JP2014001641A - 太陽熱ガスタービン発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽熱発電において、タービンサイクルの熱効率を向上させるとともに、蓄熱の経済性を向上させることを課題とする。
【解決手段】本発明の太陽熱ガスタービン発電システム100では、特に、クローズドサイクルガスタービンシステム101を採用したことと、集熱部構造をモジュール化し表面の放射率の値を調整することにより放射熱損失を低減したこと、潜熱蓄熱材としてアルミニウムを使用したことにより、太陽熱発電において、タービンサイクルの熱効率を向上させるとともに、蓄熱の経済性を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽熱(太陽光によって発生する熱)によってガスを加熱してタービンを動かすことで発電する技術に関する。
近年、太陽熱発電が重要視されている。理由としては、例えば、化石燃料の枯渇問題や、地球温暖化対策(温室効果ガスの削減)などが挙げられる。つまり、太陽の光エネルギーは、枯渇の心配がなく、クリーンで地球温暖化対策になり、しかも、莫大であるので、他のエネルギーの代替エネルギーとして期待されている。
従来の太陽熱発電の技術としては、例えば、へリオスタット方式の太陽熱タービン発電システムがある。図17に示すように、へリオスタット方式の太陽熱タービン発電システム10は、例えば、太陽Sによる光(太陽光)を反射するヘリオスタット1、太陽光を集める集光タワー2、集められた太陽光による熱を溶融塩に伝える集熱用加熱管3、その熱せられた溶融塩を高温溶融塩貯蔵タンク5a、低温溶融塩貯蔵タンク5bに移動させるための溶融塩循環用配管4、蒸気タービンシステム11を備えている。蒸気タービンシステム11は、溶融塩を収容する高温溶融塩貯蔵タンク5a、低温溶融塩貯蔵タンク5b、溶融塩の熱で蒸気を発生させる蒸気発生器6、蒸気によって動く蒸気タービン7、蒸気タービン7の動きによって発電する発電機8等を備えている。これについては、スペイン、米国等で商業発電プラントが運転されている。一方、集光タワー2の位置に凹面鏡12を設置して、太陽光を地上に設置され溶融塩冷却流路14を周囲に有する集光部13に集める図18に示すビームダウン方式の太陽熱タービン発電システム10aも、パイロットプラント規模であるが開発されつつある。
ここで、溶融塩は熱を移動、循環させると同時に顕熱(相変化なしで温度変化のためだけに費やされる熱)蓄熱を行う働きをしている。太陽光は夜間や雨天、曇天の際には利用できないので、蓄熱は必須の条件である。このために用いられる流体に望ましい特性は、常温から550℃程度の高温まで相変化が無く安定であること、安価であること、比熱が大きいこと、熱伝導率が良好なことが挙げられる。しかし、これらの条件を完全に満たす流体は存在しない。
例えば、溶融塩として用いられる硝酸ナトリウムと硝酸カリウムの混合物は、融点は220℃、比熱は1.56kJ/kg・K、熱伝導率は0.48〜0.30W/m・Kであり、相変化はあるものの安定で毒性が無く安価であることから近年多く採用されている。しかし、常温では固体であるために長い配管を常に融点以上の温度に保たなければならないことや、顕熱蓄熱であるからタンクの寸法が巨大になることなどの短所がある。更に、硝酸ナトリウムと硝酸カリウムの分解温度がそれぞれ380℃、400℃であることから、565℃まで安定であるという見解もあるが、より高温(例えば650℃)における使用は無理と考えられる。
太陽熱発電システムの経済性を向上させるには熱効率の向上が必要である。太陽熱発電の場合、化石燃料と異なり燃料費はかからないが、熱効率が上昇すれば、同一発電量に対して設備容量が低減されることになるので経済性が向上する。熱効率は、入射する太陽熱が蓄熱材またはタービン流体に有効に利用される割合(太陽熱利用率)と、タービン流体に伝えられた熱エネルギーがタービンの機械的エネルギーに変換される割合(サイクル熱効率)の積である。サイクル熱効率を向上させるにはタービン温度を上げればよい。
しかし、加熱管表面の温度が高くなると放射熱損失や対流熱損失(以下、合わせて「放射・対流熱損失」とも称する。)が増加し、特に放射熱損失が急激に増加する問題がある。放射熱損失の量は絶対温度の4乗に比例するので、太陽熱発電システムにおいて、集熱容器構造等に放射熱損失を低減する工夫を加えずに溶融塩温度を上げれば、詳細な計算式等は省略するが、溶融塩温度が550℃までは熱効率が向上するものの、それ以上の温度ではかえって熱効率が低下してしまうことが分かっている。
更に、蒸気タービンの熱効率は40%程度が上限であるために、たとえ高温化が達成されたとしても、一層の熱効率向上は望めない状況にある。また、蒸気タービンをクローズドサイクルガスタービンに変えればタービンサイクルの熱効率を向上させることは可能であるが、放射熱損失が急増する問題は解決しない。
また、ガスタービンを利用する太陽熱発電の技術として、超臨界二酸化炭素タービンシステム、および、溶融塩熱伝達流体を用いた太陽熱加熱システム、を備える発電システムがある(特許文献1参照)。
特開2011−17449号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、単に既存の溶融塩太陽熱発電システムの蒸気タービンを既知の超臨界COタービンに置換することで熱効率を向上させ得るとしたもので、超臨界COタービンを適用するために不可欠な高温化に伴う放射熱損失増加の問題解決に触れていない。また、更に熱伝達流体として溶融塩を用いているので、前記したように、許容温度が高々600℃であること、常温では固体であるために長い配管を常に融点以上の温度に保たなければならないことや、顕熱蓄熱であるからタンクの寸法が巨大になること等の短所がある。
そこで、本発明は、前記した事情に鑑みてなされたものであり、太陽熱発電において、発電システムの熱効率を向上させるとともに、蓄熱の経済性を向上させることを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の太陽熱ガスタービン発電システムは、太陽光を反射する複数のヘリオスタットと、前記複数のヘリオスタットによって反射された太陽光を受けて加熱される表面の放射率の値を太陽熱吸収量がモジュール全体で略均等になるように調整された集熱部モジュールを複数有するモジュール型集熱部と、前記モジュール型集熱部の内部に保持され、潜熱蓄熱材として使用されるアルミニウムと、前記アルミニウムと接触しており、内部に収容するガスに前記アルミニウムの熱を伝える伝熱管と、前記ガスによってタービンを動かして発電するクローズドサイクルガスタービンシステムと、を備えることを特徴とする。
その他の手段については後記する。
本発明によれば、太陽熱発電において、発電システムの熱効率を向上させるとともに、蓄熱の経済性を向上させることができる。
本実施形態のタワートップ方式の太陽熱ガスタービン発電システムの全体構成図である。 各タービンサイクルの熱効率を示す図である。 本実施形態の集熱部の内部の構造を示す図である。 本実施形態の集熱部の構造の一部を示す図である。 本実施形態の集熱部の他の構造の一部を示す図である。 本実施形態について、タワートップ方式とビームダウン方式の場合の太陽熱利用率を示す図である。 本実施形態のビームダウン方式の太陽熱ガスタービン発電システムの全体構成図である。 実施例1のエネルギー収支を示す図である。 実施例1および実施例2のガスタービン系統の熱収支を示す図である。 実施例2のエネルギー収支を示す図である。 実施例3のエネルギー収支を示す図である。 実施例3のガスタービン系統の熱収支を示す図である。 クローズドサイクルのガスタービン系統を示す図である。 オープンサイクルのガスタービン系統を示す図である。 クローズドサイクルのガスタービン系統について、(a)はi-s線図であり、(b)はT-s線図である。 オープンサイクルのガスタービン系統について、(a)はi-s線図であり、(b)はT-s線図である。 従来のへリオスタット方式の太陽熱タービン発電システム(タワートップ方式)の全体構成図である。 従来のへリオスタット方式の太陽熱タービン発電システム(ビームダウン方式)の全体構成図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態と称する。)について、図面を参照しながら説明する。なお、各図において、説明や符号付与の都合上、同じ構成について別の符号を付したり、符号を省略したりしている場合があり、また、重複する説明は適宜省略する。
図1に示すように、本実施形態のタワートップ方式の太陽熱ガスタービン発電システム100は、太陽Sによる光(太陽光)を反射する複数のヘリオスタット1と、太陽光を集める集光タワー2と、加熱されたガス(本実施形態ではCO(二酸化炭素))によってタービン23を動かして発電するクローズドサイクルガスタービンシステム101と、を備えて構成される。
集光タワー2は、複数のヘリオスタット1によって反射された太陽光を受けて加熱される集熱部21(モジュール型集熱部)と、集熱部21の内部に保持され、潜熱(融解熱、気化熱など、相変化のためだけに費やされる熱)蓄熱材として使用される金属のアルミニウム35(図3参照)と、アルミニウム35(図3参照)と接触しており、内部に収容するCOにアルミニウム35(図3参照)の熱を伝えるCO伝熱管22と、を備える。なお、アルミニウム35は、潜熱蓄熱材としてだけでなく、顕熱蓄熱材としても機能する。
クローズドサイクルガスタービンシステム101は、加熱されたCOの力で動くタービン23と、タービン23の動きによって発電する発電機8と、タービン23から受け入れたCOを循環させるとともに熱交換を行う再生熱交換器24と、COを適正温度まで冷却する冷却器25と、タービン23の動力の一部で動き、冷却器25から受け入れたCOを圧縮して再生熱交換器24に送る圧縮機26と、を備えている。
ここで、太陽熱ガスタービン発電システム100の特徴は、従来技術では蒸気タービン発電であったところをクローズドサイクルガスタービン発電にしたところ、および、従来技術では溶融塩による顕熱蓄熱をしていたところをアルミニウムによる潜熱蓄熱にしたところである。
なお、高温化に伴いサイクル熱効率が向上するタービンサイクルを選定する必要がある。ガスタービンの作動媒体として、CO、蒸気、ヘリウムを用いた場合のサイクル熱効率を比較すると、図2に示すようにCOガスタービン(CO)が最も効率が良い。一方、COガスは、700℃を超えると金属材料との反応の影響や高圧になることによる課題が考えられるため、700℃以下が使用に適した温度範囲と考えられる。
そして、太陽熱利用では放射熱損失の急増を避けるために700℃を超えるような高温での利用は可能性が薄いので、COガスタービンが最適と言える。図2を見れば、後述するように放射熱損失急増の問題を解決することにより、ガス温度を従来の蒸気タービンの550℃から650℃にまで高めたCOガスタービン発電を採用することにより、サイクル熱効率を蒸気タービン方式の約40%から約49%まで約9%向上して太陽熱利用率とサイクル熱効率の積で表されるトータルの熱効率も大幅に向上できることが分かる。
なお、図1において、クローズドサイクルガスタービンシステム101は、簡略記載されており、後記する実施例では、実際に実現するときの構成に近いもっと複雑な構成を例に挙げて説明する。
図3に示すように、集熱部21は、ステンレス鋼からなり円柱形で軸方向に垂直な方向の断面視で円環部分が中空となっている容器である金属シェル35a内に金属のアルミニウム35が充填され、そのアルミニウム35の内部にCOの流れるCO伝熱管32の一部が配置されている。これにより、集熱部21は、集熱機能と蓄熱機能を兼ね備える。図3では、集熱部21は、3層の中空円柱で表示されているが、正確には円周方向にモジュールに分割され、モジュール間には隙間が設けられて、太陽光がモジュール奥まで到達し、かつモジュール側面の放射率を低くすることにより放射熱損失を低減する工夫が施されている(詳細は後記)。
集熱部21は、太陽光31により加熱される。また、CO伝熱管32の集熱部21内部分において、COは、CO入口33から流入し、CO出口34から流出する。また、集熱部外径36、集熱部内径37および集熱部高さ38は図示の部分の長さを示す。
太陽熱量を20MWとした場合、例えば、集熱部外径36を8m、集熱部内径37を4m、集熱部高さ38を7m程度にすればよい。また、集熱部21内において、CO伝熱管32の円周方向の配置間隔は等間隔とし、半径方向の配置は多数列とするのが好ましい。CO伝熱管32を多数列とすることは流れ方向の伝熱面積を大きくし、熱流束を小さくすることにより、集熱部21内のアルミニウム35とCO伝熱管32との間の温度差を小さくする効果がある。
COは、470℃程度の温度でCO入口33からCO伝熱管32の集熱部21内部分に入り、太陽熱によって加熱されたアルミニウム35によって650℃程度の温度となってCO出口34から出てクローズドサイクルガスタービンシステム101(図1参照)に送られる。
太陽熱は、集熱部21の外表面である金属シェル35aから入り、アルミニウム35に伝えられる。そして、加熱されたアルミニウム35がCO伝熱管32内のCOを加熱する。この際、早朝のアルミニウム35の温度は融点(660℃)以下で固体であるが、晴れた日であれば太陽熱を十分に吸収するに従い溶融する。日暮れになり、太陽熱が供給されなくなると温度が下がるが、アルミニウム35が多量の凝固熱を出して固体化するまで、温度は660℃に保たれる。即ち、夜間の蓄熱運転が可能となる。
一方、比較例について説明すると、既に実用化されているタワートップ方式の太陽熱発電システムでは、集熱部において、溶融塩などの流体は環状流路を流れ、太陽熱は金属シェルを通して流体に伝達される。このようにモジュール化されていない集熱部構造では外表面積が大きいために本実施形態のモジュール化された集熱部21に比べて放射熱損失が大きい。
本実施形態の集熱部21の説明に戻る。図4に示すように、タワートップ方式の集熱部21は、例えば、図3のA方向に見た場合の円周方向に分割された集熱部モジュール52(以下、単に「モジュール」と称する場合もある。)を複数備えて構成されるのが好ましい。ステンレス鋼であるモジュール側壁56で囲まれた集熱部モジュール52は、CO伝熱管53とアルミニウム54を含む。また、支持構造壁55が、複数の集熱部モジュール52を支持している。また、集熱部21は、隣り合う集熱部モジュール52同士の隙間に太陽光51が入り込む構造となっている。
このようなモジュール構造とする第1の利点は、隣り合う集熱部モジュール52同士の隙間に太陽光51が入り込み、反射、散乱しつつ吸収され、一方、モジュール側壁56から出る放射熱は低い放射率のため少ないことにより放射熱損失を減らせることである。また、第2の利点は、アルミニウム35を支持する容器である金属シェル35aの肉厚を薄くできて熱抵抗を小さくできることである。
また、図5に示すように、ビームダウン方式の集熱部21は、例えば、図4の場合と同様に円周方向に分割された集熱部モジュール62を複数備えて構成されるのが好ましい。ステンレス鋼であるモジュール側壁66で囲まれた集熱部モジュール62は、CO伝熱管63とアルミニウム64を含む。また、支持構造壁65が、複数の集熱部モジュール52を支持している。また、集熱部21は、隣り合う集熱部モジュール62同士の隙間に太陽光61が入り込む構造となっている。この場合には、モジュール先端部の放射率を小さく、奥に行くにしたがい大きい値になるように調整して、太陽熱吸収量がモジュール全体に均等になるようにすることが望ましい。そのような調整は、モジュールの表面の各所に所定の金属やセラミックス等によるコーティングを行うこと等によって実現できる。
次に、図7を参照して、ビームダウン方式の太陽熱ガスタービン発電システム100a(100)について説明する。ビームダウン方式の太陽熱ガスタービン発電システム100aは、太陽Sによる光(太陽光)を反射する複数のヘリオスタット91と、ヘリオスタット91からの太陽光92を反射する凹面鏡93と、凹面鏡93からの太陽光によって加熱される集熱部90と、COによってタービンを動かして発電するクローズドサイクルガスタービンシステム101(図1と同様)と、を備えて構成される。
集熱部90は、CO伝熱管96とアルミニウム99を含む集熱部モジュール95を複数備えて構成され、また、空洞94を有している。CO伝熱管96で加熱されたCOは、CO配管98を経由してクローズドサイクルガスタービンシステム101に送られ、発電に利用される。
ビームダウン方式の場合には、太陽光92は集熱部90の頂部の開口部から空洞94に入射し、そこで反射、散乱、吸収、放射が行われるが、集光、集熱に寄与する表面積に比べて放射・対流熱損失(符号97)に寄与する開口部面積が小さいために光は空洞94内に留まりなかなか外に出ていかず、タワートップ方式に比べると放射熱損失が小さくなる。それ故、集熱部表面の面積増加の影響が小さいため、図4、図5に示すようにモジュール全体に太陽光が均等に当たるようにするのがよい。全表面が高温になると放射熱が大量に発生するが、頂部を除き閉じた空間内部で放射と吸収が繰り返されるために(図7参照)、放射熱損失が少ないからである。
次に、図6によりタービン入口のガス温度と太陽熱利用率の関係について説明する。ここで、本発明ではタービン入口温度は集熱部出口流体温度そのものであるが、従来の溶融塩方式では、溶融塩からCOに熱を伝えるために20℃の温度差が必要であるとして計算を行った。図6に示すように、本実施形態の集熱部21の構造(「Alモジュール型CO冷却〜」)のほうが、それぞれ対応する比較例の従来技術の構造(「溶融塩冷却〜」)よりも、太陽熱利用率が高いことが分かる。
つまり、ガス温度を上げると集熱面からの放射損失が大きくなり太陽熱利用率が低減することになるために改善することが必要となり、タワートップ方式の従来方式の場合では、ガス温度(タービン入口温度)を550℃から650℃まで100℃上げると太陽熱利用率が64%から53%まで11%低下する。一方、本実施形態の場合では、ガス温度(タービン入口温度)が650℃において太陽熱利用率を68%確保でき、高効率システムを実現できることが分かる。このように熱利用率を向上させることができたのは、モジュール側面の放射熱損失量を減らすことに成功したためである。
蓄熱に必要な設備に関して、例として10MWの熱量を12時間供給するのに必要な容積を求めると次のようになる。
熱量=10×10kW×12hr×3600sec/hr=432×10kJ
<溶融塩の場合(比較例)>
100℃の温度差を利用できるとすると比熱は1.56kJ/kg・Kであるから、
必要な溶融塩の重量=(432×10kJ)/(1.56kJ/kg・K×100K)
=2.77×10kg
必要な溶融塩の体積=(2.77×10kg)/(1790kg/m
=1548m
なお、溶融塩タンクは高温用と使用した溶融塩を夜間用に貯蔵するものと2基必要なので、実際にはもっと大容量となる。
<アルミニウムの場合(本実施形態)>
凝固熱は397kJ/kgであるから、
必要なアルミニウムの重量=(432×10kJ)/(397kJ/kg)
=1.09×10kg
必要なアルミニウムの体積=(1.09×10kg)/(2375kg/m
=459m
つまり、蓄熱容積で比較すると、アルミニウムの場合(本実施形態)は、溶融塩の場合(比較例)よりも1/3未満で済み、経済的であることが分かる。
次に、本実施形態の集熱部構造をタワートップ方式に適用した場合とビームダウン方式に適用した場合の太陽熱利用率について説明する。ここでは、集熱装置に同量の太陽光が集められたものとして計算する。図6に示すように、ビームダウン方式のほうがタワートップ方式よりも太陽熱利用率が高いことが分かる。実際には、ビームダウン方式では巨大な凹面鏡の設置が必要でコストアップ要因となるので総合的な経済性については未知な部分もあるが、タワートップ方式に比べると熱効率に関する限り、ビームダウン方式のほうが高温ガスタービンに適していると言える。
(実施例)
以下、タワートップ方式1例、ビームダウン方式1例、ビームダウン+バイパス無しの通常のCOガスタービン方式1例の計3つの実施例について説明する。なお、集められる太陽エネルギーに関しては、直径600mの円形の敷地の外周に沿って8m×8mのヘリオスタットを3列に並べ、上空からの太陽光のエネルギー密度を0.8kW/mと仮定して計算した。この場合、入射する太陽熱は25600kWになる。タワートップ方式の場合には、モジュール外表面に入射する太陽熱の1−ε(εは放射率)が容器内に入るものとし、モジュール隙間に入射する太陽光は全て吸収されるものとした。ビームダウン方式の場合には、凹面鏡効率を85%として、装置に集められる太陽光の85%が集熱容器空洞内まで到達するものとした。
評価指標として、熱利用率、全ての熱をCO加熱に利用する場合の発電の最大熱効率、一定割合(15%)で夜間発電も行う場合の発電の熱効率を示す。これらの定義は下記の通りである。
・熱利用率=(アルミニウムに伝達される熱量)/(集熱部に入射する熱量)×100%
・発電の最大熱効率=(最大発電量)/(アルミニウムに伝達される熱量)×100%
・昼間発電の熱効率=(昼間発電量)/(アルミニウムに伝達される熱量)×100%
(実施例1(図1参照))
なお、図8にエネルギー収支を示し、図9にガスタービン系統の熱収支を示す。
1)集熱部
・集熱方式 タワートップ方式
・集熱部形状 円環外側加熱、モジュール形式
・集熱部寸法 外径8m×内径4m×高さ7m×板厚3mm
・集熱部内部 アルミニウム(熱伝導率237W/m・hr・K)
・集熱部モジュール壁 ステンレス鋼(熱伝導率16.3W/m・hr・K)
・CO伝熱管 外径34mm×内径22mm×9600本(図4参照)
・大気温度 40℃
・放射率 0.9
・大気への熱伝達率 10W/m・K
2)COガスタービンサイクル
・サイクル形式 中間冷却部分冷却(バイパス圧縮機)方式
・タービン入口温度 650℃
・タービン入口圧力 20MPa
・前置冷却器出口温度 35℃
・タービン断熱効率 92%
・圧縮機断熱効率 88%
・再生熱交換器温度効率 91%(高温側と低温側の平均値)
・機器圧力損失(接続配管を含む)
CO伝熱管:1.2%、前置冷却器:1.0%、中間冷却器:0.8%
再生熱交換器高温側:0.4%、再生熱交換器低温側:1.2%
・サイクル熱効率 48.91%
・伝熱管入口ガス温度 468℃
3)エネルギー収支
・熱利用率=(17341kW)/(25600kW)×100%
=67.7%
・最大発電量=(17341kW)×(48.91%)×(98%)
=8312kWe
ここで、98%は発電機効率
・最大発電時の発電熱効率=(8312kWe)/(25600kW)×100%
=32.5%
・昼間発電量=7060kWe
・昼間発電時の発電熱効率=(7060kWe)/(25600kW)×100%
=27.6%
(実施例2(図9参照))
図10にエネルギー収支を示す。
1)集熱部
・集熱方式 ビームダウン方式
・集熱部形状 円環内側加熱、モジュール形式
・集熱部寸法 外径10m×内径8m×高さ7m×板厚3mm
・集熱部内部 アルミニウム(熱伝導率237W/m・hr・K)
・集熱部モジュール壁 ステンレス鋼(熱伝導率16.3W/m・hr・K)
・CO伝熱管 外径34mm×内径22mm×11460本
・大気温度 40℃
・放射率 0.9
・大気への熱伝達率 20W/m・K
2)COガスタービンサイクル
実施例1と同じ。
3)エネルギー収支
・熱利用率=(20649kW)/(25600kW)×100%
=80.7%
・最大発電量=(20649kW)×(48.91%)×(98%)
=9897kWe
・最大発電時の発電熱効率=(9897kWe)/(25600kW)×100%
=38.7%
・昼間発電量=8412kWe
・昼間発電時の発電熱効率=(8412kWe)/(25600kW)×100%
=32.9%
(実施例3)
図11にエネルギー収支を示し、図12にガスタービン系統の熱収支を示す。
1)集熱部
実施例2と同じ。
2)COガスタービンサイクル
・サイクル形式 中間冷却部分冷却ブレイトンサイクル方式
・タービン入口温度 700℃
・タービン入口圧力 9MPa
・冷却器出口温度 35℃
・タービン断熱効率 92%
・圧縮機断熱効率 88%
・再生熱交換器温度効率 93%(高温側と低温側の平均値)
・機器圧力損失(接続配管を含む)
CO伝熱管:1.2%、冷却器:1.0%
再生熱交換器高温側:0.4%、再生熱交換器低温側:1.2%
・サイクル熱効率 45.84%
・伝熱管入口ガス温度 466℃
3)エネルギー収支
・熱利用率=(20649kW)/(25600kW)×100%
=80.7%
・最大発電量=(20649kW)×(45.84%)×(98%)
=9276kWe
・最大発電時の発電熱効率=(9276kWe)/(25600kW)×100%
=36.2%
・昼間発電量=7881kWe
・昼間発電時の発電熱効率=(7881kWe)/(25600kW)×100%
=30.8%
実施例1〜3によれば、従来技術の場合と比較して、発電熱効率が総じて高いと言える。例えば、最大発電時の発電熱効率について、従来技術の場合は20%未満となるが、実施例1では32.5%、実施例2では38.7%、実施例3では36.2%となっている。
(既存システムと本実施形態の太陽熱ガスタービン発電システム100(以下、「本システム」とも称する。)との比較)
・既存システムでは蒸気タービン発電でサイクル熱効率が上限40%程度であるのに対して、本システムでは49%のサイクル熱効率を達成できる。
・既存システムでは、溶融塩が顕熱蓄熱であるため、蓄熱容積が巨大となり、放射熱損失が過大となるために集熱部と蓄熱漕を兼用することができない。
・集熱部と蓄熱漕を分離すると、これらを結ぶ溶融塩循環用配管が必要となり、全ての設備を常時融点である220℃以上に保たなければならず、少なからず運転上の制約となる。
・溶融塩の安定な使用限界は550℃程度(高々600℃)であり、更に溶融塩からタービン流体に熱を伝えるために少なくとも20℃の温度差を必要とするので、クローズドサイクルガスタービンは適用できない。
・アルミニウムの熱伝導率(237W/m・K)は溶融塩の熱伝導率(0.48〜0.30W/m・K)の500倍と遥かに大きいので、伝熱設備の設計上、非常に有利である。
・本システムでは、蓄熱構造をモジュール形式とすることにより熱利用率を大幅に向上できる。
・以上の特性を考慮すると、本システムのビームダウン方式の場合、最大発電熱効率36.2%(実施例3)という既存システムと比較して非常に高い値を達成できるので、発電コストの大幅な低減を期待できる。
(クローズドサイクルガスタービンとオープンサイクルガスタービンの比較)
既存の提案されているシステムで、オープンサイクルガスタービン(以下、単に「オープンサイクル」と称する場合もある。)を用いたものがある。オープンサイクルガスタービンは、冷却水を必要としないので、砂漠地帯に設置する場合等において、メリットがある。しかし、オープンサイクルガスタービンの熱効率はかなり低く、熱効率向上の目的にはそぐはない。したがって、本実施形態では、クローズドサイクルガスタービン(以下、単に「クローズドサイクル」と称する場合もある。)を用いている。つまり、クローズドサイクルガスタービンとオープンサイクルガスタービンとは、再生熱交換器を除き、タービン、圧縮機、加熱器、冷却器等の構成機器が同一であっても、特性的には全く別種のものである。以下、詳述する。
図13にクローズドサイクル系統図を示し、図14にオープンサイクル系統図を示す。各図には、分かり易いように、代表例として集熱部で20MWの太陽熱によりタービン入口温度が650℃に達する場合の温度、圧力、機器容量の値を付記した。
また、図15は、クローズドサイクルのガスタービン系統について、(a)がi-s線図であり、(b)がT-s線図である。また、図16は、オープンサイクルのガスタービン系統について、(a)がi-s線図であり、(b)がT-s線図である。各図において、サイクル内の各点を結ぶ線は本来曲線となるが、途中の値の計算を省略し、直線で結んで示してある。
図13に示すクローズドサイクルガスタービンでは、ガス(この場合は空気)を圧縮機で圧縮して高圧(6.9MPa)にしてから太陽光加熱器(集熱部等)で高温(650℃)にした後、タービンで膨張させる。ここで、高温での膨張により発生する仕事量(16.9MW)は低温での圧縮に必要な仕事量(8.5MW)よりも大きいので、その差の8.4MWを発電に利用できるというのがこのサイクルの原理である。このために必要な機器は圧縮機、加熱器、タービンであって、これについては図14のオープンサイクルガスタービンでも同様である。両者の違いは、タービンで膨張させたガスを再び系統に戻すか否かであるが、この違いにより次のような本質的な違いが生じる。
(1)オープンサイクルでは圧縮機入口ガス条件もタービン出口ガス条件も共に大気条件である。即ち、圧力は0.1MPaである。
(2)クローズドサイクルではガスの種類も圧力レベルも任意に選択できる。ガスが利用するエネルギーは(体積流量)×(密度)×(比熱)×(温度差)で表され、体積流量は装置のサイズを表している。それ故、密度が大きい方が小さな装置で大きな電力を生み出せるので容器(集熱部)や配管の肉厚がむやみに厚くならない範囲で高圧にするのがよい。そのため、クローズドサイクルでは7MPa程度の高圧が採用されている。一方、オープンサイクルでは大気圧が基準になるので圧力レベルは限定される。
(3)タービン仕事は高温ほど大きく、圧縮機仕事は低温ほど小さい。タービン入口ガス温度と圧縮機入口ガス温度は既に与えられているが、これらが同じであっても、出口温度を変え、それによって平均温度を変えることにより、発電用に取り出せる仕事量を大きくすることができる。これは再生熱交換器の採用により可能になる。即ち、タービン出口ガスの持つ高温エネルギーを圧縮機出口ガスに与えることにより、加熱器に入るガスのエネルギーを高めることができる。オープンサイクルではこのような操作はできない。図15と図16を見比べると、クローズドサイクルではタービンの作動温度が圧縮機の作動温度よりもかなり高い(温度は℃ではなく絶対温度(K)で表示)のに対して、オープンサイクルではあまり差が無いのが分かる。
以上、ガスを自由に選べること、高圧(従ってコンパクト)にできること、再生熱交換器によりサイクル効率を高められることの3点で、クローズドサイクルはオープンサイクルとは本質的に異なる特性を有しており、熱サイクルとしては別個のものと言える。
(まとめ)
このように、本実施形態の太陽熱ガスタービン発電システム100によれば、特に、クローズドサイクルガスタービンシステムを採用したことと、潜熱蓄熱材としてアルミニウムを使用し、蓄熱部をモジュール化してモジュール壁表面の放射率を調整し放射熱損失を低減することにより、太陽熱発電において、タービンサイクルの熱効率を向上させるとともに、蓄熱の経済性を向上させることができる。
また、集熱部を複数の集熱部モジュールから構成したことで、運びやすい、故障時に交換しやすい等の効果を奏する。
以上で本実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限定されるものではない。
例えば、クローズドサイクルガスタービンの流体(ガス)として、二酸化炭素を用いたが、これに限定されず、窒素などの他のガスを使用してもよい。なお、本実施形態の場合、二酸化炭素を超臨界COとして使用するが、その場合のサイクル形式はバイパス回路を含む超臨界CO特有の形式や、標準的なブレイトンサイクル形式等、特に限定されない。
その他、ハードウェアやフローチャートなどの具体的な構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 ヘリオスタット
2 集光タワー
3 集熱用加熱管
4 溶融塩循環用配管
5a 高温溶融塩貯蔵タンク
5b 低温溶融塩貯蔵タンク
6 蒸気発生器
7 蒸気タービン
8 発電機
10、10a 太陽熱タービン発電システム
11 蒸気タービンシステム
12 凹面鏡
13 集光部
14 溶融塩冷却流路
21 集熱部
22 CO伝熱管
23 タービン
24 再生熱交換器
25 冷却器
26 圧縮機
31 太陽光
32 CO伝熱管
33 CO入口
34 CO出口
35 アルミニウム
35a 金属シェル
36 集熱部外径
37 集熱部内径
38 集熱部高さ
51 太陽光
52 集熱部モジュール
53 CO伝熱管
54 アルミニウム
55 支持構造壁
56 モジュール側壁
61 太陽光
62 集熱部モジュール
63 CO伝熱管
64 アルミニウム
65 支持構造壁
66 モジュール側壁
90 集熱部
91 ヘリオスタット
92 太陽光
93 凹面鏡
94 空洞
95 集熱部モジュール
96 伝熱管
98 CO配管
99 アルミニウム
100,100a 太陽熱ガスタービン発電システム
101 クローズドサイクルガスタービンシステム
S 太陽

Claims (4)

  1. 太陽光を反射する複数のヘリオスタットと、
    前記複数のヘリオスタットによって反射された太陽光を受けて加熱される表面の放射率の値を太陽熱吸収量がモジュール全体で略均等になるように調整された集熱部モジュールを複数有するモジュール型集熱部と、
    前記モジュール型集熱部の内部に保持され、潜熱蓄熱材として使用されるアルミニウムと、
    前記アルミニウムと接触しており、内部に収容するガスに前記アルミニウムの熱を伝える伝熱管と、
    前記ガスによってタービンを動かして発電するクローズドサイクルガスタービンシステムと、
    を備えることを特徴とする太陽熱ガスタービン発電システム。
  2. 前記モジュール型集熱部は、隣り合う前記集熱部モジュール同士の隙間に太陽光が入り込む構造となっており、前記表面の放射率の値がコーティングによって調整されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽熱ガスタービン発電システム。
  3. 前記複数のヘリオスタットにより集光する方式は、タワートップ方式、または、ビームダウン方式のいずれかである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽熱ガスタービン発電システム。
  4. 前記ガスは、二酸化炭素であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の太陽熱ガスタービン発電システム。
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