画像形成領域13L(図1参照)に対応している。
図3および図4に示すように、絵素P3は、R3明副画素およびR3暗副画素、G3明副画素およびG3暗副画素、B3明副画素およびB3暗副画素で構成されている。絵素P4は、R4明副画素およびR4暗副画素、G4明副画素およびG4暗副画素、B4明副画素およびB4暗副画素で構成されている。
図3に示す絵素P3のR3明副画素、G3明副画素、およびB3明副画素は、斜め方向に直線状に並んで配されており、図3に示す絵素P4のR4明副画素、G4明副画素、およびB4明副画素は、斜め方向に直線状に並んで配されている。絵素P3、P4には、右眼用画像が表示される。すなわち、絵素P3、P4を含む斜め方向のラインは、右眼用画像形成領域13R(図1参照)に対応している。
R5画素、G5画素およびB5画素を含む絵素P5(図示せず)と、R6画素、G6画素およびB6画素を含む絵素P6(図示せず)とには、絵素P1、P2と同様に、左眼用画像が表示され、R7画素、G7画素およびB7画素を含む絵素P7(図示せず)と、R8画素、G8画素およびB8画素を含む絵素P8(図示せず)とには、絵素P3、P4と同様に、右眼用画像が表示される。すなわち、絵素P5、P6を含む斜め方向のラインは、左眼用画像形成領域13L(図1参照)に対応しており、絵素P7、P8を含む斜め方向のラインは、右眼用画像形成領域13R(図1参照)に対応している。
このように、液晶パネル10は、明副画素および暗副画素の市松模様の配置において、明副画素が斜め方向に直線状に並ぶ1ラインごとに、左眼用画像および右眼用画像を交互(ストライプ状)に表示する。
(位相差板15の構成)
液晶パネル10の観察者側に配される位相差板15は、上述したように、右円偏光領域15Rおよび左円偏光領域15Lを有している。
図5は、液晶パネル10に位相差板15を重ね合わせた状態を示す平面図である。
図1および図5に示すように、左円偏光領域15Lは、液晶パネル10の左眼用画像形成領域13Lに重なるように位相差板15に形成されており、右円偏光領域15Rは、液晶パネル10の右眼用画像形成領域13Rに重なるように位相差板15に形成されている。また、右円偏光領域15Lおよび左円偏光領域15Rは、右円偏光領域15Lおよび左円偏光領域15Rの境界線15S(図5参照)が、液晶パネル10の暗副画素に重なるように位相差板15に形成されている。
よって、例えば、図5に示すように、斜め方向に直線状に並べられた、R1明副画素、G1明副画素、B1明副画素、R2明副画素、G2明副画素、B2明副画素に、位相差板15の左円偏光領域15Lが重なっており、斜め方向に直線状に並べられた、R3明副画素、G3明副画素、B3明副画素、R4明副画素、G4明副画素、B4明副画素に、位相差板15の右円偏光領域15Rが重なっている。
(位相差板15の製造方法)
位相差板15は、概略的には、フィルム製造工程、フィルムカッティング工程、フィルム貼り付け工程を含む製造工程により製造することができる。フィルム製造工程では、光配向により、ストライプ状に配向膜を処理して液晶ポリマーを塗布する。これにより、右円偏光領域15Rと左円偏光領域15Lとをストライプ状に形成する。フィルムカッティング工程およびフィルム貼り付け工程は、周知の方法を適用することができる。これにより、位相差板15を製造することができる。
(効果)
上記の構成を有する液晶表示装置1によれば、立体画像の精細度(解像度)の低下を抑えることができる。以下、具体的に説明する。
図6は、液晶表示装置1と比較するための、画素分割構造(マルチ画素構造)を有する液晶パネル(表示パネル110)の概略構成を示す平面図である。図6に示すように、液晶パネル110では、明副画素および暗副画素(ハッチングの副画素)が、市松模様に配されている。
表示単位としての1つの絵素は、r明副画素、r暗副画素、g明副画素、g暗副画素、b明副画素、b暗副画素を含んで構成されている。具体的には、絵素P10は、r1明副画素およびr1暗副画素、g1明副画素およびg1暗副画素、b1明副画素およびb1暗副画素で構成されている。絵素P20は、r2明副画素およびr2暗副画素、g2明副画素およびg2暗副画素、b2明副画素およびb2暗副画素で構成されている。
ここで、液晶パネル110では、絵素P10、P20が水平方向に直線状に並んで配されている。すなわち、絵素P10、P20を含む水平方向のラインには、右眼用画像が表示される。
絵素P30は、r3明副画素およびr3暗副画素、g3明副画素およびg3暗副画素、b3明副画素およびb3暗副画素で構成されている。絵素P40は、r4明副画素およびr4暗副画素、g4明副画素およびg4暗副画素、b4明副画素およびb4暗副画素で構成されている。
ここで、液晶パネル110では、絵素P30、P40が水平方向に直線状に並んで配されている。すなわち、絵素P30、P40を含む水平方向のラインには、左眼用画像が表示される。
液晶パネル110の観察者側に配される位相差板150には、右円偏光領域150Rおよび左円偏光領域150Lが形成されている。図7に示すように、水平方向に直線状に並べられた、絵素P10、P20に、位相差板150の右円偏光領域15Rが重なっており、水平方向に直線状に並べられた、絵素P30、P40に、位相差板150の左円偏光領域15Lが重なっている。
このように、比較例に係る液晶表示装置の構成では、水平方向の奇数ラインに右眼用の画像が表示され、水平方向の偶数ラインに左眼用の画像が表示される。
これに対して、液晶表示装置1の構成では、図5に示すように、右円偏光領域15Rおよび左円偏光領域15Lが、右眼用画像形成領域13Rおよび左眼用画像形成領域13Lに対応するように、斜め方向の1ラインごとに交互(ストライプ状)に形成されている。すなわち、液晶表示装置1の構成では、斜め方向の奇数ラインに左眼用の画像が表示され、斜め方向の偶数ラインに右眼用の画像が表示される。そのため、液晶表示装置1の構成では、左眼用のライン数および右眼用のライン数が、表示装置100の場合よりも多くなるため、液晶表示装置1における表示画像は、表示装置100における表示画像よりも滑らかな画像となる。
以上より、液晶表示装置1の構成によれば、立体画像の精細度の低下を抑えることができる。
なお、液晶表示装置1では、右円偏光領域15Lおよび左円偏光領域15Rの境界線15S(図5参照)が、液晶パネル10のブラックマトリクス(図示せず)に重なるように構成されていても良い。
液晶表示装置1において、平面画像(二次元画像)を表示する場合は、図8に示すように、表示単位としての1つの絵素を、水平方向に並べられたR画素、G画素、およびB画素で構成すれば良い。また、液晶表示装置1において、平面画像と立体画像とを切り替えて表示する場合は、平面画像用のデータ信号と、立体画像用のデータ信号とを切り替えれば良い。
(画素分割構造)
次に、画素分割構造(マルチ画素構造)を有する本液晶表示装置1の実施例について説明する。以下では、特に、1つの画素内に形成される明副画素と暗副画素とにより表示を行う液晶パネル10の具体例および駆動方法について説明する。
〔実施例1〕
図9は、液晶表示装置1の概略構成を示す平面図であり、図10は、列方向に隣接する2つの画素の概略構成を平面図である。各画素の回路構成は、図2に示したとおりである。
液晶表示装置1は、液晶パネル10と、データ信号線S1・・・(Siと表記することもある)にソース信号電圧を供給するソースドライバ120(データ信号線駆動回路)と、走査信号線G1・・・にゲート信号電圧を供給するゲートドライバ130(走査信号線駆動回路)と、保持容量配線CS1・・・にCS電圧(保持容量配線信号)を供給するCSコントロール回路140(保持容量配線駆動回路)と、ソースドライバ120およびゲートドライバ130並びにCSコントロール回路140を制御する表示制御回路150とを備えている。
液晶パネル10の各画素は2つの副画素を有している。図10の第1副画素SP−1が図2に示す第1液晶容量Clc1および第1保持容量CS1を有しており、図10の第2副画素SP−2が図2に示す第2液晶容量Clc2および第2保持容量CS2を有している。第1液晶容量Clc1は、第1副画素電極51a、対向電極com、および両者間の液晶層によって形成されており、第2液晶容量Clc2は、第2副画素電極51b、対向電極com、および両者間の液晶層によって形成されている。対向電極comは2つの副画素に共通に設けられており、一般に、表示領域内の全ての画素に共通に設けられている。ただし、大型の液晶表示パネルにおいては複数の領域に分割されることもある。
表示制御回路150は、外部の信号源(例えばチューナ)から、表示すべき画像を表すデジタルビデオ信号Dvと、当該デジタルビデオ信号Dvに対応する水平同期信号HSYおよび垂直同期信号VSYと、表示動作を制御するための制御信号Dcとを受け取り、それらの信号Dv、HSY、VSYおよびDcに基づき、そのデジタルビデオ信号Dvの表す画像を液晶パネル10に表示させるための信号として、データスタートパルス信号SSPと、データクロック信号SCKと、ラッチストローブ信号LSとデータ信号の極性を制御する信号POL、表示すべき画像を表すデジタル画像信号DAと、ゲートスタートパルス信号GSPと、ゲートクロック信号GCKと、ゲートドライバ出力制御信号GOEとを生成し出力する。
より詳しくは、ビデオ信号Dvを内部メモリで必要に応じてタイミング調整等を行った後に、デジタル画像信号DAとして表示制御回路150から出力し、そのデジタル画像信号DAの表す画像の各画素に対応するパルスからなる信号としてデータクロック信号SCKを生成し、水平同期信号HSYに基づき1水平走査期間毎に所定期間だけハイレベル(Hレベル)となる信号としてデータスタートパルス信号SSPを生成し、垂直同期信号VSYに基づき1フレーム期間(1垂直走査期間)毎に所定期間だけハイレベルとなる信号としてゲートスタートパルス信号GSPを生成し、水平同期信号HSYに基づきゲートクロック信号GCKを生成し、水平同期信号HSYおよび制御信号Dcに基づきラッチストローブ信号LSおよびゲートドライバ出力制御信号GOEを生成する。
上記のようにして表示制御回路150において生成された信号のうち、デジタル画像信号DA、ラッチストローブ信号LS、データ信号の極性を制御する信号POL、データスタートパルス信号SSPおよびデータクロック信号SCKは、ソースドライバ120に入力され、ゲートスタートパルス信号GSP、ゲートクロック信号GCKおよびゲートドライバ出力制御信号GOEは、ゲートドライバ130に入力される。
ソースドライバ120は、デジタル画像信号DA、データスタートパルス信号SSP、データクロック信号SCK、ラッチストローブ信号LSおよびデータ信号の極性を制御する信号POLに基づき、デジタル画像信号DAの表す画像の各水平走査線における画素値に相当するアナログ電圧としてデータ信号を1水平走査期間毎に順次生成し、これらのデータ信号(表示信号電圧)をデータ信号線Siにそれぞれ印加する。
また、CSコントロール回路140には、ゲートクロック信号GCKおよびゲートスタートパルス信号GSPが入力される。CS用コントロール回路140は、CS電圧の波形を制御する。CS電圧として、1:1のデューティ比で振動する波形を有する振動電圧を用いる場合、振動の位や幅(または周期)を制御する。
液晶表示装置1は、上述したようにマルチ画素駆動される。すなわち、図2に示すように、第1副画素電極51aと、第2副画素電極51bとに、共通のデータ信号線54からソース信号電圧(表示信号電圧)を供給しておき、その後、各トランジスタ56a、56bをオフ状態にした後に第1保持容量配線53aおよび第2保持容量配線53bの電圧を相互に異なるように変化させる。これにより、第1液晶容量Clc1と第2液晶容量Clc2に印加される電圧が異なり、1つの画素内に明副画素と暗副画素とを形成する。この構成では、2つの副画素電極に1本のデータ信号線からソース信号電圧を供給するため、データ信号線の数やこれらを駆動するソースドライバの数を増加させる必要がないという利点がある。
以下に、図11〜図14を参照して、液晶表示装置1にソースライン反転駆動方法を適用した例を説明する。
液晶表示装置1においては、例えば、マルチ画素駆動にソースライン反転駆動法を適用するとともに、ゲートバスライン飛び越し走査駆動(インターレース駆動)を行う。これにより、ソースドライバの消費電力、すなわち発熱を抑え、また、動画性能向上のため画像書き込み周波数を上げる際にも充電率の低下を抑制することができる。なお、液晶表示装置1の駆動方法は、これに限定されない。
なお、飛び越し走査駆動の説明において、最初に奇数行を走査し(偶数行を飛び越し)、次に偶数行を走査する例を説明するが、本発明の実施形態における飛び越し走査の順序はこれに限られず、最初に偶数行を走査し(奇数行を飛び越し)、次に、奇数行を走査してもよいことは言うまでもない。
図11は、液晶表示装置1の画素と保持容量配線との接続関係を模式的に示すとともに、ソース信号電圧の書き込み極性(図中の+−)ならび明暗2つの副画素(図中のハッチングが暗副画素)の配置を模式的に示す図であり、ソースライン反転駆動を行った状態を示している。Gj〜Gj+3は走査信号線(ゲートバスライン)、CS−A〜CS−Eは保持容量配線(CSバスライン)、Si〜Si+3はデータ信号線(ソースバスライン)を示している。図11に示すように、液晶表示装置1においては、列ごとの書き込み極性が一定でありながら、明副画素と暗副画素とが市松模様に配置されている。
図12は、液晶表示装置1における各信号電圧の波形を示しており、上から順に、保持容量配線CS−Bから供給されるCS電圧Vcs−B、i番目のデータ信号線Siに供給されるソース信号電圧Vsi、j番目の走査信号線Gjに供給されるゲート信号電圧Vgi、i番目のデータ信号線Siとj番目の走査信号線Gjとに接続された画素が有する2つの副画素の内の保持容量配線CS−Bに接続された保持容量を有する副画素P−B(i,j)に印加される電圧Vp−B(ij)、j番目の走査信号線Gjに供給されるゲート信号電圧Vgj、i番目のデータ信号線とj+1番目の走査信号線Gj+1とに接続された画素が有する2つの副画素の内の保持容量配線CS−Bに接続された保持容量を有する副画素P−B(i,j+1)に印加される電圧Vp−B(ij+1)を示している。また、図中のVcomは対向電圧を示しており、Vpix1およびVpix2は各副画素の実効電圧を示している。
図13は、連続する2つのフレーム(NフレームおよびN+1フレーム)における各画素のソース信号電圧の書き込み極性を示している。液晶表示装置1においては、ソースライン反転駆動とともに、ゲートバスライン飛び越し走査駆動(インターレース駆動)を行うので、図13においては、各フレームを2つの期間(前半2分の1フレームと後半2分の1フレーム)に分割している。2分の1フレームを「1/2フレーム」あるいは「F/2」と表記することがある。
図14は、連続する2つのフレームにおいて画素がどのように走査されるかを示すための図であり、i列目のデータ信号線Siに供給されるソース信号電圧と、1行目からn行目までの走査信号線G1〜Gnに供給されるゲート信号電圧の波形を模式的に示している。この図においても、各フレームが2つの期間(前半1/2フレームと後半1/2フレーム)に分割されている。本明細書においては、フレーム内に含まれる2つの期間をサブフレームと呼ぶことにする。一般には、1フレーム期間が1垂直走査期間に対応するので、サブフレームの期間に対応する期間をサブ垂直走査期間と呼ぶことにする。なお、第1サブフレームと第2サブフレームとの長さは完全に一致するとは限らない。
図13および図14を参照して、画素の走査方法を説明する。
Nフレーム目の前半1/2フレーム(第1サブ垂直走査期間)において、例えば、奇数行の走査信号線Gjにゲート信号電圧VgjがVgL(ローレベル)から一定期間VgH(ハイレベル)となる画素データ書込パルスPwが、順次印加される。すなわち、1行目からn−1行目までの全ての奇数行の画素にソース信号電圧が書き込まれる。
後半の1/2フレーム(第2サブ垂直走査期間)においては、前半1/2フレームにおいて飛び越された複数の偶数行の画素を順次走査する。例えば、偶数行の走査信号線Gj+1に、VgjがVgLから一定期間VgHとなる画素データ書込パルスPwが順次印加される。すなわち、2行目からn行目までの全ての偶数行の画素にソース信号電圧が書き込まれる。
データ信号線Siに供給されるソース信号電圧の極性は前半1/2フレームでソース信号電圧の中央値Vsc(一般に、Vcomとほぼ等しい。)に対して正極性のソース信号電圧(Vsp)を与え、次の後半の1/2フレームでも正極性のソース信号電圧を与える。そして、(N+1)フレーム目の前半1/2フレームではVscに対して負極性のソース信号電圧(Vsn)を与え、次の後半の1/2フレームでも負極性のソース信号電圧を与える。データ信号線Siに隣接するSi+1に供給されるソース信号電圧はデータ信号線Siに供給されるソース信号電圧と逆の極性となる。同様にデータ信号線Si+2に供給されるソース信号電圧はSi+1に供給されるソース信号電圧と逆の極性となる。
保持容量配線CS−Bに供給されるCS電圧Vcs−Bは、一定の周期で対向電極の電圧Vcomに対して極性が反転する振動波形(例えば図示したような、デューティ比が1:1の矩形波)を有している。
走査信号線Gjのゲート信号電圧がハイの時のデータ信号線Siに供給されるソース信号電圧は正極性なので、P−B(i,j)の電圧は正極性で書き込まれる。保持容量配線CS−Bに供給されるCS電圧Vcs−Bは、一定の周期で対向電極の電圧Vcomに対して極性が反転する振動波形(例えば図示したような、デューティ比が1:1の矩形波)を有しており、走査信号線Gjのゲート信号電圧がローになってからの保持容量配線CS−Bの振動電圧Vcs−Bの最初の変化は降下(例えばこの場合、正極性から負極性への変化)なので、P−B(i,j)の電圧は突き下げ作用を受けて降下し、副画素P−B(i,j)に印加される実効電圧Vpix1は、Pwにより書き込まれたソース信号電圧以下となり(絶対値が小さくなり)、副画素P−B(i,j)は暗副画素となる。
一方、走査信号線Gj+1のゲート信号電圧がハイの時のデータ信号線Siの信号電圧も正極性なので、P−B(i,j+1)の電圧も正極性で書き込まれる。走査信号線Gj+1のゲート信号電圧がローになってからの保持容量配線CS−Bの振動電圧の最初の変化は上昇(例えばこの場合、負極性から正極性への変化)なので、P−B(i,j+1)の電圧は突き上げ作用を受けて上昇し、副画素P−B(i,j+1)に印加される実効電圧Vpix2は、Pwにより書き込まれたソース信号電圧以上となり(絶対値が大きくなり)、副画素P−B(i,j+1)は明副画素となる。
すなわち、CS電圧は、第1サブ垂直走査期間に選択される走査信号線Gjに接続された画素が有する2つの副画素の内で当該CS電圧が供給される保持容量配線と関連付けられている副画素の実効電圧を上昇させるまたは降下させる作用と、第2サブ垂直走査期間に選択される走査信号線Gj+1に接続された画素が有する2つの副画素の内で当該CS電圧が供給される保持容量配線と関連付けられている副画素の実効電圧を上昇させるまたは降下させる作用とが互いに逆になる波形を有している。
ここで例示したように、ソース信号電圧の極性が互いに異なる連続する2つの垂直走査期間を含み、同じ垂直走査期間に属する第1サブ垂直走査期間および第2サブ垂直走査期間におけるソース信号電圧の極性は同じである場合には、CS電圧は、第1サブ垂直走査期間において走査信号線Gjに供給されるゲート信号電圧がハイからローに変化した時点から、第2サブ垂直走査期間において走査信号線Gj+1に供給されるゲート信号電圧がハイからローに変化する時点までの間に、極性が奇数回変化すればよい。なお、CS電圧の振動波形の鈍りを考慮して、極性反転する間隔(振動の周期の2分の1)が5H以上であることがより好ましい。またCS電圧が極性反転してから、なるべく遅いタイミングでゲートオンパルスPwを発生することが好ましく、ゲート信号電圧がオフになった後、なるべく早くCS電圧を極性反転する方が望ましい。実際には、保持容量配線の抵抗値および容量値に基づいて信号遅延をシミュレーションすることによって、対応するゲート信号電圧がオフになった時点でのCS電圧の到達度が97%以上となるように、より好ましくは99%以上となるように、極性反転する間隔を決めるのが良い。
ここではCS電圧として、1:1のデューティ比で振動する波形を有する振動電圧を用いるがこれに限られず、極性が奇数回変化すれば良く、従って、少なくとも1回極性が変化すればよい。ただし、上述のように保持容量配線を配置すると、例えばWO2006/070829A1に記載されているように、電気的に互いに独立な複数のCS幹線を設け、各CS幹線に複数の保持容量配線を接続することによって、保持容量配線を介して保持容量対向電極に印加する振動電圧の振動の周期を長くすることできるという利点が得られる。
上述したように、液晶表示装置1および駆動方法によれば、ソース反転駆動方法の上述の利点を得つつ、明画素と暗画素の市松模様の分布を崩すことなく、ざらつき感といった表示品位の低下を防止することができる。
〔実施例2〕
実施例2に係る液晶表示装置1について説明する。図15は、実施例2に係る液晶表示装置1を構成する液晶パネル10の構成を示す平面図であり、図16はその等価回路図である。図16の液晶パネル10のアクティブマトリクス基板は、走査信号線GLに接続されたトランジスタ112、212と、走査信号線GLの次段となる走査信号線GL´に接続されたトランジスタ312とを備え、1つの画素に、画素電極17a、17bと、3つの容量電極266、267、268とを備える。容量電極266、267、268は、ゲート絶縁膜を介して保持容量配線CSLと重なるようにこの順に並べられ、容量電極226、267、268それぞれがチャネル保護膜を介して画素電極17bと重なり、トランジスタ312のドレイン電極308が引き出し配線227を介して容量電極267に接続され、トランジスタ312のソース電極309がコンタクトホールを介して画素電極17aに接続され、容量電極266がコンタクトホール311を介して画素電極17bに電気的に接続されている。容量電極268が引き出し配線127qおよびコンタクトホール411を介して画素電極17aに接続されている。また、トランジスタ112、212の共通ソース電極128はデータ信号線SLに接続され、トランジスタ112のドレイン電極109は引き出し配線127pを介して容量電極268に接続され、トランジスタ212のドレイン電極209はコンタクトホールを介して画素電極17bに接続されている。ここでは、容量電極268と保持容量配線CSLとの重なり部分に画素電極17aおよび保持容量配線CSL間の保持容量が形成され、容量電極266と保持容量配線CSLとの重なり部分に画素電極17bおよび保持容量配線CSL間の保持容量が形成され、容量電極267と画素電極17bとの重なり部分に画素電極17aおよび画素電極17bの結合容量が形成される。
図15および図16の液晶パネル10を用いた液晶表示装置1では、トランジスタ112、212のON期間に、画素電極17aおよび画素電極17bに、同一の信号電位Vs(データ信号)が書き込まれる。そして例えばVsがプラス極性であれば、トランジスタ112、212がOFFした後にトランジスタ312がONすると、画素電極17aと容量電極267とが電気的に接続されて画素電極17aのプラス電荷が容量電極267に移動する(正電荷放電)。これによって、画素電極17aの電位がVsから低下する一方、容量電極267の電位が上昇するのに伴って容量電極267と容量Cx(図16参照)を形成する画素電極17bの電位はVsから上昇する。なお、Vsがマイナス極性であれば、トランジスタ112、212がOFFした後にトランジスタ312がONすると、画素電極17aと容量電極267とが電気的に接続されて画素電極17aのマイナス電荷が容量電極267に移動する(負電荷放電)。これによって、画素電極17aの電位がVsから上昇する一方、容量電極267の電位が低下するのに伴って容量電極267と容量Cxを形成する画素電極17bの電位はVsから低下する。
したがって、トランジスタ312がOFFした後の画素電極17aの電位をVa、トランジスタ312がOFFした後の画素電極17bの電位をVbとすれば、|Vb|≧|Va|(なお、例えば|Vb|は、Vbとcom電位=Vcomとの電位差を意味する)となるため、中間調表示時には、画素電極17aを含む副画素を暗副画素、画素電極17bを含む副画素を明副画素とし、これら1つの明副画素および1つの暗副画素の面積階調によって表示を行うことができる。これにより、液晶表示装置1の視野角特性を高めることができる。
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、平面画像および立体画像を切り替えて表示可能な液晶表示装置に好適である。
1 液晶表示装置(表示装置)
10 液晶パネル(表示パネル)
11 バックライト
12 第1偏光板
13 画像形成部
13L 左眼用画像形成領域
13R 右眼用画像形成領域
14 第2偏光板
15 位相差板(位相差フィルム)
15L 左円偏光領域
15R 右円偏光領域
15S 境界線
20 偏光めがね
20L 左眼用画像透過部
20R 右眼用画像透過部

Claims (11)

  1. 右眼用画像および左眼用画像を表示可能な表示パネルと、表示パネルの観察者側に設けられた位相差板とを備えた表示装置であって、
    上記表示パネルは、行方向および列方向にマトリクス状に配された複数の画素を備え、
    上記複数の画素のそれぞれは、少なくともある階調における輝度が相対的に高くなる第1副画素と、該輝度が相対的に低くなる第2副画素とを含み、
    上記第1副画素および上記第2副画素は、行方向および列方向に交互に配されており、
    上記位相差板には、偏光軸の回転方向が右方向となる右円偏光領域と、偏光軸の回転方向が左方向となる左円偏光領域とが形成されており、
    上記右円偏光領域および上記左円偏光領域は、上記表示パネルを平面的に視て、上記第1副画素に重なっていることを特徴とする表示装置。
  2. 上記右円偏光領域と上記左円偏光領域との境界線が、上記第2副画素に重なっていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 上記第1副画素および上記第2副画素のそれぞれは、斜め方向に直線状に並べられているとともに、上記第1副画素および上記第2副画素は、斜め方向の1ラインごとに交互に配されており、
    上記右円偏光領域および上記左円偏光領域は、上記表示パネルを平面的に見て、上記第1副画素に重なるように、斜め方向に直線状に形成されているとともに1ラインごとに交互に配されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 斜め方向に直線状に並べられた複数の上記第1副画素と、該第1副画素のそれぞれに対応する複数の上記第2副画素とで構成される複数の上記画素に、右眼用の画像または左眼用の画像が表示され、
    上記右眼用の画像および上記左眼用の画像は、斜め方向の1ラインごとに交互に表示されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 副画素ごとに画素電極が設けられるとともに、各画素電極に対応して保持容量配線が設けられ、各保持容量配線に与えられる保持容量配線信号によって各副画素の輝度が制御されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の表示装置。
  6. 1本の保持容量配線に与えられる保持容量配線信号は、この保持容量配線と容量を形成する画素電極への信号電位の書き込み中はレベルシフトせず、書き込みが終了するのと同期してあるいはそれ以後に、基準電位に対してプラス方向あるいはマイナス方向にレベルシフトすることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 1つの画素に含まれる2つの画素電極の一方と容量を形成する保持容量配線と、他方と容量を形成する保持容量配線とでは、保持容量配線信号のレベルシフトの向きが逆になっていることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 走査方向に隣り合う2つの画素の一方に含まれる1つの画素電極と、他方に含まれる1つの画素電極とが同一の保持容量配線と容量を形成していることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  9. 垂直走査期間は複数のサブ垂直走査期間を有し、該複数のサブ垂直走査期間は、連続する複数の奇数行または偶数行の画素を順次走査する第1サブ垂直走査期間と、該第1サブ垂直走査期間に連続し、該第1サブ垂直走査期間において飛び越された複数の偶数行または奇数行の画素を順次走査する第2サブ垂直走査期間とを含み、
    複数のデータ信号線のそれぞれに供給されるデータ信号電圧は、垂直走査期間に同期して極性が正極と負極とで反転しつつ、同一列の全ての画素について極性が同一であり、かつ隣り合う列間で極性が逆転しており、
    上記保持容量配線信号は、上記第1サブ垂直走査期間に選択される第j走査信号線に接続された画素が有する2つの副画素の内で当該保持容量配線信号が供給される保持容量配線と関連付けられている副画素の実効電圧を上昇させるまたは降下させる作用と、上記第2サブ垂直走査期間に選択される第j+1走査信号線に接続された画素が有する2つの副画素の内で当該保持容量配線信号が供給される保持容量配線と関連付けられている副画素の実効電圧を上昇させるまたは降下させる作用とが互いに逆になる波形を有していることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 右眼用画像および左眼用画像を表示可能な表示パネルと、表示パネルの観察者側に設けられた位相差板とを備えた表示装置の駆動方法であって、
    上記表示パネルは、行方向および列方向にマトリクス状に配された複数の画素を備え、
    上記複数の画素のそれぞれは、少なくともある階調における輝度が相対的に高くなる第1副画素と、該輝度が相対的に低くなる第2副画素とを含み、
    上記第1副画素および上記第2副画素は、行方向および列方向に交互に配されており、
    上記位相差板には、偏光軸の回転方向が右方向となる右円偏光領域と、偏光軸の回転方向が左方向となる左円偏光領域とが形成されており、
    斜め方向に直線状に並べられた複数の上記第1副画素と、該第1副画素のそれぞれに対応する複数の上記第2副画素とで構成される複数の上記画素に、右眼用の画像または左眼用の画像を表示するとともに、
    上記右眼用の画像および上記左眼用の画像を、斜め方向の1ラインごとに交互に表示することを特徴とする表示装置の駆動方法。
  11. 上記表示パネルには、副画素ごとに画素電極が設けられるとともに、各画素電極に対応して保持容量配線が設けられており、
    各保持容量配線に与える保持容量配線信号によって各副画素の輝度を制御することを特徴とする請求項10に記載の表示装置の駆動方法。
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