JP2013545053A - 流体管路の弁作動用アクチュエータ - Google Patents

流体管路の弁作動用アクチュエータ Download PDF

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Abstract

本発明は、流体管路内の弁を作動させるためのアクチュエータ(30)に関するものであり、このアクチュエータ(30)は、力を前記弁に伝達するための作動要素(8)を有する作動部材(15)であって、第1の位置と第2の位置との間を動くように取り付けられた作動部材(15)と、作動要素(8)を動かすためにエネルギーを蓄え、且つこのエネルギーによって作動部材(15)を第1の位置から第2の位置へと動かすためのばね(10)と、作動部材(15)をその第1の位置にロックするためのロック手段と、作動部材(15)を第1の位置から第2の位置まで動かすことができるようにするために作動部材(15)を釈放するための釈放手段であって、釈放手段は圧力で作動され、流体管路と接触するように適合され、流体管路内の圧力が閾値を超えた時に作動部材(15)を釈放する釈放手段、とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、力を装置に伝達するための作動要素を有する作動部材を備えた、流体管路の弁作動用アクチュエータに関する。本発明によるアクチュエータは、特にサージ圧力解放システムにおける弁を作動させるのに適合している。
深刻な損傷は、液体輸送パイプラインの圧力サージに起因することがある。このようなサージは、パイプライン内において液体の流速が急に変化する時に発生し得る。このような急激な流速変化は、例えばパイプラインを通して液体を送り込むためのポンプを始動、又は停止するときに発生し得る。圧力サージはまた、遮断弁を急に閉鎖する必要がある時に発生し得る。
サージが発生した時にパイプラインから液体の一部を逃がすようにして、パイプライン内におけるサージの有害な影響を制限することが知られている。ある一定の体積の液体をパイプラインから逃がせるようにするために、パイプラインは弁経由でサージ解放管路に接続される。パイプライン内のサージに起因してパイプライン内の圧力がある一定の閾値を超える場合に、パイプラインとサージ解放管路とを接続する弁は、ある一定の体積の液体をサージ解放管路に流入させて、パイプラインの損傷を防ぐことができるように適合される。
実際には、サージ解放管路はオーバーフロー用容器に接続され、それは例えばサージ解放バッグ形式のものであり、パイプラインからサージ解放管路を経て逃れる液体を収集するのに用いられる。
設備の損傷や危険を防止するためには、パイプラインとサージ解放管路との間の弁を作動させるのに要する時間が極めて短いことが重要である。典型的には、弁を開くのに要する時間は2〜3秒である。この比較的短時間での開放により、ある体積の液体がパイプラインから流出し、パイプライン中を進行する圧力スパイクの潜在的な危険を低減させることができる。この時間的制約は、電動弁アクチュエータを用いる際に課題となる。流体駆動のリニアアクチュエータは一般的にそのような時間内に弁を作動させることが出来る一方、電動アクチュエータは通常、伝動装置においてより大きな摩擦力及び慣性力を生じるギヤボックス及び回転から直線への変換機構のために、作動時間が非常に遅くなる。
パイプラインとサージ解放管路を接続する弁は、特許文献1(米国特許第6572076号明細書)において公知となっている。この文献は、弁ステムを動かす電気モータを有する弁アクチュエータを開示している。この装置はまた、圧縮状態に維持され、且つ電源喪失時に確実にフェイルセーフが機能するように付加的な安全装置として働くためのばねを有する。
特許文献1によれば、モータはばねを圧縮するために使用される。ばねは、電磁石によってその圧縮された位置にロックされる。モータは、ばねを圧縮又は解放することなく制御するやり方で弁を開閉するように作動させることができる。電源喪失の場合に、電磁石はオフになり、自動的にばねを釈放し、それにより弁は強制的に閉じた位置になる。
公知の解決手法の欠点は、弁を作動させるアクチュエータを外部電源に接続する必要がある点にある。更に、特許文献1において開示されているアクチュエータを利用できるのは、特定タイプの弁に限定される。
米国特許第6572076号明細書
本発明の目的は、自己完結型であり、開放状態及び閉鎖状態にロックでき、フェイルセーフ(ばね荷重式)であり、例えば油圧動力ユニット又は電池のような電気エネルギー源などあらゆる外部動力源への接続を必要としない、弁作動用アクチュエータを提供することにある。
更なる目的は、弁の開放及び/又は閉鎖時間を制御しうるアクチュエータを提供することである。
本発明の第1の態様によれば、本発明は、流体管路内の弁を作動させるためのアクチュエータに関するものであり、これは、力を装置に伝達するための作動要素を有する作動部材であって、第1の位置と第2の位置との間を動くように取り付けられた作動部材と、作動要素を動かすためにエネルギーを蓄積し、且つこのエネルギーによって前記作動部材を第1の位置から第2の位置へと動かすためのばねと、前記作動部材をその第1の位置にロックするためのロック手段と、前記作動部材を釈放して該作動部材を前記第1の位置から前記第2の位置まで動かせるようにする釈放手段であって、前記釈放手段は、圧力で作動され、前記流体管路と接触するように適合され、且つ、前記流体管路の圧力が閾値を超えた時に前記作動部材を釈放する釈放手段とを備える。
本発明の好適な実施形態によれば、前記解放手段は、ピストンの一端で流体圧力を受け、前記流体圧力を作動部材に伝えるためのピストンを備える。
本発明の好適な実施形態によれば、前記作動部材は、該作動部材の最大並進速度を制御するための抵抗要素と接続する。
本発明の好適な実施形態によれば、前記抵抗要素は、ダンパシリンダ内での第1の位置と第2の位置との間を移動可能なピストンを備える。
本発明の好適な実施形態によれば、前記アクチュエータはハウジングを有し、該ハウジングはオイルで充填される。
本発明の好適な実施形態によれば、前記作動部材は、その第1の位置と第2の位置との間で4分の1旋回回転するように適合される。
本発明の第2の態様によれば、本発明は、一端にサージ解放管路をパイプラインに接続するための第1の接続部を有し、反対側の端部に前記サージ解放管路を容器に接続するための第2の接続部を有する、サージ解放管路を備えた、液体輸送パイプライン用の圧力サージ解放システムに関するものであり、前記サージ解放管路には、閉止弁と該閉止弁を作動させるためのアクチュエータとが設けられ、前記圧力サージ解放システムは本発明によるアクチュエータを備える。
本発明の更なる態様によれば、本発明は、本発明によるサージ解放システムを設けたパイプラインに関する。
本発明の利点は、弁アクチュエータが、作動部材をばねシリンダと連結するための第1の伝動手段と、作動部材をピストンと連結するための第2の伝動手段とを有することにあり、ばねシリンダはばねを付勢して、このばねをその付勢状態に維持するためのものであり、第2の伝動手段は弁要素を動かすための閉鎖時間制御手段に作用し、閉鎖時間制御手段は作動部材の回転速度を制御する。
本発明の利点は、圧力管路又は導管内の圧力が閾値を超えるまでは第1のロックされた位置に維持される弁のような装置を作動させるアクチュエータを有することにある。一旦この閾値を超えると釈放手段にトリガーがかかり、ロックを釈放するようになり、これによりアクチュエータの作動部材が作動要素を第1の位置から第2の位置へと動かすことができるようになる。
作動部材を第1の位置から第2の位置へ動かすのは、ばねによって行われる。このばねは、当初は作動部材の第1の位置から第2の位置への回転に抗するトルクを与えるように位置付けられる。これは、ばねが作動部材の動きに逆らうある一定の反力を与えることを意味する。この反力は、作動部材がアクチュエータのクランク軸運動の死点に対応するゼロ位置に進むまでの作動部材の回転中に低減する。一旦死点をこえると、ばねは作動部材の回転方向にトルクを供給し始め、これにより作動部材をその第1の位置から第2の位置へ向けて適切に動かすことができる。
本発明によれば、作動部材は4分の1旋回回転するように適合される。
本発明は添付図面を参照した以下の詳細な説明により更に理解されるであろう。
本発明によるアクチュエータの斜視図である。 図1によるアクチュエータの作動機構の断面図である。 サージ解放バッグを設けたフローティング流体管路を示す図である。 サージ解放バッグが部分的に流体で充填されている、図3のフローティング管路及びサージ解放バッグを示す図である。 フローティング管路及びサージ解放バッグの代替の構成を示す図である。
本発明によるアクチュエータの可能な実施形態を図1及び図2に示す。アクチュエータは、サージ解放管路を遮断するのに用いられる弁に接続するのに適する。実際には、メインパイプラインはサージ解放管路を経由してサージ解放バッグ又は他のサージ解放容器に接続できる。圧力サージに起因してメインパイプライン内の流体圧力が急激に上昇する場合に、ある一定の体積の流体がサージ解放管路を経由してメインパイプラインから逃れることができ、この流体の体積をサージ解放バッグで受け止めて、これによりその流体がメインパイプラインの環境内に放出されるのを回避できる。
通常の動作状態においては、サージ解放管路は、サージ解放バッグに流体が流入するのを防ぐことができる破裂板又は同様な装置により遮断されている。一旦破裂板に加わる圧力がある一定の閾値を超えると、ブレーキ板(破裂板)はサージ解放管路を開放し、流体がサージ解放バッグに流入できるようになる。
破裂板の他にも、サージ解放管路は弁も装備しており、これは、一旦ある一定体積の流体がメイン流体管路から逃れてサージ解放バッグに流入するとサージ解放管路を遮断する。本発明によるアクチュエータは、特にサージ解放管路におけるそのような弁を作動させるのに適している。
図1は、本発明によるアクチュエータ30の一般的な斜視図を示す。アクチュエータ30は、第1及び第2のシリンダ6,7が延在するメインハウジング3、弁を作動させるための軸8の形式の作動要素、アクチュエータ30をメイン流体管路に接続するための管路1、膜容器2内にある分離膜及び温度補償器4を有する。
アクチュエータ30は、サージ解放管路内に位置付けられた弁を作動させるのに用いられる。アクチュエータ30は、サージ解放管路内の弁を開放位置に維持し、サージ解放管路内の圧力がある一定の最大レベルを超えた時に弁を開放位置から閉鎖位置へと動かすように適合される。最大圧力レベルに到達した場合に、アクチュエータ30は軸8を第1の位置から第2の位置に向けて回転させるように作用する。それにより、軸8はサージ解放管路内の弁を作動させ、その弁を閉鎖位置へと動かす。弁作動機構の機能は図2を参照してより詳細に説明する。
通常は、アクチュエータ30は、作動させる必要がある弁の上方に位置付けられる。それは、使用時に軸8が下方に向けられることを意味する。
図2において、アクチュエータ30は断面図により示される。図2は、ハウジング3の内部及びハウジング3に対して軸8を旋回させるための機械要素を示している。
アクチュエータ30は圧力により駆動される。アクチュエータ30は、管路1を経由してサージ解放管路内の流体圧力に接続される。管路1は膜ハウジング2内で終端し、膜ハウジング2はサージ解放管路内の例えば原油のような流体が、アクチュエータハウジング3の内部に流入しないように流路分離膜を備える。膜ハウジング2に隣接して体積又は温度補償器4が位置付けられる(図1参照)。補償器4は管路1を経由してハウジング3の内部と接続される。補償器4は、アクチュエータ30の作動時にアクチュエータハウジング3の内部に存在する付加的な流体の体積を補償するのに用いられる。補償器4はまた、アクチュエータ30が用いられる直接的な環境による、温度及び圧力のばらつきを補償するのに用いられる。これは、アクチュエータを海中で用いる時に特に重要である。
流路分離膜2は、ピストン12の形式の駆動手段に接続される。ピストンの自由端は作動部材15に当接する。作動部材15は軸8に接続され、共通回転軸の周りを軸8と共に回転可能である。
図2には、第1の位置における作動部材15が示されている。作動部材15は2つの連結ロッド16,17に接続されている。連結ロッド16は作動部材15の一部をピストン13と接続し、ピストン13はシリンダ7内で支持される。連結ロッド17は作動部材15をピストンヘッド18と接続し、ピストンヘッド18は更なるシリンダ6内で移動可能であり、ピストンヘッド18はばね10と直接接触する。連結ロッド16,17と作動部材15との接続は、クランクシャフト接続部19,20を介して得られる。
図2によれば、ばね10はピストンヘッド18により圧縮されている。ばね力はロッド17を経由して作動部材15に伝達される。作動部材15はばね10及びロッド17により第1の位置にロックされている。この作動部材15の第1の位置は、サージ解放管路内の弁の第1の位置に対応し、それは弁の開放位置である。
管路1の流体圧力は、中間の膜ハウジング2を経由してピストン12に伝達される。ピストンの自由端は作動部材15を押し、この力は管路1内の圧力レベルに依存する。
作動部材15をその第1の位置から第2の位置へと動かすためには、管路1内部の圧力がある一定の閾値を超える必要がある。この閾値を超えると、ピストン12は作動部材15を時計回りの方向に推進する。これは、同時に作動部材がばね10のばね力に抗してロッド17及びピストンヘッド18を押すことを意味する。
作動部材15の回転は、ばね10の力に抗して進み、それはロッド17とピストンヘッド18との間の接続部、ロッド17及び作動部材15の回転軸が、全て一直線になる(死点に達する)まで進む。一旦この点を通過すると、ばね10は作動部材をロッド17を介して時計回りの位置に押しやる。それは、その瞬間からピストン12及びロッド17が作動部材を同じ方向に動かすことを意味する。
作動部材15は、その第1の位置から第2の位置に向かって回転し、それは接触ノッチ23によって決まる。この回転中の回転速度は、作動部材15の最大並進速度を制御するための抵抗要素によって制御される。この抵抗要素はピストン13の形状を有し、ダンパシリンダ7の内部を移動可能である。ピストン13により、ロッド16の最大並進速度が決まる。従って、ピストン13は作動部材15がその第2の位置に向かって動くのにかかる時間を決定する。それは、アクチュエータ30に接続された弁の閉鎖時間をも決定することを意味する。
アクチュエータによりある所定の弁閉鎖時間が決まるため、利用者はメイン流体管路内における流体圧力が閾値を超えた瞬間から、サージ解放管路内の弁が完全に閉鎖するまでの間にサージ解放バッグ内に流入した流体の体積を計算することが出来る。サージ解放バッグに流入可能な流体の体積が決まっているという事は、サージ解放バッグが正しく機能し、サージ解放バッグ内の圧力が最大レベルを超えるのを回避するために極めて重要である。
一旦、アクチュエータを使用したら、それはリセットする必要がある。アクチュエータをリセットすることは、作動部材15をその第1の位置に戻す必要があることを意味する。これを可能とするために、アクチュエータ30には、軸8サイドとは反対サイドにハウジング30から突出する更なるシャフト(図示しない)を設けることができる。このシャフトはアクチュエータ30を再チャージするために用いられ、ギヤボックス又はROV作動装置のような外部装置に接続可能として、各作動の後にばねを再チャージすることができる。アクチュエータ30のリセットは、ピストン13内の逆止弁21の存在により促進され、アクチュエータ30が再チャージされる時に、ハウジング3が加圧されないようにする。
一旦、アクチュエータがリセットされたら、ブレーキ板を交換すべきであり、もし必要であれば、サージ解放バッグを空にするか及び/又は交換することが出来る。
図1及び図2によるアクチュエータ30は、第1の位置から第2の位置まで軸8が45度回転出来るように適合される。これは、アクチュエータ30が、4分の1回転させたときに閉鎖しうる適切な弁に接続するのに適することを意味する。
本発明によるアクチュエータは、沖合領域でいくつかの用途がある。アクチュエータの主な目的は、遠隔の場所、それは例えば一点係留ユニット(SPM)又はオイル積卸し用フローティング管路又は海中のような沖合の除荷用又は積卸し用ターミナルのような場所で、サージ事象の後にサージ解放管路を自動的に隔離するために使用することである。これにより、例えば解放システムとしての破裂板を用いることが出来る一方、制御された閉鎖時間により、隔離弁のスムーズな作動が可能となる。
アクチュエータの他の可能性のある用途は、圧力がある決められた値を上回る場所で管路を隔離することである。それはどのような種類の弁にも用いることが出来、管路を制御して閉鎖し(急激な閉鎖ではなく)、あらゆる更なる圧力上昇を回避するための自己完結型のソリューションを提供する。システムは遠隔の場所に設置することができ、電動装置又は加圧容器を何ら必要としない。
他の可能性のある用途は、管路内に短い圧力衝撃を送ることによる管路の隔離の実現である。その構成のおかげで、短い圧力衝撃は、あらかじめ決められた時間で作動弁の制御された閉鎖動作(急激な閉鎖ではない動作)を開始させるのに十分である。システムは遠隔の場所に設置され、その閉鎖を命じるための電動装置又は加圧容器も、油圧パイプ、電気ケーブル、遠隔測定システムもまた全く必要としない。この短い圧力衝撃は小さなバイパス管路を作動させることにより生成されうる。
システムが弁を制御された時間で開放できるような対称的な機能も同様に実現でき、高い圧力又は低い圧力に対して実行できる。アクチュエータは、地上、飛まつ帯又は海中への用途のいずれか向けに設計できる。それは閉鎖されオイルで充填されるため、ATEX指令に準拠しうる。
本発明の特別な実施形態が本明細書で説明され、例示されているが、変更や変形は当業者により容易に見出され、結果的に特許請求の範囲はそのような変更や等価物もカバーすると解釈されるものとすることを認識されたい。
図3には、メイン流体管路及びサージ解放バッグの第1の実施例を示す。図3は、サージ解放バッグ50に接続され、Y字型部材の接続要素60を用いてこのサージ解放バッグに接続されるフローティング管路40を示す。通常の使用においては、流体はフローティング管路40内を目的地に向かって流れることになる。サージ解放バッグ50へのアクセスは、上述の破裂板と弁との組み合わせにより開放(closed off)される。本発明によるアクチュエータ、破裂板及びアクチュエータにより作動される弁は全て、Y字型部材60の内部に含まれる。
例えば、サージ解放バッグ50は標準的なフローティングホースにより作成される。サージ解放バッグ50はサージ事象の際にはオイルのような流体で充填するのに適する。分岐管路は末端部51において閉鎖され、この末端部51には空気解放弁が設けられ、これにより最初からサージ解放バッグ50内に入っていた空気を放出させることが出来る。サージ事象の際には、Y字型部材60内の破裂板が開放し、流体がサージ解放バッグ50の方へと進み、サージ解放バッグ50を部分的に充填する。一旦アクチュエータがY字型部材内の弁を作動させると、サージ解放バッグへのアクセスが開かれ(closed off)、流体がサージ解放バッグ50内へと流入することが出来るようになる。
図3による、この構成の利点は、SPMのオペレーターがサージ解放バッグ50を含む標準的な製品を利用できることにある。フローティングホースは沖合の状態に耐えることが立証されている。可撓性のサージ解放バッグ50の主な機能は、サージ解放バッグ50に流入する流体を収容し、その流体をサージ解放バッグ50内部の空気から分離することである。
沖合状態に対する機械的な耐性は、サージ解放バッグ50には求められない。同様に、高圧に対する耐性も、フローティングホースには必要でない。流体の量は、本発明によるアクチュエータ30と組み合わせて破裂板及び弁を使用することにより制御される。それは、サージ解放バッグ50内に受け入れられる流体の量は制御できることを意味する。それは、サージ事象の後にフローティングサージ解放バッグ50は隔離され、且つ加圧されることを意味し、そしてサージ解放バッグ50を空にし、又は離れた所に牽引することができる。
図4は、図3による構成においてサージ解放バッグ50の内部に部分的にオイル70が満たされているサージ解放バッグ50を示す。サージ解放バッグ50は、空にしたり、又はサージ解放バッグ50の内部の流体を好適な目的地において処理するために、離れた所に牽引したりすることができる。
図3及び図4によるサージ解放バッグ50の代替の構成を図5に示す。図5によれば、フローティング式のメイン流体管路40はY字型部材を用いてサージ解放バッグ150と接続され、サージ解放バッグはその末端部151により閉鎖される。この末端部151には空気解放弁が設けられ、これにより空のサージ解放バッグ150内部に入っている空気を逃がすことができる。
図3及び図4によるサージ解放バッグ50と、図5によるサージ解放バッグ150との差異は、空の状態において、サージ解放バッグ150は空気で充填されたエアバッグ152を有する点である。サージ事象の場合、オイルのような流体は、サージ解放バッグ150に流入し、サージ解放バッグ150内に入っていたエアバッグ152に圧力を加える。エアバッグ152内に最初から入っていた空気は、サージ解放バッグ150の末端部151にある空気解放弁を経由して押し出すことが出来る。
図5の構成によれば、サージ解放バッグ150に最初から入っていた空気と、サージ解放バッグ150に流入する流体との明確な分離が確保される。末端部151にある空気解放弁経由でサージ解放バッグ内部から流体が逃げることはなく、それは、この空気解放弁はサージ解放バッグ150のエアバッグ152に最初から入っていた空気とのみ繋がっているからである。
本発明の第1の態様によれば、本発明は、流体管路内の弁を作動させるためのアクチュエータに関するものであり、これは、力をに伝達するための作動要素を有する作動部材であって、第1の位置と第2の位置との間を動くように取り付けられた作動部材と、作動要素を動かすためにエネルギーを蓄積し、且つこのエネルギーによって前記作動部材を第1の位置から第2の位置へと動かすためのばねと、前記作動部材をその第1の位置にロックするためのロック手段と、前記作動部材を釈放して該作動部材を前記第1の位置から前記第2の位置まで動かせるようにする釈放手段であって、前記釈放手段は、圧力で作動され、前記流体管路と接触するように適合され、且つ、前記流体管路の圧力が閾値を超えた時に前記作動部材を釈放する釈放手段とを備える。

Claims (8)

  1. 流体管路内の弁を作動させるためのアクチュエータ(30)であって、
    力を前記装置に伝えるための作動要素(8)を有する作動部材(15)であって、第1の位置と第2の位置との間を動くように取り付けられた作動部材と、
    前記作動要素(8)を動かすためにエネルギーを蓄え、且つこのエネルギーによって前記作動部材(15)を第1の位置から第2の位置へと動かすためのばね(10)と、
    前記作動部材(15)をその第1の位置にロックするためのロック手段と、
    前記作動部材(15)を前記第1の位置から前記第2の位置まで動かすことができるようにするために、前記作動部材(15)を釈放するための釈放手段であって、該釈放手段は圧力で作動され、前記流体管路と接触するように適合され、且つ前記流体管路内の圧力が閾値を超えた時に前記作動部材(15)を釈放する、釈放手段と
    を備える、アクチュエータ。
  2. 前記釈放手段は、ピストン(12)の一端で流体圧力を受け、該流体圧力を前記作動部材(15)に伝達するためのピストン(12)を備えている、請求項1に記載の装置を作動させるためのアクチュエータ。
  3. 前記作動部材(15)は、該作動部材(15)の最大並進速度を制御するための抵抗要素に接続される、請求項1又は2に記載の装置を作動させるためのアクチュエータ。
  4. 前記抵抗要素は、ダンパシリンダ(7)内で第1の位置と第2の位置との間を移動可能なピストン(13)を備えている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置を作動させるためのアクチュエータ。
  5. 前記アクチュエータ(30)はハウジング(3)を有し、該ハウジング(3)はオイルで充填される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置を作動させるためのアクチュエータ。
  6. 前記作動部材(15)はその第1の位置と第2の位置との間で4分の1旋回回転するように適合される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置を作動させるためのアクチュエータ。
  7. 一端にサージ解放管路をパイプラインに接続するための第1の接続部を有し、反対側の端部に前記サージ解放管路を容器に接続するための第2の接続部を有する、サージ解放管路を備えた、液体輸送パイプライン用の圧力サージ解放システムであって、
    前記サージ解放管路には、閉止弁と該閉止弁を作動させるためのアクチュエータとが設けられ、前記圧力サージ解放システムは請求項1〜6のいずれか一項に記載のアクチュエータを備えた、
    圧力サージ解放システム。
  8. 請求項7に記載のサージ解放システムを設けたパイプライン。
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