JP2014000353A - 快眠を補助する装具 - Google Patents
快眠を補助する装具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014000353A JP2014000353A JP2012147769A JP2012147769A JP2014000353A JP 2014000353 A JP2014000353 A JP 2014000353A JP 2012147769 A JP2012147769 A JP 2012147769A JP 2012147769 A JP2012147769 A JP 2012147769A JP 2014000353 A JP2014000353 A JP 2014000353A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- head
- headrest
- backrest
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】国際線旅客機のエコノミークラスの座席の様な、十分にリクライニングしない座席で長時間睡眠をとる際、極力頸椎に負担をかけない有効な手段を提供する。
【解決手段】背もたれがリクライニングしない若しくは垂直状態から後方へ0〜20°の範囲で倒れる椅子で、且つ標準的成人が着席した際に、頭部まで達する高さの背もたれ5がある椅子において、アイマスク1に長さの調節が可能なベルト状の部品3を接続し、旅客機のエコノミークラスに見られる様な上下可動可能なヘッドレスト4のついた座席の背もたれ5に固定できる様にした。
【選択図】図1
【解決手段】背もたれがリクライニングしない若しくは垂直状態から後方へ0〜20°の範囲で倒れる椅子で、且つ標準的成人が着席した際に、頭部まで達する高さの背もたれ5がある椅子において、アイマスク1に長さの調節が可能なベルト状の部品3を接続し、旅客機のエコノミークラスに見られる様な上下可動可能なヘッドレスト4のついた座席の背もたれ5に固定できる様にした。
【選択図】図1
Description
着席状態で長時間睡眠をとらなければならない状況において、快眠を補助する道具を提供する。
航空機で海外へ移動する際、特にエコノミークラスの場合、前後の座席間のスペースが狭く、座席は十分にリクライニングしない。
最大限にリクライニングさせた状態で、頭部をシートにもたせると、顎が前上方に着き出て、口が開き、頸椎が圧迫される。そこで頸部に枕を当てると、今度は頭部が立ってきてリクライニングの効果が無くなってしまう。
そこで、その様な状態で長時間睡眠をとる為に、これまでに、Cの字型やHの字型をしたクッション等、様々な形状のクッションが考案され市販されてきたが、これらでは、問題を十分に解決できていない。
この様な問題を解決することは、特に頸部の筋力の弱い女性にとっては、切実な望みであった。また、男女共に、大きな口を空けて眠っている姿を他人に見られたくないと感じている人も存在するが、前項のクッション等では、この問題は解決しない。
これまでにも、頭部を固定することを特徴とする特許も出願されているが、これらは、単にシートに頭部を固定するだけで、顎が上がって頸椎を圧迫することを抑制するものはなく、また、携帯利便性、作成の容易さ、意匠性において実用的とは言えない。また、横方向の動きを抑えることは可能だが、前後の動きを調節することはできない。
近年、格安料金を謳う航空会社が増えてきているが、一度により多くの客を乗せることによって、コストを下げている。その様な場、自ずと座席の間隔は狭くなる傾向にあり、背もたれを後方に倒せる角度はいっそう小さくなり、前述の問題は、より切実である。
一方、2000年代半ば頃から、上下に高さを調節でき、左右両端部分が前方に折り返し可能な形のヘッドレストの付属した座席が、エコノミークラスでも普及してきており、これによって、横方向の頭部の動きを抑制できるようになった。
本発明の目的は、十分にリクライニングしない椅子に着席して睡眠をとる場合において、簡便な方法で、首と頭部を安定させる方法を提供するものである。特に、国際線エコノミークラスの座席に施された可動式ヘッドレスト部分に容易に着脱可能とすることを特長とする。
本発明者は、上記した様な課題を鋭意研究した結果、アイマスク、帽子等の安価で容易に入手可能な道具に簡単な工夫を施すことにより、任意の角度で頭部を前後に安定させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(1)〜(7)に示す装具に関する。
(1)背もたれがリクライニングしない若しくは垂直状態から後方へ0〜20°の範囲で倒れる椅子で、且つ標準的成人が着席した際に、頭部まで達する高さの背もたれがある椅子において、頭部が前方に傾斜する角度を調節し、保つことができる装具。
(2)目隠し機能を持つ、頭部が前側に傾斜する角度を調節し、保つことができる第1項記載の装具。
(3)第2項記載の目隠し機能部分(アイマスク)が着脱可能であることを特長とする、第1項記載の装具。
(4)帽子に装着することにより、簡便に頭部が前側に傾斜する角度を調節し、保つことができる第1項記載の装具。
(5)第4項記載の帽子が着脱可能であることを特長とする、第1項記載の装具。
(6)第1項記載の座席が、旅客機のヘッドレスト付座席であることを特長とする第1項記載の装具。
(7)第1項記載の座席が、自動車のヘッドレスト付座席であることを特長とする第1項記載の装具。
(1)背もたれがリクライニングしない若しくは垂直状態から後方へ0〜20°の範囲で倒れる椅子で、且つ標準的成人が着席した際に、頭部まで達する高さの背もたれがある椅子において、頭部が前方に傾斜する角度を調節し、保つことができる装具。
(2)目隠し機能を持つ、頭部が前側に傾斜する角度を調節し、保つことができる第1項記載の装具。
(3)第2項記載の目隠し機能部分(アイマスク)が着脱可能であることを特長とする、第1項記載の装具。
(4)帽子に装着することにより、簡便に頭部が前側に傾斜する角度を調節し、保つことができる第1項記載の装具。
(5)第4項記載の帽子が着脱可能であることを特長とする、第1項記載の装具。
(6)第1項記載の座席が、旅客機のヘッドレスト付座席であることを特長とする第1項記載の装具。
(7)第1項記載の座席が、自動車のヘッドレスト付座席であることを特長とする第1項記載の装具。
本発明によれば、アイマスク、帽子等の廉価で容易に入手可能な道具に簡単な工夫を施すことにより、任意の角度で首を前後に頭部を安定させ、頸椎への負担を軽減することができ、十分にリクライニングしない椅子、特に国際線エコノミークラスの可動式ヘッドレスト付座席に着席した状態で長時間快適に睡眠することを補助することが可能となる。また、自動車の座席に適用した場合は、衝突事故の際の、頸部への衝撃を緩和する効果が期待できる。更に顔を下に向けたままで寝ることが可能である為、口を空けた姿を他人に見られる心配をしなくて済む。
本発明品は、少なくとも額と座席のヘッドレストを連結することが可能な形態である必要がある。連結する材料は、紐、リボン、ビニールチューブ、鎖、ベルト等が考えられるが、好ましくは頭部への当りが柔らかい素材で且つ十分な強度を持つものが適用できる。
額に当る部分は、紐状やベルト状のものでも構わないが、好ましくは、アイマスクや、帽子等が適用でき、更にこれらは着脱可能であることが好ましい。帽子との接続部分は、帽子の前部、額の当る部分でも良いし、野球帽の様に後部にサイズを調整する機能のパーツが付属する形のものであれば、それを利用しても構わない。
頭部とヘッドレストの最適な位置関係には個人差がある為、額とヘッドレストを連結する材料は、任意の長さに調節可能である構造であることが好ましいく、途中で屈曲して角度が変わるものが特に好ましい。
更に、首への巻きつき事故を防止する為に、軽い力で容易に長さが変えられたり、ワンアクションで簡単に着脱可能な連結部分を設けておいたりすることもできる。
ヘッドレストとの連結部分は、単に引っ掛けて固定するだけのシンプルな構造でも良いし、ベルトやゴムバンド等で固定できる様にしても構わない。単に引っ掛けて固定するだけの構造のものの場合は、ヘッドレストとの接触部分に、そのヘッドレストの材質に合わせて滑り難い材質の素材を組み合わせても良い。
以下に、実施例及により本発明を更に詳しく説明するが、本発明は、これらの例によって制限されるものではない。
実施例1 図1に示す様な、アイマスクに長さの調節が可能なベルト状の部品を接続し、旅客機のエコノミークラスに見られる様な上下可動可能なヘッドレストのついた座席の背もたれに固定できる様にした。アイマスクは、マジックテープで着脱できる様になっている。頭部とヘッドレストを連結するベルトは、左右両方にバックルが取り付けられており、容易に長さを変えて頭部の前傾角度を調節することができるようになっている。また、ヘッドレストと頭部を連結するベルトとアイマスクを連結する部分は丈夫な紐で連結して、無理なく角度が変わる様になっている。更にヘッドレストと頭部を連結するベルトのヘッドレストと接触する面には、座席の表面を覆う布地に対し滑り難い素材を選択している。
実施例2 図2に示す様な、野球帽に長さの調節が可能なベルト状の部品を接続し、自動車前部助手席に見られる様なヘッドレストのついた座席の背もたれに固定できる様にした。頭部とヘッドレストを連結するベルトは、小さなリング状のベルトで、野球帽のサイズ調節の為のパーツに接続されている。これは、そのサイズ調節パーツから簡単に着脱可能となっている。また、頭部とヘッドレストを連結するベルトは、途中をバックルで連結し、長さを調節できる様になっている。更に頭部とヘッドレストを連結するベルトは、ヘッドレスト側端に伸縮性のバンドが付属され、ヘッドレストに容易に固定できる様に工夫されている。
例えば、航空機で長距離移動する場合において、エコノミークラスの様な背もたれが十分にリクライニングしない座席でも、より長時間快眠することができ、搭乗中の心身にかかるストレスを軽減することが期待できる。
1 アイマスク
2 長さ調節の為のバックル
3 頭部への固定用のバンド
4 ヘッドレスト
5 背もたれ
6 帽子
7 長さ調節の為のバックル
8 ヘッドレスト
9 背もたれ
2 長さ調節の為のバックル
3 頭部への固定用のバンド
4 ヘッドレスト
5 背もたれ
6 帽子
7 長さ調節の為のバックル
8 ヘッドレスト
9 背もたれ
Claims (7)
- 背もたれがリクライニングしない若しくは垂直状態から後方へ0〜20°の範囲で倒れる椅子で、且つ標準的成人が着席した際に、頭部まで達する高さの背もたれがある椅子において、頭部が前方に傾斜する角度を調節し、保つことができる装具。
- 目隠し機能を持つ、頭部が前側に傾斜する角度を調節し、保つことができる請求項1記載の装具。
- 請求項2記載の目隠し機能部分(アイマスク)が着脱可能であることを特長とする、請求項1記載の装具。
- 帽子に装着することにより、簡便に頭部が前側に傾斜する角度を調節し、保つことができる請求項1記載の装具。
- 請求項4記載の帽子が着脱可能であることを特長とする、請求項1項記載の装具。
- 請求項1記載の座席が、旅客機のヘッドレスト付座席であることを特長とする、請求項1項記載の装具。
- 請求項1記載の座席が、自動車のヘッドレスト付座席であることを特長とする請求項1記載の装具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012147769A JP2014000353A (ja) | 2012-06-14 | 2012-06-14 | 快眠を補助する装具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012147769A JP2014000353A (ja) | 2012-06-14 | 2012-06-14 | 快眠を補助する装具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014000353A true JP2014000353A (ja) | 2014-01-09 |
Family
ID=50034142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012147769A Pending JP2014000353A (ja) | 2012-06-14 | 2012-06-14 | 快眠を補助する装具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014000353A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105644395A (zh) * | 2016-03-26 | 2016-06-08 | 厦门精图信息技术有限公司 | 一种公交车乘客睡觉装置 |
-
2012
- 2012-06-14 JP JP2012147769A patent/JP2014000353A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105644395A (zh) * | 2016-03-26 | 2016-06-08 | 厦门精图信息技术有限公司 | 一种公交车乘客睡觉装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5276227B2 (ja) | 休息用頭頸部枕 | |
RU2532148C2 (ru) | Устройство для повышения комфорта в поездках | |
EP2173220B1 (en) | A cervical spine and neck support device | |
US20160297336A1 (en) | Head restraint and seat for enhancing travel comfort | |
US20180295917A1 (en) | Covered Head Support | |
WO2017014661A2 (en) | Chair | |
US20180002021A1 (en) | Head support adaptable to seat backs | |
GB2389509A (en) | A head restraint | |
WO2018040130A1 (zh) | 一种用于交通工具座椅的头罩、交通工具座椅及车辆 | |
JP2014000353A (ja) | 快眠を補助する装具 | |
EP3836817B1 (en) | Head stabilizer | |
TWI730515B (zh) | 用於車輛的睡眠輔助靠墊 | |
RU176591U1 (ru) | Устройство для повышения комфорта в поездках | |
TWI678174B (zh) | 頭頸固定器 | |
JP3217971U (ja) | 全方位型のアイピロー | |
EP3413756B1 (en) | A device for a child seat | |
RU176592U1 (ru) | Устройство для повышения комфорта в поездках | |
FI20195192A1 (en) | HEADREST | |
US20210300567A1 (en) | Compact stowable travel accessory system | |
JP3015699U (ja) | 座席用安全睡眠枕 | |
GB2459171A (en) | Head restraint for use with vehicle seats | |
KR20130013937A (ko) | 장애인 및 유아용 상체 지지대 | |
CN107581823A (zh) | 配重枕垫悬吊睡眠辅助装置 | |
KR20140148185A (ko) | 의자 보조용 머리 받침구 | |
KR20100002822U (ko) | 두발 눌림방지용 헤드레스트 커버 |