JP2014004964A - ドア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドアの張出し量を小さくすることができるドア装置を提供する。
【解決手段】本発明のドア装置1は、ヒンジ5と、ドア押出機構4と、を備える。ヒンジ5は、車体2側に設けられる第一のフレーム21、ドア3側に設けられる第二のフレーム22、第一のフレーム21に一端部が回転可能に連結されると共に、第二のフレーム22に他端部が回転可能に連結される第一及び第二のアーム23,24を有する。ドア押出機構4は、車体2に対してヒンジ5の第一のフレーム21を車幅方向に移動させる。ヒンジ5の第一及び前記第二のアーム23,24がドア3を開く方向又は閉じる方向に回転するとき、ドア押出機構4がヒンジ5の第一のフレーム21を車体2の幅方向に移動させる。
【選択図】図4
【解決手段】本発明のドア装置1は、ヒンジ5と、ドア押出機構4と、を備える。ヒンジ5は、車体2側に設けられる第一のフレーム21、ドア3側に設けられる第二のフレーム22、第一のフレーム21に一端部が回転可能に連結されると共に、第二のフレーム22に他端部が回転可能に連結される第一及び第二のアーム23,24を有する。ドア押出機構4は、車体2に対してヒンジ5の第一のフレーム21を車幅方向に移動させる。ヒンジ5の第一及び前記第二のアーム23,24がドア3を開く方向又は閉じる方向に回転するとき、ドア押出機構4がヒンジ5の第一のフレーム21を車体2の幅方向に移動させる。
【選択図】図4
Description
本発明は、自動車等の車両の乗降口を開閉するドア装置に関する。
自動車のドアには、大きく分けて二つのタイプがある。一つは、乗降口の縁を支点に外へスイングして開閉するヒンジドアである。もう一つは、ドアが車体の側面に設けられたレールに沿って車体の前後方向に開閉するスライドドアである。前者はドアを開いたとき、車体の側方にドアの開閉スペースが必要になるという問題がある。後者にはレールが車体の表面に現れて美観を損ねるという問題がある。
このヒンジドア及びスライドドアの問題を解決するために、特許文献1には、平行な第一及び第二のアームを備えるヒンジを用いて、ドアを車体と平行を保ったまま開閉するドア装置が開示されている。ドアには、水平レールが設けられる。水平レールが取り付けられたドアはヒンジに対して水平方向に移動可能である。このドア装置によれば、ヒンジの平行な第一及び第二のアームの回転によって、ドアを車体と平行を保ったまま外側にせり出させることができる。続いてドアを前後方向にスライドさせれば、乗降口が大きく拡開される。ドアは車体と平行を保ったままであるので、ヒンジドアのようにドアが車体の側方に出っ張るのが防止される。
しかし、特許文献1に記載のドア装置にあっては、車体の幅方向へのドアの張出し量を第一及び第二のアームの長さ以下に低減することが不可能であり、ドアの張出し量を小さくするのに限界があるという問題がある。都会の狭い駐車場では、隣の車等を気にしながら乗降しなければならない場面が多く、ドアの張出し量をより小さくすることが要請される。
そこで、本発明は、ドアの張出し量を小さくすることができるドア装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車体側に設けられる第一のフレーム、ドア側に設けられる第二のフレーム、前記第一のフレームに一端部が回転可能に連結されると共に、前記第二のフレームに他端部が回転可能に連結される第一及び第二のアームを有するヒンジと、車体に対して前記ヒンジの前記第一のフレームを車幅方向に移動させるドア押出機構と、を備え、前記ヒンジの前記第一及び前記第二のアームがドアを開く方向又は閉じる方向に回転するとき、前記ドア押出機構が前記ヒンジの前記第一のフレームを車体の幅方向に移動させるドア装置である。
本発明によれば、ヒンジの第一及び第二のアームがドアを開く方向又は閉じる方向に回転するとき、ドア押出機構が前記ヒンジの第一のフレームを車体の幅方向に移動させるので、車体からのドアの車幅方向の張出し量を調整することができる。例えば、ドアの張出し量を最小限(ドアの厚さにマージンを合算した値)にすることが可能なので、狭い駐車場でも容易に乗降できる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態のドア装置を説明する。図1に示すように、本実施形態のドア装置1は、車体2の前側のドア3を開閉するものである。ドア装置1は閉じた状態のドアを車体の前方向に移動させ、図1に示すような開いた状態にする。従来のスライドドアのように車体にレールを設ける必要がないことから、レールを設けることが不可能な前側のドア3を開閉するのに適している。参照符号7は、車体2の後側のドアを示す。ここで、車体2の前後とは車体2の進行方向に対するものとし、車体2の上下とは車高方向に対するものとする。
本実施形態のドア装置1は、車体2の前後方向と平行な姿勢を保ったままドア3を円弧の軌跡に沿って移動させるヒンジ5と、ヒンジ5を車体2の車幅方向に移動させるドア押出機構4と、ヒンジ5に対してドア3を前方向に移動させるスライド機構6と、を備える。
ドア装置1の各部の詳細な構造は以下のとおりである。図2はドア装置1の平面図を示し、図3はドア装置1の斜視図を示す。図3に示すように、ドア押出機構4は、車体2のメンバに固定されるベース8と、ベース8に対して車幅方向にスライド可能な可動体9と、可動体9を車幅方向に移動させるボールねじ10と、を備える。なお、ボールねじ10は可動体9の下面に固定されているが、この図3には可動体9から露出させた状態を示す。
ベース8は断面U字形状であり、車幅方向に細長く延在する。ベース8の長さ方向の端部(車幅方向の内側の端部)には、押出し用モータとしてのサーボモータ13(図2参照)が取り付けられる。ベース8上には、ボールねじ軸10aが車体2の幅方向に延在するように配置される。ボールねじ軸10aは軸受12に回転可能に支持される。ボールねじ軸10aの一端には、サーボモータ13の出力軸が軸継手14を介して連結される。ベース8の突堤8a上には、ボールねじ軸10aと平行にリニアガイドの二本の軌道レール16a,17aが固定される。各軌道レール16a,17aには2つの移動ブロック16b,16b又は17b,17bが、軌道レール16a,17aに沿って直線運動可能に組み付けられる。これらの移動ブロック16b,17bの上面に、可動体9が固定される。この可動体9の下面には、ボールねじナット10bが固定される。
サーボモータ13がボールねじ軸10aを回転させると、ボールねじ軸10aに螺合するボールねじナット10bがボールねじ軸10aの軸線方向に直線運動する。ボールねじナット10bには、可動体9を介してヒンジ5の第一のフレーム21が取り付けられるので、第一のフレーム21がボールねじ軸10aの軸線方向、すなわち車幅方向に直線運動する。なお、ドア押出機構4は、サーボモータ13とボールねじ10a,10bの組合せだけでなく、サーボモータとラックアンドピニオンの組合せ、リニアモータ、エアーシリンダー等のアクチュエータを用いることもできる。
ドア押出機構4の可動体9には、支持ブラケットを介してヒンジ5の第一のフレーム21が固定される。第一のフレーム21は平板状に形成され、同じく平板状に形成される可動体9に直交する。車体2の前後方向から見て、第一のフレーム21及び可動体9は、L字に形成される。
ヒンジ5は、車体2側に設けられる上記第一のフレーム21、ドア側に設けられる第二のフレーム22、第一のフレーム21に一端部が回転可能に連結されると共に、第二のフレーム22に他端部が回転可能に連結される第一及び第二のアーム23,24と、を有する。第一のアーム23は、車体2に対し水平面内で回転し、上下に対を成すリンク部材23a,23bから構成される。第二のアーム24は、車体2に対し水平面内で回転し、上下に対を成すリンク部材24a,24bから構成される。第一のアーム23の一端部は、第一のフレーム21に固定された上下一対のブラケット25,26に設けられたリンク穴25a(26aは図示せず)に、ピン27によって回転可能に連結される。第二のアーム24も、ブラケット25,26に設けられたリンク穴25b(26bは図示せず)にピン28によって回転可能に連結される。第一のアーム23の他端部にはリンク穴30aが設けられており、第一のアーム23は第二のフレーム22とピン30bを介して回転可能に取付けられている。第二のフレーム22は平板上に形成され、車体2の前後方向に延在している。第二のアーム24の他端部にもリンク穴29aが設けられている。第二のアーム24は第二のフレーム22にピン29bを介して回転可能に取り付けられている。第一及び第二のアーム23,24を上下に対をなすリンク部材23a,23b,24a,24bから構成することで、ヒンジ5の強度を向上させることができる。
図2に示すように、第一のアーム23の、第一のフレーム21に対する回転中心C1から、第一のアーム23の、第二のフレーム22に対する回転中心C2までを結ぶ直線距離であるアーム長さL1と、第二のアームの24、第一のフレーム21に対する回転中心C3から、第二のアーム24の、第二のフレーム22に対する回転中心C4までを結ぶ直線距離であるアーム長さL2は等しい。また、第一のアーム23の、第一のフレーム21に対する回転中心C1から、第二のアーム24の、第一のフレーム21に対する回転中心C3までを結ぶ直線距離であるリンク間長さL3と、第一のアーム23の、第二のフレーム22に対する回転中心C2から、第二のアーム24の、第二のフレーム22に対する回転中心C4までを結ぶ直線距離であるリンク間長さL4は等しい。これらの回転中心を結ぶと平行四辺形が形成される。
第一及び第二のアーム23,24は長さ方向の途中でくの字(言い換えればL字)に折り曲げられており、長辺部23−1,24−1と、長辺部23−1,24−1に対して傾斜する短辺部23−2,24−2と、を有する。第一のフレーム21には、第一のアーム23の短辺部23−2が回転可能に連結され、第二のアーム24の長辺部24−1が回転可能に連結される。第二のフレーム22には、第一のアーム23の長辺部23−1が回転可能に連結され、第二のアーム24の短辺部24−2が回転可能に連結される。第一及び第二のアーム23,24が互い違いにくの字に曲げられていることにより、ドア3を閉めたときに第一及び第二のアーム23,24がフラットな形状(言い換えれば、長辺部23−1,24−1が平行な状態)となり、車内へ第二のアーム24のはり出し量を最少にすることができる(図4(全閉時)参照)。
図2に示すように、ヒンジ5を構成する平行リンク機構により、第二のフレーム22は車体2の側面に対して平行を保ったまま、第一及び第二のアーム23,24の長さL1,L2を回転半径とする円弧の軌跡P1上を移動する。第二のフレーム22にドア3を装着することによって、一つのヒンジ用モータとしてのサーボモータ31でドア3を車体2の前後方向と平行に保ったまま、円弧の軌跡上を移動させることができる。
第一のアーム23は、ヒンジ用モータとしてのサーボモータ31によって回転駆動される。サーボモータ31は第一のフレーム21に取付け板32(図3参照)を介して固定される。サーボモータ31を回転駆動させることによって、第一のアーム23のピン27(図3参照)が回転駆動される。例えば、サーボモータ31の出力軸に歯付きプーリーを取付け、ピン27に歯付きプーリーを取り付け、これらを歯付きベルトを介して連結することで、第一のアーム23を回転駆動することができる。第一及び第二のアーム23,24の回転角度は、サーボモータ31に取り付けられロータリーエンコーダ等の検知手段によって測定される。なお、第一のアーム23のピン27を回転モータ、ロータリーエアーアクチュエータ等を用いて直接駆動してもよい。
図2に示すように、ドア押出機構4のサーボモータ13、及びヒンジ5のサーボモータ31は制御装置41によって制御される。制御装置41には、ヒンジ5のサーボモータ31の回転角度又は第一及び第二のアーム23,24の回転角度が入力される。制御装置41は、第一及び第二のアーム23,24の回転角度に基づいて、ドア押出機構4のサーボモータ31を制御する。ドア押出機構4及びヒンジ5の制御方法は後述する。
図3に示すように、第二のフレーム22には、ドア3を第二のフレーム22に対して車体2の前後方向に移動させるスライド機構6が設けられる。スライド機構6は、第二のフレーム22に結合されるブロック取付け板34と、ブロック取付け板34に固定される上下一対のリニアガイド35,36(36は図示せず)と、リニアガイド35,36の軌道レール35a,36aに固定されるドア装着板37と、を備える。各リニアガイド35,36は、ブロック取付け板34に固定される2つの移動ブロック35b,36b(36bは図示せず)を備える。移動ブロック35bには、軌道レール35aが車体2の前後方向に移動自由に組み付けられている。ドア装着板37には、ドア3が装着される。スライド機構6を用いたドア3の前後方向のスライドは、乗降者の手動によって行われる。
図4は、ドア3の開閉動作図を示す。図4には、上から順番にドア3が全閉の状態から全開の状態になるまでの状態が時系列に示されている。ドア3の全閉時には、ドア押出機構4は、ヒンジ5の第一のフレーム21を車幅方向の最も内側に位置させている。このとき、ヒンジ5の第一及び第二のアーム23,24は車体の前後方向を向いている。ヒンジ5の小型化を図ることができるように、第一及び第二のアーム23,24の長辺部23−1,24−1は接近している。なお、図中符号51はシートであり、符号52はグローブボックスである。
ドア3を開くとき、まず、制御装置41は、ドア押出機構4がヒンジ5を車体2の幅方向の外側に押し出すように制御する(動作1)。ドア押出機構4がヒンジ5を車体2の外側に押し出すと、ドア3が車体2の幅方向の外側に移動する。このときのドア3の張出し量はドア3の厚さ程度であり、スライド機構6によってドア3を車体2の前後方向に移動させることは不可能になっている。また、このとき、ヒンジ5の第一及び第二のアーム23,24は回転することなく、車体2の前後方向を向いたままである。
次に、制御装置41は、第一及び第二のアーム23,24を水平面内で90°回転させる。第一及び第二のアーム23,24は、車体2の前後方向を向く状態から車体2の前後方向に対して直角な状態になるまで開く方向に90°回転する(動作2)。第一及び第二のアーム23,24が回転すると、第一及び第二のアーム23,24の長さを半径にして、ドア3が円弧の軌跡に沿って車体2の外側に張り出す。ドア3が所定の基準線S1まで張り出したとき(ドア3の張出し量がドア3の厚さにマージンを合算した値になったとき)、制御装置41は、ドア押出機構4を制御し、ドア3の張出し量が所定の基準線S1を越えることなく一定を保つように、ヒンジ5の第一のフレーム21を幅方向の内側に移動させる。
次に、制御装置41は、第一及び第二のアーム23,24を90°を超えて回転させる(動作3)。このとき、制御装置41は、ドア押出機構4のサーボモータ13を反対方向に回転させ、ドア3の張出し量が一定を保つように、ヒンジ5の第一のフレーム21を幅方向の外側に移動させる。このときのヒンジ5の第一のフレーム21の車体2の幅方向の位置は、全閉時(動作1)のときと同じである。
以上で制御装置によるドア押出機構4及びヒンジ5の制御が終了する。ドア3が動作3の状態まで開いたら、乗降者が手動によりドア3が全開になるまでドア3を車体2の前方にスライドさせる。以上により、ドア3を開く動作が終了する。全開の状態のドア3を全閉の状態まで閉じるときは上記と逆の動作が行われる。
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。ヒンジ5の第一及び第二のアーム23,24がドア3を開く方向又は閉じる方向に回転するとき、ドア押出機構4がヒンジ5の第一のフレーム21を車体2の幅方向に移動させるので、車体2からのドア3の車幅方向の張出し量を調整することができる。ドア3の張出し量を最小限(ドア3の厚さにマージンを合算した値)にすることが可能なので、狭い駐車場でも容易に乗降できる。
閉じた状態のドア3を開くとき、まず、ドア押出機構4がヒンジ5の第一のフレーム21を車体2の幅方向の外側に押し(動作1)、その後、第一及び前記第二のアーム23,24がドア3を開く方向に回転するようにする(動作2)ことで、ドア3と車体2との干渉を避けやすくなり、第一及び第二のアーム23,24によるドア3の開き動作が容易になる。
第一及び第二のアーム23,24が車体2の前後方向に対して直角な状態になるまで、第一及び第二のアーム23,24がドア3を開く方向に回転するとき(動作1→動作2)、ドア押出機構4がヒンジ5の第一のフレーム21を車体2の幅方向の内側に移動させるので、ドア3の張出し量を一定に保つことができる。よって、ドア3の張出し量を最小限にすることができる。
第一及び前記第二のアーム23、24が車体2の前後方向に対して直角な状態を超えてさらにドア3を開く方向に回転するとき(動作2→動作3)、ドア押出機構4がヒンジ5の第一のフレーム21を車体2の幅方向の外側に移動させるので、ドア3の張出し量を一定に保つことができる。
ドア装置1に、ドア3を円弧の軌跡に沿って移動させるヒンジ5と、ドア3をヒンジ5の第二のフレーム22に対して車体2の前後方向に移動させるスライド機構6と、を併用することで、乗降口の開口幅を大きくすることができる。通常のスライドドアではドア幅の80%程度までしか開かないが、ヒンジ5とスライド機構6との併用により、乗降口を100%開くことも可能になる。
車体2にドアを案内するレールが不要になるので、レールが取り付けることができない前側のドアを開けることも可能になるし、ワンボックスタイプの自動車だけでなく、セダンタイプの自動車にもドア装置1を使用することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に具現化されるのに限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で様々な実施形態に具現化可能である。
上記実施形態では、ドア装置によって前側のドアを開閉しているが、後側のドアを開閉することもできる。
上記実施形態では、スライド機構を乗降者の手動によって動作させているが、ボールねじ、リニアモータ等を用いてスライド機構を自動によって動作させることもできる。
上記実施形態では、ドア押出機構にボールねじを用いているが、リニアモータを用いることもできる。
上記実施形態では、ドア押出機構及びヒンジをサーボモータによって駆動させているが、乗降者の手動によって駆動させることもできる。この場合、ヒンジの第一及び第二のアームとドア押出機構によるヒンジの第一のフレームの幅方向への移動を、機構的に連動させるのが望ましい。
上記実施形態では、ドア装置を、ドア押出機構、ヒンジ、及びスライド機構から構成しているが、乗降口の開口幅が多少狭くなってもよいならば、スライド機構を省略することも可能である。
1…ドア装置,2…車体,3…ドア,4…ドア押出機構,5…ヒンジ,6…スライド機構,13…サーボモータ(押出用モータ),21…第一のフレーム,22…第二のフレーム,23…第一のアーム,24…第二のアーム,31…サーボモータ(ヒンジ用モータ),41…制御装置
Claims (6)
- 車体側に設けられる第一のフレーム、ドア側に設けられる第二のフレーム、前記第一のフレームに一端部が回転可能に連結されると共に、前記第二のフレームに他端部が回転可能に連結される第一及び第二のアームを有するヒンジと、
車体に対して前記ヒンジの前記第一のフレームを車幅方向に移動させるドア押出機構と、を備え、
前記ヒンジの前記第一及び前記第二のアームがドアを開く方向又は閉じる方向に回転するとき、前記ドア押出機構が前記ヒンジの前記第一のフレームを車体の幅方向に移動させるドア装置。 - 前記第一及び前記第二のアームが車体の前後方向に対して直角な状態になるまで、前記第一及び前記第二のアームがドアを開く方向に回転するとき、前記ドア押出機構が前記ヒンジの前記第一のフレームを車体の幅方向の内側に移動させることを特徴とする請求項1に記載のドア装置。
- 前記第一及び前記第二のアームが前記直角な状態を超えてさらにドアを開く方向に回転するとき、
前記ドア押出機構が前記ヒンジの前記第一のフレームを車体の幅方向の外側に移動させることを特徴とする請求項2に記載のドア装置。 - 閉じた状態のドアを開くとき、
まず、前記ドア押出機構が前記ヒンジの前記第一のフレームを車体の幅方向の外側に押し、その後、前記第一及び前記第二のアームがドアを開く方向に回転することを特徴とする請求項2又は3に記載のドア装置。 - 前記ドア装置はさらに、
ドアを前記ヒンジの前記第二のフレームに対して車体の前後方向に移動させるスライド機構を備えることを特徴とする請求項1又は4のいずれかに記載のドア装置。 - 前記ヒンジは、前記第一及び前記第二のアームを回転させるためのヒンジ用モータを有し、
前記ドア押出機構は、前記ヒンジの前記第一のフレームを車体の幅方向に移動させるための押出用モータを有し、
前記ドア装置はさらに、前記第一及び前記第二のアームの回転と、前記ヒンジの前記第一のフレームの車体の幅方向への移動とが連動するように、前記ヒンジ用モータ及び前記押出用モータを制御する制御装置を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のドア装置。
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Cited By (1)
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CN114096815A (zh) * | 2019-07-31 | 2022-02-25 | 塞莫费雪科学(不来梅)有限公司 | 用于icp炬箱的滑动门组合件 |
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2012
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JP7350977B2 (ja) | 2019-07-31 | 2023-09-26 | サーモ フィッシャー サイエンティフィック (ブレーメン) ゲーエムベーハー | Icpトーチボックス用のスライディングドア組立体 |
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