JP2013543697A - トラフィックデータを使用したモデルベースのドップラー補償 - Google Patents

トラフィックデータを使用したモデルベースのドップラー補償 Download PDF

Info

Publication number
JP2013543697A
JP2013543697A JP2013531555A JP2013531555A JP2013543697A JP 2013543697 A JP2013543697 A JP 2013543697A JP 2013531555 A JP2013531555 A JP 2013531555A JP 2013531555 A JP2013531555 A JP 2013531555A JP 2013543697 A JP2013543697 A JP 2013543697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user group
doppler compensation
determining
traffic data
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013531555A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5648130B2 (ja
Inventor
クルグリック,エゼキエル
Original Assignee
エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー filed Critical エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー
Publication of JP2013543697A publication Critical patent/JP2013543697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5648130B2 publication Critical patent/JP5648130B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/01Reducing phase shift
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/005Control of transmission; Equalising
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/046Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource the resource being in the space domain, e.g. beams

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

ワイヤレスネットワーク内でドップラー補償を提供する方法は、第1および第2のユーザグループ各々に関連するトラフィックデータに応じて、各ユーザグループのための第1および第2のドップラー補償係数を求め、各ドップラー補償係数で調整された周波数で基地局から各ユーザグループにデータを送信する。

Description

本明細書では特に指摘しない限り、この項目に記載する方式は本出願のクレームの従来技術ではなく、この項目に含められることにより従来技術であると認められるものではない。
3GPPロングタームエボリューション(LTE)などの標準に対応した次世代のワイヤレスネットワークはビーム形成およびマルチキャスト技術を用いることが予想される。現在のビーム形成技術はコードブックを利用しているが、高度なLTEの実装では、より微妙な効果を実現することが可能なアナログビーム形成技術を用いる可能性がある。最終的に基地局がアンテナのアレイに対してビームの位相および周波数を調整するより精緻な制御を実現すると、さらに高い粒度で実時間の環境変化に応じてビームを指向させ、調整できるようになる可能性がある。基地局に対するユーザの移動などのさまざまな環境要因が、次世代ネットワークで使用される高領域の周波数では重要性を増すことが考えられる。たとえば、LTEネットワークでは、普通の通勤からの移動は、ワイヤレス通信信号のコヒーレンス時間に影響するのに十分な大きさのドップラーシフトを生じさせる可能性がある。
いくつかの実施によると、トラフィックデータを使用したモデルベースのドップラー補償の方法は、ユーザグループについてのトラフィックデータに基づいてそのユーザグループのためのドップラー補償係数を求め、別のユーザグループに関連するトラフィックデータに基づいて当該別のユーザグループのための別のドップラー補償係数を求めることを含むことができる。いくつかの実施では、トラフィックデータは、実時間のトラフィックデータとすることができる。実時間のトラフィックデータは、ドップラー補償係数を求めるために使用される数分前以内に収集されたデータを含むことができる。そして、それぞれのドップラー補償係数を使用して、各ユーザグループとの通信に使用される周波数を調整することができる。また、それぞれの調整された伝送周波数を使用して各ユーザグループにデータを送信する際にそれぞれ異なるビームパターンを用いてもよい。いくつかの実施によると、コンピュータプログラム製品を含む物品も記載され、プログラム製品は、実行されると、結果として上記で概要を述べた方法を行わせることができる命令を記憶する。
いくつかの実施によると、異なるユーザグループに関連するトラフィックデータに基づいてそれらユーザグループのためのドップラー補償係数を求めるように構成された基地局を含むことが可能なシステムが記載される。基地局は、それぞれのドップラー補償係数を使用して、各ユーザグループとの通信に使用される周波数を調整することができる。また、基地局は、それぞれの調整された伝送周波数を使用して各ユーザグループにデータを送信する際にそれぞれ異なるビームパターンを用いるように構成してもよい。
上記の概要は単に説明を目的とするものであり、いかなる点でも制限的なものではない。上記の例示的態様、実施形態および特徴に加えて、図面および以下の詳細な説明を参照することにより、さらなる態様、実施形態、および特徴が明らかになろう。
本開示の主題は特に本明細書の最後で詳細に指摘し、明確に請求する。本開示の上述およびその他の特徴は、添付図面と併せて以下の説明および別記の特許請求の範囲を読むことにより、より完全に明らかになろう。添付図面は本開示によるいくつかの実施形態のみを図示したものであり、したがってその範囲を制限すると見なすべきでないことを理解した上で、添付図面を使用して、本開示についてさらに具体的、詳細に説明する。
本開示の少なくとも一部の実施形態により構成された、例示的システムの説明図である。 本開示の少なくとも一部の実施形態により構成された、例示的システムの説明図である。 本開示の少なくとも一部の実施形態により構成された、トラフィックデータを使用したモデルベースのドップラー補償の例示的処理の図である。 本開示の少なくとも一部の実施形態により構成された、別の例示的システムの説明図である。 本開示の少なくとも一部の実施形態により構成された、別の例示的システムの説明図である。 本開示の少なくとも一部の実施形態により構成された、例示的コンピュータプログラム製品の図である。 本開示の少なくとも一部の実施形態により構成された、例示的コンピューティングデバイスの図である。
以下の説明では、具体的な詳細と併せて各種例を記述することにより、クレームに記載の主題の完全な理解を提供する。ただし、当業者には、クレームに記載の主題は本明細書に開示される具体的な詳細の一部を用いずに実施できることが理解されよう。さらに、状況によっては、クレームに記載の主題を不必要に不明瞭にすることを避けるために、よく知られた方法、手順、システム、構成要素、および/または回路については詳細に説明していない。以下の詳細な説明では、本明細書の一部をなす添付図面を参照する。図面では、文脈上指定しない限り基本的には同様の符号で同様の構成要素を識別する。詳細な説明、図面、および特許請求の範囲に記載される例示的実施形態は限定的なものではない。本明細書に提示される主題の主旨または範囲内で、他の実施形態を利用することが可能であり、他の変更を加えることが可能である。本明細書に概説され、図に図示される本開示の実施形態は、幅広い各種構成で構成、置き換え、組み合わせ、および設計することができ、それらの構成はすべて明示的に企図され、本開示の一部をなすことは容易に理解されよう。
本開示は、特に、ワイヤレスネットワークに関する方法、装置、およびシステムに係り、より詳細には、トラフィックデータを使用したワイヤレスネットワークにおけるモデルベースのドップラー補償に係る。
本開示の各種実施によると、モバイル装置および/または他の送信元から取得されるトラフィックデータを使用してドップラー効果の分析を行い、ドップラー効果を補償するようにモバイルシステム内の通信周波数を調整することができる。たとえば、トラフィックアグリゲータから得たトラフィックデータを使用して、基地局の通信可能範囲の各セクタにあるユーザの車両の速度を特定し、それらの車両に関連するモバイル装置と通信するために基地局が使用する周波数を適宜調整してサービス品質を向上することができる。また、ビームの配置を変更して、似たような速度のユーザのグループを設定してドップラー補償をグループ単位で適用することができる。
本開示の各種実施によると、基地局は、ユーザの動きに関する情報を取り込んだモデルを実装し、使われる可能性のあるビームパターンおよび/または既存のビームパターンに基づいて領域またはセクタを選択して、似たような相対半径方向速度成分(relative radial velocity components)を持つユーザをグループ化することができる。各種実施で、基地局のモデルは、ユーザグループの相対速度の予想される変化の情報も取り込むことができる。各種実施で、基地局に対するユーザの移動に関する情報は、ユーザの全地球測位システム(GPS)データ、ドップラー分析から取得されるデータ、および/またはトラフィックデータから収集することができる。そしてビームごとに、基地局は、ユーザグループの相対速度に基づいて周波数補償係数を決定し、その補償を、そのグループに送信される通信および/またはそのグループから受信される通信に適用することができる。そのようにして、ドップラー補償を動的に決定し、装置単位および/またはグループ単位でセクタ固有にモバイル装置に適用することができる。
図1に、本開示の少なくとも一部の実施形態によるワイヤレス通信ネットワークのセル100を示す。各種実施で、セル100は、3GPPロングタームエボリューション(LTE)標準などの高度な標準に準拠してワイヤレス通信を容易にすることができる。セル100は基地局(BS)102を含み、BS102は、BS102に対して放射状に配置された個別のセクタ104、106、108、110、112、および114内でセルラ通信可能範囲を提供する。図1の例では、少なくとも部分的にセル100が重なった中央分離帯付き道路116は、道路116に沿ってさまざまな位置および向きにあるユーザ118、120、122、および124を含む。ユーザ118、120、122、および124の動きは、ユーザの総合的な移動の速さまたは速度および方向を表す個々の瞬間速度ベクトル119、121、123、および125で示すことができる。以下の説明では、各ユーザ118、120、122、および124は、BS102とのセルラ通信を行う、携帯電話などのモバイル装置を携帯することが可能である。また、各ユーザ118、120、122、および124は、それに対応する、似たような移動速度および方向のユーザのグループを表すものと見なすことができる。
図2に、本開示の少なくとも一部の実施形態による、図1の各種構成要素をより詳細に示す。図2では、ユーザ118、120、122、および124は、BS102に対して各自の半径方向201、203、205、および207に沿って位置しているものと示す。そして、それぞれの方向201、203、205、および207に沿った半径方向速度202、204、206、および208は、それぞれユーザの速度ベクトル119、121、123、および125の半径方向成分に対応する。たとえば、BS102に対して、ユーザ122は方向205に沿ってBS102から離れる方向の半径方向速度206を有し、一方、ユーザ124は方向207に沿ってBS102へと向かう半径方向速度208を有する。
ユーザ122が移動してBS102から離れると、ユーザ122とBS102の間の通信は、BS102に対するユーザ122の相対的な半径方向速度に比例する量だけドップラーシフトで周波数が低くなることが予想され、ドップラーシフトの量は、BS102の位置が固定していると仮定すると、半径方向速度206の大きさに対応する。対して、ユーザ124がBS102に向かって移動して行くと、ユーザ124とBS102間の通信は、半径方向速度208の大きさに比例する量だけドップラーシフトで周波数が高くなることが予想される。比較として、ユーザ118とBS102間の通信に生じるドップラーシフトによる周波数の増大は、ユーザ124に関連する通信よりも小さいことが予想される。これは、ユーザ118のBS102に対する軌道は接線成分がより多く、したがってユーザ124の半径方向速度208に比べて、BS102に向かう半径方向速度202が小さいためである。
図3に、本開示の各種実施によるトラフィックデータを使用したモデルベースのドップラー補償の例示的処理300の流れ図を示す。処理300は、ブロック302、304、306、308、310、312、314、316、318、および/または320の1つまたは複数によって示される1つまたは複数の動作、機能、または行為を含むことができる。処理300はブロック302で開始することができる。
ブロック302で、第1のユーザグループに関連するトラフィックデータを受信することができる。たとえば、ブロック302では、BS102が、ユーザ120に関連付けられたトラフィックデータを受信することができ、そのトラフィックデータはユーザ120の半径方向速度204を示すことができる。上述のように、ユーザ120は、BS102に対して似たような軌道および半径方向速度を有するユーザのグループを表すことができる。同様に、ブロック304で、第2のユーザグループに関連するトラフィックデータを受信することができる。たとえば、ブロック304では、BS102がユーザ124に関連付けられたトラフィックデータを受信することができ、そのトラフィックデータはユーザ124の半径方向速度208を示すことができる。各種実施で、ブロック302および304で得られるトラフィックデータは実時間のトラフィックデータとすることができ、その場合、実時間のトラフィックデータは、ブロック302および304で提供される前数分以内に収集されたトラフィックデータを含むことができる。
各種実施で、ブロック302および/または304で受信されるトラフィックデータは、さまざまな時間における基地局に対するユーザの位置を示す、GPS位置データの時系列などの位置データを含むことができる。いくつかの例では、トラフィックデータは、道路近傍に配置されたセンサ(たとえば磁気ループや交通カメラ等)から収集されたデータを含むことができ、その場合、そのようなトラフィックデータはトラフィックデータ供給業者から提供することができる。図2を参照すると、ブロック302は、ユーザ120に関連するデータを受信することを含むことができ、そのデータは、BS102に対するユーザ120の1つまたは複数の位置を時間の関数として示す。同様に、ブロック304はユーザ124に関連するデータを含むことができ、そのデータは、BS102に対するユーザ124の位置を時間の関数として示す。
ブロック306で、第1のユーザグループに関連するトラフィックデータを使用して、基地局に対する第1のユーザグループの半径方向速度を求めることができる。同様に、ブロック308で、第2のユーザグループに関連するトラフィックデータを使用して、その基地局に対する第2のユーザグループの半径方向速度を求めることができる。各種実施において、ブロック302および304で対応するトラフィックデータを受信した基地局は、モデリングロジックを用いて、その情報を使用してそれぞれのブロック306および308で半径方向速度を求めることができる。たとえば、図2を参照すると、ブロック306は、BS102がユーザ120に関連付けられたGPS座標を使用して半径方向速度204を計算することを含むことができ、一方、ブロック308は、BS102がユーザ124に関連付けられたGPS座標を使用して半径方向速度208を計算することを含むことができる。たとえば、図2を参照すると、ブロック306は、BS102がたとえばブロック302で受信したGPSデータから取得された速度ベクトル121を使用して、速度ベクトル121を半径方向速度成分および横方向速度成分に分解することにより半径方向速度204を求めることを含むことができ、半径方向速度204の大きさは、速度ベクトル121と、方向203に沿った向きの単位ベクトルとの内積に相当する。
各種実施で、ブロック306および/または308における半径方向速度は、ブロック302および/または304で受信されるトラフィックデータに含まれるユーザ速度情報に応じて求めることができる。たとえば、ブロック302で受信されるトラフィックデータはBS102に対するユーザ120の速度を特定し、一方、ブロック304で受信されるトラフィック情報はBS102に対するユーザ124の速度を特定することができる。
処理300はブロック310に進み、ブロック306で求められた半径方向速度に応じてドップラー補償係数を求めることができる。同様に、ブロック312で、ブロック308で求められた半径方向速度に応じて第2のドップラー補償係数を求めることができる。各種実施で、基地局は、下記の近似ドップラー式を使用して、ブロック310および312でモデリングロジックを使用してドップラー補償を求めることができる。
f=(1−(vS,R/v))f (式1)
式中、数量fは受信機Rで観測される周波数を表し、fは送信元Sから発信される周波数を表し、数量vは対象媒体中における波の速度を表し(たとえば無線周波(RF)セルラ通信の場合はおよそ光の速度)、数量vS,Rは送信元Sと受信機R間の相対速度を表す。数量vS,Rは、送信元Sと受信機Rが互いから離れる方向に移動している時は正になり、送信元Sと受信機Rが互いに向かう方向に移動している時は負になる。
たとえば、図2を参照すると、ブロック310は、BS102が半径方向速度204の大きさとBS102に対するベクトル121の向きとを使用して、数量vS,Rを求めることを含むことができる。そしてBS102は、式1を使用して、vS,Rの値を使用してユーザ120の周波数fを計算することができる。たとえば、ユーザ120の場合、vS,Rの大きさは、半径方向速度204の大きさに比例し、BS102から離れるベクトル121の向きを考えると正の値を有することができる。したがって、この例では、式1を使用して行われる計算で、発信周波数fより小さいfの値が得られる。そして、ブロック310で求められるドップラー補償係数は、fとfの値の差から正の数量として取得することができる。
同様に、各種例において、ブロック312は、BS102が、半径方向速度208の大きさおよびBS102に対するベクトル125の向きを使用して、ユーザ124の数量vS,Rを求め、その後式1を使用してユーザ124の周波数fを求めることを含むことができる。この例では、vS,Rの大きさは半径方向速度208の大きさに比例し、BS102へと向かうベクトル125の向きを考えると負の値を有する。したがって、この例では、式1を使用して行われる計算で、発信周波数fよりも大きいfの値が得られる。そして、ブロック312で求められるドップラー補償係数は、fとfの値の差から負の数量として得られる。
各種実施において、ブロック306および/または308で求められる半径方向速度を利用する代わりに、ブロック310および/または312でユーザおよび/またはユーザのグループから受信される通信に応じてドップラー補償係数を求めてもよい。たとえば、ユーザ120は、発信周波数または予想周波数fでBS102に通信(たとえばセルラ通信)を送信することができる。そして、BS102に対するユーザ120の相対的な移動のために、BS102は、その通信を、ドップラーシフトした周波数すなわち観測周波数fで受信する可能性がある。BS102は、予想周波数fを知っているため、まず知られる信号処理技術を使用してユーザ120の通信から観測周波数fを抽出し、次いで観測周波数fと予想周波数fの差を求めて対応するドップラー補償係数を得ることにより、ブロック310を行うことができる。
処理300はブロック314に進み、ブロック310で求められたドップラー補償係数で調整された周波数で第1のユーザまたはユーザグループにデータが送信される。同様に、ブロック316で、ブロック312で求められたドップラー補償係数で調整された周波数で第2のユーザまたはユーザグループにデータを送信することができる。各種実施で、基地局は、ブロック310および312で求められたそれぞれのドップラー補償値に従ってユーザにセルラ通信データを送信する際に使用される周波数を調整することにより、ブロック314および316を行うことができる。
たとえば再度図2を参照すると、BS102は、ブロック310で求められたドップラー補償係数に対応する量だけユーザ120との通信に使用される周波数を増加することにより、ブロック314を行うことができる。それにより、BS102は、BS102から離れる方向へのユーザ120の相対的移動によって生じた周波数の低下を実施的に補償することができる。同様に、ブロック316の実施では、BS102は、ブロック312で求められたドップラー補償係数に対応する量だけ、ユーザ124との通信に使用される周波数を低下させることにより、BS102へと向かうユーザ124の相対的移動によって生じた周波数の増大を実質的に補償することができる。
各種実施において、ブロック314および316におけるデータ送信は、ブロック314であるチャネル周波数の通信チャネルを介してデータを送信し、ブロック316で異なるチャネル周波数の別の通信チャネルでデータを送信することを含むことができる。たとえば、いくつかの例では、異なるドップラー補償係数を有する異なるユーザグループが1つのセクタ内にある可能性がある場合に、ブロック314および316で、類似したビームパターンを使用して、しかし異なるチャネルを使用してそれらのユーザグループにデータを送信することにより、ドップラー補償された通信を提供することができる。
各種実施で、ブロック314および/または316の調整された送信は、それに応じて異なるビームパターンを対応する通信に適用することを含んでもよい。たとえば、ブロック314を実施する際に、基地局は、たとえば既知のデジタルビームパターン形成技術と組み合わせて1つまたは複数の多素子アンテナアレイを使用して、通信データを搬送するRFビームを特定のユーザおよび/またはユーザグループに物理的に指向させることができる。たとえば、図1および図2の両図を参照すると、ブロック314の実施において、BS102は、ビームパターン形成技術を使用してセクタ104のユーザ120で表される1人のユーザおよび/またはユーザグループに空間的に送信を指向させることができ、同時に、他のユーザおよび/またはユーザグループおよび/またはセクタを除外するように送信を空間的に最小にする。同様に、ブロック316の実施では、BS102は、ビームパターン形成技術を使用して、セクタ108のユーザ124および/またはユーザ124で表されるユーザのグループに空間的に送信を指向し、同時に他のユーザおよび/またはユーザグループおよび/またはセクタを除外するように送信を空間的に最小にする。
各種実施で、ユーザグループは、静的なセクタまたは固定されたセクタに少なくとも部分的に基づいて選択または定義することができる。たとえば、図1では、ユーザ120を含むグループは、セクタ104内にユーザ120が存在することに基づいて定義することができ、一方、ユーザ124を含むグループは、セクタ108にユーザ124が存在することに基づいて定義することができる。各種実施で、ユーザグループは、1つの領域内の平均速度から求められるユーザ速度の分散が最も小さい最大の空間領域に少なくとも部分的に基づいて、動的に定義することができる。たとえば、可変のセクタ形状を用いるセルラ通信システムでは、ユーザグループは、特定の閾値以下の相対速度の分散を示すユーザを含むように定義することができる。
各種実施で、処理300はブロック318および320に進み、第1のユーザグループの半径方向速度の予想される変化に応じた第1のドップラー補償係数の調整値と、第2のユーザグループの半径方向速度の予想される変化に応じた第2のドップラー補償係数の調整値をそれぞれ求める。たとえば、図1を参照すると、BS102のモデリングロジックを使用して、ユーザ124が予想される移動経路(たとえば道路116)をたどる際に予想されるユーザ124の半径方向速度の変化を求めることができる。モデリングロジックは、BS102が対象とする領域の所定の移動経路情報を備えて、BS102がブロック318および/または320を行えるようにしてよい。
したがって、たとえば、BS102に対するユーザ124の半径方向速度は、ユーザ124がBS102に向かって道路116を移動し、セクタ106に入るのに従って大きさが小さくなることが予想される。さらに、ユーザ124がセクタ108からセクタ106を横断してセクタ104に入ると、ユーザ124の半径方向速度は、再び増大するだけでなく、BS102に対して異なる向きをとることが予想される。したがって、ユーザ124がセクタ108にいてBS102に向かって移動している時にブロック312でユーザ124に対して求められるドップラー補償係数をブロック318で調整して、セクタ104を通る際にBS102から離れて行くユーザ124の相対的な動きを考慮することができる。すなわち、ユーザ124がセクタ108にいる時には負の値のドップラー補償係数が求められるが、そのドップラー補償係数を調整して、ユーザ124がセクタ104にいる時には正の値になるようにすることができる。
図3に示す例示的処理300の実施は、ブロック302、304、306、308、310、312、314、316、318、および320すべてを行うことを含むことができるが、クレームに記載の主題はこの点に関して限定されず、各種実施では、処理300の実施は、ブロック302、304、306、308、310、312、314、316、318、および/または320のサブセットのみを行うことを含んでもよい。
さらに、図1ではセル100に6つのセクタを図示しているが、各種例で、セル100は、本開示の各種実施に従ってそれよりも多いセクタを含んでよい。たとえば、各種実施で、1つのセルが、基地局を中心として配置された32個またはそれ以上のセクタを有することができ、セクタの奥行きは約300メートルから最高で約10キロメートルの範囲をとることができる。
また、すべてのユーザまたはユーザグループが、求められたドップラー補償係数および/またはユーザと基地局間の通信に適用されるドップラー補償係数を有さなくともよい。したがって、たとえば、図1および図2のユーザ118のように半径方向速度が小さいユーザは、対応する求められたドップラー補償係数および/または適用されるドップラー補償係数を有さなくともよい。さらに、本明細書に提供する説明では、基地局からユーザに送信される通信を調整するためのドップラー補償係数の適用について述べるが、本明細書に記載のドップラー補償係数は、基地局でユーザから受信される通信を調整するために適用してもよい。
図4に、本開示による例示的なワイヤレス通信システム400を示す。システム400は、図3との関連で上述した各種機能の一部またはすべてを行うために使用することができる。システム400は、本開示によるトラフィックデータを使用したモデルベースのドップラー補償を行うことが可能な任意の装置または装置の集まりを含むことができる。たとえば、システム400は、図1のBS102などのセルラ基地局の選択された構成要素、モバイルコンピュータなどのモバイルプラットフォーム、ワイヤレスノード、センサネットワークのセンサノード等を含むことができるが、本開示はこの点に関して限定されない。
システム400は、プロセッサ404とアンテナアレイ406とに動作可能に結合されたセル管理モジュール(CMM)402を含むことができる。CMM402は、ドップラー補償モジュール408およびシミュレーションモジュール410を含むことができ、それらは、プロセッサ404および/またはアレイ406と共に、上記で図3および処理300に関して説明したブロックを行うように構成することができる。プロセッサ404としては、マイクロプロセッサまたは中央演算処理装置(CPU)等を用いることができる。他の実装では、プロセッサ404は、特定用途集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、または他の集積化方式とすることができる。
プロセッサ404およびモジュール402は、たとえば有線接続または無線接続などの適切な手段により通信するように構成することができる。アンテナアレイ406は、本開示のいくつかの実施に従ってビーム形成またはビームパターン形成を提供するのに適した任意のアンテナアレイとすることができる。たとえば、アレイ406は、電子的に操縦可能な寄生アレイ素子を用いたビーム形成アンテナアレイを用いることができる。各種実施において、システム400は、図1および図2の例示的BS102などのセルラ基地局内で実施することができる。システム400は、図を分かりやすくするために図4には示していない、トランシーバロジック、ネットワークインタフェースロジックなどの追加的な構成要素および/または装置を含んでよい。
各種実施で、システム400の特定の構成要素が、処理300のブロックの1つまたは複数を行うことができる。たとえば、シミュレーションモジュール410は、プロセッサ404と共にブロック306、308、310、312、318、および/または320を行うことができ、補償モジュール408はアンテナアレイ406と共にブロック314および/または316を行うことができる。したがって、たとえばシミュレーションモジュール410はトラフィックデータを利用してブロック306および308でユーザの半径方向速度を求め、その後ブロック310および312でそれに対応するそれらユーザのドップラー補償係数を求めることができる。また、シミュレーションモジュール410は、ブロック318および320のドップラー補償係数の調整も行うことができる。そして補償モジュール408が、そのドップラー補償係数(調整済みであってもそうでなくともよい)を使用して、ブロック314および316でユーザにセルラ通信を通信する際にアレイ406との関連で用いる伝送周波数を調節することができる。
図5に、本開示の少なくとも一部の実施によるトラフィックデータを使用したモデルベースのドップラー補償を行う別の例示的システム500の構成要素を示す。システム500は、無線ネットワークサブシステム(RNS)518を形成する複数のセルラ基地局504、506、508、510、512、514、および516に通信可能かつ/または動作可能に結合された地域ネットワークコントローラ(RNC)502を含むことができる。RNC502は、上記で図3および処理300に関して説明したブロックを実施するように構成された、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアロジック、および/またはそれらの組み合わせを含むことができる。たとえば、RNC502は、上記で図4のシステム400に関して説明したものと同様のドップラー補償モジュールおよび/またはシミュレーションモジュールを含むことができる。
各種実施で、RNC502は、RNS518の各基地局とやりとりするさまざまなユーザグループに固有のドップラー補償係数を動的に求め、そのドップラー補償係数を提供するか、そのドップラー補償係数に対応する周波数調整値を示す情報を基地局504、506、508、510、512、514、および516に伝達するように構成することができる。そしてRNS518内の基地局は、RNC502から提供された情報を使用して、RNS518内のユーザの相対的な動きを補償するために伝送周波数を調整することができる。
図6に、本開示の少なくとも一部の例により構成された例示的コンピュータプログラム製品600を示す。プログラム製品600は、信号担持媒体602を含むことができる。信号担持媒体602は、たとえばプロセッサによって実行されると、図3に関連して上述した機能を提供することができる1つまたは複数の命令604を含むことができる。したがって、たとえば、図4のシステムを参照すると、モジュール402は、媒体602で伝達される命令604に応じて図3に示すブロックの1つまたは複数を行うことができる。
いくつかの実施では、信号担持媒体602は、これらに限定されないが、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、デジタルテープ、メモリなどのコンピュータ可読媒体606を含むことができる。いくつかの実施では、信号担持媒体602は、これらに限定されないが、メモリ、読み出し/書き込み用(R/W)CD、R/W DVDなどの記録可能媒体608を包含することができる。いくつかの実施では、信号担持媒体602は、これらに限定されないが、デジタルおよび/またはアナログの通信媒体(たとえば、光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンク等)などの通信媒体610を包含することができる。したがって、たとえば図4のシステムを参照すると、プログラム製品600は信号担持媒体602でワイヤレスにモジュール402に伝達することができ、信号担持媒体602は、ワイヤレス通信媒体610(たとえば、802.11標準に準拠したワイヤレス通信媒体)によりNMM104に伝達される。
図7は、例示的コンピューティングデバイス700を示すブロック図である。いくつかの例では、コンピューティングデバイス700は、本開示の少なくともいくつかの実施によるトラフィックデータを使用したモデルベースのドップラー補償を行うことができる。ごく基本的な構成701で、コンピューティングデバイス700は通例、1つまたは複数のプロセッサ710およびシステムメモリ720を含む。メモリバス730は、プロセッサ710とシステムメモリ720間の通信に使用することができる。
要求される構成に応じて、システムメモリ720は、これらに限定されないが、揮発性メモリ(RAMなど)、不揮発性メモリ(ROM、フラッシュメモリなど)、またはそれらの組み合わせを含む任意の種類とすることができる。システムメモリ720は通例、オペレーティングシステム721、1つまたは複数のアプリケーション722、およびプログラムデータ724を含む。アプリケーション722は、図3に示すフローチャートに関連して説明した動作を含む本明細書に記載の機能を行うように構成された1つまたは複数のシミュレーションアルゴリズム723などの命令を含むことができる。プログラムデータ724は、命令723を実装する際に有用である可能性のあるトラフィックデータ725を含むことができる。いくつかの例では、アプリケーション722は、本明細書に記載されるトラフィックデータを使用したモデルベースのドップラー補償の実装を提供することができるように、オペレーティングシステム721上でプログラムデータ724を用いて動作するように構成することができる。ここに説明した基本的構成を図7に示し、それらの構成要素を点線701で囲って示す。
コンピューティングデバイス700は、基本構成701と、必要とされる装置およびインタフェースとの間の通信を助ける追加的な機能または機能性、および追加的なインタフェースを有することができる。たとえば、バス/インタフェースコントローラ740を使用して、ストレージインタフェースバス741を介して基本構成701と1つまたは複数のデータ記憶装置750との間の通信を容易にすることができる。データ記憶装置750は、取外し式記憶装置751、非取外し式記憶装置752、またはそれらの組み合わせとすることができる。取外し式記憶装置および非取外し式記憶装置の例をいくつか挙げると、フレキシブルディスクドライブやハードディスクドライブ(HDD)などの磁気ディスク装置、コンパクトディスク(CD)ドライブやデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブなどの光学ディスクドライブ、ソリッドステートドライブ(SSD)、およびテープドライブがある。例示的なコンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータなどの情報を記憶するための任意の方式または技術で実装された揮発性および不揮発性の媒体、取外し式および非取外し式の媒体を含むことができる。
システムメモリ720、取外し式ストレージ751および非取外し式ストレージ752はすべて、コンピュータ記憶媒体の例である。コンピュータ記憶媒体には、これらに限定されないが、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、もしくは他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)、もしくは他の光学ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ、もしくは他の磁気記憶装置、または、所望の情報を記憶するために使用することができ、コンピューティングデバイス700によるアクセスが可能な他の媒体が含まれる。そのようなコンピュータ記憶媒体を装置700の一部とすることができる。
コンピューティングデバイス700は、各種インタフェース装置(たとえば、出力インタフェース、周辺インタフェース、および通信インタフェース)からバス/インタフェースコントローラ740を介して基本構成701に至る通信を容易にするインタフェースバス742も含むことができる。例示的な出力インタフェース760は、グラフィック処理ユニット761およびオーディオ処理ユニット762を含み、それらは、1つまたは複数のA/Vポート763を介してディスプレイやスピーカなどの各種外部装置と通信するように構成することができる。例示的な周辺インタフェース760には、シリアルインタフェースコントローラ771やパラレルインタフェースコントローラ772が含まれ、それらは、1つまたは複数のI/Oポート773を介して入力装置(たとえば、キーボード、マウス、ペン、音声入力装置、タッチ入力装置など)、または他の周辺装置(たとえば、プリンタ、スキャナなど)などの外部装置と通信するように構成することができる。例示的な通信インタフェース780にはネットワークコントローラ781があり、1つまたは複数の通信ポート782を介してネットワーク通信により1つまたは複数の他のコンピューティングデバイス790との通信を容易にするように構成することができる。ネットワーク通信接続は通信媒体の一例である。通信媒体は通例、搬送波や他の移送機構等の変調データ信号中のコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータによって具現化され、任意の情報伝達媒体を含む。「変調データ信号」は、信号中に情報を符号化するようにその特性の1つまたは複数を設定または変化させた信号等である。限定ではなく例として、通信媒体は、有線ネットワークや直接配線接続などの有線媒体と、音響、無線周波数(RF)、赤外線(IR)、および他の無線媒体などの無線媒体を含む。本明細書で使用する用語「コンピュータ可読媒体」は、記憶媒体と通信媒体の両方を含むことができる。
コンピューティングデバイス700は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、個人媒体プレーヤ装置、ワイヤレスウェブ閲覧装置、個人ヘッドセット装置、特定用途装置、または上記機能のいずれかを備えたハイブリッド装置など、小フォームファクタの携帯可能(または移動型)電子装置の一部として実装することができる。コンピューティングデバイス700はまた、ラップトップコンピュータおよび非ラップトップコンピュータ構成の両方を含むパーソナルコンピュータとして実装することができ、またはワークステーションもしくはサーバ構成として実装することもできる。
本開示で参照する用語「に応答して(〜responsive to)」または「〜に応じて(in response to)」は、特定の特徴および/または構造のみに応じることに限定されない。ある特徴が別の特徴および/または構造に応ずることも可能であり、その特徴および/または構造の内部に位置することも可能である。さらに、本明細書または下記の特許請求の範囲で「結合された(coupled)」または「応答して」もしくは「応じて」または「通信状態にある(in communication with)」等の語または表現を使用する場合、それらの語は広く解釈すべきである。たとえば、「〜に結合された(coupled to)」という表現は、その表現が使用される文脈に応じて、通信的、電気的、および/または動作的に結合されていることを意味することができる。
上記の詳細な説明の一部は、コンピュータメモリなどのコンピューティングシステムメモリの中に記憶されたデータビットやバイナリのデジタル信号に対する動作のアルゴリズムまたは記号的表現として提示している。そのようなアルゴリズム的な記述または表現は、データ処理技術の当業者が作業の内容を他の当業者に伝えるために使用する技法の例である。アルゴリズムとは、本明細書において、また一般に、結果として所望の結果が得られる、自己無撞着な一連の動作または同様の処理と見なされる。この文脈において、動作または処理は、物理的な数量を物理的に操作することを伴う。通例、必ずしもそうとは限らないが、そのような数量は、記憶、転送、組み合わせ、比較、またはその他の方法で操作されることが可能な電気信号または磁気信号の形態をとることができる。主として一般に使用されているという理由から、そのような信号をビット、データ、値、要素、記号、文字、項、数、数字などとして参照することが時に利便であることが分かっている。ただし、上記の語および同様の語はすべて適切な物理的数量に関連するものとし、単に利便な標識であることを理解されたい。特に断らない限り、以下の説明から明らかなように、本明細書全体を通じて、「処理する(processing)」「演算する(computing)」「計算する(calculating)」「求める(determining)」などの語を利用した記述は、コンピューティングデバイスのメモリ、レジスタ、または他の情報記憶装置、伝送装置、または表示装置内で物理的な電子的数量または磁気的数量として表されるデータを操作または変形させるコンピューティングデバイスの動作または処理を意味することが理解される。
前述の詳細な説明では、ブロック図、フローチャート、および/または例の使用によって、装置および/またはプロセスのさまざまな実施形態を説明してきた。そのようなブロック図、フローチャート、および/または例が1つまたは複数の機能および/または動作を含む限りにおいて、そのようなブロック図、フローチャート、または例の中のそれぞれの機能および/または動作は、広範囲のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または実質上それらのすべての組み合わせにより、個別におよび/または集合的に実装可能であることが、当業者には理解されるであろう。ある実施形態では、本明細書に記載された主題のいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、または他の集積化方式によって実装することができる。しかし、本明細書で開示された実施形態のいくつかの態様が、全体においてまたは一部において、1つまたは複数のコンピュータ上で動作する1つまたは複数のコンピュータプログラムとして(たとえば、1つまたは複数のコンピュータシステム上で動作する1つまたは複数のプログラムとして)、1つまたは複数のプロセッサ上で動作する1つまたは複数のプログラムとして(たとえば、1つまたは複数のマイクロプロセッサ上で動作する1つまたは複数のプログラムとして)、ファームウェアとして、あるいは実質上それらの任意の組み合わせとして、等価に集積回路に実装することができることを、当業者は認識するであろうし、電気回路の設計ならびに/またはソフトウェアおよび/もしくはファームウェアのコーディングが、本開示に照らして十分当業者の技能の範囲内であることを、当業者は認識するであろう。さらに、本明細書に記載された主題のメカニズムをさまざまな形式のプログラム製品として配布することができることを、当業者は理解するであろうし、本明細書に記載された主題の例示的な実施形態が、実際に配布を実行するために使用される信号伝達媒体の特定のタイプにかかわらず適用されることを、当業者は理解するであろう。信号伝達媒体の例には、フレキシブルディスク、ハードディスクドライブ(HDD)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、デジタルテープ、コンピュータメモリ、などの記録可能なタイプの媒体、ならびに、デジタル通信媒体および/またはアナログ通信媒体(たとえば、光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンクなど)の通信タイプの媒体が含まれるが、それらには限定されない。
本明細書で説明したやり方で装置および/またはプロセスを記載し、その後そのように記載された装置および/またはプロセスを、データ処理システムに統合するためにエンジニアリング方式を使用することは、当技術分野で一般的であることを当業者は認識するであろう。すなわち、本明細書に記載された装置および/またはプロセスの少なくとも一部を、妥当な数の実験によってデータ処理システムに統合することができる。通常のデータ処理システムは、一般に、システムユニットハウジング、ビデオディスプレイ装置、揮発性メモリおよび不揮発性メモリなどのメモリ、マイクロプロセッサおよびデジタル信号プロセッサなどのプロセッサ、オペレーティングシステムなどの計算実体、ドライバ、グラフィカルユーザインタフェース、およびアプリケーションプログラムのうちの1つもしくは複数、タッチパッドもしくはスクリーンなどの1つもしくは複数の相互作用装置、ならびに/またはフィードバックループおよびコントロールモータを含むコントロールシステム(たとえば、位置検知用および/もしくは速度検知用フィードバック、コンポーネントの移動用および/もしくは数量の調整用コントロールモータ)を含むことを、当業者は理解するであろう。通常のデータ処理システムは、データコンピューティング/通信システムおよび/またはネットワークコンピューティング/通信システムの中に通常見られるコンポーネントなどの、市販の適切なコンポーネントを利用して実装することができる。
本明細書に記載された主題は、さまざまなコンポーネントをしばしば例示しており、これらのコンポーネントは、他のさまざまなコンポーネントに包含されるか、または他のさまざまなコンポーネントに接続される。そのように図示されたアーキテクチャは、単に例示にすぎず、実際には、同じ機能を実現する多くの他のアーキテクチャが実装可能であることが理解されよう。概念的な意味で、同じ機能を実現するコンポーネントの任意の構成は、所望の機能が実現されるように効果的に「関連付け」される。したがって、特定の機能を実現するために組み合わされた、本明細書における任意の2つのコンポーネントは、アーキテクチャまたは中間のコンポーネントにかかわらず、所望の機能が実現されるように、お互いに「関連付け」されていると見ることができる。同様に、そのように関連付けされた任意の2つのコンポーネントは、所望の機能を実現するために、互いに「動作可能に接続」または「動作可能に結合」されていると見なすこともでき、そのように関連付け可能な任意の2つのコンポーネントは、所望の機能を実現するために、互いに「動作可能に結合できる」と見なすこともできる。動作可能に結合できる場合の具体例には、物理的にかみ合わせ可能な、および/もしくは物理的に相互作用するコンポーネント、ならびに/またはワイヤレスに相互作用可能な、および/もしくはワイヤレスに相互作用するコンポーネント、ならびに/または論理的に相互作用する、および/もしくは論理的に相互作用可能なコンポーネントが含まれるが、それらに限定されない。
本明細書における実質的にすべての複数形および/または単数形の用語の使用に対して、当業者は、状況および/または用途に適切なように、複数形から単数形に、および/または単数形から複数形に変換することができる。さまざまな単数形/複数形の置き換えは、理解しやすいように、本明細書で明確に説明することができる。
通常、本明細書において、特に添付の特許請求の範囲(たとえば、添付の特許請求の範囲の本体部)において使用される用語は、全体を通じて「オープンな(open)」用語として意図されていることが、当業者には理解されよう(たとえば、用語「含む(including)」は、「含むがそれに限定されない(including but not limited to)」と解釈されるべきであり、用語「有する(having)」は、「少なくとも有する(having at least)」と解釈されるべきであり、用語「含む(includes)」は、「含むがそれに限定されない(includes but is not limited to)」と解釈されるべきである、など)。導入される請求項で具体的な数の記載が意図される場合、そのような意図は、当該請求項において明示的に記載されることになり、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが、当業者にはさらに理解されよう。たとえば、理解の一助として、添付の特許請求の範囲は、導入句「少なくとも1つの(at least one)」および「1つまたは複数の(one or more)」を使用して請求項の記載を導くことを含む場合がある。しかし、そのような句の使用は、同一の請求項が、導入句「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」および「a」または「an」などの不定冠詞を含む場合であっても、不定冠詞「a」または「an」による請求項の記載の導入が、そのように導入される請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、単に1つのそのような記載を含む実装形態に限定する、ということを示唆していると解釈されるべきではない(たとえば、「a」および/または「an」は、通常、「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである)。同じことが、請求項の記載を導入するのに使用される定冠詞の使用にも当てはまる。また、導入される請求項の記載で具体的な数が明示的に記載されている場合でも、そのような記載は、通常、少なくとも記載された数を意味すると解釈されるべきであることが、当業者には理解されよう(たとえば、他の修飾語なしでの「2つの記載(two recitations)」の単なる記載は、通常、少なくとも2つの記載、または2つ以上の記載を意味する)。さらに、「A、BおよびC、などの少なくとも1つ」に類似の慣例表現が使用されている事例では、通常、そのような構文は、当業者がその慣例表現を理解するであろう意味で意図されている(たとえば、「A、B、およびCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、ならびに/またはA、B、およびCを共に、などを有するシステムを含むが、それに限定されない)。「A、B、またはC、などの少なくとも1つ」に類似の慣例表現が使用されている事例では、通常、そのような構文は、当業者がその慣例表現を理解するであろう意味で意図されている(たとえば、「A、B、またはCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、ならびに/またはA、B、およびCを共に、などを有するシステムを含むが、それに限定されない)。2つ以上の代替用語を提示する事実上いかなる離接する語および/または句も、明細書、特許請求の範囲、または図面のどこにあっても、当該用語の一方(one of the terms)、当該用語のいずれか(either of the terms)、または両方の用語(both terms)を含む可能性を企図すると理解されるべきであることが、当業者にはさらに理解されよう。たとえば、句「AまたはB」は、「A」または「B」あるいは「AおよびB」の可能性を含むことが理解されよう。
また、「最適化する」という語は、最大化および/または最小化を含みうることを理解されたい。本明細書で使用する「最小化」等の語は、大域的最小点、局所的最小点、近似大域的最小点、および/または近似局所的最小点を含みうる。同様に、本明細書で使用する「最大化」等の語は、大域的最大点、局所的最大点、近似大域的最大点、および/または近似局所的最大点を含むことも理解されたい。
本明細書における「実施」「一実施」「いくつかの実施」または「他の実施」の参照は、1つまたは複数の実施に関連して記載される特定の特徴、構造、または特性が、少なくとも一部の実施に含まれうるが、必ずしもすべての実施には含まれないことを意味することができる。上記説明における「実施」「一実施」または「いくつかの実施」のさまざまな出現は、必ずしもすべてが同じ実施を指すとは限らない。
各種方法およびシステムを用いて特定の例示的技術について本明細書に記載し、図示したが、当業者には、クレームに記載の主題から逸脱することなく、各種の他の変更を加えることができ、均等物を代わりに用いてよいことを理解されたい。また、本明細書に記載される中核となる概念から逸脱することなく、多くの変更を加えて特定の状況をクレームに記載の主題の教示に合わせることが可能である。したがって、クレームに記載の主題は開示される特定の例に限定されず、そのようなクレームに記載の主題は添付の特許請求の範囲およびその均等物の範囲に該当するすべての実施も含むことができるものとする。

Claims (20)

  1. ワイヤレスネットワーク内でドップラー補償を提供する方法であって、
    第1のユーザグループに関連するトラフィックデータに応じて前記第1のユーザグループのための第1のドップラー補償係数を求めることと、
    第2のユーザグループに関連するトラフィックデータに応じて前記第2のユーザグループのための第2のドップラー補償係数を求めることと、
    前記第1のドップラー補償係数で調整した周波数で基地局から前記第1のユーザグループにデータを送信することと、
    前記第2のドップラー補償係数で調整した周波数で前記基地局から前記第2のユーザグループにデータを送信することと
    を含む方法。
  2. 前記基地局から前記第1のユーザグループにデータを送信することは、第1のビームパターンを適用することを含み、前記基地局から前記第2のユーザグループにデータを送信することは、第2のビームパターンを適用することを含み、前記第1のビームパターンは前記第2のビームパターンと異なる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基地局から前記第1のユーザグループにデータを送信することは、前記基地局から前記第1のユーザグループに第1の周波数の第1のチャネルを通じてデータを送信することを含み、前記基地局から前記第2のユーザグループにデータを送信することは、前記基地局から前記第2のユーザグループに、前記第1の周波数と異なる第2の周波数の第2のチャネルを通じてデータを送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のドップラー補償係数を求めることは、前記第1のユーザグループに関連する前記トラフィックデータに応じて前記第1のユーザグループの半径方向速度を求めることを含み、前記第2のドップラー補償係数を求めることは、前記第2のユーザグループに関連する前記トラフィックデータに応じて前記第2のユーザグループの半径方向速度を求めることを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1のユーザグループの前記半径方向速度の予想される変化に応じて前記第1のドップラー補償係数の調整値を求めることと、
    前記第2のユーザグループの前記半径方向速度の予想される変化に応じて前記第2のドップラー補償係数の調整値を求めることと
    をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1のユーザグループに関連する前記トラフィックデータは、前記第1のユーザグループの前記半径方向速度の前記予想される変化を示すデータを含み、前記第2のユーザグループに関連する前記トラフィックデータは、前記第2のユーザグループの前記半径方向速度の前記予想される変化を示すデータを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1のユーザグループの前記半径方向速度の予想される変化を示すデータは、前記第1のユーザグループの予想される移動経路を含み、前記第2のユーザグループの前記半径方向速度の予想される変化を示すデータは、前記第2のユーザグループの予想される移動経路を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1のユーザグループに関連する前記トラフィックデータは、前記第1のユーザグループに関連する速度データを含み、前記第2のユーザグループに関連する前記トラフィックデータは、前記第2のユーザグループに関連する速度データを含む、請求項4に記載の方法。
  9. 前記第1のユーザグループに関連するトラフィックデータに応じて前記第1のユーザグループのための前記第1のドップラー補償係数を求めることは、第1の観測された周波数を予想周波数と比較することを含み、前記第2のユーザグループに関連するトラフィックデータに応じて前記第2のユーザグループのための前記第2のドップラー補償係数を求めることは、第2の観測された周波数を前記予想周波数と比較することを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 命令が記憶されたコンピュータプログラム製品を含む物品であって、前記命令は、実行されると結果として、
    第1のユーザグループに関連するトラフィックデータに応じて前記第1のユーザグループのための第1のドップラー補償係数を求め、
    第2のユーザグループに関連するトラフィックデータに応じて前記第2のユーザグループのための第2のドップラー補償係数を求め、
    前記第1のドップラー補償係数で調整した周波数で基地局から前記第1のユーザグループにデータを送信し、
    前記第2のドップラー補償係数で調整した周波数で前記基地局から前記第2のユーザグループにデータを送信する
    、物品。
  11. 前記基地局から前記第1のユーザグループにデータを送信することは、第1のビームパターンを適用することを含み、前記基地局から前記第2のユーザグループにデータを送信することは、第2のビームパターンを適用することを含み、前記第1のビームパターンは前記第2のビームパターンと異なる、請求項10に記載の物品。
  12. 前記第1のドップラー補償係数を求めることは、前記第1のユーザグループに関連する前記トラフィックデータに応じて前記第1のユーザグループの半径方向速度を求めることを含み、前記第2のドップラー補償係数を求めることは、前記第2のユーザグループに関連する前記トラフィックデータに応じて前記第2のユーザグループの半径方向速度を求めることを含む、請求項10に記載の物品。
  13. 命令がさらに記憶され、前記命令は、実行されると結果として、
    前記第1のユーザグループの前記半径方向速度の予想される変化に応じて前記第1のドップラー補償係数の調整値を求め、
    前記第2のユーザグループの前記半径方向速度の予想される変化に応じて前記第2のドップラー補償係数の調整値を求める
    命令がさらに記憶された請求項10に記載の物品。
  14. 前記第1のユーザグループに関連する前記トラフィックデータは、前記第1のユーザグループの前記半径方向速度の前記予想される変化を示すデータを含み、前記第2のユーザグループに関連する前記トラフィックデータは、前記第2のユーザグループの前記半径方向速度の前記予想される変化を示すデータを含む、請求項13に記載の物品。
  15. 前記第1のユーザグループの前記半径方向速度の予想される変化を示すデータは、前記第1のユーザグループの予想される移動経路を含み、前記第2のユーザグループの前記半径方向速度の予想される変化を示すデータは、前記第2のユーザグループの予想される移動経路を含む、請求項14に記載の物品。
  16. 前記第1のユーザグループに関連するトラフィックデータに応じて前記第1のユーザグループのための前記第1のドップラー補償係数を求めることは、第1の観測された周波数を予想周波数と比較することを含み、前記第2のユーザグループに関連するトラフィックデータに応じて前記第2のユーザグループのための前記第2のドップラー補償係数を求めることは、第2の観測された周波数を前記予想周波数と比較することを含む、請求項10に記載の物品。
  17. 第1のユーザグループに関連するトラフィックデータに応じて前記第1のユーザグループのための第1のドップラー補償係数を求め、
    第2のユーザグループに関連するトラフィックデータに応じて前記第2のユーザグループのための第2のドップラー補償係数を求め、
    前記第1のドップラー補償係数で調整した周波数で基地局から前記第1のユーザグループにデータを送信し、
    前記第2のドップラー補償係数で調整した周波数で前記基地局から前記第2のユーザグループにデータを送信する
    ように構成された基地局
    を備えるシステム。
  18. 前記基地局は、第1のビームパターンを適用することにより前記第1のユーザグループにデータを送信するように構成され、前記基地局は、第2のビームパターンを適用することにより前記第2のユーザグループにデータを送信するように構成され、前記第1のビームパターンは前記第2のビームパターンと異なる、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記基地局は、前記第1のユーザグループに関連する前記トラフィックデータに応じて前記第1のユーザグループの半径方向速度を求めることにより前記第1のドップラー補償係数を求めるように構成され、前記基地局は、前記第2のユーザグループに関連する前記トラフィックデータに応じて前記第2のユーザグループの半径方向速度を求めることにより前記第2のドップラー補償係数を求めるように構成される、請求項17に記載のシステム。
  20. 前記基地局はさらに、
    前記第1のユーザグループの前記半径方向速度の予想される変化に応じて前記第1のドップラー補償係数の調整値を求め
    前記第2のユーザグループの前記半径方向速度の予想される変化に応じて前記第2のドップラー補償係数の調整値を求める
    ように構成される、請求項19に記載のシステム。
JP2013531555A 2010-10-01 2010-10-01 トラフィックデータを使用したモデルベースのドップラー補償 Expired - Fee Related JP5648130B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US2010/051182 WO2012044326A1 (en) 2010-10-01 2010-10-01 Model based doppler compensation using traffic data

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013543697A true JP2013543697A (ja) 2013-12-05
JP5648130B2 JP5648130B2 (ja) 2015-01-07

Family

ID=45890267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013531555A Expired - Fee Related JP5648130B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 トラフィックデータを使用したモデルベースのドップラー補償

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8954103B2 (ja)
EP (1) EP2622756A4 (ja)
JP (1) JP5648130B2 (ja)
KR (1) KR101458570B1 (ja)
CN (1) CN103250355B (ja)
WO (1) WO2012044326A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103250355B (zh) * 2010-10-01 2015-11-25 英派尔科技开发有限公司 利用交通数据的基于模型的多普勒补偿方法与系统
EP2789111A4 (en) * 2011-12-06 2015-04-08 Ericsson Telefon Ab L M APPARATUS AND METHOD FOR COMPENSATING THE DOPPLER SHIFT
KR20150092090A (ko) * 2012-11-30 2015-08-12 엘지전자 주식회사 초고주파 대역을 지원하는 무선 접속 시스템에서 도플러 확산 완화 방법 및 장치
WO2016153265A1 (ko) * 2015-03-26 2016-09-29 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 빔 스캐닝 절차를 이용하여 도플러 주파수를 추정하는 방법 및 장치
CN107404447B (zh) * 2016-05-19 2020-01-03 展讯通信(上海)有限公司 高速信道连接态下的频偏补偿方法、装置及终端
WO2017211388A1 (en) * 2016-06-07 2017-12-14 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Doppler shift or doppler spread as input for beam-switching or node-switching in wireless networks
US20220173799A1 (en) * 2019-03-29 2022-06-02 Nokia Technologies Oy Apparatus for doppler shift compensation, corresponding method and computer program
US20220006600A1 (en) * 2020-07-02 2022-01-06 Qualcomm Incorporated Bandwidth part switching by activation and signaling
US11411612B2 (en) * 2020-11-16 2022-08-09 Ultralogic 6G, Llc Location-based beamforming for rapid 5G and 6G directional messaging

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11509065A (ja) * 1995-07-12 1999-08-03 エリクソン インコーポレイテッド デュアルモード衛星/セルラー端末
JP2001024576A (ja) * 1999-07-07 2001-01-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 路上送信装置
JP2001194449A (ja) * 2000-01-05 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp レーダ装置
JP2007267380A (ja) * 2006-03-13 2007-10-11 Honeywell Internatl Inc 無線ネットワークの移動しているノードにおけるドップラーシフトを補正する方法およびシステム
WO2009076891A1 (zh) * 2007-12-13 2009-06-25 Huawei Technologies Co., Ltd. 频偏补偿方法及装置
WO2009110053A1 (ja) * 2008-03-03 2009-09-11 富士通株式会社 放送サービス信号送信方法及び送信装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6008758A (en) * 1998-05-26 1999-12-28 Rockwell International Corporation Method and apparatus for Doppler compensation in a satellite communications system
JP4542712B2 (ja) 1999-03-10 2010-09-15 ノキア コーポレイション 移動通信システムにおけるドップラーシフト補償の推定
GB2374765B (en) 2001-04-20 2004-08-18 Nec Technologies Method of compensation of doppler induced error in a GSM mobile handset
US7299013B2 (en) * 2004-06-04 2007-11-20 The Boeing Company Apparatus and method for correcting doppler shift in mobile communication systems
KR100929103B1 (ko) * 2004-08-17 2009-11-30 삼성전자주식회사 직교주파수다중분할 이동통신시스템에서 고속 순방향 패킷 데이터 서비스를 지원하기 위한 주파수 할당 장치 및 방법
US7933599B2 (en) * 2005-03-29 2011-04-26 Qualcomm Incorporated Techniques for facilitating communication handoffs
JP5121280B2 (ja) * 2006-05-31 2013-01-16 株式会社リコー 情報処理装置、プロセス制御方法、及びプロセス制御プログラム
US7705972B2 (en) * 2006-06-20 2010-04-27 Virginia Tech Intellectual Properties, Inc. Doppler sensor for the derivation of torsional slip, friction and related parameters
US8199706B2 (en) * 2006-10-27 2012-06-12 Texas Instruments Incorporated Random access design for high doppler in wireless networks
US20080238762A1 (en) * 2007-01-31 2008-10-02 Donald Spyro Gumas System and methods for multistep target detection and parameter estimation
US7844006B2 (en) 2007-09-11 2010-11-30 Massachusetts Institute Of Technology Method of non-uniform doppler compensation for wideband orthogonal frequency division multiplexed signals
CN103250355B (zh) * 2010-10-01 2015-11-25 英派尔科技开发有限公司 利用交通数据的基于模型的多普勒补偿方法与系统

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11509065A (ja) * 1995-07-12 1999-08-03 エリクソン インコーポレイテッド デュアルモード衛星/セルラー端末
JP2001024576A (ja) * 1999-07-07 2001-01-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 路上送信装置
JP2001194449A (ja) * 2000-01-05 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp レーダ装置
JP2007267380A (ja) * 2006-03-13 2007-10-11 Honeywell Internatl Inc 無線ネットワークの移動しているノードにおけるドップラーシフトを補正する方法およびシステム
WO2009076891A1 (zh) * 2007-12-13 2009-06-25 Huawei Technologies Co., Ltd. 频偏补偿方法及装置
JP2010537524A (ja) * 2007-12-13 2010-12-02 華為技術有限公司 周波数偏移補償方法及び装置
WO2009110053A1 (ja) * 2008-03-03 2009-09-11 富士通株式会社 放送サービス信号送信方法及び送信装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20130067305A (ko) 2013-06-21
JP5648130B2 (ja) 2015-01-07
KR101458570B1 (ko) 2014-11-07
US20120083299A1 (en) 2012-04-05
CN103250355A (zh) 2013-08-14
EP2622756A1 (en) 2013-08-07
US8954103B2 (en) 2015-02-10
EP2622756A4 (en) 2017-05-17
CN103250355B (zh) 2015-11-25
WO2012044326A1 (en) 2012-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5648130B2 (ja) トラフィックデータを使用したモデルベースのドップラー補償
JP5566472B2 (ja) 拡張現実におけるオブジェクトの追跡
JP5296774B2 (ja) 専用基準信号モードに基づいてリソースブロック構造を送信し、復号するmimo無線通信の方法および装置
CN103308889B (zh) 复杂环境下被动声源二维doa估计方法
CN111279636B (zh) 频谱管理设备和系统、方法以及计算机可读存储介质
US8583151B2 (en) Beamforming for wireless communication
CN102656474A (zh) 用于增强现实的宽带无源跟踪
KR101576915B1 (ko) 낮은 복잡도의 공동의 유출 억압 기법을 사용하는 통신 시스템
Taneja et al. An improved WiFi sensing based indoor navigation with reconfigurable intelligent surfaces for 6G enabled IoT network and AI explainable use case
US9246528B2 (en) Distributed antenna for wireless communication at high speed
Jia et al. A high accuracy localization algorithm with DV-Hop and fruit fly optimization in anisotropic wireless networks
US9900783B2 (en) Adaptively position objects through mobile signal sources
Gao et al. A hybrid localization algorithm for multi-hop mobile underwater acoustic networks
US9648428B2 (en) Wireless communication method and apparatus of hearing device
Kan et al. Acoustic Signal NLOS Identification Method Based on Swarm Intelligence Optimization SVM for Indoor Acoustic Localization
WO2019195970A1 (zh) 一种通信方法及相关设备
KR101232365B1 (ko) 무선센서 네트워크에서의 다중 이동체 위치추적장치 및 그 방법
CN102938872B (zh) 一种提高基站定位准确度的方法和装置
US8856301B2 (en) Traffic modeling of overlaid networks
KR102140758B1 (ko) 상관관계 추정 메커니즘을 가지는 컴퓨팅 시스템 및 그의 동작 방법
JP5983421B2 (ja) 音声処理装置、音声処理方法および音声処理プログラム
JP2013541266A (ja) 転送されたチャネル条件情報に基づくデータの事前符号化
CN117119372A (zh) 基于aoa的低延时高精度的三维室内定位方法
KR101392103B1 (ko) 무선 통신 기지국의 신호 처리 방법, 장치, 그리고 수신 단말의 신호 처리 방법
KR101371434B1 (ko) Cdma 간섭 제외를 위한 협업 데이터 공유

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5648130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees